(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
呼ルーティングサーバによって、クライアントデバイスと遠隔通信デバイスとの間で呼を確立する要求を受信するステップであって、前記要求が、前記クライアントデバイスにおいて視覚的に提示されたクリックツーコール制御が選択されたという表示を含み、前記クリックツーコール制御が特定のデジタルコンポーネントとともに前記クライアントデバイスにおいて視覚的に提示される、ステップと、
前記要求を受信したことに応答して、呼コンテキストサーバによって、前記要求に含まれる情報に基づいて、前記クリックツーコール制御の前記選択の時に、前記クライアントデバイスにおいて前記クリックツーコール制御とともに視覚的に提示された前記特定のデジタルコンポーネントの前記クライアントデバイスへの配信をトリガした所与の送信基準を決定するステップであって、前記所与の送信基準が、前記所与のデジタルコンポーネントの送信をトリガしたキーワードを含む、ステップと、
コンテキスト情報とキーワードとのマッピングを記憶するデータストアにおいて、前記呼コンテキストサーバによって、前記特定のデジタルコンポーネントの送信をトリガした前記キーワードにマッピングされるコンテキスト情報のセットを識別するステップと、
前記呼ルーティングサーバによって、前記要求に含まれる情報内の電話番号を使用して前記クライアントデバイスを前記遠隔通信デバイスに接続するステップと、
前記呼コンテキストサーバによって、前記呼が接続中または進行中に、前記遠隔通信デバイスまたは前記遠隔通信デバイスに関連付けられるコンピューティングデバイスにコンテキスト情報の前記セットを送信するステップと
を備える、方法。
前記遠隔通信デバイスにコンテキスト情報の前記セットを送信するステップが、前記遠隔通信デバイスが前記呼を受信するために起動されたときで、かつ前記クライアントデバイスのユーザと前記遠隔通信デバイスのユーザとの間の音声通信を可能にする前に、コンテキスト情報の前記セットを聴覚的に伝える可聴メッセージを送信するステップを備える、請求項1または2に記載の方法。
前記遠隔通信デバイスにコンテキスト情報の前記セットを送信するステップが、前記遠隔通信デバイスのディスプレイの発呼者識別フィールドに提示される発呼者識別情報としてコンテキスト情報の前記セットを送信するステップを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
前記遠隔通信デバイスにコンテキスト情報の前記セットを送信するステップが、コンテキスト情報の前記セットを指定するテキストツー音声データを前記遠隔通信デバイスに送信するステップを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
前記パケット化データが、前記遠隔通信デバイスに、ディスプレイ上に前記特定のポスト呼アクティビティを視覚的に提示させる、請求項14に記載のコンピュータプログラム。
前記遠隔通信デバイスにコンテキスト情報の前記セットを送信するステップが、前記遠隔通信デバイスのディスプレイの発呼者識別フィールドに提示される発呼者識別情報としてコンテキスト情報の前記セットを送信するステップを備える、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
前記遠隔通信デバイスにコンテキスト情報の前記セットを送信するステップが、コンテキスト情報の前記セットを指定するテキストツー音声データを前記遠隔通信デバイスに送信するステップを備える、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
前記遠隔通信デバイスにコンテキスト情報の前記セットを送信するステップが、前記遠隔通信デバイスが前記呼を受信するために起動されたときで、かつ前記クライアントデバイスのユーザと前記遠隔通信デバイスのユーザとの間の音声通信を可能にする前に、コンテキスト情報の前記セットを聴覚的に伝える可聴メッセージを送信するステップを備える、請求項19に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
様々な図面における同様の参照番号および名称は同様の要素を示す。
【0015】
通信呼を被呼者に接続するために使用される追加情報(コンテキスト情報とも呼ばれる)を提供するためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品が記載される。たとえば、クライアントデバイスと遠隔通信デバイス(たとえば、クライアントデバイスとは異なる場所に位置する)との間で呼を確立するために、呼ルーティングサーバによって要求が受信され得る。要求は、クライアントデバイスにおいて視覚的に提示されたときに、たとえば、ユーザによってクリックツーコール制御が対話された表示(たとえば、データフラグまたは他のデータ)を含むことができる。クリックツーコール制御は、たとえばユーザによってクライアントデバイスから提出された検索クエリに応答して提示される検索結果ページが提示された制御として提供されるなど、特定のデジタルコンポーネントとともに提示され得る。
【0016】
要求に含まれる(または、要求とともに受信された)電話番号に基づいて、呼コンテキストサーバは、特定のデジタルコンポーネントのクライアントデバイスへの配信をトリガした所与の送信基準を決定することができる。たとえば、所与の送信基準は、ユーザがクリックツーコール制御と対話したときにクライアントデバイスにおいてクリックツーコール制御とともに視覚的に提示された特定のデジタルコンポーネントの提示をトリガした検索クエリ(または、配信キーワードなどの検索クエリに一致するフレーズ)であってもよい。
【0017】
所与の送信基準を使用して、呼コンテキストサーバは、所与の送信基準にマッピングされるコンテキスト情報のセットを識別し、たとえば、呼が接続中または進行中に、呼び出されている遠隔通信デバイスまたは遠隔通信デバイスに関連付けられるコンピューティングデバイスに、コンテキスト情報のセットを送信することができる。いくつかの実装形態では、呼コンテキストサーバは、呼ルーティングサーバがクライアントデバイスを遠隔通信デバイスに(たとえば、並列または非同期に)接続している間に、コンテキスト情報のセットを遠隔通信デバイスに送信する。いくつかの実装形態では、呼コンテキストサーバは、呼ルーティングサーバを介して遠隔通信デバイスにコンテキスト情報のセットを送信する。たとえば、呼コンテキストサーバは、呼ルーティングサーバにコンテキスト情報のセットを提供することができ、呼ルーティングサーバは、呼を確立するために遠隔通信デバイスに送信される呼設定データ、または呼設定中または呼設定が完了した後に遠隔通信デバイスに送信される他の呼データ内に、コンテキスト情報のセットを含むことができる。遠隔通信デバイスがコンテキスト情報のセットを受信すると、遠隔通信デバイスは、呼設定中に、または呼の間に、コンテキスト情報のセットの一部または全部をディスプレイに提示することができる。
【0018】
コンテキスト情報の送信基準へのマッピングは、たとえば、ユーザ対話および対応する結果を識別する履歴情報を使用して、時間の経過とともに生じ得る。たとえば、履歴情報は、(検索クエリなどにおける)ユーザによって使用されるキーワード、キーワードに基づいて選択されユーザに提示された対応するリソース、およびユーザによる変換を識別することができる。変換は、たとえば、クリックツーコール制御のユーザ選択、ユーザ購入、他のコンテンツへのユーザナビゲーションまたは他のコンテンツのユーザ選択、あるいはコンテンツの提示およびコンテンツへの反応から生じる他のユーザアクションを含むことができる。マッピングは、たとえば、特定のトピックに関連するコンテンツのユーザへの提示をトリガするキーワードを識別することなどによって、トピックに対するユーザの関心を示す(または、推論するために使用される)ことができる。
【0019】
図1は、コンテンツがクライアントデバイスに配信される例示的な環境100のブロック図である。例示的な環境100は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、またはそれらの組合せなどのネットワーク102を含む。ネットワーク102は、電子文書サーバ104、クライアントデバイス106、第三者コンテンツサーバ108、および第三者コンテンツ配信システム110(コンテンツ配信システムとも呼ばれる)を接続する。例示的な環境100は、多くの異なる電子文書サーバ104、クライアントデバイス106、および第三者コンテンツサーバ108を含み得る。いくつかの実装形態では、たとえば、製品および/またはサービスを提供するシステムおよびエンティティをサポートする、遠隔通信デバイス128にコンテンツを提供され得る。たとえば、遠隔通信デバイス128は、クライアントデバイス106を使用するユーザに製品および/またはサービスを提供し得るエンティティに位置する通信デバイスを含むことができる。さらに、環境100は、以下により詳細に説明するように、ユーザとエンティティとの間の通信を可能にすることができる。いくつかの実装形態では、第三者コンテンツ配信システム110は、
図2を参照して以下に説明するように、(たとえば、クリックツーコール呼をルーティングするための)呼ルーティングサーバ214と、(たとえば、ルーティングされた呼のコンテキスト情報を提供するための)呼コンテキストサーバ220とを含むことができる。
【0020】
クライアントデバイス106は、ネットワーク102を介してリソース(たとえば、電子文書)を要求および受信することができる電子デバイスである。例示的なクライアントデバイス106は、パーソナルコンピュータ、モバイル通信デバイス、およびネットワーク102を介してデータを送受信することができる他のデバイスを含む。クライアントデバイス106は、通常、ネットワーク102を介するデータの送受信を容易にするためにウェブブラウザなどのユーザアプリケーションを含むが、クライアントデバイス106によって実行されるネイティブアプリケーションもまた、ネットワーク102を介するデータの送受信を容易にすることができる。
【0021】
電子文書は、クライアントデバイス106においてコンテンツのセットを提示するデータである。電子文書の例には、ウェブページ、ワープロ文書、ポータブルドキュメントフォーマット(PDF)文書、画像、ビデオ、検索結果ページ、およびフィードソースが含まれる。モバイル、タブレット、またはデスクトップコンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションなどのネイティブアプリケーション(たとえば、「アプリ」)も、電子文書の例である。電子文書は、電子文書サーバ104によってクライアントデバイス106に提供され得る。たとえば、電子文書サーバ104は、発行者ウェブサイトをホストするサーバを含むことができる。この例では、クライアントデバイス106は所与の発行者ウェブページに対する要求を開始することができ、所与の発行者ウェブページをホストする電子文書サーバ104は、クライアントデバイス106において所与のウェブページの提示を開始する機械実行可能命令を送信することによって、要求に応答することができる。
【0022】
別の例では、電子文書サーバ104は、クライアントデバイス106がアプリをダウンロードできるアプリサーバを含むことができる。この例では、クライアントデバイス106は、クライアントデバイス106においてアプリをインストールするために必要なファイルをダウンロードし、次いで、ダウンロードしたアプリをローカルに実行することができる。
【0023】
電子文書は様々なコンテンツを含むことができる。たとえば、電子文書は、電子文書自体の中にあり、および/または時間の経過とともに変化しない静的コンテンツ(たとえば、テキストまたは他の指定されたコンテンツ)を含むことができる。電子文書はまた、時間の経過とともに、または要求ごとに変化する動的コンテンツを含むことができる。たとえば、所与の電子文書の発行者は、電子文書の一部を入力するために使用されるデータソースを維持することができる。この例では、所与の電子文書は、クライアントデバイス106によって所与の電子文書が処理(たとえば、レンダリングまたは実行)されたときに、クライアントデバイス106にデータソースからコンテンツを要求させるタグまたはスクリプトを含むことができる。クライアントデバイス106は、データソースから取得されたコンテンツを含む複合電子文書を作成するために、データソースから取得されたコンテンツを所与の電子文書の提示に統合する。
【0024】
状況によっては、所与の電子文書は、第三者コンテンツ配信システム110を参照する第三者タグまたは第三者スクリプト(たとえば、コードの一部)を含むことができる。これらの状況では、第三者タグまたは第三者スクリプトは、所与の電子文書がクライアントデバイス106によって処理されるときに、クライアントデバイス106によって実行される。第三者タグまたは第三者スクリプトの実行は、ネットワーク102を介して第三者コンテンツ配信システム110に送信される第三者コンテンツのコンテンツ要求112を生成するようにクライアントデバイス106を構成する。たとえば、第三者タグまたは第三者スクリプトは、クライアントデバイス106がヘッダおよびペイロードデータを含むパケット化データ要求を生成することを可能にすることができる。コンテンツ要求112は、第三者コンテンツが要求されているサーバの名前(または、ネットワークの場所)、要求しているデバイス(たとえば、クライアントデバイス106)の名前(または、ネットワークの場所)、および/あるいは第三者コンテンツ配信システム110が、要求に応答して提供される第三者コンテンツを選択するために使用できる情報などのデータを含むことができる。コンテンツ要求112は、クライアントデバイス106によって、ネットワーク102(たとえば、通信ネットワーク)を介して第三者コンテンツ配信システム110のサーバに送信される。
【0025】
コンテンツ要求112は、電子文書を指定するデータと、第三者コンテンツが提示され得る場所の特性とを含むことができる。たとえば、第三者コンテンツが提示される電子文書(たとえば、ウェブページ)への参照(たとえば、URL)を指定するデータ、第三者コンテンツを提示するために利用可能な電子文書の利用可能な場所(たとえば、第三者コンテンツスロット)、利用可能な場所のサイズ、電子文書の提示内の利用可能な場所の位置、および/またはその場所での提示に適格な媒体タイプが、第三者コンテンツ配信システム110に提供され得る。同様に、電子文書によって参照される電子文書(「文書キーワード」)またはエンティティ(たとえば、人、場所、または物)に関連付けられるキーワードを指定するデータもまた、(たとえば、ペイロードデータとして)コンテンツ要求112に含まれ、電子文書での提示に適格な第三者コンテンツアイテムの識別を容易にするために第三者コンテンツ配信システム110に提供され得る。
【0026】
コンテンツ要求112はまた、ユーザが提供した情報、要求が提出された州または地域を示す地理的情報、あるいは第三者コンテンツが表示される環境に関するコンテキストを提供する他の情報(たとえば、モバイルデバイスまたはタブレットデバイスなどの、第三者コンテンツが表示されるデバイスのタイプ)などの、他の情報に関連するデータを含むことができる。クライアントデバイス106のモデル、クライアントデバイス106の構成、または電子文書が提示される電子ディスプレイ(たとえば、タッチスクリーンまたはデスクトップモニタ)のサイズ(たとえば、物理的サイズまたは解像度)を識別する情報などの、クライアントデバイス106の特性を指定するデータも、コンテンツ要求112において提供され得る。コンテンツ要求112は、たとえば、パケット化ネットワークを介して送信され得、コンテンツ要求112自体は、ヘッダおよびペイロードデータを有するパケット化データとしてフォーマットされ得る。ヘッダは、パケットの宛先を指定することができ、ペイロードデータは、上述の情報のいずれかを含むことができる。
【0027】
第三者コンテンツ配信システム110は、コンテンツ要求112の受信および/またはコンテンツ要求112に含まれる情報の使用に応答して、所与の電子文書とともに提示される第三者コンテンツ(たとえば、アプリに関する情報)を選択する。いくつかの実装形態では、第三者コンテンツの選択の遅れによって発生する可能性のあるエラーを避けるために、第三者コンテンツは1秒未満で選択される。たとえば、コンテンツ要求112に応答して第三者コンテンツを提供する際の遅延は、クライアントデバイス106においてページロードエラーをもたらす可能性もあり、電子文書の一部が、電子文書の他の部分がクライアントデバイス106において提示された後でも未入力のままで残る可能性もある。また、第三者コンテンツをクライアントデバイス106に提供する際の遅延が増加するにつれて、第三者コンテンツが提供されたときにクライアントデバイス106において電子文書がもはや提示されなくなり、それによって、電子文書のユーザ経験に悪影響を与える可能性がより高くなる。さらに、第三者コンテンツを提供する際の遅延は、たとえば、第三者コンテンツが提供されたときにクライアントデバイス106において電子文書がもはや提示されない場合、第三者コンテンツの配信の失敗をもたらす可能性がある。
【0028】
いくつかの実装形態では、第三者コンテンツ配信システム110は、たとえば、サーバと、相互接続された複数のコンピューティングデバイス114のセットとを含む分散コンピューティングシステムに実装され、コンテンツ要求112に応答して第三者コンテンツを識別して配信する。複数のコンピューティングデバイス114のセットは、数百万の利用可能な第三者コンテンツ(3PC1-x)のコーパスの中から電子文書に提示される資格のある第三者コンテンツのセットを識別するためにともに動作する。たとえば、第三者コーパスデータベース116において、数百万の利用可能な第三者コンテンツが索引付けされ得る。各第三者コンテンツ索引エントリは、対応する第三者コンテンツを参照し、および/または対応する第三者コンテンツの配信を条件付けする配信パラメータ(DP1-DPx)(たとえば、選択基準)を含むことができる。
【0029】
いくつかの実装形態では、特定の第三者コンテンツの配信パラメータ(たとえば、選択基準)は、第三者コンテンツが提示のために適格になるために(たとえば、電子文書、またはコンテンツ要求112において指定された用語によって)一致されなければならない配信キーワードを含むことができる。配信パラメータはまた、第三者コンテンツが提示のために適格になるために、コンテンツ要求112が、特定の地理的領域(たとえば、国または州)を指定する情報、および/またはコンテンツ要求112が特定のタイプのクライアントデバイス(たとえば、モバイルデバイスまたはタブレットデバイス)において発信されたことを指定する情報を含むことを要求することができる。配信パラメータはまた、特定の第三者コンテンツを配信するための選択値(たとえば、入札)および/または予算を指定することができる。
【0030】
適格な第三者コンテンツの識別は、複数のコンピューティングデバイス114のセット内のコンピューティングデバイス間で割り当てられる複数のタスク117a〜117cに分割され得る。たとえば、複数のコンピューティングデバイス114のセット内の異なるコンピューティングデバイスは、コンテンツ要求112に含まれる情報と一致する配信パラメータを有する様々な第三者コンテンツを識別するために、第三者コーパスデータベース116の異なる部分をそれぞれ分析することができる。いくつかの実装形態では、複数のコンピューティングデバイス114のセット内の各所与のコンピューティングデバイスは、異なるデータ次元(または、次元のセット)を分析し、分析の結果118a〜118cを第三者コンテンツ配信システム110に戻すことができる。たとえば、セット内のコンピューティングデバイスの各々によって提供された結果118a〜118cは、要求に応答して配信に適格な第三者コンテンツのサブセットおよび/または特定の配布パラメータまたは属性を有する第三者コンテンツのサブセットを識別し得る。
【0031】
いくつかの実装形態では、たとえば、第三者コンテンツ配信システム110によって維持されるコンテキストデータベース124は、コンテンツ要求112(たとえば、検索クエリ)および対応する応答データ120(たとえば、検索結果)を含む(および、それらの間の関係を識別する)コンテキスト情報を記憶することができる。コンテキスト情報はまた、第三者要求121および結果として生じる第三者データ122を含むことができる。いくつかの実装形態では、コンテキストデータベース124は、たとえば、過去のユーザ対話、ならびに/あるいは、現在のコンテンツ要求112、現在の応答データ120、現在の第三者要求121、および/または現在の第三者データ122などの現在のセッションに関するコンテキスト情報に基づいて、履歴コンテキスト情報を維持することができる。
【0032】
第三者コンテンツ配信システム110は、コンテンツ要求112に応答して提供される第三者コンテンツの1つまたは複数のインスタンスを選択するために、複数のコンピューティングデバイス114のセットから受信した結果118a〜118cを集約し、集約された結果に関連付けられる情報を使用する。たとえば、第三者コンテンツ配信システム110は、1つまたは複数のコンテンツ評価プロセスの結果に基づいて、勝利の(winning)第三者コンテンツのセットを選択することができる。次に、第三者コンテンツ配信システム110は、勝利の第三者コンテンツのセットおよび電子文書のコンテンツが、クライアントデバイス106のディスプレイにともに提示されるように、ネットワーク102を介して、クライアントデバイス106が勝利の第三者コンテンツのセットを所与の電子文書に統合することを可能にする応答データ120(たとえば、応答を表すデジタルデータに)を生成し、送信することができる。
【0033】
いくつかの実装形態では、クライアントデバイス106は、クライアントデバイス106を構成し、クライアントデバイス106が1つまたは複数の第三者コンテンツサーバから勝利の第三者コンテンツのセットを取得することを可能にする、応答データ120に含まれる命令を実行する。たとえば、応答データ120内の命令は、第三者コンテンツサーバ108から所与の勝利の第三者コンテンツを取得するために、ネットワークの場所(たとえば、ユニフォームリソースロケータ(URL))と、クライアントデバイス106に第三者リクエスト121を第三者コンテンツサーバ108に送信させるスクリプトとを含むことができる。要求に応答して、第三者コンテンツサーバ108は、所与の勝利の第三者コンテンツを電子文書に組み込ませ、クライアントデバイス106において提示させる第三者データ122をクライアントデバイス106に送信する。
【0034】
いくつかの実装形態では、コンテンツにアクセスするために、クライアントデバイス106において提示されるクリックツーコール要求126が使用され得る。たとえば、応答データ120または第三者データ122は、たとえば、コンテンツ要求112または第三者要求121にそれぞれ応答して、クリックツーコール要求126を含むように要求時にフォーマットされ得る。結果として、クリックツーコール要求126は、クリックツーコール制御とのユーザ対話に応答して特定の電話番号をダイヤルするスクリプトを含むことができ、また、呼に追加される追加データの要求を開始する。たとえば、特定の電話番号は、クライアントデバイス106のユーザを、応答データ120または第三者データ122において識別される被呼者に接続する電話番号であり得る。一方、クリックツーコール制御とのユーザ対話に応答して要求される追加データは、コンテキストデータベース124から取得可能なコンテキスト情報を含むことができる。コンテキスト情報は、被呼者は、被呼者が呼に応答する前に呼の性質に関するいくつかのコンテキストを取得することができるように、たとえば、遠隔通信デバイス128において被呼者に提示され得る。クリックツーコール要求126の使用および結果として生じる動作に関するさらなる詳細は、
図2および
図3を参照して以下に説明される。
【0035】
図2は、接続されている呼に関連付けられるコンテキスト情報を提供するための例示的なシステム200を示す。たとえば、クライアントデバイス106aを使用するユーザ206は、デジタルコンポーネント212、たとえば、検索結果ページ、ウェブページ、ランディングページ、または他の何らかのリソースとともに提示されたクリックツーコール制御210を選択することができる。クリックツーコール制御210は、クリックツーコール制御210とのユーザ対話に応答して呼び出されるエンティティによって公開されるなど、デジタルコンポーネント212においてユーザに提示されているコンテンツアイテムとともに提示され得る。いくつかの実装形態では、段階1〜5は、クリックツーコール制御210とのユーザ対話時に開始されるクリックツーコール要求216を処理するために使用され得る。
【0036】
いくつかの実装形態では、デジタルコンポーネントは、他の情報を含む電子文書に挿入される個別のコンテンツ単位である。たとえば、デジタルコンポーネントは、ウェブページまたは他のリソース内にテキスト、画像、および/または他のコンテンツを提示する1つまたは複数のファイルであってもよく、いくつかの実施形態では、広告としてフォーマットされ(または、広告情報を伝達し)てもよい。これらの実装形態では、デジタルコンポーネントは、デジタルコンポーネントが提示される電子文書(たとえば、ウェブページまたはネイティブアプリケーション)とは異なるソース(たとえば、デジタルコンポーネントサーバ)から提供され得る。このように、デジタルコンポーネントは、電子文書がクライアントデバイスにおいてレンダリングされたときに、電子文書に統合され得る。
【0037】
段階1において、クリックツーコール制御210の選択の結果として、クライアントデバイス106aと遠隔通信デバイス128との間に呼202を確立するために、呼ルーティングサーバ214においてクリックツーコール要求216が受信され得る。クリックツーコール要求216は、たとえば、クリックツーコール制御210が、デジタルコンポーネント212(たとえば、クリックツーコール制御とのユーザ対話またはデジタルコンポーネントとともに提示されるコンテンツの一部に応答して呼び出されるエンティティによって維持されるデジタルコンポーネント)上のユーザ206によって対話されたことを示すことができる。
【0038】
段階2において、クリックツーコール要求216内の情報を使用して、呼コンテキストサーバ220は、クリックツーコール制御によって視覚的に提示され、クライアントデバイス106aにおいて対話されたデジタルコンポーネント212の配信をトリガした所与の送信基準222aを決定することができる。たとえば、デジタルコンポーネント212がクライアントデバイス106aにおいて検索結果ページに提示されると仮定する。この例では、所与の送信基準222aは、検索結果ページの提示をトリガするために使用された検索クエリ、および/またはデジタルコンポーネント212を含み得る。
【0039】
段階3において、呼コンテキストサーバ220は、コンテキスト情報226のセットを識別するために、所与の送信基準222aを使用することができる。たとえば、呼コンテキストサーバ220は、コンテキスト情報を識別する(たとえば、検索する)ために、送信基準230とコンテキスト情報232との間の関係を識別するデータストア228を使用することができる。結果として、識別されたコンテキスト情報226のセットは、たとえば、被呼者208が発呼者をより良く支援できるように、被呼者208に情報を提供するためにユーザ206が呼び出すことができる情報を提供することができる。
【0040】
段階4において、呼ルーティングサーバ214は、クライアントデバイス106a(たとえば、ユーザ206のモバイルデバイス)と遠隔通信デバイス128(たとえば、被呼者の場所204にあるコンピュータ)との間で呼202を接続することができる。接続は、たとえば、クリックツーコール要求216において識別された電話番号224を使用して行われ得る。
【0041】
段階5において、呼コンテキストサーバ220は、遠隔通信デバイス128にコンテキスト情報のセット(たとえば、「ユーザXは理由Yで呼び出している」)を送信することができる。コンテキスト情報は、被呼者が発呼者と通信する前に、様々な方法で被呼者に伝達され得る。たとえば、コンテキスト情報は、発呼者と被呼者208との間の通信の前に被呼者208に聴覚的に提示されるメッセージなどにおける、着信呼に付随する「ささやき(whisper)」の形態で提供され得る。いくつかの実装形態では、コンテキスト情報は、遠隔通信デバイス128に表示されるディスプレイ236において発呼者識別フィールド234などにおいて視覚的な形態で提示される。代替で、または追加で、コンテキスト情報は被呼者のコンピューティングデバイス(または、モバイルデバイス)に送信され得る。たとえば、コンテキスト情報は、テキストメッセージ、マルチメディアメッセージ、電子メール、インスタントメッセージとして、または別の形式で送信され、電話呼を受信する遠隔通信デバイス128以外のデバイスによって提示され得る。このように、被呼者の電話がコンテキスト情報の提示をサポートしていない場合でも、コンテキスト情報が提供され得る。
【0042】
図3は、接続されている呼に関連付けられるコンテキスト情報を提供するための例示的なプロセス300のフローチャートである。いくつかの実装形態では、第三者コンテンツ配信システム110およびそれが含むコンポーネントは、1つまたは複数のサーバ、および1つまたは複数のプロセッサによって実行される命令を記憶するメモリデバイスを使用してプロセス300のステップを実行することができる。たとえば、呼ルーティングサーバ214は、クリックツーコール制御の選択から生じる呼をルーティングすることができ、呼コンテキストサーバ220は、呼のコンテキスト情報を提供することができる。
図1および
図2は、プロセス300のステップを実行するための例示的な構造を提供するために使用される。たとえば、
図2を参照して説明した段階1〜5は、ステップ302〜310にそれぞれ進む。
【0043】
プロセス300は、たとえば、クライアントデバイスと遠隔通信デバイスとの間で呼を確立するために呼ルーティングサーバによって要求が受信されたときに開始することができる(302)。要求は、クライアントデバイスにおいて視覚的に提示されたときにクリックツーコール制御が対話されたという表示を含み、クリックツーコール制御が特定のデジタルコンポーネントとともに提示される。たとえば、呼ルーティングサーバ214は、クライアントデバイス106aと遠隔通信デバイス128との間で呼202を確立するために、クリックツーコール要求216を受信することができる(たとえば、
図2の段階1において)。クリックツーコール要求216は、(たとえば、表示218を使用して)デジタルコンポーネント212(たとえば、クリックツーコール制御とのユーザ対話に応答して呼び出されるエンティティによって提供される広告またはウェブページ)上のユーザ206によって、クリックツーコール制御210が選択されたことを示すことができる。
【0044】
いくつかの実装形態では、クリックツーコール要求216は、ユーザ206に関連付けられ、クライアントデバイス106aに記憶されたクッキーから取得された情報などの、要求を開始するユーザに関する情報を含むことができる。いくつかの実装形態では、クッキー内のクッキー情報は、ユーザ206に関する情報と、ユーザ206の過去の対話に関する情報とを含むことができる。たとえば、クッキー情報は、以前のオンライン検索アクティビティ、閲覧履歴、取引履歴、または他のオンラインアクティビティを識別する情報を含むことができる。
【0045】
クライアントデバイスへの特定のデジタルコンポーネントの配信をトリガした所与の送信基準が決定される(304)。所与の送信基準は、クリックツーコール制御とのユーザ対話の時に、特定のデジタルコンポーネントをクリックツーコール制御によって視覚的に提示させる送信基準とすることができる。特定のデジタルコンポーネントの配信をトリガした所与の送信基準は、要求に含まれる電話番号に基づいて決定され得る。たとえば、クリックツーコール要求216内の情報を使用して、呼コンテキストサーバ220は、(たとえば、
図2の段階2において)所与の送信基準222aは、クライアントデバイス106a上でユーザ206によって入力された検索クエリであると決定することができる。所与の送信基準222aとして検索クエリを識別することは、たとえば、デジタルコンポーネント212(たとえば、被呼者のエンティティのデジタルコンポーネント)の提示をもたらした検索クエリに含まれる検索クエリ用語を識別することを含むことができる。検索クエリ用語は、たとえば、被検索者208のエンティティを識別する検索クエリ用語を含むことができる。たとえば、検索クエリ用語は、名前でエンティティを識別することもでき、検索クエリ用語は、エンティティによって提供される製品またはサービスを識別することもできる。クリックツーコール要求216に含まれる電話番号224は、たとえば、被呼者208に関係していることが知られている電話番号であり得る。電話番号224はまた、検索クエリ用語とともに、送信基準を識別するために使用され得る。呼コンテキストサーバ220は、たとえば、クリックツーコール要求216に含まれ、クリックツーコール制御210で提示される電話番号に一致する電話番号224(たとえば、555-111-xxxx)に関連付けられる送信基準を調べることによって、決定することができる。呼コンテキストサーバ220は、たとえば、被呼者の場所204に属する電話番号として電話番号224をさらに識別し、所与の送信基準222aを識別するためにその情報をクリックツーコール要求216内の他の情報とともに使用することができる。コンテンツとの過去のユーザ対話または現在のセッションにおけるユーザによる対話を示すコンテキストデータベース124からの情報を使用することなどにより、所与の送信基準を識別
するための他の方法が使用され得る。たとえば、コンテキスト情報は、ユーザによって提出された検索クエリからの用語、または検索クエリから生じた(後続のページの)検索結果ページからの用語を含むことができる。
【0046】
いくつかの実装形態では、現在のセッションまたは前の時間におけるユーザによる対話は、特定のデジタルコンポーネントに関係しているエンティティの名前を識別する、および任意で、特定のデジタルコンポーネントとの過去のユーザ対話を識別する情報を含む、クッキー内の情報から識別され得る。ユーザ206の識別子または他の情報などのクッキー内の情報は、クリックツーコール要求216に含まれ得、クリックツーコール要求216をユーザ206にマッピングするために使用され得る。
【0047】
いくつかの実装形態では、特定のデジタルコンポーネントのクライアントデバイスへの配信をトリガした所与の送信基準を決定するステップは、要求に含まれる電話番号に基づいて特定のデジタルコンポーネントを決定するステップと、対話の時間または特定のデジタルコンポーネントの識別子に基づいて、所与の送信基準を決定するステップとを含む。たとえば、デジタルコンポーネントの提示の時間とクリックツーコール制御210の選択とを比較することによって、呼コンテキストサーバ220は、所与の送信基準がデジタルコンポーネント212の提示をもたらしたと決定することができる。比較は、たとえば、検索クエリが入力された時間と、検索クエリに応答して、または検索クエリの結果としてユーザ206に提供されたデジタルコンポーネントからクリックツーコール要求216が作成された時間との間で行われ得る。時間の差がしきい値(たとえば、5分)未満である場合、検索クエリは所与の送信基準222aであると決定され得る。別の例では、呼コンテキストサーバ220は、デジタルコンポーネント212の識別子に基づいて所与の送信基準222aを決定することができる。たとえば、デジタルコンポーネント212が被呼者208によって所有または公開されたウェブページである場合、所与の送信基準222aを識別することは、デジタルコンポーネントのURLまたは他のインジケータを解析すること、あるいはデジタルコンポーネント自体を解析することを含むことができる。解析は、たとえば、被呼者208の名前、あるいは被呼者208によって所有または動作されているエンティティを識別する用語を抽出することができ、エンティティは、被呼者208の製品および/またはサービスを提供する。いくつかの実装形態では、対話の時間は、発呼者が特定の関心を持っている、または特定の行動を取る可能性が高いことを示す時刻に対応することができる。たとえば、履歴情報は、クリックツーコール制御のユーザによる午後遅くの選択が、翌日受信された製品およびサービスと高い相関性を有することを示すことができる。
【0048】
所与の送信基準にマッピングされるコンテキスト情報のセットは、コンテキスト情報への送信基準のマッピングを記憶するデータストアにおいて、呼コンテキストサーバによって識別される(306)。たとえば、呼コンテキストサーバ220は、(たとえば、
図2の段階2において)コンテキスト情報226のセットを識別するために、所与の送信基準222aを使用することができる。呼コンテキストサーバ220は、たとえば、送信基準230とコンテキスト情報232との間の関係を識別するデータストア228を使用することができる。たとえば、データストア228は、送信基準230が特定の検索クエリ用語を含むとき、コンテキスト情報232が、ユーザXが理由Yで呼び出すことを指定するエントリ228aを含むことができる。
【0049】
いくつかの実装形態では、コンテンツを決定するために、ユーザ206の過去または最近の対話を識別する履歴データが使用され得る。たとえば、クリックツーコール制御210を選択する前に、ユーザ206が被験者Zを検索した(または、被験者Zに関する情報を含むデジタルコンポーネントを閲覧した)場合、クリックツーコール要求216は被験者Zを識別する情報を含むことができる。たとえば、コンテキストデータとユーザ206の検索履歴との間にマッピングが作成され得る。いくつかの実装形態では、ユーザ206のより最近の検索アクティビティは、たとえば数日前の検索アクティビティよりも高いマッピングの信頼性を示すことができる。
【0050】
クライアントデバイスは、呼ルーティングサーバによって、電話番号を使用して遠隔通信デバイスに接続される(308)。たとえば、(たとえば、
図2の段階4において)呼ルーティングサーバ214は、クライアントデバイス106a(たとえば、ユーザ206のモバイルデバイス)を遠隔通信装置128(たとえば、被呼者の場所204における電話またはコンピュータ)に接続することができる。接続は、たとえば、クリックツーコール要求216において識別された電話番号224を使用して行われ得る。
【0051】
コンテキスト情報のセットは、呼が接続中または進行中に、呼コンテキストサーバによって、遠隔通信デバイスまたは遠隔通信デバイスに関連付けられるコンピューティングデバイスに送信される(310)。たとえば、呼コンテキストサーバ220は、コンテキスト情報のセット(たとえば、「ユーザXは理由Yで呼び出している」)を遠隔通信デバイス128に(たとえば、
図2の段階5において)送信することができる。いくつかの実装形態では、コンテキスト情報は、発呼者と通信する前に聴取される被呼者208によって聞かれ得るメッセージなどにおける、着信呼に付随するささやきの形態であり得る。いくつかの実施形態では、コンテキスト情報は、遠隔通信デバイス128に表示されるディスプレイ236内の発呼者識別フィールド234などにおいて視覚的な形態で提示される。
【0052】
いくつかの実装形態では、クリックツーコール制御がクライアントデバイスにおいて対話されたという表示は、クリックツーコール制御とともに提示された特定のデジタルコンポーネントに対応する電話番号を指定するボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)呼情報の形態で受信される。これらの状況では、遠隔通信デバイスに送信されるコンテキスト情報のセットは、遠隔電話デバイスに送信されるVoIP呼設定データに埋め込まれ得る。たとえば、呼コンテキストサーバ220は、コンテキスト情報226のセットに含まれるテキストを、VoIP呼設定データのフィールドに挿入され得るデジタルデータにフォーマットすることができる。このようにして、呼202のコンテキストは、遠隔通信デバイス128において、たとえば、呼び出された遠隔通信デバイスのディスプレイに提示されるテキストとして再生され得る。いくつかの実装形態では、発呼者識別フィールド234内の発呼者の呼の理由をグラフィカルに提供するか、または呼202を視聴覚提示として接続するなどのために、ビデオ機能を含む他のマルチメディア機能を含むパケットを作成するために、VoIP呼設定技法が使用され得る。たとえば、VoIP呼を処理するための技法は、シグナリング、チャネル設定、アナログ音声信号のデジタル化(または、テキストからの変換)、符号化、および、次いでパケット交換ネットワークを介するIPパケットの送信を含むことができる。このようにして、呼202およびコンテキスト情報226は、ヘッドセット、コンピュータスクリーン、および/または他の機器の組合せを使用している可能性がある被呼者208に配信され得る。
【0053】
いくつかの実装形態では、コンテキスト情報のセットは、遠隔通信デバイスが呼を受信するために起動されたときに、しかしクライアントデバイスのユーザと遠隔通信デバイスのユーザとの間の音声通信を可能にする前に、コンテキスト情報のセットを聴覚的に伝える可聴メッセージの形態で遠隔通信デバイスに送信される。たとえば、コンテキスト情報226のセットは、ユーザ206との会話を開始する前に、被呼者208によって聴かれ得るささやきとして提供され得る。
【0054】
いくつかの実装形態では、呼を確立する要求は、クリックツーコール制御との対話の時にクライアントデバイスにおいてクリックツーコール制御とともに視覚的に提示された特定のデジタルコンポーネントの提示をトリガした検索クエリを指定する。これらの状況では、データストアにおいて所与の送信基準にマッピングされた特定のポスト呼アクティビティを指定するパケット化データが生成され、遠隔通信デバイスに送信され得る。たとえば、受信されたクリックツーコール要求216内の情報に基づいて、呼コンテキストサーバ220は、クライアントデバイス106a上でユーザ206によって入力された検索クエリ(たとえば、「近くのZエンティティ」)が、デジタルコンポーネント212(たとえば、Zエンティティに関連する検索結果または広告)の提示をもたらした送信基準222bであると決定することができる。結果として、呼ルーティングサーバ214によって遠隔通信デバイス128に提供されるコンテキスト情報226のセットは、データストア228内のエントリ228aによるマッピングによって決定されるように、ユーザXが理由Yで呼び出すことを示すことができる。
【0055】
いくつかの実装形態では、呼コンテキストサーバ220は、クエリの意図を決定し、コンテキスト情報226のセットを決定するために、検索クエリからのキーワードを使用することができる。キーワードは、たとえば、エンティティによって利用可能にされた、知られているサービスのセット(たとえば、被呼者の場所204)に関連することができる。いくつかの実装形態では、呼コンテキストサーバ220は、クエリの検索結果からユーザによって到着したデジタルコンポーネント(たとえば、クリックツーコール制御210を含む)に現れるキーワードからコンテキスト情報226のセットを決定することができる。
【0056】
いくつかの実装形態では、パケット化データは、遠隔通信デバイスに、ディスプレイ上に特定のポスト呼アクティビティを視覚的に提示させることができる。たとえば、コンテキスト情報のセット226は、遠隔通信デバイス128上のディスプレイ236内の呼202に関する情報を含むことができる。ポスト呼アクティビティは、たとえば、ユーザ206と被呼者208との間の会話の視覚的表現内の初期情報を表示するために使用され得るクライアントデバイス106aから受信した情報を含むことができる。
【0057】
いくつかの実装形態では、コンテキスト情報のセットは、遠隔通信デバイスのディスプレイの発呼者識別フィールドに提示される発呼者識別情報として送信される。たとえば、遠隔通信装置128上に提示されたディスプレイ236における発呼者識別フィールド234は、被呼者208によって受信された呼202に関連付けられるポスト呼アクティビティとして理由Yを識別することができる。
【0058】
いくつかの実装形態では、遠隔通信デバイスにコンテキスト情報のセットを送信するステップは、コンテキスト情報のセットを指定するテキストツー音声データを遠隔通信デバイスに送信するステップを含むことができる。たとえば、発呼者識別フィールド234における使用のために呼コンテキストサーバ220によって提供される情報は、コンテキスト情報232から生成された情報を含むことができる。デジタルデータは、たとえばユーザ206と被呼者208との間の可聴接続に先行するささやきを生成するなどのために、遠隔通信デバイス128によって消費され得る。
【0059】
いくつかの実装形態では、コンテキスト情報226のセットは、機能を自動的に実行するために遠隔通信デバイス128において使用され得るユーザ固有の情報などの情報を含むことができる。たとえば、遠隔通信デバイス128において実行しているアプリケーションは、フォームなどにユーザ関連情報を自動的に記入することもでき、あるいは、いくつか例を挙げると、特定のタイプのユーザまたはサービスに関連付けられるスクリーンに自動的にナビゲートすることもできる。いくつかの実装形態では、コンテキスト情報226のセットは、たとえば、呼202を行うユーザに関連付けられるコンテキスト情報に関連するサービスを提供するための利用可能なタイムスロットを表示するために、スケジューリングが発生し得る情報を含むことができる。いくつかの実装形態では、呼202が接続されているときに、ユーザファイルなどからユーザ情報を自動的に検索するために、コンテキスト情報226のセット(または、発呼番号)が使用され得、それによって、呼の間に発呼者との対話を合理化する。
【0060】
いくつかの実装形態では、コンテキスト情報226のセットは、様々な方法で決定され、渡され得る。たとえば、モバイルコンテキストでは、電話番号リンクのタップが追跡され得、発呼者に関する詳細がビジネス(たとえば、被呼者の場所204)に渡され得る。いくつかの実装形態では、呼ルーティングサーバ214などの仲介サーバは、クリックツーコール制御210でユーザ206に提示される固有の電話番号を呼転送する仲介サーバとして機能することができる。この例では、呼ルーティングサーバ214は、たとえば、クリックツーコール制御210の提示につながる検索結果をもたらしたクエリ用語を含む、ユーザ206によって使用されるクエリ情報を提供することができる。
【0061】
図4は、クライアント、サーバ、または複数のサーバのいずれかとして、本明細書において説明されるシステムおよび方法を実装するために使用され得る例示的なコンピューティングデバイス400、450のブロック図である。コンピューティングデバイス400は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことが意図されている。コンピューティングデバイス400はさらに、1つまたは複数のプロセッサが埋め込まれている、あるいは1つまたは複数のプロセッサがそれに取り付けられているテレビジョンまたは他の電子デバイスなどの、任意の他の典型的な非モバイルデバイスを表すことが意図されている。コンピューティングデバイス450は、携帯情報端末、セルラー電話、スマートフォン、および他のコンピューティングデバイスなどの、様々な形態のモバイルデバイスを表すことが意図されている。本明細書に示されたコンポーネント、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、例として意図されているに過ぎず、本明細書に記載および/または請求される本発明の実装形態を限定することが意図されるものではない。
【0062】
コンピューティングデバイス400は、プロセッサ402、メモリ404、ストレージデバイス406、メモリ404および高速拡張ポート410に接続する高速コントローラ408、および低速バス414およびストレージデバイス406に接続する低速コントローラ412を含む。コンポーネント402、404、406、408、410、および412の各々は、様々なバスを使用して相互接続され、共通のマザーボード上に、または適切な他の方法で取り付けられ得る。プロセッサ402は、高速コントローラ408に結合されたディスプレイ416などの外部入力/出力デバイス上のGUI用のグラフィカル情報を表示するために、メモリ404またはストレージデバイス406に記憶された命令を含むコンピューティングデバイス400内での実行のための命令を処理することができる。他の実装形態では、複数のメモリおよび複数のタイプのメモリとともに、複数のプロセッサおよび/または複数のバスが適切に使用され得る。また、複数のコンピューティングデバイス400が接続され得、各デバイスが、(たとえば、サーババンク、ブレードサーバのグループ、またはマルチプロセッサシステムとして)必要な動作の部分を提供する。
【0063】
メモリ404は、コンピューティングデバイス400内に情報を記憶する。一実装形態では、メモリ404は、コンピュータ可読媒体である。一実装形態では、メモリ404は揮発性メモリユニットである。別の実装形態では、メモリ404は、不揮発性メモリユニットである。
【0064】
ストレージデバイス406は、コンピューティングデバイス400の大容量ストレージを提供することができる。一実装形態では、ストレージデバイス406は、コンピュータ可読媒体である。様々な異なる実装形態では、ストレージデバイス406は、フロッピーディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、あるいはテープデバイス、フラッシュメモリまたは他の同様のソリッドステートメモリデバイス、あるいはストレージエリアネットワークまたは他の構成内のデバイスを含むデバイスのアレイであり得る。一実装形態では、コンピュータプログラム製品は、情報担体に実体的に組み込まれている。コンピュータプログラム製品は、実行時に、上述したような1つまたは複数の方法を実行する命令を含む。情報担体は、メモリ404、ストレージデバイス406、またはプロセッサ402上のメモリなどのコンピュータ可読媒体または機械可読媒体である。
【0065】
高速コントローラ408は、コンピューティングデバイス400の帯域幅集中動作を管理し、低速コントローラ412は、低帯域幅集中動作を管理する。そのような任務の割振りは一例に過ぎない。一実装形態では、高速コントローラ408は、メモリ404、ディスプレイ416(たとえば、グラフィックプロセッサまたはアクセラレータを通じて)、および高速拡張ポート410に結合され、様々な拡張カード(図示せず)を受け入れ得る。この実装形態では、低速コントローラ412は、ストレージデバイス406および低速バス414に結合される。様々な通信ポート(たとえば、USB、Bluetooth(登録商標)、イーサネット(登録商標)、ワイヤレス・イーサネット(登録商標))を含み得る低速バス414(たとえば、低速拡張ポート)は、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナなどの1つまたは複数の入力/出力デバイス、あるいはスイッチまたはルータなどのネットワークデバイスに、たとえばネットワークアダプタを介して結合され得る。
【0066】
コンピューティングデバイス400は、図面に示されるように、いくつかの異なる形態で実装され得る。たとえば、コンピューティングデバイス400は、標準サーバ420として実装されてもよく、そのようなサーバのグループ内で複数回実装されてもよい。コンピューティングデバイス400はまた、ラックサーバシステム424の一部として実装されてもよい。さらに、コンピューティングデバイス400は、ラップトップコンピュータ422などのパーソナルコンピュータに実装されてもよい。あるいは、コンピューティングデバイス400からのコンポーネントは、コンピューティングデバイス450などのモバイルデバイス(図示せず)内の他のコンポーネントと組み合わされ得る。そのようなデバイスの各々は、コンピューティングデバイス400、450の1つまたは複数を含み得、システム全体は、互いに通信する複数のコンピューティングデバイス400、450から構成され得る。
【0067】
コンピューティングデバイス450は、とりわけ、プロセッサ452、メモリ464、ディスプレイ454などの入力/出力デバイス、通信インターフェース466、およびトランシーバ468を含む。コンピューティングデバイス450はまた、追加のストレージを提供するために、マイクロドライブまたは他のデバイスなどのストレージデバイスを備え得る。コンポーネント450、452、464、454、466、および468の各々は、様々なバスを使用して相互接続され、コンポーネントのうちのいくつかは、共通のマザーボード上に、または適切な他の方法で取り付けられ得る。
【0068】
プロセッサ452は、メモリ464に記憶された命令を含む、コンピューティングデバイス450内での実行のための命令を処理することができる。プロセッサはまた、別個のアナログおよびデジタルプロセッサを含み得る。プロセッサは、たとえば、ユーザインターフェースの制御、コンピューティングデバイス450によって実行されるアプリケーション、およびコンピューティングデバイス450によるワイヤレス通信などの、コンピューティングデバイス450の他のコンポーネントの調整のために提供し得る。
【0069】
プロセッサ452は、制御インターフェース458およびディスプレイ454に結合されたディスプレイインターフェース456を通じてユーザと通信し得る。ディスプレイ454は、たとえば、TFT LCDディスプレイまたはOLEDディスプレイ、あるいは他の適切なディスプレイ技術であり得る。ディスプレイインターフェース456は、グラフィカル情報および他の情報をユーザに提示するために、ディスプレイ454を駆動するための適切な回路を備え得る。制御インターフェース458は、ユーザからコマンドを受信し、プロセッサ452への提出のためにそれらを変換し得る。さらに、コンピューティングデバイス450の他のデバイスとの近距離通信を可能にするために、プロセッサ452と通信する外部インターフェース462が提供され得る。外部インターフェース462は、たとえばワイヤード通信(たとえば、ドッキング手順を介する)またはワイヤレス通信(たとえば、Bluetooth(登録商標)または他のそのような技術を介する)を提供し得る。
【0070】
メモリ464は、コンピューティングデバイス450内に情報を記憶する。一実装形態では、メモリ464は、コンピュータ可読媒体である。一実装形態では、メモリ464は揮発性メモリユニットである。別の実装形態では、メモリ464は、不揮発性メモリユニットである。拡張メモリ474は、たとえば、加入者識別モジュール(SIM)カードインターフェースを含み得る拡張インターフェース472を通じてコンピューティングデバイス450に提供され、接続され得る。そのような拡張メモリ474は、コンピューティングデバイス450のための余分な記憶スペースを提供してもよく、またコンピューティングデバイス450のためのアプリケーションまたは他の情報を記憶してもよい。具体的には、拡張メモリ474は、上述したプロセスを実行または補足するための命令を含み得、また安全な情報も含み得る。したがって、たとえば、拡張メモリ474は、コンピューティングデバイス450のためのセキュリティモジュールとして提供され得、コンピューティングデバイス450の安全な使用を可能にする命令でプログラムされ得る。さらに、安全なアプリケーションは、SIMカード上の識別情報を非ハッカー可能な方法で配置するなどの追加情報とともに、SIMカードを介して提供され得る。
【0071】
メモリは、たとえば、後述するように、フラッシュメモリおよび/またはMRAMメモリを含み得る。一実装形態では、コンピュータプログラム製品は、情報担体に実体的に組み込まれている。コンピュータプログラム製品は、実行時に、上述したような1つまたは複数の方法を実行する命令を含む。情報担体は、メモリ464、拡張メモリ474、またはプロセッサ452上のメモリなどのコンピュータ可読媒体または機械可読媒体である。
【0072】
コンピューティングデバイス450は、通信インターフェース466を通じてワイヤレスに通信し得、通信インターフェース466は、必要に応じてデジタル信号処理回路を含み得る。通信インターフェース466は、とりわけ、GSM(登録商標)ボイスコール、SMS、EMS、またはMMSメッセージング、CDMA、TDMA、PDC、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、またはGPRSなどの様々なモードまたはプロトコルの下での通信を提供し得る。そのような通信は、たとえば、トランシーバ468(たとえば、無線周波数トランシーバ)を通じて発生し得る。さらに、Bluetooth(登録商標)、WiFi、または他のそのようなトランシーバ(図示せず)などを使用する短距離通信が発生し得る。さらに、GPS受信機モジュール470は、コンピューティングデバイス450上で動作するアプリケーションによって適切に使用され得る、追加のワイヤレスデータをコンピューティングデバイス450に提供し得る。
【0073】
コンピューティングデバイス450はまた、オーディオコーデック460を使用して聴覚的に通信し得、音声コーデック460は、ユーザからの音声情報を受信し、それを使用可能なデジタル情報に変換し得る。オーディオコーデック460は、同様に、たとえば、コンピューティングデバイス450のハンドセット内のスピーカを通じるなどして、ユーザのための可聴音を生成し得る。そのような音声は、音声電話呼からの音声を含み得、録音された音声(たとえば、ボイスメッセージ、音楽ファイルなど)を含み得、またコンピューティングデバイス450上で動作するアプリケーションによって生成された音声を含み得る。
【0074】
コンピューティングデバイス450は、図面に示されるように、いくつかの異なる形態で実装され得る。たとえば、コンピューティングデバイス450はセルラー電話480として実装され得る。コンピューティングデバイス450はまた、スマートフォン482、携帯情報端末、または他のモバイルデバイスの一部として実装され得る。
【0075】
本明細書に記載されたシステムおよび技法の様々な実装形態は、デジタル電子回路、集積回路、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組合せにおいて実現され得る。これらの様々な実装形態は、データおよび命令を受信し、ストレージシステムからデータおよび命令を受信する、ならびにストレージシステムにデータおよび命令送信するように結合された、専用または汎用であり得る少なくとも1つのプログラム可能プロセッサ、少なくとも1つの入力デバイス、ならびに少なくとも1つの出力デバイスを含むプログラム可能システム上で実行可能および/または解釈可能な1つまたは複数のコンピュータプログラムにおける実装形態を含むことができる。
【0076】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとしても知られている)は、プログラム可能プロセッサ用の機械命令を含み、高水準手続き型および/またはオブジェクト指向プログラミング言語で、ならびに/あるいはアセンブリ/機械言語で実装され得る。他のプログラミングパラダイム、たとえば、機能プログラミング、論理プログラミング、または他のプログラミングが使用され得る。本明細書で使用される場合、「機械可読媒体」、「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械可読信号として機械命令を受信する機械可読媒体を含む、プログラム可能プロセッサに機械命令および/またはデータを提供するために使用される任意のコンピュータプログラム製品、装置、および/またはデバイス(たとえば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラム可能論理デバイス(PLD))を指す。「機械可読信号」という用語は、プログラム可能プロセッサに機械命令および/またはデータを提供するために使用される任意の信号を指す。
【0077】
ユーザとの対話を提供するために、本明細書で説明するシステムおよび技法は、ユーザに情報を表示するためのディスプレイデバイス(たとえば、CRT(ブラウン管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)、ならびにユーザがコンピュータに入力を提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス(たとえば、マウスまたはトラックボール)を有するコンピュータ上に実装され得る。ユーザとの対話を提供するために他の種類のデバイスも使用され得、たとえば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(たとえば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であり得、ユーザからの入力は、音響、音声、または触覚入力を含む任意の形態で受信され得る。
【0078】
本明細書で説明されるシステムおよび技法は、(たとえば、データサーバとして)バックエンドコンポーネントを含む、またはミドルウェアコンポーネント(たとえば、アプリケーションサーバ)を含む、またはフロントエンドコンポーネント(たとえば、ユーザが本明細書で説明されるシステムおよび技法の実装形態と対話することができるグラフィカルユーザインタフェースまたはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ)を含むコンピューティングシステム、あるいはそのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組合せにおいて実装され得る。システムのコンポーネントは、任意の形態または媒体のデジタルデータ通信(たとえば、通信ネットワーク)によって相互接続され得る。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、およびインターネットが含まれる。
【0079】
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを含むことができる。クライアントとサーバは、一般に互いに遠隔であり、典型的には通信ネットワークを介して相互作用する。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムのおかげで生じる。
【0080】
本明細書は、多くの具体的な実装形態の詳細を含むが、これらは、任意の発明の範囲または特許請求される可能性のある範囲の限定として解釈されるべきではなく、むしろ特定の発明の特定の実装形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実装形態の文脈において本明細書で説明される特定の機能はまた、単一の実装形態において組み合わせて実装され得る。逆に、単一の実装形態の文脈において説明される様々な機能はまた、複数の実装形態において個別に、または任意の適切なサブコンビネーションにおいて実装され得る。さらに、特徴は、特定の組合せにおいて作用するものとして説明されており、当初はそのように主張されているものであっても、場合によっては、請求された組合せからの1つまたは複数の特徴が組合せから切り出されてよく、請求された組合せは、サブコンビネーションまたはサブコンビネーションのバリエーションに導かれ得る。
【0081】
同様に、動作は、特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示された特定の順序または逐次的な順序で実行されること、あるいは図示されたすべての動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理および並列処理が有利な場合がある。さらに、上述の実装形態における様々なシステムコンポーネントの分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、記載されたプログラムコンポーネントおよびシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品に統合されてもよく、複数のソフトウェア製品にパッケージ化されてもよいことが理解されるべきである。
【0082】
したがって、本主題の特定の実装形態が記載されている。他の実装形態は、以下の請求項の範囲内にある。場合によっては、請求項に列挙された動作は異なる順序で実行され、依然として望ましい結果を達成することができる。さらに、添付の図面に示されるプロセスは、望ましい結果を達成するために、示された特定の順序または逐次的な順序を必ずしも必要としない。特定の実装形態では、マルチタスク処理および並列処理が有利な場合がある。