(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6659650
(24)【登録日】2020年2月10日
(45)【発行日】2020年3月4日
(54)【発明の名称】排尿袋
(51)【国際特許分類】
A61F 5/453 20060101AFI20200220BHJP
A61F 5/455 20060101ALI20200220BHJP
B65D 33/25 20060101ALI20200220BHJP
A47K 11/06 20060101ALI20200220BHJP
【FI】
A61F5/453
A61F5/455
B65D33/25 A
A47K11/06
【請求項の数】8
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-205717(P2017-205717)
(22)【出願日】2017年10月25日
(65)【公開番号】特開2018-69062(P2018-69062A)
(43)【公開日】2018年5月10日
【審査請求日】2019年1月22日
(31)【優先権主張番号】特願2016-210084(P2016-210084)
(32)【優先日】2016年10月26日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】390001155
【氏名又は名称】青野 之彦
(74)【代理人】
【識別番号】100097700
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 恒則
(72)【発明者】
【氏名】青野 之彦
【審査官】
松江 雅人
(56)【参考文献】
【文献】
実開平05−086295(JP,U)
【文献】
特開2014−028652(JP,A)
【文献】
特表2013−509897(JP,A)
【文献】
特開2015−142662(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3191913(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 5/44−5/458
A47K 11/00−11/12
B65D 30/00−33/38
A61G 9/00−9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱融着性合成樹脂フィルムと非熱融着性合成樹脂フィルムとをラミネートした合成樹脂フィルムを、熱融着性合成樹脂フィルムの面同士を互いに対面させ、所定の上下幅の上辺部をそれぞれ内側に折り返し該折り返した上辺部の非熱融着性合成樹脂フィルムの面同士を互いに対面させ、前記折り返した上辺部の左右縁部を一部切欠き、前記折り返した上辺部の下方の内面に左右方向に延びるチャックを備え、少なくとも左右辺の周縁部を熱融着して袋状の収容袋を形成し、前記折り返した上辺部間を受け口となしたことを特徴とする排尿袋。
【請求項2】
チャックの下方の左右縁部に手指の挿通可能な挿通孔を形成した請求項1に記載の排尿袋。
【請求項3】
折り返した上辺部の左右縁部の熱融着する上下長さを左右で異ならしめた請求項1又は2に記載の排尿袋。
【請求項4】
チャックを二重チャックとした請求項1〜3のいずれか1項に記載の排尿袋。
【請求項5】
収容袋内に凝固剤を収容した請求項1〜4のいずれか1項に記載の排尿袋。
【請求項6】
折り返した上辺部の下端縁部を左右方向に熱融着した請求項1〜5のいずれか1項に記載の排尿袋。
【請求項7】
折り返した上辺部の下端縁部を左右方向に熱融着して内部空間を形成するとともに、該内部空間に軟質の合成樹脂発泡シートを収容してなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の排尿袋。
【請求項8】
折り返した上辺部の対向する受け口側表面に軟質の合成樹脂発泡シートを貼着してなる請求項1〜6のいずれか1項に記載の排尿袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安価で、男性用だけでなく女性用にも好適な排尿袋に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明者は、使用中に滑り落ちるおそれがなく、使用後の尿の保存も良好で、女性用としても好適な携帯用排尿袋を既に開発している。この携帯用排尿袋は、上部内面にチャックを備えた軟質合成樹脂フィルムからなる収容袋の上端開口部に、軟質の合成樹脂発泡シートからなり上端縁が湾曲している漏斗状の受け口を取付けてなり、前記収容袋内に高吸水剤を収容し、前記受け口を前記収容袋の上端開口部から上方に向けて拡開する如く取付けてなるものである。
【0003】
しかし、軟質性合成樹脂フィルムからなる収容袋と軟質の合成樹脂発泡シートからなる漏斗状の受け口とは材質が異なるため、両者を高い強度で接着するためには煩雑な工程を要すること、合成樹脂発泡シートは比較的高価であること等から、コスト高となってしまう。
安価であれば、携帯用や非常用としてばかりでなく、介護用として毎日でも使用することができ、介助者の労力の軽減にもつながる。介護が必要な者でも、手指を動かすことができれば、自分で排尿ができ、介助者の手を借りる必要がなく、介助者の負担の軽減となる。比較的高価な介護用パンツを使う必要もなく、要介護者の尊厳も守られることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3191913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、安価で、使用中に滑り落ちるおそれがなく、使用後の尿の保存も良好で、男性用だけでなく女性用としても好適な排尿袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に係る排尿袋は、熱融着性合成樹脂フィルムと非熱融着性合成樹脂フィルムとをラミネートした合成樹脂フィルムを、熱融着性合成樹脂フィルムの面同士を互いに対面させ、所定の上下幅の上辺部をそれぞれ内側に折り返し該折り返した上辺部の非熱融着性合成樹脂フィルムの面同士を互いに対面させ、前記折り返した上辺部の左右縁部を一部切欠き、前記折り返した上辺部の下方の内面に左右方向に延びるチャックを備え、少なくとも左右辺の周縁部を熱融着して袋状の収容袋を形成し、前記折り返した上辺部間を受け口となしたこと、を特徴としている。
請求項2に係る排尿袋は、チャックの下方の左右縁部に手指の挿通可能な挿通孔を形成したものである。
請求項3に係る排尿袋は、折り返した上辺部の左右縁部の熱融着する上下長さを左右で異ならしめたものである。
請求項4に係る排尿袋は、チャックを二重チャックとしたものである。
請求項5に係る排尿袋は、収容袋内に凝固剤を収容したものである。
請求項6に係る排尿袋は、折り返した上辺部の下端縁部を左右方向に熱融着したものである。
請求項7に係る排尿袋は、折り返した上辺部の下端縁部を左右方向に熱融着して内部空間を形成するとともに、該内部空間に軟質の合成樹脂発泡シートを収容してなるものである。
請求項8に係る排尿袋は、折り返した上辺部の対向する受け口側表面に軟質の合成樹脂発泡シートを貼着してなるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る排尿袋は、熱融着性合成樹脂フィルムと非熱融着性合成樹脂フィルムとをラミネートした合成樹脂フィルムを、熱融着性合成樹脂フィルムの面同士を互いに対面させ、所定の上下幅の上辺部をそれぞれ内側に折り返し該折り返した上辺部の非熱融着性合成樹脂フィルムの面同士を互いに対面させ、前記折り返した上辺部の左右縁部を一部切欠き、前記折り返した上辺部の下方の内面に左右方向に延びるチャックを備え、少なくとも左右辺の周縁部を熱融着して袋状の収容袋を形成し、前記折り返した上辺部間を受け口となしたので、別部材を用いることなく構成され、加工も容易となり、大量生産も可能で安価に製造することができる。
安価なため、携帯用や非常用としてばかりでなく、介護用として毎日でも使用することができ、介助者の労力の軽減にもつながる。介護が必要な者でも、手指を動かすことができれば、自分で排尿ができ、介助者の手を借りる必要がなく、介助者の負担の軽減となる。比較的高価な介護用パンツを使う必要もなく、要介護者の尊厳も守られることになる。
請求項2に係る排尿袋は、チャックの下方の左右縁部に手指の挿通可能な挿通孔を形成したので、該挿通孔に手指を挿通して使用でき、使用中に排尿袋が落下する恐れがなくなる。
請求項3に係る排尿袋は、折り返し上辺部の左右縁部の熱融着する上下長さを左右で異ならしめたので、前と後ろで開く幅を変えて使用でき、特に女性用として使用する場合に、幅広い側を前側、幅の狭い側を後ろ側として使用することにより、排尿も容易となる。
請求項4に係る排尿袋は、チャックを二重チャックとしたので、加圧に対する強度が増す。
請求項5に係る排尿袋は、収容袋内に凝固剤を収容したので、尿がゲル化され、衛生的で扱い易くなる。また、収容袋の上部内面にチャックを備えているので、内部に収容した高吸水剤がこぼれ落ちたり空気中の水分を吸水して固まってしまうことがない。使用後、チャックを閉じれば収容袋内に収容したゲル化した尿が外部に漏れ出すおそれがない。
請求項6に係る排尿袋は、折り返した上辺部の下端縁部を左右方向に熱融着したので、排尿袋を逆さにして収容袋内に収容した排尿を受け口から排出する際、折り返し部の隙間に排尿が溜まることなく円滑に排出することができ、衛生的である。
請求項7に係る排尿袋は、折り返した上辺部の下端縁部を左右方向に熱融着して内部空間を形成するとともに、該内部空間に軟質の合成樹脂発泡シートを収容してなるので、受け口部のクッション性が高まり、ソフトな肌触りとなる。
請求項8に係る排尿袋は、折り返した上辺部の対向する受け口側表面に軟質の合成樹脂発泡シートを貼着してなるので、軟質の合成樹脂発泡シートが直接肌に触れることとなり、非常にソフトな肌触りとなって使用感に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の第1実施例による排尿袋の正面図である。
【
図4】
図1のIVa−IVa,IVb−IVb拡大断面図である。
【
図5】チャック部の開閉状態を示す拡大断面図である。
【
図6】上辺部の折り返し前の状態を示す斜視図である。
【
図7】上辺部の折り返し後の状態を示す斜視図である。
【
図9】本発明の第2実施例による排尿袋の正面図である。
【
図11】折り返し部の他の例を示す
図5(a)相当の拡大断面図である。
【
図12】本発明の第3実施例による排尿袋の正面図である。
【
図14】
図11において折り返し辺の一部を切り欠いて熱融着した様子を示す拡大断面図である。
【
図15】本発明の第4実施例による排尿袋の正面図である。
【
図16】チャック部の開状態における
図15のXVI−XVI要部拡大断面図である。
【
図17】本発明の第5実施例による排尿袋の
図16相当の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。本発明の実施例による排尿袋1は、熱融着性合成樹脂フィルム2と非熱融着性合成樹脂フィルム3とをラミネート(積層)した合成樹脂フィルム4を用いて袋状の収容袋に形成したものである。なお、
図2〜
図7、
図10、
図11、
図13、
図14、
図16、
図17において、熱融着性合成樹脂フィルム2の断面にはハッチングを施し、非熱融着性合成樹脂フィルム3の断面にはハッチングを略してある。
【0010】
熱融着性合成樹脂フィルム2はヒートシール可能な合成樹脂フィルムで、その材質は、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等が挙げられる。また、非熱融着性合成樹脂フィルム3はヒートシール困難(不可能)な合成樹脂フィルムで、その材質は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0011】
熱融着性合成樹脂フィルム2と非熱融着性合成樹脂フィルム3とをラミネートした略長方形状の合成樹脂フィルム4を2枚、熱融着性合成樹脂フィルム2の面同士を互いに対面させ(
図6)、所定の上下幅(H)の上辺部5を折り曲げ線6からそれぞれ内側(
図6において矢印方向)に折り返して該折り返した上辺部5の非熱融着性合成樹脂フィルム3の面同士を互いに対面させ(
図7)、折り返した上辺部の左右縁部を一部切欠き、上辺を除く少なくとも左右辺の周縁部を熱融着して上辺部5,5間が開口した袋状の収容袋7に形成する。そして、対面する折り返した上辺部5,5間を受け口8となしている。
【0012】
図1及び
図2に示したものは、上辺を除く左右辺及び下辺の周縁部を熱融着して袋状に形成したものであるが、
図9及び
図10の第2実施例に示すように、下辺部(底辺部)を折り返し、上辺を除く左右辺の周縁部を熱融着して袋状に形成するようにしてもよい。なお、
図1、
図9、
図12及び
図15において、熱融着部を斜線で示した。
【0013】
折り返した上辺部5の下方の内面には、左右方向(横幅方向)に延びるチャック9を備えており、開閉できるようになっている。チャック9は、
図5に示すように、凹溝9aに凸条9bを嵌合させることにより閉じ、収容袋7を密閉する。このチャック9は、凹溝9aと凸条9bとの組み合わせを上下に2列配置した二重構造のチャックとなっている。
【0014】
チャック部9の上方の折り返した上辺部5,5間が受け口8となっている。折り返し部10の上端縁は折り返した上辺部5により折り返されているので、丸みを帯び角がない(
図2、
図4、
図5、
図7、
図10、
図13)。また、折り返し部10は折り返されているため厚みが増すことになる。このため、肌触りがソフトになる。なお、
図2、
図5では1回折り返したものを示したが、
図11に示すように、2回折り返すようにすれば、折り返し部10の厚みがさらに増し、さらにソフトな肌触りとなる。折り返す回数は2回以上とすることができる。
【0015】
折り返した上辺部5は、非熱融着性合成樹脂フィルム3の面同士が対面しているため、そのままでは熱融着しない。そこで、
図6及び
図7に示すように、折り返す上辺部5の左右縁部の下部(
図6では上部)を一部切欠いて(11a,11b)熱融着する。これにより、折り返した上辺部5の折り返しが解かれることなく、受け口8が形成されることになる。
【0016】
このとき、折り返した上辺部5の左右縁部の下部の熱融着する上下長さを左右で異ならしめてある。
図1、
図6、
図7では左側を上下幅を広く切欠き(11a)、右側を上下幅を狭く切欠いて(11b)熱融着してある。これにより、受け口8の左端側(左側の上縁部)は幅狭(Ha)に開き(8a,(
図4(a))、受け口の右端側(右側の上縁部)は幅広(Hb)に開く(8b,(
図4(b))ことになる。前と後ろで開く幅を変えて使用でき、特に女性用として使用する場合に、幅広い側を前側、幅の狭い側を後ろ側としてあてがって使用することにより、排尿が容易となる。
【0017】
チャック9の下方の左右縁部は幅広に熱融着してあり、その幅広部に手の指が挿通可能な挿通孔12を形成してある。この左右の幅広の熱融着部で内部の空間部は狭まっている。これにより、排尿が下方に流下し易くなっている。
【0018】
収容袋7内には、粉末状又は顆粒状の凝固剤(高吸水性ポリマー)13を収容してある。凝固剤13は、収容袋7の容量分の尿を凝固させるために必要な量を収容してある。凝固剤13に加えて消臭剤、除菌剤、乾燥剤を混入させてもよい。なお、これら凝固剤、消臭剤、除菌剤、乾燥剤を収容しない場合もある。
【0019】
収容袋7の上部内面(折り返し部10の下方)にはチャック9を備えているので、内部に収容した凝固剤13がこぼれ落ちたり空気中の水分を吸収して固まったりしてしまうことがない。また、使用後チャック9を閉じれば、収容袋7内に収容した尿が外部に漏れ出してしまうおそれがない。ここで、チャック9を二重構造のチャックとすれば加圧に対する強度が増し好ましい。
【0020】
図12、
図13に示す第3実施例による排尿袋1は、折り返した上辺部5の下端縁部5aを左右方向に熱融着したものである。また、
図14は、
図11において、最初の折り返し辺の下端縁部を切断線14に沿って切り欠いて左右方向に熱融着(5a)したものを示す。このようにすれば、折り返し部10に
図2に示すような隙間15ができない。このため、排尿袋1を逆さにして収容袋7内に収容した排尿を受け口8から排出する際、折り返し部10の隙間に排尿が溜まることなく円滑に排出することができる。
【0021】
図15、
図16に示す第4実施例による排尿袋1は、折り返した上辺部5の下端縁部5aを左右方向に熱融着して内部空間16を形成するとともに、該内部空間16に軟質の合成樹脂発泡シート17、例えば、厚さ2〜4mm程度のポリエチレン発泡シート17を収容したものである。この第4実施例による排尿袋1によれば、受け口部のクッション性が高まり、ソフトな肌触りとなる。
【0022】
図17に示す第5実施例による排尿袋1は、折り返した上辺部5の対向する受け口側表面に軟質の合成樹脂発泡シート17、例えば、第4実施例と同様の厚さ2〜4mm程度のポリエチレン発泡シート17を接着剤等により貼着したものである。この第5実施例による排尿袋1によれば、使用時、軟質の合成樹脂発泡シート17が直接肌に接するため、非常にソフトな肌触りとなり、使用感に優れたものとなり、女性用として好適である。
【0023】
収容袋7は、800ml以上の容量を確保できる寸法、内寸で、例えば、縦220mm,横120mm程度としてある。上辺部(受け口部8)の上下幅Hは40mm程度としてある。なお、用途に応じて内容量、寸法は適宜変更可能である。本発明による排尿袋1は、女性用として好適であるが、男性用として使用することも勿論できる。
手指の挿通孔部11で左右幅を狭く、その上方を幅広に形成して、排尿が下方に流下し易い形状となっている。
【0024】
使用の際には、チャック9を開け、
図8に示すように、挿通孔11に親指と中指(又は人差し指)を挿通し、少し窄めて受け口8を開口させ、女性の場合、受け口8を排尿局部周辺にあてがい、排尿する。このとき、開き幅の広い側(8b)(
図8において右側)を前側、狭い側(8a)(
図8において左側)を後側にしてあてがうようにすれば、円滑な排尿ができる。
挿通孔12に親指と中指(又は人差し指)を挿通して排尿袋1を支持するので、排尿袋1を確実に保持でき、使用中に重みでずり落ちる恐れがない。
収容袋7内に流下した尿は、凝固剤13によりゲル化する。排尿後は、収容袋7内の空気をできるだけ抜いてから、チャック9を閉じて密閉する。
【0025】
排尿袋1(収容袋7)の表面の略全体を不透明となして内部が見えないようにし、一部上下方向に透明な視認窓(図示せず)を形成し、収容袋7に収容されている尿の量を確認できるようにするとよい。
【0026】
本発明の第1〜第3実施例による排尿袋1は、別部材を用いることなく構成され、加工も容易となり、大量生産も可能で安価に製造することができる。
このため、携帯用や非常用としてばかりでなく、介護用として毎日でも使用することができ、介助者の労力の軽減にもつながる。介護が必要な者でも、手指を動かすことができれば、自分で排尿袋1に排尿することができ、介助者の手を借りてトイレまで行く必要がなく、介助者の負担の軽減となる。また、高価な介護用パンツを使う必要もなく、要介護者の尊厳も守られることになる。
第4実施例による排尿袋1では、軟質の合成樹脂発泡シート17を内部空間16に収容するだけであり、第5実施例による排尿袋1では、軟質の合成樹脂発泡シート17を受け口側表面に接着するだけであるので、比較的安価に製造できる。
【符号の説明】
【0027】
1 排尿袋
2 熱融着性合成樹脂フィルム
3 非熱融着性合成樹脂フィルム
4 合成樹脂フィルム
5 上辺部(折り返した上辺部)
5a 下端縁部(熱融着部)
6 折り曲げ線
7 収容袋
8 受け口
9 チャック
9a 凹溝
9b 凸条
10 折り返し部
11a 熱融着部(切欠き)
11b 熱融着部(切欠き)
12 挿通孔
13 凝固剤
14 切断線
15 隙間
16 内部空間
17 合成樹脂発泡シート
H 折り返し部の上下幅