(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6659958
(24)【登録日】2020年2月12日
(45)【発行日】2020年3月4日
(54)【発明の名称】表示装置、及び、表示装置の制御プログラム
(51)【国際特許分類】
G11B 27/00 20060101AFI20200220BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20200220BHJP
G11B 27/34 20060101ALI20200220BHJP
G09G 5/14 20060101ALI20200220BHJP
G09G 5/36 20060101ALI20200220BHJP
G09G 5/38 20060101ALI20200220BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20200220BHJP
G09F 19/00 20060101ALI20200220BHJP
【FI】
G11B27/00 E
H04N21/431
G11B27/34 N
G09G5/14 A
G09G5/36 520E
G09G5/38 Z
G09G5/00 510B
G09G5/36 520F
G09F19/00 Z
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-119939(P2016-119939)
(22)【出願日】2016年6月16日
(65)【公開番号】特開2017-224373(P2017-224373A)
(43)【公開日】2017年12月21日
【審査請求日】2019年5月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】710014351
【氏名又は名称】オンキヨー株式会社
(72)【発明者】
【氏名】近藤 裕介
【審査官】
中野 和彦
(56)【参考文献】
【文献】
特開2014−044268(JP,A)
【文献】
特開2010−160763(JP,A)
【文献】
特開2009−223902(JP,A)
【文献】
国際公開第2009/057625(WO,A1)
【文献】
特開2014−016847(JP,A)
【文献】
特開2014−183574(JP,A)
【文献】
特開2003−141073(JP,A)
【文献】
特開2009−008966(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11B 27/00
G09F 19/00
G09G 5/00
G09G 5/14
G09G 5/36
G09G 5/38
G11B 27/34
H04N 21/431
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部に、コンテンツに関するコンテンツ情報をウォール形式で表示する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記コンテンツの再生回数に基づいて、前記コンテンツ情報のサイズを変更し、
前記表示部に、前記コンテンツ情報をマトリクス状に配置し、
前記コンテンツ情報を一行内の残領域に表示できない場合に、次の行に前記コンテンツ情報を表示し、
前記一行内に表示できなかった前記コンテンツ情報の前に表示した前記コンテンツ情報を、前記残領域まで引き延ばすことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記残領域に広告を表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記コンテンツ情報の最小サイズは、一行内に所定数の前記コンテンツ情報を表示可能なサイズであり、
前記制御部は、前記コンテンツの前記再生回数に基づいて、前記コンテンツ情報の行方向のサイズを、前記最小サイズの前記所定数倍まで変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項4】
表示部と、
制御部と、を備える表示装置の制御プログラムであって、
前記制御部による、前記表示部へのコンテンツに関するコンテンツ情報のウォール形式での表示、
前記コンテンツの再生回数に基づく、前記コンテンツ情報のサイズの変更、
前記表示部への、前記コンテンツ情報のマトリクス状の配置、
前記コンテンツ情報を一行内の残領域に表示できない場合の、次の行への前記コンテンツ情報の表示、
前記一行内に表示できなかった前記コンテンツ情報の前に表示した前記コンテンツ情報の、前記残領域までの引き延ばし
を実行させることを特徴とする表示装置の制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音楽等のコンテンツに関するコンテンツ情報を表示する表示装置、及び、表示装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
音楽等のコンテンツに関するコンテンツ情報を表示する表示装置において、コンテンツ情報は、リスト形式、ウォール形式等で表示される。
図11(a)は、リスト形式でコンテンツ情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
図11(a)に示すように、例えば、アルバム名でソートされている場合、一組のリストにおいて、アルバムジャケットが左側に表示されている。また、アルバムジャケットの右側に、アルバム名とアーティスト名とが二段で表示されている。
図11(b)は、ウォール形式でコンテンツ情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
図11(b)に示すように、アルバムジャケット、アルバム名、アーティスト名の順に上から下に配置された一組のウォールが、マトリックス状に配置されている。
【0003】
図11に示すように、アルバム情報のリスト、ウォールのサイズは、同じである。このため、ユーザーが再生したいアルバムを選択するのに、視認性がよくない。そこで、特許文献1では、再生回数に応じてリストの大きさを変更し、コンテンツ情報の視認性を高くしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−146483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1においては、リスト形式での表示についての記載はあるが、ウォール形式での表示についての記載はない。
【0006】
本発明の目的は、ウォール形式でのコンテンツ情報の表示において、コンテンツ情報の視認性を高くすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明の表示装置は、表示部と、前記表示部に、コンテンツに関するコンテンツ情報をウォール形式で表示する制御部と、を備え、前記制御部は、前記コンテンツの再生回数に基づいて、前記コンテンツ情報のサイズを変更することを特徴とする。
【0008】
本発明では、制御部は、コンテンツの再生回数に基づいて、コンテンツ情報のサイズを変更する。このため、ウォール形式でのコンテンツ情報の表示において、コンテンツ情報の視認性を高くすることができる。
【0009】
第2の発明の表示装置は、第1の発明の表示装置において、前記制御部は、前記表示部に、前記コンテンツ情報をマトリクス状に配置し、前記コンテンツ情報を一行内の残領域に表示できない場合に、次の行に前記コンテンツ情報を表示することを特徴とする。
【0010】
第3の発明の表示装置は、第2の発明の表示装置において、前記制御部は、前記残領域に広告を表示することを特徴とする。
【0011】
本発明では、制御部は、コンテンツ情報を表示できなかった一行内の残領域に広告を表示する。これにより、ユーザーに効果的に広告を確認させることができる。
【0012】
第4の発明の表示装置は、第2の発明の表示装置において、前記制御部は、前記一行内に表示できなかった前記コンテンツ情報の前に表示した前記コンテンツ情報を、前記残領域まで引き延ばすことを特徴とする。
【0013】
第5の発明の表示装置は、第1〜第4のいずれかの発明の表示装置において、前記コンテンツ情報の最小サイズは、一行内に所定数の前記コンテンツ情報を表示可能なサイズであり、前記制御部は、前記コンテンツの前記再生回数に基づいて、前記コンテンツ情報の行方向のサイズを、前記最小サイズの前記所定数倍まで変更することを特徴とする。
【0014】
第6の発明の表示装置の制御プログラムは、表示部と、制御部と、を備える表示装置の制御プログラムであって、前記制御部による、前記表示部へのコンテンツに関するコンテンツ情報のウォール形式での表示、前記コンテンツの再生回数に基づく、前記コンテンツ情報のサイズの変更、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ウォール形式でのコンテンツ情報の表示において、コンテンツ情報の視認性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態に係るデジタルオーディオプレーヤーの構成を示すブロック図である。
【
図2】データベースに記憶されている情報を更新する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
【
図4】再生回数に応じてアルバム情報のサイズを決定する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
【
図5】ウォール形式でアルバム情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
【
図6】ウォール形式でアルバム情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
【
図7】ウォール形式でアルバム情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
【
図8】一行内に配置されるウォールを示す図である。
【
図9】ウォール形式でアルバム情報を表示する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
【
図10】ウォール形式でアルバム情報を表示する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
【
図11】(a)は、リスト形式でコンテンツ情報を表示する表示画面の一例を示す図である。(b)は、ウォール形式でコンテンツ情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルオーディオプレーヤー(以下、「DAP」という。)の構成を示すブロック図である。DAP1(表示装置)は、ヘッドホン101にアナログオーディオデータ(音声信号)を出力する。ヘッドホン101は、アナログオーディオデータに基づいて、音声を外部に出力する。
図1に示すように、DAP1は、CPU2、記憶部3、表示部4、操作部5、DSP6、D/Aコンバーター(以下、「DAC」という。)7、増幅器8、9、無線モジュール10、USBインターフェース(以下、「USB I/F」という。)11を備える。
【0018】
CPU(Central Processing Unit)2(制御部)は、制御プログラム、OSプログラム、アプリケーションプログラムに従って、DAP1を構成する各部を制御する。記憶部3は、CPU2の主メモリとして機能するRAM(Random Access Memory)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、OSプログラム、アプリケーションプログラム等のプログラム、デジタルオーディオデータ等の各種データを記憶するフラッシュメモリから構成されている。なお、記憶部3は、例示する構成に限られず、HDD(Hard Disk Drive)等を含んでいてもよい。
【0019】
表示部4は、種々の画像(静止画像、動画像を含む)を表示するものであり、液晶パネルにより構成されている。操作部5は、各種設定を行うための操作キー、及び、表示部4と連動したタッチパネルを備えている。ユーザーは、操作部5を介して、各種の文字入力、設定などを行うことが可能である。
【0020】
DSP(Digital Signal Processor)6は、デジタルオーディオデータに、イコライザー処理等の信号処理を行う。DAC7は、デジタルオーディオデータをアナログオーディオデータにD/A変換する。増幅器8、9は、DAC7がD/A変換したアナログオーディオデータを増幅し、ヘッドホン101に出力する。無線モジュール10は、Bluetooth(登録商標)規格、Wi−Fi規格に従った無線通信を行うためのものである。USB I/F11は、USB規格に従った通信を行うためのものである。
【0021】
DAP1は、記憶部3に楽曲(コンテンツ)を管理するためのデータベースを記憶している。データベースには、各楽曲、各アルバム、各アーティストの再生回数が記憶されている。CPU2は、ユーザーが操作部5により選択した楽曲を再生する。CPU2は、楽曲を最後まで再生したときに、データベースに記憶されている、楽曲、楽曲が含まれているアルバム、楽曲を演奏しているアーティストの再生回数を1増加させる。
【0022】
図2は、データベースに記憶されている情報を更新する場合のDAP1の処理動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、CPU2は、楽曲を再生し、楽曲を最後まで再生した場合に(S1)、データベースに記憶されている該当楽曲の再生回数を1増加させる(S2)。次に、CPU2は、楽曲に対応するアーティスト情報があるか否かを判断する(S3)。CPU2は、楽曲に対応するアーティスト情報があると判断した場合(S3:Yes)、該当アーティストの再生回数を1増加させる(S4)。CPU2は、楽曲に対応するアーティスト情報がないと判断した場合(S3:No)、又は、S4の処理の後、楽曲に対応するアルバム情報があるか否かを判断する(S5)。CPU2は、楽曲に対応するアルバム情報があると判断した場合(S5:Yes)、該当アルバムの再生回数を1増加させる(S6)。CPU2は、楽曲に対応するアルバム情報がないと判断した場合(S5:No)、又は、S6の処理の後、処理を終了する。
【0023】
図3は、データベースの一例を示す図である。ここでは、アルバムでのソートを基準としている。
図3では、DAP1の記憶部3に、アルバム名「AAA」〜「JJJ」の10枚のアルバムが記憶されていることが示されている。アルバム名の列には、アルバム名が記憶されている。再生回数の列には、対応するアルバムの再生回数が記憶されている。サイズの列には、サイズの情報(大、中、小)が記憶されている。例えば、アルバム名「AAA」の再生回数は、「30」回、サイズは、「小」である。本実施形態では、再生回数に応じてアルバム情報のサイズを調整するための閾値を、サイズ閾値とする。サイズ閾値は、変更可能な値であり、ここでは、総再生回数の10%以上を、サイズ「大」、10−20%を、サイズ「中」、それ以下を、サイズ「小」(デフォルト)とする。
【0024】
図4は、再生回数に応じてアルバム情報のサイズを決定する場合のDAP1の処理動作を示すフローチャートである。サイズ閾値の決定は、アプリケーションプログラムの起動時に行う等、そのタイミングは、UI(User Interface)遷移に依存する。
図4に示すように、CPU2は、データベースより、総アルバムを再生回数の降順で取得する(S11)。次に、CPU2は、サイズ閾値を取得する(S12)。CPU2は、データベースにおいて、サイズ閾値(大:10%)を上回るアルバムのサイズに、サイズ「大」を登録する(S13)。CPU2は、データベースにおいて、サイズ閾値(中:10−20%)に該当するアルバムのサイズに、サイズ「中」を登録する(S14)。CPU2は、データベースにおいて、その他のアルバムのサイズに、サイズ「小」を登録する(S15)。
【0025】
図5〜
図7は、ウォール形式でアルバム情報を表示する表示画面の一例を示す図である。図示するように、CPU2は、表示部4に、アルバム(コンテンツ)に関するアルバム情報(コンテンツ情報)をウォール形式で表示する。また、CPU2は、表示部4にアルバム情報をマトリクス状に配置する。アルバム情報のサイズは、「大」、「中」、「小」の3段階である。アルバム情報の最小サイズ「小」は、一行内に3個(所定数)のアルバム情報を表示可能なサイズである。サイズ「大」のアルバム情報の行方向のサイズは、サイズ「小」のアルバム情報の行方向のサイズの3倍である。サイズ「中」のアルバム情報の行方向のサイズは、サイズ「小」のアルバム情報の行方向のサイズの2倍である。従って、CPU2は、アルバムの再生回数に基づいて、アルバム情報の行方向のサイズを、3倍(所定数倍)まで変更する。
【0026】
図6において矢印で示すように、CPU2は、アルバム名の昇順(A−Z)でアルバムの情報を左上から右上に表示する。次に、CPU2は、行を下に移動し、同様に左から右にアルバムの情報を表示する。一行目において、CPU2は、「AAA」のアルバム情報、「BBB」のアルバム情報を表示した後、「CCC」のアルバム情報を表示しようとするが、「CCC」のアルバム情報のサイズは「大」であり、一行目の残領域は、サイズ「小」相当の領域である。このため、CPU2は、一行目の残領域に、「CCC」のアルバム情報を表示できない。従って、CPU2は、次の行に移動して、二行目に、「CCC」のアルバム情報を表示する。
【0027】
図6に示すように、CPU2は、一行目の残領域に、広告を表示する。または、
図7に示すように、CPU2は、「BBB」のアルバム情報を動的にサイズ「小」から「中」のサイズに変更して、表示する。すなわち、CPU2は、一行目に表示できなかった「CCC」のアルバム情報の前に表示した「BBB」のアルバム情報を、残領域まで引き延ばす。
【0028】
図8は、一行内に配置されるウォールを示す図である。
図8に示すように、一行内に、サイズ「小」のアルバム情報を3個格納可能である。すなわち、上述のように、アルバムの最小サイズ「小」は、一行内に3個のアルバム情報を表示可能なサイズである。ウォールの左から、X1、X2、X3とする。
【0029】
図9、及び、
図10は、ウォール形式でアルバム情報を表示する場合のDAP1の処理動作を示すフローチャートである。CPU2は、Xに1を代入する(S21)。次に、CPU2は、アルバム情報のサイズが「小」であるか否かを判断する(S22)。CPU2は、アルバム情報のサイズが「小」であると判断した場合(S22:Yes)、Xは、1、2、3のいずれかであるか否かを判断する(S23)。CPU2は、Xが1、2、3のいずれかであると判断した場合(S23:Yes)、その行内にサイズ「小」のアルバム情報を格納可能であるから、Xの領域にアルバム情報を格納する(S24)。
【0030】
CPU2は、アルバム情報のサイズが「小」でないと判断した場合(S22:No)、アルバム情報のサイズが「中」であるか否かを判断する(S25)。CPU2は、アルバム情報のサイズが「中」であると判断した場合(S25:Yes)、Xは、1、2のいずれかであるか否かを判断する(S26)。CPU2は、Xが1、2のいずれかであると判断した場合(S26:Yes)、その行内にサイズ「中」のアルバム情報を格納可能であるから、Xの領域にアルバム情報を格納する(S24)。
【0031】
CPU2は、アルバム情報のサイズが「中」でないと判断した場合(S25:No)、Xは、1であるか否かを判断する。(S27)。CPU2は、Xが1であると判断した場合(S27:Yes)、その行内にサイズ「大」のアルバム情報を格納可能であるから、Xの領域にアルバム情報を格納する(S24)。
【0032】
S24の処理の後、CPU2は、Xを1増加させる(S28)。次に、CPU2は、Xが3より大きいか否かを判断する(S29)。CPU2は、Xが3より大きくないと判断した場合(S29:No)、次のアルバム情報があるか否かを判断する(S30)。CPU2は、次のアルバム情報があると判断した場合(S30:Yes)、次のアルバム情報について処理を行う(S31)。次に、CPU2は、S22の処理を行う。CPU2は、次のアルバム情報がないと判断した場合(S30:No)、処理を終了する。
【0033】
CPU2は、Xが3より大きいと判断した場合(S29:Yes)、
図10(a)に示す処理を実行する。次に、CPU2は、次の行について処理を行う(S32)。CPU2は、Xが1、2、3のいずれでもないと判断した場合(S23:No)、Xが1、2のいずれでもないと判断した場合(S26:No)、Xが1でないと判断した場合(S27:No)、一行内の残領域に広告を挿入するか否かを判断する(S33)。CPU2は、広告を挿入すると判断した場合(S33:Yes)、(3−X)に応じて、広告サイズを決定し、挿入する(S34)。CPU2は、広告を挿入しないと判断した場合(S33:No)、(X−1)に格納されているアルバム情報を「3」までの領域、すなわち、行の右端まで引き延ばす(S35)。次に、CPU2は、S32の処理を行う。
【0034】
以上説明したように、本実施形態では、CPU2は、アルバム(コンテンツ)の再生回数に基づいて、アルバム情報(コンテンツ情報)のサイズを変更する。このため、ウォール形式でのアルバム情報の表示において、アルバム情報の視認性を高くすることができる。
【0035】
また、本実施形態では、CPU2は、アルバム情報を表示できなかった一行内の残領域に広告を表示する。これにより、ユーザーに効果的に広告を確認させることができる。
【0036】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
【0037】
上述の実施形態においては、CPU2は、アルバムの再生回数に応じて、アルバム情報(コンテンツ情報)のサイズを変更し、表示する。これに限らず、楽曲の再生回数に応じて、楽曲情報(コンテンツ情報)のサイズを変更し、表示するようになっていてもよい。
【0038】
上述の実施形態においては、アルバム情報の最小サイズは、一行内に3個のアルバム情報を表示可能なサイズである。これに限らず、アルバム情報の最小サイズは、一行内に3個未満、4個以上のアルバム情報を表示可能なサイズであってもよい。
【0039】
上述の実施形態においては、コンテンツ情報を表示する表示装置として、DAPを例示した。これに限らず、スマートフォン、タブレットPC等であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、音楽等のコンテンツに関するコンテンツ情報を表示する表示装置、及び、表示装置の制御プログラムに好適に採用され得る。
【符号の説明】
【0041】
1 DAP(表示装置)
2 CPU(制御部)
3 記憶部
4 表示部
5 操作部
6 DSP
7 DAC
8 増幅器
9 増幅器
101 ヘッドホン