(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6661092
(24)【登録日】2020年2月14日
(45)【発行日】2020年3月11日
(54)【発明の名称】高パワー照明灯の高速冷却装置
(51)【国際特許分類】
F21V 29/67 20150101AFI20200227BHJP
F21V 29/83 20150101ALI20200227BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20200227BHJP
【FI】
F21V29/67 100
F21V29/67 200
F21V29/83
F21V23/00 117
【請求項の数】9
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-193766(P2019-193766)
(22)【出願日】2019年10月24日
【審査請求日】2019年11月26日
(31)【優先権主張番号】201910968571.7
(32)【優先日】2019年10月12日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519230097
【氏名又は名称】广州領尚灯具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】王露
【審査官】
田中 友章
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2006/0193139(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 29/67
F21V 23/00
F21V 29/83
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高パワー照明灯の高速冷却装置であって、主体を含み、前記主体の左端面にはシェードが固定的に設置され、前記シェードの中には左方に開口した照明空間が設置され、前記主体の左端面の中には灯座が固定的に設置され、前記灯座の左端には前記照明空間の中に位置した照明灯が固定的かつ通電できるように連結され、前記照明空間の上壁には半円環状の吸熱空間が設置され、前記吸熱空間と前記照明空間との間には吸熱口が連通するように設置され、前記照明空間の下側には半円環状の送風空間が設置され、前記送風空間と前記照明空間との間には送風口が連通するように設置され、前記主体の中にはファン装置が設置され、前記ファン装置は前記主体の中に上下対称に設置されたファン空間を含み、前記ファン空間の左壁には左方に開口した半円環状の通気空間が連通するように設置され、上側の前記通気空間の左側が前記吸熱空間の右側に連通し、下側の前記通気空間の左側が前記送風空間の右側に連通し、上側の前記ファン空間の右壁には吸熱ファンが回転可能に設置され、下側の前記ファン空間の右壁には送風ファンが回転可能に設置され、前記主体の中の右側には熱エネルギー転換器が固定的に設置され、前記熱エネルギー転換器の上端には吸熱通路が連通するように設置され、前記吸熱通路の上端が左方に曲がって上側の前記ファン空間の右壁の上端に連通しており、前記熱エネルギー転換器の下端には送風通路が連通するように設置され、前記送風通路の下端が左方に曲がって下側の前記ファン空間の右壁の下端に連通しており、前記ファン空間の右側には制御装置が設置され、前記制御装置は前記吸熱ファンと前記送風ファンの回転を制御できると同時に前記吸熱通路と前記送風通路の開閉を制御できることを特徴とする高パワー照明灯の高速冷却装置。
【請求項2】
前記照明灯の発熱量が大きくなった時、前記吸熱ファンと前記送風ファンとが同時に回転し、前記送風ファンにより風を下側の前記通気空間の中に吹かませて前記送風空間の中に吹き込んで、前記送風口により前記吸熱口に送風して冷却させ、この時前記吸熱ファンが風を吸い、吸熱口の周囲の熱気が前記吸熱口を通って前記吸熱空間の中に吸い込まれ、上側の前記通気空間を通って前記ファン空間の中に流れ込み、前記照明灯の発熱量が低い時、前記吸熱ファンが回転せず、前記送風ファンが続いて回転して前記吸熱口に送風して冷却させることを特徴とする請求項1に記載の高パワー照明灯の高速冷却装置。
【請求項3】
前記吸熱ファンの軸心には上ファン軸が固定的に設置され、上側の前記ファン空間の右下側にはプーリ空間が設置され、前記上ファン軸の右端が前記プーリ空間の中に延びており且つ前記上ファン軸の右端には従動プーリが固定的に設置され、前記従動プーリの下側には主動プーリが回転可能に設置され、前記主動プーリと前記従動プーリとの間には伝動ベルトが巻きつけられ、前記主動プーリの軸心には伝動軸が固定的に設置され、前記送風ファンの軸心には下ファン軸が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の高パワー照明灯の高速冷却装置。
【請求項4】
前記制御装置は前記プーリ空間の右側に設置された制御空間が設置され、前記伝動軸の右端が前記制御空間の中に延びており且つ前記伝動軸の右端には上平歯車が固定的に設置され、前記下ファン軸の右端が前記制御空間の中に延びており且つ前記下ファン軸の右端には下平歯車が固定的に設置され、前記下平歯車が前記上平歯車の下方に対向しており、前記下平歯車の右端には小平歯車が固定的に連結され、前記制御空間の内部の右側には切換棒が左右にスライド可能に設置され、前記切換棒の内部の下端には動力モータが固定的に設置され、前記動力モータの左端には前記小平歯車と噛み合える大平歯車が伝動可能に連結され、前記大平歯車の左端には主動平歯車が固定的に連結され、前記主動平歯車は前記上平歯車と前記下平歯車の両方と同時に噛み合うことができることを特徴とする請求項3に記載の高パワー照明灯の高速冷却装置。
【請求項5】
前記制御空間の上壁には平行移動空間が連通するように設置され、前記平行移動空間の左右壁の間には制御ボルトが回転可能に設置され、前記平行移動空間の中には前記制御ボルトにネジ山で連結された平行移動ブロックが左右にスライドできるように設置され、前記切換棒の上端が前記平行移動ブロックの下端面に固定的に連結されていることを特徴とする請求項4に記載の高パワー照明灯の高速冷却装置。
【請求項6】
前記平行移動空間の左壁の中には制御モータが固定的に設置され、前記制御ボルトの左端が前記制御モータの右端に伝動可能に連結されていることを特徴とする請求項5に記載の高パワー照明灯の高速冷却装置。
【請求項7】
前記吸熱通路の左壁と前記平行移動空間の右壁との間には上密封空間が連通するように設置され、前記上密封空間の中には密封できる上密封板が左右スライドできるように設置され、前記上密封板の右端が前記吸熱通路の中に延びて前記吸熱通路を密封することができ、前記平行移動ブロックの中には右方に開口した伸縮空間が設置され、前記上密封板の左端が前記伸縮空間の内部に延びており、前記上密封板の左端と前記伸縮空間の左壁との間には伸縮ばねが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の高パワー照明灯の高速冷却装置。
【請求項8】
前記送風通路の左壁と前記制御空間の右壁との間には下密封空間が連通するように設置され、前記下密封空間の中には下密封板が左右スライドできるように且つ密封できるように設置され、前記下密封板の右端が前記送風通路の中に延びて前記送風通路を密封することができ、前記下密封板の左端が前記制御空間の中に延びており且つ前記切換棒の右端面に固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の高パワー照明灯の高速冷却装置。
【請求項9】
前記主体の左端面の中には円環型の熱量検測器が固定的に設置され、前記熱量検測器が前記動力モータと前記制御モータに通電できるように連結され、前記灯座が前記熱量検測器の内円の内部に位置することを特徴とする請求項1に記載の高パワー照明灯の高速冷却装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は照明灯技術分野に関し、具体的には高パワー照明灯の高速冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
より大規模の場面では高パワーの照明灯で照明を提供し、その間に生じた大量の熱量が空気中に染み込み、周囲の空気温度を上げる上に、エネルギー資源の浪費と言っても過言ではなく、また、照明灯を消した後、自然冷却してから照明灯を解体又は移動することが初めてできるようになり、面倒なのは自然冷却だとかなり時間がかかり、やけどなど起こしやすく、したがって照明灯の生じた熱量を吸収して冷却させる必要がある。本願発明は上記問題を解決できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105452758号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:
高パワー照明灯は使用時に割と大きな熱量を生じ、自然冷却ではエネルギーの浪費を招き、速度が遅い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
高パワー照明灯の高速冷却装置であって、主体を含み、前記主体の左端面にはシェードが固定的に設置され、前記シェードの中には左方に開口した照明空間が設置され、前記主体の左端面の中には灯座が固定的に設置され、前記灯座の左端には前記照明空間の中に位置した照明灯が固定的かつ通電できるように連結され、前記照明空間の上壁には半円環状の吸熱空間が設置され、前記吸熱空間と前記照明空間との間には吸熱口が連通するように設置され、前記照明空間の下側には半円環状の送風空間が設置され、前記送風空間と前記照明空間との間には送風口が連通するように設置され、前記主体の中にはファン装置が設置され、前記ファン装置は前記主体の中に上下対称に設置されたファン空間を含み、前記ファン空間の左壁には左方に開口した半円環状の通気空間が連通するように設置され、上側の前記通気空間の左側が前記吸熱空間の右側に連通し、下側の前記通気空間の左側が前記送風空間の右側に連通し、上側の前記ファン空間の右壁には吸熱ファンが回転可能に設置され、下側の前記ファン空間の右壁には送風ファンが回転可能に設置され、前記主体の中の右側には熱エネルギー転換器が固定的に設置され、前記熱エネルギー転換器の上端には吸熱通路が連通するように設置され、前記吸熱通路の上端が左方に曲がって上側の前記ファン空間の右壁の上端に連通しており、前記熱エネルギー転換器の下端には送風通路が連通するように設置され、前記送風通路の下端が左方に曲がって下側の前記ファン空間の右壁の下端に連通しており、前記ファン空間の右側には制御装置が設置され、前記制御装置は前記吸熱ファンと前記送風ファンの回転を制御できると同時に前記吸熱通路と前記送風通路の開閉を制御できる。
【0006】
有益的に、前記照明灯の発熱量が大きくなった時、前記吸熱ファンと前記送風ファンとが同時に回転し、前記送風ファンにより風を下側の前記通気空間の中に吹かませて前記送風空間の中に吹き込んで、前記送風口により前記吸熱口に送風して冷却させ、この時前記吸熱ファンが風を吸い、吸熱口の周囲の熱気が前記吸熱口を通って前記吸熱空間の中に吸い込まれ、上側の前記通気空間を通って前記ファン空間の中に流れ込み、前記照明灯の発熱量が低い時、前記吸熱ファンが回転せず、前記送風ファンが続いて回転して前記吸熱口に送風して冷却させる。
【0007】
前記吸熱ファンの軸心には上ファン軸が固定的に設置され、上側の前記ファン空間の右下側にはプーリ空間が設置され、前記上ファン軸の右端が前記プーリ空間の中に延びており且つ前記上ファン軸の右端には従動プーリが固定的に設置され、前記従動プーリの下側には主動プーリが回転可能に設置され、前記主動プーリと前記従動プーリとの間には伝動ベルトが巻きつけられ、前記主動プーリの軸心には伝動軸が固定的に設置され、前記送風ファンの軸心には下ファン軸が固定的に設置されている。
【0008】
有益的に、前記制御装置は前記プーリ空間の右側に設置された制御空間が設置され、前記伝動軸の右端が前記制御空間の中に延びており且つ前記伝動軸の右端には上平歯車が固定的に設置され、前記下ファン軸の右端が前記制御空間の中に延びており且つ前記下ファン軸の右端には下平歯車が固定的に設置され、前記下平歯車が前記上平歯車の下方に対向しており、前記下平歯車の右端には小平歯車が固定的に連結され、前記制御空間の内部の右側には切換棒が左右にスライド可能に設置され、前記切換棒の内部の下端には動力モータが固定的に設置され、前記動力モータの左端には前記小平歯車と噛み合える大平歯車が伝動可能に連結され、前記大平歯車の左端には主動平歯車が固定的に連結され、前記主動平歯車は前記上平歯車と前記下平歯車の両方と同時に噛み合うことができる。
【0009】
有益的に、前記制御空間の上壁には平行移動空間が連通するように設置され、前記平行移動空間の左右壁の間には制御ボルトが回転可能に設置され、前記平行移動空間の中には前記制御ボルトにネジ山で連結された平行移動ブロックが左右にスライドできるように設置され、前記切換棒の上端が前記平行移動ブロックの下端面に固定的に連結されている。
【0010】
前記平行移動空間の左壁の中には制御モータが固定的に設置され、前記制御ボルトの左端が前記制御モータの右端に伝動可能に連結されている。
【0011】
有益的に、前記吸熱通路の左壁と前記平行移動空間の右壁との間には上密封空間が連通するように設置され、前記上密封空間の中には密封できる上密封板が左右スライドできるように設置され、前記上密封板の右端が前記吸熱通路の中に延びて前記吸熱通路を密封することができ、前記平行移動ブロックの中には右方に開口した伸縮空間が設置され、前記上密封板の左端が前記伸縮空間の内部に延びており、前記上密封板の左端と前記伸縮空間の左壁との間には伸縮ばねが固定的に連結されている。
【0012】
前記送風通路の左壁と前記制御空間の右壁との間には下密封空間が連通するように設置され、前記下密封空間の中には下密封板が左右スライドできるように且つ密封できるように設置され、前記下密封板の右端が前記送風通路の中に延びて前記送風通路を密封することができ、前記下密封板の左端が前記制御空間の中に延びており且つ前記切換棒の右端面に固定的に連結されている。
【0013】
前記主体の左端面の中には円環型の熱量検測器が固定的に設置され、前記熱量検測器が前記動力モータと前記制御モータに通電できるように連結され、前記灯座が前記熱量検測器の内円の内部に位置し、前記熱量検測器は前記照明灯の四周の熱量を検測でき、前記熱量検測器は検測した熱量により前記制御モータと前記動力モータとを制御して冷却を行って温度を下げることができる。
【発明の効果】
【0014】
本願発明の有益効果は:本願発明は照明灯辺りの熱量を検測し、風力を調節することで、熱量が大きい時、下側に冷風を送り、上側の熱風を吸うことによって照明灯の冷却を加速して熱量を吸収し、熱量が低い時、早い冷却を行い、照明灯を早く冷却させると同時に電気エネルギーを節約できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0016】
【
図1】
図1は本願発明の高パワー照明灯の高速冷却装置の全体構成図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本願発明は高パワー照明灯の高速冷却装置に関し、主に照明灯の高速冷却に応用され、下記に明細書図面を合わせて本願発明を更に説明する:
【0018】
高パワー照明灯の高速冷却装置であって、主体11を含み、前記主体11の左端面にはシェード12が固定的に設置され、前記シェード12の中には左方に開口した照明空間13が設置され、前記主体11の左端面の中には灯座51が固定的に設置され、前記灯座51の左端には前記照明空間13の中に位置した照明灯52が固定的かつ通電できるように連結され、前記照明空間13の上壁には半円環状の吸熱空間14が設置され、前記吸熱空間14と前記照明空間13との間には吸熱口15が連通するように設置され、前記照明空間13の下側には半円環状の送風空間16が設置され、前記送風空間16と前記照明空間13との間には送風口17が連通するように設置され、前記主体11の中にはファン装置101が設置され、前記ファン装置101は前記主体11の中に上下対称に設置されたファン空間18を含み、前記ファン空間18の左壁には左方に開口した半円環状の通気空間21が連通するように設置され、上側の前記通気空間21の左側が前記吸熱空間14の右側に連通し、下側の前記通気空間21の左側が前記送風空間16の右側に連通し、上側の前記ファン空間18の右壁には吸熱ファン19が回転可能に設置され、下側の前記ファン空間18の右壁には送風ファン20が回転可能に設置され、前記主体11の中の右側には熱エネルギー転換器41が固定的に設置され、前記熱エネルギー転換器41の上端には吸熱通路42が連通するように設置され、前記吸熱通路42の上端が左方に曲がって上側の前記ファン空間18の右壁の上端に連通しており、前記熱エネルギー転換器41の下端には送風通路43が連通するように設置され、前記送風通路43の下端が左方に曲がって下側の前記ファン空間18の右壁の下端に連通しており、前記ファン空間18の右側には制御装置102が設置され、前記制御装置102は前記吸熱ファン19と前記送風ファン20の回転を制御できると同時に前記吸熱通路42と前記送風通路43の開閉を制御できる。
【0019】
有益的には、前記照明灯52の発熱量が大きくなった時、前記吸熱ファン19と前記送風ファン20とが同時に回転し、前記送風ファン20により風を下側の前記通気空間21の中に吹かませて前記送風空間16の中に吹き込んで、前記送風口17により前記吸熱口15に送風して冷却させ、この時前記吸熱ファン19が風を吸い、吸熱口15の周囲の熱気が前記吸熱口15を通って前記吸熱空間14の中に吸い込まれ、上側の前記通気空間21を通って前記ファン空間18の中に流れ込み、前記照明灯52の発熱量が低い時、前記吸熱ファン19が回転せず、前記送風ファン20が続いて回転して前記吸熱口15に送風して冷却させる。
【0020】
有益的には、前記吸熱ファン19の軸心には上ファン軸22が固定的に設置され、上側の前記ファン空間18の右下側にはプーリ空間23が設置され、前記上ファン軸22の右端が前記プーリ空間23の中に延びており且つ前記上ファン軸22の右端には従動プーリ24が固定的に設置され、前記従動プーリ24の下側には主動プーリ25が回転可能に設置され、前記主動プーリ25と前記従動プーリ24との間には伝動ベルト26が巻きつけられ、前記主動プーリ25の軸心には伝動軸27が固定的に設置され、前記送風ファン20の軸心には下ファン軸28が固定的に設置されている。
【0021】
有益的には、前記制御装置102は前記プーリ空間23の右側に設置された制御空間29が設置され、前記伝動軸27の右端が前記制御空間29の中に延びており且つ前記伝動軸27の右端には上平歯車30が固定的に設置され、前記下ファン軸28の右端が前記制御空間29の中に延びており且つ前記下ファン軸28の右端には下平歯車31が固定的に設置され、前記下平歯車31が前記上平歯車30の下方に対向しており、前記下平歯車31の右端には小平歯車32が固定的に連結され、前記制御空間29の内部の右側には切換棒33が左右にスライド可能に設置され、前記切換棒33の内部の下端には動力モータ34が固定的に設置され、前記動力モータ34の左端には前記小平歯車32と噛み合える大平歯車35が伝動可能に連結され、前記大平歯車35の左端には主動平歯車36が固定的に連結され、前記主動平歯車36は前記上平歯車30と前記下平歯車31の両方と同時に噛み合うことができる。
【0022】
有益的には、前記制御空間29の上壁には平行移動空間37が連通するように設置され、前記平行移動空間37の左右壁の間には制御ボルト38が回転可能に設置され、前記平行移動空間37の中には前記制御ボルト38にネジ山で連結された平行移動ブロック39が左右にスライドできるように設置され、前記切換棒33の上端が前記平行移動ブロック39の下端面に固定的に連結されている。
【0023】
有益的には、前記平行移動空間37の左壁の中には制御モータ40が固定的に設置され、前記制御ボルト38の左端が前記制御モータ40の右端に伝動可能に連結されている。
【0024】
有益的には、前記吸熱通路42の左壁と前記平行移動空間37の右壁との間には上密封空間44が連通するように設置され、前記上密封空間44の中には密封できる上密封板45が左右スライドできるように設置され、前記上密封板45の右端が前記吸熱通路42の中に延びて前記吸熱通路42を密封することができ、前記平行移動ブロック39の中には右方に開口した伸縮空間46が設置され、前記上密封板45の左端が前記伸縮空間46の内部に延びており、前記上密封板45の左端と前記伸縮空間46の左壁との間には伸縮ばね47が固定的に連結されている。
【0025】
有益的には、前記送風通路43の左壁と前記制御空間29の右壁との間には下密封空間48が連通するように設置され、前記下密封空間48の中には下密封板49が左右スライドできるように且つ密封できるように設置され、前記下密封板49の右端が前記送風通路43の中に延びて前記送風通路43を密封することができ、前記下密封板49の左端が前記制御空間29の中に延びており且つ前記切換棒33の右端面に固定的に連結されている。
【0026】
有益的には、前記主体11の左端面の中には円環型の熱量検測器50が固定的に設置され、前記熱量検測器50が前記動力モータ34と前記制御モータ40に通電できるように連結され、前記灯座51が前記熱量検測器50の内円の内部に位置し、前記熱量検測器50は前記照明灯52の四周の熱量を検測でき、前記熱量検測器50は検測した熱量により前記制御モータ40と前記動力モータ34とを制御して冷却を行って温度を下げることができる。
【0027】
下記に
図1〜4をあわせて本願発明の使用手順を詳しく説明する:
【0028】
初期状態の時、平行移動ブロック39と切換棒33とが右極限位置に位置し、この時上密封空間44が吸熱通路42を密封し伸縮空間46の内部に縮ませ、伸縮ばね47が圧縮状態にあり、この時下密封板49が送風通路43を密封しており、この時大平歯車35と小平歯車32とが噛み合っておらず、主動平歯車36と上平歯車30と下平歯車31とが噛み合っていない。
照明灯52により照明を提供する時、照明の時間が経てば経つほど、照明灯52の外側の空気の温度が上げ、熱量検測器50が高い温度を検測した時、制御モータ40が起動して制御ボルト38を回転連動させ、ネジ山連結によって平行移動ブロック39が左へ左極限位置まで移動し、この時伸縮ばね47がまず無弾力状態に戻り、この過程において上密封板45がずっと吸熱通路42を密封しており、それから伸縮ばね47が上密封板45を左に引っ張って吸熱通路42を開け、平行移動ブロック39が切換棒33を連動させて同期に左へ左極限位置まで移動させ、更に下密封板49を左に移動連動させて送風通路43を開け、この時主動平歯車36が左に移動して上平歯車30と下平歯車31と噛み合い、大平歯車35が小平歯車32の左側に移動して小平歯車32と噛み合わなく、この時動力モータ34が起動して大平歯車35と主動平歯車36とを回転連動させ、主動平歯車36が歯車噛合により上平歯車30と下平歯車31とを回転連動させ、下平歯車31が下ファン軸28により送風ファン20を回転連動させて送風し、更に照明灯52の下側に冷風を送り、上平歯車30が伝動軸27により主動プーリ20を回転連動させ、伝動ベルト26により従動プーリ24を回転連動させ、上ファン軸22が吸熱ファン19を回転連動させて風を吸い、更に照明空間13の熱空気を上側のファン空間18の中に吸い込み、更に吸熱通路42により熱エネルギー転換器41の中に送り、更に空気内の熱エネルギーを電気エネルギーに転換して貯蔵し、冷却した気体が送風通路43を通って下側ファン空間18の中に送られ、空気循環が実現できる。
照明灯52を消す時、吸熱ファン19と送風ファン20の回転を保ち、熱量検測器50が、照明空間13の内部の温度が下がり、吸収できる熱量が少ないことを検測した時、制御モータ40が起動して平行移動ブロック39を右へ中間位置に移動させ、この時上密封板45が吸熱通路42を密封し、伸縮ばね47が力を受けておらず、送風通路43が依然として開けた状態にあり、この時主動平歯車36と上平歯車30と下平歯車31とが噛合状態から脱離し、大平歯車35と小平歯車32とが噛み合い、この時動力モータ34が続いて起動し、大平歯車35が歯車噛合により小平歯車32を回転連動させ、更に下平歯車31と下ファン軸28を回転連動させ、更に送風ファン20を加速して回転連動させ、風力を強めることで、照明灯52を早く冷却させる。
【0029】
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内に作動パターンにより各種な変化を実行できる。
【要約】
【課題】本発明は高パワー照明灯の高速冷却装置を開示した。
【解決手段】主体を含み、前記主体の左端面にはシェードが固定的に設置され、前記シェードの中には左方に開口した照明空間が設置され、前記主体の左端面の中には灯座が固定的に設置され、前記灯座の左端には前記照明空間の中に位置した照明灯が固定的かつ通電できるように連結され、前記照明空間の上壁には半円環状の吸熱空間が設置され、前記吸熱空間と前記照明空間との間には吸熱口が連通するように設置され、前記照明空間の下側には半円環状の送風空間が設置され、前記送風空間と前記照明空間との間には送風口が連通するように設置され、前記主体の中にはファン装置が設置され、前記ファン装置は前記主体の中に上下対称に設置されたファン空間を含み、前記ファン空間の左壁には左方に開口した半円環状の通気空間が連通するように設置される。
【選択図】
図1