(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
乾燥した状態で通常使用されるヘアーブラシおよび理髪師の塵を払うブラシに対して、これらのボディブラシおよびフェーシャル・ブラシは、洗剤と共に、ぬれた状態で使用されるように構成される。多くは完全に防水であり、入浴間に使用される。緊密に存在する剛毛の房により、ブラシ・ヘッドは、皮膚粒子、体液、および病原体の他、水も保持することができる。これは垢擦りに関して問題ではなかった。ブラシ・ヘッドは剛毛を含んでおらず、迅速に乾いた。現在のボディブラシおよびフェーシャル・ブラシは、使用後に相当な時間ぬれたままであるので、これらのブラシは、広範囲の菌、バクテリア、寄生、ウィルス病原体の繁殖地となり得る。表皮は通常そのような病弊に対して非常によい防御者であるが、これらのブラシのまさに目的はその皮膚をすりむくことにある。これはユーザを皮膚炎、蕁麻疹、血管浮腫、口辺ヘルペス、壊死性筋膜炎、セリュライト、伝染性の筋炎などを含む様々な病弊にさらし得る。
【0011】
ブラシ・ヘッドは、媒介物としても作用し、ユーザ一人に暴露するように細菌のような病原体を繰り返し輸送し、あるいは、装置が共有される場合、ヒトからヒトへ病原体を繰り返し輸送する。現在の電動フェーシャル・ブラシのいずれも、使用間において確実に清潔に保持されるとともに準備されるようにカバーを提供したりブラシ・ヘッドを殺菌したりするものではない。従って、ブラシは環境に露出される。ユーザの分別に任されるように、これは、装置の一般的な位置、すなわちバスルームにより特に問題である。この環境は、典型的に多くの水流源(例えば、シンク、シャワー、トイレ、およびバスタブ)を有する。これらの水源は水小滴をエアロゾル化する。水滴は、バスルーム全体に尿、糞便、および唾液のような他の要素を輸送可能である。これらは、バスルームの包含される環境内にて一般的に使用される脱臭剤あるいはエアフレッシュナーのようなエアロゾルからの空中に浮かんでいる化学汚染物質にも暴露される。剛毛がこの環境にさらされるため、剛毛は不注意に汚染され得る。ブラシ・ヘッドが正確に格納されず清潔にされない場合、これは、その使用の効果を否定するのみならず、皮膚にバクテリアを運ぶことにより伝染病のような新たな問題を引き起こす場合がある。これは、解決するために元来構成された前提条件を悪化させる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
過去十年間に、電動フェーシャル・ブラシは、パーソナル・ケアにおいて人気が上昇した。洗顔剤および石鹸と組み合わされて、電動ブラシのヘッドは従来の手より多くの皮脂およびにきびを取り除き、毛穴をより効率的に洗浄し、ユーザの個人的な洗浄ルーチンを改善する。
【0013】
市場動向に一貫して、ブラシはハウジング、片手で把持可能な持ち手、およびブラシ・ヘッドを含む。持ち手は、ブラシ・ヘッドを駆動するためのモーター、電源を制御するための電気回路、ON/OFFスイッチ、および、いくつかの場合、モーターの強さを規制する速度あるいはパワー・モード、および制御スイッチを含む。ブラシは、外部電源にコードでつながるか、あるいは内部電源を含む。内部電源は、充電池やコンデンサーのような、使い捨てのバッテリーあるいは充電可能な電源である。充電可能なバージョンは、所定の場合、ブラシ・スタンドの役を兼ねる充電ベースから更に構成される。ブラシ・ヘッドはそれ自体、様々な太さの剛毛面から外側に延びる複数のナイロン剛毛を収容する円形ブラシ・ヘッドから典型的に構成される従来のブラシ・タイプか、あるいは作用面上に柔軟かつ滑らかである閉鎖した発泡構造タイプのいずれかである。伝統的に、振動するブラシは泡ベースのヘッドを駆動する。ほとんどの場合、剛毛、あるいは発泡のヘッドのタイプは、取り外し可能かつ代替可能であり、またブラシ・モーターに同じ平面上の軸線上に作動的に接続されるか、あるいは傾斜角度をなして傾斜する。
【0014】
電動ブラシは、現在利用可能な2つのバージョンのうちの1つに分類することができる。第1のバージョンは振動するモーターを含むブラシ用である。これは高周波で作用し、非常に高速にブラシ・ヘッドを前後に共振させ、これによりヘッドを振動させる。第2のバージョンは回転式の作動であり、これは、駆動されると、一方向にブラシのヘッドを連続して回転させる。両者はユーザ経験選択に主として変換されるという効果を有する。回転はより強力なものとして知覚されるが、振動は敏感肌を有する人々により人気がある。
【0015】
典型的なユーザは、最初に水で顔面および首の領域を湿らせ、続いて湿らせた皮膚あるいは湿っているブラシ・ヘッドに洗剤を直接塗布するであろう。ユーザは続いて利用可能ならば最初に所望の速度またはパワー・モードを選択し、次に、フェーシャル・ブラシのスイッチを入れるためにON/OFFボタンを押すであろう。ユーザは、続いて湿らせた顔面および首の領域の周囲にブラシ・ヘッドを移動させるであろう。使用後に、ブラシは自動的にオフになるか、ユーザがON/OFFボタンを押し、ブラシ・ヘッドをすすぎ、通常バスルーム・エリア内の、あるいは洗浄工程が開始される場所に近接する場所の、受承または充電可能なスタンド、台上あるいはシャワー・ラックに格納するであろう。
【0016】
ブラシは、ユーザの手と、ユーザの手が洗っている顔の領域との間の壁部として作用する。これにより、手から顔の領域へのバクテリアや汚れの輸送の可能性が否定されることが支援される。これは、塞がった毛穴の回避、あるいは、にきびのような慢性の皮膚の症状の悪化に特に有用である。しかしながら、ブラシ収容装置は問題となり得る。現在のフェーシャル・ブラシのいずれも、使用間において確実に清潔に保持されるとともに準備されるようにカバーを提供したりブラシ・ヘッドを殺菌したりするものではない。これは、環境に露出される。ユーザの分別に任されるように、これは、装置の一般的な位置、すなわちバスルームにより特に問題である。この環境は、典型的に多くの水流源(例えば、シンク、シャワー、トイレ、およびバスタブ)を有する。これらの水源は水小滴をアエロゾル化する。これらの水滴は、バスルーム全体に尿、糞便、および唾液のような他の要素を輸送可能である。これらは、バスルームの包含される環境内にて一般的に使用される脱臭剤あるいはエアフレッシュナーのようなエアロゾルからの空中に浮かんでいる化学汚染物質にも暴露される。剛毛がこの環境にさらされるため、剛毛は不注意に汚染され得る。ブラシ・ヘッドが正確に格納されず清潔にされない場合、これは、その使用の効果を否定するのみならず、皮膚にバクテリアを運ぶことにより伝染病のような新たな問題を引き起こす場合もある。これは、解決するために元来構成された前提条件を悪化させる。
【0017】
更に、多くのフェーシャル・ブラシ・メーカーは、フェーシャル・ブラシの過剰使用を無視するように強いるか、決める。過剰使用や異常なまでの使用は、肌の敏感な顔面領域を悪化乃至損傷し、これにより、貴重な油分をはぎ取り、バクテリア、伝染、および炎症に開放される。これにより、フェーシャル・ブラシ自体のプラスの属性がなくなり、保湿剤、メークアップローションあるいは日焼け止めローションのような剥離作用後の皮膚摂生法に続く製品からの感度にユーザをさらす破壊的なツールとなる。何人かのユーザにおいてこれらの栄養素を皮膚から剥離することにより、皮膚表面は、太陽に損傷をより受け易くなり、これによりユーザは、UVの損傷あるいは日焼けにより敏感になり、メラノーマの原因となり得る。上記皮膚の症状がある所定の場合において、これは症状を悪化させ得るのみならず、問題を劇的に永続させ得る。
【0018】
ほとんどのフェーシャル・ブラシ・メーカーは、ユーザの皮膚のための洗浄面を提供する際に、姿勢すべてに適合する1つのサイズを採用する。しかしながら、これは堅固な肌タイプから通常の肌タイプから敏感肌タイプから非常に敏感な肌タイプにわたる肌タイプや人種に応じたものではない。これは、先在する皮膚症状を有するユーザのニーズに答える場合、特に当てはまる。皮膚症状は、炎症を起こしているかひりひりした皮膚を洗浄する際、更なるケアが必要である。
【0019】
これにより、発明者は、上記課題を解決するために解決策をなした。本発明は2つの個別の部分を利用する。すなわち、振動および回転設定を提供する性能と、様々な材料および構成からなる取り外し可能なブラシ・ヘッドとを備える電動フェーシャル・ブラシの持ち手、並びにチャンバの殺菌および乾燥を行う保護的な殺菌性を備えるUVCを備える充電基地局である。
【0020】
ユーザの便宜は更に解決策の中心となる。一旦ブラシの持ち手およびブラシ・ヘッドがその内部に配置されると、チャンバを清潔にするとともに加熱する保護的な殺菌性を備えたUVCのすべての機能的なアクションが活性化される。
【0021】
フェーシャル・ブラシのヘッドを清潔に、殺菌され、充電した状態に保持しておくことが主として重要であるが、ブラシ装置を操作する際、ユーザの経験はよい実行を促進する。日常の使用において、モード制御により、ユーザは、自身のための正しい設定を選択することができ、敏感肌のための柔軟な設定、そしてバランスのとれた肌タイプには通常が選択可能である。ブラシ装置の振動する運動はこれらの日常のモードを伝え、回転作動は、深い剥離作用のためのより強力な設定を活性化する。回転作動は頻繁に使用しないことが推奨される。
【0022】
ブラシ活性化の設定期間により、ユーザは、最適な洗浄時間内に顔面エリアの完全な洗浄を調整可能である。最適な洗浄時間は、ユーザの作業形態に関連する、時間が区切られたセグメントに分割された設定時間である。顔および首のエリアに対する各セグメント、および単純な休止により、ユーザは、あるエリアから別のエリアへの移動を促され、顔および首のエリアを確実に洗浄可能である。この処理は、身体上の四分円、例えば顔および首に対応するブラシ・モーター作動の時間パターンであり、停止することによりそのたびにユーザに所定のエリアから別のエリアに移動することを促し、あるいは、ビープ音を鳴らしたりフラッシュライトによりユーザに所定のセクションを終え、別のセクションに移るように警告するとともに知らせ、最適な結果のために、タイマーが肌の所定のセクションをやり過ぎたり、少な過ぎたりすることを防止する。
【0023】
解決策の一部は、設定を補完するとともに特定の肌タイプや症状を解決するブラシ・ヘッドの範囲を展開することにあった。発明者は、改良された剥離ルーチンの長期にわたる効果に留意して洗浄の文化を概観し、本発明と組み合わせて使用される所定のブラシ・ヘッドタイプを設計した。
(実施の考察)
一実施形態では、チャンバ(基地局)を殺菌するとともに乾燥する保護的な殺菌性を備えるUVCにより、ユーザはそのフェーシャル・ブラシの持ち手およびブラシ・ヘッド(ブラシ装置)を保護し、清潔にし、充電することができる。
【0024】
本発明は一体的な充電ステーション、殺菌および乾燥チャンバを組み込む。この基地局はAC電源駆動であるか、その内蔵バッテリー駆動であるか、コンデンサー駆動であるかのいずれかである。基地局は、内部の殺菌性を備えるUV殺菌チャンバへの窪んだ入口を含み、これは装置の上部に中央に配置される。充電ベースの外側材料は、ガラス、BPAを含まないプラスチック、あるいは樹脂材料である。凹んだ基地局入口(受承部)は、ブラシ装置およびブラシ・ヘッド構造体の底部(挿入部)に対応する。
【0025】
一実施形態では、任意により、基地局の内側壁部の材料は、石英ガラスあるいはUVCの透明な熱可塑性物であり、これにより、殺菌性を備えるUVC放射線の妨害のない分配が可能になる。UVC光源が透明な障壁の背面に位置されるため、ユーザがUVC光源に直接触れる可能性が最小限にされる。別の選択肢は、露出した殺菌性を備えるUVC電球や他の殺菌性を備えるUVC光源用である。基地局は、容易に清掃、メンテナンス、あるいは交換のためにアクセスすることができ、完全防水である。
【0026】
一旦ブラシ装置が基地局に挿入されると、ブラシ・ヘッドは環境から取り払われ、これにより、ブラシ・ヘッドは、使用間に外に残される場合と比較して、より清潔かつより無菌に保持される。これは、上述した本技術において持ち出された課題を解決するのを支援する。ブラシ装置はブラシのヘッド端近傍に内部充電コイルを有する。これにより、基地局においてこのコイルと同様のコイルとの間の非接触電磁結合が形成される。任意により、ブラシ装置と基地局との間の直接的かつ電気的な接続接触は、この充電の連結をなす。一旦基地局がフェーシャル・ブラシの存在を検知すると、充電が開始されるとともに殺菌および任意により加熱サイクルが開始される。基地局内のヒーターは乾燥サイクルをなす。これは、スタック効果によって外的環境に燃焼ガスを輸送する煙突のように作用する内部のチャンバの設計を利用する。
【0027】
循環した空気は、ブラシ・ヘッドの乾燥工程を支援するとともに促進する。室温の空気は基地局・チャンバの真下の小さなクリアランスを使用する際にもたらされる。空気は、基地局とブラシ装置との間の小さな間隙を介して排出される。基地局内に内部電動ファンを包含することにより、気流の交換を増すこと、およびブラシ・ヘッドの乾燥時間を低減することが支援される。ブラシの持ち手とチャンバの凹んだ首との間の上述した間隙は、内側チャンバ入口壁部の内部に戦略的に配置されるフィンによって得られる。これにより、ブラシ装置は、フィン上に支持され、これにより、持ち手と内部の基地局の壁部との間に均等な距離の間隙が形成される。
【0028】
更に、一度基地局の凹部に配置されると、ブラシ装置は安定して保持される。構造体の2つの個別の形状は一体的に適合する。先端ほど細くなる円筒状の持ち手およびチャンバの丸い縦溝のある開口により、ブラシは開口部の大部分が閉塞され、フェーシャル・ブラシ・ヘッドがカバーされる。更に、内部のUVC源の殺菌する光周波より活性化されるUVC放射線の偏向によって引き起こされる回避された汚染が低減される。更に、一旦ブラシ装置が基地局に挿入されると、ブラシ・ヘッドが光源に接触することを防止するように構成される。
【0029】
2つの部分間のこのスリップ・フィットは2つの効果を生じる。1つ目は、ユーザが片手でブラシの持ち手を取り払うことができることにある。基地局を抑えつける必要がないし、固定する必要もなく、また、過度に重みを加える必要もない。そして2つ目は、水蒸気がチャンバベースから逃れるための通路である。これは、フェーシャル・ブラシ・ヘッドおよび接触リング上のいかなる水も乾かすことが支援されるという点で効果的である。間隙なしで、水は、2つの部品間に捉えられる。
【0030】
殺菌は、基地局内のUVC光源によって遂行される。このUVC光源は、ブラシ・ヘッドの周囲を包囲し、ブラシ・ヘッドを浸漬し、ブラシ・ヘッドの表面全体に向けられた影およびそこに捕捉されるいかなる保持される病原体(例えばウィルス、バクテリア、プリオン、寄生動物、あるいは菌類)も取り払う。このリングライトは水銀管灯である。光源は、更に例えばUVC LEDやレーザー源のような、ブラシ・ヘッドの周囲を包囲する一連の点光源であり得る。この光は、一例として、およそ約240nmに集中されるスペクトルの波長を有する。UVC光の波長領域は例として、100乃至280nmである。発光源はこの範囲の外側に、例えば可視スペクトル内に光を放射するが、殺菌の効果を有するのはこの範囲内の光である。任意により、付加的なUVC源がブラシ・ヘッド・ハウジングの基部の上のブラシ装置内に配置され、露出した表面を最大化し、これにより、影内の表面がより少なくなり、その結果、消毒する殺菌性を備える紫外線に露出される表面が最大化される。
【0031】
影を取り払うことを更に支援するために、基地局殺菌チャンバの内部は反射するように形成され、これによりビームがブラシ・ヘッドに一様に分配されることが支援される。UVC光源反射器は、内部の反射面を備える凹状の本体から構成される。この反射面は、UVC源からブラシ・ヘッド上に戻るように放射された光を偏向する。これにより、ブラシ・ヘッド上への光の強度が高められ、効率が改善される。また、反射面により更に、光はブラシ・ヘッド上に配向され、反射なしでアクセス不能なエリアに至ることができる。任意により、殺菌の光源の反射適用範囲を更に最大限にするために、ブラシ・ヘッドはそれ自体、剛毛の背面の反射するパネルを有する。これにより、光は、ブラシ・ヘッドの下側を通って反射して返され、剛毛の軸体を下る。更に、殺菌性を備えるUVCランプの副産物、オゾンは基地局内のバクテリアを酸化させることにより、バクテリア、菌類、アレルゲン、および他の芳香を引き起こす病原体を脱臭し、消毒し、かつ破壊するように効果的に支援する。
【0032】
任意により、反射器の材料はUVC光の反射を非常に効果的に最適化するものと示されたアルミニウムや金属、あるいは光る表面、あるいはコーティング、あるいは金属蒸発、あるいはスパッタリング、あるいは金属メッキを含む。
【0033】
電源と殺菌光源との間を電気的に接続されるタイマーは、センサー・システムや近接するスイッチによってONにトリガされ、所定期間ランプに電源を供給し、その後タイマーがカウントダウンしOFFとなると、ランプから電源を分離する。時間の量は、前回の洗浄からフェーシャル・ブラシが使われたブラシ・サイクルの数に応じて変化する。任意により、ブラシの持ち手は、使用の跡を追うことができる。また、この情報はRFIDトラッキングやBLUETOOTH(登録商標)通信、あるいはアンテナや、有線手段のような手段によって基地局に伝えることができる。ブラシと基地局との間に通信リンクがあるので、それらのいずれかは、ユーザに情報を伝えるためにディスプレイを有する。このディスプレイは、残りの充電時間、残りの殺菌時間、完了したブラシをかけるサイクルの数、残りのブラシ・ヘッドの寿命、およびブラシをかける期間の平均などのものを特に示すことができる。
【0034】
設計のチャンバは、ウォータートラップとなり得る割れ目が欠けている。水がブラシ・ヘッドから滴る場合、水は、チャンバの底部の開口部を介して装置を通して落ちる。更に、チャンバが両端上で開放され、割れ目が欠けているため、清掃が非常に容易である。これは、悪い衛生化に関連付けられるカビやバクテリアを培養する病原体(例えばウィルス、バクテリア、プリオン、寄生動物あるいは菌類)に関するいかなる問題にも取り組む。この水は蒸発するまで台上にある。これに代えて、チャンバの下に位置される親水性のパッドが設けられてもよい。このパッドは、その容積全体にわたって、あるいはその表面に沿って水を輸送する。水が広げられるので、パッドはより多くの蒸発の表面積を有し、相当加速された速度で環境に失われる。任意により、このパッドはブラシ・ヘッドの方へのUVC光の反射および上方への配向を更に最適化する反射面のような更なる機能を有する。更に、別の選択肢として、パッドまたは基地局構造体は、ブラシ・ヘッドの下に配置される付加的なUVC光源を含む。
【0035】
一旦ブラシが基地局に挿入されると、活動はすべて自動的に活性化される。これは、ユーザが付加的な操作をしなくても行われるため、便宜である。
一実施形態において、ブラシ装置は、持ち手を備えたエルゴノミックス設計のハウジングを含み、これは片手で把持され、また、ブラシ装置は、取り外し可能なブラシ・ヘッドを保持するためのメカニズムを更に含む。これにより、ユーザは、自分の好みのブラシ・ヘッドを選択可能である。ブラシ装置の外側材料は、ガラス、BPAを含まないプラスチック、あるいは樹脂材料である。持ち手は、ブラシ・ヘッドを駆動するためのモーター、充電池やバッテリーによる電源供給、電源を制御するための電気回路、およびON/OFFスイッチを更に含む。本ブラシ装置構造体は防水である。
【0036】
本ブラシ装置はブラシのヘッド端近傍に内部充電コイルを有する。これにより、基地局においてこのコイルと同様のコイルとの間の非接触電磁結合が形成される。装置は、ユーザがモーターの強さを規制するためのパワー・モード・ボタンを更に含む。このモード・ボタンは、様々な肌タイプ、速度、感覚、あるいはルーチンに対応する設定に転換され、これにより、ユーザは、所望の設定を容易に認識することができる。一実施形態において、モーターは、振動から回転式の作動に移る性能を有する。この作動はギア機構や制御回路によってなされ、制御回路は、電源を規制し、これによりモーターは、前後の振動から完全な回転に移る。任意により、ブラシ装置は、2つのモーターを含み、1つは、振動または回転の各作動専用であり、これらの間を切り替える選択機構を備える。ユーザは、モード・ボタンで設定を選択する際、この切り換えをシームレスなものと解釈するであろう。
【0037】
ブラシ装置使用の頻度を考慮して、また、ユーザの肌タイプのニーズに答えるために、オプションの取り外し可能なブラシ・ヘッドの範囲を展開した。これらの設計はモーターの作動、モード選択、および使用頻度を補足する。そのようなブラシの一形状は、顔のエリアの輪郭およびしわを補完する。ブラシの角度をなす性質は、鼻およびトップの唇エリアのような顔のこれらの領域に至るように構成され、従来のサーキュラ・ブラシ・ヘッドのみを使用することによっては達成が困難であるより大きな剥離作用を伝えることができる。
【0038】
ユーザ経験によりブラシを操作する際の良好な実施が、その作動の活性化に組み込まれた単純に従うプロンプトによって促進される。第1は、ブラシ・モーターの活性化の時間を区切った作動の使用により、ユーザは、最適な洗浄時間内に顔面エリアの完全な洗浄を調整可能である。最適な洗浄時間は、例えば1分であり、発明者はこれを15秒の4つの時間を区切ったセグメントに分割した。ユーザのための作業パターンにこれを関連付けるために、顔面は4つの四分円、すなわち額、ほお、鼻およびあごエリア、そして最後に首にこの順で分割される。各連続した時間セグメントを示すために、単純な停止により、ユーザは、1つのエリアから別のエリアへ移動するように促され、これにより、顔面および首のエリアの洗浄を確実に完了することができる。このようにユーザを案内することにより、特により深く剥離するブラシ・ヘッドのタイプを使用する際に、ユーザが1つのエリアを過剰に清潔にすることから遠ざかることが支援される。
【発明を実施するための形態】
【0040】
今日の電動フェーシャル・ブラシおよびボディブラシの上記課題を解決するために、本発明はブラシおよび殺菌装置のシステムから構成される。使用間に、ユーザは、殺菌装置を備えるブラシをドックに入れる。ブラシ(剛毛を含む)の操作側は、殺菌装置内に配置されるとともに扱われる。ユーザが容易に装置を検索するとともにこれを利用することができるように、ブラシの持ち手は殺菌装置の外側に残される。環境からブラシ・ヘッドを隔離することによって、ブラシ・ヘッドは使用間に外側に位置されたままであるよりも清潔に保持される。これは、上述した本技術において持ち出された課題を解決するのを支援する。一実施形態において、殺菌装置は紫外線ランプから構成される。可視スペクトルにおけるいくらかの放射の生成もするが、ランプの機能の範囲は(殺菌効果を生じる)は、およそ240nmの波長に集中する。紫外線(UV)光の直接的な殺菌の効果に加えて、紫外線ランプはオゾンも生成する。これにより、その存在によりバクテリアを酸化させることによって、バクテリア、菌類、アレルゲン、および他の芳香を引き起こす病原体を脱臭し、消毒し、かつ破壊することが支援される。
【0041】
殺菌(気体または液体の浸漬、オートクレーブ、真空あるいは迅速な乾燥)用の他の戦略があるが、UV殺菌は単純かつ費用効果がある。部品が少なくて済み、静かで、容易に包含可能かつメンテナンス可能である。UV殺菌が他の解決策のうちのいくつかに対して有する一短所は、UV殺菌が光を利用し、光は影をなすことにある。殺菌を意図したブラシ・ヘッドの一部が影にあれば、殺菌の効能は大幅に低減されるであろう。いくつかの先行技術による汎用UV殺菌装置(例、Milliganによる米国特許出願公開第20120074334 A1号)は、より大きな範囲を得るように解決策として複数のUVランプを記載する。これにより、製造コストが直接増加し、完全な範囲を得るために相当数の電球が要求される。他の先行技術(例えばネビンによる米国特許第4698206号)は、チャンバの内部上に反射面を導入することによりこの短所に取り組む。これは製造コストを更に増加させ、また、完全かつ一様な適用範囲を保証するものではない。
【0042】
このような表面を形成する典型的な方法は、モールド成型されたプラスチック表面上に金属をスパッタリングすることにある。効果的ではあるが、このような複合部分は再利用が困難である。本発明では、単一のランプが開示されるが、このランプは、先行技術とは異なるリング構造体(あるいは環状、トーラス、あるいはドーナツとして周知)にある。光が多くの角度からブラシ・ヘッドに接近し、影が大きく低減されるか、取り払われるように、ブラシはリング内に配置される。実際上、ランプの寿命の症状のために、リングは中断される。しかしながら、この中断は小さく、また、ほとんどのランプは環状の形状およびその効果を保持する。他の実施形態では、光源は、例えばUV−C LEDのような、ブラシ・ヘッドの周囲を包囲する一連の点光源である。
【0043】
一実施形態では、影を取り払うことを更に支援するために、基地局殺菌チャンバの内部は反射するように形成され、これによりビームがブラシ・ヘッドに一様に分配されることが支援される。一実施形態では、UV−C光源反射器は、内部の反射面を備える凹状の本体から構成される。この反射面は、UV−C源からブラシ・ヘッド上に戻るように放射された光を偏向する。これにより、ブラシ・ヘッド上への光の強度が高められ、効率が改善される。また、反射面により更に、光はブラシ・ヘッド上に配向され、反射なしでアクセス不能なエリアに至ることができる。一実施形態では、任意により、殺菌の光源の反射範囲を更に最大限にするために、ブラシ・ヘッド自体が、剛毛の背面に反射パネルを有することができる。これにより、光は、ブラシ・ヘッドの下側を通して剛毛自体の軸体を下って反射される。
【0044】
任意により、一実施形態において、ブラシ・ヘッドに対して作用される力の感覚によってブラシ装置モーター作動サイクルを活性化することができる。一旦センサー、小型のスイッチ、機械的な装置、MEMS、あるいは圧電気材料を使用して、力が所定の閾値を越えると、モーターは活性化される。任意により、一旦力が閾値未満に低減されると、モーターは止まる。
【0045】
もう1つの選択肢は、モーター作動サイクルを操作する手段としてブラシ装置の表面全体、あるいは選択されたセグメントを利用する。ユーザは、ブラシ装置の持ち手に対して作用される力の感覚の適用によって、モーター作動サイクルを開始する。この作用は、一例として、モーター作動サイクルを停止する手段として、繰り返すことができる。
【0046】
任意により、この同じ概念は、ブラシ装置モーターのパワー・モードを制御する手段として作用してもよい。ブラシ装置の持ち手表面あるいは選択されたセグメントに対して作用される力の感覚の適用によって、モーターの出力パワー速度は、モードを加速、低減、あるいは変更する。この概念は、ブラシ装置が確実に正確に使用されるように、また、ブラシ装置が有害に使用された場合に、これを不能にするように使用することができる。あまりにも力が強すぎると、皮膚に損傷を生じ得る。力が予め定められた閾値を超える場合、モーターがオフにされるかユーザに信号が送信され、ユーザに力を低減させる。
【0047】
任意により、一例として、ブラシ装置はON/OFFボタンのみを備える1つの速度であり、基地局の外部に代替可能なバッテリーあるいは個別の電源を有する。
一実施形態において、基地局の電源と殺菌性を備える光源との間に電気的に接続されるタイマーは、センサー・システムまたは近接スイッチによってONにトリガされ、所定の時間亜ランプに電源を供給し、その後、タイマーがカウントダウンし、OFFになると、ランプから電源を切断する。時間の量は、ブラシ装置があったブラシ・サイクルの数によって最後の掃除以来異なる。実施形態では、任意により、ブラシの持ち手は、使用法の跡を追うことができる。また、この情報はRFIDトラッキングやBLUETOOTH(登録商標)通信のような手段によって基地局に伝えることができる。ブラシと基地局との間に通信リンクがあるので、それらのいずれか(あるいは両者)は、ユーザに情報を伝えるためにディスプレイを有する。このディスプレイは、残りの充電時間、残りの殺菌時間、完了したブラシをかけるサイクルの数、残りのブラシ・ヘッドの寿命、あるいはブラシをかける期間の平均などのものを特に示すことができる。
【0048】
一実施形態では、殺菌装置はブラシと接触せず、ブラシ面の真下に直接存在しない。ブラシ・ヘッドから任意の滴数の流体が落ちる場合、流体は基地局を完全に通して落ち、基地局が載置される台上に配置される。これによっては微粒子は除去されないが、流体は清掃のためにアクセス不能または困難であるチャンバに確実に存在しなくなる。微粒子はすべて規則的な台の清掃ルーチン中に台上から取り除くことができる。一実施形態において、これに代えて、チャンバの下に位置される親水性のパッドが設けられてもよい。このパッドは、その容積全体にわたって、あるいはその表面に沿って水を輸送する。水が広げられるので、パッドはより多くの蒸発の表面積を有し、相当加速された速度で環境に失われる。一実施形態において、任意により、このパッドはブラシ・ヘッドの方へのUVC光の反射および上方への配向を更に最適化する反射面のような更なる機能を有する。更に、別の選択肢として、パッドまたは基地局構造体は、ブラシ・ヘッドの下に配置される付加的なUVC光源を含む。
【0049】
ブラシ装置が基地局とドッキングする間に、ブラシ装置は充電もされる。実施形態は基地局の上端における誘導コイルを示す。ブラシ装置において整合するコイルが基地局のコイルに接近されると、エネルギーが基地局からブラシ装置に伝達される。このエネルギーはバッテリーを充電するか、コンデンサーにエネルギーを付与し、これらのいずれかはブラシの持ち手の電源として作動する。任意により、ブラシ装置と基地局との間の直接的な電気的接続接触は、この充電連結をなす。
【0050】
一実施形態では、ブラシ・ドライヤーが殺菌装置基地局に含まれる。ブラシ・ヘッドが湿っている間、ブラシ・ヘッドは、微生物の成長を支援することができる培地として機能する。迅速に乾燥されると、この培地は分裂し、成長が止められる。ドライヤーは基地局のヒーターから構成される。このヒーターは、ブラシの周囲の空気の温度を増す。この空気の温度の上昇により、水がより迅速に蒸発し、更に気流が発生する。暖められた空気は上昇し、基地局とブラシ装置との間の小さな間隙を介して基地局から抜ける。この間隙は、基地局がドッキングしたブラシ装置に対して触れないように、基地局の小さなリブによって維持される。この小さな間隙により、更にこの領域の流体は、捉えられるよりむしろ乾燥する。補充空気(逃げる暖気と交換される空気)が底部から基地局内にもたらされる。小さな間隙が殺菌基地局とこれが着座する表面との間に存在する。この空気は続いて加熱され、プロセスが繰り返される。
【0051】
一実施形態では、殺菌基地局内に内部電動ファンを包含することにより、気流の交換を増すこと、およびブラシ・ヘッドの乾燥時間を低減することが支援される。このファンは連続ベースで、あるいは負荷サイクル上で作動するか、あるいは湿度センサーに接続される制御部にトリガされ、高い湿度(湿った表面)が検知されると、ファンのスイッチが入れられる。電動ブラシにおいて、ブラシ・ヘッド自体は、気流移動器として機能するとともに空気を循環させる。ブラシの持ち手は、センサーを介して持ち手がドッキングされていると検知すると(例えば、スイッチとして、回路が完成され、あるいはドッキング位置を検知して)周期的にブラシの持ち手を回転させ、チャンバ内の空気を攪拌し、更に乾燥時間を低減させる。
【0052】
一実施形態において、ブラシを操作する際の良好な実施が、その作動に組み込まれた単純に従うプロンプトによって促進される。第1は、ブラシ・モーターの活性化の時間を区切った作動の使用により、ユーザは、最適な洗浄時間内に顔面エリアの完全な洗浄を調整可能である。清潔にする時間は1分であり、一例として、15秒の4つの時間区分に分割されるか、あるいはT秒のうちのN個の区分に分けられる。ここで、NT=1分である。ユーザのための作業パターンにこれを関連付けるために、顔面は4つの四分円、すなわち額、ほお、鼻およびあごエリア、そして最後に首に分割される。各連続した時間セグメントを示すために、単純な停止、あるいは光のフラッシュ、あるいはビープ音により、ユーザは、1つのエリアから別のエリアへ移動するように促され、これにより、顔面および首のエリアの身だしなみを確実に完了することができる。このようにユーザを案内することにより、特により深く剥離するブラシ・ヘッドのタイプを使用する際に、ユーザが1つのエリアを過剰に洗浄することから遠ざかることが支援される。一実施形態において、他の身体エリアが同じ装置で洗浄される。
【0053】
一実施形態において、以下のシステムおよび要素が開示される。すなわち、
図1(a)は、基地局およびその上でドックに入れるブラシ装置を示す、一実施形態による一例としてのシステムを示す。
図1(b)は、一実施形態による一例としてのシステムを示し、これは、基地局を示し、加えてブラシ装置を示し、基地局およびチャンバ内に、ブラシ、ブラシ・ヘッド、反射器、UV光、制御回路、チャンバ、反射面、および脚体の要素を備える。チャンバおよび基地局内部のより詳細に関しては、付属書4の図面を参照のこと。
【0054】
図2は、一実施形態による一例としてのブラシであり、制御回路を備え、電源およびモード・スイッチを備え、加えてモーター、バッテリー源、ハウジング、充電コイル、およびブラシ・ヘッドを備える。より詳細に関しては、付属書4の図面を参照のこと。
【0055】
図3は一実施形態による一例としてのシステム図であり、中央処理装置によって設定されるUV光を備え、RFID、BLUETOOTH(登録商標)、あるいはブラシ用アンテナを介した通信を備え、加えてユーザ・インターフェースのためのメニュー・ボタン、マニュアル・ボタン、およびディスプレイを備え、更にユーザが知ることができるように充電および清掃ライトインジケータを備える。システムは、ブラシの使用の履歴および頻度を使用し、プロセッサーによって使用される清潔にする規則(例えば、適切な清掃に必要とされる最小の強度および時間のための規則エンジンに格納される)に基づいて、適切な清掃のためのUV光の時間および強度を決定する。プロセッサーは、更にモーターを制御し、モーター制御を通じて、速度、方向、およびON/OFFスイッチを制御する。
【0056】
図4は、モーター速度および回転/振動モードを命じるモーター制御装置を備える、一実施形態による一例としてのシステム図である。履歴のログは、ブラシの作動時間を記録し、この記録から清掃処理間に作動される総時間数を計算し、プロセッサーを使用して、規則エンジンに基づいて、次の清掃のためのスケジュールを最適化する。これにより、UVライトのスケジュール用の、周期性およびタイムテーブルの他、UVライトのための時間および強度が設定されるであろう。UVライトをトリガする他のイベントも設定される。ファンによる空気循環および乾燥機能は、ファン制御装置によって、例えばファン回転速度、および方向を、あるいは速度を上に、あるいは下に傾斜させるように制御される。ファンを開始するための情報は湿度センサー、あるいは他の源から来るが、これは例えば、ブラシ・ヘッドを乾かす必要があることを示す。
【0057】
図5は、一実施形態による一例としてのシステムであり、ドッキングがセンサーまたはスイッチによって検知され、例えば、ブラシの本体上で1個の金属を使用して、電気回路が閉鎖される、基地局上の完全なドッキングを示す。これにより、続いて洗浄プロセス、充電プロセス、あるいは気流プロセスが、例えば、ファンを使用してトリガされるであろう。洗浄オプティマイザーは、光のための適切なUV強度および期間、ライトの適切な数を設定する。水/湿度センサーは、リモート・ヒーターやランプ・ヒーター機能用のヒーター制御装置をトリガする他ファン機能用のファン制御装置をトリガする。
【0058】
図6は、一実施形態による一例としてのシステムであり、バッテリー、コイル、誘導、ケーブルあるいは金属製コネクタを使用する、充電制御装置を示す。システムにより、複数のUVライトを使用する洗浄処理は、時間、強度、および周期性で最適化される。システムは、システム用の反射器の位置あるいは配置を調整するためにオプティマイザーを更に使用し、ブラシ上に最大のUV反射を有し、最小の消費エネルギーで最良の洗浄が可能なように、例えば、ブラシ・ヘッド上に光をよりよく焦点を合わせるために凸面または凹面鏡を使用し、相対的位置を移動または調整し、レンズや鏡の焦点や距離を設定する。
【0059】
一実施形態では、付属書4からフェーシャル・ブラシ・コンポーネントおよび設計のための以下のシステムおよび要素が発明者に開示される。
図1は様々なヘッド、および持ち手、あるいは本体を備える様々なフェーシャル・ブラシの図を示す。
図2は様々なブラシの運動機能、回転および振動を示す。
図3は、異なる側および視野から、ブラシとともに、あるいはブラシのないフェーシャル・ブラシ装置を示す正射投影法図を示す。
図4は、異なる側および視野から、チャンバを備えた基地局を示す正射投影法図を示す。
【0060】
付属書4の
図5は、異なる側および視野から、チャンバを備えたフェーシャル・ブラシ装置および基地局を一体的に示す正射投影法図を示す。
図6は、縦および横の分断(断面)により、異なる側および視野により内部からフェーシャル・ブラシ装置を示し、電源およびモード・スイッチを備える制御回路、1つ以上のモーター、バッテリー源、フェーシャル・ブラシハウジング、充電コイル、およびブラシ・ヘッドを示す。
【0061】
付属書4の
図7は、基地局の内部に設定されるような、図の2つの状況1と2との間でマークされるような、基地局と係合するフェーシャル・ブラシ装置を示す。
図7は、内部からの断面図を更に示し、充電コイル、UV光源、制御回路、チャンバ、並びに装置および基地局の残りの要素を示す。
図7は、基地局にドッキングされるブラシ装置を示し、ブラシ装置を配置することにより、UVCシーケンスの活性化が行われる。チャンバは紫外線を使用する洗浄装置であり、洗浄装置は、放物線状の光加速チャンバ内で改良され、光源、および一様な光源から紫外線を照射可能な光ガイド部材を備え、完全な浸漬および最大の殺菌効果を得られるようにブラシ・ヘッドを浸漬する。洗浄装置は、紫外線を活性化するために時間を区切った作動を有し、ブラシ装置のための充電ステーションとして作動する。
【0062】
付属書4の
図8は、基地局の内部に設定されるような、図の2つの状況1と2との間でマークされるような、基地局と係合するフェーシャル・ブラシ装置を示す。
図8は、内部からの断面図を更に示し、フェーシャル・ブラシ充電コイル、基地局充電コイル、並びに装置および基地局の残りの要素を示す。
図8は、基地局にドッキングされるブラシ装置を示し、ブラシ装置を配置することにより、ブラシ装置の回路の充電の活性化が行われる。
【0063】
付属書4の
図9は、基地局の内部に設定されるような、基地局と係合するブラシ装置を示し、チャンバ内部の詳細を示す、反射器およびUV光源を内部から示す断面図である。放物線状の光加速チャンバは一様な光源から構成され、全体浸漬および最大殺菌効果を得られるようにブラシ・ヘッドを浸漬する。
【0064】
付属書4の
図10は、基地局の内部に設定されるような、基地局と係合するブラシ装置を示し、反射器、UV光源、制御回路、チャンバ、および反射面を詳細に内部から示す断面図である。任意により、反射器のパッドは図示のようにブラシ・ヘッドの方へのUVC光の反射および上方への配向を更に最適化する反射面のような更なる機能を有する。
【0065】
付属書4の
図11は、基地局の内部に設定されるような、基地局と係合するブラシ装置を示し、反射器、UV光源、制御回路、チャンバ、および付加的なUVC源を詳細に内部から示す断面図である。任意により、図示のように、付加的なUVC源は、視界のより多くの適用範囲およびより広い角度のためにブラシ・ヘッドの下に配置される。
【0066】
付属書4の
図12は、基地局の内部に設定されるような、図の2つの状況1と2との間でマークされるような、基地局と係合するブラシ装置を示す。
図12は、更にチャンバおよび基地局の内部からの正面図であり、内部の詳細を様々な側面図で示す。
図12は基地局にドッキングされるブラシを示し、ブラシの持ち手の周囲の小さな間隙を示し、チャンバの首は、図示のように、内部のチャンバ入口壁部の内部に戦略的に配置されるフィンによって得られる。これにより、ブラシの持ち手は、フィン上に支持され、これにより、持ち手と内部のチャンバの壁部との間に均等な距離の間隙が形成される。
【0067】
付属書4の
図13は、基地局の内部に設定されるような、図の2つの状況1と2との間でマークされるような、基地局と係合するブラシ装置を示す。
図13は機能3(乾燥機能)を示す。フェーシャル・ブラシ構造体の単純なシーケンスは、フェーシャル・ブラシ・ヘッドのための乾燥シーケンスを活性化する。
図13は、リモート・ヒーターあるいはランプ・ヒーターを使用する、気流およびブラシ・ヘッドを備えるシステムの断面を更に示し、システムの様々な他の要素を示し、チャンバおよびブラシの周囲の気流の断面を示す。リモート・ヒーターの例は、1)リモート・ヒーター、2)基地局チャンバ入口の間隙、3)基地局チャンバ、および4)チャンバ足部を示す。ランプ・ヒーターの例は、1)ランプ・ヒーター、2)基地局チャンバ入口の間隙、3)基地局チャンバ、および4)チャンバ足部を示す。
【0068】
付属書4の
図14は、様々な取り外し可能なブラシ・ヘッドを備えるブラシ装置を示し、各種作業および経験のための様々な形状を示す。
図14は、ヘッドの構成を変更するユーザを示す。付属書4の
図15は、LCD充電スクリーンの視覚的なシーケンスのための、基地局の側面図を示し、充電プロセスを完全に示す。
【0069】
付属書4の
図16は、基地局の側面図を示し、LCD洗浄スクリーンの視覚的なシーケンスを示し、ブラシのないサイクルでのセルフ洗浄を示し、挿入の頻度、および最近装置が使用された時間あるいは合計に基づく様々な洗浄の強度および時間を示す。この基準は、ブラシ洗浄にも使用可能である。
【0070】
一実施形態では、以下のシステムおよび要素が開示される。皮膚ブラシ殺菌システムであって、・携帯型の皮膚処理装置、・モーターおよび電源を含む筐体、・モーターにより機械的に移動される皮膚接触要素、・自立型殺菌装置、・殺菌手段を含むハウジング、・前記自立型殺菌装置とドッキングする携帯型の皮膚処理装置、・前記皮膚接触要素は前記殺菌手段に露出され、前記筐体の一部は前記ハウジングの外部に位置される。
【0071】
一実施形態では、以下のシステムおよび要素が開示される。皮膚ブラシ殺菌システムであって、・携帯型の皮膚処理装置、・モーターおよび電源を含む筐体、・モーターにより機械的に移動される皮膚接触要素、・自立型殺菌装置、・殺菌手段を含むハウジング、・前記殺菌手段は、紫外線スペクトルの光を放射する少なくとも1つのランプから構成される。
・ランプのうちの少なくとも1つは、単一の発光源であり、その幾何学の大部分は円環体として開示される。
【0072】
一実施形態では、以下のシステムおよび要素が開示される。皮膚ブラシ殺菌システムであって、・携帯型の皮膚処理装置、・モーターおよび電源を含む筐体、・モーターにより機械的に移動される皮膚接触要素、・自立型殺菌装置、・殺菌手段を含むハウジング、・前記自立型殺菌装置とドッキングする携帯型の皮膚処理装置、・ドッキングされる間、残骸が前記接触要素から落ちても、前記残骸は前記自立型殺菌装置のいかなる部分とも接触しないであろう。
【0073】
別例では、以下のシステムおよび要素が開示される。
・電源=バッテリーまたはコンデンサー、・皮膚接触要素=剛毛の房の列、泡、軽石、・殺菌手段=UVランプあるいはドライヤー、・ドライヤー(湿気および/または気流発生器を駆動するヒーター)、・皮膚接触要素は取り外し可能かつ代替可能である。
・携帯型の皮膚処理装置はタイミング装置を有し、装置のスイッチが入れられるのに応じて、経過時間の間隔を連続して表示する。経過時間の間隔は、目標設定または目標として、皮膚の部分の処理のための所望の時間に関係する。
・殺菌装置基地局の内部部品はUV光の適用範囲を増加させるように反射する。
・皮膚接触要素の部分はUV光の適用範囲を増加させるように反射する。
【0074】
上記の実施形態はすべて互いに組み合わされてもよく、上述した要素を混合するか加えるための、あるいは本開示における組み合わせの数に制限はない。
以下のセクションは、発明者が最近出願した歯ブラシシステムのための別の関連する発明に取り組む。教示および要素のうちのいくつかは、本発明の教示および要素と同様である(先の出願は発明の名称が「歯ブラシ殺菌システム」である、2015年1月25日に出願された米国特許出願第14/604729号明細書であり、その全体がここに開示されたものとする。)。
(歯ブラシ殺菌システム)
歯ブラシは、個人の健康状態および歯科衛生にとって重要であると証明される。ユーザが特にこの製品と共有する関係により、歯ブラシは病気を促進するか拡張する要因になり得る。その頻繁に湿る性質により、ユーザがその人の口に配置するブラシの部分は、病原体をかくまう。もっぱら健康な個人によって使用されるブラシさえ、所定の期間にわたって不健康な細菌が増加する。そのような細菌は、ユーザ自身の口、および/または歯ブラシが使用間に維持される環境に由来する。
【0075】
ほとんどの歯ブラシはバスルームに保持され、これはしばしば細菌のための肥沃な環境である。湿っていることに加えて、使用後にブラシから食物粒子のすべての跡を取り除くことは困難である。これらの有機的な粒子は、カビおよびバクテリアの促進のための培地として機能する。使用時の清掃間に加えて、ブラシがその最初の使用に先立って確実に清潔であることに対するニーズがある。パッケージングおよび販売に先立って歯ブラシの特定のレベルの殺菌あるいは衛生を要求する法規は、現在存在しない。
【0076】
従って、消費者による使用の前に、およびその使用の間に効果的に歯ブラシを無菌化する装置に対する大きなニーズがある。また、実際、これを達成することを試みる発明は、1世紀にわたって文献において周知である。大多数のこれらの発明は歯ブラシおよびチャンバを含む。ユーザは使用間にチャンバにブラシを返す。チャンバ内に、殺菌手段が設けられる。この数年にわたって、この殺菌手段の正確な性質は、ときに技術の進歩により、またあるときは効果、安全性、製造コスト、あるいは便宜により変化している。
【0077】
以下の表は、様々な殺菌手段に典型的ないくつかの発明をリスト化する。
【0078】
【表1】
いくつかの先行技術のうちの望ましくない一態様は、挿入時に、取り出し時に、あるいは殺菌処理中に、ブラシの剛毛、あるいは剛毛のすぐ近傍のブラシの一部をユーザの口に再び入れて、殺菌チャンバの所定の部分に触れさせる必要がある。この望ましくない接触は、チャンバからブラシ上に病原体または残骸を戻し、またその逆も言える。これは相互汚染の元となり、システムにいくつかの残余の病原体あるいは残骸を常に残したまま前後に行き来する。この種の発明の一例はAthonによる 米国特許第1696706号明細書に開示される。発明は、ブラシが脱落しないように保持するために、チャンバの内部と摩擦接触する剛毛に依存する。同様に、Farrarによる米国特許第2592131号明細書は、剛毛が載置されるリップ部を形成する。
【0079】
先行技術による発明の多くは、ユーザが、チャンバにブラシを入れるか、取り払うか、あるいは殺菌サイクルを活性化するための付加的なアクションを行うことを要求する。例えば、Fowlerによる米国特許第1074169号明細書は、ブラシを完全に包囲する包囲部を教示する。ブラシを挿入するか取り払うために、ユーザは、アクセスするためにドアを開ける必要がある。ユーザが片手に既に歯磨きの容器を保持している場合、これは不便となり得る。Thompsonによる米国特許第1553648号明細書は、ドアを開けることなくブラシにアクセス可能な解決策のクラスの典型である。これらの解決策において、チャンバとブラシアセンブリとの間のシールが、従順なストッパや従順なチャンバを使用することによって行われる。続いてユーザがブラシを取り出す間にこれをチャンバ上に保持して静止した状態に保持する必要があるか、あるいは固定面(例えば壁)にチャンバを取り付ける必要がある。取り付けは、多くの環境において不便であるか非実用的である追加のアクションである。MacShaneによる米国特許第1708423号明細書は、殺菌処理を開始するために個別のアクションを行うことをユーザに要求する。
【0080】
Heckerによる米国特許第6123477号明細書は、チャンバを含まない殺菌装置を教示する。この発明において、第2のブラシが歯ブラシの剛毛を清掃するために使用される。これは歯ブラシがチャンバで保護される代わりに殺菌間で周囲の環境にさらされるという明白な短所を有する。加えて、効能はユーザ技術に高度に依存するようである。更に、これはユーザの口に入るすべての面の条件に対して剛毛の殺菌にのみ焦点を当てる。
【0081】
以下の表は、内蔵型歯ブラシ殺菌装置を教示するとともに上述した短所を有する発明をリスト化する。
【0082】
【表2】
Lamonde、EmbryおよびPorterは殺菌を教示しない。これらの発明は歯磨きまたは口内洗浄液を輸送する。しかしながら、歯磨きに代えて殺菌流体が構想され得る。
【0083】
殺菌チャンバを含む先行技術の発明のすべてにおいて、ユーザはその口(上述した)に入れる歯ブラシの要素間に接触があるか、あるいは、口に入る剛毛および歯ブラシの持ち手の直下にチャンバの部分が存在する。これによる短所は、ブラシから落ちる流体あるいは粒子がチャンバの内部に留まることにある。ブラシは使用直後にチャンバに入れられるので、所定量の水とともに装填される。この水の2滴がブラシから落ち、これとともにユーザの口やブラシの周囲の環境に由来する食物粒子、歯磨き、あるいは病原体までも輸送する。
【0084】
発明のうちのいくつかは、チャンバから水を押し流すためにドライヤーを設けることを考慮に入れる(例、Choiによる米国特許第5487877号明細書)。水がチャンバから押し流されても、水に含まれる粒子は残るであろう。せいぜい、これによりチャンバに微粒子が付着するため、頻繁に清掃が要求されるであろう。最悪の場合、これは、ブラシがチャンバに入れられなかった場合により悪環境にブラシをさらず細菌の温床になり得る。周囲の環境に殺菌手段が確実に漏れないように、先行技術による発明の多くは、完全に閉鎖したチャンバに依存する(例えば、Hurleyによる米国特許第1364557号明細書、Eckhardtによる米国特許第6461568号明細書、およびBarhamによる米国特許第6966441号明細書)。従って、要約すると、先行技術は本開示にここで開示される発明とは大きく異なる。
【0085】
本発明による一実施形態において、ユーザの口に入るブラシ・ヘッドおよび軸体がチャンバと接触しない方法およびシステムについて開示する。更に、ブラシ・ヘッドおよび軸体の下に、チャンバはない。ブラシ・ヘッドから任意の滴数の水が落ちる場合、水はチャンバを完全に通して落ち、チャンバが載置される台上に配置される。これによっては微粒子は除去されないが、微粒子は清掃のためにアクセス不能または困難であるチャンバに確実に存在しなくなる。微粒子はすべて規則的な台の清掃ルーチン中に台から取り除くことができる。
【0086】
本発明の一実施形態では、滅菌手段はUV−Cランプである。この選択は、他の殺菌手段に対して効果を有する。効果のうちのいくつかは、流体がこぼれず(液体およびスプレー殺菌に対して)、大気に危険物が漏洩せず(ガスブランケット殺菌に対して)、表面が熱くならず(オートクレーブ殺菌に対して)、迅速で(ドライヤーによる殺菌に対して)、静音である(真空殺菌に対して)ことにある。UV殺菌が他の解決策のうちのいくつかに対して有する一短所は、UV殺菌が光を利用し、光は通常固有の影に関連付けられることにある。すなわち、殺菌を意図したブラシ・ヘッドの一部が影にあれば、殺菌の効能は大幅に低減されるであろう。先行技術(例、Pinskyによる米国特許第7213603号)のうちのいくらかは、より大きな範囲を得るように解決策として複数のUVランプを記載する。これにより、製造コストが直接増加し、一様な範囲を得るために相当数の電球が要求される。他の先行技術は、チャンバの内部上に反射面を導入することによりこの短所に取り組む。これも、製造コストが増加する。このような表面を形成する典型的な方法は、モールド成型されたプラスチック表面上に金属をスパッタリングすることにある。効果的ではあるが、このような複合部分は再利用が困難である。
【0087】
本発明では、単一のランプが開示されるが、このランプは、先行技術とは異なるリング構造体(あるいは環状、円環体、あるいはドーナツとして周知)にある。光が多くの角度からのブラシ・ヘッドに接近するように、かつ影が大きく低減されるか、取り払われるように、歯ブラシのブラシ端はリング内に配置される。実際上、ランプの寿命の症状のために、リングは中断される。しかしながら、この中断は小さく(小さな距離)、ほとんどのランプは環状形状およびその効果を保持する(すべての角度から歯ブラシを良好な範囲に)。ここで、歯ブラシシステム/装置をより詳細に後述する。
【0088】
添付の発明は、消費者によって使用される電子歯ブラシ殺菌システムを開示する。本発明は、改善された清掃、便宜、および剛健さを可能とする多くの新しい特徴を導入する。歯ブラシ殺菌システムは本産業において周知であり、長く市場に販売されている。元来、歯ブラシは手動であり、持ち手と剛毛のみから構成された。殺菌源はこの数年にわたって変化している。
【0089】
元来、ブラシは、ブラシ上に存在する細菌を殺すために、殺菌流体に浸された。本技術の先行技術は早くも1904年に見られた。その後(1918年まで)、気体(例、ホルムアルデヒド)が使用された。熱ベースの殺菌法およびエアロゾル使用法の証拠が更にあった。その後(1940年代まで)、便宜および有効性のために、殺菌源は光源に変更された。これはUVC領域の光に歯ブラシを浸す。この光は、およそ約240nmに集中されるスペクトルの波長を有する。UVC光の波長領域は100乃至280nmである。光源はこの範囲の外側に(例えば可視スペクトル内に)光を放射するが、殺菌の効果を有するのはこの範囲内の光である。
【0090】
1950年代に、最初の電子歯ブラシが導入された。これらは、低減されたモーター技術を備えるユーザを最初にターゲットとした。その後、歯を清潔にする際に、これらの装置の多くが手動のブラシと比較してより大きな効果を有することが明白となった。もっとも初期のブラシは、ACコンセントに差し込まれた。しかしながら、1960年代に、バッテリー駆動バージョンが導入され、広く採用され始めた。
【0091】
電子歯ブラシは剛毛が駆動される運動に応じて2つの群に分類することができる。1つのグループは振動を使用する。剛毛の振動が20kHzを超えるため(これは人間の聴力の上限である)、大多数のこれらの今日の振動歯ブラシは超音波歯ブラシと呼ばれる。
【0092】
電子歯ブラシの第2の大範疇は回転である。これらにより、剛毛は連続的に回転するか、あるいは軸線を中心として回転するように振動する。
電子歯ブラシを殺菌する製品はこの間も周知であった。これらのシステムでは、完全に充電された歯ブラシの持ち手にバッテリーを保持する充電回路がある。加えて、剛毛上に光るUVC光源がある。周知のすべての現在販売されている製品において、ブラシ・ヘッドは殺菌処理のために持ち手から分離される。剛毛は、軸体の短い区分とともに(本明細書において、これらはまとめてブラシ・ヘッドと定義する)、UVC光源を含む個別のチャンバに配置され、光が活性化される。
【0093】
現在の最先端技術の電子歯ブラシ殺菌システムの短所を後述する。
(1) ユーザがその歯にブラシをかけ終えると、持ち手は充電ステーションに戻される。ステーションは製品を実際の台に保持するため、ユーザは製品を再び使用する必要がある場合に製品がどこにあるか正確に知ることができる。従って、これは非常に便利である。しかしながら、実際に剛毛を殺菌するために、持ち手からブラシ・ヘッドを分離するとともに殺菌チャンバに配置するという余分な努力が必要である。これは多くの余分な作業ではないが、ユーザは毎回ブラシをかけた後にブラシ・ヘッドを殺菌しないことを選択していることが判明している。これは、病原体(例えばウィルス、バクテリア、寄生体や、菌類)がブラシの湿ったヘッドで増殖する機会を作るため、悪い結果となる。
【0094】
(2) ブラシ・ヘッドが持ち手から取り払われ、殺菌容器に配置されると、歯ブラシは直ちに仕様の準備ができない。持ち手は存在するが、それに取り付けられるブラシ・ヘッドがない。ブラシ・ヘッドは殺菌容器から取り払われるとともに持ち手に再び取り付けられる必要がある。
【0095】
(3) ブラシ・ヘッドが使用後に持ち手に付けられた状態を保持され、殺菌チャンバに配置されない場合、ブラシ・ヘッドは環境にさらされる。この環境は、典型的に多くの水流源(例えば、シンク、シャワー、トイレ、およびバスタブ)を有するバスルーム環境である。これらの水源は水小滴をアエロゾル化する。これらの水滴は、バスルーム全体に尿、糞便、および唾液のような他の要素を輸送可能である。剛毛がこの環境にさらされるため、剛毛は不注意に汚染され得る。
【0096】
(4) 既存の装置では、殺菌チャンバは、1つの開口部を備える閉鎖した底部を有し、その開口部を通してブラシ・ヘッドが挿入されるとともに取り払われる。加えて、このチャンバは様々な部分内、および様々な部分間にしばしば多くの内側鋭角部を有する(すなわち、すみずみ)。この環境に配置される剛毛は湿る(使用直後)。この水は、剛毛から滴ることができ、実際に滴り、チャンバに残る。水のこれらのプールは、遮られることなくUVC光源に直接照らされなければ、病原体の群落を生じさせるとともに成長させ得る。
【0097】
(5)既存の殺菌チャンバの発光源は、点光源あるいはライン発光源のいずれかである。これは、常に剛毛領域に影を形成し、光が剛毛の全体を浸していないため有効ではない。
【0098】
(6) ブラシが清掃間に使用された回数にかかわらず、既存のシステムは、同じ清掃サイクルが行われる。
(7) 殺菌チャンバは清掃が非常に困難である。
【0099】
(8) 既存のシステムにおける発光源はユーザに非常にアクセス可能である。実際、ユーザは、その手あるいはブラシ・ヘッドで不注意に光源に触れ得る。これは光の表面に汚染物質(例えば、油や粒子状物質)を付加し、これにより、その放射および効能が低減される。
【0100】
本発明の一実施形態は統合充電ステーションおよび殺菌チャンバを組み込む。この基地局はAC電源駆動であるか、その内蔵バッテリー駆動であるかのいずれかである。電子歯ブラシは、ブラシ・ヘッド端部が下方となるように基地局に挿入される。一旦歯ブラシが挿入されると、ブラシ・ヘッドは環境から取り払われ、これにより、ブラシ・ヘッドは、ブラッシング間に環境に残される場合と比較して、より清潔かつより無菌に保持される。これにより、上記セクションで述べた、本技術において挙げられた課題を解決することが支援される。
【0101】
本歯ブラシはブラシのヘッド端近傍に内部充電コイルを有する。これにより、基地局においてこのコイルと同様のコイルとの間の非接触電磁結合が形成される。一旦基地局が歯ブラシの存在を検知すると、充電が開始されるとともに殺菌サイクルが開始される。殺菌は、充電ステーション内のUVC光源によって遂行される。このUVC光源は、現在の最先端技術と同様の点光源または線光源である。一実施形態では、ブラシ・ヘッドの周囲を包囲し、上記セクション(5)で述べた影を取り払うのは発光源である。
【0102】
このリングライトは水銀管灯である。これは、更にブラシ・ヘッドを包囲する一連の点光源であり得る。これに代えて、光パイプを介してブラシ・ヘッドにもたらされるとともにブラシ・ヘッドを包囲する単一の光源が設けられてもよい。影の取り払いを更に促進すべく、殺菌チャンバの内部は反射するように形成される。アルミニウム・コーティングはUVC光を非常に有効に反射するものと示されている。殺菌サイクル中に、UVC光は予め定められた量の時間点灯される。時間の量は、前回の清掃から歯ブラシが使われたブラシ・サイクルの数に応じて変化する。これは、上記セクションの問題に取り組む。
【0103】
ブラシの持ち手は、使用の跡を追うことができる。また、この情報はRFIDトラッキングかBLUETOOTH(登録商標)通信のような手段によって基地局に伝えることができる。一旦ブラシが基地局に挿入されると、殺菌サイクルが開始される。これによりユーザは、実行のために追加の努力が不要であるため、上記のセクションで参照した本製品の課題に取り組む。
【0104】
好ましい設計のチャンバは、ウォータートラップとなり得る割れ目が欠けている。水がブラシ・ヘッドから滴る場合、水は、チャンバの底部の開口部を介して装置を通して落ちる。これは、上述したセクションの現在の問題に取り組む。この水は蒸発するまで台上にある。
【0105】
これに代えて、チャンバの下に位置される親水性のパッドが設けられてもよい。このパッドは、その容積全体にわたって、あるいはその表面に沿って水を輸送する。水が広げられるので、パッドはより多くの蒸発の表面積を有し、相当加速された速度で環境に失われる。このパッドは揺動してユニットが転倒することを防止するといった他の機能を有し得る。チャンバが両端上で開放され、割れ目がないので、哺乳瓶クリーナー、歯ブラシへの付属品、あるいはタオルのような器具で清掃することは容易であり、上述したセクションの懸念に取り組む。
【0106】
ブラシと基地局との間に通信リンクがあるので、それらのいずれかは、ユーザに情報を伝えるためにディスプレイを有する。このディスプレイは、残りの充電時間、残りの殺菌時間、完了したブラシをかけるサイクルの数、残りのブラシ・ヘッドの寿命、およびブラシをかける期間の平均などのものを特に示すことができる。
【0107】
ブラシが基地局に挿入されると、剛毛が光源に接触することを防止するように構成される。光源は、更にチャンバ内に深く埋められ、ユーザが直接触れる可能性を最小限にする。これは上述したセクション(8)の問題に取り組むものである。
【0108】
上記はすべて手動の歯ブラシの他、電動歯ブラシにも適用される。
付属書1は下記を含む:
図9はチャンバまたは筐体におけるUV電球および影になったエリアを示す。
図10は異なる視野からのチャンバを示す。
図11はブラシとチャンバのドッキング、配置、および間隙を示す。
図12はRFIDチップおよびブラシの断面を示す。
図13はUV光源、およびチャンバの内部を示す。
図14は最大の効果のために鏡のような反射面を備えるチャンバの内部を示す。
図15は湾曲あるいは円形状を備えるUV電球を示す。
図16はチャンバ・パッド、その形状、およびその使用の他、インジケータ・ライト、および/またはチャンバの外側表面上のディスプレイ・オプションを示す。ディスプレイ・オプションは、ユーザに対する警告や情報のためのものであり、例えば、装置の残りの充電、歯磨きの回数や頻度の量のためのものであり、また、例えば、複数のライトあるいはダイオード、バー状のライトあるいはインディケータ、あるいは摺動スケールインディケータ、あるいは着色光、あるいは示されるパラメータの値に比例して変化する強度を示すライトを備える。この強度は、例えばバッテリー上の残りの充電に比例する光の強度を示し、あるいは、低い充電を示すために警告として赤色灯を使用する。
図17はチャンバ清掃ブラシを示す。
図20はチャンバ活性化へのブラシを示す。
図22はセルフクリーニングにおける清掃サイクル・シーケンスを示す。
図23は充電サイクル・シーケンスを示す。
図24は、チャンバ/歯ブラシシステム、並びにその設計/パラメータ/要素の記述および効果を示す。
図25は清掃処理(機能1)を示す。
図26は充電処理(機能2)を示す。
図27は異なる角度からの要素を示す発展した音波ブラシを示す。
図28は、内部のチャンバを詳細に示す。
図29は、UV光源のリングを備えた内部のチャンバを示す。
図30は運動するブラシ構造体を示す。
図31は、チャンバの内部の光パイプを示す。
図32は、コンパクトかつ簡潔に設定するための、システムの格納式ケーブルまたはワイヤを示し、これは、ワイヤを格納するために、例えばチャンバの底部内に配置される任意のバネを備え、格納工程においてバネを解放するための任意のフックを備える。
図33は乾燥処理/シーケンス(機能3)を示し、間隙が乾燥工程のために設けられ、熱エネルギーまたは可視光線を使用し、オプションとして、対流、伝導あるいは放熱機構を使用し、増加した気流を使用し、チャンバの脚体あるいは足の周囲の間隙に由来する所定の程度の空気を使用する。熱エネルギーまたは可視光線用のユニットあるいは装置は、移動可能な部分として、チャンバ凹部の中間部に挿入することができ、あるいは、これらは壁に、あるいはチャンバの中央部に静止させることができる。
【0109】
付属書2の1乃至11ページは、チャンバおよび歯ブラシの異なる図を示し、詳細図および断面図である。
一実施形態において、複数の歯ブラシ用の(保持するための)ユニット上に複数のチャンバが設けられ、例えば、歯ブラシとUV発光源用の共用電源あるいはバッテリー・バックアップを備える。一実施形態において、同じチャンバにUV光源のための複数のリングが設けられる。一実施形態において、UV光源のための複数のリングは互いに平行である。一実施形態において、地面または台に平行なUV光源のための複数のリングが設けられる。一実施形態において、水平の地面または台に対して角度をなす、例えば、水平の地面に対して15、30、40、45、55、60、あるいは80度の角度をなすUV光源のための複数のリングが設けられる。
【0110】
一実施形態において、チャンバの内部本体上に、かつ/または歯ブラシの持ち手上に、(あるいはその両者の上に)いくつかのフィン、あるいは軌跡、あるいは溝が設けられる。これにより、歯ブラシが各使用後にチャンバにセットされると、歯ブラシとチャンバ内部との間の間隙に気流が生じ、よりよく乾燥させるとともによりよく水を排水できる(例えば、
図11、付属書1参照)。
【0111】
一実施形態において、歯ブラシ本体の内部にバッテリーおよび充電コイルが設けられる。RFIDチップがコンピューター、スマートフォン、およびチャンバとの通信のためにシステム上またはシステム内に取り付けられ、例えば、データ、認証および識別を送信し、例えばRFIDの両方のバージョン(アクティブおよびパッシブ)で使用時間、装置の残りの充電等を表示する。(例えば、
図12、付属書1参照)一実施形態において、短距離の範囲の通信のためのBLUETOOTH(登録商標)装置が設けられ、そのうちの1つは、歯ブラシおよびチャンバのうちの少なくともいずれか一方に設置される。
【0112】
一実施形態において、UVの源は、チャンバの内部にある。一実施形態において、UVの源はチャンバの外部にあり、例えば、ファイバーオプティクスやチャンバへの導光路に由来する。一実施形態において、光はその途中でスプリッタによって複数の放射線に分離し、これにより、清掃されるオブジェクトのより良好な適用範囲が得られる。(例えば、
図31、付属書1参照)一実施形態において、チャンバの内部に1つ以上の鏡あるいは反射面あるいは湾曲反射面が設けられ、これらは清掃のために歯ブラシ上に集光するか光を配向し、例えば球状か円筒状、あるいは円錐状の形状を凹面鏡あるいは凹面として有し、例えば金属被膜を使用する。(例えば、
図13、付属書1参照)
一実施形態において、焦点領域は鏡の焦点上にある。一実施形態において、源は、リング、厚みのあるリング、あるいは複数のリング、あるいは平行なリング、あるいは水平なリング、あるいはリングの配列、あるいはUV範囲に様々な波長を備えるリング(あるいはダイオードやレーザー、あるいは他の光源)である。(例えば、
図14、付属書1参照)
一実施形態において、チャンバ清掃ブラシは、複数のブラシ・ヘッドを備え、装置上で、あるいは歯ブラシ本体上で、あるいは個別の棒またはスティック上で交換可能であり、ユーザによってチャンバを清掃することに使用される。(例えば、
図17、付属書1参照)チャンバ清掃ブラシは、同じスティック、バー、あるいは棒に複数のブラシを有し、よりよい清掃のために異なる形状を備える。
【0113】
一実施形態において、チャンバ・ライト、メニュー、あるいはディスプレイはユーザが入力するデータによってユーザに機能の選択肢を与え、あるいはユーザに情報または警告を与えることができる、例えば、色付きライトあるいはダイオードを使用して歯ブラシの充電段階を表示し、警告用の赤色光を使用して要素の不調を示す。(例えば、
図20、付属書1参照)
付属書1の
図21は、洗浄サイクル・シーケンスを示す。選択的な清掃の強度は、ブラシ挿入の頻度に基づくことに注目する。例えば、頻度が高いほど、強度は高い。この強度(I)は異なる実施形態に応じて、頻度値(f)に線形に比例(係数kとして)するか、非線形に比例する。例えば、1つのケースは(I=k*f)である。Iは光の強度であり、fはブラシをかける頻度あるいは数、あるいはブラシをかける単位時間当たりの時間の長さ、例えば週あるいは月あるいは日であり(あるいは平均値、稼動の平均、あるいは累加平均)、*は乗算を示す。強度は、1ステラジアン当たりのワットで測定される放射強度(W/sr)、1ステラジアン当たりのルーメンで測定される光度(lm/sr)、カンデラ(cd)、1平方メートル当たりのワットで測定される放射度あるいは強度(W/m
2)、あるいは(W・sr1・m
2)で測定される放射輝度に基づく。
【0114】
一実施形態では、充電はバックアップ・バッテリーあるいは2次電池との直接的な金属接触および配線によって行われる。一実施形態において、充電は、直接あるいは金属の接触を伴わずに誘導コイルによって遠隔に行われる。チャンバの材料は、先行技術、例えばプラスチックのように、任意の合成物質または天然物質である。一実施形態、ブラシおよび内部のチャンバの外形は、これらが汚物と接触しないか、相互に汚染しないように構成される(例えば、付属書1の
図30を参照)。
【0115】
付属書3の
図1乃至11は、付属書2の様々な要素および図に相当する。
図5は一実施形態において、チャンバを示すための、一例としての装置を示す。
図1乃至4、および
図8乃至10は、歯ブラシを備えたチャンバを示すための、例としての装置を示す。
図6(あるいは
図7)は、一実施形態による、内部に歯ブラシを備えるチャンバを示すための、一例としての装置を示す断面図である。
図11は、一実施形態による、歯ブラシを示すための一例としての装置を示す。
【0116】
付属書5は、一実施形態において、メニュー、手動ボタン、およびディスプレイ;RFID、BLUETOOTH(登録商標)、およびアンテナ;ユーザ・インターフェース、インジケータ・ライト、および警告灯;使用頻度、使用履歴、平均化モジュール(比較値、基準値、あるいは履歴や性能の値などの値を平均化)、およびメモリー;モーター制御部;UVランプ;ブラシ・ドライヤー;モード・ライト;充電回路;および外部電源からなるシステムの要素を示すための、一例としてのシステムを示す。別例はその変形および例による。
【0117】
歯科衛生システムは、・一端に持ち手、遠位端に口腔ケア端部要素、およびこれら2つの間の軸体を備える口腔ケア用品を備える。
・口腔ケア端部要素および前記軸体は通常の使用中にユーザの口に入る。
・システムは、前記口腔ケア用品を格納するための支柱なしで直立するチャンバを備える。
・前記チャンバは殺菌手段を含む。
・格納されるか殺菌中に、残骸が前記口腔ケア端部要素あるいは前記軸体から落ちた場合、前記残骸は、前記チャンバの部分とは接触しない。
・格納中、前記口腔ケア端部要素は前記持ち手の下に配置される。
・システムは、前記端部要素から湿気を押し流すヒーターを備える。
・口腔ケア用品は電子であり、バッテリー駆動である。
・前記チャンバは、前記口腔ケア用品のバッテリーを充電するための充電回路を含む。
【0118】
歯科衛生システムは、・一端に持ち手、遠位端に口腔ケア端部要素、およびこれら2つの間の軸体を備える口腔ケア用品を備える。
・前記口腔ケア端部要素および前記軸体は通常の使用中にユーザの口に入る。
・システムは、前記口腔ケア用品を格納するための支柱なしで直立するチャンバを備える。前記口腔ケア端部要素および前記軸体は、チャンバの内部にあり、前記持ち手の少なくとも一部は、外部にある。
・前記チャンバは殺菌手段を含む。
・前記チャンバ内に挿入するか、移動するか、格納する場合、前記チャンバは前記口腔ケア端部要素と接触せず、前記軸体と接触しない。
・前記口腔ケア用品は、前記チャンバや前記口腔ケア用品に付加的なアクションを行うことなく前記チャンバに挿入されるか前記チャンバから取り払われる。
・前記チャンバは、殺菌および格納中に、前記口腔ケア端部要素および前記軸体の下の環境(重力で)に開放される。
・格納中、前記口腔ケア端部要素は前記持ち手の下に配置される。
・システムは、前記端部要素から湿気を押し流すヒーターを備える。
・口腔ケア用品は電子であり、バッテリー駆動である。
・前記チャンバは、前記口腔ケア用品のバッテリーを充電するための充電回路を含む。
【0119】
歯科衛生システムは、・口腔ケア用品を備える。
・システムは、前記口腔ケア用品を格納するための支柱なしで直立するチャンバを備える。
・前記チャンバは殺菌手段を含む。
・前記殺菌手段は、紫外線スペクトルの光を放射する少なくとも1つのランプから構成される。
・前記ランプのうちの少なくとも1つは、単一の発光源であり、その幾何学の大部分は円環体として開示される。
【0120】
上記教示の任意のバリエーションも、本特許出願によってカバーされるように意図される。任意の2つ以上の実施形態が、歯ブラシおよび/またはフェーシャル・ブラシからの両者、上記の例から、更に組み合わせて加えることができる。