特許第6664042号(P6664042)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6664042RFIDタグ、同タグの給電システム及び給電方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6664042
(24)【登録日】2020年2月20日
(45)【発行日】2020年3月13日
(54)【発明の名称】RFIDタグ、同タグの給電システム及び給電方法
(51)【国際特許分類】
   G06K 19/07 20060101AFI20200302BHJP
   G06K 19/077 20060101ALI20200302BHJP
   H04B 5/02 20060101ALI20200302BHJP
【FI】
   G06K19/07 100
   G06K19/07 040
   G06K19/077 144
   G06K19/077 264
   G06K19/077 284
   H04B5/02
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-680(P2019-680)
(22)【出願日】2019年1月7日
【審査請求日】2019年1月7日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513318917
【氏名又は名称】平松 雅晃
(73)【特許権者】
【識別番号】513318755
【氏名又は名称】長尾 俊行
(73)【特許権者】
【識別番号】513318928
【氏名又は名称】小林 義夫
(74)【代理人】
【識別番号】100104569
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 正夫
(72)【発明者】
【氏名】平松 雅晃
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 順康
【審査官】 甲斐 哲雄
(56)【参考文献】
【文献】 特許第6306258(JP,B2)
【文献】 特開2012−141871(JP,A)
【文献】 特開平05−013111(JP,A)
【文献】 特開2014−096612(JP,A)
【文献】 特開2013−138404(JP,A)
【文献】 特開2003−259570(JP,A)
【文献】 特開2014−011853(JP,A)
【文献】 特開2011−249669(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 19/07 −19/077
H04B 5/02
H04B 1/59
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信アンテナと、回路駆動用のバッテリーと、前記通信アンテナを通じて受信された電磁波に含まれる電力を前記バッテリーに蓄電するとともに前記バッテリーの電圧に基づいて電源電圧を生成する機能を有した電源部と、リード・ライト用の高周波回路部とが基板に各々設けられたRFIDタグにおいて、
前記基板は多層基板であり、当該基板の内部には、誘電体層が導体層により上下から挟まれた構造のキャパシタが前記バッテリーとして設けられる一方、当該基板には当該バッテリーを前記電源部とは別に外部から給電するための給電手段が設けられることを特徴とするRFIDタグ。
【請求項2】
請求項1記載のRFIDタグにおいて、
前記キャパシタを構成する導体層には、その実効面積増大のために金属微粒子が一面にわたって付着されていることを特徴とするRFIDタグ。
【請求項3】
請求項1又は2記載のRFIDタグにおいて、
前記給電手段は、非接触給電用の給電コイルと、同コイルの両端に発生した電圧を整流するとともに当該電圧により前記バッテリーを充電する電源回路とを有した構成になっていることを特徴とするRFIDタグ。
【請求項4】
請求項3記載のRFIDタグにおいて、
前記給電コイルは、前記基板に作成された薄膜インダクタであることを特徴とするRFIDタグ。
【請求項5】
請求項1記載のRFIDタグにおいて、
前記通信アンテナは、プレーン層のグラウンドを有したパッチアンテナであって、前記グラウンドが前記導体層の一方と共通にされていることを特徴とするRFIDタグ。
【請求項6】
請求項3乃至5記載のRFIDタグと、
当該RFIDタグに対する電磁誘導方式又は磁界共鳴方式による非接触給電に必要な磁界を生成する給電装置とを備えたRFIDタグの給電システム。
【請求項7】
請求項6の給電装置を請求項3乃至5のRFIDタグに対して相対的に近接及び/又は移動させ、これにより当該RFIDタグを給電させることを特徴とするRFIDタグの給電方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明はバッテリーの給電方式を改良したRFID(radio frequency identifier)タグ等に関する。
【0002】
RFIDタグについては、駆動用のバッテリーが搭載されたアクティブ型と、RFIDライタから送信された電波のエネルギーを駆動電力に変換する機能を有したパッシブ型とに大別される(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−316724号公報
【特許文献2】特表2006−503376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アクティブ型については、バッテリーの長時間使用が困難である一方、パッシブ型については、通信方式上、通信に使用される電磁波から大きな電力を取り出すことが困難である。そのため、アクティブ型、パッシブ型のいずれについても消費電力の大きい高機能回路等を搭載することができない。よって、IDタグとしての本来の機能を十分に発揮させることが困難であり、その用途が大きく制約されている。このような問題の背景にあるのは、同IDタグに使用されるバッテリーの大容量化とその充電の高速化との双方の技術上の課題が十分に解決されていないという点にある。
【0005】
本発明は上記した背景の下で創作されたものであって、その目的とするところは、バッテリーの大容量化とその充電の高速化との双方を図ることが可能なRFIDタグ等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るRFIDタグは、通信アンテナと、回路駆動用のバッテリーと、前記通信アンテナを通じて受信された電磁波に含まれる電力を前記バッテリーに蓄電するとともに前記バッテリーの電圧に基づいて電源電圧を生成する機能を有した電源部と、リード・ライト用の高周波回路部とが基板に各々設けられたRFIDタグであって、前記基板は多層基板であり、当該基板には、誘電体層が導体層により上下から挟まれた構造のキャパシタが前記バッテリーとして設けられる一方、当該基板には当該バッテリーを前記電源部とは別に外部から給電するための給電手段が設けられている。
【0007】
このようなRFIDタグによる場合、パッシブ型をベースとしながらバッテリーを有した構成になっている。特にバッテリーが、誘電体層が導体層により上下から挟まれた構造のキャパシタであり、その給電が通信アンテナの系統と、それとは別の給電手段の系統との両方を通じて行なうことが可能になっていることから、バッテリーの高速大容量充電が可能になる。加えて、薄膜技術等を利用することにより、キャパシタの電極間隔を小さくする等が容易であることから、バッテリーの大容量化を図ることが可能になる。それ故、従来タグに内在していた技術上の課題が解決され、これに伴って同タグの高機能化及び用途を大きく拡げることが可能になる。
【0008】
好ましくは、前記キャパシタを構成する導体層には、その実効面積増大のために金属微粒子が一面にわたって付着された構成にすると良い。
【0009】
上記した構成のRFIDタグによる場合、キャパシタの電極面積の増大によりバッテリーの一層の大容量化を図ることが可能となる。
【0010】
好ましくは、前記給電手段については、非接触給電用の給電コイルと、同コイルの両端に発生した電圧を整流するとともに当該電圧により前記バッテリーを充電する電源回路とを有した構成にすると良い。
【0011】
上記した構成のRFIDタグによる場合、給電手段の構成がシンプルであることから、タグ自体の低コスト化を図ることが可能になる。
【0012】
好ましくは、前記給電コイルについては、前記基板に作成された薄膜インダクタとするのが好ましい。
【0013】
上記した構成のRFIDタグによる場合、多層基板の作成の過程で給電コイルを作成することが可能であることから、構成がシンプルとなり、これに伴ってタグ自体の低コスト化を図ることが可能になる。
【0014】
好ましくは、前記通信アンテナについては、プレーン層のグラウンドを有したッチアンテナであって、前記グラウンドが前記導体層の一方と共通にすると良い。
【0015】
上記した構成のRFIDタグによる場合、多層基板の作成の過程で給電アンテナを作成することが可能であることに加えて、ッチアンテナのグラウンドのプレーン層がバッテリーの導体層と共通化させていることから、構成がシンプルとなり、これに伴ってタグ自体の低コストを図ることが可能になる。
【0016】
本発明に係るRFIDタグの給電システムは、上記RFIDタグと、当該RFIDタグに対する電磁誘導方式又は磁界共鳴方式による非接触給電に必要な磁界を生成する給電装置とを備えている。
【0017】
上記した構成のRFIDタグの給電システムによる場合、上記RFIDタグを有していることから、同タグを高速に充電することができ、この面でRFIDタグの本来の機能を十分に発揮させることが可能になる。さらに、給電装置から出力される磁気による磁場のエリアが広いことから多数のRFIDタグを一度に給電することが可能になる。
【0018】
本発明に係るRFIDタグの給電方法は、上記給電装置を上記RFIDタグに対して相対的に移動させ、これにより当該RFIDタグを給電させている。
【0019】
上記した構成のRFIDタグの給電方法による場合、上記RFIDタグを用いていることから、同タグを高速に充電することができ、この面でRFIDタグの本来の機能を十分に発揮させることが可能になる。さらに、給電装置から出力される磁気による磁場のエリアが広いことから多数のRFIDタグを一度に給電することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施形態に係るRFIDタグの給電システムを構成するRFIDタグの概略的斜視図である。
図2】同RFIDタグの図1中B−B線の断面図である。
図3】同RFIDタグの電気的構成図である。
図4】同RFIDタグの給電部の回路構成図である。
図5】同システムを構成する給電装置の回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。ここに例として挙げるRFIDタグの給電システムAは、図1に示されているように、従来のパッシブ型をベースとしつつその給電方式が改良されたRFIDタグ100と、RFIDタグ100に対する磁界共鳴方式による非接触給電に必要な磁界を生成する給電装置200とを備えている。なお、図1中300は、RFIDタグ100に対して非接触通信によりデータの読み書きを行うRFIDリーダーである。
【0022】
給電システムAを構成するRFIDタグ100については、通信アンテナ120、回路駆動用のバッテリー140、リード・ライト用のICチップ130(高周波回路部に相当)等が基板110に各々設けられている。
【0023】
基板110については、ここでは素材がシリコン単結晶等である多層基板が用いられている。基板110の最上層111と最下層112との間にはバッテリー140が設けられている。
【0024】
バッテリー140については、チタン酸バリウム等の誘電体層142が銅等のプレーン層である導体層141,143により上下から挟まれた構造のキャパシタが用いられている。
【0025】
導体層141の下面、導体層143の上面には、図2に示されている通り、上記キャパシタの電極としての実効面積増大のために金属微粒子1411,1431が一面にわたって各々付着されている。一方、導体層141の上面、導体層143の下面には、基板110を構成するシリコン単結晶等との反応を防ぐために、ZrO等のバッファ層1412,1432が各々形成されている。
【0026】
金属微粒子1411,1431については、粒子径が200〜2000nm程度で且つ導体層141等と同一材料の金属粒子であって、スパッタリング等により導体層141、13の各表面に粒子径を制御しながら成形している。粒子の積層数は5層程度形成であり、1μm〜2μm程度の厚みに積層されている(図2は1層の例を模式的に示している。)。この場合、キャパシタの電極の実効面積を数百倍に増大させることが可能になる。
【0027】
なお、誘電体層142を高誘電率系の素材に変更したり、導体層141と導体層143との間の電極間隔を小さくすれば、バッテリー140の電気エネルギーの蓄積量を一層増大させることが可能になる。また、金属微粒子1411の材質を導体層141等とは異なるもの、例えば、鉄コバルト合金等の軟磁性材料又はマンガン酸化物のようにコロッサル効果(超巨大磁気抵抗効果)により磁性抵抗が常温で極めて高い材料を選定してもよい。この場合、磁界の集電効果によりバッテリー140の電気エネルギーの蓄積量をさらに増大させることが可能になる。
【0028】
基板110の最上層111の上面の中央部には、図1に示されている通り、通信アンテナ120の導体部121がパターン形成されており、通信アンテナ120の周りにICチップ130が表面実装されている。
【0029】
通信アンテナ120については、ここではプレーン層のグラウンド(所謂ベタグラウンド)を有したッチアンテナを用いており、上記べタグラウンドが導体層141と共通にされている。即ち、導体層141の全面が上記べタグラウンドになっており、導体部121と導体層141によりッチアンテナが構成されている。アンテナ周波数については、13.56MHz、860〜960 MHz又は2.4GHz等を想定しているが、これより低い周波数帯、例えば125kHz等についてはッチアンテナではなくスパイラルアンテナ等を用いると良い。
【0030】
基板110の最上層111の内部には、バッテリー140を外部から給電するための給電部150(給電手段に相当)が設けられている。
【0031】
給電部150については、図2に示されている通り、磁界共鳴方式による非接触給電用の給電コイル151と、給電コイル151の両端に電磁誘導により発生した電圧を整流するとともに当該電圧によりバッテリー140を充電する電源回路152とを有した構成になっている。即ち、給電コイル151を通じて受信された電力を電圧に変換してバッテリー140に充電するとともに、バッテリー140から放電された電圧を出力電圧αとして出力する構成になっている。
【0032】
給電コイル151については、最上層111内に平面格子状且つスパイラル状に積層された薄膜インダクタであって(図2中は1層のみ模式的に示されている。)、銅等の導体部1511と、導体部1511を覆うセラミック等の誘電部1512とを有した構成になっている。
【0033】
次に、ICチップ130の回路構成について図3を参照して説明する。ICチップ130は、通信アンテナ120から出力されたアンテナ信号を入力して同信号に含まれるデータを抽出する受信器131と、受信器131等から出力されたデータを記録するメモリ133と、メモリ133から読み出されたデータをアンテナ信号に変換して通信アンテナ120に出力する送信器132と、通信アンテナ120から出力されたアンテナ信号に含まれる電力を抽出してコンデンサ136を充電するとともに、コンデンサ136から放電された電圧等を入力として電源電圧VDDを生成する電源部135と、所定のプログラムに従って各部を制御してメモリ133に対するデータのリード/ライトを行う制御部134とを有した構成になっている。
【0034】
ICチップ130については、その基本的構成が既存のパッシブ型のものと同様であり、コンデンサ136の出力電圧に加えてバッテリー140の出力電圧αが電源部135に入力されている点のみ異なっている。このようにバッテリー140の出力段にはICチップ130の電源部135が接続される一方、バッテリー140の入力段には、図4に示されている通り、給電部150が接続される。
【0035】
給電部150の電源回路152については、給電コイル151に並列に接続された共振用のコンデンサ1521と、給電コイル151とコンデンサ1521との並列共振電圧を整流するとともに安定化させ、当該電圧をバッテリー140に充電させる電源回路1512とを有した構成になっている。なお、給電コイル151に直列にコンデンサを接続しても良い。
【0036】
給電システムAを構成する給電装置200については、図5に示されている通り、非接触給電に必要な磁界を生成するコイル240と、コイル240に並列接続された共振用のコンデンサ230と、10kHz以上の周波数を有した基準信号を生成する発振部210と、同基準信号に応じた駆動電流を生成してコイル240に流して励磁させる駆動部220とを有した構成になっている。
【0037】
このような給電装置200をRFIDタグ100に対して相対的に近接させたり又は移動させたりすると(RFIDタグの給電方法)、給電装置200から出力された磁界を受けてRFIDタグ100が非接触給電され、同タグ100の機能を十分に発揮させることが可能になる。
【0038】
なお、給電装置200を用いてRFIDタグ100をリード/ライトする際に給電する場合には、リード/ライタ装置300と一体化したり、同装置300の近くに配置すると良い。また、多数のRFIDタグ100を一度に給電する場合には、RFIDタグ100の近くを移動する移動体等に取り付けると良い。
【0039】
上記のように構成されたRFIDタグ100による場合、その給電が通信アンテナ120による通信とは別の系統の給電部150を通じて行われることから、通信方式の制約を受けることなく給電装置200から自由に給電することが可能になる。しかもバッテリー140が上記構造のキャパシタであることから大容量化及び高速充電化を図ることが可能になる。また、全体の構成がシンプルであることから、低コスト化を図ることが可能である。よって、従来タグに内在していた技術上の課題が解決され、これに伴って同タグの高機能化及び用途を大きく拡げることが可能になった。
【0040】
本発明に係るRFIDタグの給電システムAによる場合、RFIDタグ100を有していることから、RFIDタグ100を高速且つ十分に充電することができ、この面でRFIDタグ100の本来の機能を十分に発揮させることが可能になる。さらに、給電装置200から出力される磁気による磁場のエリアが広いことから多数のRFIDタグ100を一度に給電することも可能になる。本発明に係るRFIDタグの給電方法による場合についても同様である。
【0041】
なお、本発明に係るRFIDタグは上記実施形態に限定されず、ICタグ、同タグを内蔵したICカード等に適用可能であり、パッシブ型だけでなくアクティブ型又はセミアクティブ型にも当然に適用可能である。また、給電方式が問われず非接触給電だけでなく接触給電であっても良い。
【0042】
本発明の通信アンテナについては、基板内に形成するコイル等のパターンの形状、材質等が問われないことは勿論、基板表面上に形成しても良く、通信周波数等に応じて適宜設計変更すれば良い。また、スパイラルアンテナ等のアンテナ部品を基板上に実装したり、同部品を基板外に取り付けた上でそのアンテナ線を基板上の通信回路に電気接続する形態であっても良い。
【0043】
本発明のバッテリーについては、パッシブ型の場合、給電手段を通じて受電した電力とともに、通信アンテナを通じて受電した信号に含まれる電力を充電する形態であっても良い。アクティブ型の場合、既存のバッテリーの代わりに使用したり又は既存のバッテリーとともに使用する形態であっても良い。また、多層基板の一層を複数エリアに分けて、これらを直/並列接続したり、複数層に各々設けて、これらをスルーホール電極等を通じて直/並列接続しても構わない。
【0044】
本発明の高周波回路部については、ICチップを基板表面に実装するのではなく同回路を基板に埋め込んで作成する形態でも良い。
【0045】
本発明の給電手段については、外部から電力をバッテリーに給電する構成であれば良く、電磁誘導方式による非接触給電でもかまわない。即ち、給電方式が問われることはない。例えば、非接触給電で電界結合方式のときには、基板内又は基板面に設けた電界結合用のコンデンサ電極等が該当する一方、接触給電のときには、基板面に設けた電力入力用の端子、電極等が該当する。
【符号の説明】
【0046】
A RFIDタグの給電システム
100 RFIDタグ
110 基板
111 上層
112 最下層
120 通信アンテナ
130 ICチップ(高周波回路部)
140 バッテリー(キャパシタ)
141 導体層(グラウンド)
142 誘電体層
143 導体層
1411,1431 金属微粒子
150 給電部(給電手段)
151 給電コイル
152 電源回路
200 給電装置
300 RFIDリーダー
【要約】
【課題】 本発明は、バッテリーの大容量化とその充電の高速化との双方を図ることが可能にする。
【解決手段】 RFIDタグ100は、通信アンテナ120、回路駆動用のバッテリー140、ICチップ130等が基板110に各々設けられている。多層基板である基板110には、誘電体層142が導体層141,143により上下から挟まれた構造のキャパシタがバッテリー140として設けられており、バッテリー140を外部から給電するための給電部150が設けられている。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5