(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本発明に係るマニホールド装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。本発明に係るマニホールド装置は、メインポート及び分岐ポートが形成された複数のマニホールドブロックを一列に連結して組み立てられる連結構造体であって、水等の流体を分岐又は集合させる。
【0041】
以下の説明では、マニホールドブロックの連結方向をX方向と規定し、X方向の一方をX1方向、X方向の他方をX2方向と規定する。また、X方向に直交するマニホールド装置の幅方向をY方向と規定し、特に、Y方向の一方をY1方向、Y方向の他方をY2方向と規定する。さらに、X方向及びY方向に直交するマニホールド装置の高さ方向をZ方向と規定し、特に、Z方向の一方をZ1方向、Z方向の他方をZ2方向と規定する。
【0042】
なお、これらの方向は説明の便宜上のものであり、マニホールド装置は、任意の向きで(例えば、上下を反転させて)使用可能であることは勿論である。
【0043】
(第1実施形態)
図1〜
図4に示すように、マニホールド装置10Aは、一列に連結された複数のマニホールドブロック12と、マニホールドブロック12に設けられた複数の連結管14と、マニホールドブロック12を両側から挟み込んで固定する一組のエンドプレート16と、複数のマニホールドブロック12を一列に連結した状態で保持する複数の保持部材20とを備えている。本実施形態では、6つのマニホールドブロック12が一列に連結された例について説明するが、マニホールド装置10Aは、2〜5個又は7個以上のマニホールドブロック12が連結されていてもよい。
【0044】
複数のマニホールドブロック12は、互いに同一の構成を有している。マニホールドブロック12は、樹脂によって一体的に成形されている。ただし、マニホールドブロック12は、金属等の樹脂以外の材料で構成されていてもよい。
【0045】
図4、
図5B〜
図7Aに示すように、マニホールドブロック12は、円筒状の内管部22と、内管部22から延出する分岐管部24と、内管部22の外周側に設けられた円筒状の外管部26と、外管部26の外周側に設けられた四角環状の外枠部28と、内管部22及び外管部26を連結する内側連結部30と、外管部26及び外枠部28を連結する外側連結部32とを備えている。
【0046】
内管部22及び外管部26は、マニホールドブロック12の連結方向(X方向)に延在した状態で互いに同軸に設けられている。内管部22の内孔は、流体流路としてのメインポート34として機能する。分岐管部24は、内管部22から外管部26を貫通して外枠部28まで延在している(
図6B参照)。分岐管部24の内孔は、メインポート34に連通するとともに外枠部28の外側面29aに開口し、流体流路としての分岐ポート36として機能する。
【0047】
図5A及び
図7Bに示すように分岐ポート36は、メインポート34の軸線Ax1と直交する方向(Y方向)にメインポート34から直線状に延出している。分岐ポート36の軸線は、メインポート34の軸線Ax1と交差しない。すなわち、分岐ポート36の軸線Ax2は、メインポート34の軸線Ax1に対してZ方向にずれて位置している。分岐ポート36の流路断面積は、メインポート34の流路断面積よりも小さい。
【0048】
外管部26は、内管部22よりもX方向の両側に延出している(
図4及び
図6B参照)。
図5B及び
図6Bに示すように、内側連結部30は、内管部22の軸線方向と直交する方向に延在し、分岐管部24の外側面に連結している。外側連結部32は、外管部26の軸線方向と直交する方向に延在し、分岐管部24の外側面に連結している(
図7A参照)。外管部26のX方向の長さは、外枠部28のX方向の長さと略同一である(
図4参照)。
【0049】
図5B及び
図6Aに示すように、外枠部28は、分岐管部24が連結されてマニホールドブロック12の連結方向と直交する方向(Z方向)に延在した第1壁部28aと、第1壁部28aの一端部(Z2方向の端部)からY2方向に延出した第2壁部28bと、第2壁部28bの延出端部から第1壁部28aの他端部側(Z1方向)に延出した第3壁部28cと、第3壁部28cの延出端部と第1壁部28aの他端部(Z1方向の端部)とを互いに連結する第4壁部28dとを有している。
【0050】
第1壁部28a及び第3壁部28cはY方向に互いに対向し、第2壁部28b及び第4壁部28dはZ方向に互いに対向している。また、第1壁部28a及び第3壁部28cの長手方向(Z方向)の長さ寸法は、第2壁部28b及び第4壁部28dの長手方向(Y方向)の長さ寸法よりも小さい。
【0051】
図5B、
図6A〜
図7Aにおいて、第2壁部28bの内面には、外側連結部32から第2壁部28bのX方向の両端まで延出した一組の膨出部38aが設けられている。第2壁部28b及び第3壁部28cで形成される内側の角部には、外側連結部32から第2壁部28bのX方向の両端まで延出した一組の膨出部38bが設けられている。第3壁部28c及び第4壁部28dで形成される内側の角部には、外側連結部32から第3壁部28cのX方向の両端まで延出した一組の膨出部38cが設けられている。第4壁部28dの内面には、外側連結部32から第4壁部28dのX方向の両端まで延出した一組の膨出部38dが設けられている。
【0052】
膨出部38a及び膨出部38dは、内管部22よりもY1方向の位置で互いに対向している。マニホールドブロック12には、膨出部38a〜38dのX1方向の端面から外側連結部32を貫通して膨出部38a〜38dのX2方向の端面まで延在し、保持部材20を構成するロッド106が挿通可能な4つの挿通孔40が形成されている(
図2及び
図5B参照)。
【0053】
図5A及び
図5Bに示すように、4つの挿通孔40は、メインポート34の軸線Ax1から等距離の位置にメインポート34の軸線回りに所定角度(90度)ずつ位相がずれて位置している。すなわち、4つの挿通孔40は、メインポート34の軸線Ax1に対して点対称に位置している。隣接する挿通孔40の中心同士の間隔は同一に設定されている。
【0054】
図7Aに示すように、各膨出部38aのうち第1壁部28aに対向した平坦面には、第1壁部28a側(Y1方向)に突出した第1突出部44が形成されている。各第1突出部44は、第2壁部28b及び外側連結部32に連結されている。各第1突出部44の突出端面は、第1壁部28aに対して離間している。
【0055】
膨出部38a及び膨出部38dの間には、外側連結部32からX方向の両側に延出した一組の壁部48が設けられている。壁部48は、外管部26の外周面に連結している。壁部48のうち第2壁部28bに対向する面には、第2壁部28b側(Z2方向)に突出した第2突出部50が形成されている。第2突出部50は、第1壁部28aに対して離間している。具体的には、第2突出部50及び第1壁部28aの離間間隔は、第1突出部44及び第1壁部28aの離間間隔と同一である。
【0056】
図6A及び
図7Bに示すように、第1壁部28aの外側面29aには、分岐ポート36の開口部36aと、開口部36aの縁部に沿って設けられた環状溝54とが形成されている。分岐ポート36の開口部36aは、外側面29aの長手方向中央よりもZ2方向に位置している。第1壁部28aには、互いに形状の異なる貫通孔56と貫通孔58とが2つずつ形成されている。これら貫通孔56、58は、分岐ポート36の軸線Ax2を中心に点対称に設けられている。貫通孔58は、貫通孔56よりも大きく形成されている。
【0057】
図8に示すように、第1壁部28aの外側面29aには、一組の固定板(固定部材)60を用いて分岐配管61(
図12参照)が接続可能な接続部材62が取り付けられる。
図5A及び
図8に示すように、接続部材62は、分岐ポート36と分岐配管61の内孔とを連通させるための内孔64aが形成された分岐アダプタ64を備えている。分岐アダプタ64は、分岐配管61が挿入される分岐アダプタ本体66と、分岐アダプタ本体66の端部に設けられた四角板状のフランジ部68とを有する。
【0058】
分岐アダプタ64とマニホールドブロック12との間には、流体の外部への漏出を抑えるためのシール部材69が配設される。
図5B、
図8及び
図9Bにおいて、フランジ部68の各角部には、分岐アダプタ64をマニホールドブロック12に取り付けるためのねじ部材70が挿通する4つのねじ挿通孔72が形成されている。
【0059】
図8及び
図9Aに示すように、一組の固定板60は、分岐管部24をX方向から挟むようにマニホールドブロック12に装着される。固定板60は、第1壁部28a及び第1突出部44の間と、第1壁部28a及び第2突出部50の間に挿入される。
【0060】
各固定板60には、ねじ部材70を係止可能な2つの取付孔74がZ方向に所定間隔離間して形成されている。なお、これら取付孔74の位置(ピッチL2)は、分岐アダプタ64のねじ挿通孔72の位置(ピッチL1)に対応している(同一である)。各固定板60は、分岐管部24との干渉を避けるために半円状に切り欠かれている。
【0061】
本実施形態では、マニホールドブロック12に対して一組の固定板60をそれぞれ装着し、ねじ部材70を分岐アダプタ64のねじ挿通孔72及び貫通孔56、58に挿入して固定板60の取付孔74に螺合させることにより接続部材62がマニホールドブロック12に対して取り付けられる(
図8〜
図9B照)。
【0062】
図1、
図3B、
図5A及び
図6A等に示すように、第2壁部28bの外側面29b、第3壁部28cの外側面29c及び第4壁部28dの外側面29dのそれぞれには、その長手方向に所定間隔離間して並ぶ2つの固定穴76が形成されている。2つの固定穴76は、例えば、
図42Bに示す固定具550をマニホールドブロック12に対して取り付けるための穴である。
【0063】
固定具550は、マニホールドブロック12を設置部700(
図4参照)に対して固定するための部材であって、その詳細な構成については後述する。なお、本実施形態では、マニホールドブロック12に対して固定具550が取り付けられていない構成を例示しているが、本実施形態のマニホールドブロック12に対して固定具550を取り付けてもよいことは勿論である。
【0064】
図1及び
図6Aにおいて、第2壁部28bには、半円状の切欠部78がマニホールドブロック12の連結方向(X方向)の両側に2つずつ形成されている。これら切欠部78は、互いに同じ大きさに形成されている。同じ側に形成された2つの切欠部78は、第2壁部28bの長手方向に所定間隔だけ離間している。第3壁部28c及び第4壁部28dのそれぞれは、第2壁部28bと同様に4つの切欠部78が形成されている。
【0065】
図1から解かるように、切欠部78は、複数のマニホールドブロック12を連結した際に隣接する切欠部78に繋がり(連通し)、互いに繋がった2つの切欠部78によって1つの円形状の装着孔80が形成される。
図2及び
図3Bに示すように、この装着孔80には、脚部82が装着される。すなわち、脚部82は、互いに隣接するマニホールドブロック12の間に装着されている。本実施形態では、一列に連結されたマニホールドブロック12に対して5つの脚部82が装着されている。
【0066】
図10A及び
図10Bに示すように、脚部82は、ゴム等の可撓性を有する材料で構成されており、一方向に延びた平板部84と、平板部84から突出した一対の軸部86と、各軸部86の先端部に2つずつ設けられた爪部88とを有している。平板部84には、複数(例えば、4つ)の凹部90が形成されている。
【0067】
一対の軸部86は、平板部84の長手方向に所定間隔離間して並んで設けられている。一対の爪部88は、軸部86の先端部の外面に平板部84の短手方向に並ぶように設けられている。各爪部88には、軸部86の先端に向かって軸部86の軸線側に傾斜するテーパ面92が形成されている。
【0068】
このように構成された脚部82は、複数のマニホールドブロック12を連結した後に、各装着孔80に軸部86を外側から押し込むことによりマニホールドブロック12に対して取り付けることができる。この場合、各爪部88のテーパ面92が装着孔80を構成する壁面に接触することにより一対の爪部88が互いに近接するように軸部86が弾性変形するため、軸部86を装着孔80に対して円滑に挿入することができる。そして、軸部86が装着孔80に完全に挿入されると、軸部86が元の形状に復帰し、一対の爪部88が外枠部28の内面に接触する(
図11参照)。これにより、軸部86が装着孔80から抜け出ることを抑えることができる。
【0069】
また、マニホールドブロック12への脚部82の取り付けは、マニホールドブロック12の切欠部78に脚部82の軸部86をセットしておき、複数のマニホールドブロック12を連結する際に、隣接するマニホールドブロック12によって軸部86を挟み込むようにしてもよい。
【0070】
マニホールドブロック12に装着された脚部82は、例えば、脚部82に形成されている凹部90にマイナスドライバー等の工具を差し込み引き抜くことにより簡単に取り外すことができる。
【0071】
図4に示すように、連結管14は、円筒状に構成されており、その外周面には、円環状のシール部材94が配設される2つの環状溝が形成されている。連結管14は、マニホールドブロック12の外管部26の端部に嵌入されている。すなわち、本実施形態では、中間に位置する複数の連結管14は、隣接するマニホールドブロック12の内管部22の間に介設されている。そのため、各マニホールドブロック12のメインポート34は、連結管14の内孔14aを介して連通する。また、連結管14によって隣接するマニホールドブロック12の間から流体が外部に漏出することが抑制される。
【0072】
X方向の最外に位置する2つの連結管14は、マニホールドブロック12の外管部26に嵌入されるとともにエンドプレート16に設けられたメインアダプタ98の内孔98aに嵌入されている。これにより、メインアダプタ98とマニホールドブロック12との間から流体が漏出することが抑制される。
【0073】
図1及び
図4に示すように、エンドプレート16は、四角形状の板状部材である。エンドプレート16の中央部には、連結管14の内孔14aを介してメインポート34に連通する内孔98aを有するとともにメイン配管99が接続可能なメインアダプタ98が一体的に設けられている。エンドプレート16には、複数(
図1の例では2つ)の長孔100が形成されたベース板102が保持部材20によって取り付けられている。各長孔100には、ベース板102を設置部700に固定するための図示しないボルトが挿通する。
【0074】
図1及び
図2に示すように、各保持部材20は、各エンドプレート16の角部を貫通するとともに各マニホールドブロック12の挿通孔40とを挿通するように設けられたロッド106を有している。各ロッド106の外周面には、一対のエンドプレート16を内側に締め付けるためのナット部材108の雌ねじが螺合する雄ねじが全長に亘って形成されている。ただし、各ロッド106は、その両端部のみに雄ねじが形成されていてもよい。
【0075】
図1において、本実施形態では、互いに隣接する一方のマニホールドブロック12を他方のマニホールドブロック12に対して分岐ポート36の軸線方向及びマニホールドブロック12の連結方向と直交する方向(Z方向)に180度反転させた状態で連結している。また、各マニホールドブロック12に接続された分岐アダプタ64の開口部64bはY1方向を向いている。
【0076】
本実施形態によれば、分岐ポート36の軸線Ax2がメインポート34の軸線Ax1に対してX方向と直交する方向(Z方向)にずれて位置している(
図5A参照)。そのため、隣接するマニホールドブロック12に設けられた分岐アダプタ64を千鳥状に配置することができる(
図1及び
図3A参照)。これにより、
図12に示すように、接続部材62に対する分岐配管61の着脱作業を効率的に行うことができる。
【0077】
また、各マニホールドブロック12に対して接続部材62が1つずつ設けられているので、全ての接続部材62を千鳥状に配置することができる。そのため、接続部材62に対する分岐配管61の着脱作業を一層効率的に行うことができる。
【0078】
さらに、互いに連結された複数のマニホールドブロック12をその連結方向から挟むようにメイン配管99が着脱可能な2つのメインアダプタ98を設け、メインポート34がメイン配管99の内孔に連通している。そのため、メイン配管99からメインポート34への流体の導入又はメインポート34からメイン配管99への流体の導出を行うことができる。
【0079】
本実施形態では、連結管14が、互いに隣接する外管部26に嵌入されるとともに互いに隣接する内管部22の内孔同士を連通させている。そのため、互いに隣接するマニホールドブロック12のメインポート34同士を連結管14によって確実に連通させることができる。
【0080】
また、各マニホールドブロック12は、四角環状の外枠部28と外管部26とを外側連結部32で互いに連結しているため、マニホールドブロック12を簡易な構成にすることができるとともに外枠部28の外側面29aに接続部材62を容易に設けることができる。
【0081】
本実施形態によれば、マニホールドブロック12に対して脚部82を装着しているので、マニホールドブロック12を設置部700に対して安定して設置することができる。特に、マニホールドブロック12の連結数が多い場合には自重によってそのX方向の中間部分が撓みやすくなるが、このような脚部82を用いれば、一列に連結されたマニホールドブロック12(マニホールド装置10A)の撓みを抑えることができる。
【0082】
また、例えば、床面に設置したマニホールド装置10Aがユーザに踏まれた場合であっても、マニホールドブロック12に作用する荷重を各脚部82で受けることができる。そのため、マニホールドブロック12同士の連結が外れることを抑えることができる。
【0083】
本実施形態は、上記の構成に限定されない。例えば、
図13〜
図16に示すように、マニホールドブロック12の外側面29aには、接続部材62に代えて接続部材110を取り付けてもよい。なお、接続部材110において、上述した接続部材62と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0084】
図13に示すように、接続部材110は、マニホールドブロック12の外側面29aに取り付けられる接続部材本体111と、接続部材本体111に設けられた分岐アダプタ64とを備える。接続部材本体111は、流量調整弁112と、流量調整弁112に設けられた流量計114とを有している。
【0085】
図14に示すように、流量調整弁112は、流体流路112aが形成された弁ボディ120と、弁ボディ120に設けられた弁機構部122と、弁機構部122を支持する弁支持部124とを有している。弁ボディ120は、マニホールドブロック12に取り付けられる略直方体形状の第1ボディ126と、第1ボディ126に設けられた第2ボディ128とを含む。
【0086】
流体流路112aは、第1ボディ126におけるマニホールドブロック12に取り付けられる第1取付面130に開口した第1ポート132と、第1取付面130に対して垂直に延在した第2取付面134に開口した第2ポート136とを含む。第1ボディ126及びマニホールドブロック12の間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材138が設けられている。
【0087】
第1ボディ126には、第1取付面130に対して垂直な方向に延在してねじ部材140が挿通可能な4個のねじ挿通孔142が貫通形成されている(
図15参照)。なお、
図15では、2つのねじ挿通孔142が示されている。第2ボディ128には、第1ボディ126に形成された穴144に配設された状態で弁機構部122が挿通する孔146が形成されている。
【0088】
弁機構部122は、第1ボディ126に形成された弁座148に着座可能な状態で流体流路112a内に配設された円柱状の弁体150と、弁体150から弁座148とは反対側(Y1方向)に延出した軸部152と、軸部152に設けられた操作部154とを有している。軸部152の外周面には、雄ねじが形成されている。操作部154は、ねじ部材156によって軸部152に固定されている。
【0089】
弁支持部124は、第2ボディ128に設けられた状態で第1ボディ126の各ねじ挿通孔142に連通する4個のねじ挿通孔158が形成されている(
図13及び
図15参照)。Z方向に隣接するねじ挿通孔158の間隔(ピッチL3)は、上述したピッチL1とは異なっている。弁支持部124には、弁体150が挿通可能な第1孔160と、第1孔160に連通して軸部152が位置する第2孔162とが形成されている。第2孔162を構成する壁面には、軸部152の雄ねじが螺合可能な雌ねじが形成されている。
【0090】
弁支持部124及び弁体150の間には、流体の第2孔162への流入を抑えるための環状のシール部材164が設けられている。弁支持部124及び第1ボディ126の間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材166が設けられている。
【0091】
流量計114は、流量調整弁112の流体流路112aと分岐アダプタ64の内孔64aとを連通させる流体流路114aが形成されたボディ168と、ボディ168に設けられた流量計本体170とを備えている。第1ボディ126及びボディ168の間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材172が設けられている。ボディ168及び分岐アダプタ64の間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材174が設けられている。
【0092】
流量計本体170は、流体流路114aを流通する流体の流量を表示する表示部176を含んでいる。流量計114のボディ168及び分岐アダプタ64は、複数(4個)のねじ部材178によって第1ボディ126に対して固定されている(
図15参照)。なお、
図15では、2つのねじ部材178が示されている。
【0093】
このような接続部材110では、流量調整弁112の閉弁時において、弁体150が弁座148に着座し、分岐ポート36と流量計114の流体流路114aとの連通を遮断している(
図14参照)。
【0094】
流量調整弁112を開弁する場合は、操作部154を回転させる。そうすると、軸部152が弁支持部124に対して操作部154側に変位するため、弁体150が弁座148から離間して分岐ポート36と流量計114の流体流路114aとが連通する(
図16参照)。この際、操作部154の回転量を調整することにより、弁体150と弁座148との間隔を変化させることができるため、弁体150と弁座148との間の隙間を流通する流量を増減させることができる。
【0095】
図13及び
図15において、接続部材110では、弁支持部124の各ねじ挿通孔158は、第1ボディ126の各ねじ挿通孔142を介して外側面29aの各貫通孔56、58に連通する。この場合、マニホールドブロック12には、ねじ挿通孔158及びねじ挿通孔142に挿通されたねじ部材140が螺合可能な2つの取付孔180が形成された一組の固定板(固定部材)182が装着される。
【0096】
すなわち、各固定板182の2つの取付孔180の間隔(ピッチL4)は、弁支持部124のねじ挿通孔158のピッチL3と同一に設定されている。なお、第1ボディ126のねじ挿通孔142のピッチは、ピッチL3と同一である。換言すれば、流量調整弁112のねじ挿通孔158及びねじ挿通孔142の位置は、固定板182の取付孔180の位置に対応している。
【0097】
これにより、各貫通孔56、58及びねじ挿通孔142を介してねじ挿通孔158と取付孔180とを連通させることができる。よって、ねじ挿通孔158及びねじ挿通孔142を挿通させたねじ部材140を固定板182の取付孔180に螺合させることにより、接続部材110をマニホールドブロック12に対して簡単に取り付けることができる。
【0098】
本実施形態において、例えば、
図17〜
図19に示すように、マニホールドブロック12の外側面29aには、接続部材62に代えて接続部材190を取り付けてもよい。なお、接続部材190において、上述した接続部材62、110と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0099】
図17に示すように、接続部材190は、マニホールドブロック12の外側面29aに取り付けられる接続部材本体191と、接続部材本体191に設けられる分岐アダプタ64とを備える。接続部材本体191は、連結ブロック192と、連結ブロック192に設けられた流量計114とを有している。
【0100】
図18に示すように、連結ブロック192には、分岐ポート36と流量計114の流体流路114aとを連通させる流体流路192aが形成されている。流体流路192aは、連結ブロック192におけるマニホールドブロック12の外側面29aに取り付けられる第1取付面(第1外面)194に開口して分岐ポート36に連通する第1連通ポート196と、第1取付面194に対して垂直に延在した第2取付面(第2外面)198に開口して分岐アダプタ64の内孔64aに連通する第2連通ポート200とを含む。つまり、分岐ポート36は、連結ブロック192の流体流路192a及び流量計114の流体流路114aを介して分岐アダプタ64の内孔64aに連通している。
【0101】
連結ブロック192及びマニホールドブロック12の間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材202が設けられている。連結ブロック192と流量計114のボディ168との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材204が設けられている。
【0102】
連結ブロック192には、第1取付面194に対して垂直な方向に延在してねじ部材206が挿通可能な4つのねじ挿通孔208が貫通形成されている(
図17及び
図19参照)。Z方向に隣接するねじ挿通孔208の間隔(ピッチL5)は、上述したピッチL1、L3とは異なっている。
【0103】
図17及び
図19において、連結ブロック192の各ねじ挿通孔208は、外側面29aの各貫通孔56、58に連通する。この場合、マニホールドブロック12には、ねじ挿通孔208に挿通されたねじ部材206を嵌合可能な2つの取付孔210が形成された一組の固定板(固定部材)212が装着される。すなわち、各固定板212の2つの取付孔210の間隔(ピッチL6)は、連結ブロック192のねじ挿通孔208のピッチL5と同一に設定されている。換言すれば、連結ブロック192のねじ挿通孔208の位置は、固定板212の取付孔210の位置に対応している。
【0104】
これにより、各貫通孔56、58を介してねじ挿通孔208と取付孔210とを連通させることができる。よって、ねじ挿通孔208を挿通させたねじ部材206を固定板212の取付孔210に螺合させることにより、接続部材190をマニホールドブロック12に対して容易に取り付けることができる。
【0105】
また、接続部材190が連結ブロック192を有しているため、マニホールドブロック12に対する分岐アダプタ64の開口部64bの向きを容易に変更することができる。換言すれば、分岐アダプタ64の開口部64bの向きをマニホールドブロック12の外側面29aが指向する向きに対して垂直にすることができる。
【0106】
本実施形態において、例えば、
図20〜
図23に示すように、マニホールドブロック12の外側面29aには、接続部材62に代えて接続部材220を取り付けてもよい。なお、接続部材220において、上述した接続部材62、110、190と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0107】
図20に示すように、接続部材220は、マニホールドブロック12の外側面29aに取り付けられる接続部材本体221と、接続部材本体221に設けられる分岐アダプタ64とを備える。接続部材本体221は、直方体形状の中間ブロック222と、中間ブロック222に並設された第1開閉弁224及び第2開閉弁226とを有している。
【0108】
図21に示すように、中間ブロック222には、分岐アダプタ64の内孔64aに連通する中間流路228と、分岐ポート36及び中間流路228を連通させる第1導入ポート
(第1中間連通ポート)230と、中間流路228に連通する第2導入ポート
(第2中間連通ポート)232とが形成されている。
【0109】
中間流路228は、中間ブロック222の長手方向に貫通形成されている。中間流路228の一端側は、中間ブロック222の一端面(Z1方向の端面)に設けられた分岐アダプタ64の内孔64aに連通している。中間流路228の他端側は、プラグ240によって閉塞されている。第1導入ポート230は、中間ブロック222の長手方向と直交する方向に位置する側面に開口している。第2導入ポート232は、中間ブロック222の長手方向に直交する方向に位置して第1導入ポート230が開口する側面とは異なる側面に開口している。
【0110】
中間ブロック222及びマニホールドブロック12の間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材242が設けられている。中間ブロック222と分岐アダプタ64との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材244が設けられている。
【0111】
図20〜
図22に示すように、中間ブロック222のうち第1導入ポート230が開口する側面とは反対側の側面には、第1開閉弁224が配設される第1孔246と、第2開閉弁226が配設される第2孔248と、ねじ部材250が挿通可能な2つのねじ挿通孔252と、ねじ部材254が挿通可能な2つのねじ挿通孔256と、ねじ部材258が螺合可能な2つのねじ穴260とが形成されている。
【0112】
第1孔246及び第2孔248は、中間ブロック222の長手方向に並設されている。ねじ挿通孔252及びねじ挿通孔256は、Y方向に中間ブロック222を貫通している。ねじ挿通孔252の孔径は、ねじ挿通孔256の孔径よりも小さい。また、
図20において、ねじ挿通孔252及びねじ挿通孔256は、第1孔246の縁部に沿って交互に設けられている。Y方向に沿って隣接するねじ挿通孔252及びねじ挿通孔256の間隔(ピッチL7)は、上述したピッチL1、L3、L5と異なっている。ねじ穴260は、第2孔248の縁部に沿って設けられている。
【0113】
また、中間ブロック222の第2導入ポート232には、図示しない導入配管が接続可能なコネクタ264が設けられている。導入配管は、中間流路228、分岐アダプタ64の内孔64a及び上述した分岐配管61内に存在する水等の流体(以下、第1流体と称することがある。)を排出するための圧縮空気等の流体(以下、第2流体と称することがある。)を第2導入ポート232に導入させるためのものである。
【0114】
図21に示すように、第1開閉弁224は、作動流体の作用によって第1導入ポート230を開閉する。第1開閉弁224は、弁ボディ268と、弁ボディ268に形成された穴の開口部を閉塞する外側エンドブロック270及び内側エンドブロック272と、弁ボディ268内に移動可能に配設されたピストン274と、ピストン274に連結されたロッド276と、ロッド276に設けられた弁体278とを有している。
【0115】
図20及び
図22に示すように、弁ボディ268には、中間ブロック222の各ねじ挿通孔256に連通する2つのねじ挿通孔280が形成されている。ねじ挿通孔280は、ねじ挿通孔256の延在方向に沿って延在している。
図21において、ピストン274と内側エンドブロック272との間には第1室282が形成され、ピストン274の内側エンドブロック272とは反対側には第2室284が形成される。
【0116】
弁ボディ268には、第1室282内に連通する大気開放用の呼吸ポート286と、第2室284に連通して作動流体を吸排気するための駆動ポート288とが形成されている。駆動ポート288は、弁ボディ268に設けられた継手290の内孔290aに連通している。継手290には、作動流体が流通する図示しない配管が連結される。
【0117】
外側エンドブロック270及び内側エンドブロック272には、ロッド276が貫通している。弁体278は、中間ブロック222に形成された第1弁座302に着座可能なように中間流路228内に配設されている。
【0118】
第2開閉弁226は、第2導入ポート232を開閉するものであって、基本的に第1開閉弁224と同様に構成されている。すなわち、第2開閉弁226は、弁ボディ304、外側エンドブロック306、内側エンドブロック308、ピストン310、ロッド312及び弁体314を有している。第2開閉弁226の弁ボディ304には、中間ブロック222のねじ穴260に連通する2つのねじ挿通孔316が形成されている(
図20及び
図22参照)。第2開閉弁226は、各ねじ挿通孔316を挿通させたねじ部材258をねじ穴260に螺合することにより中間ブロック222に対して固定される。
【0119】
ピストン310と内側エンドブロック308との間には第1室318が形成され、ピストン310の内側エンドブロック308とは反対側には第2室320が形成される。第2開閉弁226の弁ボディ304には、内側エンドブロック308側の第1室318内に連通して作動流体を吸排気するための駆動ポート322と、第2室320内に連通する大気開放用の呼吸ポート324とが形成されている。駆動ポート322は、弁ボディ304に設けられた継手326の内孔326aに連通している。継手326には、作動流体が流通する図示しない配管が連結される。弁体314は、中間ブロック222に形成された第2弁座338に着座可能なように中間流路228内に設けられている。
【0120】
このような接続部材220では、第1開閉弁224はノーマルオープン式の弁として構成され、第2開閉弁226はノーマルクローズ式の弁として構成されている。すなわち、第1開閉弁224の弁体278は、第1開閉弁224の第2室284に作動流体が供給されていない状態で第1弁座302から離間し、分岐ポート36と中間流路228とが互いに連通する。これにより、例えば、メインポート34から分岐ポート36に分岐された第1流体を第1導入ポート230、中間流路228、分岐アダプタ64の内孔64a、及び分岐配管61を介して図示しない流体供給先に導くことができる。
【0121】
また、第2開閉弁226の弁体314は、第2開閉弁226の第1室318に作動流体が供給されていない状態で第2弁座338に着座し、第2導入ポート232と中間流路228との連通が遮断される。これにより、分岐ポート36から中間流路228に導かれた第1流体が第2導入ポート232に流入されることはない。
【0122】
一方、
図23に示すように、第1開閉弁224の弁体278は、第1開閉弁224の第2室284に作動流体を供給することにより第1弁座302に着座し、分岐ポート36と中間流路228との連通が遮断される。これにより、例えば、分岐ポート36から中間流路228への第1流体の導入が遮断されることとなる。
【0123】
第2開閉弁226の弁体314は、第2開閉弁226の第1室318に作動流体を供給することにより第2弁座338から離間し、第2導入ポート232と中間流路228とが連通する。これにより、第2導入ポート232から中間流路228に第2流体を供給して中間流路228、分岐アダプタ64の内孔64a及び分岐配管61内に存在する第1流体を排出することが可能となる。
【0124】
接続部材220では、中間ブロック222のねじ挿通孔252はマニホールドブロック12の各貫通孔56に連通し、第1開閉弁224のねじ挿通孔280は中間ブロック222のねじ挿通孔256を介してマニホールドブロック12の貫通孔58に連通する。この場合、マニホールドブロック12には、ねじ挿通孔252に挿通されたねじ部材250を螺合可能な取付孔340と、ねじ挿通孔256及びねじ挿通孔280に挿通されたねじ部材254を螺合可能な取付孔342とが形成された一組の固定板(固定部材)344が装着される。なお、取付孔342の孔径は、取付孔340の孔径よりも大きい。
【0125】
各固定板344の取付孔340と取付孔342の間隔(ピッチL8)は、ねじ挿通孔252とねじ挿通孔256のピッチL7と同一に設定されている。換言すれば、ねじ挿通孔252及びねじ挿通孔256の位置は、固定板344の取付孔340及び取付孔342の位置に対応している。
【0126】
これにより、貫通孔56を介してねじ挿通孔252と取付孔340とを連通させるとともに貫通孔58を介してねじ挿通孔256と取付孔342とを連通させることができる。よって、ねじ挿通孔252を挿通させたねじ部材250を固定板344の取付孔340に螺合させるとともにねじ挿通孔256及びねじ挿通孔280を挿通させたねじ部材254を固定板344の取付孔342に螺合させることにより、接続部材220をマニホールドブロック12に対して容易に取り付けることができる。
【0127】
このように、本実施形態では、マニホールドブロック12には、複数種類の固定板60、182、212、344を用いることにより、複数種類の接続部材62、110、190、220を取り付けることができる。そのため、マニホールド装置10Aにおいて、複数種類の接続部材62、110、190、220を混在させることができる。よって、マニホールド装置10Aの設計自由度を向上させることができる。なお、マニホールドブロック12の外側面29aには、後述する接続部材386、388、420、422、538を取り付けることも可能である。これにより、マニホールド装置10Aのコンパクト化を図りつつ設計自由度を高めることができる。
【0128】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るマニホールド装置10Bについて
図24及び
図25を参照しながら説明する。なお、第2実施形態に係るマニホールド装置10Bにおいて、第1実施形態に係るマニホールド装置10Aと同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0129】
図24に示すように、本実施形態に係るマニホールド装置10Bでは、3つのマニホールドブロック12を分岐アダプタ64の開口部64bの向きがそれぞれ異なるようにメインポート34の軸線回りに90度ずつ位相を相対的にずらして連結している。すなわち、X1方向の端部に位置する分岐アダプタ64の開口部64bはY1方向を向き、X方向の中央に位置する分岐アダプタ64の開口部64bはZ2方向を向き、X2方向の端部に位置するた分岐アダプタ64の開口部64bはY2方向を向いている。
【0130】
本実施形態によれば、各マニホールドブロック12の4つの挿通孔40が、メインポート34の軸線Ax1から等距離の位置にメインポート34の軸線回りに90度ずつ位相がずれるように設けられている。これにより、複数のマニホールドブロック12をメインポート34の軸線回りに相対的に所定角度(90度、180度、270度)だけ回転させた状態で各マニホールドブロック12の挿通孔40の位置を合せることができる。
【0131】
すなわち、各マニホールドブロック12に取り付けられた分岐アダプタ64の開口部64bを4方向(Y1方向、Y2方向、Z1方向、Z2方向)のいずれかの方向に向けることができる。そのため、例えば、
図24及び
図25のように、各接続部材62の開口部が互いに異なる方向に向くようにマニホールド装置10Bを構成することも可能となる。これにより、各マニホールドブロック12の分岐アダプタ64の開口部64bの向きの自由度を高めることができる。
【0132】
本実施形態において、接続部材62に代えて上述した接続部材110、190、220又は後述する接続部材386、388、420、422、538が設けられていてもよい。
【0133】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るマニホールド装置10Cを備えた流体流通システム360について
図26〜
図36を参照しながら説明する。なお、第3実施形態に係るマニホールド装置10Cにおいて、上述したマニホールド装置10A、10Bと同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0134】
図26に示すように、流体流通システム360は、第1ユニット362及び第2ユニット364の組み合わせからなるマニホールド装置10Cを備えている。この流体流通システム360は、第1流体供給源366の第1流体が、第1メイン配管368、第1ユニット362、第1分岐配管370、371、流体供給先372、373、第2分岐配管374、375、第2ユニット364、第2メイン配管376を介して第1流体供給源366に戻るように構成されている。
【0135】
つまり、第1メイン配管368は、第1流体供給源366と第1ユニット362のメインアダプタ98とを連結する。第1分岐配管370は、第1ユニット362の接続部材386の分岐アダプタ64と流体供給先372とを連結し、第1分岐配管371は、第1ユニット362の接続部材388の分岐アダプタ64と流体供給先373とを連結する。第2分岐配管374は、流体供給先372と第2ユニット364の分岐アダプタ64とを連結する。第2メイン配管376は、第2ユニット364のメインアダプタ98と第1流体供給源366とを連結する。
【0136】
また、流体流通システム360には、その流体流路内に存在している水等の第1流体を当該流体流路内から排出するためのいわゆるフラッシュ機能が設けられている。すなわち、流体流通システム360は、第2流体供給源378の第2流体が、導入配管380、第1ユニット362、第1分岐配管371、流体供給先373、第2分岐配管375、第2ユニット364、排出配管382を介して排出部384に導かれるように構成されている。
【0137】
図27に示すように、第1ユニット362は、複数(
図27では7つ)のマニホールドブロック12が一列に連結されている。X1方向に位置する4つのマニホールドブロック12には接続部材386が取り付けられ、X2方向に位置する3つのマニホールドブロック12にはフラッシュ用の接続部材388が取り付けられている。
【0138】
図28に示すように、接続部材386は、接続部材本体387と、接続部材本体387に設けられた分岐アダプタ64とを備える。接続部材本体387は、マニホールドブロック12に取り付けられた連結ブロック192と、連結ブロック192に設けられた止め弁390とを備えている。連結ブロック192及び分岐アダプタ64の構成は上述した通りである。分岐アダプタ64は、止め弁390に設けられている。なお、接続部材386の止め弁390及び分岐アダプタ64は、複数(4つ)のねじ部材392によって連結ブロック192に対して固定されている(
図27参照)。
【0139】
止め弁390は、連結ブロック192の流体流路192aに連通する第1ポート394と分岐アダプタ64の内孔64aに連通する第2ポート396とが形成された弁ボディ398と、弁ボディ398に設けられた円柱状の弁体400と、弁体400を操作するための操作部402とを有している。弁ボディ398と連結ブロック192との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材404が設けられている。弁ボディ398と分岐アダプタ64との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材405が設けられている。
【0140】
弁体400には、その軸線と直交する方向に貫通する貫通孔406が形成されている。貫通孔406は、弁ボディ398の第1ポート394及び第2ポート396を連通し、止め弁390の流体流路390aを構成する。
【0141】
また、弁体400は、その軸線回りに回転可能な状態で弁ボディ398に設けられている。弁体400の外周面には、複数のシール部材が設けられている。弁体400は、弁ボディ398の外側に露出するように延出した軸部408を有し、軸部408には、操作部402が固定されている。すなわち、弁体400及び操作部402は、弁ボディ398に対して弁体400の軸線回りに回転可能となっている。
【0142】
このような接続部材386では、操作部402を開位置にする(止め弁390を開く)ことで、弁体400の貫通孔406が第1ポート394及び第2ポート396に連通する。すなわち、分岐ポート36は、連結ブロック192の流体流路192a、止め弁390の流体流路390aを介して分岐アダプタ64の内孔64aに連通する。一方、操作部402を所定の閉位置まで回転させる(止め弁390を閉じる)と、第1ポート394及び第2ポート396の連通が弁体400によって遮断される。
【0143】
図29に示すように、接続部材388は、接続部材本体389と、接続部材本体389に設けられた分岐アダプタ64とを備える。接続部材本体389は、マニホールドブロック12に取り付けられた中間ブロック222と、中間ブロック222に設けられた第1開閉弁224及び第2開閉弁226と、中間ブロック222の長手方向端部に設けられた止め弁390とを有している。分岐アダプタ64は、止め弁390に設けられている。
【0144】
中間ブロック222、第1開閉弁224、第2開閉弁226、止め弁390及び分岐アダプタ64の構成は上述した通りである。なお、接続部材388の止め弁390及び分岐アダプタ64は、複数(4つ)のねじ部材410によって中間ブロック222に対して固定されている(
図27参照)。また、止め弁390の弁ボディ398と中間ブロック222との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材412が設けられている。
【0145】
接続部材388では、止め弁390の操作部402を開位置にするとともに第1開閉弁224の弁体278を第1弁座302から離間させた状態で、分岐ポート36は、中間ブロック222の第1導入ポート230、中間流路228、止め弁390の第1ポート394、貫通孔406、第2ポート396を介して分岐アダプタ64の内孔64aに連通する。
【0146】
図30及び
図31に示すように、第2ユニット364では、7つのマニホールドブロック12がX方向に連結された第1マニホールドブロック群414と、3つのマニホールドブロック12がX方向に連結された第2マニホールドブロック群416とがY方向に互いに隣接している。具体的には、第1マニホールドブロック群414のうちX2方向に位置する3つのマニホールドブロック12が第2マニホールドブロック群416の3つのマニホールドブロック12に対してY方向に隣接している。第2ユニット364のX2方向のエンドプレート418は、上述したエンドプレート16に対して幅広に(Y方向の寸法が広く)形成されている。
【0147】
第1マニホールドブロック群414のうちX1方向に位置する4つのマニホールドブロック12には接続部材420が取り付けられ、X2方向に位置する3つのマニホールドブロック12にはフラッシュ用の接続部材422が取り付けられている。
【0148】
図32に示すように、接続部材420は、接続部材本体421と、接続部材本体421に設けられた分岐アダプタ64とを備える。接続部材本体421は、マニホールドブロック12に取り付けられた連結ブロック192と、連結ブロック192に設けられた止め弁390と、止め弁390に設けられた流量計114とを備えている。分岐アダプタ64は、流量計114に設けられている。
【0149】
連結ブロック192、止め弁390、流量計114及び分岐アダプタ64の構成は上述した通りである。なお、止め弁390、流量計114及び分岐アダプタ64は、複数(4つ)のねじ部材424によって連結ブロック192に対して固定されている(
図31参照)。また、止め弁390と流量計114との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材425が設けられている。
【0150】
接続部材420では、止め弁390の操作部402を開位置にした状態で、分岐ポート36は、連結ブロック192の流体流路192a、止め弁390の第1ポート394、貫通孔406、第2ポート396、流量計114の流体流路114aを介して分岐アダプタ64の内孔64aに連通する。
【0151】
図33に示すように、接続部材422は、接続部材本体423と、接続部材本体423に設けられた分岐アダプタ64とを備える。接続部材本体423は、中間ブロック426、第3開閉弁428、第4開閉弁430、連結ブロック192、止め弁390及び流量調整弁112を備えている。分岐アダプタ64は、流量調整弁112に設けられている。連結ブロック192、止め弁390、流量調整弁112及び分岐アダプタ64の構成は上述した通りである。
【0152】
中間ブロック426は、略直方体形状に形成されており、第1マニホールドブロック群414のマニホールドブロック12と第2マニホールドブロック群416のマニホールドブロック12とに対して取り付けられている。
【0153】
中間ブロック426には、連結ブロック192の流体流路192aに連通する中間流路432と、第1マニホールドブロック群414の分岐ポート36及び中間流路432を連通させる第1導出ポート
(第1中間連通ポート)434と、第2マニホールドブロック群416の分岐ポート36及び中間流路432を連通させる第2導出ポート
(第2中間連通ポート)436とが形成されている。
【0154】
中間流路432は、中間ブロック426の長手方向に貫通形成されるとともに中間ブロック426の長手方向と直交する方向に位置するZ2方向の側面に開口している。第1導出ポート434及び第2導出ポート436は、中間ブロック426の長手方向(Y方向)に並んでおり、中間ブロック426の長手方向と直交する方向に位置するZ1方向の側面に開口している。
【0155】
第1マニホールドブロック群414のマニホールドブロック12と中間ブロック426との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材442が設けられている。第2マニホールドブロック群416のマニホールドブロック12と中間ブロック426との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材444が設けられている。
【0156】
中間ブロック426と連結ブロック192との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材446が設けられている。中間ブロック426の長手方向の一端面(Y1方向の端面)には第3開閉弁428が配設される穴が形成され、中間ブロック426の長手方向の他端面(Y2方向の端面)には第4開閉弁430が配設される穴が形成されている。
【0157】
第3開閉弁428は、上述した第1開閉弁224と同様に構成されており、弁ボディ448、外側エンドブロック450、内側エンドブロック452、ピストン454、ロッド456及び弁体458を有している。内側エンドブロック452とピストン454との間には第1室460が形成され、ピストン454の内側エンドブロック452とは反対側には第2室462が形成されている。
【0158】
弁ボディ448には、第1室460に連通する大気開放用の呼吸ポート464と、第2室462に連通して作動流体を吸排気するための駆動ポート466とが形成されている。駆動ポート466は、弁ボディ448に設けられた継手468の内孔468aに連通している。第3開閉弁428の弁体458は、中間ブロック426に形成された第3弁座470に着座可能なように設けられている。
【0159】
第3開閉弁428は、弁体458が第3弁座470から離間した状態で第1マニホールドブロック群414の分岐ポート36と連結ブロック192の流体流路192aとを連通させる。また、第3開閉弁428は、弁体458が第3弁座470に着座した状態で第1マニホールドブロック群414の分岐ポート36と連結ブロック192の流体流路との連通を遮断する。
【0160】
第4開閉弁430は、上述した第2開閉弁226と同様に構成されており、弁ボディ472、外側エンドブロック474、内側エンドブロック476、ピストン478、ロッド480及び弁体482を有している。内側エンドブロック476とピストン478との間には第1室484が形成され、ピストン478の内側エンドブロック476とは反対側には第2室486が形成されている。
【0161】
弁ボディ472には、第1室484に連通して作動流体を吸排気するための駆動ポート488と、第2室486に連通する大気開放用の呼吸ポート490とが形成されている。駆動ポート488は、弁ボディ472に設けられた継手492の内孔492aに連通している。第4開閉弁430の弁体482は、中間ブロック426に形成された第4弁座494に着座可能なように設けられている。
【0162】
第4開閉弁430は、弁体482が第4弁座494から離間した状態で第2マニホールドブロック群416の分岐ポート36と連結ブロック192の流体流路192aとを連通させる。また、第4開閉弁430は、弁体482が第4弁座494に着座した状態で第2マニホールドブロック群416の分岐ポート36と連結ブロック192の流体流路192aとの連通を遮断する。
【0163】
図34に示すように、このような接続部材422では、中間ブロック426及び連結ブロック192は、複数(4つ)のねじ部材496によって第1マニホールドブロック群414のマニホールドブロック12の固定板(固定部材)498に対して固定されている。すなわち、ねじ部材496は、連結ブロック192のねじ挿通孔208、中間ブロック426のねじ挿通孔495、第1マニホールドブロック群414のマニホールドブロック12の貫通孔56、58を挿通し、固定板498に形成された取付孔499に螺合している。
【0164】
また、中間ブロック426は、複数(4つ)のねじ部材500によって第2マニホールドブロック群416のマニホールドブロック12の固定板(固定部材)502に対して固定されている。すなわち、ねじ部材500は、中間ブロック426のねじ挿通孔501、第2マニホールドブロック群416のマニホールドブロック12の貫通孔56、58を挿通し、固定板502に形成された取付孔503に螺合している。
【0165】
第3開閉弁428は複数(2つ)のねじ部材504によって中間ブロック426の一端面に対して固定され、第4開閉弁430は複数(2つ)のねじ部材506によって中間ブロック426の他端面に対して固定されている(
図31参照)。連結ブロック192、止め弁390、流量調整弁112及び分岐アダプタ64は、複数(4つ)のねじ部材508によって連結ブロック192に対して固定されている。
【0166】
なお、止め弁390と流量調整弁112との間には、流体が外部に漏出することを抑えるための環状のシール部材510が設けられ、流量調整弁112と分岐アダプタ64との間には、流体が外部に漏出することを抑えるための環状のシール部材512が設けられている(
図33参照)。
【0167】
次に、本実施形態に係るマニホールド装置10Cの動作について説明する。第1流体を複数の流体供給先372に流通させる場合、第1ユニット362の各接続部材386において、止め弁390を開く(
図28参照)。また、第1ユニット362の各接続部材388において、止め弁390を開き、第1開閉弁224の弁体278を第1弁座302から離間させるとともに第2開閉弁226の弁体314を第2弁座338に着座させる(
図29参照)。
【0168】
さらに、第2ユニット364の各接続部材420において、止め弁390を開く(
図32参照)。さらにまた、第2ユニット364の各接続部材422において、流量調整弁112の弁体150を弁座148から離間させるとともに止め弁390を開き、第3開閉弁428の弁体458を第3弁座470から離間させるとともに第4開閉弁430の弁体482を第4弁座494に着座させる(
図33参照)。
【0169】
そして、第1流体供給源366から第1メイン配管368を介して第1ユニット362のメインアダプタ98の内孔98aに第1流体を供給する。そうすると、
図26に示すように、メインアダプタ98の内孔98aに導かれた第1流体は、マニホールドブロック12のメインポート34から7つの分岐ポート36に分岐され、4つの接続部材386と3つの接続部材388とのそれぞれに導かれる。そして、各接続部材386において、第1流体は、連結ブロック192の流体流路192a、止め弁390の流体流路390a及び分岐アダプタ64の内孔64aを通り、第1分岐配管370を介して4つの流体供給先372のそれぞれに導かれる(
図28参照)。
【0170】
また、各接続部材388において、第1流体は、中間ブロック222の第1導入ポート230、中間流路228、止め弁390の流体流路390a及び分岐アダプタ64の内孔64aを通り、第1分岐配管371を介して3つの流体供給先373のそれぞれに導かれる(
図29参照)。このとき、接続部材388では、第2開閉弁226の弁体314が第2弁座338に着座しているため、第1流体が第2導入ポート232を介して第2流体供給源378に流入することはない。
【0171】
4つの流体供給先372で利用された第1流体は、第2分岐配管374を介して第2ユニット364の4つの接続部材420のそれぞれに導かれ、3つの流体供給先373で利用された第1流体は、第2分岐配管375を介して第2ユニット364の3つの接続部材422のそれぞれに導かれる。そして、各接続部材420において、第1流体は、分岐アダプタ64の内孔64a、流量計114の流体流路114a、止め弁390の流体流路390a、連結ブロック192の流体流路192aを通り、第1マニホールドブロック群414の分岐ポート36に導かれる(
図32参照)。
【0172】
また、各接続部材422において、第1流体は、分岐アダプタ64の内孔64a、流量調整弁112の流体流路112a、止め弁390の流体流路390a、連結ブロック192の流体流路192a、中間ブロック426の中間流路432、第1導出ポート434を通り、第1マニホールドブロック群414の分岐ポート36に導かれる(
図33参照)。このとき、接続部材422では、第4開閉弁430の弁体482が第4弁座494に着座しているため、第1流体が第2マニホールドブロック群416の分岐ポート36に流入することはない。
【0173】
第1マニホールドブロック群414において、各分岐ポート36に導かれた第1流体は、メインポート34で合流し、第2メイン配管376を介して第1流体供給源366に戻される。
【0174】
一方、流体流通システム360の流体流路内の第1流体を排出する場合には、第1流体供給源366から第1ユニット362への第1流体の供給を停止する。また、各接続部材388において、第1開閉弁224の弁体278を第1弁座302に着座させるとともに第2開閉弁226の弁体314を第2弁座338から離間させる(
図35参照)。さらに、各接続部材422において、第3開閉弁428の弁体458を第3弁座470に着座させるとともに第4開閉弁430の弁体482を第4弁座494から離間させる(
図36参照)。
【0175】
そして、第2流体供給源378から導入配管380を介して第1ユニット362の各接続部材388に第2流体を供給する。各接続部材388において、第2流体は、第2導入ポート232、中間ブロック222の中間流路228、止め弁390の流体流路390a及び分岐アダプタ64の内孔64aを通り、第1分岐配管371を介して3つの流体供給先373のそれぞれに導かれる。このとき、接続部材388では、第1開閉弁224の弁体278が第1弁座302に着座しているため、第2流体が第1ユニット362の分岐ポート36に流入することはない。
【0176】
3つの流体供給先373を流通した第2流体は、第2分岐配管375を介して第2ユニット364の3つの接続部材422のそれぞれに導かれる。そして、接続部材422において、第2流体は、分岐アダプタ64の内孔64a、流量調整弁112の流体流路112a、止め弁390の流体流路390a、連結ブロック192の流体流路192a、中間ブロック426の中間流路432を通り、第2マニホールドブロック群416の分岐ポート36に導かれる(
図36参照)。このとき、接続部材422では、第3開閉弁428の弁体458が第3弁座470に着座しているため、第2流体が第1マニホールドブロック群414の分岐ポート36に流入することはない。第2マニホールドブロック群416の各分岐ポート36に導かれた第2流体は、メインポート34で合流し、排出配管382を介して排出部384に排出される。
【0177】
これにより、各接続部材388の流体流路(中間ブロック426の中間流路432、止め弁390の流体流路390a、分岐アダプタ64の内孔64a)、第1分岐配管371、各接続部材422の流体流路(分岐アダプタ64の内孔64a、流量調整弁112の流体流路112a、止め弁390の流体流路390a、連結ブロック192の流体流路192a、中間ブロック426の中間流路432)に残留していた第1流体を第2流体によって排出部384に排出することができる。
【0178】
本実施形態によれば、第1流体を分岐又は集合させるマニホールドブロック12にフラッシュ用の接続部材388及び接続部材422を取り付けることができる。これにより、フラッシュ用のマニホールド装置10Cを別に設ける場合と比較してマニホールド装置10Cの設置面積(フットプリント)を減少させることができる。
【0179】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係るマニホールド装置10Dを備えた流体流通システム520について
図37〜
図40を参照しながら説明する。なお、第4実施形態に係るマニホールド装置10Dにおいて、上述したマニホールド装置10A〜10Cと同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0180】
図37に示すように、流体流通システム520は、第1ユニット522及び第2ユニット524の組み合わせからなるマニホールド装置10Dを備えている。この流体流通システム520では、流体供給源526の流体が、第1メイン配管528、第1ユニット522、第1分岐配管530、流体供給先532、第2分岐配管534、第2ユニット524、第2メイン配管536を介して流体供給源526に戻るように構成されている。
【0181】
図38及び
図39に示すように、マニホールド装置10Dは、複数(例えば、10個)のマニホールドブロック12が一列に連結されている。X1方向に位置する5つのマニホールドブロック12が第1ユニット522を構成し、X2方向に位置する5つのマニホールドブロック12が第2ユニット524を構成する。第1ユニット522の各マニホールドブロック12には、接続部材538が取り付けられている。接続部材538は、マニホールドブロック12に取り付けられる連結ブロック192と、連結ブロック192に設けられた分岐アダプタ64とを有している。連結ブロック192及び分岐アダプタ64の構成は上述した通りである。
【0182】
なお、分岐アダプタ64は、複数(4つ)のねじ部材540によって連結ブロック192に対して固定されている。接続部材538では、分岐ポート36は、連結ブロック192の流体流路192aを介して分岐アダプタ64の内孔64aに連通する(
図40参照)。なお、連結ブロック192と分岐アダプタ64との間には、流体の外部への漏出を抑えるための環状のシール部材539が設けられている。第2ユニット524の各マニホールドブロック12には、上述した接続部材420が取り付けられている。
【0183】
図39において、第1ユニット522と第2ユニット524との間には、連結管14に代えて閉塞部材542が配設されている。閉塞部材542は、連結管14の内孔14aを塞ぐような形状を有しており、第1ユニット522のメインポート34と第2ユニット524のメインポート34との連通を遮断する部材である。
【0184】
また、マニホールド装置10Dには、第1ユニット522と第2ユニット524の境界を示す表示部材544が設けられている。表示部材544は、上述した脚部82と同様の構成を備えているため、その詳細な説明は省略する。表示部材544は、第1ユニット522のマニホールドブロック12の第4壁部28dと第2ユニット524のマニホールドブロック12の第4壁部28dとの間に形成された2つの装着孔80に装着されている。
【0185】
図38では、マニホールドブロック12に対してY1方向に表示部材544を装着した例を示しているが、マニホールドブロック12のY2方向に表示部材544を装着してもよいことは言うまでもない。表示部材544は、マニホールドブロック12の色とは異なる色(例えば、青色等)に着色することもできる。これにより、表示部材544をマニホールドブロック12に対して目立たせることができる。
【0186】
本実施形態によれば、第1ユニット522と第2ユニット524とをマニホールドブロック12の連結方向に一体的に設けることができる。また、表示部材544によって閉塞部材542の位置を示すことができるため、第1ユニット522と第2ユニット524との境界を容易に知ることができる。
【0187】
本実施形態において、第1ユニット522は、例えば、接続部材538に代えて上述した接続部材62、110、190、386、420のいずれかが設けられていてもよい。また、第2ユニット524は、例えば、接続部材420に代えて上述した接続部材62、110、190、386、538のいずれかが設けられていてもよい。
【0188】
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係るマニホールド装置10Eについて
図41〜
図42Bを参照しながら説明する。なお、第5実施形態に係るマニホールド装置10Eにおいて、上述したマニホールド装置10A〜10Dと同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0189】
図41及び
図42Aに示すように、本実施形態に係るマニホールド装置10Eは、上述した接続部材538が取り付けられた複数(例えば、5つ)のマニホールドブロック12が一列に連結されている。また、連結方向の中央に位置するマニホールドブロック12には、マニホールドブロック12を設置部700に対して固定するための固定具550が取り付けられている。
【0190】
図42A及び
図42Bに示すように、固定具550は、一方向(Y方向)に延在した板状部材である。固定具550は、長方形状の中央部552と、中央部552から第1段差部554を介してY1方向に延出する第1延出部556と、第1延出部556に設けられた第1端部558と、中央部552から第2段差部560を介してY2方向に延出する第2延出部562と、第2延出部562に設けられた第2端部564とを備えている。
【0191】
中央部552には、長手方向に沿って固定穴76のピッチと同じピッチの2つの中央孔566が形成されている。第1段差部554は、中央部552からZ
1方向に突出している。第1段差部554は、中央部552の全幅に亘って設けられている。第1延出部556は、第1段差部554と同一の幅寸法を有している。第1端部558は、第1延出部556よりもX方向の両側に延出している。第1端部558には、X方向に延びた2つの第1設置孔568がX方向に並んで形成されている。
【0192】
第2段差部560は、中央部552からZ2方向に第1段差部554と同じ寸法だけ突出している。第2段差部560は、中央部552の幅方向(X方向)の中央からX2方向の端部に亘って設けられている。第2延出部562は、第2段差部560と同一の幅寸法を有している。第2端部564は、第2延出部562よりもX2方向に延出している。第2端部564には、X方向に延びた1つの第2設置孔570が形成されている。
【0193】
このように構成された固定具550は、例えば、固定具550の中央孔566を挿通させた2つのタッピングねじのそれぞれを中央に位置するマニホールドブロック12のZ
1方向の各固定穴76に締め付けることによりマニホールドブロック12に対して取り付けられる。このとき、第1端部558はマニホールドブロック12よりもY1方向に位置し、第2端部564はマニホールドブロック12よりもY2方向に位置する。
【0194】
そして、第1端部558の各第1設置孔568及び第2端部564の第2設置孔570に対して図示しないねじ部材を挿通させてこれらねじ部材を設置部700に対して締め付けることにより、マニホールドブロック12が固定具550を介して設置部700に対して固定される。これにより、マニホールド装置10Eを設置部700に対して確実に固定することができる。
【0195】
本実施形態において、マニホールド装置10Eは、例えば、接続部材538に代えて上述した接続部材62、110、190、386、420のいずれかが設けられていてもよい。
【0196】
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係るマニホールド装置10Fについて
図43及び
図44を参照しながら説明する。なお、第6実施形態に係るマニホールド装置10Fにおいて、上述したマニホールド装置10A〜10Eと同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0197】
図43及び
図44に示すように、本実施形態に係るマニホールド装置10Fは、Y方向に並設された第1ユニット580と第2ユニット582とを備えている。第1ユニット580は、上述した第5実施形態に係るマニホールド装置10Eと同様の構成を有している。そのため、第1ユニット580の詳細な説明については省略する。
【0198】
第2ユニット582は、複数(例えば、5つ)のマニホールドブロック12が一列に連結されている。第2ユニット582の各マニホールドブロック12には、上述した接続部材420が取り付けられている。本実施形態のエンドプレート418は、第1ユニット580のマニホールドブロック12と第2ユニット582のマニホールドブロック12とを両側から挟み込んで固定している。
【0199】
第2ユニット582の連結方向の中央に位置するマニホールドブロック12のZ1方向の外側面29cには、第1端部558がY2方向に位置するとともに第2端部564がY1方向に位置するように固定具550が取り付けられている。第2ユニット582の固定具550は、第1ユニット580の固定具550に対して180度向きが異なっている。これにより、第2ユニット582の固定具550の第2端部564を第1ユニット580の固定具550の第2端部564に干渉することなく配置することができる。
【0200】
この場合、第1ユニット580の固定具550の各第1設置孔568と第2ユニット582の固定具550の各第1設置孔568とに挿通させた図示しない4本のねじ部材を設置部700に対して締結することにより、第1ユニット580及び第2ユニット582が設置部700に対して容易に且つ確実に固定することができる。
【0201】
本実施形態において、第1ユニット580は、例えば、接続部材538に代えて上述した接続部材62、110、190、386、420のいずれかが設けられていてもよい。また、第2ユニット582は、例えば、接続部材420に代えて上述した接続部材62、110、190、386、538のいずれかが設けられていてもよい。
【0202】
本発明に係るマニホールド装置は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。