(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記演出制御手段は、前記読出手段に読み出される前の前記特図保留を前記記憶手段が記憶していない状態で前記特別入賞部に玉が入賞した場合、当該入賞に基づく前記先読演出の制御を前記記憶手段が前記特図保留を記憶するまで待機することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
前記演出制御手段は、前記先読演出を実行してから前記記憶手段が新たな前記特図保留を記憶していない状態で前記特別入賞部に玉が入賞した場合、当該先読演出の内容に基づいた内容で次の前記先読演出を実行するよう前記先読演出実行手段を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、大当たり抽選に当選したときに大当たり状態を発生させると共に、大当たり抽選の当否を先読みして報知する先読演出を実行するパチンコ遊技機(遊技機)1に関する例である。この内容について、
図1〜
図4を用いて説明する。
【0010】
図1に例示のパチンコ遊技機1は、始動入賞部12への入賞に応じて大当たり状態(特別遊技状態)の抽選(特図判定、大当たり抽選)を実行し、抽選結果を表す図柄変動を実行するセブン機である。このパチンコ遊技機1は、大当たり抽選の当選に応じて大当たり状態を発生するほか、遊技者側の有利度合いが低い通常状態、大当たり抽選の当選確率が高くなる高確率状態(確変状態)、図柄変動の時間が短くなる時短状態等の遊技状態を発生する。
【0011】
パチンコ遊技機1は、図示しない台枠に取り付けられた開閉扉13を有し、その内側の遊技盤130Aの表面側に略円形状の遊技領域130が形成された遊技機である。遊技領域130の左側下部にはスピーカ131が配置され、遊技領域130の下側には上皿135及び下皿137が遊技者側に張り出すように設けられている。上皿135は、入賞に応じて払い出された賞球や、貸玉等を受け入れて玉を貯留する受け皿である。下皿137は、上皿135の収容限度を超える玉等を受け入れる皿である。上皿135の右下には、上皿135の玉を遊技領域130に向けて発射するための操作ハンドル15が立設されている。
【0012】
開閉扉13は、パチンコ遊技機1に対面して左側に位置するヒンジ133を介して回動可能な状態で台枠に固定されている。開閉扉13には、遊技領域130に対応する略円形状の透明窓139と、透明窓139の上部両側に配置された装飾ランプ部136と、が設けられている。
【0013】
図2に例示する遊技領域130は、遊技媒体である玉が流下する領域である。遊技領域130には、図柄を変動表示するドット表示部52等を含む表示ユニット5を中心として、始動入賞部12、スルーゲート141、大入賞口160、特別入賞部の一例である一般入賞口41、42、潜伏確変示唆部19等が配置されている。
【0014】
表示ユニット5の下側の始動入賞部12及び大入賞口160は、始動入賞部12を上にして上下2段で配置されている。スルーゲート141は、表示ユニット5の左側に配置され、潜伏確変示唆部19は右下に配置されている。表示ユニット5の左下には、第1一般入賞口41と第2一般入賞口42とが右下がりの斜め方向に沿って配置されている。遊技領域130の左側の外周部には、普図表示部182と普図保留表示部183とが外周に沿うように配置されてている。また、遊技領域130の最下部には、入賞することなく流下した玉を回収するためのアウト孔138が開口している。
【0015】
スルーゲート141は、玉を通過させるのみの役物である。このスルーゲート141には、賞球の払い出しが設定されていない。スルーゲート141を玉が通過すると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)用の抽選用乱数が抽出され、普図判定が実行される。この普図判定による普図当選確率は、通常状態では1/30、確変状態及び時短状態では1/1となっている。
【0016】
普図判定の当否の表示部である普図表示部182は、○印の点灯により普図判定の普図当選を表示し、×印の点灯によりハズレを表示する。なお、普図の変動時間は通常状態で30秒、時短状態で1秒となっている。普図保留表示部183は、普図保留として記憶する保留数を表示できるよう、4つのLEDが連設された表示部である。普図保留表示部183は、LEDの点灯個数により普図保留の保留数(上限保留数4つ)を表示する。
【0017】
表示ユニット5の直下に配置され遊技領域130を流下する玉が入賞可能な始動入賞部12は、一対の可動羽根を開口部に設けた電チュー(電動チューリップ)により構成されており、一対の可動羽根が両側に拡がるように動作すると開放状態となる可変入賞口である。始動入賞部12は、上記の普図判定で普図当選が発生したときに開放状態となる。その開放時間は、通常状態は0.2秒、時短状態及び確変状態では1.5秒×3回となっている。この始動入賞部12は、大当たり抽選(特図判定、特別遊技状態の抽選)の契機となる入賞部(払出3玉)である。始動入賞部12に玉が入賞すると、大当たり抽選用の抽選用乱数が抽出され大当たり状態を発生させるか否かの大当たり抽選が実行される。
【0018】
大入賞口160は、大当たり状態下で開放状態となるアタッカーとも呼ばれる可変入賞装置である。始動入賞部12とアウト孔138との間隙に配置された横長の大入賞口160には、開閉可能な蓋部材161が設けられている。大入賞口160は、遊技領域130をなす盤面と略面一をなすように蓋部材161が位置したとき、閉鎖状態となる。蓋部材161が手前側に回動すると大入賞口160が開放状態となり、大入賞口160に玉を導くための受け皿として蓋部材161が機能する。なお、大入賞口160に入賞したときの払出は15玉となっている。
【0019】
第1一般入賞口41及び第2一般入賞口42は、払出玉が10個の一般入賞口であり、始動入賞部12とは異なって設けられ、遊技領域130を流下する玉が入賞可能な特別入賞部の一例をなす入賞口である。本例のパチンコ遊技機1では、第1一般入賞口41が第1先読演出の契機となる第1特別入賞部の一例をなし、第2一般入賞口42が第2先読演出の契機となる第2特別入賞部の一例をなしている。
【0020】
ここで、第1及び第2一般入賞口41、42は、いずれも、始動入賞部12を挟んで潜伏確変示唆部19の反対側に配置されている。また、第2一般入賞口42は、第1一般入賞口41に入賞しなかった玉が入賞する可能性が生じるよう、第1一般入賞口41よりも下流に配置されている。
【0021】
第1及び第2一般入賞口41、42の前面を覆う装飾部材には、それぞれ、7セグ表示器が設けられている。第1一般入賞口41の7セグ表示器は、第1先読演出を実行する第1先読演出実行部410を構成している。この第1先読演出実行部410とは異なって設けられた第2一般入賞口42の7セグ表示器は、第2先読演出を実行する第2先読演出実行部420を構成している。つまり、パチンコ遊技機1では、先読演出実行手段の一例をなす先読演出実行部410、420が、特別入賞部の一例をなす一般入賞口41、42に設けられている。なお、パチンコ遊技機1の遊技性の特徴のひとつである第1及び第2先読演出の具体的な内容については後で詳しく説明する。
【0022】
表示ユニット5は、円形状に近い外形状を有し、下側を除く外周部は円環状のルーレット表示部510により形成されている。下側のみルーレット表示部よりも下方への延設部分が形成され、この延設部分には、4つのLEDが水平方向に並ぶ特図保留表示部597が配置されている。
【0023】
特図保留表示部597は、始動入賞部12への玉の入賞を契機とした特図保留の表示部である。特図保留表示部597は、LEDの点灯個数により特図保留の保留数(上限保留数4つ)を表示する。
ルーレット表示部510は、BIGチャンスやLOSE等の文字が印字された複数の表示領域が環状をなすように配置された表示部である。このルーレット表示部510は、リーチが発生したとき、複数の表示領域のうちの発光した領域により大当たり当選の期待度を示唆する。
【0024】
円環状のルーレット表示部510の内側には、3桁の演出用の数字図柄を表示するドット表示部52と、格子状に配列された複数のLEDランプよりなる連続予告部511と、がドット表示部52を上段にして配設されている。
【0025】
ドット表示部52は、3桁の演出用の1〜9までの数字図柄の変動表示による図柄変動を実行する表示部である。ドット表示部52は、演出用の数字図柄を所定時間に亘って変動表示した後、停止表示された3桁の数字図柄の組合せに応じて大当たり抽選の結果を報知する。大当たり抽選の結果としては、大当たり状態の契機となる大当たり当選(大当たり状態を発生させる旨の抽選結果、特図当選)のほか、ハズレがある。
連続予告部511は、複数の図柄変動にわたる連続予告や、1回の図柄変動を複数回に見せる擬似連続予告に用いられる表示部である。例えば図柄変動の開始時のランプの点灯数により、大当たり当選の期待度を報知する。
【0026】
なお、パチンコ遊技機1が発生する大当たり状態としては、大入賞口160が開放状態となる遊技ラウンドの回数が15ラウンド、8ラウンド、4ラウンドという3種類の大当たり状態がある。さらに、各ラウンドの大当たり状態について、終了に応じて確変状態(高確率状態)が発生する確変大当たりと、終了に応じて通常状態(時短状態)に転落する通常大当たりと、の2種類がある。遊技ラウンドの3種類の継続回数と、確変状態が後続するか否かという2種類と、の組み合わせにより全部で6種類の大当たり状態となっている。なお、ドット表示部52が表示する演出用の数字図柄のうち、奇数図柄が確変大当たり状態の発生に対応している。
【0027】
大当たり当選時の各大当たり状態の振分確率は、以下に示す確率の値の通りとなっている。
(大当たり状態の種類)
・15ラウンド確変大当たり 25%
・ 8ラウンド確変大当たり 13%
・ 4ラウンド確変大当たり 12%
・15ラウンド通常大当たり 25%
・ 8ラウンド通常大当たり 13%
・ 4ラウンド通常大当たり 12%
【0028】
次に、パチンコ遊技機1の電気的な構成について、
図3を参照して説明する。パチンコ遊技機1は、主回路20を中心として構成されている。主回路20に対しては、玉を払い出す払出装置372を制御する払出制御回路371、玉の発射装置341を制御する発射制御回路373、効果音等を制御する音声制御部375、ドット表示部52を制御する表示制御回路377、入賞玉あるいは通過玉の検出センサ311〜315、入賞部や入賞口などを開放状態に切り替えるソレノイド321、324、普図表示部182、普図保留表示部183、特図保留表示部597、外部に各種信号を出力する信号出力部392、電源回路391等が電気的に接続されている。また、音声制御部375には、スピーカ131を駆動するアンプ376や装飾ランプ部136が電気的に接続されているほか、表示制御回路377が通信可能に接続されている。表示制御回路377には、ドット表示部52に加えて、先読演出を実行する第1及び第2先読演出実行部410、420が電気的に接続されている。
【0029】
入賞玉あるいは通過玉の検出センサとしては、始動入賞部12への入賞玉を検出する特図始動センサ311、第1及び第2一般入賞口41、42への入賞玉を検出する第1・第2一般入賞センサ312・313、スルーゲート141の通過玉を検出する普図始動センサ314、大入賞口160への入賞玉を検出する大入賞センサ315等がある。
入賞口等の開放状態を切り替えるソレノイドとしては、始動入賞部12を開放させる電チューソレノイド321、大入賞口160を開放させる大入賞口ソレノイド324がある。
【0030】
払出制御回路371は、始動入賞部12、第1及び第2一般入賞口41、42、大入賞口160への玉の入賞が発生したとき、玉を払い出す払出手段の一例である払出装置372を制御し、所定数の玉の払出を実行する。
発射制御回路373は、操作ハンドル15の操作量に応じて、上皿135の玉を発射する発射装置341を制御することで、玉の打ち出し強さをコントロールする。
【0031】
図3に示す主回路20は、CPU(Central Processing Unit)21、記憶素子であるROM(Read Only Memory)22・RAM(Random Access Memory)24、所定範囲の乱数を発生する乱数発生部27、抽選用乱数を抽出する乱数抽出部26、及び入出力インタフェースをなすI/O(Input/Output)25等を備えている。
【0032】
ROM22は、CPU21に実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、図示しない大当たり抽選用の抽選テーブル及び普図判定用の抽選テーブルを記憶している。
大当たり抽選用の抽選テーブルでは、通常状態及び時短状態での大当たり抽選の当選乱数(大当たり当選乱数)と、確変状態での大当たり当選乱数と、が規定されている。確変率状態での大当たり当選乱数の数は、通常状態等での大当たり当選乱数よりも多く設定され、これにより、確変状態における大当たり当選の確率が1/50と、通常状態及び時短状態の当選確率1/100よりも高くなっている。なお、大当たり当選時に確変状態が発生する確変割合は50%となっている。
【0033】
大当たり抽選に関連する抽選用のテーブルとしては、大当たり当選乱数が規定された上記の大当たり抽選用の抽選テーブルのほか、大当たり当選乱数がとり得る各値についての大当たり状態の種類が規定された種類抽選テーブル、及び抽選用乱数がとり得る各値についての図柄変動時間が規定された時間抽選テーブルがある。例えば抽選用乱数として大当たり当選乱数が抽出された場合には、大当たり抽選用の抽選テーブルとの照合により大当たり当選を判定できるほか、その大当たり当選乱数を前記種類抽選テーブルと照合すれば大当たり状態の種類を特定できる。さらに、抽選用乱数を前記時間抽選テーブルと照合すれば、抽選結果の報知に費やす図柄変動時間を特定できる。さらに、特定した図柄変動時間によれば、その長短の度合いによりリーチ発生の有無、リーチの種類等を特定可能となっている。
【0034】
普図判定用の抽選テーブルでは、通常状態での普図判定の当選乱数と、時短状態及び確変状態での普図判定の当選乱数と、が規定されている。通常状態での普図当選乱数の数よりも、時短状態等での普図当選乱数の方が多く設定され、通常状態での普図当選1/30に対して、時短状態及び確変状態での普図当選の当選確率が1/1となっている。
【0035】
RAM24は、CPU21のワークエリアや一時書き込みに利用される読み書き可能な記憶素子である。RAM24の記憶エリアには、特図保留エリア241、普図保留エリア243、及び各1データ分の特図読出エリア245、普図読出エリア246が割り当てられている。RAM24は、始動入賞部12への始動入賞に応じた大当たり抽選結果を記憶する後述の記憶手段としての機能を実現している。
【0036】
特図保留エリア241は、大当たり抽選の結果を表す保留乱数(特図保留)の記憶領域である。普図保留エリア243は、普図判定の保留乱数の記憶領域である。特図保留エリア241、普図保留エリア243には、それぞれ4データ分の保留エリアが設定されている。
【0037】
主回路20は、ROM22から読み出したプログラムをCPU21に実行させることにより、以下の各機能を実現している。
(1)抽選手段:始動入賞部12に玉が入賞した場合に、遊技者に有利な特別遊技状態である大当たり状態の抽選である大当たり抽選(特図判定)を実行する手段。抽選手段は、大当たり抽選用の抽選用乱数を抽出することで大当たり抽選を実行する。
(2)記憶手段:抽選手段による抽選結果を特図保留として所定の上限保留数(本例では4つ)まで記憶する手段。記憶手段は、始動入賞部12への始動入賞に応じた大当たり抽選用の抽選用乱数を上記特図保留エリア241に特図保留として記憶する。なお、上限である4データ分の保留乱数が保留された状態で抽選用乱数が新たに抽出された場合、その抽選用乱数は保留されることなくそのまま消去される。このような抽選用乱数の保留処理は、普図判定についても同様である。
(3)読出手段:記憶手段を構成する特図保留エリア241に記憶されている特図保留を1つずつ読み出す手段。読出手段は、特図保留エリア241、普図保留エリア243の保留乱数である特図保留あるいは普図保留を1つずつ読み出し、保留数を減少させる。
(4)特別遊技状態発生手段:特別遊技状態である大当たり状態の抽選の当選(特図当選、大当たり当選)に対応した図柄が図柄変動手段としてのドット表示部52で停止表示された場合に、大当たり状態を発生させる手段。特に、本例の特別遊技状態発生手段は、複数種類設定された大当たり状態(特別遊技状態)の中からいずれかの大当たり状態を選択的に発生させる。
(5)先読手段:特別入賞部の一例である第1・第2一般入賞口41,42に玉が入賞した場合、特図保留に対応した図柄変動を図柄変動手段としてのドット表示部52が開始するのに先立って、記憶手段を構成する特図保留エリア241に記憶されている特図保留の当否を判定する先読処理を実行する手段。
【0038】
パチンコ遊技機1全体としては、さらに以下の各手段としての機能を備えている。
(6)図柄変動手段:予め定められた図柄変動を実行した後に、前記読出手段が読み出した特図保留の抽選処理の結果に対応した図柄を停止表示する手段であり、前記ドット表示部52が実現する手段。
(7)先読演出実行手段:図柄変動手段を構成するドット表示部52とは異なって設けられ、前記先読処理の結果に基づいた演出である先読演出を実行する手段。特に、本例のパチンコ遊技機1では、先読演出実行手段として、第1先読演出実行手段の一例をなす第1先読演出実行部410と、第2先読演出実行手段の一例をなす第2先読演出実行部420と、が設けられている。上記のように、先読演出実行手段をなす第1・第2先読演出実行部410・420は、特別入賞部の一例をなす第1・第2一般入賞口41・42に設けられている。
(8)演出制御手段:先読演出実行手段である第1・第2先読演出実行部410・420を制御して先読演出を実行させる手段であり、前記表示制御回路377が実現する。
【0039】
次に、以上のような構成のパチンコ遊技機1の基本動作について説明する。
パチンコ遊技機1は、操作ハンドル15が右回転方向に操作されたとき、その操作量に応じた強度で玉を発射する。発射された玉は、始動入賞部12等が配置された遊技領域130を流下する。始動入賞部12や一般入賞口41、42、大入賞口160等に入賞しなかった玉は、遊技領域130の最下部に設けられたアウト孔138から回収される。
【0040】
主回路20は、スルーゲート141を通過する玉を検出すると、乱数発生部27が発生する乱数の中から普図判定用の抽選用乱数を抽出する抽選を実行する。主回路20は、この抽選用乱数を上記の普図判定用の抽選テーブルと照合し、普図判定の当否を決定する。普図判定に当選したとき、主回路20は、普図表示部182を構成するLEDの点滅動作(普図変動)の後、○を点灯させる。ハズレの場合には、点滅動作の後、×を点灯させる。普図判定に当選すると、主回路20は、可動羽根を外側に回動させ、これにより、始動入賞部12が開放されて入賞確率が高くなる。
【0041】
始動入賞部12に玉が流入して始動入賞が発生した場合には、主回路20は、大当たり抽選用の抽選用乱数を抽出することで大当たり抽選を実行する。主回路20は、抽出した大当たり抽選用の抽選用乱数を特図保留(保留情報)として記憶する。抽選用乱数は、上限保留数である4つを限度として保留される。始動入賞部12に対応する特図保留の個数は、特図保留表示部597のLEDの点灯個数により表示される。
【0042】
主回路20は、ドット表示部52による図柄変動が停止しており、かつ、大当たり状態の発生中でもないとき、特図保留エリア241に記憶された保留乱数を1つずつ読み出し、上記の大当たり抽選用の抽選テーブルと照合して大当たり抽選の当否を判定する。保留乱数の読み出しに当たっては、記憶時点(入賞時点)が古いものから順番に1つずつ読み出す。
【0043】
主回路20が大当たり抽選の当否を判定したとき、ドット表示部52が演出用の数字図柄を所定時間に亘って変動表示した後、左→右→中の順番で停止して表示する3桁の数字図柄の組み合わせにより大当たり抽選の当否を報知する。大当たり当選は、大当たり状態の契機となる特図当選を意味している。
【0044】
大当たり当選の場合には、所定の図柄変動時間(図柄変動の実行時間)に亘る図柄の変動表示後、ゾロ目の3桁の数字図柄の組み合わせである大当たり図柄が停止表示される。特に、奇数の数字図柄のゾロ目は、確変大当たり状態の契機となる確変大当たり図柄となっており、偶数の数字図柄のゾロ目は、通常大当たり状態の契機となる通常大当たり図柄となっている。
【0045】
大当たり図柄の停止表示によって大当たり当選が報知されると、まず、15秒間に亘ってオープニング演出が実行され、その後、大当たり状態が開始される。大当たり状態では、大入賞口160が開放されて玉が入賞可能になる遊技ラウンドが繰り返し実行される。なお、主回路20は、大当たり状態の発生中に、その旨を表す大当たり信号を出力する。
【0046】
大当たり状態の実行中に大入賞口160が開放される遊技ラウンドの繰返し回数は、発生した大当たり状態の種類により異なっている。大当たり状態下の各遊技ラウンドは、玉が10個入賞するか、30秒経過に応じて終了し、各大当たり状態の平均差玉は15ラウンドで900個程度、8ラウンドで480個程度、4ラウンドで240個程度となっている。規定回数の遊技ラウンドを消化すると、10秒間に亘るエンディング演出が実行されて大当たり状態が終了する。
【0047】
確変大当たり状態の終了後には、大当たり当選の確率が高くなる高確率状態である確変状態が発生する。この確変状態は、通常大当たり状態に対応する通常大当たり当選(通常大当たりの特図当選)に応じて終了し、確変大当たり当選(確変大当たりの特図当選)の場合には、対応する確変大当たり状態の終了後に確変状態が再開されて継続する。
【0048】
確変大当たりか通常大当たりであるかに依らず、大当たり状態が終了すると時短状態が発生する。この時短状態での図柄変動の回数は、大当たり状態の種類によって異なっており、15ラウンド大当たり状態の後は50回、4ラウンド及び8ラウンド大当たり状態の後は9回となっている。
【0049】
パチンコ遊技機1の遊技では、15ラウンド大当たり状態の終了後の時短状態では最後の9回の図柄変動、4ラウンド及び8ラウンド大当たり状態の終了後の時短状態下の各図柄変動において、確変状態の発生中か通常状態かを示唆する演出が実行される。具体的には、複数のランプを備える上記の潜伏確変示唆部19を利用してこの示唆演出が実行される。潜伏確変示唆部19が備えるランプは、例えば、通常状態であれば15%の確率で点灯し、確変状態であれば30%の確率で点灯する。この潜伏確変示唆部19は、演出対象の図柄変動のうち、ランプが点灯した図柄変動の回数で確変状態の発生中であるか否かを示唆する演出を行う。
【0050】
次に、パチンコ遊技機1の遊技を特徴付ける先読演出の内容について説明する。以下の説明では、先読演出を実行するための先読処理、先読演出の概要を説明した後、先読演出の具体的な演出動作を説明する。
【0051】
(先読処理)
一般入賞口41、42に玉が入賞すると、主回路20は、特図保留エリア241の特図保留を参照する先読処理を実行する。この先読処理では、特図保留として保留された乱数を上記の大当たり抽選用の抽選テーブルと照合することで大当たり当選に対応した特図保留の有無を判断する。大当たり当選に対応した特図保留が含まれている場合には、その特図保留の乱数を前記種類抽選テーブルと照合することで、大当たり当選した大当たり状態が何ラウンドであるか等、大当たり状態の種類を特定する。なお、特図保留の乱数を前記時間抽選テーブルと照合すれば、その特図保留の当否を報知するための図柄変動においてリーチ演出を実行するか否か等の特定も可能である。つまり、特図保留を先読すれば、大当たり抽選の当否に加え、当選した大当たり状態の種類や、報知演出の際の図柄変動時間等の情報を特定可能である。
【0052】
(先読演出の概要)
第1一般入賞口41に玉が入賞したとき、第1先読演出実行手段の一例をなす第1先読演出実行部410が大当たり当選期待度を報知する第1先読演出を実行する。また、第2一般入賞口42に玉が入賞したときには、仮に大当たり当選が発生したとすれば、発生する大当たり状態の種類が15ラウンドの大当たり状態になる期待度を報知する第2先読演出が、第2先読演出実行手段の一例をなす第2先読演出実行部420により実行される。パチンコ遊技機1では、15ラウンドの大当たり状態が発生する期待度が高い旨の第2先読演出が実行されたとき、大当たり当選に対する遊技者の期待度が一層高められるという遊技性が生じている。
【0053】
第1及び第2先読演出を実行する際、主回路20は、上記の先読処理の結果を反映した先読演出抽選を実行し、対応する先読演出実行部410、420で表示する数字等を決定する。先読演出実行部410、420は、先読演出を実行する際、5秒間の変動表示を行った後、先読演出抽選で決定された数字等を表示する。
【0054】
いずれかの一般入賞口41、42に玉が入賞したときに特図保留エリア241に特図保留が1個もない場合があり得る。特図保留が1個もなく図柄変動も行われていない場合には、対応する先読演出実行部410、420は、その後、始動入賞部12への入賞が少なくとも2回以上発生して特図保留が発生してから先読演出を実行する。また、図柄変動の実行中ではあるが特図保留が1個もない場合には、対応する先読演出実行部410、420は、その後、始動入賞部12への入賞が1回以上発生して特図保留が発生してから先読演出を実行する。
【0055】
つまり、演出制御手段としての表示制御回路377は、前記読出手段に読み出される前の特図保留を前記記憶手段が記憶していない状態で一般入賞口41、42に玉が入賞した場合、前記記憶手段が特図保留を記憶するまで、この入賞に応じた先読演出の制御を待機し、その後、特図保留が発生したときに先読演出を実行する。このような先読演出の待機は、各一般入賞口41、42のそれぞれについて1回分だけであり、例えば、特図保留がない状態で第1一般入賞口41に玉が2回入賞しても特図保留が発生してから実行する先読演出は1回限りとなっている。また、特図保留がない状態で第1一般入賞口41及び第2一般入賞口42のそれぞれに玉が入賞した場合、特図保留が発生した後、第1及び第2先読演出実行部410、420が第1先読演出及び第2先読演出を同時に実行する。
【0056】
(先読演出による演出動作)
まず、主回路20による先読演出に関する制御の流れを
図4を参照して説明した後、第1先読演出、第2先読演出の具体的な演出内容を説明する。
遊技の継続中では、主回路20(
図3参照。)が、特図保留がある状態での一般入賞口41、42への玉の入賞を待機している(S101)。一般入賞口41,42への玉の入賞が発生すれば(S101:YES)、第1及び第2一般入賞口41、42のいずれの入賞であるかを判断する(S102)。なお、特図保留がない状態で一般入賞口41、42に玉が入賞した場合には、主回路20は、特図保留が発生するまで、上記のステップS101での肯定的な判定を待機する。そして、特図保留が発生した後、第1及び第2一般入賞口41、42のいずれの入賞であるかの判断を実行する(S102)。
【0057】
第1一般入賞口41への玉の入賞であった場合(S102:第1)、主回路20は、第1先読演出実行部410に第1先読演出を開始させるための制御信号を表示制御回路377に入力する(S113)。一方、第2一般入賞口42への玉の入賞であった場合には(S102:第2)、主回路20は、第1先読演出実行部410で第1先読演出が実行中であるか否かを判断する(S123)。
【0058】
第1先読演出の実行中であった場合には(S123:YES)、主回路20は、第1先読演出実行中の第2先読演出を開始させるための制御信号を表示制御回路377に入力する(S124)。一方、第1先読演出の実行中でなければ(S123:NO)、単独の第2先読演出を開始させるための制御信号を表示制御回路377に入力する(S125)。
【0059】
以下、上記のステップS113の制御により開始される(1)第1先読演出、ステップS125の制御により開始される(2)第2先読演出(単独で実行する場合)、ステップS124の制御により開始される(3)第1先読演出の実行中の第2先読演出、の内容をこの順番で詳しく説明する。
【0060】
(1)第1先読演出
第1先読演出実行部410は、特図保留エリア241に大当たり当選に対応した特図保留が含まれる場合の第1先読演出では、上記の先読演出抽選に応じて25%の確率で「7」を表示し、50%の確率で「3」を表示し、25%の確率で「0」を表示する。一方、大当たり当選に対応した特図保留が含まれていない場合、リーチ発生に対応した特図保留がなければ、上記の先読演出抽選に応じて10%の確率で「3」を表示し、90%の確率で「0」を表示する。リーチ発生に対応した特図保留がある場合、同様に5%の確率で「7」を表示し、50%の確率で「3」を表示し、45%の確率で「0」を表示する。なお、大当たり当選の図柄変動ではリーチが必ず発生し、大当たり当選ではない図柄変動のうち10%の確率でリーチが発生する。
【0061】
つまり、演出制御手段としての表示制御回路377は、第1一般入賞口41に玉が入賞した場合に、大当たり当選に対応した特図保留を記憶している期待度を報知する第1先読演出を先読演出として実行するよう第1先読演出実行部410を制御する。
【0062】
第1先読演出の実行後、新たな特図保留が発生することなく対応する第1一般入賞口41に再度玉が入賞する場合があり得る。このような場合、新たな第1先読演出では、いずれの数字を表示するかを決定する上記の先読演出抽選を実行することなく前回の第1の先読演出時と同じ数字を表示する。つまり、演出制御手段としての表示制御回路377は、第1先読演出を実行してから前記記憶手段が新たな特図保留を記憶していない状態で第1一般入賞口41に玉が入賞した場合、先の第1先読演出の内容に基づいた内容で次の第1先読演出を実行するよう第1先読演出実行部410を制御する。
【0063】
(2)第2先読演出(単独で実行する場合)
第2先読演出実行部420は、特図保留エリア241に大当たり当選に対応した特図保留が含まれている場合、その大当たり当選が15ラウンドに対応していれば「0」を表示し、8ラウンドに対応していれば「8」を表示し、4ラウンドに対応していれば「4」を表示する。一方、大当たり当選に対応した特図保留がない場合、リーチ発生の有無に関わらず、大当たり状態の振分の期待度と同様に、50%の確率で「0」を表示し、26%の確率で「8」を表示し、24%の確率で「4」を表示する。このように第2先読演出を実行した場合には、その後、ドット表示部52により大当たり当選が報知されたとき、第2先読演出実行部420に表示された数字に対応したラウンドの大当たり状態が発生することになる。なお、大当たり当選に対応する特図保留が特図保留エリア241に複数含まれる場合があり得るが、このような場合には、先に発生する大当たり状態のラウンドに対応した数字が表示される。
【0064】
つまり、演出制御手段としての表示制御回路377は、第2一般入賞口42に玉が入賞した場合に、大当たり抽選に仮に当選していたとすれば、発生する期待度が高い大当たり状態の種類を報知する第2先読演出を、先読演出として実行するよう第2先読演出実行部420を制御する。
【0065】
第2先読演出の実行後、新たな特図保留が発生することなく対応する第2一般入賞口42に再度玉が入賞する場合があり得る。上記の第1先読演出の場合と同様、このような場合の新たな第2先読演出では、いずれの数字を表示するかを決定する上記の先読演出抽選を実行することなく前回の第2の先読演出時と同じ数字を表示する。つまり、演出制御手段としての表示制御回路377は、第2先読演出を実行してから前記記憶手段が新たな特図保留を記憶していない状態で第2一般入賞口42に玉が入賞した場合、先の第2先読演出の内容に基づいた内容で次の第2先読演出を実行するよう第2先読演出実行部420を制御する。また、第2先読演出では、当選乱数である特図保留の乱数に基づいて演出内容を決定しても良い。
【0066】
(3)第1先読演出の実行中の第2先読演出
第1先読演出の実行中に第2一般入賞口42に玉が入賞した場合、第2先読演出実行部420は、第1先読演出の内容に基づいて第2先読演出を実行する。大当たり当選に対応した特図保留がある場合、第2先読演出実行部420は、第1先読演出実行部410が停止表示する数字よりも大きな数字を停止表示する。なお、第1先読演出で「7」が停止する場合には第2先読演出でも「7」を停止する。一方、大当たり当選に対応した特図保留がない場合、25%の確率で第1先読演出で停止する数字よりも大きな数字を表示し、75%の確率で第1先読演出で停止する数字と同じ数字を表示する。以上のように第1先読演出の実行中に第2一般入賞口42に玉が入賞した場合、通常の第2先読演出とは異なる第2先読演出が実行される。なお、第2先読演出を実行している最中に第1一般入賞口41に玉が入賞しても、通常の処理と同様に第1先読演出を実行する。
【0067】
つまり、演出制御手段としての表示制御回路377は、第1先読演出実行部410が第1先読演出を実行している最中に第2一般入賞口42に玉が入賞した場合、実行中の第1先読演出の内容に基づいた内容で第2先読演出を実行するよう第2先読演出実行部420を制御する。
【0068】
以上のように、本例のパチンコ遊技機1は、始動入賞を契機とした大当たり抽選の当否結果を図柄変動演出によって報知し、当選の報知に応じて大当たり状態を発生させる遊技機である。パチンコ遊技機1は、図柄変動中に生じた始動入賞を契機とした大当たり抽選の当否を特図保留として一旦保留する一方、図柄変動による報知演出の前に特図保留を先読みして当否を判定する先読処理が可能である。パチンコ遊技機1は、特別入賞部の一例をなす第1・第2一般入賞口41・42に玉が入賞したとき、特図保留の当否を判定する先読処理を実行し、第1先読演出実行部410あるいは第2先読演出実行部420による先読演出を実行する。
【0069】
このパチンコ遊技機1では、第1・第2一般入賞口41・42が始動入賞部12とは別に設けられ、先読演出を実行する第1・第2先読演出実行部410・420が図柄変動手段を構成するドット表示部52とは別に設けられている。このような構成のパチンコ遊技機1の遊技では、ドット表示部52や始動入賞部12だけでなく、第1・第2一般入賞口41・42や第1・第2先読演出実行部410・420に遊技者が注目するようになる。このように遊技者が注目する場所を複数設ければ、遊技の単調化を抑制でき、遊技に対する遊技者の注目度、集中度合いを高く維持できる。
【0070】
パチンコ遊技機1では、先読演出の実行条件として、一般入賞口41、42への玉の入賞が設定されている。そのため、特図保留がない状態で先読演出の実行条件が成立する可能性がある。そこで、パチンコ遊技機1では、特図保留が記憶されていない状態で第1・第2一般入賞口41・42(特別入賞部)に玉が入賞したとき、特図保留が発生するまで先読演出の実行が待機される。
【0071】
このように先読演出の制御を待機するように構成すれば、特図保留がない状態で一般入賞口41、42に玉が入賞したとき、特図保留が発生した後で先読演出を実行できるようになる。このような構成を採用すれば、一般入賞口41、42に玉が入賞しても先読演出が実行されず不利益を被ったと遊技者が感じるおそれを少なくできる。
【0072】
パチンコ遊技機1の遊技では、先読演出を実行してから新たな特図保留を記憶していない状態で、先読演出の実行条件が成立することがあり得る。この場合に、先の先読演出の内容とあまりにも異なる先読演出を実行すれば、先読演出の内容に対して遊技者が不信感を感じるおそれがある。そこで、このパチンコ遊技機1は、先読演出を実行してから新たな特図保留が発生していない状態で再度、一般入賞口41、42に玉が入賞したとき、その先読演出の内容に基づいた内容で次の先読演出を実行するように構成されている。具体的には、新たな特図保留を記憶していない状態で新たに先読演出の実行条件が成立したとき、先の先読演出の内容に基づいて次に実行する先読演出の内容を決定する構成を採用することにより、先の先読演出の内容と次に実行する先読演出の内容とがかけ離れた内容になってしまうおそれを未然に回避し、上記のような遊技者の不信感を誘発するおそれを少なくしている。
【0073】
パチンコ遊技機1の遊技では、第1先読演出実行部410が第1先読演出を実行している場合に第2一般入賞口42に玉が入賞し、これにより、同時期に第1先読演出と第2先読演出とを実行する場合が発生する可能性がある。このような場合、パチンコ遊技機1は、先に実行していた第1先読演出の内容に基づいて次に実行する第2先読演出の内容を決定する。このような構成を採用すれば、第1先読演出の内容と、第2先読演出の内容とを関連付けることが可能になり、各先読演出に対する遊技者の注目度を高くできる。
【0074】
パチンコ遊技機1は、第1先読演出実行部410と、第1先読演出実行部410とは異なって設けられた第2先読演出実行部420と、を備え、第1先読演出実行部410と第2先読演出実行部420とで実行する先読演出の演出内容が相違している。第1先読演出実行部410は、大当たり抽選(特別遊技状態の抽選、特図判定)の当選に対応した特図保留を記憶している期待度を報知する第1先読演出を先読演出として実行する。第2先読演出実行部420は、仮に大当たり当選であったならば発生する期待度が高い大当たり状態の種類を報知する第2先読演出を先読演出として実行する。
【0075】
このようにパチンコ遊技機1では、第1先読演出と第2先読演出とで大当たり状態に関する報知の内容が異なっている。これにより、第1及び第2一般入賞口41、42のいずれに玉が入賞した場合にも先読演出に注目させることが可能になり、先読演出に対する遊技者の注目度を維持できる。
【0076】
パチンコ遊技機1では、第1及び第2先読演出実行部410、420が、第1一般入賞口41あるいは第2一般入賞口42に設けられている。このように特別入賞部の一例をなす一般入賞口に先読演出実行部を設ければ、特別入賞部への玉の入賞と先読演出とを遊技者が同時に視認できるようになり、先読演出の見逃しのおそれを少なくできる。つまり、パチンコ遊技機1では、遊技者が注目すべき場所がバランス良く配置されている。
【0077】
以上のように、本例のパチンコ遊技機1は、先読演出により遊技者の遊技への注目度を高い状態で維持できる優れた特性の遊技機である。
【0078】
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
パチンコ遊技機1について例示したが、その他の遊技機に適用しても良い。例えば玉が封入されており、得点を消費して玉を発射する封入式パチンコ遊技機に適用しても良い。
玉が一般入賞口41、42に入賞した場合に先読演出を実行する構成としたが、その他の予め定められた領域を玉が通過することを先読演出の契機となる入賞としても良いし、予め定められた部位に玉が接触することを同入賞としても良い。
【0079】
先読演出実行部410、420を一般入賞口41、42を覆う装飾部材に設ける構成としたが、一般入賞口41、42と先読演出実行部410、420とが別の場所に設けられていても良い。
液晶表示装置にて図柄変動を実行する構成にしても良い。つまり、図柄変動手段の位置や構成については任意に変更しても良い。遊技領域130における各入賞部、スルーゲート等の位置は任意に変更でき、例示した配置には限定されない。
【0080】
先読演出の内容は任意に変更しても良い。例えば、大当たり当選の期待度を%の値で表示する構成としても良い。また、数字でなく「○」、「△」、「×」等の記号を使用する構成や、メッセージ表示、音声出力等により先読演出を実行する構成を採用することも可能である。
また、先読演出として表示した先読演出実行部410、420の内容に応じて特図保留表示部597で点灯しているLEDの色を変更し、その変色した色によってLEDに対応した特図保留が大当たり当選に対応している期待度を報知する構成にしても良い。本構成においては、特図保留表示部597で点灯しているLEDと、特図保留とが1対1で対応付けられていることにより、LEDの色によって、一の特図保留が大当たり当選に対応している期待度を報知することが可能になる。例えば、先読演出で「C」を表示した場合、通常の色である白色よりも期待度が高い色である青色をLEDが点灯し、先読演出で「3」を表示した場合、青色よりも大当たり当選期待度が高い緑色や赤色を表示する構成が考えられる。つまり、先読演出の内容に応じて、さらに別の装置で先読演出を実行する構成にしても良い。
【0081】
第1先読演出及び第2先読演出を実行する構成としたが、一方の先読演出のみを実行する構成であっても良い。この場合、第1一般入賞口41及び第2一般入賞口42のいずれに入賞しても同じ種類の先読演出を実行するようにしても良いし、一方の一般入賞口に玉が入賞した場合には、先読演出を実行しない様にしても良い。さらには、一方の一般入賞口に玉が入賞した場合に、先読演出実行部410、420の両方で先読演出を実行する様にしても良い。
また、大当たり状態において、所定個数の玉が大入賞口160に入賞した場合に先読演出を実行しても良い。例えば、大当たり状態の一のラウンドにおいて大入賞口160が閉鎖するまでの上限値である10個を上回る玉が入賞した場合に、先読演出を実行する構成が考えられる。
【0082】
特図保留がない状態で一般入賞口41、42に玉が入賞した場合、特図保留が発生するまで先読演出の実行を待機する構成としたが、特図保留がない状態で一般入賞口41、42に玉が入賞した場合、この入賞に基づいて先読演出を実行しない様にしても良い。また、特図保留がない状態で一般入賞口41、42に玉が入賞した状況が発生した場合、その状況に対応した演出を実行する様にしても良い。例えば、特図保留がない状態で一般入賞口41、42に玉が入賞した場合、その状況を示す数字として「7」を表示する様にしても良い。
【0083】
先読演出を実行した後、新たな特図保留を記憶していない状態で一般入賞口41、42に玉が入賞した場合、前回と同じ数字を表示する必要はない。例えば、前回の表示内容に対応した別テーブルで表示する数字を決定する様にしても良いし、前回の表示とは無関係に先読演出を実行する様にしても良い。
【0084】
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更、あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。