特許第6667315号(P6667315)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6667315
(24)【登録日】2020年2月27日
(45)【発行日】2020年3月18日
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/00 20200101AFI20200309BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20200309BHJP
   F21S 8/02 20060101ALI20200309BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20200309BHJP
【FI】
   H05B37/02 C
   H04Q9/00 301D
   F21S8/02 430
   F21Y115:10
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-27999(P2016-27999)
(22)【出願日】2016年2月17日
(65)【公開番号】特開2017-147118(P2017-147118A)
(43)【公開日】2017年8月24日
【審査請求日】2018年11月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099461
【弁理士】
【氏名又は名称】溝井 章司
(74)【代理人】
【識別番号】100122035
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 敏雄
(72)【発明者】
【氏名】谷口 諭史
【審査官】 安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2015/098435(WO,A1)
【文献】 特開2011−138764(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 47/00
F21S 8/02
H04Q 9/00
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、
制御を受け、前記制御に応じて動作する制御動作機器と、
ケースを有し、前記ケースによって前記フレームに取り付けられ、第1の制御信号を受信し、受信した第1の制御信号に基づく第2の制御信号を出力する親機と、
前記親機の前記ケースとは異なる固有のケースを有し、前記親機の出力する前記第2の制御信号が入力され、前記第2の制御信号に基づいて前記制御動作機器を制御する子機とを備え、
前記子機は、前記子機の前記ケースによって前記フレームと前記親機の前記ケースとのいずれかに取り付けられ
前記フレームには、スリットが設けられており、
前記親機は、前記スリットから露出して、前記第1の制御信号を受信するアンテナを備える照明装置。
【請求項2】
前記照明装置は、前記スリットから露出する前記アンテナの先端部を覆い光を反射する反射シートを備える請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記アンテナは、前記スリットの開口部を塞ぐ請求項1または請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記子機の前記ケースは、
前記親機の前記ケースに取り付けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記親機の前記ケースは、
前記子機の前記ケースを取り付ける親機側取付部を有し、
前記子機の前記ケースは、
前記親機側取付部と係合する子機側取付部を有する
請求項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記子機の前記ケースは、
別の子機の前記子機側取付部と係合して前記別の子機の前記ケースを取り付ける連鎖取付部を有する請求項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は無線ユニットを備える照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
長尺状の光源ユニットに、光源と電源ユニットを備え、この光源ユニットが着脱自在に器具本体に取り付けられる照明器具がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5486727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
器具本体と光源ユニットからなる照明器具に無線制御機能を導入する場合、光源ユニットに搭載される電源ユニットからの給電により無線ユニットは駆動する。照明器具の仕様によっては電源ユニットを複数搭載し、同様に無線ユニットも複数搭載する。また各無線ユニットが制御装置との通信により照明器具の制御を行う場合、設置環境や無線ユニットの特性のバラつき、器具本体との組合せ等の影響を受けて、各無線ユニットが別々の動作をしてしまうなどの誤動作が生じる。
【0005】
また、無線ユニットを複数搭載する場合、その数に応じて照明器具に取付構造を設ける必要があるため、部品の加工や無線ユニット取付けに関わる作業が増大する。
【0006】
この発明は、各無線ユニットに誤動作が生じることを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の照明装置は、
フレームと、
制御を受け、前記制御に応じて動作する制御動作機器と、
ケースを有し、前記ケースによって前記フレームに取り付けられ、第1の制御信号を受信し、受信した第1の制御信号に基づく第2の制御信号を出力する親機と、
前記親機の前記ケースとは異なる固有のケースを有し、前記ケースによって前記フレームと前記親機の前記ケースとのいずれかに取り付けられており、前記親機の出力する前記第2の制御信号が入力され、前記第2の制御信号に基づいて前記制御動作機器を制御する子機と
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御装置と無線ユニットの通信は親機が一括して行うため、設置環境等に影響を受けることなく、複数の無線ユニットの動作を統一することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態1の図で、無線制御システムの概略図。
図2】実施の形態1の図で、照明器具の斜視図。
図3】実施の形態1の図で、照明器具を器具本体と光源ユニットとに分けた分解斜視図。
図4】実施の形態1の図で、フレームへのカバーの取付を説明するための図。
図5】実施の形態1の図で、子機が親機に取り付けられる場合の斜視図。
図6】実施の形態1の図で、天井直付形の照明器具の半断面図。
図7】実施の形態1の図で、天井埋込形の照明器具の半断面図。
図8】実施の形態1の図で、光源ユニットを電源ユニット方向からみた平面図。
図9】実施の形態1の図で、親機の取り付けを示す光源ユニット300の断面図。
図10】実施の形態1の図で、子機の連結方法を変更した斜視図。
図11】実施の形態1の図で、親機の構成を変更した概略図で図1に対応する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
実施の形態1の照明装置100は、制御装置410と通信するのは親機330のみである点が特徴である。また、親機330、子機340はいずれもケースでパッケージングされており、照明装置100の仕様にあわせて、容易に子機340を照明装置100に増設できる点が特徴である。
以下図面を参照して説明する。
図1は、無線制御システム400の概略図である。
図2は、照明装置100(照明器具とも呼ばれる)の斜視図である。
図3は、照明装置100を器具本体200と光源ユニット300とに分けた分解斜視図である。
図4は、フレーム310へのカバー320の取付を説明するための図である。
図4では、フレーム310には電源ユニット350,360と、光源ユニット着脱機構301A,301Bの構成部品等を示しており他の部品は省略している。
【0011】
<***構成の説明***>
図1に示すように、無線制御システム400は、照明装置100の外部に位置する制御装置410と、照明装置100の内部に配置された無線ユニット420から構成される。無線ユニット420は、無線ユニット親機330と無線ユニット子機340とを備える。以下、無線ユニット親機330は親機330と記し、無線ユニット子機340は子機340と記す。図1では、制御装置410と親機330とを結ぶ破線、親機330と子機340とを結ぶ破線は、無線通信を示す。親機330は、制御装置410および子機340と無線通信が可能である。後述のように親機330は第1の制御信号S1に基づき電源ユニット350を制御する。子機340は、制御装置410との通信機能は持たない。後述のように子機340は第2の制御信号S2に基づき電源ユニット360を制御する。
【0012】
無線ユニット420では、親機330のみが照明装置100の外部に位置する制御装置410と無線通信を行い、親機330自身及び子機340により、電源ユニット350、電源ユニット360を制御する。制御には調光や消灯があるが、その他の機能を制御するものでもよい。親機330のみが制御装置410と通信するため、制御装置410との通信による制御動作を統一することができる。
【0013】
図1を参照して、制御装置410が送信する第1の制御信号S1の流れを説明する。制御装置410が送信する制御信号を第1の制御信号S1と記し、第1の制御信号S1を受信した親機330が無線送信する制御信号を第2の制御信号S2と記す。
子機が複数ある場合でも親機330が無線送信する信号は第2の制御信号S2である。
(1)制御装置410は、第1の制御信号S1を無線送信する。第1の制御信号S1の持つ制御情報は、親機330、子機340を識別する識別情報であるアドレスと、制御内容を指示する制御データとを含む。この例では、第1の制御信号S1は、親機の制御情報として「親機アドレス、親機に対する調光度の指示」及び子機の制御情報として「子機アドレス、子機に対する調光度の指示」を含むとする。なお、第1の制御信号S1に含める制御情報は、親機と子機とに対してどのような情報の組み合わせでもよい。上記の例では親機、子機の両方を含めているが一方の制御情報だけでもよい。また、親機と複数の子機とがある場合において第1の制御信号S1に親機の制御情報を含める場合には、親機の制御情報のみを含めてもよいし、親機と少なくとも1台の子機の制御情報を含めてもよい。親機の制御情報を含めない場合は、少なくとも1台の子機の制御情報を含めてもよい。
(2)親機330は、制御装置410から第1の制御信号S1を無線受信する。親機330は第1の制御信号S1に含まれる「親機アドレス、親機に対する調光度の指示」に従って、電源ユニット350へ電源ユニット制御信号S350を出力し、電源ユニット350を調光制御する。この例では「親機に対する調光度の指示」は「電源ユニット350を調光度70%で調光」のような指示である。親機330は、第1の制御信号S1に含まれる「子機アドレス、子機に対する調光度の指示」に従って、その「子機アドレス」を持つ子機(この例では子機340)に、「子機に対する調光度」を指示する第2の制御信号S2を、無線送信により出力する。第2の制御信号S2は、「子機アドレス、子機に対する調光度の指示」を含む。「子機に対する調光度の指示」は「電源ユニット360を調光度50%で調光」のような指示である。
(3)子機340は第2の制御信号S2に含まれる「子機アドレス」から、第2の制御信号S2が自分あてであることを知り、「子機に対する調光度の指示」に従って、電源ユニット360へ電源ユニット制御信号S360を出力し、電源ユニット360を調光制御する。
(4)なお第1の制御信号S1の子機の制御情報と、第2の制御信号S2とは同じ内容でもよい。つまり、親機330は第1の制御信号S1のうちの子機の制御情報を中継する構成でもよい。あるいは、親機330は第1の制御信号S1のうちの子機に関する制御情報を修正して、第2の制御信号S2として出力してもよい。
(5)なお図1では親機330は一台であるが上記でも述べたように、複数台の子機の設置が可能である(後述の図11)。
(6)なお電力は、商用電源である外部電源500から、器具本体200に配置された電源端子台210を介し、電源ユニット350、電源ユニット360に供給される。親機330、子機340はそれぞれ電源ユニット350、電源ユニット360から供給される電力で動作する。
【0014】
次に照明装置100の構造を説明する。図3図4に示すように、照明装置100は、器具本体200、光源ユニット300及び無線ユニット420を備えている。図3のように、光源ユニット300は、フレーム310、透光性を有するカバー320、無線ユニット420を構成する親機330と子機340、電源ユニット350、360を備えている。また光源ユニット300は、図2のように、4つのLED光源370を備えている。後述する図9のように、一つのLED光源370は複数のLED371と、基板372とを備えている。電源ユニット350、360は、外部電源500の供給する交流電力を直流電力に変換し、LED光源370に供給してLED光源370を点灯する点灯装置である。電源ユニット350、360は、親機330あるいは子機340によって動作を制御される制御動作機器9301である。
【0015】
図4に示すように、フレーム310は四角形状(図4のabcdの内部)の平らな板状の取付部313を有する。図3に示すように、取付部313には親機330が取り付けられる。
【0016】
この実施の形態では、後述する図5のように、子機340を子機340に取り付けることを想定しているが、これに限らず、子機340も取付部313に取り付けられてもよい。図3、後述の図8では子機340が取付部313に取り付けられる場合を示している。
【0017】
図5は、子機340が親機330に取り付けられる場合の斜視図である。親機330は、ケース331を有し、ケース331によってフレーム310の取付部313に取り付けられている。図5に示すように、ケース331には親機側固定部335−1、335−2が形成されている。図5では親機側固定部335−2は隠れているが形状は親機側固定部335−1と同じである。親機側固定部335−1、335−2は、ネジ11によって、取付部313に形成されたフレーム側親機固定部312−1、312−2に固定される。
【0018】
子機340は、親機330のケース331とは異なる固有のケース341を有している。親機330のケース331は親機側取付部332を有しており、子機340のケース341は子機側取付部342を有している。親機側取付部332と子機側取付部342とが嵌合し係合することで、子機340のケース341が親機330のケース331に連結され取り付けられる。図5の場合、二点鎖線で示すように子機340は親機330と横並びになる。
【0019】
また、子機340のケース331には連鎖取付部343が設けられている。連鎖取付部343とは、別の子機340の子機側取付部342と係合し、別の子機340のケース341を取り付ける部位である。連鎖取付部343は別の子機340のケース341の子機側取付部342と係合するので、連鎖取付部343の構造は親機側取付部332と同じである。連鎖取付部343によって、2台目の子機340、3台目の子機というように、子機を連鎖的に連結することが可能である。そのため、光源ユニット300に親機330の取付構造であるフレーム側親機固定部312を設けるだけで、子機340を増設することができる。よって、様々な形態の照明装置100に対応することができる。つまり複数の子機を取り付け、子機ごとに照明装置100を制御することができるので、多様な制御が可能となる。また親機330のみをフレーム310に取り付ける場合は、親機330の取付構造のみをフレーム310に形成すればよいので、無線ユニット420のための取付構造を最小限にすることができる。このため、照明装置100の構造設計を容易化できる。
【0020】
図6は、天井直付形の照明装置100の半断面図を示し、図7は、天井埋込形の照明装置100の半断面図を示す。図8は、光源ユニット300の平面図を示す。なお、図8は子機340が取付部313に取り付けられる場合を示している。子機340の取付部313への取付構造は、親機330と同じであるので説明は省略する。つまり、子機340が取付部313取り付けられる場合は、取付部313はフレーム側親機固定部312に相当する部位を有し、子機340のケース341は親機側固定部335に相当する部位を有し、これらがネジで締結される。
【0021】
光源ユニット300は様々な形状の器具本体200と組み合わせて使用される。図6の天井直付形の照明装置100の場合は、光源ユニット300は天井12から露出した状態で据え付けられる。また、図7の天井埋込形の照明装置100の場合は、天井12より奥まった状態で据え付けられる。したがって、制御装置410と親機330との無線通信に影響を与える天井12や器具本体200による影響を少なくするため、親機330は、照明装置100の側面部(図6図7)や、天井12(天井埋込形の場合)から可能な限り離れた位置となる光源ユニット300の中央部314に配置することが望ましい。
【0022】
図8では、器具本体200と着脱するための光源ユニット着脱機構301A,301Bが、取付部313に配置される領域を破線で示している。無線ユニット420(親機330、子機340)は、光源ユニット着脱機構301A,301Bの配置される領域を考慮し、光源ユニット着脱機構301A,301Bによる器具本体200との着脱作業に影響しない位置に配置する。つまり、無線ユニット420は、取付部313の中央部314に配置することで、従来の光源ユニット300と同等の施工性、つまり、光源ユニット300の器具本体200への従来同様の取付性を実現できる。
【0023】
図9は、親機330の取り付けを示す光源ユニット300の断面図である。親機330は、制御装置410との無線通信用の送受信を行うアンテナ333を備えている。アンテナ333を取付部313に設けられたスリット311から露出させることで、制御装置410と親機330との無線通信による性能を高めることができる。スリットは基板372と別の基板372との間に形成されているがその箇所を図2に示した。なお、取付部313にスリット311のような開口部を設けると、虫や異物の侵入のおそれも考えられる。そこで、本実施の形態ではLED光源370の光を反射させる反射シート380を介在させる。つまり図9に示すように、取付部313の一方の面である電源ユニット取付面313aに親機330が取り付けられており、電源ユニット取付面313aの裏面313bにLED光源370が配置されている。基板372と裏面313bとの間に反射シート380を配置する。反射シート380で光源ユニット300のLED光源370側の密閉性を保つことができる。
【0024】
4つのLED光源370は、それぞれ長方形であり、4つで全体として、図2図8に示すように、一つの長方形の形状をなしている。図8に示すように、反射シート380はスリット311を覆う形状であればよい。
【0025】
また、スリット311による開口はアンテナ333の水平断面よりも若干小さい面積とする。つまり、アンテナ333の水平断面の面積をスリット311の開口面積と同等以上とし、アンテナ333をスリット311による開口部に圧入して開口部を塞ぐ。これにより、アンテナ333で光源ユニット300の密閉性を保つことも可能である。なお、アンテナ333を有する親機330は取付部313の中央部314に配置されており、中央部314は光が最も補い合う位置であるため、LED光の遮蔽は最小限にすることができる。
【0026】
<変形例>
図10は、子機340の連結方法を変更した斜視図である。図5では子機340は水平方向に増設可能であった。子機340は親機330の側面以外にも連結可能とし、光源ユニット300や組合わされる器具本体200の構造により、子機340の連結方向を変えることができる。図10は上方向に子機340を増設する構成である。二点鎖線が連結後の子機340を示す。なお図10には示していないが子機340の下面には図5に示す子機側取付部342が形成されている。
【0027】
また図1では、親機330と子機340との間は無線通信の場合を説明したが、通信ケーブル334で接続する有線通信でもよい。
【0028】
また図11は、親機330の構成を変更した概略図である。親機330は制御装置410および子機340−1,340−2との通信機能のみとし、電源ユニット350,360の制御は子機340が行う。図11では子機340−2が図1の親機330の制御機能を有する。図1では親機330自身も電源ユニットを制御したが、図11のように親機330は制御を行わない構成でもよい。
【0029】
以上の実施の形態では、制御を受けてこの制御に応じて動作する制御動作機器9301として電源ユニット350、電源ユニット360を説明したが、制御動作機器9301は電源ユニットには限られない。制御装置410からの第1の制御信号S1により、子機340あるいは親機330を介して制御を受け、この制御に応じて動作する機器であればどのような機器でもよい。
【符号の説明】
【0030】
S1 第1の制御信号、S2 第2の制御信号、11 ネジ、12 天井、100 照明装置、200 器具本体、210 電源端子台、300 光源ユニット、301A,301B 光源ユニット着脱機構、310 フレーム、311 スリット、312−1,312−2 フレーム側親機固定部、313 取付部、313a 電源ユニット取付面、313b 裏面、314 中央部、320 カバー、330 親機、331 ケース、332 親機側取付部、333 アンテナ、334 通信ケーブル、335 親機側固定部、340 子機、341 ケース、342 子機側取付部、343 連鎖取付部、350 電源ユニット、360 電源ユニット、370 LED光源、371 LED、372 基板、380 反射シート、400 無線制御システム、410 制御装置、420 無線ユニット、500 外部電源、9301 制御動作機器。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11