特許第6667511号(P6667511)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシーの特許一覧

<>
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000002
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000003
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000004
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000005
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000006
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000007
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000008
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000009
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000010
  • 特許6667511-被参照コンテンツの索引付け 図000011
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6667511
(24)【登録日】2020年2月27日
(45)【発行日】2020年3月18日
(54)【発明の名称】被参照コンテンツの索引付け
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/907 20190101AFI20200309BHJP
【FI】
   G06F16/907
【請求項の数】9
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2017-514468(P2017-514468)
(86)(22)【出願日】2015年9月16日
(65)【公表番号】特表2017-532663(P2017-532663A)
(43)【公表日】2017年11月2日
(86)【国際出願番号】US2015050311
(87)【国際公開番号】WO2016044358
(87)【国際公開日】20160324
【審査請求日】2018年9月3日
(31)【優先権主張番号】14/489,667
(32)【優先日】2014年9月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】314015767
【氏名又は名称】マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100120112
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100119781
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 彰吾
(72)【発明者】
【氏名】ルー,エヴァン・ミーン
(72)【発明者】
【氏名】ウォン,サンディ
(72)【発明者】
【氏名】バーグマン,エリック・シオドア
(72)【発明者】
【氏名】クオ,ユー−ティーン
【審査官】 鹿野 博嗣
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許出願公開第01462952(EP,A1)
【文献】 特開2008−009918(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/907
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被参照コンテンツに索引を付けるためのシステムにおいて被参照(referenced)コンテンツに索引を付ける(indexing)ための方法であって、前記システムが、
検索構成要素を備え、当該検索構成要素が、
コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツを評価するための第1の評価手段と、
前記参照を使用して前記コンテンツソースから前記被参照コンテンツを獲得するための第1の獲得手段と、
前記被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために前記被参照コンテンツを評価するための第2の評価手段と、
前記検索用語を使用して、前記親コンテンツと共に前記被参照コンテンツを検索索引中に索引付けするための第1の索引付け手段と、
検索クエリーを受け取るための受信手段と、
前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価するための第3の評価手段であって、前記親コンテンツに対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツおよび前記被参照コンテンツを前記検索クエリーに対する検索結果として提供する、提供手段を含むものと、
を備え、
前記方法が、
前記第1の評価手段が、コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツ(parent content)を評価するステップと、
前記第1の獲得手段が、前記参照を使用して前記コンテンツソースから前記被参照コンテンツを獲得するステップと、
前記第3の評価手段が、前記被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために前記被参照コンテンツを評価するステップと、
前記第1の索引付け手段が、前記検索用語を使用して、前記親コンテンツと共に前記被参照コンテンツを検索索引(search index)中に索引付けする(indexing)ステップと
前記受信手段が、検索クエリーを受け取るステップと、
前記第3の評価手段が、前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価するステップであって、
前記親コンテンツに対応する前記検索クエリーに応答して、前記提供手段が、前記親コンテンツおよび前記被参照コンテンツを前記検索クエリーに対する検索結果として提供するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記システムが更に、
前記親コンテンツによって参照されたエンティティを識別するための識別手段と、
遠隔ソースから前記エンティティに対する記述情報(descriptive information)を獲得するための第2の獲得手段と、
前記記述情報に基づいて前記エンティティに対するエンティティ概要(summary)を生成するための生成手段と、
前記親コンテンツと共に前記エンティティ概要を前記検索索引中に索引付けするための第2の索引付け手段と、
を備え、
前記方法が更に、
前記識別手段が、前記親コンテンツによって参照されたエンティティを識別するステップと、
前記第2の獲得手段が、遠隔ソースから前記エンティティに対する記述情報(descriptive information)を獲得するステップと、
前記生成手段が、前記記述情報に基づいて前記エンティティに対するエンティティ概要(summary)を生成するステップと、
前記第2の索引付け手段が、前記親コンテンツと共に前記エンティティ概要を前記検索索引中に索引付けするステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記システムが更に、
前記エンティティのエンティティ識別子を検索エンジンにサブミット(submitting)するための手段と、
前記記述情報を識別するために、前記検索エンジンによって提供される前記エンティティ識別子に対する検索結果を評価するための評価手段と
を備え、
記述情報を獲得する前記ステップが、
前記サブミットするための手段が、前記エンティティのエンティティ識別子を検索エンジンにサブミット(submitting)するステップと、
前記評価手段が、前記記述情報を識別するために、前記検索エンジンによって提供される前記エンティティ識別子に対する検索結果を評価するステップと
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記システムが更に、
前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価するための第4の評価手段であって、前記第4の評価手段が、
前記エンティティ概要に対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツ、前記エンティティに対する前記記述情報または前記エンティティ概要のうちの少なくとも1つを前記検索クエリーに対する検索結果として提供するための提供手段を備るものと、
を備え、
前記方法が更に、
前記受信手段が、検索クエリーを受け取るステップと、
前記第4の評価手段が、前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価するステップであって、前記評価するステップが、
前記提供手段が、前記エンティティ概要に対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツ、前記エンティティに対する前記記述情報または前記エンティティ概要のうちの少なくとも1つを前記検索クエリーに対する検索結果として提供するステップ
を含むステップと
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記システムが更に、
前記被参照コンテンツにリンクする、前記被参照コンテンツに対する記述情報を含むアンカー用語(anchor term)を含むウェブサイトを識別するための、第2の識別手段と、
前記記述情報または前記アンカー用語のうちの少なくとも1つに基づいて前記検索用語を決定するための、決定手段と、
を備え、
前記被参照コンテンツを評価する前記ステップが、
前記第2の識別手段が、前記被参照コンテンツにリンクする、前記被参照コンテンツに対する記述情報を含むアンカー用語(anchor term)を含むウェブサイトを識別するステップと、
前記決定手段が、前記記述情報または前記アンカー用語のうちの少なくとも1つに基づいて前記検索用語を決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記システムが更に、
前記被参照コンテンツ内の用語を第2の検索用語として識別するための、第3の識別手段と、
前記第2の検索用語に割り当てられる第2の関連性重み(relevancy weighting)とは異なる第1の関連性重みを前記検索用語に割り当てるための、割り当て手段と、
を備え、
前記方法が更に、
前記第3の識別手段が、前記被参照コンテンツ内の用語を第2の検索用語として識別するステップと、
前記割り当て手段が、前記第2の検索用語に割り当てられる第2の関連性重み(relevancy weighting)とは異なる第1の関連性重みを前記検索用語に割り当てるステップと
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
被参照コンテンツに索引を付けるためのシステムであって、
検索構成要素を備え、当該検索構成要素が、
コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツを評価するための第1の評価手段と
前記参照を使用して前記コンテンツソースから前記被参照コンテンツを獲得するための第1の獲得手段と
前記被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために前記被参照コンテンツを評価するための第2の評価手段と
前記検索用語を使用して、前記親コンテンツと共に前記被参照コンテンツを検索索引中に索引付けするための第1の索引付け手段と、
を備え、
前記検索構成要素が更に、
前記親コンテンツによって参照されたエンティティを識別するための識別手段と、
遠隔ソースから前記エンティティに対する記述情報を獲得するための第2の獲得手段と、
前記記述情報に基づいて前記エンティティに対するエンティティ概要を生成するための生成手段と、
前記親コンテンツと共に前記エンティティ概要を前記検索索引中に索引付けするための第2の索引付け手段と、
を備えるシステム。
【請求項8】
被参照コンテンツに索引を付けるためのシステムであって、
検索構成要素を備え、当該検索構成要素が、
コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツを評価するための第1の評価手段と、
前記参照を使用して前記コンテンツソースから前記被参照コンテンツを獲得するための第1の獲得手段と、
前記被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために前記被参照コンテンツを評価するための第2の評価手段と、
前記検索用語を使用して、前記親コンテンツと共に前記被参照コンテンツを検索索引中に索引付けするための第1の索引付け手段と、
を備え、
前記検索構成要素が更に、
検索クエリーを受け取るための手段と、
前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価する第3の評価手段と、
を備え、前記第3の評価手段が、
エンティティ概要に対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツ、前記記述情報または前記エンティティ概要のうちの少なくとも1つを前記検索クエリーに対する検索結果として提供するための手段を備える、
システム。
【請求項9】
前記親コンテンツがメッセージを含み、前記被参照コンテンツが、前記メッセージに添付された添付ファイル、または遠隔コンテンツソースへの前記メッセージ内のURLリンクのうちの少なくとも1つを含む、請求項7又は8に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明の一実施例は、例えば、被参照コンテンツの索引付けに関する。
【背景技術】
【0002】
[0001]多くのユーザーは、検索機能を使用してコンテンツを発見することができる。一例では、ユーザーは、ファイルシステム検索インタフェースを使用して、画像、文書および/または他の局所ファイルなどのファイルを突き止めることができる。別の例では、ユーザーは、ソーシャルネットワーク検索インタフェースを使用してソーシャルネットワークユーザープロフィールを突き止めることができる。別の例では、ユーザーは、電子メール検索インタフェースを使用して、電子メール、コンタクトおよび/またはアポイントメントを突き止めることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願発明の一実施例は、例えば、被参照コンテンツの索引付けに関する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
[0002]この概要は、以下の発明を実施するための形態の中でさらに説明される概念の選択を単純な形態で紹介するために提供されている。この概要には、特許請求される主題の重要な要素または本質的な特徴を識別することは意図されておらず、また、特許請求される主題の範囲を制限するために使用されることも意図されていない。
【0005】
[0003]本明細書においては、とりわけ、被参照コンテンツに索引を付けるため、および/またはコンテンツを深く検索するための1つまたは複数のシステムおよび/または技法が提供される。被参照コンテンツに索引を付ける一例では、コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツが評価され得る。参照を使用して被参照コンテンツがコンテンツソースから獲得され得る。被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために被参照コンテンツが評価され得る。検索用語を使用して親コンテンツと共に被参照コンテンツが検索索引中に索引付けされ得る。
【0006】
[0004]検索クエリーが受け取られると、検索クエリーは、例えば検索索引に対して実行され得る。検索クエリーが親コンテンツおよび被参照コンテンツの索引付けに使用された検索用語に対応していることが決定されると、それに応答して親コンテンツおよび/または被参照コンテンツが検索クエリーに対する検索結果として提供され得る。
【0007】
[0005]上記および関連する目的の達成のために、以下の説明および添付の図面は、特定の例示的な態様および実装を示す。これらは、1つまたは複数の態様が使用され得る様々な方法のうちのいくつかを示しているにすぎない。本開示の他の態様、利点および新規な特徴は、添付の図面と共に考察することによって以下の発明を実施するための形態から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】[0006]被参照コンテンツに索引を付ける一例示的方法を示す流れ図である。
図2A】[0007]被参照コンテンツに索引を付けるための一例示的システムを示す構成要素ブロック図である。
図2B】[0008]被参照コンテンツに索引を付けるための一例示的システムを示す構成要素ブロック図である。
図2C】[0009]被参照コンテンツに索引を付けるための一例示的システムを示す構成要素ブロック図である。
図2D】[0010]コンテンツを深く検索するための一例示的システムを示す構成要素ブロック図である。
図2E】[0011]コンテンツを深く検索するための一例示的システムを示す構成要素ブロック図である。
図3A】[0012]エンティティ概要に索引を付けるための一例示的システムを示す構成要素ブロック図である。
図3B】[0013]エンティティ概要を検索結果として提供するための一例示的システムを示す構成要素ブロック図である。
図4】[0014]本明細書において示される準備のうちの1つまたは複数を具体化するように構成されたプロセッサー実行可能命令が含まれ得る一例示的コンピューター可読媒体を示す図である。
図5】[0015]本明細書において示される準備のうちの1つまたは複数が実装され得る一例示的計算環境を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[0016]以下、特許請求される主題が、全体を通して同様の要素を示すために同様の参照数表示が概ね使用されている図面を参照して説明される。以下の説明には、説明を目的として、特許請求される主題についての理解を提供するために多くの特定の詳細が示されている。しかしながら特許請求される主題は、これらの特定の詳細がなくても実践され得ることは明らかであろう。他の実例では、構造およびデバイスは、特許請求される主題の説明を容易にするためにブロック図の形態で示されている。
【0010】
[0017]本明細書においては、被参照コンテンツに索引を付けるため、および/またはコンテンツを深く検索するための1つまたは複数の技法および/またはシステムが提供される。ユーザーによって実施される検索に関連するコンテンツが参照され、および/または1つまたは複数の他のコンテンツソース(例えば電子メールへの添付、メッセージ内のURLによってリンクされるウェブサイトによって提供される記事、文書内のURLによってリンクされたソーシャルネットワークポストからの写真など)内で深く参照され得る。しかしながらこのようなコンテンツは、他のコンテンツ内で参照またはネストされるため、この深さは検索結果として提供され得ない。したがって本明細書において提供されるように、親コンテンツによって参照される被参照コンテンツ(例えば電子メール親コンテンツによって参照される添付被参照コンテンツ、メッセージ親コンテンツによって参照される記事被参照コンテンツ、文書親コンテンツによって参照される写真被参照コンテンツ)が親コンテンツと共に索引付けされ、したがって参照コンテンツが検索結果として提供され得る。
【0011】
[0018]被参照コンテンツに索引を付ける一実施形態は、図1の一例示的方法100によって示されている。方法は102で始まる。104で、コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツが評価され得る。親コンテンツは、メッセージ、電子メール、ソーシャルネットワークポスト、文書、ウェブサイト、および/または他のコンテンツを参照することができる任意の他のコンテンツなどの任意のタイプのコンテンツを含むことができる。一例では、被参照コンテンツは、親コンテンツ内のURLによって参照されるウェブサイト、親コンテンツに添付された添付ファイル、親コンテンツに対して局所的であるコンテンツ、親コンテンツから遠隔のコンテンツ、公に利用可能なコンテンツ、公に利用できないコンテンツ(例えば団体ファイル共有サービスを介してアクセスすることができる団体ファイル)、画像、記事、ソーシャルネットワークプロファイル、ビデオ、および/または親コンテンツによって参照され得る任意の他のコンテンツを含むことができる。参照は、親コンテンツと関連付けられたURLリンクなどのインジケータを含むことができる。例えばソーシャルネットワークポスト「やあJen、私の婚礼写真http://reference_to_photo/56732, regards Jillにリンクしないか」が親コンテンツとして識別され得る。ソーシャルネットワークポスト親コンテンツのhttp://reference_to_photo/56732 URL linkに対応する写真URL参照が、Jillによって写真共有サービスコンテンツソースにアップロードされた婚礼写真被参照コンテンツなどの被参照コンテンツに対する参照として識別され得る。
【0012】
[0019]106で、参照を使用して被参照コンテンツがコンテンツソースから獲得され得る。例えば写真URL参照は、写真共有サービスコンテンツソースから婚礼写真被参照コンテンツにアクセスするために使用され得る(例えばhttp://reference_to_photo/56732 URL linkを使用して)。一例では、コンテンツソースにアクセスするためにJillなどのユーザーによって利用される所与のユーザーコンテンツ、すなわち一組のクリデンシャルが識別され得る(例えばJillは、被参照コンテンツに索引を付ける目的のため、および/または被参照コンテンツを深いコンテンツ検索からの検索結果として提供するために、写真共有サービスコンテンツソースにアクセスするために使用される写真共有サービスログインクリデンシャルに対する肯定的同意を提供していたかもしれない)。クリデンシャルは、被参照コンテンツまたはその一部が獲得され得るよう(例えば検索され、アクセスされなど)、コンテンツソースを認証するために利用され得る。
【0013】
[0020]108で、被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために被参照コンテンツが評価され得る。検索用語は単一の用語に限定されず、語句(例えば「婚礼写真」)などの任意の数の用語を含むことができることは認識されよう。一例では、被参照コンテンツ内の用語が検索用語として識別され得る(例えば「Jillの婚礼2014」検索用語が婚礼写真被参照コンテンツのキャプションから抜き出され得る)。一例では、画像処理を使用して検索用語が識別され得る(例えば画像処理によって婚礼写真被参照コンテンツがJillを描写していることが決定されると、それに基づいて「Jill」検索用語が識別され得る)。一例では、被参照コンテンツにリンクしているアンカー用語を含むウェブサイトが識別され得る。アンカー用語は、被参照コンテンツに対する記述情報を含むことができる。検索用語は、この記述情報および/またはアンカー用語に基づいて決定され得る。例えば有名人ウェブページは、婚礼写真被参照コンテンツにリンクしているアンカー用語「婚礼」を含む女優Jillプロファイルウェブページを含むことができる。アンカー用語は、記述情報を使用して婚礼写真被参照コンテンツを記述することができる。婚礼写真被参照コンテンツのための検索用語(例えば「有名人Jillの婚礼写真」検索用語)は、有名人ウェブページ上のアンカー用語および/またはアンカー用語の記述情報に基づいて決定され得る。一例では、関連性重みが検索用語に割り当てられ得る。例えば「有名人Jillの婚礼写真」検索用語は、婚礼写真被参照コンテンツの高度に関連性のある記述概要を提供することができるアンカー用語から引き出されるため、「有名人Jillの婚礼写真」検索用語には比較的より高い関連性重みが割り得てられ得る。
【0014】
[0021]110で、検索用語を使用して親コンテンツと共に被参照コンテンツが検索索引中に索引付けされ得る。例えば検索索引は、検索用語を使用して親コンテンツおよび/または被参照コンテンツが識別される(例えば検索用語と一致する検索クエリーが検索結果として返される親コンテンツおよび/または被参照コンテンツになり得るよう、親コンテンツと被参照コンテンツの間の関連付けの識別)逆テーブルを含むことができる。一例では、検索用語を使用して、単に被参照コンテンツの一部(例えば記事の概要または要約)のみが親コンテンツと共に検索索引中に索引付けされ得る。この方法によれば、すべての被参照コンテンツではなく、索引を付ける必要のある被参照コンテンツに索引が付けられ得る(例えばそれにより記憶資源が節約される)。
【0015】
[0022]一例では、検索クエリーが受け取られ得る。例えばユーザーは、検索インタフェースを介して検索クエリー「Jillの婚礼」をサブミットすることができる。検索クエリーを使用して検索索引が評価され得る。一例では、検索クエリーが親コンテンツおよび被参照コンテンツに索引を付けるために使用された検索用語に対応していることの決定に応答して、親コンテンツおよび/または被参照コンテンツが検索クエリーに対する検索結果として提供され得る。一例では、検索クエリーが親コンテンツに対応していることの決定に応答して、親コンテンツおよび/または被参照コンテンツが検索クエリーに対する検索結果として提供され得る(例えば親コンテンツおよび被参照コンテンツが検索用語によってリンクされていると仮定すれば)。一例では、検索クエリーが被参照コンテンツに対応していることの決定に応答して、親コンテンツおよび/または被参照コンテンツが検索クエリーに対する検索結果として提供され得る(例えば親コンテンツおよび被参照コンテンツが検索用語によってリンクされていると仮定すれば)。一例では、検索結果には、コンテンツが提供されるソースを識別する注釈(例えば親コンテンツが提供されるソースを識別する注釈、および/または被参照コンテンツが提供されるソースを識別する注釈)を使用して注釈が付けられ得る。方法は112で終了する。
【0016】
[0023]図2A〜2Eは、被参照コンテンツに索引を付けるための索引付け構成要素206、および/またはコンテンツを深く検索するための検索構成要素262を備えるシステム201の例を示したものである。図2Aは、ユーザーによって受け取られたGreen Home Companyからの電子メールに対応する電子メール親コンテンツ202を識別する索引付け構成要素206の一例200を示したものである。索引付け構成要素206は、電子メール親コンテンツ202に添付されるGreen Home Companyクーポンに対応する電子メール添付クーポン被参照コンテンツ204に対する添付参照216を識別するために電子メール親コンテンツ202を評価することができる。索引付け構成要素206は、電子メール添付クーポン被参照コンテンツ204を獲得することができる(例えばGreen Home Companyクーポンは、ダウンロードされ、保管され、および/または電子メール親コンテンツ202から開かれ得る)。索引付け構成要素206は、電子メール添付クーポン被参照コンテンツ204を記述する1つまたは複数の検索用語を決定するために電子メール添付クーポン被参照コンテンツ204を評価することができる。例えば芝生手入れ検索用語、芝刈り検索用語および芝生肥料検索用語が、Green Home Companyクーポンを記述する検索用語として識別され得る。したがって索引付け構成要素206は、芝生手入れ検索用語を使用して電子メール添付クーポン被参照コンテンツ204と共に電子メール親コンテンツ202に索引を付けて第1の索引付き項目210を生成し、芝刈り検索用語を使用して第2の索引付き項目212を生成し、また、芝生肥料検索用語を使用して第3の索引付き項目214を生成して検索索引208内に含めることができる。
【0017】
[0024]図2Bは、ユーザーによって受け取られた友達からのインスタントメッセージに対応するインスタントメッセージ親コンテンツ222を識別する索引付け構成要素206の一例220を示したものである。索引付け構成要素206は、写真共有ソーシャルネットワークコンテンツソース226を介して共有されたパリの写真に対応する写真被参照コンテンツ228に対するURL参照224を識別するために、インスタントメッセージ親コンテンツ222を評価することができる。索引付け構成要素206は、写真被参照コンテンツ228を獲得することができる(例えば写真被参照コンテンツ228は、写真共有ソーシャルネットワークコンテンツソース226にアクセスするためにユーザーが使用する一組のクリデンシャルを利用して写真共有ソーシャルネットワークコンテンツソース226からダウンロードされ得る)。索引付け構成要素206は、写真被参照コンテンツ228を記述する1つまたは複数の検索用語を決定するために、写真被参照コンテンツ228に対する画像認識を実施することができる。例えばパリ検索用語およびエッフェル塔検索用語が写真被参照コンテンツ228を記述する検索用語として識別され得る。したがって索引付け構成要素206は、パリ検索用語を使用して写真被参照コンテンツ228と共にインスタントメッセージ親コンテンツ222に索引を付けて第4の索引付き項目230を生成し、また、エッフェル塔検索用語を使用して第5の索引付き項目232を生成して検索索引208内に含めることができる。
【0018】
[0025]図2Cは、ユーザーのソーシャルネットワーク友達によるソーシャルネットワークポストに対応するソーシャルネットワークポスト親コンテンツ242を識別する索引付け構成要素206の一例240を示したものである。索引付け構成要素206は、家庭用電気器具店ウェブサイトコンテンツソース246によって提供された洗濯機クーポン被参照コンテンツ248に対するURL参照244を識別するために、ソーシャルネットワークポスト親コンテンツ242を評価することができる。索引付け構成要素206は、洗濯機クーポン被参照コンテンツ248を獲得することができる(例えば洗濯機クーポン被参照コンテンツ248は、家庭用電気器具店ウェブサイトコンテンツソース246からダウンロードされ得る)。索引付け構成要素206は、洗濯機クーポン被参照コンテンツ248を記述する1つまたは複数の検索用語を決定するために、洗濯機クーポン被参照コンテンツ248を評価することができる(例えばテキストパーサーおよび/またはトピック分類子などの分類子を使用して)。例えば洗濯機検索用語およびクーポン検索用語が洗濯機クーポン被参照コンテンツ248を記述する検索用語として識別され得る。したがって索引付け構成要素206は、洗濯機検索用語を使用して洗濯機クーポン被参照コンテンツ248と共にソーシャルネットワーク親コンテンツ242に索引を付けて第6の索引付き項目250を生成し、また、クーポン検索用語を使用して第7の索引付き項目252を生成して検索索引208内に含めることができる。
【0019】
[0026]図2Dは、検索構成要素262による深いコンテンツ検索の一例260を示したものである。検索構成要素262は、検索インタフェース264から検索クエリー(例えば芝生手入れ検索クエリー266)を受け取るように構成され得る。検索構成要素262は、芝生手入れ検索クエリー266を使用して検索索引208を評価することができる。例えば検索構成要素262は、芝生手入れ検索用語と関連付けられた第1の索引付き項目210、芝刈り検索用語と関連付けられた第2の索引付き項目212、および芝生肥料検索用語と関連付けられた第3の索引付き項目214が芝生手入れ検索クエリー266に対応していると決定することができる。したがって検索構成要素262は、検索インタフェース264を介して、Green Home Companyと関連付けられた電子メール親コンテンツ202、および/またはGreen Home Companyクーポンの添付クーポン被参照コンテンツ204を芝生手入れ検索クエリー266に対する検索結果268として提供することができる。
【0020】
[0027]図2Eは、検索構成要素262による深いコンテンツ検索の一例280を示したものである。検索構成要素262は、検索インタフェース282から検索クエリー(例えばパリ検索クエリー284)を受け取るように構成され得る。検索構成要素262は、パリ検索クエリー284を使用して検索索引208を評価することができる。例えば検索構成要素262は、パリ検索用語と関連付けられた第4の索引付き項目230、およびエッフェル塔検索用語232と関連付けられた第5の索引付き項目232がパリ検索クエリー284に対応していると決定することができる。したがって検索構成要素262は、検索インタフェース282を介して、インスタントメッセージ親コンテンツ222、および/または写真共有ソーシャルネットワーク226からの写真被参照コンテンツ228をパリ検索クエリー284に対する検索結果286として提供することができる。
【0021】
[0028]図3Aおよび3Bは、索引付け構成要素206および/または検索構成要素262を備えた、エンティティ概要に索引を付け、および/またはエンティティ概要を検索結果として提供するためのシステム301の例を示したものである。図3Aは、エンティティ概要に索引を付ける一例300を示したものである。索引付け構成要素206は、電子メール親コンテンツ302(例えばMaryからの電子メール)を識別することができる。索引付け構成要素206は、キャプテンJackエンティティを記述しているキャプテンJack概要文書310を含む添付被参照コンテンツ306に対する添付参照304の識別などのために電子メール親コンテンツ302を評価することができる。キャプテンJackエンティティは、例えばキャプテンJackを参照している電子メール親コンテンツ302の文章に基づいて、および/またはキャプテンJackを記述しているキャプテンJack概要文書310に基づいて識別され得る。索引付け構成要素206は、キャプテンJackウェブサイト、キャプテンJackソーシャルネットワークプロファイル、キャプテンJack記事、写真共有サービスなどの様々な遠隔ソース312から、電子メール情報、キャプテンJack概要情報、キャプテンJack写真、キャプテンJackソーシャルネットワークプロファイル情報などのキャプテンJackエンティティに対する記述情報を獲得することができる。索引付け構成要素206は、キャプテンJackエンティティ概要314などの記述情報に基づいて、エンティティに対するエンティティ概要を生成することができる。キャプテンJackエンティティ概要314は、電子メール親コンテンツ302と共に、索引付き項目308として検索索引208中に索引付けされ得る。
【0022】
[0029]図3Bは、エンティティ概要を検索結果として提供する一例350を示したものである。検索構成要素262は、検索インタフェース352を介して、キャプテンJack検索クエリー354などの検索クエリーを受け取ることができる。検索構成要素262は、キャプテンJack検索クエリー354を使用して検索索引208を評価することができる。キャプテンJack検索クエリー354が電子メール親コンテンツ302とキャプテンJackエンティティ概要314の間の関係を示す索引付き項目308に対応していることに応答して、電子メール親コンテンツ302、キャプテンJackエンティティに対する記述情報および/またはキャプテンJackエンティティ概要314が、検索インタフェース352を介して、キャプテンJack検索クエリー354に対する検索結果356として提供され得る。
【0023】
[0030]本開示の一態様によれば、被参照コンテンツに索引を付けるための方法が提供される。方法は、コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツを評価するステップを含む。参照を使用してコンテンツソースから被参照コンテンツが獲得され得る。被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために被参照コンテンツが評価され得る。検索用語を使用して親コンテンツと共に被参照コンテンツが検索索引中に索引付けされ得る。
【0024】
[0031]本開示の一態様によれば、被参照コンテンツに索引を付けるためのシステムが提供される。システムは索引付け構成要素を含む。索引付け構成要素は、コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するように構成される。索引付け構成要素は、参照を使用してコンテンツソースから被参照コンテンツを獲得するように構成される。索引付け構成要素は、被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために被参照コンテンツを評価するように構成される。索引付け構成要素は、検索用語を使用して親コンテンツと共に被参照コンテンツを検索索引中に索引付けするように構成される。
【0025】
[0032]本開示の一態様によれば、実行されると、被参照コンテンツに索引を付けるための方法を実施する命令を含むコンピューター可読媒体が提供される。方法は、コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツを評価するステップを含む。参照を使用してコンテンツソースから被参照コンテンツが獲得され得る。被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために被参照コンテンツが評価され得る。検索用語を使用して親コンテンツと共に被参照コンテンツが検索索引中に索引付けされ得る。
【0026】
[0033]本開示の一態様によれば、被参照コンテンツに索引を付けるための手段が提供される。コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために、この索引を付けるための手段によって親コンテンツが評価され得る。参照を使用して、この索引を付けるための手段によってコンテンツソースから被参照コンテンツが獲得され得る。被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために、この索引を付けるための手段によって被参照コンテンツが評価され得る。検索用語を使用して、この索引を付けるための手段によって親コンテンツと共に被参照コンテンツが検索索引中に索引付けされ得る。
【0027】
[0034]さらに別の実施形態は、本明細書において提供された技法のうちの1つまたは複数を実装するように構成されたプロセッサー実行可能命令を含むコンピューター可読媒体を含む。コンピューター可読媒体またはコンピューター可読デバイスの一例示的実施形態が図4に示されており、実装400は、CD−R、DVD−R、フラッシュドライブ、ハードディスクドライブのプラッターなどのコンピューター可読媒体408を備えており、このコンピューター可読媒体408の上にコンピューター可読データ406が符号化される。ゼロまたは1のうちの少なくとも1つを含む2進データなどのこのコンピューター可読データ406は、本明細書において示されている原理のうちの1つまたは複数に従って動作するように構成された一組のコンピューター命令404を含む。いくつかの実施形態では、プロセッサー実行可能コンピューター命令404は、例えば図1の例示的方法100のうちの少なくともいくつかなどの方法402を実施するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサー実行可能命令404は、例えば図2Aから2Eの例示的システム201のうちの少なくともいくつか、および/または図3Aおよび3Bの例示的システム301のうちの少なくともいくつかなどのシステムを実装するように構成される。本明細書において提供された技法に従って動作するように構成される多くのこのようなコンピューター可読媒体は、当業者によって工夫される。
【0028】
[0035]本主題は、構造的特徴および/または方法論的行為に特化された言語で説明されているが、添付の特許請求の範囲で定義されている本主題は、上で説明した特定の特徴または行為に必ずしも限定されないことを理解されたい。そうではなく、上で説明した特定の特徴および行為は、特許請求の範囲のうちの少なくともいくつかを実装する例示的形態として開示されている。
【0029】
[0036]本出願において使用されているように、「構成要素」、「モジュール」、「システム」、「インタフェース」および/または同様のものという用語には、一般に、ハードウェアであれ、ハードウェアとソフトウェアの組合せであれ、ソフトウェアであれ、あるいは実行中のソフトウェアであれ、コンピューターに関連するエンティティを意味することが意図されている。例えば構成要素は、それらに限定されないが、プロセッサー上で動作するプロセス、プロセッサー、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、プログラムおよび/またはコンピューターであってもよい。実例として、コントローラー上で動作するアプリケーションおよびコントローラーはいずれも構成要素であってもよい。1つまたは複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行のスレッド内に常駐させることができ、また、構成要素は、1つのコンピューター上に局所化され、および/または2つ以上のコンピューターの間で分散され得る。
【0030】
[0037]さらに、特許請求される主題は、コンピューターを制御して開示されている主題を実装するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアまたはそれらの任意の組合せを製造するための、標準プログラミング技法および/またはエンジニアリング技法を使用した方法、装置または製造の物品として実装され得る。本明細書において使用されている「製造の物品」という用語には、任意のコンピューター可読デバイスからのアクセスが可能なコンピュータープログラム、搬送波または媒体を包含することが意図されている。当然、特許請求される主題の範囲または精神を逸脱することなく、多くの修正がこの構成に加えられ得る。
【0031】
[0038]図5および以下の説明は、本明細書において示された準備のうちの1つまたは複数の実施形態を実装するための適切な計算環境についての簡単な概要説明を提供したものである。図5の動作環境は、適切な動作環境の単なる一例にすぎず、動作環境の使用の範囲または動作環境の機能に関する何らかの制限を示唆することは意図されていない。例示的計算デバイスは、それらに限定されないが、パーソナルコンピューター、サーバーコンピューター、ハンドヘルドデバイスまたはラップトップデバイス、移動デバイス(移動電話、携帯情報端末(PDA)、メディアプレーヤーなど)、多重プロセッサーシステム、消費者電子工学、ミニコンピューター、メインフレームコンピューター、任意の上記システムまたはデバイスを含む分散計算環境などを含む。
【0032】
[0039]必ずしもその必要はないが、実施形態は、1つまたは複数の計算デバイスによって実行される「コンピューター可読命令」の一般的な文脈で説明されている。コンピューター可読命令は、コンピューター可読媒体を介して分散され得る(以下で説明される)。コンピューター可読命令は、特定のタスクを実施し、または特定の抽象データ型を実装する機能、オブジェクト、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、データ構造などのプログラムモジュールとして実装され得る。典型的には、コンピューター可読命令の機能は、様々な環境における必要に応じて組み合わされ、あるいは分散され得る。
【0033】
[0040]図5は、本明細書において提供された1つまたは複数の実施形態を実装するように構成された計算デバイス512を備えたシステム500の一例を示したものである。一構成では、計算デバイス512は、少なくとも1つの処理装置516およびメモリー518を含む。計算デバイスの厳密な構成およびタイプに応じて、メモリー518は、揮発性(例えばRAMなど)であっても、不揮発性(例えばROM、フラッシュメモリーなど)であっても、あるいはその2つの何らかの組合せであってもよい。この構成は、図5に破線514で示されている。
【0034】
[0041]他の実施形態では、デバイス512は、追加特徴および/または機能を含むことができる。例えばデバイス512は、それらに限定されないが、磁気記憶装置、光記憶装置などを含む追加記憶装置(例えば取外し可能および/または非取外し可能な)を含むことも可能である。このような追加記憶装置は、図5には記憶装置520で示されている。一実施形態では、本明細書において提供された1つまたは複数の実施形態を実装するためのコンピューター可読命令は、記憶装置520に存在し得る。記憶装置520は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラムなどを実装するための他のコンピューター可読命令を記憶することも可能である。コンピューター可読命令は、例えば処理装置516による実行のためにメモリー518にロードされ得る。
【0035】
[0042]本明細書において使用されている「コンピューター可読媒体」という用語は、コンピューター記憶媒体を含む。コンピューター記憶媒体は、コンピューター可読命令または他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技術で実装された揮発性および不揮発性媒体、取外し可能および非取外し可能媒体を含む。メモリー518および記憶装置520は、コンピューター記憶媒体の例である。コンピューター記憶媒体は、それらに限定されないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリーまたは他のメモリー技術、CD−ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)または他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは所望の情報を記憶するために使用され、また、デバイス512によってアクセスされ得る任意の他の媒体を含む。しかしながらコンピューター記憶媒体は伝搬信号を含んでいない。それどころかコンピューター記憶媒体は伝搬信号を排除する。このようなコンピューター記憶媒体は、すべて、デバイス512の一部であってもよい。
【0036】
[0043]デバイス512は、デバイス512による他のデバイスとの通信を可能にする通信接続526を含むことも可能である。通信接続526は、それらに限定されないが、モデム、ネットワークインタフェースカード(NIC)、統合ネットワークインタフェース、無線周波数送信機/受信機、赤外線ポート、USB接続、または計算デバイス512を他の計算デバイスに接続するための他のインタフェースを含むことができる。通信接続526は、有線接続または無線接続を含むことができる。通信接続526は、通信媒体を送信および/または受信することができる。
【0037】
[0044]「コンピューター可読媒体」という用語は、通信媒体を含むことができる。通信媒体は、典型的には、コンピューター可読命令または他のデータを搬送波または他の輸送機構などの「変調データ信号」中で具体化し、また、任意の情報送達媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、その特性のうちの1つまたは複数が信号中で情報を符号化するように設定または変更された信号を含むことができる。
【0038】
[0045]デバイス512は、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、接触入力デバイス、赤外線カメラ、ビデオ入力デバイスおよび/または任意の他の入力デバイスなどの入力デバイス524を含むことができる。1つまたは複数のディスプレイ、スピーカー、プリンターおよび/または任意の他の出力デバイスなどの出力デバイス522も同じくデバイス512の中に含まれ得る。入力デバイス524および出力デバイス522は、有線接続、無線接続またはそれらの任意の組合せを介してデバイス512に接続され得る。一実施形態では、別の計算デバイスからの入力デバイスまたは出力デバイスが、計算デバイス512のための入力デバイス524または出力522として使用され得る。
【0039】
[0046]計算デバイス512の構成要素は、バスなどの様々な相互接続によって接続され得る。このような相互接続は、PCI Express、ユニバーサルシリアルバス(USB)、ファイアワイヤー(IEEE 1394)、光バス構造などのペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)を含むことができる。別の実施形態では、計算デバイス512の構成要素は、ネットワークによって相互接続され得る。例えばメモリー518は、ネットワークによって相互接続された異なる物理的場所に配置された複数の物理メモリーユニットからなり得る。
【0040】
[0047]当業者は、コンピューター可読命令を記憶するために利用される記憶デバイスは、ネットワーク全体に分散され得ることを認識するであろう。例えばネットワーク528を介してアクセスすることができる計算デバイス530は、本明細書において提供された1つまたは複数の実施形態を実装するためのコンピューター可読命令を記憶することができる。計算デバイス512は、計算デバイス530にアクセスし、コンピューター可読命令の一部またはすべてをダウンロードして実行することができる。別法としては、計算デバイス512は、必要に応じてコンピューター可読命令の断片をダウンロードすることができ、あるいはいくつかの命令が計算デバイス512で実行され、また、いくつかが計算デバイス530で実行され得る。
【0041】
[0048]本明細書においては実施形態の様々な動作が提供されている。一実施形態では、説明された動作のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数のコンピューター可読媒体上に記憶されるコンピューター可読命令を構成することができ、このコンピューター可読命令は、計算デバイスによって実行されると、説明された動作を計算デバイスに実施させることになる。動作のうちのいくつかまたはすべてが記述されている順序は、これらの動作が必ず順序依存であることを意味するものとして解釈されるべきではない。この説明から恩恵を受ける当業者には代替順序が認識されよう。さらに、必ずしもすべての動作が本明細書において提供された個々の実施形態に存在していないことは理解されよう。また、必ずしもすべての動作がいくつかの実施形態に存在していないことも同じく理解されよう。
【0042】
[0049]さらに、特に明記されていない限り、「第1の」、「第2の」および/または等々には、一時的な態様、空間的な態様、順序などを意味することは意図されていない。そうではなく、このような用語は、特徴、要素、項目などのための識別子、名称などとして単に使用されているにすぎない。例えば第1の対象および第2の対象は、通常、対象Aおよび対象B、もしくは2つの異なる対象、または2つの全く同じ対象、あるいは同じ対象に対応する。
【0043】
[0050]さらに、「例示的」は、本明細書においては、例、実例、例証などとして働くことを意味するように使用されており、必ずしも有利なものとして働くことを意味していない。本明細書において使用されているように、「または」には、排他的な「または」ではなく包含的な「または」を意味することが意図されている。さらに、本出願において使用されている単数形の表現は、特に明記されていない限り、あるいは単数形を示していることが文脈から明らかでない限り、一般に「1つまたは複数」を意味するものとして解釈されたい。また、AおよびBおよび/または等々のうちの少なくとも1つは、一般に、AまたはB、および/またはAとBの両方を意味している。さらに、「を含む」、「を有する」、「と共に」および/またはそれらの変形が、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用されている限りにおいては、このような用語には、「を備える」という用語と同様の方法で包含的であることが意図されている。
【0044】
[0051]また、本開示は、1つまたは複数の実装に関して示され、かつ、説明されているが、他の当業者には、本明細書および添付の図面の読書および理解に基づく等価改変および修正が可能である。本開示は、すべてのこのような修正および改変を含み、以下の特許請求の範囲によってのみ制限される。詳細には、上で説明した構成要素(例えば要素、資源など)によって実施される様々な機能に関して、このような構成要素を説明するために使用されている用語には、別段示されていない限り、開示されている構造とは構造的に等価でなくても、説明されている構成要素の明記されている機能を実施する任意の構成要素に対応することが意図されている(例えばそれは機能的に等価である)。さらに、本開示の特定の特徴は、いくつかの実装のうちの1つの実施形態に関してしか開示されていない可能性があり得るが、このような特徴は、任意の所与のアプリケーションまたは特定のアプリケーションにとって望ましく、かつ、有利である場合、他の実装の1つまたは複数の他の特徴と組み合わされ得る。
本願発明の実施例には以下の態様を含むが、これに限定されない:
[発明1]
被参照(referenced)コンテンツに索引を付ける(indexing)ための方法であって、
コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツ(parent content)を評価するステップと、
前記参照を使用して前記コンテンツソースから前記被参照コンテンツを獲得するステップと、
前記被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために前記被参照コンテンツを評価するステップと、
前記検索用語を使用して、前記親コンテンツと共に前記被参照コンテンツを検索索引(search index)中に索引付けする(indexing)ステップと
を含む方法。
[発明2]
検索クエリーを受け取るステップと、
前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価するステップであって、
前記検索用語に対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツまたは前記被参照コンテンツのうちの少なくとも1つを前記検索クエリーに対する検索結果として提供するステップ
を含むステップと
を含む、発明1に記載の方法。
[発明3]
検索クエリーを受け取るステップと、
前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価するステップであって、
前記親コンテンツに対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツおよび前記被参照コンテンツを前記検索クエリーに対する検索結果として提供するステップ
を含むステップと
を含む、発明1に記載の方法。
[発明4]
前記索引付けするステップが、
閾値を超える記述的関連性(descriptive relevancy)を有する前記被参照コンテンツの一部を識別するステップと、
前記検索用語を使用して、前記親コンテンツと共に前記被参照コンテンツの前記一部を前記検索索引中に索引付けするステップと
を含む、発明1に記載の方法。
[発明5]
前記親コンテンツによって参照されたエンティティを識別するステップと、
遠隔ソースから前記エンティティに対する記述情報(descriptive information)を獲得するステップと、
前記記述情報に基づいて前記エンティティに対するエンティティ概要(summary)を生成するステップと、
前記親コンテンツと共に前記エンティティ概要を前記検索索引中に索引付けするステップと
を含む、発明1に記載の方法。
[発明6]
記述情報を獲得する前記ステップが、
前記エンティティのエンティティ識別子を検索エンジンにサブミット(submitting)するステップと、
前記記述情報を識別するために、前記検索エンジンによって提供される前記エンティティ識別子に対する検索結果を評価するステップと
を含む、発明5に記載の方法。
[発明7]
検索クエリーを受け取るステップと、
前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価するステップであって、前記評価するステップが、
前記エンティティ概要に対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツ、前記エンティティに対する前記記述情報または前記エンティティ概要のうちの少なくとも1つを前記検索クエリーに対する検索結果として提供するステップ
を含むステップと
を含む、発明5に記載の方法。
[発明8]
前記被参照コンテンツを評価する前記ステップが、
前記被参照コンテンツにリンクする、前記被参照コンテンツに対する記述情報を含むアンカー用語(anchor term)を含むウェブサイトを識別するステップと、
前記記述情報または前記アンカー用語のうちの少なくとも1つに基づいて前記検索用語を決定するステップと
を含む、発明1に記載の方法。
[発明9]
前記被参照コンテンツ内の用語を第2の検索用語として識別するステップと、
前記第2の検索用語に割り当てられる第2の関連性重み(relevancy weighting)とは異なる第1の関連性重みを前記検索用語に割り当てるステップと
を含む、発明8に記載の方法。
[発明10]
被参照コンテンツに索引を付けるためのシステムであって、
コンテンツソースによってホストされる被参照コンテンツに対する参照を識別するために親コンテンツを評価し、
前記参照を使用して前記コンテンツソースから前記被参照コンテンツを獲得し、
前記被参照コンテンツを記述する検索用語を決定するために前記被参照コンテンツを評価し、
前記検索用語を使用して、前記親コンテンツと共に前記被参照コンテンツを検索索引中に索引付けする
ように構成された検索構成要素を備えるシステム。
[発明11]
検索クエリーを受け取り、かつ、
前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価する
ように構成された検索構成要素(search component)を備え、前記評価することが、
前記検索用語に対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツまたは前記被参照コンテンツのうちの少なくとも1つを前記検索クエリーに対する検索結果として提供する
ことを含む、発明10に記載のシステム。
[発明12]
前記親コンテンツがメッセージを含み、前記被参照コンテンツが、前記メッセージに添付された添付ファイル、または遠隔コンテンツソースへの前記メッセージ内のURLリンクのうちの少なくとも1つを含む、発明10に記載のシステム。
[発明13]
前記検索構成要素が、
前記親コンテンツによって参照されたエンティティを識別し、
遠隔ソースから前記エンティティに対する記述情報を獲得し、
前記記述情報に基づいて前記エンティティに対するエンティティ概要を生成し、かつ、
前記親コンテンツと共に前記エンティティ概要を前記検索索引中に索引付けする
ように構成される、発明10に記載のシステム。
[発明14]
前記検索構成要素が、
検索クエリーを受け取り、かつ、
前記検索クエリーを使用して前記検索索引を評価する
ように構成され、前記評価することが、
エンティティ概要に対応する前記検索クエリーに応答して、前記親コンテンツ、前記記述情報または前記エンティティ概要のうちの少なくとも1つを前記検索クエリーに対する検索結果として提供する
ことを含む、発明10に記載のシステム。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図3A
図3B
図4
図5