特許第6668059号(P6668059)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6668059
(24)【登録日】2020年2月28日
(45)【発行日】2020年3月18日
(54)【発明の名称】スイッチ
(51)【国際特許分類】
   H01H 13/20 20060101AFI20200309BHJP
   H01H 13/66 20060101ALI20200309BHJP
   H01H 3/42 20060101ALI20200309BHJP
   H01H 21/36 20060101ALI20200309BHJP
【FI】
   H01H13/20 Z
   H01H13/66
   H01H3/42 A
   H01H21/36 S
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-234869(P2015-234869)
(22)【出願日】2015年12月1日
(65)【公開番号】特開2017-103088(P2017-103088A)
(43)【公開日】2017年6月8日
【審査請求日】2018年10月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000236780
【氏名又は名称】不二電機工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094248
【弁理士】
【氏名又は名称】楠本 高義
(74)【代理人】
【識別番号】100129207
【弁理士】
【氏名又は名称】中越 貴宣
(74)【代理人】
【識別番号】100185454
【弁理士】
【氏名又は名称】三雲 悟志
(74)【代理人】
【識別番号】100176016
【弁理士】
【氏名又は名称】森 優
(74)【代理人】
【識別番号】100191189
【弁理士】
【氏名又は名称】浅野 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100199831
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】山下 力
(72)【発明者】
【氏名】八木 達史
【審査官】 杉山 健一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭60−102829(JP,U)
【文献】 実開昭48−076467(JP,U)
【文献】 実開昭48−021160(JP,U)
【文献】 特開2007−115703(JP,A)
【文献】 特公昭50−012790(JP,B1)
【文献】 特開2002−334625(JP,A)
【文献】 実公昭07−011545(JP,Y1)
【文献】 国際公開第98/049701(WO,A1)
【文献】 実開平05−061127(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 13/00−13/88
H01H 9/00− 9/28
H01H 19/00−21/88
H01H 89/00−89/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジング内を移動できる可動軸と、
前記可動軸に設けられた凸部と、
前記凸部が入る凹部を備え、該凸部が接し、回転可能なノッチローラと、
前記ノッチローラが回転可能に取り付けられたノッチレバーと、
前記ノッチレバーに対して前記可動軸の方向に押す力を加える弾性体と、
前記ハウジングに取り付けられた固定片と、
前記可動軸に取り付けられた可動片と、
前記固定片に設けられた固定接点と、
前記可動片に設けられた可動接点と、
を備えたスイッチ。
【請求項2】
前記凸部の先端が凹部に接する請求項のスイッチ。
【請求項3】
前記可動軸に連結され、または可動軸と一体になったボタンを備えた請求項1または2のスイッチ。
【請求項4】
前記ボタンに設けられた第1押圧部および第2押圧部と、
前記可動軸に設けられ、第1押圧部と第2押圧部の間に配置された被押圧部と、
を備えた請求項のスイッチ。
【請求項5】
前記ボタンにおいて、ハウジングよりも外部に形成された差し込み部を備えた請求項またはのスイッチ。
【請求項6】
前記ハウジングが透明の樹脂からなる請求項1からのいずれかのスイッチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気設備や電気製品などに用いるスイッチに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気設備などにおける接点部の開閉のためにスイッチが使用されている。たとえば下記特許文献は操作棒に板バネを取り付けたスイッチを開示している。操作棒が押し込まれると板バネが弾性変形する。また、操作棒にかける力を抜くと、板バネが元に戻ろうとする力で操作棒の位置も元に戻る。この動作によって操作棒に取り付けられた接触アームが移動し、接点部が開閉される。
【0003】
しかし、スイッチの長期間の使用によって板バネが塑性変形すると、所定のタイミングで接点部を開閉できなくなったり、開閉自体できなくなったりする恐れがある。また、板バネ個々の性能の差によって、開閉のタイミングが異なる場合がある。そのため、個体差が無く、耐久性の良いスイッチが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−144176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、従来のような個体差が生じず、耐久性の良いスイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスイッチは、ハウジング、可動軸、凸部、ノッチローラ、固定片、可動片、固定接点および可動接点を備える。ハウジング内で可動軸が動作し、それに合わせて凸部も動作する。凸部の位置が移動することで、ノッチローラが回転する。可動軸の動作によって可動軸に取り付けられた可動片が固定片に向けて移動し、固定片に設けられた固定接点と可動片に設けられた可動接点が閉じたり開いたりする。
【0007】
ノッチローラは、凸部が入る凹部を備えても良い。また、凸部の先端が凹部に接しても良い。凸部が凹部に入ったまま、凸部が移動し、ノッチローラが回転する。
【0008】
可動軸に連結され、または可動軸と一体になったボタンを備えても良い。ボタンを押すと可動軸が動作する。
【0009】
ボタンに設けられた第1押圧部および第2押圧部と、可動軸に設けられ、第1押圧部と第2押圧部の間に配置された被押圧部とを備えても良い。第1押圧部または第2押圧部が被押圧部を押圧する。
【0010】
ボタンにおいて、ハウジングよりも外部に形成された差し込み部を備えても良い。差し込み部に棒などを入れてボタンをハウジングから引き出すことができ、それにより接点部の引き剥がしが可能である。
【0011】
ハウジングが透明の樹脂で形成されても良い。ハウジングの中を見ることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、従来の板バネに代えて凸部やノッチローラなどを使用したことによって、従来のような個体差が生じにくくなっている。板バネを使用していないため、経時劣化も起きにくく、長期間の使用に耐えうる構成になっている。
【0013】
凸部がノッチローラの凹部に入っていることによって、凸部がノッチローラを回転させ、凸部がノッチローラを削ることが無く、凸部やノッチローラが劣化しにくい。また、可動接点が固定接点から瞬時に離れることができ、接点部の切断性能が良い。
【0014】
接点部が溶着しても差し込み部に棒などを入れてボタンを引き出すことで、接点部を引き剥がすことができ、安全性を確保している。ハウジングが透明であるため、その中を見ることができ、接点部の状態などを確認できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】a接点を用いた本発明のスイッチの構成を示す図である。
図2図1におけるボタン、可動軸、ノッチローラおよびノッチレバーの拡大図である。
図3図2の状態からボタンを途中まで押した図である。
図4図3の状態から完全にボタンを押した図である。
図5】b接点を用いた本発明のスイッチの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明のスイッチについて図面を使用して説明する。先ずa接点を用いたスイッチを説明する。
【0017】
図1に示す本発明のスイッチ10は、ハウジング12、ボタン14、ボタン14に連結された可動軸16、可動軸16に設けられた凸部18、凹部20を設けたノッチローラ22、ノッチローラ22が取り付けられたノッチレバー24、ノッチレバー24に力をかけるノッチバネ26、固定片28に設けられた固定接点29、および可動片30に設けられた可動接点31を備える。
【0018】
ハウジング12は可動軸16やノッチローラ22などを収納するものである。ハウジング12の形状は使用する電気製品や電気設備の構造に応じて変更しても良い。ハウジング12を透明の樹脂で形成し、可動軸16の動きや接点部32の開閉を確認できるようにしても良い。ハウジング12の中の様子を確認できるのであれば、ハウジング12が着色されていても良い。
【0019】
ボタン14は棒状になっており、少なくとも一端34がハウジング12の外部に出ている。ボタン14の一端34をハウジング12の内方に向けて押すことができる。また、ボタン14を貫通する空間36を設け、この空間36にハウジング12の一部37を配置し、さらにこの空間36において、ボタン14と上記一部37の間に弾性体38を配置している。本願において、弾性体38はコイルバネ、特に圧縮コイルバネを使用しているが、他の弾性体であっても良い。ボタン14を押えると弾性体38が縮む。ボタン14から力を抜くと弾性体38が元の状態に戻り、ボタン14も元の位置に戻る。
【0020】
ハウジング12の外側にボタン14を押すためのレバー40を備える。レバー40は、棒状体42および回転軸44を備える。棒状体42は回転軸44を軸として回転し、ボタン14の一端34を押すようになっている。なお、レバー40によってボタン14を押す方法に限定されず、レバー40を備えずに指などでボタン14を押しても良い。
【0021】
ボタン14は直線的な往復運動をする。ハウジング12にボタン14を直線的に動かすためのガイド45を設けている。
【0022】
ボタン14において、ハウジング12の外部に常に出ている部分に差し込み部46を設けている。差し込み部46は凹状になっていても良いし、ボタン14を貫通していても良い。接点部32が溶着してボタン14が元の位置に戻らないときに、差し込み部46に棒などを入れてボタン14をハウジング12の外方に向けて動かすことで、接点部32を引き剥がすことができる。
【0023】
図2のように、ボタン14と可動軸16が連結部48を介して連結されている。連結部48は、ボタン14の他端50に設けられた第1押圧部52と第2押圧部54、および可動軸16の一端56に設けられた被押圧部58からなる。第1押圧部52と第2押圧部54はボタン14の可動方向に並べられた突起であり、被押圧部58は第1押圧部52と第2押圧部54の間に配置された突起である。
【0024】
ボタン14を押したときに、第1押圧部52がボタン14を押した方向に被押圧部58を押す。また、ボタン14が元の位置に復帰するときは、第2押圧部54がボタン14の戻る方向に被押圧部58を押す。
【0025】
可動軸16はボタン14の動きに応じて直線的に動作できる。可動軸16を直線的に動かすためにガイドを設けても良い。ボタン14を押したときは、ボタン14を押す動きに応じて第1押圧部52が被押圧部58を押すため、可動軸16はボタン14の動作に応じた直接動作になっている。
【0026】
ボタン14が復帰するときは、弾性体38によってボタン14が元の位置に戻る。そのため、固定片28から可動片30が離れる際に、一瞬にして離れることができ、接点部32の遮断能力が高い。
【0027】
なお、第1押圧部52と第2押圧部54の間において、被押圧部58以外の空間60を有する。この空間60は、ボタン14を押したときのストロークを得るためにあり、必要に応じて空間60を無くしても良い。
【0028】
可動軸16は棒状になっており、一端56の付近に被押圧部58および凸部18が設けられており、他端62の付近に可動片30が設けられている。被押圧部58は可動軸16の内方を向いており、凸部18は可動軸16の外方に向けて突出している。可動軸16が直線運動することで、凸部18も同時に直線運動する。
【0029】
ハウジング12内において、2つのノッチレバー24の間に可動軸16が配置されている。ノッチレバー24にノッチローラ22が回転可能に取り付けられている。ノッチローラ22は、回転軸64、回転軸64の周方向に突出された外周部66、外周部66に設けられた凹部20を備える。ノッチローラ22の凹部20に可動軸16の凸部18が入っており、凸部18の動きに合わせてノッチローラ22が回転する。
【0030】
凸部18の先端の断面は三角形になっており、凹部20も三角形になっている。凹部20は、凸部18よりも鈍角になるように開いている。凸部18の先端および凹部20の最奥は多少丸まっていても良い。凸部18と凹部20は三角形に限定されず、先端が尖った形状や丸まった形状など種々の形状であっても良い。
【0031】
また、ハウジング12の内壁に回転軸68が有り、ノッチレバー24の凹部69に回転軸68が嵌められる。回転軸68に対してノッチレバー24が回転可能になっており、ノッチレバー24は回転軸68の周囲を回転運動でき、可動軸16に近づいたり離れたりすることができる。このノッチレバー24の移動距離は、ノッチローラ22の凹部20の深さによって変わる。ノッチレバー24が可動軸16の動きを邪魔しないのであれば、ノッチレバー24の形状は限定されない。
【0032】
上記のようにノッチレバー24はハウジング12内で回転する。そのため、ノッチレバー24に回転軸68を設け、ハウジング12に凹部69を形成しても良い。
【0033】
図1に示すように、ハウジング12内の固定部70とノッチレバー24の間に、ノッチバネ26を備える。ノッチバネ26は圧縮コイルバネなどの弾性体が挙げられる。ノッチバネ26はノッチレバー24に対して可動軸16の方向に押す力を加えている。そのため、凹部20から凸部18に圧力がかけられた状態になっている。
【0034】
可動軸16のストロークは、凸部18が凹部20に入った状態でノッチローラ22が回転できるだけの長さにする。そして、凸部18の先端と凹部20が接した状態で凸部18が移動し、ノッチローラ22が回転する。凸部18がノッチローラ22の表面を摺動しないため、凸部18でノッチローラ22を削る恐れが無く、耐久性が良くなっている。凸部18が凹部20に入っており、ボタン14が高速で動いてもノッチローラ22が追随して動くことができる。
【0035】
接点部32は固定片28に設けられた固定接点29と可動片30に設けられた可動接点31からなるa接点である。固定片28がハウジング12に取り付けられており、可動片30が可動軸16に取り付けられている。また、可動片30は可動軸16を横切り、可動軸16の側方に出っ張るように取り付けられている。固定片28と可動片30は導電体である。固定接点29と可動接点31は対向しており、それぞれの片28、30に導電体を取り付けたり、メッキをしたりすることで形成する。
【0036】
ボタン14を押すことで、可動片30が固定片28に向けて移動し、固定接点29と可動接点31が接触し、接点部32が閉じる。ボタン14が元の位置に復帰すると、可動片30が固定片28から離れる方向に移動し、固定接点29から可動接点31が離れ、接点部32が開く。
【0037】
図1では固定片28がハウジング12の外部まで延長されている。固定片28は、ハウジング12の外部で任意の導電体に接続されても良い。接点部32の開閉によって電気設備などを制御することができる。ハウジング12の内部で固定片28と導電体を接続しても良い。
【0038】
接点部32の付近に消弧装置を備えても良い。消弧装置は、たとえば磁石である。電流を横切る形で磁束が通るようにし、固定接点29と可動接点31の間に発生したアークを引き伸ばし、アークを消弧する。
【0039】
図1では、ハウジング12の上部に取り付け部材72を設けている。取り付け部材72は、スイッチ10を筐体等に取り付けるための部材である。取り付け部材72は板体に穴を設け、取り付け部材72が筐体等にネジ止めできるようにすることができる。
【0040】
次にスイッチ10の動作について説明する。最初はボタン14を押していない状態であり、接点部32は開いているとする。
【0041】
(1)図1の状態からボタン14をハウジング12の内方に向けて押すことで、ボタン14がハウジング12の内方に向けて移動し、第1押圧部52が被押圧部58を押す。可動軸16も押された方向に移動する。
【0042】
(2)上記(1)と同時に凸部18も移動し、凸部18が凹部20の位置を移動させ、ノッチローラ22が回転する。このとき、ノッチレバー24は可動軸16から離れる方向に移動し(図3)、凸部18が移動し終わって状態で、ノッチレバー24も元の位置に戻る(図4)。その際、ノッチバネ26によって凹部20から凸部18に力が加えられており、ボタン14を押す際のクリック感が生じる。
【0043】
(3)上記(1)から(2)の動作で、可動軸16に取り付けられた可動片30が固定片28に向けて移動する。可動接点31が固定接点29に接触し、接点部32が閉じる。
【0044】
(4)ボタン14を押す力を解除すると、弾性体38によってボタン14が元の位置に戻る。この時、第2押圧部54が被押圧部58を押すことで可動軸16も移動する。可動軸16も元の位置に戻る方向、すなわち上記(1)とは逆方向に移動する。
【0045】
(5)上記(4)と同時に凸部18も移動し、凸部18が凹部20を移動させることで、ノッチローラ22が回転する。このとき、ノッチレバー24は可動軸16から離れる方向に移動し、凸部18が移動し終わった状態で、ノッチレバー24も元の位置に戻る。
【0046】
以上のように、本発明は従来のように板バネを使用せず、凸部18、ノッチローラ22、ノッチレバー24およびノッチバネ26などの構造で接点部32を開閉できるようにしている。従来のような個体差が生じにくく、同じ性能のスイッチ10を製造しやすい。また、板バネの破損もないため、長期間の使用に耐えうることができる。
【0047】
以上、本発明について一実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。たとえば、図5のスイッチ80の接点部82は、b接点である。ボタン14を押していない状態で、固定接点29と可動接点31が接触しており、ボタン14を押すことで可動接点31が固定接点29から離れる。
【0048】
接点部82がb接点であるため、接点部82が溶着してもボタン14を押すことで接点部82を引き剥がすことができる。そのため、差し込み部46を省略することも可能である。
【0049】
本発明の接点部32、82は、a接点とb接点の両方を1つのスイッチ10、80に備えても良い。
【0050】
ボタン14と可動軸16が連結部48を介して連結されていたが、ボタン14と可動軸16を一体にしたものであっても良い。
【0051】
ノッチローラ22に凹部20を設けず、外周部66を円形にしても良い。ただし、ボタン14を高速で動かした場合、凸部18がノッチローラ22の外周部66を削る恐れがあり、長期間の使用に耐えられない恐れがある。そのため、ボタン14を低速で動かすスイッチ10、80に適用することが好ましい。
【0052】
上記実施形態のノッチバネ26は、弾性体して圧縮コイルを使用したが、他の弾性体であっても良い。たとえば、弾性体としてトーションバネを使用する。回転軸68をトーションバネに嵌めて、トーションバネによって可動軸16の方向に押す力を得ても良い。
【0053】
凸部18はノッチローラ22の凹部20に接しているだけであるが、周知のリンク機構などで凸部18とノッチローラ22を接続しても良い。この場合、凹部20と外周部66を省略しても良い。
【0054】
凸部18やノッチローラ22などの数は2つに限定されず、ハウジング12などの形状によって適宜変更しても良い。
【0055】
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
【符号の説明】
【0056】
10、80:スイッチ
12:ハウジング
14:ボタン
16:可動軸
18:凸部
20:凹部
22:ノッチローラ
24:ノッチレバー
26:ノッチバネ
28:固定片
29:固定接点
30:可動片
31:可動接点
32、82:接点部
34:ボタンの一端
36:ボタンを貫通する空間
37:ハウジングの一部
38:弾性体
40:レバー
42:棒状体
44:回転軸
45:ガイド
46:差し込み部
48:連結部
50:ボタンの他端
52:第1押圧部
54:第2押圧部
56:可動軸の一端
58:被押圧部
60:空間
62:可動軸の他端
64:ノッチローラの回転軸
66:外周部
68:ハウジング内壁の回転軸
69:ノッチレバーの凹部
70:ハウジングの固定部
72:取り付け部材
図1
図2
図3
図4
図5