【0032】
本発明は、更に、以下から選択される式(I)で示される化合物に関する:
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−フルオロフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メトキシフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(2−フルオロフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(5−メチルピリジン−2−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−フェニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
4−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−5−メチル−1,2−オキサゾール;
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール;
2−[[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール;
1−[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]−4,4,4−トリフルオロブタン−2−オール;
(2S)−3−[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール;
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−(オキソラン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−(オキセタン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
1−[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]−2−メチルプロパン−2−オール;
5−tert−ブチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−7−(1H−ピラゾール−4−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−7−(1H−ピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
4−[5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−5−メチル−1,2−オキサゾール;
5−tert−ブチル−7−(1H−イミダゾール−2−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
7−(3−ベンジルトリアゾール−4−イル)−5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[[5−tert−ブチル−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール;
1−(3−ベンジル−5−tert−ブチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)シクロブタン−1−オール;
3−ベンジル−5−tert−ブチル−7−(1−フルオロシクロブチル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタン−1−オール;
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロペンタン−1−オール;
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロヘキサン−1−オール;
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロヘプタン−1−オール;
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロオクタン−1−オール;
3−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ペンタン−3−オール;
3−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]チエタン−3−オール;
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−(ジフルオロメチル)シクロブタン−1−オール;
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−(ジフルオロメチル)シクロブタン−1−オール;
3−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−1−オキソチエタン−3−オール;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−[1−(フルオロメチル)シクロプロピル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(シクロペンテン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−シクロペンチル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;及び
3−ベンジル−5−tert−ブチル−7−シクロペンチル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン。
【実施例】
【0066】
実施例1
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化4】
a)5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド
【化5】
アセトニトリル(48.7mL)中の1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼン(5g、24.3mmol)及びアジ化ナトリウム(2.37g、36.5mmol)の混合物をN
2雰囲気下で3時間還流した。次に、混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をDCM中で希釈し、H
2O及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗1−(アジドメチル)−2−クロロベンゼンを得た。残留物を更なる精製なしに次の反応に使用した。
【0067】
エタノール(43.3mL)中の上記粗残留物、2−シアノアセトアミド(1.82g、21.7mmol)及びナトリウムエタノラート(1.47g、21.7mmol)の混合物をN
2雰囲気下で3時間還流した。混合物を減圧下で濃縮し、4M AcOH水溶液で希釈し、濾過した。残留物をH
2Oで洗浄し、減圧下で乾燥させて、5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミドを淡橙色の固体(5.10g、2工程で94%)として得た。MS(m/e): 252.1 (MH
+)。
【0068】
b)5−tert−ブチル−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(4H)−オン
【化6】
ピリジン(3.98mL)中の5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(2g、7.95mmol)及び塩化ピバロイル(1.47mL、11.9mmol)の混合物を、N
2雰囲気下、80℃で2時間撹拌した。次に、反応混合物に、8M水酸化ナトリウム水溶液(2.98mL、23.8mmol)及びメタノール(3.98mL)を加えた。80℃で2時間撹拌した後、反応混合物を1M HCl水溶液に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出し、2M HCl、水及びブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗1−(2−クロロベンジル)−5−ピバルアミド−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド及びN−(1−(2−クロロベンジル)−4−シアノ−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)ピバルアミドの混合物を得た。残留物を更なる精製なしに次の反応に使用した。
【0069】
H
2O(60.0mL)中の上記粗残留物及びKHCO
3(3.00g、30.0mmol)の混合物を18時間還流した。反応混合物を1M HCl水溶液に注ぎ、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中10%〜70%EtOAc)によって精製して、5−tert−ブチル−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(4H)−オンを白色の固体(1.03g、2工程で41%)として得た。MS(m/e): 318.2 (MH
+)。
【0070】
c)5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化7】
POCl
3(252mL、2.73mol)中の5−tert−ブチル−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(4H)−オン(12.3g、38.7mmol)及びN,N−ジエチルアニリン(12.3mL、77.4mmol)の混合物をN
2雰囲気下で2時間還流した。反応混合物を減圧下で濃縮し、氷に注ぎ、DCM(2×250mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を減圧下で濃縮し、酢酸エチル及びヘプタンから形成される勾配で溶離させるシリカカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物含有画分のエバポレーション後、6.6g(51%)の標題化合物を得た。MS(m/e): 336.2 (MH
+)。
【0071】
d)5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
ジオキサン(2mL)中の5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(33.6mg、0.1mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(0.7mmol)、Cs
2CO
3(2M水溶液)(150μl、0.3mmol)及びp−トリルボロン酸(20.4mg、0.15mmol)の混合物を2時間100℃まで加熱した。粗混合物を、アセトニトリル、水及びギ酸から形成される勾配で溶離させる逆相分取HPLCによる精製に供した。生成物含有画分のエバポレーションにより、標題化合物(11mg、0.028mmol、28%)を得た。MS(m/e): 392.3 (MH
+)。
【0072】
実施例2
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−フルオロフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化8】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び4−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(m/e): 396.3 (MH
+)。
【0073】
実施例3
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メトキシフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化9】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び4−メトキシフェニルボロン酸から調製した。MS(m/e): 408.3 (MH
+)。
【0074】
実施例4
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(2−フルオロフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化10】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(m/e): 396.3 (MH
+)。
【0075】
実施例5
5−tert−ブチル−7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化11】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び4−クロロ−2−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(m/e): 430.3 (MH
+)。
【0076】
実施例6
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化12】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び6−フルオロピリジン−3−イルボロン酸から調製した。MS(m/e): 397.2 (MH
+)。
【0077】
実施例7
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(5−メチルピリジン−2−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化13】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−メチルピリジン−2−イルボロン酸から調製した。MS(m/e): 393.3 (MH
+)。
【0078】
実施例8
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化14】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから調製した。MS(m/e): 382.2 (MH
+)。
【0079】
実施例9
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化15】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから調製した。MS(m/e): 382.2 (MH
+)。
【0080】
実施例10
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−フェニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化16】
ジオキサン/水(2mL/0.33mL)中の5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(20mg、0.059mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6.87mg、0.059mmol)、炭酸ナトリウム(12.6mg、0.12mmol)及びフェニルボロン酸(10.9mg、0.089mmol)の混合物を100℃に4時間加熱した。粗混合物を、アセトニトリル、水及びギ酸から形成される勾配で溶離させる逆相分取HPLCによる精製に供した。生成物含有画分のエバポレーションにより、標題化合物(3.6mg、16%)を得た。MS(m/e): 378.2 (MH
+)。
【0081】
実施例11
4−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−5−メチル−1,2−オキサゾール
【化17】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾールから調製した。MS(m/e): 383.2 (MH
+)。
【0082】
実施例12
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化18】
a)3−ベンジル−5−tert−ブチル−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化19】
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(4−メチルフェニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例1)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、3−ベンジル−5−tert−ブチル−7−クロロ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(米国特許出願公開第2013/0116236号明細書)及び1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから調製した。MS(m/e): 348.2 (MH
+)。
【0083】
b)5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化20】
メタノール20mL中の3−ベンジル−5−tert−ブチル−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(5.55g、16mmol)の溶液を、Pd/C(10%)上、H
2(10bar)を用いて100℃で16時間水素化した。混合物を濾過し、エバポレーションし、標題化合物を更なる精製なしに続く工程に使用した。MS(m/e): 299.2 (M+AcCN+H
+)。
【0084】
c)5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
DMF(3mL)中の5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(56.1mg、0.22mmol)、1−(ブロモメチル)−2−(メチルスルホニル)ベンゼン(70.6mg、0.28mmol)及びDBU(79.7mg、0.523mmol)の混合物を室温で4時間撹拌した。粗混合物を、アセトニトリル、水及びギ酸から形成される勾配で溶離させる逆相分取HPLCによる精製に供した。生成物含有画分のエバポレーションにより、標題化合物(2.8mg、3%)を得た。MS(m/e): 426.1 (MH
+)。
【0085】
実施例13
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化21】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−テトラゾールから調製した。MS(m/e): 354.1 (MH
+)。
【0086】
実施例14
3−[[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
【化22】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−(ブロモメチル)−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾールから調製した。MS(m/e): 354.1 (MH
+)。
【0087】
実施例15
2−[[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール
【化23】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2−(クロロメチル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾールから調製した。MS(m/e): 354.1 (MH
+)。
【0088】
実施例16
1−[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]−4,4,4−トリフルオロブタン−2−オール
【化24】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2−(2,2,2−トリフルオロエチル)オキシランから調製した。MS(m/e): 384.1 (MH
+)。
【0089】
実施例17
(2S)−3−[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール
【化25】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び(S)−2−(トリフルオロメチル)オキシランから調製した。MS(m/e): 370.1 (MH
+)。
【0090】
実施例18
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−(オキソラン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化26】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−ブロモテトラヒドロフランから調製した。MS(m/e): 328.1 (MH
+)。
【0091】
実施例19
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−(オキセタン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化27】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−ブロモオキセタンから調製した。MS(m/e): 314.1 (MH
+)。
【0092】
実施例20
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化28】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパンから調製した。MS(m/e): 314.1 (MH
+)。
【0093】
実施例21
5−tert−ブチル−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化29】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−クロロ−2−(クロロメチル)ピリジンから調製した。MS(m/e): 383.1 (MH
+)。
【0094】
実施例22
1−[5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]−2−メチルプロパン−2−オール
【化30】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2,2−ジメチルオキシランから調製した。MS(m/e): 330.2 (MH
+)。
【0095】
実施例23
5−tert−ブチル−3−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化31】
5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例12)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−(2−メチルピラゾール−3−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−(ブロモメチル)−3−メチルオキセタンから調製した。MS(m/e): 342.2 (MH
+)。
【0096】
実施例24
5−tert−ブチル−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化32】
a)5−tert−ブチル−3,4−ジヒドロトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン
【化33】
メタノール100mL中の3−ベンジル−5−tert−ブチル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オール(米国特許出願公開第2013/0116236号明細書)(7.47g、26.4mmol)の溶液を、Pd/C(10%)上、H
2(10bar)を用いて100℃で20時間水素化した。混合物を濾過し、エバポレーションし、標題化合物を更なる精製なしに続く工程に使用した。MS(m/e): 235.1 (M+AcCN+H
+)。
【0097】
b)5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン及び5−tert−ブチル−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン
【化34】
DMF(12mL)中の5−tert−ブチル−3,4−ジヒドロトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン(2.5g、12.3mmol)、5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−テトラゾール(2.94g、22.2mmol)及びDBU(4.1g、27.1mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を1M HCl(20mL)に注ぎ、DCM(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、isolute上に吸着させ、酢酸エチル及びヘプタンから形成される勾配で溶離させるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。生成物含有画分のエバポレーションにより、標題化合物である5−tert−ブチル−2−((1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル)−2H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(4H)−オン化合物及び5−tert−ブチル−3−((1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(4H)−オン(1:1)(2.92g、5.05mmol、41%)を得た。MS(m/e): 290.1 (MH
+)。
【0098】
c)5−tert−ブチル−7−クロロ−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−tert−ブチル−7−クロロ−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化35】
DCM(100mL)中の5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン及び5−tert−ブチル−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン(2.92g、5.05mmol)の混合物をDMF(1.02mL)及び塩化オキサリル(1.28g、10.1mmol)で処理し、22℃で4時間撹拌した。混合物を1M NaHCO
3水溶液(200mL)に注ぎ、DCM(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、エバポレーションし、更なる精製なしに続く工程に使用した。
【0099】
d)5−tert−ブチル−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
ジオキサン(2mL)及び水(0.1mL)中の5−tert−ブチル−7−クロロ−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−tert−ブチル−7−クロロ−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(31.7mg、0.1mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(5.72mg、0.07mmol)、Cs
2CO
3(58.6mg、0.018mmol)並びに1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(27mg、0.13mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。粗混合物を、アセトニトリル、水及びギ酸から形成される勾配で溶離させる逆相分取HPLCによる精製に供した。生成物含有画分のエバポレーションにより、標題化合物(7.4mg、21%)を得た。MS(m/e): 354.3 (MH
+)。
【0100】
実施例25
5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−7−(1H−ピラゾール−4−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化36】
5−tert−ブチル−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例24)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−tert−ブチル−7−クロロ−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンの混合物(実施例24、c)並びに1H−ピラゾール−4−イルボロン酸から調製した。MS(m/e): 340.3 (MH
+)。
【0101】
実施例26
5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−7−(1H−ピラゾール−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化37】
5−tert−ブチル−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例24)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−tert−ブチル−7−クロロ−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンの混合物(実施例24、c)並びに3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから調製した。MS(m/e): 340.3 (MH
+)。
【0102】
実施例27
4−[5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−5−メチル−1,2−オキサゾール
【化38】
5−tert−ブチル−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例24)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−tert−ブチル−7−クロロ−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンの混合物(実施例24、c)並びに5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾールから調製した。MS(m/e): 355.3 (MH
+)。
【0103】
実施例28
5−tert−ブチル−7−(1H−イミダゾール−2−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化39】
5−tert−ブチル−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例24)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−7−クロロ−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−tert−ブチル−7−クロロ−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンの混合物(実施例24、c)並びに1H−イミダゾール−2−イルボロン酸塩酸塩から調製した。MS(m/e): 340.3 (MH
+)。
【0104】
実施例29
7−(3−ベンジルトリアゾール−4−イル)−5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化40】
a)2−[5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]エチニル−トリメチル−シラン及び2−[5−tert−ブチル−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]エチニル−トリメチル−シラン
【化41】
ジオキサン(30mL)中の5−tert−ブチル−7−クロロ−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−tert−ブチル−7−クロロ−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(2.2g、6.1mmol)、エチニルトリメチルシラン(1.1g、1.58mL、10.9mmol)、トリエチルアミン(1.23g、1.69ml、12.2mmol)、ヨウ化銅(I)(116mg、608μmol)並びにビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(218mg、304mmol)の混合物を脱気し、アルゴンでフラッシュした。混合物を室温で1時間撹拌し、isolute上に吸着させ、酢酸エチル及びヘプタンから形成される勾配で溶離させるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、生成物含有画分のエバポレーション後、1.65g(73%)の標題化合物を得た。MS(m/e): 370.3 (MH
+)。
【0105】
b)7−(3−ベンジルトリアゾール−4−イル)−5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
MeOH(10mL)中の2−[5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]エチニル−トリメチル−シラン及び2−[5−tert−ブチル−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]エチニル−トリメチル−シラン(881mg、2.38mmol)並びにTHF中1M TBAF(4.77ml、4.77mmol)の混合物を室温で1時間撹拌した。(アジドメチル)ベンゼン(381mg、358μl、2.86mmol)及びヨウ化銅(I)(454mg、2.38mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。粗混合物を、酢酸エチル及びヘプタンから形成される勾配で溶離させるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、生成物含有画分のエバポレーション後、272mg(27%)の標題化合物を得た。MS(m/e): 431.3 (MH
+)。
【0106】
実施例30
3−[[5−tert−ブチル−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
【化42】
a)5−tert−ブチル−3−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン及び5−tert−ブチル−2−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン並びに5−tert−ブチル−1−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン
【化43】
5−tert−ブチル−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン及び5−tert−ブチル−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン(実施例24、b)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−3,4−ジヒドロトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン及び3−(ブロモメチル)−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾールから調製し、更なる精製なしに後続の工程に利用した。
【0107】
b)3−[(5−tert−ブチル−7−クロロ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール及び3−[(5−tert−ブチル−7−クロロ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2−イル)メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール並びに3−[(5−tert−ブチル−7−クロロ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−1−イル)メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
【化44】
5−tert−ブチル−7−クロロ−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−tert−ブチル−7−クロロ−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例24、b)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、5−tert−ブチル−3−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン及び5−tert−ブチル−2−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン並びに5−tert−ブチル−1−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オンと、塩化オキサリルとから調製した。混合物を粗製の状態で続く工程に使用した。
【0108】
c)3−[[5−tert−ブチル−7−(6−フルオロピリジン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
5−tert−ブチル−7−(1−メチルピラゾール−4−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例24)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、3−[(5−tert−ブチル−7−クロロ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール及び3−[(5−tert−ブチル−7−クロロ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2−イル)メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール並びに3−[(5−tert−ブチル−7−クロロ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−1−イル)メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾールの混合物と、1H−イミダゾール−2−イルボロン酸塩酸塩とから調製した。MS(m/e): 368.1 (MH
+)。
【0109】
実施例31
1−(3−ベンジル−5−tert−ブチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)シクロブタン−1−オール
【化45】
a)3−ベンジル−7−ブロモ−5−tert−ブチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化46】
アセトニトリル(70mL)中の3−ベンジル−5−tert−ブチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(4H)−オン(2g、7.06mmol;CAN 1433363−42−8)、K
2CO
3(2.93g、21.2mmol)及び三臭化ホスホリル(6.07g、21.2mmol)の混合物を19時間加熱還流し、飽和NaHCO
3/氷50mLにゆっくり注ぎ、DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を氷水/ブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、褐色の固体を得て、これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、50g、ヘプタン中0%〜5%EtOAc)によって精製して、標題化合物(1.99g、81%)を白色の固体として得た。MS(m/e): 346.4 (MH
+)。
【0110】
b)1−(3−ベンジル−5−tert−ブチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)シクロブタン−1−オール
脱水THF(7.5mL)中のモル−シーブ(mol-sieve)、3−ベンジル−7−ブロモ−5−tert−ブチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(647mg、1.87mmol)及びシクロブタノン(144mg、154μL、2.06mmol)の混合物を、アルゴン雰囲気下、RTで10分間撹拌し、次に−78℃に冷却した。n−ブチルリチウム(1.4mL、2.24mmol)をシリンジで20分間かけて加えた。混合物を−78℃で3時間撹拌し、水(2mL)でクエンチし、RTまで放温し、飽和NH
4Cl溶液上に注ぎ、EtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を氷水/ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄色の油状物727mgを得て、これを分取HPLCによって精製して、197mg(31%)の標題化合物を明黄色の油状物として得た。MS(m/e): 338.2 (MH
+)。
【0111】
実施例32
3−ベンジル−5−tert−ブチル−7−(1−フルオロシクロブチル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化47】
三フッ化ジエチルアミノイオウ(21.5mg、17.6μL、133μmol)を、DCM(445μL)中の1−(3−ベンジル−5−tert−ブチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)シクロブタノール(30mg、88.9μmol、実施例31b)の氷冷溶液に加えた。混合物を0℃で50分間撹拌し、氷/飽和NaHCO
3上に注ぎ、DCM(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、緑色の油状物を得て、これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、ヘプタン中0%〜5%EtOAc)によって精製して、標題化合物(17mg、56%)を無色の油状物として得た。MS(m/e): 340.3 (MH
+)。
【0112】
実施例33
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール
【化48】
a)5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オール
【化49】
5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(3.0g、11.9mmol;CAN 93444−91−8)をN,N−ジメチルアセトアミド(15mL)及びピリジン(1.45mL)と合わせて白色の懸濁液を得た。反応混合物を80℃に加熱し、1時間撹拌した。次に、塩化ピバロイル(2.18g、2.22mL、18.1mmol;CAN 3282−30−2)を10分間かけて滴下した。反応混合物を80℃で1時間撹拌した。次に、炭酸水素カリウム(6.01g、60.0mmol)を加え、反応温度を150℃に21時間昇温させた。混合物を氷冷水でクエンチし、1時間撹拌した。沈殿物を濾過し、氷冷水で洗浄し、40℃で8時間減圧下で乾燥させて、2.83g(75%)の標題化合物を明黄色の固体として得た。MS(ESI): m/e C
15H
17ClN
5O [M+H]の計算値:318.1、実測値:318.1。
【0113】
b)7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化50】
アルゴン雰囲気下、5−tert−ブチル−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7(4H)−オン(500mg、1.57mmol)、K
2CO
3(435mg、3.15mmol)及び三臭化ホスホリル(1.9g、6.63mmol)の混合物を、脱水アセトニトリル(5.5mL)中、還流条件下で2時間加熱した。反応混合物を室温まで放置し、次に、氷/塩浴中で〜−16℃に冷却し、氷冷飽和NaHCO
3溶液(3mL)でクエンチした。混合物を氷/飽和Na
2CO
3溶液(100mL)上に注ぎ、DCM(2×100mL)で抽出した。有機層を氷水/ブライン(100mL)で洗浄し、合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下でエバポレーションして、粗標題化合物529mgを橙色の固体として得て、これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン/EtOAc 0〜15%、90分)によって精製して、474mg(79%)の純粋な標題化合物を白色の粉末物として得た。m.p.=138.4℃;MS(ESI): m/e C
15H
16BrClN
5 [M+H]の計算値:380.0、実測値:380.0。
【0114】
c)1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール
脱水THF(300μL)中のモル−シーブ、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(14mg、36.8μmol)及びシクロブタノン(2.9mg、3.1μL、41.4μmol;CAN 1191−95−3)の混合物を、アルゴン雰囲気下、RTで15分間撹拌した。混合物を−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(0.1mL、160μmol)をシリンジによって10分間かけて加えて、黄色の溶液を得た。反応混合物を−78℃で3.5時間撹拌した。1時間かけて氷水(2mL)を滴下することによって反応物をクエンチし、0℃まで温め、次にRTまで放温した。残留物を氷/25%NH
4Cl溶液(40mL)上に注ぎ、EtOAc(2×40mL)で抽出した。有機層を氷水/ブライン(40mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、23mgの粗生成物を無色の油状物として得た。粗物質を分取TLC(シリカゲル、1.0mm、ヘプタン/EtOAc 4:1)によって精製し、DCM/EtOAc 1:1(100mL)中に溶離させて、6.8mg(50%)の標題化合物を黄色の油状物として得た。MS(ESI): m/e C
19H
23ClN
5O [M+H]の計算値:372.2、実測値:372.2。
【0115】
実施例34
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロペンタノール
【化51】
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール(実施例33)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例33b)及びシクロペンタノンから調製した。MS(ESI): m/e C
20H
25ClN
5O [M+H]の計算値:386.2、実測値:386.2。
【0116】
実施例35
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロヘキサノール
【化52】
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール(実施例33)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例33b)及びシクロヘキサノンから調製した。MS(ESI): m/e C
21H
27ClN
5O [M+H]の計算値:400.2、実測値:400.2。
【0117】
実施例36
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロヘプタノール
【化53】
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール(実施例33)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例33b)及びシクロヘプタノンから調製した。MS(ESI): m/e C
22H
29ClN
5O [M+H]の計算値:414.2、実測値:414.2。
【0118】
実施例37
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロオクタノール
【化54】
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール(実施例33)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例33b)及びシクロオクタノンから調製した。MS(ESI): m/e C
23H
31ClN
5O [M+H]の計算値:428.2、実測値:428.2。
【0119】
実施例38
3−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ペンタン−3−オール
【化55】
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール(実施例33)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例33b)及び3−ペンタノンから調製した。MS(ESI): m/e C
20H
27ClN
5O [M+H]の計算値:388.2、実測値:388.2。
【0120】
実施例39
3−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]チエタン−3−オール
【化56】
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール(実施例33)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例33b)及びチエタン−3−オンから調製した。MS(ESI): m/e = 390.1 [M+H]
+。
【0121】
実施例40
trans−1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−(ジフルオロメチル)シクロブタノール
【化57】
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール(実施例33)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例33b)及び3−(ジフルオロメチル)シクロブタノンから調製した。MS(ESI): m/e C
20H
23ClF
2N
5O [M+H]の計算値:422.2、実測値:422.2。
【0122】
実施例41
cis−1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−(ジフルオロメチル)シクロブタノール
【化58】
1−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]シクロブタノール(実施例33)の合成について記載した手順と同様にして、標題化合物を、7−ブロモ−5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例33b)及び3−(ジフルオロメチル)シクロブタノンから調製した。MS(ESI): m/e C
20H
23ClF
2N
5O [M+H]の計算値:422.2、実測値:422.2。
【0123】
実施例42
3−[5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−1−オキソ−チエタン−3−オール
【化59】
脱水DCM(0.1mL)中の3−(5−tert−ブチル−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)チエタン−3−オール(10mg、25.6μmol;実施例39)の懸濁液を0℃で10分間撹拌した。m−CPBA(13.3mg、76.9μmol)を加え、混合物を0℃で2時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで放置し、更に2時間撹拌した。反応混合物を10%Na
2S
2O
3溶液(30mL)上に注ぎ、DCM(2×30mL)で抽出した。有機層を氷水/ブライン(30mL)で洗浄した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄色の固体28mgを得た。粗物質を分取TLC(シリカゲル、1.0mm、EtOAc)によって精製し、CH
2Cl
2/EtOAc(1:1)中に溶離させて、2.9mg(28%)の標題化合物を黄色の油状物として得た。MS(ESI): m/e C
18H
21ClN
5O
2Sの計算値:406.1、実測値:406.1。
【0124】
実施例43
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−[1−(フルオロメチル)シクロプロピル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化60】
三フッ化ジエチルアミノイオウ(6.5mg、5.33μL、40.3μmol)を、アルゴン雰囲気下、脱水DCM(0.2mL)中の(5−tert−ブチル−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)シクロブタノール(3mg、8.07μmol;実施例33)の氷冷溶液に加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、氷水/飽和Na
2CO
3溶液(30mL)に注ぎ、DCM(2×30mL)で抽出した。有機層を氷水/ブライン(30mL)で洗浄し、合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮して、黄色の固体20mgを得た。粗物質を分取TLC(シリカゲル、1.0mm、ヘプタン/EtOAc 4:1)によって精製し、DCM/EtOAc 1:1(100mL)中に溶離させて、6mgの標題化合物を無色の油状物として得た。MS(ESI): m/e C
19H
22ClFN
5 [M+H]の計算値:374.154、実測値:374.154。
【0125】
実施例44
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(シクロペンテン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化61】
ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド(17mg、20.8μmol)を、ジオキサン(10mL)中の5−(tert−ブチル)−7−クロロ−3−(2−クロロベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(100mg、297μmol、実施例1c)、2−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(69.3mg、357μmol)及び2M Cs2CO3水溶液(149μL、297μmol)の懸濁液に加えた。反応混合物をアルゴン下、100℃で3時間撹拌し、氷/飽和NaHCO3(1×25mL)上に注ぎ、EtOAc(2×25mL)で抽出し、氷水/ブライン(1×25mL)で洗浄した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で乾固させて褐色の固体を得て、これを分取TLC(シリカゲル、1.0mm、19:1 ヘプタン/EtOAc)によって精製して、標題化合物(95mg、87%)をオフホワイトの固体として得た。MS(ESI): m/e = 368.2 (MH
+)。
【0126】
実施例45
5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−シクロペンチル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−ベンジル−5−tert−ブチル−7−シクロペンチル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
【化62】
パラジウム炭素(10%)(1.92mg、18.1μmol)を、水素雰囲気下、メタノール(5mL)中の5−(tert−ブチル)−3−(2−クロロベンジル)−7−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(95mg、258μmol、実施例44)の溶液に加えた。懸濁液を周囲温度で4時間撹拌し、濾過し、EtOAcで洗浄し、乾固させて、5−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−シクロペンチル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−ベンジル−5−tert−ブチル−7−シクロペンチル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンの混合物(74mg)を得た。
【0127】
実施例46
薬理学試験
式Iで示される化合物の活性を測定するために以下の試験を実施した:
【0128】
放射性リガンド結合アッセイ
カンナビノイドCB1受容体に対する本発明の化合物の親和性を、放射性リガンドとしてそれぞれ1.5又は2.6nMの[3H]−CP−55,940(Perkin Elmer)を結合させたヒトCNR1又はCNR2受容体を発現するヒト胚性腎臓(HEK)細胞の推奨量の膜調製物(PerkinElmer)を使用して測定した。結合緩衝液(CB1受容体の場合、50mM Tris、5mM MgCl
2、2.5mM EDTA及び0.5%(wt/vol)脂肪酸フリーBSA、pH7.4、そして、CB2受容体の場合、50mM Tris、5mM MgCl
2、2.5mM EGTA及び0.1%(wt/vol)脂肪酸フリーBSA、pH7.4)中、総容量0.2mlで、30℃にて振盪しながら1時間、結合を実施した。0.5%ポリエチレンイミンでコートした精密濾過プレート(UniFilter GF/Bフィルタープレート;Packard)に通して急速濾過することによって反応を終了させた。非線形回帰分析(Activity Base, ID Business Solution, Limited)を使用して、結合した放射能活性をKiについて分析し、[3H]CP55,940のKd値を飽和実験から決定した。式(I)で示される化合物は、CB2受容体に対して、10μM未満、より特定すると1nM〜3μM、最も特定すると1nM〜100nMの親和性で優れた親和性を示す。
【0129】
cAMPアッセイ
ヒトCB1又はCB2受容体を発現するCHO細胞を、実験の17〜24時間前に、透明平底の黒色96ウェルプレート(Corning Costar #3904)において、10%ウシ胎仔血清を含有するDMEM(Invitrogen No. 31331)、1×HTサプリメント中に、50.000細胞/ウェルで播種し、加湿インキュベーター内にて5%CO
2及び37℃でインキュベートする。増殖培地を、1mM IBMXを含有するクレブス−リンガー重炭酸緩衝液に交換し、30℃で30分間インキュベートした。化合物を最終アッセイ容量100μlとなるように加え、30℃で30分間インキュベートした。cAMP−Nano−TRF検出キット(Roche Diagnostics)を使用して、溶解試薬(Tris、NaCl、1.5%Triton X100、2.5% NP40、10% NaN
3)50μl及び検出溶液(20μM mAb Alexa700−cAMP 1:1、及び48μM ルテニウム−2−AHA−cAMP)50μlを加えることによってアッセイを停止し、室温で2時間振盪した。時間分解エネルギー転移を、励起源としてND:YAGレーザーを搭載したTRFリーダー(Evotec Technologies GmbH)によって測定する。355nmでの励起と、それぞれ総照射時間10秒で730(帯域幅30nm)又は645nm(帯域幅75nm)(遅延100ns及びゲート100ns)での発光とにおいて、プレートを2回測定する。FRETシグナルは、以下のように計算される:FRET=T730−Alexa730−P(T645−B645)(P=Ru730−B730/Ru645−B645を有する)であり、式中、T730は、730nMで測定されるテストウェルであり、T645は、645nmで測定されるテストウェルであり、B730及びB645は、それぞれ730nm及び645nmでの緩衝液コントロールである。cAMP含量を、10μM〜0.13nMにわたるcAMPの標準曲線の関数から決定する。
【0130】
EC
50値を、Activity Base 分析(ID Business Solution, Limited)を使用して決定した。このアッセイから生じたカンナビノイドアゴニストの幅広いEC
50値は、科学文献の公表値と一致した。
【0131】
本発明の化合物は、1μM未満のEC
50を有し、かつ、対応するアッセイにおけるCB1に対する選択性が少なくとも10倍である、CB2受容体アゴニストである。本発明の特定の化合物は、0.05μM未満のEC
50を有し、かつ、対応するアッセイにおけるCB1に対する選択性が少なくとも500倍である、CB2受容体アゴニストである。
【0132】
例えば、以下の化合物は、上述した機能性cAMPアッセイにおいて以下のヒトEC
50値を示した:
【0133】
【表1】
【0134】
実施例A
以下の成分を含有するフィルムコート錠を従来の方式で製造することができる:
【0135】
【表2】
【0136】
活性成分を篩にかけ、微結晶セルロースと混合し、そして、混合物をポリビニルピロリドン水溶液とともに造粒する。次に、造粒物をデンプングリコール酸ナトリウム及びステアリン酸マグネシウムと混合し、圧縮して、それぞれ120又は350mgの核を得る。上記フィルムコートの水性の溶液/懸濁液を核に塗布する。
【0137】
実施例B
以下の成分を含有するカプセル剤を従来の方式で製造することができる:
【0138】
【表3】
【0139】
成分を篩にかけ、混合し、そして、サイズ2のカプセルに充填する。
【0140】
実施例C
注射液は、以下の組成を有することができる:
【0141】
【表4】
【0142】
活性成分を、ポリエチレングリコール400と注射用水(一部)の混合物に溶解する。酢酸の添加によってpHを5.0に調整する。水の残量を添加することによって容量を1.0mlに調整する。溶液を濾過し、適度の過剰量を使用してバイアルに充填し、そして、滅菌する。