特許第6670141号(P6670141)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6670141RFIDを用いた注文方法及びそのシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6670141
(24)【登録日】2020年3月3日
(45)【発行日】2020年3月18日
(54)【発明の名称】RFIDを用いた注文方法及びそのシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20200309BHJP
   G06Q 20/40 20120101ALI20200309BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20200309BHJP
   G07G 1/14 20060101ALI20200309BHJP
【FI】
   G06Q30/06 310
   G06Q20/40
   G07G1/12 361C
   G07G1/14
【請求項の数】18
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-57309(P2016-57309)
(22)【出願日】2016年3月22日
(62)【分割の表示】特願2013-13057(P2013-13057)の分割
【原出願日】2008年4月7日
(65)【公開番号】特開2016-164784(P2016-164784A)
(43)【公開日】2016年9月8日
【審査請求日】2016年4月13日
【審判番号】不服2018-8684(P2018-8684/J1)
【審判請求日】2018年6月25日
(31)【優先権主張番号】10-2007-0046085
(32)【優先日】2007年5月11日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】511280515
【氏名又は名称】エスケープラネット株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK PLANET CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ホン イウン スン
【合議体】
【審判長】 渡邊 聡
【審判官】 松田 直也
【審判官】 相崎 裕恒
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−046320(JP,A)
【文献】 特表2005−531236(JP,A)
【文献】 特開2003−052072(JP,A)
【文献】 特開2006−302218(JP,A)
【文献】 特開2005−267059(JP,A)
【文献】 特開2006−260222(JP,A)
【文献】 特開平10−241059(JP,A)
【文献】 特開2002−197542(JP,A)
【文献】 特開平05−197871(JP,A)
【文献】 特開2003−256526(JP,A)
【文献】 特開2002−342439(JP,A)
【文献】 特開2003−233739(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
RFIDを用いた注文方法において、
メインサーバが移動端末機から商品に対する注文要請メッセージを受信する段階と、
上記メインサーバが上記注文要請メッセージに従って決済を実行する段階と、
上記メインサーバがPOSサーバに対して決済結果を送信することにより、上記POSサーバが、上記移動端末機からの注文及びオフライン端末からの注文を、決済が完了した時間の順にリストアップし、上記POSサーバと連結されたRFIDリーダを介して、上記移動端末機に内蔵されているタグ情報を読み出して、上記メインサーバから提供されたタグ情報との相互比較および一致の承認することにより飲食物提供処理を実行することができるように構成される段階とを含むことを特徴とするRFIDを用いた注文方法。
【請求項2】
上記移動端末機が、メニューの各商品に一致するタグの少なくとも1つのタグ情報に相当するURLを通して上記メインサーバにアクセスする段階を含むことを特徴とする請求項1に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項3】
上記メインサーバが上記注文に従って上記決済するステップは、
上記移動端末機が、上記メインサーバによって提供された決済方法リストのうち、上記移動端末機の料金に合算されるようにフォンビル(Phone Bill)項目を選択するとき、上記移動端末機の課金サーバに上記注文に対する決済額を伝送する段階;
上記メインサーバが、上記課金サーバから上記決済額が登録されたとの通知メッセージを受信する段階;を含むことを特徴とする請求項1に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項4】
上記メインサーバが上記注文に従って決済を実行する段階は、
上記移動端末機が上記メインサーバによって提供された決済方法リストのうち現金決済を選択するとき、上記注文に相応する注文番号を上記注文と共に上記POSサーバ及び上記移動端末機に伝送する段階;及び
上記移動端末機のユーザーが現金決済するとき、決済完了情報が上記POSサーバ及び上記メインサーバに登録される段階;を含むことを特徴とする請求項1に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項5】
上記メインサーバが上記注文に従って決済を実行する段階は、
上記移動端末機が上記メインサーバによって提供された決済方法リストのうちカード決済を選択するとき、上記移動端末機のカード決済履歴が保存されているか否かを照会する段階;
上記照会の結果、上記カード決済履歴が保存されているときは、上記カード決済履歴を読み出して、ユーザー認証のうえ決済を行なう段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項6】
上記メインサーバが上記注文に従って決済を実行する段階において、
上記カード決済履歴が保存されていなかったり、ユーザーが他のカードで決済しようとするときは、上記移動端末機から上記他のカードの情報を受信する段階;及び
上記他のカードの認証をカード会社サーバに要請する段階;を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項7】
上記POSサーバが注文リストを厨房サーバに送信する段階を更に含み、
上記注文リストは、上記移動端末機を通した上記注文及びオフライン(OFF−Line)端末を通した注文を、決済が完了した時間の順にリストアップすることによって、生成されることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項8】
上記厨房サーバが上記注文リストのうち一つを選択するとき、注文待機状態から注文完了状態に変わったことを上記移動端末機に通知する段階を更に含むことを特徴とする請求項7に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項9】
上記厨房サーバが、上記注文完了状態であることを上記移動端末機に伝送するまで、上記移動端末機は、上記注文の取消又は変更を上記POSサーバに要請することができることを特徴とする請求項8に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項10】
上記タグ情報に相当する製品の情報は、上記製品の価格、上記製品の原産地情報、上記製品に用いられた材料、及び上記製品が飲食物であるときは、総カロリーのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項2に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項11】
更に、
上記メインサーバが、上記移動端末機に追加注文の有無を問い合わせるメッセージを伝送する段階;及び
上記移動端末機から追加注文の要請を受信するとき、追加注文の要請に応じたWEBページを上記移動端末機に伝送する段階;を含むことを特徴とする請求項1に記載のRFIDを用いた注文方法。
【請求項12】
RFIDを用いた注文システムであって、
メインサーバを備え、
前記メインサーバが、移動端末機から商品に対する注文要請メッセージを受信することと、上記注文要請メッセージに従って決済を実行することと、POSサーバに対して決済結果を送信することにより、上記移動端末機からの注文及びオフライン端末からの注文を、決済が完了した時間の順にリストアップし、上記POSサーバが、上記POSサーバと連結されたRFIDリーダを介して、上記移動端末機に内蔵されているタグ情報を読み出して、上記メインサーバから提供されたタグ情報との相互比較および一致の承認をすることにより飲食物提供処理を実行することができるように構成されたことを特徴とするRFIDを用いた注文システム。
【請求項13】
上記POSサーバは、注文リストを厨房サーバに送信し、
上記注文リストは、上記移動端末機を通した上記注文及びオフライン(OFF−Line)を通した注文を、決済が完了した時間の順にリストアップすることによって生成されることを特徴とする請求項12に記載のRFIDを用いた注文システム。
【請求項14】
上記厨房サーバは、上記POSサーバから受信した上記注文リストに注文待機状態の項目を追加してディスプレイし、上記注文による製品が完成すれば、上記注文待機状態4の項目が注文完了の項目に変わり、上記製品の注文完了に関する案内メッセージを上記POSサーバに伝送することを特徴とする請求項13に記載のRFIDを用いた注文システム。
【請求項15】
上記メインサーバは、
上記移動端末機から決済方法リストのうち上記決済が上記移動端末機の料金に合算されるように要請されるとき、上記移動端末機の課金サーバに上記注文に対する決済額を伝送し、上記課金サーバから上記決済額の登録通知メッセージを受信することを特徴とする請求項12乃至14のうちいずれか1項に記載のRFIDを用いた注文システム。
【請求項16】
上記メインサーバは、
上記移動端末機から決済方法リストのうち現金決済要請を受信すれば、上記注文に相応する注文番号を上記注文と共に上記POSサーバ及び上記移動端末機に伝送し、移動端末機のユーザーが現金決済することにより、上記POSサーバに決済完了情報を伝送することを特徴とする請求項12乃至14のうちいずれか1項に記載のRFIDを用いた注文システム。
【請求項17】
上記メインサーバは、
上記移動端末機から決済方法リストのうちカード決済要請を受信すれば、上記移動端末機のカード決済履歴が保存されているか否かを照会し、上記カード決済履歴が保存されている場合は、上記カード決済履歴の情報を読み出して、ユーザー認証のうえ決済を行なうことを特徴とする請求項12乃至14のうちいずれか1項に記載のRFIDを用いた注文システム。
【請求項18】
上記メインサーバは、
上記カード決済履歴が保存されていなかったり、ユーザーが他のカードで決済しようとするときは、上記移動端末機から上記他のカードの情報を受信し、
上記他のカードの認証をカード会社サーバに要請することを特徴とする請求項17に記載のRFIDを用いた注文システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、近距離無線通信を用いた注文及び決済方法に関し、より詳しくは、顧客の移動端末機に内蔵又は外装されているRFID装置を用いてメニューを選択した後に代金決済すれば、厨房サーバーに登録され、飲食物注文完了時に移動端末機へ注文完了メッセージを伝送するようにしたり、又は移動端末機で注文したメニューについて、上記移動端末機に内蔵されているタグを通した認証を簡単に行なうことにより、注文した飲食物を容易にテイクアウト(Take-Out)できるRFIDを用いた注文方法及びそのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、マクドナルド、バーガーキングなどのファーストフード店では、飲食物を注文するために直接並んで順番を待たなければならないため売り場が混雑し、注文前にメニューに関する事前知識が足りない場合は、メニューを決定して注文するのに多少時間がかかって、後ろに並んでいる人々が更に長く待たなければならないといった問題点があった。
【0003】
また、食堂でも、たとえ注文をとる従業員がいても、その従業員が注文をとりに来るまで待たなければならない不便さがあり、食堂で提供されるメニューブックには限界があるため、飲食物に関する付加情報を得るために従業員に一つ一つ質問しても、従業員が全てのメニューに関して顧客一人一人が望む情報を提供するのは現実的に難しいという問題があった。
【0004】
その上、ファーストフード店のようなテイクアウトが可能な飲食店では、運転手が車から降りなくても飲食物の注文及び決済が可能なシステムを備える場合があるが、たとえ車内でメニューの決定及び決済が可能であるとしても、メニュー決定後に決済の遂行及び飲食物の準備に所定の時間がかかるため、消費者が車内で長時間待たなければならないという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記した事情を勘案して創出されたもので、本発明の目的は、メニューにタグを付与することにより、顧客が所望のメニューを容易に移動端末機で選択し、また直ぐに決済可能なように具現されたRFIDを用いた注文方法及びそのシステムを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、移動端末機で食堂到着前にメニューを注文すると共に位置情報及びタグ情報を提供して、移動端末機のユーザーが食堂に到着する時点に合わせて注文された飲食物が準備され、到着時には移動端末機に内蔵されているタグ情報を通して容易に認証した後、注文した飲食物をテイクアウトできるように具現されたRFIDを用いた注文方法及びそのシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の第1観点によるRFIDを用いた注文方法は、
i)RFIDモジュールが内蔵又は外装されている移動端末機を用いて、メニューにおける多数の製品それぞれにマッチされたタグのうち一つに相応するタグ情報を読み出す段階;及び
ii)上記移動端末機が上記タグ情報に相応するURLを通してメインサーバーに接続し、上記メインサーバーから上記タグ情報に対応する製品情報が上記移動端末機へ提供される段階;を含む。
上記目的を達成するための本発明の第2観点によるRFIDを用いた注文方法は、
a)RFIDモジュールが内蔵又は外装されている移動端末機を用いて、メニューにおける多数の製品それぞれにマッチされたタグのうち少なくとも一つからタグ情報を読み出す段階;
b)上記移動端末機が、上記タグ情報に相応するURLを通してメインサーバーに接続し、上記メインサーバーから上記タグ情報に対応する製品情報が上記移動端末機へ提供される段階;
c)上記移動端末機が上記製品の数量を入力し注文要請メッセージを上記メインサーバーに伝送する段階;
d)上記メインサーバーが上記注文要請メッセージを受信した後、上記注文にともなう決済を行なう段階;及び
e)上記決済が完了すれば、上記メインサーバーと連結されたPOSサーバーが厨房サーバーに上記注文内訳を伝送する段階;を含む。
上記目的を達成するための本発明の第3観点によるRFIDを用いた注文方法は、
1)移動端末機が通信網を介してメインサーバーに接続してメニューを選択し決済を行なうことによって注文を完了する段階;
2)上記移動端末機が上記メインサーバーにタグ情報及び位置情報を伝送する段階;
3)上記メインサーバーが、上記位置情報に基づいて予想到着時間を演算し、上記タグ情報に基づいてユーザー認証を行なう段階;
4)上記ユーザー認証が完了すれば、上記注文に関する情報、上記予想到着時間、及び上記タグ情報をPOS(Point Of Sales)サーバーに伝送する段階;及び
5)上記POSサーバーと連結されたRFIDリーダーを介して、上記移動端末機に内蔵されているタグ情報を読み出し、上記POSサーバーが、上記メインサーバーから提供されたタグ情報と上記移動端末機から読み出されたタグ情報とを相互比較して、一致する場合は承認する段階;を含む。
上記目的を達成するための本発明の第4観点によるRFIDを用いた注文システムは、
RFIDのタグ情報に相応する製品情報を保存及び管理して移動端末機に提供し、上記移動端末機の製品注文にともなって決済を行ない、その決済遂行結果をPOS(Position Of Sales)サーバーに伝送するメインサーバー;及び
上記メインサーバーから受信した上記決済遂行結果によって、上記注文による注文情報を厨房サーバーに伝送するPOS(Position Of Sales)サーバー;を含む。
上記目的を達成するための本発明の第5観点によるRFIDを用いた注文システムは、
通信網を介して接続した移動端末機にメニューを提供し、上記メニューの選択による決済画面を提供し、上記移動端末機から受信した位置情報に基づいて予想到着時間を演算し、上記タグ情報に基づいてユーザー認証を行なった後、上記ユーザー認証が完了すれば、上記注文に関する情報、上記予想到着時間、及び上記タグ情報をPOS(Point Of Sales)サーバーに伝送するメインサーバー;及び
RFIDリーダーを介して読み出された、上記移動端末機に内蔵されているタグ情報を受信し、上記メインサーバーから提供されたタグ情報と上記移動端末機から読み出されたタグ情報とを相互比較して承認可否を決定するPOSサーバー;を含む。
一方、本発明のRFIDを用いた遠隔注文方法は、端末機の位置情報を用いて、ユーザーから近距離にある加盟店をユーザーが選択できる機能も実現可能である。
このような実施例による遠隔注文方法は、
移動端末機が、遠隔注文のためのアプリケーションを駆動して自身の位置情報をメインサーバーに伝送する段階;
上記アプリケーションにより提供されるメニューを選択すれば、上記メニュー及び上記位置情報に相応する加盟店リストが上記移動端末機にディスプレイされる段階;
上記移動端末機が上記加盟店リストから加盟店を選択すれば、上記加盟店の位置情報が上記移動端末機にディスプレイされる段階;
上記移動端末機へ上記メニューに関する決済要請メッセージを伝送し、決済が完了すれば、上記移動端末機のRFIDタグに保存されている加入者情報及び上記注文内訳を、上記メインサーバーを介して上記加盟店のポス(Point Of Sales:POS)端末機に伝送する段階;及び
上記ポス端末機が上記RFIDタグから上記加入者情報を読み出し、上記ポス端末機に保存されている加入者情報と比較して一致する場合は、上記注文内訳に相応する製品提供の承諾メッセージを上記ポス端末機にディスプレイする段階;を含む。
また、加盟店のリストを選択する他の実施例による遠隔注文方法は、
移動端末機が遠隔注文のためのアプリケーションを駆動してメニューを選択する段階;
上記メニュー及び加盟店の選択情報を受信したメインサーバーにより、上記メニューに対する決済を行なう段階;
上記メインサーバーが、上記移動端末機の位置情報を位置測位サーバーから提供され、上記移動端末機に上記位置情報を提供し、上記移動端末機に上記位置情報に相応する加盟店リストがディスプレイされる段階;
上記移動端末機が上記加盟店リストから加盟店を選択すれば、上記加盟店の位置情報が上記移動端末機にディスプレイされる段階;
上記メインサーバーが、上記移動端末機のRFIDタグに保存されている加入者情報及び上記注文内訳を上記加盟店のポス(Point Of Sales:POS)端末機に伝送する段階;及び
上記ポス端末機が、上記RFIDタグから上記加入者情報を読み出し、上記ポス端末機に保存されている加入者情報と比較して、比較結果を上記ポス端末機にディスプレイする段階;を含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本発明の第1実施例によるRFIDを用いた注文システムを示した図である。
図2図2は、本発明の第2実施例によるRFIDを用いた注文システムを示した図である。
図3図3は、それぞれ本発明の第1及び第2実施例によるRFIDを用いた注文方法を説明するためのフローチャートである。
図4図4は、それぞれ本発明の第1及び第2実施例によるRFIDを用いた注文方法を説明するためのフローチャートである。
図5図5は、移動端末機に提供されるWAPページの一例を示した図である。
図6図6は、移動端末機に提供されるWAPページの一例を示した図である。
図7図7は、移動端末機に提供されるWAPページの一例を示した図である。
図8図8は、移動端末機に提供されるWAPページの一例を示した図である。
図9図9は、移動端末機に提供されるWAPページの一例を示した図である。
図10図10は、本発明の第3実施例によるRFIDを用いた遠隔注文方法を説明するためのフローチャートである。
図11図11は、本発明の第4実施例によるRFIDを用いた遠隔注文方法を説明するためのフローチャートである。
図12図12は、本発明の第3及び第4実施例による遠隔注文を行なうために移動端末機にディスプレイされるWAPページを示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の望ましい実施例について説明する。
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例によるRFIDを用いた注文システムを示した図である。
【0010】
一般に、RFIDとは、バーコード、マグネティックカード、ICカードのようなオートIDの一分野で、周波数を用いて事物の情報を無線で認識する方式である。
【0011】
RFIDの原理は、アンテナを通して、該当事物の情報が保存されているタグの情報を受信して該当事物の情報を取得するのに用いられるもので、電波を利用するため、環境の影響を受けにくく、高速環境の下でも認識可能であり、遠距離認識が可能で、タグの製造過程で固有の情報番号が付与されることから偽造不可能であるとの特徴がある。
【0012】
本発明の第1実施例によるRFIDを用いた注文システムは、ファーストフード店、飲食店、又はレストランなどに入店したユーザーがRFIDを用いて飲食物、即ち、製品を注文できるシステムを提供し、同システムは、移動端末機100、移動通信網300、RFIDシステム400、メインサーバー500、カード会社サーバー600、及びPOSシステム700を含んで構成される。
【0013】
移動端末機100は、RFIDモジュールが内蔵されているか、外装型RFID装置(別名を“ドングル(Dongle)”という;105)が連結されていて、メニュー200に備えられたタグ220を読み込む。
【0014】
上記移動端末機100は、読み込んだ上記タグ220のタグ情報を移動通信網300を介してRFIDシステム400に伝送し、上記RFIDシステム400の中継サーバー410は、上記移動端末機100から受信した上記タグ情報をUAプロファイル(User Agent Profile)420へ伝送して加入者認証を行なうようにし、上記UAプロファイル420での認証が完了すれば、ODS(Object Directory Service)サーバー430に上記タグ情報を提供する。
【0015】
上記ODSサーバー430は、上記タグ情報に相応するOIS(Object Identification Service)アドレス及びサービスURLを管理し、上記OISアドレス及びサービスURLを上記中継サーバー410に提供する。
【0016】
上記中継サーバー410は、上記OISアドレスを通してOIS及びOTS(Object Tracking Service)に接近し上記タグ情報と関連した情報を照会するが、上記タグ情報と関連した情報の一例としては、タグの発給、廃棄、及び流通過程で発生したイベントなどがある。
【0017】
上記中継サーバー410は、ODSサーバー430から獲得したサービスURL情報を移動端末機に提供するが、上記サービスURL情報は、上記タグ情報に相応する飲食物、即ち、製品に関する情報を保存しているメインサーバー500のURLであり、このサービスURL情報を上記移動端末機100に伝送する。
【0018】
上記メインサーバー500は、RFIDのタグ情報に相応する製品情報を保存及び管理して移動端末機100に提供し、上記移動端末機100の製品注文にともなって決済を行い、その決済遂行結果をPOS(Point Of Sales)サーバー720に伝送する。
【0019】
上記メインサーバー500の一例としては、マグドナルド、バーガーキングなどファーストフード店の中央管理サーバーがあって、各支店のPOSシステム700と連結される。
【0020】
上記メインサーバー500は、上記移動端末機100に決済方法リストを伝送し、上記決済方法リストのうち決済額が上記移動端末機100の料金に合算されて請求されるように要請されれば、上記移動端末機100の課金サーバー(図示省略)に上記注文内訳による決済額情報を伝送する。
【0021】
また、上記メインサーバー500は、上記課金サーバーから上記決済額の登録通知メッセージを受信すれば、上記注文内訳に注文番号を割り当て、上記注文内訳、上記注文番号及び上記移動端末機の電話番号をPOSシステム700のPOSサーバー720に伝送する。
【0022】
上記移動端末機100が、上記メインサーバー500から伝送されてきた上記決済方法リストのうち現金決済を要請すれば、上記メインサーバー500は、上記注文内訳に相応する注文番号を上記注文内訳と共に上記POSサーバー720及び上記移動端末機100に同時に伝送する。よって、上記移動端末機100のユーザーが現金決済して、上記POSシステム700のオフライン(OFF-Line)端末機740を通して現金決済が完了したという決済完了情報が登録されれば、上記メインサーバー500は上記POSサーバー720に上記決済完了の情報を伝送する。
【0023】
また、上記移動端末機100が、上記メインサーバー500から伝送されてきた上記決済方法リストのうちカード決済を要請すれば、上記移動端末機100のカード決済履歴が上記移動端末機100内のメモリー又は上記メインサーバー500に保存されているか否かを照会し、上記カード決済履歴が保存されている場合は、上記カードの情報を読み出して、ユーザー認証のうえ決済を行なう。上記メインサーバー500は、上記カード会社サーバー600と連動して上記ユーザー認証を行ない、決済完了後に上記決済情報を上記カード会社サーバー600に伝送する。
【0024】
この時、上記メインサーバー500は、上記カード決済履歴が保存されていなかったり、ユーザーが他のカードで決済しようとする場合は、上記移動端末機100の決済画面に該当カードの情報を入力するようにWAPページを提供し、該当カードのカード会社サーバーと連動して認証を行なう。
【0025】
上記メインサーバー500と連動する少なくとも一つの上記POSシステム700は、POSサーバー720、オフライン端末機740、及び厨房サーバー760を含んでなる。
【0026】
POSサーバー720は、上記メインサーバー500から受信した上記決済遂行結果によって上記注文による注文情報を厨房サーバー760に伝送する。
【0027】
上記POSサーバー720は、上記移動端末機100を通した上記注文内訳及び上記オフライン(OFF-Line)端末機740を通した注文内訳を、決済が完了した時間の順に沿ってリストアップして一括管理し、注文リストを上記厨房サーバー760へ伝送して飲食物が準備されるようにする。
【0028】
上記厨房サーバー760は、上記POSサーバー720から受信した上記注文リストに注文待機状態の項目を追加して画面にディスプレイし、上記注文による製品である飲食物が完成すれば、上記注文待機状態の項目が注文完了の項目に変更登録され、上記製品の注文完了に関する案内メッセージを上記POSサーバー720に伝送する。すると、上記POSサーバー720は、上記移動通信網300を介して上記案内メッセージを上記移動端末機100に伝送し、上記移動端末機100のユーザーが製品を受け取れば、上記リストから注文情報を削除する。上記案内メッセージの一例としては、テキストからなる文字メッセージ、音声メッセージ、又はテキスト、イメージ、動画のうち少なくとも一つを含むマルチメディアメッセージなどがある。
【0029】
上述のような第1実施例による本発明の作動状態について、より詳しく説明する。
RFIDモジュールが内蔵されているか又はRFID装置が外部に装着されている移動端末機100を用いて、メニュー200における多数の製品それぞれにマッチされたタグ220のうちの少なくとも一つからタグ情報を読み出す(S310)。
【0030】
上記移動端末機100は、上記タグ情報をRFIDシステム400に伝送し、上記RFIDシステム400から上記タグ情報に相応する製品情報を保存及び管理するメインサーバー500のURL情報を獲得し、上記メインサーバー500に接続する。
【0031】
上記メインサーバー500は上記タグ情報に相応する製品情報を上記移動端末機100に伝送する(S320)。上記製品情報は、図5に示されたように、上記製品の製品名、上記製品の価格、上記製品の原産地情報、上記製品に用いられた材料、及び上記製品が飲食物である場合は総カロリーのうち少なくとも一つを含む。
【0032】
上記移動端末機100が上記製品の数量を入力し注文要請メッセージを上記メインサーバー500に伝送すれば、上記メインサーバー500は上記注文要請に従って決済を行なう(S330、S340)。
【0033】
以下、上記メインサーバー500が決済を行なう方法の例として、3つの方法を提示する。
【0034】
第1の方法は、移動端末機100がメインサーバー500から受信した決済方法リストのうち現金決済を選択した場合、上記メインサーバー500は上記注文内訳に相応する注文番号を上記注文内訳と共に上記POSサーバー720及び上記移動端末機100に伝送し、上記注文番号を受信した上記移動端末機100のユーザーが現金決済することによって、決済完了情報が上記POSサーバー720及び上記メインサーバー500に登録される。
【0035】
図6に示されたように、移動端末機100の画面に決済方法を選択するウィンドウがポップアップされ、上記ポップアップウィンドウで[1.現金]を選択すれば、注文番号と共に案内メッセージが移動端末機100の画面にディスプレイされる。
【0036】
第2の方法は、上記移動端末機100が、上記メインサーバー500から受信した決済方法リストのうち、上記移動端末機100の料金に合算されて請求されるようにフォンビル(Phone Bill)項目を選択すれば、上記メインサーバー500は、上記移動端末機100の属する移動通信社の課金サーバーに、上記注文内訳に対する決済額情報を伝送する方法である。図7を参照するに、移動端末機100の画面に、移動端末機料金への合算時に付加される手数料の情報及び本人確認のための認証を行なうWAPページがディスプレイされる。
【0037】
この時、上記メインサーバー500は、上記課金サーバーから上記決済額が登録されたとの通知メッセージを受信した後、上記注文内訳に注文番号を割り当て、上記注文内訳、上記注文番号及び上記移動端末機の電話番号を上記POSサーバー720に伝送して、上記注文内訳に相応する飲食物が準備されるようにする。
【0038】
第3の方法は、移動端末機100が決済方法リストのうちカード決済を選択した場合、上記メインサーバー500は上記移動端末機100のカード決済履歴が上記移動端末機100のメモリー又はメインサーバー500に保存されているか否かを照会し、上記カード決済履歴が保存されている場合は、上記カードの情報を読み出して、ユーザー認証のうえ決済を行なう。図8は、移動端末機の料金を決済するクレジットカードがメインサーバーに保存されている場合で、上記クレジットカードに関する情報を移動端末機の画面にディスプレイした後、ユーザー認証を行なったうえで決済が可能なように具現されたWAPページを示した図である。
【0039】
しかし、図9に示されたように、上記カード決済履歴が保存されていなかったり、ユーザーが他のカードで決済しようとする場合は、上記移動端末機100の決済画面に該当カードの情報を入力し、該当カードのカード会社サーバーによって行なわれる認証の結果が承認ならば、注文内訳及び上記移動端末機100の電話番号を上記POSサーバー720に伝送する。
【0040】
上述の方法のうちの一つを通して決済が完了すれば、上記メインサーバー500と連結されたPOSサーバー720は、厨房サーバー760に上記注文内訳を伝送する(S350)。一応用例として、上記注文に対する決済が完了するか注文が要請されれば、注文番号が生成され、該当注文内訳と共に上記注文番号がPOSサーバー720、厨房サーバー760、及び移動端末機100間に伝送される。
【0041】
上記注文内訳は[注文待機]項目と共に上記厨房サーバー760の画面にディスプレイされ、上記製品、即ち飲食物の注文が完了して、上記厨房サーバー760に注文完了を登録すれば、上記注文完了メッセージが上記POSサーバー720に伝送され、上記POSサーバー720は所定のディスプレイ部に注文番号をディスプレイしたり上記移動端末機100に注文完了メッセージを伝送したりする(S360、S370)。
【0042】
もし、上記POSサーバー720に、上記移動端末機100を通した上記注文内訳及びオフライン(OFF-Line)端末機740を通した注文内訳が登録されれば、上記POSサーバー720は決済が完了した時間の順にリストアップして一括管理し、注文リストを周期的に厨房サーバー760へ伝送する。
【0043】
上記厨房サーバー720が、上記注文が完了状態であることを上記移動端末機100に伝送するまで、上記移動端末機100は、上記注文内訳の取消又は変更を要請するメッセージを、上記POSサーバー720に伝送することができる。
【0044】
上記メインサーバー500は、移動端末機100に追加注文の有無を問い合わせるメッセージを伝送し、上記移動端末機100から追加注文の要請を受信したら、追加注文の要請に従うWAPページを上記移動端末機100に伝送する。
【0045】
[第2実施例]
図2は、本発明の他の実施例によるRFIDを用いた注文システムを示した図である。
【0046】
本発明の第2実施例によるRFIDを用いた注文システムは、テイクアウト(Take-Out)を希望するユーザーが、ファーストフード店又は飲食店に到着する前に、予め飲食物の注文及び決済を行ない、到着したら移動端末機に内蔵されているタグを用いて短時間内に認証を行なった後、注文した飲食物を受け取れるように具現されたシステムである。
【0047】
かかる注文システムは、第1実施例と構成要素は類似するが、POS(Point Of Sales)システム700の構成は相違する。
【0048】
また、第2実施例による移動端末機120は、固有のタグ情報を保存しており、第1実施例のようにタグを読み込むRFID装置を内蔵又は外装する必要はない。
【0049】
メインサーバー500は、上記移動端末機120に、飲食物を注文できるメニューを提供し、上記メニューの選択による決済画面を提供し、上記移動端末機120から受信した位置情報に基づいて予想到着時間を演算し、上記タグ情報に基づいてユーザー認証を行ない、上記ユーザー認証が完了すれば、上記注文に関する情報、上記予想到着時間、及び上記タグ情報をPOS(Point Of Sales)サーバー720に伝送する。
【0050】
一応用例として、上記メインサーバー500に接続した移動端末機120がタグ情報及び位置情報を伝送すれば、上記メインサーバー500は、上記タグ情報をRFIDシステム400に伝送し、上記タグ情報に基づいて上記移動端末機120に対する認証を行なった後、その結果を上記RFIDシステム400から受信する。即ち、上記メインサーバー500は、上記移動端末機120に対する認証を行なった後、製品注文に関連したWAPページを上記移動端末機120に伝送する。
【0051】
POSシステム700は、POSサーバー720、移動端末機120に内蔵されているタグ情報を読み出すRFIDリーダー780、及び厨房サーバー760を含んでなる。
【0052】
上記RFIDリーダー780は、環境に影響されにくく、高速環境の下でも認識が可能である。よって、一応用例として、上記移動端末機120のユーザーが運転中にメニューを注文したうえでファーストフード店又は飲食店に到着すれば、ユーザーが自動車から下車しなくても、上記RFIDリーダー780は上記移動端末機120に内蔵されているタグ情報を読み出すことができる。
【0053】
POSサーバー720は、上記RFIDリーダー780から伝送されてきたタグ情報と上記メインサーバー500から提供されたタグ情報とを相互比較して承認可否を決定し、承認された場合は、注文情報を厨房サーバー760に伝送する。
【0054】
上記厨房サーバー760の機能は第1実施例と同一であることから、その説明については省略する。また、上記メインサーバー500における上記ユーザーの注文にともなう決済方法も第1実施例と同一であることから、その説明についても省略する。
【0055】
以下、上述のような第2実施例による本発明の作動状態をより詳しく説明する。
移動端末機120は、POSシステム700が構築されたファーストフード店又は飲食店に到着する前に、移動通信網300を介してメインサーバー500に接続する(S410)。
【0056】
この時、上記移動端末機120が、移動通信網300を介してメインサーバー500に接続してメニューを選択し決済を行なうことによって注文を完了する(S420)。上記メインサーバー500を通した決済遂行方法は第1実施例と同一であることから、その説明については省略する。
【0057】
決済が完了した上記移動端末機120が、上記移動端末機120の固有のタグ情報及び位置情報を上記メインサーバー500に伝送する(S430)。
【0058】
上記メインサーバー500は、上記位置情報に基づいて予想到着時間を演算し、上記タグ情報に基づいてユーザー認証を行なう(S440、S450)。一応用例として、移動端末機120から到着予定時間が上記メインサーバー500に登録されることができる。
【0059】
上記メインサーバー500は、上記ユーザー認証が完了すれば、上記注文に関する情報、上記予想到着時間、及び上記タグ情報をPOS(Point Of Sales)サーバーに伝送し、上記POSサーバー720は厨房サーバー760に上記注文に関する情報を伝送して、厨房で上記注文情報による飲食物が準備されるようにする。(S460)。
【0060】
上記厨房サーバー760に注文が完了したことが登録されれば、上記POSサーバー720に注文完了メッセージが登録され、上記移動端末機120に上記メッセージが伝送される。
【0061】
上記POSサーバー720と連結されたRFIDリーダー780を介して、上記移動端末機120に内蔵されているタグ情報を読み出し、上記POSサーバー720が、上記メインサーバー500から提供されたタグ情報と上記移動端末機120から読み出されたタグ情報とを相互比較して、一致する場合は承認し、上記移動端末機120のユーザーに完成した製品、即ち飲食物を提供する(S470、S480)。
【0062】
[第3実施例]
図10は、本発明の他の実施例によるRFIDを用いた注文方法を説明するためのフローチャートである。図10では、端末機の位置情報を用いて近距離にある加盟店をユーザーが選択できる機能も実現可能である。
【0063】
本実施例においても、第2実施例による移動端末機120と同様に固有のタグ情報が保存されており、第1実施例のようにタグを読み込むRFID装置を内蔵又は外装する必要はない。
【0064】
移動端末機120が遠隔注文のためのアプリケーションを駆動して自身の位置情報をメインサーバーに伝送する(S510、S520)。上記移動端末機120に上記アプリケーションが存在しない場合、又はバージョンのアップデートが必要な場合は、上記移動端末機120はメインサーバー500から上記アプリケーションをダウンロードする。
【0065】
上記移動端末機120が上記アプリケーションにより提供されるメニューを選択すれば、上記メニュー及び上記位置情報に相応する加盟店リストが上記移動端末機120の画面にディスプレイされる(S530)。
【0066】
一応用例としては、上記加盟店リストのうち一つが選択されれば、上記加盟店に相応する下位メニューがディスプレイされ、上記下位メニューのうち一つが選択されれば、上記決済要請メッセージを上記移動端末機120に伝送する。
【0067】
他の応用例としては、上記移動端末機120が上記加盟店リストから加盟店を選択すれば、上記加盟店の位置情報が上記移動端末機120にディスプレイされるが、この時、上記移動端末機120に上記加盟店の位置情報が保存されていない場合は、メインサーバー500が上記加盟店の位置情報を提供する(S540)。
【0068】
上記メインサーバー500は、上記移動端末機120に上記メニューに関する決済要請メッセージを伝送し、決済が完了すれば(S550、S560)、上記移動端末機120のRFIDタグに保存されている加入者情報及び上記注文内訳を上記POSシステム700に伝送する(S570)。
【0069】
上記加入者情報は、上記移動端末機のMIN(Mobile Identification Number)及びMDN(Mobile Directory Number)のうち少なくとも一つを含む。
【0070】
上記POSシステム700が、上記RFIDタグから上記加入者情報を読み出し、上記メインサーバー500から伝送されてきた加入者情報と比較して、一致する場合は、上記注文内訳に相応する製品提供の承諾メッセージを上記POSシステム700の画面にディスプレイし、一応用例として、上記承諾メッセージを移動端末機120にも提供する(S580)。
【0071】
また、上記メインサーバー500は、上記決済が完了すれば、上記移動端末機120及び上記加盟店の位置情報に基づいて予想到着時間を演算して上記POSシステム700に伝送し、上記加盟店の位置情報は上記移動端末機120の画面に地図でディスプレイする。また、上記移動端末機120が上記メインサーバー500に道案内サービスを要請すれば、上記移動端末機120の位置から上記加盟店までの経路を提供する。
【0072】
上記POSシステム700から上記メニューに相応する製品の準備完了メッセージを受信した上記メインサーバー500は、上記準備完了メッセージを上記移動端末機120に伝送することができる。
【0073】
[第4実施例]
図11は、本発明の他の実施例によるRFIDを用いた注文方法を説明するためのフローチャートであり、図12は、移動端末機にディスプレイされるWAPページを示した図である。図11でも、図10と同様に、端末機の位置情報を用いて加盟店を選択することができる。
【0074】
図11及び図12を参照すると、移動端末機120は、遠隔注文のためのアプリケーションを駆動して、POSシステム700が構築されたファーストフード店又は飲食店などの加盟店に到着する前にメニュー及びブランドを選択する(S610、S620)。
【0075】
図12は、このような選択画面を具体的に示した一例であるが、ここでユーザーは先ずコーヒーやハンバーガーなど飲食物の種類を選択し、コーヒーを選択した場合、次はコーヒー店のブランドを選択する。その後、ユーザーがスターバックスというブランドを選択した場合、次は同ブランドで提供されるメニューリストがあらわれ、ここでメニューを選択する。もちろん、このようなメニュー選択方式は一例に過ぎず、同方式にのみ限定されるものではない。
【0076】
図11に戻って説明すると、上記移動端末機120が選択したメニュー及び加盟店情報は移動通信網300を介してメインサーバー500に伝送され、上記メインサーバー500は上記選択に相応する決済要請メッセージを上記移動端末機120に伝送して決済を行なうようにする(S630、S640)。
【0077】
決済完了後、上記メインサーバー500が、位置測位サーバー(図示省略)を用いて上記移動端末機120の位置を測定した後、その位置情報を端末機へダウンロードする(S650)。また、上記位置情報による加盟店情報もダウンロードする(S660)。
【0078】
すると、上記移動端末機120に、上記位置情報に相応する加盟店リストがディスプレイされ、上記移動端末機120が上記加盟店リストから加盟店を選択すれば、該当加盟店の位置情報が上記移動端末機120にディスプレイされる。
【0079】
また、上記移動端末機120が上記加盟店を選択することによって、上記メインサーバー500は上記移動端末機120のRFIDタグに保存されている加入者情報及び上記注文内訳を上記POSシステム700に伝送する(S670)。
【0080】
上記POSシステム700が、上記RFIDタグから上記加入者情報を読み出し、上記POSシステム700に保存されている加入者情報と比較し、その比較結果を上記POSシステム700にディスプレイし、一応用例として、上記比較結果を上記移動端末機120へ提供する(S680)。
【0081】
上記メインサーバー500は、上記位置情報に基づいて予想到着時間を演算し、上記タグ情報に基づいてユーザー認証を行なう。一応用例として、移動端末機120から到着予定時間が上記メインサーバー500に登録されることができる。
【0082】
上記メインサーバー500は、上記ユーザー認証が完了すれば、上記注文に関する情報、上記予想到着時間、及び上記タグ情報をPOSシステム700に伝送し、上記POSシステム700は厨房サーバーに上記注文に関する情報を伝送して、厨房で上記注文による飲食物が準備されるようにする。
【0083】
上記厨房サーバーに注文が完了したことが登録されれば、上記POSシステム700に注文完了メッセージが登録され、上記移動端末機120に上記メッセージが伝送される。
【0084】
上記POSシステム700と連結されたRFIDリーダーを介して、上記移動端末機120に内蔵されているタグ情報を読み出し、上記メインサーバー500から伝送されてきた加入者情報と上記移動端末機から読み出されたタグ情報とを比較して、一致する場合は承認し、上記移動端末機120のユーザーに完成した製品、即ち飲食物を提供する。
【0085】
以上、詳しく説明した通り、本発明のRFIDを用いた注文方法及びそのシステムによれば、マグドナルド、バーガーキングなどのファーストフード店で飲食物を注文するために直接並ぶ必要がなく、メニュー注文前にメニューに関する事前知識を望むだけ得ることができ、移動端末機を通した決済が可能であるため、ユーザーの便宜を図れるとの効果がある。
【0086】
更に、ファーストフード店のようなテイクアウトが可能な飲食店では、飲食店に到着する前に予め移動端末機を通して所望の飲食物を注文し、希望する場合は決済まで完了することによって、飲食店に到着次第、飲食物をテイクアウトできるという長所がある。
【0087】
以上、図面を参照しながら本発明の望ましい実施例について説明したが、本発明は、上述した特定の実施例に限定されるものではなく、請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野についての通常の知識を有する者により多様な変形実施が可能であるのは勿論、このような変形実施は本発明の技術的思想や展望とは個別的なものと理解されてはならない。
図1
図2
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図5
図6
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図10
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