(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記設定部は、前記複数のユーザ情報の種別情報のうち、前記上位階層のユーザ情報の種別情報、及び該上位階層のユーザ情報の種別情報に対して下位階層の複数のユーザ情報の種別情報の全ての設定情報が第1の情報である状態で、該上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報を第2の情報に変更する場合に、該下位階層の複数のユーザ情報の種別情報の設定情報も第2の情報へ変更する、請求項1に記載の情報処理装置。
前記設定部は、前記複数のユーザ情報の種別情報のうち、前記上位階層のユーザ情報の種別情報、及び該上位階層のユーザ情報の種別情報に対して下位階層となる複数のユーザ情報の種別情報の全ての設定情報が第1の情報である状態で、該下位階層の複数のユーザ情報のいずれかの設定情報を第2の情報へ変更する場合に、該下位階層のユーザ情報の種別情報に対して上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報も第2の情報へ変更する、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
前記設定部は、前記複数のユーザ情報の種別情報のうち、前記下位階層の複数のユーザ情報の種別情報の全ての設定情報が第2の情報である場合に、前記上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報を第2の情報に設定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
前記設定部は、前記複数のユーザ情報の種別情報のうち、前記下位階層の複数のユーザ情報の種別情報の全ての設定情報が第1の情報である場合に、前記上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報を第1の情報に設定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
前記記憶部は、前記複数のユーザ情報の種別情報の各々を、上位階層のユーザ情報の種別情報を具体化することによって下位階層のユーザ情報の種別情報となる階層構造にしたがって記憶する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態>
<通信システムの構成>
図1は、実施形態に係るプライバシー保護装置が適用される通信システムの一例を示す図である。
通信システムは、端末装置101、102、・・・、10N(Nは、N>0の整数)と、プライバシー保護装置100と、サービス提供装置T01、T02、・・・、T0M(Mは、M>0の整数)とから構成される。プライバシー保護装置100は、移動通信ネットワーク等の通信ネットワーク20と接続され、該通信ネットワーク20には、端末装置101、102、・・・、10N(Nは、N>0の整数)が接続される。また、プライバシー保護装置100は、インターネット等の通信ネットワーク50と接続され、通信ネットワーク50には、サービス提供装置T01、T02、・・・、T0Mが接続される。
【0011】
サービス提供装置T0Mは、サービス提供者により、端末装置10Nに対する各種サービスの提供に用いられる。以下、端末装置101、102、・・・、10Nのうち、任意の端末装置を端末装置10Nと記載する。また、サービス提供装置T01、T02、・・・、T0Mのうち、任意のサービス提供装置をサービス提供装置T0Mと記載する。
端末装置10Nは、サービス提供装置T0Mが提供するサービスの利用を希望するユーザにより、該ユーザのユーザ情報をサービス提供者に提供してよいか否かの設定操作や、サービスの利用に用いられる。ユーザは、端末装置10Nを操作することによって、プライバシー保護装置100に対して、ユーザ情報の基本的な取り扱いルールを事前設定として登録できる。事前設定の登録は、プライバシー保護装置100が提供する事前設定登録画面において行われる。事前設定登録画面では、ユーザ情報の種別毎にサービス提供者へ提供するかしないかの設定を行う。
複数のユーザ情報の各々は、階層構造を形成する。上位階層のユーザ情報を詳細化、具体化したものが下位階層のユーザ情報となり、下位階層のユーザ情報を概略化、抽象化したものが上位階層のユーザ情報となる。下位階層のユーザ情報の登録は、プライバシー保護装置100が提供する詳細情報登録画面において行われる。詳細情報登録画面では、ユーザは、下位階層のユーザ情報の種別毎にサービス提供者へ提供するかしないかの設定を行う。
具体的には、ユーザは、事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を参照し、サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックする操作を行うことで、端末装置10Nから、該操作を示す情報が、プライバシー保護装置100へ送信される。プライバシー保護装置100は、端末装置10Nによって送信された操作を示す情報を受信すると、受信した操作を示す情報に基づいて、チェックボックスにレ点を表示した事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を作成し、作成した事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を、端末装置10Nへ、送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が送信した事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を表示する。
一方、ユーザは、事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を参照し、サービス提供者へ提供しないと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上に表示されているレ点上でクリックする操作を行うことで、端末装置10Nから、該操作を示す情報が、プライバシー保護装置100へ送信される。プライバシー保護装置100は、端末装置10Nによって送信された操作を示す情報を受信すると、受信した操作を示す情報に基づいて、チェックボックスに表示されているレ点を削除した事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を作成し、作成した事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を、端末装置10Nへ、送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が送信した事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を表示する。
【0012】
プライバシー保護装置100では、設定操作を行った、ユーザを識別する情報(以下「ユーザID」という。)と、ユーザ情報の種別を識別する情報(以下「ユーザ情報識別情報」という。)と、上記設定の内容(設定情報)とを紐づけて事前設定情報として管理する。ユーザが、サービスの利用を新たに要求した場合には、該サービスを識別する情報(以下「サービスID」という。)とユーザIDとを含むサービス利用開始申請が、端末装置10Nからプライバシー保護装置100へと送信される。プライバシー保護装置100は、サービス利用開始申請を受信すると、該サービスを提供するサービス提供装置T0Mへ、サービス提供者が定めるプライバシーポリシー等送信要求を送信する。プライバシーポリシー等送信要求を受信したサービス提供装置T0Mは、プライバシー保護装置100へ、サービス提供者のプライバシーポリシー等と共に、サービス提供者が要求するユーザ情報の種別を識別する情報(以下「要求ユーザ情報識別情報」という。) を送信する。
【0013】
プライバシー保護装置100は、事前設定情報から、受信した要求ユーザ情報識別情報に含まれるユーザ情報識別情報に対応する設定情報を抽出し、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面に反映する。プライバシーポリシー同意問い合わせ画面には、サービス提供装置T0Mから受信した、サービス提供者のプライバシーポリシー等も含まれる。プライバシー保護装置100は、作成したプライバシーポリシー同意問い合わせ画面を、サービスの利用を要求したユーザが使用する端末装置10Nへ送信する。プライバシーポリシー同意問い合わせ画面において、事前設定情報が反映されることにより、ユーザは、複数のサービスの利用において、同じような設定を繰り返さずに済み、また、設定の共通化による管理の容易化が図られる。
【0014】
サービスの利用を要求したユーザが使用する端末装置10Nによってプライバシーポリシー同意問い合わせ画面が受信されると、該ユーザは、該プライバシーポリシー同意問い合わせ画面を参照し、プライバシーポリシー等に同意するか否かを判断する。また、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面には、サービス提供者が提供を求める、一又は複数のユーザ情報の種別情報に対応する事前設定情報の内容が表示される。ユーザは、提供を求められたユーザ情報の種別の各々についてサービス提供者へ提供するか否かを決定の上、プライバシーポリシー等に同意するか否かを判断する。プライバシーポリシー同意問い合わせ画面に表示された内容にそのまま同意する場合には、該ユーザは同意する操作を行う。表示された内容を一部変更して同意する場合には、該ユーザは、ユーザ情報の種別情報毎に提供可否の設定を修正のうえで、同意する操作を行う。同意しない場合には、プライバシーポリシー同意画面の内容に従って同意をしない操作を行う。いずれかの操作をすることによって、端末装置10Nからプライバシー保護装置100へ、プライバシーポリシー同意応答が送信される。
【0015】
プライバシー保護装置100は、端末装置10Nからプライバシーポリシー同意応答を受信し、サービスIDとユーザIDとユーザ情報の種別毎に提供するか否かを表す情報とを取得する。ユーザがプライバシーポリシー等に同意するとした場合には、プライバシー保護装置100は、そのサービス提供者に対する提供が許可されたユーザ情報識別情報を認可設定情報として記憶する。そして、プライバシー保護装置100は、サービスIDとユーザIDとプライバシーポリシー等への同意/非同意と、さらに同意の場合にはユーザが提供を許可したユーザ情報識別情報とをサービス提供装置T0Mへ送信する。サービス提供装置T0Mは、プライバシー保護装置100から受信した情報に基づいて、サービスの提供可否や内容を決定する。
【0016】
<プライバシー保護装置>
本実施形態に係るプライバシー保護装置100のハードウェア構成の一例について説明する。プライバシー保護装置100は、CPUと、メモリと、不揮発性メモリと、通信I/Fと、内部バスとを備えている。
CPUは、例えば不揮発性メモリに記憶されるプログラムを実行し、メモリをワークメモリとして使用して、プライバシー保護装置100の各部を制御する。メモリは、半導体素子を利用した揮発性のメモリ等のRAMによって構成される。メモリは、CPUのワークメモリとして使用される。不揮発性メモリは、例えばハードディスク(HD)やROM等によって構成され、CPUによって実行されるプログラムが記憶される。通信I/Fは、通信ネットワーク20を経由して、端末装置10N等の外部機器と通信して、データ等の送受信を行うためのインターフェースである。さらに、通信I/Fは、通信ネットワーク50を経由して、サービス提供装置T0Mと通信を行う。内部バスは、CPU、メモリ、不揮発性メモリ、通信I/Fを互いに接続する。内部バスに接続される各部は、内部バスを介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
【0017】
<プライバシー保護装置の機能構成>
図2は、実施形態に係るプライバシー保護装置の機能ブロック図である。プライバシー保護装置100は、通信部152、事前設定情報設定部154、サービス利用要求処理部156、比較部158、画面情報作成部162、及び記憶部166を有している。記憶部166には、事前設定テーブル1662が記憶される。これらの各部は、
図2に示されている各構成要素のいずれかが、不揮発性メモリからメモリ上に展開されたプログラムを実行するCPUからの命令によって動作することで実現される機能である。
【0018】
<プライバシー保護装置の各機能構成>
図2を用いて、プライバシー保護装置100の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、プライバシー保護装置100の各機能構成を説明するにあたって、
図2に示されている各構成要素のうち、プライバシー保護装置100の各機能構成を実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
通信部152は、CPUからの命令、及び通信I/Fによって実現される。通信部152は、端末装置10Nや、サービス提供装置T0M等の他の装置との間で各種データの送受信を行う。
【0019】
事前設定情報設定部154は、CPUからの命令によって実現され、ユーザの操作によってプライバシー保護装置100に事前設定情報を設定する。例えば、複数の端末装置10Nの各々は、プライバシー保護装置100へアクセスし、ユーザIDを含む事前設定登録申請を送信する。事前設定情報設定部154は、通信部152が受信した事前設定登録申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、事前設定登録画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100から送信される事前設定登録画面を表示する。
また、事前設定情報設定部154は、通信部152が受信した詳細情報登録申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、詳細設定登録画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100から送信される詳細設定登録画面を表示する。
また、例えば、複数の端末装置10Nの各々は、プライバシー保護装置100へ、操作を示す情報を送信する。事前設定情報設定部154は、通信部152が受信した操作を示す情報を取得すると、該操作を反映した事前設定登録画面や、詳細設定登録画面を作成する。事前設定情報設定部154は、作成した事前設定情報や、詳細設定登録画面を、通信部152から、端末装置10Nへ送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100から送信される事前設定登録画面や、詳細設定登録画面を表示する。
また、事前設定情報設定部154は、端末装置10Nへ送信した事前設定登録画面や、詳細設定登録画面に対して、ユーザがユーザ情報の種別毎にサービス提供者へ提供するかしないかの操作を行うことによって送信される操作を示す情報を取得した場合に、該操作の対象のユーザ情報に応じて、該操作の対象のユーザ情報以外の他のユーザ情報の種別情報の設定情報を自動設定する。具体的には、事前設定情報設定部154は、上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報に対して操作が行われた場合には、該上位階層のユーザ情報の種別情報に対して下位階層となる複数のユーザ情報の種別情報の設定情報を、該上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報と同じ設定情報に変更する。また、事前設定情報設定部154は、下位階層の複数のユーザ情報の種別情報の各々の設定情報に対して操作が行われた場合には、該ユーザ情報の種別情報に対して上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報を、該下位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報に応じて変更する。
【0020】
サービス利用要求処理部156は、CPUからの命令によって実現される。ユーザが端末装置10Nを操作してあるサービスの利用を要求することによって該端末装置10Nからサービス利用開始申請が送信されると、該サービス利用開始申請はプライバシー保護装置100の通信部152に受信される。サービス利用開始申請には、ユーザIDとサービスIDとが含まれる。通信部152は、該サービス利用開始申請をサービス利用要求処理部156へ出力する。
サービス利用要求処理部156は、通信部152からサービス利用開始申請を取得すると、該サービス利用開始申請に含まれるサービスIDに基づいて、該サービスを提供しているサービス提供装置T0Mを宛先として、要求ユーザ情報識別情報の問合せを送信する。
サービス提供装置T0Mは、プライバシー保護装置100から要求ユーザ情報識別情報の問合せを取得すると、プライバシー保護装置100へ要求ユーザ情報識別情報を送信する。要求ユーザ情報識別情報は、ユーザから収集したユーザ情報の取り扱い等を含むサービス提供者のプライバシーポリシー等と共に送信される。該要求ユーザ情報識別情報とプライバシーポリシー等は、プライバシー保護装置100の通信部152によって受信され、サービス利用要求処理部156に出力される。サービス利用要求処理部156は、該要求ユーザ情報識別情報を比較部158と、画面情報作成部162へ出力する。
また、サービス利用要求処理部156は、端末装置10Nによって送信されるプライバシーポリシー同意応答に基づいて、該プライバシーポリシー同意応答に含まれるサービスIDとユーザIDとユーザ情報識別情報とユーザ情報提供設定情報とプライバシーポリシー等への同意の有無に基づいて、サービス提供者への応答を作成し、通信部152へ出力する。通信部152は、サービス利用要求処理部156から供給されたサービス提供者への応答をサービス提供装置T0Mへ送信する。
【0021】
比較部158は、CPUからの命令によって実現される。比較部158は、サービス利用要求処理部156から供給される要求ユーザ情報識別情報に含まれる一又は複数のユーザ情報識別情報と、事前設定テーブル1662に含まれる一又は複数のユーザ情報識別情報とを比較し、一致するユーザ情報識別情報を特定する。比較部158は、特定したユーザ情報識別情報を、画面情報作成部162へ出力する。
画面情報作成部162は、CPUからの命令によって実現される。画面情報作成部162は、サービス利用要求処理部156から供給された要求ユーザ情報識別情報と、比較部158から供給されたユーザ情報識別情報とに基づいて、事前設定テーブル1662において、該ユーザ情報識別情報に対応付けられている基本的な取り扱いルールを反映したプライバシーポリシー同意問い合わせ画面を作成する。画面情報作成部162は、通信部152へ、プライバシーポリシー問い合わせ画面を出力する。
記憶部166は、不揮発性メモリによって実現される。記憶部166には、事前設定テーブル1662が記憶される。
【0022】
<事前設定登録画面>
図3は、事前設定登録画面の一例を示す図である。
事前設定登録画面350には、氏名情報302、電話番号304、メールアドレス306、契約者詳細情報308、家族情報310、居住情報312等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、事前設定登録画面350には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス301、303、305、307、309、及び311が表示される。また、事前設定登録画面350には、契約者詳細情報308の下位階層のユーザ情報の設定情報を設定する詳細情報登録画面を表示させる詳細ボタン314と居住情報312の下位階層のユーザ情報の設定情報を設定する詳細情報登録画面を表示させる詳細ボタン316が表示される。また、事前設定登録画面350には、同意や承認を表すOKボタン322が表示される。
【0023】
氏名情報302はユーザの氏名を表す情報であり、電話番号304はユーザの電話番号を表す情報であり、メールアドレス306はユーザのメールアドレスを表す情報であり、契約者詳細情報308は契約者の氏名を表す情報である。また、家族情報310はユーザの家族を表す情報であり、居住情報312はユーザの住居を表す情報である。
図3に示される例では、チェックボックス301が氏名情報302に対応し、チェックボックス303が電話番号304に対応し、チェックボックス305がメールアドレス306に対応する。さらに、
図3に示される例では、チェックボックス307が契約者詳細情報308に対応し、チェックボックス309が家族情報310に対応し、チェックボックス311が居住情報312に対応する。
【0024】
ユーザは、事前設定登録画面350を参照し、複数のユーザ情報の種別毎に基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報か否かを判断し、サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックすることでレ点を表示させる。ここで、ユーザが、チェックボックス307上でクリックすることでレ点を表示させた場合、契約者詳細情報308の下位階層のユーザ情報に対応するチェックボックスにも自動的にレ点が表示される。これによって、契約者詳細情報308の下位階層のユーザ情報の全てが、基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報であると判断されたことになる。また、ユーザが、チェックボックス311上でクリックすることでレ点を表示させた場合、居住情報312の下位階層のユーザ情報に対応するチェックボックスにも自動的にレ点が表示される。これによって、居住情報312の下位階層のユーザ情報の全てが、基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報であると判断されたことになる。
【0025】
また、ユーザは、事前設定登録画面350を参照し、詳細ボタン314を押すことで、端末装置10Nから詳細情報登録申請が送信される。詳細情報登録申請には、契約者詳細情報に対応するユーザ情報識別情報が含まれる。プライバシー保護装置100の事前設定情報設定部154は、通信部152が受信した詳細情報登録申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、詳細情報登録画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が提供する契約者詳細情報についての詳細情報登録画面を表示する。
図4は、契約者詳細情報についての詳細情報登録画面の一例を示す図である。
契約者詳細情報についての詳細情報登録画面450には、生年月日402、性別404、職業406、年収408等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、詳細情報登録画面450には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス401、403、405、及び407が表示される。さらに、詳細情報登録画面450には、事前設定登録画面350へ戻ることを表す戻るボタン422が表示される。
生年月日402はユーザの生まれた年月日を表す情報であり、性別404はユーザの性別を表す情報であり、職業406はユーザの職業を表す情報であり、年収408はユーザの年収を表す情報である。
図4に示される例では、チェックボックス401が生年月日402に対応し、チェックボックス403が性別404に対応し、チェックボックス405が職業406に対応し、チェックボックス407が年収408に対応する。
図4に示される例では、ユーザが事前設定登録画面350上で、チェックボックス307上でクリックせずに、詳細ボタン314が押されたため、チェックボックス401、403、405、及び407にレ点が表示されていない。一方、ユーザが事前設定登録画面350上で、チェックボックス307上でクリックすることでレ点を表示させた後に、詳細ボタン314が押された場合、チェックボックス401、403、405、及び407にレ点が表示される。
ユーザは、詳細情報登録画面450を参照し、契約者詳細情報を詳細化、具体化した一又は複数のユーザ情報の種別毎に基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報か否かを判断し、サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックすることでレ点を表示させる。一方、サービス提供者へ提供しないと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックしないか、提供しないと考えるユーザ情報の種別に対応するチェックボックス上にレ点が表示されている場合には、該レ点上でクリックすることでレ点を削除させる。
サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別の指定が終了すると、ユーザは、戻るボタン422を押す。
【0026】
図3に戻り、説明を続ける。ユーザは、事前設定登録画面350を参照し、詳細ボタン316を押すことで、端末装置10Nから詳細情報登録申請が送信される。詳細情報登録申請には、居住情報に対応するユーザ情報識別情報が含まれる。プライバシー保護装置100の事前設定情報設定部154は、通信部152が受信した詳細情報登録申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、詳細情報登録画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が提供する居住情報についての詳細情報登録画面を表示する。
図5は、居住情報についての詳細情報登録画面の一例を示す図である。
居住情報についての詳細情報登録画面550には、住所情報502、住居情報504等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、詳細情報登録画面550には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス501、及び503が表示される。また、詳細情報登録画面550には、住所情報502の下位階層のユーザ情報を設定する詳細情報登録画面を表示させる詳細ボタン506と住居情報504の下位階層のユーザ情報を設定する詳細情報登録画面を表示させる詳細ボタン508とが表示される。また、詳細情報登録画面550には、事前設定登録画面350へ戻ることを表す戻るボタン522が表示される。
住所情報502はユーザの住所を表す情報であり、住居情報504はユーザの住居を表す情報である。
図5に示される例では、チェックボックス501が住所情報502に対応し、チェックボックス503が住居情報504に対応する。
図5に示される例では、ユーザが事前設定登録画面350上で、チェックボックス311上でクリックせずに、詳細ボタン316が押されたため、チェックボックス501、及び503にレ点が表示されていない。一方、ユーザが事前設定登録画面350上で、チェックボックス311上でクリックすることでレ点を表示させた後に、詳細ボタン316が押された場合、チェックボックス501、及び503にレ点が表示される。
ユーザは、詳細情報登録画面550を参照し、居住情報を具体化した一又は複数のユーザ情報の種別毎に基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報か否かを判断し、サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックすることでレ点を表示させる。一方、サービス提供者へ提供しないと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックしないか、提供しないと考えるユーザ情報の種別に対応するチェックボックス上にレ点が表示されている場合には、該レ点上でクリックすることでレ点を削除させる。ここで、ユーザが、チェックボックス501上でクリックすることでレ点を表示させた場合、住所情報502の下位階層のユーザ情報に対応するチェックボックスにも自動的にレ点が表示される。これによって、住所情報502の下位階層のユーザ情報の全てが、基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報であると判断されたことになる。同様に、ユーザが、チェックボックス503上でクリックすることでレ点を表示させた場合、住居情報504の下位階層のユーザ情報に対応するチェックボックスにも自動的にレ点が表示される。これによって、住居情報504の下位階層のユーザ情報の全てが、基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報であると判断されたことになる。
サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別の指定が終了すると、ユーザは、戻るボタン522を押す。
【0027】
また、ユーザは、詳細情報登録画面550を参照し、詳細ボタン506を押すことで、端末装置10Nから詳細情報登録申請が送信される。詳細情報登録申請には、住所情報に対応するユーザ情報識別情報が含まれる。端末装置10Nが送信した詳細情報登録申請は、プライバシー保護装置100の通信部152によって受信され、通信部152は受信した詳細情報登録申請を、事前設定情報設定部154へ出力する。事前設定情報設定部154は、通信部152が受信した詳細情報登録申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、住所情報についての詳細情報登録画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が提供する住所情報についての詳細情報登録画面を表示する。
図6は、住所情報についての詳細情報登録画面の一例を示す図である。
住所情報についての詳細情報登録画面650には、都道府県602、区市町村604、町域・丁目・番地606等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、詳細情報登録画面650には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス601、603、及び605が表示される。さらに、詳細情報登録画面650には、詳細情報登録画面550へ戻るときに押される戻るボタン622が表示される。
都道府県602は都道府県を表す情報であり、区市町村604は区市町村を表す情報であり、町域・丁目・番地606は町域・丁目・番地を表す情報である。
図6に示される例では、チェックボックス601が都道府県602に対応し、チェックボックス603が区市町村604に対応し、チェックボックス605が町域・丁目・番地606に対応する。
図6に示される例では、ユーザが詳細情報登録画面550上で、チェックボックス501上でクリックせずに、詳細ボタン506が押されたため、チェックボックス601、603、及び605にレ点が表示されていない。一方、ユーザが詳細情報登録画面550上で、チェックボックス501上でクリックすることでレ点を表示させた後に、詳細ボタン506が押された場合、チェックボックス601、603、及び605にレ点が表示される。
ユーザは、詳細情報登録画面650を参照し、住所情報を具体化した一又は複数のユーザ情報の種別毎に基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報か否かを判断し、サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックすることでレ点を表示させる。一方、サービス提供者へ提供しないと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックしないか、提供しないと考えるユーザ情報の種別に対応するチェックボックス上にレ点が表示されている場合には、該レ点上でクリックすることでレ点を削除させる。
サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別の指定が終了すると、ユーザは、戻るボタン622を押す。
【0028】
図5に戻り、説明を続ける。ユーザは、詳細情報登録画面550を参照し、詳細ボタン508を押すことで、端末装置10Nから詳細情報登録申請が送信される。詳細情報登録申請には、住居情報に対応するユーザ情報識別情報が含まれる。プライバシー保護装置100の事前設定情報設定部154は、通信部152が受信した詳細情報登録申請を取得すると、通信部152から端末装置10Nへ、詳細情報登録画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が提供する住居情報についての詳細情報登録画面を表示する。
図7は、住居情報についての詳細情報登録画面の一例を示す図である。
住居情報についての詳細情報登録画面750には、戸建702、マンション704、賃貸706等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、詳細情報登録画面750には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス701、703、及び705が表示される。さらに、詳細情報登録画面750には、詳細情報登録画面550へ戻ることを表す戻るボタン722が表示される。
戸建702は戸建を表す情報であり、マンション704はマンションを表す情報であり、賃貸706は賃貸を表す情報である。
図7に示される例では、チェックボックス701が戸建702に対応し、チェックボックス703がマンション704に対応し、チェックボックス705が賃貸706に対応する。
図7に示される例では、ユーザが詳細情報登録画面550上で、チェックボックス503上でクリックせずに、詳細ボタン508が押されたため、チェックボックス701、703、及び705にレ点が表示されていない。一方、ユーザが詳細情報登録画面550上で、チェックボックス503上でクリックすることでレ点を表示させた後に、詳細ボタン508が押された場合、チェックボックス701、703、及び705にレ点が表示される。
ユーザは、詳細情報登録画面750を参照し、住居情報を具体化した一又は複数のユーザ情報の種別毎に基本的にサービス提供者へ提供してもよいと考える情報か否かを判断し、サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックすることでレ点を表示させる。一方、サービス提供者へ提供しないと考えるユーザ情報の種別については、対応するチェックボックス上でクリックしないか、提供しないと考えるユーザ情報の種別に対応するチェックボックス上にレ点が表示されている場合には、該レ点上でクリックすることでレ点を削除させる。
サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別の指定が終了すると、ユーザは、戻るボタン722を押す。
サービス提供者へ提供してもよいと考えるユーザ情報の種別の指定が終了すると、ユーザは、事前設定登録画面350上で、OKボタン322を押す。これによって、ユーザ情報の種別に対応してサービス提供者へ提供してもよいか否かが指定された事前設定登録応答は、端末装置10Nからプライバシー保護装置100へ送信される。
【0029】
プライバシー保護装置100の通信部152は、受信した事前設定登録応答と、該事前設定登録応答を送信したユーザのユーザIDとを事前設定情報設定部154へ出力する。事前設定情報設定部154は、該事前設定登録応答を送信したユーザのユーザIDと、複数のユーザ情報識別情報と、該複数のユーザ情報識別情報の各々についての基本的な取り扱いルールとを対応付けて事前設定テーブル1662に記憶する。
【0030】
<ユーザ情報の階層構造>
図8、及び
図9を参照して、ユーザ情報の階層構造について説明する。前述したように、複数のユーザ情報の各々は、階層構造を形成する。上位階層のユーザ情報を詳細化、具体化したものが下位階層のユーザ情報となり、下位階層のユーザ情報を概略化、抽象化したものが上位階層のユーザ情報となる。
図8は、契約者詳細情報の階層構造の一例を示す図である。
図8に示されるように、契約者詳細情報の階層構造は、上位階層である階層1(L1)と下位階層である階層2(L2)の2つの階層によって構成される。
図8に示される例では、ユーザ情報識別情報「info04」で表される「契約者詳細情報」の下位階層に含まれるユーザ情報は、ユーザ情報識別情報「info041」で表される「生年月日」と、ユーザ情報識別情報「info042」で表される「性別」と、ユーザ情報識別情報「info043」で表される「職業」と、ユーザ情報識別情報「info044」で表される「年収」とを含む。
【0031】
図9は、居住情報の階層構造の一例を示す図である。
図9に示されるように、居住情報の階層構造は、階層1(L1)と階層2(L2)と階層3(L3)の3つの階層によって構成される。
図9に示される例では、ユーザ情報識別情報「info06」で表される「居住情報」の下位階層に含まれるユーザ情報は、ユーザ情報識別情報「info061」で表される「住所情報」と、ユーザ情報識別情報「info062」で表される「住居情報」となる。
図9に示される例では、ユーザ情報識別情報「info061」で表される「住所情報」の下位階層に含まれるユーザ情報は、ユーザ情報識別情報「info0611」で表される「都道府県」と、ユーザ情報識別情報「info0612」で表される「区市町村」と、ユーザ情報識別情報「info0613」で表される「町域・丁目・番地」とを含む。
図9に示される例では、ユーザ情報識別情報「info062」で表される「住居情報」の下位階層に含まれるユーザ情報は、ユーザ情報識別情報「info0621」で表される「戸建」と、ユーザ情報識別情報「info0622」で表される「マンション」と、ユーザ情報識別情報「info0623」で表される「賃貸」とを含む。
【0032】
<事前設定テーブル>
図10は、事前設定テーブルの一例を示す図である。
事前設定テーブル1662は、複数のユーザIDと、該複数のユーザIDの各々について該ユーザに関する一又は複数のユーザ情報識別情報と、該一又は複数のユーザ情報識別情報の各々についての基本的な取り扱いルールとを関連付けたテーブル形式の情報である。
図10に示される例では、一例として、一ユーザについて示される。
図10に示される例では、ユーザID「01aa」と、ユーザ情報識別情報「info01」、「info02」、「info03」、「info04」、「info05」、及び「info06」と、基本的な取り扱いルール「否」、「可」、「可」、「可」、「否」、及び「否」とが対応付けられている。「可」はサービス提供者へ提供できることを表し、「否」はサービス提供者へ提供できないことを表す。ユーザ情報識別情報「info01」は氏名情報302に対応し、ユーザ情報識別情報「info02」は電話番号304に対応し、ユーザ情報識別情報「info03」はメールアドレス306に対応し、ユーザ情報識別情報「info04」は契約者詳細情報308に対応し、ユーザ情報識別情報「info05」は家族情報310に対応し、ユーザ情報識別情報「info06」は居住情報312に対応する。氏名情報302、電話番号304、メールアドレス306、契約者詳細情報308、家族情報310、及び居住情報312は、階層1に含まれる。
【0033】
また、ユーザ情報識別情報「info04」の設定情報に、基本的な取扱いルール「可」が設定されていることによって、ユーザ情報識別情報「info04」の下位階層である階層2(L2)において、ユーザ情報識別情報「info041」、「info042」、「info043」、及び「info044」の各々の設定情報に、基本的な取り扱いルール「可」、「可」、「可」、及び「可」が設定されている。
また、ユーザ情報識別情報「info06」の設定情報に、基本的な取扱いルール「否」が設定され、ユーザ情報識別情報「info06」の下位階層である階層2(L2)において、ユーザ情報識別情報「info061」、及び「info062」の設定情報に、基本的な取り扱いルール「否」、及び「否」が設定されている。ユーザ情報識別情報「info061」の下位階層である階層3(L3)において、ユーザ情報識別情報「info0611」、「info0612」、及び「info0613」の各々の設定情報に、基本的な取り扱いルール「可」、「否」、及び「否」が設定されている。ユーザ情報識別情報「info062」の下位階層である階層3(L3)において、ユーザ情報識別情報「info0621」、「info0622」、及び「info0623」の各々の設定情報に、基本的な取り扱いルール「否」、「否」、及び「否」が設定されている。
ユーザ情報識別情報「info041」、「info042」「info043」、「info044」、「info061」、「info062」、「info0611」、「info0612」、「info0613」、「info0621」、「info0622」、及び「info0623」の各々に対応するユーザ情報は、
図8、
図9に示したとおりである。
【0034】
<プライバシーポリシー同意問い合わせ画面>
図11は、プライバシー保護装置100からサービスの利用を要求した端末装置10Nへ送信されるプライバシーポリシー同意問い合わせ画面の一例を示す。
プライバシーポリシー同意問い合わせ画面850には、申込みサービス名815と、サービス提供者が定めたプライバシーポリシー等と、サービス提供者がユーザに対して提供を求めるユーザ情報とが含まれる。提供を求めるユーザ情報には、例えば、氏名情報802、電話番号804、メールアドレス806、契約者詳細情報808、家族情報810、居住情報812等が含まれる。
また、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面には、複数のユーザ情報の種別情報の各々に対応して、チェックボックス801、803、805、807、809、及び811が表示される。また、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面850には、契約者詳細情報808の下位階層のユーザ情報についてのプライバシーポリシーの同意を問い合わせる画面であるプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する詳細ボタン814と居住情報812の下位階層のユーザ情報についてのプライバシーポリシーの同意を問い合わせる画面であるプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する詳細ボタン816が表示される。また、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面には、同意を表すボタン820や同意しないことを表すボタン822が表示される。
図3と同様に、氏名情報802はユーザの氏名を表す情報であり、電話番号804はユーザの電話番号を表す情報であり、メールアドレス806はユーザのメールアドレスを表す情報であり、契約者詳細情報808は契約者の氏名を表す情報であり、家族情報810はユーザの家族を表す情報であり、居住情報812はユーザの居住を表す情報である。
【0035】
図11に示される例では、申込みサービス名は「XXXサービス」であり、チェックボックス801が氏名情報802に対応し、チェックボックス803が電話番号804に対応し、チェックボックス805がメールアドレス806に対応する。
図11に示される例では、チェックボックス807が契約者詳細情報808に対応し、チェックボックス809が家族情報810に対応し、チェックボックス811が居住情報812に対応する。そして、ユーザ情報のうち、電話番号804と、メールアドレス806と、契約者詳細情報808については、対応するチェックボックスにレ点が表示されていることによって、サービス提供者への提供を許可する設定となっていることをユーザが認識できるようになっている。
【0036】
また、ユーザは、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面850を参照し、詳細ボタン814を押すことで、端末装置10Nからプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請が送信される。プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請には、契約者詳細情報に対応するユーザ情報識別情報が含まれる。プライバシー保護装置100の画面情報作成部162は、通信部152が受信したプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、契約者詳細情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が提供する契約者詳細情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する。
図12は、契約者詳細情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面の一例を示す図である。
契約者詳細情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面950には、生年月日902、性別904、職業906、年収908等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス901、903、905、及び907が表示される。さらに、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面には、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面850へ戻ることを表す戻るボタン922が表示される。
図4と同様に、生年月日902はユーザの生まれた年月日を表す情報であり、性別904はユーザの性別を表す情報であり、職業906はユーザの職業を表す情報であり、年収908はユーザの年収を表す情報である。
図12に示される例では、チェックボックス901が生年月日902に対応し、チェックボックス903が性別904に対応し、チェックボックス905が職業906に対応し、チェックボックス907が年収908に対応する。そして、お客様情報のうち、生年月日902と性別904と職業906と年収908については、対応するチェックボックスにレ点が表示されていることによって、サービス提供者への提供を許可する設定となっていることをユーザが認識できるようになっている。
【0037】
図11に戻り、説明を続ける。ユーザは、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面850を参照し、詳細ボタン816を押すことで、端末装置10Nからプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請が送信される。プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請には、居住情報に対応するユーザ情報識別情報が含まれる。プライバシー保護装置100の画面情報作成部162は、通信部152が受信したプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、居住情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が提供する居住情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する。
図13は、居住情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面の一例を示す図である。
居住情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1050には、住所情報1002、住居情報1004等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1050には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス1001、及び1003が表示される。さらに、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1050には、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面850へ戻ることを表す戻るボタン1022が表示される。
【0038】
また、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1050には、住所情報1002の下位階層のユーザ情報の詳細についてのプライバシーポリシーの同意を問い合わせる画面であるプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する詳細ボタン1006と住居情報1004の下位階層のユーザ情報の詳細についてのプライバシーポリシーの同意を問い合わせる画面であるプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する詳細ボタン1008が表示される。
図5と同様に、住所情報1002はユーザの住所を表す情報であり、住居情報1004はユーザの住居を表す情報である。
図13に示される例では、チェックボックス1001が住所情報1002に対応し、チェックボックス1003が住居情報1004に対応する。そして、お客様情報のうち、住所情報1002と住居情報1004とについては、対応するチェックボックスにレ点が表示されていないことによって、サービス提供者への提供を許可する設定となっていないことをユーザが認識できるようになっている。
【0039】
また、ユーザは、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1050を参照し、詳細ボタン1006を押すことで、端末装置10Nからプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請が送信される。プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請には、住所情報に対応するユーザ情報識別情報が含まれる。プライバシー保護装置100の画面情報作成部162は、通信部152が受信したプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、住所情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が提供する住所情報についてのプライバシーポリシーの同意を問い合わせる画面であるプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する。
図14は、住所情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面の一例を示す図である。
住所情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1150には、都道府県1102、区市町村1104、町域・丁目・番地1106等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1150には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス1101、1103、及び1105が表示される。さらに、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1150には、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1050へ戻ることを表す戻るボタン1122が表示される。
図6と同様に、都道府県1102は都道府県を表す情報であり、区市町村1104は区市町村を表す情報であり、町域・丁目・番地1106は町域・丁目・番地を表す情報である。
図14に示される例では、チェックボックス1101が都道府県1102に対応し、チェックボックス1103が区市町村1104に対応し、チェックボックス1105が町域・丁目・番地1106に対応する。そして、ユーザ情報のうち、都道府県1102と区市町村1104と町域・丁目・番地1106については、対応するチェックボックスにレ点が表示されていないことによって、サービス提供者への提供を許可する設定となっていないことをユーザが認識できるようになっている。
【0040】
図13に戻り、説明を続ける。ユーザは、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1050を参照し、詳細ボタン1008を押すことで、端末装置10Nからプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請が送信される。プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請には、住居情報に対応するユーザ情報識別情報が含まれる。プライバシー保護装置100の画面情報作成部162は、通信部152が受信したプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請を取得すると、通信部152から該端末装置10Nへ、住所情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を送信する。端末装置10Nは、プライバシー保護装置100が提供する住所情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する。
図15は、住居情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面の一例を示す図である。
住居情報についてのプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1250には、戸建1202、マンション1204、賃貸1206等の複数のユーザ情報の種別が表示される。また、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1250には、複数のユーザ情報の種別の各々に対応して、チェックボックス1201、1203、及び1205が表示される。さらに、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1250には、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面1050へ戻ることを表す戻るボタン1222が表示される。
図7と同様に、戸建1202は戸建を表す情報であり、マンション1204はマンションを表す情報であり、賃貸1206は賃貸を表す情報である。
図15に示される例では、チェックボックス1201が戸建1202に対応し、チェックボックス1203がマンション1204に対応し、チェックボックス1205が賃貸1206に対応する。そして、ユーザ情報のうち、戸建1202については、対応するチェックボックスにレ点が表示されていることによって、サービス提供者への提供を許可する設定となっていることをユーザが認識できるようになっている。また、お客様情報のうち、マンション1204と賃貸1206については、対応するチェックボックスにレ点が表示されていないことによって、サービス提供者への提供を許可する設定となっていないことをユーザが認識できるようになっている。
ユーザは、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面や、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を参照し、そのまま同意する場合には、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面上で、ボタン820を押し、そのまま同意しない場合にはチェックボックスへレ点を入力したり、チェックボックスへ入力されているレ点を削除したりした後にボタン820を押す。また、ユーザは、同意しない場合には、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面上で、ボタン822を押す。
【0041】
<端末装置の構成>
実施形態に係る端末装置10Nのハードウェア構成の一例について説明する。端末装置10Nは、CPUと、メモリと、不揮発性メモリと、ディスプレイと、操作部と、通信I/Fと、内部バスとを備えている。
CPUは、例えば不揮発性メモリに記憶されるプログラムを実行し、メモリをワークメモリとして使用して、端末装置10Nの各部を制御する。プログラムには、ウェブブラウザ、アプリ等が含まれる。メモリは、半導体素子を使用した揮発性のメモリ等のRAMによって構成され、CPUのワークメモリとして使用される。不揮発性メモリは、例えばハードディスク(HD)やROM等によって構成される。不揮発性メモリには、CPUによって実行されるプログラムが記憶される。ディスプレイは、CPUによって制御され、画像、GUI(Graphical User Interface)等を表示する。
CPUは、プログラムを実行することによって制御信号や、ディスプレイに表示する画像を表す映像信号を生成する。CPUは、画像を表す映像信号をディスプレイへ出力する。ディスプレイは、CPUによって出力された映像信号を処理することによって、映像を表示する。操作部は、ユーザの操作を受け付ける入力デバイスである。
通信I/Fは、外部機器や、通信ネットワーク20に接続されたプライバシー保護装置100等と通信して、映像データ等の各種コンテンツの送受信を行うためのインターフェースである。内部バスは、CPU、メモリ、不揮発性メモリ、ディスプレイ、操作部、及び通信I/Fを互いに接続する。内部バスに接続される各部は、内部バスを介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
【0042】
<端末装置の機能構成>
図16は、本実施形態に係る端末装置10Nの機能ブロック図である。端末装置10Nは、通信部252、及び通信制御部254を有している。これらの各部は、
図16に示されている各構成要素のいずれかが、不揮発性メモリからメモリ上に展開されたプログラムやアプリを実行するCPUからの命令によって動作することで実現される機能である。
【0043】
<端末装置の各機能構成>
図16を用いて、端末装置10Nの各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末装置10Nの各機能構成を説明するにあたって、
図16に示されている各構成要素のうち、端末装置10Nの各機能構成を実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
通信部252は、CPUからの命令、及び通信I/Fによって実現される。通信部252は、通信ネットワーク20を経由して、プライバシー保護装置100等の他の装置との間で各種データの送受信を行う。例えば、通信部252は、プライバシー保護装置100によって送信される事前設定登録画面を受信すると、該事前設定登録画面をCPUへ出力する。また、例えば、通信部252は、CPUが出力した詳細情報登録申請を、プライバシー保護装置100へ送信する。また、例えば、通信部252は、プライバシー保護装置100によって送信される詳細情報登録画面を、CPUへ出力する。
また、例えば、通信部252は、CPUが出力した操作を示す情報を、プライバシー保護装置100へ送信する。また、例えば、通信部252は、プライバシー保護装置100によって送信される操作が反映された事前設定登録画面や、詳細情報登録画面を、CPUへ出力する。
また、例えば、通信部252は、プライバシー保護装置100によって送信されるプライバシーポリシー同意問い合わせ画面を受信すると、該プライバシーポリシー同意問い合わせ画面をCPUへ出力する。また、例えば、通信部252は、CPUが出力したプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面申請を、プライバシー保護装置100へ送信する。また、例えば、通信部252は、プライバシー保護装置100が送信したプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を受信すると、該プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面をCPUへ出力する。
また、例えば、通信部252は、CPUが出力した操作を示す情報を、プライバシー保護装置100へ送信する。また、例えば、通信部252は、プライバシー保護装置100によって送信される操作が反映されたプライバシーポリシー同意問い合わせ画面や、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を、CPUへ出力する。
【0044】
通信制御部254は、CPUからの命令によって実現される。通信制御部254は、通信部252とプライバシー保護装置100との間での接続処理や、通信制御を行う。通信制御部254は、通信部252からプライバシー保護装置100へ、事前設定登録申請、詳細情報登録申請、操作を示す情報、事前設定登録応答などを送信する。また、通信制御部254は、通信部252からプライバシー保護装置100へ、サービス利用開始申請、プライバシーポリシー同意応答、プライバシーポリシー詳細情報同意応答などを送信する。
【0045】
<本実施形態に係る通信システムの動作>
図17−
図20は、本実施形態に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
図17−
図19は事前設定の登録処理を示す図であり、
図20は、サービスの利用を要求する処理を示す図である。
<事前設定の登録処理(その1)>
事前設定を登録する処理(その1)について説明する。
(ステップS102)ユーザが操作部に対して事前設定の登録を要求する操作を行うと、端末装置10Nのウェブブラウザは、ユーザIDを含む事前設定登録申請を作成する。通信制御部254は、ウェブブラウザが作成した事前設定登録申請を通信部252へ出力する。通信部252は、プライバシー保護装置100へ、事前設定登録申請を送信する。
(ステップS104)プライバシー保護装置100の通信部152は、端末装置10Nから送信された事前設定登録申請を受信すると、該事前設定登録申請を、事前設定情報設定部154へ出力する。事前設定情報設定部154は、通信部152から事前設定登録申請を取得すると、事前設定登録画面を通信部152へ出力する。通信部152は、事前設定情報設定部154から供給された事前設定登録画面を端末装置10Nへ送信する。
プライバシー保護装置100から送信された事前設定登録画面は、端末装置10Nの通信部252によって受信される。ウェブブラウザは、事前設定登録画面をディスプレイへ出力する。ディスプレイは、
図3に示される事前設定登録画面を表示する。端末装置10Nのユーザは、事前設定登録画面を参照し、操作部を操作することによって一又は複数のユーザ情報の種別情報の各々について、レ点を入力するか否かを判断することによって、ユーザ情報の基本的な取り扱いルールを設定する。
(ステップS106)ユーザが操作部に対して詳細設定の登録を要求する操作を行うと、端末装置10Nのウェブブラウザは、契約者詳細情報に対応するユーザ情報識別情報、居住情報に対応するユーザ情報識別情報などの詳細設定の登録を要求するユーザ情報識別情報を含む詳細情報登録申請を作成する。通信制御部254は、ウェブブラウザが作成した詳細情報登録申請を通信部252へ出力する。通信部252は、プライバシー保護装置100へ、詳細情報登録申請を送信する。
(ステップS108)プライバシー保護装置100の通信部152は、端末装置10Nから送信された詳細情報登録申請を受信すると、詳細情報登録申請を、事前設定情報設定部154へ出力する。事前設定情報設定部154は、通信部152から詳細情報登録申請を取得すると、詳細情報登録画面を通信部152へ出力する。通信部152は、事前設定情報設定部154から供給された詳細情報登録画面を端末装置10Nへ送信する。
【0046】
(ステップS110)プライバシー保護装置100から送信された詳細情報登録画面は、端末装置10Nの通信部252によって受信される。ウェブブラウザは、詳細情報登録画面をディスプレイへ出力する。ディスプレイは、
図4−
図7のいずれかに示される詳細情報登録画面を表示する。端末装置10Nのユーザは、詳細情報登録画面を参照し、操作部を操作することによって一又は複数のユーザ情報の種別情報の各々について、レ点を入力するか否かを判断することによって、ユーザ情報の基本的な取り扱いルールを設定する。ウェブブラウザは、
図3のOKボタン322が押されたことを検出すると、ユーザによって設定された情報を含む事前設定登録応答を生成し、通信部252へ出力する。端末装置10Nの通信部252は、ウェブブラウザから事前設定登録応答を取得すると、該事前設定登録応答をプライバシー保護装置100へ送信する。
(ステップS112)端末装置10Nによって送信された事前設定登録応答は、プライバシー保護装置100の通信部152で受信される。通信部152は、該事前設定登録応答を事前設定情報設定部154へ出力する。事前設定情報設定部154は、通信部152から供給された事前設定登録応答を取得すると、該事前設定登録応答に含まれるユーザIDと、ユーザ情報識別情報と、ユーザ情報の基本的な取り扱いルールとを対応付けて、記憶部166の事前設定テーブル1662へ記憶する。ここで、事前設定情報設定部154は、ユーザIDと、ユーザ情報識別情報と、サービス提供者への提供に関する情報とがすでに対応付けて記憶されている場合には、変更されるたびに、変更日と設定情報を対応付けて記憶してもよい。ステップS102−S112によって、ユーザは、一又は複数のユーザ情報の各々についてサービス提供者への提供に関する情報をプライバシー保護装置100へ事前に設定登録できる。
【0047】
<事前設定の登録処理(その2)>
事前設定を登録する処理(その2)について説明する。事前設定を登録する処理(その2)では、上位階層のユーザ情報の設定情報が変更された場合に、下位階層のユーザ情報の設定情報が自動設定される処理について説明する。
(ステップS202)ユーザが操作部に対してユーザ情報を設定する操作を行うと、端末装置10Nのウェブブラウザは、該操作を示す情報を作成する。通信制御部254は、ウェブブラウザが作成した操作を示す情報を通信部252へ出力する。通信部252は、プライバシー保護装置100へ、操作を示す情報を送信する。
プライバシー保護装置100の通信部152は、端末装置10Nから送信された操作を示す情報を受信すると、該操作を示す情報を、事前設定情報設定部154へ出力する。事前設定情報設定部154は、通信部152から操作を示す情報を取得すると、操作が階層1のユーザ情報の設定の変更に該当するか否かを判定する。該操作が階層1のユーザ情報の設定の変更に該当する場合にはステップS204へ移行し、該当しない場合にはステップS212へ移行する。
(ステップS204)該操作が階層1のユーザ情報の設定の変更に該当する場合、事前設定情報設定部154は、該当する階層1のユーザ情報に階層2のユーザ情報があるか否かを判定する。該当する階層1のユーザ情報に階層2のユーザ情報がない場合には終了し、ある場合にはステップS206へ移行する。
(ステップS206)該当する階層1のユーザ情報に階層2のユーザ情報がある場合、事前設定情報設定部154は、該階層2のユーザ情報に階層3のユーザ情報があるか否かを判定する。該階層2のユーザ情報に階層3のユーザ情報がある場合にはステップS208へ移行し、該階層2のユーザ情報に階層3のユーザ情報がない場合にはステップS210へ移行する。
【0048】
(ステップS208)該階層2のユーザ情報に階層3のユーザ情報がある場合、事前設定情報設定部154は、該階層2のユーザ情報と該階層3のユーザ情報の設定情報を、階層1のユーザ情報の設定情報と同じ設定情報に変更する。事前設定情報設定部154は、該階層2のユーザ情報の設定情報と該階層3のユーザ情報の設定情報とを変更した結果を含む事前設定登録画面を作成し、作成した事前設定登録画面を通信部152へ出力する。通信部152は、事前設定情報設定部154から供給された事前設定登録画面を端末装置10Nへ送信する。
(ステップS210)該階層2のユーザ情報に階層3のユーザ情報がない場合、事前設定情報設定部154は、該階層2のユーザ情報の設定情報を、階層1のユーザ情報の設定情報と同じ設定情報に変更する。事前設定情報設定部154は、該階層2のユーザ情報の設定情報を変更した結果を含む事前設定登録画面を作成し、作成した事前設定登録画面を通信部152へ出力する。通信部152は、事前設定情報設定部154から供給された事前設定登録画面を端末装置10Nへ送信する。
(ステップS212)ステップS202で、該操作が階層1のユーザ情報の設定情報の変更に該当しない場合、事前設定情報設定部154は、該操作が階層2のユーザ情報の設定の変更に該当するか否かを判定する。該操作が階層2のユーザ情報の設定の変更に該当する場合にはステップS214へ移行し、該当しない場合には終了する。
(ステップS214)該操作が階層2のユーザ情報の設定の変更に該当する場合、事前設定情報設定部154は、該当する階層2のユーザ情報に階層3のユーザ情報があるか否かを判定する。該当する階層2のユーザ情報に階層3のユーザ情報がない場合には終了し、ある場合にはステップS216へ移行する。
(ステップS216)該階層2のユーザ情報に階層3のユーザ情報がある場合、事前設定情報設定部154は、該階層3のユーザ情報の設定情報を、階層2のユーザ情報の設定情報と同じ設定情報に変更する。事前設定情報設定部154は、該階層3のユーザ情報の設定情報を変更した結果を含む詳細情報登録画面を作成し、作成した詳細情報登録画面を通信部152へ出力する。通信部152は、事前設定情報設定部154から供給された詳細情報登録画面を端末装置10Nへ送信する。
ステップS202−S216によれば、上位階層のユーザ情報の設定が変更された場合に、該上位階層のユーザ情報の下位階層のユーザ情報の設定を自動設定できる。
【0049】
<事前設定の登録処理(その3)>
事前設定を登録する処理(その3)について説明する。事前設定を登録する処理(その3)では、下位階層のユーザ情報の設定が変更された場合に、上位階層のユーザ情報が自動設定される処理について説明する。
(ステップS302)ユーザが操作部に対してユーザ情報を設定する操作を行うと、端末装置10Nのウェブブラウザは、該操作を示す情報を作成する。通信制御部254は、ウェブブラウザが作成した操作を示す情報を通信部252へ出力する。通信部252は、プライバシー保護装置100へ、操作を示す情報を送信する。
プライバシー保護装置100の通信部152は、端末装置10Nから送信された操作を示す情報を受信すると、該操作を示す情報を、事前設定情報設定部154へ出力する。事前設定情報設定部154は、通信部152から操作を示す情報を取得すると、該操作が階層2、階層3等の下位階層のユーザ情報の設定の変更に該当するか否かを判定する。下位階層のユーザ情報の設定の変更に該当する場合にはステップS304へ移行し、該当しない場合には終了する。
(ステップS304)下位階層のユーザ情報の設定の変更に該当する場合、事前設定情報設定部154は、設定が変更されたユーザ情報の設定と、該ユーザ情報の上位階層のユーザ情報の下位階層の他のユーザ情報の全てが同じ設定であるか否かを判定する。下位階層の他のユーザ情報の全てが同じ設定である場合にはステップS306へ移行し、同じ設定でない場合には終了する。
(ステップS306)下位階層の他のユーザ情報の全てが同じ設定である場合には、事前設定情報設定部154は、上位階層のユーザ情報の設定を下位階層の設定と同じ設定へ変更する。
ステップS306の後に、下位階層のユーザ情報の設定情報のうち、一つのユーザ情報の設定情報が変更された場合には、該下位階層の上位階層のユーザ情報の設定情報も自動的に変更される。
ステップS302−S306によれば、下位階層のユーザ情報の設定が変更された場合に、設定が変更されたユーザ情報の設定と、該ユーザ情報の上位階層のユーザ情報の下位階層の他のユーザ情報の全てが同じ設定である場合に、該上位階層のユーザ情報を自動設定できる。
【0050】
<サービスの利用を要求する処理>
次に、
図20を参照して、ユーザがサービスの利用を要求した場合の処理について説明する。
(ステップS402)端末装置10Nのウェブブラウザは、操作部によってサービスの利用を要求する操作を検出したことが通知されると、サービスIDとユーザIDとを含むサービス利用開始申請を作成する。そして、ウェブブラウザは、通信部252を介して、プライバシー保護装置100へサービス利用開始申請を送信する。サービス利用開始申請は、プライバシー保護装置100の通信部152によって受信される。
(ステップS404)プライバシー保護装置100の通信部152は、受信したサービス利用開始申請をサービス利用要求処理部156へ出力する。サービス利用要求処理部156は、サービス利用開始申請に含まれるサービスIDに基づいて、当該サービスを提供するサービス提供装置T0Mを特定し、当該サービスのサービス提供者が定めたプライバシーポリシー等の送信を求めるプライバシーポリシー等送信要求を作成する。サービス利用要求処理部156は、作成したプライバシーポリシー等送信要求を、通信部152を介して、特定したサービス提供装置T0Mへ送信する。プライバシーポリシー等送信要求は、サービス提供装置T0Mによって受信される。
【0051】
(ステップS406)サービス提供装置T0Mは、受信したプライバシーポリシー等送信要求に含まれるサービスIDに対応するサービスを提供するサービス提供者が定めたプライバシーポリシー等をプライバシー保護装置100へ送信する。
プライバシー保護装置100へ送信されるプライバシーポリシー等には、サービス提供者がサービス利用者に対して提供を要求する、ユーザ情報の種別を識別する要求ユーザ情報識別情報が含まれる。
(ステップS408)プライバシー保護装置100の通信部152は、受信した該プライバシーポリシー等をサービス利用要求処理部156へ出力する。サービス利用要求処理部156は、該プライバシーポリシー等に含まれる、サービス提供者がサービス利用者に対して要求する要求ユーザ情報識別情報と、記憶部166に記憶されている事前設定テーブル1662に登録されたユーザ情報識別情報とに基づいて、サービス提供者が要求するユーザ情報識別情報のうち、事前設定テーブル1662に記憶されているユーザ情報識別情報を特定する。サービス利用要求処理部156は、特定したユーザ情報識別情報を画面情報作成部162へ出力する。
(ステップS410)プライバシー保護装置100の画面情報作成部162は、サービス利用要求処理部156が特定したユーザ情報識別情報に対応する種別情報については、事前設定テーブル1662に記憶されている情報が表示されているプライバシーポリシー同意問い合わせ画面を作成する。画面情報作成部162は、通信部152へ、作成したプライバシーポリシー同意問い合わせ画面を出力する。
【0052】
(ステップS412)プライバシー保護装置100の通信部152は、画面情報作成部162からプライバシーポリシー同意問い合わせ画面が供給されると、該プライバシーポリシー問い合わせ同意画面を、サービスの利用を要求したユーザの端末装置10Nへ送信する。端末装置10Nのウェブブラウザは、通信部252がプライバシー保護装置100からプライバシーポリシー同意問い合わせ画面を受信すると、該プライバシーポリシー同意問い合わせ画面をディスプレイへ出力する。ディスプレイは、ウェブブラウザからプライバシーポリシー同意問い合わせ画面が供給されると、該プライバシーポリシー同意問い合わせ画面情報を処理することによって、
図11に示したようにプライバシーポリシー同意問い合わせ画面を表示する。
サービスの利用を要求したユーザは、該プライバシーポリシー同意問い合わせ画面を参照し、一又は複数のユーザ情報の種別情報の各々についてサービス提供者へ提供することに同意するか否かを判断する。サービスの利用を要求したユーザは、同意する場合にはボタン620を押すことによって同意する操作を行い、内容を一部変更して同意する場合には一又は複数のユーザ情報の種別情報に対応するチェックボックスへレ点を入力したり、チェックボックスに入力されているレ点を削除したりした上で、ボタン620を押すことによって同意する操作を行う。
さらに、サービスの利用を要求したユーザは、プライバシーポリシー同意問い合わせ画面を参照し、詳細ボタンを押すことで、端末装置10Nはプライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を表示する。サービスの利用を要求したユーザは、プライバシーポリシー詳細情報同意問い合わせ画面を参照し、一又は複数のユーザ情報の種別情報の各々についてサービス提供者へ提供することに同意するか否かを判断する。サービスの利用を要求したユーザは、同意する場合には戻るボタンを押すことによって同意する操作を行い、内容を一部変更して同意する場合には一又は複数のユーザ情報の種別情報に対応するチェックボックスへレ点を入力したり、チェックボックスに入力されているレ点を削除したりした上で、戻るボタンを押すことによって同意する操作を行う。
プライバシーポリシー同意問い合わせ画面において、ボタン820が押されたことが操作部によって検出されると、ウェブブラウザは、プライバシーポリシー同意応答を生成し、通信部252へ出力する。また、サービスの利用を要求したユーザは、同意しない場合には、ボタン822を押すことによって同意しない操作を行う。
【0053】
(ステップS414)端末装置10Nの通信部252は、ウェブブラウザからプライバシーポリシー同意応答画面情報が供給されると、該プライバシーポリシー同意応答をプライバシー保護装置100へ送信する。
(ステップS416)端末装置10Nによって送信されたプライバシーポリシー同意応答は、プライバシー保護装置100の通信部152で受信される。通信部152は、該プライバシーポリシー同意応答をサービス利用要求処理部156へ出力する。サービス利用要求処理部156は、通信部152から供給されたプライバシーポリシー同意応答を取得すると、該プライバシーポリシー同意応答に含まれるサービスIDと、ユーザIDと、ユーザ情報の種別情報IDと、サービス提供者への提供に関する設定情報とを対応付けて、認可設定情報として、記憶部166に記憶する。
(ステップS418)プライバシー保護装置100のサービス利用要求処理部156は、プライバシーポリシー同意応答に含まれる情報に基づいて、サービス提供者への応答を作成し、通信部152へ出力する。通信部152は、サービス利用要求処理部156によって供給されたサービス提供者への応答をサービス提供装置T0Mへ送信する。
サービス提供装置T0Mは、プライバシー保護装置100が送信したサービス提供者への応答を受信すると、サービスIDとユーザIDとユーザ情報の種別情報毎のサービス提供者への提供に関する設定情報を関連付けて記憶する。そして、サービス提供装置TOMは、該ユーザIDに対応するユーザへ、該サービスIDに対応するサービスを提供する場合には、関連付けて記憶した設定情報にしたがって、サービスを提供する。
ステップS402−S418によって、ユーザは、プライバシー保護装置100から送信されるプライバシーポリシー同意問い合わせ画面を参照し、ユーザ情報をサービス提供者へ提供するか否かを設定できる。
【0054】
上述した実施形態では、通信ネットワーク20と通信ネットワーク50とが異なる場合について説明したがこの例に限られない。例えば、通信ネットワーク20と通信ネットワーク50とが同じネットワークであってもよい。
また、上述した実施形態では、ユーザ情報が2階層である場合と3階層である場合について説明したが、この例に限られない。例えば、ユーザ情報が4以上の階層であってもよい。
【0055】
また、上述した実施形態では、ユーザ情報の種別情報の一例として、氏名情報、電話番号、メールアドレス、契約者詳細情報、家族情報、住居情報などについて説明したが、この例に限られない。例えば、ユーザ情報の種別情報に、ダイレクトメール等による宣伝物の送付の可否を表す情報が含まれてもよい。
また、上述した実施形態では、事前設定登録画面で、複数のユーザ情報の種別情報の各々について入力し、サービス提供者へ提供できるユーザ情報の種別情報に対応するチェックボックスに入力する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、事前設定登録画面と異なる画面で、複数のユーザ情報の種別情報の各々について入力するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、事前設定テーブル1662の第三者への提供の可否情報に「可」又は「否」が事前に設定されている場合について説明したが、この例に限られない。例えば、「可」又は「否」以外に、その都度ユーザに確認することを示す情報が設定されていてもよい。
また、上述した実施形態では、通信システムに、一台のプライバシー保護装置が含まれる場合について説明したが、この限りでない。例えば、通信システムに、複数台のプライバシー保護装置が含まれてもよい。この場合、複数のプライバシー保護装置は、同じ機能を有していてもよいし、異なる機能を有していてもよい。
【0056】
実施形態によれば、ユーザは、端末装置10Nを操作することによって、プライバシー保護装置100に対して、ユーザ情報の基本的な取り扱いルールを事前設定として登録することができる。プライバシー保護装置100は、ユーザに事前設定を行わせる際に、事前設定登録画面や詳細情報登録画面を送信し、ユーザが事前設定登録画面や詳細情報登録画面に対して行った上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報を変更する操作に応じて、該上位階層のユーザ情報の種別情報に対して下位階層となる複数のユーザ情報の種別情報の設定情報を変更する。また、プライバシー保護装置100は、ユーザが事前設定登録画面や詳細情報登録画面に対して行った下位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報を変更する操作に応じて、該下位階層のユーザ情報の種別情報に対して上位階層となる複数のユーザ情報の種別情報の設定情報を変更する。このように構成することによって、ユーザに事前設定を容易にさせることができる。
実施形態によれば、ユーザが端末装置10Nからプライバシー保護装置100へ、サービスの利用を要求した場合に、プライバシー保護装置100は、該サービスを提供するサービス提供装置T0Mから該サービス提供者が要求するユーザ情報の種別情報を取得し、該サービス提供者が要求するユーザ情報の種別情報のうち、事前設定テーブル1662に設定されている種別情報については、事前設定テーブル1662で設定されているサービス提供者への提供の可否情報に基づいて表示したプライバシーポリシー問い合わせ画面やプライバシーポリシー詳細情報問い合わせ画面を作成し、端末装置10Nへ送信する。プライバシー保護装置100は、ユーザがプライバシーポリシー問い合わせ画面やプライバシーポリシー詳細情報問い合わせ画面に対して行った上位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報を変更する操作に応じて、該上位階層のユーザ情報の種別情報に対して下位階層となる複数のユーザ情報の種別情報の設定情報を変更する。また、プライバシー保護装置100は、ユーザがプライバシーポリシー問い合わせ画面やプライバシーポリシー詳細情報問い合わせ画面に対して行った下位階層のユーザ情報の種別情報の設定情報を変更する操作に応じて、該下位階層のユーザ情報の種別情報に対して上位階層となる複数のユーザ情報の種別情報の設定情報を変更する。このように構成することによって、ユーザにプライバシーポリシー問い合わせ画面やプライバシーポリシー詳細情報問い合わせ画面に対する設定を容易にさせることができる。さらに、ユーザは、新たなサービスの利用を要求した場合でも、その新たなサービスの提供者から送信される利用契約への同意を求める画面には、事前設定テーブル1662で設定されているように表示されているため、複数の識別情報の各々に対応する全てのチェックボックスにレ点を入力しなくてもよい。つまり、ユーザは、サービスの利用を要求する度に、プライバシーポリシーによって要求されるユーザ情報の種別情報の全てについて、チェックボックスにレ点を入力する等の入力操作を行う必要がないため、プライバシーポリシーを容易に設定できる。
【0057】
以上、本発明の実施形態及びその変形例を説明したが、これらの実施形態及びその変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態及びその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組合せを行うことができる。これら実施形態及びその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上述の各装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した各装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
上述した実施形態において、プライバシー保護装置100は情報処理装置の一例であり、記憶部166は記憶部の一例であり、事前設定情報設定部154は設置部の一例であり、ユーザ情報識別情報はユーザ情報の種別情報の識別情報の一例であり、レ点の有無は第1の情報及び第2の情報の一例である。