特許第6670340号(P6670340)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6670340
(24)【登録日】2020年3月3日
(45)【発行日】2020年3月18日
(54)【発明の名称】密閉容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 43/04 20060101AFI20200309BHJP
   B67B 7/00 20060101ALI20200309BHJP
【FI】
   B65D43/04 200
   B67B7/00
【請求項の数】6
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-90943(P2018-90943)
(22)【出願日】2018年5月9日
(65)【公開番号】特開2018-193132(P2018-193132A)
(43)【公開日】2018年12月6日
【審査請求日】2018年5月9日
(31)【優先権主張番号】10-2017-0060802
(32)【優先日】2017年5月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518062794
【氏名又は名称】ワン,スー ジォン
【氏名又は名称原語表記】WANG,Soo Jung
(73)【特許権者】
【識別番号】518062808
【氏名又は名称】ワン,ヨン ピン
【氏名又は名称原語表記】WANG,Young Bin
(73)【特許権者】
【識別番号】518062819
【氏名又は名称】ソン,バン ヒャン
【氏名又は名称原語表記】SONG,Bang Hyang
(74)【代理人】
【識別番号】100092897
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 正悟
(72)【発明者】
【氏名】ワン,スー ジォン
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ヨン ピン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,バン ヒャン
【審査官】 加藤 信秀
(56)【参考文献】
【文献】 独国実用新案第202015105350(DE,U1)
【文献】 実開平02−135463(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0262309(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0257886(US,A1)
【文献】 特開2007−284090(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0011791(US,A1)
【文献】 特開2000−033961(JP,A)
【文献】 特開2011−093594(JP,A)
【文献】 特開2014−222732(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 43/04
B67B 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部に開口が形成された容器本体20と、前記容器本体20の前記開口を開閉する蓋30と、前記容器本体20とフィルムヒンジ26で連結された回動取っ手29を備えた密閉容器10であって、
前記容器本体20は、容器内壁20aの上部内面20bに沿って形成された内方に突出する係止段24、および前記容器内壁20aの上部から外側に延びるとともにさらに下向きに延びて形成されて内部に凹溝22を形成する容器フランジ23を備え、
前記回動取っ手29は、前記フィルムヒンジ26を介して前記容器フランジ23に回動可能に連結され、開閉板27と段差部28を有して上下に回動可能であり、
前記蓋30は、前記容器内壁20a内に突出して係合する形状の蓋内壁31bを有し、前記蓋内壁31bの外面31aに沿って形成された外方に突出する係止突起32、前記内壁31bの周りから外側に延長して前記容器フランジ23を上側から覆うようにして前記容器フランジ23に結合される下向き折曲された蓋フランジ30a、および前記蓋フランジ30aに形成された蓋延長部33を有し、
前記係止突起32は、
前記蓋30の前記外面31aで前記係止段24に向けるように突出形成された突出部51を有する閉ループ形状の軟質樹脂のパッキング部材50を形成し、かつ前記パッキング部材50を前記パッキング部材50と異種材質で形成された前記蓋30の前記外面31aにインサート成形を通じて固着させて前記突出部51が前記係止段24の直下部にかかることができるように構成され、
前記軟質樹脂は、シリコンであり、
前記蓋内壁31bが前記容器内壁20a内に突出するとともに前記係止突起32が前記係止段24と係合して前記蓋30が前記容器本体20に結合された状態で、前記回動取っ手29が上方に回動する時、前記蓋延長部33は前記開閉板27と前記段差部28に接触し、
前記蓋30が前記容器本体20に結合された状態で、挺子原理を用いて前記回動取っ手29を上方に回動させるだけで前記開閉板27が前記蓋延長部33を持ち上げると共に、前記段差部28は前記段差部28に接触して前記蓋延長部33が外側に向けて広がることを防止し、前記係止突起32が前記係止段24から外されて、前記蓋30を前記容器本体20から開くことができるようにしたことを特徴とする、密閉容器。
【請求項2】
前記段差部28は、前記開閉板27の上端下部から外側に向けて延びるように形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の密閉容器。
【請求項3】
前記係止段24と前記係止突起32は閉ループ形状に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の密閉容器。
【請求項4】
前記容器フランジ23と前記回動取っ手29との間に前記容器フランジ23の一部分から外側に延びる延長段25が形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の密閉容器。
【請求項5】
前記回動取っ手29は、前記延長段25に連結された前記フィルムヒンジ26を通じて前記容器フランジ23に回動可能に連結されたことを特徴とする、請求項4に記載の密閉容器。
【請求項6】
前記突出部51は、彎曲突出形または湾曲突出したくさび形の形状に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の密閉容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は各種の食品を収容保管する密閉容器の改善に関し、密閉容器の蓋の開閉構造の改善に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、密閉容器は容器本体と容器本体の開口を開閉する蓋を備えている。ここで、容器本体または蓋のうちのいずれか1つに気密のためのパッキング部材が設けられれば、密閉容器と称することができ、パッキング部材が設けられていなくても密閉容器または食品容器と称することができ、前記のような密閉容器または食品容器はユーザの使用用途によって各種の小品を保管する小品保管容器にも使用できる。
【0003】
前記のような従来の密閉容器は蓋が容器本体の開口を開閉し、容器本体または蓋のうちから選択されたいずれか1つには係止溝を有する回動取っ手が設けられ、残りの1つには前記係止溝に挿入されてロック(lock)状態を維持する突起が形成されて前記係止溝と突起が結合されるものであって、蓋は容器本体の開口に覆われて閉じ状態を維持するか、または閉じ状態が解除できるように構成される。
【0004】
一方、従来の容器の蓋を容器本体の開口から開ける時には両手を用いて蓋の周り方向の適当な個所を握って蓋を持ち上げて開ける方式と、または片手で容器本体を握って、他の片手では蓋の一側に突出形成された取っ手を握って上側に持ち上げて開ける方式の構成で、そのサイズ及び形状は多様である。
【0005】
従来の密閉容器は蓋の四方コーナーのうちから選択されたいずれか1つのコーナーに突出した取っ手を形成するか、または蓋の両側壁に蓋を持ち上げることができる平板形状の取っ手を形成した構成を採用している。したがって、蓋を容器本体から開けようとする時には片手で容器本体を握って、他の片手では蓋の一側に形成された取っ手などを握って上側に持ち上げれば、ロック(lock)状態が堅いので、その開け力により容器本体が揺れて容器本体から食品及び汁があふれて跳ね上がる現象が発生する問題点がある。
【0006】
特に、従来、密閉容器のサイズが大きければ大きいほど蓋の開け力による揺れによって容器本体に収容された内容物が頻繁に流出されるが、その理由は密閉容器が大きければ蓋が大きく、蓋が大きければ蓋を容器本体にロック(lock)状態を維持させる係止溝を有する回動取っ手または係止溝に挿入される係止突起の構成が大きくなって、堅いロック(lock)状態維持に伴う係止負荷が大きくなるということがその理由であり、そのために、蓋の開放時、一定の力が必要であり、比較的密閉容器をよく使用する主婦及び子供は容器本体の揺れ無しで蓋を容易に開けることができないという問題点がある。
【0007】
一方、従来の密閉容器は容器本体と蓋のうちから選択されたいずれか1つの両側壁に形成された回動取っ手は、容器本体と蓋がロック(lock)状態を維持していない限り、回動取っ手は容器本体の両側壁から一側水平方向に向けて弾撥されて水平に突出した状態を維持するので、例えば、密閉容器を容器本体と蓋を個別分離した多数個に積層包装することを例に挙げると、多数個の容器本体のみを積層した後、その上部に多数個が積層された蓋を積層して包装すれば、容器本体の両側壁に形成された回動取っ手が弾性力により全て自ら折り畳まれず、一側に向けて突出した状態を維持するようになる。
【0008】
このように、回動取っ手が一側に突出した状態を維持するようになれば、これらを包装する包装ケースが相対的に大きくなって包装ケースの容量が必要以上に増える短所と共に
、積層包装形状の整列状態の維持が難しいという問題点がある。
【0009】
結果的に、前記のような従来の密閉容器をなす容器本体または蓋のうち、いずれか1つに設けられた係止溝を有する回動取っ手は、容器本体と蓋のロック(lock)状態を維持及び解除する役割をするだけであり、回動取っ手が直接蓋を容器本体から押し上げて開くことができる構成は備えていない。
【0010】
(引用文献1:大韓民国特許庁公開特許公報出願番号第10−2003−0074940号(公告日付2005.04.29)、引用文献2:大韓民国特許庁登録実用新案公報出願番号第20−2003−0008580号(公告日付2003.06.18)、引用文献3:大韓民国特許庁登録実用新案公報出願番号第20−2003−0039462号(公告日付2004.03.24)、引用文献4:大韓民国特許庁登録実用新案公報出願番号第20−2004−0015848号(公告日付2004.09.01))
【0011】
一方、図5は従来Aタイプ密閉容器をなして、ロック部材がある容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図に関するものである。
【0012】
前記図面から見ることができるように、従来の密閉容器は、容器本体100と容器本体の開口を開閉することができる蓋101で備えられ、蓋101の周縁部103の内側凹溝104には容器本体との気密を維持するパッキング105が設けられて容器本体100の周縁周り方向の段部106と接触するものであって、気密状態を維持するようになり、蓋101に設けられ、ロック部材107の内壁に突出した係止具108は容器本体100の外側壁に突出した係止段109に係止されて容器本体100と蓋101の結着状態を維持または解除する役割をする。
【0013】
しかしながら、前記のような従来の密閉容器は蓋がロック部材により密閉容器の四方一部分の面でロック状態が維持されれば、ロック状態を維持する蓋の該当部位を除いて、残りの部分の蓋面は上側に持ち上げられ、したがって、容器本体内外部への空気出入が頻繁になされる短所と共に、容器本体内部に収容された食品の流体が外部に流れ出る問題点がある。そして、前記のような蓋はパッキングが蓋の内部に強制挿入される方法を取っているので、長期間使用するようになればパッキングに黴が発生して長期的にはパッキングが腐るか変形されることによって隙間が発生して、結果的に容器本体内・外部への空気出入が頻繁になされて、容器本体内部に収容された食品の流体が外部に流れ出る問題点がある。
【0014】
一方、図6は従来のBタイプ気密容器をなしてロック部材がある容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図に関するものである。
【0015】
前記図面から見ることができるように、従来の密閉容器は容器本体200と容器本体200の開口を開閉することができる蓋201で備えられ、蓋201の周縁部202の内側凹溝203には容器本体200との気密を維持する“∩”形状のパッキング208が設けられて容器本体200の周縁周り方向の段部204と接触して気密状態を維持するようになり、蓋201に設けられたロック部材205に形成された孔206は容器本体200の外側壁から突出した突起207に挿入係止されて容器本体200と蓋201の結着状態を維持する役割をする。
【0016】
しかしながら、前記のような蓋は“∩”形状のパッキングが蓋の内部に強制挿入されるか、または二重射出方式(インサート射出)により設けられた方法を取っており、容器本体の段部を気密に収容することができるようにパッキングの間隔が非常に狭いため、蓋を開けば容器本体の段部がパッキングに気密挿入された状態でパッキングの強い弾性力で容
器本体の段部をつかんでいるので、蓋が容易に開かない短所と共に、蓋が開いても蓋に加えられた開け力により容器本体が揺れて容器本体内部に収容された食品の流体が外部に流れ出る問題点がある。
【0017】
一方、図7は従来Cタイプ密閉容器をなして、ロック部材がない容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図に関するものである。
【0018】
前記図面から見ることができるように、従来の密閉容器は、容器本体300と容器本体300の開口を開閉することができる蓋301で備えられ、蓋301の周縁部302の内側には一定の高さの内壁303が形成されており、前記内壁303と隙間304をおいたその一側には左右弾力性を有する挟持壁305が設けられて容器本体300の周縁周り方向の段部306の部分が隙間304に挿入されて挟持壁305に支持されるものであって、容器本体300と蓋301の固定状態を維持する役割をする。
【0019】
しかしながら、前記のような密閉容器はロック部材無しで容器本体の段部306の部分が蓋301の内壁と挟持壁との間である隙間に挿入されて容器本体と蓋の固定状態を維持するだけであり、容器本体内・外部への空気出入が頻繁になされて、容器本体内部に収容された流体が外部に流れ出る問題点がある。
【0020】
また、図8は従来Dタイプ密閉容器をなしてロック部材がない容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図に関するものである。
【0021】
前記図面から見ることができるように、従来の密閉容器は容器本体400の上側周縁周り方向に沿って形成された枠部405の内壁402には一側に向ける係止段403が形成されており、蓋401の周縁部410の内側には前記容器本体400の枠部405が凹入される凹入溝406が形成されており、前記凹入部406をなす蓋401の内壁407には前記係止段403に向かう突段408が形成されて蓋401を閉じれば突段408が前記係止段403の直下部面に接触するものであって、蓋401が容器本体400から容易に離脱することを防止する役割を行う。
【0022】
しかしながら、前記のような係止段403と突段408は蓋が容器本体から容易に離脱することを防止する役割をするだけであり、前記係止段が突段の内壁に接触して気密状態を維持できない。その理由のうちの最も大きい理由は、容器本体がポリプロピレン(PP)材質で形成されており、蓋及び蓋の内壁に形成した突段がポリプロピレン(PP)で形成されている関係で、蓋として容器本体を開閉することを長期間反復すれば係止段及び突段が摩耗して気密状態を維持できないだけでなく、蓋及び係止段が薄型のポリプロピレン(PP)で形成されている関係で、気温変化に敏感に作用して、その形状が変形されるものであって、気密状態維持は難しいので、気密容器本体内・外部への空気出入が頻繁になされて、容器本体内部に収容された食品の流体が外部に流れ出る問題点がある。
【0023】
また、図9は従来のEタイプ密閉容器をなして、ロック部材がない容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図に関するものである。
【0024】
前記図面から見ることができるように、従来の密閉容器は容器本体500と容器本体の開口を開閉することができる蓋510で備えられ、ここでは容器本体500と蓋510のうちの1つに設けられて容器本体500に蓋510を固定するロック部材のない密閉容器を示すものである。
【0025】
前記図面から見ることができる従来の密閉容器は、容器本体500の開口を開閉する蓋510の内壁512に軟質樹脂またはシリコンで形成されたパッキング部材511をポリ
プロピレン(PP)材質からなる蓋と二重射出(インサート射出)して形成している。ここで、パッキング部材511は蓋510で容器本体500の開口を閉じる前には一側に向けて長く水平に突出しているから、蓋510を閉じればパッキング部材511が容器本体500をなす壁体513に接触しながら内側に撓んで折り畳まれることによって、パッキング部材511が容器本体の壁体513に接触することによって気密を維持するようになる。
【0026】
しかしながら、前記のような蓋に設けられたパッキング部材は、容器本体壁体に接触するための作用空間が大きいため、容器容量を減らすようになる短所と共に、蓋を閉じれば容器本体内部に蓋が下向きにしただけ容器本体内部の空気が流出して容器本体内部は弱真空状態になるので、また蓋を開けば蓋が容易に開かないで、蓋に加えられる開け力により容器本体が大きく揺れて容器本体内部に収容された食品が流出する問題点がある。したがって、これを防止するための空気出入バルブを蓋に設けなければならないという面倒さもある。
【0027】
特に、前記のような従来の密閉容器は、蓋の周り方向に設けられたパッキング部材が必要以上に長く突出しているので、容器本体内部の流体が揺れれば容器本体内部の水の圧力によりパッキング部材の端部面と壁体との間の接触部分が浮き上がることによって隙間が発生して、その隙間を通じて流体が流れ出て気密維持できないという問題点がある。
【0028】
その他にも、従来の多様な形態のパッキングを有する密閉容器が存在するが、これら全ては容器本体と蓋を結着するロック部材の存在を離れて、これら全てに設けられるパッキングの構造的欠陥とその欠陥に伴う変形により容器本体内外部への空気出入が頻繁になされて、容器本体内部に収容された食品の流体が外部に流れ出る問題点がある。
【0029】
(引用文献5:大韓民国特許庁登録実用新案公報に開示された登録第0248959号(公告日付:2001.10.19)、引用文献6:大韓民国特許庁登録実用新案公報に開示された登録第0301897号(公告日付:2003.01.29)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0030】
したがって、本発明は前記のような従来の問題点を解決するために案出したものであって、ユーザが容器本体の両側壁に設けられた回動取っ手のみを上側に軽く持ち上げて回動させる挺子原理だけで蓋を容器本体から何の苦労もなく、揺れ無しで、易しくて簡便に開くことができるので、主婦と子供らも容易に蓋を開けることができる密閉容器を提供することにある。
【0031】
本発明の他の目的は、容器本体と蓋を各々一定の単位で積層包装時、多数個が積層された容器本体の上側に位置する多数個が積層された蓋の蓋延長部が容器本体の両側壁に設けられた回動取っ手全てを容器本体の両側壁に向けるように折り畳んで下向きになって、好ましくは、垂直状態が維持できるようにすることによって、容器本体と蓋の積層包装が容易で、包装ケースの容量が必要以上に増えることを防止し、積層包装の形状の整列状態維持が易しいようにした密閉容器を提供することにある。
【0032】
本発明の更に他の目的は、密閉容器をなす容器本体と蓋のうちから選択されたいずれか1つにロック部材設置有無に関係なしで蓋の内壁に係止段に向ける端部が一定の高さに湾曲突出形と湾曲くさび形のうちから選択されたいずれか1つの形状に形成された突段を有する閉ループ型パッキング部材を軟質樹脂(シリコン)で形成してポリプロピレン(PP)材質で形成された蓋の内壁に二重射出(インサート射出)するものであって、パッキング部材が容器本体内壁との気密接触できるようにして密閉容器内・外部への空気出入を効
果的に遮断すると共に、パッキング部材の端部と容器本体の内壁との気密接触面を少なくすることによって、少ない力でも容器本体の揺れ無しで蓋を容易に開けることができるので、容器本体内部に収容された食品の流体が外部に流れ出ないようにした密閉容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0033】
前記の目的を達成するため、本発明は、上部に開口が形成された容器本体20と、前記容器本体20の前記開口を開閉する蓋30と、前記容器本体20とフィルムヒンジ26で連結された回動取っ手29を備えた密閉容器10において、前記容器本体20は、容器内壁20aの上部内面20bに沿って形成された内方に突出する係止段24、および前記容器内壁20aの上部から外側に延びるとともにさらに下向きに延びて形成されて内部に凹溝22を形成する容器フランジ23を備え、前記回動取っ手29は、前記フィルムヒンジ26を介して前記容器フランジ23に回動可能に連結され、開閉板27と段差部28を有して上下に回動可能であり、前記蓋30は、前記容器内壁20a内に突出して係合する形状の蓋内壁31bを有し、前記蓋内壁31bの外面31aに沿って形成された外方に突出する係止突起32、前記内壁31bの周りから外側に延長して前記容器フランジ23を上側から覆うようにして前記容器フランジ23に結合される下向き折曲された蓋フランジ30a、および前記蓋フランジ30aに形成された蓋延長部33を有し、前記係止突起32は、前記蓋30の前記外面31aで前記係止段24に向けるように突出形成された突出部51を有する閉ループ形状の軟質樹脂のパッキング部材50を形成し、かつ前記パッキング部材50を前記パッキング部材50と異種材質で形成された前記蓋30の前記外面31aにインサート成形を通じて固着させて前記突出部51が前記係止段24の直下部にかかることができるように構成され、前記軟質樹脂は、シリコンである。そして、前記蓋内壁31bが前記容器内壁20a内に突出するとともに前記係止突起32が前記係止段24と係合して前記蓋30が前記容器本体20に結合された状態で、前記回動取っ手29が上方に回動する時、前記蓋延長部33は前記開閉板27と前記段差部28に接触し、前記蓋30が前記容器本体20に結合された状態で、挺子原理を用いて前記回動取っ手29を上方に回動させるだけで前記開閉板27が前記蓋延長部33を持ち上げると共に、前記段差部28は前記段差部28に接触して前記蓋延長部33が外側に向けて広がることを防止し、前記係止突起32が前記係止段24から外されて、前記蓋30を前記容器本体20から開くことができるように構成されている。
【0034】
前記段差部は前記開閉板の上端下部から外側に向けて延びるように形成されることが好ましい。
【0035】
前記係止段と前記係止突起は閉ループ形状に形成されることがより好ましい。
【0037】
前記回動取っ手は前記延長段に連結されたフィルムヒンジを通じて前記フランジに回動可能に連結されることがよい。
【0039】
前記突出部は彎曲突出形または湾曲突出したくさび形の形状に形成されることが良い。
【発明の効果】
【0041】
以上のような本発明は、容器本体の両側壁に設けられた回動取っ手を上側に持ち上げて回動させる挺子原理だけで蓋を容器本体から何の苦労もなく、易しくて簡便に開けることができるので、蓋を開けるための弱い開け力が加えられるので、容器本体が揺れが発生しないので、容器本体から食品または汁などが跳ね上がって流れ出ることを予め防止する利点と共に、本発明が適用された密閉容器のサイズに関わらず、老弱者及び子供らも何の苦
労もなく、揺れ無しで、易しくて簡便に蓋を開けることができる効果がある。
【0042】
そして、本発明は容器本体と蓋を各々一定の単位で積層包装時、多数個が積層された容器本体の上側に位置する多数個が積層された蓋の蓋延長部が容器本体の両側壁に設けられた回動取っ手全てを容器本体の両側壁に向けて下向きになって、好ましくは、垂直状態が維持されるように折り畳まれるので、容器本体と蓋の多数個の積層包装が容易であるので、包装ケースの容量が必要以上に増えることを防止する利点と共に、積層包装形状の整列状態の維持が容易であるので、製品の信頼を高めることができる効果がある。
【0043】
また、本発明は密閉容器をなす容器本体と蓋のうちから選択されたいずれか1つにロック部材設置有無に関わらず、蓋の内壁に係止段に向ける端部が一定の高さに湾曲突出形と湾曲くさび形のうちから選択されたいずれか1つの形状に形成された突段を有する閉ループ型パッキング部材を軟質樹脂(シリコン)で形成してポリプロピレン(PP)材質で形成された蓋の内壁に二重射出(インサート射出)するものであって、パッキング部材が容器本体内壁との気密接触できるので、密閉容器内・外部への空気出入を効果的に遮断した利点と共に、パッキング部材の端部と容器本体の内壁との気密接触面を少なくすることによって、少ない力でも容器本体の揺れ無しで蓋を容易に開けることができるので、容器本体内部に収容された食品の流体が外部に流れ出ない効果が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0044】
図1】本発明に従う密閉容器の外観を示す斜視図である。
図2】本発明に従う容器本体と蓋が結合された状態の要部抜粋拡大断面図である。
図3図2に従う回動取っ手を持ち上げて容器本体から蓋が開いた状態を示す断面図である。
図4a】本発明に従う容器本体と蓋を多数個積層して単位包装した状態の例を示す参考図である。
図4b】本発明に従う容器本体と蓋を多数個積層して単位包装した状態の例を示す参考図である。
図5】従来のAタイプ密閉容器をなして、ロック部材がある容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図である。
図6】従来のBタイプ気密容器をなして、ロック部材がある容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図である。
図7】従来のCタイプ密閉容器をなして、ロック部材がない容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図である。
図8】従来のDタイプ密閉容器をなして、ロック部材がない容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図である。
図9】従来のEタイプ密閉容器をなして、ロック部材がない容器本体と蓋の気密構造を示す抜粋断面図である。
図10a】本発明に従う蓋にパッキング部材を二重射出(インサート射出)した状態を示す抜粋断面図である。
図10b】回動取っ手を上側に向けて回動させる状態を一点鎖線で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、添付した図面を参考にして本発明に対して詳細に説明する。
【0046】
図1は本発明に従う密閉容器の外観を示す斜視図であり、図2は本発明に従う容器本体と蓋が結合された状態の要部抜粋拡大断面図であり、図3図2に従う回動取っ手を持ち上げて容器本体から蓋が開いた状態を示す断面図である。
【0047】
これら図面から見ることができるように、本発明に従う密閉容器10は、容器本体20
と、容器本体20の開口21を開閉する蓋30を備えている。ここでの前記容器本体20及び蓋30は弾性を有する合成樹脂(ポリプロピレン(PP))で製造され、その形状は、円形、四角形を含む多角形などに多様に形成できる。
【0048】
本発明に従う容器本体20の周り方向に従う外壁には、内側に凹溝22を有するフランジ23が形成されており、開口21の内壁面20bには係止段24が形成されている。そして、蓋30の下方に曲がっているフランジ30a内に周り方向に沿って凹溝31が形成されており、凹溝31をなす内壁31bの内壁面31aには前記係止段24に係止される係止突起32が形成されることによって、蓋30と容器本体20は相互結合された状態でロック(lock)状態が維持される。
【0049】
一方、本発明に従う容器本体20のフランジ23の両側の各々の下端部には下端部から外側水平方向に向けて一定の長さに延長形成された延長段25が形成されており、延長段25には薄型のフィルムヒンジ26が連結されており、フィルムヒンジ26には一定の長さを有する開閉板27が連結されており、開閉板27の下端部から外側に向けては一定の長さの段差部28が形成されてユーザにより上下回動する回動取っ手29が形成されている。
【0050】
本発明に従う蓋30の外周壁周り方向には外周壁から下向き延長させた蓋延長部33が形成されており、したがって、容器本体20と蓋30が結合されてロック(lock)が維持されている状態では、好ましくは、蓋延長部33の内壁は前記開閉板27の外壁に接触し、蓋延長部33の下端部は段差部28と近く位置するか、または接触(図4b参照)する。即ち、蓋延長部33は前記蓋30が前記容器本体20に結合された状態で、または前記蓋30が前記容器本体20に結合された状態で、前記回動取っ手29が上方に回動する時、前記開閉板27と前記段差部28に接触する。ここで、前記段差部28は回動取っ手29が回動する時、蓋延長部33が外側に広がることを阻止する役割をするので、段差部28は本発明で図示したような形状のものが好ましいが、本発明に従う段差部28の役割を遂行することができれば、小さい突起などに代替可能である。
【0051】
以上のように構成された本発明に従う密閉容器10は、容器本体20と蓋30が結合された状態では、図2から見ることができるように、係止段24と係止突起32により蓋30は容器本体20にロック(lock)状態が維持される。
【0052】
このように、容器本体20と蓋30が結合された状態でユーザが蓋30を容器本体20から開ける時には、両手の親指を蓋30の表面で対向するように接触させ、残りの指を使用して回動取っ手29を軽く持ち上げて回動させれば、回動取っ手29をなす開閉板27が蓋延長部33の下端部を持ち上げる挺子原理だけで、図3から見ることができるように、容器本体20と蓋30はロック(lock)状態が解除されながら蓋30は容器本体20から容易に開くようになる。
【0053】
この際、回動取っ手29に形成された段差部28は開閉板27が蓋延長部33を持ち上げる時、蓋延長部33が段差部28に接触すれば、蓋延長部33が外側に広がることを阻止することによって、開閉板27により持ち上げられる蓋延長部33の上向き移動を案内して蓋30が迅速で容易に開くことができるようにするガイド役割をする。したがって、以上の動作で蓋30が容易に開くことによって、容器本体20は揺れなくて、容器本体20の内部に収容された食品または食品汁などが跳ね上がって流れ出ないようになる。
【0054】
一方、図4(a)及び図4(b)は本発明に従う密閉容器を多数個積層して単位包装状態の例を示す参考図に関するものであって、本発明に従う密閉容器10は容器本体20と蓋30を各々一定の単位で積層包装された状態を見ることができる。蓋延長部33は、先
の実施例で言及した取っ手29の段差部28に初めから接触するように構成(図4(b))されるか、または初めには接触しないように構成(図4(a))できる。
【0055】
ここで、多数個が積層された容器本体20の上側に位置する多数個の蓋30のうち、下の部分に位置する蓋30の蓋延長部33が多数個積層された容器本体20のうち、上側に位置する容器本体20の開閉板27の外壁に接触することによって回動取っ手29を下向きさせた状態を維持させれば、その下の部分に積層された全ての容器本体20に形成された回動取っ手29は前記と同一に容器本体20の両側壁側に下向きになって、好ましくは、垂直状態を維持するように折り畳まれるので、積層包装が容易であるので、包装ケースの容量が必要以上に増えることを防止し、併せて、積層包装の形状の整列状態維持が容易である。
【0056】
前述したように、本発明に従う密閉容器は、容器本体の両側壁に設けられた回動取っ手のみを上側に軽く持ち上げて回動させる挺子原理だけで老弱者及び子供も蓋を何の苦労もなく、揺れ無しで、易しくて簡便に開けることができるので、容器本体から食品または食品汁が跳ね上がって流れ出ることを予め防止することができ、容器本体と蓋を各々一定の単位で積層包装時、単位積層された容器本体と蓋の包装が容易で、包装ケースの容量が必要以上に増えることを防止して、積層包装の形状の整列状態維持が容易である。
【0057】
一方、図10(a)は本発明に従う蓋にパッキング部材を二重射出(インサート射出)した状態を示す抜粋断面図であり、図10(b)は回動取っ手を上側に向けて回動させる状態を一点鎖線で示した図である。
【0058】
前記図面から見ることができるように、本発明に従う密閉容器は、容器本体20と容器本体の開口を開閉する蓋30を備えている。ここで、容器本体20と蓋30は、ポリプロピレン(PP)材質で形成され、密閉容器の形状は円形または正四角形と直四角形などを含んで多様な形状に形成されることができ、特に蓋30には容器本体20と蓋30を結着するロック(Lock)部材の有無に関わらず、本発明の特徴的要素は適用される。
【0059】
本発明で、ポリプロピレン(PP)材質で形成された蓋30の内壁面31aには容器本体20の内壁面20bで閉ループ形状に形成された係止段24に向けてパッキング部材50を軟質樹脂(シリコン)で形成して蓋30と二重射出(インサート射出)して形成している。ここで、前記パッキング部材50の端部には一定の高さの突出部51が形成されているが、前記突出部51は一側に向ける湾曲突出形に形成されることもでき、湾曲突出くさび形に形成できるので、本発明ではこれらのうちから選択されたいずれか1つの形状を選択することができる。
【0060】
本発明に従うパッキング部材50を蓋30の内壁31bの内壁面31aで二重射出(インサート射出)を通じて固着させて突出部51が容器本体20の内壁20aの内壁面20bに形成された係止段24の直下部に係止できるようにしている。ここで、容器本体20の側壁を形成する部分のフランジ23の有無に関わらず、本発明を適用することができる。
【0061】
このように構成された本発明は、蓋30を容器本体20の開口を閉鎖すれば、パッキング部材50をなす突出部51が容器本体内壁面20bに形成された係止段24の直下部に係止されることによって、容器本体20に蓋30が閉じた状態を維持するようになり、ユーザが蓋30を開けば突出部51が一定の高さに湾曲突出形と湾曲突出くさび形のうちから選択されたいずれか1つに選択されているので、容器本体20の内壁面20bとの接触面積が小さいので、容器は小さな力でも難無く開く。
【0062】
以上のような本発明は、密閉容器をなす容器本体と蓋のうちから選択されたいずれか1つにロック部材設置有無に関わらず、蓋の内壁に湾曲突出したくさび形突出部を有するパッキング部材を蓋と異種材質である軟質樹脂で形成して蓋の内壁と二重同時射出することによって、突出部が容器本体との接触面積を最小化することによって、小さな力でも難無く蓋を開けることができ、パッキング部材として気密容器の内・外部への空気出入を効果的に遮断すると共に、容器本体内部に収容された食品の流体が外部に流れ出ないようになる。
【0063】
以上のように、本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は通常的で、辞典的な意味として解釈されてはならず、発明者は自分の発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に即して本発明の技術的思想に符合する意味と概念として解釈されなければならない。
【0064】
したがって、本明細書に記載された実施例と図面に図示された構成は、本発明の好ましい実施形態に過ぎないものであり、本発明の技術的思想を全て代弁するものではないので、本出願時点において、これらを取り替えることができる多様な均等物と変形例がありえることを理解すべきである。
図1
図2
図3
図4a
図4b
図5
図6
図7
図8
図9
図10a
図10b