特許第6670982号(P6670982)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 生化学工業株式会社の特許一覧

特許6670982生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲート及びその製造方法
この文献は図面が300枚以上あるため,図面を表示できません.
<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6670982
(24)【登録日】2020年3月4日
(45)【発行日】2020年3月25日
(54)【発明の名称】生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲート及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   C08B 37/08 20060101AFI20200316BHJP
   C08B 11/12 20060101ALI20200316BHJP
   C08B 37/04 20060101ALI20200316BHJP
   C08G 69/10 20060101ALI20200316BHJP
   A61K 47/61 20170101ALI20200316BHJP
【FI】
   C08B37/08 Z
   C08B11/12
   C08B37/04
   C08G69/10
   A61K47/61
【請求項の数】12
【全頁数】135
(21)【出願番号】特願2019-541484(P2019-541484)
(86)(22)【出願日】2019年3月29日
(86)【国際出願番号】JP2019014328
(87)【国際公開番号】WO2019189876
(87)【国際公開日】20191003
【審査請求日】2019年7月31日
(31)【優先権主張番号】特願2018-68341(P2018-68341)
(32)【優先日】2018年3月30日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000195524
【氏名又は名称】生化学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】小林 信雄
(72)【発明者】
【氏名】安達 謙太
(72)【発明者】
【氏名】生津 賢一
【審査官】 石井 徹
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−508852(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/005458(WO,A1)
【文献】 特表2016−528174(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C08B 37/08
A61K 47/61
C08B 11/12
C08B 37/04
C08G 69/10
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩;
【化230】
[この文献は図面を表示できません]

[式(I)中、Dは、それ自体又はその薬学的に許容される塩が生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHの、カルボキシ基を除いた残基を表し;R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基であり;Aは炭素原子が酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群より選択されるヘテロ原子で置き換えられてもよい2価の炭化水素基であり;R、R及びAのうち任意の2つ又は3つの基が一体となって環を形成していてもよく;Polyはカルボキシ基を有するポリマーに由来する残基を表す]。
【請求項2】
前記カルボキシ基を有するポリマーと、1又は複数の下記式(III)で示されるアミン体又はその無機酸若しくは有機酸との塩とが、アミド結合している、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩;
【化231】
[この文献は図面を表示できません]

[式(III)中、R、R、A及びDは、請求項1に定義されるとおりである]。
【請求項3】
式(II)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩;
【化232】
[この文献は図面を表示できません]

[式(II)中、D、R、R及びPolyは請求項1に定義されるとおりであり;Xは単結合、O又はNRであり;R、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基であり;R、R、R、R、R、R及びRのうち任意の2つ又は3つの基が一体となって環を形成していてもよく;l及びnはそれぞれ独立して0、1又は2であり;mは0又は1である]。
【請求項4】
前記カルボキシ基を有するポリマーと、1又は複数の下記式(XI)で示されるアミン体又はその無機酸若しくは有機酸との塩とが、アミド結合している、請求項3に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩;
【化233】
[この文献は図面を表示できません]

[式(XI)中、R、R、R、R、R、R、l、m、n、X及びDは、請求項3に定義されるとおりである]。
【請求項5】
式(II)中、R、R、R、R、R、R及びRが、それぞれ独立して、水素原子、置換若しくは無置換の炭素数1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、置換若しくは無置換の炭素数3〜8のシクロアルキル基、置換若しくは無置換の炭素数2〜6の直鎖状若しくは分岐状アルケニル基、置換若しくは無置換の炭素数3〜8のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換の炭素数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルキニル基、置換若しくは無置換の炭素数6〜14の単環式若しくは多環式芳香族基、又は環構成原子として窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子を少なくとも1つ含む置換若しくは無置換の3〜8員環の複素環基である、請求項3又は4に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
式(II)中、R、R、R、R、R、R及びRで表される基におけるアルキルの置換基、シクロアルキル基の置換基、アルケニル基の置換基、シクロアルケニル基の置換基、アルキニル基の置換基、芳香族基の置換基及び複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、置換スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシ基、カルバモイル基、オキソ基、チオキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、置換スルフィニル基、スルファミド基、アミノスルホニルオキシ基、アルコキシスルホニルアミノ基、置換スルホニルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルコキシスルホニル基、Rx(Ry)N基及びRx(Ry)(Rz)N基から選ばれる基であり;Rx、Ry及びRzはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基又は複素環基からなる群から選択され;Rx、Ry及びRzの少なくとも2つが結合して飽和若しくは不飽和の複素環を形成してもよく、当該複素環は脂肪族環又は複素環と一緒になって縮合環又はスピロ環を形成することもでき、芳香族環と一緒になって縮合環を形成してもよい、請求項3〜5のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
前記カルボキシ基を有するポリマーが、水溶性ポリマー又はその薬学的に許容される塩である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
前記カルボキシ基を有するポリマーが、多糖又はその薬学的に許容される塩である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
前記カルボキシ基を有するポリマーが、グリコサミノグリカン又はその薬学的に許容される塩である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
前記カルボキシ基を有するポリマーがコンドロイチン、コンドロイチン硫酸若しくはヒアルロン酸又はそれらの薬学的に許容される塩である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
下記式(III)で示される化合物と下記式(IV)で示されるカルボキシ基を有するポリマーとを縮合する工程を含む、下記式(I)で示される化合物を製造する方法。
【化234】
[この文献は図面を表示できません]

[式(I)、(III)及び(IV)中、D、A、R、R及びPolyは請求項1に定義されるとおりであり、また式(III)で示される化合物は無機酸又は有機酸との塩を形成していてもよい]。
【請求項12】
下記式(I):
【化235】
[この文献は図面を表示できません]

[式(I)中、D、A、R、R及びPolyは請求項1に定義されるとおりである]
で示される化合物又はその薬学的に許容される塩を製造する方法であって、それ自体又はその薬学的に許容される塩が生物活性を有するカルボン酸型化合物と、カルボキシ基を有するポリマーとを下記式(V)で示されるリンカーを介して結合させる工程を含む、方法。
【化236】
[この文献は図面を表示できません]

[式(V)中、R、R及びAは請求項1に定義されるとおりであり、記号†は、生物活性を有するカルボン酸型化合物のカルボキシ基の水素を除いた構造部分との結合点を表し、記号‡は、カルボキシ基を有するポリマーのカルボキシ基の水酸基を除いた構造部分との結合点を意味する]
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生物活性を有するカルボン酸型化合物とポリマーとの新規なコンジュゲート及びその製造方法に関するものである。詳しくは、本発明は放出速度制御可能なアミノアシルオキシメチル基をリンカーとした、生物活性を有するカルボン酸型化合物とポリマーとの新規なコンジュゲート及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特表平7−505177号公報には、非ポリペプチド重合体に親油性の基を導入した低水溶性または非水溶性の生物分解性非架橋重合体が記載されている。
また、薬剤とポリマーとのコンジュゲートはプロドラッグ又はドラッグデリバリーシステム(DDS)の領域で広く検討されており、放出制御、吸収改善、生体内安定化又は目的組織へのターゲッティング等の機能を持たせるうえで重要な手段の一つになっている。
【0003】
例えば、ポリアミノ酸の一つであるポリグルタミン酸を使用したコンジュゲートが特表2003−511423号公報に報告されている。医薬品添加剤として使用されているカルボキシメチルセルロース(CMC)を使用したゴシポールとのコンジュゲートが特許第5690944号公報に報告されている。多糖類の中でも食物繊維の一つであるアルギン酸も検討されており、各種薬剤とのコンジュゲートが特開平8−24325号公報に報告されている。また、ヒアルロン酸又はコンドロイチン硫酸とペプチドとのコンジュゲートが米国特許第5955578号明細書に報告されている。またヘパリンを用いたコンジュゲートがWO1993/18793号パンフレットに報告されている。また、ヒアルロン酸を用いた薬剤とのコンジュゲートも活発に検討されている(WO2005/085294号パンフレット)。
【0004】
一方、ポリマーと結合してコンジュゲート化される薬剤側の構造を見ると、分子内に官能基としてアミノ基、カルボキシ基又は水酸基を有する薬剤が利用されている。特にカルボキシ基を有する薬剤は多岐に渡る疾患の治療剤として多数存在し、その薬剤を用いたコンジュゲートも広く検討されている。カルボキシ基を有する薬剤とリンカーとを結合させる様式は、1)カルボン酸型薬剤とエステル結合を形成する方法(WO2007/004675号パンフレット)、2)カルボキシ基とアミド結合を形成する方法(WO2005/085294号パンフレット)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表平7−505177号公報
【特許文献2】特表2003−511423号公報
【特許文献3】特許第5690944号公報
【特許文献4】特開平8−24325号公報
【特許文献5】米国特許第5955578号明細書
【特許文献6】WO1993/18793号パンフレット
【特許文献7】WO2005/085294号パンフレット
【特許文献8】WO2007/004675号パンフレット
【発明の概要】
【0006】
カルボキシ基を有するポリマー(以下、「カルボン酸型ポリマー」ともいう)は非常に魅力的な担体であり、薬剤に徐放性を持たせるためにカルボキシ基を有する薬剤をカルボン酸型ポリマーにコンジュゲート化することは、医薬品、医療機器又は農薬等を開発する上で非常に有用である。しかしながら、従来のWO2005/085294号パンフレット又はWO2007/004675号パンフレット記載のような方法は、コンジュゲートにおいて加水分解を受けるエステル結合又はアミド結合のような官能基が薬剤との結合点1箇所のみであることから、カルボキシ基を有する薬剤の遊離を細かく制御することに限界があった。また、嵩高いカルボン酸型薬剤を用いた場合、加水分解を受けるこれら官能基近傍の立体障害は非常に高くなることが予想される。加水分解速度は立体障害に大きく影響を受けることが知られていることから、このようなケースの場合、従来のこれら方法では十分な薬剤遊離能を持たせることは困難となることが予想される。このように従来の技術では、カルボキシ基を有する薬剤の徐放速度を制御することに制限があり、徐放速度を細かく制御することが出来る新規な方法、及び加水分解に対して耐性を持つと考えられる嵩高い構造のカルボキシ基を有する薬剤でも体内で徐放させることが出来る方法の構築が望まれている。
本発明は、徐放速度を細かくコントロールすることが出来、且つ生物活性を有するカルボン酸型化合物のカルボニル基近傍が立体的に混み合っている薬剤をも徐放させることが出来る、生物活性を有するカルボン酸型化合物とカルボキシ基を有するポリマーとの新規なコンジュゲートの提供及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
本発明者らは、カルボン酸型化合物とカルボキシ基を有するポリマーとのコンジュゲートを作成可能な新規リンカーについて鋭意検討した結果、従来のリンカーにない特長を持つアミノアシルオキシメチル基型リンカーを見出した。本発明は、これまで以上に幅広く、且つ細かく徐放速度制御可能な形で結合でき、更にはこれまで徐放困難であった、カルボキシ基近傍が嵩高いカルボン酸型化合物をも徐放させることができるリンカーを見出したことに基づくものであり、生物活性を有するカルボン酸型化合物とポリマーとの新規なコンジュゲートとその製造方法である。
【0008】
本発明は、以下の各項で特定される発明に関する。
1. 式(I)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩;
【化1】
[この文献は図面を表示できません]

[式(I)中、Dは、それ自体又はその薬学的に許容される塩が生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHの、カルボキシ基を除いた残基を表し;R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基であり;Aは酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群より選択されるヘテロ原子を有していてもよい2価の炭化水素基であり;R、R及びAのうち任意の2つ又は3つの基が一体となって環を形成していてもよく;Polyはカルボキシ基を有するポリマーに由来する残基を表す]。
2.前記カルボキシ基を有するポリマーと、1又は複数の下記式(III)で示されるアミン体又はその無機酸若しくは有機酸との塩とが、アミド結合している、前記1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩;
【化2】
[この文献は図面を表示できません]

[式(III)中、R、R、A及びDは、前記1に定義されるとおりである]。
3.式(II)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩;
【化3】
[この文献は図面を表示できません]

[式(II)中、D、R、R及びPolyは前記1に定義されるとおりであり;Xは単結合、O又はNRであり;R、R、R、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基であり;R、R、R、R、R、R及びRのうち任意の2つ又は3つの基が一体となって環を形成していてもよく;l及びnはそれぞれ独立して0、1又は2であり;mは0又は1である]。
4.前記カルボキシ基を有するポリマーと、1又は複数の下記式(XI)で示されるアミン体又はその無機酸若しくは有機酸との塩とが、アミド結合している、前記3に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩;
【化4】
[この文献は図面を表示できません]

[式(XI)中、R、R、R、R、R、R、l、m、n、X及びDは、前記3に定義されるとおりである]。
5. 式(II)中、R、R、R、R、R、R及びRが、それぞれ独立して、水素原子、置換若しくは無置換の炭素数1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、置換若しくは無置換の炭素数3〜8のシクロアルキル基、置換若しくは無置換の炭素数2〜6の直鎖状若しくは分岐状アルケニル基、置換若しくは無置換の炭素数3〜8のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換の炭素数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルキニル基、置換若しくは無置換の炭素数6〜14の単環式若しくは多環式芳香族基、又は環構成原子として窒素原子、酸素原子若しくは硫黄原子を少なくとも1つ含む置換若しくは無置換の3〜8員環の複素環基である、前記3又は4に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
6.式(II)中、R、R、R、R、R、R及びRで表される基におけるアルキルの置換基、シクロアルキル基の置換基、アルケニル基の置換基、シクロアルケニル基の置換基、アルキニル基の置換基、芳香族基の置換基及び複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、置換スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシ基、カルバモイル基、オキソ基、チオキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、置換スルフィニル基、スルファミド基、アミノスルホニルオキシ基、アルコキシスルホニルアミノ基、置換スルホニルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルコキシスルホニル基、Rx(Ry)N基及びRx(Ry)(Rz)N基から選ばれる基であり;Rx、Ry及びRzはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基又は複素環基からなる群から選択され;Rx、Ry及びRzの少なくとも2つが結合して飽和若しくは不飽和の複素環を形成してもよく、当該複素環は脂肪族環又は複素環と一緒になって縮合環又はスピロ環を形成することもでき、芳香族環と一緒になって縮合環を形成してもよい、前記3〜5のいずれか1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
7.前記カルボキシ基を有するポリマーが、水溶性ポリマー又はその薬学的に許容される塩である、前記1〜6のいずれか1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
8.前記カルボキシ基を有するポリマーが、多糖又はその薬学的に許容される塩である、前記1〜6のいずれか1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
9.前記カルボキシ基を有するポリマーが、グリコサミノグリカン又はその薬学的に許容される塩である、前記1〜6のいずれか1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
10.前記カルボキシ基を有するポリマーがコンドロイチン、コンドロイチン硫酸若しくはヒアルロン酸又はそれらの薬学的に許容される塩である、前記1〜6のいずれか1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
11.下記式(III)で示される化合物と下記式(IV)で示されるカルボキシ基を有するポリマーとを縮合する工程を含む、下記式(I)で示される化合物を製造する方法。
【化5】
[この文献は図面を表示できません]

[式(I)、(III)及び(IV)中、D、A、R、R及びPolyは前記1に定義されるとおりであり、また式(III)で示される化合物は無機酸又は有機酸との塩を形成していてもよい]。
12.生物活性を有するカルボン酸型化合物と、カルボキシ基を有するポリマーとを結合させるための、下記式(V)で示されるリンカー;
【化6】
[この文献は図面を表示できません]

[式(V)中、R、R及びAは前記1に定義されるとおりであり、記号†は、生物活性を有するカルボン酸型化合物のカルボキシ基の水素を除いた構造部分との結合点を表し、記号‡は、カルボキシ基を有するポリマーのカルボキシ基の水酸基を除いた構造部分との結合点を意味する]。
13.式(I)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩を製造する方法であって、それ自体又はその薬学的に許容される塩が生物活性を有するカルボン酸型化合物と、カルボキシ基を有するポリマーとを前記12に記載のリンカーを介して結合させる工程を含む、方法。
【0009】
本発明で見出した構造を有するリンカーは、新規な生物活性を有するカルボン酸型化合物−カルボキシ基を有するポリマーコンジュゲートを製造可能とするものであり、そのコンジュゲートは、従来限定的であったカルボン酸型化合物とカルボキシ基を有するポリマーとのコンジュゲートの徐放速度制御をより幅広く且つより細かく制御することが出来、さらに従来は徐放が困難であった、カルボキシ基近傍が嵩高いカルボン酸型化合物をも徐放させることが出来るものである。この発明による医療等への貢献度は多大なものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施例1、2、3、4についての、pH7.0の緩衝液中における、時間と薬物の遊離率の関係を示すグラフである。
図2】参考例3及び実施例1、5、6、8、23、26についての、pH7.0の緩衝液中における、時間と薬物の遊離率の関係を示すグラフである。
図3】実施例22、24、17、28、29、30についての、pH7.0の緩衝液中における、時間と薬物の遊離率の関係を示すグラフである。
図4】実施例31、35、36、39、38、32についての、pH7.0の緩衝液中における、時間と薬物の遊離率の関係を示すグラフである。
図5】実施例34、37、42、40、41、43についての、pH7.0の緩衝液中における、時間と薬物の遊離率の関係を示すグラフである。
図6】実施例48、47、50、45、51、49、44についての、pH7.0の緩衝液中における、時間と薬物の遊離率の関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の一側面にかかるコンジュゲートは、以下の一般式(I)で示される構造を有する化合物またはその薬学的に許容される塩である。
【化7】
[この文献は図面を表示できません]

[式中、D、R、R、A、Polyは、先に定義したとおりである]。
式(I)中、Poly−COで表される、カルボキシ基を有するポリマーであるPoly−COHの、アミン体との縮合に利用されているカルボキシ基のOH部分を除いた構造と、D−COOで表される、それ自体又はその薬学的に許容される塩が生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHの水素原子を除いた構造とが、炭化水素基Aを含有するリンカーを介して結合されることにより、コンジュゲートを形成する。カルボキシ基を有するポリマーが塩の場合、Poly−COHの−COH部分は、当然に塩の基であり得る。コンジュゲートは好ましくは、カルボキシ基を含有する薬剤とのコンジュゲートである。以下、Dに関する記載においては、カルボン酸型化合物又はその薬学的に許容される塩であって生物活性を有するものをまとめて「生物活性を有するカルボン酸型化合物」として説明することがある。
【0012】
コンジュゲートは、ポリマー残基のカルボキシ基の少なくとも一部がアミド結合を形成することでリンカーの炭化水素鎖と結合する。上記一般式(I)においてAで表される、2価の炭化水素基は、炭素数1以上の炭素鎖であればよく、分岐構造、環状構造をとっていてもよい。2価の炭化水素基Aが分岐構造を有する場合、上記一般式(I)においてAが結合するカルボニル基及びNH基を最小の原子数で連結する分子鎖の少なくとも1点に、水素原子以外の原子が結合するような構造をとることが出来る。そのような分岐構造の例としては、2−メチル−1,3−プロピレニル、1−フェニル−1,3−プロピレニルのような構造が挙げられる。2価の炭化水素基Aの一部が環状構造をとる場合、当該環は同じ原子であってもよい環の任意の2点でAの残りの部分と結合することが出来る。そのような環状構造の例としては、1,2−フェニレン、1,4−シクロヘキシレン、1,1−シクロプロペニレンなどが挙げられる。炭素数が3以上の場合、炭素原子は窒素原子、酸素原子、硫黄原子からなる群より選択されるヘテロ原子により置き換えられていてもよい。さらに、他の部分構造、特に前記式(I)において−C(R)(R)−で表される構造と一体となって環を形成することもできる。また、2価の炭化水素基Aは、任意の位置に置換基を有していてもよく、置換基の例としては、前述のR、R、R、R、Rの基として例示されているものを挙げることができる。Aは、好ましくは前記一般式(II)が有するような、−X−C(R)(R)−(CH−(C(R)(R))−(CH−で表される2価の炭化水素基である(ここで、X、R、R、R、R、R、l、m、nは、先に定義したとおりである)。設計、原料入手の容易さから、Aは炭素数1〜10の直鎖又は分岐状アルキレン基であることが好ましく、Aは炭素数1〜6であることがさらに好ましい。
【0013】
該炭化水素基Aの、Polyとアミド結合する末端と逆側の末端は、エステル結合、炭酸エステル結合又はウレタン結合を介して、前記式(I)において−C(R)(R)−で表される、置換又は無置換のメチレン基と結合している。これら3つの結合様式は、前記式(II)において、Xが、単結合、O、NRである場合にそれぞれ対応する。当該メチレン基は、エステル結合、炭酸エステル結合又はウレタン結合の酸素原子−メチレン基の炭素原子−生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHに由来する酸素原子、の順で結合を形成する。メチレン基は無置換でも、置換されていてもよく、置換されている場合、2つの置換基が一緒になって環を形成していてもよく、前記2価の炭化水素基Aの一部(即ち一般式(II)においてはR、R、R、R及びR)の少なくとも1点と結合して環を形成していてもよい。当該環は、縮合環、スピロ環であってもよい。生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHは、リンカーを介して、エステルとしてコンジュゲートの構造中に存在する。
式(I)や(II)で示されるとおり、Polyに隣接する−(C=O)−は、ポリマーのカルボキシ基に由来する。
【0014】
コンジュゲートのD−CO−Oは、水等の存在により、生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHを遊離することができる。この機構を前記式(I)で示される化合物を用いて説明すると、以下のとおりである。前記式(I)で示されるカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートは、メチレン基を挟んで二つの加水分解可能な官能基を有しており、水の存在下ではこのいずれかの官能基の加水分解が進行する。Dと結合しているエステル結合の加水分解が進行した場合は、式(VI)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHと式(VII)で示されるヒドロキシメチル体とに分解される(ルートA)。さらに式(VII)で示されるヒドロキシメチル体は速やかに式(X)で示されるアルデヒド体又はケトン体と式(IX)で示されるカルボン酸体とに分解される。一方、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群より選択されるヘテロ原子並びに/又は環状構造を有していてもよい2価の炭化水素基Aと結合するエステル結合、炭酸エステル結合或いはウレタン結合の加水分解が進行した場合、式(VIII)で示されるヒドロキシメチル体と式(IX)で示されるカルボン酸体とに分解される(ルートB)。更に式(VIII)で示されるヒドロキシメチル体は、速やかに式(VI)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHと式(X)で示されるアルデヒド体又はケトン体とに分解される。すなわち、どちらの官能基の加水分解が進行しても同一の生成物が与えられ、ここで生成した生物活性を有するカルボン酸型化合物の持つ機能が発揮されるものである。故に、前記式(I)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートは、2箇所の加水分解可能な官能基の加水分解速度を制御することにより、生物活性を有するカルボン酸型化合物の放出を制御し、その生物活性を有するカルボン酸型化合物の持つ機能の持続力を制御することが可能である。式(I)中のD−CO−部分は、加水分解によって生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHを遊離させる目的で導入される官能基である。本発明に係るコンジュゲートはいわゆるプロドラッグの一種である。
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【0015】
一般的にエステル加水分解は立体障害に大きな影響を受けることが知られている。それにより、生物活性を有するカルボン酸型化合物の残基Dの、カルボキシ基付近の立体障害が大きい場合、エステル結合が1つのみの従来のリンカーを用いたコンジュゲートでは生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHの十分な放出を得ることが困難となるケースが想定される。一方、前記式(I)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートは、Dの立体障害に起因するルートAの加水分解が仮に抑制されたとしても、もう一方の加水分解可能なエステル基、炭酸エステル基又はウレタン基のような官能基に基づくルートBが存在することから、Dの立体障害に影響を受けることなく、生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHの放出を制御することが可能である。前記ルートBにおいて式(X)で示されるアルデヒド又はケトンの遊離は式(VIII)の分子内で自発的に起こり、Dの立体障害の影響を受けないと考えられる。また、前記式(I)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートは2箇所の加水分解可能なエステル基(ルートBの場合は炭酸エステル基或いはウレタン基を含む)が存在する。このことから、エステル結合が1つのみの、従来のリンカーを用いたコンジュゲートに比べ、より詳細に生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHの放出を制御することが可能である。
前記式(I)または(II)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートからのカルボン酸型化合物の遊離率は特に限定されず、目的等に応じて適宜選択できる。カルボン酸型化合物の遊離率は例えば、pH7.0、36℃のリン酸緩衝液中において、保存開始から48時間(2日)の時点で、例えば、0.2%以上、0.4%以上、0.5%以上、1%以上、5%以上、8%以上、10%以上、12%以上、15%以上であり得る。上記の遊離率は例えば、80%以下、75%以下、50%以下、20%以下であり得る。一実施形態では、上記の遊離率は0.2%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は0.4%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は0.5%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は1%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は5%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は5%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は8%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は10%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は12%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は15%〜80%である。一実施形態では、上記の遊離率は0.2%〜10%である。一実施形態では、上記の遊離率は0.2%〜8%である。一実施形態では、上記の遊離率は0.2%〜5%である。一実施形態では、上記の遊離率は0.4%を超えて10%以下である。一実施形態では、上記の遊離率は0.4%を超えて8%以下である。一実施形態では、上記の遊離率は0.4%を超えて5%以下である。一実施形態では、上記の遊離率は0.5%〜10%である。一実施形態では、上記の遊離率は0.5%〜8%である。一実施形態では、上記の遊離率は0.5%〜5%である。一実施形態では、上記の遊離率は1%〜10%である。一実施形態では、上記の遊離率は1%〜8%である。一実施形態では、上記の遊離率は1%〜5%である。
ここでカルボン酸型化合物の各時点の遊離率(%)は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、カルボン酸型化合物に特有のUV波長を用い、「コンジュゲートとして存在するカルボン酸型化合物」と「遊離したカルボン酸型化合物」の存在比(モル比)により求めることができ、以下の式で表される。
遊離率(%)=[各時点の遊離したカルボン酸型化合物量/(各時点のコンジュゲートとして存在するカルボン酸型化合物量+各時点の遊離したカルボン酸型化合物量)]×100
【0016】
本発明の生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートの一つの態様は、前記式(I)又は(II)で示される化合物であり、(I)又は(II)で示される化合物の重要中間体であるアミン体は、前記式(III)又は(XI)で示される化合物である。ここで前記式(III)又は(XI)中、D、X、R、R、R、R、R、R、R、A、l、m及びnは、先に定義したとおりである。上記式(III)又は(XI)で示される化合物は、更に無機酸又は有機酸との塩を形成してもよい。
【0017】
式(I)、(II)、(III)及び(XI)において置換基R、R、R、R、R、R及びRで示される基が包含するアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、芳香族基及び複素環基としては、具体的には以下の基が挙げられる。
【0018】
アルキル基としては、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基のいずれでもよく、炭素数は好ましくは1、2、3、4、5又は6であり、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、2−プロピル、n−ブチル基、1−メチルプロピル基、1,1−ジメチルエチル基、2−メチルプロピル基、n−ペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、1,2−ジメチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、1−エチルブチル基、2−エチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1−エチル−1−メチルプロピル基、1−エチル−2−メチルプロピル基等を挙げることができる。
【0019】
シクロアルキル基は、結合点の炭素原子が環を構成する原子として含まれるものであればいずれでもよく、シクロアルカン、シクロアルケン、芳香族環又は複素環と縮合したもの、若しくはスピロ環を形成したものであってもよい。シクロアルキル基の炭素数は好ましくは3、4、5、6、7又は8であり、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基を挙げることができる。
【0020】
アルケニル基としては、直鎖状又は分岐鎖状のアルケニル基のいずれでもよく、炭素数は好ましくは2、3、4、5又は6であり、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルビニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−エチルビニル基、1−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−プロピルビニル基、1−メチル−1−ブテニル基、1−メチル−2−ブテニル基、1−メチル−3−ブテニル基、2−メチル−1−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−ブテニル基、3−メチル−1−ブテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、3−メチル−3−ブテニル基、1−エチル−1−プロペニル基、1−エチル−2―プロペニル基、1−(2−メチルエチル)ビニル基、1,2−ジメチル−1−プロペニル基、1,2−ジメチル−2−プロペニル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、1−ブチルビニル基、1−メチル−1−ペンテニル基、1−メチル−2−ペンテニル基、1−メチル−3−ペンテニル基、1−メチル−4−ペンテニル基、2−メチル−1−ペンテニル基、2−メチル−2−ペンテニル基、2−メチル−3−ペンテニル基、2−メチル−4−ペンテニル基、3−メチル−1−ペンテニル基、3−メチル−2−ペンテニル基、3−メチル−3−ペンテニル基、3−メチル−4−ペンテニル基、4−メチル−1−ペンテニル基、4−メチル−2−ペンテニル基、4−メチル−3−ペンテニル基、4−メチル−4−ペンテニル基、1−プロピル−1−プロペニル基、1−プロピル−2−プロペニル基、1−エチル−1−ブテニル基、1−エチル−2−ブテニル基、1−エチル−3−ブテニル基、2−エチル−1−ブテニル基、2−エチル−2−ブテニル基、2−エチル−3−ブテニル基、1−(2−メチルプロピル)ビニル基、1,2−ジメチル−1−ブテニル基、1,2−ジメチル−2−ブテニル基、1,2−ジメチル−3−ブテニル基、1−(3−メチルプロピル)ビニル基、1,3−ジメチル−1−ブテニル基、1,3−ジメチル−2−ブテニル基、1,3−ジメチル−3−ブテニル基、2,3−ジメチル−1−ブテニル基、2,3−ジメチル−2−ブテニル基、2,3−ジメチル−3−ブテニル基、3,3−ジメチル−1−ブテニル基、2,2−ジメチル−3−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−ブテニル基、1,1―ジメチル−3−ブテニル基、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル基、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル基、1−エチル−2−メチル−1−プロペニル基、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル基、1−(1−メチルエチル)−1−プロペニル基、1−(1−メチルエチル)−2−プロペニル基等を挙げることができる。
【0021】
シクロアルケニル基は、結合点の炭素原子及びC=C二重結合が環を構成する原子として含まれるものであればいずれでもよく、シクロアルカン、シクロアルケン、芳香族環又は複素環と縮合したもの、若しくはスピロ環を形成したものであってもよい。シクロアルケニル基の炭素数は好ましくは3、4、5、6、7又は8であり、例えば、1−シクロプロペン−1−イル基、2−シクロプロペン−1−イル基、1−シクロブテン−1−イル基、2−シクロブテン−1−イル基、1−シクロペンテン−1−イル基、2−シクロペンテン−1−イル基、3−シクロペンテン−1−イル基、1−シクロヘキセン−1−イル基、2−シクロヘキセン−1−イル基、3−シクロヘキセン−1−イル基、1−シクロヘプテン−1−イル基、2−シクロヘプテン−1−イル基、3−シクロヘプテン−1−イル基、4−シクロヘプテン−1−イル基、1−シクロオクテン−1−イル基、2−シクロオクテン−1−イル基、3−シクロオクテン−1−イル基、4−シクロオクテン−1−イル基、1,3−シクロペンタジエン−1−イル基、2,4−シクロペンタジエン−1−イル基、1,3−シクロヘキサジエン−1−イル基、1,4−シクロヘキサジエン−1−イル基、1,5−シクロヘキサジエン−1−イル基、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル基、2,5−シクロヘキサジエン−1−イル基、1,3−シクロヘプタジエン−1−イル基、1,4−シクロヘプタジエン−1−イル基、1,5−シクロヘプタジエン−1−イル基、1,6−シクロヘプタジエン−1−イル基、2,4−シクロヘプタジエン−1−イル基、2,5−シクロヘプタジエン−1−イル基、2,6−シクロヘプタジエン−1−イル基、1,4−シクロヘプタジエン−1−イル基、1,5−シクロヘプタジエン−1−イル基、3,5−シクロヘプタジエン−1−イル基、1,3−シクロオクタジエン−1−イル基、1,4−シクロオクタジエン−1−イル基、1,5−シクロオクタジエン−1−イル基、1,6−シクロオクタジエン−1−イル基、1,7−シクロオクタジエン−1−イル基、2,4−シクロオクタジエン−1−イル基、2,5−シクロオクタジエン−1−イル基、2,6−シクロオクタジエン−1−イル基、2,7−シクロオクタジエン−1−イル基、3,5−シクロオクタジエン−1−イル基、3,6−シクロオクタジエン−1−イル基、1,3,5−シクロヘプタトリエン−1−イル基、1,3,6−シクロヘプタトリエン−1−イル基、1,4,6−シクロヘプタトリエン−1−イル基、2,4,6−シクロヘプタトリエン−1−イル基、1,3,5−シクロオクタトリエン−1−イル基、1,3,6−シクロオクタトリエン−1−イル基、1,3,7−シクロオクタトリエン−1−イル基、1,4,6−シクロオクタトリエン−1−イル基、1,4,7−シクロオクタトリエン−1−イル基、1,5,7−シクロオクタトリエン−1−イル基、2,4,6−シクロオクタトリエン−1−イル基、2,4,7−シクロオクタトリエン−1−イル基、シクロオクタテトラエン−1−イル基等を挙げることができる。
【0022】
アルキニル基としては、直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれでもよく、炭素数は好ましくは2、3、4、5又は6であり、例えばエチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、4−ペンチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、1−メチル−3−ブチニル基、2−メチル−3−ブチニル基、3−メチル−1−ブチニル基、1−エチル−2−プロピニル基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基、1−ヘキシニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、4−ヘキシニル基、1−メチル−2−ペンチニル基、1−メチル−3−ペンチニル基、1−メチル−4−ペンチニル基、2−メチル−3−ペンチニル基、2−メチル−4−ペンチニル基、3−メチル−1−ペンチニル基、3−メチル−4−ペンチニル基、4−メチル−1−ペンチニル基、4−メチル−2−ペンチニル基、1−ブチル−2−プロピニル基、1−エチル−2−ブチニル基、1−エチル−3−ブチニル基、2−エチル−3−ブチニル基、1,1−ジメチル−2−ブチニル基、1,1−ジメチル−3−ブチニル基、1,2−ジメチル−3−ブチニル基、2,2−ジメチル−3−ブチニル基、3,3−ジメチル−1−ブチニル基、1−エチル−1−メチル−2−プロピニル基、1−(2−メチルエチル)−2−プロピニル基、2−シクロヘキシン−1−イル基、3−シクロヘキシン−1−イル基等を挙げることができる。
【0023】
芳香族基としては、単環式でも多環式でもよく、シクロアルカン、シクロアルケン、芳香族環又は複素環と縮合してもよく、炭素数は好ましくは6、7、8、9、10、11、12、13又は14であり、例えばフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基等を挙げることができる。
【0024】
複素環基としては、環構成原子として窒素原子、酸素原子又は硫黄原子等の複素原子を少なくとも1以上含み、これらはシクロアルカン、シクロアルケン、芳香族環又は複素環と縮合しても、スピロ環を形成してもよく、環の大きさは好ましくは3、4、5、6、7又は8員環であり、例えばアジリジニル基、アゼチジニル基、ジアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジノ基、ホモピペリジノ基、ピラゾリジニル基、イミダゾリジニル基、トリアゾリジニル基、テトラゾリジニル基、オキサゾリジニル基、イソオキサゾリジニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、オキサジアゾリジニル基、チアジアゾリジニル基、ピペラジニル基、ホモピペラジニル基、トリアゼパニル基、モルホリノ基、チオモルホリノ基、キヌクリジニル基、トロパニル基、ピロリニル基、ピラゾリニル基、イミダゾリニル基、オキサゾリニル基、チアゾリニル基、イソオキサゾリニル基、イソチアゾリニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサゾリル基、テトラヒドロオキサゾリル基、イソオキサゾリル基、ジヒドロイソオキサゾリル基、テトラヒドロイソオキサゾリル基、チアゾリル基、ジヒドロチアゾリル基、テトラヒドロチアゾリル基、イソチアゾリル基、ジヒドロイソチアゾリル基、テトラヒドロイソチアゾリル基、トリアゾリニル基、トリアゾリル基、オキソジアゾリル基、ジヒドロオキソジアゾリル基、テトラヒドロオキソジアゾリル基、チアジアゾリル基、ジヒドロチアジアゾリル基、テトラヒドロチアジアゾリル基、テトラゾリニル基、テトラゾリル基、フラザニル基、ジヒドロフラザニル基、テトラヒドロフラザニル基、ピペリデイニル基、トリアジナニル基、ピリジル基、ジヒドロピリジル基、テトラヒドロピリジル基、ピラジニル基、ジヒドロピラジニル基、テトラヒドロピラジニル基、ピリミジニル基、ジヒドロピリミジニル基、テトラヒドロピリミジニル基、パーヒドロピリミジニル基、ピリダジニル基、ジヒドロピリダジニル基、テトラヒドロピリダジニル基、パーヒドロピリダジニル基、トリアジニル基、ジヒドロトリアジニル基、テトラヒドロトリアジニル基、オキサジニル基、ジヒドロオキサジニル基、テトラヒドロオキサジニル基、オキサジアジニル基、ジヒドロオキサジアジニル基、テトラヒドロオキサジアジニル基、チアジニル基、ジヒドロチアジニル基、テトラヒドロチアジニル基、チアジアジニル基、ジヒドロチアジアジニル基、テトラヒドロチアジアジニル基、アゼピニル基、ジヒドロアゼピニル基、テトラヒドロアゼピニル基、パーヒドロアゼピニル基、ジアゼピニル基、ジヒドロジアゼピニル基、テトラヒドロジアゼピニル基、パーヒドロジアゼピニル基、オキサゼピニル基、ジヒドロオキサゼピニル基、テトラヒドロオキサゼピニル基、パーヒドロオキサゼピニル基、オキサジアゼピニル基、ジヒドロオキサジアゼピニル基、テトラヒドロオキサジアゼピニル基、パーヒドロオキサジアゼピニル基、チアゼピニル基、ジヒドロチアゼピニル基、テトラヒドロチアゼピニル基、パーヒドロチアゼピニル基、チアジアゼピニル基、ジヒドロチアジアゼピニル基、テトラヒドロチアジアゼピニル基、パーヒドロチアジアゼピニル基、トリアゼピニル基、ジヒドロトリアゼピニル基、テトラヒドロトリアゼピニル基、パーヒドロトリアゼピニル基、アゾシニル基、ジヒドロアゾシニル基、テトラヒドロアゾシニル基、オキソヒドロアゾシニル基、パーヒドロアゾシニル基、モルファニル基、ベンザゾシニル基、アゼピンドリル基、インドリニル基、インドレニニル基、イソインドリニル基、イソインドレニニル基、インドリル基、パーヒドロインドリル基、イソインドリル基、パーヒドロイソインドリル基、インドリジニル基、インドリジジニル基、イミダゾピリジノ基、インダゾリル基、ジヒドロインダゾリル基、パーヒドロインダゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、ジヒドロベンゾイミダゾリル基、パーヒドロベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ジヒドロベンゾオキサゾリル基、パーヒドロベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ジヒドロベンゾチアゾリル基、パーヒドロベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサジアゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、プリニル基、キノリル基、ジヒドロキノリル基、テトラヒドロキノリル基、パーヒドロキノリル基、キノリジニル基、ジヒドロキノリジニル基、テトラヒドロキノリジニル基、イソキノリニル基、ジヒドロイソキノリニル基、テトラヒドロイソキノリニル基、パーヒドロイソキノリニル基、シンノリニル基、ジヒドロシンノリニル基、テトラヒドロシンノリニル基、パーヒドロシンノリニル基、キナゾリニル基、ジヒドロキナゾリニル基、テトラヒドロキナゾリニル基、パーヒドロキナゾリニル基、フタラジニル基、ジヒドロフタラジニル基、テトラヒドロフタラジニル基、パーヒドロフタラジニル基、キノキサリニル基、ジヒドロキノキサリニル基、テトラヒドロキノキサリニル基、パーヒドロキノキサリニル基、ナフチリジニル基、ジヒドロナフチリジニル基、テトラヒドロナフチリジニル基、パーヒドロナフチリジニル基、プテリジニル基、キノリリジニル基、ジヒドロベンゾオキサジニル基、ジヒドロベンゾチアジニル基、ベンゾアゼピニル基、ジヒドロベンゾアゼピニル基、テトラヒドロベンゾアゼピニル基、ベンゾジアゼピニル基、ジヒドロベンゾジアゼピニル基、テトラヒドロベンゾジアゼピニル基、ベンゾオキサゼピニル基、ジヒドロベンゾオキサゼピニル基、テトラヒドロベンゾオキサゼピニル基、ベンゾチアゼピニル基、ジヒドロベンゾチアゼピニル基、テトラヒドロベンゾチアゼピニル基、ベンゾオキサジアゼピニル基、ベンゾチアゼアゼピニル基、ベンザゼピニル基、ピリドアゼピニル基、カルバゾリル基、ジヒドロカルバゾリル基、テトラヒドロカルバゾリル基、パーヒドロカルバゾリル基、β−カルボリニル基、ジヒドロβ−カルボリニル基、テトラヒドロβ−カルボリニル基、パーヒドロβ−カルボリニル基、アクリジニル基、ジヒドロアクリジニル基、テトラヒドロアクリジンニル基、パーヒドロアクリジニル基、フェナジニル基、ジヒドロフェナジニル基、テトラヒドロフェナジニル基、パーヒドロフェナジニル基、フェノチアジニル基、ジヒドロヒドロフェノチアジニル基、テトラヒドロフェノチアジニル基、パーヒドロフェノチアジニル基、フェノキサジニル基、ジヒドロフェノキサジニル基、テトラヒドロフェノキサジニル基、パーヒドロフェノキサジニル基、フェナルサジニル基、フェナントリジニル基、ジヒドロフェナントリジニル基、テトラヒドロフェナントリジニル基、パーヒドロフェナントリジニル基、フェナントロリニル基、ジヒドロフェナントロリニル基、テトラヒドロフェナントロリニル基、パーヒドロフェナントロリニル基、ペリミジニル基、ジヒドロペリミジニル基、テトラヒドロペリミジニル基、パーヒドロペリミジニル基、プテリニル基、ピロリリジニル基、モルフィナニル基、ハスバナニル基、フリル基、ジヒドロフリル基、テトラヒドロフリル基、ピラニル基、ジヒドロピラニル基、テトラヒドロピラニル基、オキセピニル基、ジヒドロオキセピニル基、テトラヒドロオキセピニル基、パーヒドロオキセピニル基、チエニル基、ジヒドロチエニル基、テトラヒドロチエニル基、チオピラニル基、ジヒドロチオピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、チエピニル基、ジヒドロチエピニル基、テトラヒドロチエピニル基、パーヒドロチエピニル基、ベンゾフリル基、ジヒドロベンゾフリル基、テトラヒドロベンゾフリル基、パーヒドロベンゾフリル基、イソベンゾフリル基、ジヒドロイソベンゾフリル基、テトラヒドロイソベンゾフリル基、パーヒドロイソベンゾフリル基、ベンゾチエニル基、ジヒドロベンゾチエニル基、テトラヒドロベンゾチエニル基、パーヒドロベンゾチエニル基、イソベンゾチエニル基、ジヒドロイソベンゾチエニル基、テトラヒドロイソベンゾチエニル基、パーヒドロイソベンゾチエニル基、ベンゾピラニル基、ジヒドロベンゾピラニル基、パーヒドロベンゾピラニル基、ベンゾチオピラニル基、ジヒドロベンゾチオピラニル基、パーヒドロベンゾチオピラニル基、ベンゾオキセピニル基、ジヒドロベンゾオキセピニル基、テトラヒドロベンゾオキセピニル基、パーヒドロベンゾオキセピニル基、ベンゾチエピニル基、ジヒドロベンゾチエピニル基、テトラヒドロベンゾチエピニル基、パーヒドロベンゾチエピニル基、ベンゾフリル基、ジヒドロジベンゾフリル基、テトラヒドロジベンゾフリル基、パーヒドロジベンゾフリル基、キサンテニル基、ジヒドロキサンテニル基、テトラヒドロキサンテニル基、パーヒドロキサンテニル基、ベンゾチエニル基、ジヒドロジベンゾチエニル基、テトラヒドロジベンゾチエニル基、パーヒドロジベンゾチエニル基、チオキサンテニル基、ジヒドロチオキサンテニル基、テトラヒドロチオキサンテニル基、パーヒドロチオキサンテニル基、フェノキサチイニル基、ジヒドロフェノキサチイニル基、テトラヒドロフェノキサチイニル基、パーヒドロフェノキサチイニル基、ジベンゾジオキシニル基、ジヒドロジベンゾジオキシニル基、テトラヒドロジベンゾジオキシニル基、パーヒドロジベンゾジオキシニル基、チアンスレニル基、ジヒドロチアンスレニル基、テトラヒドロチアンスレニル基、パーヒドロチアンスレニル基、オキシラニル基、オキセタニル基、チイラニル基、チエタニル基、オキサチイニル基、ジヒドロオキサチイニル基、テトラヒドロオキサチイニル基、ベンゾオキサチイニル基、ジヒドロベンゾオキサチイニル基、テトラヒドロベンゾオキサチイニル基、パーヒドロベンゾオキサチイニル基、ベンゾジオキセパニル基、ジオキソラニル基、ジオキサニル基、ジチオラニル基、ジチアニル基、ジオキソインダニル基、ベンゾジオキサニル基、クロマニル基、ベンゾジチオラニル基、ベンゾジチアニル基等を挙げることができ、不飽和複素環基の場合は少なくとも一部が水素化された複素環基も含む。
【0025】
また、置換基R、R、R、R、R、R及びRはそれぞれ任意の2又は3置換基が一体となって環を形成してもよく、その環としては例えばシクロプロパン、シクロプロペン、シクロブタン、シクロブテン、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタン、シクロヘプテン、シクロヘプタジエン、シクロヘプタトリエン、シクロオクタン、シクロオクテン、シクロオクタジエン、シクロオクタトリエン、アジリジン、アゼチジン、ジアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ホモピペリジン、ピラゾリジン、イミダゾリジン、トリアゾリジン、テトラゾリジン、オキサゾリジン、イソオキサゾリジン、チアゾリジン、イソチアゾリジン、オキサゾジアゾリジン、チアジアゾリジン、ピペラジン、ホモピペラジン、トリアゼパン、モルホリン、チオモルホリン、キヌクリジン、トロパン、ピロリン、ピラゾリン、イミダゾリン、オキサゾリン、チアゾリン、イソオキサゾリン、イソチアゾリン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、トリアゾリン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ピペリデイン、トリアジナン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、オキサジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、オキサジアジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、チアジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、チアジアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、オキサゼピン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、オキサジアゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、チアゼピン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、チアジアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピン、パーヒドロチアジアゼピン、トリアゼピン、ジヒドロトリアゼピン、テトラヒドロトリアゼピン、パーヒドロトリアゼピン、アゾシン、ジヒドロアゾシン、テトラヒドロアゾシン、オキソヒドロアゾシン、パーヒドロアゾシン、モルファン、アゼピンドール、インドリン、インドレニン、イソインドリン、イソインドレニン、パーヒドロインドール、パーヒドロイソインドール、パーヒドロイソインドール、インドリジジン、ジヒドロインダゾール、パーヒドロインダゾール、ジヒドロベンゾイミダゾール、パーヒドロベンゾイミダゾール、ジヒドロベンゾオキサゾール、パーヒドロベンゾオキサゾール、ジヒドロベンゾチアゾール、パーヒドロベンゾチアゾール、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、パーヒドロキノリン、キノリジン、ジヒドロキノリジン、テトラヒドロキノリジン、ジヒドロイソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、パーヒドロイソキノリン、ジヒドロシンノリン、テトラヒドロシンノリン、パーヒドロシンノリン、ジヒドロキナゾリン、テトラヒドロキナゾリン、パーヒドロキナゾリン、ジヒドロフタラジン、テトラヒドロフタラジン、パーヒドロフタラジン、ジヒドロキノキサリン、テトラヒドロキノキサリン、パーヒドロキノキサリン、ジヒドロナフチリジン、テトラヒドロナフチリジン、パーヒドロナフチリジン、キノリリジン、ジヒドロベンゾオキサジン、ジヒドロベンゾチアジン、ジヒドロベンゾアゼピン、テトラヒドロベンゾアゼピン、パーヒドロベンゾアゼピン、ジヒドロベンゾジアゼピン、テトラヒドロベンゾジアゼピン、パーヒドロベンゾジアゼピン、ジヒドロベンゾオキサゼピン、テトラヒドロベンゾオキサゼピン、パーヒドロベンゾオキサゼピン、ジヒドロベンゾチアゼピン、テトラヒドロベンゾチアゼピン、パーヒドロベンゾチアゼピン、ジヒドロカルバゾール、テトラヒドロカルバゾール、パーヒドロカルバゾール、ジヒドロβ−カルボリン、テトラヒドロβ−カルボリン、パーヒドロβ−カルボリン、ジヒドロアクリジン、テトラヒドロアクリジン、パーヒドロアクリジン、ジヒドロフェナジン、テトラヒドロフェナジン、パーヒドロフェナジン、ジヒドロフェノチアジン、テトラヒドロフェノチアジン、パーヒドロフェノチアジン、ジヒドロフェノキサジン、テトラヒドロフェノキサジン、パーヒドロフェノキサジン、ジヒドロフェナントリジン、テトラヒドロフェナントリジン、パーヒドロフェナントリジン、ジヒドロフェナントロリン、テトラヒドロフェナントロリン、パーヒドロフェナントロリン、ジヒドロペリミジン、テトラヒドロペリミジン、パーヒドロペリミジン、ピロリリジン、モルフィナン、ハスバナン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ピラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、チオピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロベンゾフラン、パーヒドロベンゾフラン、ジヒドロイソベンゾフラン、テトラヒドロイソベンゾフラン、パーヒドロイソベンゾフラン、ジヒドロベンゾチオフェン、テトラヒドロベンゾチオフェン、パーヒドロベンゾチオフェン、ジヒドロイソベンゾチオフェン、テトラヒドロベンゾチオフェン、パーヒドロベンゾチオフェン、ベンゾピラン、ジヒドロベンゾピラン、パーヒドロベンゾピラン、ベンゾチオピラン、ジヒドロベンゾチオピラン、パーヒドロベンゾチオピラン、ジヒドロベンゾオキセピン、テトラヒドロベンゾオキセピン、パーヒドロベンゾオキセピン、ジヒドロベンゾチエピン、テトラヒドロベンゾチエピン、パーヒドロベンゾチエピン、ジヒドロジベンゾフラン、テトラヒドロジベンゾフラン、パーヒドロジベンゾフラン、キサンテン、ジヒドロキサンテン、テトラヒドロキサンテン、パーヒドロキサンテン、ジヒドロジベンゾチオフェン、テトラヒドロジベンゾチオフェン、パーヒドロジベンゾチオフェン、チオキサンテン、ジヒドロチオキサンテン、テトラヒドロチオキサンテン、パーヒドロチオキサンテン、ジヒドロフェノキサチイン、テトラヒドロフェノキサチイン、パーヒドロフェノキサチイン、ジヒドロジベンゾジオキシン、テトラヒドロジベンゾジオキシン、パーヒドロジベンゾジオキシン、ジヒドロチアンスレン、テトラヒドロチアンスレン、パーヒドロチアンスレン、オキシラン、オキセタン、チイラン、チエタン、ジヒドロオキサチイン、テトラヒドロオキサチイン、ジヒドロベンゾオキサチイン、テトラヒドロベンゾオキサチイン、パーヒドロベンゾオキサチイン、ベンゾジオキセパン、ジオキソラン、ジオキサン、ジチオラン、ジチアン、ジオキソインダン、ベンゾジオキサン、クロマン、ベンゾジチオラン、ベンゾジチアン、ノルボルナン、1−アザノルボルナン、2−アザノルボルナン、7−アザノルボルナン、ノルボルネン、1−アザノルボルネン、2−アザノルボルネン、7−アザノルボルネン、ノルボルナジエン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン、ノルピナン、ノルピネン、ノルカナン、ノルカネン等を挙げることができ、不飽和環の場合は少なくとも一部が水素化された環も含む。また、環を形成する場合はR、R、R、R及びRの任意の2置換基又は3置換基で環を形成することが好ましい。
【0026】
また、上記アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、芳香族基、及び複素環基が有し得る置換基は、水酸基、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、置換スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシ基、カルバモイル基、オキソ基、チオキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、置換スルフィニル基、スルファミド基、アミノスルホニルオキシ基、アルコキシスルホニルアミノ基、置換スルホニルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルコキシスルホニル基、Rx(Ry)N基及びRx(Ry)(Rz)N基(Rx、Ry及びRzはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基又は複素環基を表す。また、Rx、Ry及びRzの少なくとも2つが結合して飽和若しくは不飽和の複素環を形成してもよく、その環は脂肪族環或いは複素環とで縮合環或いはスピロ環を形成することもでき、芳香族環とは縮合環を形成することもできる)から選ばれる基が挙げられる。
【0027】
なお、ここに挙げた水素原子である場合を除くRx、Ry、Rz及び置換基としてのアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、芳香族基、複素環基は、前記R、R、R、R、R、R及びRで示される基と同類の基を含む。また、置換基としてのアルコキシ基、アルキルチオ基のアルキル基は前記R、R、R、R、R、R及びRにおけるアルキル基の定義と同義であり、アリールオキシ基、アリールチオ基のアリール基は前記R、R、R、R、R、R及びRにおける芳香族基の定義と同義である。
【0028】
また、置換基としてのグアニジノ基、アシル基、置換スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、カルバモイル基、ウレイド基、アミド基、スルファモイル基、アシルオキシ基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、置換スルフィニル基、スルファミド基、アミノスルホニルオキシ基、アルコキシスルホニルアミノ基、置換スルホニルオキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルコキシスルホニル基の例示を以下に示す。
【化9】
[この文献は図面を表示できません]

(上記例示基中、R、R、R10、R11、R12、R13、R16、R17、R18、R25、R27、R29、R30、R31、R32、R33、R34、R35、R36、R37、R39及びR40は、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基、置換若しくは無置換の複素環基を表す。R26、R28、R38、R41、R42及びR43は、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基、置換若しくは無置換の複素環基を表す。R14及びR15は、置換若しくは無置換の複素環基を表す。また、これら置換アルキル基、置換シクロアルキル基、置換アルケニル基、置換シクロアルケニル基、置換アルキニル基、置換芳香族基、置換複素環基の置換基としては、前記R、R、R、R、R、R及びRにおけるこれらの基の置換基と同様のものが挙げられる。)
【0029】
、R、R、R、R、R及びRで示される基は、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基であるか、R、R、R、R及びRのうち2つが連結して炭素数3〜8のシクロアルキル基を形成するものであることが、原料の入手容易性の面から好ましい。特に、R及びRは、共に水素原子であるか、又は一方がメチル基であることが好ましい。
式(II)において、Xが単結合の場合、高い遊離率が得られるという観点から、好ましい一実施形態では、(i)R及びRは水素原子である;または(ii)R及びRの少なくとも一方は水素原子であり、且つl、m及びnは0である。
式(II)において、Xが単結合の場合、溶液中でのコンジュゲートの安定性の観点から、好ましい一実施形態では、(iii)R及びRはそれぞれ独立して、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基である;または(iv)R及びRの少なくとも一方は置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基であり、且つl、m及びnのうち少なくとも一つは0以外の整数である。
式(II)において、XがOの場合、高い遊離率が得られるという観点から、好ましい一実施形態では、(v)R及びRは水素原子である;(vi)R及びRの少なくとも一方は置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基であり、R及びRの少なくとも一方が置換若しくは無置換の炭素数3〜6の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基(例えば、炭素数3〜8のシクロアルキル基)、置換若しくは無置換のアルケニル基(例えば、炭素数3〜6のアルケニル基)、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基(例えば、炭素数3〜8のシクロアルケニル基)、置換若しくは無置換のアルキニル基(例えば、炭素数3〜6のアルキニル基)、置換若しくは無置換の芳香族基(例えば、炭素数6〜14の単環式又は多環式芳香族基)又は置換若しくは無置換の複素環基(例えば、環構成原子として窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を少なくとも1つ含む3〜8員環の複素環基)であり、且つR及びRは存在する場合には水素原子である;または(vii)R及びRはそれぞれ独立して、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基である。式(II)において、XがOの場合、高い遊離率が得られるという観点から、より好ましい一実施形態では、(viii)R及びRは水素原子である;(ix)Rは水素原子であり、Rは置換若しくは無置換の炭素数1〜6の直鎖状アルキル基であり、R及びRの少なくとも一方は置換若しくは無置換の炭素数4〜6の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、又は置換若しくは無置換の炭素数6〜14の単環式若しくは多環式芳香族基であり、且つR及びRは存在する場合には水素原子である;または(x)R及びRがそれぞれ独立して、置換若しくは無置換の炭素数1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、置換若しくは無置換の炭素数3〜8のシクロアルキル基、置換若しくは無置換の炭素数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルケニル基、置換若しくは無置換の炭素数3〜8のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換の炭素数2〜6の直鎖状若しくは分岐状のアルキニル基、置換若しくは無置換の炭素数6〜14の単環式若しくは多環式芳香族基又は環構成原子として窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を少なくとも1つ含む3〜8員環の置換若しくは無置換の複素環基である。
式(II)において、XがOの場合、溶液中でのコンジュゲートの安定性の観点から、好ましい一実施形態では、(xi)R及びRの少なくとも一方は置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基であり、Rは水素原子であり、且つRは水素原子、メチル基又はエチル基である;または(xii)mは1であり、且つRは置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基である。
式(II)において、Rが水素原子以外の基である場合、高い遊離率が得られるという観点から、好ましい一実施形態では、R及びRはそれぞれ独立して、水素原子、メチル基又はエチル基である。
【0030】
本発明の式(I)又は(II)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲート、及び式(III)又は(XI)で示される重要中間体であるアミン体において、Dは、それ自体又はその薬学的に許容される塩が生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHのカルボキシ基(D−COH中の−COH)を除いた残基を表した構造である。具体的には、Dは置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のシクロアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のシクロアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換の芳香族基又は置換若しくは無置換の複素環基又はこれら基の組合せにより得られる構造である。ここでのアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、芳香族基又は複素環基は、前記R、R、R、R、R、R及びRでの定義と同義である。なお、本明細書において、D−COH中の−COHの部分は、式(V)で示されるリンカーとエステル結合を形成するカルボキシ基を意味する。
【0031】
本明細書において「生物活性」とは、ある化合物又はその薬学的に許容される塩が有する、生体に作用する性質を指す。生体に作用する性質は、当該化合物又はその塩が誘導体化されて発揮される場合も含む。また、「生体に作用する」とは、薬剤としての治療効果のように、生体に対して効果をもたらすと一般に理解される作用全般を指す。
生物活性を有する化合物又はその薬学的に許容される塩の一実施態様としては、薬理活性を有する化合物などを挙げることができる。
【0032】
また、Dは、それ自体又はその薬学的に許容される塩が生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHのカルボキシ基を除いた残基を表した構造である。生物活性を有する化合物として、例えば、医薬品、医薬部外品、医療機器、体外診断用医薬品、再生医療等製品、動物用医薬品、農薬、サプリメント等の有効成分を挙げることができる。遊離した生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHが生物活性を有し、かつ該化合物のカルボキシ基によってエステル結合を形成しうるものであれば、化合物の構造に制限はなく、生物活性を有する化合物として利用可能な公知の化合物を、生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COHとして用いることができる。
特に、カルボキシ基を有するポリマーとしてグリコサミノグリカン、より好ましくはコンドロイチン硫酸またはヒアルロン酸を採用した場合に、生物活性を有するカルボン酸型化合物D−COH(例えば、カルボキシ基近傍が嵩高いカルボン酸型化合物)の遊離率を高くすることができる。
また、本明細書中における、「カルボキシ基近傍が嵩高いカルボン酸型化合物」とは、例えば、カルボキシ基に隣接する炭素が3級又は4級炭素であるものが例示され、より具体的にはカルボキシ基に隣接する炭素が、炭素数1〜10の直鎖または分岐したアルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数2〜10の直鎖または分岐したアルケニル基、炭素数3〜10のシクロアルケニル基、炭素数2〜10のアルキニル基、芳香族基又は複素環基で置換したカルボン酸型化合物があげられる。
【0033】
式(III)又は(XI)で示されるアミン体は無機酸又は有機酸と塩を形成してもよい。無機酸としては塩酸、硫酸、硝酸等が、有機酸としてはトリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸及びトリフルオロメタンスルホン酸等が挙げられる。
【0034】
カルボキシ基を有するポリマーに由来する構造は、分子内に1つ又は複数のカルボキシ基を有しているポリマーである、式(IV):
Poly−COH (IV)
で示される構造に由来する。本明細書において、「Poly」とは、「カルボキシ基を有するポリマーの残基」を意味する。該ポリマーは、本来カルボキシ基を有していないポリマーが化学修飾によりカルボキシ基が導入されたものでもよい。また、該ポリマーが複数のカルボキシ基を有する場合、1又は複数の式(III)又は(XI)で示されるアミン体が縮合されてよい。
すなわち、式(I)又は(II)に示される化合物は、前記式(IV)であるカルボキシ基を有するポリマーと、式(III)又は(XI)で示される1又は複数のアミン体とがアミド結合している化合物である。
また、ポリマー鎖中に−COOHで示される単位と−(=O)NH−A−C(=O)−O−C(−R)(R)−O−C(=O)−D(式(II)においては、−(=O)NH−(CH−(C)(−R)(−R)−(CH−C(−R)(−R)−X−C(=O)−O−C(−R)(R)−O−C(=O)−D)で示される単位は、各々ポリマー鎖中に連続して配列してもよく、またランダムに配列されてもよい。
カルボン酸型ポリマー1分子鎖につきどの程度、前記式(III)又は(XI)で示されるアミン体を縮合させるかは、Dで示される構造、カルボン酸型ポリマーの種類などに応じて、適宜変更、調整することができる。Dで示される構造がどの程度導入されているかは、本明細書においては、「導入率」として示すことがある。導入率をモル(%)として算出する場合は、H−NMRによる積分比の計算により求めることができる。例えば、カルボン酸型ポリマーのカルボキシ基すべてに前記式(III)又は(XI)で示されるアミン体が導入されていた場合、導入率が100%となる。また、導入率を重量パーセント(wt%)として算出する場合は、分光光度計を用いた吸光度により、導入したDの濃度から重量を算出し、式(I)又は(II)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩の総重量あたりのDの重量として求めることができる。例えば、導入された薬剤の重量が10mgで、式(I)又は(II)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩の総重量が100mgであった場合、導入率は10wt%となる。本明細書においては、モル比の計算による導入率を表す場合は単に(%)と表記し、分光光度計を用いた吸光度測定による導入率を表す場合は(wt%)と表記する。
該ポリマーにおいて式(III)又は(XI)で示されるアミン体と縮合せずに残ったカルボキシ基は遊離のカルボキシ基として存在していてもよく、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の金属、又はトリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン等の有機塩基との塩を形成していてもよく、又はテトラブチルアンモニウムヒドロキシドを用いて塩を形成していてもよい。
【0035】
カルボキシ基を有するポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、乳酸・グルコール酸共重合体(PLGA)、ポリカプロラクトン、ポリカルボキシイソプロピルアクリルアミド、ポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート、及びカルボキシ基修飾ポリエチレングリール等の合成ポリマー、アルギン酸、ヒアルロン酸、ヘパリン、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸(A、B、C、D及びE)、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸、デルマタン硫酸、ペクチン(ホモガラクツロナン及びラムガラクツロナン)、キサンタンガム、キシラン及びサクラン等の天然にも存在している多糖類、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン、カルボキシメチルデキストラン、カルボキシメチルアミロース、サクシニルキトサン及びカルボキシ基が挿入されたポリエチレングリコール等の半合成ポリマー、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸及びタンパク質等のポリアミノ酸、カルボキシ基が導入されたデオキシリボ核酸等の核酸が挙げられる。カルボキシ基を有する水溶性ポリマーとして、例えば、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸、ポリカルボキシイソプロピルアクリルアミド及びカルボキシ基修飾ポリエチレングリール等の合成ポリマー、アルギン酸、ヒアルロン酸、ヘパリン、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸(A、B、C、D及びE)、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸、デルマタン硫酸、ペクチン(ホモガラクツロナン及びラムガラクツロナン)、キサンタンガム、キシラン及びサクラン等の天然にも存在している多糖類、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン、カルボキシメチルデキストラン、カルボキシメチルアミロース、サクシニルキトサン及びカルボキシ基が挿入されたポリエチレングリコール等の半合成ポリマー、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸及びタンパク質等のポリアミノ酸、カルボキシ基が導入されたデオキシリボ核酸等の核酸が挙げられる。多糖として、例えば、アルギン酸、ヒアルロン酸、ヘパリン、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸(A、B、C、D及びE)、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸、デルマタン硫酸、ペクチン(ホモガラクツロナン及びラムガラクツロナン)、キサンタンガム、キシラン及びサクラン等の天然にも存在している多糖類、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン、カルボキシメチルデキストラン、カルボキシメチルアミロース、サクシニルキトサンが挙げられる。グリコサミノグリカンとして、例えば、ヒアルロン酸、ヘパリン、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸(A、B、C、D及びE)、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸、デルマタン硫酸が挙げられる。これらカルボキシ基を有するポリマーは各種方法によって、あらかじめ架橋又は化学修飾されていてもよく、生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートとした後に、更に架橋又は化学修飾される場合もある。また、これらカルボキシ基を有するポリマーは薬学的に許容される塩、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の金属との塩、又はトリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン等の有機塩基との塩であってもよく、又はテトラブチルアンモニウムヒドロキシドとの塩であってもよい。
【0036】
カルボキシ基を有するポリマーの残基であるPolyとは、式(III)又は(XI)で示されるアミン体との縮合に利用されるカルボキシ基部分を除いた、前記式(IV)で示されるカルボキシ基を有するポリマーの部分構造を意味するものである。前記ポリマー残基であるPolyとしては、水溶性ポリマー残基、多糖残基、グリコサミノグリカン残基、コンドロイチン残基、コンドロイチン硫酸残基及びヒアルロン酸残基を好ましい態様として例示することができる。なかでも、カルボン酸型化合物(例えば、カルボキシ基近傍が嵩高いカルボン酸型化合物)の遊離率の観点、且つコンジュゲートの水溶性の観点からグリコサミノグリカン残基が好ましく、コンドロイチン残基、コンドロイチン硫酸残基又はヒアルロン酸残基であることがより好ましい。これらはそれぞれ、化合物(III)又は(XI)と縮合したカルボキシ基を除いた水溶性ポリマー、多糖、グリコサミノグリカン、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸及びヒアルロン酸の部分構造を意味するものである。
【0037】
式(I)で示される、生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートの製造方法の一例を以下に示す。
【化10】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、Rはベンジル基又はt−ブチル基を表し、R、R、R、R、R、R、R、D、X、A、l、m、n及びPolyは、先に定義したとおりである。)
【0038】
第1工程
本工程は前記式(XII)で示される保護アミノ酸から前記式(XIII)で示されるクロロアルキルエステル体を製造する工程である。本工程は塩基存在下、クロロアルキルクロロスルホネートを反応させて実施することができる。塩基としては、例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等を用いることができる。クロロアルキルスルホニルクロリドとしては、例えばクロロメチルクロロスルホネート又は1−クロロエチルクロロスルホネート等を用いることができる。
【0039】
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等の有機溶媒を用いることができ、必要に応じて有機溶媒と水の混合溶媒を用いることができる。また、必要に応じて相関移動触媒を用いることができる。相関移動触媒としては、例えばテトラブチルアンモニウム硫酸水素塩、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、テトラブチルアンモニウムヨージド等を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは−15℃〜80℃の範囲内で進行させることができる。
【0040】
第2工程
本工程は前記式(XIV)で示される保護アミン体から前記式(XIII)で示されるクロロアルキルエステル体を製造する工程である。このとき、前記式(XIV)のAの水素原子と結合している側の末端が酸素原子の場合は前記式(XIII)で示される生成物として炭酸エステル結合を与え、窒素原子の場合はウレタン結合を与える。本工程は前記式(XIV)で示される保護アミン体に前記式(XV)で示されるクロロギ酸クロロアルキルを反応させて実施することができ、必要に応じて塩基を添加することも可能である。
【0041】
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、たとえば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等の有機溶媒を用いることができる。また塩基としては、例えばピリジン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン、2,6−ルチジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロウンデセン、1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン、金属ビス(トリメチルシリル)アミド、リチウムジイソプロピルアミド等を用いることができる。反応温度としては、通常−78℃〜200℃の範囲で、好ましくは−20℃〜80℃の範囲内で進行させることができる。
【0042】
第3工程
本工程は前記式(XIII)で示されるクロロアルキルエステル体と前記式(VI)で示されるカルボン酸型化合物とを反応させて前記式(XVI)で示されるエステル体を製造する工程である。本工程は前記式(VI)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物と塩基を反応させ、カルボン酸塩とした後、前記式(XIII)で示されるクロロアルキルエステル体と反応させて実施することができ、又は、塩基存在下、前記式(VI)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物と前記式(XIII)で示されるクロロアルキルエステル体と反応させて実施することができる。
【0043】
塩を形成するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えばメタノール、エタノール、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等の有機溶媒を用いることができる。また塩基としては、例えば炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは−15℃〜80℃の範囲内で進行させることができる。
【0044】
エステル化を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えばジメチルホルムアミド、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等の有機溶媒を用いることができる。共存させる塩基としては、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、ピリジン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミン、2,6−ルチジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロウンデセン、1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン、金属ビス(トリメチルシリル)アミド、リチウムジイソプロピルアミド等を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは0℃〜80℃の範囲内で進行させることができる。
【0045】
第4工程
本工程は前記式(XVI)で示されるエステルを脱保護して前記式(III)で示されるアミン体を製造する工程である。
本工程でRがベンジル基の場合、接触水素添加により脱保護して前記式(III)で示されるアミン体を製造することができる。用いる金属触媒としては、例えば酸化白金やプラチナカーボン等の白金触媒、パラジウムカーボン、パラジウムブラック又は酸化パラジウム等のパラジウム触媒、ラネーニッケル等のニッケル触媒を用いることができる。本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、水等を用いることができる。反応温度としては、通常−50℃〜200℃の範囲で、好ましくは10℃〜100℃の範囲内で進行させることができる。
【0046】
本工程でRがt−ブチル基の場合、酸を用いて脱保護して前記式(III)で示されるアミン体を製造することができる。酸としては、例えば塩化水素、塩酸、硫酸、硝酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等を用いることができる。本工程で得られる前記式(III)で示されるアミン体はこれらの酸との塩を形成して製造されるものである。本工程は無溶媒又は溶媒中で反応を進行させることができ、溶媒としては例えば、酢酸エチル、ジオキサン、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ジエチルエーテル、水等を用いることができる。反応温度としては、通常−50℃〜200℃の範囲で、好ましくは0℃〜80℃の範囲内で進行させることができる。
【0047】
第5工程
本工程は前記式(III)で示されるアミン体と前記式(IV)で示されるカルボキシ基を有するポリマーとを縮合して前記式(I)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートを製造する工程である。本工程で用いられる前記式(IV)で示されるカルボキシ基を有するポリマーは、あらかじめ金属や有機塩基との塩を形成しているものを用いてもよい。縮合反応に用いる縮合剤としては、例えば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC又はWSC)、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド(DMT−MM)、フルオロ−テトラメチルホルムアミジウムヘキサフルオロフォスフェート(TFFH)、フルオロ−ビス(テトラメチレン)ホルムアミジウム ヘキサフルオロフォスフェート(BTFFH)等を用いることができる。また、カルボキシ基を有するポリマーのカルボキシ基がN−ヒドロキシスクシンイミドエステル又はp−ニトロフェニルエステル等の活性エステルに誘導体化された場合、縮合剤の添加は必要なく、式(III)で示されるアミン体との混合のみ、又は必要に応じて塩基を添加することで縮合することも可能である。
【0048】
本工程は溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、トルエン、酢酸エチル、アセトン、ジメチルホルムアミド、ホルムアミド、N−メチルピロリドン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等の有機溶媒又は水を用いることができる。また、これら有機溶媒と水との任意の割合での混合溶媒を使用することもできる。
【0049】
本発明の更なる一つの態様は、生物活性を有するカルボン酸型化合物と、カルボキシ基を有するポリマーとを結合させるための、下記式(V)で示されるリンカーである。
【化11】
[この文献は図面を表示できません]

(ここで、R、R及びAは、先に定義したとおりである。また、記号†は、生物活性を有するカルボン酸型化合物のカルボキシ基の水素を除いた部分との結合点を表し、記号‡は、カルボキシ基を有するポリマーのカルボキシ基の水酸基を除いた部分との結合点を意味する。)
【0050】
式(V)で示されるリンカーを用いて、上記工程1〜5に例示されるような方法によって、本発明のコンジュゲートを得ることができる。よって本発明の更なる一つの態様は、式(V)で示されるリンカーを用いて、生物活性を有するカルボン酸型化合物と、カルボキシ基を有するポリマーとをリンカーを介して結合させる工程を含む、式(I)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩を製造する方法である。
【0051】
本発明の式(I)又は(II)で示される生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートを含む組成物の性状は特に限定されないが、水溶液の状態であることが好ましい。より具体的には、当該組成物を水溶液の状態で医薬品、医療機器又は農薬等に用いることが好ましい。
すなわち、本発明の一態様は、式(I)又は(II)で示される化合物を含む水溶液である。
本明細書において、水溶液とは、水が溶媒であって、全体が視覚的に均一かつ透明な液体をいう。水溶液は、当該性状を有する限りにおいて水以外の水性溶媒を含んでもよい。また、医薬品、医療機器の保存を考慮すると、例えば、25℃において水溶液の状態であることが好ましい。
本明細書における「水溶性」とは、25℃の水を溶媒とした場合、1.5mg/mLの濃度で全体が視覚的に均一かつ透明な液体になる、式(I)又は(II)で示される化合物又はその薬学的に許容される塩の性質をいう。
【0052】
本発明のカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートは、後述する試験例から明らかなように、遊離速度が制御可能なコンジュゲートであり、医薬等への利用が期待されるものである。
【実施例】
【0053】
以下に、本発明を参考例及び実施例により詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの例に限定されるものではない。
また、本発明の生物活性を有するカルボン酸型化合物−ポリマーコンジュゲートを製造するための中間体である前記式(XIII)で示されるクロロアルキルエステル体、前記式(XVI)で示されるエステル体、前記式(III)で示されるアミン体の合成例を参考例として示す。
【0054】
参考例1
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル
【化12】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート500mg(1.38mmol)及び2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エタノール267mg(1.66mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液に4−ジメチルアミノピリジン253mg(2.07mmol)及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩344mg(1.80mmol)を氷冷下で加え、一晩撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物650mg(91%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.36(9H, s), 1.49(6H, s), 2.77(2H, t, J=8Hz), 3.19(2H, q, J=6Hz), 3.41-3.45(2H, m), 4.10(2H, t, J=6Hz), 6.74(2H, d, J=9Hz), 6.91(1H, t, J=6Hz), 7.12(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.83(2H, d, J=9Hz), 8.61(1H, t, J=6Hz)
【0055】
参考例2
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 2−アミノエチル エステル 塩酸塩
【化13】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル200mg(0.355mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液2mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加え、析出した固体をろ取して標記化合物169mg(quant.)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.54(6H, s), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.10(2H, br-s), 3.42-3.46(2H, m), 4.30(2H, t, J=6Hz), 6.77(2H, d, J=9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.26(3H, br-s), 8.69(1H, t, J=6Hz)
【0056】
参考例3
(2−ベザフィブラート−エチル)アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化14】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 2−アミノエチル エステル 塩酸塩35mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物152mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は16%であった。
【0057】
参考例4
N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−β−アラニン クロロメチル エステル
【化15】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−β−アラニン1.10g(5.8mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩197mg(0.58mmol)及び炭酸水素ナトリウム1.95g(23.2mmol)の水10mL−塩化メチレン10mLの混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート1.15g(7.0mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取し、飽和食塩水にて洗浄後に無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、次いで減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物1.20g(87%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.44(9H, s), 2.62(2H, t, J=6Hz), 3.37-3.46(2H, m), 4.95(1H, br-s), 5.71(2H, s)
【0058】
参考例5
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化16】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート500mg(1.38mmol)のメタノール懸濁液に炭酸セシウム225mg(0.691mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−β−アラニン クロロメチル エステル225mg(0.691mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物550mg(71%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.36(9H, s), 1.49(6H, s), 2.47(2H, t, J=7Hz), 2.77(2H, t, J=8Hz), 3.14(2H, q, J=7Hz), 3.44(2H, dt, J=6, 8Hz), 5.78(2H, s), 6.74(2H, d, J=9Hz), 6.86(1H, br-s), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.82(2H, d, J=9Hz), 8.61(1H, t, J=6Hz)
【0059】
参考例6
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 塩酸塩
【化17】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル380mg(0.675mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液4mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加え、析出した固体をろ取して標記化合物265mg(79%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.50(6H, s), 2.75-2.81(4H, m), 3.01(2H, t, J=7Hz), 3.42-3.47(2H, m), 5.82(2H, s), 6.75(2H, d, J=9Hz), 7.15(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.06(3H, br-s), 8.96(1H, t, J=6Hz)
【0060】
実施例1
[3−(ベザフィブラート−メトキシ)−3−オキソプロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化18】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 塩酸塩36mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール9mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物218mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は16%であった。
また、コンドロイチン硫酸とベザフィブラート誘導体との量比を調節することでベザフィブラートの導入率を変えたコンジュゲートの調製を試みた。
5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液2.0g(0.20mmol)に、撹拌しながらエタノール0.8mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 塩酸塩79mg(0.16mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)66mg(0.24mmol)のエタノール1.2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液50μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール5mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール2.5mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物145mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は50%であった。
試験例1には導入率16%のコンジュゲートを用いた。
【0061】
参考例7
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化19】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩400mg(1.51mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム492mg(1.51mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドで懸濁させ、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−β−アラニン クロロメチル エステル413mg(1.51mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物351mg(54%)を得た。
1H-NMR (CD3OD, δ) : 1.40(9H, s), 2.56(2H, t, J=7Hz), 3.12(2H, t, J=7Hz), 5.26(2H, s), 5.87(2H, s), 6.55(1H, d, J=16Hz), 7.00(1H, t, J=1Hz), 7.11(1H, t, J=1Hz), 7.28(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz), 7.74-7.77(2H, m)
【0062】
参考例8
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩
【化20】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル140mg(0.326mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液4mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物103mg(79%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 2.80(2H, t, J=7Hz), 3.00-3.06(2H, m), 5.49(2H, s), 5.86(2H, s), 6.72(1H, d, J=16Hz), 7.47(2H, d, J=9Hz), 7.07(1H, t, J=2Hz), 7.76(1H, d, J=16Hz), 7.81-7.82(3H, m), 8.11(3H, br-s), 9.33(1H, s), 14.77(1H, br-s)
【0063】
実施例2
[3−(オザグレル−メトキシ)−3−オキソプロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化21】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩32mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物180mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は8%であった。
【0064】
参考例9
5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化22】
[この文献は図面を表示できません]

フロセミド500mg(1.51mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム246mg(0.756mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−β−アラニン クロロメチル エステル413mg(1.51mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物630mg(78%)を得た。
1H-NMR (CD3OD, δ) : 1.42(9H, s), 2.58(2H, t, J=7Hz), 3.32(2H, t, J=7Hz), 4.50(2H, s), 5.95(2H, s), 6.34(1H, dd, J=1, 4Hz), 6.37(1H, dd, J=2, 4Hz), 7.01(1H, s), 7.45(1H, dd, J=1, 2Hz), 8.51(1H, s)
【0065】
参考例10
5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩
【化23】
[この文献は図面を表示できません]

5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸[3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル350mg(0.658mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液4mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加え、析出した固体をろ取して標記化合物212mg(64%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 2.79(2H, t, J=7Hz), 3.04(2H, t, J=7Hz), 4.63(2H, d, J=6Hz), 5.96(2H, s), 6.39(1H, dd, J=1Hz, 4Hz), 6.43(1H, dd, J=2, 4Hz), 7.15(1H, s), 7.38(2H, s), 7.63(1H, dd, J=1, 2Hz), 8.03(3H, br-s), 8.38-8.40(2H, m)
【0066】
実施例3
[3−(フロセミド−メトキシ)−3−オキソプロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化24】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩40mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物227mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのフロセミドの導入率は14%であった。
【0067】
参考例11
3−ピリジンカルボン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化25】
[この文献は図面を表示できません]

ニコチン酸180mg(1.46mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム285mg(0.877mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−β−アラニン クロロメチル エステル400mg(1.46mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物385mg(81%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.42(9H, s), 2.63(2H, t, J=6Hz), 3.43(2H, q, J=6Hz), 4.97(1H, br-s), 6.04(2H, s), 7.42(1H, ddd, J=1, 5, 8Hz), 8.33(1H, td, J=2, 8Hz), 8.82(1H, dd, J=2, 5Hz), 9.26(1H, dd, J=1, 2Hz)
【0068】
参考例12
3−ピリジンカルボン酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩
【化26】
[この文献は図面を表示できません]

3−ピリジンカルボン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル312mg(0.962mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物189mg(66%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 2.85(2H, t, J=7Hz), 3.02-3.06(2H, m), 6.10(2H, s), 7.64(1H, br-s), 7.74(1H, dd, J=5, 8 Hz), 8.25(3H, br-s), 8.47(1H, td, J=2, 8Hz), 8.94(1H, dd, J=2, 5Hz), 9.10(1H, dd, J=1, 2Hz)
【0069】
実施例4
[3−(ニコチン酸−メトキシ)−3−オキソプロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化27】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に3−ピリジンカルボン酸 (3−アミノ−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩24mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール9mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物200mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのニコチン酸の導入率は2%であった。
【0070】
参考例13
N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−アラニン クロロメチル エステル
【化28】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−アラニン3.78g(20mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩679mg(2.0mmol)及び炭酸水素ナトリウム6.72g(80mmol)の水40mL−塩化メチレン40mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート3.96g(24mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物4.33g(91%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.41(3H, d, J=7Hz), 1.44(9H, s), 4.31-4.42(1H, m), 4.96(1H, br-s), 5.65(1H, d, J=5Hz), 5.84(1H, d, J=5Hz)
【0071】
参考例14
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [(S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化29】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート500mg(1.38mmol)のメタノール懸濁液に炭酸セシウム225mg(0.691mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−アラニン クロロメチル エステル378mg(1.38mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物682mg(88%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.33(3H, d, J=7Hz), 1.43(9H, s), 1.59(6H, s), 2.87(2H, t, J=7Hz), 2.67(2H, q, J=7Hz), 4.27-4.30(1H, m), 4.95(1H, br-s), 5.83(1H, d, J=6Hz), 5.91(1H, d, J=6Hz), 6.15(1H, br-s), 6.81(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0072】
参考例15
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [(S)−2−アミノ−1−オキソプロポキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化30】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [(S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソプロポキシ]メチル エステル682mg(1.21mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液4mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物580mg(96%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.39(3H, d, J=7Hz), 1.51(6H, s), 2.78(2H, d, J=8Hz), 3.43-3.46(2H, m), 4.17(1H, q, J=7Hz), 5.89(1H, d, J=6Hz), 5.96(1H, d, J=6Hz), 6.76(2H, d, J=9Hz), 7.15(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.62(3H, br-s), 8.70(1H, t, J=6Hz)
【0073】
実施例5
[(S)−[2−(ベザフィブラート−メトキシ)−1−メチル−2−オキソ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化31】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [(S)−2−アミノ−1−オキソプロポキシ]メチル エステル 塩酸塩40mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物225mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は10%であった。
【0074】
参考例16
2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロパン酸 クロロメチル エステル
【化32】
[この文献は図面を表示できません]

2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロパン酸2.00g(9.84mmol)、炭酸水素ナトリウム3.31g(39.4mmol)及び硫酸水素テトラブチルアンモニウム334mg(0.984mmol)の塩化メチレン15mL−水15mL混合溶媒に、クロロメチル クロロスルホネート1.95g(11.8mmol)の塩化メチレン溶液を氷冷下滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌後、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をジエチルエーテル−ヘキサン混合溶媒で再結晶し、標記化合物2.06g(73%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.43(9H, s), 1.51(6H, s), 4.90(1H, br-s), 5.75(2H, s)
【0075】
参考例17
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチル−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化33】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート500mg(1.38mmol)のメタノール懸濁液に炭酸セシウム225mg(0.691mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロパン酸 クロロメチル エステル397mg(1.38mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物655mg(82%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.42(9H, s), 1.45(6H, s), 1.59(6H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.67(2H, q, J=7Hz), 4.91(1H, br-s), 5.86(2H, s), 6.09(1H, br-s), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0076】
参考例18
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (2−アミノ−2−メチル−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 塩酸塩
【化34】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチル−1−オキソプロポキシ]メチル エステル655mg(1.36mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液4mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物508mg(87%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.47(6H, s), 1.51(6H, s), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.41-3.46(2H, m), 5.93(2H, s), 6.76(2H, d, J=9Hz), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.68(1H, br-s), 8.78(3H, br)
【0077】
実施例6
[2−(ベザフィブラート−メトキシ)−1,1−ジメチル−2−オキソエチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化35】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (2−アミノ−2−メチル−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 塩酸塩41mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物140mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は3%であった。
【0078】
参考例19
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチル−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化36】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩300mg(1.13mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム369mg(1.13mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロパン酸 クロロメチル エステル285mg(1.13mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物471mg(94%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.40(9H, s), 1.50(6H, s), 4.95(1H, br-s), 5.15(2H, s), 5.92(2H, s), 6.43(1H, d, J=16Hz), 6.90(1H, t, J=2Hz), 7.11(1H, s), 7.16(2H, d, J=9Hz), 7.51(2H, d, J=9Hz), 7.56(1H, s), 7.71(1H, d,J=16Hz)
【0079】
参考例20
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 (2−アミノ−2−メチル−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩
【化37】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチル−1−オキソプロポキシ]メチル エステル465mg(1.05mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物232mg(53%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.51(6H, s), 5.51(2H, s), 5.95(2H, s), 6.74(1H, d, J=16Hz), 7.49(2H, d, J=9Hz), 7.70(1H, t, J=2Hz), 7.78(1H, d, J=16Hz), 7.82-7.84(3H, m), 8.93(3H, br-s), 9.40(1H, s), 15.01(1H, br)
【0080】
実施例7
[1,1−ジメチル−2−オキソ−2−(オザグレル−メトキシ)エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化38】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 (2−アミノ−2−メチル−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩33mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物186mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は1%であった。
【0081】
参考例21
N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−グリシン クロロメチル エステル
【化39】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−グリシン1.75g(10mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩340mg(1mmol)及び炭酸水素ナトリウム3.36g(40mmol)の水20mL−塩化メチレン20mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート1.98g(12mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取し、飽和食塩水にて洗浄後に無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%〜20%酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物1.85g(83%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.46(9H, s), 4.00(2H, d, J=6Hz), 4.98(1H, br-s), 5.75(2H, s)
【0082】
参考例22
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソエトキシ]メチル エステル
【化40】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール懸濁液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−グリシン クロロメチル エステル185mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物160mg(35%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.43(9H, s), 1.60(6H, s), 2.87(2H, t, J=7Hz), 3.68(2H, q, J=7Hz), 3.86(2H, d, J=6Hz), 4.96(1H, br-s), 5.87(2H, s), 6.19(1H, br-s), 6.80(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0083】
参考例23
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (2−アミノ−1−オキソエトキシ)メチル エステル 塩酸塩
【化41】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソエトキシ]メチル エステル160mg(0.291mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液4mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物95mg(67%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.50(6H, s), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.43-3.47(2H, m), 3.91(2H, s), 5.92(2H, s), 6.77(2H, d, J=9Hz), 7.15(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.43(3H, br-s), 8.67(1H, t, J=6Hz)
【0084】
実施例8
[2−(ベザフィブラート−メトキシ)−2−オキソエチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化42】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (2−アミノ−1−オキソエトキシ)メチル エステル 塩酸塩39mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物164mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は16%であった。
【0085】
参考例24
3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタン酸 クロロメチル エステル
【化43】
[この文献は図面を表示できません]

3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタン酸2.00g(9.84mmol)、炭酸水素ナトリウム3.31g(39.4mmol)及び硫酸水素テトラブチルアンモニウム334mg(0.984mmol)の塩化メチレン20mL−水20mL混合溶媒に、クロロメチル クロロスルホネート1.95g(11.8mmol)の塩化メチレン溶液を氷冷下滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌後、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1.95g(79%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.24(3H, d, -J=7Hz), 1.44(9H, s), 2.56(1H, dd, J=7, 16Hz), 2.63(1H, dd, J=6, 16Hz), 4.03-4.10(1H, m), 4.77(1H, br-s), 5.69(1H, d, J=6Hz), 5.71(1H, d, J= 6Hz)
【0086】
参考例25
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化44】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩350mg(1.32mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム430mg(1.32mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタン酸 クロロメチル エステル332mg(1.32mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物480mg(82%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.23(3H, d, J=7Hz), 1.43(9H, s), 2.55(1H, dd, J=6, 16Hz), 2.62(1H, dd, J=5, 16Hz), 4.06(1H, br-s), 4.82(1H, br-s), 5.15(2H, s), 5.88(2H, s), 6.43(1H, d, J=16Hz), 6.90(1H, s), 7.11(1H, s), 7.17(2H, d, J=9Hz), 7.52(2H, d, J=9Hz), 7.56(1H, s), 7.74(1H, d, J=16Hz)
【0087】
参考例26
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 (3−アミノ−1−オキソブトキシ)メチル エステル 二塩酸塩
【化45】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソブトキシ]メチル エステル450mg(1.02mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物370mg(88%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.26(3H, d, J=7Hz), 2.70(1H, dd, J=8, 17Hz), 2.92(1H, dd, J=5, 17Hz), 3.48-3.51(1H, m), 5.50(2H, s), 5.85(1H, d, J=6Hz), 5.87(1H, d, J=6Hz), 6.74(1H, d, J=16Hz), 7.48 (2H, d, J=8Hz), 7.70(1H, t, J=2Hz), 7.76(1H, d, J=16Hz), 7.81-7.82(3H, m), 8.35(3H, br-s), 9.37(1H, s), 14.94(1H, br-s)
【0088】
実施例9
[1−メチル−3−オキソ−3−(オザグレル−メトキシ)プロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化46】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 (3−アミノ−1−オキソブトキシ)メチル エステル 二塩酸塩33mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物118mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は5%であった。
【0089】
参考例27
1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロプロパンカルボン酸 クロロメチル エステル
【化47】
[この文献は図面を表示できません]

1−アミノシクロプロパンカルボン酸5.0g(49.5mmol)及びトリエチルアミン10.0g(98.9mmol)の水−ジオキサン混合溶液に二炭酸−tert−ブチル10.79g(49.5mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解して10%硫酸水素カリウム溶液及び飽和食塩水にて洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。残留物にヘキサンを加えて撹拌し、析出した結晶をろ取して1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロプロパンカルボン酸9.23g(93%)を得た。得られた1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロプロパンカルボン酸2.01g(10mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩340mg(1mmol)及び炭酸水素ナトリウム3.36g(40mmol)の水20mL−塩化メチレン20mLの混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート1.98g(12mmol)の塩化メチレン溶液を氷冷下に滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取し、飽和食塩水にて洗浄後に無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物2.41g(96%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.27(2H, br-s), 1.45(9H, s), 1.61(2H, br-s), 5.13(1H, br-s), 5.71(2H, s)
【0090】
参考例28
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[[1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロプロピル]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化48】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩350mg(1.32mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム430mg(1.32mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロプロパンカルボン酸 クロロメチル エステル348mg(1.32mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物590mg(98%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.23-1.26(2H, m), 1.44(9H, s), 1.58-1.60 (2H, m), 5.14-5.15(3H, m), 5.88(2H, s), 6.42(1H, d, J=16Hz), 6.91(1H, s), 7.11(1H, s), 7.17(2H, d, J=8Hz), 7.51(2H, d, J=8Hz), 7.56(1H, s), 7.72(1H, d, J=16Hz)
【0091】
参考例29
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[(1−アミノシクロプロピル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 二塩酸塩
【化49】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[[1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロプロピル]カルボニル]オキシ]メチル エステル450mg(1.02mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物370mg(88%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.43-1.46(2H, m), 1.51-1.52(2H, m), 5.48(2H, s), 5.90(2H, s), 6.73(1H, d, J=16Hz), 7.47(2H, d, J=8Hz), 7.69(1H, d, J=2Hz), 7.75-7.83(4H, m), 9.14(3H, br-s), 9.28(1H, s)
【0092】
実施例10
[1−[(オザグレル−メトキシ)カルボニル]シクロプロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化50】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[(1−アミノシクロプロピル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 二塩酸塩33mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物135mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は5%であった。
【0093】
参考例30
N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−tert−ロイシン クロロメチル エステル
【化51】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−tert−ロイシン1.16(5.0mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩170mg(0.5mmol)及び炭酸水素ナトリウム1.68g(20.0mmol)の水10mL−塩化メチレン10mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート825mg(6.0mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取し、飽和食塩水にて洗浄後に無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物1.31gg(94%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.02(9H, s), 1.45(9H, s), 4.13(1H, d, J=8Hz), 5.05(1H, d, J=8Hz), 5.61(1H, d, J=6Hz), 5.88(1H, d, J=6Hz)
【0094】
参考例31
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [(2S)−3,3−ジメチル−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化52】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩300mg(1.13mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム369mg(1.13mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、(N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−tert−ロイシン クロロメチル エステル317mg(1.13mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物352mg(66%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.98(9H, s), 1.43(9H, s), 4.13(1H, d, J=9Hz), 5.08(1H, d, J=9Hz), 5.15(2H, s), 5.87(1H, d, J=6Hz), 5.97(1H, d, J=6 Hz), 6.42(1H, d, J=16Hz), 6.90(1H, s), 7.11(1H, s), 7.17(2H, d, J=8Hz), 7.52(2H, d, J=8Hz), 7.55(1H, s),7.73(1H, d, J=16Hz)
【0095】
参考例32
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [(2S)−2−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 二塩酸塩
【化53】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [(2S)−3,3−ジメチル−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソブトキシ]メチル エステル352mg(0.746mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物282mg(85%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.00(9H, s), 3.83(1H, s), 5.49(2H, s), 5.91(1H, d, J=6Hz), 5.99(1H, d, J=6Hz), 6.75(1H, d, J=16Hz), 7.48(2H, d, J=8Hz), 7.69(1H, s), 7.77-7.83(4H, m), 8.62(3H, br-s), 9.31(1H, s), 14.75(1H, br-s)
【0096】
実施例11
[(S)−2,2−ジメチル−1−[(オザグレル−メトキシ)カルボニル]プロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化54】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [(2S)−2−アミノ−3,3−ジメチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 二塩酸塩35mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物148mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は7%であった。
【0097】
参考例33
N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−バリン クロロメチル エステル
【化55】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−バリン1.09(5.0mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩170mg(0.5mmol)及び炭酸水素ナトリウム1.68g(20.0mmol)の水10mL−塩化メチレン10mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート825mg(6.0mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取し、飽和食塩水にて洗浄後に無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物1.26gg(95%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 1.01(3H, d, J=7Hz), 1.45(9H, s), 2.11-2.24(1H, m), 4.21-4.31(1H, m), 4.97(1H, br-s), 5.62(1H, d, J=6Hz), 5.88(1H, d, J=6Hz)
【0098】
参考例34
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [(2S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−3−メチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化56】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩300mg(1.13mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム369mg(1.13mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−L−バリン クロロメチル エステル301mg(1.13mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物286mg(55%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.89(3H, d, J=7Hz), 0.97(3H, d, J=7Hz), 1.44(9H, s), 2.15-2.18(1H, m), 4.12(1H, dd, J=5, 9Hz), 4.99(1H, d, J=9Hz), 5.15(2H, s), 5.88(1H, d, J=6Hz), 5.97(1H, d, J=6Hz), 6.42(1H, d, J=16Hz), 6.90(1H, t, J=1Hz), 7.11(1H, s), 7.17(2H, d, J=7Hz), 7.52(2H, J=9Hz), 7.56(1H, s), 7.73(1H, d, J=16Hz)
【0099】
参考例35
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [(2S)−2−アミノ−3−メチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 二塩酸塩
【化57】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [(2S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−3−メチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル286mg(0.652mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物217mg(81%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 0.94(3H, d, J=7Hz), 0.98(3H, d, J=7Hz), 2.19-2.21(1H, m), 3.98(1H, d, J=4Hz), 5.49(2H, s), 5.91(1H, d, J=6Hz), 6.00(1H, d, J=6Hz), 6.74(1H, d, J=16Hz), 7.48(2H, d, J=9Hz), 7.70(1H, t, J=1Hz), 7.77-7.83(4H, m), 8.68(3H, br-s), 9.34(1H, t, J=1Hz), 14.83(1H, br-s)
【0100】
実施例12
[(1S)−2−メチル−1−[(オザグレル−メトキシ)カルボニル]プロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化58】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [(2S)−2−アミノ−3−メチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 二塩酸塩34mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物150mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は6%であった。
【0101】
参考例36
1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロペンタンカルボン酸 クロロメチル エステル
【化59】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロペンタンカルボン酸2.00g(8.72mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩296mg(0.87mmol)及び炭酸水素ナトリウム2.93g(34.88mmol)の水20mL−塩化メチレン20mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート2.60g(17.44mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%〜40%酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物2.25g(93%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ): 1.44(9H, s), 1.77-1.80(4H, m), 1.88-1.90(2H, m), 2.22-2.28(2H, m), 4.85(1H, br-s), 5.75(2H, s)
【0102】
参考例37
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[[1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化60】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩300mg(1.13mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム369mg(1.13mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロペンタンカルボン酸 クロロメチル エステル314mg(1.13mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物469mg(88%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.41(9H, s), 1.76-1.79(4H, m), 1.88-1.91(2H, m), 2.21-2.27(2H, m), 4.88(1H, br-s), 5.15(2H, s), 5.92(2H, s), 6.42(1H, d, J=16Hz), 6.90-6.91(1H, m), 7.11(1H, s), 7.16(2H, d, J=8Hz), 7.51(2H, d, J=8Hz), 7.55(1H, s), 7.72(1H, d, J=16Hz)
【0103】
参考例38
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[(1−アミノシクロペンチル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 二塩酸塩
【化61】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[[1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル469mg(1.00mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物360mg(82%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.69-1.76 (2H, m), 1.85-1.99 (4H, m), 2.10-2.15 (2H, m), 5.50 (2H, s), 5.94 (2H, s), 6.74 (1H, d, J=16Hz), 7.48 (2H, d, J=8Hz), 7.69 (1H, s), 7.78 (1H, d, J=16Hz), 7.81-7.83 (3H, m), 8.88 (3H, br-s), 9.36 (1H, s), 14.92 (1H, br-s)
【0104】
実施例13
[1−[[(オザグレル−メトキシ]カルボニル]シクロペンチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化62】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[(1−アミノシクロペンチル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 二塩酸塩35mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物138mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は2%であった。
【0105】
参考例39
2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸 エチル エステル
【化63】
[この文献は図面を表示できません]

乾燥エタノール60mLに金属ナトリウム1.38g(60mmol)を加えて溶解した後、室温にてシアノ酢酸エチル5.66g(50mmol)を加え15分間撹拌した。反応液に2−ヨードプロパン10.71g(63mmol)の乾燥エタノール15mL溶液を室温にてゆっくり加え、3時間撹拌した。反応液を1時間加熱還流後、室温に戻して10%硫酸水素ナトリウムを加えて反応を停止させた。反応液にジエチルエーテルを加え、水層をジエチルエーテルにて抽出した。有機層を合わせ、10%チオ硫酸ナトリウム及び飽和食塩水にて洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の2−シアノ−3−メチルブタン酸 エチル エステルを得た。得られた粗2−シアノ−3−メチルブタン酸 エチル エステルをメタノール200mLに溶解し、塩化コバルト6水和物23.8g(0.1mol)を加えた。水浴で冷却しながら、混合液に水素化ホウ素ナトリウム18.9g(0.5mol)を少量ずつ加え、その後室温にて30分撹拌した。氷冷下、反応液に6N 塩酸200mL並びに2N塩酸225mLを加えて室温にて2時間撹拌した。反応液にトリエチルアミン200g(1.98mol)を加えて1時間撹拌後、二炭酸−tert−ブチル11.35g(52mmol)を加えて室温にて一晩撹拌した。不溶物をろ取し、酢酸エチルにて3回洗浄した。得られたろ液を合わせ、有機層を分取後、水層部分を酢酸エチルにて抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水にて洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(3%〜10%酢酸エチル/ヘキサン)にて精製し、標記化合物7.02g(54%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.95(3H, d, J=7Hz), 0.98(3H, d, J=7Hz), 1.27(3H, d, J=7Hz), 1.44(9H, s), 1.90-2.00(1H, m), 2.35-2.48(1H, m), 3.13-3.47(2H, m), 4.11-4.23(2H, m), 4.82(1H, br-s)
【0106】
参考例40
2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸 クロロメチル エステル
【化64】
[この文献は図面を表示できません]

2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸 エチル エステル7.02g(27mmol)のテトラヒドロフラン50mL溶液に2N水酸化ナトリウム水溶液56mLを加え、一晩加熱還流した。反応液を減圧下に濃縮後、残留物にジエチルエーテルを加え、水にて2回抽出した。水層に硫酸水素カリウムを加えて酸性にした後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、減圧下に溶媒を留去した。残留物にヘキサンを加えて撹拌し、析出した結晶をろ取して2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸4.19g(68%)を得た。得られた2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸4.19g(18mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩615mg(1.8mmol)及び炭酸水素ナトリウム6.08g(72mmol)の水40mL−塩化メチレン40mLの混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート3.58g(22mmol)の塩化メチレン溶液を氷冷下に滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物4.78g(94%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.98(3H, d, J=7Hz), 0.99(3H, d, J=7Hz), 1.43(9H, s), 1.94-2.06(1H, m), 2.45-2.59(1H, m), 3.18-3.52(2H, m), 4.77(1H, br-s), 5.68(1H, d, J=6Hz), 5.79(1H, d, J=6Hz)
【0107】
参考例41
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化65】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩300mg(1.13mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム369mg(1.13mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸 クロロメチル エステル317mg(1.13mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物481mg(90%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.96(3H, d, J=7Hz), 0.97(3H, d, J=7Hz), 1.40(9H, s), 1.97-2.04(1H, m), 2.51-2.55(1H, m), 3.24(1H, ddd, J=6, 10, 14Hz), 3.44-3.49(1H, m), 4.84(1H, br-s), 5.15(2H, s), 5.88(1H, d, J=6Hz), 5.94(1H, d, J=6Hz), 6.43(1H, d, J=16Hz), 6.90(1H, t, J=1Hz), 7.11(1H, s), 7.17(2H, d, J=9Hz), 7.52(2H, d, J=9Hz), 7.55(1H, s), 7.75(1H, d, J=16Hz)
【0108】
参考例42
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−(アミノメチル)−3−メチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 二塩酸塩
【化66】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル441mg(1.02mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物292mg(64%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 0.86(3H, d, J=7Hz), 0.90(3H, d, J=7Hz), 1.96-2.04(1H, m), 2.70-2.74(1H, m), 2.94(1H, br-s), 3.06(1H, br-s), 5.49(2H, s), 5.82(1H, d, J=6Hz), 5.93(1H, d, J=6Hz), 6.73(1H, d, J=16Hz), 7.48(2H, d, J=8Hz), 7.70(1H, t, J=2Hz), 7.76(1H, d, J=16Hz), 7.81-7.82(3H, m), 8.25(3H, br-s), 9.34(1H, s), 14.89(1H, br-s)
【0109】
実施例14
[3−メチル−2−[[(オザグレル−メトキシ)カルボニル]ブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化67】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−(アミノメチル)−3−メチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 二塩酸塩35mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物165mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は8%であった。
【0110】
参考例43
1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 クロロメチル エステル
【化68】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸2.35g(9.66mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩329mg(0.97mmol)及び炭酸水素ナトリウム23.24g(38.64mmol)の水20mL−塩化メチレン20mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート2.88g(19.31mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物2.59g(92%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ): 1.25-1.68(15H, m), 1.86(2H, dt, J=7, 13Hz), 1.95-1.98(2H, m), 4.73(1H, br-s), 5.74(2H, s)
【0111】
参考例44
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[[1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化69】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩300mg(1.13mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム369mg(1.13mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 クロロメチル エステル330mg(1.13mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物462mg(84%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.23-1.37(1H, m), 1.40(9H, s), 1.42-1.53(2H, m), 1.58-1.65(3H, m), 1.81-1.87(2H, m), 1.96-1.98(2H, m), 4.76(1H, br-s), 5.15(2H, s), 5.91(2H, s), 6.42(1H, d, J=16Hz), 6.90(1H, t, J=1Hz), 7.11(1H, s), 7.16(2H, d, J=9Hz), 7.50(2H, d, J=9Hz), 7.56(1H, s), 7.72(1H, d, J=16Hz)
【0112】
参考例45
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[(1−アミノシクロヘキシル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 二塩酸塩
【化70】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[[1−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]オキシ]メチル エステル453mg(0.955mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物361mg(83%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.36-1.44(2H, m), 1.48-1.54(2H, m), 1.65-1.71(2H, m), 1.83(2H, ddd, J=4, 8, 14Hz), 1.95(2H, ddd, J=4, 9, 14Hz), 5.51(2H, s), 5.95(2H, s), 6.74(1H, d, J=16Hz), 7.49(2H, d, J=8Hz), 7.70(1H, t, J=2Hz), 7.79(1H, d, J=16Hz), 7.82-7.84(3H, m), 8.88(3H, br-s), 9.38(1H, s), 14.92(1H, br-s)
【0113】
実施例15
[1−[(オザグレル−メトキシ)カルボニル]シクロヘキシル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化71】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [[(1−アミノシクロヘキシル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 二塩酸塩36mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物145mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は1%であった。
【0114】
参考例46
3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2,2−ジメチルプロパン酸 クロロメチル エステル
【化72】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2,2−ジメチルプロパン酸491mg(2.3mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩77mg(0.2mmol)及び炭酸水素ナトリウム759mg(9.0mmol)の水5mL−塩化メチレン5mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート447mg(2.7mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物563mg(94%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.25(6H, s), 1.43(9H, s), 3.28(2H, d, J=7Hz), 4.88(1H, br-s), 5.72(2H, s)
【0115】
参考例47
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2,2−ジメチル−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化73】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩300mg(1.13mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム369mg(1.13mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2,2−ジメチルプロパン酸 クロロメチル エステル301mg(1.13mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物389mg(75%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.21(6H, s), 1.41(9H, s), 2.26(2H, d, J=7Hz), 4.96(1H, brt, J=7Hz), 5.15(2H, s), 5.88(2H, s), 6.44(1H, d, J=16Hz), 6.90(1H, t, J=1Hz), 7.11(1H, s), 7.17(2H, d, J=9Hz), 7.52(2H, d, J=9Hz), 7.56(1H, s), 7.76(1H, d, J=16Hz)
【0116】
参考例48
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 (3−アミノ−2,2−ジメチル−1−オキプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩
【化74】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2,2−ジメチル−1−オキソプロポキシ]メチル エステル389mg(0.850mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物148mg(41%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.22(6H, s), 2.97(2H, br-s), 5.49(2H, s), 5.86(2H, s), 6.73(1H, d, J=16Hz), 7.47 (2H, d, J= 9Hz), 7.69(1H, t, J=2Hz), 7.76(1H, d, J=16Hz), 7.80-7.83(3H, m), 8.25(3H, br-s), 9.33(1H, s), 14.85(1H, br-s)
【0117】
実施例16
[2,2−ジメチル−3−オキソ−3−(オザグレル−メトキシ)プロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化75】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 (3−アミノ−2,2−ジメチル−1−オキプロポキシ)メチル エステル 二塩酸塩34mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物158mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は7%であった。
【0118】
参考例49
1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロペンタンカルボン酸
【化76】
[この文献は図面を表示できません]

1−(アミノメチル)シクロペンタンカルボン酸500mg(2.8mmol)及びトリエチルアミン844mg(8.3mmol)の水−ジオキサン混合溶液に二炭酸−tert−ブチル601mg(2.8mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解して10%硫酸水素カリウム溶液及び飽和食塩水にて洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物691mg(定量的)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.44(9H, s), 1.58-1.81(6H, m), 1.96-2.07(2H, m), 3.28(2H, d, J=6Hz), 5.10(1H, br-s)
【0119】
参考例50
1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロペンタンカルボン酸 クロロメチル エステル
【化77】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロペンタンカルボン酸610mg(2.8mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩95mg(0.28mmol)及び炭酸水素ナトリウム941mg(11.2mmol)の水6mL−塩化メチレン6mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート561mg(3.4mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取し、飽和食塩水にて洗浄後に無水硫酸ナトリウムにて乾燥して、次いで減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物756mg(93%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.43(9H, s), 1.60-1.79(6H, m), 1.92-2.03(2H, m), 3.32(2H, d, J=7Hz), 4.96(1H, s), 5.73(2H, s)
【0120】
参考例51
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化78】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロペンタンカルボン酸 クロロメチル エステル241mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物491mg(96%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.42(9H, s), 1.58-1.60(8H, m), 1.68-1.71(4H, m), 1.89-1.94(2H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.24(2H, d, J=6Hz), 3.66(2H, q, J=7Hz), 4.94-4.97(1H, m), 5.85(2H, s), 6.14(1H, br-s), 6.81(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0121】
参考例52
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−(アミノメチル)シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化79】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル485mg(0.786mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物381mg(88%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.50(6H, s), 1.59-1.68(6H, m), 1.87-1.90(2H, m), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.00(2H, s), 3.43-3.46(2H, m), 5.86(2H, s), 6.75(2H, d, J=9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.13(3H, br-s), 8.69(1H, t, J=6Hz)
【0122】
実施例17
[[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]シクロペンチル]メチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化80】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−(アミノメチル)シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物218mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は16%であった。
【0123】
実施例18
[[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]シクロペンチル]メチル]アミノ−ヒアルロン酸 コンジュゲート
【化81】
[この文献は図面を表示できません]

1%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液20.0g(0.498mmol)に、撹拌しながらゆっくりとエタノール20mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−(アミノメチル)シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩13mg(0.025mmol)のエタノール0.8mL溶液、次いで4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)11.5mg(0.042mmol)のエタノール0.8mL溶液を加え、更にEtOH 0.8mL、水2.5mLを加え、室温にて終夜撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液1.5mL、EtOH 60mLを加え、沈殿を形成し、懸濁液の上清を除去した。更にエタノールを20mL加え、上清を除去した。その後90%エタノールで2回、エタノールで2回、更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物202mgを得た。1H-NMRの積分値より、ヒアルロン酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は6%であった。
【0124】
実施例19
[[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]シクロペンチル]メチル]アミノ−カルボキシメチルセルロース コンジュゲート
【化82】
[この文献は図面を表示できません]

1%カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液10g(0.442mmol)に、撹拌しながらゆっくりとエタノール10mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−(アミノメチル)シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩12.3mg(0.022mmol)のエタノール0.8mL溶液、次いで4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)10.2mg(0.037mmol)のエタノール0.7mL溶液を加え、更にEtOH 0.8mL、水2.5mLを加え、室温にて終夜撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液1mL、EtOH 30mLを加え、沈殿を形成し、懸濁液の上清を除去した。更にエタノールを14mL加え、上清を除去した。その後90%エタノールで2回、エタノールで2回、更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物103mgを得た。分光光度計の測定結果(245nm)より、ポリマーコンジュゲート総重量あたりのベザフィブラートの導入率は6wt%であった。
【0125】
実施例20
[[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]シクロペンチル]メチル]アミノ−アルギン酸 コンジュゲート
【化83】
[この文献は図面を表示できません]

1%アルギン酸ナトリウム水溶液10g(0.505mmol)に、水3mL、撹拌しながらゆっくりとエタノール10mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−(アミノメチル)シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩14.0mg(0.025mmol)のエタノール0.8mL溶液、次いで4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)11.7mg(0.042mmol)のエタノール0.8mL溶液を加え、更にエタノール0.8mLを加え、室温にて終夜撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液1.5mLを加えて攪拌した。反応液にアセトン200mLを加えたところ、沈殿を形成した。その後、懸濁液の上清を除去した。更に90%アセトン溶液を90mL加え、上清を除去した。そののち90%アセトンで2回、アセトンで2回、更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物97mgを得た。分光光度計の測定結果(245nm)より、ポリマーコンジュゲート総重量あたりのベザフィブラートの導入率は6wt%であった。
【0126】
実施例21
[[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]シクロペンチル]メチル]アミノ−ポリグルタミン酸 コンジュゲート
【化84】
[この文献は図面を表示できません]

3%ポリグルタミン酸ナトリウム水溶液3.33g(0.662mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−(アミノメチル)シクロペンチル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩18.3mg(0.033mmol)のエタノール0.8mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)15mg(0.055mmol)のエタノール1.1mL溶液を加え、更にエタノール2.9mL、水3.7mLを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール10mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物106mgを得た。分光光度計の測定結果(245nm)より、ポリマーコンジュゲート総重量あたりのベザフィブラートの導入率は6wt%であった。
【0127】
参考例53
2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−エチルブタン酸 クロロメチル エステル
【化85】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、2−[[[(1,1―ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−エチルブタン酸1.23g(5.01mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩170mg(0.50mmol)及び炭酸水素ナトリウム3.4g(40mmol)の水20mL−塩化メチレン20mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート1.49g(10.02mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%〜40%酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物1.31g(89%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.87(6H, t, J=8Hz), 1.43(9H, s), 1.64(4H, q, J=8Hz), 3.36(2H, d, J=7Hz), 4.72(1H, br-s), 5.74(2H, s)
【0128】
参考例54
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−エチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化86】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート200mg(0.553mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム90mg(0.277mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−エチルブタン酸 クロロメチル エステル162mg(0.553mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物305mg(89%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.82(6H, t, J=8Hz), 1.42(9H, s), 1.56-1.59(10H, m), 2.87(2H, t, J=7Hz), 3.29(2H, d, J=7Hz), 3.67(2H, q, J=7Hz), 4.71(1H, br-s), 5.86(2H, s), 6.15(1H, br-s), 6.82(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0129】
参考例55
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−(アミノメチル)−2−エチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化87】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−エチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル302mg(0.488mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物231mg(86%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 0.73(6H, t, J=8Hz), 1.49(6H, s), 1.60(4H, q, J=8Hz), 2.78(2H, t, J=8Hz), 2.98(2H, s), 3.42-3.46(2H, m), 5.87(2H, s), 6.76(2H, d, J= 9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.02(3H, br-s), 8.65-8.67(1H, m)
【0130】
実施例22
[2−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]−2−エチルブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化88】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−(アミノメチル)−2−エチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物219mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は17%であった。
【0131】
参考例56
2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタン酸
【化89】
[この文献は図面を表示できません]

2−アミノブタン酸2.00g(19.4mmol)及びトリエチルアミン5.89g(58.2mmol)の水−ジオキサン混合溶液に二炭酸−tert−ブチル4.23mg(19.4mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解して10%硫酸水素カリウム溶液及び飽和食塩水にて洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物4.20g(定量的)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ): 0.98(3H, t, J=7Hz), 1.45(9H, s), 1.69-1.78(1H, m), 1.89-1.93(1H, m), 4.09(1/3H, br-s), 4.28-4.29(2/3H, m), 5.04(2/3H, d, J=7Hz), 6.09(1/3H, br-s), 8.40(1H, br-s)
【0132】
参考例57
2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタン酸 クロロメチル エステル
【化90】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタン酸2.58g(12.9mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩439mg(1.29mmol)及び炭酸水素ナトリウム4.34g(51.72mmol)の水20mL−塩化メチレン20mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート3.85g(25.9mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製して、標記化合物2.59g(80%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.97 (3H, t, J=7Hz), 1.45(9H, s), 1.68-1.77(1H, m), 1.86-1.93(1H, m), 4.30-4.31(1H, m), 4.97-4.99(1H, m), 5.63(1H, d, J=6Hz), 5.86(1H, d, J=6Hz)
【0133】
参考例58
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化91】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート200mg(0.553mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム90mg(0.277mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタン酸 クロロメチル エステル139mg(0.553mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物270mg(84%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.90(3H, t, J=8Hz), 1.43(9H, s), 1.59-1.66(7H, m), 1.78-1.83(1H, m), 2.87(2H, t, J=7Hz), 3.67(2H, q, J=7Hz), 4.24-2.25(1H, m), 4.95-4.96(1H, m), 5.82(1H, d, J=6Hz), 5.93(1H, d, J=6Hz), 6.15(1H, br-s), 6.81(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0134】
参考例59
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (2−アミノ−1−オキソブトキシ)メチル エステル 塩酸塩
【化92】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソブトキシ]メチル エステル267mg(0.463mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物152mg(64%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 0.90(3H, t, J=8Hz), 1.50(6H, s), 1.79-1.85(2H, m), 2.78(2H, t, J=7Hz), 3.44(2H, q, J=7Hz), 4.10(1H, t, J=6Hz), 5.88(1H, d, J=6Hz), 6.00(1H, d, J=6Hz), 6.77(2H, d, J= 9Hz), 7.15(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.61-8.67(4H, m)
【0135】
実施例23
[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]プロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化93】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (2−アミノ−1−オキソブトキシ)メチル エステル 塩酸塩41mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物209mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は13%であった。
【0136】
参考例60
1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロプロパンカルボン酸 エチル エステル
【化94】
[この文献は図面を表示できません]

1−シアノシクロプロパンカルボン酸 エチル エステル2.0g(14.4mmol)のメタノール100mLに塩化コバルト6水和物6.84g(28.8mmol)を加えた。水浴で冷却しながら、混合液に水素化ホウ素ナトリウム5.44g(143.7mmol)を少量ずつ加え、その後室温にて30分撹拌した。反応液に2N塩酸237mLを加えて室温にて2時間撹拌した。反応液にトリエチルアミン57.7g(569mmol)を加えて1時間撹拌後、二炭酸−tert−ブチル3.27g(15mmol)を加えて室温にて一晩撹拌した。不溶物をろ取し、酢酸エチルにて3回洗浄した。得られたろ液を合わせ、有機層を分取後、水層部分を酢酸エチルにて抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5〜10%酢酸エチル/ヘキサン)にて精製し、標記化合物2.00g(57%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.88-0.97(2H, m), 1.17-1.25(2H, m), 1.23(3H, t, J=7Hz), 1.44(9H, s), 3.28(2H, d, J=6Hz), 4.12(2H, q, J=7Hz), 5.16(1H, br-s)
【0137】
参考例61
1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロプロパンカルボン酸
【化95】
[この文献は図面を表示できません]

1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロプロパンカルボン酸 エチル エステル2.00g(8.2mmol)のテトラヒドロフラン30mL溶液に2N水酸化ナトリウム水溶液20mLを加え、4時間加熱還流した。反応液を減圧下に濃縮後、残留物にジエチルエーテルを加え、水にて2回抽出した。水層に硫酸水素カリウム6.13g(45mmol)を加えて酸性にした後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物1.73g(98%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.00-1.11(2H, m), 1.27-1.34(2H, m), 1.43(9H, s), 3.28(2H, d, J=6Hz), 5.19(1H, br-s)
【0138】
参考例62
1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロプロパンカルボン酸 クロロメチル エステル
【化96】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロプロパンカルボン酸1.73g(8mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩272mg(0.8mmol)及び炭酸水素ナトリウム2.69g(32mmol)の水8mL−塩化メチレン8mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート1.59g(9.6mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取し、飽和食塩水にて洗浄後に無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物を再度ジエチルエーテルに溶解して水洗した。水層を少量のジエチルエーテルにて抽出して有機層に合わせた。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下に溶媒を留去して標記化合物1.95g(92%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.03-1.12(2H, m), 1.29-1.36(2H, m), 1.44(9H, s), 3.32(2H, d, J=6Hz), 5.14(1H, br-s), 5.71(2H, s)
【0139】
参考例63
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロプロピル]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化97】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート200mg(0.553mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム90mg(0.277mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロプロパンカルボン酸 クロロメチル エステル145mg(0.553mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物292mg(90%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.01(2H, br-s), 1.21(2H, br-s), 1.42(9H, s), 1.60(6H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.26(2H, d, J=7Hz), 3.67(2H, q, J=7Hz), 5.12(1H, br-s), 5.81(2H, s), 6.10(1H, br-s), 6.80(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0140】
参考例64
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−(アミノメチル)シクロプロピル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化98】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]シクロプロピル]カルボニル]オキシ]メチル エステル289mg(0.491mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物183mg(71%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.18-1.25(4H, m), 1.50(6H, s), 2.78(2H, t, J=7Hz), 3.02(2H, s), 3.44(2H, q, J=7Hz), 5.81(2H, s), 6.73(2H, d, J=9Hz), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.07(3H, br-s), 8.68(1H, br)
【0141】
実施例24
[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]シクロプロピル]メチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化99】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[1−(アミノメチル)シクロプロピル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩42mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物217mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は17%であった。
【0142】
参考例65
2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸 1−クロロエチル エステル
【化100】
[この文献は図面を表示できません]

2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸1.16g(5.0mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩170mg(0.5mmol)及び炭酸水素ナトリウム1.68g(20mmol)の水5mL−塩化メチレン5mLの混合溶液に1−クロロエチル クロロスルホネート3.58g(22mmol)の塩化メチレン溶液を氷冷下に滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物1.23g(84%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.97(3H, d, J=7Hz), 0.99(3H, d, J=7Hz), 1.43(9H, s), 1.80(3H, d, J=6Hz), 1.91-2.07(1H, m), 2.46-2.58(1H, m), 3.18-3.52(2H, m), 4.77(1H, br-s), 6.53-6.62(1H, m)
【0143】
参考例66
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 1−[2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチル−1−オキソブトキシ]エチル エステル
【化101】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩170mg(0.642mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム209mg(0.642mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチルブタン酸 1−クロロエチル エステル189mg(0.642mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物140mg(45%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 0.96-0.99(6H, m), 1.39(4.5H, s), 1.43(4.5H, s), 1.566(1.5H, d, J=6Hz), 1.572(1.5H, d, J=6Hz), 1.92-1.99(1H, m), 2.42(0.5H, ddd, J=4, 8, 14Hz), 2.46-2.51(0.5H, m), 3.15(0.5H, ddd, J=5, 10, 15Hz), 3.23(0.5H, ddd, J=6, 10, 14Hz), 3.45-3.51(1H, m), 4.92(0.5H, br-s), 4.97(0.5H, br-s), 5.15(2H, s), 6.38(0.5H, d, J=16Hz), 6.41(0.5H, d, J=16Hz), 6.90 (1H, s), 6.99(0.5H, q, J=6Hz), 7.02(0.5H, q, J=6Hz), 7.11(1H, s), 7.16(2H, d, J=9Hz), 7.51(2H, d, J=9Hz), 7.55(1H, s), 7.70(0.5H, d, J=16Hz), 7.71(0.5H, d, J=16Hz)
【0144】
参考例67
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 1−[2−(アミノメチル)−3−メチル−1−オキソブトキシ]エチル エステル 二塩酸塩
【化102】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 1−[2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3−メチル−1−オキソブトキシ]エチル エステル130mg(0.268mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物98mg(80%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 0.90-0.94(6H, m), 1.54(1.5H, d, J=7Hz), 1.55(1.5H, d, J=7Hz), 1.98-2.05(1H, m), 2.63-2.67(1H, m), 2.89-2.96(1H, m), 3.04-3.08(1H, m), 5.47(2H, s), 6.68(1H, d, J=16Hz), 6.93-6.96(1H, m), 7.45(2H, d, J=8Hz), 7.68(1H, s), 7.71(0.5H, d, J=16Hz), 7.72(0.5H, d, J=16Hz), 7.78(1H, s), 7.80(2H, d, J=8Hz), 8.01(1.5H, br-s), 8.04(1.5H, br-s), 9.24(1H, s), 14.56(1H, br-s)
【0145】
実施例25
[3−メチル−2−[(1−オザグレル−エトキシ)カルボニル]ブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化103】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 1−[2−(アミノメチル)−3−メチル−1−オキソブトキシ]エチル エステル 二塩酸塩37mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物185mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は6%であった。
【0146】
参考例68
3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロパン酸 クロロメチル エステル
【化104】
[この文献は図面を表示できません]

3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロパン酸500mg(2.46mmol)、炭酸水素ナトリウム826mg(9.84mmol)及び硫酸水素テトラブチルアンモニウム83.5mg(0.246mmol)の塩化メチレン2mL−水2mL混合溶媒に、クロロメチル クロロスルホネート487mg(2.95mmol)の塩化メチレン2mL溶液を氷冷下滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌後、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物541mg(87%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.20(3H, d, J=8Hz), 1.43(9H, s), 2.76-2.79(1H, m), 3.25-3.31(1H, m), 3.34-3.38(1H, m), 4.88(1H, br-s), 5.69(1H, d, J=6Hz), 5.75(1H, d, J=6Hz)
【0147】
参考例69
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチル−1−オキソプロポキシ]メチル エステル
【化105】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチルプロパン酸 クロロメチル エステル174mg(0.691mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物398mg(quant.)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.13(3H, d, J=8Hz), 1.42(9H, s), 1.60(6H, s), 2.66-2.72(1H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.17-3.22(1H, m), 3.27-3.30(1H, m), 3.66(2H, q, J=7Hz), 4.87(1H, br-s), 5.84(1H, d, J=6Hz), 5.86(1H, d, J=6Hz), 6.17(1H, br-s), 6.81(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0148】
参考例70
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (3−アミノ−2−メチル−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 塩酸塩
【化106】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−メチル−1−オキソプロポキシ]メチル エステル395mg(0.684mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物309mg(88%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.13(3H, d, J=7Hz), 1.50(6H, s), 2.78(2H, t, J=8Hz), 2.82-2.90(2H, m), 3.05(1H, dd, J=7, 12Hz), 3.42-3.46(2H, m), 5.80(1H, d, J=6Hz), 5.89(1H, d, J=6Hz), 6.75(2H, d, J=9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.81(3H, br-s), 7.83(2H, d, J=9Hz), 8.65(1H, br)
【0149】
実施例26
[3−(ベザフィブラート−メトキシ)−2−メチル−3−オキソプロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化107】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (3−アミノ−2−メチル−1−オキソプロポキシ)メチル エステル 塩酸塩41mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ5mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール6mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物266mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は15%であった。
【0150】
参考例71
2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3,3−ジメチルブタン酸 クロロメチル エステル
【化108】
[この文献は図面を表示できません]

2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3,3−ジメチルブタン酸115mg(0.469mmol)、炭酸水素ナトリウム157mg(1.88mmol)及び硫酸水素テトラブチルアンモニウム15.9mg(0.0469mmol)の塩化メチレン2mL−水2mL混合溶媒に、クロロメチル クロロスルホネート92.8mg(0.563mmol)の塩化メチレン2mL溶液を氷冷下滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌後、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物133mg(97%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.02(9H, s), 1.42(9H, s), 2.63-2.64(1H, m), 3.25(1H, ddd, J=6, 11, 14Hz), 3.53-3.54(1H, m), 4.63(1H, br-s), 5.69(1H, d, J=6Hz), 5.79(1H, d, J=6Hz)
【0151】
参考例72
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3,3−ジメチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化109】
[この文献は図面を表示できません]

オザグレル塩酸塩120mg(0.453mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム148mg(0.453mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3,3−ジメチルブタン酸 クロロメチル エステル133mg(0.453mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物220mg(quant.)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.00(9H, s), 1.39(9H, s), 2.58-2.60(1H, m), 3.22(1H, ddd, J=6, 7, 9Hz), 3.51-3.57(1H, m), 4.69(1H, br-s), 5.15(2H, s), 5.88(1H, d, J=6Hz), 5.93(1H, d, J=6Hz), 6.43(2H, d, J=16Hz), 6.90(1H, t, J=2Hz), 7.11(1H, s), 7.17(1H, d, J=9Hz), 7.51(2H, d, J=9Hz), 7.55(1H, s), 7.74(1H, d, J=16Hz)
【0152】
参考例73
(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−(アミノメチル)−3,3−ジメチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 二塩酸塩
【化110】
[この文献は図面を表示できません]

(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−3,3−ジメチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル217mg(0.447mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物152mg(75%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 0.92(9H, s), 2.54-2.55(1H, m), 3.04(2H, br-s), 5.47(2H, s), 5.79(1H, d, J=6Hz), 5.94(1H, d, J=6Hz), 6.73(1H, d, J=16Hz), 7.46(2H, d, J=8Hz), 7.69(1H, s), 7.75(1H, d, J=16Hz), 7.78(1H, s), 7.81(2H, d, J=8Hz), 8.13(3H, br-s), 14.65(1H, br-s)
【0153】
実施例27
[3,3−ジメチル−2−[(オザグレル−メトキシ)カルボニル]ブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化111】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に(2E)−3−[4−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)フェニル]−2−プロペン酸 [2−(アミノメチル)−3,3−ジメチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル 二塩酸塩37mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を94%エタノール13mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物248mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのオザグレルの導入率は7%であった。
【0154】
参考例74
trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 クロロメチル エステル
【化112】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸300mg(1.23mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩41mg(0.12mmol)及び炭酸水素ナトリウム413mg(4.92mmol)の水5mL−塩化メチレン6mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート367mg(2.47mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物311mg(87%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.17-1.27(2H, m), 1.41(9H, s), 1.57-1.66(2H, m), 1.72-1.77(2H, m), 1.92-2.05(2H, m), 2.34(1H, td, J=12, 4Hz), 3.65-3.70(1H, m), 4.48(1H, br-s), 5.69(2H, s)
【0155】
参考例75
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化113】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート64mg(0.18mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム29mg(0.088mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 クロロメチル エステル51mg(0.18mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物108mg(99%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.13-1.27(2H, m), 1.31-1.43(10H, m), 1.51-1.62(7H, m), 1.66-1.74(2H, m), 1.83-1.86(1H, m), 2.00-2.04(1H, m), 2.27(1H, dt, J=4, 11Hz), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.62-3.69(3H, m), 4.46(1H, br-s), 5.81(2H, s), 6.13(1H, br-s), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0156】
参考例76
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[(trans−2−アミノシクロヘキシル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化114】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]オキシ]メチル エステル106mg(0.172mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物71mg(75%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.17-1.37(4H, m), 1.50(6H, s), 1.62-1.64(1H, m), 1.69-1.71(1H, m), 1.83-1.85(1H, m), 1.94-1.96(1H, m), 2.77(2H, t, J=7Hz), 3.19-3.28(2H, m), 3.44(2H, q, J=7Hz), 5.79(1H, d, J=6Hz), 5.92(1H, d, J=6Hz), 6.75(2H, d, J=9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.83(2H, d, J=9Hz), 7.96(3H, br-s), 8.64(1H, br)
【0157】
実施例28
[trans−2−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]シクロヘキシル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化115】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[(trans−2−アミノシクロヘキシル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物229mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は6%であった。
【0158】
参考例77
2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−エチルブタン酸 クロロメチル エステル
【化116】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−エチルブタン酸804mg(3.48mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩118mg(0.35mmol)及び炭酸水素ナトリウム1169mg(13.92mmol)の水15mL−塩化メチレン15mL混合溶液に1−クロロメチル クロロスルホネート1036mg(6.96mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物882mg(91%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.81(6H, t, J=8Hz), 1.44(9H, s), 1.79-1.87(2H, m), 2.22(2H, br-s), 5.28(1H, br-s), 5.77(2H, s)
【0159】
参考例78
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−エチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化117】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート250mg(0.691mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム112mg(0.345mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−エチルブタン酸 クロロメチル エステル161mg(0.576mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物295mg(85%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.75(6H, t, J=8Hz), 1.43(9H, s), 1.58(6H, s), 1.73-1.80(2H, m), 2.21(2H, br-s), 2.87(2H, t, J=7Hz), 3.67(2H, q, J=7Hz), 5.30(1H, br-s), 5.89(2H, s), 6.08(1H, br-s), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0160】
参考例79
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (2−アミノ−2−エチル−1−オキソブトキシ)メチル エステル 塩酸塩
【化118】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−2−エチル−1−オキソブトキシ]メチル エステル290mg(0.479mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物229mg(88%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 0.87(6H, t, J=8Hz), 1.50(6H, s), 1.83(4H, q, J=8Hz), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.42-3.46(2H, m), 5.97(2H, s), 6.76(2H, d, J=9Hz), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.61(3H, br-s), 8.66(1H, t, J=6Hz)
【0161】
実施例29
[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]−1−エチルプロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化119】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (2−アミノ−2−エチル−1−オキソブトキシ)メチル エステル 塩酸塩43mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール9mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物201mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は0.5%であった。
【0162】
参考例80
2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]ブタン酸 クロロメチル エステル
【化120】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]ブタン酸1.93mg(8.88mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩302mg(0.89mmol)及び炭酸水素ナトリウム2.98g(35.54mmol)の水20mL−塩化メチレン20mL混合溶液に1−クロロメチル クロロスルホネート2.65g(17.77mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物1.97mg(84%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):0.96(3/2H, t, J=8Hz), 0.97(3/2H, t, J=8Hz), 1.43(9H, s), 1.57-1.74(2H, m), 2.65(1H, br-s), 3.27-3.31(1H, m), 3.39-3.42(1H, m), 4.83(1H, br-s), 5.69-5.78(2H, m)
【0163】
参考例81
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−1−オキソブトキシ]メチル エステル
【化121】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]ブタン酸 クロロメチル エステル220mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物482mg(98%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.90(3H, t, J=8Hz), 1.42(9H, s), 1.50-1.66(8H, m), 2.53-2.59(1H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.19(1H, ddd, J=6, 9, 14Hz), 3.31-3.36(1H, m), 3.66(2H, q, J=7Hz), 4.80(1H, br-s), 5.84(1H, d, J=6Hz), 5.87(1H, d, J=6Hz), 6.17(1H, br-s), 6.82(2H, d, J=9Hz), 7.10(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0164】
参考例82
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−(アミノメチル)−1−オキソブトキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化122】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−1−オキソブトキシ]メチル エステル448mg(0.758mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物397mg(99%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 0.80(3H, t, J=8Hz), 1.49(6H, s), 1.52-1.67(2H, m), 2.74-2.80(3H, m), 2.91(1H, dd, J=6, 13Hz), 3.04(1H, dd, J=8, 13Hz), 3.42-3.46(2H, m), 5.79(1H, d, J=6Hz), 5.92(1H, d, J=6Hz), 6.76(2H, d, J=9Hz), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.15(3H, br-s), 8.69(1H, t, J=6Hz)
【0165】
実施例30
[2−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]ブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化123】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [2−(アミノメチル)−1−オキソブトキシ]メチル エステル 塩酸塩42mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物210mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は15%であった。
【0166】
参考例83
炭酸 クロロメチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル
【化124】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル2.00g(12.4mmol)のジエチルエーテル(30mL)溶液に−15℃でクロロギ酸メチル1.32mL(14.9mmol)を加え、続いてピリジン1.20mL(14.9mmol)のジエチルエーテル(15mL)溶液を滴下した。室温に戻して6時間撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物2.63g(84%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.45(9H, s), 3.44-3.45(2H, m), 4.29(2H, t, J=5Hz), 4.82(1H, br-s), 5.74(2H, s)
【0167】
参考例84
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エトキシ]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化125】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 クロロメチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル210mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物381mg(79%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.44(9H, s), 1.61(6H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.37-3.40(2H, m), 3.66(2H, q, J=7Hz), 4.18(2H, t, J=6Hz), 4.88(1H, br-s), 5.83(2H, s), 6.19(1H, br-s), 6.82(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0168】
参考例85
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[(2−アミノエトキシ)カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化126】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エトキシ]カルボニル]オキシ]メチル エステル343mg(0.592mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物292mg(96%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.51(6H, s), 2.79(2H, t, J=8Hz), 3.13(2H, br-s), 3.42-3.46(2H, m), 4.33(2H, t, J=6Hz), 5.84(2H, s), 6.76(2H, d, J=9Hz), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.21(3H, br-s), 8.70(1H, t, J=6Hz)
【0169】
実施例31
[2−[[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]オキシ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化127】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[(2−アミノエトキシ)カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩41mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物101mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は15%であった。
【0170】
参考例86
炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル
【化128】
[この文献は図面を表示できません]

2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エタノール1.50g(9.31mmol)のジエチルエーテル(20mL)溶液に−15℃でクロロギ酸1−クロロエチル1.22mL(11.2mmol)を加え、続いてピリジン11.2mL(14.0mmol)のジエチルエーテル(10mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物2.18g(88%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.45(9H, s), 1.84(3H, d, J=6Hz), 3.44-3.45(2H, m), 4.27(2H, t, J=5Hz), 4.82(1H, br-s), 6.43(1H, q, J=6Hz)
【0171】
参考例87
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化129】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル222mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物352mg(72%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.43(9H, s), 1.51(3H, d, J=6Hz), 1.59(3H, s), 1.60(3H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.38-3.40(2H, m), 3.64-3.68(2H, m), 4.18(2H, q, J=6Hz), 4.87(1H, br-s), 6.15(1H, br-s), 6.79-6.83(3H, m), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0172】
参考例88
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化130】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル350mg(0.590mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物168mg(58%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.44(3H, d, J=6Hz), 1.49(3H, s), 1.50(3H, s), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.12-3.14(2H, m), 3.41-3.45(2H, m), 4.27-4.38(2H, m), 6.73-6.77(3H, m), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.13(3H, br-s), 8,67(1H, t, J=6Hz)
【0173】
実施例32
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化131】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩42mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物253mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は18%であった。
【0174】
参考例89
5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化132】
[この文献は図面を表示できません]

フロセミド300mg(0.907mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム148mg(0.454mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル242mg(0.907mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物93mg(18%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of rotamers) : 1.42(9H, s), 1.65(3H, d, J=6Hz), 3.41-3.42(2H, m), 4.23(2H, br-s), 4.45(2H, d, J=6Hz), 4.88-5.01(2.5H, m), 5.75(0.5H, br-s), 6.28(1H, dd, J=1, 3Hz), 6.35(1H, dd, J=2, 3Hz), 6.90(1H, s), 6.96-6.97(1H, m), 7.40(1H, dd, J=1, 2Hz), 8.55(1H, br), 8.60(1H, s)
【0175】
参考例90
5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 2−[[(2−アミノエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 二塩酸塩
【化133】
[この文献は図面を表示できません]

5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル75mg(0.147mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液2mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加え、析出した固体をろ取して標記化合物33mg(51%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.60(3H, d, J=5Hz), 3.12-3.13(2H, m), 4.27-4.35(2H, m), 4.63(2H, d, J=6Hz), 6.39(1H, dd, J=1, 3Hz), 6.43(1H, dd, J=2, 3Hz), 6.92(1H, q, J=5Hz), 7.16(1H, s), 7.39(2H, s), 7.63(1H, dd, J=1, 2Hz), 8.06(3H, br), 8.36(1H, s), 8.39(1H, t, J=6Hz)
【0176】
実施例33
[2−[[(1−フロセミド−エトキシ)カルボニル]オキシ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化134】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液2.0g(0.20mmol)に、撹拌しながらエタノール1mLを滴下した。混合液に5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 2−[[(2−アミノエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 二塩酸塩20mg(0.040mmol)のエタノール1.1mL−水0.5mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)11mg(0.040mmol)のエタノール0.4mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液50μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ1.5mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物120mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのフロセミドの導入率は13%であった。
【0177】
参考例91
炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−メチルエチル エステル
【化135】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル1.78g(10.2mmol)のジエチルエーテル(15mL)溶液に−15℃でクロロギ酸1−クロロエチル1.33mL(12.2mmol)を加え、続いてピリジン1.23mL(15.2mmol)のジエチルエーテル(10mL)溶液を滴下した。室温に戻して6時間撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物2.25g(79%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.31(1.5H, d, J=6Hz), 1.32(1.5H, d, J=6Hz), 1.44(9H, s), 1.83(1.5H, d, J=6Hz), 1.84(1.5H, d, J=6Hz), 3.22-3.36(1H, m), 3.41-3.43(1H, m), 4.80(1H, br-s), 4.87-4.91(1H, m), 6.43(1H, q, J=6Hz)
【0178】
参考例92
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−メチルエトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化136】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−メチルエチル エステル233mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物478mg(95%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 1.12(1.5H, d, J=7Hz), 1.17(1.5H, d, J=7Hz), 1.35(4.5H, s), 1.37(4.5H, s), 1.40(1.5H, d, J=6Hz), 1.42(1.5H, d, J=5Hz), 1.47(1.5H, s), 1.49(4.5H, s), 2.77(2H, t, J=8Hz), 3.01-3.17(2H, m), 3.40-3.46(2H, m), 4.66-4.72(1H, m), 6.68-6.72(1H, m), 6.74-6.77(2H, m), 6.99-7.03(1H, m), 7.11-7.14(2H, m), 7.52(2H, d, J=9Hz), 7.82(2H, d, J=9Hz), 8.60(1H, t, J=6Hz)
【0179】
参考例93
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノ−1−メチルエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化137】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−メチルエトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル460mg(0.758mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物232mg(56%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 1.23(1.5H, d, J=6Hz), 1.29(1.5H, d, J=6Hz), 1.42(1.5H, d, J=6Hz), 1.45(1.5H, d, J=6Hz), 1.48(1.5H, s), 1.50(4.5H, s), 2.76-2.80(2H, m), 2.97-3.08(2H, m), 3.42-3.46(2H, m), 4.88-4.92(1H, m), 6.72-6.77(3H, m), 7.13(1H, d, J=9Hz), 7.14(1H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.18(3H, br-s), 8.66-8.68(1H, m)
【0180】
実施例34
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]プロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化138】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノ−1−メチルエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩43mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物194mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は16%であった。
【0181】
参考例94
N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル
【化139】
[この文献は図面を表示できません]

N−Boc−グリシン メチル エステル1.47g(7.77mmol)のTHF(15mL)溶液に−15℃でメチルマグネシウムブロミドのTHF中1M溶液31mL(31.1mmol)を滴下した。0℃に戻して6時間撹拌後、反応液に水、続いて10%硫酸水素カリウムを加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して、標記化合物1.52g(quant.)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.21(6H, s), 1.45(9H, s), 2.19(1H, br-s), 3.12(2H, d, J=6Hz), 4.93(1H, br-s)
【0182】
参考例95
炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1,1−ジメチルエチル エステル
【化140】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル600mg(3.17mmol)のジエチルエーテル(9mL)溶液に−15℃でクロロギ酸1−クロロエチル0.415mL(3.80mmol)を加え、続いてピリジン0.383mL(4.76mmol)のジエチルエーテル(3mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物703mg(75%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.45(9H, s), 1.50(6H, s), 1.82(3H, d, J=6Hz), 3.37(1H, dd, J=7, 10Hz), 3.42(1H, dd, J=7, 10Hz), 4.93(1H, br-s), 6.38(1H, q, J=6Hz)
【0183】
参考例96
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1,1−ジメチルエトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化141】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1,1−ジメチルエチル エステル245mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物453mg(88%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.43-1.44(12H, m), 1.49(3H, d, J=6Hz), 1.58(3H, s), 1.59(3H, s), 1.60(3H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.37(2H, d, J=6Hz), 3.64-3.68(2H, m), 4.95(1H, t, J=6Hz), 6.11(1H, br-s), 6.77(1H, q, J=6Hz), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0184】
参考例97
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノ−1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化142】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1,1−ジメチルエトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル440mg(0.708mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物312mg(79%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.41(3H, d, J=6Hz), 1.46(3H, s), 1.48(3H, s), 1.489(3H, s), 1.494(3H, s), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.08(1H, br-d, J=13Hz), 3.19(1H, br-d, 13Hz), 3.42-3.46(2H, m), 6.71(1H, q, J=6Hz), 6.75(2H, d, J=9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.31(3H, br-s), 8.69(1H, t, J=6Hz)
【0185】
実施例35
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化143】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノ−1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール9mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物190mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は4%であった。
【0186】
参考例98
N−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル
【化144】
[この文献は図面を表示できません]

2−アミノ−1−フェニルエタノール2.00g(14.6mmol)及び炭酸ナトリウム3.55g(33.5mmol)の水(30mL)−THF(30mL)混合溶液に氷冷下で、二炭酸−tert−ブチル3.50g(16.0mmol)のTHF(30mL)溶液を加え、室温にて3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒で再結晶し、標記化合物3.42g(99%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.45(9H, s), 3.10(1H, br-s), 3.26(1H, ddd, J=6, 8, 14Hz), 3.47-3.51(1H, m), 4.82-4.83(1H, m), 4.95(1H, br-s), 7.17-7.37(5H, m)
【0187】
参考例99
炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−フェニルエチル エステル
【化145】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル1.00g(4.21mmol)のジエチルエーテル(15mL)溶液に−15℃でクロロギ酸1−クロロエチル0.552mL(5.06mmol)を加え、続いてピリジン0.509mL(6.32mmol)のジエチルエーテル(5mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1.09g(75%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.43(9H, s), 1.80(1H, d, J=6Hz), 1.84(2H, d, J=6Hz), 3.43-3.48(1H, m), 3.59-3.64(1H, m), 4.79(2/3H, br-s), 4.83(1/3H, br-s), 5.71-5.73(1H, m), 6.36(1/3H, q, J=6Hz), 6.40(2/3H, q, J=6Hz), 7.32-7.39(5H, m)
【0188】
参考例100
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−フェニルエトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化146】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−フェニルエチル エステル285mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物285mg(55%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.40(6H, s), 1.43(3H, s), 1.47(2H, d, J=6Hz), 1.50(1H, d, J=6Hz), 1.58(6H, s), 2.82(2/3H, t, J=7Hz), 2.87(4/3H, t, J=7Hz), 3.41-3.55(2H, m), 3.62-3.71(2H, m), 4.78(2/3H, br-s), 4.83(1/3H, br-s), 5.63-5.66(1H, m), 6.05(1/3H, br-s), 6.18(2/3H, br-s), 6.75-6.84(3H, m), 7.00(2/3H, d, J=9Hz), 7.11(4/3H, d, J=9Hz), 7.31-7.38(7H, m), 7.59-7.62(2H, m)
【0189】
参考例101
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノ−1−フェニルエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化147】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−フェニルエトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル250mg(0.374mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物109mg(48%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 1.29(1H, s), 1.31(1H, s), 1.38(2H, d, J=6Hz), 1.45(1H, d, J=6Hz), 1.48(2H, s), 1.49(2H, s), 2.75-2.80(2H, m), 3.20-3.24(1H, m), 3.38-3.46(3H, m), 5.78-5.83(1H, m), 6.69-6.76(3H, m), 7.04(1/3H, d, J=9Hz), 7.14(4/3H, d, J=9Hz), 7.37-7.45(5H, m), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.82-7.85(2H, m), 8.33(3H, br-s), 8.65(1H, t, J=6Hz)
【0190】
実施例36
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]−2−フェニルエチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化148】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノ−1−フェニルエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩48mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物192mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は13%であった。
【0191】
参考例102
N−(2−ヒドロキシブチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル
【化149】
[この文献は図面を表示できません]

1−アミノ−2−ブタノール4.46g(50.0mmol)及び炭酸ナトリウム12.2g(115mmol)の水(50mL)−THF(50mL)混合溶液に氷冷下、二炭酸−tert−ブチル12.0g(55.0mmol)のTHF(50mL)溶液を加え、室温にて3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去し、標記化合物9.62g(quant.)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.96(3H, t, J=8Hz), 1.45-1.50(11H, m), 2.28(1H, br-s), 2.99-3.04(1H, m), 3.30-3.33(1H, m), 3.61-3.62(1H, m), 4.92(1H, br-s)
【0192】
参考例103
炭酸 1−クロロエチル 1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]プロピル エステル
【化150】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシブチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル2.84g(15.0mmol)のジエチルエーテル(30mL)溶液に−15℃でクロロギ酸1−クロロエチル1.96mL(18.0mmol)を加え、続いてピリジン1.81mL(22.5mmol)のジエチルエーテル(10mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物4.12g(93%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 0.95-0.99(3H, m), 1.44(9H, s), 1.62-1.72(2H, m), 1.83-1.85(3H. m), 3.23-3.28(1H, m), 3.43-3.49(1H, m), 4.73-4.78(2H, m),6.43(1H, q, J=6Hz)
【0193】
参考例104
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]プロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化151】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート400mg(1.11mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム180mg(0.553mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]プロピル エステル327mg(1.11mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物592mg(86%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 0.91(1H, t, J=8Hz), 0.94(2H, t, J=8Hz), 1.41(6H, s), 1.43(3H, s), 1.51(3H, d, J=6Hz), 1.58-1.67(8H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.18-3.24(1H, m), 3.36-3.41(1H, m), 3.62-3.70(2H, m), 4.65-4.70(1H, m), 4.78(1H, br-s), 6.11(1/3H, br-s), 6.19(2/3H, br-s), 6.78-6.83(3H, m), 7.08-7.10(2H, m), 7.37(2H, d, J=9Hz), 7.61-7.64(2H, m)
【0194】
参考例105
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−(アミノメチル)プロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化152】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−プロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル520mg(0.837mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物247mg(60%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 0.81(1H, t, J=8Hz), 0.86(2H, t, J=8Hz), 1.42-1.50(9H, m), 1.53-1.73(2H, m), 2.76-2.80(2H, m), 3.02-3.06(2H, m), 3.42-3.46(2H, m), 4.77-4.84(1H, m), 6.72-6.78(3H, m), 7.12-7.15(2H, m), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.22(3H, br-s), 8.67-8.69(1H, m)
【0195】
実施例37
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]ブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化153】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−(アミノメチル)プロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物206mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は13%であった。
【0196】
参考例106
N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル
【化154】
[この文献は図面を表示できません]

イソブチルアルデヒド2.00g(27.7mmol)及びTMSCN 3.81mL(30.5mmol)の塩化メチレン(30mL)溶液に、氷冷下ヨウ化亜鉛8.9mg(0.028mmol)を加えた。反応液を室温に戻し、1時間撹拌後、減圧下溶媒を留去し、残留物にTHF(15mL)、5M塩酸(30mL)を加えて2時間撹拌した。反応液に塩化ナトリウムを加え、酢酸エチルにて抽出し、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をLiAlH4 3.18g(83.2mmol)のTHF(60mL)懸濁液に滴下し、加熱還流下1時間撹拌した。反応液に氷冷下飽和硫酸ナトリウム水溶液を加え、その後Boc2O 9.08g(41.6mmol)のTHF(10mL)溶液を加えた。反応液を室温に戻し、終夜撹拌した後に反応液をろ過し、減圧下溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物4.01g(71%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of rotamers) : 0.92-0.97(6H, m), 1.445(4.5H,s), 1.448(4.5H, s), 1.63-1.72(1H, m), 2.29-2.36(1H, m), 3.04-3.05(1H, m), 3.32-3.36(1H, m), 3.40-3.41(1H, m), 4.92(1H, br-s)
【0197】
参考例107
炭酸 1−クロロエチル 1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−メチルプロピル エステル
【化155】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル1.56g(7.67mmol)のジエチルエーテル(30mL)溶液に−15℃でクロロギ酸 1−クロロエチル1.01mL(9.21mmol)を加え、続いてピリジン0.927mL(11.5mmol)のジエチルエーテル(10mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物2.37g(quant.)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 0.97-0.99(6H, m), 1.44(9H, s), 1.840(1.5H, d, J=6Hz), 1.844(1.5H, d, J=6Hz), 1.91-1.99(1H, m), 3.21-3.29(1H, m), 3.45-3.49(1H, m), 4.64-4.73(2H, m), 6.43(1H, q, J=6Hz)
【0198】
参考例108
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−メチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化156】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート400mg(1.11mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム180mg(0.553mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−メチルプロピル エステル342mg(1.11mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物501mg(71%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 0.92(1.5H, d, J=7Hz), 0.93(1.5H, d, J=7Hz), 0.95(1.5H, d, J=7Hz), 0.96(1.5H, d, J=7Hz), 1.40(4.5H, s), 1.43(4.5H, s), 1.51(1.5H, d, J=6Hz), 1.52(1.5H, d, J=6Hz), 1.57-1.59(3H, m), 1.86-1.95(1H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.17-3.25(1H, m), 3.40-3.46(1H, m), 3.62-3.70(2H, m), 4.56-4.61(1H, m), 4.76(1H, br-s), 6.14(0.5H, br-s), 6.23(0.5H, br-s), 6.78-6.84(3H, m), 7.08(1H, d, J=9Hz), 7,09(1H, d, J=9Hz), 7.37(2H, d, J=9Hz), 7.62(1H, d, J=9Hz), 7.63(1H, d, J=9Hz)
【0199】
参考例109
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−(アミノメチル)−2−メチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化157】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2−メチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル500mg(0.787mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去したのち、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物282mg(63%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 0.83(1.5H, d, J=7Hz), 0.84(1.5H, d, J=7Hz), 0.89(3H, d, J=7Hz), 1.42-1.51(9H, m), 1.88-2.03(1H, m), 2.76-2.80(2H, m), 3.01-3.09(2H, m), 3.42-3.46(2H, m), 4.71-4.75(1H, m), 6.74-6.78(3H, m), 7.12(1H, d, J=9Hz), 7.14(1H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.18(3H, br-s), 8.66(1H, t, J=6Hz)
【0200】
実施例38
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]−3−メチルブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化158】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−(アミノメチル)−2−メチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩45mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物205mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は10%であった。
【0201】
参考例110
N−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル
【化159】
[この文献は図面を表示できません]

ピバルアルデヒド2.58g(30.0mmol)及びTMSCN 3.27mL(33.0mmol)の塩化メチレン(30mL)溶液に、氷冷下ヨウ化亜鉛9.6mg(0.030mmol)を加えた。反応液を室温に戻し、1時間撹拌後、減圧下溶媒を留去し、残留物にTHF(15mL)、5M塩酸(30mL)を加えて2時間撹拌した。反応液に塩化ナトリウムを加え、酢酸エチルにて抽出し、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をLiAlH4 3.42g(90.0mmol)のTHF(60mL)懸濁液に滴下し、加熱還流下1時間撹拌した。反応液に氷冷下飽和硫酸ナトリウム水溶液を加え、その後THF(50mL)及びBoc2O 8.51g(39.0mmol)のTHF(10mL)溶液を加えた。反応液を室温に戻し、終夜撹拌した後に反応液をろ過し、減圧下溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物4.48g(69%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.93(9H, s), 1.45(9H, s), 2.36(1H, br-s), 2.94-2.99(1H, m), 3.32(1H, ddd, J=3, 5, 10Hz), 3.40(1H, ddd, J=3, 8, 14), 4.93(1H, br-s)
【0202】
参考例111
炭酸 1−クロロエチル 1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2,2−ジメチルプロピル エステル
【化160】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル1.30g(5.98mmol)のジエチルエーテル(25mL)溶液に−15℃でクロロギ酸1−クロロエチル0.783mL(7.18mmol)を加え、続いてピリジン0.723mL(8.97mmol)のジエチルエーテル(5mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1.83g(94%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 0.977(6H, s), 0.979(3H, s), 1.43(9H, s), 1.84(1H, d, J=6Hz), 1.85(2H, d, J=6Hz), 3.10-3.18(1H, m), 3.53-3.59(1H, m), 4.65-4.72(2H, m), 6.41-6.45(1H, m)
【0203】
参考例112
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2,2−ジメチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化161】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート400mg(1.11mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム180mg(0.553mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2,2−ジメチルプロピル エステル358mg(1.11mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物642mg(90%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 0.93(3H, s), 0.96(6H, s), 1.39(6H, s), 1.43(3H, s), 1.51-1.52(3H, m), 1.56-1.59(6H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.03-3.16(1H, m), 3.52-3.70(3H, m), 4.58-4.62(1H, m), 4.74(1/3H, br-s), 4.79(2/3H, br-s), 6.13(1/3H, br-s), 6.21(2/3H, br-s), 6.78(1H, q, J=6Hz), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.08-7.10(2H, m), 7.37(2H, d, J=9Hz), 7.62(2/3H, d, J=9Hz), 7.63(4/3H, d, J=9Hz)
【0204】
参考例113
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−(アミノメチル)−2,2−ジメチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化162】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2,2−ジメチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル642mg(0.989mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物481mg(83%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 0.86(3H, s), 0.90(6H, s), 1.43-1.52(9H, m), 2.76-2.80(2H, m), 2.91-2.96(1H, m), 3.16-3.19(1H, m), 3.43-3.47(2H, m), 4.70(1/3H, dd, J=1, 10Hz), 4.73(2/3H, dd, J=2, 10Hz), 6.73(1H, q, J=6Hz), 6.77(2H, d, J=9Hz), 7.12(2/3H, d, J=9Hz), 7.15(4/3H, d, J=9Hz), 7.52(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.27(3H, br-s), 8.69(1H, t, J=6Hz)
【0205】
実施例39
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]−3,3−ジメチルブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化163】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−(アミノメチル)−2,2−ジメチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩47mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物252mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は6%であった。
【0206】
参考例114
炭酸 1−クロロ−2−メチルプロピル 1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2,2−ジメチルプロピル エステル
【化164】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル1.00g(4.60mmol)のジエチルエーテル(25mL)溶液に−15℃でクロロギ酸 1−クロロ−2−メチルプロピル0.739mL(5.06mmol)を加え、続いてピリジン0.556mL(6.90mmol)のジエチルエーテル(5mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1.50g(92%)を1:2のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 0.97(3H, s), 0.98(6H, s), 1.06-1.10(6H, m), 1.42(6H, s), 1.44(3H, s), 2.19-2.25(1H, m), 3.09-3.19(1H, m), 3.53-3.58(1H, m), 4.66-4.72(2H, m), 6.19(1H, d, J=5Hz)
【0207】
参考例115
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2,2−ジメチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル
【化165】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート400mg(1.11mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム180mg(0.553mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロ−2−メチルプロピル 1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2,2−ジメチルプロピル エステル389mg(1.11mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物123mg(16%)を1:5のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, major diastereomer) : 0.91-0.96(15H, m), 1.39(9H, s), 1.59-1.61(6H, m), 2.03-2.09(1H, m), 2.85(2H, t, J=7Hz), 3.01-3.07(1H, m), 3.52-3.71(3H, m), 4.60(1H, dd, J=2, 10Hz), 4.81(1H, br-s), 6.18(1H, br-s), 6.50(1H, d, J=5Hz), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0208】
参考例116
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−(アミノメチル)−2,2−ジメチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル 塩酸塩
【化166】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−[[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]メチル]−2,2−ジメチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル120mg(0.177mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物93mg(86%)を1:5のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, major diastereomer) : 0.80(3H, d, J=7Hz), 0.85(3H, d, J=7Hz), 0.90(9H, s), 1.54(6H, s), 1.99-2.06(1H, m), 2.77(2H, t, J=8Hz), 2.94-2.98(1H, m), 3.17-3.20(1H, m), 3.41-3.46(2H, m), 4.71(1H, d, J=10Hz), 6.53(1H, d, J=5Hz), 6.77(2H, d, J=9Hz), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.83(2H, d, J=9Hz), 8.12(3H, br-s), 8.64(1H, br-s)
【0209】
実施例40
[2−[[(1−ベザフィブラート−2−メチルプロポキシ)カルボニル]オキシ]−3,3−ジメチルブチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化167】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−(アミノメチル)−2,2−ジメチルプロポキシ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル 塩酸塩49mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、エタノール4mLを滴下した。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物201mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は10%であった。
【0210】
参考例117
N−(2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル
【化168】
[この文献は図面を表示できません]

シクロヘキサンカルボキシアルデヒド3.07g(30.0mmol)及びTMSCN 3.27mL(33.0mmol)の塩化メチレン(30mL)溶液に、氷冷下ヨウ化亜鉛9.6mg(0.030mmol)を加えた。反応液を室温に戻し、1時間撹拌後、減圧下溶媒を留去し、残留物にTHF(15mL)、5M塩酸(30mL)を加えて2時間撹拌した。反応液に塩化ナトリウムを加え、酢酸エチルにて抽出し、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をLiAlH4 3.42g(90.0mmol)のTHF(60mL)懸濁液に滴下し、加熱還流下1時間撹拌した。反応液に氷冷下飽和硫酸ナトリウム水溶液を加え、その後THF(50mL)及びBoc2O 8.51g(39.0mmol)のTHF(10mL)溶液を加えた。反応液を室温に戻し、終夜撹拌した後に反応液をろ過し、減圧下溶媒を留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物5.98g(82%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 0.90-1.40(7H, m), 1.47(9H, s), 1.66-1.68(1H, m), 1.73-1.78(2H, m), 1.84-1.87(1H, m), 2.29(1H, br-s), 3.02-3.08(1H, m), 3.33-3.45(2H, m), 4.93(1H, br-s)
【0211】
参考例118
炭酸 1−クロロエチル 1−シクロヘキシル−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル
【化169】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシエチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル1.50g(6.16mmol)のジエチルエーテル(25mL)溶液に−15℃でクロロギ酸 1−クロロエチル0.807mL(7.40mmol)を加え、続いてピリジン0.745mL(9.25mmol)のジエチルエーテル(5mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物2.03g(94%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.01-1.27(5H, m), 1.44(9H, s), 1.58-1.77(6H, m), 1.838(1.5H, d, J=6Hz), 1.841(1.5H, d, J=6Hz), 3.23-3.31(1H, m), 3.27-3.49(1H, m), 4.64-4.72(2H, m), 6.41-6.45(1H, m)
【0212】
参考例119
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−シクロヘキシル−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化170】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート400mg(1.11mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム180mg(0.553mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 1−シクロヘキシル−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル エステル386mg(1.11mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物450mg(60%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.01-1.23(5H, m), 1.40(4.5H, s), 1.43(4.5H, s), 1.51-1.52(3H, m), 1.57-1.73(12H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.20-3.27(1H, m), 3.34-3.48(1H, m), 3.62-3.72(2H, m), 4.56-4.61(1H, m), 4.74(1H, br-s), 6.07(0.5H, br-s), 6.17(0.5H, br-s), 6.77-6.84(3H, m), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.376(1H, d, J=9Hz), 7.279(1H, d, J=9Hz), 7.62(1H, d, J=9Hz), 7.63(1H, d, J=9Hz)
【0213】
参考例120
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノ−1−シクロヘキシルエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化171】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[1−シクロヘキシル−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エトキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル430mg(0.637mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物345mg(89%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 0.91-1.20(5H, m), 1.43(1.5H, d, J=6Hz), 1.46-1.51(7.5H, m), 1.56-1.72(6H, m), 2.77-2.80(2H, m), 3.02-3.10(2H, m), 3.42-3.45(H, m), 4.72-4.73(1H, m), 6.71-6.77(3H, m), 7.12-7.15(2H, m), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.19(3H, br-s), 8.68(1H, br-s)
【0214】
実施例41
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]−2−シクロヘキシルエチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化172】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノ−1−シクロヘキシルエトキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩49mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物202mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は9%であった。
【0215】
参考例121
N−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル
【化173】
[この文献は図面を表示できません]

2−アミノプロパノール3.76g(50.0mmol)及び炭酸ナトリウム12.2g(115mmol)の水(50mL)−THF(50mL)混合溶液に氷冷下、二炭酸−tert−ブチル12.0g(55.0mmol)のTHF(50mL)溶液を加え、室温にて3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をジエチルエーテル−ヘキサン混合溶媒で再結晶し、標記化合物8.17g(93%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.15(3H, d, J=7Hz), 1.45(9H, s), 2.77(1H, br-s), 3.48-3.52(1H, m), 3.61-3.65(1H, m), 3.76(1H, br-s)
【0216】
参考例122
炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル エステル
【化174】
[この文献は図面を表示できません]

N−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)カルバミン酸 1,1−ジメチルエチル エステル2.63g(15.0mmol)のジエチルエーテル(30mL)溶液に−15℃でクロロギ酸 1−クロロエチル1.96mL(18.0mmol)を加え、続いてピリジン1.81mL(22.5mmol)のジエチルエーテル(10mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物3.38g(80%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.197(1.5H, d, J=7Hz), 1.202(1.5H, d, J=7Hz), 1.44(9H, s), 1.84(3H, d, J=6Hz), 3.99(1H, br-s), 4.11-4.21(2H, m), 4.59(1H, br-s), 6.427(0.5H, q, J=6Hz), 6.430(0.5H, q, J=6Hz)
【0217】
参考例123
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化175】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート400mg(1.11mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム180mg(0.553mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル 2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル エステル311mg(1.11mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物483mg(72%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.160(1.5H, d, J=8Hz), 1.164(1.5H, d, J=8Hz), 1.43(9H, s), 1.51(3H, d, J=6Hz), 1.59(3H, s), 1.61(3H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.66(2H, q, J=7Hz), 3.95(1H, br-s), 4.05-4.14(2H, m), 4.63(1H, br-s), 6.18(1H, br-s), 6.79-6.84(3H, m), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.37(2H, d, J=9Hz), 7.62(1H, d, J=9Hz), 7.63(1H, d, J=9Hz)
【0218】
参考例124
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノプロポキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化176】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロポキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル413mg(0.680mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物130mg(35%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 1.19-1.21(3H, m), 1.44(3H, d, J=6Hz), 1.49(3H, s), 1.50(3H, s), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.42-3.45(2H, m), 3.48-3.52(1H, m), 4.16-4.30(2H, m), 6.73-6.76(3H, m), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7,53(2H, d, J=9Hz), 7.83(2H, d, J=9Hz), 8.15(3H, br-s), 8.66(1H, t, J=6Hz)
【0219】
実施例42
[2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]−1−メチルエチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化177】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノプロポキシ)カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩43mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物209mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は11%であった。
【0220】
参考例125
炭酸 1−クロロエチル trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル エステル
【化178】
[この文献は図面を表示できません]

trans−2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩1.00g(6.60mmol)及び炭酸ナトリウム1.58g(7.26mmol)の水(10mL)−THF(10mL)混合溶液に氷冷下、二炭酸−tert−ブチル1.42g(6.60mmol)のTHF(10mL)溶液を加え、室温にて2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をジエチルエーテル(20mL)に溶かし、−15℃でクロロギ酸1−クロロエチル0.864mL(7.91mmol)を加え、続いてピリジン0.797mL(9.89mmol)のジエチルエーテル(10mL)溶液を滴下した。室温に戻して一晩撹拌後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1.73g(82%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.22-1.34(3H, m), 1.42(4.5H, s), 1.43(4.5H, s), 1.48-1.57(1H, m), 1.68-1.70(1H, m), 1.76-1.79(1H, m), 1.81(1.5H, d, J=6Hz), 1.82(1.5H, d, J=6Hz), 2.06-2.11(2H, m), 3.61(1H, br-s), 4.48-4.53(1H, m), 4.57(1H, br-s), 6.41(1H, q, J=6Hz)
【0221】
参考例126
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]オキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化179】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート400mg(1.11mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム180mg(0.553mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、炭酸 1−クロロエチル trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル エステル355mg(1.11mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物334mg(47%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.15-1.36(3H, m), 1.41(4.5H, s), 1.42(4.5H, s), 1.45-1.49(4H, m), 1.57-1.60(6H, m), 1.63-1.76(2H, m), 1.97-2.09(2H, m), 2.84-2.88(2H, m), 3.57(1H, br-s), 3.62-3.71(2H, m), 4.38-3.45(1H, m), 4.53(1H, br-s), 6.11(0.5H, br-s), 6.22(0.5H, br-s), 6.79(1H, q, J=6Hz), 6.82(1H, d, J=9Hz), 6.83(1H, d, J=9Hz), 7.09(1H, d, J=9Hz), 7.10(1H, d, J=9Hz), 7.37(1H, d, J=9Hz), 7.38(1H, d, J=9Hz), 7.61-7.64(2H, m)
【0222】
参考例127
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(trans−2−アミノシクロヘキシル)オキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化180】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[trans−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]オキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル310mg(0.479mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物224mg(80%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 1.25-1.51(13H, m), 1.66-1.68(2H, m), 1.91-2.09(2H, m), 2.76-2.79(2H, m), 3.15-3.21(1H, m), 3.41-3.46(2H, m), 4.50-4.56(1H, m), 6.74-6.78(3H, m), 6.11-6.16(2H, m), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.83(2H, d, J=9Hz), 8.12(3H, s), 8.64(1H, t, J=6Hz)
【0223】
実施例43
[trans−2−[[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]オキシ]シクロヘシル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化181】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(trans−2−アミノシクロヘキシル)オキシ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩46mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物218mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は10%であった。
【0224】
参考例128
N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]カルバミン酸 クロロメチル エステル
【化182】
[この文献は図面を表示できません]

N−([(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル])−エチレンジアミン1.00g(6.24mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン 1.21mL(9.36mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸クロロメチル0.666mL(7.49mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。15分後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をヘキサン−クロロホルム混合溶媒で再結晶し、標記化合物1.27g(80%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ) : 1.44(9H, s), 3.28-3.30(2H, m), 3.33-3.36(2H, m), 4.81(1H, br-s), 5.50(1H, br-s), 5.74(2H, s)
【0225】
参考例129
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]アミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化183】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]カルバミン酸 クロロメチル エステル209mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をヘキサン−クロロホルム混合溶媒で再結晶し、標記化合物323mg(67%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ) : 1.43(9H, s), 1.59(6H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.24-3.27(4H, m), 3.67(2H, q, J=7Hz), 4.96(1H, br-s), 5.43(1H, br-s), 5.80(2H, s), 6.18(1H, br-s), 6.82(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0226】
参考例130
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(2−アミノエチル)アミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化184】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]アミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル200mg(0.346mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物153mg(86%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.49(6H, s), 2.79(2H, t, J=8Hz), 2.86(2H, q, J=6Hz), 3.26(2H, q, J=6Hz), 3.42-3.47(2H, m), 5.76(2H, s), 6.76(2H, d, J=9Hz), 7.14(2H, d, J=9Hz), 7.54(2H, d, J=9Hz), 7.70(1H, br-s), 7.85(2H, d, J=9Hz), 7.92(3H, br-s), 8.70(1H, br-s)
【0227】
実施例44
[2−[[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化185】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(2−アミノエチル)アミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩41mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物222mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は17%であった。
【0228】
参考例131
N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]カルバミン酸 1−クロロエチル エステル
【化186】
[この文献は図面を表示できません]

N−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]−エチレンジアミン1.50g(9.36mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン2.45mL(14.0mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸 1−クロロエチル1.23mL(11.2mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。30分後、反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒で再結晶し、標記化合物1.76g(67%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.45(9H, s), 1.78(3H, d, J=6Hz), 3.27-3.36(4H, m), 4.81(1H, br-s), 5.40(1H, br-s), 6.56(1H, q, J=6Hz)
【0229】
参考例132
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]アミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化187】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート400mg(1.11mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム185mg(0.553mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]カルバミン酸 1−クロロエチル エステル295mg(1.11mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物432mg(66%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.42-1.44(12H, m), 1.575(3H, s), 1.581(3H, s), 2.85(2H, t, J=7Hz), 3.22-3.28(4H, m), 3.59-3.73(2H, m), 4.93(1H, br-s), 5.33(1H, br-s), 6.23(1H, br-s), 6.82(2H, d, J=9Hz), 6.88(1H, q, J=6Hz), 7.08(2H, d, J=9Hz), 7.37(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0230】
参考例133
N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−メチルカルバミン酸 クロロメチル エステル
【化188】
[この文献は図面を表示できません]

N−([(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル])−N'−メチルエチレンジアミン1.00g(5.74mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン 1.50mL(8.61mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸クロロメチル0.612mL(6.89mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。15分後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1.47g(96%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of rotamers) : 1.44(9H, s), 2.98(1.5H, s), 3.00(1.5H, s), 3.27-3.33(2H, m), 3.39-3.47(2H, m), 4.67(0.5H, br-s), 4.79(0.5H, br-s), 5.78(1H, s), 5.79(1H, s)
【0231】
参考例134
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化189】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−メチルカルバミン酸 クロロメチル エステル221mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物316mg(64%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ,mixture of rotamers) : 1.41(4.5H, s), 1.43(4.5H, s), 1.60(6H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 2.91(1.5H, s), 2.93(1.5H, s), 3.17-3.18(1H, m), 3.24-3.25(1H, m), 3.29-3.30(1H, m), 3.35-3.37(1H, m), 3.66(2H, q, J=7Hz), 4.61(0.5H, br-s), 4.80(0.5H, s), 5.84(2H, s), 6.21(1H, br-s), 6.82(2H, d, J=9Hz), 7.08(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0232】
参考例135
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(2−アミノエチル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化190】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル210mg(0.355mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物137mg(78%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.50(6H, s), 2.78(2H, t, J=8Hz), 2.86(3H, s), 2.91-2.95(2H, m), 3.42-3.45(4H, m), 5.78-5.79(2H, m), 6.75(2H, d, J=9Hz), 7.12(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.83-7.85(2H, m), 7.95(3H, br-s), 8.67(1H, br-s)
【0233】
実施例45
[2−[[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]メチルアミノ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化191】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(2−アミノエチル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩42mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ5mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール6mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物253mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は16%であった。
【0234】
参考例136
N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−メチルカルバミン酸 1−クロロエチル エステル
【化192】
[この文献は図面を表示できません]

N−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]]−N’−メチルエチレンジアミン2.00g(11.5mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン2.34mL(13.8mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸 1−クロロエチル1.38mL(12.6mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。15分後、反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物2.14g(66%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.43(9H, s), 1.81(3H, d, J=6Hz), 2.97(1.5H, s), 2.99(1.5H, s), 3.30-3.50(4H, m), 4.67(0.5H, br-s), 4.79(0.5H, br-s), 6.56(0.5H, q, J=6Hz), 6.61(0.5H, q, J=6Hz)
【0235】
参考例137
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化193】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−メチルカルバミン酸 1−クロロエチル エステル232mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物305mg(62%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.42(9H, s), 1.49(3H, d, J=6Hz), 1.58(3H, s), 1.59(3H, s), 2.86(2H, t, J=7Hz), 2.89(3H, s), 3.12-3.40(4H, m), 3.62-3.73(2H, m), 4.57(0.5H, br-s), 4.82(0.5H, br-s), 6.12(0.5H, br-s), 6.19(0.5H, br-s), 6.83-6.87(3H, m), 7.09(2H, d, J=8Hz), 7.38(2H, d, J=8Hz), 7.62(2H, d, J=8Hz)
【0236】
参考例138
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(2−アミノエチル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化194】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル300mg(0.495mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサン/酢酸エチル(1/1)を加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物149mg(56%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.42(3H, d, J=5Hz), 1.48(6H, s), 2.58 (2H, br-s), 2.75-2.79(2H, m), 2.85-2.94(2H, m), 3.16(3H, s), 3.41-3.46(2H, m), 6.76(2H, d, J=9Hz), 7.12(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.83-7.85(2H, m), 8.01(1H, br)8.35(3H, br-s), 8.64-8.69(1H, m)
【0237】
参考例139
5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 1−[[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化195】
[この文献は図面を表示できません]

フロセミド300mg(0.907mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム147mg(0.454mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−メチルカルバミン酸 1−クロロエチル エステル254mg(0.907mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物212mg(41%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.38(4.5H, s), 1.40(4.5H, s), 1.61(3H, d, J=5Hz), 2.95(1.5H, s), 2.99(1.5H, s), 3.27-3.39(4H, m), 4.43(2H, d, J=6Hz), 4.89-4.94(1H, m), 5.13(1H, br-s), 5.23(1H, brs), 6.28(1H, d, J=3Hz), 6.34(1H, dd, J=2, 3Hz), 6.87(1H, s), 6.99-7.04(1H, m), 7.39(1H, dd, J=1, 2Hz), 8.50-8.56(2H, m)
【0238】
参考例140
5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 1−[[[(2−アミノエチル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 二塩酸塩
【化196】
[この文献は図面を表示できません]

5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 1−[[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル200mg(0.330mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液4mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、真空ポンプにて一晩乾燥した。残留物に酢酸エチルを加えた後、析出した固体をろ取して標記化合物94mg(52%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.57(3H, d, J=6Hz), 2.85-2.94(5H, m), 3.34-3.39(1H, m), 3.53-3.60(1H, m), 4.62(2H, d, J=6Hz), 6.38(1H, d, J=3Hz), 6.43(1H, dd, J=2, 3Hz), 6.90(1H, q, J=6Hz), 7.14(1H, s), 7.38(2H, s), 7.63(1H, d, J=2Hz), 7.91(3H, br-s), 8.35(1H, s), 8.39-8.42(1H, m)
【0239】
実施例46
[2−[[(1−フロセミド−エトキシ)カルボニル]メチルアミノ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化197】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に5−(アミノスルホニル)−4−クロロ−2−[(2−フラニルメチル)アミノ]安息香酸 1−[[[(2−アミノエチル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル 二塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物160mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのフロセミドの導入率は15%であった。
【0240】
参考例141
N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−メチルカルバミン酸 1−クロロ−2−メチルプロピル エステル
【化198】
[この文献は図面を表示できません]

N−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]]−N’−メチルエチレンジアミン800mg(4.68mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン978μL(4.68mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸 1−クロロ−2−メチルプロピル815mg(5.61mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。15分後、反応液に飽和重曹水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1.25g(87%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.07(3H, d, J=7Hz), 1.08(3H, d, J=7Hz), 1.43(9H, s), 2.16-2.22(1H, m), 2.97(1.5H, s), 3.00(1.5H, s), 3.29-3.47(4H, m), 4.68(0.5H, br-s), 4.77(0.5H, br-s), 6.32(0.5H, d, J=5Hz), 6.37(0.5H, d, J=4Hz)
【0241】
参考例142
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル
【化199】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−メチルカルバミン酸 1−クロロ−2−メチルプロピル エステル256mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物168mg(32%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of rotamers) : 0.90-0.92(6H, m), 1.42(9H, s), 1.58(3H, s), 1.61(3H, s), 2.84-2.89(5H, m) 2.10-3.38(4H, m), 3.63-3.71(2H, m), 4.56(0.5H, br-s), 4.86(0.5H, br-s), 6.12(0.5H, br-s), 6.20(0.5H, br-s), 6.61(0.5H, d, J=5Hz), 6.68(0.5H, br-s), 6.82(1H, d, J=8Hz), 6.84(1H, d, J=8Hz), 7.08(2H, d, J=8Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62(2H, d, J=9Hz)
【0242】
参考例143
[2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(2−アミノエチル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル 塩酸塩
【化200】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル162mg(0.255mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣に酢酸エチルを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物112mg(77%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of rotamers) : 0.83-0.88(6H, m), 1.48(3H, s), 1.52(3H, s), 1.97-2.00(1H, m), 2.78(2H, t, J=8Hz), 2.85(1.5H, s), 2.86(1.5H, s), 2.91-2.94(2H, m), 3.32-3.36(1H, m), 3.41-3.45(2H, m), 3.53-3.58(1H, m), 6.51(0.5H, d, J=4Hz), 6.54(0.5H, d, J=4Hz), 6.73-6.77(2H, m), 7.12(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 7,99-8.02(3H, m), 8.67(1H, t, J=6Hz)
【0243】
実施例47
[2−[[(1−ベザフィブラート−2−メチルプロポキシ)カルボニル]メチルアミノ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化201】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に[2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(2−アミノエチル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル 塩酸塩37mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物263mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は11%であった。
【0244】
参考例144
N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−(1−メチルエチル)カルバミン酸 1−クロロ−2−メチルプロピル エステル
【化202】
[この文献は図面を表示できません]

N−([(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル])−N’−(2−メチルエチル)エチレンジアミン600mg(2.97mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン0.620mL(3.56mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸 1−クロロ−2−メチルプロピル0.434mL(2.97mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。3時間後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物989mg(99%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of rotamers) : 1.07(3H, d, J=7Hz), 1.08(3H, d, J=7Hz), 1.20(6H, d, J=7Hz), 1.44(9H, s), 2.17-2.23(1H, m), 3.26-3.32(4H, m), 4.13(0.5H, br-s), 4.29(0.5H, br-s), 4.73(0.5H, br-s), 4.96(0.5H, br-s), 6.39(1H, br-d, J=12Hz)
【0245】
参考例145
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル](1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル
【化203】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]−N−(1−メチルエチル)カルバミン酸 1−クロロ−2−メチルプロピル エステル279mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物363mg(66%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of rotamers) : 0.90-0.93(6H, m), 1.09-1.12(6H, m), 1.42(9H, s), 1.60(6H, s), 2.03-2.07(1H, m), 2.85(2H, t, J=7Hz), 3.15-3.25(4H, m), 3.65-3.66(2H, m), 4.07-4.20(1H, m), 4.63(0.5H, br-s), 5.01(0.5H, br-s), 6.15(1H, br-s), 6.69(1H, br-s), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.08(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0246】
参考例146
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノエチル)(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル 塩酸塩
【化204】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル](1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル200mg(0.302mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物132mg(73%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of rotamers) : 0.85(3H, d, J=7Hz), 0.87(3H, d, J=7Hz), 1.02-1.10(6H, m), 1.48(3H, s), 1.51(3H, s), 1.97-2.03(1H, m), 2.77-2.88(4H, m), 3.40-3.44(4H, m), 4.01-4.17(1H, m), 6.56(1H, d, J=5Hz), 6.73-6.77(2H, m), 7.12(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 7.98(3H, br-s), 8.66(1H, br-s)
【0247】
実施例48
[2−[[(1−ベザフィブラート−2−メチルプロポキシ)カルボニル](1−メチルエチル)アミノ]エチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化205】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[(2−アミノエチル)(1−メチルエチル)アミノ]カルボニル]オキシ]−2−メチルプロピル エステル 塩酸塩48mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ4mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール7mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物252mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は13%であった。
【0248】
参考例147
N−[3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル]−N−メチルカルバミン酸 クロロメチル エステル
【化206】
[この文献は図面を表示できません]

N−([(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル])−N'−メチルプロピレンジアミン1.00g(5.31mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン 1.39mL(7.97mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸クロロメチル0.567mL(6.37mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。15分後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物823mg(61%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.46(9H, s), 1.68(2H, br-s), 2.83(3H, s), 3.19(2H, br-s), 3.31(2H, br-s), 5.75(2H, s), 6.19(1H, br-s)
【0249】
参考例148
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[[3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化207】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル]−N−メチルカルバミン酸 クロロメチル エステル232mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物423mg(84%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.45(9H, s), 1.59(6H, s), 1.61-1.62(2H, m), 2.81(3H, s), 2.85(2H, t, J=7Hz), 3.12(2H, br-s), 3.25-3.28(2H, m), 3.66(2H, q, J=7Hz), 5.80(2H, s), 6.00(1H, br-s), 6.20(1H, br-s), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.08(2H, d, J=9Hz), 7.37(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0250】
参考例149
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(3−アミノプロピル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化208】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[[3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル300mg(0.495mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物218mg(81%)を得た。
1H-NMR (CD3OD, δ) : 1.56(6H, s), 1.86(2H, quin, J=8Hz), 2.68(3H, s), 2.88(2H, t, J=8Hz), 2.97(2H, t, J=8Hz), 2.23(2H, t, J=8Hz), 3.58(2H, t, J=8Hz), 5.83(2H, s), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.17(2H, d, J=9Hz), 7.49(2H, d, J=9Hz), 7.77(2H, d, J=9Hz)
【0251】
実施例49
[3−[[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]メチルアミノ]プロピル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化209】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(3−アミノプロピル)メチルアミノ]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩43mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物148mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は5%であった。
【0252】
参考例150
N−[3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル]−N−メチルカルバミン酸 1−クロロエチル エステル
【化210】
[この文献は図面を表示できません]

N−([(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル])−N'−メチルプロピレンジアミン1.00g(5.31mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン 1.39mL(7.97mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸 1−クロロエチル0.696mL(6.37mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。15分後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物412mg(26%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.47(9H, s), 1.66-1.72(2H, m), 1.78(3H, d, J=6Hz), 2.82(3H, s), 3.19-3.30(4H, m), 6.04(1H, br-s), 6.57(1H, q, J=6Hz)
【0253】
参考例151
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[[3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル]メチルアミノ]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化211】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、N−[3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]プロピル]−N−メチルカルバミン酸 1−クロロエチル エステル244mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物273mg(53%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.44-1.50(12H, m), 1.58-1.60(8H, m), 2.80(3H, s), 2.85(2H, t, J=7Hz), 3.10(2H, br-s), 3.26(2H, br-s), 3.60-3.71(2H, m), 5.88(1H, br-s), 6.19(1H, br-s), 6.83-6.88(3H, m), 7.08(2H, d, J=9Hz), 7.37(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0254】
参考例152
(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−ピロリジンカルボン酸 1−クロロエチル エステル
【化212】
[この文献は図面を表示できません]

(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン1.00g(5.37mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン1.40mL(8.05mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸1−クロロエチル921mg(6.44mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。15分後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1.38g(88%)を1:1のジアステレオ混合物として得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.45(9H, s), 1.79-1.89(4H, m), 2.11-2.19(1H, m), 3.22-3.31(1H, m), 3.41-3.59(2H, m), 3.66-3.73(1H, m), 4.22(1H, br-s), 4.61(0.5H, br-s), 4.64(0.5H, br-s), 6.56-6.60(1H, m)
【0255】
参考例153
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−ピロリジニル]カルボニル]オキシ]エチル エステル
【化213】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−ピロリジンカルボン酸 1−クロロエチル エステル242mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物362mg(71%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of diastereomers) : 1.44(9H, s), 1.48(3H, d, J=6Hz), 1.58(3H, s), 1.59(3H, s), 1.76-1.83(1H, m), 2.07-2.14(1H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.10-3.21(1H, m), 3.30-3.48(2H, m), 3.57-3.73(3H, m), 4.15(1H, br-s), 4.61(0.5H, br-s), 4.84(0.5H, br-s), 6.22(0.5H, br-s), 6.26(0.5H, br-s), 6.83-6.90(3H, m), 7.07(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.62-7.62(2H, m)
【0256】
参考例154
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(3R)−3−アミノ−1−ピロリジニル]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩
【化214】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−ピロリジニル]カルボニル]オキシ]エチル エステル200mg(0.324mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物167mg(quant.)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of diastereomers) : 1.40-1.43(3H, m), 1.47-1.49(6H, m), 1.96-2.04(1H, m), 2.13-2.29(1H, m), 2.75-2.80(2H, m), 3.25-3.72(6H, m), 3.80(1H, br-s), 6.71-6.77(3H, m), 7.11-7.14(2H, m), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.83(1H, d, J=9Hz), 7.84(1H, d, J=9Hz), 8.30(3H, br-s), 8.67(1H, br-s)
【0257】
実施例50
[(3R)−1−[(1−ベザフィブラート−エトキシ)カルボニル]−3−ピロリジニル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化215】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 1−[[[(3R)−3−アミノ−1−ピロリジニル]カルボニル]オキシ]エチル エステル 塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール9mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物236mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は4%であった。
【0258】
参考例155
(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−ピペリジンカルボン酸 クロロメチル エステル
【化216】
[この文献は図面を表示できません]

(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ピペリジン500mg(2.50mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン 0.652mL(3.75mmol)の塩化メチレン溶液に氷冷下クロロギ酸クロロメチル386mg(3.00mmol)の塩化メチレン溶液を滴下した。15分後、反応液に水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物630mg(quant.)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.45-1.55(11H, m), 1.69-1.73(1H, m), 1.87-1.91(1H, m), 3.22-3.35(2H, m), 3.57-3.77(3H, m), 4.54(1H, br-s), 5.72-5.85(2H, m)
【0259】
参考例156
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−ピペリジニル]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化217】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−ピペリジンカルボン酸 クロロメチル エステル242mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物512mg(quant.)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.43-1.66(18H, m), 1.88-1.91(1H, m), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.02(1H, br-s), 3.13(1H, br-s), 3.59-3.69(4H, m), 3.78-3.83(1H, m), 4.63(1H, br-s), 5.83(1H, d, J=5Hz), 5.87(1H, d, J=5Hz), 6.24(1H, br-s), 6.82(2H, d, J=9Hz), 7.08(2H, d, J=9Hz), 7.37(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0260】
参考例157
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[(3R)−(3−アミノ−1−ピペリジニル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化218】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(3R)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−ピペリジニル]カルボニル]オキシ]メチル エステル300mg(0.485mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物242mg(90%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ, mixture of rotamers) : 1.41-1.60(8H, m), 1.71-1.74(1H, m), 1.97-2.00(1H, m), 2.79(2H, t, J=8Hz), 2.97-3.10(3H, m), 3.43-3.47(2H, m), 3.63-3.72(1H, m), 3.98-4.00(1H, m), 5.80(2H, s), 6.75(2H, d, J=9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.54(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 8.17(3H, br-s), 8.70(1H, br-d, J=5Hz)
【0261】
実施例51
(3R)−[1−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]−3−ピペリジニル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化219】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[(3R)−(3−アミノ−1−ピペリジニル)カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ3mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール8mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物218mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は15%であった。
【0262】
参考例158
(1R,2S,4S)−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸 9−フルオレニルメチル エステル
【化220】
[この文献は図面を表示できません]

(1R,2S,4S)−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸 1,1−ジメチルエチル エステル300mg(0.866mmol)の塩化メチレン4mL溶液に氷冷下トリフルオロ酢酸1mLを加えた。室温で30分撹拌後、反応液にトルエン4mLを加え、減圧下溶媒を留去した。残留物を1,4−ジオキサン3mL及び水3mL混合溶媒に溶解させ、氷冷下炭酸ナトリウム275mg(2.60mmol)及びクロロギ酸 9−フルオレニルメチル336mg(1.30mmol)を加えた。室温で1時間撹拌後、水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物405mg(quant.)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of rotamers) : 1.30-1.64(5H, m), 1.90(1H, dd, J=8, 13Hz), 3.78(1H, br-s), 4.15-4.19 (3H, m), 4.43(1H, br-s), 4.49(1H, br-s), 4.84(1H, br-d, J=7Hz), 5.04(1H, d, J=13Hz), 5.09(1H, d, J=13Hz), 7.26-7.40(9H, m), 7.55-7.57(2H, m), 7.73-7.76(2H, m)
【0263】
参考例159
(1R,2S,4S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸 9−フルオレニルメチル エステル
【化221】
[この文献は図面を表示できません]

(1R,2S,4S)−2−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸 9−フルオレニルメチル エステル405mg(0.864mmol)の酢酸エチル4mL溶液にアルゴン雰囲気下Pd/C 40mg及び二炭酸−tert−ブチル283mg(1.30mmol)の酢酸エチル(4mL)溶液を加えた。その後反応液を水素雰囲気下、室温で1.5時間撹拌後、ろ過し、濾液の溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物320mg(85%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.30-1.63(14H, m), 1.89(1H, dd, J=8, 13Hz), 3.72(1H, br-s), 4.12-4.22(3H, m), 4.45-4.46(2H, m), 4.62(1H, br-d, J=8Hz), 7.32(2H, dt, J=1, 8Hz), 7.40(2H, t, J=8Hz), 7.59(2H, d, J=8Hz), 7.77(2H, d, J=8Hz)
【0264】
参考例160
(1R,2S,4S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸 クロロメチル エステル
【化222】
[この文献は図面を表示できません]

(1R,2S,4S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸 9−フルオレニルメチル エステル310mg(0.662mmol)のアセトニトリル2mL溶液に氷冷下ジエチルアミン0.5mLを加えた。室温で45分撹拌後、反応液にクロロホルムを加え、減圧下溶媒を留去した。残留物を塩化メチレン4mL溶媒に溶解させ、氷冷下N,N−ジイソプロピルエチルアミン0.173mL(0.992mmol)及び塩化炭酸クロロメチル102mg(0.794mmol)を加えた。氷冷下1.5時間撹拌後、水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。得られた有機層を5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物178mg(88%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ, mixture of rotamers) : 1.38-1.50(12H, m), 1.73-1.77(2H, m), 1.97(1H, dd, J=9, 13Hz), 3.76(1H, br-s), 4.26(1H, d, J=4Hz), 4.37(1H, br-s), 4.56(1H, br-s), 5.73(1H, br-s), 5.78(1H, br-s)
【0265】
参考例161
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(1R,2S,4S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル]カルボニル]オキシ]メチル エステル
【化223】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート250mg(0.691mmol)のメタノール溶液に炭酸セシウム112mg(0.345mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合懸濁液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、(1R,2S,4S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−カルボン酸 クロロメチル エステル175mg(0.576mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物371mg(quant.)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) : 1.32-1.46(12H, m), 1.59(6H, s), 1.63-1.64(2H, m), 1.91(1H, dd, J=8, 13Hz), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.66(2H, q, J=7Hz), 3.71(1H, br-s), 4.17(1H, br-s), 4.28(1H, br-s), 4.57(1H, br-s), 5.82(2H, s), 6.24(1H, br-s), 6.83(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.63(2H, d, J=9Hz)
【0266】
参考例162
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(1R,2S,4S)−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩
【化224】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(1R,2S,4S)−2−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル]カルボニル]オキシ]メチル エステル260mg(0.413mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間静置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣にヘキサンを加え、3時間撹拌した。析出した結晶をろ取して標記化合物55mg(24%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.39-1.64(11H, m), 1.88(1H, dd, J=8, 13Hz), 2.78(2H, t, J=8Hz), 3.36(1H, dd, J=3, 8Hz), 3.41-3.46(2H, m), 4.26(2H, br-s), 5.79(2H, br-s), 6.76(2H, d, J=9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.84(2H, d, J=9Hz), 8.09(3H, br-s), 8.66(1H, t, J=5Hz)
【0267】
実施例52
[(1R,2S,4S)−7−[(ベザフィブラート−メトキシ)カルボニル]−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化225】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液2.0g(0.20mmol)に、撹拌しながらエタノール1mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [[[(1R,2S,4S)−2−アミノ−7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル]カルボニル]オキシ]メチル エステル 塩酸塩23mg(0.040mmol)のエタノール1.1mL−水0.5mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)11mg(0.040mmol)のエタノール0.4mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液50μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ1.5mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール4mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物117mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は15%であった。
【0268】
参考例163
7−[[(1,1―ジメチルエトキシ)カルボニル] アミノ]ヘプタン酸 クロロメチル エステル
【化226】
[この文献は図面を表示できません]

氷冷下、7−[[(1,1―ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ヘプタン酸1.00g(4.08mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩139mg(0.41mmol)及び炭酸水素ナトリウム1.37g(16.32mmol)の水15mL−塩化メチレン15mL混合溶液にクロロメチル クロロスルホネート1.21g(8.15mol)の塩化メチレン溶液を滴下した。反応液を室温に戻して一晩撹拌した。反応液の塩化メチレン層を分取して飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)にて精製して標記化合物1.11g(92%)を得た。
1H-NMR (CDCl3,δ):1.32-1.37 (4H, m), 1.44-1.51(11H, m), 1.63-1.67(2H, m), 2.38(2H, t, J=7Hz), 3.10-3.11(2H, m), 4.50(1H, br-s), 5.70(2H, s)
【0269】
参考例164
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [7−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソヘプチルオキシ]メチル エステル
【化227】
[この文献は図面を表示できません]

ベザフィブラート300mg(0.829mmol)のメタノール懸濁液に炭酸セシウム135mg(0.415mmol)を加え、室温にて30分撹拌した。混合液を減圧下にて溶媒を留去し、真空ポンプを用いて一晩乾燥した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、7−[[(1,1―ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ヘプタン酸 クロロメチル エステル243mg(0.829mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を加え、一晩撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物182mg(35%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, δ) :1.28-1.31(4H, m), 1.43-1.46(11H, m), 1.56-1.59(8H, m), 2.29(2H, t, J=7Hz), 2.86(2H, t, J=7Hz), 3.07-3.10(2H, m), 3.66(2H, q, J=7Hz), 4.55(1H, br-s), 5.82(2H, s), 6.26(1H, br-s), 6.82(2H, d, J=9Hz), 7.09(2H, d, J=9Hz), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.64(2H, d, J=9Hz)
【0270】
参考例165
2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (7−アミノ−1−オキソヘプチルオキシ)メチル エステル 塩酸塩
【化228】
[この文献は図面を表示できません]

2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 [7−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]−1−オキソヘプチルオキシ]メチル エステル165mg(0.266mmol)に4N塩酸/ジオキサン溶液3mLを加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、標記化合物132mg(89%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, δ) : 1.24-1.31(4H, m), 1.49-1.55(10H, m), 2.33(2H, t, J=8Hz), 2,72-2.79(4H, m), 3.42-3.46(2H, m), 5.79(2H, s), 6.74(2H, d, J=9Hz), 7.13(2H, d, J=9Hz), 7.53(2H, d, J=9Hz), 7.85(2H, d, J=9Hz), 7.88(3H, br-s), 8.69(1H, t, J=6Hz)
【0271】
実施例53
[7−(ベザフィブラート−メトキシ)−7−オキソヘプチル]アミノ−コンドロイチン硫酸 コンジュゲート
【化229】
[この文献は図面を表示できません]

5%コンドロイチン硫酸ナトリウム水溶液4.0g(0.40mmol)に、撹拌しながらエタノール2mLを滴下した。混合液に2−[4−[2−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]エチル]フェノキシ]−2−メチルプロパン酸 (7−アミノ−1−オキソヘプチルオキシ)メチル エステル 塩酸塩44mg(0.080mmol)のエタノール1mL−水1mL溶液、次いで速やかに4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリド(DMT−MM)22mg(0.080mmol)のエタノール2mL溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に20%塩化ナトリウム水溶液100μLを加え、更に反応液が白濁する直前までエタノールを滴下した(およそ2mL)。反応液を90%エタノール8mLに撹拌しながら滴下し、混合液にエタノール9mLを加えて1時間撹拌した。遠心分離機を用いて沈殿を分取し、90%エタノールで2回、エタノールで2回更にジエチルエーテルにて2回洗浄した。得られた沈殿を真空ポンプにて一晩乾燥して標記化合物218mgを得た。1H-NMRの積分値より、コンドロイチン硫酸の全二糖単位(グルクロン酸)あたりのベザフィブラートの導入率は8%であった。
以上の全ての実施例において最終的に製造されたいずれの化合物(コンジュゲート)も、25℃で1.5mg/mLの水溶液を調製することが可能であった。
【0272】
試験例1 薬物−ポリマーコンジュゲートの薬物遊離試験
[操作]
リン酸ナトリウム緩衝液pH7.0に、表1〜6に示される各評価ポリマーコンジュゲートを1.5mg/mLの濃度で20℃〜25℃で溶解し、得られた水溶液を分注した。溶解直後に、初期状態(保存0日)として溶液中に存在する薬物−ポリマーコンジュゲートと遊離薬物量をSEC−HPLCにて分析した。他の分注液を溶解直後から36℃の保存条件に付し、各時間経過後の薬物量を同様に分析した。こうして得られた各時点での遊離薬物量と薬物−ポリマーコンジュゲート量の比から、薬物の遊離率(%)を算出した。時間と薬物の遊離率(Drug Release)との関係は図1〜6に示すとおりである。
HPLC条件は以下のとおりである。
カラム:TSGgel α-3000(7.8mm×300mm)
流速:0.5mL/min
温度:35℃
移動相:アセトニトリル/生理食塩水=1/2
【0273】
[結果]
図1が示すように、本発明化合物である新規なカルボン酸型化合物−カルボキシ基を有するポリマーコンジュゲートは、何れも時間依存的に薬剤遊離量が増加している結果が得られており、生物活性を有するカルボン酸型化合物の構造によらず徐放性を持たせることが可能である。
図2が示すように、ベザフィブラートは、従来技術の中でも速いリリース速度を示すアミノアルコールリンカーを用いても(参考例3)、薬剤遊離速度が非常に遅くなってしまうカルボン酸型化合物であるが、本発明リンカーを用いた新規なカルボン酸型化合物−カルボキシ基を有するポリマーコンジュゲートの場合では、大幅にベザフィブラートの遊離量を増大することが可能である。
図2〜6が示すように、生物活性を有するカルボン酸型化合物の遊離速度をリンカーの構造によって非常に細かく且つ幅広く調節することが可能である。
【0274】
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
図1
[この文献は図面を表示できません]
図2
[この文献は図面を表示できません]
図3
[この文献は図面を表示できません]
図4
[この文献は図面を表示できません]
図5
[この文献は図面を表示できません]
図6
[この文献は図面を表示できません]