特許第6671282号(P6671282)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6671282
(24)【登録日】2020年3月5日
(45)【発行日】2020年3月25日
(54)【発明の名称】プロファイルレールの接続要素
(51)【国際特許分類】
   E04B 9/10 20060101AFI20200316BHJP
   F16B 7/04 20060101ALI20200316BHJP
【FI】
   E04B9/10 100
   F16B7/04 302A
【請求項の数】14
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2016-537156(P2016-537156)
(86)(22)【出願日】2014年8月22日
(65)【公表番号】特表2016-534258(P2016-534258A)
(43)【公表日】2016年11月4日
(86)【国際出願番号】EP2014002304
(87)【国際公開番号】WO2015028131
(87)【国際公開日】20150305
【審査請求日】2016年12月8日
(31)【優先権主張番号】202013007676.3
(32)【優先日】2013年8月28日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】510094539
【氏名又は名称】クナウフ ギプス カーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100102842
【弁理士】
【氏名又は名称】葛和 清司
(72)【発明者】
【氏名】フヴェア,トーマス
【審査官】 兼丸 弘道
(56)【参考文献】
【文献】 独国特許出願公開第04446227(DE,A1)
【文献】 独国特許出願公開第102011015435(DE,A1)
【文献】 特開2007−009593(JP,A)
【文献】 特開昭52−154474(JP,A)
【文献】 特表2000−506097(JP,A)
【文献】 特表2005−517841(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/017274(WO,A1)
【文献】 特開平11−190092(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第01741849(EP,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0203198(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 9/10
F16B 7/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの整列されるC形のプロファイルレール(12)を接続するための接続要素(10)であって、ここで、前記接続要素(10)は、板金プロファイルとして構成され、その断面形は、接続される前記プロファイルレール(12)に適合されその前側から上述の板金プロファイルが前記プロファイルレール(12)の中に入れ子にスライドされ得るように構成され、前記プロファイルレール(12)の中にスライドして入れた後にアクセス可能な、前記接続要素(10)上に形成され、または、前記接続要素(10)上に取り付けられる、取り扱いタブ(24)があり、前記プロファイルレール(12)の間の継ぎ目(36)にはめ込むための、弾性の戻り止めの突起(26)が、前記接続要素(10)に設けられることを特徴とする、前記接続要素(10)。
【請求項2】
横方向に曲げられる2つの足(16)を備える保持プレート(14)を備える、本質的にC形の断面形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の接続要素(10)。
【請求項3】
前記接続要素(10)の前記横方向の足(16)が、肩(18)によってステップ化される2つの領域(20、22)を含むことを特徴とする、請求項2に記載の接続要素(10)。
【請求項4】
前記足(16)の端領域(22)が、前記プロファイルレール(12)の足(38)の内側で広がった接触エリアとして構成されることを特徴とする、請求項3に記載の接続要素(10)。
【請求項5】
前記戻り止めの突起が、弾性の板金タブとして前記保持プレート上へとかたどられることを特徴とする、請求項〜4に記載の接続要素(10)。
【請求項6】
前記プロファイルレール(12)の中にスライドして入れることを容易にするために、斜め部分(32、34)または丸くされた部分が前側面に設けられることを特徴とする、請求項3〜のいずれか一項に記載の接続要素(10)。
【請求項7】
前記接続要素(10)の前記保持プレート(14)の領域における第一の斜め部分または丸くされた部分が、曲げられる板金タブ(32)によって形成されることを特徴とする、請求項に記載の接続要素(10)。
【請求項8】
前記足(16)の端領(22)における第二の斜め部分または丸くされた部分が、内部に折り曲げられている板金タブ(34)によって構成されることを特徴とする、請求項またはに記載の接続要素(10)。
【請求項9】
前記肩(18)が、前記前側面での斜め部分または丸くされた部分(35)を含み、ここで、前記足(16)の端領域(22)は、前記保持プレート(14)および前記肩(18)の間に横たわる領域(20)よりも短いことを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の接続要素(10)。
【請求項10】
2つのC形のプロファイルレール(12)、および、整列された2つのC型のプロファイルレールを接続するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の接続要素(10)を含むシステムであって、ここで、前記接続要素(10)は、板金プロファイルとして構成され、その断面形は、接続される前記プロファイルレール(12)に適合され、前記プロファイルレールの前側から上述の板金プロファイルが前記プロファイルレール(12)の中に入れ子にスライドされ得るように構成され、前記プロファイルレール(12)の中にスライドして入れた後にアクセス可能な、前記接続要素(10)上に形成され、または、前記接続要素(10)上に取り付けられる、取り扱いタブ(24)があることを特徴とする、前記システム。
【請求項11】
接続要素が、横方向に曲げられる2つの足(16)を備える保持プレート(14)を備える、本質的にC形の断面形状を有することを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
接続要素の前記横方向の足(16)が、肩(18)によってステップ化される2つの端領域(20、22)を含むことを特徴とする、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記足(16)の端領域(22)が、前記プロファイルレール(12)の足(38)の内側で広がった接触エリアとして構成されることを特徴とする、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記プロファイルレール(12)の中にスライドして入れることを容易にするために、斜め部分(32、34)または丸くされた部分(35)が接続要素の前側面に設けられることを特徴とする、請求項10〜13のいずれか一項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの整列されるC形プロファイルレールを接続するための接続要素に関し、ここで、接続要素は、板金プロファイルとして構成され、その断面形は、接続されるプロファイルレールに適合され、その前側から上述の板金プロファイルがプロファイルレールの中に入れ子にスライドされ得るような方法において、構成される。
【背景技術】
【0002】
かかる接続要素は、広く知られている。それらは、通常、遊びから解放されて可能な限り正しくプロファイルレールを接続することができるようにするために、プロファイルレールにおいてほとんど遊びを備えずに位置する。本発明の接続要素を用いれば、複数のプロファイルレールは、部屋の長さを橋渡しするために、縦に並んで整列されるように配備されなければならないような、かなり大きな部屋において天井構造物を生産することが可能である。
【0003】
組み立てに伴う課題は、接続要素が、最後のプロファイルレールの組み立ての間、困難を伴ってのみアクセスされ得るという事実に存する。特にその開口が、上向きに面したプロファイルレールの場合において、組み立てる者は、レールの間の接続を生み出すために、見えない状態で、例えば梯子上に立ちながら、接続要素をずらさなければならないことになる。彼は、視覚的に接続要素の位置を確認することができないので、接続要素が最後に位置づけられるプロファイルレールの中に十分遠くにスライドされないリスクもまたある。課題は、プロファイルレールが、相対的に精密でない仕方において生産されるという事実によってより悪くなり、時々、ずらすことが非常に大きな力を必要とする。
【発明の概要】
【0004】
本発明の課題は、天井の吊りのための建設の組み立ての間、より簡単な取り扱いを可能にする接続要素を供給することに存する。
【0005】
本発明によれば、この課題は、プロファイルの中にスライドして入れた後にアクセス可能である、接続要素上へとかたどられ、または、接続要素上に取り付けられる、少なくとも1つの取り扱いタブがあるという事実によって解決される。
【0006】
この相対的に単純な方策によって、組み立てる者は、接続要素の位置が隠される場合でさえも、タブに触れ、および、視界を不明瞭にするプロファイルレールの中に接続要素をスライドし得るということが示された。ここで、タブは、板金プロファイルとして構成される接続要素の場合において、単純に板金タブを再配置することによって構成され得る。タブもまた、接続要素上に十分な力を働かせ、さらにまた、その位置を通じて、どのくらい遠くに接続要素を、組み立てられるプロファイルレールの中にスライドするかについて、組み立てる者にフィードバックを供給することを可能にする。さらに、タブは、隠されないプロファイルレールを接続する場合にも、取り扱いの利点を供給する。
【0007】
接続要素は、好ましくは本質的にC形の断面図を有し、それは相応に減らされる寸法を備えてプロファイルレールの中に挿入され得る。さらに、接続要素の横方向の足は、好ましくは肩による2つのステップに分離されて構成される。この態様は、一方では、接続要素がプロファイルレールの中に挿入される場合、寸法を変化させるように、横方向の足が弾性的にたわむことができるという利点を有する。他方で、プロファイルレールの足の内側で、広範な接触エリアのための足の端を構成するという、さらに好まれる態様を備える可能性が存在する。したがって、それは、接続要素の端の位置において、本コネクタによって耐久的にプロファイルレールを、例えば圧接道具を用いて圧接による接続をすることが可能になる。ステップ化された足という態様は、曲げた足とは対照的に、ステップの高さを増加させることによってとりわけ広い接触エリアを容易に達成し得るため、固定するものとして、追加の圧接が単純化されるという利点を提供する。
【0008】
発明のさらに好まれる態様において、プロファイルレールの間の継ぎ目にはめ込むための、弾性の戻り止めの突起(detent lug)が、上述の足から離れて面する上述の接続要素の側面上の、接続要素の保持プレート上、すなわち、足を接続する要素上に設けられる、という手だてがなされる。例えば弾性の板金タブとして構成され得る、かかる戻り止めの突起は、端の位置において少なくとも一時的に接続要素を固定し、ここで、上方に面するプロファイルレールの足、およびそれゆえに接続要素が隠されて合う場合において、継ぎ目にはめ込む戻り止めの突起もまた、組み立てる者に、端の位置に達するという視覚的なフィードバックを与える。
【0009】
発明のさらに好まれる態様において、プロファイルレールの中にスライドして入れることを容易にするための斜め部分または丸い部分が、接続要素の前側面に設けられるという手だてがなされる。かかる斜め部分または丸い部分は、例えば、足上に、または、足の間の保持プレートの領域において、板金の突起を再配置することによって設けることができる。斜め部分もまた、足のステップの間の肩の領域において設けることができ、ここで、この場合において、接触エリアを形成する足の端の領域は、足の残りの領域よりも短く構成される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
発明の態様の例は、添付の図面を用いて、以下でより詳細に扱われる。図において:
【0011】
図1図1は、接続要素の斜視図を示す;
図2図2は、下からの、図1の接続要素の斜視図を示す;
図3図3は、接続されるプロファイルレールをスライドして入れる接続要素を備える、プロファイルレールを示す;
図4図4は、端の位置において接続要素を備える組み立て位置の図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、接続要素10を示し、それは、互いに整列されて横たわるC形のプロファイルレール12を接続することが意図されている(図3および図4を参照)。接続要素は、横方向の足16を備える保持プレート14を含み、板金から完全に一片において形成される。横方向の足は、互いからより小さな距離を備える接続領域および端領域22の中に、肩18によって分割され、ここで、端領域22の間隔をあけることは、これらの領域22の外側表面が、プロファイルレールの内側に対する接触エリアを備えて横たわり得るように、接続されるプロファイルレールの幅に対して適合される。足のステップ化される構造は、初期の状態において、これらの領域の外側表面の間隔をあけることが、プロファイルレールの内側の幅よりもわずかにより大きくなるように、内部への端領域22の弾力のあるたわみを可能にする。特に商業的に利用可能なC形のプロファイルレールにおける測定公差に関して、これは、プロファイルレールにおいてより統一的にスライドする力の状態にするために、有利になり得る。
【0013】
取り扱いタブ24は、保持プレート14の下方に、すなわち足16の間に、再配置される。戻り止めの突起26は、上側面で構成され、上述の戻り止めの突起は、弾性の板金タブ28上に配備される。交差ブレース30を見ることができるが、それは、接続要素の安定性を増加させる。
【0014】
第一の斜めの板金タブ32は、保持プレート14の前側面に設けられ、上述の板金タブは、足16の端領域22の前側面上の第二の斜めの板金タブ34のように、接続要素がより簡単にプロファイルレールの中にスライドされ得ることを確実にする。足16の端領域22は、肩18および保持プレート14の間の領域20よりも短く構成され、ここで、肩18の前側面は、プロファイルレールの中にスライドして入れることを単純化するためにも、相応に丸く、代替的に、斜めでもある。
【0015】
図3は、プロファイルレール12の中にスライドされる接続要素を示す。図は、上からの斜視図を示し、ここで、接続要素10がその中にスライドされるプロファイルレール12は、既に天井側面に固定される。
【0016】
図3において示され、それも天井側面で既に固定され得る第二のプロファイルレール12aは、整列され、および、プロファイルレール12を備えて永続的に整列されるように接続されることが意図される。この目的のために、組み立てる者は、上からプロファイルレール12にアクセスし得、および、取り扱いタブ24に触れ得る。彼は、戻り止めの突起26がプロファイルレール12および12aの間の継ぎ目36にはめ込まれるまで、固定されるプロファイルレール12aの中に接続要素10をスライドし得る。このはめ込み入れることは、一方では、組み立てる者が、接続要素が最適な端の位置に到着したという信頼できるフィードバックを受け取るように、知覚でき、および、下から見られる場合に目にも見え得る。
【0017】
永続的な接続を達成するために、プロファイルレールの足38を備えて永続的に接続要素10の足16の端領域22を接続するための圧接道具を採用することは、容易に可能である。
図1
図2
図3
図4