(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の判定サブユニットはさらに、事前設定された機能データベースにおいて、前記スマートデバイスに対応する共有機能設定および特定機能設定を取得し、前記対応する機能設定リストを生成するために、前記共有機能設定と前記特定機能設定とを組み合わせるように構成された、請求項7に記載のスマートデバイスを制御するための装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面を参照して示すように、同じ構成要素シンボルは、同じ構成要素を表す。本開示の原理は、本開示が適切なコンピューティング環境において実施される例を使用することによって説明される。以下の説明は、例に基づく本開示の具体的な実施形態であり、本明細書において詳細に説明されていない本発明の他の具体的な実施形態への限定として解釈されるべきではない。
【0013】
以下の説明では、本発明の具体的な実施形態は、そうではないと示されていないのであれば、1つまたは複数のコンピュータによって実行されるステップおよび符号を参照して説明されるであろう。そのため、しばしばコンピュータによって実行されるとして称されるそのようなステップおよび動作は、構造化された形式でデータを表す電気信号のコンピュータの処理ユニットによる動作を含む。この動作は、データを変換するか、または、データを、コンピュータのメモリシステムにおける場所に維持する。これは、当業者によって良好に理解される方式で、コンピュータの動作を再設定するか、または、そうでなければ、変更する。データが維持されるデータ構造は、データのフォーマットによって定義される特定の特性を有するメモリの物理的な場所である。しかしながら、本開示は、前述したコンテキストにおいて説明されているが、それは、以下に説明されるさまざまなステップおよび動作が、ハードウェアでも実施され得ることを当業者が認識するように、限定的であると意図されない。本明細書で使用される「モジュール」という用語は、計算システムにおいて実行されるソフトウェアオブジェクトとして見なされ得る。明細書において説明される異なる構成要素、モジュール、エンジン、およびサービスは、計算システムにおいて実施されるオブジェクトとして見なされ得る。明細書において説明される装置および方法は、好適には、ソフトウェアの形式で実施され、ハードウェアの形式で明確に実施され得、これら両方とも、本開示の保護範囲内にある。
【0014】
本発明の実施形態は、スマートデバイスを制御するための方法および装置を提供する。
【0015】
図1aを参照して示すように、
図1aは、本発明の実施形態に従ってスマートデバイスを制御するためのシステムの概要シナリオ図である。このシステムは、スマートデバイス、クラウドサーバ、およびモバイルエンドコントローラを含み得る。スマートデバイス、モバイルエンドコントローラ、およびクラウドーバは、相互に接続される。スマートデバイスを制御するための装置は、モバイルエンドコントローラに統合され得、主に、名前、タイプ、モデル番号、またはデバイスアイコンのような、スマートデバイスの基本情報を取得し、基本情報に従って、モノのインターネットへ接続されるように、スマートデバイスを制御し、モノのインターネットへ接続されているスマートデバイスのステータスにおいて、デバイスによって送信されたデータのタイプのような、対応する事前設定された機能設定情報を取得し、その後、機能設定情報に従って、データ表示
タイプコンポーネントおよび制御
タイプコンポーネントのような対応する
コントローラコンポーネントを判定し、最後に、
コントローラコンポーネントに基づいて、コントローラテンプレートを生成し、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスを制御するように構成される。
【0016】
以下は、詳細な説明を個別に提供する。
【0017】
実施形態1
この実施形態では、スマートデバイスを制御するための装置が説明される。スマートデバイスを制御するための装置は、具体的に、サーバまたはゲートウェイのようなネットワークデバイスに統合され得る。
【0018】
スマートデバイスを制御するための方法は、スマートデバイスの基本情報を取得し、基本情報に従って、モノのインターネットへ接続されるように、スマートデバイスを制御するステップと、
スマートデバイスがモノのインターネットへ接続されている
状態に
おいて、対応する事前設定された機能設定情報を取得するステップと、機能設定情報に従って、対応する
コントローラコンポーネントを判定するステップと、
コントローラコンポーネントに基づいて、コントローラテンプレートを生成し、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスを制御するステップとを含む。
【0019】
図1bを参照して示すように、
図1bは、本発明の実施形態1に従ってスマートデバイスを制御するための方法の概要フローチャートである。この方法は、以下のステップを含む。
【0020】
ステップS101:スマートデバイスの基本情報を取得し、基本情報に従って、モノのインターネットへ接続されるように、スマートデバイスを制御する。
【0021】
スマートデバイスの基本情報は、具体的に、名前、タイプ、モデル番号、デバイスアイコン、デバイス説明、および、オペレーティングシステムや、統合ソリューションや、公開鍵情報や、リンク方式や、または、分散ネットワーク方式のようなデバイスデバッグ情報を含み得ることが理解され得る。
【0022】
スマートデバイスはまた、スマートハードウェアとも称され得、現在、ウェアラブルデバイスから、スマートテレビ、スマートホーム、スマート自動車、およびヘルスケアのような分野まで及ぶ。さらに、スマートデバイスとモノのインターネットとの統合は、指定された、モノのインターネットの端末アプリケーションを使用することによって、基本情報に従って自動的に完了され得る。
【0023】
ステップS102:
スマートデバイスがモノのインターネットへ接続されている
状態に
おいて、対応する事前設定された機能設定情報を取得する。
【0024】
ステップS103:機能設定情報に従って、対応する
コントローラコンポーネントを判定する。
【0025】
ステップS102およびステップS103は、具体的に、以下の通りであり得る。
【0026】
好適には、
スマートデバイスがモノのインターネットへ接続されている
状態に
おいて、対応する事前設定された機能設定情報を取得するステップは、以下を含み得る。
【0027】
ステップ1:スマートデバイスに対応する機能設定リストを判定する。
【0028】
ステップ2:機能設定リストを
走査する。
【0029】
ステップ3:
走査結果に基づいて、対応するデータタイプを判定する。
【0030】
すなわち、各スマートデバイスについて、機能設定リストが、相応して設定される必要がある。機能設定リストは、スマートデバイスに提供されている機能を含む。その機能が必要とされるか否かは、ユーザのチェックに従って判定され得ることが理解され得る。
【0031】
さらに、たとえば、事前設定された機能設定情報は、具体的に、機能設定リストに従って判定されるデータタイプであり得、機能設定リストは、対応するデータタイプを判定するために
走査される。これに基づいて、機能設定情報に従って、対応する
コントローラコンポーネントを判定するステップ(ステップS103)は、データタイプに従って、対応する
コントローラコンポーネントを判定するステップを含み得る。
【0032】
さらに、スマートデバイスに対応する機能設定リストを判定するステップ(ステップ1)は、具体的に、以下の通りであり得る。
【0033】
ステップ11:事前設定された機能データベースにおいて、スマートデバイスに対応する
共有機能設定および特定機能設定を取得する。
【0034】
ステップ12:対応する機能設定リストを生成するために、
共有機能設定と特定機能設定とを組み合わせる。
【0035】
すなわち、個々のスマートデバイスについて、
共有機能および特定機能が、相応して設定され得る。
共有機能は、「モバイル電話Qのアプリケーションを使用することによってデバイス情報を送信すること」および「デバイスをスタンバイ/起動すること」のように、システムによって前もって準備されるいくつかの基本機能である。しかしながら、特定機能は、機能名、データタイプ、機能がユーザに見えるか否か(はい、いいえ)、機能タイプ(表示、制御)、履歴データチャート(表示、非表示)、機能説明等を含み得るデータインターフェース情報に書き込むことを、ベンダに対して要求する。
【0036】
たとえば、事前設定された機能データベースが、まずプルされる。デバイスタイプに対応する
共有機能リスト(すなわち、
共有機能設定)、および、デバイスタイプに対応する特定機能リスト(特定機能設定)が、事前設定された機能データベースにプルされる。その後、
共有機能設定および特定機能設定は、対応する機能設定リストを生成するように組み合わされる。最後に、機能データのデータタイプを判定するために、機能設定リストが
走査される。
【0037】
走査結果に基づいて、対応するデータタイプを判定するステップ(ステップ3)は、変動し、たとえば、具体的に、以下を含み得ることが理解され得る。
【0038】
ステップ31:機能設定リストに示される機能の機能タイプは、制御タイプまたはデータ表示タイプであると判定する。
【0039】
すなわち、機能設定リストに示される(
共有機能および特定機能を含む)機能は、その機能タイプが、制御タイプまたはデータ表示タイプかを判定するために、
走査される。
【0040】
さらに、たとえば、対応する
コンポーネント表
示のタイプが、機能タイプに従って判定され得る。制御
タイプコンポーネントは、具体的に、切換ボタン、セレクタ、スライダ等を含み得る。データ表示
タイプコンポーネントは、チャート表示、テキスト表示等を含む。
【0041】
ステップ32:機能設定リストに示される機能の機能タイプが、制御タイプであると判定されるのであれば、機能のデータタイプを判定する。
【0042】
その後、対応する
コントローラコンポーネントを判定するために、データタイプが解析され得る。
【0043】
ステップ33:機能設定リストに示される機能の機能タイプが、データ表示タイプであると判定されると、スマートデバイスの履歴データを取得し、履歴データのデータタイプを判定する。
【0044】
本発明のこの実施形態では、履歴データのデータタイプを判定するステップは、具体的に、事前設定されたデータタイプセットに
おいて履歴データのデータタイプを判定するステップを含み得、ここで、データタイプセットは、Bool、Int、Float、String、Enum、URL、およびTimeのうちの1つ、または、2つよりも多くからなる組合せを含み、履歴データの各ピースは、データタイプに対応する。
【0045】
これに基づいて、データタイプに従って、対応する
コントローラコンポーネントを判定するステップは、具体的に、対応する
コントローラコンポーネントを判定するために、事前設定された規則に従ってデータタイプを解析するステップであり得る。
【0046】
オプションで、機能設定リストに示される機能の機能タイプが、制御タイプまたはデータ表示タイプであると判定する(ステップ31)前に、この方法はさらに、以下を含み得る。
【0047】
ステップa:機能設定リストに示される機能が、ユーザへ見えるか否かを判定する。
【0048】
ステップb:機能設定リストに示される機能が、ユーザへ見えると判定されると、機能設定リストに示される機能の機能タイプが、制御タイプまたはデータ表示タイプであるかを判定するステップ(ステップ31)を実行するようにトリガする。
【0049】
ステップc:機能設定リストに示される機能が、ユーザへ見えないと判定されると、この機能を秘匿する。
【0050】
すなわち、機能設定リストに示される(
共有機能および特定機能を含む)機能が、ユーザに見えるか否かは、デフォルト設定に従って、または、ベンダ設定に従って判定され得る。すなわち、この機能が必要とされているか否かが判定される。これら機能がユーザに見えるのであれば、機能タイプが、制御タイプであるか、またはデータ表示タイプであると判定し、これら機能がユーザに見えないのであれば、これら機能を秘匿する。
【0051】
ステップS104:
コントローラコンポーネントに基づいて、コントローラテンプレートを生成し、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスを制御する。
【0052】
たとえば、スマートデバイスによって送信された各データのタイプに従って判定された
コントローラコンポーネントは、スマートデバイスとコントローラテンプレートとの間のデータ相互接続を完了するために、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスを制御するように、スマートデバイスに対応するコントローラテンプレートを形成し得る。
【0053】
コントローラコンポーネントに基づいてコントローラテンプレートを生成した後、この方法はさらに以下を含み得ることが理解され得る。
【0055】
(2)調節命令に従って、コントローラテンプレートに対して属性調節を実行する。
【0056】
すなわち、コントローラテンプレートが生成された後、ユーザはさらに、
コンポーネントのパターン、ソート、および色変化のような、属性に対する個別化された修正を実行し得、また、新たな属性等を追加または設定し得る。
【0057】
たとえば、本発明のこの実施形態では、プラットフォームシステムは、コントローラテンプレートの生成遷移局として設定され得る。スマートデバイスによって送信された各データのタイプが判定された後にのみ、システムは、コントローラテンプレートを自動的に生成し得る。3つのノード、すなわち、スマートデバイス、コントローラテンプレート、およびクラウドサーバは、相互接続される。
【0058】
前述から知られ得るように、この実施形態において提供されるスマートデバイスを制御するための方法では、まず、スマートデバイスが、スマートデバイスの基本情報に従って、モノのインターネットへ接続されるように制御され、対応する
コントローラコンポーネントを判定するために、モノのインターネットへ接続されているスマートデバイスのステータスにおいて、スマートデバイスに対応する事前設定された機能設定情報が取得され、その後、スマートデバイスに対応するコントローラテンプレートが、判定された
コントローラコンポーネントに基づいて生成され、最後に、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスが制御される。すなわち、本発明のこの実施形態では、コントローラテンプレートが、スマートデバイスに対応する機能設定情報のみに基づいて自動的かつ一様に生成され、したがって、スマートデバイスとコントローラテンプレートとの間のデータ相互接続を完了し、これによって、コントローラとテストシステムとの統合が保証され、マルチデバイス制御の互換性がさらに向上される。
【0059】
実施形態2
実施形態1において説明された方法に従って、以下は、例を使用することによって、さらに詳細な説明を提供する。
【0060】
図2aを参照して示すように、
図2aは、本発明の実施形態2に従ってスマートデバイスを制御するための方法の概要フローチャートである。本発明のこの実施形態において提供されるスマートデバイスを制御するための方法では、プラットフォームシステムは、コントローラテンプレートの生成遷移局として設定され得る。スマートデバイスによって送信された各データのタイプが判定された後にのみ、システムは、コントローラテンプレートを自動的に生成し得る。3つのノード、すなわち、スマートデバイス、コントローラテンプレート、およびクラウドサーバは、相互接続される。コントローラテンプレートはまた、ブランドスタイル統一を保証するように、
コンポーネントのパターン選択、ソート、および色変化のように、個別化された修正をサポートし、さらに、マルチデバイス制御の互換性向上を保証する。
【0061】
図2aに図示されるように、スマートデバイスを制御するための方法の処理は、以下を含み得る。
【0062】
S21:スマートデバイスのタイプに対応する
共有機能リストをプルする。
【0063】
S22:スマートデバイスのタイプに対応する特定機能リストをプルする。
【0064】
S23:対応する機能設定リストを生成するために、
共有機能リストと特定機能リストとを組み合わせる。
【0065】
スマートデバイスのタイプに対応する
共有機能リストがプルされる前に、システムは、スマートデバイスの基本情報に従って、モノのインターネットへ接続されるように、スマートデバイスを制御する必要があることが理解され得る。
【0066】
具体的に、たとえば、多数のデバイスタイプに対応する
共有機能リストおよび特定機能リストが、機能データベースを形成するように、システム内に設定され得、対応する
共有機能リストおよび特定機能リストが、接続されたスマートデバイスの基本情報に従ってプルされる。
【0067】
共有機能リストは、「モバイル電話Qのアプリケーションを使用することによってデバイス情報を送信すること」および「デバイスをスタンバイ/起動すること」のような
共有機能を含む。特定機能は、機能名、データタイプ、機能がユーザに見えるか否か(はい、いいえ)、機能タイプ(表示、制御)、履歴データチャート(表示、非表示)、機能説明等を含み得、
図2bに図示されるように、データインターフェースを介して特定機能に書き込むための編集インターフェースであり得るデータインターフェース情報に書き込むことを、ベンダに対して要求する。
【0068】
その後、システムは、スマート端末に対応する機能設定リストを生成するために、
共有機能リストと特定機能リストとを組み合わせる。
【0070】
S25:機能がユーザに見えるか否かを判定する。
【0071】
S26:機能が見えないのであれば、機能を秘匿する。
【0072】
S27:機能が見えるのであれば、機能タイプが、制御タイプであるかデータ表示タイプであるかを判定する。
【0073】
S28:機能タイプが制御タイプであれば、S29を直接実行する。機能タイプがデータ表示タイプであれば、履歴データをプルする。
【0074】
たとえば、機能設定リストにおける
共有機能および特定機能が、ユーザに見えるか否かは、デフォルト設定に従って、または、ベンダ設定に従って判定され得る。すなわち、この機能が必要とされているか否かが判定される。これら機能がユーザに見えるのであれば、機能タイプが、制御タイプであるか、またはデータ表示タイプであると判定し、これら機能がユーザに見えないのであれば、これら機能を秘匿する。
【0075】
対応する
コンポーネント表
示のタイプは、機能タイプに従って判定され得る。制御
タイプコンポーネントは、具体的に、切換ボタン、セレクタ、スライダ等を含み得る。データ表示
タイプコンポーネントは、チャート表示、テキスト表示等を含む。
【0077】
S30:データタイプに従って、対応する
コントローラコンポーネントを判定し、
コントローラコンポーネントを出力する。
【0078】
S31:コントローラテンプレートを生成し表示する。
【0079】
履歴データのデータタイプは、事前設定されたデータタイプセットにおいて判定され得、ここで、データタイプセットは、Bool、Int、Float、String、Enum、URL、およびTimeのうちの1つ、または、2つよりも多くからなる組合せを含み、データの各ピースは、データタイプに対応することが理解され得る。
【0080】
さらに、対応するデータタイプを判定するために、機能設定リストが
走査された後、対応する
コントローラコンポーネントを判定するために、事前設定された規則に従って、各データタイプが解析され得る。
【0081】
具体的に、たとえば、
図2cに図示されるように、
図2cは、事前設定された規則に従って各データタイプを解析し、対応する
コントローラコンポーネントを判定する概要フローチャートである。データタイプがBool、Int、またはFloatである場合、必要とされる
コンポーネント表
示のタイプを判定する。
【0082】
一方、機能タイプが、制御タイプであれば、ユーザが
コンポーネントを変更するか否かを判定し、ユーザが
コンポーネントを変更する必要があるのであれば、ユーザによって選択された
コンポーネントを取得し、ユーザが
コンポーネントを変更する必要がないのであれば、システムは、
デフォルトコンポーネントを出力する。
【0083】
たとえば、
図2dに図示されるように、
図2dは、データタイプと
コンポーネントとの相関の概要図である。Boolデータは、デフォルトでは、切換ボタン、操作ボタン、またはステッパを出力するように設定され、Intデータは、デフォルトでは、スライダまたはレンジセレクタを出力するように設定され、Floatデータは、デフォルトでは、入力ボックスまたはテキスト表示を出力するように設定される。
【0084】
一方、機能タイプが、データ表示タイプであれば、履歴データを読み取るか否かを判定する。履歴データを読み取るべきであれば、表示エリアが、大きなエリアであるかまたは小さなエリアであるかを判定する。表示エリアが大きなエリアであれば、数字および高度なチャートからなる表示方式を使用し、表示エリアが小さなエリアであれば、
図2dに図示されるように、数字および粗いチャートからなる表示方式を使用する。履歴データを読み取るべきではないのであれば、現在の値が、直接表示される。表示形式は、現在読み取られている値に従って修正され得る。たとえば、単に、今日の温度の値が表示される必要があるだけであれば、この値は、対応する表示形式で表示される。温度、湿度、および汚染指数のような多数の値が、表示される必要があるのであれば、これら値はまた、対応する表示形式等でも表示される。
【0085】
それに加えて、データタイプが、String、Enum、URL、またはTimeである場合、ユーザが
コンポーネントを変更するか否かを判定し、ユーザが
コンポーネントを変更する必要があるのであれば、ユーザによって選択された
コンポーネントを取得し、ユーザが
コンポーネントを変更する必要がないのであれば、システムは、
デフォルトコンポーネントを出力する。
【0086】
たとえば、
図2dに図示されるように、Stringデータは、デフォルトでは、入力ボックスまたはテキスト表示を出力するように設定され、Enumデータは、デフォルトでは、セレクタを出力するように設定され、URLデータは、デフォルトでは、リンクエントリを出力するように設定され、Timeデータは、デフォルトでは、時間レンジセレクタを出力するように設定される。
【0087】
最後に、コントローラテンプレートが、デフォルトで出力された
コンポーネントに従って、および/または、ユーザによって選択された
コンポーネントに従って、および/または、数字チャートに従って、生成および表示される。さらに、ベンダは、必要とされるような、必要な属性設定(たとえば、最小/最大音量)を実行し得る。
【0088】
いくつかの実施方式では、ベンダは、必要とされるような、ページレイアウト調節およびスキン変更のような機能を実行し得、すなわち、
コンポーネントのパターン選択、ソート、および色変化のような、個別化された修正を実行し得る。
図2eを参照して示すように、
図2eは、コントローラテンプレートの調節レイアウトおよびパターンの概要インターフェース図である。左側は、
各コンポーネントの設定インターフェースであり、右側は、ユーザ端末のディスプレイインターフェースである。
【0089】
前述から知られ得るように、この実施形態において提供されるスマートデバイスを制御するための方法では、まず、スマートデバイスが、スマートデバイスの基本情報に従って、モノのインターネットへ接続されるように制御され、対応する
コントローラコンポーネントを判定するために、モノのインターネットへ接続されているスマートデバイスのステータスにおいて、スマートデバイスに対応する事前設定された機能設定情報が取得され、その後、スマートデバイスに対応するコントローラテンプレートが、判定された
コントローラコンポーネントに基づいて生成され、最後に、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスが制御される。すなわち、本発明のこの実施形態では、コントローラテンプレートが、スマートデバイスに対応する機能設定情報のみに基づいて自動的かつ一様に生成され、したがって、スマートデバイスとコントローラテンプレートとの間のデータ相互接続を完了し、これによって、コントローラとテストシステムとの間の統合が保証され、マルチデバイス制御の互換性がさらに向上される。
【0090】
実施形態3
本発明の実施形態において提供されるスマートデバイスを制御するための方法をより良好に実施するために、本発明のこの実施形態はさらに、スマートデバイスを制御するための前述した方法に基づく装置を提供する。用語の意味は、スマートデバイスを制御するための前述した方法におけるものと同じであり、具体的な実施詳細のための方法実施形態における説明に対する参照がなされ得る。
【0091】
図3を参照して示すように、
図3は、本発明のこの実施形態に従ってスマートデバイスを制御するための装置の概要構成図である。スマートデバイスを制御するための装置は、第1の取得ユニット301、接続ユニット302、第2の取得ユニット303、第1の判定ユニット304、生成ユニット305、および制御ユニット306を含み得る。
【0092】
第1の取得ユニット301は、スマートデバイスの基本情報を取得するように構成される。
【0093】
スマートデバイスの基本情報は、具体的に、名前、タイプ、モデル番号、デバイスアイコン、デバイス説明、および、オペレーティングシステムや、統合ソリューションや、公開鍵情報や、リンク方式や、または、分散ネットワーク方式のようなデバイスデバッグ情報を含み得ることが理解され得る。
【0094】
スマートデバイスはまた、スマートハードウェアとも称され得、現在、ウェアラブルデバイスから、スマートテレビ、スマートホーム、スマート自動車、およびヘルスケアのような分野まで及ぶ。さらに、スマートデバイスとモノのインターネットとの統合は、指定された、モノのインターネットの端末アプリケーションを使用することによって、基本情報に従って自動的に完了され得る。
【0095】
接続ユニット302は、基本情報に従って、モノのインターネットへ接続されるように、スマートデバイスを制御するように構成される。第2の取得ユニット303は、
スマートデバイスがモノのインターネットへ接続されている
状態に
おいて、対応する事前設定された機能設定情報を取得するように構成される。第1の判定ユニット304は、機能設定情報に従って、対応する
コントローラコンポーネントを判定するように構成される。
【0096】
好適には、第2の取得ユニット303は、以下を含み得る。
1.スマートデバイスに対応する機能設定リストを判定するように構成された第1の判定サブユニット。
2.機能設定リストを
走査するように構成された
走査サブユニット。
【0097】
3.
走査結果に基づいて、対応するデータタイプを判定するように構成された第2の判定サブユニット。すなわち、各スマートデバイスについて、機能設定リストが、相応して設定される必要がある。機能設定リストは、スマートデバイスに提供されている機能を含む。その機能が必要とされるか否かは、ユーザのチェックに従って判定され得ることが理解され得る。
【0098】
さらに、たとえば、事前設定された機能設定情報は、具体的に、機能設定リストに従って判定されるデータタイプであり得る。すなわち、機能設定リストは、対応するデータタイプを判定するために
走査される。これに基づいて、第1の判定ユニット304はさらに、データタイプに従って、対応する
コントローラコンポーネントを判定するように構成される。
【0099】
さらに、第1の判定サブユニットはさらに、事前設定された機能データベースにおいて、スマートデバイスに対応する
共有機能設定および特定機能設定を取得し、対応する機能設定リストを生成するために、
共有機能設定と特定機能設定とを組み合わせるように構成される。
【0100】
すなわち、各スマートデバイスについて、
共有機能および特定機能が、相応して設定され得る。
共有機能は、「モバイル電話Qのアプリケーションを使用することによってデバイス情報を送信すること」および「デバイスをスタンバイ/起動すること」のように、システムによって前もって準備されるいくつかの基本機能である。しかしながら、特定機能は、機能名、データタイプ、機能がユーザに見えるか否か(はい、いいえ)、機能タイプ(表示、制御)、履歴データチャート(表示、非表示)、機能説明等を含み得るデータインターフェース情報に書き込むことを、ベンダに対して要求する。
【0101】
たとえば、事前設定された機能データベースが、まずプルされる。デバイスタイプに対応する
共有機能リスト(すなわち、
共有機能設定)、および、デバイスタイプに対応する特定機能リスト(特定機能設定)が、事前設定された機能データベースにプルされる。その後、
共有機能設定および特定機能設定は、対応する機能設定リストを生成するように組み合わされる。最後に、機能データのデータタイプを判定するために、機能設定リストが
走査される。
【0102】
走査結果に基づいて、対応するデータタイプを判定するステップは、変動し、たとえば、第2の判定サブユニットはさらに、機能設定リストに示される機能の機能タイプが、制御タイプまたはデータ表示タイプであると判定し、機能設定リストに示される機能の機能タイプが、制御タイプであると判定されると、機能のデータタイプを判定し、機能設定リストに示される機能の機能タイプが、データ表示タイプであると判定されると、スマートデバイスの履歴データを取得し、履歴データのデータタイプを判定するように構成されることが理解され得る。
【0103】
すなわち、機能設定リストに示される(
共有機能および特定機能を含む)機能は、その機能タイプが、制御タイプまたはデータ表示タイプであることを判定するために、
走査される。
【0104】
さらに、たとえば、対応する
コンポーネント表
示のタイプが、機能タイプに従って判定され得る。制御
タイプコンポーネントは、具体的に、切換ボタン、セレクタ、スライダ等を含み得る。データ表示
タイプコンポーネントは、チャート表示、テキスト表示等を含む。
【0105】
その後、対応する
コントローラコンポーネントを判定するために、データタイプが解析され得る。
【0106】
本発明のこの実施形態では、第2の判定サブユニットが、履歴データのデータタイプを判定し、さらに、事前設定されたデータタイプセットに
おいて履歴データのデータタイプを判定するように構成され、ここで、データタイプセットは、Bool、Int、Float、String、Enum、URL、およびTimeのうちの1つ、または、2つよりも多くからなる組合せを含み、履歴データの各ピースは、データタイプに対応する。
【0107】
これに基づいて、第1の判定ユニット304は、対応する
コントローラコンポーネントを判定するために、事前設定された規則に従って、データタイプを解析するように構成される。
【0108】
オプションで、スマートデバイスを制御するための装置はさらに、機能設定リストに示される機能が、ユーザに見えるか否かを判定するように構成された第3の判定ユニットと、機能設定リストに示される機能が、ユーザに見えると判定されると、第2の判定サブユニットに対して、機能設定リストに示される機能の機能タイプが、制御タイプまたはデータ表示タイプであるかを判定するステップを実行するようにトリガするように構成された第1のトリガユニットと、機能設定リストに示される機能が、ユーザに見えないと判定されると、機能を秘匿するように構成された秘匿ユニットとを含み得る。
【0109】
すなわち、機能設定リストに示される(
共有機能および特定機能を含む)機能が、ユーザに見えるか否かは、デフォルト設定に従って、または、ベンダ設定に従って判定され得る。すなわち、これら機能が必要とされるか否かが判定される。これら機能が、ユーザに見えるのであれば、機能タイプは、制御タイプまたはデータ表示タイプであると判定し、これら機能が、ユーザに見えないのであれば、これら機能を秘匿する。
【0110】
これに基づいて、生成ユニット305は、
コントローラコンポーネントに基づいて、コントローラテンプレートを生成するように構成される。制御ユニット306は、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスを制御するように構成される。
【0111】
たとえば、スマートデバイスによって送信された各データのタイプに従って判定された
コントローラコンポーネントは、スマートデバイスとコントローラテンプレートとの間のデータ相互接続を完了するために、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスを制御するように、スマートデバイスに対応するコントローラテンプレートを形成し得る。
【0112】
装置はさらに、調節命令を取得するように構成された第3の取得ユニットと、調節命令に従って、コントローラテンプレートに対して属性調節を実行するように構成された設定ユニットとを含み得る、ことが理解され得る。
【0113】
すなわち、コントローラテンプレートが生成された後、ユーザはさらに、
コンポーネントのパターン、ソート、および色変化のような、属性に対する個別化された修正を実行し得、また、新たな属性等を追加または設定し得る。
【0114】
本発明のこの実施形態では、たとえば、プラットフォームシステムは、コントローラテンプレートの生成遷移局として設定され得る。スマートデバイスによって送信された各データのタイプが判定された後にのみ、システムは、コントローラテンプレートを自動的に生成し得る。3つのノード、すなわち、スマートデバイス、コントローラテンプレート、およびクラウドサーバは、相互接続される。
【0115】
特定の実施中、前述したユニットは、独立したエンティティとして実施され得るか、または、同じエンティティまたはいくつかのエンティティとして実施されるようにランダムに組み合わされ得る。前述したユニットの具体的な実施のために、前述した方法実施形態に対する参照がなされ得る。本明細書では、詳細は再度説明されない。
【0116】
スマートデバイスを制御するための装置は、具体的に、サーバまたはゲートウェイのようなネットワークデバイスに統合され得る。
【0117】
前述から知られ得るように、この実施形態において提供されるスマートデバイスを制御するための装置では、まず、スマートデバイスが、スマートデバイスの基本情報に従って、モノのインターネットへ接続されるように制御され、対応する
コントローラコンポーネントを判定するために、モノのインターネットへ接続されているスマートデバイスのステータスにおいて、スマートデバイスに対応する事前設定された機能設定情報が取得され、その後、スマートデバイスに対応するコントローラテンプレートが、判定された
コントローラコンポーネントに基づいて生成され、最後に、コントローラテンプレートを使用することによって、スマートデバイスが制御される。すなわち、本発明の実施形態では、コントローラテンプレートが、スマートデバイスに対応する機能設定情報のみに基づいて自動的かつ一様に生成され、したがって、スマートデバイスとコントローラテンプレートとの間のデータ相互接続を完了し、これによって、コントローラとテストシステムとの統合が保証され、マルチデバイス制御の互換性がさらに向上される。
【0118】
上記実施形態では、各実施態様の説明は、重点を有しており、いくつかの実施形態は、詳述されないことがあり得る。スマートデバイスを制御するための前述した方法の詳細説明に対する参照がなされ得る。
【0119】
本発明のこの実施形態において提供されるスマートデバイスを制御するための装置は、コンピュータ、タブレットコンピュータ、タッチ機能を備えたモバイル電話であり得る。前述した実施形態における、スマートデバイスを制御するための装置と、スマートデバイスを制御するための方法とは、同じ概念に基づいており、スマートデバイスを制御するための方法の実施形態において提供されるいずれの方法も、スマートデバイスを制御するための装置において動作され得る。具体的な実施処理について、詳細のために、スマートデバイスを制御するための方法の実施形態を参照し、詳細は、本明細書では再度説明されない。
【0120】
本発明の実施形態においてスマートデバイスを制御するための方法のために、当業者は、本発明の実施形態において、スマートデバイスを制御するための方法の処理の全体または一部は、関連するハードウェアへ指示するコンピュータプログラムによって実施され得ることを理解し得ることが注目されるべきである。コンピュータプログラムは、端末のメモリのようなコンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶され得、端末における少なくとも1つのプロセッサによって実行され得る。実施手順は、スマートデバイスを制御するための方法の実施形態の前述した処理を含み得る。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等であり得る。
【0121】
本発明の実施形態におけるスマートデバイスを制御するための装置のために、その機能モジュールは、1つの処理チップへ統合され得るか、または、各モジュールが、個別かつ物理的に存在し得るか、2つ以上のモジュールが、1つのモジュールへ統合され得る。統合モジュールは、ハードウェアの形式で実施され得るか、または、ソフトウェア機能モジュールの形式で実施され得る。統合モジュールが、ソフトウェア機能モジュールの形式で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、これらモジュールは、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体は、たとえば、読取専用メモリ、磁気ディスク、または光ディスクである。
【0122】
相応して、本発明の実施形態はさらに、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムは、本発明の実施形態においてスマートデバイスを制御するための方法を実行するために使用される。
【0123】
前述は、本発明の実施形態において提供される、スマートデバイスを制御するための方法および装置、ならびにコンピュータ記憶媒体を説明する。本開示の原理および実施方式は、この明細書における具体的な例によって説明されているが、実施態様の説明は、単に、本開示の方法および中心的発想の理解を助けることが意図されている。一方、当業者は、本開示の発想に従って、具体的な実施モードおよびアプリケーション範囲に対する修正を行い得る。結論として、本明細書の内容は、本発明への限定として解釈されるべきでない。