(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記i)において、酸価が2mg KOH/g未満になるまで、脂肪酸、そのメチルエステルまたはそのトリグリセリドをアルカノールアミンと反応させる、請求項1または2に記載の布地柔軟剤活性組成物。
脂肪アルコールまたは脂肪アルコールの混合物であって、含有量が布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて0重量%よりも多く20重量%未満である成分(d)をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の布地柔軟剤活性組成物。
前記成分(b)が、脂肪酸メチルエステル若しくは脂肪酸メチルエステルの混合物、または脂肪酸エチルエステル若しくは脂肪酸エチルエステルの混合物であるか;あるいは
C12-C18脂肪アルコール若しくはC12-C18脂肪アルコールの混合物に由来する脂肪酸エステル若しくは脂肪酸エステルの混合物である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の布地柔軟剤活性組成物。
i)脂肪酸、そのメチルエステルまたはそのトリグリセリドをアルカノールアミンと反応させて、脂肪酸とアルカノールアミンとのモル比が1.4:1〜2.5:1である、エステルアミンを含む混合物を得るエステル化工程と、
ii)前記エステル化工程後に得られた混合物をアルキル化剤と反応させる四級化工程と、
を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の布地柔軟剤活性組成物を得る方法。
i)において、酸価が2mg KOH/g未満になるまで、脂肪酸、そのメチルエステルまたはそのトリグリセリドをアルカノールアミンと反応させる、請求項11に記載の方法。
前記布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(b)が、前記エステル化工程中、前記エステル化工程後、前記四級化工程中、または前記四級化工程後においてインサイチュ(in situ)で意図的に添加および/または生成される、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
前記成分(b)が、前記エステル化工程中、前記エステル化工程後、前記四級化工程中または四級化工程後において加えられる成分(d)との反応によってインサイチュで生成される、請求項11〜14のいずれか1項に記載の方法。
前記布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(c)が、前記エステル化工程中、前記エステル化工程後、前記四級化工程中または前記四級化工程後において意図的に加えられる、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
請求項1〜10のいずれか1項に記載の布地柔軟剤活性組成物を含む布地柔軟剤組成物であって、少なくとも水をさらに含み、布地柔軟剤活性組成物が布地柔軟化剤組成物の全重量に基づいて1〜30重量%の量で存在し、場合によって、以下の成分:
0〜2重量%の電解質濃縮助剤、および/または
0.01〜3重量%の増粘ポリマー、および/または
0.01〜5重量%の香料
をさらに含む、布地柔軟剤組成物。
【発明を実施するための形態】
【0022】
(a):第四級エステルアンモニウム化合物:
本発明の布地柔軟剤活性組成物は、成分(a)を含み、成分(a)は、少なくとも1つ以上の、式(I1)、(I2)、(I3)の第四級モノ、ジまたはトリエステルアンモニウム化合物(一般にモノエステルクワット(mono-EQ)、ジエステルクワット(di-EQ)、トリエステルクワット(tri-EQ)として知られている)であって、成分(a)中の窒素含有種の含有量が布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて65〜95重量%である。
【化1】
ここで、式(I1)、(I2)、(I3)において、
R
2およびR
3は、それぞれ独立にHまたは-OHであり;
X
1は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜4のアルキル基または一つの芳香族基を有するアルキル基であり;
R
1はの炭素数5〜23の直鎖状或いは分枝鎖状アルキル、または炭素数5〜23を有し二重結合数1〜3を有する直鎖状アルケニル基である。式I1、I2およびI3において、各R
1は、独立して、同一または異なる直鎖または分枝アルキル鎖を表すことができ;
A-はアニオンをであり;
Lは、−(OCH
2CH
2)
a−(OCHR
4CH
2)
b−基であって、
R
4は炭素数1〜4のアルキル基であり、aは0〜20の数であり、bは0〜6の数であり、a + bの合計は0〜26の数字に対応する平均アルコキシル化度である基であり;
m、n、pはそれぞれ独立に1〜4の数であり、qは0〜26の数である。
【0023】
本発明の第四級エステルアンモニウム化合物は、aおよびbが0より大きくてもよいため、エトキシル化および/またはプロポキシル化され得る。エチレンオキシド基およびプロピレンオキシド基の配列の順序は、本発明にとって重要ではない。
【0024】
qが2以上の場合、各L基は同一でも異なっていてもよい。また、式(I1)、(I2)、(I3)の化合物における異なる分岐に含まれる(L)q基は、独立して異なる意味を表すことができる。
【0025】
a + bの合計は、平均アルコキシル化度に対応する数値であって、好ましくは0〜10、より好ましくは0〜6、最も好ましくは0である。
【0026】
好ましくは、X
1はアルキル基であり、より好ましくは、X
1はメチル基である。
【0027】
好ましくは、A-はハロゲン化物、ホスフェートまたはアルキルサルフェートから選択される。
【0028】
本特許出願内では、数値範囲が示されている場合、前記範囲に含まれるすべての個々の数値が含まれることが意図されている。示された他の範囲にも同じことが適用される。
【0029】
特に好ましい実施形態では、成分(a)は、式(I1)の少なくとも1つの第四級モノエステルアンモニウム化合物、式(I2)の少なくとも1つの第四級ジエステルアンモニウム化合物、および式(I3)の少なくとも1つの第四級トリエステルアンモニウム化合物を含み、m = n = p = 2であり; R
1-C(O)-は、直鎖状アシル基であり、R
1は直鎖状アルキルまたは11〜21個の炭素原子を含む直鎖状アルケニルであり、好ましくは(水素化および/または非水素化)獣脂脂肪酸またはヤシ脂肪酸(palm fatty acid)から誘導され; R
2およびR
3はそれぞれ-OHを表し、qは0であり(すなわち、化合物はアルコキシ化されていない); X
1はメチル基であり; A
-はハロゲン化物、ホスフェートまたはアルキルサルフェート、好ましくはアルキルサルフェートから選択される。
【0030】
本発明の別の実施形態では、成分(a)は、上記で定義した式(I1)、(I2)、(I3)で表される少なくとも1つ以上の四級モノ-、ジ-またはトリ-エステルアンモニウム化合物を含み、R
2およびR
3は独立して-OHであり、各m、n、pは2である。
【0031】
残りの変数は、式(I1)、(I2)、(I3)について上記で示した意味を有する。
【0032】
本発明の別の実施形態において、R
1は、5〜23個の炭素原子を含む直鎖状若しくは分枝状アルキル基または炭素数5〜23を有し二重結合数1〜3を有する直鎖状アルケニル基であり、好ましくは、11〜21個の炭素原子を含むアルキル基またはアルケニル基である。
【0033】
本明細書で使用される用語「アルキル」は、1〜23個、好ましくは5〜23個の炭素原子を含む直鎖または分枝炭化水素鎖である。
【0034】
本明細書で使用される用語「アルケニル」は、2〜23個、好ましくは5〜23個の炭素原子および1〜3個の不飽和を含む直鎖炭化水素鎖である。
【0035】
直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基または直鎖アルケニル基は、脂肪酸またはそのメチルエステル/トリグリセリドに由来することができ、ヤシ(palm)、パームカーネル(palm kernel)、ココナッツ、ナタネ、ヒマワリ、ダイズ、オリーブ、キャノーラ、トールまたはタロー、などの植物および動物由来の油脂に由来するアルキルまたはアルケニルであり、場合によっては完全にまたは部分的に水素化され精製されている。パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸などの合成脂肪酸またはそのメチルエステル/トリグリセリド、あるいはそれらの混合物を、本発明に使用することもできる。好ましくは、直鎖若しくは分枝アルキル基または直鎖アルケニル基は、ヤシ油、ココナッツ油、獣脂および水素化獣脂、より好ましくは獣脂またはヤシ並びに水素化獣脂またはヤシに由来する脂肪酸から生じる。
【0036】
脂肪酸は、好ましくは、ヨウ素価(「IV」)が0〜100、好ましくは10〜90、より好ましくは15〜85、最も好ましくは15〜55の範囲にある不飽和度を含むC11〜C21酸である。本発明で使用される脂肪酸は、80:20〜95:5のシス対トランス異性体比を有する。好ましくは、前記脂肪酸のトランス異性体含量は10%未満である。
【0037】
本明細書で使用される「1つの芳香族基を含むアルキル基」という用語は、1つの芳香族基で置換された、前記定義したアルキル基を指し、「芳香族基」はアリール基またはヘテロアリール基を指す。
【0038】
「アリール」は、6〜14個の炭素原子、より特定的には6〜10個の炭素原子、さらにより具体的には6個の炭素原子を含む芳香族環系を意味する。アリール基の例は、フェニル、ナフチル、インデニル、フェナントリルまたはアントラシル基、好ましくはフェニルまたはナフチル基である。前記アリール基は、本明細書で定義されるヒドロキシ、メルカプト、ハロ、アルキル、フェニル、アルコキシ、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキル、アシルおよびアルコキシカルボニルなどの1つ以上の置換基によって場合によって置換されていてもよい。
【0039】
「アルコキシ」とは、酸素原子に結合した上記で定義したアルキル基(R-O-)を指す。
【0040】
ハロゲン原子の例は、Br、Cl、IおよびFである。
【0041】
用語「ヘテロアリール」は、炭素原子、水素原子、並びに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1個以上のヘテロ原子、好ましくは1〜3個のヘテロ原子を含む単環式または多環式芳香環を意味する。ヘテロアリール基は3〜15員、好ましくは4〜8員である。ヘテロアリール基の例示的例は、これらに限定されないが、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジル、ピラジル、トリアジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、(1,2,3)-および(1,2,4)-トリアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フェニル、イソオキサゾリルおよびオキサゾリルである。ヘテロアリール基は、本明細書で定義されるとおり、1個または2個の適切な置換基、例えばヒドロキシ、メルカプト、ハロ、アルキル、フェニル、アルコキシ、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキル、アシルおよびアルコキシカルボニルで置換することができる。好ましくは、ヘテロアリール基は、環が2〜5個の炭素原子および1〜3個のヘテロ原子を含む単環式環である。
【0042】
第四級エステルアンモニウム化合物の製造:
成分(a)は、本発明の少なくとも1つ以上の第四級モノ、ジまたはトリエステルアンモニウム化合物を含む。成分(a)は、i)脂肪源、好ましくは脂肪酸またはそのメチルエステル/トリグリセリドをアルカノールアミン(例えば、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミンまたはジメチルエタノールアミンであるが、これに限定されない)と反応させるエステル化、ii)次いでアルキル化剤で混合物を四級化することを含む。
【0043】
i)エステル化工程:
エステル化工程で使用される脂肪源は、脂肪酸または脂肪酸の混合物であることが好ましい。脂肪酸メチルエステルまたは脂肪酸トリグリセリドが使用される場合、エステル交換条件は、技術水準に記載されているとおりである。
【0044】
脂肪酸とアルカノールアミンとの間の反応は、エステルアミンまたはエステルアミンの混合物の形成をもたらすエステル化であり、これは、例えば、文献ES-A-2021900に記載されているような公知の方法で行うことができる。好ましくは、エステル化反応は、150〜200℃の温度で、2〜10時間で、好ましくは約5〜200mbarの減圧下で、そして次亜リン酸またはパラトルエンスルホン酸などの知られているエステル化のための触媒の1つの存在下で、またトコフェロール類、BHT、BHAなどの通常の安定剤および酸化防止剤のいずれかの存在下で行う。
【0045】
本発明の一実施形態では、脂肪アルコールまたは脂肪アルコールの混合物が、エステル化工程において系に追加的に加えられる。系中に存在する脂肪酸の一部は、脂肪アルコールと反応して、エステル化工程のさらなる生成物として、エステルアミンに加えて形成される脂肪酸脂肪アルコールエステルをもたらすことができる。好適な脂肪アルコールは、C
6-C
24アルコールまたはアルコキシル化アルコール、またはポリオール、好ましくはC
12-18アルコールである。
脂肪酸対アルカノールアミンのモル比は、1.4:1〜2.5:1、好ましくは1.6:1〜2.2:1である。
【0046】
エステル化反応から生じる生成物は、少なくとも1つ以上の、脂肪酸のモノ-、ジ-およびトリ-エステルを含む。生成物はまた、遊離アルカノールアミン、遊離脂肪酸および遊離脂肪アルコールを含有してもよい。反応の進行は、KOHを用いた非水性電位差滴定によってモニターすることができる。
【0047】
ii)四級化工程:
アルカノールアミンと脂肪酸とのエステル化反応生成物の四級化は、例えばWO-A-9101295に記載されているような公知の方法で行われる。好ましいアルキル化剤としては、塩化メチル、硫酸ジメチルまたはそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
【0048】
四級化は、40〜90℃の範囲の温度で、バルクまたは溶媒中で行うことができる。加えられる溶媒が使用される場合、出発物質および/または生成物は、反応に必要な程度まで溶媒に溶解しなければならない(可能な溶媒は、以下に定義する成分(b)、成分(c)および成分(d)と同じ溶媒であり得る)。
【0049】
四級化プロセスから得られる組成物は、1つ(モノエステルクワット)、2つ(ジエステルクワット)又は3つ(トリエステルクワット)エステル基を有する四級化エステル化合物を含む。生成物はまた、四級化アルカノールアミン、未反応エステルアミン、未反応脂肪酸、ならびに脂肪酸アルキルエステル、好ましくは脂肪酸メチルエステルまたは脂肪酸エチルエステルを含有してもよい。
【0050】
本発明の一実施形態では、式(I1)、(I2)、(I3)の少なくとも1つ以上の第四級モノ-、ジ-またはトリ-エステルアンモニウム化合物を含む成分(a)は、トリエタノールアミンと獣脂及び/又は水素化獣脂脂肪酸並びにヤシ脂肪酸とのエステル化により得られたエステルアミン混合物を続いて四級化することから得られる。
【0051】
四級化反応は、反応の全体の60〜95%の程度で起こり得る。
【0052】
成分(a)の調製は、当業者の条件に従って実施され、式(I1)、(I2)、(I3)の少なくとも1つ以上の第四級モノ-、ジ-またはトリ-エステルアンモニウム化合物の混合物を得る。
【0053】
本発明の一実施形態では、成分(a)は、式(I1)、(I2)、(I3)の少なくとも1つ以上の四級モノ-、ジ-またはトリ-エステルアンモニウム化合物を含み、m = n = pであり、R
1-C(O)-は、直鎖状アシル基であり、R
1は、11〜21個の炭素原子を含むアルキル基またはアルケニル基であって、好ましくは(水素化または非水素化)獣脂脂肪酸またはヤシ脂肪酸から誘導されるものであり、R
2およびR
3はそれぞれ-OHを表し、qは0である(すなわち、化合物はエトキシル化されていない)。X
1はメチル基であり、A
-はハロゲン化物、ホスフェートまたはアルキルサルフェートから選択され、好ましくはアルキルサルフェートである。このような化合物は、(水素化および/または非水素化)獣脂脂肪酸またはヤシ脂肪酸およびトリエタノールアミンをエステル化することによって製造することができ、獣脂脂肪酸またはヤシ脂肪酸対トリエタノールアミンの比が1.6:1〜2.2:1であり、続いてそれによって得られたエステルアミンをメチル化する。
【0054】
(b):脂肪酸エステル
本発明の布地柔軟剤活性組成物は、脂肪酸エステルまたは脂肪酸エステルの混合物である成分(b)を含み、成分(b)の含有量が布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて5〜30重量%、好ましくは8〜30重量%、より好ましくは12〜30重量%の範囲である。
【0055】
布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(b)は、エステル化工程中、エステル化工程の後、四級化工程中、または四級化工程の後において意図的に加えられ、および/またはエステル化工程中または四級化工程中のその場で生成され得る
【0056】
本発明の1つの実施態様において、布地柔軟化剤活性組成物中に存在する成分(b)は、エステル化工程の後に系に追加的に加えられる非エステル化脂肪酸または脂肪酸とアルキル化剤との間の反応による四級化工程で得られる。
【0057】
本発明の別の実施形態において、布地柔軟化剤活性組成物中に存在する成分(b)は、エステル化工程において、脂肪酸または脂肪酸の混合物と系に追加される脂肪アルコールまたは脂肪アルコールの混合物との反応によって得られる。
【0058】
本発明の別の実施形態では、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(b)は、エステル化工程が終了した後に系に加えられ、四級化工程のための溶媒として作用することができる。
【0059】
本発明の別の実施態様において、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(b)は、添加剤として四級化工程後に成分(a)に加えられる。
【0060】
さらに、本発明の別の実施形態において、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(b)は、先に記載した実施形態の組み合わせに相当する。
【0061】
本発明の1つの好ましい実施形態において、成分(b)は、以下の式(I4)を有する。
【化2】
ここで、R
5は、5〜23個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状アルキルまたは炭素数5〜23を有し二重結合数1〜3を有する直鎖状アルケニル基である脂肪酸部分を表す。 好ましくは、アルキル基またはアルケニル基は11〜21個の炭素原子を含む。好ましくは、アルキルまたはアルケニル基は、ヤシ油、ココナッツ油、獣脂および水素化獣脂、より好ましくは獣脂またはヤシおよび水素化獣脂またはヤシに由来する脂肪酸からなる。
R
6は、1〜24個の炭素原子を含む直鎖状または分枝状、場合によってはアルコキシル化(エトキシル化、プロポキシル化、ブトキシル化)アルコールに由来するアルキル基またはアルケニル基を表す。
【0062】
本発明の別の実施形態において、成分(b)は、i)グリセロール、ソルビトール、ペンタエリスリトールなどのポリオール、またはii)エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどなどの低または高分子グリコールに由来する。
【0063】
本発明の別の実施形態では、成分(b)および成分(a)中の脂肪酸部分は同じ脂肪酸に由来する。
【0064】
発明の別の実施形態において、成分(b)は、脂肪酸メチルエステルまたは脂肪酸メチルエステルの混合物、または脂肪酸エチルエステルまたは脂肪酸エチルエステルの混合物、好ましくは脂肪酸メチルエステルまたは脂肪酸メチルエステルの混合物である。
【0065】
本発明の別の実施形態では、成分(b)は、C
12-C
18脂肪アルコールまたはC
12-C
18脂肪アルコールの混合物に由来する脂肪酸エステルまたは脂肪酸エステルの混合物である。
【0066】
本発明の別の実施形態では、成分(b)における1〜24個の炭素原子を含む直鎖状または分枝状の、場合によってはアルコキシル化(エトキシル化、プロポキシル化、ブトキシル化)アルコールから得られるアルキル基またはアルケニル基は、C
12-18脂肪アルコールまたはC
12-18脂肪アルコールの混合物に由来する。
【0067】
本発明のさらに別の実施形態において、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(b)は、脂肪酸メチルエステルまたは脂肪酸メチルエステルと、C
12-C
18脂肪アルコールまたはC
12-C
18脂肪アルコールの混合物に由来する脂肪酸エステルまたは脂肪酸エステルの混合物との組み合わせである。
【0068】
(c):脂肪酸
本発明の布地柔軟剤活性組成物は、脂肪酸または脂肪酸の混合物である成分(c)を含み、成分(c)が布地柔軟化活性組成物の総重量に基づいて、0.5〜15重量%、好ましくは1〜15重量%、より好ましくは2〜15重量%の範囲である。
【0069】
布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(c)は、エステル化工程中、エステル化工程後、四級化工程中、または四級化工程後に意図的に加えられ、および/または未反応材料とされる。
【0070】
本発明の一実施形態では、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(c)は、四級化工程において脂肪酸メチルエステルを形成するためのアルキル化剤と反応しなかった、エステル化工程の後に得られる遊離脂肪酸または未反応脂肪酸に対応する。
【0071】
本発明の別の実施形態において、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(c)は、脂肪酸メチルエステルを生じるためのアルキル化剤と反応しなかった、四級化工程の前にエステル化生成物に加えられる脂肪酸または脂肪酸の混合物に対応する。
【0072】
本発明の別の実施形態では、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(c)は、添加剤として四級化工程後に成分(a)に加えられる。
【0073】
さらに本発明の別の実施形態では、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(c)は、先に記載した実施形態の組み合わせに相当する。
【0074】
適切なC
6〜C
22脂肪酸は、ヒマシ油、ココナッツ油、コーン油、マスタード油、オリーブ油、ヤシ油、ピーナッツ油、ナタネ油、ヒマワリ油、大豆油、トール油、獣脂から得られるものなどの植物油脂および動物油脂、最終的に完全にまたは部分的に水素化され、ならびに精製されたか、あるいは合成の脂肪酸、例えばカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、イソトリデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルモオレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、2-エチルヘキサン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、リシノール酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸またはそれらの技術グレード(technical-grade)の混合物から得られるものである。
【0075】
本発明の別の実施形態において、成分(c)は、C
12-C
18脂肪酸またはC
12-C
18脂肪酸の混合物である。
【0076】
本発明の別の実施形態では、成分(c)および成分(a)は同じ脂肪酸に由来する。
【0077】
脂肪酸は、好ましくは、ヨウ素価(「IV」)が0〜90、好ましくは10〜90、より好ましくは15〜85、最も好ましくは15〜55の範囲内である不飽和度を有するC
12-C
18の酸である。
【0078】
d):脂肪アルコール
本発明の布地柔軟剤活性組成物は、場合によって成分(d)を含み、前記成分は脂肪アルコールまたは脂肪アルコールの混合物であり、成分(d)の含有量は布地柔軟化活性組成物の総重量に基づいて、0〜20重量%、好ましくは2〜10重量%、より好ましくは2〜5重量%の範囲である。
【0079】
布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(d)は、エステル化工程中、エステル化工程後、四級化工程中、または四級化工程の後に意図的に加えられ、および/または未反応材料とされる。
【0080】
本発明の一実施形態では、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(d)は、脂肪酸脂肪酸アルコールエステルを形成するエステル化工程において脂肪酸と反応しなかった遊離または未反応の脂肪アルコールに相当する。
【0081】
本発明の別の実施形態において、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(d)は、四級化溶媒としてエステル化生成物に加えられる脂肪アルコールまたは脂肪アルコールの混合物に対応する。
【0082】
本発明の別の実施態様において、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(d)は、添加剤として四級化工程後に成分(a)に加えられる。
【0083】
さらに、本発明の別の実施形態において、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(d)は、先に記載した実施形態の組み合わせに対応する。
【0084】
好適な脂肪アルコールは、C
6〜C
24アルコールまたはアルコキシル化(エトキシル化、プロポキシル化、ブトキシル化)アルコールまたはポリオール、好ましくはC
12〜
18アルコールである。
【0085】
本発明による布地柔軟剤活性組成物は、さらなる成分を含有することができる。
【0086】
(e):溶媒
本発明は、成分(e)をさらに含んでもよく、前記成分は溶媒である。好ましい実施形態では、成分(e)の含有量は布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて、8重量%未満、好ましくは3重量%未満、より好ましくは2重量%未満である。
【0087】
最も好ましい実施形態において、布地柔軟剤活性組成物は本質的に溶剤を含まない。 布地柔軟剤活性組成物は、本発明の目的に従うために溶媒の存在を必要としない。
【0088】
本技術に有用な溶媒には、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、ヘキサン、ヘプタンおよびこれらの組み合わせから選択される40℃以下の引火点の可燃性液体が含まれる。好ましくは、溶媒はエタノールまたは2-プロパノールであり、最も好ましくは2-プロパノールである。
【0089】
本発明に使用するのに適した他の溶媒には、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、並びにエチレングリコール、プロピレングリコールおよびジプロピレングリコールのC1-C4アルキルモノエーテル、ソルビトール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、2,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオールなどのアルカンジオール; フェニルエチルアルコール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、ヘキシレングリコール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ブタンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、ピナコール、2,4-ジメチル-2,4-ペンタンジオール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオール(およびエトキシル化物)、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、フェノキシエタノール(およびエトキシレート)、グリコールエーテル、ブチルカルビトール、ジプロピレングリコールn-ブチルエーテル、またはそれらの組み合わせが挙げられる。
【0090】
本発明による布地柔軟剤活性組成物を得る方法は、
i)脂肪酸、脂肪酸のメチルエステルまたはトリグリセリドをアルカノールアミンと反応させてエステルアミンを含む混合物を得るエステル化工程; および、
ii)エステル化工程後に得られた混合物をアルキル化剤と反応させる四級化工程
を含む。
【0091】
好ましくは、C
12-C
18脂肪アルコールは、エステル化工程中、エステル化工程後、四級化工程中または四級化工程後に加えられる。さらに好ましくは、脂肪酸、脂肪酸のメチルエステルまたはトリグリセリドを四級化工程中または四級化工程の後に加える。
【0092】
本明細書で使用される「エステル化/四級化工程中で加えられる」という用語は、エステル化/四級化反応の前または途中のいずれかで、それぞれの成分をエステル化/四級化反応混合物に加えることを指す。
【0093】
本発明による布地柔軟剤活性組成物を得る方法は、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(b)を、エステル化工程中、エステル化工程後、四級化工程中または四級化工程後に意図的に加えるか、および/またはエステル化工程または四級化工程でその場で生成することを特徴とする。好ましくは、本発明の布地柔軟剤活性組成物を得る方法は、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(c)を、エステル化工程中、エステル化工程の後、四級化工程中または四級化工程の後に意図的に加え、および/または未反応物質に対応することを特徴とする。さらにより好ましくは、本発明による布地柔軟剤活性組成物を得る方法は、布地柔軟剤活性組成物中に存在する成分(d)を、エステル化工程中またはエステル化工程の後に、四級化工程中または四級化工程の後に意図的に加えるおよび/または未反応材料に対応することを特徴とする。
【0094】
本発明の布地柔軟剤活性組成物は、
- 式(I1)、(I2)、(I3)の少なくとも1つ以上の第四級モノ-、ジ-またはトリ-エステルアンモニウム化合物を含み、窒素含有種の含有量が布地柔軟剤活性組成物の全重量に基づいて65〜95重量%の範囲である成分(a)と、
- 脂肪酸エステルまたは脂肪酸エステルの混合物であって、含有量が布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて5〜30重量%、好ましくは8〜30重量%、より好ましくは12〜30重量%である成分(b)と、
- 脂肪酸または脂肪酸の混合物であって、含有量が布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて0.5〜15重量%、好ましくは1〜15重量%、より好ましくは2〜15重量%の範囲である成分(c)と、
-脂肪アルコールまたは脂肪アルコールの混合物であって、含有量が布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて0〜20重量%、好ましくは2〜10重量%、より好ましくは2〜5重量%の範囲である成分(d)と、を含む。
【0095】
本発明の1つの実施形態において、成分(a)は、式(I1)の少なくとも1つの第4モノエステルアンモニウム化合物、式(I2)の少なくとも1つの第4ジエステルアンモニウム化合物、および式(I3)の少なくとも1つの第四級トリ-エステルアンモニウム化合物を含み、m = n = p = 2であり; R
1-C(O)- は、直鎖状アシル基であり、R
1は、好ましくは(水素化または非水素化)獣脂脂肪酸またはヤシ脂肪酸から誘導される、11〜21個の炭素原子を含む直鎖アルキルまたはアルケニルであり、R
2およびR
3はそれぞれ-OHを表し、qは0であり(すなわち、化合物はアルコキシ化されていない);X
1はメチル基であり; A
-はハロゲン化物、ホスフェートまたはアルキルサルフェート、好ましくはアルキルサルフェートから選択される。このような化合物は、獣脂脂肪酸とトリエタノールアミンをエステル化することにより製造することができ、獣脂脂肪酸対アルカノールアミンのモル比が1.4〜2.5、好ましくは1.6〜2.2であり、続いてそれによって得られたエステルアミンをメチル化し、四級化の程度は25〜95%である。
【0096】
本発明の別の実施形態において、成分(b)はC
12-18脂肪酸エステル、C
12-18脂肪酸メチル/エチルエステル、好ましくはC
12-18脂肪酸メチルエステル、またはそれらの混合物であり、脂肪酸源は、好ましくはヤシ油、コナッツ油、獣脂および水素化獣脂、より好ましくはヤシ油または獣脂および水素化獣脂である。
【0097】
本発明の別の実施形態において、成分(c)は、好ましくは、ヨウ素価(「IV」)が15〜55の範囲内である不飽和度を有するC
12-18脂肪酸である。
【0098】
本発明の別の実施形態において、成分(d)は、C
12-18脂肪アルコールである。
【0099】
本発明の別の実施形態において、布地柔軟化剤活性組成物は、成分(e)をさらに含み、前記成分は溶媒であり、溶媒含量は布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて0%より高く8重量%未満、好ましくは3重量%未満、より好ましくは2重量%未満である。
【0100】
本発明の別の実施形態において、成分(e)は、エタノール、1-プロパノールおよび2-プロパノールから選択される。成分(d)は、好ましくはエタノールまたは2-プロパノールであり、最も好ましくは2-プロパノールである。
【0101】
さらに、本発明の別の実施形態において、成分(e)は、グリコール、好ましくはプロピレングリコールをさらに含むことができる。
【0102】
本発明の一実施形態では、布地柔軟化剤活性組成物は、組成物の全重量に対して重量パーセントで表した表示量で:
- 少なくとも1つ以上の第四級モノ、ジまたはトリエステルアンモニウム化合物である成分(a)と、
- 5〜25%の成分b)と、
- 0.5〜15%の成分c)と、
- 0〜20%の成分d)と、を含む。
【0103】
本発明の別の実施形態では、布地柔軟剤活性組成物は、組成物の全重量に対して重量パーセントで表した表示量で:
- 少なくとも1つ以上の第四級モノ、ジまたはトリエステルアンモニウム化合物である成分(a)と、
- 5〜25%の成分b)と、
- 0.5〜15%成分c)と、
- 0〜20%の成分d)と、
- 0〜8%の成分e)と、を含む。
【0104】
本発明の特に好ましい実施形態において、布地柔軟剤活性組成物は成分(e)を含まない。
【0105】
本発明の別の実施形態では、成分(a)、成分(b)及び成分(c)の合計含有量は、布地柔軟剤活性成分の全重量に基づいて5〜35重量%、より好ましくは10〜25重量%である。また、低分子量アルコールに由来する成分(b)と成分(c)との比は、30/70〜70/30重量%の範囲であり、アルコキシル化された又はされていない脂肪アルコール、又はポリオールに由来する成分(b)と成分(d)との比は、50/50〜95/5重量%の範囲内である。
【0106】
本発明の一実施形態では、布地柔軟剤活性組成物は、布地柔軟剤活性組成物の総重量に基づいて65〜95重量%の窒素含有種を含有する。
【0107】
布地柔軟剤組成物
本発明の別の対象は、成分(a)、成分(b)、成分(c)および場合によって成分(d)を含む布地柔軟剤活性組成物を含む布地柔軟剤組成物であり、さらに、少なくとも水を含む。布地柔軟剤活性組成物は、布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて1〜30重量%、より好ましくは1.5〜25重量%、最も好ましくは2〜20重量%の量で存在する。
【0108】
本発明の一実施形態では、布地柔軟剤組成物は、任意の成分をさらに含む。任意成分を説明することについては、すべての可能性の網羅的な説明と見なすことなく、当業者に周知であるが、以下を挙げることができる:
a)シリコーン、アミンオキシドなどの軟化組成物の性能を向上させる他の製品、ラウリルエーテルスルフェートまたはラウリルスルフェートなどのアニオン性界面活性剤、ココアミドプロピルベタインまたはアルキルベタイン、スルホサクシネート、ポリグルコシド誘導体などの両性界面活性剤。
b)トリエタノールアミン、N-メチルジエタノールアミンなどの四級化または非四級化された、短鎖を有するアミンの塩などの安定化生成物、およびエトキシル化脂肪アルコール、エトキシル化脂肪アミンなどの非イオン性界面活性剤。
c)塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸カルシウム、塩化ナトリウムなどの無機塩などの粘度制御を改善する製品;エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリグリコールなどのグリコール系の化合物などの製品であって、濃縮された組成物の粘度を減少させるために使用することができる製品;ポリマーなどの希釈組成物のための増粘剤であって、適切なポリマーは水溶性または分散性であり、好ましくはポリマーはカチオン性である。適切なカチオンポリマー材料には、カチオン性グアーポリマー、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性ジャガイモデンプン、カチオン性ポリアクリルアミドが含まれる。具体的に適切なものは、架橋した水膨潤性カチオンポリマーである。前記したポリマーは堆積助剤としても作用し得る。
d)任意の種類の無機酸および/または有機酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸、クエン酸などの、pH 2.0〜6.0、好ましくは2.5〜4.0のpHに調整する成分。
e)既知のテレフタレートに基づくポリマーまたはコポリマーなどの土壌放出を改善する剤。
f)1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンまたはそれらの組み合わせ、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールなどの殺菌剤(bactericides)などの防腐剤。
g)酸化防止剤、着色剤、香料、殺菌剤(germicides)、殺真菌薬、腐食防止剤、しわ防止剤、乳白剤、蛍光増白剤、パール光沢剤などの他の製品。
【0109】
本発明の好ましい実施形態において、布地柔軟剤組成物は、香料または香料マイクロカプセルを含み、香料の含有量は、布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて5重量%未満、好ましくは3重量%未満、より好ましくは2重量%未満である。
【0110】
本発明の特に好ましい実施形態では、布地柔軟剤組成物は、
a)0〜2%、好ましくは0.01〜1%、より好ましくは0.02〜0.5%の電解質濃縮助剤;および/または
b)0.01〜3%、好ましくは0.02〜1%、より好ましくは0.05〜0.5%の増粘ポリマー;および/または
c)0.01〜5%の香料、或いは0.1〜4%若しくは0.2〜4%の純粋な香料および場合によって0.01〜3%、好ましくは0.1〜2%、より好ましくは0.3〜1%の香料マイクロカプセル;
を含む。
【0111】
布地柔軟剤組成物の調製
本発明の布地柔軟剤組成物は、当業者に周知の様々な成分を混合する従来の方法に従って得ることができる。例えば、異なる成分を溶融状態で混合し、水に加え、攪拌して均一な分散液を得、次いで冷却することができる。好ましい取得方法では、布地柔軟剤活性組成物が水中に分散され、ブレンドが冷却されると、香料が加えられる。
【0112】
織物をコンディショニングする方法
本発明の布地柔軟剤組成物は、いわゆるノンリンス法およびいわゆるリンス法の両方で使用することができ、上記で定義した布地柔軟剤組成物を最初に水性すすぎ浴溶液で希釈する。その後、洗剤液で洗浄され、1つ以上の非効率的なすすぎ工程(残留洗剤および/または汚れが布で持ち越され得るという意味で「非効率的」)で任意にすすがれた洗濯された布地を、希釈組成物ですすぎ溶液に入れる。もちろん、布地柔軟剤組成物は、布地がその中に浸された後に、水性浴に組み込まれてもよい。その工程に続いて、すすぎ浴溶液中の布地に撹拌が適用され、泡が崩壊し、残りの土壌および界面活性剤は除去されるべきである。次いで、布地を乾燥させる前に場合によって絞ることができる。
【0113】
ノンリンス/リンス工程は、洗面所またはバケツ、非自動洗濯機、または自動洗濯機で手動で行うことができる。手洗いが行われると、洗濯された布地は洗剤液から除去され、絞られる。次いで、本発明の布地柔軟剤を新鮮な水に加え、布地は、ノンリンス工程の場合は直接に、または、リンス工程の場合は1つ以上の任意の非効率的なリンス工程の後に、従来のすすぎ習慣に従って組成物を含む水ですすぐ。次いで、布地を従来の手段を用いて乾燥させる。
【0114】
以下の実施例は、この明細書の先の部分に記載されるように、当業者に本発明の完全に明確かつ完全な説明を提供するために与えられているが、その主題の本質的な態様を限定するものとみなされるべきではない。
【実施例】
【0115】
実施例のセクションの第1部分は、本発明による布地柔軟剤活性混合物の製造である。
【0116】
実施例の第2および第3部分は、それぞれ、調製された布地柔軟剤活性組成物を分析するために使用される分析方法および物理的性質方法を示す。
【0117】
実施例のセクションの第4部分は、調製された布地柔軟剤活性組成物のいくつかの基本的な物理化学的特性を示す:残留アミンの含有量、脂肪酸メチルエステルの含有量、脂肪酸エステルの含有量、遊離脂肪酸の含有量、脂肪アルコールの含有量、滴点および溶融粘度。
【0118】
実施例の第5部分は、本発明による布地柔軟剤混合物の調製、水性分散液の初期粘度の決定、およびそれらの軟化特性の性能評価に関する。
【0119】
1.本発明による布地柔軟剤活性混合物の調製。
選択された例は、異なる水素化度の獣脂脂肪酸に基づく布地柔軟剤活性組成物に対応する。
【0120】
実施例1
エステル化
獣脂脂肪酸1800グラム(6.62モル)および水素化獣脂脂肪酸600グラム(2.21モル)を不活性雰囲気中でステンレス鋼製反応器に導入し、トリエタノールアミン796.8グラム(5.35モル)を攪拌しながら加えた。反応物から水を除去するために、混合物を160〜180℃で少なくとも4時間加熱した。反応の最終点は、値が2mgKOH/g未満になるまで、酸価アッセイによってモニターした。エステル化工程から黄色がかった液体生成物が得られ、これはエステル化されていない脂肪酸、モノ-、ジ-およびトリエステル化トリエタノールアミンおよび未反応トリエタノールアミンの混合物から本質的になるものであった。
【0121】
四級化
獣脂脂肪酸40.7グラム(0.15モル)および水素化獣脂脂肪酸13.6グラム(0.05モル)を、エステル化工程からの生成物852グラム(エステルアミン1.50モルを含む)に攪拌しながら加えた。次いで、硫酸ジメチル179.8グラム(1.43モル)を50〜90℃の温度で撹拌しながら加えた。4時間の消化後、実際にアミン値(amine value)の完全存在を酸/塩基アッセイによって確認した。四級化されたエステルアミンを含有する生成物1087.2グラムが得られた。
【0122】
実施例2
エステル化
獣脂脂肪酸1800グラム(6.62モル)および水素化獣脂脂肪酸600グラム(2.21モル)を不活性雰囲気中でステンレス鋼製反応器に導入し、トリエタノールアミン796.8グラム(5.35モル)を撹拌しながら加えた。反応物から水を除去するために、混合物を160〜180℃で少なくとも4時間加熱した。反応の最終点は、値が2mgKOH/g未満になるまで、酸価アッセイによってモニターした。エステル化工程から黄色がかった液体生成物が得られ、これはエステル化されていない脂肪酸、モノ-、ジ-およびトリエステル化トリエタノールアミンおよび未反応トリエタノールアミンの混合物から本質的になるものであった。
【0123】
四級化
獣脂脂肪酸86.35グラム(0.32モル)および水素化獣脂脂肪酸28.75グラム(0.11モル)を、エステル化工程からの生成物855.6グラム(エステルアミン1.51モルを含有)に攪拌しながら加えた。次に、ジメチルサルフェート180.5グラム(1.44モル)を50〜90℃の温度で攪拌しながら加えた。4時間の消化後、実際にアミン値の完全不存在が酸/塩基アッセイによって確認された。四級化されたエステルアミンを含有する生成物1152.4グラムを得た。
【0124】
実施例3
エステル化
獣脂脂肪酸1500グラム(5.51モル)および水素化獣脂脂肪酸1500グラム(5.51モル)を不活性雰囲気中でステンレス鋼製反応器に導入し、トリエタノールアミン996グラム(6.68モル)を撹拌しながら加えた。反応物から水を除去するために、混合物を160〜180℃で少なくとも4時間加熱した。反応の最終点は、値が2mgKOH/g未満になるまで、酸価アッセイによってモニターした。エステル化工程から黄色がかった液体生成物が得られ、これはエステル化されていない脂肪酸、モノ-、ジ-およびトリエステル化トリエタノールアミンおよび未反応トリエタノールアミンの混合物から本質的になるものであった。
【0125】
四級化
148.7グラム(0.55モル)の獣脂脂肪酸および148.7グラム(0.55モル)の水素化獣脂脂肪酸を、エステル化工程からの1435.8グラムの生成物(2.5モルのエステルアミンを含む)に攪拌しながら加えた。次いで、303.6グラム(2.4モル)の硫酸ジメチルを攪拌しながら50〜90℃の温度で加えた。4時間の消化後、実際にアミン値の完全不存在が酸/塩基アッセイによって確認された。四級化されたエステルアミンを含有する生成物2038.8gが得られた。
【0126】
実施例4
エステル化
獣脂脂肪酸1800g(6.62mol)および水素化獣脂脂肪酸600g(2.21mol)を不活性雰囲気中でステンレス鋼製反応器に導入し、トリエタノールアミン796.8グラム(5.35モル)を撹拌しながら加えた。反応物から水を除去するために、混合物を160〜180℃で少なくとも4時間加熱した。反応の最終点は、値が2mgKOH/g未満になるまで、酸価アッセイによってモニターした。エステル化工程から黄色がかった液体生成物が得られ、これはエステル化されていない脂肪酸、モノ-、ジ-およびトリエステル化トリエタノールアミンおよび未反応トリエタノールアミンの混合物から本質的になるものであった。
【0127】
四級化
獣脂脂肪酸メチルエステル24.6グラム(0.09モル)をエステル化工程からの生成物304.2グラム(エステルアミン0.54モルを含有する)に攪拌しながら加えた。次いで、硫酸ジメチル64.2グラム(0.51モル)を50〜90℃の温度で攪拌しながら加えた。4時間の消化後、実際にアミン値の完全不存在が酸/塩基アッセイによって確認された。次いで、獣脂脂肪酸12.3グラム(0.05モル)および水素化獣脂脂肪酸4.1グラム(0.02モル)を加えて、合計409.4グラムの最終生成物を得た。
【0128】
実施例5
エステル化
獣脂脂肪酸337.2グラム(1.24モル)および水素化獣脂脂肪酸337.2グラム(1.24モル)を不活性雰囲気中でステンレス鋼製反応器に導入し、トリエタノールアミン165.8グラム(1.11モル)と、脂肪アルコールC
12-14(C
12-OH 70%、C
14-OH 30%)81.2グラム(0.42モル)を攪拌しながら加えた。反応物から水を除去するために、混合物を160〜180℃で少なくとも4時間加熱した。反応の最終点は、値が2mgKOH/g未満になるまで、酸価アッセイによってモニターした。エステル化工程から黄色がかった液体生成物が得られ、エステル化されていない脂肪酸、モノ-、ジ-およびトリエステル化トリエタノールアミンおよび未反応トリエタノールアミンの混合物から本質的になるものであった。
【0129】
四級化
エステル化工程からの生成物828.2g(1.07モルのエステルアミンを含む)を攪拌しながら50〜90℃の温度で加えた127.9グラム(1.01モル)の硫酸ジメチルと反応させた。4時間の消化後、実際にアミン値の完全不存在は、酸/塩基アッセイによって確認された。 合計956.1グラムの最終生成物が得られた。
【0130】
実施例6
エステル化
317.0グラム(1.17モル)の獣脂脂肪酸および317.0グラム(1.17モル)の水素化獣脂脂肪酸を不活性雰囲気中でステンレス鋼製反応器に導入し、次いで脂肪アルコールC
12-14(C
12-OH 70%、C
14-OH 30%)76.3グラム(0.39モル)と共に攪拌しながら155.9グラム(1.05モル)のトリエタノールアミンを加えた。反応の水を除去するために、混合物を160〜180℃で少なくとも4時間加熱した。反応の最終点は、値が2mgKOH/g未満になるまで、酸価アッセイによってモニターした。エステル化工程から黄色がかった液体生成物が得られ、これはエステル化されていない脂肪酸、モノ-、ジ-およびトリエステル化トリエタノールアミンおよび未反応トリエタノールアミンの混合物から本質的になるものであった。
【0131】
四級化
エステル化工程(1.00モルのエステルアミンを含む)から778.5グラムの生成物に撹拌しながら23.7グラム(0.09モル)の獣脂脂肪酸および23.7グラム(0.09モル)の水素化獣脂脂肪酸を加えた。次いで、硫酸ジメチル120.23g(0.95mol)を50〜90℃の温度で撹拌しながら加えた。4時間の消化後、実際のアミン値の完全不存在は、酸/塩基アッセイによって確認された。合計946.0グラムの最終生成物が得られた。
【0132】
2.分析方法
ポテンシオメトリック酸/塩基滴定
アミン塩および遊離脂肪酸の含有量は、KOHを用いた非水性電位差滴定によって測定した。試料を2-プロパノールに溶解した。
【0133】
全アミン値は、氷酢酸中の過塩素酸溶液を用いた非水性電位差滴定によって測定した。
【0134】
非四級化アミン画分に対応する残留アミン値を、全アミン値とアミン塩の合計として計算した。
【0135】
これらの値は全てmgKOH/gとして表される。
【0136】
GLC分析
脂肪酸メチルエステル、脂肪酸脂肪アルコールエステルおよび遊離脂肪アルコールの含量は、GLC分析によって内部標準を用いて測定した。 試料をクロロホルムに溶解した。
【0137】
物理的性質の方法
滴点は、最初の液滴が落下する温度、または底部に直径2.8mmの円形孔を有する標準円筒カップから流出する温度としてキャピラリー法によって測定した。試料を融解し、カップに導入した。それらは低温(-20℃)の冷蔵庫で12〜24時間固化させた(予期した落下点より少なくとも5℃低い初期温度が必要)。サンプルは、その後、滴点に対応する穴を通って流れる時点まで、一定の加熱速度(1℃/分)に供した。
【0138】
溶融粘度は、プレート間隔0.8mmの60mmの鋸歯状の平行板を使用して、5s
-1のせん断速度でRheometer HaakeモデルRS600で70℃で測定した。
【0139】
4. 調製された布地柔軟剤活性組成物の物理化学的特性
実施例のセクションの第1部分に記載されているように調製された布地柔軟剤活性組成物の物理化学的特性は、以下の表1にまとめられている。
【0140】
【表1】
【0141】
実施例2〜6は、本発明の範囲内の布柔軟剤活性組成物に対応し、最大70℃での溶融状態での取り扱いを可能にする60℃未満の滴点を示し、良好な化学的安定性を保証する。同様に、本発明による全ての布地柔軟剤活性組成物は、70℃で中程度の粘度値を示すため、それらは容易に溶融状態で圧送され得る。
【0142】
対応して、実施例1は、本発明の範囲内ではない布地柔軟剤活性組成物を説明し、滴点が60℃以上であるため、これは70℃を超える取扱い温度を要求し、製品の化学的安定性を損なう。したがって、本発明の範囲内の布地柔軟剤活性組成物は、低含量で、または引火性溶媒の不存在下で、かつ同時に、適切な粘度を有する。
【0143】
5.本発明による布地柔軟剤組成物の調製およびそれらの軟化特性の性能評価
布地柔軟剤組成物は、布地柔軟剤活性組成物を水に分散させることによって製造した。
【0144】
表2に示す水性分散液は、4.5%の布地柔軟剤活性組成物および0.1%活性の増粘ポリマー(すなわち、SNFによって製造されたFLOSOFT 222)を含有する。
【0145】
分散プロセスは、ジャケット付きガラス反応器中で60℃の脱イオン水を加熱し、完全に取り込まれるまで攪拌しながら増粘ポリマーを加え、溶融状態(融点より5〜10℃高い温度)で対象の布地柔軟剤活性組成物を加え、20分間に150rpmの速度で分散液を均質化することによって、水性分散液を最終的に25℃〜30℃まで1.0℃/分の速度で冷却し、撹拌を150rpmに維持する。
【0146】
水性分散液の初期粘度は、60rpmでスピンドルナンバー2を使用して、Brookfield粘度計モデルLVを用いて、調製後の24時間に20℃で測定した。
【0147】
布地柔軟剤組成物の軟化性能は、布地柔軟剤活性組成物の対応する水性分散液で処理したテリー綿タオルの片を使用して、専門家パネル(a panel of experts)によって実施された感覚テストによって決定した。
【0148】
布地処理は、連続した洗浄および軟化工程からなり、20HFの硬水で実施した。 これまで洗練されたテリー綿タオルを40℃でヘビーデューティーパウダー洗剤(布地重量の2.7%の用量)で洗浄し、2回すすぎ、スピン乾燥させた。湿ったタオルを25℃で10分間処理し、対応する水性分散液を水で希釈して、布地重量に対して0.12%の布地柔軟剤活性組成物の用量を提供し、浴比が1/10であった。処理した綿タオルを最終的にスピン乾燥し、吊り下げて乾燥させ、制御された大気条件(60%HRおよび20℃)下で24時間静置した。
【0149】
同等の水素化度の標準生成物(比較例C1およびC2)に対して、12人のパネリストによる対での比較により軟化効果を測定した。結果を表2に示す。比較評価は、以下の基準に従って行った。
+ 2:参照よりも柔らかい
+1:参照よりやや柔らかい
0:参照と同じくらい柔らかい
-1:参照より少し硬い
-2:参照よりも硬い
【0150】
【表2】
【0151】
本発明の範囲内の全ての布地柔軟剤活性組成物は、対応する比較例の布地柔軟剤活性組成物より高い粘度値およびより高い軟化効果を提供することが分かる。