【課題を解決するための手段】
【0007】
  本発明は、このような目的を達成するために、エレベータケージ壁面、エレベータドア表面またはエレベータドア横の建物壁面に設けられ、開始ボタンと非常ボタンと階ボタンを含めてエレベータの動作を制御する各種ボタンをディスプレイし、スピーカが内蔵されたモニタM、
  モニタMの上部の左右側に各々位置する2台のピンカメラP1、P2、および
  前記モニタMの各種ボタンの動作、ピンカメラの動作、エレベータの動作を制御する制御部を含み、
  前記制御部は、前記2台のピンカメラP1、P2各々がモニタMの正面に並んで撮像をするようにし、重なる撮像部分でピンカメラP1、P2の撮像角度に基づいてモニタMに平行に間隔をおいた2次元の仮想画面z1、仮想画面z2および仮想画面z3を順に設定し、前記仮想画面z1、仮想画面z2および仮想画面z3のうち、仮想画面z1がモニタに最も近く、仮想画面z3がモニタから最も遠くに形成されるようにし、
  前記制御部は、モニタMに各種ボタンがディスプレイされるようにし、乗客の指を含む作動子が仮想画面z1〜仮想画面z3画面を仮想画面z3、仮想画面z2、仮想画面z1の順にタッチすれば、モニタの各種ボタンのうち選択されたボタンを活性化し、活性化されたボタンに応じてエレベータの動作を制御し、前記作動子が仮想画面z3をタッチすれば、モニタMに基本大きさのカーソルを表示し、作動子が中間位置の仮想画面z2に向かって接近するか否かを判断し、接近すると決定されれば、カーソルの大きさを拡大する、モニタを用いたエレベータの動作制御装置を提供する。
【0008】
  本発明において、モニタMの下段部と上段部に各々児童モード選択ボタン10と標準復帰ボタン20がディスプレイされ、モニタコントローラMCの制御下、児童モード選択ボタン10が作動すれば、モニタの全てのボタンがモニタMの下部にディスプレイされ、何のボタンも作動せずに一定時間が経過するかまたは標準復帰ボタン20が作動すれば、全てのボタンが本来の状態に復帰するようにしてもよい。
【0009】
  また、ピンカメラP1、P2がモニタMの上部に設けられるピンカメラ埋め込みボックス30内に内蔵され、ピンカメラ埋め込みボックス30の開放された下部を通してピンカメラP1、P2が撮像するようにしてもよい。
【0010】
  また、本発明は、
  エレベータケージ壁面、エレベータドア表面またはエレベータドア横の建物壁面に設けられ、エレベータの動作を制御する各種ボタンをディスプレイするモニタM、前記モニタMの上部の左右側に各々位置する2台のピンカメラP1、P2、および前記モニタMの各種ボタンの動作、ピンカメラの動作、エレベータの動作を制御する制御部を含むエレベータの動作制御装置において行われるエレベータの動作制御方法であって、
  前記2台のピンカメラP1、P2各々がモニタMの正面に並んで撮像をするようにし、重なる撮像部分でピンカメラP1、P2の撮像角度に基づいてモニタMに平行に間隔をおいた2次元の仮想画面z1、仮想画面z2および仮想画面z3を順に設定し、前記仮想画面z1、仮想画面z2および仮想画面z3のうち、仮想画面z1がモニタに最も近く、仮想画面z3がモニタから最も遠くに形成されるステップ、
  前記モニタMを介して各種ボタンをディスプレイするステップ、
  前記仮想画面z3が作動子によりタッチされたか否かを判断するステップ、
  前記作動子が仮想画面z3をタッチしたと決定されれば、モニタMに基本大きさのカーソルを表示するステップ、
  前記作動子が中間位置の仮想画面z2に向かって接近するか否かを判断するステップ、
  前記作動子が仮想画面z2に向かって接近しないと決定されれば、仮想画面z3が作動子によりタッチされたか否かを判断するステップに戻り、接近すると決定されれば、カーソルの大きさを拡大するステップ、
  前記作動子が仮想画面z2をタッチし、カーソルが表示された各種ボタンに対して一定大きさ以上重なるボタンがあるか否かを判断して選択ボタンを決定するステップ、
  前記仮想画面z2がタッチされなかったと決定されれば、仮想画面z2に向かって接近するか否かを判断するステップに戻り、タッチされたと決定されれば、前記選択ボタンが拡大されるかまたは所望のグラフィックでディスプレイされるステップ、
  前記作動子が仮想画面z1をタッチしたか否かを判断するステップ、
  前記仮想画面z1がタッチされなかったと決定されれば、カーソルが表示された各種ボタンに対して一定大きさ以上重なるボタンがあるか否かを判断して選択ボタンを決定するステップに戻り、仮想画面z1がタッチされたと決定されれば、前記選択されたボタンを登録するステップ、および
  前記登録されたボタンに該当する動作を実行するステップを含む、エレベータの動作制御方法も提供する。
【0011】
  この方法において、登録されたボタンに該当する動作を実行するステップは、
  作動子がモニタに対して垂直に後退したか否かを判断するステップ、および
  
垂直に後退したと決定されれば、前記登録されたボタンに該当する動作を実行するステップをさらに含んでもよい。
【0012】
  また、登録されたボタンに該当する動作を実行するステップは、
  前記垂直に後退したか否かを判断するステップにおいて
垂直に後退しなかったと決定されれば、作動子が水平に一定距離を動いたか否かを判断するステップ、
  水平に移動したと決定されれば、ボタンの登録を取り消すステップ、および
  再登録要請を前記モニタを介してディスプレイするステップをさらに含んでもよい
【0013】
  本発明に係る動作制御装置がモニタに内蔵されたスピーカをさらに含み、
  前記動作制御方法は、
  前記作動子が仮想画面z3をタッチした後に仮想画面z2に接近すると決定されれば、前記スピーカを介して所定の音声信号が出力されるようにするステップ、
  前記作動子が仮想画面z2をタッチしたと決定されれば、スピーカを介して前記選択されたボタンに該当する階数の音声信号の一部を出力するステップ、および
  前記仮想画面z1をタッチしたと判断されれば、スピーカを介して前記階数の残りの音声信号を出力するステップをさらに含んでもよい。
【0014】
  また、本発明に係る装置がモニタに内蔵されたスピーカをさらに含み、前記制御部は、前記作動子が仮想画面z3をタッチした後に仮想画面z2に接近すると決定されれば、カーソルの大きさを拡大することに加えてスピーカを介して所定の音声信号が出力されるようにし、前記作動子が仮想画面z2をタッチしたと決定されれば、カーソルと一定大きさ以上重なる選択ボタンに該当する階数の音声信号の一部が前記スピーカを介して出力されるようにし、仮想画面z1をタッチしたと判断されれば、スピーカを介して前記階数の残りの音声信号が出力されるようにしてもよい。
【0015】
  また、本発明に係る装置において、
  前記制御部は、モニタの各種ボタンのうち選択されたボタンを活性化した後、活性化されたボタンに応じてエレベータの動作を制御する前に、
  前記作動子がモニタに対して垂直に後退したか否かを判断し、
垂直に後退したと決定されれば、前記活性化されたボタンに該当するエレベータの動作を実行し、
  垂直に後退しなかったと決定されれば、作動子が水平に一定距離を動いたか否かを判断し、水平に移動したと決定されれば、選択されたボタンの活性化を取り消し、再登録要請を前記モニタを介してディスプレイするようにしてもよい。