特許第6671663号(P6671663)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6671663
(24)【登録日】2020年3月6日
(45)【発行日】2020年3月25日
(54)【発明の名称】コマ発射装置
(51)【国際特許分類】
   A63H 1/02 20060101AFI20200316BHJP
   A63H 1/00 20190101ALI20200316BHJP
【FI】
   A63H1/02 Z
   A63H1/00 F
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-203869(P2018-203869)
(22)【出願日】2018年10月30日
【審査請求日】2019年12月3日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000003584
【氏名又は名称】株式会社タカラトミー
(73)【特許権者】
【識別番号】591056846
【氏名又は名称】株式会社東京ユニーク
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】濱 博之
(72)【発明者】
【氏名】前田 竹明
【審査官】 牧 隆志
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3160157(JP,U)
【文献】 特開2018−134184(JP,A)
【文献】 特開2017−108896(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第03012003(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00 − 1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの回転軸の両端に設けられた2つのコマ玩具保持体と、
操作子及び前記回転軸を含み、前記操作子の操作によって作動されて前記回転軸を介して前記2つのコマ玩具保持体を回転させる回転駆動装置と、
いずれか1つの前記コマ玩具保持体に装着されるキャップと、
前記キャップが前記コマ玩具保持体に装着されていないときに前記回転駆動装置内の動作部品及び前記コマ玩具保持体のいずれか1つの部品をロックして前記コマ玩具保持体の回転を阻止し、前記キャップが前記コマ玩具保持体に装着されているときに当該キャップに係合してそのロックを解除する第1ロック機構と、
前記コマ玩具保持体に装着された前記キャップが下側にあるときに当該キャップに係合して前記回転駆動装置内の動作部品及び前記コマ玩具保持体のいずれか1つの部品をロックして前記コマ玩具保持体の回転を阻止し、当該キャップが上側にあるときにそのロックを解除する第2ロック機構と、
を備え
前記第2ロック機構は、前記回転軸に平行な面内で回動するシーソ体を備え、前記シーソ体は、一側のアームが他側のアームよりも軸回りの回転モーメントが大きく設定され重力作用によって回動されるように構成されるとともに、前記他側のアームの位置により、対応の前記部品のロックとロック解除を行うように構成され、前記他側のアームは、前記キャップによる前記シーソ体の回動規制により、対応の前記部品をロックし、前記シーソ体の回動規制解除によりロックを解除することを特徴とするコマ発射装置。
【請求項2】
前記第1ロック機構は、前記回転軸に直交する面内で回動するレバーを備え、前記レバーの位置により、対応の前記部品のロックとロック解除を行うように構成され、前記レバーは、スプリングによって付勢されて、対応の前記部品をロックし、前記コマ玩具保持体に装着される前記キャップにより前記レバーを前記スプリングの付勢力に抗して回動させてロックを解除することを特徴とする請求項1に記載のコマ発射装置。
【請求項3】
前記第1ロック機構で前記操作子をロックすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコマ発射装置。
【請求項4】
前記操作子は前記回転軸に直交する面内で回動する操作レバーから構成されていることを特徴とする請求項3に記載のコマ発射装置。
【請求項5】
前記回転駆動装置は、前記コマ玩具保持体を回転させることで巻き上げられ、前記操作子の操作によって解旋されるゼンマイばねを動力源として備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコマ発射装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコマ発射装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、装置ケースの上下にコマ玩具保持体が設置されたコマ発射装置が知られている。このコマ発射装置では、いずれか一方のコマ玩具保持体にコマ玩具を装着し、操作子を操作することによって回転駆動装置を作動させると、コマ玩具が回転付勢されて発射される。このコマ発射装置では、どちらのコマ玩具保持体にコマ玩具を取り付けるのかによって発射するコマ玩具の回転方向を変えることができる。
【0003】
ところで、このコマ発射装置では、いずれか一方のコマ玩具保持体にコマ玩具を装着し発射させることになるが、操作子を操作したときに、コマ玩具が装着されたコマ玩具保持体だけでなく、コマ玩具が装着されていないコマ玩具保持体も同時に回転することとなる。そのため、コマ玩具が装着されていないコマ玩具保持体が外部の障害物に衝突して破損される虞がある。
そこで、このようなコマ発射装置として、常態で操作子をロックしておき、例えば、一方のコマ玩具保持体にキャップを装着させたときにだけ、ロックが解除されるものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3160157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたコマ発射装置では次のような問題がある。
すなわち、コマ玩具は下方に向けて発射するものであるので、コマ玩具保持体にコマ玩具を装着した後は、コマ玩具を下側にして操作子を操作するのが普通である。
しかしながら、特許文献1に開示されたコマ発射装置では、一方のコマ玩具保持体にコマ玩具を装着した後、そのコマ玩具を上側にして操作子を操作しても、コマ玩具が発射できてしまう。この場合には、コマ玩具が装置ケースからこぼれ落ちてしまい、コマ玩具自体を破損する虞がある。
【0006】
本発明は、誤発射を防止することができるコマ発射装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の手段は、
1つの回転軸の両端に設けられた2つのコマ玩具保持体と、
操作子及び前記回転軸を含み、前記操作子の操作によって作動されて前記回転軸を介して前記2つのコマ玩具保持体を回転させる回転駆動装置と、
いずれか1つの前記コマ玩具保持体に装着されるキャップと、
前記キャップが前記コマ玩具保持体に装着されていないときに前記回転駆動装置内の動作部品及び前記コマ玩具保持体のいずれか1つの部品をロックして前記コマ玩具保持体の回転を阻止し、前記キャップが前記コマ玩具保持体に装着されているときに当該キャップに係合してそのロックを解除する第1ロック機構と、
前記コマ玩具保持体に装着された前記キャップが下側にあるときに当該キャップに係合して前記回転駆動装置内の動作部品及び前記コマ玩具保持体のいずれか1つの部品をロックして前記コマ玩具保持体の回転を阻止し、当該キャップが上側にあるときにそのロックを解除する第2ロック機構と、
を備え
前記第2ロック機構は、前記回転軸に平行な面内で回動するシーソ体を備え、前記シーソ体は、一側のアームが他側のアームよりも軸回りの回転モーメントが大きく設定され重力作用によって回動されるように構成されるとともに、前記他側のアームの位置により、対応の前記部品のロックとロック解除を行うように構成され、前記他側のアームは、前記キャップによる前記シーソ体の回動規制により、対応の前記部品をロックし、前記シーソ体の回動規制解除によりロックを解除することを特徴とするコマ発射装置である。
【0009】
第2の手段は、第1の手段において、前記第1ロック機構は、前記回転軸に直交する面内で回動するレバーを備え、前記レバーの位置により、対応の前記部品のロックとロック解除を行うように構成され、前記レバーは、スプリングによって付勢されて、対応の前記部品をロックし、前記コマ玩具保持体に装着される前記キャップにより前記レバーを前記スプリングの付勢力に抗して回動させてロックを解除することを特徴とする。
【0010】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段において、前記第1ロック機構で前記操作子をロックすることを特徴とする。
【0011】
第4の手段は、第3の手段において、前記操作子は前記回転軸に直交する面内で回動する操作レバーから構成されていることを特徴とする。
【0012】
第5の手段は、第1の手段〜第4の手段のいずれか一の手段において、前記回転駆動装置は、前記コマ玩具保持体を回転させることで巻き上げられ、前記操作子の操作によって解旋されるゼンマイばねを動力源として備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
第1の手段〜第5の手段のいずれか一の手段によれば、いずれかのコマ玩具保持体にキャップを装着しないと操作子が操作できない。また、いずれかのコマ玩具保持体にキャップを装着しても、装着したキャップが下側であると操作子が操作できない。このことは、コマ玩具を下側にした状態でなければコマ玩具が発射できないことを意味している。この結果、コマ玩具の誤発射を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明に係るコマ発射装置の一実施形態を示した斜視図である
図2】コマ発射装置の分解斜視図である。
図3】コマ発射装置の各部品を組み付けた状態の斜視図である。
図4】第1ロック機構を示した平面図である。
図5】第2ロック機構を示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明のコマ発射装置を図面に示した実施形態に基づいて説明する。
【0016】
《全体構成》
本実施形態のコマ発射装置は、図1に示すように、装置ケース1の相反する方向を向く面にコマ玩具保持体2,3を備えている。各コマ玩具保持体にはコマ玩具50を装着できる。すなわち、コマ玩具50の上面の弧状スリット51にコマ玩具保持体2,3のフォーク2a,2bを差し込む。このフォーク2a,2bを弧状スリットの一端の幅狭部51aに係止する。
このコマ玩具保持体2,3は、図2に示すように、リミッタ4,5を介して回転軸6の両端に配設されている。この発射装置によれば、コマ玩具保持体2,3のいずれか1つにコマ玩具50を装着させ、コマ玩具50を下側にして、操作レバー7を操作すると、回転駆動装置10が作動し、コマ玩具50を回転させながら発射させることができる。すなわち、操作レバー7を操作すると、回転駆動装置10が一時的に作動して停止する。その際、コマ玩具50は慣性によって尚も回転するが、フォーク2a,2bが止まり弧状スリット51の一端の幅広部51bに至り、コマ玩具の係止が解除される。これにより、コマ玩具50が発射される。
なお、コマ玩具保持体2にコマ玩具50を装着するか、コマ玩具保持体3にコマ玩具50を装着するかによって、発射されるコマ玩具50の回転方向を変えることができる。また、コマ玩具50を装着しない側のコマ玩具保持体にはキャップ8が被せられる。
【0017】
《細部構成》
1.操作レバー7について
操作レバー7は回転駆動装置10の作動のトリガとなるもので、指で操作できるように構成されている。
操作レバー7は装置ケース1に軸7bを介して取り付けられ、回転軸6に直交する面内で回動可能となっている。この操作レバー7は、後述のレバー14と装置ケース1の固定部との間に掛けられたスプリング25(図2参照)によって、レバー14の他端14bが圧接されることによって初期位置に向けて付勢されており、操作レバー7の操作は、スプリング25の付勢力に抗してなされる。
【0018】
2.回転駆動装置10について
回転駆動装置10は、回転軸6の両端に取り付けられたコマ玩具保持体2,3に回転力を付与するためのものであり、回転軸6や上記操作レバー7も回転駆動装置10の動作部品を構成している。
回転駆動装置10は、動力源であるゼンマイばね11を備えている。ゼンマイばね11は、装置ケース1内に形成された円筒状のばね収容部1aに収容されている。このゼンマイばね11は一端が回転軸6に係止され、他端がばね収容部1aに係止されている。したがって、回転軸6が一方向に回転するとゼンマイばね11が巻き上げられる。また、巻き上げられたゼンマイばね11は、回転軸6が他方向に回転すると解旋される。
【0019】
また、回転駆動装置10はラチェット機構13を備えている。ラチェット機構13は、ゼンマイばね11を徐々に巻き上げるために使用されている。
回転軸6には円板12が固定して設けられている。円板12の上面には、ラチェット機構13の一方を構成するラチェット歯13aが形成されている。一方、装置ケース1には軸14aによってレバー14が取り付けられている。レバー14の一端には、ラチェット機構13の他方を構成するラチェット爪13bが形成されている。そして、図3に示すように、ラチェット爪13bはスプリング25によってラチェット歯13aに噛合状態に維持されている。
【0020】
さらに、レバー14の他端14bは操作レバー7に対向設置され、操作レバー7を操作したとき、その操作レバー7でレバー14を作動させてラチェット爪13bとラチェット歯13aとの噛合を解除する。
【0021】
3.キャップ8について
キャップ8は、コマ玩具保持体2,3の一方に装着されて、後述の第1ロック機構20や第2ロック機構30による操作レバー7のロックを解除するものである。
キャップ8は、下端周面に下方に突出する爪8aを2つ備えている。爪8aはキャップ8の中心軸に対して対象の位置に設けられている。
キャップ8はフレキシブル帯8bを備えている。フレキシブル帯8bの先端にはボール状係合部8cが形成されている。そして、このキャップ8は、ボール状係合部8cを装置ケース1の側壁に形成した弧状孔1bに陥入させることによって保持されている。このキャップ8は上下で反転させることができるとともに、回転軸6を中心に所定方向に回転させることができる。これによって、キャップ8を上下のコマ玩具保持体2,3に選択的に装着することができる。また、爪8aを装置ケース1に形成した矩形孔1cに挿嵌させ、回転軸6を中心にキャップ8を所定方向に回転させることによって、装置ケース1に係止させることができる。このような構造とするため、装置ケース1には、矩形孔1cに連なる弧状スリット1dが形成されている。
【0022】
4.第1ロック機構20について
第1ロック機構20は、キャップ8がコマ玩具保持体2,3のいずれにも装着されていないときに操作レバー7をロックし、キャップ8がコマ玩具保持体2,3のいずれかに装着されているときにはキャップ8に係合してそのロックを解除する。
第1ロック機構20は、図4に示すように、軸21aによって支持され回転軸6に対して垂直な面内で回動するレバー21を備えている。レバー21は、スプリング22によって付勢され、常態では、自由端部21bが操作レバー7の先端部7aに当接されて操作レバー7をロックする。そして、このレバー21は、キャップ8の爪8aを装置ケース1の矩形孔1bに挿嵌させ、回転軸6を中心にキャップ8を所定方向に回転させる際に、爪8aが角部21cに摺接してスプリング22の付勢力に抗して回動され、自由端部21bが操作レバー7の先端部7aから離れてロックが解除される。
【0023】
5.第2ロック機構30について
第2ロック機構30は、コマ玩具保持体2,3のいずれかに装着されたキャップ8が下側にあるときにキャップ8に係合して操作レバー7をロックし、当該キャップ8が上側にあるときにはロックを解除する。
第2ロック機構30は、図5(A),(B)に示すように、軸32によって支持され回転軸6に対して平行な面内で回動するシーソ体31を備えている。
シーソ体31は、軸32に対してアーム31aの軸回りのモーメントの方がアーム31bのそれよりも大きくなるように設定されている。そして、シーソ体31は、コマ玩具保持体2,3にキャップ8が装着されていない状態でコマ玩具保持体2,3を上下に位置させたときには、重力によって、アーム31aの先端が下動し、アーム31bの先端が上動するように回動する。この状態では、アーム31bの先端部が操作レバー7の突起7cの移動域から離脱してロックを解除する(図5(B)参照)。一方、シーソ体31は、コマ玩具保持体2,3にキャップ8が装着されている側のコマ玩具保持体2又は3を下側にしたときには、アーム31aの先端の下動がキャップ8の爪8aによって途中で阻止され、アーム31bの先端が操作レバー7の突起7bの移動域に位置して操作レバー7をロックする(図5(A)参照)。また、シーソ体31は、コマ玩具保持体2,3にキャップ8が装着されている側のコマ玩具保持体2又は3を上側にしたときには、アーム31aの先端の下動がキャップ8の爪8aによって途中で阻止されないので、アーム31bの先端部が操作レバー7の突起7cの移動域から離脱してロックを解除する。
【0024】
《実施形態の作用及び効果》
本実施形態のコマ発射装置によれば、コマ玩具保持体2,3のいずれかを回転すれば、ゼンマイばね11が巻き上げられる。
また、コマ玩具保持体2,3の一方にコマ玩具50を装着し、他方にキャップ8をする。すると、キャップ8の爪8aによってレバー21がスプリング22の付勢力に抗して回動され、レバー21の自由端部21bが操作レバー7の先端部7aから離脱されて第1ロック機構20のロックが解除される。
【0025】
また、コマ玩具保持体2又は3に装着されたコマ玩具50を下側にすると、シーソ体31が重力によって回動され、それによってアーム31aが下動し他方の端部1bが操作レバー7の回動域から離脱されてロックが解除される。これによって、第2ロック機構30のロックが解除される。
したがって、操作レバー7を操作すれば、コマ玩具を発射することができる。
なお、コマ玩具50を上方に向けた状態では、シーソ体31の回動がキャップ80の爪8aによって阻止されるため、第2のロック手段30のロックは解除されない。
したがって、操作レバー7の操作はできず、コマ玩具50が誤発射されることはない。
【0026】
《発明の変形例》
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、回転駆動装置10の動力源としてゼンマイばね11を用いたが、モータを用いる場合にも適用できる。また、常態でゼンマイばねによって回転体に巻回された紐(操作子)を引くことによって回転軸を介してコマ玩具保持体を回転させるものにも適用できる。さらには、ラックベルト(操作子)によってピニオン及び回転軸を含む回転駆動装置を作動させてコマ玩具保持体を回転させるものにも適用できる。また、ロックする部品は、直線運動する部品であってもよい。
【符号の説明】
【0027】
1 装置ケース
1a ばね収容部
2,3 コマ玩具保持体
6 回転軸
7 操作レバー
8 キャップ
11 ゼンマイばね
13 ラチェット機構
14 レバー
20 第1ロック機構
21 レバー
30 第2ロック機構
31 シーソ体
31a,31b アーム
【要約】
【課題】コマ玩具を上方に向けて発射する虞のないコマ発射装置を提供すること。
【解決手段】1つの回転軸6の両端に設けられた2つのコマ玩具保持体2,3と、操作子7及び回転軸6を含み、回転軸6介して2つのコマ玩具保持体2,3を回転させる回転駆動装置10と、いずれか1つのコマ玩具保持体2又は3に装着されるキャップ8と、キャップ8がコマ玩具保持体2又は3に装着されていないときに例えば操作子7をロックし、キャップ8がコマ玩具保持体2又は3に装着されているときにキャップ8に係合してそのロックを解除する第1ロック機構20と、コマ玩具保持体2又は3に装着されたキャップ8が下側にあるときにキャップ8に係合して例えば操作子7をロックし、キャップ8が上側にあるときにそのロックを解除する第2ロック機構30と、を備えている。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4
図5