特許第6671738号(P6671738)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6671738記念品作成システム、記念品作成プログラムおよび記念品作成方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6671738
(24)【登録日】2020年3月6日
(45)【発行日】2020年3月25日
(54)【発明の名称】記念品作成システム、記念品作成プログラムおよび記念品作成方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20200316BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20200316BHJP
【FI】
   G06Q50/10
   G06F3/12
【請求項の数】13
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2019-148044(P2019-148044)
(22)【出願日】2019年8月9日
【審査請求日】2019年8月9日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成30年11月20日にウェブサイト(http://www.totsukitoka−apps.com/book/,https://play.google.com/store/apps/details?id=com.amanefactory.totsukitoka&hl=JA,https://apps.apple.com/JA/app/id995864179)にて公開
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517156171
【氏名又は名称】アマネファクトリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(74)【代理人】
【識別番号】100196313
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 大輔
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 慶武
(72)【発明者】
【氏名】谷本 純
【審査官】 今井 悠太
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−281623(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3059304(JP,U)
【文献】 特開2009−025877(JP,A)
【文献】 特開平11−259477(JP,A)
【文献】 特開2003−058749(JP,A)
【文献】 アマネファクトリー株式会社,英語・中国語版のローカライズアプリを2月4日に提供開始 妊娠記録・妊娠日記アプリ「トツキトオカ」,オンライン,2016年 2月 8日,第1−6頁,[検索日2019年12月6日],URL,https://www.atpress.ne.jp/news/85579
【文献】 モカ,6ヶ月に入りました。,オンライン,2018年 2月11日,第1−2頁,[検索日2019年12月6日],URL,https://ameblo.jp/ippozutu-arukou/entry-12351884726.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G06F 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品として、複数のページによって構成されるブックを作成するための記念品作成システムであって、
妊娠中の記録を示し、少なくとも分冊可能位置を指定する分冊位置情報を含む日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録手段と、
前記日記情報に基づく日記オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置手段と、
前記配置情報に基づいて決定される前記ブックのページ数が、事前に設定される1冊あたりの上限ページ数を上回る場合に、前記ブックのページ数及び前記上限ページ数に基づいて分冊数を決定し、前記ブックのページ数及び前記分冊数に基づいて決定される分冊位置候補と、前記分冊位置情報と、に基づき、前記分冊位置候補の近傍の前記分冊可能位置を、分冊位置として決定することで前記ブックを複数に分ける分冊処理を行う分冊手段と、を備える記念品作成システム。
【請求項2】
妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品を作成するための記念品作成システムであって、
妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録手段と、
少なくとも出産日を含む出産に関する出産情報の入力を受け付けてデータベースに格納する出産情報受付手段と、
出産に至らずに妊娠が中断された場合にその日を示す妊娠停止日の入力を受け付ける停止情報受付手段と、
前記日記情報に基づく日記オブジェクト及び前記出産情報に基づく出産オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクト及び出産オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置手段と、を備え
前記配置手段は、前記妊娠停止日が入力された場合に、前記記念品において前記出産オブジェクトを配置せず、前記妊娠停止日までの前記日記オブジェクトを配置する記念品作成システム。
【請求項3】
前記出産情報は、出産時刻を更に含み、
前記出産情報受付手段は、複数の胎児のそれぞれについて前記出産情報の入力を受け付けてデータベースに格納し、
前記配置手段は、前記記念品における、前記複数の胎児のそれぞれに関する前記出産オブジェクトの配置を決定して前記配置情報を送信する、請求項に記載の記念品作成システム。
【請求項4】
前記配置手段は、前記出産情報受付手段が前記出産情報の入力を受け付けたことを契機として、妊娠0日目から前記出産日までの前記日記情報に基づいて、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して前記配置情報を送信する、請求項2又は請求項3に記載の記念品作成システム。
【請求項5】
前記日記情報は、妊娠期間における母親の日記及び父親の日記の情報を含み、
前記配置手段は、前記母親の日記及び父親の日記を日付順に配置し、同日の日記がある場合には、前記母親の日記を先に配置する、請求項1〜の何れかに記載の記念品作成システム。
【請求項6】
前記日記記録手段は、日毎の日記として少なくとも文字及び画像のいずれかの入力を受け付けて前記日記情報としてデータベースに格納し、
前記配置手段は、前記日毎の日記における画像の有無に応じて、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定する、請求項1〜の何れかに記載の記念品作成システム。
【請求項7】
前記日記情報に含まれる文字に基づいて、日記の言語を特定し、前記日記オブジェクトとして表示される文字のフォントとして、前記日記の言語に対応したフォントを選択する、言語特定手段を更に備える、請求項に記載の記念品作成システム。
【請求項8】
前記記念品は、複数のページによって構成されるブックであり、
前記配置手段は、前記日毎の日記に文字及び画像の両方が含まれる場合に、前記日記情報に含まれる文字の量に基づいて、前記日毎の日記における文字に基づく文書オブジェクトと、前記日毎の日記における画像に基づく画像オブジェクトと、を同一ページに配置するか否かを決定する、請求項又は請求項に記載の記念品作成システム。
【請求項9】
妊娠中の母親の体重を含む、母親の体調を示す体調記録の入力を受け付けてデータベースに格納する体調記録手段を更に備え、
前記配置手段は、前記母親の体重を前記記念品に配置するか否かの選択を受け付けて、
配置することが選択された場合には、前記日記オブジェクトとともに前記母親の体重に基づく体重オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記体重オブジェクトの配置を決定して前記配置情報を送信する一方、
配置しないことが選択された場合には、前記記念品において前記母親の体重を特定できるオブジェクトを配置しない、請求項1〜の何れかに記載の記念品作成システム。
【請求項10】
妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品として、複数のページによって構成されるブックを作成するための記念品作成プログラムであって、コンピュータを、
妊娠中の記録を示し、少なくとも分冊可能位置を指定する分冊位置情報を含む日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録手段と、
前記日記情報に基づく日記オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置手段と、
前記配置情報に基づいて決定される前記ブックのページ数が、事前に設定される1冊あたりの上限ページ数を上回る場合に、前記ブックのページ数及び前記上限ページ数に基づいて分冊数を決定し、前記ブックのページ数及び前記分冊数に基づいて決定される分冊位置候補と、前記分冊位置情報と、に基づき、前記分冊位置候補の近傍の前記分冊可能位置を、分冊位置として決定することで前記ブックを複数に分ける分冊処理を行う分冊手段と、として機能させる記念品作成プログラム。
【請求項11】
妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品を作成するための記念品作成プログラムであって、コンピュータを、
妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録手段と、
少なくとも出産日を含む出産に関する出産情報の入力を受け付けてデータベースに格納する出産情報受付手段と、
出産に至らずに妊娠が中断された場合にその日を示す妊娠停止日の入力を受け付ける停止情報受付手段と、
前記日記情報に基づく日記オブジェクト及び前記出産情報に基づく出産オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクト及び出産オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置手段と、として機能させ
前記配置手段は、前記妊娠停止日が入力された場合に、前記記念品において前記出産オブジェクトを配置せず、前記妊娠停止日までの前記日記オブジェクトを配置する記念品作成プログラム。
【請求項12】
妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品として、複数のページによって構成されるブックを作成するための記念品作成方法であって、コンピュータが、
妊娠中の記録を示し、少なくとも分冊可能位置を指定する分冊位置情報を含む日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録ステップと、
前記日記情報に基づく日記オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置ステップと、
前記配置情報に基づいて決定される前記ブックのページ数が、事前に設定される1冊あたりの上限ページ数を上回る場合に、前記ブックのページ数及び前記上限ページ数に基づいて分冊数を決定し、前記ブックのページ数及び前記分冊数に基づいて決定される分冊位置候補と、前記分冊位置情報と、に基づき、前記分冊位置候補の近傍の前記分冊可能位置を、分冊位置として決定することで前記ブックを複数に分ける分冊処理を行う分冊ステップと、を実行する記念品作成方法。
【請求項13】
妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品を作成するための記念品作成方法であって、コンピュータが、
妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録ステップと、
少なくとも出産日を含む出産に関する出産情報の入力を受け付けてデータベースに格納する出産情報受付ステップと、
出産に至らずに妊娠が中断された場合にその日を示す妊娠停止日の入力を受け付ける停止情報受付ステップと、
前記日記情報に基づく日記オブジェクト及び前記出産情報に基づく出産オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクト及び出産オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置ステップと、を実行し、
前記配置ステップでは、前記妊娠停止日が入力された場合に、前記記念品において前記出産オブジェクトを配置せず、前記妊娠停止日までの前記日記オブジェクトを配置する記念品作成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記念品作成システム、記念品作成プログラムおよび記念品作成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
個人の活動や家族の思い出等について、アルバムや日記等を記念品として残すことが従来から行われている。近年では、このような記録を電子的に管理する技術が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、カップルのプロフィールやウェディングダイアリーの入力及び記録を行い、ウェブ版ウェディングブックの管理をするとともに、ブック形態のウェディングブックを出力することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−246760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような記念品としては、結婚の思い出以外にも出産や子育ての思い出について記録を残したいという要望があった。特に妊娠中や出産時の記録については、家族で振り返ったり生まれた子どもに話したりする機会があり、記念品として残すことに対して大きな需要があったが、従来は妊娠中の記録に基づく記念品を作成できるシステムは知られていなかった。
【0006】
上記のような現状に鑑みて、本発明は、妊娠や出産に関する日記に基づく記念品の作成を支援することができる、新規な記念品作成システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品を作成するための記念品作成システムであって、妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録手段と、前記日記情報に基づく日記オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置手段と、を備える。
【0008】
このような構成とすることで、妊娠中の記録に基づく表示を含む記念品を作成する為の情報を出力することができる。
【0009】
本発明の好ましい形態では、前記記念品は、複数のページによって構成されるブックであり、前記配置情報に基づいて決定される前記ブックのページ数が、事前に設定される1冊あたりの上限ページ数を上回る場合に、前記ブックを複数に分ける分冊処理を行う分冊手段を更に備え、前記日記情報は、分冊可能位置を指定する分冊位置情報を含み、前記分冊手段は、前記分冊処理において、前記分冊位置情報に基づいて分冊位置を決定する。
このような構成とすることで、1冊のブックとして出力できるページ数に上限がある場合にも、出力する内容を削ることなく、複数のブックに分冊して全ての範囲を出力することができる。また、分冊可能位置を指定する分冊位置情報に基づいて分冊位置を決定することにより、例えば1日の日記の途中で分冊されてしまう等の不都合を避けることができる。
【0010】
本発明の好ましい形態では、前記分冊手段は、前記分冊処理において、前記ブックのページ数及び前記上限ページ数に基づいて分冊数を決定し、前記ブックのページ数及び前記分冊数に基づいて決定される分冊位置候補と、前記分冊位置情報と、に基づき、前記分冊位置候補の近傍の前記分冊可能位置を、前記分冊位置として決定する。
このような構成とすることで、例えばブックのページ数を分冊数で割ることで分冊位置候補を決定すれば、複数に分かれた各ブックのページ数を均等に近づけることができる。
【0011】
本発明の好ましい形態では、前記日記情報は、妊娠期間における母親の日記及び父親の日記の情報を含み、前記配置手段は、前記母親の日記及び父親の日記を日付順に配置し、同日の日記がある場合には、前記母親の日記を先に配置する。
このような構成とすることで、母親の日記及び父親の日記を、記念品において日付順に確認することができる。
【0012】
本発明の好ましい形態では、少なくとも出産日を含む出産に関する出産情報の入力を受け付けてデータベースに格納する出産情報受付手段を更に備え、前記配置手段は、前記日記オブジェクトとともに前記出産情報に基づく出産オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記出産オブジェクトの配置を決定して前記配置情報を送信する。
このような構成とすることで、出産日を含む出産に関する情報に基づく表示を含む記念品を作成することができる。
【0013】
本発明の好ましい形態では、前記出産情報は、出産時刻を更に含み、前記出産情報受付手段は、複数の胎児のそれぞれについて前記出産情報の入力を受け付けてデータベースに格納し、前記配置手段は、前記記念品における、前記複数の胎児のそれぞれに関する前記出産オブジェクトの配置を決定して前記配置情報を送信する。
多胎児の場合、母親はひとりであるため妊娠中の日記情報は重複することが普通であるが、出産時刻は異なる。上記のような構成によれば、このような多胎児についても、それぞれの子どもについての出産情報を表示する記念品を作成することができる。
【0014】
本発明の好ましい形態では、出産に至らずに妊娠が中断された場合にその日を示す妊娠停止日の入力を受け付ける停止情報受付手段を更に備え、前記配置手段は、前記妊娠停止日が入力された場合に、前記記念品において前記出産オブジェクトを配置せず、前記妊娠停止日までの前記日記オブジェクトを配置する。
このような構成とすることで、妊娠が中断された場合にも好適に記念品を作成することができる。
【0015】
本発明の好ましい形態では、前記配置手段は、前記出産情報受付手段が前記出産情報の入力を受け付けたことを契機として、妊娠0日目から前記出産日までの前記日記情報に基づいて、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して前記配置情報を送信する。
このような構成とすることで、出産情報の入力により配置情報が送信されるため、記念品の作成をスムーズに行うことができる。例えば記念品の作成を希望する入力を受け付けてから日記オブジェクトの配置等を行う場合には、日記オブジェクトの配置決定等の処理を待たなければならないのに対し、出産情報の入力を契機として配置情報を送信することで、記念品の作成を希望する入力を受け付けてすぐに記念品を作成することができる。
【0016】
本発明の好ましい形態では、前記日記記録手段は、日毎の日記として少なくとも文字及び画像のいずれかの入力を受け付けて前記日記情報としてデータベースに格納し、前記配置手段は、前記日毎の日記における画像の有無に応じて、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定する。
このような構成とすることで、例えば、画像が含まれる日記については大きく画像を表示する一方、画像が含まれない日記について、不要な余白が含まれないように配置を決定することができる。
【0017】
本発明の好ましい形態では、前記日記情報に含まれる文字に基づいて、日記の言語を特定し、前記日記オブジェクトとして表示される文字のフォントとして、前記日記の言語に対応したフォントを選択する、言語特定手段を更に備える。
このような構成とすることで、例えば母親と父親で異なる言語によって日記情報を入力した場合等にも、それぞれの言語に適応したフォントを選択し、記念品において適切に日記オブジェクトを配置することができる。
【0018】
本発明の好ましい形態では、前記記念品は、複数のページによって構成されるブックであり、前記配置手段は、前記日毎の日記に文字及び画像の両方が含まれる場合に、前記日記情報に含まれる文字の量に基づいて、前記日毎の日記における文字に基づく文書オブジェクトと、前記日毎の日記における画像に基づく画像オブジェクトと、を同一ページに配置するか否かを決定する。
このような構成とすることで、不要な余白の発生やページ数の増加を低減することができる。
【0019】
本発明の好ましい形態では、妊娠中の母親の体重を含む、母親の体調を示す体調記録の入力を受け付けてデータベースに格納する体調記録手段を更に備え、前記配置手段は、前記母親の体重を前記記念品に配置するか否かの選択を受け付けて、配置することが選択された場合には、前記日記オブジェクトとともに前記母親の体重に基づく体重オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記体重オブジェクトの配置を決定して前記配置情報を送信する一方、配置しないことが選択された場合には、前記記念品において前記母親の体重を特定できるオブジェクトを配置しない。
このような構成とすることで、利用者が妊娠中の記録として体重の表示を望む場合には記念品において体重オブジェクトを表示する一方、体重の表示を望まない場合には、母親の体重が特定できる情報を排除して記念品を作成することができる。
【0020】
上記課題を解決するために、本発明は、妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品を作成するための記念品作成プログラムであって、コンピュータを、妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録手段と、前記日記情報に基づく日記オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置手段と、として機能させる。
【0021】
上記課題を解決するために、本発明は、妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品を作成するための記念品作成方法であって、妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録ステップと、前記日記情報に基づく日記オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置ステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、妊娠や出産に関する日記に基づく記念品の作成を支援することができる、新規な記念品作成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施形態における記念品作成システムの機能ブロック図である。
図2】本発明の実施形態における記念品作成システムのデータベースが記憶する情報の一例を示す図である。
図3】本発明の実施形態における記念品作成システムの記念品作成に係る処理フローチャートである。
図4】本発明の実施形態における記念品作成システムの分冊処理の処理フローチャートである。
図5】本発明の実施形態における日記オブジェクトの配置例を示す図である。
図6】本発明の実施形態における画像がない日記についての日記オブジェクトの配置例を示す図である。
図7】本発明の実施形態における体調記録オブジェクトの配置例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を用いて、本発明の記念品作成システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
【0025】
例えば、本実施形態では記念品作成システムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム等も、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
【0026】
本実施形態では、母親や父親が利用者として本発明に係る記念品作成システムを利用する。特に本実施形態では、母親と父親それぞれの登録情報を連携し、妊娠や子どもに関する情報を互いに共有できる。
【0027】
本発明において記念品とは、妊娠中の記録に基づいた表示を含む任意の物品を指す。本発明における記念品は、例えば妊娠中の記録を表示するメダルや、ブック(冊子)等を含む。本実施形態では特に、記念品作成システムを用いて妊娠中の日記を印刷したブックを作成する場合について例示する。
【0028】
本発明では、妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付ける。本実施形態における日記情報とは、妊娠期間を含む時期における母親又は父親の日記に関する情報である。より具体的には、母親又は父親が日々の日記を文書や画像によって入力し、その一連の日記に関する情報を、本実施形態において日記情報と表現する。特に本実施形態では、日付に対応付けられた文字や画像の情報及び日記の記録者(特に母親又は父親)の情報等が、日記情報に含まれる。
【0029】
また日記オブジェクトとは、記念品における日記情報に基づいて表示されるオブジェクトを指す。本実施形態では、日記オブジェクトとして、日記情報に基づく文書オブジェクトや画像オブジェクト等が含まれる。なお、本実施形態では、日記オブジェクト以外にも出産情報に基づく出産オブジェクトや、母親の体重に関する情報に基づく体重オブジェクト等の各種のオブジェクトが記念品に配置される。本実施形態では、記念品に配置されるこれらの表示を総合して「オブジェクト」と表現する。
【0030】
本発明において配置情報とは、記念品における日記オブジェクトの配置を示す情報である。特に本実施形態では、記念品であるブックの各ページにおける各種のオブジェクトの配置を示す情報を指す。
【0031】
また、本発明において分冊位置とは、記念品であるブックが複数に分かれる場合、その分け目の位置のことを指す。例えば2冊のブックに分かれる場合、1冊目の最終ページと2冊目の最初のページの境目が分冊位置となる。本実施形態では分冊位置とすることができる位置には制限が設けられており、以下においては分冊位置とすることができる位置のことを分冊可能位置と呼び、分冊可能位置を示す情報のことを分冊位置情報と定義する。
【0032】
図1は、本実施形態における記念品作成システムの機能ブロック図である。ここに示すように、本実施形態における記念品作成システムは、サーバ装置1と、利用者端末2と、データベースDBと、がネットワークNWを介して通信可能に構成される。なお、ここでは利用者端末2を1つだけ示したが、本実施形態では複数の利用者にそれぞれ利用される複数の利用者端末2が存在し、そのそれぞれがサーバ装置1と通信可能に構成される。また、複数のコンピュータ装置を協働させてサーバ装置1として機能させてもよい。
【0033】
サーバ装置1としては、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の演算装置、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段を含む種々の入出力装置等を備えた、サーバ装置等の一般的なコンピュータ装置を利用することができる。
【0034】
サーバ装置1は、日記記録手段11と、体調記録手段12と、配置手段13と、分冊手段14と、出産情報受付手段15と、停止情報受付手段16と、言語特定手段17と、を備える。
【0035】
日記記録手段11は、妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付けてデータベースDBに格納する。本実施形態では、利用者端末2を介して、日付の指定とともに文字や画像の入力を受け付け、入力した利用者に紐づけてデータベースDBに格納する。
【0036】
体調記録手段12は、妊娠中の母親の体重を含む、母親の体調を示す体調記録の入力を受け付けてデータベースDBに格納する。本実施形態では、体調記録手段12が、母親の体調記録として、体重、気分、体調及びメモの入力を受け付ける。また本実施形態では、体調記録手段12は、体調記録とともに、父親への伝言の入力を受け付ける。なお、気分及び体調は、複数の選択肢から単一選択方式又は複数選択方式で選択される。
【0037】
配置手段13は、記念品における日記オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する。本実施形態では配置手段13が配置情報をデータベースDBに送信して記憶したり、配置情報を分冊手段14に送信して分冊位置の決定に用いたりする。また本実施形態では、配置手段13は日記オブジェクト以外にも各種のオブジェクトを記念品に配置して、その配置を示す配置情報を送信する。
【0038】
分冊手段14は、配置情報に基づいて決定されるブックのページ数が、事前に設定される1冊あたりの上限ページ数を上回る場合に、ブックを複数に分ける分冊処理を行う。ここで上限ページ数とは、1冊のブックに収録できるページ数の上限である。本実施形態では、分冊手段14は、まず配置情報に基づいて決定されるブックのページ数を上限ページ数で割った商を切り上げた値を分冊数として決定し、次にブックのページ数を分冊数で割ることにより、1冊あたりのページ数の目安を算出して分冊位置候補を決定する。そして、分冊手段14は、分冊位置情報に基づいて、分冊位置候補の最近傍の分冊可能位置を分冊位置として決定する。
【0039】
出産情報受付手段15は、少なくとも出産日を含む出産に関する出産情報の入力を受け付けてデータベースDBに格納する。本実施形態では、子どもの名前、出産日時、分娩の所要時間、分娩の種類、出産場所(病院名、医師名及び助産師名)等が受け付けられ、データベースDBに格納される。出産情報受付手段15が受け付けた情報は、出産オブジェクトの表示に用いられる。ここで本実施形態では、出産情報受付手段15は複数の子どもがいる場合には子どもごとに出産情報の入力を受け付ける。これにより、多胎児の場合にも、それぞれの子どもの出産情報に基づいて、記念品において複数の出産オブジェクトを配置することができる。
【0040】
停止情報受付手段16は、出産に至らずに妊娠が中断された場合にその日を示す妊娠停止日の入力を受け付けてデータベースDBに格納する。妊娠停止日が入力された場合には、配置手段は、出産オブジェクトを配置せず、妊娠停止日までの日記オブジェクトを記念品に配置する。例えば流産等の残念な結果になってしまった人も、妊娠期の記録を記念品として残したいということがある。本実施形態では、停止情報受付手段16が妊娠停止日の入力を受け付けて登録することにより、妊娠停止日までの日記オブジェクトを配置した記念品の作成を支援することができる。
【0041】
言語特定手段17は、日記情報に含まれる文字に基づいて日記の言語を特定し、日記オブジェクトとして表示される文字のフォントとして、日記の言語に対応したフォントを選択する。例えば母親と父親の使う言語がそれぞれ異なる場合、母親の日記と父親の日記とはそれぞれ異なる言語で記載されることがある。このような場合、各言語に対応したフォントを選択しなければ、文字を適切に表示することができない。これに対し本実施形態では、言語特定手段17が日記情報に含まれる文字に基づいて日記の言語を特定してフォントを選択するため、言語を個別に選択しなくても、それぞれの言語を適切に表示することができる。
【0042】
利用者端末2は利用者によって使用され、本実施形態では、母親の利用者端末2と父親の利用者端末2がそれぞれ別に存在することを想定する。利用者端末2としては、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段や、種々の入出力装置等を備えた、一般的なコンピュータ装置を利用することができる。本実施形態では、スマートフォンやタブレット端末等を利用する場合を想定するが、この他にも例えばPC(Personal Computer)等のような任意のコンピュータ装置を利用者端末2として用いてよい。
【0043】
図2は、本実施形態においてデータベースDBが記憶する各種の情報の一例を示す図である。データベースDBは、利用者に関する利用者情報に加え、日記情報、子ども情報、体調記録、健診記録、出産情報等の各種の情報を記録する。
【0044】
日記情報としては、日記ごとに、日毎の日記を特定する日記IDと、日記を記録した利用者を特定する利用者IDと、日付と、文字及び画像と、を含む。また、本実施形態では日毎の日記の境目を分冊可能位置とし、日毎の日記の始点又は終点を指定する分冊位置情報を日記情報として記憶することで、1日の日記の途中で分冊されることを防ぐことができる。
【0045】
また、データベースDBは、体調記録として、日付、気分、体調及び母親の体重を、利用者IDに紐づけて記憶する。更に、健診記録として、健診日、血圧及び母親の体重やその他の健診項目を、利用者及び子どもに紐づけて記憶する。このように、体調記録及び健診記録は、母親の体重を含んでいる。このような各種の情報に基づいてオブジェクトが決定され、記念品に配置される。
【0046】
図3は、本実施形態における記念品作成システムによる、記念品作成に係る処理フローチャートである。まずステップS11において、出産情報受付手段15又は停止情報受付手段16が、出産情報又は停止情報の入力を受け付ける。なお、本実施形態では、記念品の作成には出産情報又は停止情報の入力を必須とするが、出産情報や停止情報の入力が無くても(妊娠の途中までしか記録されていない場合であっても)記念品を作成できるようにしてもよい。
【0047】
次にステップS12に進み、配置手段13が子どもの指定とともに日記の期間を指定する入力を受け付ける。本実施形態では、配置手段13はまず「妊娠記録」及び「育児記録」の何れかから選択する入力を受け付け、妊娠記録が選択された場合には妊娠0日から出産日又は妊娠停止日までの期間を、育児記録が選択された場合には出産日の翌日から1年間の期間を、それぞれ初期入力し、利用者端末2において表示する。そしてこの開始日及び終了日の変更を任意に受け付け、開始日から終了日までの期間に従って、記念品に配置する日記情報等の範囲を決定する。
【0048】
ステップS13では、出力項目の選択を受け付ける。例えば本実施形態では、母親の日記、父親の日記、体調記録、健診記録及び体重グラフの中から、ブックに出力する項目の選択を複数選択形式で受け付ける。また本実施形態では、ここで配置手段13が母親の体重をブックに配置するか否かの選択を受け付ける。
【0049】
そしてステップS14に進み、配置手段13が、ステップS14で選択された出力項目に対応するオブジェクトを、ブックの各ページに配置して配置情報をデータベースDBに格納する。また本実施形態では、ステップS13で母親の体重をブックに配置しないことが選択された場合には、この際に配置手段13が母親の体重を特定できるオブジェクトを配置しないよう、マスク処理を行う。
【0050】
また、配置手段13は、この際に各ページの境目での分冊の可否を示すフラグを設定し、配置情報として送信する。フラグの設定には、日記情報に含まれる分冊位置情報が用いられる。分冊可能位置としては、日毎の日記の始点又は終点の他にも、日記オブジェクトが配置されたページと体調記録が配置されたページの境目等、異なる出力項目の境目が指定される。
【0051】
ここで、本実施形態では、出力項目ごとにページを分け、順番にページにオブジェクトを配置する。具体的には、最初に出産記録に基づく出産オブジェクトを配置し、続くページから母親の日記及び父親の日記を配置する。同様にして、出力項目(出産情報、日記、体調記録、健診記録及び体重グラフ)を前のページから順に配置する。
【0052】
なお、本実施形態では、日記(母親及び父親の日記)、体調記録及び健診記録の開始ページは、全て見開きの左側のページになるように配置手段13によって調整される。具体的には、見開きの左側に挿絵や扉絵等が、右側に中表紙がそれぞれ挿入され、その次のページから、日記、体調記録及び健診記録のそれぞれに対応するオブジェクトが配置されたページが開始する。この際に、例えば前の出力項目が見開きの左側のページで終わっている場合には、配置手段13が余った見開きの右側のページにメモページを挿入し、ページ配置の調整を行う。
【0053】
各ページにおけるオブジェクトの配置が完了すると、配置情報に基づいて決定されるブックのページ数に応じて、ステップS15において分冊処理が行われる。図4は、本実施形態における分冊処理のフローチャートである。
【0054】
分冊処理においては、まずステップS21において分冊手段14がブック全体のページ数を取得する。ここでは、ステップS14において各ページの配置が決定しているため、配置情報に基づいてブックのページ数が特定される。
【0055】
次に分冊手段14がステップS22でブックのページ数と上限ページ数を比較する。ブックのページ数が上限ページ数以下の場合(N)には、ブックを分冊する必要がないため分冊処理を終了して図3の処理に戻る。一方ブックのページ数が上限ページ数を上回る場合(Y)には、分冊手段14がステップS23〜S27を実行して分冊位置を決定する。
【0056】
ステップS23では、分冊手段14が、ブックのページ数を上限ページ数で割った商を切り上げた値を分冊数として決定する。例えばブックのページ数が500ページ、上限ページ数が300ページの場合、分冊数は2となる。
【0057】
次にステップS24で分冊手段14は、更にブックのページ数を分冊数で割ることにより、1冊あたりのページ数の目安を算出して分冊位置候補を決定する。例えば上述の例では、500÷2=250となり、1冊あたり250ページが目安となる。この場合には、250ページ目と251ページ目の境目が分冊位置候補として決定される。
【0058】
分冊手段14は、更にステップS25で、分冊可能位置を示す分冊位置情報に基づき、分冊位置候補が分冊可能位置であるか否かを確認する。分冊位置候補が分冊可能位置である場合(Y)にはステップS26に進み、分冊手段14は分冊位置候補をそのまま分冊位置として決定する。
【0059】
一方分冊位置候補が分冊可能位置でない場合(ステップS25でN)には、ステップS27に進み、分冊手段14が分冊位置候補の近傍の分冊可能位置を分冊位置として決定する。本実施形態では、分冊位置候補から後方のページを順に確認し、近傍の分冊可能位置を探索する。例えば、上述の例で250ページと251ページの境目が分冊可能位置でない場合には、更に251ページと252ページの境目、252ページと253ページの境目、と、分冊位置候補から近い順にページの境目が分冊可能位置であるか否かを確認する。そして分冊可能位置が発見された場合に、分冊手段14は、当該分冊可能位置を分冊位置として決定する。なお、分冊可能位置の探索は必ずしも後方に向かって行う必要はなく、分冊位置候補の前後のページの境目を確認し、近傍の分冊可能位置を探索するようにしてもよい。
【0060】
図4に示した分冊処理が終了すると、図3の処理に戻り、ステップS16が実行される。ステップS16では、配置手段13が、ステップS14で決定した配置情報及びステップS15で決定した分冊位置を示す情報を含むブック情報を出力する。ここでの出力先は、データベースDBであってもよいし、ブックの印刷を委託する為の外部のサーバ装置等であってもよい。また、プリンターに出力してブックの印刷を行うようにしてもよい。
【0061】
次に、以上のようにして出力されるブックの各ページにおけるオブジェクトの配置例を、図5〜7を用いて説明する。
【0062】
図5は、本実施形態における日記オブジェクトの配置例を示す図である。図5(a)は、日記情報における文字と画像とを別ページに配置する場合の配置例を、図5(b)は、日記情報における文字と画像とをひとつのページに配置する場合の配置例を、それぞれ示している。以下、図5(a)のように、文書オブジェクトOB4を他の日記オブジェクトと別のページに表示する配置を第一の配置、また図5(b)のように文書オブジェクトOB4を他の日記オブジェクトと同じページに表示する配置を第二の配置と表現する。
【0063】
本実施形態では、日記オブジェクトとして、日記情報に記憶された画像を表示する画像オブジェクトOB1と、日記の日付とともに妊娠週数や妊娠日数を表示する日付オブジェクトOB2と、日記の記録者(本実施形態では母親又は父親)を表示する記録者オブジェクトOB3と、日記情報に記憶された文字の情報に基づく文書オブジェクトOB4と、がブックに表示される。
【0064】
ここで、例えば日毎の日記に入力する文章量が多い利用者にとっては、第一の配置(図5(a)の配置)の方が見やすいが、文章量が少ない利用者は、第一の配置にすると余白が多くなってしまい、必要以上にページ数が増加する。従って本実施形態では、配置手段13が、利用者端末2を介してブックにおける日記オブジェクトの配置の選択を受け付ける。例えば配置手段13が第一の配置及び第二の配置の何れかからの選択を受け付けて、選択された配置に従って画像オブジェクトOB1や文書オブジェクトOB4等の日記オブジェクトを配置すればよい。
【0065】
また、日記オブジェクトの配置について、配置手段13が文章量に応じて第一の配置及び第二の配置から選択することもできる。即ち、本実施形態の配置手段13は、利用者端末2を介して、利用者から「第一の配置」、「第二の配置」及び「日毎の日記の文章量に応じた自動選択」の中から選択を受け付けて、配置を決定する。
【0066】
ここで利用者が「日毎の日記の文章量に応じた自動選択」を指定した場合、配置手段13は、日毎の日記に含まれる文字の量に応じて、第一の配置又は第二の配置から適切な配置を選択する。即ち、配置手段13は、第一の配置及び第二の配置について、日毎の日記が占めるページ数を比較し、ページ数が同じ場合には第一の配置を、第二の配置の方がページ数が少なくなる場合には第二の配置を、選択する。
【0067】
具体的には、第二の配置に従って、文書オブジェクトOB4以外の日記オブジェクトを配置した場合の下部の余白の高さと、文書オブジェクトOB4の高さと、を比較し、文書オブジェクトOB4が余白に収まる場合には、日毎の日記についての日記オブジェクトを1ページに配置する。一方、文書オブジェクトOB4の高さが余白の高さを上回る場合には、第一の配置が選択され、配置手段13は日毎の日記についての日記オブジェクトを複数ページに分けて配置する。
【0068】
この他にも、例えば第一の配置では日毎の日記が3ページにわたる一方、第二の配置では日毎の日記を2ページに配置できるという場合も想定される。このように、利用者が「日毎の日記の文章量に応じた自動選択」を指定した場合には、配置手段13が、第二の配置に従って文書オブジェクトOB4以外の日記オブジェクトを配置した場合の下部の余白の高さと、文書オブジェクトOB4の大きさと、ブックの1ページ全体に配置できるオブジェクトの大きさと、に基づいて、最適な配置を決定する。
【0069】
なお、図5(b)の配置が選択され、文書オブジェクトOB4が画像と同一ページに収まらない場合には、配置手段13が文書オブジェクトOB4を分割して複数ページに分けて配置する。
【0070】
ここで、同一の日の日記が複数のブックに分かれることは好ましくない。従って、例えば第一の配置において文書オブジェクトOB4以外の日記オブジェクトが配置されたページと文書オブジェクトOB4が配置されたページとが複数のブックに分かれたり、第二の配置においてひとつの文書オブジェクトOB4が複数ページに分かれる場合に1ページ目と2ページ目とが複数のブックに分かれたりしないよう、日記オブジェクトにおいては、日毎の日記の始点又は終点が、分冊可能位置として指定される。
【0071】
また、日毎の日記としては、画像を入力せずに文字のみを入力することもできる。本実施形態では、配置手段13が、日毎の日記における画像の有無に応じて、ブックにおける日記オブジェクトの配置を決定する。
【0072】
図6は、画像がない場合の日記オブジェクトの配置例を示す図である。このように、本実施形態では、画像がない場合には、日付オブジェクトOB2と、記録者オブジェクトOB3と、文書オブジェクトOB4と、が日毎の日記について配置される。このようにすることで、画像がない場合に不要な空白が生じないようにすることができる。
【0073】
即ち、本実施形態では、配置手段13が、日毎の日記における画像の有無と、文字の量と、に基づいて、日記オブジェクトの配置を決定することができる。
【0074】
また、図7は、本実施形態における体調記録オブジェクトの配置例を示す図である。本実施形態では、このように体調記録オブジェクトOB5において、日付、妊娠週数(妊娠月数)、体重オブジェクトOB6、選択された気分に対応するアイコン及び選択された体調に対応するアイコンが示されている。また、体調記録として、メモや父親への伝言がデータベースDBに記憶されている場合には、これらに基づくオブジェクトも体調記録オブジェクトOB5において表示される。
【0075】
ここで、図7(a)は、配置手段13が、図3のステップS13で母親の体重をブックに配置することを示す選択を受け付けた場合の体調記録オブジェクトOB5の表示例を示し、図7(b)は、配置手段13が、図3のステップS13で母親の体重をブックに配置しないことを示す選択を受け付けた場合の体調記録オブジェクトOB5の表示例を示す。
【0076】
図7(b)のように、母親の体重をブックに配置しないことが選択された場合には、配置手段13が、体重オブジェクトOB6において母親の体重を特定できないようにする、マスク処理が行われる。マスク処理としては、図7(b)のように、体重オブジェクトOB6における具体的な数字を別の文字に置き換えるようにしてもよいし、体重オブジェクトOB6を配置しないようにしてもよい。
【0077】
また、本実施形態では更に、体調記録オブジェクトOB5とは別に、図3のステップS12で指定された期間における母親の体重の推移を示す体重グラフを、体重オブジェクトOB6としてブックに配置することができる。
【0078】
母親の体重をブックに配置しないことが選択された場合には、ここでも母親の体重を特定できないようにするためのマスク処理が行われる。具体的には、体重グラフの縦軸において数値を表示せず、配置手段13が、体重の増減のみが確認できる形態で体重グラフを配置する。
【0079】
妊娠中の記録を記念品として残すにあたり、記念品を家族や友人に見せる機会が想定されるが、母親が自らの体重を知られたくない場合がある。このような場合に、体重を特定できない形態でオブジェクトを配置することにより、プライバシーを守りながら記念品の作成を行うことができる。
【0080】
以上のように、本実施形態における記念品作成システムによれば、妊娠中の記録に基づく記念品の作成を好適に行うことができる。特に本実施形態のように、記念品であるブックのページ数が上限ページ数を上回る場合に、分冊可能位置で分冊することにより、出力したい項目を削減することなく、記念品に残したい思い出を全て出力することができる。
【0081】
なお、本実施形態では記念品としてブックを出力する構成を例示したが、他にも任意の物品に日記オブジェクトを配置して記念品として作成してよい。また、本発明の構成は上記の実施形態に限定されるものではなく、趣旨を変更しない範囲で任意の設計変更を行ってよい。
【符号の説明】
【0082】
1 :サーバ装置
2 :利用者端末
11 :日記記録手段
12 :体調記録手段
13 :配置手段
14 :分冊手段
15 :出産情報受付手段
16 :停止情報受付手段
17 :言語特定手段
NW :ネットワーク
OB1 :画像オブジェクト
OB2 :日付オブジェクト
OB3 :記録者オブジェクト
OB4 :文書オブジェクト
OB5 :体調記録オブジェクト
OB6 :体重オブジェクト
【要約】
【課題】
妊娠や出産に関する日記に基づく記念品の作成を支援することができる、新規な記念品作成システムを提供すること。
【解決手段】
妊娠及び/又は出産に関する日記に基づく記念品を作成するための記念品作成システムであって、妊娠中の記録を示す日記情報の入力を受け付けてデータベースに格納する日記記録手段と、前記日記情報に基づく日記オブジェクトの表示を含む前記記念品を作成する為に、前記記念品における前記日記オブジェクトの配置を決定して配置情報を送信する配置手段と、を備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7