(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記外部電子装置の使用者が運転中であれば第1情報を伝送し、運転中でなければ第2情報を伝送する動作;をさらに含む請求項17に記載の電子装置の運転者判断方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本文書の多様な実施例が図面を参照して記載される。しかし、これは本文書に記載された技術を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本文書の実施例の多様な変更(modifications)、均等物(equivalents)、及び/又は代替物(alternatives)を含むものとして理解されなければならない。図面の説明に関して、類似の構成要素に対しては類似の参照符号が用いられ得る。
【0011】
本文書で、「有する、」「有することができる、」「含む、」または「含むことができる」などの表現は、当該特徴(例:数値、機能、動作、または部品などの構成要素)の存在を示し、追加的な特徴の存在を排除しない。
【0012】
本文書で、「AまたはB、」「Aまたは/およびBのうち少なくとも一つ、」または「Aまたは/およびBのうち一つまたはそれ以上」などの表現は、共に羅列された項目等の全ての可能な組合せを含むことができる。例えば、「AまたはB、」「A及びBのうち少なくとも一つ、」または「AまたはBのうち少なくとも一つ」は、1)少なくとも一つのAを含み、2)少なくとも一つのBを含み、または3)少なくとも一つのA及び少なくとも一つのBの両方とも含む場合を全て称することができる。
【0013】
本文書で用いられた「第1、」「第2、」「第一、」または「第二、」などの表現等は、多様な構成要素等を、順序及び/又は重要度に関係なく修飾することができ、一つの構成要素を他の構成要素と区分するために用いられるだけで、当該構成要素等を限定しない。例えば、第1使用者機器と第2使用者機器は、順序または重要度と関係なく、互いに異なる使用者機器を示すことができる。例えば、本文書に記載された権利範囲を外れないながら、第1構成要素は第2構成要素に命名され得、類似に第2構成要素も第1構成要素に変えて命名され得る。
【0014】
ある構成要素(例:第1構成要素)が他の構成要素(例:第2構成要素)に「(機能的にまたは通信的に)連結されて((operatively or communicatively)coupled with/to)」いるか、「接続されて(connected to)」いると言及された際には、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接的に連結されるか、他の構成要素(例:第3構成要素)を介して連結され得ると理解されなければならない。その反面、ある構成要素(例:第1構成要素)が他の構成要素(例:第2構成要素)に「直接連結されて」いるか、「直接接続されて」いると言及された際には、前記ある構成要素と前記他の構成要素との間にまた他の構成要素(例:第3構成要素)が存在しないものと理解され得る。
【0015】
本文書で用いられた表現「〜するように構成された(または設定された)(configured to)」は、状況に応じて、例えば、「〜に適合した(suitable for)、」「〜する能力を有する(having the capacity to)、」「〜するように設計された(designed to)、」「〜するように変更された(adapted to)、」「〜するように作られた(made to)、」または「〜をするができる(capable of)」に変更して用いられ得る。用語「〜するように構成された(または設定された)」は、ハードウェア的に「特別に設計された(specifically designed to)」もののみを必ず意味しないこともある。その代わりに、ある状況では、「〜するように構成された装置」という表現は、その装置が他の装置または部品等とともに「〜することができる」ことを意味することができる。例えば、語句「A、B、及びCを行うように構成された(または設定された)プロセッサ」は、当該動作を行うための専用プロセッサ(例:エンベデッドプロセッサ)、またはメモリ装置に格納された一つ以上のソフトウェアプログラム等を行うことにより、当該動作等を行うことができる汎用プロセッサ(generic−purpose processor)(例:CPUまたはapplication processor)を意味することができる。
【0016】
本文書で用いられた用語は、単に特定の実施例を説明するために用いられたものであって、他の実施例の範囲を限定しようとする意図ではないことがある。単数の表現は、文脈上明白に異なることを意味しない限り、複数の表現を含むことができる。技術的または科学的な用語を含んでここで用いられる用語は、本文書に記載された技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有することができる。本文書に用いられた用語のうち一般的な辞典に定義された用語は、関連技術の文脈上有する意味と同一または類似の意味として解釈され得、本文書で明白に定義されない限り、理想的または過度に形式的な意味として解釈されない。場合によって、本文書で定義された用語であっても本文書の実施例等を排除するように解釈され得ない。
【0017】
図1は、本発明の多様な実施例による車両システムを示す図である。
【0018】
図1を参照すれば、車両システムは、第1電子装置100、第2電子装置200及び第3電子装置300を含むことができる。本発明の多様な実施例による車両システムは、第1電子装置100または第3電子装置300によって第1電子装置100の使用者が運転中であるかを判断することができ、第3電子装置300は、判断結果によって第1電子装置100へ異なるコンテンツを提供することができる。
【0019】
第1電子装置100、第2電子装置200及び第3電子装置300は、ネットワーク10を介して互いに通信することができる。例えば、第1電子装置100、第2電子装置200及び第3電子装置300は、ブルートゥース(bluetooth)、ジグビー(zigbee)、NFC(near field communication)などの近距離通信技術で互いに連結され得る。
【0020】
一実施例によれば、第1電子装置100は、第1電子装置100の使用者が運転中であるかを判断することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、第3電子装置300から受信される車両運行情報またはビーコン(beacon)信号を用いて使用者が運転中であるかを判断することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、使用者が運転中であるか否かの判断結果を第3電子装置300へ伝送することができる。
【0021】
一実施例によれば、第1電子装置100は、第3電子装置300へ1電子装置100の動き情報を伝送することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、ビーコン信号を発生させることができる。例えば、第1電子装置100は、ビーコン信号の強さを調節して第3電子装置300が車両内の特定空間でのみビーコン信号を受信するようにすることができる。
【0022】
第1電子装置100は、第3電子装置300と直接的に通信したり、または第2電子装置200を介して第3電子装置300と通信することができる。
【0023】
一実施例によれば、第1電子装置100は、ウェアラブル(wearable)装置であり得る。例えば、第1電子装置100は、使用者の手首、指、腕などに着用可能なスマートウォッチ、スマートバンド、スマートリング、スマートグローブなどに具現され得る。
【0024】
一実施例によれば、第2電子装置200は、第1電子装置100または第3電子装置300と直接的に通信し、第3電子装置300から受信される情報を第1電子装置100へ伝達するか、または第1電子装置100から受信される情報を第3電子装置300へ伝達することができる。一実施例によれば、第2電子装置200は、スマートフォンまたはタブレットPCのような携帯用電子装置であり得る。
【0025】
一実施例によれば、第3電子装置300は、車両運行情報を収集して第1電子装置100へ伝送することができる。車両運行情報は、例えば、ステアリングホイールの舵取角または車両の速度を含むことができる。第3電子装置300は、第1電子装置100と直接的に通信するか、または第2電子装置200を介して第1電子装置100と通信することができる。
【0026】
一実施例によれば、第3電子装置300は、車両に装着された電子装置であり得る。例えば、第3電子装置300は、車両の状態を感知して車両を制御する車両制御装置、または車両に装着されたAVN(audio,vedio,navigation)装置であり得る。
【0027】
一実施例によれば、第3電子装置300は、ビーコン信号を発生させることができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、車両内部の特定位置(例:運転席)でのみ認識できるようにビーコン信号を発生させることができる。例えば、第3電子装置300はビーコン信号の強さを制御して、第1電子装置100が運転席またはステアリングホイールの近所でのみビーコン信号を受信するようにすることができる。
【0028】
一実施例によれば、第3電子装置300は、第1電子装置100の使用者が運転中であるかを判断することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、第1電子装置100から受信される第1電子装置100の動き情報またはビーコン(beacon)信号を用いて使用者が運転中であるかを判断することができる。
【0029】
一実施例によれば、第3電子装置300は、車両の運行に係る情報または各種コンテンツを、第1電子装置100または第2電子装置200へ伝送することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、車両内に存在する電子装置の使用者が運転中であるか否かによって異なる情報を伝送することができる。
【0030】
図2は、本発明の多様な実施例による電子装置の構成を示すブロック図である。
【0031】
図2を参照すれば、電子装置100は、通信モジュール110、センサモジュール120、メモリ130及び制御モジュール140を含むことができる。
【0032】
通信モジュール110は、第2電子装置200または第3電子装置300と通信することができる。一実施例によれば、通信モジュール110は、ブルートゥース(bluetooth)モジュール、ジグビー(zigbee)モジュール及びNFC(near field communication)モジュールのうち少なくとも一つを含むことができる。
【0033】
一実施例によれば、通信モジュール110は、第2電子装置200または第3電子装置300から車両運行情報を受信することができる。車両運行情報は、例えば、ステアリングホイールの舵取角及び/又は車両の速度を含むことができる。一実施例によれば、通信モジュール110は、第2電子装置200または第3電子装置300からステアリングホイールの半径情報を受信することができる。
【0034】
一実施例によれば、通信モジュール110は、第3電子装置300からビーコン信号を受信することができる。例えば、通信モジュール110は、ブルートゥースまたはジグビー通信を用いて第3電子装置300からビーコン信号を受信することができる。
【0035】
一実施例によれば、通信モジュール110は、第3電子装置300へ電子装置100の動き情報を伝送することができる。一実施例によれば、通信モジュール110は、第3電子装置300へ装置を識別できる装置識別情報を伝送することができる。一実施例によれば、通信モジュール110は、ビーコン信号を発生させることができる。ビーコン信号は、例えば、第1電子装置100を識別できる装置識別情報を含むことができる。
【0036】
センサモジュール120は、第1電子装置100の動きを感知することができる。一実施例によれば、センサモジュール120は、加速度センサ121及びジャイロセンサ123を含むことができる。加速度センサ121は、電子装置100の加速度をセンシングすることができる。例えば、加速度センサ121は、電子装置100の加速度をセンシングし、3軸(例:x、y及びz軸)方向の電子装置100の加速度値を出力することができる。ジャイロセンサ123は、第1電子装置100の回転角速度をセンシングすることができる。例えば、ジャイロセンサ123は、第1電子装置100の角速度をセンシングし、3軸(例:x、y及びz軸)方向に第1電子装置100の角速度を出力することができる。
【0037】
メモリ130は、第1電子装置100を着用した使用者が、第3電子装置300のステアリングホイールを把持した状態で、ステアリングホイールの中心から第1電子装置100までの長さを格納することができる。ステアリングホイールの中心から第1電子装置100までの長さは、例えば、ステアリングホイールの半径及びステアリングホイールの把持によって発生する長さを含むことができる。一実施例によれば、ステアリングホイールの半径情報は、第3電子装置300から受信されるか、または使用者から入力されて格納され得る。例えば、使用者からステアリングホイールの半径値が直接入力され得る。他に例えば、使用者から運行する車両の種類またはステアリングホイールの種類が入力されれば、対応される半径値が計算され得る。ステアリングホイールの把持によって発生する長さは、第1電子装置100の着用位置によって変化することができる。メモリ130は、第1電子装置100の着用位置によるステアリングホイールから第1電子装置100までの距離は、予め設定されてメモリ130に格納され得る。
【0038】
一実施例によれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の全般的な動作を制御することができる。例えば、制御モジュール140は、運営体制または応用プログラムを駆動して制御モジュール140に連結された多数のハードウェアまたはソフトウェアの構成要素等を制御することができ、各種データの処理及び演算を行うことができる。
【0039】
一実施例によれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の動き及び車両運行情報を用いて、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。一実施例によれば、制御モジュール140は、車両が指定された速度(例:10km/h)以上であるとき、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。
【0040】
図3は、本発明の一実施例によって第1電子装置を着用した使用者がステアリングホイールを操作する状況を示す図である。
【0041】
図3の(a)は、使用者が第1電子装置100を着用し、車両に含まれたステアリングホイール30を把持した状態を示し、
図3の(b)は使用者がステアリングホイール30を右側方向にθだけ回転させた状態を示す。
【0042】
一実施例によれば、制御モジュール140は、舵取角を用いてステアリングホイールが動く方向を判断することができる。例えば、制御モジュール140は、舵取角を用いてステアリングホイールが右側方向に回転したのか、または左側方向に回転したのか判断することができる。一実施例によれば、制御モジュール140は、ステアリングホイールの方向及び第1電子装置100の動く方向が一致するのか判断することができる。例えば、
図3を参照すれば、制御モジュール140は、ステアリングホイールが右側方向に回転するとき、第1電子装置100がステアリングホイールの回転した右側方向23に回転したので、方向が一致すると判断することができる。一実施例によれば、制御モジュール140は、指定された時間内に指定された回数以上、方向が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0043】
一実施例によれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の動きが成す角度を判断することができる。例えば、第1電子装置100が円に対応される曲線を描きながら動く場合、第1電子装置100が動いた軌跡によって形成される円を基準に第1電子装置100の動きが成す角度を判断することができる。例えば、
図3の(b)を参照すれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の動きが成す角度をθ25と判断することができる。一実施例によれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の動きが成す角度及び舵取角の変化量が一致するのか判断することができる。
図3のように使用者がステアリングホイールを把持してステアリングホイールを操作する場合、第1電子装置100の動きが成す角度及び舵取角の変化量が一致することができる。一実施例によれば、制御モジュール140は、指定された時間内に指定された回数以上、角度が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0044】
一実施例によれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の動きが成す半径を判断することができる。例えば、第1電子装置100が円に対応される曲線を描きながら動く場合、第1電子装置100が動いた軌跡によって形成される円が成す半径を判断することができる。
図3の(b)を参照すれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の動きが成す半径をr27と判断することができる。一実施例によれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の動きの成す半径がメモリ130に格納されたステアリングホイールの中心から第1電子装置100までの長さと一致するのか判断することができる。例えば、
図3を参照すれば、
図3のように使用者がステアリングホイールを把持してステアリングホイールを操作する場合、電子装置100の動きが成す半径r27と、ステアリングホイールの中心から第1電子装置100までの長さa21+b22が一致することになる。一実施例によれば、制御モジュール140は、指定された時間内に指定された回数以上、長さが一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0045】
一実施例によれば、制御モジュール140は、前述した判断条件等のうち少なくとも一つ(例:二つ)が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0046】
一実施例によれば、制御モジュール140は、前述した判断条件等が指定された時間の間指定された回数以上、一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0047】
一実施例によれば、制御モジュール140は、第3電子装置300から受信されるビーコン信号を用いて、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。例えば、制御モジュール140は、第3電子装置300から指定されたビーコン信号が受信されれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0048】
一実施例によれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かに対する判断結果を学習することができる。例えば、制御モジュール140は、学習アルゴリズムを用いて、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断された場合の第1電子装置100の動きと、運転中でないと判断された場合の第1電子装置100の動きパターンを学習することができる。一実施例によれば、制御モジュール140は、第3電子装置300から舵取角が受信されない場合には、学習結果に基づいて第1電子装置100の動きのみを用いて使用者が運転中であるかを判断することができる。
【0049】
一実施例によれば、制御モジュール140は、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かに対する判断結果を、第3電子装置300へ伝送するように制御することができる。
【0050】
図4は、本発明の多様な実施例による車両の構成を示すブロック図である。
【0051】
図4を参照すれば、第3電子装置300は、通信モジュール310、センサモジュール320、メモリ330及び制御モジュール340を含むことができる。
【0052】
通信モジュール310は、第1電子装置100または第2電子装置200と通信することができる。一実施例によれば、通信モジュール310は、ブルートゥース(bluetooth)モジュール、ジグビー(zigbee)モジュール及びNFC(near field communication)モジュールのうち少なくとも一つを含むことができる。一実施例によれば、通信モジュール310は、GNSS(global navigation satellite system)モジュールを含むことができる。
【0053】
一実施例によれば、通信モジュール310は、第1電子装置100または第2電子装置200へ車両運行情報を伝送することができる。車両運行情報は、例えば、ステアリングホイールの舵取角または車両の速度を含むことができる。一実施例によれば、通信モジュール310は、第1電子装置100または第2電子装置200へステアリングホイールの半径情報を伝送することができる。一実施例によれば、通信モジュール310は、第1電子装置100または第2電子装置200から第1電子装置100の動き情報を受信することができる。
【0054】
一実施例によれば、通信モジュール310はビーコン信号を発生させることができる。ビーコン信号は、例えば、第3電子装置300を識別することができる装置識別情報を含むことができる。
【0055】
一実施例によれば、通信モジュール310は、第1電子装置100からビーコン信号を受信することができる。例えば、通信モジュール310は、ブルートゥースまたはジグビー通信を用いて、第1電子装置100からビーコン信号を受信することができる。
【0056】
一実施例によれば、通信モジュール310は、車両の運行に係る情報または各種コンテンツを、第1電子装置100または第2電子装置200へ伝送することができる。
【0057】
センサモジュール320は、車両の運行状態を感知することができる。一実施例によれば、センサモジュール320は、舵取角センサ321及び速度センサ323を含むことができる。舵取角センサ321は、ステアリングホイールの舵取角をセンシングすることができる。速度センサ323は、車両の速度を感知することができる。例えば、速度センサ323は、車輪の回転による車両の速度を計算して出力することができる。
【0058】
メモリ330は、第1電子装置100を着用した使用者が車両のステアリングホイールを把持した状態で、ステアリングホイールの中心から第1電子装置100までの長さを格納することができる。ステアリングホイールの中心から第1電子装置100までの長さは、例えば、ステアリングホイールの半径及びステアリングホイールの把持によって発生する長さを含むことができる。一実施例によれば、ステアリングホイールの半径情報は、第1電子装置100から受信されるか、または使用者から入力されて格納され得る。
【0059】
一実施例によれば、制御モジュール340は、第1電子装置100の動き及び車両運行情報を用いて、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。一実施例によれば、制御モジュール340は、車両が指定された速度(例:10km/h)以上であるとき、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。第1電子装置100の使用者が運転中であるかを判断する方法は、第1電子装置100と関連して
図2及び
図3を参照して説明しており、第3電子装置300の制御モジュール340は、第1電子装置100の制御モジュール140と同一の方法により、第1電子装置100の使用者が運転中であるかを判断することができる。
【0060】
一実施例によれば、制御モジュール340は、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かに対する判断結果を学習することができる。例えば、制御モジュール340は学習アルゴリズムを用いて、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断された場合の第1電子装置100の動きと、運転中でないと判断された場合の第1電子装置100の動きパターンを学習することができる。一実施例によれば、制御モジュール140は、第3電子装置300から舵取角が受信されない場合には、学習結果に基づいて第1電子装置100の動きのみを用いて使用者が運転中であるかを判断することができる。一実施例によれば、制御モジュール340は、電子装置別に電子装置の使用者が運転中であるか否かの判断結果を学習することができる。
【0061】
一実施例によれば、制御モジュール340は、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かによって、第1電子装置100へ異なる情報を伝送するように制御することができる。例えば、制御モジュール340は、第1電子装置100の使用者が運転中であれば、第1電子装置100または第2電子装置200へ過速、信号違反報知信号、交通情報、目的地まで残った距離など、車両の運行に係る情報を伝送することができる。他に例えば、制御モジュール340は、第1電子装置100の使用者が運転中でなければ(例:同乗者)、第1電子装置100または第2電子装置200へ動画、イメージ、音楽などのコンテンツを提供することができる。
【0062】
図5は、本発明の多様な実施例による第1電子装置の運転者判断方法を示すフローチャートである。
【0063】
図5を参照すれば、第1電子装置100は、510動作で、第1電子装置100の動きを感知することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、加速度センサ及びジャイロセンサを用いて動きを感知することができる。
【0064】
第1電子装置100は、520動作で、第3電子装置300から車両運行情報を受信することができる。車両運行情報は、例えば、ステアリングホイールの舵取角または車両の速度を含むことができる。
【0065】
第1電子装置100は、530動作で、第1電子装置100の動き及び車両運行情報を用いて第1電子装置100の使用者が運転中であるかを判断することができる。
【0066】
一実施例によれば、第1電子装置100は、舵取角を用いてステアリングホイールが動く方向を判断することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、ステアリングホイールの方向及び第1電子装置100の動く方向が一致するのか判断することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は指定された時間内に指定された回数以上、方向が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0067】
一実施例によれば、第1電子装置100は、第1電子装置100の動きが成す角度を判断することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、第1電子装置100の動きが成す角度及び舵取角の変化量が一致するのか判断することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、指定された時間内に指定された回数以上、角度が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0068】
一実施例によれば、第1電子装置100は、第1電子装置100の動きが成す半径を判断することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、第1電子装置100の動きが成す半径が、メモリ130に格納されたステアリングホイールの中心から第1電子装置100までの長さと一致するのか判断することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、指定された時間内に指定された回数以上、長さが一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0069】
一実施例によれば、第1電子装置100は、前述した判断条件等のうち少なくとも一つ(例:二つ)が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0070】
一実施例によれば、第1電子装置100は、前述した判断条件等が指定された時間の間指定された回数以上、一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0071】
一実施例によれば、第1電子装置100は、車両が指定された速度(例:10km/h)以上であるとき、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。
【0072】
一実施例によれば、第1電子装置100は、第3電子装置300からビーコン信号を受信し、受信されたビーコン信号を用いて第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。例えば、第1電子装置100は、第3電子装置300から指定されたビーコン信号が受信されれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0073】
一実施例によれば、第1電子装置100は、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かに対する判断結果を学習することができる。例えば、第1電子装置100は、学習アルゴリズムを用いて、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断された場合の第1電子装置100の動きと、運転中でないと判断された場合の第1電子装置100の動きパターンを学習することができる。一実施例によれば、第1電子装置100は、第3電子装置300から舵取角が受信されない場合には、学習結果に基づいて第1電子装置100の動きのみを用いて使用者が運転中であるかを判断することができる。
【0074】
第1電子装置100は、540動作で、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かに対する判断結果を第3電子装置300へ伝送することができる。
【0075】
図6は、本発明の多様な実施例による第3電子装置の運転者判断方法を示すフローチャートである。
【0076】
図6を参照すれば、第3電子装置300は、610動作で、車両運行状態を感知することができる。例えば、第3電子装置300は、ステアリングホイールの舵取角または車両の速度を感知することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、車両運行状態を感知して車両運行情報を生成することができる。
【0077】
第3電子装置300は、620動作で、第1電子装置100の動き情報を受信することができる。
【0078】
第1電子装置100は、630動作で、第1電子装置100の動き及び車両運行情報を用いて第1電子装置100の使用者が運転中であるかを判断することができる。
【0079】
一実施例によれば、第3電子装置300は、舵取角を用いてステアリングホイールが動く方向を判断することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、ステアリングホイールの方向及び第1電子装置100の動く方向が一致するのか判断することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、指定された時間内に指定された回数以上、方向が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0080】
一実施例によれば、第3電子装置300は、第1電子装置100の動きが成す角度を判断することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、第1電子装置100の動きが成す角度及び舵取角の変化量が一致するのか判断することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、指定された時間内に指定された回数以上、角度が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0081】
一実施例によれば、第3電子装置300は、第1電子装置100の動きが成す半径を判断することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、第1電子装置100の動きが成す半径が、メモリ330に格納されたステアリングホイールの中心から第1電子装置100までの長さと一致するのか判断することができる。一実施例によれば、第3電子装置300は、指定された時間内に指定された回数以上、長さが一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0082】
一実施例によれば、第3電子装置300は、前述した判断条件等のうち少なくとも一つ(例:二つ)が一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0083】
一実施例によれば、第3電子装置300は、前述した判断条件等が指定された時間の間指定された回数以上、一致すれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0084】
一実施例によれば、第3電子装置300は、車両が指定された速度(例:10km/h)以上であるとき、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。
【0085】
一実施例によれば、第3電子装置300は、第1電子装置100からビーコン信号を受信し、受信されたビーコン信号を用いて第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かを判断することができる。例えば、第3電子装置300は、第1電子装置100から指定されたビーコン信号が受信されれば、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断することができる。
【0086】
一実施例によれば、第3電子装置300は、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かに対する判断結果を学習することができる。例えば、第3電子装置300は、学習アルゴリズムを用いて、第1電子装置100の使用者が運転中であると判断された場合の第1電子装置100の動きと、運転中でないと判断された場合の第1電子装置100の動きパターンを学習することができる。
【0087】
第3電子装置300は、640動作で、第1電子装置100の使用者が運転中であるか否かに対する判断結果によって、第1電子装置100または第2電子装置200へ異なる情報を伝送することができる。例えば、第3電子装置300は、第1電子装置100の使用者が運転中であれば、第1電子装置100または第2電子装置200へ過速、信号違反報知信号、交通情報、目的地まで残った距離など、車両の運行に係る情報を伝送することができる。他に例えば、第3電子装置300は、第1電子装置100の使用者が運転中でなければ(例:同乗者)、第1電子装置100または第2電子装置200へ動画、イメージ、音楽などのコンテンツを提供することができる。
【0088】
本文書で用いられた用語「モジュール」は、例えば、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウエア(firm ware)のうち一つまたは二つ以上の組合せを含む単位(unit)を意味することができる。「モジュール」は、例えば、ユニット(unit)、ロジック(logic)、論理ブロック(logical block)、部品(component)、または回路(circuit)などの用語に変えて使用(interchangeably use)され得る。「モジュール」は、一体に構成された部品の最小単位またはその一部になり得る。「モジュール」は、一つまたはそれ以上の機能を行う最小単位またはその一部になり得る。「モジュール」は、機械的または電子的に具現され得る。例えば、「モジュール」は、知られたり、これから開発される、ある動作等を行うASIC(application−specific integrated circuit)チップ、FPGAs(field−programmable gate arrays)またはプログラム可能論理装置(programmable−logic device)のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0089】
多様な実施例による装置(例:モジュール等またはその機能等)または方法(例:動作等)の少なくとも一部は、例えば、プログラムモジュールの形態でコンピュータで読み取り可能な格納媒体(computer−readable storage media)に格納された命令語で具現され得る。前記命令語がプロセッサ(例:制御モジュール140)によって実行される場合、前記一つ以上のプロセッサが前記命令語に該当する機能を行うことができる。コンピュータで読み取り可能な格納媒体は、例えば、メモリ130になり得る。
【0090】
コンピュータで判読可能な記録媒体は、ハードディスク、フロッピーディスク、マグネチック媒体(magnetic media)(例:磁気テープ)、光記録媒体(optical media)(例:CD−ROM(compact disc read only memory)、DVD(digital versatile disc)、磁気−光媒体(magneto−optical media)(例:フロプティカルディスク(floptical disk))、ハードウェア装置(例:ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、またはフラッシュメモリなど)などを含むことができる。また、プログラム命令には、コンパイラーによって作われるものと同じ機械語コードだけでなく、インタプリターなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含むことができる。前述したハードウェア装置は、多様な実施例の動作を行うために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成され得、その逆も同様である。
【0091】
多様な実施例によるモジュールまたはプログラムモジュールは、前述した構成要素等のうち少なくとも一つ以上を含んだり、一部が省略されたり、または追加的な他の構成要素をさらに含むことができる。多様な実施例によるモジュール、プログラムモジュールまたは他の構成要素によって行われる動作等は、順次、並列的、反復的またはヒューリスティック(heuristic)な方法で実行され得る。また、一部の動作は、他の順序で実行されたり、省略されたり、または他の動作が追加され得る。
また、本文書に開示された実施例は、開示された記述内容の説明及び理解のために提示されたものであり、本文書で記載された技術の範囲を限定するものではない。よって、本文書の範囲は、本文書の技術的思想に基づいた全ての変更または多様な他の実施例を含むものとして解釈されなければならない。