【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した従来例において、ハンドル装置をドアに固定した状態において、ネジ部材の頭部が外部に露出するために、見栄えが悪いという問題がある。
【0005】
この問題は、ネジ頭部をハンドルベースに装着されるキャップ等により覆い隠すことにより解消可能であるが、この場合、キャップ等が必要となり、コスト上昇要因となる。
【0006】
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、美観を損なうことなく安価な車両のハンドル装置の提供を目的とする。
【0007】
また、本発明に他の目的は、上記ハンドル装置の取付方法の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば上記目的は、
車両のドアへの取付部1を備えたハンドルベース2と、
前記ハンドルベース2に初期回転位置と操作回転位置との間で回転自在に連結されるロックノブ3とを有し、
前記ロックノブ3は、軸形成部4を備えてハンドルベース2の表面側から裏面方向に所定の移動経路を移動可能に形成されるとともに、
該ロックノブ3には、ドア内に配置されるドアロック装置6に一端が連結される操作力伝達部材7の他端部に形成されたノブ連結端8に弾発的に係止可能な伝達部材連結部9が設けられ、
前記ハンドルベース2には、前記移動経路に沿ったロックノブ3の移動操作により前記軸形成部4を弾発的に係止可能な軸形成部受容部5と、
前記ノブ連結端8を前記伝達部材連結部9の連結操作力に比して大きな保持力で離脱可能に保持する保持部10とが設けられ、
かつ、前記ハンドルベース2のドアへの取付部1が、前記ロックノブ3の全回転姿勢におけるハンドルベース2への正面からの投影領域に配置されている車両のハンドル装置をハンドル装置により達成される。
【0009】
ハンドル装置は、ハンドルベース2に連結されるロックノブ3を有して構成され、ハンドルベース2に形成された取付部1においてドアに固定される。
【0010】
また、ロックノブ3は、ハンドルベース2に連結された状態で非操作状態に対応する初期回転位置と、所定のストローク回転操作してドアロック装置6に対するラッチ解除動作等を行う操作回転位置との間で回転操作される。
【0011】
ハンドルベース2の取付部1をロックノブ3の全回転姿勢におけるハンドルベース2への正面からの投影領域に配置する本発明において、取付部1が孔状に形成され、止着子等を使用した取り付け作業が行われるような場合には、取付部1に装着される止着子の頭部はロックノブ3により覆われて視界から遮断されるために、特別な頭部を覆う部材が不要になり、コスト低減が可能になる。
【0013】
本発明において、ハンドル装置は、ハンドルベース2とロックノブ3とを有し、ロックノブ3にはハンドルベース2に形成される軸形成部受容部5に弾発係止可能な軸形成部4が設けられる。
【0014】
ロックノブ3は、ハンドルベース2に形成される適宜のガイド部にガイドされてハンドルベース2の表面側から裏面方向に所定間隔、所定の移動経路に沿って移動可能に形成され、結果、軸形成部4も所定の移動経路に沿って移動することができる。
【0015】
一方、ハンドルベース2に形成される軸形成部受容部5は、
ロックノブ3がハンドルベース2の表面側から
裏面に向かう移動経路を移動操作されると、軸形成部4と軸形成部受容部5とが弾発的に係止し合ってロックノブ3の回転軸が形成される。
【0016】
したがって本発明において、まず、ハンドルベース2を車両に固定した後、単にロックノブ3を押し込むだけで車両に取り付けることができるために、別途ロックノブ3のハンドルベース2への連結操作が不要となり、車両への取り付け作業性を向上させることが可能になる。
【0018】
ロックノブ3には操作力伝達部材7のノブ連結端8を弾発的に係止可能な伝達部材連結部9が設けられ、さらに、ハンドルベース2には、ノブ連結端8を移動経路の終端方向に離脱可能に保持する保持部10が設けられる。
【0019】
したがって本発明において、ノブ連結端8を保持部10に予め保持した状態でロックノブ3の連結操作を行うと、ロックノブ3の伝達部材連結部9は連結動作途上においてノブ連結端8を弾発係止するために、別途の連結操作が不要となり、ドアへの取り付け作業性をさらに向上させることが可能になる。
【0020】
また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
ハンドルベース2、およびハンドルベース2に回転自在に連結されるロックノブ3を有するハンドル装置を車両のドアに取り付けるハンドル装置の取付方法であって、
前記ハンドルベース2には、ドアに固定されるドアロック装置6に一端が連結される操作力伝達部材9の他端部に形成されたノブ連結端8が保持され、
前記ドアに前記ハンドルベース2を前記ロックノブ3により覆われる位置において固定した後、
ロックノブ3をハンドルベース2の表面側から該ハンドルベース2に弾発係止させて前記ハンドルベース2のドアへの固定部位をロックノブ3により覆うとともに、該ロックノブ3をハンドルベース2に対して回転自在に連結し、
かつ、前記ロックノブ3のハンドルベース2の弾発係止動作時に該ロックノブ3に前記ノブ連結端8を弾発係止させて連結するハンドル装置の取付方法を構成することができる。
【0021】
ハンドル装置を車両に固定するに際し、まず、ハンドルベース2を車両のドアに固定し、その後、固定部位を覆うようにしてロックノブ3を装着して該ロックノブ3をハンドルベース2に回転自在に連結する。
【0022】
したがって本発明において、ハンドルベース2のドアへの固定部位がその後に装着されるロックノブ3により覆われるために、別途固定部を覆う部品を要することがないために、製造コストを低減させることが可能になる。
【0024】
本発明において、ロックノブ3の装着操作とともに、ロックノブ3へのノブ連結端8の連結操作も行うことができるために、組み付け作業性を向上させることが可能になる。