特許第6672536号(P6672536)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6672536
(24)【登録日】2020年3月9日
(45)【発行日】2020年3月25日
(54)【発明の名称】国情に基づいた小型農業用耕耘機
(51)【国際特許分類】
   A01B 49/06 20060101AFI20200316BHJP
   A01B 33/02 20060101ALI20200316BHJP
   A01B 33/08 20060101ALI20200316BHJP
【FI】
   A01B49/06
   A01B33/02 Z
   A01B33/08 A
【請求項の数】9
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-127853(P2019-127853)
(22)【出願日】2019年7月9日
【審査請求日】2019年7月11日
(31)【優先権主張番号】201910381295.4
(32)【優先日】2019年5月8日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519454154
【氏名又は名称】▲し▼博翰帥労保用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】毛春良
【審査官】 佐々木 創太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−009600(JP,A)
【文献】 特開2004−166629(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0155138(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01B 49/06
A01B 33/02
A01B 33/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、ハウジングを含み、
前記ハウジングの中には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの下側には駆動チャンバが設置され、前記動力チャンバと前記駆動チャンバとの間には農作装置が設置され、前記農作装置はモータ、モータ軸、第三ベベルギヤ、回転スライダ、第一ベベルギヤ、掘り溝、横軸、第二ベベルギヤ、土掘り返し器、第四ベベルギヤから構成されており、
前記農作装置は前記動力チャンバの頂壁に固定的に装着された前記モータを含み、前記モータの中には前記動力チャンバの底壁と回転できるように連結された前記モータ軸が連結され、前記モータ軸の上側には前記第三ベベルギヤが固定的に設置され、前記モータ軸の中側には前記回転スライダが回転できるように連結され、前記モータ軸の下側が下方へ伸びて前記動力チャンバの底壁を貫通して前記駆動チャンバの中に入っており、且つ前記駆動チャンバの頂壁と回転できるように連結され、前記モータ軸の下側には前記第一ベベルギヤが固定的に設置され、前記駆動チャンバの前後両側には前記掘り溝が対称的に設置され、前記駆動チャンバの前後側壁には前記横軸が回転できるように連結され、前記横軸のうち前記駆動チャンバの中に位置している部分には前記第一ベベルギヤと噛み合っている前記第二ベベルギヤが固定的に設置され、前記横軸の両側が前後へ伸びて前記駆動チャンバの前後側壁を貫通して前記掘り溝の中に入っており、且つ前記掘り溝の片側壁と回転できるように連結され、前記横軸のうち前記掘り溝の中に位置している部分にはそれぞれ土を掘り返すことができる二つの前記土掘り返し器が前後対称的に設置され、前記横軸の前後両側にはまた前記第四ベベルギヤが対称的に固定的に設置されたことを特徴とする国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【請求項2】
前記掘り溝の片側壁には輪溝が前後対称的に設置され、前記輪溝の中には前記ハウジングの前進や後退や転向を駆動できる回転装置が設置され、前記ハウジングの右側面には握りロッドが前後対称的に設置され、前記握りロッドと前記ハウジングの中には油チャンバが設置され、前記油チャンバと前記掘り溝との間には前記ハウジングを駆動して転向させることができる制御装置が設置され、前記動力チャンバの右側には水箱が設置され、前記水箱と前記動力チャンバの中には注水できる注水装置が設置され、前記動力チャンバの右側壁の上下にはそれぞれバネスライド溝と長板スライド溝とが設置され、前記長板スライド溝と前記動力チャンバの中には前記注水装置の開閉を制御できる起動装置が設置され、前記長板スライド溝の底壁には連結管が左右対称的に設置され、二つの前記連結管の底側が連通しており、且つ二つの前記連結管の底側には下方へ開口した種出管が設置され、前記長板スライド溝の頂壁には種を詰めることができる種溝が設置されたことを特徴とする請求項1に記載の国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【請求項3】
前記回転装置は前記輪溝の中に左右対称的に回転できるように装着された車輪軸を含み、前記車輪軸には車輪が固定的に設置され、前記車輪軸の片側が前記掘り溝の方向へ伸びて前記輪溝の片側端壁を貫通して前記掘り溝の中に入っており、且つ前記掘り溝の片側端壁と回転できるように連結され、前記車輪軸の片側には第六ベベルギヤが固定的に設置されたことを特徴とする請求項2に記載の国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【請求項4】
前記制御装置は前記油チャンバの頂壁に設置された上方へ開口した開口溝を含み、前記開口溝の中には引き動かしブロックがスライドできるように連結され、前記引き動かしブロックと前記油チャンバとの間には小バネが連結され、前記引き動かしブロックの左側面には密封長ロッドが固定的に設置され、前記密封長ロッドの片側には前記油チャンバとスライドできるように連結された密封スライダが固定的に設置され、前記油チャンバの中にはまた液圧板がスライドできるように連結され、前記液圧板と前記密封スライダとの間には作動油が設置され、前記液圧板の底端には前記油チャンバの底壁と前記掘り溝の頂壁とスライドできるように連結された液圧軸が回転できるように連結され、前記液圧軸の下側には前記第六ベベルギヤと前記第四ベベルギヤと噛み合うことができる第五ベベルギヤが固定的に設置されたことを特徴とする請求項3に記載の国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【請求項5】
前記注水装置は前記水箱の後側壁に設置された加水口を含み、前記水箱の底壁には前記長板スライド溝に連通した水出パイプが設置され、前記水箱の底壁にはウォータポンプが固定的に設置され、前記ウォータポンプの中には前記水箱の左側壁と回転できるように連結されたウォータポンプ軸が設置され、前記ウォータポンプ軸が左方へ伸びて前記水箱の左側壁を貫通して前記動力チャンバの中に入っており、且つ前記動力チャンバの右側壁と回転できるように連結され、前記ウォータポンプ軸の上側にはスライドキーが固定的に設置され、前記スライドキーと前記ウォータポンプ軸には移動軸がスライドできるように連結され、前記移動軸には前記第三ベベルギヤと噛み合うことができる第七ベベルギヤが固定的に設置され、前記移動軸には環状溝が設置され、前記バネスライド溝の中にはバネスライダがスライドできるように連結され、前記バネスライダと前記バネスライド溝との間には復帰バネが連結され、前記バネスライダの左側が前記動力チャンバの前後側壁とスライドできるように連結され、前記バネスライダが前記モータ軸と当接することができ、前記バネスライダの頂面には前記環状溝とスライドできるように連結された連動ロッドが固定的に設置されたことを特徴とする請求項2に記載の国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【請求項6】
前記起動装置は前記長板スライド溝の中にスライドできるように装着された長板を含み、前記長板の中には前記連結管と、前記種溝と、前記水出パイプと連通できる抜き孔が左右対称的に設置され、前記長板の左端にはヒンジ連結ロッドがヒンジにより連結され、前記ヒンジ連結ロッドが前記回転スライダと固定的に連結されたことを特徴とする請求項5に記載の国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【請求項7】
前記車輪はゴムにより制作されるので、田畑を耕す過程において壊れにくいことを特徴とする請求項3に記載の国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【請求項8】
前記密封スライダと前記液圧板とが前記油チャンバに密着しており、前記密封スライダと前記液圧板とがスライドする時、前記油チャンバの中の作動油の漏れは発生しないことを特徴とする請求項4に記載の国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【請求項9】
前記復帰バネの弾性が一番大きい時、前記第七ベベルギヤが前記第三ベベルギヤと噛み合っていることを特徴とする請求項5に記載の国情に基づいた小型農業用耕耘機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は農作分野を取り上げて、具体的には国情に基づいた小型農業用耕耘機である。
【背景技術】
【0002】
中国には山が多くて平地が少ないため、ほとんどの農地は面積が小さく、各農地の間の高さが凸凹である等の問題が存在しており、こういう田畑を耕す過程において、大型の農業用機械を使用して耕耘できなく、人力又は小型の農業用工具を使用して耕耘することしかできなく、しかし、小型の農業用工具の機能が単一であり、ただ土を掘り返すことだけができ、種をまくことや注水すること等ができないので、農業用工具の実用性が比較的に低い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105437873号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は国情に基づいた小型農業用耕耘機を提供し、上記背景技術において提出した問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、本発明は以下の技術プランを提供する:国情に基づいた小型農業用耕耘機は、ハウジングを含み、
前記ハウジングの中には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの下側には駆動チャンバが設置され、前記動力チャンバと前記駆動チャンバとの間には農作装置が設置され、
前記農作装置は前記動力チャンバの頂壁に固定的に装着されたモータを含み、前記モータの中には前記動力チャンバの底壁と回転できるように連結されたモータ軸が連結され、前記モータ軸の上側には第三ベベルギヤが固定的に設置され、前記モータ軸の中側には回転スライダが回転できるように連結され、前記モータ軸の下側が下方へ伸びて前記動力チャンバの底壁を貫通して前記駆動チャンバの中に入っており、且つ前記駆動チャンバの頂壁と回転できるように連結され、前記モータ軸の下側には第一ベベルギヤが固定的に設置され、前記駆動チャンバの前後両側には掘り溝が対称的に設置され、前記駆動チャンバの前後側壁には横軸が回転できるように連結され、前記横軸のうち前記駆動チャンバの中に位置している部分には前記第一ベベルギヤと噛み合っている第二ベベルギヤが固定的に設置され、前記横軸の両側が前後へ伸びて前記駆動チャンバの前後側壁を貫通して前記掘り溝の中に入っており、且つ前記掘り溝の片側壁と回転できるように連結され、前記横軸のうち前記掘り溝の中に位置している部分にはそれぞれ土を掘り返すことができる二つの土掘り返し器が前後対称的に設置され、前記横軸の前後両側にはまた第四ベベルギヤが対称的に固定的に設置され、
前記掘り溝の片側壁には輪溝が前後対称的に設置され、前記輪溝の中には前記ハウジングの前進や後退や転向を駆動できる回転装置が設置され、前記ハウジングの右側面には握りロッドが前後対称的に設置され、前記握りロッドと前記ハウジングの中には油チャンバが設置され、前記油チャンバと前記掘り溝との間には前記ハウジングを駆動して転向させることができる制御装置が設置され、前記動力チャンバの右側には水箱が設置され、前記水箱と前記動力チャンバの中には注水できる注水装置が設置され、前記動力チャンバの右側壁の上下にはそれぞれバネスライド溝と長板スライド溝とが設置され、前記長板スライド溝と前記動力チャンバの中には前記注水装置の開閉を制御できる起動装置が設置され、前記長板スライド溝の底壁には連結管が左右対称的に設置され、二つの前記連結管の底側が連通しており、且つ二つの前記連結管の底側には下方へ開口した種出管が設置され、前記長板スライド溝の頂壁には種を詰めることができる種溝が設置された。
【0006】
上記の技術プランに基づいて、前記回転装置は前記輪溝の中に左右対称的に回転できるように装着された車輪軸を含み、前記車輪軸には車輪が固定的に設置され、前記車輪軸の片側が前記掘り溝の方向へ伸びて前記輪溝の片側端壁を貫通して前記掘り溝の中に入っており、且つ前記掘り溝の片側端壁と回転できるように連結され、前記車輪軸の片側には第六ベベルギヤが固定的に設置された。
【0007】
上記の技術プランに基づいて、前記制御装置は前記油チャンバの頂壁に設置された上方へ開口した開口溝を含み、前記開口溝の中には引き動かしブロックがスライドできるように連結され、前記引き動かしブロックと前記油チャンバとの間には小バネが連結され、前記引き動かしブロックの左側面には密封長ロッドが固定的に設置され、前記密封長ロッドの片側には前記油チャンバとスライドできるように連結された密封スライダが固定的に設置され、前記油チャンバの中にはまた液圧板がスライドできるように連結され、前記液圧板と前記密封スライダとの間には作動油が設置され、前記液圧板の底端には前記油チャンバの底壁と前記掘り溝の頂壁とスライドできるように連結された液圧軸が回転できるように連結され、前記液圧軸の下側には前記第六ベベルギヤと前記第四ベベルギヤと噛み合うことができる第五ベベルギヤが固定的に設置された。
【0008】
上記の技術プランに基づいて、前記注水装置は前記水箱の後側壁に設置された加水口を含み、前記水箱の底壁には前記長板スライド溝に連通した水出パイプが設置され、前記水箱の底壁にはウォータポンプが固定的に設置され、前記ウォータポンプの中には前記水箱の左側壁と回転できるように連結されたウォータポンプ軸が設置され、前記ウォータポンプ軸が左方へ伸びて前記水箱の左側壁を貫通して前記動力チャンバの中に入っており、且つ前記動力チャンバの右側壁と回転できるように連結され、前記ウォータポンプ軸の上側にはスライドキーが固定的に設置され、前記スライドキーと前記ウォータポンプ軸には移動軸がスライドできるように連結され、前記移動軸には前記第三ベベルギヤと噛み合うことができる第七ベベルギヤが固定的に設置され、前記移動軸には環状溝が設置され、前記バネスライド溝の中にはバネスライダがスライドできるように連結され、前記バネスライダと前記バネスライド溝との間には復帰バネが連結され、前記バネスライダの左側が前記動力チャンバの前後側壁とスライドできるように連結され、前記バネスライダが前記モータ軸と当接することができ、前記バネスライダの頂面には前記環状溝とスライドできるように連結された連動ロッドが固定的に設置された。
【0009】
上記の技術プランに基づいて、前記起動装置は前記長板スライド溝の中にスライドできるように装着された長板を含み、前記長板の中には前記連結管と、前記種溝と、前記水出パイプと連通できる抜き孔が左右対称的に設置され、前記長板の左端にはヒンジ連結ロッドがヒンジにより連結され、前記ヒンジ連結ロッドが前記回転スライダと固定的に連結された。
【0010】
上記の技術プランに基づいて、前記車輪はゴムにより制作されるので、田畑を耕す過程において壊れにくい。
【0011】
上記の技術プランに基づいて、前記密封スライダと前記液圧板とが前記油チャンバに密着しており、前記密封スライダと前記液圧板とがスライドする時、前記油チャンバの中の作動油の漏れは発生しない。
【0012】
上記の技術プランに基づいて、前記復帰バネの弾性が一番大きい時、前記第七ベベルギヤが前記第三ベベルギヤと噛み合っている。
【発明の効果】
【0013】
以上により、本発明の有益効果は:本装置は体積が小さく、機能が多く、一人で操作できるなどのメリットを有し、我が国は農地の面積が小さいため、大型機械を使用して耕耘できない問題を克服し、同時に本装置は耕耘すると同時に種をまくことや注水することができ、現有の小型の農業用機械の機能が単一である欠点を克服し、同時に二つの車輪のうち一つが回転してもう一つが回転しないことにより転向を実現し、タンクの転向方式を真似、曲がる半径が小さいメリットを有し、種をまく機能や注水の機能を使用したくない時、装置に水や種を入れなければ良く、また本装置には四つの土掘り返し器が装着され、これにより本装置の作業効率を上げる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本発明の国情に基づいた小型農業用耕耘機の全体全断面の正面構成模式図
図2図2は本発明の図1の左側面の全体全断面の構成模式図
図3図3は本発明の図1の中のAのところの部分拡大図
図4図4は本発明の図2の中のB―B方向の模式図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明書に開示した全ての特徴、或いは開示した全ての方法、過程中のステップは、互いに排斥する特徴或いはステップ以外に、いかなる方式で組み合わせることができる。
【0017】
本発明書に開示した全ての特徴は、特別な叙述がない限り、そのほかの同等或いは類似する目的を持つ代替特徴に取り替えられる。つまり特別な叙述がない限り、全ての特徴はただ一連の同等或いは類似する特徴の中の一つの例だけである。
【0018】
図1〜4を参照し、本発明の実施例の国情に基づいた小型農業用耕耘機は、ハウジング21を含み、前記ハウジング21の中には動力チャンバ38が設置され、前記動力チャンバ38の下側には駆動チャンバ25が設置され、前記動力チャンバ38と前記駆動チャンバ25との間には農作装置101が設置され、前記農作装置101は前記動力チャンバ38の頂壁に固定的に装着されたモータ40を含み、前記モータ40の中には前記動力チャンバ38の底壁と回転できるように連結されたモータ軸41が連結され、前記モータ軸41の上側には第三ベベルギヤ39が固定的に設置され、前記モータ軸41の中側には回転スライダ51が回転できるように連結され、前記モータ軸41の下側が下方へ伸びて前記動力チャンバ38の底壁を貫通して前記駆動チャンバ25の中に入っており、且つ前記駆動チャンバ25の頂壁と回転できるように連結され、前記モータ軸41の下側には第一ベベルギヤ26が固定的に設置され、前記駆動チャンバ25の前後両側には掘り溝37が対称的に設置され、前記駆動チャンバ25の前後側壁には横軸27が回転できるように連結され、前記横軸27のうち前記駆動チャンバ25の中に位置している部分には前記第一ベベルギヤ26と噛み合っている第二ベベルギヤ28が固定的に設置され、前記横軸27の両側が前後へ伸びて前記駆動チャンバ25の前後側壁を貫通して前記掘り溝37の中に入っており、且つ前記掘り溝37の片側壁と回転できるように連結され、前記横軸27のうち前記掘り溝37の中に位置している部分にはそれぞれ土を掘り返すことができる二つの土掘り返し器47が前後対称的に設置され、前記横軸27の前後両側にはまた第四ベベルギヤ48が対称的に固定的に設置され、前記掘り溝37の片側壁には輪溝45が前後対称的に設置され、前記輪溝45の中には前記ハウジング21の前進や後退や転向を駆動できる回転装置102が設置され、前記ハウジング21の右側面には握りロッド63が前後対称的に設置され、前記握りロッド63と前記ハウジング21の中には油チャンバ42が設置され、前記油チャンバ42と前記掘り溝37との間には前記ハウジング21を駆動して転向させることができる制御装置103が設置され、前記動力チャンバ38の右側には水箱70が設置され、前記水箱70と前記動力チャンバ38の中には注水できる注水装置104が設置され、前記動力チャンバ38の右側壁の上下にはそれぞれバネスライド溝56と長板スライド溝35とが設置され、前記長板スライド溝35と前記動力チャンバ38の中には前記注水装置104の開閉を制御できる起動装置105が設置され、前記長板スライド溝35の底壁には連結管32が左右対称的に設置され、二つの前記連結管32の底側が連通しており、且つ二つの前記連結管32の底側には下方へ開口した種出管31が設置され、前記長板スライド溝35の頂壁には種を詰めることができる種溝22が設置された。
【0019】
他に、一つの実施例の中、前記回転装置102は前記輪溝45の中に左右対称的に回転できるように装着された車輪軸46を含み、前記車輪軸46には車輪29が固定的に設置され、前記車輪軸46の片側が前記掘り溝37の方向へ伸びて前記輪溝45の片側端壁を貫通して前記掘り溝37の中に入っており、且つ前記掘り溝37の片側端壁と回転できるように連結され、前記車輪軸46の片側には第六ベベルギヤ50が固定的に設置され、これにより前記第六ベベルギヤ50が回転する時、前記車輪軸46と前記車輪29とを連動させて回転させ、二つの前記車輪29の順方向と逆方向への回転により前記ハウジング21の前進と後退を制御し、前記車輪29のうち一つが回転してもう一つが回転しないことにより前記ハウジング21の転向を制御する。
【0020】
他に、一つの実施例の中、前記制御装置103は前記油チャンバ42の頂壁に設置された上方へ開口した開口溝67を含み、前記開口溝67の中には引き動かしブロック64がスライドできるように連結され、前記引き動かしブロック64と前記油チャンバ42との間には小バネ68が連結され、前記引き動かしブロック64の左側面には密封長ロッド66が固定的に設置され、前記密封長ロッド66の片側には前記油チャンバ42とスライドできるように連結された密封スライダ65が固定的に設置され、前記油チャンバ42の中にはまた液圧板43がスライドできるように連結され、前記液圧板43と前記密封スライダ65との間には作動油が設置され、前記液圧板43の底端には前記油チャンバ42の底壁と前記掘り溝37の頂壁とスライドできるように連結された液圧軸44が回転できるように連結され、前記液圧軸44の下側には前記第六ベベルギヤ50と前記第四ベベルギヤ48と噛み合うことができる第五ベベルギヤ49が固定的に設置され、これにより曲がる時、片側の前記引き動かしブロック64を上方へ引き動かし、これにより前記密封長ロッド66と前記密封スライダ65とを連動させて上方へ移動させ、これにより作動油により前記液圧板43と、前記液圧軸44と、前記第五ベベルギヤ49とを連動させて上方へ移動させ、これにより前記第五ベベルギヤ49が前記第六ベベルギヤ50と前記第四ベベルギヤ48との噛み合いから離脱し、これにより片側の前記車輪29が回転できなく、これにより転向を完成する。
【0021】
他に、一つの実施例の中、前記注水装置104は前記水箱70の後側壁に設置された加水口24を含み、前記水箱70の底壁には前記長板スライド溝35に連通した水出パイプ36が設置され、前記水箱70の底壁にはウォータポンプ23が固定的に設置され、前記ウォータポンプ23の中には前記水箱70の左側壁と回転できるように連結されたウォータポンプ軸59が設置され、前記ウォータポンプ軸59が左方へ伸びて前記水箱70の左側壁を貫通して前記動力チャンバ38の中に入っており、且つ前記動力チャンバ38の右側壁と回転できるように連結され、前記ウォータポンプ軸59の上側にはスライドキー60が固定的に設置され、前記スライドキー60と前記ウォータポンプ軸59には移動軸71がスライドできるように連結され、前記移動軸71には前記第三ベベルギヤ39と噛み合うことができる第七ベベルギヤ62が固定的に設置され、前記移動軸71には環状溝61が設置され、前記バネスライド溝56の中にはバネスライダ55がスライドできるように連結され、前記バネスライダ55と前記バネスライド溝56との間には復帰バネ57が連結され、前記バネスライダ55の左側が前記動力チャンバ38の前後側壁とスライドできるように連結され、前記バネスライダ55が前記モータ軸41と当接することができ、前記バネスライダ55の頂面には前記環状溝61とスライドできるように連結された連動ロッド58が固定的に設置され、これにより前記モータ軸41が回転する時、前記モータ軸41が前記バネスライダ55と、前記連動ロッド58と、前記移動軸71と、前記第七ベベルギヤ62とを推し動かして左右へ移動させることができ、前記モータ軸41の弯曲部が左半分にある時、前記第三ベベルギヤ39が前記第七ベベルギヤ62と噛み合っており、これにより前記移動軸71と、前記スライドキー60と、前記ウォータポンプ軸59とを連動させて回転させ、これにより前記ウォータポンプ23を始動して注水を始める。
【0022】
他に、一つの実施例の中、前記起動装置105は前記長板スライド溝35の中にスライドできるように装着された長板34を含み、前記長板34の中には前記連結管32と、前記種溝22と、前記水出パイプ36と連通できる抜き孔30が左右対称的に設置され、前記長板34の左端にはヒンジ連結ロッド52がヒンジにより連結され、前記ヒンジ連結ロッド52が前記回転スライダ51と固定的に連結され、これにより前記モータ軸41が回転する時に前記ヒンジ連結ロッド52により前記長板34の左右移動を連動させることができ、これにより前記水出パイプ36と前記種溝22とが間欠的に前記連結管32に連通し、前記ウォータポンプ23が作動し始める時に前記水出パイプ36と前記種溝22とがちょうど前記連結管32に連通する。
【0023】
他に、一つの実施例の中、前記車輪29はゴムにより制作されるので、田畑を耕す過程において壊れにくい。
【0024】
他に、一つの実施例の中、前記密封スライダ65と前記液圧板43とが前記油チャンバ42に密着しており、前記密封スライダ65と前記液圧板43とがスライドする時、前記油チャンバ42の中の作動油の漏れは発生しない。
【0025】
他に、一つの実施例の中、前記復帰バネ57の弾性が一番大きい時、前記第七ベベルギヤ62が前記第三ベベルギヤ39と噛み合っている。
【0026】
使用する時、まず水を前記加水口24を通して前記水箱70の中に入れ、まく予定の種を前記種溝22の中に入れ、そして前記モータ40を始動し、これにより前記モータ軸41を連動させて回転させ、これにより前記第一ベベルギヤ26と、前記第二ベベルギヤ28と、前記横軸27と、前記土掘り返し器47と、前記第四ベベルギヤ48と、前記第五ベベルギヤ49と、前記第六ベベルギヤ50と、前記車輪軸46と、前記車輪29とを連動させて回転させ、これにより前記ハウジング21の前進と畑を耕すことを制御でき、そして前記モータ軸41が回転し、前記モータ軸41が前記バネスライダ55と、前記連動ロッド58と、前記移動軸71と、前記第七ベベルギヤ62とを推し動かして左右へ移動させることができ、前記モータ軸41の弯曲部が左半分にある時、前記第三ベベルギヤ39が前記第七ベベルギヤ62と噛み合っており、これにより前記移動軸71と、前記スライドキー60と、前記ウォータポンプ軸59とを連動させて回転させ、これにより前記ウォータポンプ23を始動して注水を始め、前記モータ軸41が回転する時に前記ヒンジ連結ロッド52により前記長板34の左右移動を連動させることができ、これにより前記水出パイプ36と前記種溝22とが間欠的に前記連結管32に連通し、前記ウォータポンプ23が作動し始める時に前記水出パイプ36と前記種溝22とがちょうど前記連結管32に連通し、水と種の混合物が畑に間欠的に植えられ、曲がる時、作動油により前記液圧板43と、前記液圧軸44と、前記第五ベベルギヤ49とを連動させて上方へ移動させ、これにより前記第五ベベルギヤ49が前記第六ベベルギヤ50と前記第四ベベルギヤ48との噛み合いから離脱し、これにより片側の車輪が回転できなく、これにより転向を完成する。
【0027】
本発明の有益効果は:本装置は体積が小さく、機能が多く、一人で操作できるなどのメリットを有し、我が国は農地の面積が小さいため、大型機械を使用して耕耘できない問題を克服し、同時に本装置は耕耘すると同時に種をまくことや注水することができ、現有の小型の農業用機械の機能が単一である欠点を克服し、同時に二つの車輪のうち一つが回転してもう一つが回転しないことにより転向を実現し、タンクの転向方式を真似、曲がる半径が小さいメリットを有し、種をまく機能や注水の機能を使用したくない時、装置に水や種を入れなければ良く、また本装置には四つの土掘り返し器が装着され、これにより本装置の作業効率を上げる。
【0028】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。そのため、本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本発明は国情に基づいた小型農業用耕耘機を開示した。
【解決手段】
ハウジングを含み、前記モータの中には前記動力チャンバの底壁と回転できるように連結されたモータ軸が連結され、前記モータ軸の上側には第三ベベルギヤが固定的に設置され、前記モータ軸の中側には回転スライダが回転できるように連結され、前記モータ軸の下側が下方へ伸びて前記動力チャンバの底壁を貫通して前記駆動チャンバの中に入っており、まく予定の種を前記種溝の中に入れ、そして前記モータを始動し、これにより前記モータ軸を連動させて回転させ、本装置は体積が小さく、機能が多く、一人で操作できるなどのメリットを有し、我が国は農地の面積が小さいため、大型機械を使用して耕耘できない問題を克服し、同時に本装置は耕耘すると同時に種をまくことや注水することができる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4