(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態によるインダクタの例示的な例を示した斜視図である。
【
図2】本発明の一実施形態によるインダクタの例示的な例を示した断面図である。
【
図3a】本発明の一実施形態によるインダクタの一部の例示的な例を示した部分斜視図である。
【
図3b】本発明の一実施形態によるインダクタの一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図3c】本発明の一実施形態によるインダクタの一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図3d】本発明の一実施形態によるインダクタの一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図3e】本発明の一実施形態によるインダクタの一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図3f】本発明の一実施形態によるインダクタの一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図3g】本発明の一実施形態によるインダクタの一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図4a】本発明の一実施形態によるインダクタの他の一部の例示的な例を示した部分斜視図である。
【
図4b】本発明の一実施形態によるインダクタの他の一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図4c】本発明の一実施形態によるインダクタの他の一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図4d】本発明の一実施形態によるインダクタの他の一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図4e】本発明の一実施形態によるインダクタの他の一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図4f】本発明の一実施形態によるインダクタの他の一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図4g】本発明の一実施形態によるインダクタの他の一部の変更例を示した部分斜視図である。
【
図5】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した斜視図である。
【
図6】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図7】本発明の一実施形態によるインダクタの一部を示した断面図である。
【
図8】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図9】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図10】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図11】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図12】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図13】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図14】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図15】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図16】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図17】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図18】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図19】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図20】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図21】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図22】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図23】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図24】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図25】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図26】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図27】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図28】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【
図29】本発明の一実施形態によるインダクタの変更例を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付された図面とともに詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現可能であり、単に本実施形態は本発明の開示が完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。
【0011】
本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は文句で特に言及しない限り複数形も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」及び/又は「含んでいる(comprising)」と言及された構成要素は、一つ以上の他の構成要素の存在又は追加を排除しない。
【0012】
また、本明細書で記述する実施形態は、本発明の理想的な例示図である斜視図及び/又は断面図を参照して説明される。図面において、層及び領域の厚さ又は大きさは、技術的内容の効果的な説明のために誇張されたものである。したがって、製造技術及び/又は許容誤差などにより例示図の形態が変形されることができる。よって、本発明の実施形態は、図示された特定の形態に制限されるものではなく、製造工程によって生成される形態の変化も含むものである。例えば、直角に図示された領域は、ラウンド状であってもよく、所定の曲率を有する形状であってもよい。したがって、図面に例示された領域は、概略的な属性を有し、図面で例示された層及び領域の形状は、インダクタの領域の特定形態を例示するためのものであり、発明の範疇を制限するものではない。
【0013】
明細書全体に亘って同一の参照符号は同一の構成要素を示す。したがって、同一の参照符号又は類似の参照符号は、該当図面で言及又は説明されなくても、他の図面を参照して説明されることができる。また、参照符号が表示されなくても、他の図面を参照して説明されることができる。
【0014】
図1及び
図2を参照して、本発明の一実施形態によるインダクタについて説明する。
図1は本発明の一実施形態によるインダクタを概略的に示した斜視図であり、
図2は
図1のI−I'線に沿った領域を概略的に示す断面図である。
【0015】
図1及び
図2を参照すると、本発明の一実施形態によるインダクタ1は、基板10と、導電性構造物20と、本体40、外部電極50a、50bと、を含むことができる。
【0016】
上記外部電極50a、50bは、互いに離隔する第1外部電極50a及び第2外部電極50bを含むことができる。
【0017】
上記本体40は、上記第1外部電極50aと上記第2外部電極50bとの間に配置されることができる。一例において、上記本体40は、絶縁性の高分子物質中に磁性物質が含まれた物質で形成されることができる。例えば、上記本体40は、フェライト又は金属系軟磁性材料が高分子物質中に含まれて形成されてもよい。例えば、上記本体40は、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、Ni−Zn−Cu系フェライト、Mn−Mg系フェライト、Ba系フェライト又はLi系フェライトなどのようなフェライトを含むことができる。或いは、上記本体40は、Fe、Si、Cr、Al、及びNiからなる群から選択されたいずれか1つ以上を含む合金であってもよい金属系軟磁性材料を含むことができる。例えば、上記金属系軟磁性材料は、Fe−Si−B−Cr系非晶質金属粒子を含むことができる。上記金属系軟磁性材料の粒径は0.1μm以上20μm以下であってもよく、エポキシ樹脂又はポリイミドなどの高分子物質上に分散された形態で含まれてもよい。したがって、上記本体40は、エポキシ樹脂又はポリイミドなどの高分子上に分散された上述した磁性物質で形成されることができる。
【0018】
一例において、上記本体40は六面体形状であってもよい。上記第1及び第2外部電極50a、50bは、互いに対向する上記本体40の両側面を覆うことができる。
【0019】
一例において、上記第1及び第2外部電極50a、50bは、互いに対向する上記本体40の両側面を覆いながら、上記本体40の外側に沿って互いに対向する方向に延びることができる。例えば、上記第1及び第2外部電極50a、50bのそれぞれは、
図2に示すように、断面視したときに「コ」或いは「C」字形状であることができる。しかし、本発明の技術的思想はこれに限定されず、それぞれ、「L」或いは「I」字形状などの断面形状であってもよい。
【0020】
上記第1及び第2外部電極50a、50bのそれぞれは、内側導電層52及び外側導電層54を含むことができる。上記外側導電層54は上記内側導電層52を覆うことができる。
【0021】
上記基板10は、上記第1外部電極50aと上記第2外部電極50bとの間に配置されることができ、上記本体40内に配置されることができる。上記基板10は絶縁樹脂で形成されることができる。例えば、上記基板10は、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリイミドなどの熱可塑性樹脂、又はこれらの物質にガラス繊維や無機フィラーなどの補強材が含浸された樹脂、例えば、プリプレグ(Prepreg)、ABF(Ajinomoto Build−up Film)、FR−4、BT(Bismaleimide Triazine)樹脂、及びPID(Photo Imagable Dielectric)樹脂などで形成されてもよい。上記基板10は、互いに対向する第1面10a及び第2面10bを有してもよい 。
【0022】
一例において、上記基板10の中央部分は、上記本体40により充填されることができる。上述したような磁性物質を含むことができる上記本体40が上記基板10の中央部分を充填することで、インダクタンスを向上させることができる。
【0023】
上記導電性構造物20は、上記第1外部電極50aと上記第2外部電極50bとの間に配置されることができる。上記導電性構造物20は、上記本体40内に配置され、上記第1外部電極50a及び上記第2外部電極50bと電気的に連結されることができる。
【0024】
上記導電性構造物20は、第1導電性パターン22、第2導電性パターン24、連結ビア26、及び少なくとも1つの補強部28a、28bを含むことができる。
【0025】
上記第1導電性パターン22は、上記基板10の上記第1面10a上に配置されることができる。上記第1導電性パターン22は、上記第1外部電極50aに対向して該第1外部電極50aと接触する第1側部22sを有することができる。上記第2導電性パターン24は、上記基板10の上記第2面10b上に配置されることができる。上記第2導電性パターン24は、上記第2外部電極50bに対向して該第2外部電極50bと接触する第2側部24sを有することができる。上記少なくとも1つの補強部28a、28bは、上記第1及び第2側部22s、24sの少なくとも1つと連結され、上記第1及び第2外部電極50a、50bの少なくとも1つと上記基板10との間に介在されることができる。上記連結ビア26は上記基板10を貫通し、上記第1及び第2導電性パターン22、24を電気的に連結することができる。
【0026】
一例において、上記第1及び第2導電性パターン22、24のそれぞれは、コイル形状であってもよい。これにより、本発明の実施形態において、上記第1導電性パターン22は「第1コイル」又は「上部コイル」と呼ばれ、上記第2導電性パターン24は「第2コイル」又は「下部コイル」と呼ばれることができる。また、上記導電性構造物20は「内部電極」又は「内部コイル」と呼ばれることができる。
【0027】
一例において、上記第1及び第2導電性パターン22、24のそれぞれは、薄型でありながら高いインダクタンスを実現するために、平面において2以上の巻数を有することができる。
【0028】
一例において、上記第1及び第2導電性パターン22、24と、上記連結ビア26とは一体的に形成されることができる。例えば、上記第1及び第2導電性パターン22、24と上記連結ビア26は同じめっき工程によって形成されることができるが、本発明の技術的思想はこれに限定されない。例えば、上記第1導電性パターン22、上記第2導電性パターン24、及び上記連結ビア26の少なくとも1つは、異なる工程によって形成されてもよい。
【0029】
一例において、上記第1導電性パターン22、上記第2導電性パターン24、及び上記連結ビア26のそれぞれは、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、金(Au)、銅(Cu)、白金(Pt)、又はこれらの合金などによって形成されることができる。
【0030】
一例において、上記少なくとも1つの補強部28a、28bは、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの少なくとも一部から第1方向D1に延びる第1補強部28aと、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの少なくとも一部から第2方向D2に延びる第2補強部28bと、を含むことができる。上記第1方向D1は、上記基板10の上記第1面10aから上記基板10の上記第2面10bに向かう方向であってもよく、上記第2方向D2は、上記基板10の上記第2面10bから上記基板10の上記第1面10aに向かう方向であってもよい。
【0031】
上記第1補強部28aは、上記基板10と上記第1外部電極50aとの間に介在されることができ、上記第2補強部28bは、上記基板10と上記第2外部電極50bとの間に介在されることができる。
【0032】
上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s及び上記第1補強部28aは、上記第1外部電極50aと電気的に連結されることができる。上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s及び上記第1補強部28aは、上記第1外部電極50aの上記内側導電層52と接触することができる。
【0033】
上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s及び上記第2補強部28bは、上記第2外部電極50bと電気的に連結されることができる。上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s及び上記第2補強部28bは、上記第2外部電極50bの上記内側導電層52と接触することができる。
【0034】
それぞれの上記第1及び第2外部電極50a、50bにおいて、上記内側導電層52は、上記導電性構造物20と接触することができ、上記外側導電層54は、上記内側導電層52を覆いながら上記導電性構造物20から離隔することができる。
【0035】
一例において、上記外側導電層54は、第1導電層54a及び第2導電層54bを含むことができる。上記第1導電層54aは、上記内側導電層52を覆うことができ、上記第2導電層54bは上記第1導電層54aを覆うことができる。
【0036】
上記内側導電層52はめっき層で形成されることができる。例えば、上記内側導電層52は銅めっき層で形成されてもよい。上記外側導電層54の上記第1導電層54aは、メタル−エポキシ物質、例えば、銀−エポキシ混合物質で形成されてもよい。上記外側導電層54の上記第2導電層54bは、ニッケル(Ni)及びスズ(Sn)のいすれか1つ又はこれらの混合物質で形成されてもよい。
【0037】
次に、上記第1補強部28aの様々な例について、
図3a〜
図3gを参照して説明する。
図3a〜
図3gは上記第1補強部28aの様々な例を説明するための部分斜視図である。
【0038】
一例において、
図1及び
図2とともに
図3aを参照すると、平面視又は上面視(Top View)したときに、上記第1補強部28aは半球状の第1補強部28a1であることができる。ここで、平面視又は上面視するとは、上記基板10の上記第1面10aに向かう方向から見ることを含むことができる。上記第1補強部28a1を平面視又は上面視したときに、その形状は、上記基板10の上記第1面10aと同一平面における形状、又は、上記基板10の上記第2面10bと同一平面における形状として理解されることができる。したがって、以下で言及される「平面形状」とは、特に説明がなくても、上記第2方向D2又は上記第1方向D1から見た形状、上記基板10の上記第1面10aと同一平面における形状、上記基板10の上記第2面10bと同一平面における形状、又は、上記第1面10aに向かう上面視から見た形状として理解されることができる。
【0039】
上記第1補強部28a1は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの一部分から上記第1方向D1に延びて形成されてもよい。また、上述したように、上記第1補強部28a1の平面形状は半球状であってもよい。
【0040】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図3bを参照すると、上記第1補強部28aは、平面視又は上面視したときに、一定の幅を有する棒状の第1補強部28a2であってもよい。
【0041】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図3cを参照すると、上記第1補強部28aは、平面視又は上面視したときに、上記第1外部電極50aから上記基板10に向かう方向に幅が漸次減少する三角形状の第1補強部28a3であってもよい。
【0042】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図3dを参照すると、上記第1補強部28aは、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から上記第1方向D1に延びる複数の第1補強部28a4であることができる。ここで、上記複数の第1補強部28a4のそれぞれは、平面視したときに、
図3aを参照して説明したような半球状であってもよい。また、
図3dには上記複数の第1補強部28a4が2つ図示されているが、本発明の技術的思想はこれに限定されない。例えば、上記複数の第1補強部28a4は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの3箇所以上の部分から延びて形成されてもよい。よって、以下で言及される「複数(Plurality)」とは、特に説明がなくても、2又は3以上を含むものと理解されることができる。
【0043】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図3eを参照すると、上記第1補強部28aは、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から上記第1方向D1に延びる複数の第1補強部28a5であってもよく、上記複数の第1補強部28a5のそれぞれは、平面視したときに、
図3bを参照して説明したような棒状であってもよい。
【0044】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図3fを参照すると、上記第1補強部28aは、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から上記第1方向D1に延びる複数の第1補強部28a6であってもよく、上記複数の第1補強部28a6のそれぞれは、平面視したときに、
図3cを参照して説明したような三角形状であってもよい。
【0045】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図3gを参照すると、上記第1補強部28aは、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から上記第1方向D1に延びる第1補強部28a7であってもよい。
【0046】
次に、上記第2補強部28bの様々な例について、
図4a〜
図4gを参照して説明する。
図4a〜
図4gは、上記第2補強部28bの様々な例を説明するための部分斜視図である。
【0047】
一例において、
図1及び
図2とともに
図4aを参照すると、平面視したときに、上記第2補強部28bは半球状の第2補強部28b1であってもよい。
【0048】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図4bを参照すると、上記第2補強部28bは、平面視したときに、一定の幅を有する棒状の第2補強部28b2であってもよい。
【0049】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図4cを参照すると、上記第2補強部28bは、平面視したときに、幅が漸次減少する三角形状の第2補強部28b3であってもよい。
【0050】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図4dを参照すると、上記第2補強部28bは、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から上記第2方向D2に延びる複数の第2補強部28b4であることができる。ここで、上記複数の第2補強部28b4のそれぞれは、平面視したときに、
図4aを参照して説明したような半球状であってもよい。
【0051】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図4eを参照すると、上記第2補強部28bは、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から上記第2方向D2に延びる複数の第2補強部28b5であってもよく、上記複数の第2補強部28b5のそれぞれは、平面視したときに、
図4bを参照して説明したような棒状であってもよい。
【0052】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図4fを参照すると、上記第2補強部28bは、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から上記第2方向D2に延びる複数の第2補強部28b6であってもよく、上記複数の第2補強部28b6のそれぞれは、平面視したときに、三角形状であってもよい。水平方向において、上記複数の第2補強部28b6は、上記第2外部電極50bから上記基板10に向かう方向に幅が漸次狭くなる補強部と、上記基板10から上記第2外部電極50bに向かう方向に幅が漸次広くなる補強部と、を含むことができる。一例において、平面視したときに、上記複数の第2補強部28b6のいずれか一方の補強部は幅が漸次狭くなる三角形状であってもよく、他方の補強部は幅が漸次大きくなる三角形状であってもよい。
【0053】
変更例において、
図1及び
図2とともに
図4gを参照すると、上記第2補強部28bは、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s全体から上記第2方向D2に延びる第2補強部28b7であってもよい。
【0054】
上記導電性構造物20は、
図1〜
図4gで説明した構造に限定されず、多様に変更可能である。このように変更可能な導電性構造物20については、
図5及び
図6を参照して説明する。
図5は本発明の一実施形態によるインダクタを概略的に示した斜視図であり、
図6は
図5のIV−IV'線に沿った領域を概略的に示す断面図である。
【0055】
図5及び
図6を参照すると、本発明の一実施形態によるインダクタ1は、
図1及び
図2を参照して説明したような上記基板10と、上記本体40と、上記第1及び第2外部電極50a、50bと、を含むことができる。
【0056】
本発明の一実施形態によるインダクタ1は、変更可能な導電性構造物20を含むことができる。上記導電性構造物20は、
図1及び
図2を参照して説明したような上記第1側部22sを有する上記第1導電性パターン22、上記第2側部24sを有する上記第2導電性パターン24、及び上記連結ビア26を含むことができる。上記導電性構造物20は、
図3a〜
図3gをそれぞれ参照して説明したような上記第1補強部28a、及び
図4a〜
図4gをそれぞれ参照して説明したような上記第2補強部28bを含むことができる。
【0057】
上記導電性構造物20は、上記第1及び第2外部電極50a、50bの少なくとも1つとの接触面積を増加させることができる少なくとも1つの拡張部を含むことができる。
【0058】
一例において、上記少なくとも1つの拡張部は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sに対向して上記第1補強部28aと連結され、上記第2導電性パターン24から離隔する第1拡張部30aを含むことができる。
【0059】
一例において、上記少なくとも1つの拡張部は、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結され、上記第1導電性パターン22から離隔する第2拡張部30bを含むことができる。
【0060】
一例において、上記少なくとも1つの拡張部は、上記第1拡張部30a及び上記第2拡張部30bのいずれか一方又は両方を含むことができる。
【0061】
本発明の一実施形態によるインダクタ1において、上記導電性構造物20は、上述したように多様な形状に形成されることができる。例えば、本発明の一実施形態によるインダクタ1において、上記導電性構造物20の上記第1補強部28aは、
図3a〜
図3gで説明した多様な形状のうちいずれか1つの形状であってもよく、上記導電性構造物20の上記第2補強部28bは、
図4a〜
図4gで説明した多様な形状のうちいずれか1つの形状であってもよい。また、本発明の一実施形態によるインダクタ1において、上記導電性構造物20は、上記第1拡張部30a及び上記第2拡張部30bのいずれか一方又は両方を含むことができる。
【0062】
以下では、多様な形状に形成可能な上記導電性構造物20の例について、
図7〜
図29を参照して説明する。
図7〜
図29のそれぞれは、
図1のII−II'線に沿った断面領域、及びIII−III'線に沿った断面領域、或いは、
図1のII−II'線及びIII−III'線に沿った断面領域に対応する
図5の断面領域を示すことができる。ここで、
図7〜
図29のそれぞれを参照して説明する場合、上述した構成要素に対する詳細な説明は省略し、直接引用したものについてのみ説明する。また、
図7〜
図29に開示された上記第1及び第2外部電極50a、50b及び上記本体40については既に説明されているため、以下で特に言及されていなくても、上述した内容として理解されることができる。
【0063】
一例において、
図7を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28bを含むことができる。
【0064】
他の例において、
図8を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28bを含むことができる。
【0065】
他の例において、
図9を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s全体から延びた形状の第2補強部28bを含むことができる。ここで、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s及び上記第1補強部28aと隣接する上記基板10の部分は、上記第1外部電極50aと接触してもよく、上記第2補強部28bは、上記基板10を上記第2外部電極50bから離隔させることができる。
【0066】
他の例において、
図10を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0067】
他の例において、
図11を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28b及び、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0068】
他の例において、
図12を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s全体から延びる第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0069】
他の例において、
図13を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28bを含むことができる。
【0070】
他の例において、
図14を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28bを含むことができる。
【0071】
他の例において、
図15を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s全体から延びる第2補強部28bを含むことができる。
【0072】
他の例において、
図16を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0073】
他の例において、
図17を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0074】
他の例において、
図18を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s全体から延びる第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0075】
他の例において、
図19を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28bを含むことができる。
【0076】
他の例において、
図20を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から延びる第2補強部28bを含むことができる。
【0077】
他の例において、
図21を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0078】
他の例において、
図22を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0079】
他の例において、
図23を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s全体から延びる第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0080】
他の例において、
図24を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sに対向して上記第1補強部28aと連結される第1拡張部30a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28bを含むことができる。
【0081】
他の例において、
図25を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sに対向して上記第1補強部28aと連結される第1拡張部30a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28bを含むことができる。
【0082】
他の例において、
図26を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sに対向して上記第1補強部28aと連結される第1拡張部30a、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s全体から延びる第2補強部28bを含むことができる。
【0083】
他の例において、
図27を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sに対向して上記第1補強部28aと連結される第1拡張部30a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの一部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0084】
他の例において、
図28を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sに対向して上記第1補強部28aと連結される第1拡張部30a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sの複数の部分から延びて上記基板10を貫通する形状の第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0085】
他の例において、
図29を参照すると、導電性構造物20は、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22s全体から延びる第1補強部28a、上記第1導電性パターン22の上記第1側部22sに対向して上記第1補強部28aと連結される第1拡張部30a、上記第2導電性パターン24の上記第2側部24s全体から延びる形状の第2補強部28b、及び上記第2導電性パターン24の上記第2側部24sに対向して上記第2補強部28bと連結される第2拡張部30bを含むことができる。
【0086】
実施形態によると、上述した導電性構造物20は、上記第1外部電極50aと接触する第1側部22s及び上記第1補強部28a、及び上記第2外部電極50bと接触する上記第2側部24s及び上記第2補強部28bを含むことができる。上記導電性構造物20の上記第1及び第2補強部28a、28bは、上記第1及び第2外部電極50a、50bと上記導電性構造物20との間の接触面積を増加させることができる。これによって、上記第1及び第2補強部28a、28bは、上記第1及び第2外部電極50a、50bと上記導電性構造物20との間の接触抵抗を低減させることができ、上記第1及び第2外部電極50a、50bと上記導電性構造物20との間の接合力を増加させることができる。したがって、上述したインダクタ1の電気的特性を向上させ、且つインダクタ1の信頼性を向上させることができる。
【0087】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施できることを理解することができる。したがって、上述した実施形態はすべての面において例示的なものであり、限定するものではないと理解しなければならない。