(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記鍔は第1の大きさを有する第1の形状であり、前記バッグの前記開口部は第2の大きさを有する前記第1の形状であり、前記第1の大きさは前記第2の大きさよりも大きい、請求項1に記載のシールアセンブリシステム。
前記ウェブは第1の厚さ及び第2の厚さを含み、前記第1の厚さは前記第2の厚さよりも厚く、前記第2の厚さと比較して前記下端部に近接して位置決めされる、請求項1に記載のシールアセンブリシステム。
前記バッグは正面、該正面と対向する背面、左側面、該左側面と対向する右側面、上面、及び該上面と対向する底面を有する、請求項1に記載のシールアセンブリシステム。
前記開口部は前記バッグの上面上にあり、前記開口部は前記内層及び前記外層のうちの少なくとも一方により形成されている、請求項12に記載のシールアセンブリシステム。
前記内層又は前記外層のうちの一方を前記鍔の外壁に押し付けて、前記鍔から前記蓋を取り外す際の連結を維持する圧縮部材をさらに含む、請求項1に記載のシールアセンブリシステム。
前記開口部は前記バッグの上面側にあり、前記開口部は前記内層及び前記外層のうちの少なくとも一方により形成されるネック部を含む、請求項1に記載のシールアセンブリシステム。
前記鍔は、前記内層及び前記外層のうちの少なくとも一方が前記鍔の縁部の上で折り返された状態で前記ネック部の上に位置し、前記内層及び前記外層のうちの少なくとも一方は前記鍔の外壁上に折り返される、請求項16に記載のシールアセンブリシステム。
前記蓋が前記鍔の縁部に連結されている場合、前記鍔の縁部は前記外層の外装と当接し、前記蓋の底部は前記内層の内装と当接する、請求項1に記載のシールアセンブリシステム。
前記蓋が前記鍔の縁部に連結されている場合、前記鍔の縁部は内層の外装と当接し、前記蓋の底部は前記内層の内装と当接する、請求項1に記載のシールアセンブリシステム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
発明の実施形態は、バルクバッグ用のハーメチックシール及びその内部に保存される材料を維持しながら、開閉できるバルクバッグ用ハーメチックシールを提供するよう、バルクバッグと共に用いられるハーメチックシールアセンブリに関する方法及びシステムに関する。ハーメチックシールアセンブリは蓋と鍔とを含むことができ、ここで、鍔は、バルクバッグの一部に解放自在に取り付けることができるか、バルクバッグの開口部に一体化させることができる。
【0013】
本明細書中で用いるような「溶接」とは、この用語のその他の成語要素を含み、サブマージアーク、GTAW、GMAW、MAG、MIG、TIG溶接、何らかの高エネルギー熱源(例えば、レーザ、電子ビーム等)、又は溶接システムにより用いられる何らかの電気アークを含むが、これらに限定されない電気アークの操作を介する溶融材料の溶着を指す。その上、溶接作業は、溶融亜鉛めっき皮膜等であるが、これに限定されないコーティングを含む母材上であってもよい。
【0014】
本明細書中で用いるような「コンポーネント」又は「コントローラ」とは、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリの一部を含むか、それらを利用してもよいハードウェアの一部、ソフトウェアの一部、又はそれらの組み合わせであってもよく、ここで、メモリは実行するための命令を含んでいる。
【0015】
本明細書中で用いるような「バッグ」とは、バルクバッグ、コンテナバッグ、及び/又は材料を収容する品物であってもよく、ここで、収容又は保存される材料は固体、液体、気体、又はそれらの組み合わせであってもよい。バッグは内層及び外層を含むことができ、ここで、内層は大気条件に対する障壁を提供し、外層は耐久性及び剛性を提供する。一実施形態において、外層はリボン織り構造であってもよい。内層及び/又は外層は、適切な技術的判断により選択される任意の適切な材料でできていてもよい。一実施例において、バッグは1つ以上の空洞部を含むことができ、各空洞部は材料を保存又は収容する。例えば、バッグは、第1の材料を保存又は収容する第1の空洞部と、第2の材料を保存又は収容する第2の空洞部と、第3の材料を収容又は保存する第3の空洞部とを含むことができる。かかる実施例において、各空洞部は、その内部に含まれる材料に少なくとも部分的に基づいて、それぞれの層に適切な材料を含むことができる。バッグの各層が厚さを含むことができ、ここで、その厚さはかかる空洞部の内部に保存される材料又は層が作製される材料のうちの少なくとも1つに基づいてもよいことは、更に正しく認識すべきである。バッグは、バッグが開口端又は開口部のうちの少なくとも1つを含む形状及びサイズであってもよい。バッグが1つ以上の開口端を含むことができることは、正しく認識するべきである。別の実施例において、バッグが1つ以上の開口部を含むことができることは、正しく認識するべきである。バッグは、容量を定義するよう構成され、アクセス又は分配/充填するための少なくとも1つの開口部を持つ形状を有することができる。
【0016】
本明細書中で検討した実施形態は、上で検討したシステム及び方法に関連する一方で、これらの実施形態は、例示的であることを目的とし、これらの実施形態の適用性を本明細書中で説明したそれらの検討だけに制限することを意図していない。本明細書中で検討した制御システム及び方法は、上で検討した発明の精神又は適用範囲から逸脱することなく、アーク溶接、レーザ溶接、ろう付け、はんだ付け、プラズマ切断、ウォータージェット切断、レーザ切断に関するシステム及び方法、並びに、類似した制御方法を用いるその他のシステム及び方法に等しく適用可能であるか、それらにおいて利用することができる。本明細書中の実施形態及び検討は、当業者によってこれらのシステム及び方法のいずれかに容易に組み込むことができる。限定ではなく、一例として、本明細書中で用いられる電力供給装置(例えば、溶接電力供給装置等)は、溶接、アーク溶接、レーザ溶接、ろう付け、はんだ付け、プラズマ切断、ウォータージェット切断、レーザ切断等を行う装置のための電力供給装置であってもよい。従って、適切な技術及び判断のうちの1つは、主題発明の実施形態の有効範囲の意図する適用範囲から逸脱することなく、溶接電力供給装置以外の電力供給装置を選択することができる。
【0017】
加えて、本明細書中に説明するハーメチックシールアセンブリは、バッグが用いられ、かかるバッグの中身が溶接環境又は溶接システムに関連する必要がない任意の環境に関連していてもよい。
【0018】
図面を参照して、同様の符号は、幾つかの図の全体を通して、同一又は相当する部品を示している。しかし、異なる図における同様の構成要素の包含は、所定の実施形態が必ずしもかかる構成要素を含むか、又は、発明の全ての実施形態がかかる構成要素を含むことを意味するものではない。実施例及び図は説明するためだけのものであり、特許請求の範囲の適用範囲及び精神によって判断される本発明を制限することを意味するものではない。
【0019】
図1〜4及び12〜18は、鍔102及び蓋104を含むハーメチックシールアセンブリ100を示している。鍔102は上端部106と、それに対向する下端部108とを含むことができる。鍔102は上端部106と下端部108との間に通路103(
図12に示す)を含むことができる。鍔102はバッグ用のハーメチックシールアセンブリと共に用いられてもよく、鍔102はバッグの開口部に取り付けられるか、又は、バッグの開口端の周囲に設置される。蓋104は鍔102に解放自在に結合され、ここで、蓋104は上面118、底面120、上面と底面との間の側壁、及び、蓋104の外周上の張出し部122を含むことができる。一実施形態において、蓋104は、蓋104の第1の開口部上で鍔102から取り外すことができるロック機構を含むことができる。
【0020】
鍔102は内壁124と外壁126とを含むことができる。一実施形態において、鍔102及び蓋104の形状は円形であってもよい。鍔102及び蓋104の形状は適切な技術的判断により選択されてもよく、鍔102及び/又は蓋104の形状は主題の発明を制限するものではないことは、正しく認識するべきである。鍔102は上端部106に縁部110を含むことができ、ここで、縁部110は蓋104の底面で間隙部128と噛合するよう構成される。鍔102の外壁126は、更に、バッグの一部又はバッグの層のうちの少なくとも1つにおいて一体化又は結合されるよう用いられるウェブ111を含むことができる。特に、バッグの開口部は外周を含むことができ、ここで、ウェブ111は、ウェブ111の外周がバッグの開口部の外周と整合するように、熱溶着される。ウェブ111は、剛性のための第1の部分114と、熱溶着時、バッグ又は1つ以上のバッグ層(例えば、内層、外層、追加層、それらの組み合わせ)のうちの少なくとも1つと一体化する第2の部分116とを含むことができる。第1の部分114は第1の厚さを有し、第2の部分116は第2の厚さを有することは、正しく認識するべきであり、ここで、第1の厚さは第2の厚さよりも厚い。
【0021】
鍔102は、更に、鍔102の外壁126上で、縁部110とウェブ111との間に位置する支持リブ112を含むことができる。支持リブ112は、数ある中でも、バッグの中身を充填、補充、空にする、アクセス、洗浄する間にハーメチックシールアセンブリ及び/又はバッグの支持を提供するよう用いられてもよい。その上、バッグの一部が、支持リブ112と下端部108又はウェブ111との間の位置において外壁126上で鍔102と一体化されるか、それに結合されてもよい。
【0022】
一実施形態において、鍔102はバッグの開口部と一体化することができる(以下でより詳細に検討し、少なくとも
図8に示す)。特に、鍔102はバッグ又はバッグの1つ以上の層のうちの少なくとも1つと一体化されるか、それに結合されてもよく、鍔102の下端部108の外周がバッグの開口部の外周と一体化される。鍔102がバッグの一部又はバッグの開口部の一部と結合されてもよいことは、正しく認識するべきである。別の実施形態において、鍔102はバッグの開口端の周囲に配置されてもよく、バッグは鍔102の上で外側に折り返され、ここで、蓋104が蓋104と鍔102の縁部110との間でバッグの折り返し部分を押圧し、封止する(以下で検討し、少なくとも
図9〜11に示す)。かかる実施形態において、バッグの開口端の一部は鍔の一部と一体化されるか、それと結合されてもよい。かかる実施形態を続けると、開口部が位置するバッグの一部は通路103を通って配置されてもよい。鍔102を通るバッグの一部は、鍔102の上に裏返され(例えば、折り返され)てもよく、蓋104は、開口部を閉じている間、バッグが蓋104と鍔との間に挟まれるように、鍔102に解放自在に取り付けられてもよい。
【0023】
上で検討したように、ハーメチックシールアセンブリ100は鍔102と蓋104とを含むことができ、ここで、それぞれは、蓋104が解放自在に鍔102に結合することができるように、それぞれの形状及び寸法を含むことができる。一実施形態において、鍔102は約10インチ〜14インチの内径を含むことができる。その上、鍔102の高さ(例えば、上端部106と下端部108との間)は約1インチ〜5インチであってもよい。ウェブ111は、約1インチ〜5インチの外壁126から外側の幅を有することができる。その上、ウェブ111の第1の厚さ114は約1/8インチであってもよく、第2の厚さ116は0.015インチであってもよい。しかし、鍔又はハーメチックシールアセンブリの任意の構成部品(例えば、蓋、ウェブ、等)の直径、高さ、形状、及び/又はサイズは、主題発明の適用範囲から逸脱することなく、適切な技術的判断により選択されてもよい。
【0024】
一実施形態において、ウェブ111はバッグの内層とバッグの外層との間に挿入することができ、ここで、ウェブは内層又は外層の一部と一体化される。別の実施形態において、内層及び外層は共に一体化され、ウェブ111の底面が鍔102の一部と一体化されるか、結合されるように、それと一体化されるか、結合されてもよい。別の実施形態において、内層及び外層は共に一体化され、ウェブ111の上面が鍔102の一部と一体化されるか、結合されるように、それと一体化されるか、結合されてもよい。
【0025】
図2は、鍔102に取り付けられるか、又は、解放自在に結合される蓋104を示している。蓋104は、上面118と、底面120と、それらの間の側壁とを含むことができ、ここで、底面120は鍔102上の縁部110の一部により受けるよう構成される間隙部128を含んでいる。間隙部128は蓋104の底面120上に位置決めされてもよく、ここで、間隙部128及び縁部110はさね継ぎ連結を利用していることを、正しく認識するべきである。蓋104は鍔102に解放自在に結合されるよう構成されてもよく、かかる連結は主題発明の適用範囲から逸脱することなく、適切な技術的判断により選択されてもよい。限定ではなく、一例として、蓋104は、数ある中でも、オス・メス継手、ねじ接続、圧入接続、さね継ぎ接続のうちの少なくとも1つによって鍔102と結合されてもよい。
【0026】
図3は、鍔302を通してバッグの開口端に挿入し、端部を鍔302の周囲で折り畳み、そして、蓋304を用いてバッグの一部を鍔302の上端部に対して押圧することによって、バッグの開口端に取り付けられる鍔302及び蓋304を含むハーメチックシールアセンブリ300の実施形態の斜視図を示している。
図4は、ハーメチックシールアセンブリ300の底面斜視図を示している。鍔302は上端部306と、それに対向する下端部308とを含むことができる。鍔302は上端部306と下端部308との間に通路303を含むことができる。鍔302は、バッグの一部が鍔302の通路303を通って配置されるバッグ用ハーメチックシールアセンブリと共に利用されてもよい。蓋304は、鍔302に解放自在に結合される。一実施形態において、蓋304は、蓋304の第1の開口部上で鍔302から取り外すことができるロック機構を含むことができる。
【0027】
鍔302は内壁324と外壁326とを含むことができる。一実施形態において、鍔302及び蓋304の形状は円形であってもよい。鍔302及び蓋304の形状は適切な技術的判断により選択されてもよく、鍔302及び/又は蓋304の形状は主題の発明を制限するものではないことは、正しく認識するべきである。鍔302は上端部306に縁部310を含むことができ、ここで、縁部310は蓋304の底面で間隙部又はリム部と噛合するよう構成される。
【0028】
鍔302は、更に、鍔302の外壁326上で、縁部310と下端部308との間に位置する支持リブ312を含むことができる。支持リブ312は、数ある中でも、バッグの中身を充填、補充、空にする、アクセス、洗浄する間にハーメチックシールアセンブリ及び/又はバッグの支持を提供するよう用いられてもよい。
【0029】
蓋104は鍔102又は鍔302と共に用いられてもよいことは、正しく認識するべきである。別の実施形態において、蓋304は鍔302又は鍔102と共に用いられてもよいことは、正しく認識するべきである。言い換えれば、蓋は、汎用であってもよいか、又は、ハーメチックシールアセンブリの鍔の一実施形態に特有のものであってもよい。
【0030】
図5は、リボン織りバッグ500の一実施形態を示している。バッグ500はリボン織りのポリプロピレンバッグ構造であってもよく、標準的な現場での全ての廃棄物を、安全にリボン織りで形成されたバッグ内に収容することができ、そのため、バッグは、現場で折り畳まれ、次いで、開けられ、充填されて提供される使い捨てバッグであってもよい。充填されると、バッグ500はその頂部で持ち上げられ、廃棄物処理場に輸送することができる。バッグ500は、長手方向に通る織りリボン504と、横方向に通るリボン506とを備える側面502を有することができる。バッグ500は閉口端510と開口端508とを含むことができる。一実施形態において、閉口端510は、図示するようにそれ自体を折り畳まれ、バッグ500を完成させるよう縫合部512を介してバッグの底部で縫合することができる。バッグ500は、開口端508と、それと対向する閉口端510と、側面502と、背面(正面502と対向する)と、左側面と、右側面とを含むことができる。バッグ500はある容積を収容又は保存できる。上で検討したように、バッグ500は1つ以上の層を含むことができる。例えば、バッグ500は、密封される内層と、内層の外側の外層を含むことができ、ここで、外層は側壁(例えば、前面、背面、左側、右側)と開口端508と閉口端510とを有してリボン織りされている。これは、更に、
図19〜21において示す。
【0031】
バッグ500の形状は、主題発明の適用範囲から逸脱することなく、適切な技術的判断により選択されてもよく、ここで、形状はある容積の材料を保存又は収容するよう構成される。一実施形態において、バッグ500の形状は、正面、正面と対向する背面、左側面、左側面と対向する右側面、上面、及び、上面と対向する底面を有する立方体状であってもよい。一実施例において、バッグ500は、バッグ500の内側にアクセスできる少なくとも1つの開口部を含むことができる。別の実施例において、バッグ500は開口端を含むことができ、ここで、正面、背面、左側面、右側面、上面、又は底面のうちの少なくとも1つが開口している。
【0032】
図6に目を向けると、バッグ500用のリボン織り600の一部を示している。一実施形態において、リボンの幅は2〜8ミリメートルの間であってもよいが、幅は、少なくともバッグに収容/保存される材料に基づいて、適切な技術的判断により選択されてもよい。例えば、織り方を密にすればする程、すなわち、リボンの幅を狭くすればする程、バッグの物理的な強度特性が強くなることは、正しく認識するべきである。幅の広いリボンの使用は、緩い織り方が関係すると解釈でき、従って、バッグはより密な織り方よりも軽い可能性がある。
【0033】
図9、10、及び11に目を向けると、鍔302及び蓋304をバッグ500と使用することを示している。鍔302及び蓋304はバッグ500と共に用いることができ、バッグ500の開口端508が鍔302を通って設置され、特に、開口端508が通路303(
図3に示す)に挿入されている。バッグ500の開口端508の一部は、上端部306を通って挿入され、鍔302の縁部310の周囲で扇状に広げられる。蓋304は鍔302上に設置されて、蓋304と鍔302の縁部310との間でバッグ500の開口部の外周を挟むことができる。特に、縁部310は(鍔302で折り返された)バッグ500の外層501の一部と当接し、蓋304はバッグ500の内層503(
図10及び11に示す)と当接している。この連結により、鍔302及び蓋304がバッグ500の開口部に対してハーメチックシールを提供することを可能にし、ここで、蓋304は封止可能であり、且つ、何度でも封止可能である。鍔302及び蓋304は、開口部(開口部508等)を有するバッグと共に利用することができ、また、バッグに対する何らかの構造変更又は修正を加えることなく、バッグに適用可能及び/又は使用可能である。
【0034】
図7に目を向けると、バッグ700を斜視図で示している。バッグ700は、通常、パレット702に載せて出荷し、輸送することができる。バッグ700は上側面706近傍に1つ以上のループ704を含むことができる。例えば、1つ以上のループ704は、バッグ700を異なる場所に、そして、そこから移動させることを容易にすることができる。バッグ700は側壁708(例えば、前面、背面、左側、右側)を含むことができる。バッグ700は、更に、上面と、それに対向する底面とを含むことができ、ここで、上面は開口部を含むことができる。他の実施形態において、バッグ700は上面に開口端を含むことができ、鍔302及び蓋304がハーメチックシールを提供するよう利用することができる。
【0035】
図8はバッグ700と一体化された鍔102を示し、ここで、蓋104はハーメチックシールを提供する鍔に取り付けられて示されている。特に、鍔102はバッグ700の上面と一体化されているが、鍔102はバッグ700の任意の側面又は場所と一体化できることは、正しく認識するべきである。例えば、ハーメチックシールアセンブリ(例えば、鍔102、蓋104)はバッグ700の側壁又はバッグ700の底面上にあってもよい。
【0036】
図12〜15は鍔102を示している。特に、
図12は鍔102の斜視図である。
図13は、ハーメチックシールアセンブリの鍔102の平面図を示している。
図14は、ハーメチックシールアセンブリの鍔102の底面図を示している。
図15は、ハーメチックシールアセンブリの鍔102の正面図を示しており、ここで、背面図、左側面図、及び右側面図は、その鏡像である。
【0037】
図16〜18は、主題発明によるハーメチックシールアセンブリと共に用いられる蓋を示している。
図16は、ハーメチックシールアセンブリと共に用いられる蓋の斜視図である。
図17は、ハーメチックシールアセンブリの蓋の底面図を示している。
図18は、ハーメチックシールアセンブリの蓋の平面図を示している。
【0038】
上で検討したように、鍔102(
図1に示す)の一部はバッグの一部と一体化されるか、それと結合されてもよい。別の実施形態において、鍔302(
図3に示す)の一部はバッグの一部と一体化されるか、それと結合されてもよい。一体化又は結合は、主題発明の適用範囲から逸脱することなく、適切な技術的判断により選択されてもよいことは、正しく認識するべきである。限定ではなく、一例として、バッグの一部への鍔の一部の一体化は、熱板溶着、平板溶着、インパルス溶着、熱棒溶着、バッグの一部と鍔の一部との編み込み、バッグの1つ以上の層の間への鍔の一部の挿入、鍔へのバッグの一部の溶融、バッグへの鍔の一部の溶融、又はそれらの組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。別の実施形態において、鍔の一部はバッグの一部へ結合されてもよく、ここで、かかる結合は、接着剤、テープ留め、貼り付け、ボルト締め、リベット締め、又はそれらの組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。
【0039】
更に別の実施形態において、鍔302は、開口部を通して鍔302に挿入された後に、バッグの外面層すなわち外層に解放自在に結合されてもよい。バッグの1つ以上の層は、鍔302の外壁326、鍔302の内壁324、縁部310、下端部308、支持リブ312のうちの少なくとも1つ、又はそれらの組み合わせと一体化されるか、それらに結合されてもよい。
【0040】
一実施形態において、バッグの開口端は、バッグと鍔302との間の連結を容易にする圧縮部材1914を含むことができる。例えば、バッグの開口端が鍔302を通って挿入され、鍔の縁部310に折り返されて、折り返されたバッグの一部が鍔302の一部に結合されるように、圧縮部材1914が力を維持するよう設置されてもよい。圧縮部材1914は、バッグの開口端と一体化されるか、それに織り込まれてもよいか、若しくは、織り込まれず、バッグの一部ではない別々の構成部品であってもよい。圧縮部材1914は、バッグの一部を押し潰して鍔302の一部と結合する力を印加することができる。
【0041】
図19〜21に目を向けると、ハーメチックシールアセンブリシステムを示している。
図19はバッグ1900の一部を示し、ここで、バッグは頂部に開口部を有する立方体形状(例えば、底部、左側面、右側面、正面、背面、及び頂部)を有している。
図19において、バッグは、外層1902及び内層1904を有して示されている。限定ではなく、一例として、内層1902はフォイル積層体であってもよく、外層1904はリボン織りポリプロピレン構造であってもよい。バッグ1900は1つ以上の層を含むことができ、そして、外層1902及び内層1904は主題発明に限定されないことは、正しく認識するべきである。その上、外層1902は第1の材料から作製されてもよく、内層1904は第2の材料から作製されてもよく、ここで、第1の材料は、バッグに構造強度、整合性、及び耐久性を備えるよう適切な技術的判断により選択されてもよく、第2の材料は、空気が内層1904に入らないよう、若しくは、内層1904に保存又は収容される材料を汚染しないよう防ぐために適切な技術的判断により選択されてもよい。例えば、外層1902は、1つ以上の材料をリボン又は繊維の形で有するリボン織りであってもよい。別の例として、内層1904はプラスチック又は他の気密材料であってもよい。
【0042】
内層1904は、内層1904の中身の曝露を可能にしないバッグ1900用の気密及び/又はハーメチックシールであるように作成されてもよい。内層1904は、1つ以上の材料シートから作成され、材料を保存する容積を有する形状を作成するよう共に結合されてもよい。限定ではなく、一例として、バッグの内層1904の形状は、立方体が立方体形状を形成するよう縫い目で共に結合される6枚の材料シートで形成されるように、立方体であってもよい。検討したように、内層1904は、密封される開口部を含むことができるが、バッグの中身が使える状態である場合に開けられるか、壊すことができる。外層1902は外装及び内装を含むことができ、ここで、内装は内層1904の外装に当接し、外装はバッグ外側の構成要素に曝露されることは、正しく認識するべきである。更に、内層1904は外装及び内装を含むことができ、ここで、内装はその中に保存される材料と当接し、外装は外層1902の内装と当接することは、正しく認識するべきである。追加層がバッグ1900に含まれる場合、追加層は外層1902と内層1904との間に位置決めされてもよい。
【0043】
図19は、外層1902がバッグの上面で除去されて内層1904及び開口部1908を曝露し、示しているバッグ1900を示している。一実施形態において、内層1904は、開口部1908がバッグ1900の上面及び上面の中心に位置決めされるように、縫い目と共に作製されてバッグ1900の形状を形成する。開口部1908は、ネック部1906を作成する内層1904から形成されてもよい。外層1902が内層1904を取り囲み、開口部1908に対応する開口部を有し、更に、外層1902は、内層1902を示すために、部分的に示されていることを、正しく認識するべきである。
【0044】
図20は、バッグ1900と、折り返された外層1902及び内層1904のネック部の図を示している。
図20は、外層1902及び内層1904を有するバッグ1900を示しているが、両方は外層折返し1912及び内層折返し1910を作成して折り返されている。開口部1908は、内層1904及び外層1902をロールさせるか、又は、折り返すことによって、更に曝露されると同時に、ネック部1906の大きさを縮小させることができる。一実施形態において、内層1904は、外層1902と別々にロールさせるか、又は、折り返されてもよい(
図20に示すように)。別の実施形態において、外層1902及び内層1904は共に折り返されるか、又は、ロールされてもよい(
図21に示すように)。どちらか一方の実施形態において、鍔302は開口部1908の上に位置決めされて、層のロール部分又は折返し部分が鍔302の外壁326上に位置決めされることを可能にしており、ここで、鍔302の縁部310は内層1904の外装又は外層1902の外装のうちの少なくとも1つと当接する。例えば、外層1902及び内層1904が鍔302の縁部310の上に共に折り返されるか、又は、ロールされる場合、縁部310は外層1902の外装と当接する。別の実施例において、内層1904が鍔302の縁部310の上に別々に折り返されるか、又は、ロールされる場合、縁部310は内層1904の外装と当接する。鍔302は開口部に嵌合でき、蓋304が鍔と結合することを可能にすると同時に、かかる結合がバッグの層を共に挟み込むように、折返し又はロールの数はネック部1906を縮小させるように適切な技術的判断により選択されてもよい。折返し又はロールからのバッグの余分な材料は、バッグ1900から除去されるか、切り取られてもよいことは、正しく認識するべきである。
【0045】
図21は、折り返された層(例えば、外層1902、内層1904)に結合された鍔302を示しており、ここで、結合は、鍔302が開口部1908の上に設置され、且つ、折り返された層が鍔302の外装面326上に設置されるようなものである。鍔302は、層が折り返される位置で、且つ、開口部1908において、バッグ1900に取り付けられるか、結合されてもよい。結合は、外層1902及び内層1904が縁部310の上に折り返され、外層1902が縁部310と当接し、且つ、内層1904がバッグ1900の外側に曝露されるようなものであってもよい。蓋304は鍔の縁部310に取り付けられて、蓋304と鍔302の縁部310との間でバッグの層を挟むことができる。圧縮部材
1914は、更に、鍔302及び折り返された層の周囲に位置決めされて、折り返された層を外壁326に対して押圧してもよい。圧縮部材
1914は、数ある中でも、ゴム材料、ポリマー、合成材料、天然材料、クランプ、バンジーコード、ロープ、紐、ラチェットストラップ、タイダウン、収縮包装されるプラスチック部材、ゴムバンドであってもよいことは、正しく認識するべきである。
【0046】
一実施形態において、鍔は第1の大きさを有する第1の形状であり、バッグの開口部は第2の大きさを有する第1の形状であり、ここで、第1の大きさは第2の大きさよりも大きい。一実施形態において、ウェブは下端部から外側に延在している。一実施形態において、ウェブは第1の厚さ及び第2の厚さを含み、ここで、第1の厚さは第2の厚さよりも厚く、第2の厚さと比較して下端部に近接して位置決めされている。一実施形態において、ウェブの一部はバッグの1つ以上の層同士の間で一体化される。一実施形態において、ウェブの一部はバッグの内層と一体化される。一実施形態において、ウェブの一部は外層に結合され、外層は内層に結合される。一実施形態において、ウェブの一部はバッグの内層に結合される。一実施形態において、シールアセンブリは、更に、鍔の一部をバッグの一部に固定する熱溶着を備える。一実施形態において、シールアセンブリは、更に、縁部とウェブとの間で鍔の外壁に支持リブを備える。
【0047】
前記のシステム、構成部品(例えば、数ある中でも、ハーメチックシールアセンブリシステム100、ハーメチックシールアセンブリ300、鍔102、蓋104、鍔302、蓋304、バッグ500、バッグ700、バッグ1900、圧縮部材
1914)、等を、幾つかの構成部品及び/又は構成要素との間の相互作用に関して説明してきた。かかる装置及び構成要素は、そこで指定されたそれらの構成要素又は部分要素、指定された構成要素又は部分要素のうちの幾つか、及び/又は追加の構成要素を含むことができることを、正しく認識するべきである。また更に、1つ以上の構成要素及び/又は部分要素は、単一の構成部品に組み合わされて集合体の機能を提供してもよい。構成要素は、また、本明細書中で特に説明されなかった1つ以上の他の構成要素と相互作用してもよい。
【0048】
本明細書中で検討した実施形態は、上で検討したシステム及び方法に関連する一方で、これらの実施形態は、例示的であることを目的とし、これらの実施形態の適用性を本明細書中で説明したそれらの検討だけに制限することを意図していない。本明細書中で検討した制御システム及び方法は、上で検討した発明の精神又は適用範囲から逸脱することなく、アーク溶接、レーザ溶接、ろう付け、はんだ付け、プラズマ切断、ウォータージェット切断、レーザ切断に関するシステム及び方法、並びに、類似した制御方法を用いるその他のシステム及び方法に等しく適用可能であるか、それらにおいて利用することができる。本明細書中の実施形態及び検討は、当業者によってこれらのシステム及び方法のいずれかに容易に組み込むことができる。限定ではなく、一例として、本明細書中で用いられる電力供給装置(例えば、溶接電力供給装置等)は、溶接、アーク溶接、レーザ溶接、ろう付け、はんだ付け、プラズマ切断、ウォータージェット切断、レーザ切断等を行う装置のための電力供給装置であってもよい。従って、適切な技術及び判断のうちの1つは、主題発明の実施形態の意図する適用範囲及び有効範囲から逸脱する
ことなく溶接電力供給装置以外の電力供給装置を選択することができる。
【0049】
上記の実施例は、本発明の様々な態様のいくつか可能性のある実施形態の単なる例示であり、同等の代替及び/又は変形例は、本明細書及び添付図面を読み、理解することにより同業者にとって考え付くであろう。特に、上で説明したコンポーネント(アセンブリ、装置、システム、回路、等)によって実行される様々な機能に関して、かかるコンポーネントを説明するために用いられる用語(「意味」に対する言及を含む)は、特に指定しない限り、本発明の図示した実装内の機能を実行する開示構造と構造的に同等ではないとしても、説明したコンポーネントの特定の機能(例えば、機能的に同等である)を実行するハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ等の何らかのコンポーネントに相当することを意図している。加えて、本発明の特定の特徴は、1つだけの、又は、いくつかの実装に関して開示されていてもよいが、かかる特徴は、何らかの所定又は特定の用途にとって望ましいか、有利であってもよいような他の実装の1つ以上の他の特徴と組み合わされてもよい。また、用語「含むこと」、「含む」、「有すること」、「有する」、「持つ」、又はそれらの変形例が詳細な説明及び/又は特許請求の範囲において用いられる範囲で、かかる用語は、用語「備える」と類似した要領で包括するものであることを意図している。
【0050】
この明細書は実施例を用いて、いずれかの装置又はシステムを作成及び用いることと、いずれかの組み合わせた方法を実行することとを含む、最良の形態を含む本発明を開示し、また、当業者が本発明を実施することを可能にしている。本発明の特許を受けることができる適用範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者に生じる他の実施例を含んでいてもよい。かかる他の実施例は、それらが、特許請求の範囲の文言とは異なっていない構造的構成要素を有していれば、又は、それらが、特許請求の範囲の文言とは不十分な差異を有する同等の構造的構成要素を含んでいれば、特許請求の範囲の適用範囲内にあることを意図している。
【0051】
明細書及び特許請求の範囲において、以下の意味を有する幾つかの用語に対して参照を行う。単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈で明確に規定しない限り、複数の指示対象を含む。明細書及び特許請求の範囲の全体を通して本明細書中で用いるような概算の言葉は、結果として、それが関係する基本機能を変えること無く、許容範囲で変動する可能性のある量的表現を修正するよう適用されてもよい。従って、「約」等の用語で修正された値は、指定された正確な値に限定されるべきではない。幾つかの例において、概算の言葉は値を測定するための機器の精度に対応してもよい。その上、特に明記しない限り、用語「第1」、「第2」、等の使用は、順序又は重要度を意味するものではなく、むしろ、用語「第1」、「第2」、等は1つの構成要素を別のものと区別するために用いられる。
【0052】
本明細書中で用いるように、用語「〜である可能性がある」及び「〜であってもよい」は、一組の状況内での発生の可能性、特定の性質、特性、又は機能の保有を示すか、及び/又は、制限された動詞に関連する機能、能力、又は可能性のうちの1つ以上を表すことによって、別の動詞を制限する。従って、「〜である可能性がある」及び「〜であってもよい」の使用は、修正された用語が、示された能力、機能、又は使用に対して、明らかに適正、可能、又は適切であることを示すと同時に、幾つかの状況において、修正された用語が、時として適正、可能、又は適切ではない可能性があることを考慮に入れている。例えば、幾つかの状況において、ある事象又は能力が期待されてもよい一方で、他の状況において、事象又は能力は生じなくてもよく、この区別は用語「〜である可能性がある」及び「〜であってもよい」によって捕らえられる。
【0053】
発明を実施するための最良の形態を、装置又はシステムを作成及び用いること、並びに、組み込まれた方法を実行することを含む、その時点で出願人が知っており、当業者が発明を実施できる最良の形態を示すために説明してきた。実施例は、説明するためだけのものであり、特許請求の範囲の適用範囲及び利点によって判断されるように本発明を制限することを意味しない。発明を、好ましい実施形態及び代替実施形態を参照して説明してきた。明らかに、他の者にとって、変形例及び代替例は、明細書を熟読し、理解することによって生じるであろう。それらが添付特許請求の範囲の適用範囲、又はそれらの均等物内にある限り、かかる全ての変形例及び代替例を含むことを意図している。本発明の特許を受けることができる適用範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者に生じる他の実施例を含んでいてもよい。かかる他の実施例は、それらが、特許請求の範囲の文言とは区別しない構造的構成要素を有していれば、又は、それらが、特許請求の範囲の文言から非現実的な差異を有する同等の構造的構成要素を含んでいれば、特許請求の範囲の適用範囲内にあることを意図している。