【実施例】
【0191】
実施例
下記の実施例は、本発明の特定の実施例を説明するが、本発明の範囲を限定するものではない。略語:AcCN=アセトニトリル、BuOH=ブタノール、DCM=ジクロロメタン、DIEA、DIPEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン、DMA=N,N−ジメチルアセトアミド、DMAP=N,N−ジメチルアミノピリジン、DMF=N,N−ジメチルホルムアミド、DMSO=ジメチルスルホキシド、EDC=N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩、EtOAc=酢酸エチル、HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、HOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール;HPLC=高圧液体クロマトグラフィ、MS=質量分析法、MsCl=メタンスルホニルクロリド、NMR=核磁気共鳴、TFA=トリフルオロ酢酸、THF=テトラヒドロフラン、RT=室温、LC/MS=液体クロマトグラフィ質量分析法、NCS=N−クロロスクシンイミド;TMSI=トリメチルシリルイミダゾール;NMM=N−メチルマレイミド;IBCF=イソブチルクロロフォルマート;LDA=リチウムジイソプロピルアミド;Tf=トリフラート(トリフルオロメタンスルフォナート、CDI=カルボニルジイミダゾール;DPPA=ジフェニルホスホルイルアジド;HATU=2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート;DME=ジメチルエーテル;Boc=tert−ブトキシカルボニル;NBS=N−ブロモスクシンイミド;EDCI=1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド;dppf=1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン。
【0192】
本明細書に記載された化合物の調製のために、逆相HPLCが化合物を精製するために使用される場合、化合物はモノ−、ジ−、またはトリ−フルオロ酢酸塩として存在し得ることは解されるであろう。
【0193】
本明細書に記載される合成のための出発物質は、例えば、以下の化合物に限定されず、市販されている、または当業界で公知のおよび/または本明細書に記載される方法によって、合成することができる。
【0194】
【化37】
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【0195】
実施例1
本明細書に記載しる合成における試薬として有用な化合物1.3のタイプの化合物を得る合成経路が利用できる。例えば、例示のスキーム1では、アミンを得るために、ベンジルオキシカルボニルアミノ形成、続いて水素化を使用する。
スキーム1
【0196】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1.2(3−(3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル).化合物1.1(65mmol)、ベンジルアルコール(130mmol)、DPPA(97.5mmol)、およびEt
3N(97.5mmol)のPhCH
3(900mL)中混合物を、80℃で終夜撹拌し、次いで、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をEtOAc(500mL)で希釈し、NaHCO
3飽和水溶液、NH
4Cl飽和水溶液、およびブラインでそれぞれ洗浄した。有機層を分離し、乾燥(Na
2SO
4)し、真空中で濃縮した。残渣はカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物1.2を優れた収率で得た。
【0197】
化合物1.3(3−(3−アミノフェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。化合物1.2(12.5mmol)および10%Pd/C(500mg)のMeOH(100mL)中混合物を、H
2の雰囲気下で室温で撹拌した。室温で2時間撹拌した後、反応混合物をCelite(登録商標)545に通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣はカラムクロマトグラフィーによって精製して、優れた収率で化合物1.3を得た。
実施例2
スキーム2は、化合物2.3によって例示される尿素化合物の例示の合成を示す。
スキーム2
【0198】
【化39】
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式中、R
zは、上に定義し、本明細書のクラスおよびサブクラスに記載しているような環A
2である。
【0199】
化合物2.1 化合物1.1(0.25mmol)、アニリン(0.5mmol)の代わりにまたはアルキルアミン(0.25mmol)の代わりにアミンR
z−NH
2、DPPA(0.375mmol)およびDIEA(0.5mmol)のDMF(2mL)中混合物を、100℃で1時間撹拌してもよい。続いて、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を分取TLCによって精製し、良好な収率で化合物2.1を得ることができる。
【0200】
化合物2.1 イソシアネート経由の合成。化合物1.3(0.25mmol)、DIEA(0.25mmol)、およびR
z−N=C=O(0.3mmol)のDMF(2mL)中混合物mixtueを、室温で1時間撹拌してもよい。続いて、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を分取TLCによって精製して、良好な収率で化合物2.1を得た。
【0201】
化合物2.1 CDI経由の合成。化合物1.3(0.25mmol)、DIEA(0.25mmol)およびCDI(0.25mmol)のDMF(1mL)中混合物は、室温で30分間撹拌してもよい。続いて、アニリン(0.5mmol)の代わりに、または、アルキルアミン(0.25mmol)の代わりに、R
z−NH
2を添加してもよい。100℃(アニリンに対し)または60℃(アルキルアミンに対し)で1時間撹拌した後、反応混合物は真空中で濃縮し、残渣は、例えば、分取TLCによって精製し、良好な収率で化合物2.1を得ることができる。
【0202】
化合物2.3 化合物2.1(0.2mmol)および1,4−ジオキサン(2mL)中4.0NHClの混合物を、室温で1時間撹拌してもよい。次いで、反応混合物は真空中で濃縮し、残渣を真空中で乾燥してもよい。続いて、4−クロロ−1H−ピロロ[2,3,−d]ピリミジン(化合物2.2、0.2mmol)、DIEA(0.6mmol)およびDMF(1mL)を添加してもよい。100℃で数時間撹拌した後、反応混合物は真空中で濃縮し、残渣を逆相クロマトグラフィーC
18カラム、および0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製し、化合物2.3を得ることができる。
実施例3
化合物3.2の一般式を有する化合物は、例えば、以下のスキーム3に示すように合成
することができる。化合物3.2は、化合物2.3に対し開示したものと同様の手順に従って、化合物1.3を適切な酸塩化物またはカルボナートと縮合させ、続いてピペリジン窒素での脱保護、および付加によって、容易に調製することができる。
スキーム3
【0203】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R
zは、上に定義し本明細書のクラスおよびサブクラスに記載しているような環A
2である。
実施例4
スキーム4は、化合物1によって例示される化合物の例示の合成を示す。
スキーム4
【0204】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
化合物4.1(3−(3−(フェニルカルバモイル)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル) 化合物1.1(0.5mmol)、R
z−NH
2(アニリン、0.55mmol)、HATU(0.55mmol)、およびDIEA(2mmol)のDMF(1mL)中混合物を、室温で数時間撹拌した。反応混合物は真空中で濃縮し、残渣をEtOAc(25mL)で希釈した。結果として得られた混合物を、NH
4Cl飽和水溶液、NaHCO
3飽和水溶液、およびブラインでそれぞれ洗浄した。有機層を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過して、真空中で濃縮し、残渣を得て、カラムクロマトグラフィーによって精製し、70%収率で化合物4.1を得た。
【0205】
化合物1(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−N−フェニルベンズアミド) 化合物4.1(0.25mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)中4.0NHCl中混合物を、室温で撹拌した。室温で数時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を得、さらに精製をしないで使用した。アミンのDMF(1mL)中溶液に、化合物2.2(0.25mmol)およびDIEA(1.5mmol)を添加した。100℃で4時間撹拌した後、溶媒は真空中で濃縮し、残渣は逆相クロマトグラフィーC
18カラム、および0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製し、化合物1を得た。EIMS(m/z): C
24H
23N
5O(M
++1)の理論値398.19に対し、実測値398.20。
実施例5
スキーム5は、スキーム1および3の経路を使用する例示の合成を示す。スキーム5は、ペンダント側鎖の加工のためにアリールアミンを経由して進行し、次にピペジニル窒素との共有結合を形成する。
スキーム5
【0206】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R
zは上に定義し本明細書のクラスおよびサブクラスに記載しているような環A
2である。
【0207】
化合物1.2はスキーム1に従って80%収率で調製した。化合物1.3はスキーム1に従って95%収率で調製した。
【0208】
化合物3.1方法A。アミン1.3(0.5mmol)、R
z−COOH(0.55mmol)、HATU(0.55mmol)、およびDIEA(2mmol)のDMF(1mL)中混合物を、室温で数時間撹拌してもよい。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をEtOAc(50mL)で希釈してもよい。結果として得られた混合物は、NH
4Cl飽和水溶液、NaHCO
3飽和水溶液、およびブラインでそれぞれ洗浄することができる。有機層を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し、真空中で濃縮し、残渣を得、カラムクロマト
グラフィーによって精製して、良好な収率で化合物5.2を得ることができる。
【0209】
化合物3.1方法B。アミン1.3(0.07mmol)、ベンゾイル酸塩化物(0.07mol)のTHF(1mL)中溶液に、Et
3N(0.09mmol)を添加し、反応物を室温で16時間撹拌してもよい。溶液を真空中で濃縮し、残渣をEtOAcに溶解し、クエン酸、NaHCO
3および塩水で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し、真空中で濃縮して、残渣を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して化合物3.1を得ることができる。
【0210】
化合物3.2 化合物5.2(0.25mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)中4.0NHCl中混合物を、室温で撹拌しもよい。室温で数時間撹拌した後、反応混合物を濃縮し、残渣は真空中で乾燥してもよい。残渣を化合物2.2(0.25mmol)、DMF(1mL)中のDIEA(1.5mmol)で処理することができる。100℃で4時間撹拌した後、溶媒を除去し、残渣は、逆相クロマトグラフィーC
18カラム、および0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製し、化合物3.2を得ることができる。
【0211】
スキーム5において適切なR
z基を使用することによって、以下の化合物が得られた。表1もまた参照のこと。
【0212】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0213】
化合物2(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ベンズアミド)EIMS(m/z):C
24H
23N
5O(M
++1)398.19の理論値に対し、実測値398.35;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ11.68 (s, 1H), 10.23 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.96 (d, J = 8.3Hz, 2H), 7.74 (s, 1H), 7.69 (d, J = 8.3Hz,
1H), 7.51〜7.61 (m, 3H), 7.32 (t, J = 7.8Hz, 1H), 7.17 (s, 1H), 7.07 (d, J = 7.8Hz, 1H), 6.51 (s, 1H), 4.74〜4.83 (m, 2H), 3.06〜3.16 (m, 2H), 2.72〜2.78 (m, 1H), 2.00〜2.02 (m, 1H), 1.82〜1.88 (m, 2H), 1.58〜1.67 (m, 1H) ppm.
【0214】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
化合物3(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピ
ペリジン−3−イル)フェニル)−4−クロロベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ8.15 (s, 1H), 8.00 (d, J = 8.59 Hz, 2H), 7.65 −7.80 (m, 2H), 7.62
(d, J = 9.10 Hz, 2H), 7.34 (t, J = 7.83
Hz, 1H), 7.18 (d, J = 3.54 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 3.54 Hz, 1H), 4.66 −4.90 (m, 2H), 3.01−3.23
(m, 2H), 2.70−2.86 (m, 1H), 2.02 (d, J = 11.12 Hz, 1H), 1.75−1.93 (m, 2H), 1.63
(d, J = 12.63 Hz, 1H).
【0216】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
化合物4(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−クロロベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO,
,400 MHz):δ11.70 (br. s., 1H), 10.34
(s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.93 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 7.64−7.76 (m, 3H), 7.54−7.62 (m, 1H), 7.34 (t, J = 7.83
Hz, 1H), 7.16−7.21 (m, 1H), 7.11 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 3.54 Hz, 1H), 4.71−4.89 (m, 2H), 3.30 (s, 1H), 3.03−3.19 (m, 3H), 2.71−2.83 (m, 2H), 1.97−2.07 (m, 2H), 1.77−1.92 (m, 4H), 1.56−1.71 (m, 2H).
【0218】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
化合物5(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−クロロベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ11.70 (br. s., 1H), 10.50
(s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.55−7.65 (m, 3H), 7.41−7.55 (m, 2H), 7.33
(t, J = 7.83 Hz, 1H), 7.15−7.21 (m, 1H), 7.10 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 3.54 Hz, 1H), 4.68−4.89 (m, 2H), 3.30 (s, 1H), 3.00−3.20 (m, 3H), 2.70−2.82 (m, 1H), 1.95−2.07 (m, 1H), 1.74−1.92 (m,
1H).
化合物6(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−メトキシベンズアミド)1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.54 (br. s., 1H), 10.13 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.63 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 7.47 − 7.54 (m, 1H), 7.43 (br. s., 1H), 7.34 (t, J = 7.83 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 7.04 − 7.13 (m, 2H), 6.81 (br. s., 1H), 4.66 (br. s.,
2H), 3.91 (s, 3H), 3.41 (t, J = 12.38 Hz, 2H), 2.89 (t, J = 11.37 Hz, 1H), 1.82
− 2.10 (m, 3H), 1.67 − 1.81 (m, 1H).
【0220】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0221】
化合物7(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−メトキシベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.71 (br. s., 1H), 10.25 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.65 (d, J = 9.60 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.59 Hz, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.41 − 7.52 (m, 4H), 7.36 (t, J = 8.09 Hz, 1H), 7.17
(d, J = 6.57 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.58
Hz, 1H), 6.87 (br. s., 1H), 4.65 (br. s., 2H), 3.84 (s, 3H), 3.46 (t, J = 12.38
Hz, 2H), 2.93 (t, J = 11.62 Hz, 1H), 1.83 − 2.12 (m, 3H), 1.65 − 1.84 (m, 1H).
【0222】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
化合物8(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−4−メトキシベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.70 (br. s., 1H), 10.11 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.97 (d, J = 8.59 Hz, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.65 (d, J = 9.10 Hz, 1H), 7.48 (br. s., 1H), 7.34 (t,
J = 7.83 Hz, 1H), 7.03−7.12 (m, 3H), 6.87 (br. s., 1H), 4.65 (br. s., 2H), 3.84−3.85 (m, 4H), 3.83−3.87 (m, 4H), 3.83−3.87 (m, 4H), 3.46 (t, J = 12.38 Hz, 2H),
2.92 (t, J = 10.86 Hz, 1H), 1.84−2.09 (m, 3H), 1.68−1.83 (m, 1H).
【0224】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0225】
化合物9(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−フェニルアセトアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.49 (br. s., 1H), 10.19 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.37−7.49 (m, 2H), 7.31−7.36 (m, 4H), 7.30 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 7.20−7.28 (m, 1H), 7.04 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 6.77 (br. s., 1H), 4.64 (br. s., 2H), 3.64 (s, 2H), 3.28−3.43 (m, 2H), 2.84 (t, J = 11.37 Hz, 1H), 1.62−2.04 (m, 4H).
【0226】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0227】
化合物10(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2,6−ジクロロベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 300 MHz):δ12.62 (br. s., 1H), 10.76 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.25−7.68 (m, 6H), 7.15 (d, J = 7.55 Hz, 1H), 6.84 (br. s., 1H), 4.53−4.80 (m,
2H), 3.28−3.55 (m, 2H), 2.92 (t, J = 11.33 Hz, 1H), 1.59−2.15 (m, 4H).
【0228】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
化合物11(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)イソニコチンアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.71 (br. s., 1H), 10.57 (s, 1H), 8.83 (d, J = 6.06 Hz, 2H), 8.39 (s, 1H), 7.92 (d, J = 6.06 Hz, 2H), 7.82
(s, 1H), 7.66 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 7.43−7.55 (m, 1H), 7.39 (t, J = 8.09 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 6.86 (br. s. , 1H), 4.66 (d, J = 11.12 Hz, 2H), 3.45 (t, J = 12.63 Hz, 2H), 2.82−3.05 (m, 1H), 1.64−2.13 (m, 4H).
【0230】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
化合物12(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ニコチンアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
,
400 MHz):δ12.74 (br. s., 1H), 10.51 (s,
1H), 9.14 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 8.80 (d, J = 4.55 Hz, 1H), 8.29−8.47 (m, 2H), 7.83 (s, 1H), 7.57−7.74 (m, 2H), 7.48 (br. s., 1H), 7.38 (t, J = 7.83 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.87 (br. s., 1H), 4.66 (d, J = 10.61 Hz, 2H), 3.46 (t,
J = 12.38 Hz, 2H), 2.84−3.06 (m, 1H), 1.65−2.14 (m, 5H).
【0232】
【化53】
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【0233】
化合物13(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ピコリンアミド)
1H NMR (d
6−DMSO,
400 MHz):δ12.63 (br. s., 1H), 10.62 (s,
1H), 8.75 (d, J = 5.56 Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.17 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 8.04−8.13 (m, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.82 (d, J = 9.10 Hz, 1H), 7.65−7.74 (m, 1H), 7.44 (d
, J = 2.53 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 7.83 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.84 (br. s., 1H), 4.59−4.74 (m, 2H), 3.34−3.50 (m, 2H), 2.85−2.98 (m, 1H), 1.84−2.10 (m, 3H), 1.65−1.84 (m, 1H).
【0234】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
化合物14(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.56 (br. s., 1H), 10.73 (s, 1H), 9.05 (d, J = 5.05 Hz, 2H), 8.35 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.70−7.85 (m, 2H), 7.29−7.53 (m, 2H), 7.15 (d, J
= 7.58 Hz, 1H), 6.82 (br. s., 1H), 4.56−4.82 (m, 2H), 3.42 (t, J = 12.13 Hz, 2H), 2.79−3.01 (m, 1H), 1.62−2.14 (m, 4H).
【0236】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
化合物15(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−ヒドロキシベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.54 (br. s., 1H), 10.51 (s, 1H), 8.15−8.49 (m, 4H), 7.98 (d,
J = 8.09 Hz, 1H), 7.75−7.86 (m, 2H), 7.68 (d, J = 9.10 Hz, 1H), 7.26−7.52 (m, 2H), 7.15 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.81 (br.
s., 1H), 4.69 (d, J = 13.14 Hz, 2H), 3.40 (t, J = 12.13 Hz, 2H), 2.80−3.05 (m, 1H), 1.81−2.14 (m, 3H), 1.61−1.82 (m, 1H).
実施例6
スキーム6および7は、保護したピロロ−ピリミジンを使用する例示の合成を示す。ヘテロアリール官能基は保護することができ(例えば、トシル化による)、続いて保護基を除去する。スキーム6において、ピペリジン窒素へのヘテロアリール結合を形成し、次に、この場合、尿素部分を含むペンダント側鎖を加工する。
スキーム6
【0238】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
化合物6.2 化合物1.2(30mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)中4.0NHCl中混合物を、室温で撹拌した。室温で数時間撹拌後、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をDMF(60mL)中の化合物6.1(30mmol)、DIEA(120mmol)で処理した。90℃で4時間撹拌した後、溶媒は真空中で除去し、残渣を逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含有する10%アセトニトリル/水によって精製し90%収率で化合物6.2を得た。
【0239】
化合物6.3 化合物6.2(25mmol)および10%Pd/C(2g)のMeOH(100mL)中混合物を、室温でH
2の雰囲気下に撹拌した。4時間撹拌した後、反応混合物をセライト(登録商標)545に通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣はカラムクロマトグラフィーによって精製し、95%収率で化合物6.3を得た。
【0240】
化合物6.4 化合物6.3(20mmol)のCH
2Cl
2(100mL)中Et
3N(30mmol)中溶液にクロロギ酸フェニル(24mmol)を0℃で添加した。室温で2時間撹拌した後、反応混合物をCH
2Cl
2(400mL)で希釈した。結果として得られた混合物は、NaHCO
3飽和水溶液、NH
4Cl飽和水溶液、およびブラインでそれぞれ洗浄した。有機層を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣はカラムクロマトグラフィーによって精製し、定量的収率で化合物6.4を得た。
【0241】
化合物6.5 化合物6.4(0.25mmol)、RNH
2(0.3mmol)、およびDIEA(0.3mmol)のDMF(1mL)中混合物を、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、優れたないし良好な収率で化合物6.5を得た。
【0242】
化合物16(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素) 化合物6.5(0.2mmo
l)およびK
2CO
3(1.0mmol)のMeOH(2mL)および水(0.5mL)中混合物を、65℃で数時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣は水で希釈した。沈殿物を濾過によって分離し、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製し化合物16を得た。
実施例7
スキーム7は、化合物7.2によって例示される化合物の例示の合成を示す。このスキームにおいて、ペンダント側鎖は、遊離アミンおよび適切な酸の間のアミド結合形成によって加工する。続いて、本明細書に記載する化合物を得るために、ヘテロアリール官能基を脱保護する。
スキーム7
【0243】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
式中、R
zは上に定義し本明細書のクラスおよびサブクラスに記載しているような環A
2である。
【0245】
化合物7.1 化合物6.3(0.3mmol)、R
zCO
2H(0.33mmol)、HATU(0.33mmol)、およびDIEA(1.2mmol)のDMF(1mL)中混合物を、室温で撹拌してもよい。室温で数時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をEtOAc(50mL)で希釈してもよい。結果として得られた混合物を、NaHCO
3飽和水溶液、およびブライン、でそれぞれ洗浄することができる。有機層を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得ることができ、これはカラムクロマトグラフィーによって精製し化合物7.1を得ることができる。
【0246】
化合物7.2 化合物7.1(0.2mmol)、K
2CO
3(1.0mmol)のMeOH(2mL)および水(0.5mL)中混合物を、65℃で数時間撹拌してもよい。溶媒を除去し、残渣を水で希釈してもよい。沈殿物を濾過によって分離し、分取HPLCによって精製して、化合物7.2を得ることができる。
【0247】
R
zCO
2H試薬を使用することによって、スキーム7の方法の結果として生じた化合物によって示すように、以下の化合物を合成した。表1もまた参照のこと。
【0248】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
化合物17(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−(フェニルアミノアセトアミド)EIMS(m/z):C
25H
26N
6O(M
++1)の理論値427.22に対し、実測値427.22;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.54 (s, 1H), 9.97 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.48 (d, J= 7.8 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.29 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.03〜7.11 (m, 3H), 6.79 (s, 1H), 6.56〜6.60 (m, 3H), 4.63 (m, 2H), 3.85 (s, 2H), 3.36 (m, 2H), 2.84 (m, 1H), 1.69〜2.00 (m, 4H) ppm.
【0250】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
化合物18((2S)−N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド)EIMS(m/z):C
25H
25N
5O
2(M
++1)の理論値428.20、に対し実測値428.35;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.47 (s, 1H), 9.89 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.58 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.33〜7.39 (m, 3H), 7.25〜7.30 (m, 2H), 7.04 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.09 (s, 1H),
4.63 (m, 2H), 3.34 (m, 2H), 2.82 (m, 1H), 1.67〜1.00 (m, 4H) ppm.
【0252】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
化合物19((2R)−N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトア
ミド) C
25H
25N
5O
2(M
++1)の理論値428.20に対し、実測値428.35;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.46 (s,
1H), 9.89 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.58 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.33〜7.39 (m, 3H), 7.25〜7.30 (m, 2H), 7.04 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.09 (s, 1H), 4.63 (m,
2H), 3.34 (m, 2H), 2.82 (m, 1H), 1.67〜1.00 (m, 4H) ppm.
【0254】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
化合物20((2S)−N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−アミノ−2−フェニルアセトアミド) (RCOOHは(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−フェニル酢酸を表す。この化合物を調製するためにはBoc保護基を除去する追加の段階が必要であった。)。EIMS(m/z): C
25H
26N
6O(M
++1)の理論値427.77に対し、実測値427.45。
【0256】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
化合物21((2R)−N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−アミノ−2−フェニルアセトアミド) (RCOOHは(R)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−フェニル酢酸を表す。この化合物を調製するためにはBoc保護基を除去する追加の段階が必要であった。)。EIMS(m/z):C
25H
26N
6O(M
++1)の理論値427.77に対し、実測値427.45。
【0258】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
化合物22(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−フェノキシアセトアミド) EIMS(m/z):C
25H
25N
5O
2(M
++1)の理論値428.20、に対し実測値428.25;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.25 (s, 1H), 10.10 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.51 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.31 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 7.08 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.79〜7.01 (m, 2H), 6.79 (s, 1H), 4.69 (s, 2H), 4.64 (m, 2H), 3.36 (m, 2H), 2.86 (m, 1H), 1.70〜2.01 (m, 4H) ppm.
【0260】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
化合物23(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニルプロパンアミド) EIMS(m/z):C
26H
27N
5O(M
++1)の理論値426.22に対し、実測値426.15;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.44 (s, 1H), 9.92 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.43 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.23〜7.28 (m, 5H), 7.18 (m, 1H), 7.01 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 4.64 (m, 2H), 3.34 (m, 2H), 2.90 (m, 2H), 2.85 (m, 1H), 2.62 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 1.68〜2.00 (m, 4H) ppm.
実施例8
スキーム8は、一般化した窒素含有するシクロヘテロアルキル(例えば、化合物8.5)を有する化合物の例示の合成を示す。スキーム2と同様に、スキーム8では、ヘテロアリール官能基への共有結合の形成の前に、ペンダント側鎖を加工する。
スキーム8
【0262】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R
zは上記に定義し本明細書のクラスおよびサブクラスに記載しているような環A
2である。
【0263】
化合物8.3(化合物8.1からの方法A):化合物8.1(0.5mmol)、R
zNH
2(1.0mmol)、DPPA(0.6mmol)、およびEt
3N(0.6mmol)のDMF(2mL)中混合物を、100℃で1時間撹拌してもよい。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣は分取TLCによって精製し、優れた収率で化合物8.3を得ることができる。
【0264】
化合物8.3(化合物8.2からの方法B):化合物8.2(0.5mmol)、DIEA(0.5mmol)およびDMF(2mL)の混合物に、R
zN=C=O(0.5mmol)を室温で添加してもよい。室温で1時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を分取TLCによって精製して、優れた収率中の化合物8.3を得ることができる。
【0265】
化合物8.3(化合物8.2からの方法C):化合物8.2(0.5mmol)、R
zCOOH(0.5mmol)、DPPA(0.6mmol)、およびEt
3N(0.6mmol)のDMF(2mL)中混合物を、100℃で1時間撹拌してもよい。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣は分取TLCによって精製して、優れた収率で化合物8.3を得ることができる。
【0266】
化合物8.4 化合物8.3(0.25mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)中4.0NHCl中混合物を、室温で撹拌してもよい。室温で数時間撹拌した後、反応混合物を真空中で濃縮し、化合物8.4を得ることができる。
【0267】
化合物8.5 化合物8.4(0.25mmol)および化合物2.2(0.25mmol)のDIEA(1.5mmol)およびDMF(1mL)中混合物を100℃で4時間撹拌することができる。続いて、反応混合物は真空中で濃縮し、残渣を分取HPLCによって精製して、化合物8.5を得ることができる。
【0268】
スキーム8に示す様々なR
z基の使用によって、以下の化合物を合成した。表1もまた参照のこと。
【0269】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
化合物16(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素) EIMS(m/z):C
24H
24BN
6O(M
++1)の理論値413.20に対し、実測値413.25;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.55 (s, 1H), 8.77 (s, 2H), 8.31 (s, 1H), 7.48 (s, 1H),
7.41〜7.43 (m, 3H), 7.22〜7.25 (m, 4H), 6.91〜6.94 (m, 2H), 6.79 (s, 1H), 4.61 (t,
J = 13.2 Hz, 2H), 3.34〜3.42 (m, 2H), 2.83 (t, J = 11.3 Hz, 1H), 1.65〜1.99 (m, 4H) ppm.
化合物24(3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−1−メチル−1−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
25H
26N
6O(M
++1)の理論値427.22に対し、実測値427.20;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.21 (s, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.35〜7.39 (m, 3H), 7.25 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.03 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.89 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 4.89 (s, 3H), 4.67 (m, 2H), 3.51 (t, J = 12.5 Hz, 2H), 2.95 (m, 1H), 1.85〜2.15 (m, 4H) ppm.
【0271】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
化合物25(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−クロロフェニル)尿素)EIMS(m/z):C
24H
23ClN
6O(M
++1)の理論値447.16に対し、実測値447.15;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.58 (s,
1H), 9.45 (s, 1H), 8.31 (d, J = 5.4Hz, 2H), 8.12 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.42〜7.44 (m, 2H), 7.24〜7.28 (m, 3H), 6.96〜7.02 (m, 2H), 6.79 (s, 1H), 4.61
(d, J = 12.2 Hz, 2H), 3.35〜3.42 (m, 2H), 2.85 (m, 1H), 1.81〜2.00 (m, 3H), 1.65〜1.75 (m, 1H) ppm.
【0273】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
化合物26(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(3−クロロフェニル)尿素)EIMS(m/z):C
24H
23ClN
6O(M
++1)の理論値447.16に対し、実測値447.15;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.47 (s,
1H), 8.98 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.38
(s, 1H), 7.24 (m, 4H), 6.94〜6.99 (m, 2H), 6.76 (s, 1H), 4.62 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 2.83 (m, 1H), 1.80〜1.99 (m, 3H), 1.64〜1.73 (m, 1H) ppm.
【0275】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
化合物27(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(4−クロロフェニル)尿素) EIMS(m/z):C
24H
23ClN
6O(M
++1)の理論値447.16に対し、実測値447.15;H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.52 (s, 1H), 8.94 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.46 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.28 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.22〜7.25 (m, 2H), 6.94 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 6.77 (s, 1H), 4.60 (t, J = 12.5 Hz, 2H), 3.37 (m, 2H), 2.83 (m, 1H),
1.79〜1.00 (m, 3H), 1.64〜1.73 (m, 1H) ppm.
【0277】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
化合物28(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピロリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z): C
23H
22N
6O(M
++1)の理論値399.19に対し、実測値399.15;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.71 (s, 1H), 8.81 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 8.30 (s, 1H), 7.55 (br s, 1H), 7.41〜7.43 (m, 3H), 7.22〜7.26 (m, 4H), 6.91〜6.97 (m, 3H), 3.74〜4.44 (m, 4H), 3.61 (m, 2H), 2.15 (m, 1H) ppm.
【0279】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
化合物29(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(ピリジン−2−イル)尿素) EIMS(m/z):C
23H
23N
7O(M
++1)414.20の理論値に対し、実測値414.10;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.65 (s, 1H), 10.55 (s, 1H), 9.55 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.27 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.76 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.40〜7.49 (m, 3H), 7.30 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.02〜7.04 (m, 2H), 6.85 (s, 1H), 4.62 (t, J=14.7Hz, 2H), 3.45 (t, J = 12.2 Hz, 2H), 2.89 (m, 1H), 1.85〜2.02 (m, 3H), 1.66〜1.78 (m, 1H) ppm.
【0281】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
化合物30(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(ピリジン−3−イル)尿素)EIMS(m/z): C
23H
23N
7O(M
++1)の理論値414.20に対し、実測値414.20;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.49 (s,
1H), 9.50 (s, 1H), 9.22 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.32〜8.34 (m, 2H), 8.14 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.27〜7.24 (m, 1H), 7.00 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 4.65 (m, 2H), 3.37 (m, 2H), 2.86 (m, 1H), 1.82〜2.92 (m, 3H), 1.67〜1.76 (m, 1H) ppm.
【0283】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
[0224]化合物31(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(ピリジン−4−イル)尿素)EIMS(m/z): C
23H
23N
7O(M
++1)の理論値414.20に対し、実測値414.10;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.44 (s, 1H), 11.17 (s, 1H), 10.10 (s, 1H),
8.60 (d, J = 7.3Hz, 2H), 8.31 (s, 1H), 7.94 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.55 (s, 1H), 7.31〜7.40 (m, 3H), 7.08 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 4.66 (d, J = 12.2 Hz,
2H), 3.35 (m, 2H), 2.86 (m, 1H), 1.82〜2.02 (m, 2H), 1.66〜1.75 (m, 1H) ppm.
【0285】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
化合物32(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(チオフェン−3−イル)尿素) EIMS(m/z):C
22H
22N
6OS(M
++1)の理論値419.16に対し、実測値419.20;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.52 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.41 (m, 2H), 7.23〜7.27 (m, 3H), 7.03 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.63 (m, 2H), 3.39 (m, 2H), 2.85 (m, 1H), 1.82〜2.01 (m, 3H), 1.72 (m, 1H) ppm.
【0287】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
化合物33(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2,6−ジエチルフェニル)尿素) EIMS(m/z):C
28H
32N
6O(M
++1)の理論値469.26に対し、実測値469.35;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.45 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.69
(s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.31 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.23 (t, J = 7.8
Hz, 1H), 7.16 (m, 1H), 7.08〜7.10 (m, 2H), 6.92 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 4.64 (m, 2H), 3.34 (m, 2H), 2.81 (m, 1H), 2.57 (q, J = 7.3 Hz, 6H), 1.68〜2.00
(m, 4H), 1.12 (t, J = 7.6 Hz, 4H) ppm.
【0289】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
化合物34(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−(ジメチルアミノ)フェニル)尿素)EIMS(m/z):456 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.00 (m, 4H), 3.00 (m, 1H), 3.23 (d, J = 11.25 Hz, 6H), 3.53 (m, 2H), 4.73 (m, 2H), 6.89 (s, 1H), 7.06 (d, J = 5.87
Hz, 1H), 7.14 (d, J = 7.83 Hz, 1H), 7.33 (m, 4H), 7.45 (t, J = 8.07 Hz, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.87 (s, 1 H), 8.28 (s, 1H) ppm.
【0291】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
化合物35(1−(2−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル)−3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)尿素) EIMS(m/z): 479 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ−0.44 (t, J=12.23 Hz, 1 H)
−0.28 (m, 2 H) −0.12 (d, J=11.74 Hz, 1 H) 0.60 (m, 1 H) 0.99 (m, 2 H) 2.60 (s, 2 H) 4.36 (d, J=2.93 Hz, 2 H) 4.80 (d, J=6.36 Hz, 1 H) 4.89 (m, 2 H) 5.05 (m, 3 H) 5.15 (m, 2 H) 5.28 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 5.69 (s, 1 H) 5.75 (d, J=7.83 Hz, 1 H)
5.93 (s, 1 H) ppm.
【0293】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0294】
化合物36(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(1−tert−ブチル−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素)EIMS (m/z): 472 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ−0.66 (dd, J=13.94, 5.14 Hz, 1 H) −0.59 (d, J=9.29 Hz, 9 H) −0.43 (d, J=10.27 Hz, 1 H) −0.31 (m, 2
H) −0.12 (d, J=12.23 Hz, 1 H) −0.01 (s,
3 H) 0.62 (s, 1 H) 0.99 (t, J=12.23 Hz,
2 H) 2.61 (s, 1 H) 4.36 (d, J=2.93 Hz, 1 H) 4.83 (d, J=6.85 Hz, 1 H) 4.91 (d, J=2.93 Hz, 1 H) 5.07 (m, 2 H) 5.23 (s, 1 H) 5.93 (s, 1 H) ppm.
【0295】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
化合物37(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 482 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.97 (m, 4 H), 2.25 (s, 4 H), 2.96 (t, J = 11.25 Hz, 1 H), 3.50 (t, J = 12.47 Hz, 2 H), 3.76 (s, 4 H), 4.72 (s, 2 H), 6.85 (s, 1 H), 7.07 (d, J = 7.34
Hz, 1 H), 7.32 (m, 2 H), 7.42 (d, J = 12.23 Hz, 4 H), 7.50 (s, 1 H), 7.66 (d, J
= 7.83 Hz, 1 H), 8.27 (s, 1 H) ppm.
【0297】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
化合物38(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジンpipeidin−3−イル)フェニル)−3−(2−シクロプロピルフェニル)尿素)
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ0.63 (d, J
= 5.38 Hz, 2 H), 0.99 (d, J = 8.31 Hz, 2 H), 1.99 (m, 4 H), 2.97 (t, J = 11.00 Hz, 1 H), 3.52 (m, 2 H), 4.70 (m, 2 H), 6.89 (s, 1 H), 7.03 (m, 3 H), 7.17 (dd, J = 18.59, 8.31 Hz, 2 H), 7.29 (t, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.37 (d, J = 2.45 Hz, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 7.75 (d, J = 8.31 Hz, 1
H), 8.27 (s, 1 H) ppm.
【0299】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
化合物39(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール−4−イル)尿素)EIMS (m/z): 493 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.59 (s, 1 H), 1.77 (s, 1 H), 1.94 (s, 1 H), 2.08 (s, 1 H), 2.64 (s, 1 H), 2.85 (s, 2 H), 3.11 (d, J = 1.96 Hz, 1 H), 3.46 (s, 1 H), 6.60 (d, J = 2.45 Hz, 1 H), 6.88 (s, 1 H), 7.12 (m, 3 H), 7.28 (s, 2 H), 7.48 (s, 1
H), 7.69 (s, 1 H), 8.13 (s, 1 H) ppm.
【0301】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
化合物40(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−((R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)尿素)EIMS (m/z): 453 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.83 (m, 4 H), 2.07 (d
, J = 12.23 Hz, 1 H), 2.55 (m, 1 H), 2.83 (m, 2 H), 2.97 (m, 1 H), 3.17 (t, J = 12.47 Hz, 2 H), 4.80 (s, 2 H), 5.27 (t, J = 7.58 Hz, 1 H), 6.55 (s, 1 H), 6.96 (d, J = 5.38 Hz, 1 H), 7.10 (s, 1 H), 7.21 (m, 5 H), 7.31 (d, J = 5.87 Hz, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 8.11 (s, 1 H) ppm.
【0303】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0304】
化合物41(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−((S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)尿素)EIMS (m/z): 453 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.83 (m, 4 H), 2.07 (s, 1 H), 2.56 (m, 1 H), 2.83 (m, 2 H), 2.97 (m, 1 H), 3.19 (t, J = 12.23 Hz, 2 H), 4.80 (s, 2 H), 5.27 (t, J = 7.34 Hz, 1
H), 6.57 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 6.97 (d, J = 2.93 Hz, 1 H), 7.11 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.21 (m, 5 H), 7.31 (d, J = 6.36 Hz, 1 H), 7.41 (s, 1 H), 8.12 (s, 1 H)
ppm.
【0305】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
化合物42(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−((S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)尿素)EIMS (m/z): 467 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.86 (m, 6 H), 2.06
(m, 2 H), 2.81 (m, 3 H), 3.24 (d, J = 11.74 Hz, 2 H), 4.80 (d, J = 13.21 Hz, 2 H), 4.96 (s, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 6.97 (d, J = 6.85 Hz, 1 H), 7.09 (s, 1 H), 7.15 (dd, J = 15.65, 2.93 Hz, 3 H), 7.32 (m, 1 H), 7.44 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 8.15
(s, 1 H) ppm.
【0307】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
化合物43(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−((R)−1−フェニルエチル)尿素)EIMS (m/z): 441 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz): δ1.45 (d, J = 6.85 Hz, 3 H), 1.71 (m, 1 H), 1.85 (m, 2 H), 2.03 (d, J = 11.74 Hz, 1 H), 2.75 (t, J = 11.25 Hz, 1 H), 3.13 (t, J = 12.47 Hz, 2 H), 4.75 (m,
2 H), 4.90 (m, 1 H), 6.53 (s, 1 H), 6.91 (d, J = 6.36 Hz, 1 H), 7.08 (d, J = 2.93 Hz, 1 H), 7.19 (m, 3 H), 7.31 (m, 5 H), 8.11 (s, 1 H) ppm.
【0309】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
化合物44(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−((R)−1−シクロヘキシルエチル)尿素)EIMS (m/z): 447 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.01 (m, 2 H), 1.10 (d, J = 6.85 Hz, 3 H), 1.25 (m, 4 H), 1.73 (m, 6 H), 1.89 (t, J = 11.00 Hz, 2 H), 2.05 (d, J = 11.25 Hz, 1 H), 2.77 (t, J = 11.25 Hz, 1 H), 3.16 (t, J = 12.47 Hz, 2 H), 3.64 (m, 1 H),4.79 (d, J = 12.72 Hz, 2 H),6.55 (d, J = 2.93 Hz, 1 H),6.92 (d, J = 6.36 Hz, 1 H),7.10 (s, 1 H),7.19 (m, 2 H),7.36 (s, 1 H),8.11 (s, 1 H) ppm.
【0311】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
化合物45(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)
ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(1H−インドール−4−イル)尿素)EIMS (m/z): 452 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.78 (s, 1 H), 1.92 (m, 2 H), 2.10
(s, 1 H), 2.80 (d, J = 32.3 Hz, 1 H), 3.19 (m, 2 H), 3.61 (d, J = 5.38 Hz, 1 H), 3.83 (m, 1 H), 5.48 (s, 1 H), 6.57 (d,
J = 9.29 Hz, 2 H), 6.64 (d, J = 8.31 Hz, 1 H), 6.69 (s, 1 H), 7.02 (m, 1 H), 7.07 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.13 (m, 1 H),
7.20 (d, J=10.76 Hz, 1 H), 7.30 (m, 1 H), 7.52 (m, 1 H), 8.12 (d, J = 6.36 Hz, 1 H) ppm.
【0313】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
化合物46((R)−1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 482 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.73 (d, J=12.72 Hz, 1 H), 1.91 (d, J = 9.29 Hz, 2 H), 1.96 (s, 4
H), 2.08 (d, J = 11.25 Hz, 1 H), 2.81 (t, J = 11.00 Hz, 1 H), 3.09 (s, 4 H), 3.18 (t, J = 12.47 Hz, 2 H), 4.81 (s, 2 H), 6.55 (s, 1 H), 6.97 (m, 3 H), 7.09 (d,
J = 6.85 Hz, 2 H), 7.28 (m, 2 H), 7.45 (s, 1 H), 7.78 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 8.12 (s, 1 H) ppm.
【0315】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
化合物47((S)−1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 482 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.73 (t, J = 12.72 Hz, 1 H), 1.87 (m, 2 H), 1.94 (s, 4 H), 2.06 (d, J = 11.74 Hz, 1 H), 2.79 (t, J = 11.25 Hz, 1 H), 3.08 (s, 4 H), 3.15 (t, J = 12.23 Hz, 2 H), 4.81 (d, J = 13.21 Hz, 2
H), 6.53 (s, 1 H), 6.94 (m, 3 H), 7.07 (d, J = 6.85 Hz, 2 H), 7.26 (m, 2 H), 7.44 (s, 1 H), 7.76 (d, J = 7.34 Hz, 1 H),
8.11 (s, 1 H) ppm.
【0317】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0318】
化合物48(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−シクロペンチルフェニル)尿素)EIMS (m/z): 481 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.59 (m, 2 H), 1.72 (m, 3 H), 1.81
(m, 2 H), 1.92 (m, 2 H), 2.06 (s, 2 H),
2.81 (t, J = 11.25 Hz, 1 H), 3.21 (m, 2
H), 4.58 (s, 2 H), 4.80 (s, 2 H), 6.56 (d, J = 2.93 Hz, 1 H), 6.99 (d, J = 6.85
Hz, 1 H), 7.13 (m, 2 H), 7.27 (m, 3 H),
7.44 (s, 1 H), 7.49 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 8.12 (s, 1 H) ppm.
【0319】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
化合物49(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2,4−ジフルオロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 518 (M+1);
1H NMR (CD
3OD 400 MHz):δ1.80 (s, 2 H), 1.92 (s, 4 H), 2.07 (m, 2 H), 2.84 (m, 1 H), 2.94 (t, J=11.74 Hz, 1 H), 3.41 (s, 4 H), 3.49 (t, J=12.47 Hz, 1 H), 4.24 (t, J=7.09 Hz, 1 H), 4.66 (d, J=13.21 Hz, 1 H), 6.33 (m, 2 H), 6.86 (s, 1 H), 7.01 (d,
J=7.34 Hz, 1 H), 7.18 (d, J=8.31 Hz, 1 H), 7.26 (t, J=7.34 Hz, 1 H), 7.36 (d, J=2.45 Hz, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 8.25 (s, 1 H) ppm.
【0321】
【化92】
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【0322】
化合物50(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−クロロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ0.33 (m, 2 H), 0.48 (s, 4 H), 0.56 (m, 2 H), 1.40 (m, 1 H), 1.94 (m, J=23.97 Hz, 6 H), 3.14 (m, 2 H), 5.31 (s, 1 H), 5.53 (m, 3
H), 5.70 (m, 3 H), 5.80 (s, 1 H), 6.03 (s, 1 H), 6.69 (s, 1 H) ppm.
【0323】
【化93】
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【0324】
化合物51(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−フルオロ−6−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 514 (M+1);
1H
NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.02 (m, 6 H), 2.98 (m, 1 H), 3.53 (m, J=9.29 Hz, 4 H), 4.73 (s, 4 H), 6.89 (s, 2 H), 7.05 (d, J=6.36 Hz, 2 H), 7.30 (m, 3 H), 7.38 (s, 1
H), 7.57 (s, 1 H), 8.28 (s, 1 H) ppm.
【0325】
【化94】
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【0326】
化合物52(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−フルオロ−6−((R)−2−メチルピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 514 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.23 (d, J = 5.87 Hz, 3 H), 1.86 (m, 2 H), 1.99 (m, 1
H), 2.08 (m, 3 H), 2.35 (m, 1 H), 2.99 (m, 1 H), 3.52 (m, J = 12.7, 12.7 Hz, 3 H), 4.01 (m, 2 H), 4.73 (m, 2 H), 6.88 (
s, 1 H), 7.08 (s, 2 H), 7.25 (s, 1 H), 7.31 (s, 2 H), 7.37 (s, 2 H), 7.56 (s, 1 H), 8.27 (s, 1 H) ppm.
【0327】
【化95】
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【0328】
化合物53(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキサミド)EIMS (m/z): 404 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.63 (d, J = 4.40 Hz, 3 H), 1.70 (d, J =
5.38 Hz, 1 H), 1.88 (dd, J = 12.23, 3.91 Hz, 3 H), 2.09 (m, 4 H), 2.99 (m, 2 H), 3.53 (m, 4 H), 4.26 (m, 1 H), 4.72 (m,
1 H), 6.90 (d, J = 2.93 Hz, 1 H), 7.03 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.24 (m, 3 H), 7.46 (d, J = 5.87 Hz, 1 H), 8.28 (s, 1 H) ppm.
【0329】
【化96】
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【0330】
化合物54(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−シクロヘキシル尿素)EIMS (m/z):
418 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.33 (m, 8 H), 1.65 (m, 1 H), 1.77 (dd, J =
9.54, 3.67 Hz, 1 H), 1.95 (m, 4 H), 2.13 (m, 2 H), 2.96 (t, J = 11.74 Hz, 1 H),
3.56 (m, 2 H), 4.71 (s, 1 H), 6.90 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 6.98 (d, J = 7.83 Hz,
1 H), 7.10 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.26 (t, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.39 (d, J = 3.42
Hz, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 8.28 (s, 1 H) ppm.
【0331】
【化97】
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【0332】
化合物55(N−(2−(3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ウレイドフェニル)アセトアミド)EIMS (m/z): 470 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.91 (m, 1 H), 2.05 (m, 3 H), 2.19
(d, J = 5.87 Hz, 3 H), 2.99 (m, 1 H), 3.52 (m, 2 H), 4.71 (s, 2 H), 6.90 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.05 (d, J = 7.34 Hz, 1
H), 7.12 (m, 1 H), 7.19 (m, 1 H), 7.28 (m, 3 H), 7.38 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.80 (d, J = 7.83 Hz, 1 H),
8.27 (s, 1 H) ppm.
【0333】
【化98】
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【0334】
化合物56(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−ヒドロキシフェニル)尿素)EIMS (m/z): 429 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.00 (m, 4 H), 2.98 (m, 1 H), 3.53 (m, 2 H), 4.71 (t, J = 12.23 Hz, 2 H), 6.84 (m, 4 H), 7.02 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.20 (d, J = 8.31 Hz, 1 H), 7.29 (t, J =
7.58 Hz, 1 H), 7.38 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.88 (d, J = 7.83 Hz,
1 H), 8.28 (m, 1 H) ppm.
【0335】
【化99】
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【0336】
化合物57(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)尿素)EIMS (m/z): 418 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.02 (m, 4 H), 2.39 (d, J = 4.89 Hz, 3 H), 3.00 (m, 1 H), 3.55 (m, 2 H), 4.72 (t, J = 12.47 Hz, 2 H), 6.37 (s,
1 H), 6.90 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.09 (d, J = 6.85 Hz, 1 H), 7.31 (m, 2 H), 7.39 (d, J = 3.91 Hz, 1 H), 7.59 (s, 1 H),
8.29 (m, 1 H) ppm
【0337】
【化100】
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【0338】
化合物58(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)尿素)EIMS (m/z): 417 (M+1);
1H NMR (CD
3OD,
400 MHz):δ2.02 (m, 4 H), 3.00 (m, 1 H),
3.56 (m, 2 H), 3.82 (s, 3 H), 4.72 (s, 2 H), 6.16 (s, 1 H), 6.91 (d, J=3.42 Hz,
1 H), 7.06 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.25 (m, 1 H), 7.32 (t, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.39 (d, J = 3.91 Hz, 1 H), 7.46 (s, 1 H),
7.64 (s, 1 H), 8.29 (m, 1 H) ppm.
【0339】
【化101】
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【0340】
化合物59(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)尿素)EIMS
(m/z): 482 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.00 (m, 2 H), 2.98 (m, 1 H), 3.53 (t, J = 12.47 Hz, 2 H), 4.71 (t, J = 13.45 Hz, 2 H), 6.89 (d, J = 3.42 Hz, 1 H),
7.05 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.22 (d, J = 8.31 Hz, 1 H), 7.30 (q, J = 8.15 Hz, 2
H), 7.38 (d, J = 3.91 Hz, 1 H), 7.48 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.63 (s, 1 H), 8.27
(s, 1 H) ppm.
【0341】
【化102】
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【0342】
化合物60(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2,6−ジフルオロフェニル)尿素)EIMS (m/z): 449 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.00 (m, 4 H), 2.98 (m, 1 H), 3.52 (m, 2 H), 4.70 (t, J = 13.94 Hz, 2 H), 6.89 (d, J = 3.91 Hz, 1 H), 7.05 (t, J = 7.58 Hz, 3 H), 7.21 (d, J = 8.31 Hz, 1 H), 7.29 (m, 2 H), 7.37 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.62 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H) ppm.
【0343】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
化合物61(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2,6−ジメトキシフェニル)尿素)EIMS (m/z): 473 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.99 (m, 4 H), 2.96 (m, 1 H), 3.50 (t, J = 12.72 Hz, 2 H), 3.84 (s, 6 H), 4.70 (t, J = 15.16 Hz, 2 H), 6.69 (m, 2 H), 6.88 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.00 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.23 (m, 3 H), 7.37 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H) ppm.
【0345】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
化合物62(N−(2−(3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ウレイド)ベンジル)アセトアミド)EIMS (m/z): 484 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400
MHz):δ1.86 (m, 1 H) 1.97 (s, 3 H), 2.10
(m, 3 H), 2.96 (m, 1 H), 3.51 (m, 2 H),
4.35 (s, 2 H), 4.69 (m, 2 H), 6.87 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.02 (d, J = 6.36 Hz,
1 H), 7.10 (t, J = 7.58 Hz, 1 H), 7.26 (m, 4 H), 7.36 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.64 (d, J = 8.31 Hz, 1 H),
8.25 (s, 1 H) ppm.
【0347】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0348】
化合物63(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 470 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.00 (m, 4 H), 2.92 (m, 4 H), 3.29 (s, 6 H), 3.51 (t, J = 12.47 Hz, 2 H), 6.88 (m, 1 H), 7.06 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.14 (d, J = 6.85 Hz, 1 H), 7.30 (t, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.38 (m, 2 H), 7.48 (m, 2 H), 7.54 (d, J = 8.31 Hz, 1 H), 7.59 (m, 1 H), 8.27 (s, 1 H) ppm.
【0349】
【化106】
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【0350】
化合物64(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−(メチルスルホニル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 491 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.03 (m, 4 H), 2.99 (t, J = 11.25 Hz, 1 H), 3.15 (s, 3 H), 3.54 (m, 2 H), 4.72 (d, J = 12.23 Hz, 2 H), 6.89 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.08 (d, J = 6.85 Hz,
1 H), 7.31 (m, 3 H), 7.38 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.66 (m, 2 H), 7.92 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 8.16 (d, J = 8.80 Hz, 1 H),
8.28 (s, 1 H) ppm.
【0351】
【化107】
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【0352】
化合物65(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−シアノフェニル)尿素)EIMS (m/z): 438 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89 (t, J = 12.72 Hz, 1 H), 2.05 (m, 2
H), 2.23 (d, J = 12.72 Hz, 1 H), 3.12 (m, 1 H), 3.53 (m, 2 H), 4.76 (d, J = 12.72 Hz, 2 H), 6.88 (d, J = 3.42 Hz, 1 H),
7.37 (m, 2 H), 7.45 (t, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.53 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.68 (m,
2 H), 7.92 (t, J = 7.83 Hz, 1 H), 8.31 (m, 2 H) ppm.
【0353】
【化108】
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【0354】
化合物66(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)尿素)EIMS (m/z): 418 (M+1); 1H NMR (CD3OD, 400 MHz):δ2.00 (m, 4 H), 2.22 (m, 3 H), 2.97 (t, J=10.76 Hz, 1 H), 3.52 (m, 2 H), 4.69 (m, 2 H), 6.00 (s, 1 H), 6.87 (s,
1 H), 7.07 (d, J=7.34 Hz, 1 H), 7.28 (m, 2 H), 7.36 (s, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 8.26 (m, 1 H) ppm.
【0355】
【化109】
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【0356】
化合物67(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)
ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニルチオ尿素を、イソシアン酸フェニルをイソチオシアン酸フェニルと置き換えた以外、化合物8.3の調製に使用したのと同様のプロトコルを使用して、調製した。EIMS (m/z): 429 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.99 (m, 4 H), 2.97 (d, J = 10.76 Hz, 1 H), 3.48 (m, 2 H), 4.71 (d, J = 13.21 Hz, 2 H), 6.85 (d,
J = 2.93 Hz, 1 H), 7.19 (t, J = 7.09 Hz, 1 H), 7.25 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.32
(m, 5 H), 7.41 (m, 2 H), 7.57 (s, 1 H),
8.24 (s, 1 H) ppm.
実施例9
スキーム9は、ペンダント側鎖部分にスルホンアミド結合を組み込む化合物の例示の合成を示す。
スキーム9
【0357】
【化110】
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化合物68(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド) アミン(1mmol)6.3のTHF(10mL)中溶液に、スルホニルクロリド(1.3mmol)およびEt
3N(2mmol)を添加した。その溶液を室温で12時間撹拌した。水およびEtOAcで希釈して、有機相を分離し、NaHCO
3、水で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、真空中で濃縮して、残渣を得、カラムクロマトグラフィーによって精製し化合物9.1を得た。化合物9.1(0.2mmol)およびK
2CO
3(1.0mmol)のMeOH(2mL)および水(0.5mL)中混合物を、65℃で6時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を水およびEtOAcで希釈し、有機相を分離して、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮した。粗物質を逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物68を得た。
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ10.31 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.77 (d, J = 7.07 Hz, 2H), 7.61 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.52−7.59 (m, 2H), 7.43 (br. s., 1H), 7.17−7.25 (m, 1H), 7.06 (s, 1H), 7.02 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 6.73 (br. s., 1H), 4.45−4.69 (m, 2H), 3.23−3.43 (m, 2H), 2.79 (t, J = 11.12 Hz, 1H), 1.90 (d, J = 10.61 Hz, 2H), 1.64 − 1.82 (m, 2H).
実施例10
スキーム10は、シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン部分を有する化合物の例示の合成を示す。
スキーム10
【0358】
【化111】
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化合物69(3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−4−(フェニルアミノ)シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン) アミン6.3(0.22mg、0.5mmol)および3,4−ジメトキシシクロブタ−3−エン−1,2−ジオン(71mg、0.5mmol、化合物10.1)のMeOH(10mL)中溶液を、12時間75°に加熱した。反応物を減圧下で濃縮し、残渣を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、化合物10.2を得た。ビニルエーテル10.2(35mg、0.06mmol)のアセトニトリル(3mL)中溶液に、アニリン(10.0mg、0.11mmol)、DIEA(22μL、0.12mmol)およびDMAP(4mg、0.03mmol)を添加した。混合物をLC/MSによってモニターしながら75℃で12時間加熱した。反応物を真空中で濃縮し、EtOAcに溶解した。有機相を、水、10%クエン酸、NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄した。次いで、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して化合物10.3を得た。化合物10.3のMeOH/水(4:1、2.5mL)中溶液を、K
2CO
3(19mg、0.14mol)で処理し、LC/MSによってモニターしながら65℃に加熱した。溶液を真空中で濃縮し、残渣を得、これをEtOAcに溶解し、水、10%クエン酸、NaHCO
3、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物69を得た。
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.41 (br. s., 1H), 10.07 (d, J
= 12.80 Hz, 2H), 8.32 (s, 1H), 7.46−7.60 (m, 4H), 7.30−7.46 (m, 7H), 7.09 (t, J
= 7.40 Hz, 3H), 6.77 (br. s., 1H), 4.70
(d, J = 13.80 Hz, 2H), 3.23−3.46 (m, 2H), 2.90 (br. s., 1H), 1.60−2.11 (m, 4H).
本明細書に記載する方法および組成物に有用な追加の化合物を、適切な試薬、例えば適切な置換アニリンの置換によるスキーム10の方法によって合成した。表1もまた参照のこと。
【0359】
【化112】
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【0360】
化合物70(3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−4−(4−クロロフェニルアミノ)シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.41 (br. s., 1H), 10.07 (d, J = 12.80 Hz, 2H), 8.32 (s, 1H), 7.48−7.56 (m, 4H), 7.33−7.43 (m, 7H), 6.77 (br. s., 1H), 4.70 (d, J = 13.80 Hz, 2H), 3.25−3.44 (m, 2H), 2.90 (br. s., 1H), 2.07 (s, 1H), 1.81−2.00 (m, 3H), 1.63−1.80 (m, 1H).
【0361】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
化合物71(3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−4−(3−クロロフェニルアミノ)シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン)
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.41 (br. s., 1H), 10.07 (d, J = 12.80 Hz, 2H), 8.32 (s, 1H), 7.46−7.63 (m, 4H), 7.32−7.46 (m, 6H), 7.01−7.20 (m, 3H), 6.77 (br. s., 1H), 4.70 (d, J = 13.80 Hz, 2H), 3.20−3.46 (m, 2H), 2.90 (br. s., 1H), 2.07 (s, 4H).
【0363】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
化合物72(3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−4−(メチルアミノ)シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.47 (br. s., 1H), 9.78 (br. s., 1H), 8.32 (s, 1H), 7.60 (br. s., 1H), 7.20−7.52 (m
, 6H), 7.02 (d, J = 7.53 Hz, 2H), 6.79 (d, J = 1.51 Hz, 2H), 4.66 (br. s., 2H), 3.29−3.47 (m, 2H), 3.23 (d, J = 4.77 Hz,
3H), 2.79−2.98 (m, 1H), 1.79−2.11 (m, 3H), 1.53−1.80 (m, 1H).
【0365】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
化合物73(3−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−4−(tert−ブチルアミノ)シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.40 (br. s., 1H), 9.74 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.26−7.43 (m, 3H), 6.95−7.10 (m, 1H), 6.77 (br. s., 1H), 4.67 (br. s., 2H), 3.36 (br. s., 2H), 2.79−3.00 (m, 1H), 1.80−2.10
(m, 3H), 1.71 (d, J = 12.30 Hz, 1H), 1.44 (s, 9H).
実施例11
スキーム11は、ペンダント側鎖中にシアノグアニジン部分を有する化合物の例示の合成を示す。
スキーム11
【0367】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
化合物74((E)−1−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−シアノ−3−(2,6−ジクロロフェニル)グアニジン) 2,6−ジクロロ−アニリン(162mg、0.1mmol、化合物11.2)のDMF(3mL)中溶液に、NaH(40mg、鉱油中60%、1.00mmol)を添加し、結果として得られた懸濁液を室温で15分間撹拌した。シアノカルボンイミド酸ジフェニル(286mg、1.2mmol、化合物11.1)を添加し、反応混合物は50℃に3時間加熱した。反応混合物を0.1NHClで希釈し、EtOAcで抽出した。有機
相を分離し、水で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、固体を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、化合物11.3を得た。N’−シアノ−N−(2,6−ジクロロフェニル)カルバムイミド酸フェニルおよびアミン6.3(73mg、0.16mol)のDMF(1.5mL)中混合物を、マイクロ波で160℃に20分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、10%クエン酸、NaHCO
3水溶液、水で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、化合物11.4を得た。さらなる精製をしないで続く段階に使用した。化合物11.4(0.2mmol)、K
2CO
3(1.0mmol)のMeOH(2mL)および水(0.5mL)中混合物を、65℃で6時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を水およびEtOAcで希釈した。有機相を分離し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮した。粗物質を逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物74を得た。LC/MS.
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.47 (br. s., 1H), 9.44 (s, 1H), 9.35 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.56 (d, J = 8.03 Hz, 3H), 7.28−7.48 (m, 6H), 7.10−7.30 (m, 3H), 6.77 (br. s., 1H), 4.65 (br. s., 2H), 3.27−3.45 (m, 2H), 2.89 (br. s., 1H), 1.46−2.14 (m, 4H).
本明細書に記載する方法および組成物に有用な追加の化合物を、第1段階で結果として得られる化合物に適切なアミンの置き換えにより、スキーム11の方法によって合成した。
【0369】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
化合物75((Z)−1−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−シアノ−3−シクロヘキシルグアニジン)
1H NMR
(d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.47 (br. s., 1H),
8.99 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.28−7.44 (m, 3H), 7.20 (s, 1H), 7.04−7.15 (m, 3H),
6.78 (d, J = 1.25 Hz, 1H), 4.66 (br. s., 3H), 3.65 (br. s., 1H), 3.38 (br. s., 3H), 2.87 (br. s., 1H), 1.47−2.10 (m, 10H), 1.28 (t, J = 10.29 Hz, 4H), 1.09 (br. s., 1H).
【0371】
【化118】
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【0372】
化合物76((E)−1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−シアノ−3−(シクロヘキシルメチル)グアニジン)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.47 (br. s., 1H), 8.99 (s, 1H), 8.30−8.44 (m, 1H), 7.02−7.44 (m, 6H), 6.78 (d, J = 1.25 Hz, 1H), 4.66 (br. s., 2H), 3.65 (br. s., 1H), 3.38 (br. s., 2H), 3.21 (d, J
= 1.24 Hz, 2H), 2.87 (br. s., 1H), 1.49−2.07 (m, 10H), 1.28 (t, J = 10.29 Hz, 4H), 1.09 (br. s., 1H).
【0373】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
化合物77((E)−1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−シアノ−3−メチルグアニジン)
1H
NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.45 (br. s., 1H), 8.90 (br. s., 1H), 8.32 (s, 1H), 7.09−7.47 (m, 9H), 6.77 (br. s., 1H), 4.66
(br. s., 2H), 3.29−3.44 (m, 2H), 2.87 (d, J = 3.51 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 4.52 Hz, 3H), 1.80−2.07 (m, 3H), 1.60−1.79 (m,
1H).
【0375】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
化合物78((Z)−1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−tert−ブチル−2−シアノグアニジン1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.53 (br. s., 1H), 9.01 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.36−7.45 (m, 1H), 7.25−7.36 (m, 1H), 6.96−7.17 (m, 3H), 6.67−6.86 (m, 2H), 4.65 (br. s., 2H), 3.28−3.48 (m, 2H), 2.76−2.94
(m, 1H), 1.79−2.05 (m, 3H), 1.61−1.79 (m, 1H), 1.24−1.43 (m, 9H).
実施例12
スキーム12は、A
1として置換アリールを有する化合物の例示の合成を示す。このスキームにおいて、ジオキサボロラニルピリジンを適切な置換アリールアミンと結合した後、ピリジンを保護および水素化しピペリジンを形成する。次いで、結果として生じた保護アリールピペリジンは、ピペリジニル窒素および保護ヘテロアリール部分の間で共有結合形成を行う。次いで、ペンダント側鎖を加工し、次に最終脱保護および精製をする。
スキーム12
【0377】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
化合物12.3(4−メチル−3−(ピリジン−3−イル)フェニルカルバミン酸tert−ブチル)高圧容器に、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン(0.5g、2mmol)、5−ブロモ−2−メチル−フェニルアミン(0.63g、3.4mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.26g、0.23mmol)、水中1M炭酸ナトリウム(6.8mL、6.8mmol)、およびDME(20mL、200mmol)を添加した。その反応物を80℃で12時間加熱した。反応物を室温に冷却し、EtOAcおよび水で希釈した。有機相を分離し、乾燥(Na
2SO
4)し真空中で濃縮して、油状物を得、カラムによって精製し結果として化合物が得られ、さらに精製をしないで使用した。4−メチル−3−ピリジン−3−イル−フェニルアミン(0.4g、0.002mol)のCH
2Cl
2(10mL、0.2mol)中溶液を、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.52g、0.0024mol)およびDIEA(0.31g、0.0024mol)で処理した。室温で3時間撹拌し、水(40mL)でクエンチした。
有機相を飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中でvaco濃縮し油状物を得た。この油状物はシリカゲル(CH
2Cl
2−MeOH0.1%Et
3N)によって精製して、指定の化合物(0.37g、66%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz):δ8.53 (d, J = 3.03 Hz, 1H),7.64 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 7.32
(dd, J = 5.56, 7. 58 Hz, 1H), 7.25(s, 1H
), 7.10−7.18(m, 3H), 6.40 (br. s., 1H), 2.14 (s, 3H)1.44 (s, 9H). EIMS (m/z): C
17H
21O
2N
2(M+H)の理論値284に対し、実測値284。
【0378】
化合物12.4(4−メチル−3−(ピペリジン−3−イル)フェニルカルバミン酸t
ert−ブチル)(4−メチル−3−ピリジン−3−イル−フェニル)−カルバミン酸tertブチルエステル(160mg、0.55mmol)の酢酸(6mL、0.1mol)中溶液に、5%白金炭素(120mg、0.61mmol)を添加した。結果として生じた混合物を150psiの水素雰囲気下に置き、100℃で48時間撹拌した。室温に反応混合物を冷却した後、濾過し真空中で濃縮した。粗物質をEtOAcに溶解し、飽和NaHCO
3で洗浄した。有機相を分離し、乾燥(Na
2SO
4)し真空中で濃縮して、油状物を得た。粗物質をさらに精製をしないで使用した。
1H NMR (CDCl
3,
400 MHz):δ7.16 (s, 1H), 6.98 (s, 2H), 6.33 (br. s., 1H), 3.04−3.17 (m, 2H), 2.86−2.97 (m, 1H), 2.57−2.70 (m, 2H), 2.23 (s, 2H), 1.72−1.91 (m, 4H), 1.44 (s, 9H). EIMS (m/z):C
17H
27O
2N
2(M+1H)の理論値291に対し、実測値291。
【0379】
化合物12.5(4−メチル−3−(1−(7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルカルバミン酸tert−ブチル)
(4−メチル−3−ピペリジン−3−イル−フェニル)−カルバミン酸tertブチルエステル(0.050g、0.17mmol)のDMF(0.7551g、10.33mmol)中溶液に、4−クロロ−7−(トルエン−4−スルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンおよびEt
3N(0.035g、0.34mmol)を添加した。その溶液を110℃に12時間加熱し、室温に冷却し、水およびEtOAcで希釈した。有機相を分離し、ブライン、水で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、油状物を得た。油状物はシリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製し、指定の化合物(72%収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz):δ8.42 (s, 1H), 8.06−8.12 (m, 2H), 8.04 (s, 1H), 7.48 (d, J = 4.04 Hz,
1H), 7.36−7.43 (m, 1H), 7.31 (d, J = 7.58 Hz, 2H), 7.07−7.13 (m, 1H), 7.05 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 4.55 Hz, 1H), 6.40−6.49 (m, 1H), 4.66−4.81 (m, 2H), 3.03−3.20 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 2.28
(s, 3H), 1.99−2.09 (m, 1H), 1.70−1.98 (m, 3H), 1.54 (s, 8H). EIMS(m/z):C
30H
35O
4N
5S(M+1H)の理論値562に対し、実測値562。
【0380】
化合物79(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−4−メチルフェニル)−3−フェニル尿素)(4−メチル−3−{1−[7−(トルエン−4−スルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イル}−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.08g、0.1mmol)の溶液にジオキサン(2mL、10mmol)中4NHClを添加し、室温で3時間その溶液を撹拌した。反応物を真空中で濃縮し、固体を得、これはさらに精製をしないで使用した。2−メトキシ−5−{1−[7−(トルエン−4−スルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イル}−フェニルアミンのCH
2Cl
2(3mL、40mmol)中溶液に、イソシアン酸フェニル(0.012g、0.10mmol)、DIEA(0.03g、0.2mmol)を添加し、室温で12時間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、状物を得、次いで、MeOH(0.3mL、0.008mol)および水(0.038mL、0.0021mol)に溶解し、60℃で4時間K
2CO
3(0.08g、0.8mmol)で処理した。溶液を真空中で濃縮し、固体を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび
0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、指定の化合物を得た。
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ8.63 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.45−7.48 (m, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.25−7.30 (m, 3H), 7.20 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 6.93−6.99 (m, 1H), 6.61 (br. s., 1H),
4.68−4.78 (m, 2H), 3.27 (br. s., 2H), 3.11 (br. s., 1H), 2.90−2.99 (m, 1H), 2.24 (s, 3H), 1.65−1.98 (m, 4H).EIMS(m/z):C
25H
27O
1N
6(M+1H)の理論値427に対し、実測値427。
【0381】
スキーム12の試薬の適切な代替によって、以下の追加の化合物を合成した。表1もまた参照のこと。
【0382】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
化合物80(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−4−メチルフェニル)ベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ8.19 (s, 1H), 7.97 (d, J
= 7.07 Hz, 2H), 7.76 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 7.59 (t, J = 7.83 Hz, 2H), 7.51−7.56
(m, 2H), 7.27 (s, 2H), 7.16 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.14 (s, 2H), 6.56 (br. s., 1H), 4.78 (d, J = 12.63 Hz, 2H), 3.21 (t,
J = 12.13 Hz, 1H), 3.01−3.10 (m, 1H), 2.91−3.00 (m, 1H), 2.29 (s, 3H), 1.78−2.00 (m, 3H), 1.65−1.76 (m, 1H). EIMS(m/z):C
25H
26O
1N
5(M+1H)の理論値412に対し、実測値412。
【0384】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
化合物81(1−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)−3−フェニル尿素)
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ8.03 (s, 1H), 7.58 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 7.58 Hz, 2H), 7.18 (t, J = 7.83 Hz, 2H), 7.08 (d,
J = 8.09 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 3.54 Hz,
1H), 6.85−6.96 (m, 2H), 6.48 (d, J = 3.54 Hz, 1H), 4.68−4.78 (m, 2H), 3.01−3.16
(m, 2H), 2.67−2.81 (m, 1H), 2.19 (s, 3H), 2.00 (d, J = 9.60 Hz, 1H), 1.76−1.89 (m, 2H), 1.59−1.74 (m, 1H). EIMS(m/z):C
25H
27O
1N
6(M+1H)の理論値427に対し、実測値427。
【0386】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
化合物82(N−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)ベンズアミド)
1H NMR (CDCl3, 400 MHz):δ8.16 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.82 (d, J = 7.07 Hz, 2H), 7.63 (s, 1H), 7.40−7.57 (m, 3H), 7.02 (d, J = 3.54 Hz, 1H), 6.91−6.98 (m, 1H), 6.48 (d, J =
3.54 Hz, 1H), 4.90 (br. s., 2H), 3.20 (s, 2H), 2.83 (br. s., 1H), 2.27 (s, 2H),
2.10 (br. s., 1H), 1.91 (br. s., 2H), 1.71 (s, 1H). EIMS(m/z):C
25H
26O
1N
5(M+1H)の理論値412、に対し実測値412。
【0388】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
化合物83(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−フェニル尿素)
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ9.18 (s, 1H),
8.94 (s, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.40−7.50
(m, 4H), 7.23−7.35 (m, 4H), 6.91−7.03 (m, 2H), 6.82 (br. s., 1H), 4.65 (br. s.,
2H), 3.44 (br. s., 2H), 2.99 (br. s., 1H), 1.85−2.07 (m, 3H), 1.73 (d, J = 11.80 Hz, 1H). EIMS(m/z):C
25H
24F
3O
1N
6(M+1H)の理論値481に対し、実測値481。
【0390】
【化126】
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【0391】
化合物84(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.26 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.85−7.97 (m, 2H), 7.54−7.60 (m, 1H), 7.47−7.53 (m, 2H), 7.41 (s, 1H), 7.33 (d, J = 2.76 Hz, 1H), 6.74 (br. s., 1H), 4.62 (br. s., 2H), 3.35 (br. s., 2H), 2.95 (d, J = 4.27 Hz, 1H), 1.95−2.03 (m, 1H), 1.83−1.93 (m,
2H), 1.68 (br. s., 1H). EIMS(m/z):C
25H
22F
3O
1N
5(M+1H)の理論値466に対し、実測値466。
【0392】
【化127】
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【0393】
化合物85(N−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.61 (br. s.,
1H), 10.23 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.91−8.03 (m, 2H), 7.51−7.73 (m, 4H), 7.30−7.50 (m, 3H), 6.85 (d, J = 1.51 Hz, 1H), 4.64 (br. s., 2H), 3.34−3.55 (m, 2H), 2.90−3.09 (m, 1H), 1.81−2.12 (m, 3H), 1.61−1.82 (m, 1H).
【0394】
【化128】
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【0395】
化合物86(N−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2−クロロベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.67 (br. s., 1H), 10.43 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.11−7.68 (m, 10H), 6.87 (br. s., 1H), 4.64 (br. s., 2H), 3.49 (br. s., 2H), 2.98 (br. s., 1H), 1.62−2.12 (m, 4H).
【0396】
【化129】
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【0397】
化合物87(N−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)シクロヘキサンカルボキサミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.55 (br. s., 1H), 9.60 (s, 1H), 8.34 (s, 1H),
7.80 (d, J = 2.01 Hz, 1H), 7.30−7.48 (m, 2H), 7.23 (dd, J = 2.26, 8.53 Hz, 1H),
6.81 (br. s., 1H), 4.41−4.76 (m, 2H), 3.34−3.50 (m, 2H), 2.80−3.00 (m, 1H), 1.51−2.11 (m, 10H), 1.19−1.53 (m, 6H).
【0398】
【化130】
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【0399】
化合物88(N−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,6−ジクロロベンズアミド)Co
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.42 (br. s., 1H), 10.62 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.83 (d, J = 2.26 Hz, 1H), 7.19−7.66 (m, 8H), 6.75 (br. s., 1H), 4.57 (br. s., 2H), 3.38 (br. s., 2H), 2.82−3.00 (m, 1H), 1.54−2.05 (m, 5H).
【0400】
【化131】
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【0401】
化合物89(N−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2−フルオロベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.48 (br. s., 1H), 10.16 (d, J = 3.01 Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.71 (td, J = 1.76, 7.53 Hz, 1H), 7.54−7.67 (m, 1H),
7.30−7.53 (m, 5H), 6.81 (d, J = 1.51 Hz, 1H), 4.66 (br. s., 2H), 3.28−3.50 (m, 2H), 2.84−3.06 (m, 1H), 2.03 (br. s., 1H), 1.82−2.00 (m, 2H), 1.61−1.80 (m, 1H).
【0402】
【化132】
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【0403】
化合物90(N−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2−クロロ−6−フルオロベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.55 (br. s., 1H), 10.71 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.86 (d, J = 2.26 Hz, 1H), 7.26−7.70 (m, 6H), 6.84 (d, J = 1.51 Hz, 1H), 4.64 (br. s., 2H), 3.46 (t, J = 12.05 Hz, 2H), 3.00 (br. s., 1H), 1.82−2.14 (m, 3H), 1.60−1.82 (m, 1H).
実施例13
スキーム8と同様に、例示の合成スキーム13では、ペンダント側鎖の後にヘテロアリール官能基を組み込む。スキーム13では代替のヘテロアリール官能基を示す。スキーム13では、アミン(例えば、0.25mmol)およびアリール−Cl(例えば、0.25mmol)のDIEA(1.5mmol)およびDMF(1mL)中混合物を使用し、80℃または100℃で4時間撹拌してもよい。続いて、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製し化合物を得ることができる。
スキーム13
【0404】
【化133】
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【0405】
適切な試薬の使用によって、本明細書に記載した方法および組成物に有用な以下の化合物を合成することができる。表1もまた参照のこと。
【0406】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
化合物91(1−(3−(1−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):414(M+1);1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.04 (m, 4 H) 2.90 (s, 1 H) 3.68 (m, 2 H) 4.56 (s, 1 H) 5.28 (s, 1 H) 7.00 (t, J=7.34 Hz,
2 H) 7.24 (m, 4 H) 7.41 (t, J=8.56 Hz, 2 H) 7.54 (s, 1 H) 8.47 (m, 1 H) 8.91 (s, 1 H) ppm.
【0408】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
化合物92(N−(6−(3−(3−(3−フェニルウレイド)フェニル)ピペリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル)アセトアミド)EIMS(m/z):C
24H
26N
6O
2(M
++1)の理論値431.21に対し、実測値431.25;
1H NMR
(d
6−DMSO, 400 MHz):δ10.66 (s, 1H), 8.68
(s, 2H), 8.32 (s, 1H), 7.43〜7.45 (m, 3H), 7.24〜7.28 (m, 5H), 6.91〜6.97 (m, 2H),
4.33 (m, 2H), 3.30 (t, J=12.2Hz, 2H), 2.65 (t, J=11.3Hz, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.94〜1.97 (m, 1H), 1.76〜1.85 (m, 2H), 1.52〜1.58 (m, 1H) ppm.
【0410】
【化136】
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【0411】
化合物93(1−(3−(1−(7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
25H
25N
6O(M
++1)の理論値427.22に対し、実測値427.20;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ8.24 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.41 (d, J = 7.8Hz, 2H), 7.37 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 7.20〜7.29 (m, 3H), 7.00 (d, J = 7.3Hz, 2H), 6.86 (d, J = 3.4Hz, 1H), 1.86 (m, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.47〜3.55 (m, 2H), 2.96 (m, 1H), 1.84〜2.13 (m, 4H) ppm.
【0412】
【化137】
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【0413】
化合物94(1−(3−(1−(6−アミノピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
23H
25N
5O(M
++2)の理論値389.21に対し実測値389.25;
1H NMR (CD
3OD,
400 MHz):δ7.59 (m, 1 H) 8.17 (s, 1 H), 7.43 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.29 (m, 3 H) 7.18 (d, J = 7.83 Hz, 1 H), 7.02 (m, 2
H), 5.87 (s, 1 H), 3.63 (t, J = 5.87 Hz, 1 H), 3.16 (m, 2 H), 2.78 (m, 1 H), 1.90 (m, 3 H), 2.09 (d, J = 11.74 Hz, 1 H), 1.64 (dd, J = 13.69, 6.85 Hz, 1 H) ppm.
【0414】
【化138】
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【0415】
化合物95(1−(3−(1−(6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
23H
26N
6O(M
++1)の理論値403.22に対し、実測値403.45;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.71 (s, 2H), 8.25 (s, 1H), 7.43〜7.48 (m, 3H), 7.24〜7.29 (m, 4H), 6.93〜6.97 (m, 2H), 5.84 (s, 1H), 3.53 (m, 2H), 3.09〜3.11 (m, 2H), 2.84 (d, J = 3.9 Hz, 3H), 1.92〜2.03 (m, 2H), 1.72〜1.87 (m, 2H) ppm.
【0416】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
化合物96(1−(3−(1−(6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
24H
24N
6O
2(M
++1)の理論値429.20に対し、実測値429.40;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ10.98 (s, 1H), 8.65 (m, 2H), 8.19 (s, 1H),
7.44 (d, J = 7.8Hz, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.21〜7.31 (m, 4H), 6.92〜6.97 (m, 2H), 4.44 (m, 2H), 3.70 (m, 2H), 2.98 (m, 2H), 2.68 (m, 1H), 1.94〜1.96 (m, 1H), 1.73〜1.82 (m, 2H), 1.54〜1.59 (m, 1H) ppm.
【0418】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
化合物97(1−(3−(1−(6−アミノ−5−メトキシピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
26H
26N
6O
2(M
++1)の理論値419.21に対し、実測値419.15;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.72 (s, 2H), 8.09
(s, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.49 (s, 1H), 7.44 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.22〜7.29 (m, 4H), 6.91〜6.97 (m, 2H), 4.62 (m, 2H), 3.59
(s, 3H), 3.09 (t, J = 12.0 Hz, 2H), 2.76 (t, J = 11.3Hz, 1H), 1.95〜1.98 (m, 1H), 1.74〜1.87 (m, 2H), 1.62〜1.68 (m, 1H) ppm.
【0420】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0421】
化合物98(1−(3−(1−(6−アミノ−5−メチルピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
23H
26N
6O(M
++1)の理論値403.22に対し、実測値403.20;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.73 (s, 2H), 8.25 (s, 1H), 7.63 (s, 2H), 7.49 (s, 1H), 7.44
(d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.22〜7.28 (m, 4H),
6.91〜6.97 (m, 2H), 3.94 (m, 2H), 3.09 (t, J = 12.2 Hz, 2H), 2.79 (m, 1H), 1.97 (s, 4H), 1.93〜1.86 (m, 1H), 1.64〜1.76 (m, 2H) ppm.
【0422】
【化142】
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【0423】
化合物99(1−(3−(1−(6−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
22H
23ClN
6O(M
++1)の理論値423.16に対し、実測値423.45;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.68 (s, 2H), 8.07
(s, 1H), 7.43〜7.44 (m, 3H), 7.20〜7.28 (m, 6H), 6.90〜6.97 (m, 2H), 4.19 (t, J = 12.7 Hz, 2H), 2.95 (t, J = 12.0 Hz, 2H),
2.82 (m, 1H), 1.95 (m, 1H), 1.81 (m, 1H), 1.65〜1.73 (m, 2H) ppm.
【0424】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0425】
化合物100(1−(3−(1−(3−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS (m/z): 493 (M+1); 1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.92 (m, 2 H) 2.02 (m, 1 H) 2.14 (m, 1 H) 3.02 (m, 1 H) 3.39 (m, 2 H) 4.73 (d, J = 12.72 Hz, 2 H) 7.01 (d, J = 4.40 Hz, 2 H) 7.26 (m, 4 H) 7.42 (d, J = 7.83 Hz, 2 H) 7.54 (s, 1 H) 8.33 (s, 1 H) ppm.
【0426】
【化144】
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【0427】
化合物101(1−(3−(1−(6−アミノ−5−ブロモピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
22H
23BrN
6O(M
++1)の理論値467.11に対し、実測値467.10;
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.68 (s, 2H), 8.10 (s, 1H), 7.43〜7.45 (m, 3H), 7.30〜7.28 (m, 6H), 6.91〜6.97 (m, 2H), 4.12 (t, J =
10.3 Hz, 2H), 2.93 (m, 2H), 2.81 (m, 1H), 1.95 (m, 1H), 1.82 (m, 1H), 1.69〜1.71
(m, 1H) ppm.
【0428】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
化合物102(1−(3−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS(m/z):C
23H
23N
7O(M
++1)の理論値414.20に対し、実測値414.25;
1H NMR
(d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.67 (s, 2H), 8.09 (s, 1H), 7.51 (br s, 1H), 7.40〜7.45 (m,
2H), 7.21〜7.31 (m, 5H), 6.92〜6.97 (m, 2H), 4.64 (m, 2H), 3.10 (t, J = 12.2 Hz, 2H), 2.75 (t, J = 11.2Hz, 1H), 1.95〜1.98 (m, 1H), 1.77〜1.83 (m, 2H), 1.55〜.166 (m, 1H) ppm.
【0430】
【化146】
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【0431】
化合物103(1−(3−(1−(9H−プリン−6−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)
1H NMR (d
6−DMSO, 300 MHz):δ8.72 (d, J = 2.27 Hz, 2H), 8.27 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.42−7.50 (m, 3H), 7.21−7.36 (m, 5H), 7.10 (s, 1H), 6.91−7.00 (m, 3H), 3.15 (br. s., 2H), 2.69−2.82 (m,
1H), 1.98 (br. s., 1H), 1.76−1.93 (m, 2H), 1.57−1.72 (m, 1H).EIMS(m/z):C
23H
22N
7O(M+1H)の理論値414に対し、実測値414。
【0432】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
化合物104((E)−3−(4−アミノ−6−(3−(3−(3−フェニルウレイド)フェニル)ピペリジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)アクリル酸メチル)
1−フェニル−3−(3−ピペリジン−3−イル−フェニル)尿素の溶液に、DMF(2mL、30mmol)中の3−(4−アミノ−6−クロロ−ピリミジン−5−イル)−アクリル酸エチルエステル(0.10g、0.44mmol)およびDIEA(0.13g、1.0mmol)を添加した。その溶液を60℃で12時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水およびEtOAcで洗浄した。有機相を分離し、乾燥(Na
2SO
4)し、真空中で濃縮して、油状物を得、次いで、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、指定の化合物を得た。
1H NMR (d
6−DMSO
, 300 MHz):δ8.68 (d, J = 9.06 Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.50 (d, J = 16.24 Hz, 2H), 7.35−7.42 (m, 3H), 7.12−7.24 (m, 4H), 7.04 (s, 1H), 6.79−6.94 (m,
2H), 6.12 (d, J = 16.24 Hz, 1H), 4.11 (q, J = 7.05 Hz, 2H), 3.91 (d, J = 8.69 Hz, 2H), 2.99 (t, J = 12.09 Hz, 2H), 2.64
−2.79 (m, 1H), 1.89 (d, J = 10.58 Hz, 1H), 1.52−1.81 (m, 2H), 1.16 (t, J = 7.18 Hz, 2H).EIMS(m/z):C
23H
31N
6O
3(M+1H)の理論値487に対し、実測値487。
実施例14
スキーム14は、ペンダント側鎖にベンゾイミダゾール部分を含む化合物の例示の合成を示す。
スキーム14
【0434】
【化148】
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化合物14.2 ケトン14.1(25mmol)の無水THF(40mL)中溶液に、−78℃でLDA(ヘプタン/THF/エチルベンゼン中2.0M、35mmol)を添加した。−78℃で30分間撹拌した後に、N−フェニルトリフルイミド(30mmol)の乾燥THF(20mL)中溶液を添加した。結果として得られた混合物を終夜撹拌しながら、室温にゆっくり暖めた。その反応物をNH
4Cl飽和水溶液を添加してクエンチした。混合物を真空中で濃縮し、残渣はEtOAc(200mL)で希釈した。その混合物をNH
4Cl飽和水溶液および塩水でそれぞれ洗浄した。有機層を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣はカラムクロマトグラフィーによって精製して、45%収率で化合物14.2を得た。
【0435】
化合物14.3 トリフルエーテル14.2(2mmol)、3−アミノ−4−ニトロフェニルボロン酸(2.2mmol)の2.0M水性Na
2CO
3(2.5mL)およびDME(10mL)中混合物をN
2で数分間フラッシングした。続いて、Pd(PPh
3)
4(0.04mmol)を添加した。100℃で終夜撹拌した後に、反応混合物を濃縮した。残渣を水で希釈し、EtOAcで抽出した。抽出物を塩水で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、カラムクロマトグラフィーによって精製して、25%収率で化合物14.3を得た。
【0436】
化合物14.4 化合物14.3(0.5mmol)および10%Pd/C(100mg)のMeOH(10mL)中混合物を、H
2の雰囲気下に室温で終夜撹拌した。反応混
合物はセライト(登録商標)545に通して濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣はカラムクロマトグラフィーによって精製して、90%収率でアミン14.4を得た。
【0437】
化合物14.5 化合物14.4(0.25mmol)のEt
3N(0.5mmol)およびTHF(1.5mL)中溶液に、イソチオシアン酸フェニル(0.25mmol)を添加した。反応混合物は室温で数時間撹拌した。続いて反応混合物をDCC(0.25mmol)で処理し、60℃で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣は分取TLCによって精製し、92%収率で化合物14.5を得た。
【0438】
化合物105(6−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−N−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン) 化合物14.5(0.2mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)中4.0NHCl中混合物を、室温で数時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を得、DMF(1mL)中の化合物2.2(0.2mmol)およびDIEA(1.5mmol)で処理した。100℃で4時間撹拌した後、溶媒は真空中で減少させ、残渣は逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物105を得た。
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ13.00 (s, 1H), 12.30 (s, 1H), 11.03 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.45〜7.53 (m, 4H), 7.25〜7.40 (m, 5H), 6.68 (s, 1H), 4.68 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 2.97 (m, 1H), 2.00(m, 1H), 1.90 (m, 2H), 1.71 (m, 1H) ppm.EIMS(m/z):C
24H
23N
7(M
++1)の理論値410.20に対し、実測値410.20。
実施例15
スキーム15−18は、ペンダント側鎖中の相異なるチアゾール部分を含有する化合物の例示の合成を示す。
スキーム15
【0439】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
化合物15.2 アミン15.1(10.7g、83.6mmol)のCHCl
3(150mL)中溶液に、(Boc)
2O(19g、87mmol)を添加した。その混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、白色固形物を得、ヘキサンで再結晶し、化合物15.2(17g、95%収率)を得た。
【0440】
化合物15.3 窒素下のフラスコに、P
4S
10(4.4g、1mmol)、THF(100mL)およびNa
2CO
3(1.06g、1mmol)を添加した。混合物を15分間激しく撹拌した。その後、化合物15.2(2.28g、1mmol)のTHF(200mL)中溶液を添加した。結果として得られた混合物は室温で1.5時間撹拌し、次いで、10%Na
3PO
4(100mL)で希釈し、EtOAc(2×200mL)で抽出した。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、白色固形物(1.90g、80%)として化合物15.3を得た。
【0441】
化合物15.6 チオアミド15.3(1.22g、0.005mmol)のアセトン(20mL)中溶液に、ブロミド15.4(980mg、0.005mmol)およびNaI(750mg、0.005mmol)を添加した。結果として得られた混合物を50℃で2時間撹拌し、真空中で濃縮して、油状物を得、カラムクロマトグラフィーを介して精製して、白色固形物(850mg、50%)として化合物15.5を得た。エチルエステルをMeOH(3mL)およびLiOH(1.0M、3mL)の混合物中で3時間撹拌した。その混合物を10%クエン酸で中和し、ジエチルエーテル(2×100mL)で抽出した。有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、酸(760mg、90%)を得た。チアゾールカルボン酸(0.5mmol)、DPPA(0.50mmol)、アミン(1.0mmol)およびDIEA(2.0mmol)のDMF(3mL)中混合物を、100℃で12時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、粗製物は、フラッシュクロマトグラフィーによってシリカゲル(ヘキサン中の50%EtOAc)で精製し化合物15.6を得た。
【0442】
化合物106(1−(2−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−フェニル尿素) 化合物15.6(0.25mmol)をHCl(ジオキサンdoxane中4.0M)で2時間室温で処理した。結果として得られた混合物を真空中で濃縮し、脱保護したアミンを得、DMF(2.0mL)に溶解し、DIEA(0.5mmol)および4−クロロ−7−(トルエン−4−スルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの溶液で処理した。結果として得られた溶液を、85℃で12時間加熱し、真空中で濃縮し、結果として得られた残渣は逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製し化合物106を得た。EIMS(m/z):
C
21H
21N
7OS(M
+)+1の理論値420.54;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89−1.75(m, 2 H), 2.25 (m,
1 H), 2.21 (m, 4 H), 2.37 (m, 1 H),
3.48 (m, 1 H), 3.83 (m, 1 H), 4.52 (d, 1 H), 4.80(d, 1H), 6.73(s, 1H), 6.93 (m, 1 H), 7.23 (m, 2 H), 7.39 (d, 2 H),
8.27 (s, 1 H), 8.72 (s, 1H), 9.40(s, 1H) ppm.
スキーム15に記載した合成経路を使用して、以下の化合物を適切な試薬選択によって合成した。表1もまた参照のこと。
【0443】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
化合物107(1−(2−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS(m/z):C
25H
28N
8OS(M
+)+1の理論値489.60;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89 (m, 1 H), 2.10 (m, 2 H), 2.21 (m, 4 H), 2.37 (m, 1 H), 3.48 (m, 1 H), 3.68 (m, 4 H), 3.83 (m, 1 H), 4.52 (m, 1 H), 7.03 (m, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 7.35 (s, 1 H), 7.41 (m, 1 H), 7.59 (s, 1 H) ppm.
【0445】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0446】
化合物108(1−(2−(1−(6−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS(m/z):C
23H
27ClN
8OS(M
+)+1の理論値500.17;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89 (m, 1 H), 2.10 (m, 2 H), 2.21 (m, 4 H), 2.37 (m, 1 H), 3.48 (m, 1 H), 3.68 (m, 4 H), 3.83 (m, 1 H), 4.30 (m, 1 H), 4.60(d, 1H), 7.05 (s, 1 H) 7.36 (ブロード, 2 H),
7.45 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 8.09 (s,
1 H) ppm
【0447】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0448】
化合物109(1−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS(m/z):C
24H
27N
9OS(M
+)+1の理論値490.60;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89 (m, 1 H), 2.03 (m,, 2 H), 2.25 (m, 4 H), 2.34−3.45 (m, 2 H), 3.60 (m, 1 H), 3.76 (m, 4
H), 4.69 (d, 1 H), 4.97(d, 1H), 7.14 (s, 1 H), 7.46 (ブロード, 2 H), 7.68 (s, 1 H), 8.13 (s, 1 H) ppm.
【0449】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
化合物110(1−(2−(1−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS(m/z):C
24H
27N
9OS(M
+)+1の理論値490.60;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.90 (m,
1 H), 2.12 (m, 2 H), 2.19 (m, 4 H), 2.38 (m, 1 H), 3.45 (m, 1 H) 3.64 (m, 4 H), 3.78 (m, 1 H), 4.52 (m, 1 H), 7.17 (s,
1 H), 7.37 (ブロード, 2 H), 7.43 (s, 1 H),
7.56 (d, 1H), 8.43 (s, 1 H), 8.78 (s, 1
H) ppm
【0451】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
化合物111(1−(2−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−(2,4−ジフルオロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS(m/z):C
25H
26F
2N
8OS(M
+)+1の理論値525.19;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89 (m, 5 H), 2.10 (m, 2 H), 2.37 (m, 1 H), 3.37 (m, 4 H), 3.93(m, 1H), 4.45 (d, 1 H), 4.75 (d, 1 H), 6.30 (m, 2 H), 6.92 (s, 1 H) ,7.03 (s, 1 H), 7.33 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H) ppm
【0453】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
化合物112(1−(2−(1−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−(2,4−ジフルオロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS(m/z):C
24H
25F
2N
9OS(M
+)+1の理論値526.19;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.95 (m, 5 H), 2.12 (m, 2 H ), 2.35 (m, 1 H), 3.37 (m, 4 H), 3.93 (m, 1H), 4.45 (d, 1 H), 4.75 (d, 1 H), 6.30 (m, 1 H), 6.33 (s, 1 H), 7.04 (s, 1 H), 8.45 (s, 1 H), 8.81 (s, 1 H) ppm
【0455】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
化合物113(1−(2−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−(2,4−ジフルオロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS(m/z):C
24H
25F
2N
9OS(M
+)+1の理論値526.19;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.83 (m, 1H), 1.93 (m, 4 H), 2.03 (m, 2H), 2.32 (m, 1 H), 3.40 (m, 4 H), 3.53 (m, 1H), 3.68 (m, 1H), 4.66 (d, 1 H), 4.75 (d, 1 H), 6.35−6.30 (m, 3 H), 7.03 (s, 1 H),8.14(s, 1 H) ppm
【0457】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
化合物114(1−(2−(1−(6−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−4−イル)−3−(2,4−ジフルオロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)EIMS(m/z):C
23H
25ClF
2N
8OS(M
+)+1の理論値534.15;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz
):δ1.81(m, 1H), 1.93 (m, 4 H), 1.99 (m, 2H), 2.30(m, 1 H), 3.39 (m, 4 H), 3.44 (m, 1H), 3.55 (m, 1H), 4.39 (d, 1 H), 4.65 (d, 1 H), 6.35−6.30 (m, 3 H), 7.03 (s, 1 H), 8.12(s, 1 H) ppm
実施例16
スキーム16は、ペンダント側鎖に相異なるチアゾール部分を含む化合物の例示の合成を示す。
スキーム16
【0459】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
化合物16.3. アルデヒド16.1(2.55g)のCHCl
3(50mL)中溶液に、NCS(1.6g)およびL−プロリン(58mg)を添加した。その溶液を4℃で12時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、結果として生じた残渣はカラムクロマトグラフィー(勾配:、ヘキサン中50%EtOAc)によって精製して、化合物16.2を得た。ハロゲン化アルキル16.2をPhCH
3中チオ尿素(1.1当量)で110℃で処理した。溶媒を減圧下で除去し、残渣はフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)によって精製して、化合物16.3を得た。
【0460】
化合物16.4.アミン16.3(1mmol)のDMF(10mL)中溶液に、イソシアン酸フェニル(1当量)を添加し、混合物を室温で12時間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、結果として得られた残渣はカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)によって精製して、尿素16.4を得た。
【0461】
化合物115(1−(5−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)−3−フェニル尿素)Cbz保護した化合物16.4(1.0mmol)を、0℃でアセトニトリルに溶解した。続いて、TMSI(2.0当量)を滴下して添加し、0℃で3時間撹拌した。溶媒を真空中で濃縮し、残渣は水(10mL)に溶解し、EtOAcで洗浄した。水相を真空中で濃縮しアミン16.5を得た。アミンのDMF(2.0mL)中溶液に、DIEA(2当量)および4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物2.2)を添加した。その混合
物を85℃で12時間加熱した。溶液を真空中で濃縮し、残渣を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物115を得た。EIMS(m/z):C
21H
21N
7OS(M
+)+1の理論値420.54;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89−1.75(m, 2 H), 2.25 (m, 1 H), 2.21 (m, 4
H), 2.37 (m, 1 H), 3.48 (m, 1 H), 3.62 (m, 1 H), 4.52 (d, 1 H), 6.91 (s, 1H), 6.93 (m, 1 H), 7.32 (m,3H), 7.23 (m, 2 H), 7.47 (d, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 8.32(s, 1H) ppm
実施例17
スキーム17は、ペンダント側鎖に相異なるチアゾール部分を含む化合物の例示の合成を示す。
スキーム17
【0462】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0463】
化合物17.3.−20℃に冷却した酸17.1(6.1g)のTHF(30mL)中溶液に、NMM(2.55mL)を添加した。続いてIBCF(3.04mL)を滴下して添加した。結果として得られた混合物を0℃に暖め、1時間撹拌した。結果として得られた懸濁液を濾過し、濾液を収集し、0℃に冷却し、CH
2N
2のエーテル(50mL)中溶液で処理した。そのCH
2N
2の上記エーテル中溶液を、13.7gの1−メチル−3−ニトロ−ニトロソグアニジンおよび12.3gのKOH(H
2Oおよびエーテルの混合物(1:1)100mL中)から調製した。その混合物を室温で12時間撹拌し、ジオキサン(20mL)中4.0NHClの滴下添加によって0℃でクエンチした。その混合物は1時間さらに撹拌した。有機相をH
2O、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮した。結果として得られた残渣はカラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン中の30%EtOAc)によって精製して、化合物17.3(4.5g)を得た。
【0464】
化合物17.4.ハロゲン化物17.3(1mmol)およびチオ尿素(1.1当量)のPhCH
3中混合物を、110℃に12時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残渣はカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)によって精製して、アミノチアゾール17.4を得た。
【0465】
化合物17.5 アミノチアゾールthiozale17.4(1mmol)のDMF(10mL)中溶液に、イソシアン酸フェニル(1.1mmol)を添加した。混合物は室温で終夜撹拌した。反応物を減圧下で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(100%EtOAc)によって精製して、尿素17.5を得た。
【0466】
化合物116(1−(4−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−2−イル)−3−フェニル尿素)(188) Cbz保護したアミン17.5(1.0mmol)の0℃に冷却したアセトニトリル中溶液に、TMSI(2当量)を滴下して添加した。その混合物を0℃で3時間さらに撹拌して、溶媒を減圧下で除去し、残渣を水(10mL)に溶解した。水相をEtOAcで洗浄した。水相を減圧下で濃縮し、アミン17.6を得た。アミン17.6をDMF(2mL)に溶解し、DIEA(2当量)および4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンで処理した。その混合物を85℃で12時間加熱した。溶液を真空中で濃縮し、残渣を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含有する10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物116を得た。EIMS(m/z):C
21H
21N
7OS(M
+)+1の理論値420.54;
1H NMR (CD
3OD, 400
MHz):δ1.89−1.75 (m, 2 H), 2.00−2.10 (m, 1H), 2.28 (d, 1H) 3.11 (m, 1 H), 3.58 (m, 1 H), 4.59 (d, 1H), 6.81 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 7.07(m, 3H), 7.31 (m, 2 H), 7.37 (s, 1 H), 8.28 (s, 1H) ppm.
実施例18
スキーム18は、ペンダント側鎖に相異なるチアゾール部分を含む化合物の例示の合成を示す。
スキーム18
【0467】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
化合物18.1.不飽和のエステル(1.44g)の水およびジオキサン(1:1、10mL)中溶液に、NBS(1.95g)を0℃で添加した。室温で1時間撹拌した後に、チオアミド(1.22g)を添加し、混合物は100℃で1時間加熱した。溶液を真空中で濃縮し、残渣を逆相カラムクロマトグラフィー(50%EtOAc)によって精製して、チアゾール18.1を得た。
【0468】
化合物18.2.チアゾールエチルエステル18.1(341mg、1.0mmol)をCH
3OH(3mL)に溶解し、LiOH水溶液(1.0M、3mL)を添加した。その混合物を3時間撹拌した。その混合物を10%クエン酸で中和し、ジエチルエーテル(2×100mL)で抽出した。有機相をH
2O、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、酸(760mg、90%)を得た。酸(0.5mmol)、DPPA(0.50mmol)、アニリン(1.0mmol)およびDIEA(2.0mmol)のDMF(3mL)中溶液を、100℃に12時間加熱した。反応混合物を真空中で濃縮し粗化合物を得た。粗化合物はクロマトグラフィー(勾配:、ヘキサン中50%EtOAc)によって精製して、尿素18.2を得た。
【0469】
化合物117(1−(2−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)チアゾール−5−イル)−3−フェニル尿素) 尿素18.2(0.25mmol)を室温でジオキサン(2.5mmol)中の4NHCl中で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、結果として得られた粗アミン18.3をDMF(2mL)に溶解し、DIEA(2当量)および4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンで処理した。混合物を85℃で12時間加熱し、溶液を真空中で濃縮し、残渣を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFA含有する10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物117を得た。EIMS(m/z):C
21H
21N
7OS(M
+)+1の理論値420.54;
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89−1.75 (m, 2 H), 2.05 (m, 2 H), 2.35 (m, 1 H), 3.40 (m, 1 H), 3.66 (m, 1 H), 4.52 (d, 1 H), 4.80 (d, 1H), 6.90(s, 1H), 7.05 (m, 1 H), 7.29 (m, 3 H), 7.40 (m, 3H), 8.30 (s, 1 H) ppm.
実施例19
スキーム19は、ペンダント側鎖中にピリジン部分を有する化合物の例示の合成を示す。
スキーム19
【0470】
【化161】
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【0471】
化合物14.1(3−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル)LDA(7.0mmol)の溶液を、THF(13g、170mmol)中のN,N−ジイソプロピルアミン(0.71g、7.0mmol)、ヘキサン中の2.5Mn−ブチルリチウム(3.1mL、7.7mmol)から調製した。その溶液を−78℃で冷却し、3−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1g、7mmol)を添加した。15分後、N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミドのTHF(5mL)中溶液を添加した。溶液を室温にゆっくり終夜暖めた。その溶液を1NNaHCO
3およびエーテルの添加でクエンチした。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥し真空中で濃縮して、油状物を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、指定の化合物(0.4g、20%収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz):δ6.17 (dt, J = 2.22, 4.25
Hz, 1H), 4.20 (d, J = 2.27 Hz, 2H), 3.48 (t, J = 5.67 Hz, 2H), 2.24 (d, J = 4.15 Hz, 2H), 1.43 (s, 9H).
化合物14.2(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル) 高圧容器に、5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tertブチルエステル(1.0g、3.0mmol)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)アセトン付加物(0.2g、0.3mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.2g、0.3mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.84g、3.3mmol)および1,4−ジオキサン(7mL、90mmol)中K
2OAc(0.89g、9.0mmol)を添加した。その反応物を80℃で12時間加熱した。室温に冷却した後、混合物をEtOAcで希釈し、有機相は真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、指定の化合物(42%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz):δ6.57 (br. s., 1H), 3.91 (br. s., 2H), 3.39
(t, J = 5.81 Hz, 2H), 2.13 (br. s., 2H), 1.39−1.41 (m, 9H), 1.19 (s, 12H).
化合物19.3(6−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)ピコリン酸メチル) 高圧容器に、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.0g、3.2mmol)、6−ブロモピコリン酸メチル(0.77g、3.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.4g、0.3mmol)、水(9.7mL、9.7mmol)およびDME(10.1mL、97.0mmol)中の1M炭酸ナトリウムを添加した。反応物を80℃で12時間加熱した。次いで、室温に冷却し、水およびEtOAcで希釈した。有機相を分離し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮した。粗物質はカラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、指定の化合物(0.71g、70%収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz):δ7.79 (d, J = 7.55 Hz, 1H), 7.72 (t, J = 7.93 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.31 Hz, 1H), 4.32−4.41 (m, 1H), 3.90−3.96 (s, 3H), 3.55−3.64 (m, 2H), 2.50 (br. s., 2H), 1.84−1.95 (m, 2H), 1.48 (s, 12H).
EIMS (m/z):C
17H
22O
4N
2(M−C
4H
9、+1H)の理論値263に対し、実測値263。
【0472】
化合物19.4(3−(6−(3−フェニルウレイド)ピリジン−2−イル)ピペリジ
ン−1−カルボン酸tert−ブチル) 5’,6’−ジヒドロ−2’H−[2,3’]ビピリジニル−6,1’−ジカルボン酸1’−tert−ブチルエステル6−メチルエステルの酢酸(5mL、80mmol)中溶液に、パラジウム(0.02g、0.2mmol)を添加した。混合物を水素(40psi)の雰囲気下に置いた。溶液を室温で12時間撹拌し、濾過し真空中で濃縮して、水素化した化合物を得た。粗物質はMeOH(20mL、0.6mol)に溶解し、LiOH(0.11g、4.7mmol)の水溶液で処理した。その混合物を加熱し2時間還流した。溶液を真空中で濃縮し、黄色の固体を得、逆相クロマトグラフィーによって精製して、酸(85mg)を得た。酸(85mg、0.27mmol)はPhCH
3(2.41mL、31.1mmol)に溶解し、DIEA(0.11mL、0.66mmol)、アニリン(0.060mL、0.66mmol)、およびジフェニルホスホンアジド(0.14mL、0.66mmol)で処理した。溶液を100℃に1時間加熱し、次いで、真空中で濃縮し、油状物を得、逆相クロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して指定の化合物(0.06g、17%収率)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz):δ8.09 (d, J = 7.55 Hz, 1H), 7.70−7.83 (m, 1H), 7.55 (d, J = 7.55 Hz, 1H), 7.21−7.39 (m,
3H), 6.99−7.18 (m, 3H), 4.00−4.28 (m, 2H), 2.72−2.99 (m, 3H), 2.01−2.14 (m, 1H), 1.75 (d, J = 11.33 Hz, 2H), 1.50−1.65 (m, 1H), 1.39 (s, 9H).EIMS(m/z):C
22H
28O
4N
3(M+1H)の理論値397に対し、実測値397。
【0473】
【化162】
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【0474】
化合物118(1−(6−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−3−フェニル尿素) 6−(3−フェニル−ウレイド)−3’,4’,5’,6’−テトラヒドロ−2’H−[2,3’]ビピリジニル−1’−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.08g,0.2mmol)の1,4−ジオキサン(3mL、40mol)中溶液に、ジオキサン(0.2g、2mmol)中の4NHClを添加した。その溶液を2時間撹拌し、NaHCO
3の添加でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を分離し、乾燥し真空中で濃縮して、油状物を得た。油状物をDMF(2mL、20mol)に溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.60mmol)および4−クロロピロロ[2,3−d]ピリミジン(0.034g、0.22mmol)、で処理して、70℃に12時間加熱した。その溶液は室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機相を乾燥(Na
2SO
4)し真空中で濃縮して、油状物を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、指定の化合物を得た。
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ9.41 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.62−7.79 (m, 1H), 7.44 (d, J = 7.53 Hz, 2H), 7.34 (d, J = 7.78 Hz, 2H), 7.17−7.26 (m, 2H), 6.91−7.02 (m, 2H), 6.81 (br. s., 1H), 4.74 (br. s., 1H), 4.60 (br. s., 1H), 3.43 (br. s., 1H),
3.32 (br. s., 1H), 3.00 (br. s., 1H), 2.06 (br. s., 1H), 1.91 (t, J = 10.92 Hz,
2H), 1.72 (br. s., 1H).EIMS(m/z):C
23H
23ON
7(M+1H)の理論値414に対し、実測値414。
実施例20
スキーム20は、ペンダント側鎖中のキナゾリノン部分を含む化合物の例示の合成を示す。
スキーム20
【0475】
【化163】
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化合物119(2−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)キナゾリン−4(1H)−オン) アミン1.3(0.27g、1mmol)およびジ−(1H−イミダゾール−1−イル)メタンチオン(0.18g、1mmol、化合物20.1)のTHF(5mL)中溶液を、室温で30分間撹拌した。MeOH中過剰アンモニアを添加し、混合物を室温で12時間さらに撹拌した。反応物を真空中で濃縮し、残渣はカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/ヘキサン)によって精製した(66%収率)。チオ尿素20.2(0.2g、0.6mmol)のTHF(3mL)中溶液に、MeI(0.8g、0.6mmol)を添加し、混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を真空中で濃縮し、油状物を得、1,4−ジオキサン(3mL)に溶解し、1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン(97mg、1mmol)およびNa
2CO
3(424mg、2mmol)で処理した。結果として生じた混合物を100℃に12時間加熱し、室温に冷却し、真空中で濃縮して、残渣を得た。残渣をEtOAcに溶解し、水、ブラインで洗浄し、Na
2CO
3で乾燥した。溶媒を減少させ、残渣を4NHCl(2mL)で処理した。結果として得られた溶液を室温で1時間撹拌し、有機相を分離し、溶媒を真空中で除去して、油状物を得、さらなる精製をしないで後続の段階に使用した。アミン20.5のDMF(2mL)中溶液に、4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(1当量)およびDIEA(2当量)を添加した。溶液を100℃に12時間加熱し、室温に冷却し真空中で濃縮して、残渣を得、カラムクロマトグラフィーで3%7NNH
3(MeOH/CH
2Cl
2中)によって精製して、化合物119(50%収率)を得た。EIMS (m/z): 4438 (M+1); 1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ0.88 (d,
J = 6.85 Hz, 1 H), 1.96 (d, J = 11.74 Hz, 2 H), 2.16 (m, 1 H), 3.22 (dd, J = 13.21, 6.36 Hz, 2 H), 3.71 (m, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 7.09 (s, 2 H), 7.25 (m, 1 H), 7.35 (m, 1 H), 7.43 (m, 1 H), 7.51 (s, 1
H), 7.65 (m, 1 H), 7.73 (m, 1 H), 8.05 (d, J=7.83 Hz, 1 H) ppm.
適切な試薬の使用によって、本明細書に記載した方法および組成物に有用な以下の化合物を合成することができる。表1もまた参照のこと。
【0476】
【化164】
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【0477】
化合物120(2−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−4(1H)−オン)EIMS (m/z): 442 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.83 (m, 4 H), 2.10 (m, 4 H), 2.43 (m, 2 H), 2.65 (d, J = 4.89
Hz, 2 H), 3.04 (m, 1 H), 3.53 (m, J=12.72 Hz, 2 H), 4.76 (d, J = 13.21 Hz, 2 H), 6.88 (d, J=2.93 Hz, 1 H), 7.32 (d, J =
7.34 Hz, 1 H), 7.38 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.48 (m, 3 H), 8.30 (s, 1 H) ppm.
実施例21
スキーム21は、ペンダント側鎖中のピリミドン部分を含む化合物の例示の合成を示す。
スキーム21
【0478】
【化165】
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【0479】
化合物121(2−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−6−イソプロピルピリミジン−4(1H)
−オン) アミン6.3(0.5mmol)のTHF(3mL)中溶液に、室温で、1,3−ジ−boc−2−(トリフルオロメチルスルホニル)グアニジンおよびEt
3N(1当量)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌した。溶媒を真空中で減少させ、残渣はカラムクロマトグラフィー(勾配:50%EtOAc/ヘキサン)を介して精製した。精製した物質を1,4−ジオキサン(3mL)中4NHClで室温で1時間処理した。溶液を真空中で濃縮し、残渣を得、カラムクロマトグラフィーによって精製して、指定の化合物(66%収率)を得た。トシル保護した物質を、MeOH(0.3mL)および水(0.038mL)に溶解し、60℃でK
2CO
3(0.08g、0.8mmol)で4時間処理した。溶液を真空中で濃縮し、固体を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物121を得た。EIMS (m/z): 430 (M+1); 1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.27 (m, 6 H), 1.90 (t, J = 12.47 Hz, 1 H), 2.08 (m, 3 H), 2.83 (m, 1 H), 3.02 (t, J = 11.49 Hz, 1 H), 3.52 (m, 2 H), 4.75 (d, J = 13.21 Hz, 2 H), 5.95 (s, 1 H), 6.88 (s, 1 H), 7.18 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.39 (m, 2 H), 7.49 (d, J
= 7.83 Hz, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 8.28 (s, 1 H) ppm.
適切な試薬の使用によって、本明細書に記載した方法および組成物に有用な以下の化合物を合成することができる。表1もまた参照のこと。
【0480】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
化合物122(2−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−6−メチルピリミジン−4(1H)−オン)(2−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニルアミノ)−6−メチルピリミジン−4(1H)−オン)EIMS (m/z): 402 (M+1); 1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.02 (m, 4 H), 2.36 (s, 3 H), 3.03 (t, J = 11.49 Hz, 1 H), 3.53 (q, J = 12.06
Hz, 2 H), 4.75 (d, J = 12.72 Hz, 2 H), 6.06 (s, 1 H), 6.87 (s, 1 H), 7.27 (d, J
= 7.34 Hz, 1 H), 7.42 (m, 2 H) 7.54 (m,
2 H), 8.30 (m, 1 H) ppm.
実施例22
スキーム22は、置換ピペリジン部分を有する化合物の例示の合成を示す。
スキーム22
【0482】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
化合物22.2(3−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−5,6−ジヒドロピリジン−1,4(2H)−ジカルボン酸1−tert−ブチル4−エチル) 1−ベンジル−3−オキソ−ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル(5.0g,0.019mol)のEtOH(20mL、0.4mol)および水(20mL、1mol)中溶液に、パラジウム/炭素5重量%(0.2g、0.002mol)、Na
2CO
3(1.6g、0.019mol)、および二炭酸ジ−tert−ブチル(4.6g、0.021mol)を添加した。その懸濁液を150psiで水素の雰囲気atomsphere下に48時間置いた。その溶液をセライト(登録商標)のパッドに通して濾過し、水およびEtOAcに懸濁した。有機相を分離し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し真空中で濃縮して、Boc保護した物質を得、さらなる精製をしないで次の段階に使用した。Boc保護したアミンおよびDIEA(2.6mL、0.015mol)のCH
2Cl
2(80mL、1mol)中溶液を、−78℃に冷却した。N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド(5.0g、0.014mol)のCH
2Cl
2(10mL、0.2mol)中溶液で滴下して処理した。溶液を−78℃で撹拌し、ゆっくり室温に終夜暖め、真空中で濃縮し、粗物質をカラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、油状物(4.1g、53%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz):δ4.16 (q, J = 7.18 Hz, 2H), 3.96 (s, 2H), 3.42 (t, J = 5.67 Hz, 2H), 2.25 (t, J = 5.67 Hz, 2H), 1.40 (s, 9H), 1.24 (t, J = 6.99 Hz, 3H).
化合物22.4((+/−)ent−3−((3S/R,4R/S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(エトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル)安息香酸) 5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1,4−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル4−エチルエステル(0.3g,0.7mmol)および3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−安息香酸(0.22g,0.89mmol)のDME(2mL、20mmol)中溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0(0.08g、0.07mmol)および水(2mL、2mmol)中の1MNa
2CO
3を添加した。その混合物を80℃に1時間加熱した。その溶液を室温に冷却し、EtOAcおよび1NHClでクエンチした。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し真空中で濃縮して、油状物を得た。油状物はEtOH(5mL)に溶解し、60psiで水素の雰囲気下にPd/C5重量%(0.07mmol)で12時間処理した。溶液を濾過し真空中で濃縮して、油状物を得、カラムクロマトグラフィー(71%収率)によって
精製した。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz):δ8.00 (t, J
= 7.93 Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.37−7.53
(m, 2H), 4.87 (br. s., 1H), 4.16 (t, J = 2.46 Hz, 2H), 3.88 (q, J = 7.18 Hz, 2H), 3.62 (t, J = 5.67 Hz, 2H), 3.31 (t, J
= 1.70 Hz, 1H), 2.53 (t, J = 2.64 Hz, 2H), 1.49 (s, 9 H), 0.84 (t, J = 6.99 Hz,
3H).EIMS(m/z):C
20H
27O
6N(M−C
4H
9、+1H)の理論値322に対し、実測値322。
【0484】
化合物22.5((+/−)ent(3S/R,4R/S)−3−(3−アミノフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル) (3S/R,4R/S)−3−(3−カルボキシ−フェニル)−ピペリジン−1,4−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル4−エチルエステル(0.07g,0.2mmol)のPhCH
3(2mL、0.02mol)中溶液に、DIEA(0.065mL、0.37mmol)、ベンジルアルコール(0.038mL、0.37mol)、およびジフェニルホスホンアジド(0.080mL、0.37mmol)を添加した。溶液を90℃に24時間加熱し、真空中で濃縮して、油状物を得た。粗物質をカラムクロマトグラフィーによって精製した。Cbz保護した物質を、EtOH(5mL)に溶解し、室温で12時間パラジウム(0.002g、0.02mol)および水素で処理した。パラジウムを濾過によって除去し、溶媒を真空中で除去して、油状物を得、さらなる精製をしないで次の段階に使用した。0℃のエステルのTHF(10mL)中溶液にLAH(200μL、1NTHF溶液、0.20mmol)を添加した。その溶液を室温で2時間撹拌し、水(45μL)、10%NaOH(90μL)、および水(135μL)をそれぞれ添加してクエンチした。室温にその懸濁液を暖め、セライト(登録商標)で濾過した。溶媒を真空中で濃縮して油状物(32mg、52%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz):δ6.95−7.03 (m, 1H), 6.57 (d, J = 7.53 Hz, 1H), 6.52 (s, 1H), 6.49 (d, J =
8.03 Hz, 2H), 3.50−3.57 (m, 2H), 3.33 (br. s., 3H), 2.87 (d, J = 4.27 Hz, 1H), 1.98−2.06 (m, 1H), 1.59−1.65 (m, 1H), 1.49−1.58 (m, 2H), 1.36 (br. s., 9H). EIMS(m/z):C
17H
27O
3N
2(M−C
4H
9、+1H)の理論値251に対し、実測値251。
【0485】
化合物123(1−(3−((3S/R)−4−(ヒドロキシメチル)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)3−(3−アミノ−フェニル)−4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.03g,0.1mmol)のTHF中溶液に、(2−ピロリジン−1−イル−フェニル)−カルバミン酸4−ニトロ−フェニルエステル(35mg,0.11mmol)を添加した。その反応物を加熱し4時間還流した。溶液を真空中で濃縮し、油状物を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、オフホワイト色の固体を得た。Boc保護したピペリジン中間体は、LC/MSが示すように、反応物が完了するまで室温でジオキサン(30μL、0.24mmol)中の4NHClで処理した。反応物を真空中で濃縮し、固体を得、1NNaHCO
3およびEtOAcで洗浄した。有機相を分離し、乾燥し真空中で濃縮して、油状物を得た。結果として得られたピペリジンを、4−クロロピロロ[2,3−d]ピリミジン(15mg,0.098mmol)、DIEA(25mg、0.20mmol)およびDMF(0.4mL、5mmol)で処理し、80℃に12時間加熱した。その反応物を室温に冷却し、水およびEtOAcで洗浄した
。有機相を分離し真空中で濃縮して、油状物を得、次いで、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物123を得た。
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz):δ8.12 (s, 1H), 7.68 (dd, J = 1.89, 7.55 Hz, 1H),
7.42 (s, 1H), 7.34 (d, J = 7.93 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 7.93 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 3.40 Hz, 2H), 6.88−7.02 (m, 3H), 6.43 (d, J = 3.78 Hz, 1H), 4.51 (td, J = 6.80, 13.03 Hz, 1H), 3.94 (dd, J = 3.97, 13.41 Hz, 1H), 3.62−3.77 (m, 2H), 3.37 (t, J = 7.74 Hz, 1H), 3.22−3.28 (m, 1H), 3.10−3.16 (m, 1H), 3.06 (t, J = 6.61 Hz, 4H), 2.26 (d, J = 3.78 Hz, 1H), 1.84−2.00 (m, 6H).EIMS(m/z):C
29H
33O
2N
7(M+1H)の理論値512に対し、実測値512。
実施例23
スキーム23は、場合によって置換したピペリジン部分が有する化合物の例示の合成を示す。
スキーム23
【0486】
【化168】
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【0487】
化合物23.2.化合物6.1(1mmol)、化合物23.1(1mmol)、およびDIEA(1.3mmol)のDMF(5mL)中溶液を、100℃に12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を真空中で除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(50%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、黄色の発泡体として化合物23.2(81%収率)に得た。
【0488】
化合物23.3.化合物23.2(0.8mmol)およびアルデヒド(0.8mmol)のMeOH(5mL)中溶液のpHを、HOAcの滴下添加によってpH6に調節した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.3当量)を添加し、反応混合物を撹拌しながら60℃に加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水でクエンチし、真空中で濃縮して、残渣を得、EtOAcに溶解した。有機相を飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、油状物を得、続いて分取TLC(1:1EtOAc/ヘキサン)によって精製して、23.3(100%収率)を得た。
【0489】
化合物23.4.化合物23.3(0.8mmol)および10%Pd/CのMeOH(5mL)中溶液を水素雰囲気で3時間処理した。反応溶液をセライト(登録商標)カラムに通して濾過し、溶媒を除去して、黄色の油状物として化合物23.4を得た。この物質はさらに精製をしないで使用した。
【0490】
化合物23.6.化合物23.4(1当量)のTHF(5mL)中溶液に、クロロギ酸フェニル(1.5当量)およびDIEA(1.5当量)を添加した。結果として得られた反応混合物は室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(30%EtOAc/ヘキサン)を介して精製して、黄色の発泡体を得(100%収率)、DMF(3mL)中のアニリン(1.2当量)およびDIEA(1.2当量)と混合した。その溶液を80℃に12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を真空中で除去し、残渣を得、分取TLC(30%EtOAc/ヘキサン)を介して精製して、黄色の油状物として化合物23.6(60%収率)を得た。
【0491】
化合物23.7.化合物23.6および4NHClのジオキサン(2mL)中混合物を、室温で1時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、黄褐色の固体として化合物23.8を得た。この物質はさらに精製をしないで使用した。
【0492】
化合物124(1−(3−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−(2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)尿素)化合物23.7のMeOH(2mL)および水(1mL)中溶液に、K
2CO
3(6当量)を添加した。結果として得られた混合物を70℃で1時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、次いで、逆相クロマトグラフィーC
18カラム、および0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物124を得た。EIMS (m/z): 527 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.14 (m, 2 H), 2.44 (t, J = 11.49 Hz, 1 H), 2.74 (m, 1 H), 3.19 (m, 2 H), 3.39 (m, 4 H), 3.59 (m, 3 H), 4.62 (m, 1 H), 4.75 (d, J = 12.72 Hz, 1 H), 6.54 (d, J = 2.45
Hz, 1 H), 7.11 (d, J = 2.45 Hz, 1 H), 7.16 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.29 (m, 3 H), 7.44 (m, 3 H), 7.57 (s, 1 H), 8.12 (s,
1 H) ppm.
スキーム23に記載した合成経路の試薬の適切な選択によって、以下の化合物を合成した。
【0493】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0494】
化合物125(1−(3−(4−(7H−ピロロ[2,3−N]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−フェニル尿素) EIMS (m/z):
414 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ3.03 (m, 1 H), 3.19 (m, 2 H), 3.35 (s, 1 H), 3.88 (dd, J = 10.76, 2.45 Hz, 1 H), 4.78 (dd, J = 26.66, 12.96 Hz, 2 H), 6.60 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.02 (t, J=7.34 Hz, 1 H), 7.16 (m, 2 H), 7.31 (m, 4 H), 7.44 (d, J = 8.31 Hz, 2 H), 7.56 (s, 1 H), 8.17 (s, 1 H) ppm.
【0495】
【化170】
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【0496】
化合物126(1−(3−(1−メチル−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS (m/z): 428 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.13 (s, 3 H), 2.41 (m, 1 H), 3.10 (d,
J=10.76 Hz, 1 H), 3.20 (m, 1 H), 3.36 (s, 1 H), 3.44 (m, 1 H), 4.66 (d, J = 13.21 Hz, 1 H), 4.79 (d, J = 13.21 Hz, 1 H), 6.55 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.02 (t, J
= 7.58 Hz, 1 H), 7.13 (d, J = 4.40 Hz, 2 H), 7.31 (m, 3 H), 7.44 (d, J = 7.34 Hz, 3 H), 7.54 (s, 1 H), 8.15 (s, 1 H) ppm.
【0497】
【化171】
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【0498】
化合物127(1−(3−(1−アセチル−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS (m/z): 456 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.18 (m, 3 H), 4.11 (m, 2 H), 4.30 (m, 2 H), 4.61 (m, 2 H), 5.53 (d, J = 117.38 Hz, 1 H), 6.93 (s, 1 H), 7.02 (m, 2 H), 7.20 (t, J = 7.58 Hz, 1 H), 7.28 (m, 4 H), 7.39 (m, 2 H), 7.66 (d, J = 28.86 Hz, 1 H), 8.29 (s, 1 H) ppm.
【0499】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0500】
化合物128(1−(3−(1−(メチルスルホニル)−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS (m/z): 492 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.91 (m, 3 H), 3.86 (m, 1 H), 4.03 (m, 2 H), 4.33 (dd, J = 14.18, 4.40 Hz, 1 H), 4.53 (m, 1 H), 4.83 (d, J = 4.40 Hz, 1 H), 5.28 (t, J = 4.40 Hz, 1 H),
6.90 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.02 (t, J = 7.09 Hz, 1 H), 7.15 (d, J = 7.83 Hz, 2
H), 7.31 (m, 6 H), 7.83 (s, 1 H), 8.31 (s, 1 H) ppm.
【0501】
【化173】
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【0502】
化合物129(1−(3−(1−イソブチル−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS
(m/z): 470 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ0.82 (t, J = 7.34 Hz, 3 H), 0.90 (m,
3 H), 1.05 (m, J = 6.85 Hz, 1 H), 1.22 (d, J = 7.34 Hz, 2 H), 2.01 (m, 1 H), 2.15 (m, 1 H), 2.35 (m, J = 6.36 Hz, 1 H),
2.74 (m, 1 H), 3.83 (d, J = 9.29 Hz, 2 H), 3.96 (d, J = 3.91 Hz, 1 H), 7.02 (m,
2 H), 7.28 (m, 5 H), 7.42 (m, 3 H), 7.58 (d, J = 8.31 Hz, 1 H), 7.68 (d, J = 8.31 Hz, 1 H) ppm.
【0503】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
化合物130(1−(3−(1−イソプロピル−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS
(m/z): 456 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.25 (d, J=6.36 Hz, 3 H), 1.37 (d, J = 6.36 Hz, 3 H), 3.47 (m, 2 H), 3.77 (d, J = 12.72 Hz, 1 H), 3.86 (s, 2 H), 4.70 (d, J = 8.80 Hz, 1 H), 5.06 (d, J = 15.16 Hz, 1 H), 5.15 (d, J = 14.18 Hz, 1 H), 6.74 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.02 (t,
J = 7.34 Hz, 1 H), 7.28 (m, 4 H), 7.44 (m, 4 H), 7.99 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H) ppm.
【0505】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0506】
化合物131(1−(3−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−フェニル尿素)EIMS (m/z): 458 (M+1);
1H NMR (CD
3OD,
400 MHz):δ2.66 (s, 4 H), 3.50 (m, 1 H),
3.73 (d, J = 12.72 Hz, 1 H), 3.87 (m, 1
H), 3.98 (m, 2 H), 4.10 (d, J = 13.21 Hz, 1 H), 4.59 (d, J = 10.76 Hz, 1 H), 5.
08 (m, 1 H), 6.82 (d, J = 2.93 Hz, 1 H),
7.04 (t, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.29 (m, 3 H), 7.36 (d, J = 3.42 Hz, 1 H), 7.46 (m,
4 H), 7.95 (s, 1 H), 8.42 (s, 1 H) ppm.
【0507】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0508】
化合物132 1−((R)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−3−(フェニルアミノ)ピロリジン−2−オン EIMS
(m/z): 548 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ3.17 (m, 1 H), 3.33 (m, 4 H), 3.46 (m, 1 H), 3.64 (m, 1 H), 3.77 (m, 1 H), 3.95 (m, 2 H), 4.50 (m, 3 H), 5.03 (m, 2
H), 7.03 (t, J = 7.09 Hz, 1 H), 7.21 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.29 (m, 6 H), 7.35
(s, 1 H), 7.44 (m, 3 H), 8.40 (s, 1 H) ppm.
【0509】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0510】
化合物133(1−(3−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)−3−(2−イソプロピルフェニル)尿素)EIMS (m/z): 500 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.22 (d, J = 6.85 Hz, 6 H), 2.21 (m, 1 H), 2.97 (t, J = 11.98 Hz, 1 H), 3.15 (m, 4 H), 3.37 (m, 1 H), 3.57 (m, 1 H), 3.81 (d, J = 10.27 Hz,
1 H), 4.60 (d, J = 13.21 Hz, 1 H), 4.72
(m, 2 H), 6.52 (m, 1 H), 7.10 (m, 5 H),
7.27 (t, J = 6.85 Hz, 2 H), 7.38 (d, J = 8.31 Hz, 1 H), 7.47 (d, J = 4.40 Hz, 1
H), 7.54 (d, J = 11.74 Hz, 1 H), 8.12 (d, J = 9.29 Hz, 1 H) ppm.
【0511】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0512】
化合物134(1−(2,6−ジクロロフェニル)−3−(3−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 527 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.24 (m, 1 H), 3.00
(dd, J = 23.23, 11.00 Hz, 1 H), 3.18 (m, 1 H), 3.30 (m, 4 H), 3.57 (m, 1 H), 3.88 (d, J = 10.76 Hz, 1 H), 4.62 (m, 1 H), 4.76 (dd, J = 26.17, 13.45 Hz, 1 H), 6.55 (m, 1 H), 7.11 (m, 1 H), 7.16 (d, J = 7.34 Hz, 1 H), 7.28 (m, 2 H), 7.42 (m,
3 H), 7.56 (s, 1 H), 8.13 (d, J = 11.74
Hz, 1 H) ppm.
【0513】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
化合物135(1−(2−フルオロ−6−(ピロリジン−1−イル)フェニル)−3−(3−(1−(2−ヒドロキシエチル)−4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペラジン−2−イル)フェニル)尿素)EIMS (m/z): 545
(M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ2.05 (s, 4 H), 3.07 (d, J = 13.69 Hz, 1 H), 3.23 (m, 1 H), 3.48 (d, J = 11.25 Hz, 1 H), 3.54 (s, 4 H), 3.81 (m, 1 H), 3.98 (m,
1 H), 4.35 (dd, J = 201.75, 11.49 Hz, 1
H), 5.08 (t, J = 16.63 Hz, 1 H), 6.80 (m, 2 H), 6.92 (d, J = 8.31 Hz, 1 H), 7.26 (dd, J = 16.87, 7.09 Hz, 2 H), 7.37 (d, J = 2.93 Hz, 1 H), 7.49 (m, 2 H), 7.91
(s, 1 H), 8.43 (s, 1 H) ppm.
実施例24
スキーム24は、ペンダント側鎖中に二置換窒素を有する化合物の例示の合成を示す。スキーム8の化合物24も参照のこと。
スキーム24
【0515】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0516】
化合物24.2.3−(3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル24.1(0.25mmol)およびMeI(1.1当量)のDMF(2mL)中溶液に、NaH(1.2当量)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣をEtOAcに溶解した。水、ブラインで洗浄しNa
2SO
4で乾燥し濾過し減圧下で濃縮して、化合物24.2を得た。この物質はさらに精製をしないで使用した。
【0517】
化合物24.3.化合物24.2のMeOH(5mL)中溶液に、10%Pd/Cを添加した。結果として得られた混合物を室温で水素雰囲気下に3時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)パッドに通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して、化合物24.3(100%収率)を得た。この物質はさらに精製をしないで使用した。
【0518】
化合物24.4.化合物24.3のDMF(2mL)中溶液に、DIEA(1当量)およびPhNCO(1当量)を添加した。結果として得られた混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、残渣は分取TLC(30%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、化合物24.4(85%収率)を得た。
【0519】
化合物24.5.化合物24.4を4NHCl(2mL)で処理し、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、化合物24.5を得、さらに精製をしないで使用した。
【0520】
化合物136(1−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−1−メチル−3−フェニル尿素) 化合物24.5のDMF(2mL)中溶液に、DIEA(3当量)および化合物2.2(1当量)を添加した。反応混合物を100℃に加熱し、終夜撹拌した。反応混合物は真空中で濃縮して、残渣を得、次いで、逆相クロマトグラフィーC
18カラム、および0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物136を得た。EIMS (m/z): 427 (M+1);
1H NMR (CD
3OD, 400 MHz):δ1.89 (m, 1 H), 2.05 (m, 1 H), 2.18 (d, J
= 11.74 Hz, 1 H), 3.05 (m, 1 H), 3.36 (s, 3 H), 3.56 (m, 2 H), 3.73 (s, 1 H), 4.73 (d, J = 12.23 Hz, 2 H), 6.86 (d, J =
3.42 Hz, 1 H), 7.03 (t, J = 7.58 Hz, 1 H), 7.32 (m, 8 H), 7.49 (m, 1 H), 8.28 (
s, 1 H) ppm.
実施例25
スキーム25は、ペンダント側鎖にアリールおよび/またはヘテロアリールで場合によって置換した二置換窒素を有する化合物の例示の合成を示す。
スキーム25
【0521】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
化合物25.3(3−(3−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル) オーブン乾燥したシュレンク管をアルゴンでパージし、(S)−(−)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.02g,0.02mmol)で満たし、ゴムセプタムでふたをした。フラスコをアルゴンおよびトルエン(1.7mL、16mmol)でパージした。懸濁液をすべてのBINAPが溶解するまで80℃に加熱し、室温に再冷却し、酢酸パラジウム(0.004g、0.02mmol)で処理した。懸濁液を室温で撹拌し(1分)、3−(3−アミノ−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.1g,0.4mmol)、1−ブロモ−4−トリフルオロメチルベンゼン(0.081g、0.36mmol)、およびナトリウムtert−ブトキシド(0.052g、0.54mmol)で処理し、油浴中80℃で24時間加熱した。その反応物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し真空中で濃縮して、油状物を得た。油状物はカラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製し、オレンジ色の固体(0.09g、59%収率)として化合物25.2を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ 7.40 (d, J = 8.69 Hz, 2H), 7.12−7.25 (m, 1H),
6.91−6.99 (m, 4H), 6.85 (d, J = 7.93 Hz, 1H), 2.49−2.73 (m, 3H), 1.88−2.02 (m,
1H), 1.69 (td, J = 2.64, 6.04 Hz, 1H),
1.45−1.60 (m, 3H), 1.34−1.44 (m, 9H). EIMS (m/z):C
23H
27N
2O
2(M
+1H)の理論値421に対し、実測値(M
+−C
5H
9O
2)321。
【0522】
化合物137(3−(1−(7−H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−N−(4−(トリフルオロメチルフェニル)アニリン) 3−(3−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.09g)の1,4−ジオキサン(2mL、20mmol)中溶液にジオキサン(0.2mL、1mmol)中の4NHClを添加した。溶液を室温で24時間撹拌し、真空中で濃縮して、固体を得、続いて飽和NaHCO
3で処理し、Et
OAcで抽出した。有機相を乾燥し真空中で濃縮して、油状物を得、さらなる精製をしないで後続の段階で使用した。油状物をDMF(3mL、40mmol)に溶解し、4−クロロピロロ[2,3−d]ピリミジン(0.061g、0.40mmol)およびDIEA(0.2mL、1mmol)で処理し、80℃に6時間加熱した。その反応物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(2×5mL)で抽出し、分離し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮した。粗物質を逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製し、化合物137を得た。
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz): δ 8.20 (s, 1H), 7.40 (d, J = 8.31 Hz, 2H), 7.21−7.30 (m, 1H), 7.11 (br. s., 1H), 7.02 (d, J = 8.69 Hz,
4H), 6.87 (d, J = 7.55 Hz, 1H), 6.49 (br. s., 1H), 3.02−3.40 (m, 2H), 2.80 (t, J = 11.52 Hz, 1H), 2.10 (br. s., 1H), 2.00 (d, J = 12.84 Hz, 1H), 1.64−1.92 (m, 3H).EIMS(m/z):C
24H
23F
3N
5(M+1H)の理論値438に対し、実測値438。
【0523】
スキーム25に記載した合成経路において適宜試薬を変えることによって、以下の化合物を合成した。
【0524】
【化182】
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【0525】
化合物138(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)アニリン)
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ8.56 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.38−7.47 (m, 1H), 7.32 (d, J
= 8.28 Hz, 1H), 7.25−7.30 (m, 2H), 7.17
(d, J = 3.76 Hz, 1H), 7.05−7.10 (m, 2H), 7.03 (d, J = 8.03 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 7.53 Hz, 1H), 4.76 (br. s., 2H), 3.07−3.18 (m, 2H), 2.69−2.78 (m, 1H), 1.99 (br. s., 1H), 1.79−1.89 (m, 3H), 1.56−1.68
(m, 1H) EIMS(m/z):C
24H
23F
3N
5(M+1H)の理論値438に対し、実測値438。
【0526】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
化合物139(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−2−(トリフルオロメチル)アニリン)
1H NMR (CD
3OD, 300 MHz):δ8.18 (s, 1H), 7.59 (d, J = 7.18 Hz, 1H), 7.39−7.47 (m, 1H),
7.26−7.35 (m, 1H), 7.23 (d, J = 4.15 Hz, 2H), 7.07 (s, 1H), 7.01−7.05 (m, 1H), 6.92−7.01 (m, 2H), 6.69 (d, J = 3.78 Hz,
1H), 4.77 (m, 2H), 3.34−3.43 (m, 2H), 2.80−2.95 (m, 1H), 2.08−2.17 (m, 1H), 1.90−2.05 (m, 2H), 1.74−1.90 (m, 1H).EIMS(m/z):C
24H
23F
3N
5(M+1H)の理論値438に対し、実測値438。
【0528】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0529】
化合物140(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ピリジン−2−アミン。
1H NMR (d
6−DMSO,300 MHz):δ8.29 (s, 1H), 7.95−8.11 (m, 1H), 7.59−7.74 (m, 1H), 7.35−7.53 (m, 3H), 7.27 (t, J = 7.74 Hz, 1H), 6.98 (d,
J = 7.55 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.31 Hz,
1H), 6.73−6.83 (m, 2H), 4.59 (d, J = 12.46 Hz, 2H), 3.25−3.51 (m, 2H), 2.72−2.96 (m, 1H), 1.77−2.09 (m, 3H), 1.67 (d, J
= 12.09 Hz, 1H).EIMS(m/z):C
22H
22N
6(M+1H)の理論値371に対し、実測値371。
【0530】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
化合物141(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ピリミジン−2−アミン。
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ8.48 (d, J = 4.77 Hz, 2H), 8.36 (s, 1H), 7.72−7.75 (m, 1H), 7.65−7.71 (m, 1H), 7.43−7.49 (m, 1H), 7.28 (t, J = 7.91 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.03 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 4.77 Hz, 1H), 4.65 (br. s., 2H), 3.43 (d, J = 2.26 Hz, 2H),
2.87 (br. s., 1H), 1.94−2.07 (m, 2H), 1
.84−1.92 (m, 1H), 1.77 (br. s., 1H).EIMS(m/z):C
21H
22N
7(M+1H)の理論値371に対し、実測値371。
【0532】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0533】
化合物142(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ9.62 (s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.51−7.70
(m, 2H), 7.16−7.38 (m, 3H), 6.88−7.08 (m, 3H), 6.59 (d, J = 1.76 Hz, 1H), 4.76 (br. s., 2H), 3.19 (t, J = 12.17 Hz, 2H), 2.78 (br. s., 1H), 1.95−2.09 (m, 1H), 1.78−1.94 (m, 2H), 1.65 (d, J = 12.55 Hz, 1H).EIMS(m/z):C
23H
22F
3N
6(M+1H)の理論値439に対し、実測値439。
【0534】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
化合物143(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン)
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz):δ8.20 (s, 1H),
7.57 (d, J = 5.67 Hz, 2H), 7.24−7.32 (m, 1H), 7.15 (br. s., 1H), 7.09 (br. s., 1H), 7.04 (d, J = 7.18 Hz, 1H), 6.88−6.97 (m, 2H), 6.49 (br. s., 1H), 4.84 (br. s., 2H), 3.51−3.73 (m, 2H), 2.86 (br. s., 1H), 2.14 (d, J = 12.09 Hz, 1H), 1.98
(br. s., 1H), 1.68−1.93 (m, 2H).EIMS(m/z):C
23H
22F
3N
6(M+1H)の理論値439に対し、実測値439。
実施例26
スキーム26は、ペンダント側鎖中にカルボキサミド官能基を有する化合物の例示の合成を示す。
スキーム26
【0536】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
化合物11(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)イソニコチンアミド) イソニコチン酸(13.8mg、0.112mmol)、DMF(1mL、0.01mol)、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(15mg、0.11mmol)の混合物に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(32mg、0.17mmol)、3−{1−[7−(トルエン−4−スルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イル}−フェニルアミン(50.0mg,0.112mmol)およびDIEA(39μL、0.22mmol)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌し、EtOAcで希釈し、水、水性NaHCO
3、および水性HClで洗浄した。合わせた有機相を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、油状物を得、続く脱保護段階においてさらに精製をしないで使用した。N−(3−{1−[7−(トルエン−4−スルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イル}(61mg,0.11mmol)、K
2CO
3(76mg、0.55mmol)、MeOH(2.0mL、0.049mol)、および水(0.5mL、0.03mol)の混合物を、65℃で終夜撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を得た。残渣はEtOAcに投入し、水で洗浄し、分離し、有機相を真空中で濃縮した。粗物質を逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物11を得た。
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.71 (br. s., 1H), 10.57 (s, 1H), 8.83 (d, J = 6.06 Hz, 2H), 8.39 (s,
1H), 7.92 (d, J = 6.06 Hz, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.66 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 7.43−7.55 (m, 1H), 7.39 (t, J = 8.09 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.09 Hz, 1H), 6.86 (br. s.,
1H), 4.66 (d, J = 11.12 Hz, 2H), 3.45 (t, J = 12.63 Hz, 2H), 2.82−3.05 (m, 1H),
1.64−2.13 (m, 4H).
スキーム26に記載した合成経路において適宜試薬を変えることによって、以下の化合物を合成した。
【0538】
【化189】
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【0539】
化合物12(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ニコチンアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
,
400 MHz):δ12.74 (br. s., 1H), 10.51 (s,
1H), 9.14 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 8.80 (d, J = 4.55 Hz, 1H), 8.29−8.47 (m, 2H), 7.83 (s, 1H), 7.57−7.74 (m, 2H), 7.48 (br. s., 1H), 7.38 (t, J = 7.83 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.87 (br. s., 1H), 4.66 (d, J = 10.61 Hz, 2H), 3.46 (t,
J = 12.38 Hz, 2H), 2.84−3.06 (m, 1H), 1.65−2.14 (m, 5H).
【0540】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0541】
化合物13(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)ピコリンアミド)
1H NMR (d
6−DMSO
,
400 MHz):δ12.63 (br. s., 1H), 10.62 (s,
1H), 8.75 (d, J = 5.56 Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.17 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 8.04−8.13 (m, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.82 (d, J = 9.10 Hz, 1H), 7.65−7.74 (m, 1H), 7.44 (d, J = 2.53 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 7.83 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.84 (br. s., 1H), 4.59−4.74 (m, 2H), 3.34−3.50 (m, 2H), 2.85−2.98 (m, 1H), 1.84−2.10 (m, 3H), 1.65−1.84 (m, 1H).
【0542】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
化合物14(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド)
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ12.56 (br. s., 1H), 10.73 (s, 1H), 9.05 (d, J = 5.05 Hz, 2H), 8.35 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.70−7.85 (m, 2H), 7.29−7.53 (m, 2H), 7.15 (d, J
= 7.58 Hz, 1H), 6.82 (br. s., 1H), 4.56−4.82 (m, 2H), 3.42 (t, J = 12.13 Hz, 2H), 2.79−3.01 (m, 1H), 1.62−2.14 (m, 4H).
【0544】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0545】
化合物15(N−(3−(1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)フェニル)−3−ヒドロキシベンズアミド)
1H NMR (d
6−DMSO, 400 MHz):δ12.54 (br. s., 1H), 10.51 (s, 1H), 8.15−8.49 (m, 4H), 7.98 (d,
J = 8.09 Hz, 1H), 7.75−7.86 (m, 2H), 7.68 (d, J = 9.10 Hz, 1H), 7.26−7.52 (m, 2H), 7.15 (d, J = 7.58 Hz, 1H), 6.81 (br.
s., 1H), 4.69 (d, J = 13.14 Hz, 2H), 3.40 (t, J = 12.13 Hz, 2H), 2.80−3.05 (m, 1H), 1.81−2.14 (m, 3H), 1.61−1.82 (m, 1H).
実施例27
スキーム27は、ペンダント側鎖中にカルボキサミド官能基を有する化合物を調製するのに有用な試薬の例示の合成を示す。
スキーム27
【0546】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
Parrボトルに(5−ピリジン−3−イル−2−トリフルオロメトキシ−フェニル)
−カルバミン酸tert−ブチルエステル(425mg,0.00120mol)およびAcOH(15mL、0.26mol)を装填した。撹拌しながら窒素を数分間混合物に通して泡立たせた。次に、5%Pt/C(425mg、0.0336mol)を添加し、ボトルを水素(60psi)の雰囲気下に24時間置いた。その混合物を濾過し、溶媒を真空中で濃縮し、残渣を得、飽和NaHCO
3で摩砕した。結果として生じた化合物をEtOAcへ抽出し、水性NaHCO3で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、油状物を得、さらに精製をしないで使用した。
【0547】
(5−ピペリジン−3−イル−2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(316.0mg,0.877mmol)、4−クロロ−7−(トルエン−4−スルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(270mg、0.88mmol)、およびDIEA(305μL、1.75mmol)のDMF(3.0mL、0.039mol)中溶液を、90℃で12時間加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水、希クエン酸およびNaHCO
3水溶液で洗浄した。有機相を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して、示した化合物を得、さらに精製をしないで使用した。
【0548】
(5−{1−[7−(トルエン−4−スルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3−イル}−2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(456mg,0.722mmol)および1,4−ジオキサン(4mL、0.02mol)中4NHClの混合物を、室温で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮して体積を減らし、NaHCO
3水溶液で摩砕した。結果として生じた化合物をEtOAcへ抽出し、NaHCO
3水溶液および水で洗浄した。
有機溶液を合わせ、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、化合物27.4を得、さらに精製をしないで使用した。
実施例28
スキーム28は、ペンダント側鎖中にカルボキサミド官能基を有する化合物の例示の合成を示す。スキーム27によって調製したような試薬を使用して、例えば、酸ハロゲン化物の付加および脱保護により、本明細書に記載する化合物を容易に得ることができる。
スキーム28
【0549】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0550】
実施例29
スキーム29は、ペンダント側鎖のカルボキサミド官能基の代替合成経路を示す。
スキーム29
【0551】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
化合物144(N−(5−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)シクロヘキサンカルボキサミド) (5−ピペリジン−3−イル−2−トリフルオロメトキシ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(240mg,0.65mmol)、4−アミノ−6−クロロ−ピリミジン−5−カルボニトリル(101mg,0.653mmol)、およびK
2CO
3(180mg、1.3mmol)のDMF(5mL、0.06mol)中溶液を、90℃に加熱した。16時間後、反応混合物をEtOAcで希釈し、ブライン、NaHCO
3水溶液、および希薄クエン酸で洗浄した。有機溶液を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン勾配:)によって精製した。
【0552】
{5−[1−(6−アミノ−5−シアノ−ピリミジン−4−イル)−ピペリジン−3−イル]−2−トリフルオロメトキシ−フェニル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(120.0mg,0.251mmol)、および1,4−ジオキサン(4mL、0.02mol)中4NHClの混合物を2時間撹拌した。その溶液を減圧下で濃縮し、残渣を水性NaHCO
3で摩砕した。混合物をEtOAcへ抽出し、有機相をNaHCO
3水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し減圧下で濃縮した。粗物質をさらに精製をしないで使用した。
【0553】
4−アミノ−6−[3−(3−アミノ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−ピリミジン−5−カルボニトリル(40.1mg、0.106mmol)、DIEA(37μL、0.21mmol)、およびTHF(3mL、0.04mol)の混合物に室温でシクロヘキサンカルボニルクロリド(14μL、0.10mmol)を添加した。4時間後、反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をEtOAcに投入し、水性NaHCO
3、希クエン酸およびブラインで洗浄した。有機相を乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮した。粗物質を逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物144を得た。
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ9.56 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.74 (d, J = 2.01 Hz, 1H), 7.41−7.66 (m, 1H), 7.27−7.41 (m, 1H),
7.20 (dd, J = 2.26, 8.53 Hz, 1H), 4.51−4.74 (m, 2H), 3.13 (t, J = 12.17 Hz, 2H), 2.82 (d, J = 3.51 Hz, 1H), 1.52−2.04 (m, 10H), 1.07−1.50 (m, 5H)
スキーム29に記載した合成経路において適宜試薬を変えることによって、以下の化合
物を合成した。
【0554】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0555】
N−(5−(1−(6−アミノ−5−シアノピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2−クロロベンズアミド
1H NMR (d
6−DMSO
, 400 MHz):δ10.37 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.36−7.64 (m, 6H), 7.32 (dd, J = 2.01, 8.53 Hz, 1H), 4.63 (br. s., 2H), 3.02−3.29 (m, 2H), 2.88 (br. s., 1H), 2.00 (br. s., 1H), 1.84 (br. s., 2H), 1.65 (br. s., 1H).
実施例30
スキーム30
【0556】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−(5−ブロモペンタンアミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル30.1(10mmol)およびEt
3N(12mmol)のCH
2Cl
2(30mL)中溶液に、0℃で5−ブロモバレリルクロリド(11mmol)を添加した。0℃で30分間撹拌後、反応混合物を、CH
2Cl
2(100mL)で希釈し、NaHCO
3飽和水溶液、NH
4Cl飽和水溶液、およびブラインでそれぞれ洗浄した。有機相を乾燥(
Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、化合物30.2を得た。
【0557】
(R)−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル30.2(5mmol)のDMF(25mL)中溶液をNaH(鉱油中60%、5.5mmol)で室温で処理した。室温で24時間撹拌した後、反応混合物をNH
4Cl飽和水溶液(300uL)を添加してクエンチした。溶媒を真空中で除去し、残渣を得、水で希釈した。その混合物をEtOAcで数回抽出した。抽出物を合わせ、NaHCO
3飽和水溶液、NH
4Cl飽和水溶液、およびブラインでそれぞれ洗浄した。有機層を乾燥(Na
2SO
4)し、真空中で濃縮して、残渣を得、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、勾配:ヘキサン中のEtOAc)によって精製して、化合物30.3を得た。
【0558】
(3’R)−2−オキソ−3−(フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル30.3(3mmol)のTHF(12m)中溶液に、LDA(ヘプタン/THF/エチルベンゼン中2.0M、4.5mmol)を−15℃で添加した。−15℃で1時間撹拌した後、反応混合物を−78℃に冷却し、続いてフェニルスルホニルクロリド(4.5mmol)のTHF(3mL)中溶液を添加した。結果として得られた混合物を、室温までゆっくり暖めた。室温で終夜撹拌した後、反応物は数ミリリットルのNaHCO
3飽和水溶液の添加によりクエンチした。次いで、真空中で濃縮し、残渣を得た。残渣をH
2O(50mL)で希釈し、EtOAc(40mL×4)で抽出した。有機抽出物を合わせ、NaHCO
3飽和水溶液、NH
4Cl飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し真空中で濃縮した。残渣をDMF(10mL)に溶解し、アニリン(3mmol)、K
2CO
3(6mmol)、LiBr(6mmol)で80℃で終夜処理した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を得、H
2Oで希釈し、数回EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し真空中で濃縮して、油状物を得、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、勾配:ヘキサン中のEtOAc)によって精製して、化合物30.4を得た。
【0559】
(3’R)−3−(フェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン30.4の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液に、ジオキサン(10mmol)中4NHClを添加した。溶液を2時間撹拌した。NaHCO
3の添加でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を分離し、乾燥し真空中で濃縮して、油状物を得た。油状物はDMF(4mL)に溶解し、4−クロロピロロ[2,3−d]ピリミジン(1mmol)およびDIEA(6mmol)で処理し、100℃に4時間加熱した。溶液を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出して、有機相を乾燥(Na
2SO
4)し、真空中で濃縮して、油状物を得、逆相クロマトグラフィーC18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物271を得た。EIMS(m/z):C
22H
26N
6O(M
++1)の理論値391.48に対し、実測値391.30;
1H NMR (d
6−DMSO, 400MHz)δ12.54 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.09 (m, 2H), 6.89 (s, 1H), 6.69 (m, 2H), 6.59 (m, 1H), 4.54 (m, 2H),
4.36 (m, 1H), 4.03 (m, 1H), 3.41 (m, 4H), 2.15 (m, 1H), 1.81 〜1.95 (m, 6H), 1.66 (m, 2H) ppm.
【0560】
【化198】
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【0561】
1−((R)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−3−(フェニルアミノ)ピロリジン−2−オン 化合物270を、化合物271に記載した手順に従って、5−ブロモバレリルクロリドの代わりに4−ブロモブチリルクロリドを使用して合成した。EIMS(m/z):C
21H
24N
6O(M
++1)の理論値377.20に対し、実測値377.35;
1H NMR (d
6−DMSO, 400MHz)δ12.58 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.07 (m, 2H), 6.97 (s, 1H),
6.67 (m, 2H), 6.56 (m, 1H), 4.53 (m, 2H), 4.14 (m, 1H), 3.99 (m, 1H), 3.23−3.51
(m, 5H), 1.67〜1.91 (m, 6H) ppm.
【0562】
【化199】
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【0563】
(3’R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物275を、化合物271に記載した手順に従って、アニリンの代わりに3−クロロ−5−フルオロアニリンを使用して合成した。EIMS(m/z):C
22H
24ClFN
6O(M
++1)の理論値443.9に対し、実測値443.9;
1H NMR (400 MHz, MeOD)δ8.01 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 6.51 (s, 1H), 6.27 − 6.42 (m, 1H), 4.64 − 4.78 (m, 2H), 4.40 (br. s., 1H), 3.42 − 3.62 (m, 2H), 2.99 − 3.14 (m, 1H), 2.76 − 2.88 (m, 1H), 2.33 (br. s., 1H), 2.07 − 2.21 (m, 2H), 1.87 − 2.03 (m, 4H), 1.66 − 1.79 (m, 2H).
【0564】
【化200】
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【0565】
(3’R)−3−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物276を、化合物271に記載した手順に従って、アニリンの代わりに3,5−ジクロロアニリンを使用して合成した。EIMS(m/z):C
22H
24Cl
2N
6O(M
++1)の理論値459.2に対し、実測値459.3;
1H NMR (400 MHz, MeOD)δ8.30 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.01 (s,
1H), 6.63 (s, 1H), 6.58 (d, J = 8.53 Hz, 1H), 4.66 (br. s., 1H), 4.49 (br. s., 1H), 4.11 (s, 1H), 3.50 (br. s., 2H), 2.28 (br. s., 1H), 2.04 − 2.14 (m, 1H), 1.89 − 2.04 (m, 2H), 1.66 − 1.86 (m, 2H).
【0566】
【化201】
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【0567】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン) 化合物277を、化合物275に記載した手順に従って、4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの代わりに6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミンを使用して合成した。EIMS(m/z):C
22H
24F
2ClN
6O(M
++1)の理論値437.1に対し、実測値437.1;
1H NMR (400 MHz, MeOD)δ7.73 (s, 1H), 6.39 (s, 1H), 6.24 (d, J = 9.04 Hz, 2H), 4.26 (br. s., 3H), 3.88 − 4.02 (m, 1H), 3.25 − 3.41 (m, 2H), 3.06 (s, 1H), 2.84 (s, 1H), 2.12 (br. s., 1H), 1.84 (br. s., 5H), 1.60 (br. s., 2H).
【0568】
【化202】
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【0569】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物278を、化合物276に記載した手順に従って、4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの代わりに6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミンを使用して合成した。EIMS(m/z):C
22H
24FCl
2N
6O(M
++1)の理論値454.1に対し、実測値454.1;
1H NMR (400 MHz, MeOD)δ7.89 −
7.91 (m, 1H), 7.84 − 7.88 (m, 1H), 6.49
− 6.52 (m, 2H), 6.46 − 6.49 (m, 1H), 4.37 − 4.46 (m, 2H), 4.20 − 4.32 (m, 1H), 3.93 − 4.00 (m, 1H), 3.25 − 3.42 (m, 3H), 3.10 − 3.18 (m, 2H), 2.89 − 2.99 (m, 1H), 2.09 − 2.19 (m, 1H), 1.76 − 1.92 (m,
7H), 1.61 (m, 2H).
実施例31
スキーム31
【0570】
【化203】
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(2R,4R)−メチル4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボキシレート塩酸塩(2R,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸31.1(1.0当量)のMeOH(31当量)中溶液に、SOCl
2(1.2当量)を0℃で滴下して添加した。反応溶液を室温で72時間撹拌した。結果として得られた混合物を真空中で濃縮した。白色固形物として化合物31.2(90%収率)を得た。LCMS (m/z): 146.0
[M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ: 4.44 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.33 (s, 1H), 3.70 (s, 3H), 3.03−3.00 (m, 1H), 2.30−2.23 (m, 1H), 2.14−2.09 (m, 1H), 1.17 (t, J
= 7.2 Hz, 1H).
(2R,4R)−1−ベンジル−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸メチル(2R,4R)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸メチル31.2(1.0当量)およびTEA(4.0当量)のDCM(25当量)中溶液に、室温で、BnBr(1.2当量)を添加した。添加が完了した後、反応溶液を加熱し16時間還流した。室温に冷
却した後、反応混合物を、NaHCO
3飽和水溶液(10mLx2)および水(10mLx2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で蒸発させ、残渣を得、シリカゲルカラム(石油エーテル/EtOAc、2:1)に通して精製して、黄色の油状物として所望の化合物31.3、(81%収率)を得た。LCMSm/z236.0[M+H]
+。
【0571】
(2R,4R)−1−ベンジル−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−カルボン酸メチル、(2R,4R)−1−ベンジル−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸メチル31.3(1.0当量)およびTEA(2.0当量)のDCM(15当量)中溶液に、室温で少しずつTBSCl(1.2当量)を、続いてDMAP(0.01当量)を添加した。反応混合物を30℃に24時間暖め、室温に冷却し、NaHCO
3飽和水溶液(2×10mL)および水(2×10mL)で洗浄した。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮して、残渣を得、シリカゲルカラム(石油エーテル/EtOAc、40:1)に通して精製して、無色の油状物として31.4(78%収率)を得た。LCMS m/z 350.1 [M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.31−7.22 (m, 5H), 4.35−4.32 (bs, 1H), 3.95 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.62 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.34 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 2.95−2.92
(m, 1H), 2.71−2.67 (m, 1H), 2.42−2.35 (m, 1H), 2.01−1.95 (m, 1H), 0.84 (s, 9H),
−0.01 (s, 6H).
((2R,4R)−1−ベンジル−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−イル)メタノール (2R,4R)1−ベンジル−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−カルボン酸メチル31.4(1.0当量)の乾燥THF(25当量)中溶液に、LiBH
4(1.5当量)を少しずつ0℃で添加した。反応混合物は0℃で30分の間撹拌し、30℃に16時間暖められた。その反応物はNaHCO
3飽和水溶液(10mL)の添加でクエンチし、EtOAc(10mL*3)で抽出した。有機層を分離し、NaHCO
3水溶液および水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(勾配:石油エーテル/EtOAc、10:1、およびDCM/MeOH、20:1)に通して精製して、黄色の油状物として所望の化合物31.5(73%収率)を得た。LCMS m/z 322.1 [M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.35−7.25 (m, 5H), 4.26 (bs, 1H), 4.03 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 3.72 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 3.48−3.40 (m, 2H), 2.90−2.85 (m, 2H), 2.45−2.42 (m, 1H), 2.25−2.17 (m, 1H), 1.90−1.84 (m, 1H), 0.83 (s, 9H), −0.01 (s, 6H).
(3S,5R)−1−ベンジル−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピペリジン−3−オール ((2R,4R)−1−ベンジル−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−イル)メタノール31.5(1.0当量)の乾燥THF(135当量)中溶液に、TFAA(1.5当量)をゆっくり−78℃で添加した。添加が完了した後、反応混合物をこの温度でさらに3時間撹拌した。反応混合物にTEA(3.0当量)を滴下して添加し、−78℃でさらに15分間撹拌した。次いで、反応溶液を加熱し16時間還流した。室温に冷却した後、4MNaOH(10mL)を添加し、室温で1時間を超えて撹拌し、EtOAc(10mL*3)で抽出し、NaOH水溶液および水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラム(勾配:石油エーテル/EtOAc=20:1、およびDCM/MeOH=40:1、30:1、および20:1)に通して精製して、黄色の油状物として31.6(100%収率)を得た。LCMS m/z 322.1 [M+H]
+.
1H NMR (400
MHz, CDCl
3) δ: 7.32−7.17 (m, 5H), 3.91 (bs, 1H), 3.80 (bs, 1H), 3.63 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.41 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 2.62−2.45 (m, 2H), 2.42−2.39 (m, 1H), 2.28−2.24 (m, 1H), 1.72 (bs, 2H), 0.84 (s, 9H), −0.001 (s, 3H), −0.06 (s, 3H).
(3S,5R)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピペリジン−3−オール (3S,5R)−1−ベンジル−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピペリジン−3−オール31.6(1.0当量)のEtOH(50当量)中溶液にPd/C(20%w/w)を添加し、水素雰囲気下に置いた。結果として得られた混合物を室温で16時間撹拌した。セライト(登録商標)に通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して、黄色のゴム状物として化合物31.7(90%収率)を得た。LCMS m/z 232.0 [M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 3.78 (bs, 1H), 3.60 (bs, 1H), 2.84−2.80 (m, 1H), 2.72−2.66 (m, 3H), 1.85−1.80 (m,
1H), 1.75−1.70 (m, 1H), 0.81 (s, 9H), −0.02 (s, 3H), −0.06 (s, 3H).
(3R,5S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3S,5R)−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピペリジン−3−オール31.7(1.0当量)、およびTEA(2.0当量)のDCM(27当量)中溶液に、Boc
2O(1.2当量)のDCM(4当量)中溶液を0℃で添加した。0℃で15分間撹拌後、溶液を30℃までさらに5分間暖め、室温に冷却し、水(10mLx3)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して、黄色の油状物として化合物31.8(100%収率)を得た。LCMS m/z 332.0 [M+H]
+.
1H NMR (400
MHz, CDCl
3) δ: 3.90−3.65 (m, 4H), 3.15−2.85 (m, 2H), 1.82−1.62 (m, 2H), 1.35 (s, 9H), 0.79 (s, 9H), 0.01 (s, 3H), −0.001 (s, 3H).
(3R,5S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−(メチルスルホニルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3R,5S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル31.8(1.0当量)およびTEA(3.0当量)のDCM(80当量)中溶液に、Ms
2O(1.5当量)を少しずつ0℃で添加した。混合物は15分間0℃で撹拌し、水(30mLx3)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮して、黄色の油状物として所望の化合物31.9(100%収率)を得た。LCMS m/z 410.0 [M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 4.48−4.42 (m, 1H), 4.21−4.18 (m, 1H), 4.15−3.82 (m, 1H), 3.60−3.55
(m, 1H), 2.95 (s, 3H), 2.51−2.32 (m, 2H), 1.61−1.52 (m, 2H), 1.37 (s, 9H), 0.83
(s, 9H), −0.001 (s, 6H).
(3R,5R)−3−アジド−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3R,5S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−(メチルスルホニルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル31.9(1.0当量)の乾燥DMF(63当量)中溶液に、NaN
3(3.0当量)を少しずつ室温で添加した。その混合物を70℃に72時間加熱した。室温に冷却した後、その反応物を飽和水性NaHCO
3溶液(20mL)およびEtOAc(20mL)で希釈した。有機層をNaHCO
3飽和水溶液および水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮した。残渣は、シリカゲルカラム(勾配:石油エーテル/EtO
Ac=40:1、30:1、および20:1)に通して精製して、黄色の油状物として化合物31.10(69%収率)を得た。LCMS m/z 257.0 [M−BOC+H]
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 3.85 (bs, 1H), 3.72 (bs, 1H), 3.47−3.32 (m, 2H), 3.20−3.06 (m, 2H), 1.80−1.60 (m, 2H), 1.38 (s, 9H), 0.80 (s, 9H), −0.01 (s, 6H).
(3R,5R)−(3−アジド−5−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3R,5R)−3−アジド−5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル31.10(1.0当量)のTHF(100当量)中溶液に、TBAF(1.2当量)のTHF(10mL)中溶液を0℃で添加した。反応溶液を16時間室温で撹拌し、水(10mL)およびEtOAc(10mL)で希釈した。有機層を水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(勾配:石油エーテル/EtOAc=20:1、10:1、3:1、および2:1)に通して精製して、無色の油状物として化合物31.11(92%収率)を得た。LCMS m/z 265.0 [M+Na]
+;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 4.06−4.02 (m, 1H), 3.87−3.82 (m, 1H), 3.63−3.20 (m, 4H), 2.42 (bs, 1H, −OH), 1.97−1.93 (m, 1H), 1.83−1.77 (m, 1H), 1.48 (s, 9H).
(3R,5S)−(3−アジド−5−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3R,5R)−3−アジド−5−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル31.11(1.0当量)の乾燥DCM(85当量)中溶液に、DAST(1.2当量)をゆっくり−78℃で添加した。反応溶液を−78℃で2.0時間および室温で16時間撹拌し、NaHCO
3飽和水溶液(20mL)をこの溶液に添加した。有機層を水性NaHCO
3溶液および水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(勾配:石油/EtOAc=50:1、40:1および30:1)に通して精製して、無色の油状物として所望の化合物31.12(40%収率)を得た。LCMS m/z 189.0 [M−
tBu+H]
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 4.81 (d, J = 46.8 Hz, 1H), 4.21−3.86 (m, 2H), 3.84−3.77 (m, 1H), 3.40−2.70 (m, 2H), 2.33−2.25 (m, 1H), 1.82−1.60 (m, 1H), 1.47 (s, 9H).
(3R,5S)−3−アミノ−5−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3R,5S)−3−アジド−5−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル31.12(1.0当量)のTHF(20当量)中溶液に、ラネーNi(100%w/w)を室温で添加した。その混合物をH
2で2回フラッシングし、室温で16時間撹拌し、濾過した。濾液は真空中で濃縮し、粗生成物を得、石油エーテルで摩砕して、白色固形物として所望の化合物31.13、(76%収率)を得た。LCMS m/z 163.1 [M−
tBu+H]
+, and 219.0 [M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ: 4.83 (d, J = 37.6 Hz, 1H), 4.03−3.97 (m, 1H), 3.96−3.86 (m, 1H), 2.96−2.88 (m, 1H), 2.80 (bs, 1H), 2.46−2.29 (m, 1H), 2.07−2.01 (bs, 1H), 1.51 (s, 2H, −NH
2), 1.39 (s, 9H), 1.36−1.23 (m, 1H).
(3’R,5’S)−5’−フルオロ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル (3R,5S)−3−アミノ−5−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル31.13(1当量)およびトリエチルアミン(2当量)のDCM(235当量)中溶液に、5−ブロモ−ペンタノイルクロリド(1.2当量)
を0℃で10分にわたり添加した。室温にその溶液を暖め、2時間撹拌した。反応物を水の添加でクエンチし、有機相を分離しブライン(3mL)で洗浄し、乾燥し真空中で濃縮して、透明な油状物を得た。粗アミドをTHF(110当量)に溶解し、水素化ナトリウム(鉱油中60%、5当量)で0℃で処理した。室温に溶液を暖め、加熱し3時間還流して、室温に冷却し、MeOH(5mL)および水/EtOAc(50当量)で希釈した。有機相を分離しブラインで洗浄し真空中で濃縮して、油状物を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン:EtOAc)によって精製して、所望の化合物31.14(60%収率)を得た。
【0572】
(3’R,5’S)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−5’−フルオロ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル(3’R,5’S)−5’−フルオロ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル31.14(1当量)のPhCH
3(35当量)中溶液に、TMSCl(2当量)およびTMEDA(3当量)を0℃で添加した。その溶液を0℃で30分の間撹拌し、I
2(1当量)で処理した。2時間撹拌しながら室温に反応物を暖め、飽和Na
2S
2O
4溶液(5ml)およびEtOAc(20mL)を添加してクエンチした。有機相を分離しブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、真空中で濃縮して、黄色の油状物を得た。THF(6mL)に溶解した粗物質を、3−クロロ−5−フルオロフェニルアミン(1.2当量)および水素化ナトリウム(鉱油中60%、2当量)のTHF(30当量)中溶液に0℃で滴下して添加した。室温にその混合物を暖め、2時間撹拌し水およびEtOAc(1:1、40mL)の添加でクエンチした。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO4)し真空中で濃縮して、油状物を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、化合物31.15を得た。LCMS m/z 388 [M−
tBu+H].
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ= 6.40 − 6.47 (m, 1 H), 6.34 − 6.40 (m, 1 H), 6.15 − 6.24 (m, 1 H), 5.08 −
5.17 (m, 1 H), 4.74 − 4.82 (m, 2 H), 3.70 − 3.82 (m, 1 H), 3.16 − 3.44 (m, 5 H), 2.30 − 2.58 (m, 3 H), 2.09 − 2.24 (m, 2 H), 1.91 − 2.02 (m, 2 H), 1.71 − 1.86 (m, 4 H), 1.55 (s, 9 H).
【0573】
【化204】
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【0574】
(3’R,5’S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−5’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン Boc保護したアミン31.15(1当量)の1,4−ジオキサン(50当量)中溶液に、HCl(1,4ジオキサン中4N、15当量)を添加した。その溶液を、60℃に60分間加熱した。溶媒を真空中で除去し、粗アミン(1.0当量)を1−ブタノール(100当量)に溶解し、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミン
(1.5当量)およびDIPEA(10.0当量)で処理した。反応溶液を110℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、EtOAc(20mL)で希釈し、H
2O(10mL)、飽和ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc1/1)によって精製して、明るい黄色の固体(63%収率)として所望の生成化合物279を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.93 (br. s., 1H), 6.44 (br. s., 1H), 6.39 (br. s., 1H),
6.23 (br. s., 1H), 4.71 (m, 1H), 4.01 (m, 1H), 3.82 (m, 1H), 3.40 (br. s., 1H),
3.17 −3.23 (m, 1), 2.47 (br. s., 1H), 2.35 (s, 2H), 2.35 (m, 1H), 2.03 (br. s.,
2H), 1.60 (br. s., 1H).EIMS(m/z):C
20H
22ClF
3N
6O(M
+)の理論値454.8に対し、実測値454.8。
【0575】
【化205】
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【0576】
(3’R,5’S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−5’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物280を、3,5−ジクロロアニリンを3−クロロ−5−フルオロアニリンに置き換えた以外は化合物279に記載したような同様の方式で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 7.94 (dd, J = 1.51,
4.27 Hz, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.48 (s, 2H), 4.77 (br. s., 2H), 4.60 − 4.73 (m, 1H), 4.48 − 4.58 (m, 1H), 4.16 − 4.28 (m, 1H), 3.79 (br. s., 1H), 3.41 (br. s., 3H), 3.05 − 3.25 (m, 1H), 2.46 (br. s., 2H), 2.27 (br. s., 1H), 2.05 (s, 2H), 1.56
(br. s., 1H).EIMS(m/z):C
20H
22Cl
2F
2N
6O(M
+)の理論値471に対し、実測値471。
実施例32
スキーム32
【0577】
【化206】
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4−メチルニコチン酸メチル32.1(1.0当量)のMeOH(30当量)中溶液に、オキサリルクロリド(2.0当量)を室温で添加した。次いで、その混合物を還流条件下に16時間撹拌した。反応が完了した後、有機溶液をロータリーエバポレータによって濃縮した。白色固形物(100%収率)としての粗生成物32.2を、精製をしないで次の段階に直接使用した。ESI−MS (M+H
+): 152.2.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.92 (s, 1H), 8.60 (d, 1H), 7.39 (d, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.54
(s, 3H).
4−メチルピペリジン−3−カルボン酸メチル 32.2(1.0当量)のAcOH(25当量)中溶液に、PtO
2(0.2当量)をN
2下で室温で注意深く添加した。次いで、N
2をH
2に変え、反応物を45℃で16時間撹拌した。反応が完了した後、混合物はセライトに通して濾過した。有機層を濃縮して、目標化合物(60%収率)を得た。粗生成物32.3は、精製をしないで次の段階において直接使用した。ESI−MS (M+H
+): 158.2.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 3.61 (s, 3H), 3.10−3.05 (m, 1H), 2.96−2.
92 (m, 1H), 2.79−2.74 (m, 1H), 2.60−2.51
(m, 1H), 2.48−2.44 (m, 1H), 2.19−2.13 (m, 1H), 1.96−1.93 (m, 1H), 1.47−1.44 (m,
1H), 0.89 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
4−メチルピペリジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチル3−メチル アミン32.3(1.0当量)のDCM(41当量)中溶液に、DIPEA(2.0当量)およびDMAP(0.1当量)を添加した。次いで、Boc
2O(1.2当量)をこの溶液に少しずつ添加し、反応物を室温で16時間撹拌した。反応物が完了した後、溶液をブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過しロータリーエバポレータを介して濃縮した。粗生成物32.4(81%収率)を、精製をしないで次の段階において直接使用した。ESI−MS (M+H
+−55): 202.1.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 3.68−3.64 (m, 3H), 3.61−3.59 (m, 1H), 3.59−3.53 (m, 1H), 3.46−3.42 (m, 1H), 3.42−3.39 (m, 1H), 2.58−2.56 (m, 1H), 2.16−2.13 (m, 1H), 1.69−1.62 (m, 1H), 1.61−1.58 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 0.97 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチルピペリジン−3−カルボン酸 32.4(1.0当量)のTHF/H
2O(2:1、30当量)中溶液に、LiOH(3当量)を添加し、反応物を30℃で16時間撹拌した。反応が完了した後、溶液を除去した。残渣を水で希釈し、HClでpH6に酸性化し、EtOAc(20mLx3)で抽出した。有機層を収集して真空中で濃縮し、白色固形物(61%収率)として生成物32.5を得た。ESI−MS (M+H
+−55): 188.1.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 3.69−3.63 (m, 1H),
3.58−3.53 (m, 1H), 3.46−3.42 (m, 1H), 3.38−3.32 (m, 1H), 2.62−2.58 (m, 1H), 2.19−2.15 (m, 1H), 1.69−1.62 (m, 1H), 1.61−1.53 (m, 1H), 1.44 (s, 9H), 1.03 (d, J =
6.8 Hz, 3H).
trans−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル アミン32.5(1.0当量)のトルエン(120当量)中溶液に、Et
3N(1.2当量)およびDPPA(1.0当量)を添加した。次いで、その反応物を加熱し3時間還流した。0℃に冷却した後、CH
2Cl
2(2当量)中1MTMSONaを添加し、混合物を室温で20分間撹拌した。5%クエン酸(72mL)でクエンチした後、混合物を半量に濃縮した。残渣はEt
2O(10mLx2)で洗浄し、残りの水溶液をNaOHで塩基性化し、CH
2Cl
2(20mLx3)で抽出した。有機層を収集し、真空中で濃縮して、粗生成物32.6(77%収率)を得た。これは精製をしないで次の段階に直接使用した。ESI−MS (M+H
+): 215.1.
1H NMR (400 MHz,
CDCl
3) δ: 3.89−3.88 (m, 2H), 3.04−3.01 (m, 1H), 2.89−2.85 (m, 2H), 1.45−1.43 (m, 12H), 0.97 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
trans−3−(5−ブロモペンタンアミド)−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル アミン32.6(1.0当量)のCH
2Cl
2(23当量)中溶液に、Et
3N(2.0当量)を室温で添加した。反応溶液を室温で10分間撹拌した後、5−ブロモバレリルクロリド(1.2当量)を添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌した。その混合物をH
2O(5mL)でクエンチし、EtOAc(10mLx3)で抽出した。有機層を収集し、濃縮し、残渣はシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA,8/1)によって精製して、黄色の油状物32.7(51%収率)として得た。ESI−MS (M+H
+−55): 321.0.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 5.58 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.13−4.
02 (m, 3H), 3.43 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.89−2.85 (m, 1H), 2.76−2.69 (m, 1H), 2.24
(t, J = 6.8 Hz, 2H), 1.95−1.76 (m, 7H),
1.45 (s, 9H), 0.90 (d, J = 6.8 Hz, 3H).
trans−4’−メチル−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル アミド32.7(1.0当量)の乾燥THF(80当量)中溶液に、NaH(2.0当量)をN
2下で0℃で分割して添加した。反応溶液を60℃で16時間撹拌した。その混合物をH
2O(8mL)でクエンチし、EtOAc(15mLx3)で抽出した。有機層を収集し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA、6/1)によって精製して、黄色の油状物(370mg、収率:62%)として32.8を得た。ESI−MS (M+H
+): 297.1.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 4.73−4.70 (m, 1H), 3.85−3.78 (m, 2H), 3.41−3.28 (m, 4H), 2.44−2.39 (m, 2H), 2.19−2.10 (m, 1H), 1.69−1.61 (m, 4H), 1.47−1.43 (m, 11H), 0.98 (d, J = 7.2 Hz, 3H).
trans−3−ヨード−4’−メチル−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル 32.8(1.0当量)の乾燥トルエン(70当量)中溶液に、TMEDA(3.0当量)およびTMSCl(2.0当量)をN
2の下で0℃で連続的に添加した。0.5時間後、I
2(1.4当量)を注意深く少しずつ添加し、次いで、反応物を室温で16時間撹拌した。混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、飽和Na
2S
2O
3(10mLx2)およびブライン(10mL)で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過しロータリーエバポレータによって濃縮した。粗生成物32.9を、精製をしないで次の段階に直接使用した。ESI−MS (M+H
+): 423.0.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 4.87−4.86 (m, 1H), 4.70−4.66 (m, 1H), 3.85−3.80 (m, 1H), 3.44−3.42 (m, 2H), 2.23−2.21 (m, 2H),
1.82−1.76 (m, 2H), 1.69−1.64 (m, 3H), 1.46−1.42 (m, 11H), 1.08−0.97 (m, 3H).
trans−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−4’−メチル−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル 3,5−ジクロロベンゼンアミン(1.5当量)のTHF(70当量)中溶液に、NaH(1.5当量)を注意深く室温で少しずつ添加した。反応溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、粗ヨード中間体32.9(1.0当量)を添加し、混合物を60℃で16時間撹拌した。その反応物をNH
4Cl飽和水溶液(10mL)でクエンチし、EtOAc(20mLx3)で抽出した。有機層を収集し、濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc3/1)によって精製して、明るい黄色の固体(57%収率)として32.10を得た。ESI−MS (M+Na
+): 478.0.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 6.67 (s, 1H), 6.48 (s, 2H),
5.29 (s, 1H), 4.68−4.58 (m, 1H), 3.97−3.76 (m, 4H), 3.44−3.34 (m, 2H), 2.47−2.41 (m, 1H), 1.96−1.91 (m, 2H), 1.80−1.76 (m, 1H), 1.68−1.60 (m, 1H), 1.47−1.42 (m, 12H), 1.01−0.93 (m, 3H).
trans−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−4’−メチル−1,3’−ビピペリジン−2−オン) Boc保護したピペリジン32.10(1当量)のCH
2Cl
2(100当量)中溶液に、CF
3COOH(10当量)を室温で注意深く添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌した。溶媒を除去し、粗生成物32.11(96%収率)を得、精製をしないで次の段階に直接使用した。ESI−MS (M+H
+): 356.2.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 6.66 (s, 1H
), 6.48 (s, 2H), 5.35−5.32 (m, 1H), 4.51−4.49 (m, 1H), 3.85−3.80 (m, 2H), 3.52−3.46 (m, 1H), 3.39−3.32 (m, 1H), 3.29−3.18 (m, 1H), 3.08−2.99 (m, 2H), 2.84−2.78 (m, 1H), 2.48−2.41 (m, 1H), 2.15−2.12 (m, 1H), 1.91−1.88 (m, 2H), 1.72−1.69 (m, 1H), 1.57−1.42 (m, 2H), 1.03−0.96 (m, 3H).
【0578】
【化207】
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【0579】
trans−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−4’−メチル−1,3’−ビピペリジン−2−オン アミン32.11(1.0当量)の1−ブタノール(100当量)中溶液に、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミン(1.5当量)およびDIPEA(10.0当量)をN
2下で添加した。反応溶液を110℃で16時間撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、H
2O(10mL)、飽和ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過し真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc1/1)によって精製して、明るい黄色の固体(63%収率)として所望の化合物281を得た。ESI−MS (M+H
+): 467.0.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.94 (s, 1H), 6.68 (s, 1H), 6.49 (s, 2H), 5.30 (br s, 1H), 5.16 (br s, 2H), 4.76−4.67 (m, 1H),
4.24−4.16 (m, 1H), 3.86−3.81 (m, 1H), 3.77−3.63 (m, 2H), 3.46−3.38 (m, 2H), 2.50−2.46 (m, 1H), 2.24−2.18 (m, 1H), 1.89−1.79 (m, 4H), 1.68−1.66 (m, 1H), 1.53−1.43 (m, 1H), 1.08−1.00 (m, 3H).
【0580】
【化208】
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trans−3−(3−クロロフェニルアミノ)−4’−メチル−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル 化合物32.12を、3,5−ジクロロアニリン3を−クロロ−アニリンに置き換えた以外は化合物32.10に記載したような同様の方式で調製した。ESI−MS (M+H
+): 422.1.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.07 (t, J = 8.0
Hz, 1H), 6.70−6.68 (m, 1H), 6.63−6.61 (
m, 1H), 6.59−6.56 (m, 1H), 4.70−4.59 (m,
1H), 3.91−3.82 (m, 2H), 3.61−3.56 (m, 2H), 3.45−3.34 (m, 4H), 2.51−2.48 (m, 1H), 2.13−2.05 (m, 1H), 1.92−1.89 (m, 2H), 1.81−1.77 (m, 1H), 1.67−1.63 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.08−0.93 (m, 3H).
【0581】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
trans−3−(3−クロロフェニルアミノ)−4’−メチル−1,3’−ビピペリジン−2−オン) 化合物32.13を、化合物32.11に記載したような同様の方式で調製した。ESI−MS (M+H
+): 322.1.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.08 (t, J = 8.0 Hz, 1H),
6.70−6.67 (m, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.54−6.51 (m, 1H), 5.07 (br s, 1H), 4.19−4.18 (m, 1H), 3.88−3.86 (m, 1H), 3.55−3.46 (m, 6H), 3.02−2.94 (m, 1H), 2.46−2.41 (m, 1H), 2.24−2.20 (m, 1H), 2.01−1.96 (m, 2H), 1.79−1.74 (m, 1H), 1.63−1.47 (m, 2H),
1.08−0.86 (m, 3H).
【0582】
【化210】
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trans−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロフェニルアミノ)−4’−メチル−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物282を、化合物281に記載したような同様の方式で調製した。ESI−MS (M+H
+): 433.0.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 7.94 (s, 1H), 7.08 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.53 (dd, J = 8.0 Hz, 2.0 Hz, 1H), 5.19 (br s, 1H), 4.82 (br s, 2H), 4.78−4.69 (m,
1H), 4.23−4.05 (m, 2H), 3.88−3.81 (m, 1H), 3.76−3.58 (m, 1H), 3.48−3.32 (m, 2H), 2.51−2.49 (m, 1H), 2.24−2.17 (m, 1H), 1.90−1.78 (m, 3H), 1.59−1.46 (m, 3H), 1.
07−0.99 (m, 3H).
実施例33
スキーム33
【0583】
【化211】
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(3R,5S)−3−アジド−5−(ベンゾイルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3R,5R)−3−アジド−5−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル33.1(1.0当量)のTHF(27当量)中溶液に、安息香酸(1.2当量)およびトリフェニルホスフィン(1.2当量)を添加し、混合物は0℃に冷却した。DIAD(1.2当量)を30分にわたり分割して添加し、その混合物を室温に暖め、約20時間撹拌した。混合物をEtOAc(80mL)で希釈し、水(50mL)を添加した。その混合物をブライン(30mL)で洗浄し、EtOAc(50mL*3)で抽出した。有機層はMgSO
4で乾燥し濾過した。溶媒を真空中で除去して、残渣を得、カラムクロマトグラフィーによってシリカゲル(PE/EtOAc、20/1)で精製して、生成物33.2(65%収率)を黄色の油状物として得た。LCMS m/z
347.2 [M+H]
+;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 8.07−8.05 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.58 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.45 (t, J = 7.6 Hz,
2H), 5.03−5.01 (m, 1H), 3.91 (bs, 2H), 3.66 (bs, 1H), 3.36−3.30 (m, 1H), 3.19−3.14 (m, 1H), 2.45−2.40 (m, 1H), 1.89−1.82 (m, 1H), 1.42 (s, 9H).
(3R,5S)−3−アジド−5−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3R,5S)−3−アジド−5−(ベンゾイルオキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル33.2(1.0当量)のジオキサン(15当量)およびH
2O(70当量)中溶液に、NaOH(3.0当量)を0℃で添加した。反応溶液を70℃に1時間加熱した。室温に冷却した後、この反応溶液に、水(20mL)およびEtOAc(20mL)を添加した。有機層を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮して、黄色の油状物として所望の化合物33.3(90%収率)を得た。LCMS m/z 265.0 [M+Na]
+;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 3.78−3.71 (m, 3H),
3.57 (bs, 1H), 3.17−3.07 (m, 2H), 2.22−
2.17 (m, 2H), 1.68−1.61 (m, 1H), 1.48 (s, 9H).
(3R,5S)−3−アジド−5−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (3R,5S)−3−アジド−5−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル33.3(1.0当量)およびDIPEA(3.0当量)のDCM(25当量)中溶液に、MEMCl(3.0当量)を0℃で添加した。反応溶液を70℃に48時間加熱した。室温に冷却した後、この溶液に、水(20mL)およびDCM(50mL)を添加した。有機層を水(30mL*2)およびブライン(20mL*2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮して、残渣を得、カラムクロマトグラフィーによってシリカゲル(PE/EtOAc、20/1)で精製して、黄色の油状物として所望の化合物33.4を得た(60%収率)。LCMS m/z 331.1 [M+H]
+;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ: 4.78−4.76 (m, 2H), 4.18 (bs, 2H), 3.74−3.71 (m, 2H), 3.62−3.61 (m, 1H), 3.58−3.56
(m, 3H), 3.40 (s, 3H), 3.39−3.38 (m, 1H), 2.61−2.55 (m, 2H), 2.46−2.43 (m, 1H),
1.46 (s, 9H).
(3R,5S)−3−アミノ−5−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)ピペリジン−1−(カルボン酸tert−ブチル (3R,5S)−3−アジド−5−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル33.4(1.0当量)のTHF(36当量)中溶液を、N
2で3回フラッシングした。ラネーNi(10%w/w)を添加し、混合物はH
2で3回フラッシングした。結果として得られた混合物は室温で32時間撹拌し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、残渣を得、カラムクロマトグラフィーによってシリカゲル(石油エーテル/EtOAc、2/1)で精製して、黄色の油状物として33.5(62%収率)を得た。LCMS m/z 305.1 [M+H]
+;
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ: 4.67
(AB, 2H), 4.04 (bs, 1H), 3.84 (bs, 1H),
3.60−3.56 (m, 2H), 3.47−3.45 (m, 3H), 3.27 (s, 3H), 2.57−2.53 (m, 1H), 2.26 (bs, 2H), 2.12−2.10 (m, 1H), 1.39 (s, 9H), 1.06 (q, 1H).
【0584】
【化212】
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【0585】
(3’R,5’S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−5’−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物33.6を、trans−3−アミノ−4−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを(3R,5S)−3−アミノ−5−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換えた以外は実施例281に記載したような同様の方式で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.93 (s, 1H), 6.69 (s
, 1H), 6.48 (s, 2H), 4.80 (br. s., 1H), 5.16 (br. s, 1H), 4.61 (br. s., 4H), 4.48 (br. s., 1H), 4.36 (br. s., 1H), 3.79 (br. s., 2H), 3.71 (br. s., 2H), 3.57 (br. s., 2H), 3.39 (s, 5H), 2.97 (br. s., 1H), 2.70 (s, 1H), 2.63 − 2.75 (m, 1H), 2.69 (q, J = 1.00 Hz, 1H), 2.46 (br. s.,
1H), 2.25 (br. s., 1H), 1.97 (br. s., 2H), 1.82 (br. s., 1H), 1.55 (br. s., 1H).EIMS(m/z):C
24H
31Cl
2FN
6O
4(M
+)の理論値557に対し、実測値577。
【0586】
【化213】
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【0587】
(3’R,5’S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−5’−ヒドロキシ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物283は、(3R,5S)−3−アミノ−5−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを(3R,5S)−3−アミノ−5−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換えた以外は280に記載したような同様の方式で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (d, J = 3.76 Hz, 1H), 6.52 − 6.74 (m, 3H), 4.62 − 4.75 (m, 1H), 4.48 −
4.59 (m, 1H), 4.33 − 4.47 (m, 1H), 4.02
− 4.15 (m, 1H), 3.71 − 3.79 (m, 2H), 3.62 − 3.70 (m, 2H), 3.54 − 3.62 (m, 1H), 3.38 − 3.52 (m, 2H), 2.80 − 2.91 (m, 1H), 2.10 − 2.28 (m, 2H), 1.82 − 2.02 (m, 3H), 1.64 − 1.78 (m, 1H).EIMS(m/z):C
20H
23Cl
2FN
6O
2(M
+)の理論値469に対し、実測値469。
【0588】
【化214】
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【0589】
(3’R,5’S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−5’−ヒドロキシ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物284は、(3R,5S)−3−アミノ−5−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを(3R,5S)−3−アミノ−5−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換えた以外は279に記載したような同様の方式で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ7.93 (s, 1H), 6.41 − 6.47 (m, 1H), 6.39 (s, 1H), 6.18 − 6.25 (m, 1H), 4.79 (br. s., 2H), 4.42 − 4.58 (m, 2H), 4.28 − 4.38 (m, 1H), 3.88 − 3.98 (m, 1H),
3.76 − 3.84 (m, 1H), 3.30 − 3.47 (m, 2H), 2.91 − 3.02 (m, 1H), 2.64 − 2.73 (m, 1H), 2.42 − 2.52 (m, 1H), 2.15 − 2.26 (m, 1H), 1.97 (br. s., 2H), 1.71 − 1.84 (m, 1H), 1.56 (br. s., 2H)..EIMS(m/z):C
20H
23ClF
2N
6O
2(M
+)の理論値469に対し、実測値469。
【0590】
【化215】
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【0591】
4−((3’R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル 化合物285は、4−6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミンを4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリルに置き換えた以外は277に記載したような同様の方式で調製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3)δ10.03 (d, J = 14.56 Hz, 1H), 8.
20 − 8.33 (m, 1H), 7.22 (br. s., 1H), 6.71 (dd, J = 1.63, 14.68 Hz, 1H), 6.34 − 6.48 (m, 2H), 6.22 (d, J = 11.04 Hz, 1H), 4.56 (dd, J = 3.76, 10.54 Hz, 1H), 4.08 − 4.18 (m, 2H), 3.84 (d, J = 4.77 Hz, 1H), 3.26 − 3.56 (m, 3H), 2.39 − 2.54 (m, 1H), 1.88 − 2.04 (m, 5H), 1.52 − 1.73 (m, 2H), 1.26 (t, J = 7.15 Hz, 1H).EIMS(m/z):C
24H
24ClFN
6O(M
+H)の理論値467に対し、実測値467。
【0592】
【化216】
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【0593】
(3’R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(5−フルオロ−6−(メチルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン
化合物286は、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミンを6−クロロ−5−フルオロ−N−メチルピリミジン−4−アミンに置き換えた以外は化合物277に記載したような同様の方式で調製した。EIMS(m/z):C
21H
25ClF
2N
6O(M
+)の理論値451に対し、実測値451。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d6)δ= 7.90 (s, 1 H), 6.55 (s, 1 H), 6.49 − 6.34 (m, 2 H), 4.25 (m, 1 H), 4.12 (m, 3 H), 3.41 − 3.23 (m, 2 H), 3.11 − 2.94 (m, 1 H), 2.82 (m, 4 H), 2.09 (m, 1 H), 1.93 − 1.63 (m, 5 H), 1.64 − 1.43 (m, 2 H).
【0594】
【化217】
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【0595】
(3’R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(6−(エチルアミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン
化合物287は、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミンを6−クロロ−5
−フルオロ−N−エチルピリミジン−4−アミンに置き換えた以外は化合物277に記載したような同様の方式で調製した。EIMS(m/z):C
22H
27ClF
2N
6O(M
+)の理論値465に対し、実測値465。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d6)δ= 7.92 (m, 1 H), 7.36 − 7.14 (m, 1
H), 6.61 − 6.50 (m, 1 H), 6.40 (m, 2 H), 4.35 − 3.98 (m, 4 H), 3.33 (m, 4 H), 3.12 − 2.95 (m, 1 H), 2.93 − 2.78 (m, 1 H), 2.21 − 2.00 (m, 1 H), 1.80 (m, 7 H), 1.11 (t, 3 H).
【0596】
【化218】
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【0597】
(3’R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(5−フルオロ−6−(プロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物288は、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミンを6−クロロ−5−フルオロ−N−プロピルピリミジン−4−アミンに置き換えた以外は化合物277に記載したような同様の方式で調製した。EIMS(m/z):C
23H
29ClF
2N
6O(M
+)の理論値479に対し、実測値479。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d6)δ= 7.91 (t, J = 1.9 Hz, 1 H), 7.36 − 7.15 (m, 1 H), 6.60 − 6.49 (m, 1 H),
6.50 − 6.34 (m, 2 H), 4.39 − 3.98 (m, 4
H), 3.46 − 3.19 (m, 4 H), 3.13 − 2.96 (m, 1 H), 2.94 − 2.75 (m, 1 H), 2.19 − 1.99 (m, 1 H), 1.95 − 1.63 (m, 5 H), 1.63 − 1.41 (m, 4 H), 0.86 (t, J = 7.4 Hz, 3 H).
【0598】
【化219】
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【0599】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物28
9は、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミンを5,6−ジクロロピリミジン−4−アミンに置き換えた以外は化合物277に記載したような同様の方式で調製した。EIMS(m/z):C
20H
23Cl
2FN
6O(M
+H)の理論値454に対し、実測値454。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d6) δ = 8.03 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 6.49 − 6.29 (m, 2 H), 4.43 − 4.23 (m, 1 H),
4.15 − 3.98 (m, 2 H), 3.91 (m, 1 H), 3.34 (m, 2 H), 3.47 − 3.24 (m, 2 H), 3.01 (m, 1 H), 2.77 (m, 1 H), 2.11 (m, 1 H), 1.85 − 1.76 (m, 3 H), 1.94 − 1.39 (m, 7 H).
【0600】
【化220】
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【0601】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(tert−ブチルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物290は、3−クロロ−5−フルオロアニリンを2−メチルプロパン−2−アミンに置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 365.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 7.73 (s, 1H), 6.53 (s, 2H), 4.23−4.12 (m, 3H), 3.45−3.29 (m, 3H), 2.99 (t, J = 11.6 Hz, 1H),
2.79 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 1.77−1.55 (m, 8H), 1.16 (s, 9H).
【0602】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(ベンジルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物291を、3−クロロ−5−フルオロアニリンをフェニルメタンアミンに置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 399.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 7.746 and 7.741 (2s, 1H), 7.32−7.28 (m, 4H), 7.24−7.21 (m, 1H), 6.54 (s, 2H), 4.26−4.04 (m, 3H), 3.78−3.68 (m, 2H), 3.33−3.21 (m, 2H), 3.10−3.00 (m, 1H), 2.97 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.78 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.04−2.00 (m,
1H), 1.90−1.43 (m, 8H).
【0604】
【化222】
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【0605】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(ネオペンチルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物292を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを2,2−ジメチルプロパン−1−アミンに置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 379 1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 7.76 (s, 1H), 5.49 (s, 2H), 4.39−4.26 (m, 3H), 3.43−3.35 (m, 2H), 3.15−3.07 (m, 1H), 2.88 (t, J = 12.0 Hz, 1H), 2.46−2.41 (m, 2H), 2.22−2.19 (m, 1H), 2.02−1.84 (m, 6H), 1.74−1.59 (m, 2H), 0.99 and 0.98 (2s, 9H).
【0606】
【化223】
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【0607】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(シクロヘキシルメチルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物293を、3−クロロ−5−フルオロアニリンをシクロヘキシルメタンアミンに置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 405.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ7.74 (s, 1H),
6.53 (s, 2H), 4.23−4.05 (m, 3H), 3.27−3.22 (m, 2H), 3.06−2.96 )m, 2H), 2.78 (t,
J = 13.2 Hz, 1H), 2.41−2.33 (m, 2H), 1.99−1.95 (m, 1H), 1.78−1.52 (m, 10H), 1.39−1.29 (m, 2H), 1.23−1.10 (m, 4H), 0.89−0.85 (m, 2H).
【0608】
【化224】
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【0609】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(4,4−ジフルオロシクロヘキシルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物294を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを4,4−ジフルオロシクロヘキサンアミンに置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 427.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 8.02 and 8.00 (2s, 1H), 4.63−4.53 (m, 2H),
4.40−4.29 (m, 1H), 4.16−4.10 (m, 1H), 3.54−3.31 (m, 3H), 3.32 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 3.09 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 2.42−2.38 (m, 1H), 2.20−1.70 (m, 15H).
【0610】
【化225】
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【0611】
2−((3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−3−イルアミノ)安息香酸エチル 3−クロロ−5−フルオロアニリンを2−アミノ安息香酸エチルに置き換えた以外、化合物295を化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 457.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 7.74 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.66 and 6.61 (2d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.54 (s, 3H), 4.26−4.14 (m, 6H), 3.41−3.35 (m, 2H), 3.01
(t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.80 (t, 11.6 Hz,
1H), 2.15−2.10 (m, 1H), 1.83−1.69 (m, 7H), 1.26 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
【0612】
【化226】
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【0613】
3−((3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−3−イルアミノ)安息香酸エチル 化合物296を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3−アミノ安息香酸エチルに置き換えた以外は化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 457. 1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 7.74 (s, 1H), 7.22−7.10 (m, 3H), 6.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.53 (s, 2H), 6.07 and 6.04 (2d,
J = 7.2 Hz, 1H), 4.26 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 4.18−4.02 (m, 4H), 3.41−3.30 (m, 4H), 3.01 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.80 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.14−2.09 (m, 1H), 1.83−1.69 (m, 5H), 1.61−1.52 (m, 2H), 1.29 (t, J = 6.8 Hz, 3H).
【0614】
【化227】
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【0615】
2−((3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−3−イルアミノ)安息香酸 化合物297を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを2−アミノ安息香酸に置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 429.
1H NMR
(400 MHz, DMSO−d
6): δ 7.75 (s, 1H), 7.68 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.39−7.25 (m, 1H), 6.76 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.61 (s, 1H), 6.54 (s, 2H), 5.40−5.34 (m, 1H), 4.24−4.12 (m, 3H), 3.39−3.25 (m, 3H,), 3.04−2.98 (m, 1H), 2.80 (t, J = 12.8 Hz, 1H), 2.19−2.12 (m, 1H), 1.95−1.86 (m, 3H), 1.83−1.72 (m, 3H), 1.56−1.53 (m, 2H).
【0616】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
4−((3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−3−イルアミノ)安息香酸 化合物298を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを4−アミノ安息香酸に置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 429.
1H NMR
(400 MHz, CD
3OD): δ 7.79−7.75 (m, 3H), 6.65−6.62 (m, 2H), 5.41−5.36 (m, 1H), 4.36−4.30 (m, 3H), 3.50−3.37 (m, 2H), 3.14 (t, J = 11.2 Hz, 1H), 2.89 (t, J = 11.2 Hz, 1H), 2.22−2.16 (m, 1H), 2.04−1.84 (m, 7H), 1.79−1.68 (m, 1H).
【0618】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0619】
3−((3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−3−イルアミノ)安息香酸 化合物299を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3−アミノ安息香酸に置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 429.
1H NMR
(400 MHz, DMSO−d
6): δ 9.70 (bs, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.20−7.08 (m, 3H), 6.81−6.79
(m, 1H), 6.54 (s, 2H), 5.40−5.32 (m, 2H), 4.24−4.11 (m, 3H), 3.10−2.99 (m, 6H),
2.80 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.19−2.11 (m, 1H), 1.92−1.83 (m, 3H), 1.75−1.63 (m, 3H), 1.61−1.52 (m, 2H).
【0620】
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
(3’R)−3−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物300を、3,5−ジクロロアニリンを3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)アニリンに置き換えた以外、276に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 493.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3):
δ 10.74 and 10.64 (2s, 1H), 8.33 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.09 and 7.03 (2s, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.72 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.56 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 5.42 and 5.38 (2s, 1H), 4.79−4.64 (m, 2H), 4.51−4.48 (m, 1H), 3.89−3.82 (m, 1H), 3.50−3.40 (m,
1H), 3.20 (q, J = 7.6 Hz, 1H), 3.11−3.05 (m, 1H), 2.48−2.45 (m, 1H), 1.97−1.81 (m, 7H), 1.61−1.52 (m, 1H).
【0622】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
(3’R)−3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物301を、3,5−ジクロロアニリンを3,5−ジクロロ−4−フルオロアニリンに置き換えた以外、276に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 477.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 8.12−8.10 (m, 1H), 7.12−7.09 (m, 1H), 6.71−6.64 (m, 3H), 4.74−4.62 (m, 2H), 4.49−4.39
(m, 1H), 4.09−3.09 (m, 1H), 3.54−3.42 (m, 2H), 3.30−3.21 (m, 1H), 3.10−3.02 (m,
1H), 2.65−2.63 (m, 1H), 2.23−2.21 (m, 1H), 2.01−1.89 (m, 4H), 1.78−1.69 (m, 2H).
【0624】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
(3’R)−3−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 302の化合物を、3,5−ジクロロアニリンを3,5−ビス(トリフルオロメチル)アニリンに置き換えた以外は276に記載したような同様の方式で調製した。LCMS
[M+1]: 527.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 10.11 (s, 1H), 8.33 (d, J = 6.0 Hz, 1H),
7.17 (s, 1H), 7.08−7.07 (dd, J = 2.3, 7.2 Hz, 1H), 6.97 (s, 2H), 6.57 (dd, J = 2.3, 13.2 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 2.3, 13.2 Hz, 1H), 4.80−4.69 (m, 2H), 4.58−4.47
(m, 1H), 3.96−3.90 (m, 1H), 3.51−3.79 (
m, 2H), 3.20 (q, J = 11.6 Hz, 1H), 3.11−3.01 (m, 1H), 2.51−2.47 (m, 1H), 2.01−1.82 (m, 4H), 1.75−1.61 (m, 4H).
【0626】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
(3’R)−3−(シクロペンチルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物303を、3,5−ジクロロアニリンをシクロペンタンアミンに置き換えた以外、276に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 383.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 8.30 (s, 1H), 7.33 (d, J =
2.8 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.69 and 4.66 (2s, 1H), 4.52−4.41 (m, 1H), 4.10−3.98 (m, 1H), 3.76−3.70 (m, 1H),
3.61−3.45 (m, 4H), 2.41−2.38 (m, 1H), 2.17−1.98 (m, 8H), 1.83−1.67 (m, 6H), 1.38−1.33 (m, 1H), 1.23−1.19 (m, 1H).
【0628】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
(3’R)−3−(シクロヘキシルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物304を、3,5−ジクロロアニリンをシクロヘキサンアミンに置き換えた以外は276に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 397.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 8.11 (s, 1H), 7.16 (d, J =
5.2 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.70−4.55 (m, 2H), 4.42−4.35 (m, 1H), 3.59−3.50 (m, 1H), 3.42−3.39 (m, 2H), 3.32−3.20 (m, 2H), 3.09−2.91 (m, 1H), 2.20−2.16 (m, 1H), 2.02−1.83 (m, 6H), 1.75−1.55 (m, 5H), 1.38−1.10 (m, 6H).
【0630】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
(3’R)−3−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1’−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン) 化合物305を、4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを4−クロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンに置き換えた以外は300に記載したような同様の方式で調製した。次いで、アミノ化段階から得られた、SEM保護した生成物を、EtOH(20当量)中HCl(3当量)で処理し、加熱し2時間還流し、溶媒を真空中で減少させ、残渣は逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物305を得た。LCMS [M+1]: 494.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 8.25−8.21 (m, 2H), 6.98−6.94 (m, 2H), 6.80 (s, 1H), 4.31−4.19 (m, 2H), 3.46−3.36 (m, 4H), 3.11−3.08 (m, 1H), 2.61−2.57 (m, 1H), 2.17−2.08 (m, 1H), 1.92−1.75 (m, 4H), 1.62−1.47 (m, 4H).
【0632】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0633】
(3’R)−3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニルアミノ)−1’−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン
化合物306を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3,5−ジクロロ−4−フルオロアニリンに置き換えた以外は305に記載したような同様の方式で調製した。LCMS
[M+1]: 478.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 8.83 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 6.73−6.70 (m, 2H), 4.51−4.41 (m, 1H), 4.08−4.04 (m, 1H), 3.51−3.42 (m, 3H), 2.59−2.41 (m, 1H), 2.15−2.02 (m, 6H), 1.84−1.69 (m, 2H).
【0634】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
(3’R)−3−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1’−(1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物307を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3,5−ビス(トリフルオロメチル)アニリンに置き換えた以外は305に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 528 1H NMR (400 MHz, CDCl
3):
δ 8.21および8.19 (2s, 1H), 8.15 and 8.09 (2s, 1H), 7.20 (s, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.41−4.31 (m, 1H), 3.99−3.91 (m, 1H), 3.53−3.38 (m, 4H), 3.22−3.19 (m, 1H), 2.49−2.41 (m, 1H), 2.11−1.95 (m, 4H), 1.82−1.42 (m, 4H).
【0636】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物308を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)アニリンに置き換えた以外は化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 487.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 7.91 (s, 1H), 6.92 (s, 1H), 6.72 (s, 1H), 6.70 (s, 1H), 5.32 (s, 1H), 4.84 (s, 2H), 4.38 (t, J = 2.5 Hz, 3H), 3.83 (s, 1H), 3.42−3.37 (m, 2H), 3.04−3.03 (m, 1H), 2.84 (t, J = 3.5 Hz, 1H), 2.50−2.41 (m, 1H), 2.04−1.57 (m, 8H).
【0638】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0639】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物309を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3,5−ジクロロ−4−フルオロアニリンに置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 471.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ
7.75 (s, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.68 (s, 1H), 4.39−4.28 (m, 3H), 4.03−3.95 (m, 1H),
3.46−3.39 (m, 2H), 3.10 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.88 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.28−2.01 (m, 1H), 1.99−1.81 (m, 5H), 1.73−1.62 (m, 2H).
【0640】
【化240】
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【0641】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン
化合物310を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3,5−ビス(トリフルオロメチル)アニリンに置き換えた以外、化合物277に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 521.
1H NMR (400 MHz, CD
3OD): δ 7.75 (s, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.04 (s, 1H0, 4.36−4.19 (m, 3H), 3.50−3.34 (m, 3H), 3.12 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.89 (t,
J = 11.6 Hz, 1H), 2.28−2.24 (m, 1H), 1.99−1.96 (m, 2H), 1.92−1.83 (m, 2H), 1.78−1.62 (m, 3H).
【0642】
【化241】
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【0643】
(3R,3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物311は、ChiralcelOD−H(3×15cm)カラムでSFC分離を使用して1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物308)のキラル分離から得られた。
1H NMR (CDCl
3 ,400MHz):δ= 7.92 (s, 1 H), 6.92 (s, 1 H),
6.71 (d, J = 10.5 Hz, 2 H), 5.32 (d, J=3.3 Hz, 1 H), 4.69 (br. s., 2 H), 4.28 −
4.52 (m, 3 H), 3.77 − 3.91 (m, 1 H), 3.29 − 3.53 (m, 2 H), 3.03 (t, J = 11.5 Hz, 1 H), 2.84 (br. s., 1 H), 2.48 (dd, J = 13.2, 5.6 Hz, 1 H), 1.91 − 2.07 (m, 2 H), 1.70 − 1.91 (m, 2 H), 1.48 − 1.67 (m, 2 H).EIMS(m/z):C
21H
23ClF
4N
6O(M
+)の理論値487に対し、実測値487。
【0644】
【化242】
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【0645】
(3S,3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物312は、ChiralcelOD−H(3×15cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物308)のキラル分離から得られた。
1H NMR (CDCl
3,
400MHz):δ= 7.93 (s, 1 H), 6.92 (s, 1 H), 6.72 (d, J = 10.3 Hz, 2 H), 5.33 (d, J
= 3.0 Hz, 1 H), 4.76 (br. s., 2 H), 4.29 − 4.49 (m, 3 H), 3.80 − 3.91 (m, 1 H),
3.30 − 3.48 (m, 2 H), 3.05 (t, J = 11.9
Hz, 1 H), 2.84 (t, J =1 2.3 Hz, 1 H), 2.47 (dd, J = 13.1, 5.8 Hz, 1 H), 1.50 − 2.04 (m, 6 H).EIMS(m/z):C
21H
23ClF
4N
6O(M
+)の理論値487に対し、実測値487。
【0646】
【化243】
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【0647】
(3R,3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物313は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物277)のキラル分離から得られた。
1H NMR (CDCl
3 ,400MHz):δ= 7.93 (s, 1 H), 6.35 − 6.45 (m, 2 H), 6.21 (d, J = 11.0 Hz, 1 H), 5.24 (br. s., 1 H), 4.77 (br. s., 2 H), 4.38 (d, J = 10.8
Hz, 3 H), 3.79 (br. s., 1 H), 3.38 (d, J = 11.5 Hz, 2 H), 3.03 (br. s., 1 H), 2.84 (br. s., 1 H), 2.45 (br. s., 1 H), 1.67 − 2.00 (m, 7 H), 1.55 ppm (br. s., 1
H).EIMS(m/z):C
20H
23ClF
2N
6O(M
+H)の理論値437に対し、実測値437。
【0648】
【化244】
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【0649】
(3S,3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−
(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物314は、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物277)のキラル分離からChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して得られた。
1H NMR (CDCl
3 ,400MHz):δ= 7.89 (s, 1 H), 6.45 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.40 (s, 1 H), 6.22 (d, J = 11.0 Hz, 1 H), 4.60 (d, J = 12.3 Hz, 2 H), 4.28 − 4.39 (m, 1 H), 3.82 (d, J = 5.5 Hz, 1 H), 3.30 − 3.49 (m, 2 H), 3.17 (s, 1 H), 2.97 (br. s., 1 H), 2.42 − 2.56 (m, 1 H), 1.99 (d, J = 5.5 Hz, 5 H), 1.69 − 1.81 (m, 1 H), 1.50 − 1.63 ppm (m, 1 H).EIMS(m/z):C
20H
23ClF
2N
6O(M
+H)の理論値437に対し、実測値437。
【0650】
【化245】
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【0651】
(3R,3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物315は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−5−ジクロロフェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物278)のキラル分離から得られた。
1H NMR (CDCl
3 ,400MHz):δ= 7.93 (d, J
= 1.3 Hz, 1 H), 6.69 (s, 1 H), 6.49 (d,
J = 1.3 Hz, 2 H), 5.20 (d, J = 3.0 Hz, 1 H), 4.72 (br. s., 2 H), 4.38 (d, J=12.3 Hz, 3 H), 3.73 − 3.84 (m, 1 H), 3.39 (dt, J=12.0, 6.3 Hz, 2 H), 3.04 (s, 1 H),
2.75 − 2.90 (m, 1 H), 2.39 − 2.54 (m, 1
H), 1.68 − 2.03 (m, 6 H), 1.48 − 1.64 (m, 8 H). C
22H
24Cl
2N
6O(M
++1)の理論値453に対し、実測値453。
【0652】
【化246】
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【0653】
(3R,3’R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物316は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物275)のキラル分離から得られた。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ= 8.23 − 8.39 (m, 1 H), 7.11 (d, J = 3.3 Hz, 1 H), 6.56 − 6.68 (m, 1 H), 6.32 − 6.49 (m, 2 H), 6.15 − 6.30 (m, 1 H), 5.19 −
5.33 (m, 1 H), 4.67 − 4.86 (m, 2 H), 4.35 − 4.52 (m, 1 H), 3.75 − 3.90 (m, 1 H), 3.33 − 3.52 (m, 2 H), 3.17 − 3.32 (m, 1 H), 2.99 − 3.15 (m, 1 H), 2.40 − 2.56 (m, 1 H), 1.89 − 2.11 (m, 4H), 1.70 − 1.86 (m, 1 H) C
22H
24ClFN
6O(M
++1)の理論値443.9に対し、実測値443.9。
【0654】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
(3S,3’R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物317は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物275)のキラル分離から得られた。C
22H
24ClFN
6O(M
++1)の理論値443.9に対し実測値443.9:
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ= 8.28 (br. s., 1 H), 7.10 (d, J = 3.0 Hz, 1 H), 6.60 (br. s., 1 H), 6.36 − 6.49 (m
, 2 H), 6.23 (d, J = 10.8 Hz, 1 H), 5.20
(br. s., 1 H), 4.80 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 4.46 (br. s., 1 H), 3.78 − 3.89 (m, 1 H), 3.34 − 3.53 (m, 3 H), 3.24 (s, 1 H), 3.09 (br. s., 1 H), 2.15 − 2.58 (m, 3
H), 1.99 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 1.72 − 1.86 (m, 1 H) C
22H
24ClFN
6O(M
++1)の理論値443.9に対し実測値443.9
実施例34
スキーム34
【0656】
【化248】
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(3’R)−3−アジド−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル 34.1(1.0当量)の無水トルエン(70当量)中溶液に、TMEDA(3.0当量)およびTMSCl(2.0当量)を、N
2下で0℃で連続して添加した。0.5時間後、I
2(1.4当量)を注意深く少しずつ添加した。次いで、反応物を室温で16時間撹拌した。混合物はEtOAc(10mL)で希釈し、飽和Na
2S
2O
3(10mLx2)およびブライン(10mL)で洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)、濾過しロータリーエバポレータによって濃縮して、粗生成物を得、精製をしないで次の段階に直接使用した。残渣をDMF(27mL)に溶解し、アジ化ナトリウム(3当量)で終夜80℃で処理した。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を得、H
2Oで希釈し、数回EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し真空中で濃縮して、油状物を得、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル勾配:ヘキサン中のEtOAc)によって精製して、化合物34.2(65%)を得た。
【0657】
(3’R)−3−ジアゾ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル 34.2(1当量)のEtOH(100当量)中溶液にパラジウム炭素
(5%重量)を添加し、水素の雰囲気下に雰囲気圧力で12時間置いた。溶液をセライト(登録商標)に通して濾過し、EtOH(3×10mL)で洗浄し、真空中で濃縮して、油状物としてアミンを得、さらに精製をしないで使用した。アミンをCHCl
3(50当量)に溶解し、AcOH(0.1当量)、亜硝酸アミル(1.2当量)で処理して、加熱し3時間還流した。溶液を0℃に冷却し、NaHCO
3(10mL)の飽和溶液で希釈し、有機相を分離し、乾燥(Na
2SO
4)し、真空中で濃縮して、黄色の油状物を得た。
1H NMR (CDCl
3 ,400MHz):δ= 4.16 − 4.36 (m, 2 H), 3.90 − 4.17 (m, 4 H), 3.38 − 3.57 (m, 2 H), 3.16 − 3.36 (m, 6 H), 2.80 (br. s., 10 H), 2.49 − 2.70 (m, 4 H), 2.19 − 2.32 (m, 1 H), 1.89 − 2.01 (m, 1 H),
1.54 − 1.87 (m, 6 H), 1.45 (s, 9 H).
(3’R)−3−(2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン (3’R)−3−ジアゾ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル(1当量)のCHCl
3(50当量)中溶液に、酢酸Rh(II)(0.1当量)および2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)アニリン(1.2当量)を添加した。溶液を室温で2時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、油状物を得、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン−EtOAc)によって精製して、Xを得た。Boc保護したピペリジン34.4を1,4−ジオキサン(10当量)に溶解し、ジオキサン(10当量)中4NHClで処理した。その溶液を2時間撹拌し、NaHCO
3の添加でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を分離し、乾燥し、真空中で濃縮して、油状物を得た。粗アミンを1−ブタノール(30当量)に溶解し、Et
3N(2.5当量)および4−クロロピロロ[2,3−d]ピリミジン(1当量)で処理し、80℃に12時間加熱した。溶液を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機相を乾燥(Na
2SO
4)し、真空中で濃縮して、油状物を得、逆相クロマトグラフィーC18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物318を得た。EIMS(m/z):C
27H
35N
7O
3S(M
++1)の理論値538.3に対し、実測値538.30。
1H NMR (CD
3OD 400 MHz):δ= 8.14 − 8.27 (m, 1 H), 7.46 − 7.54 (m, 1 H), 7.22 (m, 1H), 7.38 (m, 1 H), 6.76 (m, 1H), 6.96 (m, 1 H), 6.59 − 6.69 (m, 1 H), 4.34 − 4.62 (m, 3 H), 4.07 − 4.19 (m, 1 H), 3.35 − 3.52 (m, 3 H), 2.92 − 3.05 (m, 4 H), 2.29 − 2.43 (m, 1 H), 1.85
− 2.06 (m, 6 H), 1.63 − 1.81 (m, 1 H), 1.44 − 1.60 (m, 6 H), 1.29 − 1.41 (m, 3 H).
【0658】
【化249】
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【0659】
1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(2−(フェニルスルホニル)フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物319を、2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)アニリンを2−(フェニルスルホニル)アニリンに置き換えた以外は318に記載したような同様の方式で調製した。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ= 7.96 (d, J=7.8 Hz, 2 H), 7.83 − 7.93 (m, 2 H), 7.41 − 7.56 (m, 3 H), 7.34 (br. s., 1 H), 6.74 (d, J=6.8
Hz, 1 H), 6.66 (d, J=3.3 Hz, 1 H), 4.51
− 4.69 (m, 2 H), 4.21 − 4.42 (m, 1 H), 3.95 − 4.04 (m, 1 H), 3.37 − 3.46 (m, 1 H), 3.33 (d, J=5.8 Hz, 2 H), 3.14 − 3.25
(m, 0 H), 2.92 − 3.07 (m, 1 H), 2.21 − 2.39 (m, 1 H), 1.86 − 2.03 (m, 5 H), 1.66 − 1.83 (m, 1 H), 1.46 − 1.62 (m, 1 H).C
26H
29FN
6O
3S(M
+H)の理論値526、に対し実測値526。
【0660】
【化250】
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【0661】
(3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(2−(シクロヘキシルスルホニル)フェニルアミノ)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物320を、2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)アニリンを2−(シクロヘキシルスルホニル)アニリンに置き換えた以外は318に記載したような同様の方式で調製した。
1H NMR (CH
3OH−d
4 ,400MHz):δ= 7.86 − 7.98 (m, 1 H), 7.45 − 7.56 (m, 1 H), 7.33
− 7.42 (m, 1 H), 6.76 − 6.87 (m, 1 H), 6.61 − 6.75 (m, 1 H), 4.40 − 4.53 (m, 2 H), 4.22 − 4.36 (m, 1 H), 4.05 − 4.18 (m, 1 H), 3.28 − 3.47 (m, 3 H), 2.90 − 3.14 (m, 2 H), 2.24 − 2.42 (m, 1 H), 1.78 −
1.95 (m, 8 H), 1.69 − 1.78 (m, 2 H), 1.47 − 1.69 (m, 3 H), 1.29 − 1.39 (m, 2 H), 1.05 − 1.24 (m, 4 H).C
26H
35FN
6O
3S(M
+H)の理論値530に対し、実測値530。
【0662】
【化251】
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【0663】
2−((3’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−3−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド 化合物321を、2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)アニリンを2−アミノ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドに置き換えた以外は318に記載したような同様の方式で調製した。LCMS [M+1]: 492.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6): δ 9.00 (s, 1H), 7.49−7.27 (m, 2H), 7.12−6.88 (m, 2H), 6.52 (s, 2H), 4.27−3.94 (m, 3H), 3.66−3.31 (m, 3H), 3.03 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.81 (t, J
= 11.6 Hz, 1H), 2.64 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 2.20−2.09 (m, 1H), 1.81−1.65 (m, 3H), 1.59−1.46 (m, 3H), 1.41−1.37 (m, 2H).実施例35
スキーム35
【0664】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−(3−カルボキシ−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)プロピル)ジメチルスルホニウムヨージド D−メチオニンA(2.50g,16.8mmol)、1,3−ジクロロ−5−ヨード−ベンゼンB(4.6g、17mmol)、ヨウ化銅(I)(0.80g、4.2mmol)およびCs
2CO
3(6.6g、20mmol)のDMSO(20mL)中混合物を、90℃で23時間加熱した。反応混合物に5%クエン酸をpH=4になるまで添加し、次いで、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。この粗物質をカラムクロマトグラフィー(勾配:MeOH/CH
2Cl
2)によって精製して、油状物として所望の生成物(2.59g、54%収率)を得た。メチオニンCおよびMeI(15mL、240mmol)の混合物を25℃で18時間撹拌した。続いてTBMEを添加し、沈殿物を形成し、濾過し、褐色の固体D(3.1g、42%)を得た。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d
6)δ= 6.72 (d, J
= 2.0 Hz, 1 H), 6.65 (d, J = 2.0 Hz, 2 H), 4.33 − 4.15 (m, 1 H), 3.43 − 3.35 (m, 2 H), 2.89 (s, 3 H), 2.85 (s, 3 H); m/z 308 (M−128).
trans−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチルピペリジン−3−カルボン酸 ラセミのtrans−4−(トリフルオロ
メチル)ピペリジン−3−カルボン酸メチルE(1.00g,4.74mmol)、4−クロロピロロ[2,3−d]ピリミジン(0.873g,5.68mmol)およびピリジン(0.766mL、9.47mmol)のDMF(5mL)中溶液を、80℃で24時間加熱した。その溶液をブラインで希釈し、反応混合物をEtOAcで抽出した。有機相を真空中で濃縮し、残渣を得、これを水(40mL)中のLiOH(0.9g、37.8mmol)で処理し、68時間撹拌した。結果として得られた沈殿物を濾過し、固体G(782mg、52.5%収率)を得た。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d
6) δ = 11.63 (br. s., 1 H), 8.11 (s, 1 H), 7.15 (dd, J = 2.5, 3.5 Hz, 1 H), 6.60 (dd, J = 1.9, 3.6 Hz, 1 H), 4.48 (m, 2
H), 3.46 − 3.34 (m, 1 H), 3.25 − 3.12 (m, 1 H), 2.18 (m, 1 H), 1.88 (m, 1 H), 1.51 (m, 1 H); m/z 315 [M+1].
trans−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−3−アミン 酸G(0.78g、2.5mmol)、ベンジルアルコール(2.57mL、24.9mmol)、ジフェニルホスホンアジド(1.61mL,7.47mmol)およびEt
3N(1.04mL、7.46mmol)のDMF(7.9mL)中混合物を、80℃で40時間加熱した。次いで、水を反応混合物に添加し、粗物質をEtOAcで抽出した。有機相を真空中で濃縮し、残渣を得、カラムクロマトグラフィー(勾配:EtOAc/ヘキサン)によって精製して、白色固形物を得た。Cbz保護したアミンHおよびパラジウム(370mg、0.1742mmol)のDMF(10mL)およびエタノール(4mL、70mmol)中混合物を、60psiのH
2で17時間撹拌した。粗物質をカラムクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/MeOH)によって精製して、白色固形物としてアミンi(185mg、26%収率)を得た。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d
6) δ = 11.80 − 11.60 (m, 1 H), 8.19 − 8.07 (m, 1 H), 7.26 − 7.13 (m, 1 H), 6.73 − 6.56 (m, 1 H), 4.78 − 4.54 (m, 2 H), 3.15 − 2.99 (m, 1 H), 2.92 − 2.76 (m, 2 H), 2.02 − 1.91 (m,
1 H), 1.91 − 1.70 (m, 1 H), 1.44 (m, 1 H); m/z 286 [M+1].
trans-((R)−4−((1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−
イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−3−イルアミノ)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−4−オキソブチル)ジメチルスルホニウム アミンi(100mg,0.4mmol)、D(127mg,0.29mmol)のTHF(1.9mL)中混合物に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(39mg,0.29mmol)、EDCI(56mg、0.29212mmol)、および4−メチルモルホリン(96μL、0.87637mmol)を添加した。25℃で70分間撹拌した後、THFを除去し残渣を得た。粗アミドおよびCs
2CO
3(500mg、1mmol)のDMSO(0.97mL)中混合物を、50℃で2時間加熱した。反応混合物を逆相クロマトグラフィーC18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水によって精製して、化合物322を得た。LCMS m/z 513 [M]
1H NMR (400MHz
,MeOD) δ = 8.19 (s, 1 H), 7.22 − 7.08 (m, 1 H), 6.77 − 6.48 (m, 4 H), 4.78 − 4.65 (m, 1 H), 4.37 − 4.09 (m, 2 H), 3.70 − 3.35 (m, 3 H), 2.69 − 2.53 (m, 1 H), 2.26 − 2.09 (m, 1 H), 2.03 − 1.80 (m, 1 H), 1.72 (dd, J = 3.1, 12.9 Hz, 1 H), 0.90 (d, 1 H).
【0665】
【化253】
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【0666】
(R)−1−((R)−1−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)ピロリジン−2−オン
化合物323を、trans−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−3−カルボン酸メチルを(R)−ピペリジン−3−イルカルバミン酸ベンジルに置き換えた以外は化合物322に記載したような同様の方式で調製した。LCMS m/z 445 (M).
1H NMR (400MHz ,DMSO−d6) d = 8.36 − 8.20 (m, 1 H), 7.35 (m., 1 H), 6.84 (m, 1 H), 6.75 − 6.66 (m, 2 H), 6.66 − 6.59 (m,
1 H), 4.58 (m, 2 H), 4.28 (m, 1 H), 3.95 (m, 1 H), 3.34 (m, 2H), 3.19 (m, 1 H),
2.01 − 1.51 (m, 6 H).
実施例36
スキーム36
【0667】
【化254】
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5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸ベンジル 1,2,3,6−テトラヒドロピリジン36.1(1当量)、炭酸ナトリウム(1.5当量)および水(45当量)の溶液を、氷水浴中で冷却した。クロロ蟻酸ベンジル(1.1当量)を、1時間にわ
たり滴下して添加し、5℃で2時間維持し、次いで、室温に16時間暖めた。反応混合物をブラインで希釈し、生成物をEtOAcへ抽出しNa
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮し油状物を得た。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンから100% EtOAc)によって精製して、無色の油状物として化合物36.2(99%収率)を得た。EIMS(m/z):C
13H
15NO
2(M
++1)の理論値218.26に対し、実測値218.10。
【0668】
7−オキサ−3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン−2−カルボン酸ベンジル 氷水浴で冷却した化合物36.2(1当量)のCH
2Cl
2(150mL)中溶液に、CH
2Cl
2(14当量)に溶解したM−クロロ過安息香酸(1.2当量)を添加し、5℃で2時間維持し、次いで室温に16時間暖めた。反応混合物を分液漏斗に移し、有機物を5%K
2CO
3溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し油状物に濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、無色の油状物として化合物36.3(73%収率)を得た。EIMS(m/z):C
13H
15NO
3(M
++1)の理論値234.26に対し、実測値234.00。
【0669】
trans−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸ベンジル 封管に、化合物36.3(1当量)、水酸化アンモニウム(22当量)およびエタノール(60当量)を添加し、80℃に16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を真空中で除去し、位置異性体の混合物として生成物を得た。結果として得られた油状物でTHF(100mL)で希釈し、二炭酸ジ−tert−ブチル(1.2当量)を添加し、室温で16時間撹拌し、溶媒は真空中で除去し、油状物として生成物を得た。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、白色固形物として化合物36.4(39%収率)を得た。EIMS(m/z):C
18H
26N
2O
5(M
++1)の理論値
351.41に対し、実測値350.90。
【0670】
trans−3−アミノ−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸ベンジル 化合物36.4(1当量)および4MHClのジオキサン(7.5当量)中溶液を、室温で6時間撹拌し、続いて真空中で溶媒を除去した。残渣を飽和NaHCO
3で摩砕し、生成物をEtOAcへ抽出し、Na
2SO
4で乾燥し真空中で濃縮して、油状物として化合物36.5(97%収率)を得た。EIMS(m/z):C
13H
18N
2O
3(M
++1)の理論値251.29に対し、実測値251.00。
【0671】
trans−4’−ヒドロキシ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸ベンジル 氷水浴で冷却した化合物36.5(1当量)のTHF(26当量)中溶液に、5−ブロモ−ペンタノイルクロリド(1当量)およびEt
3N(2当量)を滴下して添加した。反応混合物を室温に暖め、2時間撹拌し酢酸エチルで希釈し、水性5%クエン酸(200mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で油状物に濃縮した。油状物をフラッシュクロマトグラフィー(50%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、環化していない中間体を得、これをTHF(30当量)および水素化ナトリウム(60%油性分散液、3当量)に溶解し、65℃に16時間加熱した。氷水浴およびメタノール中で冷却した反応混合物を滴下して添加し、EtOAcで希釈し、水性5%クエン酸、で洗浄しNa
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して、油状物を得た。油状物はフラッシュクロマトグラフィー(EtOAcから5%CH
3OH/EtOAc)によって精製して、無色の油状物(65%収率)として化合物36.6を得た。EIMS(m/z):C
18H
24N
2O
4(M
++1)の理論値333.39に対し、実測値333.00。
【0672】
trans−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−4’−ヒドロキシ−2−オキソ−
1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル 化合物36.6(4.1mmol)のTHF(73当量)およびエタノール(100当量)中溶液に、Boc無水物(1.2当量)および10%Pd/C(5当量)を添加し、H
2の取り込み完了まで水素化した。反応混合物を濾過し真空中で濃縮して、白色固形物(96%収率)として化合物36.7を得た。EIMS(m/z):C
15H
26N
2O
4(M
++Na)の理論値321.38に対し、実測値321.23。
【0673】
trans−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ−4’−ヒドロキシ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 氷水浴で冷却した化合物36.7(1当量)のトルエン(50当量)中溶液に、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(4当量)、およびクロロトリメチルシラン(3当量)を添加し、反応混合物を30分間室温にした。ヨウ素(1.1当量)を10℃で少しずつ添加した。ヨウ素の添加が完了した後、反応混合物を室温で3時間撹拌した。続いて、EtOAcで希釈し、Na
2S
2O
4水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して、残渣を得た。粗ヨード中間体をTHF(19当量)に溶解し、3−クロロ−5−フルオロアニリン(1当量)のTHF(40当量)および水素化ナトリウム(60%油性分散液、1.2当量)中溶液に添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、続いてEtOAcで希釈し、5%クエン酸で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、溶媒を真空中で除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、白色の発泡体として化合物36.8(39%収率)を得た。EIMS(m/z):C
21H
29ClFN
3O
4(M
++Na)の理論値463.92に対し、実測値463.90。
【0674】
trans−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−ヒドロキシ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物36.8(0.05g、0.11mmol)および4NHClのジオキサン(40当量)中溶液を、室温で2時間撹拌し、溶媒を真空中で除去した。1−ブタノール(2mL)中の残渣をマイクロ波管に移し、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−イルアミン(1.7当量)およびEt
3N(3.5当量)を添加し、180℃で90分間マイクロ波に供した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水性5%クエン酸で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、溶媒を真空中で除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、白色の発泡体として化合物324(30%収率)を得た。EIMS(m/z):C
20H
23ClF
2N
6O
2(M
++1)の理論値452.89に対し、実測値452.90。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d
6)δ= 7.76 (s, 1 H), 6.56 (br. s., 3 H), 6.49 − 6.30 (m, 3 H), 5.76 (s, 1 H), 4.91 − 4.81 (m, 1 H), 4.18 (d, J = 13.3 Hz, 1 H), 4.13 − 3.93 (m,
3 H), 3.82 (ddd, J = 5.0, 10.1, 15.2 Hz, 1 H), 3.05 − 2.78 (m, 2 H), 2.21 − 2.05 (m, 1 H), 2.03 − 1.68 (m, 4 H), 1.63 −
1.35 (m, 3 H).
【0675】
【化255】
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【0676】
trans−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−ヒドロキシ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物325を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3,5−ジクロロアニリンに置き換えた以外は324に記載したような同様の方式で調製した。
1H NMR (CD
3OD, 400MHz):δ= 7.78 (d, J = 1.0 Hz, 1 H),
6.62 (d, J = 1.8 Hz, 2 H), 6.58 (t, J =
1.6 Hz, 1 H), 4.26 − 4.42 (m, 2 H), 4.08 (dd, J = 10.3, 6.0 Hz, 2 H), 3.40 − 3.58 (m, 2 H), 3.18 (t, J = 11.9 Hz, 1 H),
2.96 (t, J = 12.3 Hz, 1 H), 2.24 (dd, J
= 12.5, 5.8 Hz, 1 H), 1.90 − 2.13 (m, 3
H), 1.69 − 1.81 (m, 1 H), 1.56 − 1.68 (m, 1 H), 1.30 (s, 2 H), 0.91 ppm (s, 1 H).
【0677】
【化256】
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【0678】
trans−(3R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−ヒドロキシ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物326は、OJ−H(2x25cm)CL−005カラムにSFC分離を使用して、3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物325)のキラル分離から得られた。
1H NMR (CD
3OD ,400MHz):δ= 7.63 − 7.71 (m, 1 H), 6.51 (d, J=1.8 Hz, 3 H), 4.15 − 4.32 (m, 2 H), 3.87 − 4.08 (m, 3 H), 3.29 − 3.47 (m, 2 H), 2.98
− 3.07 (m, 1 H), 2.90 − 2.98 (m, 0 H), 2.80 − 2.90 (m, 1 H), 2.08 − 2.22 (m, 1 H), 1.95 − 2.03 (m, 1 H), 1.78 − 1.94 (m,
2 H), 1.45 − 1.68 (m, 2 H), 1.16 − 1.24
ppm (m, 1 H).
【0679】
【化257】
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【0680】
trans−(3R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−ヒドロキシ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物327は、OJ−H(2x25cm)CL−005カラムにSFC分離を使用して、3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル−1、3’−ビピペリジン−2−1つ(化合物325)のキラル分離から得られた。
1H NMR (メタノール−d
4 ,400MHz):δ= 7.78 (s, 1 H), 6.56 − 6.64 (m, 3 H),
4.27 − 4.42 (m, 2 H), 3.98 − 4.18 (m, 3
H), 3.40 − 3.58 (m, 2 H), 3.13 (t, J = 11.8 Hz, 1 H), 2.91 − 3.02 (m, 1 H), 2.27 (dd, J = 12.8, 6.3 Hz, 1 H), 2.09 (dt,
J = 12.7, 2.3 Hz, 1 H), 1.89 − 2.05 (m,
2 H), 1.57 − 1.78 (m, 2 H).
【0681】
【化258】
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【0682】
trans−(3S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−4’−ヒドロキシ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物328は、OJ−H(2x25cm)CL−005カラムにSFC分離を使用して、3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロ
ロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物324)のキラル分離から得られた。
1H NMR (メタノール−d
4 ,400MHz):δ= 7.78 (s, 1 H), 6.62 (d, J = 1.5 Hz, 2 H), 6.55 − 6.60 (m, 1 H), 4.26 − 4.43 (m, 2 H), 4.08 (dd, J = 10.3, 6.0 Hz, 2 H), 3.40 − 3.58 (m, 2 H), 3.18 (t, J =
12.2 Hz, 1 H), 2.90 − 3.02 (m, 1 H), 2.24 (dd, J = 12.8, 5.8 Hz, 1 H), 1.90 − 2.12 (m, 3 H), 1.69 − 1.80 (m, 1 H), 1.62
ppm (dd, J = 10.7, 3.9 Hz, 1 H).
【0683】
【化259】
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【0684】
trans−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物329を、trans−3−アミノ−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸ベンジルをtrans−3−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルに置き換えた以外は化合物324に記載したような同様の方式で調製した。ESI−MS m/z 505 (M). 1H NMR (400MHz ,DMSO−d6) d = 7.92 (dd, J = 1.6, 2.6 Hz, 1 H), 7.26 − 6.93 (m, 1 H), 6.62 − 6.50 (m, 1 H), 6.50 − 6.33 (m, 2 H), 4.39 − 3.97 (m, 3 H), 3.53 − 3.14 (m, 4 H), 3.12 − 2.93 (m, 1 H), 2.23 − 1.94 (m,
2 H), 1.95 − 1.67 (m, 2 H), 1.68 − 1.32
(m, 2 H).
【0685】
【化260】
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【0686】
trans−(3R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物330は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物329)のキラル分離から得られた。ESI−MS m/z 505 (M).
1H NMR (400MHz ,MeOD) δ = 7.84 − 7.74 (m, 1 H), 6.54 − 6.45 (m, 1 H), 6.41 − 6.25 (m, 2 H), 4.49 − 4.26 (m, 2 H), 4.07 − 3.92 (m, 1 H), 3.60 − 3.35 (m, 3 H), 3.08 − 2.94 (m, 1 H), 2.33 − 2.15 (m, 1 H), 2.13 − 1.87 (m,
3 H), 1.80 − 1.56 (m, 2 H), 1.41 − 1.22
(m, 1 H).
【0687】
【化261】
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【0688】
trans−(3S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物331は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物329)のキラル分離から得ら
れた。ESI−MS m/z 505 (M).
1H NMR (400MHz, MeOD) δ = 7.86 − 7.68 (m, 1 H), 6.58 − 6.38 (m, 1 H), 6.39 − 6.19 (m, 2 H), 4.49 − 4.24 (m, 2 H), 4.06 − 3.92 (m, 1 H), 3.59 − 3.38 (m, 2 H), 3.07 − 2.92 (m, 1 H), 2.37 − 2.19 (m, 1 H), 2.13 − 1.86 (m,
3 H), 1.66 (m, 2 H).
【0689】
【化262】
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【0690】
trans−(3R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン) 化合物332は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物329)のキラル分離から得られた。ESI−MS m/z 505 (M).
1H NMR (400MHz ,MeOD) δ = 7.83 − 7.73 (m, 1 H), 6.54 − 6.43 (m, 1 H), 6.39 − 6.26 (m, 2 H), 4.48
− 4.25 (m, 2 H), 4.07 − 3.91 (m, 1 H), 3.58 − 3.40 (m, 2 H), 3.07 − 2.93 (m, 1 H), 2.36 − 2.17 (m, 1 H), 2.13 − 1.87 (m, 3 H), 1.76 − 1.53 (m, 2 H), 1.31 (m, 1
H).
【0691】
【化263】
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【0692】
trans−(3S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,
3’−ビピペリジン−2−オン 化合物333は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物329)のキラル分離から得られた。ESI−MS m/z 505 (M).
1H NMR (400MHz ,MeOD) δ = 7.84 − 7.73 (m, 1 H), 6.54 − 6.43 (m, 1 H), 6.39 − 6.26 (m, 2 H), 4.47 − 4.27 (m, 2 H), 4.05 − 3.90 (m, 1 H), 3.62 − 3.36 (m, 3 H), 3.08 − 2.93 (m, 1 H), 2.32 − 2.15 (m, 1 H), 2.13 − 1.84 (m,
3 H), 1.78 − 1.52 (m, 2 H).
【0693】
【化264】
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【0694】
trans−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物334を、3−クロロ−5−フルオロアニリンを3,5−ジクロロアニリンに置き換えた以外、化合物329に記載したような同様の方式で調製した。ESI−MS m/z m/z 521 (M)
1H NMR (メタノール−d
4 ,400MHz):δ= 7.79 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 6.48 −
6.66 (m, 3 H), 4.26 − 4.47 (m, 2 H), 3.92 − 4.05 (m, 1 H), 3.35 − 3.58 (m, 3 H), 2.90 − 3.08 (m, 1 H), 2.12 − 2.36 (m, 1 H), 1.90−2.10 (m, 3 H), 1.56 − 1.75 ppm (m, 2 H).
【0695】
【化265】
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【0696】
trans−(3R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物335は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物334)のキラル分離から得られた。ESI−MS m/z m/z 521 (M).
1H NMR (400MHz ,MeOD)
δ = 7.78 (s, 1 H), 6.67 − 6.50 (m, 3 H), 4.49 − 4.27 (m, 2 H), 4.08 − 3.91 (m, 1 H), 3.61 − 3.35 (m, 4 H), 3.08 − 2.95 (m, 1 H), 2.34 − 2.14 (m, 1 H), 2.13 − 1.84 (m, 3 H), 1.77 − 1.52 (m, 2 H).
【0697】
【化266】
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【0698】
trans−(3S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物336は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物334)のキラル分離から得られた。ESI−MS
m/z 521 (M).
1H NMR (400MHz ,MeOD) δ = 7.78 (s, 1 H), 6.64 − 6.49 (m, 3 H), 4.48 − 4.20 (m, 2 H), 4.07 − 3.88 (m, 1 H),
3.59 − 3.36 (m, 2 H), 3.08 − 2.94 (m, 1
H), 2.36 − 2.18 (m, 1 H), 1.90 (m, 3 H), 1.76 − 1.53 (m, 2 H).
【0699】
【化267】
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【0700】
trans−(3R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物337は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物334)のキラル分離から得られた。ESI−MS
m/z 521 (M). 1H NMR (400MHz ,MeOD) d = 7.86 − 7.73 (m, 1 H), 6.67 − 6.48 (m, 3 H), 4.48 − 4.25 (m, 2 H), 4.08 − 3.90 (m, 1 H), 3.58 − 3.37 (m, 2 H), 3.06 − 2.93 (m, 1 H), 2.37 − 2.15 (m, 1 H), 2.15 −
1.85 (m, 3 H) 1.77 − 1.56 (m, 2 H).
【0701】
【化268】
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【0702】
trans−(3S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物338は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物334)のキラル分離から得られた。ESI−MS m/z 521 (M)1H NMR (400MHz, MeOD) δ = 7.85 − 7.70 (m, 1 H), 6.67 − 6.51 (m, 3 H), 4.48 − 4.25 (m, 2 H), 4.09 − 3.92 (m,
1 H), 3.60 − 3.35 (m, 3 H), 3.08 − 2.93
(m, 1 H), 2.32 − 2.12 (m, 1 H), 2.11 − 1.88 (m, 3 H), 1.63 (m, 2 H).
【0703】
【化269】
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【0704】
trans−3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1’−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−4’−(トリフルオロメチル)−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物339は、化合物334に記載した手順に従って、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−アミンの代わりに4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを使用して、合成した。EIMS(m/z):C
23H
23Cl
2F
3N
6O(M
+)の理論値527に対し、実測値527。
1H NMR (CDCl
3, 400MHz):δ= 9.52 − 9.68 (m, 1 H), 8.35 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 7.11 (br. s., 1 H), 6.71
(d, J=1.8 Hz, 1 H), 6.44 − 6.57 (m, 2 H), 4.96 − 5.11 (m, 1 H), 4.69 − 4.87 (m,
2 H), 3.71 − 3.86 (m, 2 H), 3.59 − 3.71
(m, 1 H), 3.34 − 3.59 (m, 3 H), 3.10 − 3.30 (m, 1 H), 2.37 − 2.54 (m, 1 H), 2.11 − 2.24 (m, 1 H), 1.93 − 2.11 (m, 2 H),
1.63 − 1.82 ppm (m, 2 H).
実施例37
スキーム37
【0705】
【化270】
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4’−フルオロ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸ベンジル 氷水浴で冷却した3−アミノ−4−フルオロ−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル37.1(1.0当量)のTHF(40当量)中溶液に、5−ブロモ−ペンタノイルクロリド(1当量)およびEt
3N(2当量)を滴下して添加した。反応混合物を室温に暖め、2時間撹拌しEtOAcで希釈し、5%クエン酸水溶液(500mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して、油状物を得た。油状物をフラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、アミド中間体を得、THF(30mL)に溶解し、水素化ナトリウム(鉱油中60%、5当量)で65℃で16時間処理した。氷水浴およびメタノール中で冷却した反応混合物を滴下して添加し、EtOAcで希釈し、水性5%クエン酸で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮し、油状物を得た。油状物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAcから5%CH
3OH/EtOAc)によって精製して、無色の油状物(62%収率)として化合物37.2を得た。EIMS(m/z):C
18H
23FN
2O
3(M
++1)の理論値335.39に対し、実測値335.00。
【0706】
4’−フルオロ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル 化合物37.2(1当量)のTHF(100当量)およびエタノール(100当量)中溶液に、Boc無水物(1.2当量)および10%Pd/C(0.2当量)を添加し、H
2の取り込みが完了するまで水素化した。反応混合物を濾過し濃縮して、白色固形物(92%収率)として化合物に37.3を得た。EIMS(m/z):C
15H
25FN
2O
3(M
++Na)の理論値323.37に対し、実測値323.00。
【0707】
3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−フルオロ−2−オキソ−1,3’−ビピペリジン−1’−カルボン酸tert−ブチル 氷水浴で冷却した化合物37.3(1当量)のトルエン(37当量)中溶液に、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(3当量)およびクロロトリメチルシラン(4当量)を添加し、反応混合物を30分間室温にした。ヨウ素(1.2当量)を10℃で分割して添加した。ヨウ素
の添加が完了した後、反応混合物を室温で3時間撹拌し、続いてEtOAcで希釈し、水性Na
2S
2O
4で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空中で濃縮して、残渣を得た。3−クロロ−5−フルオロアニリン(2当量)のTHF(40当量)中溶液に水素化ナトリウム(鉱油中60%油性分散液、3当量)を添加し、室温で15分間撹拌した。上記残渣のTHF(10mL)中溶液を添加し、室温で2時間撹拌した。続いてEtOAcで希釈し、5%クエン酸で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、溶媒を真空中で除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、白色の発泡体として化合物37.4(48%収率)を得たpovide。EIMS(m/z):C
21H
28ClF
2N
3O
3(M
++Na)の理論値466.92に対し、実測値466.00。
【0708】
1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物37.4(1当量)および4MHClのジオキサン(15当量)中溶液を、室温で2時間撹拌し、溶媒を真空中で除去した。1−ブタノール(30当量)中の残渣をマイクロ波管に移し、6−クロロ−5−フルオロピリミジン−4−イルアミン(1.1当量)、およびEt
3N(2当量)を添加し、180℃で90分間マイクロ波に供した。反応混合物をEtOAcで希釈し、5%クエン酸水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、溶媒を真空中で除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサンから100%EtOAc)によって精製して、白色の発泡体として化合物340(45%収率)を得た。EIMS(m/z):C
20H
22ClF
3N
6O(M
++1)の理論値455.88に対し、実測値455.90。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d
6)δ= 7.79 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.64 (s,
2 H), 6.56 (d, J = 1.5 Hz, 1 H), 6.49 −
6.31 (m, 3 H), 5.12 − 4.85 (m, 1 H), 4.64 − 4.32 (m, 1 H), 4.27 − 3.96 (m, 3 H), 3.58 − 3.35 (m, 3 H), 3.17 (t, J = 13.1 Hz, 1 H), 2.13 (quind, J = 5.8, 11.8 Hz, 1 H), 2.02 − 1.72 (m, 5 H), 1.67 − 1.43 (m, 1 H).
【0709】
【化271】
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【0710】
(3R,3’S,4’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物341は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)δ−4’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物340)のキラル分離から得られた。EIMS(m/
z):C
20H
22ClF
3N
6O(M
++1)の理論値455.88に対し、実測値455.90。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d
6)δ= 7.79 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.63 (s, 2 H), 6.56 (s, 1 H), 6.49 − 6.32 (m, 3 H), 5.12 − 4.86 (m, 1 H), 4.63 − 4.37 (m, 1 H), 4.26
− 3.98 (m, 3 H), 3.59 − 3.44 (m, 2 H), 3.39 (td, J = 6.2, 12.5 Hz, 1 H), 3.25 −
3.09 (m, 1 H), 2.19 − 2.05 (m, 1 H), 2.03 − 1.68 (m, 4 H), 1.64 − 1.42 (m, 1 H).
【0711】
【化272】
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【0712】
(3R,3’R,4’R)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物342は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ−4’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物340)のキラル分離から得られた。EIMS(m/z):C
20H
22ClF
3N
6O(M
++1)の理論値455.88に対し、実測値455.90。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d
6)δ= 7.79 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 6.63 (s, 2 H), 6.56 (s, 1 H), 6.50 − 6.33 (m, 3 H), 5.14 − 4.81 (m, 1 H), 4.65 − 4.37 (m, 1 H), 4.26 −
3.97 (m, 3 H), 3.60 − 3.44 (m, 2 H), 3.39 (td, J = 6.1, 12.6 Hz, 1 H), 3.23 − 3.09 (m, 1 H), 2.19 − 2.04 (m, 1 H), 2.04
− 1.69 (m, 4 H), 1.64 − 1.46 (m, 1 H).
【0713】
【化273】
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【0714】
(3S,3’R,4’S)−1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−4’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン 化合物343は、ChiralcelOD−H(2×20cm)カラムにSFC分離を使用して、1’−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−3−(3−クロロ5−フルオロフェニルアミノ−4’−フルオロ−1,3’−ビピペリジン−2−オン(化合物340)のキラル分離から得られた。EIMS(m/z):C
20H
22ClF
3N
6O(M
++1)の理論値455.88に対し、実測値455.90。
1H NMR (400MHz ,DMSO−d
6)δ= 7.79 (d, J
= 2.0 Hz, 1 H), 6.64 (s, 2 H), 6.58 − 6.52 (m, 1 H), 6.49 − 6.32 (m, 3 H), 5.10
− 4.84 (m, 1 H), 4.56 − 4.34 (m, 1 H), 4.24 − 4.00 (m, 3 H), 3.56 − 3.36 (m, 3 H), 3.25 − 3.08 (m, 1 H), 2.21 − 2.05 (m, 1 H), 2.03 − 1.72 (m, 4 H), 1.68 − 1.49 (m, 1 H).
実施例38
スキーム38
【0715】
【化274】
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6−メチレンmethlene−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル 2−ヒドロキシエチルカルバミン酸tert−ブチル38.1(9.00mL,58.2mmol)のDMF(50.0mL)中溶液を氷浴で冷却し、水素化ナトリウム(鉱油中60%、5.12g、128mmol)で分割して処理した。その混合物を15分間氷浴内で撹拌し、次いで、3−クロロ−2−(クロロメチル)プロパ−1−エン(7.07mL、61.1mmol)で処理した。添加が完了した後、氷浴を除去し、反応混合物を室温で終夜撹拌した。その混合物を水で希釈し、エーテルで抽出した。合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し真空中で濃縮して、油状物を得、フラッシュクロマトグラフィー(勾配:EtAOAc/ヘキサン5%−40%)によって精製して、所望の生成物(4.6、37%収率)に透明な油状物を得た。LCMS 114.10[M − tBuCO2]+.
6−(ヒドロキシイミノ基)−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル 6−メチレン−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル38.2(1.23g,5.74mmol)の1,4−ジオキサン(20mL)およびH
2O(20mL)中溶液を、過ヨウ素酸ソーダ(2.46g、11.49mmol)および2.5%OsO4のt−BuOH(0.36mL、0.028mmol)中溶液で処理した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。結果として得られた黄白色の懸濁液をH
2Oで希釈し、EtOAc(2X50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し真空中で濃縮して、褐色の油状物(1.30g)を得、さらに精製をしないで直ちに使用した。粗物質6−オキソ−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル(4.4g,20.4mmol)をTHF(100mL)に溶解し、Et
3N(11.4mL、81.8mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(3.1g、45.0mmol)で処理した。その混合物を室温で週末にわたって撹拌した。その混合物を真空中で濃縮して乾固させ、残渣をEtOAcおよび水の間で懸濁させた。水層をEtOAcで抽出し
、有機物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し真空中で濃縮して、半固体の生成物38.3(4.8g)を得た。LCMSm/z=253.1[M+Na],461.3。2本の等しいピークを有する[2M]が観察された(オキシム立体異性体と推定)。さらに精製しないで使用した。
【0716】
6−アミノ−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル 6−(ヒドロキシイミノ基)−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル38.3(1.0g,4.4mmol)をMeOH(17.8mL、438.6mmol)に溶解し、ラネーニッケル(1:9、ニッケル:水、0.38ml、5.8mmol)および水(0.073mL、0.44mmol)中6MHBrで処理した。その混合物を62psiの水素圧力下に6日間室温で激しく撹拌した。混合物を濾過し、溶媒を減圧下で除去して、所望の生成物38.4を得、さらに精製をしないで使用した。LCMSm/z217.15[M(+)1]+。
【0717】
6−(5−ブロモペンタンアミド)−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル 6−アミノ−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル38.4(1.01g,4.67mmol)およびEt
3N(1.95mL、14.0mmol)の溶液を氷浴で撹拌しながら、5−ブロモ−ペンタノイルクロリド(0.62mL、4.7mmol)を添加した。氷浴を除去し、溶液を1時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCMで抽出した。有機相を希クエン酸、水、飽和NaHCO
3で洗浄し、乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、油状物を得、フラッシュカラムクロマトグラフィー(勾配:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。LCMSm/z324.1&325.1[M−tBu]+。
【0718】
6−(2−オキソピペリジン−1−イル)−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル 氷冷した6−(5−ブロモ−ペンタノイルアミノ)−ペルヒドロ−1,4−オキサゼピン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.0g,2.7mmol)のTHF(15mL)中溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%、1.1g、26.9mmol)を分割して添加した。その混合物を65℃で7時間加熱し、室温に冷却し、次いで、氷浴に置き、メタノールを滴下添加してクエンチした。次いで、その混合物をNaHCO
3で洗浄し、エーテルで抽出した。有機相を硫酸マグネシウム(MgSO
4)で乾燥し、濾過し真空中で濃縮して、油状物を得、シリカゲルカラム(勾配:DCM−MeOH)で精製し、所望の生成物38.5(310mg、38%収率)を得た。LCMS=[M−tBu]+[m/z=242].
【0719】
【化275】
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【0720】
6−(3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソピペリジン−1−イル)−1,4−オキサゼパン−4−カルボン酸tert−ブチル −78℃の6−(2−オキソ−ピペリジン−1−イル)−ペルヒドロ−1,4−オキサゼピン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル38.5(0.31g,1.0mmol)のTHF(10mL)中溶液に、窒素下でヘプタン/THF/エチルベンゼン(0.7mL、1.5mm
ol)中の2.0MLDAを滴下して添加した。溶液を−30℃に1時間暖め、次いで、PhSO
2Cl(0.15mL、1.1mmol)の滴下添加前に−78℃に再冷却した。10℃に反応物をゆっくり暖め、次いで、NaHCO
3を添加してクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相をNaHCO
3、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濾過し真空中で濃縮して、固体を得た。クロロ中間体をTHF(8.4mL)に溶解し、3−クロロ−5−フルオロ−フェニルアミン(0.15g、1.04mmol)および水素化ナトリウム(鉱油中60%、80mg、2.1mmol)のTHF(16mL)中懸濁液に添加した。反応混合物を加熱して90分間還流し、室温に冷却し、静置し、MeOH、水、NaHCO
3およびEtOAcでクエンチした。有機物相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、油状物を得た。油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配:MeOH/DCM)によって精製して、所望の生成物(204mg、59%)を得た。LCMS,m/z386.1[M−tBu]+。
【0721】
【化276】
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【0722】
1−(4−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−1,4−オキサゼパン−6−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)ピペリジン−2−オン Boc保護したピペリジン38.6(204mg、0.46mmol)の溶液を、1,4−ジオキサン(4.9mL)中4MのHClで室温で2時間処理した。溶媒を真空下に除去し、残渣をMeOH/DCM(1:1、10mL)の混合物に溶解し、ポリマーに担持したカルボナート(2.74mmol/g装填;0.50g,1.370mmol)で処理した。混合物を濾過し、溶媒を真空中で除去して、残渣を得た。残渣は1−ブタノール(3.0mL)に溶解し、6−クロロ−5−フルオロ−ピリミジン−4−イルアミン(75mg,0.5mmol)およびEt
3N(0.3mL、2.3mmol)で処理し、90℃で72時間加熱した。溶液を室温に冷却し、溶媒を真空中で濃縮して、固体を得、逆相クロマトグラフィーC
18カラムおよび0.1%TFAを含む10%アセトニトリル/水により化合物345を得た。LCMS m/z 453.10 [M + 1]+,
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6)δ1.37 − 1.55 (m, 1 H) 1.70 − 1.86 (m, 2 H) 1.98 − 2.12 (m, 1 H) 3.25 (s, 3 H) 3.35 − 3.49 (m,
3 H) 3.54 (dd, J = 13.43, 4.89 Hz, 1 H)
3.79 − 3.93 (m, 2 H) 3.99 (td, J = 7.40, 3.51 Hz, 1 H) 4.06 − 4.16 (m, 1 H) 4.22 (d, J = 14.56 Hz, 1 H) 6.21 − 6.41 (m,
3 H) 6.48 (br. s., 3 H) 7.68 (d, J = 2.01 Hz, 1 H).
実施例39
【0723】
【化277】
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(R)−3−(アリルアミノ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (R)−3−アミノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル・クエン酸塩39.1(20g,51mmol)のDCM(50mL)中混合物に、NaOH(5M、50mL)を添加し、混合物を10分間撹拌し、次いで、DCM(50mLX3)で抽出し、合わせた有機物をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し濃縮して、無色の油状物を得た。油状物をCH
3CN(60mL)に溶解し、氷浴下で、K
2CO
3(4.2g、30.6mmol、0.6当量)を添加し、次いで、CH
3CN(15mL)中臭化アリル(2.9mL、34.2mmol、0.67当量)を滴下して添加した。添加が終了した後、混合物を室温に暖め、さらに12時間撹拌した。水(10mL)を添加し、混合物をEtOAc(15mLx3)で抽出した。合わせた有機物をNa
2SO
4で乾燥して、真空中で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM:MeOH=30:1)によって精製して、淡黄色の油状物(5.5g、収率:45%)として39.2を得た。LCMS:(M+H)
+:241.1
【0724】
【化278】
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【0725】
(R)−3−((R)−N−アリル−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)ペンタ−4−エンアミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (R)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ペンタ−4−エン酸39.3(2.75g、11.0mmol)、HATU(4.2g、11.02mmol)、HOBt(1.5g、11.0mmol)およびDIEA(5.7mL、33.1mmol)のDMF(20mL)中混合物に、(R)−3−(アリルアミノ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル39.2(2.7g,11.0mmol)を室温で添加した。その混合物を室温で48時間撹拌し、氷冷ブライン(400mL)溶液で希釈し、生成物を沈澱させた。その沈澱物をEtOAcに溶解し、重炭酸ナトリウムで洗浄した。有機物を乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、固体を得、フラッシュクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EtOAc、0%−40%)によって精製して、3.51gを64%で得た。LCMS, m/z= 372 [M − tBuCO2]+
【0726】
【化279】
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【0727】
(R)−3−((R,Z)−3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (R)−3−[アリル−((R)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ペンタ−4−エノイル)−アミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル39.4(3.5g,7.4mmol)のDCM(150mL)中の撹拌溶液に、Grubbの第2世代触媒(0.59g、0.7mmol)をアルゴン下に添加した。混合物を3.5時間還流し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をEtOAcに溶解し、NaHCO
3およびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、フラッシュクロマトグラフィー(勾配:EtOAc/ヘキサン0%−50%)によって精製して、所望の生成物39.5、2.8gを81%収率で得た。LCMS m/z 343.0 [M − tBuCO2]+
【0728】
【化280】
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【0729】
(R)−3−((R)−3−アミノ−2−オキソアゼパン−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (R)−3−((R,Z)−3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル39.5(0.9g,2.1mmol)のメタノール(20.0mL)中溶液に、10%パラジウム炭素(1:9、Pd/炭素、350mg、0.32mmol)を添加した。反応混合物を水素1気圧で3.5時間室温で処理した。反応混合物を濾過し、溶媒は減圧下除去し、化合物39.6、0.6gを91.5%で得た。LCMS, m/z 312.0 [M +1]+,
1H NMR (400 MHz, CDCl
3−d) δ1.46 (s, 9 H) 1.58 (d, J = 8.28 Hz, 3 H) 1.73 (d, J = 9.04 Hz, 3 H) 1.92 (d, J = 11.04 Hz, 3 H) 2.59 (br. s., 1 H) 2.74 (br. s., 1 H) 3.22 − 3.39 (m, 2 H) 3.50 (s, 2 H) 3.68 (d,
J = 10.29 Hz, 1 H) 4.48 (br. s., 3 H)
【0730】
【化281】
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【0731】
(3R)−3−((R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソアゼパン−1−イル)シクロヘキサンカルボン酸tert−ブチル (R)−3−((R)−3−アミノ−2−オキソ−ペルヒドロ−アゼピン−1−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル39.6(0.6g,1.9mmol)の脱気したトルエン(40mL)中溶液に、ナトリウムtert−ブトキシド(0.34g,3.6mmol)、(R)−(+)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.20g,0.33mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.11g,0.12mmol)および1−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロ−ベンゼン(0.5g、2.4mmol)を添加した。その溶液をアルゴン雰囲気下にパージし、加熱し2.5時間還流した。反応物を室温に冷却し、セライト(登録商標)パッドに通して濾過し、エーテルで希釈し、NaHCO
3の溶液、ブラインで洗浄し、乾燥(Na
2SO
4)し、濾過して、溶媒を真空中で濃縮して、残渣を得、フラッシュクロマトグラフィー(勾配:DCM/MeOH、0から5%)によって精製して、0.4gを48.2%で得た。LCMS m/z 385.4 [M − tBu]+.
【0732】
【化282】
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【0733】
(R)−1−((R)−1−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)アゼパン−2−オン (R)−3−((R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−2−オキソアゼパン−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル39.7(0.4g,0.9mmol)のジオキサン(8.0mL)中溶液を、室温でジオキサン(8.0mL、32.00mmol)中の塩化水素4Mで90分間処理した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を得、DCM/メタノール(16mL)の1:1混合物に溶解し、高分子支持剤中のカルボナート(3.5eq/g)で処理し、濾過し真空中で濃縮した。
【0734】
(R)−3−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニルアミノ)−1−(R)−ピペリジン−3−イル−ペルヒドロ−アゼピン−2−オンおよび6−クロロ−5−フルオロ−ピリミジン−4−イルアミン(0.15g,1.0mmol)の1−ブタノール(2mL)に溶解した溶液に、Et
3N(0.38mL、2.7mmol)を添加し、マイクロ波を180℃で45分間照射した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに溶解し、NaHCO
3の溶液およびブラインで洗浄した。有機相を乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、固体を得、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EtOAc0
−100%からEtOAC/MeOH0−5%)によって精製して、所望の化合物346を得た。LCMS, m/2z 226 [M/2 + 1]+,
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ 1.16 − 1.67 (m, 3 H) 1.82 (br. s., 8 H) 2.91 (t, J = 12.30 Hz, 1 H) 3.08 (t, J = 11.92 Hz, 1 H) 3.41 − 3.66 (m, 2 H) 4.11 (d, J = 9.54 Hz, 1 H) 4.26 (d, J=12.55 Hz, 1 H) 4.38 (d, J = 10.54 Hz, 2 H) 6.37 − 6.46 (m, 2 H) 6.54 (s, 1 H) 7.13 (br. s., 1 H) 7.91 (s, 1 H).
実施例40
【0735】
【化283】
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【0736】
(3R)−3−((R)−N−アリル−2−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)ペンタ−4−エンアミド)シクロヘキサンカルボン酸tert−ブチル (R)−2−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニルアミノ)−ペンタ−4−エン酸(0.98g,4.1mmol)、HOBt(0.6209g、4.055mmol)、N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスファート(1.542g,4.055mmol)およびDIEA(1.8mL、10.1mmol)のDMF(5mL)中混合物を、氷浴で5分間撹拌した。次いで、(R)−3−(アリルアミノ)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.97g,4.1mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。その混合物を氷冷ブラインへ注ぎ、EtOAcで抽出した。有機相を分離し、乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、フラッシュクロマトグラフィー(シリカ80g、DCM/MeoH0−5%)によって精製して、0.65gを34%で得た。LCMS mz 409.9 [M − tBu]+
【0737】
【化284】
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【0738】
(R)−3−((R,Z)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−2−
オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル (R)−3−{アリル−[(R)−2−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニルアミノ)−ペンタ−4−エノイル]−アミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.65g,1.4mmol)のDCM(50mL)中溶液を、脱気しアルゴンでパージした。溶液にGrubbの第2世代触媒(0.12g、0.13mmol)を添加し、混合物を90分間還流した。溶液を室温に冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、固体を得、EtOAcに溶解した。有機相をブライン、NaHCO
3の溶液で洗浄し、乾燥(MgSO
4)し、濾過し真空中で濃縮して、残渣を得、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン:EtOAc0−70%)によって精製した。LCMS, m/z 381.9 [M − tBu]+.
【0739】
【化285】
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【0740】
(R,Z)−1−((R)−1−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−1H−アゼピン−2(7H)−オン (R)−3−[(R)−3−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニルアミノ)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−アゼピン−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.1g,0.24mmol)の溶液に、1,4−ジオキサン(2.0mL、8.0mmol)中4MHClを添加し、室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を得、DCM/メタノール(16mL)の1:1混合物に溶解し、高分子支持剤(3.5eq/g)中のカルボナートで処理し、濾過し真空中で濃縮して、アミンの1−ブタノール(2mL)中溶液に、6−クロロ−5−フルオロ−ピリミジン−4−イルアミン(35mg、0.24mmol)およびEt
3N(100μL、0.72mmol)を添加した。その混合物をマイクロ波で180℃で45分間加熱した。次いで、溶媒を減圧下で除去し、残渣を逆相HPLCによって精製して、化合物347を得た。LCMS, m/z 449.9 [M + 1]+, 1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 1.44 − 1.61 (m, 9 H), 1.75 (d, J = 14.81 Hz, 9 H), 2.01 − 2.17 (m, 5 H), 2.86 (t, J = 12.30 Hz, 4 H), 2.96 (t, J = 11.92 Hz, 4 H), 3.64 (dd, J = 17.57, 7.78 Hz, 4 H), 4.06 (d, J = 9.79 Hz, 4 H), 4.19 (d, J = 12.55 Hz, 4 H), 4.30 − 4.40 (m, 5 H), 4.45 (d, J = 17.57 Hz, 4 H), 4.86 (dd, J = 12.30, 4.02 Hz, 4 H), 5.65 − 5.74 (m, 5 H), 5.79 (d, J = 7.53 Hz, 5 H), 6.32 − 6.41 (m, 9 H), 6.48 (s,
5 H), 7.89 (s, 1 H).
【0741】
【化286】
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【0742】
(3R)−3−((3R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロキシ−2−オキソアゼパン−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル 氷浴で撹拌しながら脱気しアルゴンパージした、(R)−3−[(R)−3−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニルアミノ)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−アゼピン−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tertブチルエステル(250.0mg、0.5709mmol)、炭酸カリウム(236.7mg、1.712mmol)、フェリシアン化カリウム(III)(563.8mg、1.712mmol)およびメタンスルホンアミド(109.4mg、1.150mmol)の、tert−ブチルアルコール(3.003mL,31.40mmol)/水(2.9905mL,166.00mmol)中混合物に、オスミウム酸カリウム二水和物(15.0mg、0.0407mmol)を添加した。反応混合物を室温にし、アルゴン雰囲気下に48時間継続した。その混合物を氷浴で冷却し、亜硫酸水素ナトリウム(178.21mg、1.7126mmol)を添加した。室温にその混合物を暖め、2時間撹拌した。酢酸エチルを添加し、有機層を分離し、水相を酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた有機相を2NKOHで洗浄し、MgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮して、0.210gを78%で得た。粗ジオールを精製をしないで次の段階に用いた。LCMS m/z 415.9 [M − tBu]+
【0743】
【化287】
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【0744】
(3R)−1−((R)−1−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)ピペリジン−3−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロキシアゼパン−2−オン (3R)−3−((3R)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロキシ−2−オキソアゼパン−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(190mg,0.402mmol)を、ジオキサン(3.00mL、12.0mmol)中の塩化水素4Mで処理し、室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を塩化メチレン/メタノール混合物中の高分子支持剤(3.5mmol/g)のポリカーボネートで20分間処理した。その混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。中間体を1−ブタノール(2.50mL、27.4mmol)に溶解し、マイクロ波管に移し、トリエチルアミン(168μL、1.21mmol)で処理した。マイクロ波管を密封し、180℃に45分間加熱した。溶媒は減圧下に蒸発
させ、酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。有機物を減圧下で濃縮し、DMSOに溶解し、RP−HPLCによって精製して、8.0mg(7.4)の所望の化合物248を得た。LCMS m/z 483.9 [M + 1]+, LCMS m/z 482.91 [M+1]+;
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 1.44 − 1.67 (m, 4 H) 1.75 (d, J=11.55 Hz, 2 H) 1.85 (dd, J=13.93, 4.89 Hz, 1 H) 2.85 (t, J=12.55 Hz, 1 H) 2.95 (d, J=15.06 Hz, 1 H) 3.07 (t, J=11.92 Hz, 1 H) 3.23 (d, J=10.29 Hz, 1 H) 3.81 (dd, J=15.18, 10.16 Hz, 1 H) 4.14 − 4.25 (m, 2 H)
4.34 (br. s., 1 H) 4.49 (d, J=10.79 Hz,
1 H) 6.35 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 6.52 (d, J=12.30 Hz, 1 H) 6.64 (s, 1 H) 7.12 (br.
s., 1 H) 7.88 (d, J = 1.00 Hz, 1 H).
【0745】
【化288】
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【0746】
trans−(R,Z)−1−(−1−(6−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−3−イル)−3−(3−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−1H−アゼピン−2(7H)−オン 化合物249は、(R)−3−アミノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを2trans−3−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに置き換えた以外、実施例39に記載したような同様の方式で調製した。LCMS m/z 516.9 [M+1]+;
1H NMR (400 MHz, CDCl
3−d) δ ppm 1.75 (d, J=10.79 Hz, 1 H) 2.17 − 2.27 (m, 2 H) 2.29 (d, J = 9.79 Hz, 1 H) 2.66 − 2.77 (m, 1 H) 3.10 (t, J =
12.93 Hz, 1 H) 3.49 (d, J=7.53 Hz, 1 H)
3.54 (d, J = 7.53 Hz, 1 H) 4.49 (d, J =
17.07 Hz, 1 H) 4.55 − 4.67 (m, 3 H) 4.72 (d, J = 13.05 Hz, 1 H) 5.85 (d, J = 7.28 Hz, 1 H) 5.88 − 5.95 (m, 1 H) 6.17 (d, J = 11.04 Hz, 1 H) 6.34 (s, 1 H) 6.44 (d, J = 8.53 Hz, 1 H) 7.97 (s, 1 H)
実施例41
インビトロBTKキナーゼアッセイ:BTK−POLYGAT−LSアッセイ。BTKのインビトロアッセイの目的は、IC
50の測定を通じてBTKに対する化合物の効力を求めることである。化合物阻害は、活性なBTK酵素(Upstate 14−552)、ATPおよび阻害薬の存在下でフルオレセイン標識付けpolyGATペプチド(Invitrogen PV3611)のリン酸化の量をモニターした後に測定される。BTKキナーゼ反応を黒色96ウェルプレート(costar 3694)で行った。代表的なアッセイでは、キナーゼ緩衝剤(10mM トリス−HCl pH 7.5、10mM
MgCl
2、200μM Na
3PO
4、5mM DTT、0.01%トリトンX−1
00および0.2mg/mlのカゼイン)中のATP/ペプチドマスター混合物(最終濃度;ATP 10μM、polyGAT100nM)の24μLアリコートを各ウェルに添加する。次に、1μLの100%DMSO溶媒中4倍、40X化合物滴定液を添加し、続いて、1Xキナーゼ緩衝剤(最終濃度0.25nM)中のBTK酵素混合物15μLを添加する。アッセイを30分間インキュベートし、50mM EDTA溶液28μLで停止される。キナーゼ反応物のアリコート(5μL)を低容量白色の384のウェルプレート(Corning 3674)に移し、5μLの2x検出緩衝剤(4 nM Tb−PY20抗体を含むInvitrogen PV3552、Invitrogen PV3574)を添加する。プレートを覆い、室温で45分間インキュベートする。Molecular Devices M5 (332nm励起; 488nm発光; 518nm蛍光発光)で時間分解蛍光(TRF)を測定する。IC
50値は、DMSO対照から求めた100%酵素活性度およびEDTA対照から求めた0%の活性度を用い、4つのパラメーターの適合を使用して算定する。
実施例42
ヒトB細胞刺激のプロトコル。ヒトB細胞を150mlの血液から精製した。手短に言えば、血液はPBSで1/2希釈し、フィコール密度勾配によって遠心分離した。B細胞は、Milenyi (Auburn, CA)からのB細胞単離キットIIを使用して、負の淘汰によって単核細胞から単離した。次いで、1ウェル当たり50,000のB細胞を、96ウェルプレート中の10μg/mlのヤギF(ab’)2 抗ヒトIgM抗体
(Jackson ImmunoResearch Laboratories, West Grove, PA)を用いて刺激した。化合物はDMSOで希釈し、細胞に添加した。DMSOの最終濃度は0.5%であった。増殖を、Promega CellTiter−Glo(Madison、WI)を使用して、3日後に測定した。式Iの特定の化合物を試験し、活性とわかった。
【0747】
表1は、インビトロBtkキナーゼアッセイにおいて本発明の選択された化合物の活性を示す。「A」と示す化合物は、IC
50 < 100 nMを与える活性を有する。「B」と示す化合物は、100−999nMのIC
50 を与える活性を有する。「C」と示す化合物は、1000−10,000 nMのIC
50を与える活性を有する。
化合物「D」と示す化合物は、IC
50>10,000 nMを与える活性を有する。
試験化合物が活性「D」を有するいくつかの事例においては、アッセイの測定限界を越える他の構造上同様の化合物は表1に含めていない。
式Iの例示の化合物。
【0748】
【表1-1】
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【0749】
【表1-2】
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【0750】
【表1-3】
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【0751】
【表1-4】
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【0752】
【表1-5】
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【0753】
【表1-6】
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【0754】
【表1-7】
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【0755】
【表1-8】
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【0756】
【表1-9】
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【0757】
【表1-10】
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【0758】
【表1-11】
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【0759】
【表1-12】
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【0760】
【表1-13】
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【0761】
【表1-14】
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【0762】
【表1-15】
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【0763】
【表1-16】
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【0764】
【表1-17】
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【0765】
【表1-18】
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【0766】
【表1-19】
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【0767】
【表1-20】
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【0768】
【表1-21】
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【0769】
【表1-22】
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【0770】
【表1-23】
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【0771】
【表1-24】
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【0772】
【表1-25】
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【0773】
【表1-26】
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【0774】
【表1-27】
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【0775】
【表1-28】
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【0776】
【表1-29】
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【0777】
【表1-30】
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【0778】
【表1-31】
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【0779】
【表1-32】
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【0780】
【表1-33】
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【0781】
【表1-34】
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【0782】
【表1-35】
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【0783】
【表1-36】
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【0784】
【表1-37】
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【0785】
【表1-38】
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【0786】
【表1-39】
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【0787】
【表1-40】
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【0788】
【表1-41】
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【0789】
【表1-42】
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【0790】
【表1-43】
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【0791】
【表1-44】
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【0792】
【表1-45】
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【0793】
【表1-46】
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【0794】
【表1-47】
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【0795】
【表1-48】
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【0796】
【表1-49】
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【0797】
【表1-50】
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【0798】
【表1-51】
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【0799】
【表1-52】
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【0800】
【表1-53】
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【0801】
【表1-54】
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【0802】
【表1-55】
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【0803】
【表1-56】
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【0804】
【表1-57】
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【0805】
【表1-58】
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【0806】
【表1-59】
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【0807】
【表1-60】
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【0808】
【表1-61】
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【0809】
【表1-62】
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【0810】
【表1-63】
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【0811】
【表1-64】
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【0812】
【表1-65】
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【0813】
a実施例41参照