【文献】
Huawei, Hisilicon,Discussion on DCN selection based on Usage Type and DCN Type[online], 3GPP TSG-SA WG2#113 S2-160308,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_113_St_Kitts/Docs/S2-160308.zip>
【文献】
3GPP; TSG Services and System Aspects; GeneralPacket Radio Service (GPRS); Service description; Step2 (Release 13),3GPP TS 23.060 V13.6.0,2016年 3月,91
【文献】
3GPP; TSG Services and System Aspects; GeneralPacket Radio Service (GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN) access (Release 13),3GPP TS 23.401 V13.6.1,2016年 3月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記UEの前記NAS要求メッセージに基づいて前記UEの使用種別を判定する前記段階は、前記UEの前記使用種別を前記NAS要求メッセージから取得する段階を有する、請求項1に記載の方法。
無線アクセスネットワークノード(RAN Node)によって送信された、アクセスを要求するためのユーザ機器(UE)の非アクセス層要求メッセージ(NAS要求メッセージ)を受信するように構成された受信機と、
前記UEの前記NAS要求メッセージに基づいて前記UEの使用種別を判定し、前記UEの前記使用種別に基づいて前記UE用に、専用コアネットワーク内にあり且つ前記UEにサービスを提供できるノードを選択するように構成されたプロセッサと、
前記専用コアネットワークの選択された前記ノードに前記NAS要求メッセージを送信するように構成された送信機と
を備え、
前記専用コアネットワーク内にあり且つ前記UEにサービスを提供できる前記ノードは、前記UEの前記使用種別に対応する、装置。
ユーザ機器(UE)によって送信された、アクセスを要求するための無線リソース制御メッセージ(RRCメッセージ)を受信するように構成された受信機であって、前記RRCメッセージは非アクセス層要求メッセージ(NAS要求メッセージ)を含む、受信機と、
前記RRCメッセージが前記UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子を含まない場合、又は前記RRCメッセージで搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、前記NAS要求メッセージを選択機能エンティティ(SFE)を通じて前記UEに対応する専用コアネットワークの前記ノードに送信するように構成された送信機と
を備える装置。
無線アクセスネットワークノード(RAN Node)によって送信されたユーザ機器(UE)の非アクセス層要求メッセージ(NAS要求メッセージ)を受信し、前記UEの前記NAS要求メッセージに基づいて前記UEの使用種別を判定し、前記UEの前記使用種別に基づいて前記UE用に、専用コアネットワーク内にあり且つ前記UEにサービスを提供できるノードを選択し、前記専用コアネットワークの選択された前記ノードに前記NAS要求メッセージを送信するように構成された選択機能エンティティ(SFE)であって、前記専用コアネットワーク内にあり且つ前記UEにサービスを提供できる前記ノードは、前記UEの前記使用種別に対応する、選択機能エンティティ(SFE)と、
前記ユーザ機器(UE)によって送信された、アクセスを要求するための無線リソース制御メッセージ(RRCメッセージ)を受信することであって、前記RRCメッセージは前記NAS要求メッセージを含む、受信することと、前記RRCメッセージが前記UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子を含まない場合、又は前記RRCメッセージで搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、前記NAS要求メッセージを前記選択機能エンティティ(SFE)に送信することとを行うように構成された前記無線アクセスネットワークノード(RAN Node)と
を備えるシステム。
【発明の概要】
【0010】
複数の専用コアネットワークを伴うシナリオにおけるUEアクセスの既存の問題を解決するために、本出願はアクセス方法、装置、デバイス、及びシステムを提供する。
【0011】
第1の態様によれば、アクセス方法が提供され、専用コアネットワークに適用される。本方法は、無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を選択機能エンティティSFEが受信する段階と、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別をSFEが判定する段階と、UEの使用種別に基づいてUE用にSFEが、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択する段階とを含み、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードはUEの使用種別に対応する。
【0012】
SFEは、UEのアクセス要求を受信した場合、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定し、UEの使用種別に基づいて対応する専用コアネットワークのノードをUE用に選択する。これにより、アクセス要求を当該ノードに送信し、その後のアクセス手順を完了する。したがって、UEによってアクセスされるノードが、UEに対応する専用コアネットワークのノードであり、これにより、当該ノードはUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、ノードの処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、ノードの機能を再設計する必要はない。さらに、専用コアネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、専用コアネットワーク間の相互分離が確保される。
【0013】
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の実装例では、アクセス要求は非アクセス層NAS要求メッセージを含む。NAS要求メッセージは、アタッチ要求メッセージ又は追跡領域更新TAU要求メッセージである。
【0014】
第1の態様又は第1の態様の第1の実装例に関連して、第1の態様の第2の実装例では、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定する段階は、UEの使用種別をアクセス要求から直接取得する段階を含む。
【0015】
この実装例では、アクセス要求がUEの使用種別を搬送する場合、UEの使用種別はアクセス要求から直接取得されてよい。この取得方法は比較的簡単なので、SFEの処理負荷を減らすことができる。
【0016】
第1の態様又は第1の態様の第1の実装例に関連して、第1の態様の第3の実装例では、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定する段階は、UEのIDを取得する段階と、加入者データ要求をホーム加入者サーバHSSに送信する段階であって、加入者データ要求はUEのIDを含み、加入者データ要求はUEの加入者データを要求するのに用いられる、段階と、HSSによって返信されたUEの加入者データを受信する段階であって、UEの加入者データはUEの使用種別を含む、段階と、UEの使用種別をUEの加入者データから取得する段階とを含む。
【0017】
この実装例では、アクセス要求がUEの使用種別を直接搬送しない場合、UEの使用種別を取得するために、UEのIDに基づき、HSSサーバがUEの加入者データについて検索されてよい。
【0018】
第1の態様の第3の実装例に関連して、第1の態様の第4の実装例では、UEのIDを取得する段階は、UEのIDをアクセス要求から取得する段階を含む。又は、UEのIDを取得する段階は、UEにID要求を送信する段階であって、ID要求はUEのIDを要求するのに用いられる、段階と、UEによって返信されたUEのIDを受信する段階とを含む。又は、UEのIDを取得する段階は、アクセス要求内にあるUEの一時IDを取得する段階であって、UEの一時IDはUEが配置されているソース専用コアネットワークのノードによってUEに割り当てられる、段階と、コンテキスト要求をソース専用コアネットワークのノードに送信する段階であって、コンテキスト要求はUEの一時IDを含み、コンテキスト要求はUEのコンテキストを要求するのに用いられる、段階と、ソース専用コアネットワークのノードによって返信されたUEのコンテキストを受信して、UEのIDをUEのコンテキストから取得する段階とを含む。
【0019】
第1の態様又は第1の態様の第1の実装例に関連して、第1の態様の第5の実装例では、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定する段階は、アクセス要求内にあるUEの一時IDを取得する段階であって、UEの一時IDはUEが配置されているソース専用コアネットワークのノードによってUEに割り当てられる、段階と、ソース専用コアネットワークのノードにコンテキスト要求を送信する段階であって、コンテキスト要求はUEの一時IDを含み、コンテキスト要求はUEのコンテキストを要求するのに用いられる、段階と、ソース専用コアネットワークのノードによって返信されたUEのコンテキストを受信して、UEの使用種別をUEのコンテキストから取得する段階とを含む。
【0020】
この実装例では、アクセス要求がUEの使用種別を直接搬送しない場合、UEの使用種別を取得するために、UEの一時IDに基づき、ソース専用コアネットワークのノードがUEのコンテキストについて検索されてよい。
【0021】
第1の態様又は第1の態様の第1から第5の実装例のいずれか1つに関連して、第1の態様の第6の実装例では、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択した後に、本方法はさらに、リダイレクトメッセージをRAN Nodeに送信する段階を含み、リダイレクトメッセージは、対応する専用コアネットワーク内にあり且つSFEによってUE用に選択されるノードに関する情報を含み、これにより、RAN NodeはUEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を送信する。
【0022】
第1の態様又は第1の態様の第1から第5の実装例のいずれか1つに関連して、第1の態様の第7の実装例では、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択した後に、本方法はさらに、UEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を直接送信する段階を含む。
【0023】
本発明のこの実施形態では、アクセス要求は、ノードに直接送信されてよく、又はリダイレクトメッセージをRAN Nodeに送信することでノードに送信されてもよい。
【0024】
第1の態様の第7の実装例に関連して、第1の態様の第8の実装例では、UEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を直接送信する段階は、UEに対応する専用コアネットワークのノードへのS1接続を確立する段階と、S1接続を用いることで、UEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を送信する段階とを含む。
【0025】
第1の態様の第7の実装例又は第8の実装例に関連して、第1の態様の第9の実装例では、UEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を直接送信する段階の後に、本方法はさらに、RAN NodeとUEに対応する専用コアネットワークのノードとの間の転送ノードとしてのSFEが、RAN NodeとUEに対応する専用コアネットワークのノードとの間でメッセージを転送する段階を含む。
【0026】
第1の態様の第9の実装例に関連して、第1の態様の第10の実装例では、RAN NodeとUEに対応する専用コアネットワークのノードとの間でメッセージを転送する段階は、UEに対応する専用コアネットワークのノードによって送信されたメッセージを受信する段階と、メッセージをRAN Nodeに転送する段階とを含むか、又はRAN Nodeによって送信されたメッセージを受信する段階と、UEに対応する専用コアネットワークのノードにメッセージを転送する段階とを含む。
【0027】
第2の態様によれば、アクセス方法が提供される。本方法は、ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を無線アクセスネットワークノードRAN Nodeが受信する段階と、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子がアクセス要求から取得できない場合、又はアクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であるとRAN Nodeが判定する段階と、アクセス要求を選択機能エンティティSFEにRAN Nodeが送信する段階とを含む。
【0028】
RAN Nodeは、UEによって送信されたアクセス要求を受信した場合、アクセス要求及び事前設定されたノード識別子テーブルに基づいて、ソース専用コアネットワークのノードが到達可能かどうかを判定し、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であると判定した場合は、アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信する。これにより、SFEはUEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定し、UEの使用種別に基づいて、対応する専用コアネットワークのノードをUE用に選択することができる。
【0029】
任意選択的に、ノード識別子は、世界的に一意なモビリティ管理エンティティ識別子GUMMEI、又はパケット一時的移動体加入者識別情報P−TMSIである。
【0030】
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の実装例では、本方法はさらに、UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ選択機能エンティティSFEによって判定されるノードをRAN Nodeが受け入れる段階であって、UEに対応する専用コアネットワークのノードは、UEの使用種別に基づいてUE用にSFEによって選択され且つ専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードである、段階と、UEに対応する専用コアネットワークのノードにUEのアクセス要求を送信する段階とを含む。
【0031】
RAN Nodeは、UEによって送信されたアクセス要求を受信した場合、UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ選択機能エンティティSFEによって判定されるノードを受け入れ、UEに対応する専用コアネットワークのノードにUEのアクセス要求を送信して、その後のアクセス手順を完了する。したがって、UEによってアクセスされるノードが、UEに対応する専用コアネットワークのノードであり、これにより、当該ノードはUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、ノードの処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、ノードの機能を再設計する必要はなく、これにより、コストが減少する。さらに、専用コアネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、専用コアネットワーク間の相互分離が確保される。
【0032】
任意選択的に、専用コアネットワークのノードは制御プレーン機器であり、制御プレーン機器はMMEであってよい。
【0033】
第2の態様の第1の実装例に関連して、第2の態様の第2の実装例では、UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ選択機能エンティティSFEによって判定されるノードを受け入れる段階は、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子が取得できない場合、又はUEのソース専用コアネットワークのノードが到達不能である場合、UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ選択機能エンティティSFEによって判定されるノードを受け入れる段階を含む。
【0034】
第2の態様の第2の実装例に関連して、第2の態様の第3の実装例では、UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ選択機能エンティティSFEによって判定されるノードを受け入れる段階は、SFEによって返信されたリダイレクトメッセージを受信する段階を含み、リダイレクトメッセージはUEに対応する専用コアネットワークのノードに関する情報を含む。
【0035】
第2の態様の第1の実装例に関連して、第2の態様の第4の実装例では、アクセス要求をSFEに送信する段階は、アクセス要求をSFEに送信し、SFEを用いて、UEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を直接送信する段階を含む。
【0036】
第2の態様の第4の実装例に関連して、第2の態様の第5の実装例では、アクセス要求をSFEに送信する段階は、SFEへのS1−アプリケーションプロトコルAP接続を確立する段階と、S1−AP接続を用いてアクセス要求をSFEに送信する段階とを含む。
【0037】
第2の態様又は第2の態様の第1から第5の実装例のいずれか1つに関連して、第2の態様の第6の実装例では、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子は、世界的に一意なモビリティ管理エンティティ識別子GUMMEI、又はパケット一時的移動体加入者識別情報P−TMSIである。
【0038】
第2の態様又は第2の態様の第1から第6の実装例のいずれか1つに関連して、第2の態様の第7の実装例では、アクセス要求は非アクセス層NAS要求メッセージを含む。NAS要求メッセージは、アタッチ要求メッセージ又は追跡領域更新TAU要求メッセージである。
【0039】
第2の態様又は第2の態様の第1から第7の実装例のいずれか1つに関連して、第2の態様の第8の実装例では、アクセス要求をSFEに送信する段階の後に、本方法はさらに、RAN NodeとUEに対応する専用コアネットワークのノードとの間の転送ノードとしてSFEを用いて、UEに対応する専用コアネットワークのノードにメッセージを送信するか、又はUEに対応する専用コアネットワークのノードによって送信されたメッセージを受信する段階を含む。
【0040】
第2の態様又は第2の態様の第1から第8の実装例のいずれか1つに関連して、第2の態様の第9の実装例では、UEによって送信されたアクセス要求をRAN Nodeが受信する段階は、無線リソース制御RRCメッセージを用いて、UEによって送信されたアクセス要求を受信する段階を含む。
【0041】
第2の態様の第9の実装例に関連して、第2の態様の第10の実装例では、本方法はさらに、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子をRRCメッセージが搬送しているかどうかを判定する段階と、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子をアクセス要求が搬送している場合、UEのソース専用コアネットワークのノードが到達可能かどうかを判定する段階とを含む。
【0042】
第3の態様によれば、アクセス装置が提供され、本装置は受信ユニット及び処理ユニットなどのいくつかのユニットを含む。いくつかのユニットは、第1の態様で提供された方法を実現するように構成される。
【0043】
第4の態様によれば、アクセス装置が提供され、本装置は受信ユニット、処理ユニット、及び送信ユニットなどのいくつかのユニットを含む。いくつかのユニットは、第2の態様で提供された方法を実現するように構成される。
【0044】
第5の態様によれば、アクセスデバイスが提供される。アクセスデバイスは、プロセッサ、メモリ、及び通信インタフェースを含む。メモリは、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを起動又は実行し、以下のオペレーションを実現する。すなわち、無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信するオペレーションと、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定するオペレーションと、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択するオペレーションとである。専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードは、UEの使用種別に対応する。
【0045】
第6の態様によれば、アクセスデバイスが提供される。アクセスデバイスはプロセッサ、メモリ、及び通信インタフェースを含む。メモリは、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを起動又は実行し、以下のオペレーションを実現する。すなわち、ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を受信するオペレーションと、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子がアクセス要求から取得できない場合、又はアクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であると判定するオペレーションと、アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信するオペレーションとである。
【0046】
第7の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、前述のプロセッサによってサービス送信中に実行されるプログラムコードを格納するように構成される。プログラムコードは、第1の態様で提供された方法を実現するのに用いられる命令を含む。
【0047】
第8の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、前述のプロセッサによってサービス送信中に実行されるプログラムコードを格納するように構成される。プログラムコードは、第2の態様で提供された方法を実現するのに用いられる命令を含む。
【0048】
第9の態様によれば、アクセスシステムが提供される。本システムは以下のものを含む。すなわち、無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信し、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定し、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択するように構成されたSFEであって、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードはUEの使用種別に対応する、SFEと、ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を受信し、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子がアクセス要求から取得できない場合、又はアクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であると判定し、アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信するように構成されたRAN Nodeとである。
【発明を実施するための形態】
【0062】
本発明の目的、技術的解決手段、及び利点をより明確にするために、以下ではさらに、添付図面を参照して本発明の実装例を詳細に説明する。
【0063】
本発明の実施形態において提供される技術的解決手段を容易に理解するために、まず本発明の利用シナリオが
図1を参照して説明される。
【0064】
このシナリオは、UE11、無線アクセスネットワークノード(RAN Node)12、及びコアネットワーク(Core Network、略してCN)13を含む。
【0065】
CN13は、複数のネットワーク131を含む。各ネットワーク131は、1つの種類の端末にサービスを提供するように構成される。各ネットワーク131には、制御プレーン管理を行うのに用いられる1つのノード、例えば、制御プレーン機器(Control Plane)132が設けられる。1つの制御プレーンネットワーク要素を仮想化することで、複数の制御プレーン機器132が得られてよい。また、CN13はさらにHSS133を含む。ネットワーク131は専用コアネットワークであってよく、将来のネットワークのネットワークスライスであってもよい。
【0066】
本発明のUE11は、第4世代の端末であってよく、ハンドヘルド型デバイス、車載型デバイス、ウェアラブルデバイス、又は無線通信機能があるコンピュータ処理デバイス、又は無線モデムに接続された別の処理デバイス、及び様々な形態のUE、例えば、移動局(Mobile station、略してMS)、端末(terminal)、端末機器(Terminal Equipment)などを含む。あるいは、UE11は第5世代ネットワークをサポートする端末であってよく、限定されるものではないが、機械装置、センサ、移動端末などを含む。
【0067】
RAN Node12は、一般的に無線アクセスネットワークのノードであり、UE11とコアネットワークとの間の通信を担っている。制御プレーン機器132は、一般的に、コアネットワークに配置されたネットワーク131の制御プレーンであり、端末のセッション管理、識別認証、アクセス制御などを担っている。
【0068】
各ネットワーク131はDECORであり、RAN Node12はeNBであり、制御プレーン機器132はDECORに配置されたMMEである。
【0069】
本発明では、先行技術の問題を解決するために、本発明の実施形態が選択機能エンティティ(Selection Function Entity、略してSFE)を提供する。SFEは本発明に導入された新たな論理ネットワーク要素であり、SFEの主な機能は、ある端末の対応するネットワークを端末の使用種別に基づいて選択し、端末のネットワークアクセスを実現することである。論理ネットワーク要素は、専用コアネットワークから独立した独自のネットワーク要素としてコアネットワーク側に配置されてよく、又は機能モジュールとしてネットワークの制御プレーンに組み込まれてもよい。このことは、本発明の実施形態において限定されるものではない。
【0070】
図2aは、SFEのハードウェアの実現可能な概略構造図である。
図2aに示すように、SFEはプロセッサ10、メモリ20、及び通信インタフェース30を含む。当業者であれば、
図2aに示す構造はSFEに限定を課すものではなく、SFEは図に示される構成要素より多い又はより少ない構成要素を含んでも、いくつかの構成要素を組み合わせてもよく、あるいは異なる構成要素配置を有してもよいことを理解できる。
【0071】
プロセッサ10は、SFEの制御センタであり、様々なインタフェース及び配線を用いてSFE全体の各構成要素に接続され、メモリ20に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを起動又は実行し且つメモリ20に格納されたデータを呼び出すことで、SFEの様々な機能及びデータ処理を行い、SFEの全体的な制御を行う。プロセッサ10はCPUによって実現されてよく、又は制御プレーン機能を有するネットワークプロセッサ(英語表記:network processor、略してNP)によって実現されてもよい。
【0072】
メモリ20は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように構成されてよい。プロセッサ10は、メモリ20に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを起動し、様々な機能アプリケーション及びデータ処理を行う。メモリ20は主に、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム21と、受信モジュール22と、処理モジュール23と、少なくとも1つの機能(例えば、位置領域識別子リスト配分)に必要なアプリケーションプログラム24などを格納してよい。データ記憶領域は、SFEの使用に基づいて作成されたデータ(例えば、UEの位置情報)などを格納してよい。メモリ20は、任意の種類の揮発性又は不揮発性記憶装置によって、又はそれらの組み合わせによって実現されてよく、そのような記憶装置は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(英語表記:Static Random Access Memory、略してSRAM)、電気的消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(英語表記:Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory、略してEEPROM)、消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(英語表記:Erasable Programmable Read Only Memory、略してEPROM)、プログラム可能リードオンリメモリ(英語表記:Programmable Read−Only Memory、略してPROM)、リードオンリメモリ(英語表記:Read Only Memory、略してROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、又は光ディスクである。これに対応して、メモリ20はさらにメモリ制御装置を含んでよく、これにより、プロセッサ10はメモリ20にアクセスできる。
【0073】
プロセッサ20は、受信モジュール22を起動することで以下の機能を実行する。すなわち、無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信する機能である。プロセッサ20は、処理モジュール23を起動することで以下の機能を実行する。すなわち、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定する機能と、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択する機能とであり、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードはUEの使用種別に対応する。
【0074】
図2bは、
図1に示されるRAN Nodeのハードウェアの実現可能な概略構造図である。
図2bに示すように、RAN Node12はプロセッサ10、メモリ20、受信機30、及び送信機40を含む。当業者であれば、
図2bに示す構造はRAN Nodeに限定を課すものではなく、RAN Nodeは図に示される構成要素より多い又はより少ない構成要素を含んでも、いくつかの構成要素を組み合わせてもよく、あるいは異なる構成要素配置を有してもよいことを理解できる。
【0075】
プロセッサ10は、RAN Nodeの制御センタであり、様々なインタフェース及び配線を用いてRAN Node全体の各構成要素に接続され、メモリ20に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを起動又は実行し且つメモリ20に格納されたデータを呼び出すことで、RAN Nodeの様々な機能及びデータ処理を行い、RAN Nodeの全体的な制御を行う。プロセッサ10はCPUによって実現されてよく、又は制御プレーン機能を有するネットワークプロセッサ(英語表記:network processor、略してNP)によって実現されてもよい。
【0076】
メモリ20は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように構成されてよい。プロセッサ10は、メモリ20に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを起動し、様々な機能アプリケーション及びデータ処理を行う。メモリ20は主に、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム21と、受信モジュール22と、処理モジュール23と、送信モジュール24と、少なくとも1つの機能(例えば、位置領域識別子リスト配分)に必要なアプリケーションプログラム25などを格納してよい。データ記憶領域は、RAN Nodeの使用に基づいて作成されたデータ(例えば、UEの位置情報)などを格納してよい。メモリ20は、任意の種類の揮発性又は不揮発性記憶装置によって、又はそれらの組み合わせによって実現されてよく、そのような記憶装置は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(英語表記:Static Random Access Memory、略してSRAM)、電気的消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(英語表記:Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory、略してEEPROM)、消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(英語表記:Erasable Programmable Read Only Memory、略してEPROM)、プログラム可能リードオンリメモリ(英語表記:Programmable Read−Only Memory、略してPROM)、リードオンリメモリ(英語表記:Read Only Memory、略してROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、又は光ディスクである。これに対応して、メモリ20はさらにメモリ制御装置を含んでよく、これにより、プロセッサ10はメモリ20にアクセスできる。
【0077】
プロセッサ20は、受信モジュール22を起動することで以下の機能を実行する。すなわち、ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を受信する機能である。プロセッサ20は、処理モジュール23を起動することで以下の機能を実行する。すなわち、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子がアクセス要求から取得できない場合、又はアクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であると判定する機能である。プロセッサ20は、送信モジュール24を起動することで以下の機能を実行する。すなわち、アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信する機能である。
【0078】
図3は、本発明の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。本方法は、前述の利用シナリオのSFEによって実行されてよい。
図3に示すように、本方法は以下の段階を含む。
【0079】
段階201:SFEは、無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信する。
【0080】
段階202:UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定する。
【0081】
段階203:UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択する。専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードはUEの使用種別に対応する。
【0082】
UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードをSFEが選択する段階は、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを直接選択する段階、又はUEの加入者データ内にあるUEの使用種別以外の情報及び/若しくはSFEに事前設定されたローカルポリシー、並びにUEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択する段階を含んでよいことを理解されたい。
【0083】
加入者データ内にあるUEの使用種別以外の情報は、限定されるものではないが、ローミングプロトコルを含む。SFEに事前設定されたローカルポリシーは、限定されるものではないが、ネットワーク輻輳状態、ローカルネットワーク配置などを含む。
【0084】
具体的には、本発明のこの実施形態において、段階202及び203は2つの実装例を含む。第1の実装例については、
図5及び
図6を参照されたい。第2の実装例については、
図7及び
図8を参照されたい。
【0085】
本発明のこの実施形態において、SFEは、UEのアクセス要求を受信した場合、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定し、UEの使用種別に基づいて、対応する専用コアネットワークのノードをUE用に選択する。これにより、アクセス要求を当該ノードに送信し、その後のアクセス手順を完了する。したがって、UEによってアクセスされるノードが、UEに対応する専用コアネットワークのノードであり、これにより、当該ノードはUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、ノードの処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、ノードの機能を再設計する必要はない。さらに、専用コアネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、専用コアネットワーク間の相互分離が確保される。
【0086】
図4は、本発明の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。本方法は、前述の利用シナリオのRAN Nodeによって実行されてよい。
図4に示すように、本方法は以下の段階を含む。
【0087】
段階301:RAN Nodeは、ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を受信する。
【0088】
段階302:UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子がアクセス要求から取得できない場合、又はアクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であると判定する。
【0089】
段階303:アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信する。
【0090】
本発明のこの実施形態において、RAN Nodeは、アクセス要求及び事前設定されたノード識別子テーブルに基づいて、ソース専用コアネットワークのノードが到達可能かどうかを判定し、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であると判定した場合は、アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信する。これにより、SFEはUEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定し、UEの使用種別に基づいて、対応する専用コアネットワークのノードをUE用に選択することができる。RAN Nodeは、選択機能エンティティSFEを通じて、UEに対応する専用コアネットワークのノードを判定し、UEに対応する専用コアネットワークのノードにUEのアクセス要求を送信して、その後のアクセス手順を完了する。したがって、UEによってアクセスされるノードが、UEに対応する専用コアネットワークのノードであり、これにより、当該ノードはUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、ノードの処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、ノードの機能を再設計する必要はなく、これにより、コストが減少する。さらに、専用コアネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、専用コアネットワーク間の相互分離が確保される。
【0091】
図5は、本発明の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。この実施形態では、専用コアネットワーク(略してネットワーク)にUEが最初にアクセスし、専用コアネットワークのノードが制御プレーン機器である一例を用いて、SFE及びRAN Nodeによって実行される
図3及び
図4に提供されたアクセス方法が詳細に説明される。
図5に示すように、本方法は以下の段階を含む。
【0092】
段階401:UEは、初期アタッチ要求(Initial Attach Request)をRAN Nodeに送信する。初期アタッチ要求は、UEが初期ネットワークアクセスを行う場合に、UEによって送信されるアタッチ要求である。
【0093】
UEは初期アクセスを行うので、UEは対応するネットワークにアクセスしたことがなく、制御プレーン機器の識別子(例えば、世界的に一意なモビリティ管理エンティティ識別子(Globally Unique MME Identity、略してGUMMEI)又はパケット一時的移動体加入者識別情報(Packet
Temporary Mobile Subscription Identity、略してP−TMSI))はUEに割り当てられていない。
【0094】
具体的には、UEが初期アタッチ要求をRAN Nodeに送信する段階は、UEがRRCメッセージを用いて初期アタッチ要求をRAN Nodeに送信する段階を含み、RRCメッセージは、UEがRAN NodeへのRRC接続を確立する過程において、UEによってRAN Nodeに送信されるメッセージである。
【0095】
段階402:RAN Nodeは初期アタッチ要求をSFEに送信し、SFEはRAN Nodeによって送信されたUEの初期アタッチ要求を受信する。
【0096】
SFEは本発明の新たな論理ネットワーク要素であり、RAN Nodeは、アドレス情報などのSFEの関連情報を格納する。
【0097】
RAN Nodeが初期アタッチ要求をSFEに送信することは、RAN NodeがSFEへのS1アプリケーションプロトコル(Application Protocol、略してAP)接続を確立する段階と、S1−AP接続を用いて初期アタッチ要求をSFEに送信する段階とを含んでよい。
【0098】
さらに、UEが初期アクセスを行うかどうかをRAN Nodeは認識していないので、RAN Nodeが初期アタッチ要求をSFEに送信する前に、本方法はさらに、RRCメッセージがUEのソースネットワークの制御プレーン機器の識別子(世界的に一意なモビリティ管理エンティティ識別子GUMMEI、又はパケット一時的移動体加入者識別情報P−TMSIなど)を含むかどうかをRAN Nodeが判定する段階を含む。UEが初期アクセスを行うので、RRCメッセージは、UEのソースネットワークの制御プレーン機器の識別子を含んでいない(すなわち、RAN NodeはUEのソースネットワークの制御プレーン機器の識別子を取得していない)。したがって、RAN Nodeは初期アタッチ要求をSFEに送信する。
【0099】
SFEは、初期アタッチ要求を受信した後に、段階403aを実行する。SFEは、段階403aの実行に失敗した場合、段階S403b〜段階403dを実行する。もちろん、SFEは段階403aを実行しないで、段階403b〜段階403dを直接実行してもよい。段階403a、及び段階403b〜段階403dは、UEの使用種別を判定するのに用いられる。
【0100】
段階403a:SFEは、UEの使用種別を初期アタッチ要求から直接取得する。
【0101】
本発明において、使用種別は初期アタッチ要求の任意選択的なフィールドとして用いられてよい。
【0102】
段階403b:SFEはUEのIDを初期アタッチ要求から取得する。
【0103】
初期アタッチ要求はUEのIDを含む。
【0104】
段階403c:SFEは加入者データ要求(Subscriber Data Request)をHSSに送信する。加入者データ要求はUEのIDを含み、加入者データ要求はUEの加入者データ(Subscriber Data)を要求するのに用いられる。
【0105】
段階403d:SFEは、HSSによって返信されたUEの加入者データを受信し、UEの使用種別をUEの加入者データから取得する。UEの加入者データはUEの使用種別を含む。
【0106】
具体的には、HSSによって返信された加入者データ応答(Subscriber Data Response)が受信され、加入者データ応答はUEの加入者データを含む。
【0107】
段階404:SFEは、UEの使用種別に基づいて、制御プレーン機器をUE用に選択する。
【0108】
具体的には、異なる種類のUEとネットワークとの間には対応関係があるので、使用種別と制御プレーン機器との間の対応関係が、事前にSFEに格納されてよい。SFEは、UEの使用種別を取得した後に、UEの使用種別に対応する制御プレーン機器を、使用種別と制御プレーン機器との間の対応関係及びUEの使用種別に基づいて選択する。
【0109】
使用種別と制御プレーン機器との間の対応関係は以下の方法で設定されてよい。すなわち、モバイルブロードバンドのユーザはモバイルブロードバンドネットワークの制御プレーン機器に対応し、マシンタイプ通信のユーザはマシンタイプ通信ネットワークの制御プレーン機器に対応し、又は車両間通信のユーザは車両間通信ネットワークの制御プレーン機器に対応する。もちろん、前述の対応関係は一例にすぎない。このことは、本発明のこの実施形態において限定されるものではない。
【0110】
UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードをSFEが選択することは、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを直接選択する段階、又はUEの加入者データ内にあるUEの使用種別以外の情報及び/若しくはSFEに事前設定されたローカルポリシー、並びにUEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択する段階を含んでよいことを理解されたい。
【0111】
加入者データ内にあるUEの使用種別以外の情報は、限定されるものではないが、ローミングプロトコルを含む。SFEに事前設定されたローカルポリシーは、限定されるものではないが、ネットワーク輻輳状態、ローカルネットワーク配置などを含む。
【0112】
ある実装例において、UEの加入者データ内にあるUEの使用種別以外の情報、及び/又はSFEに事前設定されたローカルポリシー、並びにUEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択する段階は、UEの使用種別に基づいて、SFEがUE用に制御プレーン機器を選択する段階と、選択された制御プレーン機器が、UEの加入者データ内にあるUEの使用種別以外の情報、及び/又はSFEに事前設定されたローカルポリシーの要件を満たしている場合、この制御プレーン機器がUEにサービスを提供できる制御プレーン機器であると判定し、そうでなければ、別の制御プレーン機器をUEにサービスを提供できる制御プレーン機器として選択する段階とを含んでよい。
【0113】
UEの加入者データ内にあるUEの使用種別以外の情報、及び/又はSFEに事前設定されたローカルポリシーの要件を満たすということは、UEの加入者データ内にあるUEの使用種別以外の情報(ローミングプロトコルなど)に一致すること、又はローカルポリシー内にあるポリシー(ネットワーク輻輳状態など)を満たすことを含んでよい。
【0114】
例えば、SFEは、UEの使用種別に基づいて制御プレーン機器をUE用に選択する場合、加入者データ内にあるUEのローミングプロトコルを参照してよい。ローミングサービスがUEに対して有効ではなく、UEの使用種別に基づいてUE用に選択された制御プレーン機器がローミングロケーションにある場合、当該制御プレーン機器は、UEにサービスを提供できる制御プレーン機器として用いることができない。
【0115】
別の例では、SFEは、UEの使用種別に基づいて制御プレーン機器をUE用に選択する場合、SFEのローカルの輻輳状態を参照してよい。UEの使用種別に基づいてUE用に選択された制御プレーン機器が配置されているネットワークの輻輳が、事前設定された値より大きい場合、当該制御プレーン機器は、UEにサービスを提供できる制御プレーン機器として用いることができない。
【0116】
段階403a、段階403b〜段階403d、及び段階404を用いて、制御プレーン機器がUE用に選択される。
【0117】
段階405:SFEは、リダイレクトメッセージ(Redirection Message)をRAN Nodeに送信する。リダイレクトメッセージは、UEの使用種別に対応する制御プレーン機器に関する情報を含み、RAN Nodeは、SFEによって返信されるリダイレクトメッセージを受信する。
【0118】
制御プレーン機器に関する情報は、制御プレーン機器の識別子又はIPアドレスを含んでよい。
【0119】
段階406:RAN Nodeは、UEの初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信する。
【0120】
RAN NodeがUEの初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信することは、制御プレーン機器へのS1接続をRAN Nodeが確立する段階と、S1接続を用いてUEの初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信する段階とを含んでよい。
【0121】
段階406の後に、UE、RAN Node、及び制御プレーン機器は、通常の方法でアタッチ手順を完了する。このように、UEのネットワークアクセスを実現することができる。
【0122】
本発明のこの実施形態において、RAN Nodeは、UEによって送信された初期アタッチ要求を受信した後に、初期アタッチ要求をSFEに直接送信し、次に、SFEによって返信されたリダイレクトメッセージを受信する。リダイレクトメッセージは、UEの使用種
別に基づいてUE用にSFEによって選択された制御プレーン機器(MMEなど)に関する情報を含む。次に、RAN Nodeは、UEの初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信して、その後のアクセス手順を完了する。本方法において、SFEは、UEの使用種
別に基づいて制御プレーン機器をUE用に選択し、次に、UEは制御プレーン機器が配置されているネットワークにアクセスする。すなわち、UEによってアクセスされる制御プレーン機器が、UEに対応するネットワークの制御プレーン機器である。これにより、当該制御プレーン機器はUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、制御プレーン機器の処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、制御プレーン機器の機能を再設計する必要はない。さらに、ネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、ネットワーク間の相互分離が確保される。
【0123】
図6は、本発明の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。この実施形態では、UEがホームロケーションから訪問先ロケーションに移動する一例を用いて、SFE及びRAN Nodeによって実行される
図3及び
図4に提供されたアクセス方法が詳細に説明される。
図6に示すように、本方法は以下の段階を含む。
【0124】
段階501:UEは、アタッチ要求又はTAU要求をRAN Nodeに送信する。
【0125】
具体的には、UEがアタッチ要求又はTAU要求をRAN Nodeに送信することは、UEがRRCメッセージを用いてアタッチ要求又はTAU要求をRAN Nodeに送信する段階を含み、RRCメッセージは、UEがRAN NodeへのRRC接続を確立する過程において、UEによってRAN Nodeに送信されるメッセージである。
【0126】
UEは、ホームロケーションで登録を行い、ホームネットワークによって割り当てられる一時識別子を取得している。一時識別子は、制御プレーン機器の識別子を含む。この場合、UEは、訪問先ロケーションでのアタッチ又はTAUを要求するときに、制御プレーン機器の識別子をRRCメッセージに追加して、RRCメッセージを(訪問先ロケーションの)RAN Nodeに送信する。
【0127】
段階502:RAN Nodeはアタッチ要求又はTAU要求をSFEに送信し、SFEはRAN Nodeによって送信されたUEのアタッチ要求又はTAU要求を受信する。
【0128】
SFEは本発明の新たな論理ネットワーク要素であり、RAN Nodeは、アドレス情報などのSFEの関連情報を格納する。
【0129】
RAN Nodeがアタッチ要求又はTAU要求をSFEに送信することは、RAN NodeがSFEへのS1−AP接続を確立する段階と、S1−AP接続を用いてアタッチ要求又はTAU要求をSFEに送信する段階とを含んでよい。
【0130】
さらに、RAN Nodeがアタッチ要求又はTAU要求をSFEに送信する前に、本方法はさらに、RRCメッセージがUEのソースネットワークの制御プレーン機器の識別子を含むかどうかをRAN Nodeが判定する段階と、RRCメッセージがUEのソースネットワークの制御プレーン機器の識別子を含む場合、UEのソースネットワークの制御プレーン機器が到達可能かどうかを判定する段階とを含む。UEのソースネットワークの制御プレーン機器は、UEのホームロケーションの制御プレーン機器なので、訪問先ロケーションのRAN Nodeは、当該制御プレーン機器が到達不能であると判定する。この場合、RAN Nodeはアタッチ要求又はTAU要求をSFEに送信する。
【0131】
具体的には、UEのソースネットワークの制御プレーン機器が到達可能かどうかを判定することは、アクセス可能なノードの識別子テーブルを事前設定する段階と、ノード識別子テーブルに基づいて、ソースネットワークの制御プレーン機器の識別子が、ノード識別子テーブルにないと判定する段階と、ソースネットワークの制御プレーン機器が到達不能であると判定する段階とを含む。
【0132】
SFEは、アタッチ要求又はTAU要求を受信した後に、段階503aを実行する。SFEは、段階503aの実行に失敗した場合、段階S503b〜段階503jを実行する。もちろん、SFEは段階503aを実行しないで、段階503b〜段階503jを直接実行してもよい。段階503a、及び段階503b〜段階503jは、UEの使用種別を判定するのに用いられる。
【0133】
段階503a:SFEは、UEの使用種別をアタッチ要求又はTAU要求から直接取得する。
【0134】
本発明において、使用種別はアタッチ要求又はTAU要求の任意選択的なフィールドとして用いられてよい。
【0135】
段階503b:SFEは、UEの一時識別子をアタッチ要求又はTAU要求から取得する。
【0136】
アタッチ要求又はTAU要求はUEの一時識別子を含み、UEの一時識別子はUEのソースネットワークの制御プレーン機器の識別子を含む。
【0137】
段階503c:SFEはコンテキスト要求(Context Request)をUEのソースネットワークの制御プレーン機器(ホームロケーションの制御プレーン機器)に送信する。コンテキスト要求はUEの一時識別子を含み、コンテキスト要求はUEのコンテキスト(Context)を要求するのに用いられる。SFEは、UEの一時識別子に基づいて、UEのソースネットワークの制御プレーン機器を認識できる。SFEは、ソースネットワークの制御プレーン機器によって返信されたUEのコンテキストを受信した場合、段階503d及び段階503eを実行し、そうでなければ、段階503g〜段階503jを実行する。
【0138】
具体的には、SFEはソースネットワークの制御プレーン機器によって返信されたコンテキスト応答(Context Response)を受信し、コンテキスト応答はUEのコンテキストを含んでよい。
【0139】
UEのコンテキストがソースネットワークの制御プレーン機器から削除されていた場合、SFEはソースネットワークの制御プレーン機器によって返信されるUEのコンテキストを何も受信しない。
【0140】
段階503d:UEのコンテキストがUEの使用種別を含むかどうかを判定し、UEのコンテキストがUEの使用種別を含む場合、段階503eを実行し、そうでなければ段階503fを実行する。
【0141】
段階503e:UEの使用種別をUEのコンテキストから取得する。UEのコンテキストはUEの使用種別を含む。
【0142】
段階503f:UEのIDをUEのコンテキストから取得する。UEのコンテキストはUEのIDを含む。次に、段階503i及び503jを実行する。
【0143】
段階503g:SFEはID要求(Identity Request)をUEに送信する。
【0144】
段階503h:SFEはUEによって返信されたUEのIDを受信する。
【0145】
具体的には、UEによって返信されたID応答(Identity Response)が受信され、ID応答はUEのIDを含む。
【0146】
段階503i:SFEは加入者データ要求をHSSに送信する。加入者データ要求はUEのIDを含み、加入者データ要求はUEの加入者データを要求するのに用いられる。
【0147】
段階503j:SFEは、HSSによって返信されたUEの加入者データを受信し、UEの使用種別をUEの加入者データから取得する。UEの加入者データはUEの使用種別を含む。
【0148】
具体的には、HSSによって返信された加入者データ応答が受信され、加入者データ応答はUEの加入者データを含む。
【0149】
段階504:SFEは、UEの使用種別に基づいて、制御プレーン機器(ローミングロケーションの制御プレーン機器)をUE用に選択する。
【0150】
段階504の具体的な処理は、段階404の処理と同じである。
【0151】
段階505:SFEは、リダイレクトメッセージ(Redirection Message)をRAN Nodeに送信する。リダイレクトメッセージは、UEの使用種別に対応する制御プレーン機器に関する情報を含み、RAN Nodeは、SFEによって返信されるリダイレクトメッセージを受信する。
【0152】
段階505の具体的な処理は、段階405の処理と同じである。
【0153】
段階506:RAN Nodeは、UEのアタッチ要求又はTAU要求を制御プレーン機器に送信する。
【0154】
段階506の具体的な処理は、段階406の処理と同じである。
【0155】
本発明のこの実施形態では、RAN NodeがUEによって送信されたアクセス要求を受信する場合、UEのソースネットワークの制御プレーン機器が到達不能であるならば、RAN Nodeはアクセス要求をSFEに直接送信し、次に、SFEによって返信されたリダイレクトメッセージを受信する。リダイレクトメッセージは、UEの使用種
別に基づいてUE用にSFEによって選択された制御プレーン機器(MMEなど)に関する情報を含む。次に、RAN Nodeは、UEのアクセス要求を制御プレーン機器に送信して、その後のアクセス手順を完了する。本方法において、SFEは、UEの使用種
別に基づいて制御プレーン機器をUE用に選択し、次に、UEは制御プレーン機器が配置されているネットワークにアクセスする。すなわち、UEによってアクセスされる制御プレーン機器が、UEに対応するネットワークの制御プレーン機器である。これにより、当該制御プレーン機器はUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、制御プレーン機器の処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、制御プレーン機器の機能を再設計する必要はない。さらに、ネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、ネットワーク間の相互分離が確保される。
【0156】
図7は、本発明の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。この実施形態では、UEが初期ネットワークアクセスを行う一例を用いて、本発明を詳細に説明する。
図7に示すように、図に示す手順で、UEはSFEとやり取りする。SFEが制御プレーン機器をUE用に選択する手順は、
図5の手順と同じである(すなわち、段階601〜604は、
図5の段階401〜404と同じである)。
図7と
図5との間の差異は、主にその後の手順(段階605及び606)にある。本方法は以下の段階を含む。
【0157】
段階601:UEは、初期アタッチ要求(Initial Attach Request)をRAN Nodeに送信する。初期アタッチ要求は、UEが初期ネットワークアクセスを行う場合に、UEによって送信されるアタッチ要求である。
【0158】
段階602:RAN Nodeは初期アタッチ要求をSFEに送信し、SFEはRAN Nodeによって送信されたUEの初期アタッチ要求を受信する。
【0159】
SFEは、初期アタッチ要求を受信した後に、段階603aを実行する。SFEは、段階603aの実行に失敗した場合、段階S603b〜段階603dを実行する。もちろん、SFEは段階603aを実行しないで、段階603b〜段階603dを直接実行してもよい。段階603a、及び段階603b〜段階603dは、UEの使用種別を判定するのに用いられる。
【0160】
段階603a:SFEは、UEの使用種別を初期アタッチ要求から直接取得する。
【0161】
段階603b:SFEはUEのIDを初期アタッチ要求から取得する。
【0162】
段階603c:SFEは加入者データ要求(Subscriber Data Request)をHSSに送信する。加入者データ要求はUEのIDを含み、加入者データ要求はUEの加入者データ(Subscriber Data)を要求するのに用いられる。
【0163】
段階603d:SFEは、HSSによって返信されたUEの加入者データを受信し、UEの使用種別をUEの加入者データから取得する。UEの加入者データはUEの使用種別を含む。
【0164】
段階604:SFEは、UEの使用種別に基づいて、制御プレーン機器をUE用に選択する。
【0165】
段階603a、段階603b〜段階603d、及び段階604を用いて、制御プレーン機器がUE用に選択される。
【0166】
段階605:SFEは、UEの初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信する。
【0167】
SFEは、UE用に制御プレーン機器を選択した後に、制御プレーン機器に関する情報を見つけ、UEの初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信してよい。制御プレーン機器に関する情報は、制御プレーン機器の識別子又はIPアドレスを含んでよい。
【0168】
段階605は、制御プレーン機器へのS1接続を確立し、S1接続を用いて初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信する段階を含んでよい。
【0169】
段階606:制御プレーン機器とRAN Nodeとの間の転送ノードとして、SFEは制御プレーン機器とRAN Nodeとの間でメッセージを転送し、アクセス処理を完了する。
【0170】
具体的には、制御プレーン機器又はRAN Nodeによって送信されるメッセージが受信され、制御プレーン機器又はRAN Nodeによって送信されたメッセージは、RAN Node又は制御プレーン機器に転送される。
【0171】
具体的には、SFEがメッセージを転送する処理は、メッセージをキャッシュして、メッセージのルーティング修正が完了した後に、メッセージをRAN Node又は制御プレーン機器に転送する段階を含む。
【0172】
メッセージは、セキュリティ検証メッセージ、受け入れメッセージなどを含む。前述のメッセージ送信処理において、制御プレーン機器は、メッセージを用いて、UEに割り当てられた一時識別子(GUTI)をUEに送信する。
【0173】
具体的には、制御プレーン機器は、UEに割り当てられた一時識別子(GUTI)を非アクセス層受け入れメッセージ(NAS受け入れメッセージ)に追加し、SFEを用いて、非アクセス層受け入れメッセージをRAN Nodeに送信してよい。次に、RAN Nodeは非アクセス層受け入れメッセージをUEに転送する。一時識別子は、制御プレーン機器の識別子を含む。UEは制御プレーン機器の識別子をその後のサービス要求メッセージに追加し、RAN Nodeは、制御プレーン機器の識別子に基づいて、UEのサービス要求メッセージを制御プレーン機器に直接送信してよい。
【0174】
段階606の後に、UE、RAN Node、及び制御プレーン機器は、通常の方法でその後のやり取りを行う。具体的に言えば、今回のアクセスが完了した後に、RAN Nodeは、一時識別子に基づいて制御プレーン機器と直接やり取りして、UEと制御プレーン機器との間でSFEを用いずにメッセージを転送してよい。
【0175】
本発明のこの実施形態では、RAN Nodeは、UEによって送信された初期アタッチ要求を受信した後に、初期アタッチ要求をSFEに直接送信し、SFEは、UEの使用種
別に基づいて制御プレーン機器(MMEなど)をUE用に選択し、次に、UEの初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信し、その後のアクセス手順を完了する。本方法において、SFEは、UEの使用種
別に基づいて制御プレーン機器をUE用に選択し、次に、UEは制御プレーン機器が配置されているネットワークにアクセスする。すなわち、UEによってアクセスされる制御プレーン機器が、UEに対応するネットワークの制御プレーン機器である。これにより、当該制御プレーン機器はUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、制御プレーン機器の処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、制御プレーン機器の機能を再設計する必要はない。さらに、ネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、ネットワーク間の相互分離が確保される。
【0176】
図8は、本発明の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。この実施形態では、UEがホームロケーションから訪問先ロケーションに移動する一例を用いて、本発明を詳細に説明する。
図8に示すように、図に示す手順で、UEはSFEとやり取りする。SFEが制御プレーン機器をUE用に選択する手順は、
図6の手順と同じである(すなわち、段階701〜704は、
図6の段階501〜504と同じである)。
図8と
図6との間の差異は、主にその後の手順(段階705及び706)にある。本方法は以下の段階を含む。
【0177】
段階701:UEは、アタッチ要求又はTAU要求をRAN Nodeに送信する。
【0178】
段階702:RAN Nodeはアタッチ要求又はTAU要求をSFEに送信し、SFEはRAN Nodeによって送信されたUEのアタッチ要求又はTAU要求を受信する。
【0179】
SFEは、アタッチ要求又はTAU要求を受信した後に、段階703aを実行する。SFEは、段階703aの実行に失敗した場合、段階S703b〜段階703jを実行する。もちろん、SFEは段階703aを実行しないで、段階703b〜段階703jを直接実行してもよい。段階703a、及び段階703b〜段階703jは、UEの使用種別を判定するのに用いられる。
【0180】
段階703a:SFEは、UEの使用種別をアタッチ要求又はTAU要求から直接取得する。
【0181】
段階703b:SFEは、UEの一時識別子をアタッチ要求又はTAU要求から取得する。
【0182】
段階703c:SFEはコンテキスト要求(Context Request)をUEのソースネットワークの制御プレーン機器(ホームロケーションの制御プレーン機器)に送信する。コンテキスト要求はUEの一時識別子を含み、コンテキスト要求はUEのコンテキスト(Context)を要求するのに用いられる。SFEは、ソースネットワークの制御プレーン機器によって返信されたUEのコンテキストを受信した場合、段階703d及び段階703eを実行し、そうでなければ、段階703g〜段階703jを実行する。
【0183】
段階703d:UEのコンテキストがUEの使用種別を含むかどうかを判定し、UEのコンテキストがUEの使用種別を含む場合、段階703eを実行し、そうでなければ段階703fを実行する。
【0184】
段階703e:UEの使用種別をUEのコンテキストから取得する。UEのコンテキストはUEの使用種別を含む。
【0185】
段階703f:UEのIDをUEのコンテキストから取得する。UEのコンテキストはUEのIDを含む。次に、段階703i及び703jを実行する。
【0186】
段階703g:SFEはID要求(Identity Request)をUEに送信する。
【0187】
段階703h:SFEはUEによって返信されたUEのIDを受信する。
【0188】
段階703i:SFEは加入者データ要求をHSSに送信する。加入者データ要求はUEのIDを含み、加入者データ要求はUEの加入者データを要求するのに用いられる。
【0189】
段階703j:SFEは、HSSによって返信されたUEの加入者データを受信し、UEの使用種別をUEの加入者データから取得する。UEの加入者データはUEの使用種別を含む。
【0190】
段階704:SFEは、UEの使用種別に基づいて、制御プレーン機器(ローミングロケーションの制御プレーン機器)をUE用に選択する。
【0191】
段階705:SFEは、UEの初期アタッチ要求を制御プレーン機器に送信する。
【0192】
段階705の具体的な処理は、段階605の処理と同じである。
【0193】
段階706:制御プレーン機器とRAN Nodeとの間の転送ノードとして、SFEは制御プレーン機器とRAN Nodeとの間でメッセージを転送し、アクセス処理を完了する。
【0194】
段階706の具体的な処理は、段階606の処理と同じである。
【0195】
本発明のこの実施形態では、RAN NodeがUEによって送信されたアクセス要求を受信する場合、UEのソースネットワークの制御プレーン機器が到達不能であるならば、RAN Nodeはアクセス要求をSFEに直接送信し、SFEは、UEの使用種
別に基づいて制御プレーン機器(MMEなど)をUE用に選択し、次に、UEのアクセス要求を制御プレーン機器に送信して、その後のアクセス手順を完了する。本方法において、SFEは、UEの使用種
別に基づいて制御プレーン機器をUE用に選択し、次に、UEは制御プレーン機器が配置されているネットワークにアクセスする。すなわち、UEによってアクセスされる制御プレーン機器が、UEに対応するネットワークの制御プレーン機器である。これにより、当該制御プレーン機器はUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、制御プレーン機器の処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、制御プレーン機器の機能を再設計する必要はない。さらに、ネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、ネットワーク間の相互分離が確保される。
【0196】
図9は、本発明の一実施形態によるアクセス装置のブロック図である。アクセス装置は、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを用いて、SFEの全体又は一部として実現されてよい。アクセス装置は、
図3又は
図5〜
図8のいずれか1つに提供されたアクセス方法において、SFEによって実行される段階を実現することができる。アクセス装置は、受信ユニット801及び処理ユニット802を含んでよい。
【0197】
受信ユニット801は、無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信するように構成される。
【0198】
処理ユニット802は、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定し、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択し、アクセス要求をノードに送信するように構成される。専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードは、UEの使用種別に対応する。
【0199】
本発明のこの実施形態では、SFEは、UEのアクセス要求を受信した場合、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定し、UEの使用種別に基づいて、対応する専用コアネットワークのノードをUE用に選択する。これにより、アクセス要求を当該ノードに送信し、その後のアクセス手順を完了する。したがって、UEによってアクセスされるノードが、UEに対応する専用コアネットワークのノードであり、これにより、当該ノードはUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、ノードの処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、ノードの機能を再設計する必要はない。さらに、専用コアネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、専用コアネットワーク間の相互分離が確保される。
【0200】
アクセス要求は、非アクセス層NAS要求メッセージを含む。NAS要求メッセージは、アタッチ要求メッセージ又は追跡領域更新TAU要求メッセージである。
【0201】
実現可能な実装例において、処理ユニット802は、UEの使用種別をアクセス要求から直接取得するように構成される。
【0202】
別の実現可能な実装例において、処理ユニット802は、UEのIDを取得することと、加入者データ要求をHSSに送信することであって、加入者データ要求はUEのIDを含み、加入者データ要求はUEの加入者データを要求するのに用いられる、送信することと、HSSによって返信されたUEの加入者データを受信することであって、UEの加入者データはUEの使用種別を含む、受信することと、UEの使用種別をUEの加入者データから取得することとを行うように構成される。
【0203】
さらに、処理ユニット802は、UEのIDをアクセス要求から取得するように構成される。あるいは、処理ユニット802は、ID要求をUEに送信することであって、ID要求はUEのIDを要求するのに用いられる、送信することと、UEによって返信されたUEのIDを受信することとを行うように構成される。あるいは、処理ユニット802は、アクセス要求内にあるUEの一時IDを取得することであって、UEの一時IDはUEが配置されているソースネットワークのノードによってUEに割り当てられる、取得することと、コンテキスト要求をソースネットワークのノードに送信することであって、コンテキスト要求はUEの一時IDを含み、コンテキスト要求はUEのコンテキストを要求するのに用いられる、送信することと、ソースネットワークのノードによって返信されたUEのコンテキストを受信して、UEのIDをUEのコンテキストから取得することとを行うように構成される。
【0204】
別の実現可能な実装例において、処理ユニット802は、アクセス要求内にあるUEの一時IDを取得することであって、UEの一時IDはUEが配置されているソースネットワークのノードによってUEに割り当てられる、取得することと、コンテキスト要求をソースネットワークのノードに送信することであって、コンテキスト要求はUEの一時IDを含み、コンテキスト要求はUEのコンテキストを要求するのに用いられる、送信することと、ソースネットワークのノードによって返信されたUEのコンテキストを受信して、UEの使用種別をUEのコンテキストから取得することとを行うように構成される。
【0205】
実現可能な実装例において、本装置はさらに、リダイレクトメッセージをRAN Nodeに送信するように構成された送信ユニット803を含む。リダイレクトメッセージは、対応する専用コアネットワーク内にあり且つSFEによってUE用に選択されるノードに関する情報を含む。これにより、RAN NodeはUEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を送信する。
【0206】
別の実現可能な実装例において、本装置はさらに、UEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を直接送信するように構成された送信ユニット803を含む。
【0207】
さらに送信ユニット803は、UEに対応する専用コアネットワークのノードへのS1接続を確立し、S1接続を用いて、UEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を送信するように構成される。
【0208】
その上、送信ユニット803はさらに、RAN NodeとUEに対応する専用コアネットワークのノードとの間の転送ノードとして、RAN NodeとUEに対応する専用コアネットワークのノードとの間でメッセージを転送するように構成される。
【0209】
その上、受信ユニット801はさらに、UEに対応する専用コアネットワークのノードによって送信されたメッセージを受信するように構成され、送信ユニット803は、当該メッセージをRAN Nodeに転送するように構成される。あるいは、受信ユニットはさらに、RAN Nodeによって送信されたメッセージを受信するように構成され、送信ユニット803は、UEに対応する専用コアネットワークのノー
ドに当該メッセージを転送するように構成される。
【0210】
図10は、本発明の一実施形態によるアクセス装置のブロック図である。アクセス装置は、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを用いて、RAN Nodeの全体又は一部として実現されてよい。アクセス装置は、
図4〜
図8のいずれか1つに提供されたアクセス方法において、RAN Nodeによって実行される段階を実現することができる。アクセス装置は、受信ユニット901、処理ユニット902、及び送信ユニット
903を含んでよい。
【0211】
受信ユニット901は、ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を受信するように構成される。処理ユニット902は、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子がアクセス要求から取得できない場合、又はアクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であると判定するように構成される。送信ユニット903は、アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信するように構成される。
【0212】
任意選択的に、受信ユニット901はさらに、UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ選択機能エンティティSFEによって判定されるノードを受け入れるように構成され、UEに対応する専用コアネットワークのノードは、UEの使用種別に基づいてSFEによってUE用に選択され且つ専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードである。送信ユニット903はさらに、UEに対応する専用コアネットワークのノードにUEのアクセス要求を送信するように構成される。
【0213】
本発明のこの実施形態では、RAN Nodeは、UEによって送信されたアクセス要求を受信した場合、選択機能エンティティSFEを用いて、UEに対応する専用コアネットワークのノードを判定し、UEに対応する専用コアネットワークのノードにUEのアクセス要求を送信して、その後のアクセス手順を完了する。したがって、UEによってアクセスされるノードが、UEに対応する専用コアネットワークのノードであり、これにより、当該ノードはUEのセキュリティ検証を確実に完了できるようになる。さらに本方法では、アタッチ手順又はTAU手順が1回しか行われないので、シグナリングのやり取りを減らすことができ、ノードの処理遅延及び処理負荷が減少する。本方法では、ノードの機能を再設計する必要はなく、これにより、コストが減少する。さらに、専用コアネットワーク間のやり取りが回避され、これにより、専用コアネットワーク間の相互分離が確保される。
【0214】
受信ユニット901は、UEのソースネットワークのノードの識別子が取得できない場合、又はUEのソースネットワークのノードが到達不能である場合、UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ選択機能エンティティSFEによって判定されるノードを受け入れるように構成される。
【0215】
受信ユニット901は、SFEによって返信されたリダイレクトメッセージを受信するように構成され、リダイレクトメッセージは、UEに対応する専用コアネットワークのノードに関する情報を含む。
【0216】
UEのソースネットワークのノードの識別子は、世界的に一意なモビリティ管理エンティティ識別子GUMMEI、又はパケット一時的移動体加入者識別情報P−TMSIである。
【0217】
アクセス要求は、非アクセス層NAS要求メッセージを含む。NAS要求メッセージは、アタッチ要求メッセージ又は追跡領域更新TAU要求メッセージである。
【0218】
送信ユニット903は、アクセス要求をSFEに送信し、SFEを用いて、UEに対応する専用コアネットワークのノードにアクセス要求を直接送信するように構成される。
【0219】
さらに送信ユニット903は、SFEへのS1−アプリケーションプロトコルAP接続を確立し、S1−AP接続を用いて、アクセス要求をSFEに送信するように構成される。
【0220】
本発明のこの実施形態において、送信ユニット903はさらに、RAN NodeとUEに対応する専用コアネットワークのノードとの間の転送ノードとしてSFEを用い、UEに対応する専用コアネットワークのノードにメッセージを送信するように構成される。受信ユニット901はさらに、RAN NodeとUEに対応する専用コアネットワークのノードとの間の転送ノードとしてSFEを用い、UEに対応する専用コアネットワークのノードによって送信されたメッセージを受信するように構成される。
【0221】
本発明のこの実施形態において、受信ユニット901は、無線リソース制御RRCメッセージを用いてUEによって送信されたアクセス要求を受信するように構成される。
【0222】
その上、本装置はさらに、UEのソースネットワークのノードの識別子をRRCメッセージが搬送しているかどうかを判定し、UEのソースネットワークのノードの識別子をアクセス要求が搬送している場合、UEのソースネットワークのノードが到達可能であるかどうかを判定するように構成された判定ユニット904を含む。
【0223】
図11は、本発明の一実施形態によるアクセスシステムのブロック図である。
図11を参照すると、本システムはSFE1101及びRAN Node1102を含む。
【0224】
SFE1101は、無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信し、UEのアクセス要求に基づいてUEの使用種別を判定し、UEの使用種別に基づいてUE用に、専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードを選択するように構成される。専用コアネットワーク内にあり且つUEにサービスを提供できるノードは、UEの使用種別に対応する。
【0225】
RAN Node1102は、ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を受信し、UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子がアクセス要求から取得できない場合、又はアクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、ソース専用コアネットワークのノードが到達不能であると判定し、アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信するように構成される。
【0226】
SFE1101は、
図3又は
図5〜
図8のいずれか1つに提供されたアクセス方法においてSFEによって実行される段階を実現することができる。RAN Node1102は、
図4〜
図8のいずれか1つに提供されたアクセス方法においてRAN Nodeによって実行される段階を実現することができる。
【0227】
前述の実施形態に提供されたアクセス装置がUEアクセスを行う場合、前述の機能ユニットの区分は一例にすぎないことに留意されたい。実際に利用する際には、前述の機能は必要に応じて実装のために異なる機能ユニットに割り当てられてよい。すなわち、デバイスの内部構造が異なる機能ユニットに分割されて、上述した機能の全て又は一部が実装される。さらに、前述の実施形態に提供されるアクセス装置、及びアクセス方法の実施形態は、同じ概念に基づいている。具体的な実装プロセスについては、方法の実施形態を参照されたい。さらなる詳細はここで提供しない。
【0228】
当業者であれば、実施形態の段階の全て又は一部が、ハードウェア又は関連ハードウェアに命令するプログラムによって実現されてよいことを理解できる。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。記憶媒体は、リードオンリメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどを含んでよい。
【0229】
前述の説明は、本発明の実施形態の例にすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明において開示された技術的範囲内で当業者が容易に考え出せる変形又は置換は全て、本発明の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によって決まるものとする。
(項目1)
専用コアネットワークに適用されるアクセス方法であって、
無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を選択機能エンティティSFEが受信する段階と、
上記UEの上記アクセス要求に基づいて上記UEの使用種別を上記SFEが判定する段階と、
上記UEの上記使用種別に基づいて上記UE用に、専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できるノードを上記SFEが選択する段階と
を備え、
上記専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できる上記ノードは、上記UEの上記使用種別に対応する、方法。
(項目2)
上記UEの上記アクセス要求に基づいて上記UEの使用種別を判定する上記段階は、上記UEの上記使用種別を上記アクセス要求から直接取得する段階を有する、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記UEの上記アクセス要求に基づいて上記UEの使用種別を判定する上記段階は、
上記UEのIDを取得する段階と、
加入者データ要求をホーム加入者サーバHSSに送信する段階であって、上記加入者データ要求は上記UEの上記IDを含む、段階と、
上記HSSによって返信された上記UEの加入者データを受信する段階であって、上記UEの上記加入者データは上記UEの上記使用種別を含む、段階と、
上記UEの上記使用種別を上記UEの上記加入者データから取得する段階と
を有する、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記UEのIDを取得する上記段階は、
上記UEの上記IDを上記アクセス要求から取得する段階を有するか、又は、
上記UEのIDを取得する上記段階は、
ID要求を上記UEに送信する段階であって、上記ID要求は上記UEの上記IDを要求するのに用いられる、段階と、
上記UEによって返信された上記UEの上記IDを受信する段階と
を有するか、又は、
上記UEのIDを取得する上記段階は、
上記アクセス要求内にある上記UEの一時IDを取得する段階であって、上記UEの上記一時IDは、上記UEが配置されているソース専用コアネットワークのノードによって上記UEに割り当てられる、段階と、
上記ソース専用コアネットワークの上記ノードにコンテキスト要求を送信する段階であって、上記コンテキスト要求は上記UEの上記一時IDを含み、上記コンテキスト要求は上記UEのコンテキストを要求するのに用いられる、段階と、
上記ソース専用コアネットワークの上記ノードによって返信された上記UEの上記コンテキストを受信し、上記UEの上記IDを上記UEの上記コンテキストから取得する段階と
を有する、項目3に記載の方法。
(項目5)
上記UEの上記アクセス要求に基づいて上記UEの使用種別を判定する上記段階は、
上記アクセス要求内にある上記UEの一時IDを取得する段階であって、上記UEの上記一時IDは、上記UEが配置されているソース専用コアネットワークのノードによって上記UEに割り当てられる、段階と、
上記ソース専用コアネットワークの上記ノードにコンテキスト要求を送信する段階であって、上記コンテキスト要求は上記UEの上記一時IDを含み、上記コンテキスト要求は上記UEのコンテキストを要求するのに用いられる、段階と、
上記ソース専用コアネットワークの上記ノードによって返信された上記UEの上記コンテキストを受信し、上記UEの上記使用種別を上記UEの上記コンテキストから取得する段階と
を有する、項目1に記載の方法。
(項目6)
上記UEの上記使用種別に基づいて上記UE用に、専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できるノードを選択する上記段階の後に、上記方法はさらに、
リダイレクトメッセージを上記RAN Nodeに送信する段階を備え、上記リダイレクトメッセージは、対応する上記専用コアネットワーク内にあり且つ上記SFEによって上記UE用に選択される上記ノードに関する情報を含み、これにより、上記RAN Nodeは上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を送信する、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
上記UEの上記使用種別に基づいて上記UE用に、専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できるノードを選択する上記段階の後に、上記方法はさらに、
上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を直接送信する段階を備える、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を直接送信する上記段階は、
上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードへのS1接続を確立する段階と、
上記S1接続を用いて、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を送信する段階と
を有する、項目7に記載の方法。
(項目9)
上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を直接送信する上記段階の後に、上記方法はさらに、
上記RAN Nodeと上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードとの間の転送ノードとしての上記SFEが、上記RAN Nodeと上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードとの間でメッセージを転送する段階を備える、項目7又は8に記載の方法。
(項目10)
上記RAN Nodeと上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードとの間でメッセージを転送する上記段階は、
上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードによって送信されたメッセージを受信する段階と、
上記メッセージを上記RAN Nodeに転送する段階と
を有するか、又は、
上記RAN Nodeによって送信されたメッセージを受信する段階と、
上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記メッセージを転送する段階と
を有する、項目9に記載の方法。
(項目11)
専用コアネットワークに適用されるアクセス方法であって、
ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を無線アクセスネットワークノードRAN Nodeが受信する段階と、
上記UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子が上記アクセス要求から取得できない場合、又は上記アクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、上記ソース専用コアネットワークの上記ノードが到達不能であると上記RAN Nodeが判定する段階と、
上記アクセス要求を選択機能エンティティSFEに上記RAN Nodeが送信する段階と
を備える、方法。
(項目12)
上記方法はさらに、
上記UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ上記選択機能エンティティSFEによって判定されるノードを上記RAN Nodeが受け入れる段階であって、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードは、上記UEの使用種別に基づいて上記UE用に選択され且つ専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できるノードである、段階と、
上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記UEの上記アクセス要求を送信する段階と
を備える、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記アクセス要求をSFEに送信する上記段階は、上記アクセス要求を上記SFEに送信し、上記SFEを用いて、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を直接送信する段階を有する、項目11又は12に記載の方法。
(項目14)
上記アクセス要求をSFEに送信する上記段階の後に、上記方法はさらに、
上記RAN Nodeと上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードとの間の転送ノードとして上記SFEを用いて、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードにメッセージを送信するか、又は上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードによって送信されたメッセージを受信する段階を備える、項目11から13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
専用コアネットワークに適用されるアクセス装置であって、
無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信するように構成された受信ユニットと、
上記UEの上記アクセス要求に基づいて上記UEの使用種別を判定し、上記UEの上記使用種別に基づいて上記UE用に、専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できるノードを選択するように構成された処理ユニットと
を備え、
上記専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できる上記ノードは、上記UEの上記使用種別に対応する、装置。
(項目16)
上記処理ユニットは、上記UEの上記使用種別を上記アクセス要求から直接取得するように構成される、項目15に記載の装置。
(項目17)
上記処理ユニットは、
上記UEのIDを取得することと、
加入者データ要求をHSSに送信することであって、上記加入者データ要求は上記UEの上記IDを含み、上記加入者データ要求は上記UEの加入者データを要求するのに用いられる、送信することと、
上記HSSによって返信された上記UEの上記加入者データを受信することと、
上記UEの上記使用種別を上記UEの上記加入者データから取得することと
を行うように構成される、項目15に記載の装置。
(項目18)
上記処理ユニットは、
上記UEの上記IDを上記アクセス要求から取得するように構成されるか、又は、
上記処理ユニットは、
ID要求を上記UEに送信することであって、上記ID要求は上記UEの上記IDを要求するのに用いられる、送信することと、
上記UEによって返信された上記UEの上記IDを受信することと
を行うように構成されるか、又は、
上記処理ユニットは、
上記アクセス要求内にある上記UEの一時IDを取得することであって、上記UEの上記一時IDは、上記UEが配置されているソース専用コアネットワークのノードによって上記UEに割り当てられる、取得することと、
上記ソース専用コアネットワークの上記ノードにコンテキスト要求を送信することであって、上記コンテキスト要求は上記UEの上記一時IDを含み、上記コンテキスト要求は上記UEのコンテキストを要求するのに用いられる、送信することと、
上記ソース専用コアネットワークの上記ノードによって返信された上記UEの上記コンテキストを受信し、上記UEの上記IDを上記UEの上記コンテキストから取得することと
を行うように構成される、項目17に記載の装置。
(項目19)
上記処理ユニットは、
上記アクセス要求内にある上記UEの一時IDを取得することであって、上記UEの上記一時IDは、上記UEが配置されているソース専用コアネットワークのノードによって上記UEに割り当てられる、取得することと、
上記ソース専用コアネットワークの上記ノードにコンテキスト要求を送信することであって、上記コンテキスト要求は上記UEの上記一時IDを含み、上記コンテキスト要求は上記UEのコンテキストを要求するのに用いられる、送信することと、
上記ソース専用コアネットワークの上記ノードによって返信された上記UEの上記コンテキストを受信し、上記UEの上記使用種別を上記UEの上記コンテキストから取得することと
を行うように構成される、項目15に記載の装置。
(項目20)
上記装置はさらに、リダイレクトメッセージを上記RAN Nodeに送信するように構成された送信ユニットを備え、上記リダイレクトメッセージは、対応する上記専用コアネットワーク内にあり且つ上記SFEによって上記UE用に選択される上記ノードに関する情報を含み、これにより、上記RAN Nodeは、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を送信する、項目15から19のいずれか一項に記載の装置。
(項目21)
上記装置はさらに、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を直接送信するように構成された送信ユニットを備える、項目15から19のいずれか一項に記載の装置。
(項目22)
上記送信ユニットは、
上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードへのS1接続を確立し、
上記S1接続を用いて、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を送信するように構成される、項目21に記載の装置。
(項目23)
上記送信ユニットは、上記RAN Nodeと上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードとの間の転送ノードとして、上記RAN Nodeと上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードとの間でメッセージを転送するように構成される、項目21又は22に記載の装置。
(項目24)
上記受信ユニットはさらに、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードによって送信されたメッセージを受信するように構成され、
上記送信ユニットは、上記メッセージを上記RAN Nodeに転送するように構成されるか、又は、
上記受信ユニットはさらに、上記RAN Nodeによって送信されたメッセージを受信するように構成され、
上記送信ユニットは、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記メッセージを転送するように構成される、項目23に記載の装置。
(項目25)
専用コアネットワークに適用されるアクセス装置であって、
ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を受信するように構成された受信ユニットと、
上記UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子が上記アクセス要求から取得できない場合、又は上記アクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、上記ソース専用コアネットワークの上記ノードが到達不能であると判定するように構成された処理ユニットと、
上記アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信するように構成された送信ユニットと
を備える装置。
(項目26)
上記受信ユニットはさらに、上記UEに対応する専用コアネットワーク内にあり且つ上記選択機能エンティティSFEによって判定されるノードを受け入れるように構成され、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードは、上記UEの使用種別に基づいて上記SFEによって上記UE用に選択され且つ専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できるノードであり、
上記送信ユニットはさらに、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記UEの上記アクセス要求を送信するように構成される、項目25に記載の装置。
(項目27)
上記送信ユニットは、上記アクセス要求を上記SFEに送信し、上記SFEを用いて、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードに上記アクセス要求を直接送信するように構成される、項目25又は26に記載の装置。
(項目28)
上記送信ユニットはさらに、上記RAN Nodeと上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードとの間の転送ノードとして上記SFEを用い、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードにメッセージを送信するように構成され、
上記受信ユニットはさらに、上記RAN Nodeと上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードとの間の転送ノードとして上記SFEを用い、上記UEに対応する上記専用コアネットワークの上記ノードによって送信されたメッセージを受信するように構成される、項目25から27のいずれか一項に記載の装置。
(項目29)
専用コアネットワークに適用されるアクセスデバイスであって、上記アクセスデバイスは、プロセッサと、メモリと、通信インタフェースとを備え、
上記メモリはソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように構成され、
上記プロセッサは上記メモリに格納された上記ソフトウェアプログラム及び/又は上記モジュールを起動又は実行して、以下のオペレーション、すなわち、
無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信するオペレーションと、
上記UEの上記アクセス要求に基づいて上記UEの使用種別を判定するオペレーションと、
上記UEの上記使用種別に基づいて上記UE用に、専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できるノードを選択するオペレーションであって、上記専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できる上記ノードは、上記UEの上記使用種別に対応する、オペレーションと
を実施する、アクセスデバイス。
(項目30)
専用コアネットワークに適用されるアクセスデバイスであって、上記アクセスデバイスは、プロセッサと、メモリと、通信インタフェースとを備え、
上記メモリはソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように構成され、
上記プロセッサは、上記メモリに格納された上記ソフトウェアプログラム及び/又は上記モジュールを起動又は実行して、以下のオペレーション、すなわち、
ユーザ機器UEによって送信されたアクセス要求を受信するオペレーションと、
上記UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子が上記アクセス要求から取得できない場合、又は上記アクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、上記ソース専用コアネットワークの上記ノードが到達不能であると判定するオペレーションと、
上記アクセス要求を選択機能エンティティSFEに送信するオペレーションと
を実施する、アクセスデバイス。
(項目31)
アクセスシステムであって、
無線アクセスネットワークノードRAN Nodeによって送信されたユーザ機器UEのアクセス要求を受信し、上記UEの上記アクセス要求に基づいて上記UEの使用種別を判定し、上記UEの上記使用種別に基づいて上記UE用に、専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できるノードを選択するように構成された選択機能エンティティSFEであって、上記専用コアネットワーク内にあり且つ上記UEにサービスを提供できる上記ノードは、上記UEの上記使用種別に対応する、選択機能エンティティSFEと、
上記ユーザ機器UEによって送信された上記アクセス要求を受信し、上記UEのソース専用コアネットワークのノードの識別子が上記アクセス要求から取得できない場合、又は上記アクセス要求で搬送されるソース専用コアネットワークのノードの識別子が、事前設定されたノード識別子テーブルにない場合、上記ソース専用コアネットワークの上記ノードが到達不能であると判定し、上記アクセス要求を上記選択機能エンティティSFEに送信するように構成された上記無線アクセスネットワークノードRAN Nodeと
を備えるシステム。