特許第6674519号(P6674519)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6674519
(24)【登録日】2020年3月10日
(45)【発行日】2020年4月1日
(54)【発明の名称】容量型加速度検出装置及びその検出方法
(51)【国際特許分類】
   G01P 15/00 20060101AFI20200323BHJP
   G01P 15/125 20060101ALI20200323BHJP
   H04R 19/04 20060101ALI20200323BHJP
   B81B 7/02 20060101ALI20200323BHJP
   H01L 29/84 20060101ALI20200323BHJP
   A61B 5/02 20060101ALI20200323BHJP
【FI】
   G01P15/00 E
   G01P15/125 Z
   H04R19/04
   B81B7/02
   H01L29/84 Z
   A61B5/02 310M
【請求項の数】15
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-182187(P2018-182187)
(22)【出願日】2018年9月27日
(65)【公開番号】特開2019-109218(P2019-109218A)
(43)【公開日】2019年7月4日
【審査請求日】2018年9月27日
(31)【優先権主張番号】106144210
(32)【優先日】2017年12月15日
(33)【優先権主張国】TW
(31)【優先権主張番号】107115245
(32)【優先日】2018年5月4日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】518344818
【氏名又は名称】劉 佳星
(74)【代理人】
【識別番号】110002837
【氏名又は名称】特許業務法人アスフィ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】劉 佳星
【審査官】 谷垣 圭二
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2016/167202(WO,A1)
【文献】 特開平05−300886(JP,A)
【文献】 特開2014−023141(JP,A)
【文献】 特開2015−002360(JP,A)
【文献】 特開2009−006113(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/174839(WO,A1)
【文献】 特開2014−097242(JP,A)
【文献】 特開2015−025769(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/02−5/0295
B81B 7/02
G01P 15/00−15/18
H01L 29/84
H04R 19/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の動脈の加速度脈波を検出するために用いられる容量型加速度検出装置であって、
前記検出装置は、
1つ又は複数の容量型加速度センサを含み、前記容量型加速度センサは前記使用者の皮膚と直接に接触するように前記使用者の動脈の加速度脈波を検出する容量型加速度検出モジュールと;
前記使用者の動脈の加速度脈波を示す表示画面と、前記動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生するスピーカーとを備えており、連結部を介して、前記使用者の手首に係合するための係合部を有する固定支持部に係合される表示装置と;
を備えており、
前記表示装置は、スマートブレスレット、スマートフォン、デスクトップ、ラップトップ、専用ディスプレイまたはタブレットに適用され、
前記容量型加速度検出モジュールが検出した前記使用者の動脈の加速度脈波では、1周期ごとに、Q波、R波、S波、T波、U波、及びV波の6つの波が備えられ、
前記表示装置は、前記使用者の動脈の加速度脈波を自動的に検出し、それに応じて前記変動値を表示するものであり、前記変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値を超えると、前記表示装置は提示信号を表示することを特徴とする容量型加速度検出装置。
【請求項2】
前記容量型加速度センサは容量型マイクである請求項1に記載の容量型加速度検出装置。
【請求項3】
前記容量型マイクは、エレクトレットコンデンサマイクロホン、又はMEMSマイクロホン(Micro Elerctronics Mechanical System microphone)で構成される請求項2に記載の容量型加速度検出装置。
【請求項4】
前記容量型加速度検出モジュールは、1つ又は複数の指スリーブを備える請求項1〜3のいずれかに記載の容量型加速度検出装置。
【請求項5】
前記容量型加速度検出モジュールは、前記使用者の中指に装着するための指スリーブを更に備え、
前記容量型加速度センサは、前記指スリーブの一方側に設けられ、前記使用者の動脈の加速度脈波を検出するように、前記指スリーブを介して脈拍を受信する請求項4に記載の容量型加速度検出装置。
【請求項6】
前記容量型加速度検出モジュールは、前記使用者の人差し指、中指及び薬指にそれぞれ装着するための複数の指スリーブを備え、
各前記容量型加速度センサはそれぞれ、各前記指スリーブの一方側に設けられると共に指隙間でそれぞれ分離されており、
前記容量型加速度センサは、前記使用者の動脈の加速度脈波を検出するように、前記指スリーブを介して脈拍を受信する請求項4に記載の容量型加速度検出装置。
【請求項7】
各前記容量型加速度センサは、交換可能で係合方式により前記容量型加速度検出モジュールに係合される請求項1〜6のいずれかに記載の容量型加速度検出装置。
【請求項8】
前記表示装置は、前記使用者の食事前及び食事後の前記動脈の加速度脈波を検出するように用いられ、
前記表示装置は、前記使用者の食事前及び食事後の前記動脈の加速度脈波に基づいて生成した6つの波を血液粘度信号及び血管年齢信号とする請求項1〜7のいずれかに記載の容量型加速度検出装置。
【請求項9】
前記使用者の動脈の加速度脈波による変化は、前記使用者の微小循環系の変化を表す請
求項1〜8のいずれかに記載の容量型加速度検出装置。
【請求項10】
容量型加速度検出装置に適用され、使用者の動脈の加速度脈波を検出するように用いられる検出方法であって、
前記検出方法は、
容量型加速度検出モジュールにおける1つまたは複数の容量型加速度センサにより、前記使用者の皮膚と直接に接触するように前記使用者の動脈の加速度脈波を検出するステップと;
表示装置に備えられた表示画面により、前記使用者の動脈の加速度脈波を示すステップと;
前記表示装置に備えられたスピーカーにより、前記動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生するステップと;
を含み、
前記表示装置は、連結部を介して、前記使用者の手首に係合するための係合部を有する固定支持部に係合され、
前記容量型加速度検出モジュールが検出した前記使用者の動脈の加速度脈波では、1周期ごとに、Q波、R波、S波、T波、U波、及びV波の6つの波が備えられ、
前記表示装置は、前記使用者の動脈の加速度脈波を自動的に検出し、それに応じて前記変動値を表示するものであり、前記変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値を超えると、前記表示装置は提示信号を発生することを特徴とする検出方法。
【請求項11】
前記表示装置は、前記使用者の食事前及び食事後の前記動脈の加速度脈波を検出するように用いられ、前記表示装置は前記使用者の食事前及び食事後の前記動脈の加速度脈波に基づいて生成した6つの波を血液粘度信号及び血管年齢信号とする請求項10に記載の検出方法。
【請求項12】
前記使用者の動脈の加速度脈波による変化は、前記使用者の微小循環系の変化を表す請求項10または11に記載の検出方法。
【請求項13】
スマートブレスレットに適用する容量型加速度検出装置であって、
前記検出装置は、
使用者の皮膚と直接に接触するように前記使用者の橈骨動脈の加速度脈波を検出する1つまたは複数の加速度センサを備える容量型加速度検出モジュールと;
前記使用者の橈骨動脈の加速度脈波を示す表示画面と、前記橈骨動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生するスピーカーとを備えており、連結部を介して、前記使用者の手首に係合するための係合部を有する固定支持部に係合される表示装置と;
を備えており、
前記容量型加速度検出モジュールが検出した前記使用者の橈骨動脈の加速度脈波では、1周期ごとに、Q波、R波、S波、T波、U波、及びV波の6つの波が備えられ、
前記容量型加速度検出装置は、前記使用者の橈骨動脈の加速度脈波を自動的に検出し、それに応じて前記変動値を表示するものであり、前記変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値を超えると、前記表示装置は提示信号を表示することを特徴とする容量型加速度検出装置。
【請求項14】
前記使用者の動脈の加速度脈波による変化は、前記使用者の微小循環系の変化を表す請求項13に記載の容量型加速度検出装置。
【請求項15】
モバイルデバイスに適用され、ジャックを備える容量型加速度検出装置であって、
前記検出装置は、1つまたは複数の容量型加速度センサを備える容量型加速度検出モジュールを備え、
前記容量型加速度検出モジュールは、前記モバイルデバイスに内蔵されるか、又は前記モバイルデバイスに備えられた前記ジャックに外部接続され、
前記モバイルデバイスは、動脈の加速度脈波を処理するための内蔵プログラムを有し、
前記容量型加速度センサは、使用者の皮膚と直接に接触するように前記モバイルデバイスに備えられた前記内蔵プログラムを介して前記使用者の動脈の加速度脈波を検出して認識し、
前記容量型加速度検出モジュールが検出した前記使用者の動脈の加速度脈波では、1周期ごとに、Q波、R波、S波、T波、U波、及びV波の6つの波が備えられることを特徴とする容量型加速度検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は加速度検出装置に関し、特に容量型加速度検出装置及びその検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
時代の進歩に伴い、便利な検出装置が、部分的に大型の医療設備に置き換えられるようになっている。例えば、スマートブレスレットにより心拍を検出できるようになっている。近来、多機能型検出装置の人気は益々高まっており、例えば、スマートウォッチを使用して音楽を再生し、心拍を感知することができる。しかしながら、一般的な検出装置は、正常値と異常値とを比較する機能を有しておらず、適用性に乏しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者の動脈の加速度脈波を検出するための容量型加速度検出装置及びその検出方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の構成は以下のとおりである。
[1]使用者の動脈の加速度脈波を検出するために用いられる容量型加速度検出装置であって、
前記検出装置は、
1つ又は複数の容量型加速度センサを含み、前記容量型加速度センサは前記使用者と接触するように前記使用者の動脈の加速度脈波を検出する容量型加速度検出モジュールと;
前記使用者の動脈の加速度脈波を示す表示画面と、前記動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生するスピーカーとを備えており、連結部を介して、前記使用者の手首に係合するための係合部を有する固定支持部に係合される表示装置と;
を備えており、
前記表示装置は、スマートブレスレット、スマートフォン、デスクトップ、ラップトップ、専用ディスプレイまたはタブレットに適用され、
前記表示装置は、前記使用者の動脈の加速度脈波を自動的に検出し、それに応じて前記変動値を表示するものであり、前記変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値を超えると、前記表示装置は提示信号を表示することを特徴とする容量型加速度検出装置。
[2]前記容量型加速度センサは容量型マイクである上記[1]に記載の容量型加速度検出装置。
[3]前記容量型マイクは、エレクトレットコンデンサマイクロホン、又はMEMSマイクロホン(Micro Elerctronics Mechanical System microphone)で構成される上記[2]に記載の容量型加速度検出装置。
[4]前記容量型加速度検出モジュールは、1つ又は複数の指スリーブを備える上記[1]〜[3]のいずれかに記載の容量型加速度検出装置。
[5]前記容量型加速度検出モジュールは、前記使用者の中指に装着するための指スリーブを更に備え、
前記容量型加速度センサは、前記指スリーブの一方側に設けられ、前記使用者の動脈の加速度脈波を検出するように、前記指スリーブを介して脈拍を受信する上記[4]に記載の容量型加速度検出装置。
[6]前記容量型加速度検出モジュールは、前記使用者の人差し指、中指及び薬指にそれぞれ装着するための複数の指スリーブを備え、
各前記容量型加速度センサはそれぞれ、各前記指スリーブの一方側に設けられると共に指隙間でそれぞれ分離されており、
前記容量型加速度センサは、前記使用者の動脈の加速度脈波を検出するように、前記指スリーブを介して脈拍を受信する上記[4]に記載の容量型加速度検出装置。
[7]各前記容量型加速度センサは、係合方式により前記容量型加速度検出モジュールに連結される上記[1]〜[6]のいずれかに記載の容量型加速度検出装置。
[8]前記表示装置は、前記使用者の食事前及び食事後の前記動脈の加速度脈波を検出するように用いられ、
前記表示装置は、前記使用者の食事前及び食事後の前記動脈の加速度脈波に基づいて生成した6つの波を血液粘度信号及び血管年齢信号とする上記[1]〜[7]のいずれかに記載の容量型加速度検出装置。
[9]前記使用者の動脈の加速度脈波による変化は、前記使用者の微小循環系の変化を表す上記[1]〜[8]のいずれかに記載の容量型加速度検出装置。
[10]容量型加速度検出装置に適用され、使用者の動脈の加速度脈波を検出するように用いられる検出方法であって、
前記検出方法は、
容量型加速度検出モジュールにおける1つまたは複数の容量型加速度センサにより、前記使用者と接触するように前記使用者の動脈の加速度脈波を検出するステップと;
表示装置に備えられた表示画面により、前記使用者の動脈の加速度脈波を示すステップと;
前記表示装置に備えられたスピーカーにより、前記動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生するステップと;
を含み、
前記表示装置は、連結部を介して、前記使用者の手首に係合するための係合部を有する固定支持部に係合され、
前記表示装置は、前記使用者の動脈の加速度脈波を自動的に検出し、それに応じて前記変動値を表示するものであり、前記変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値を超えると、前記表示装置は提示信号を発生することを特徴とする検出方法。
[11]前記表示装置は、前記使用者の食事前及び食事後の前記動脈の加速度脈波を検出するように用いられ、前記表示装置は前記使用者の食事前及び食事後の前記動脈の加速度脈波に基づいて生成した6つの波を血液粘度信号及び血管年齢信号とする上記[10]に記載の検出方法。
[12]前記使用者の動脈の加速度脈波による変化は、前記使用者の微小循環系の変化を表す上記[10]または[11]に記載の検出方法。
[13]スマートブレスレットに適用する容量型加速度検出装置であって、
前記検出装置は、
使用者と接触するように前記使用者の橈骨動脈の加速度脈波を検出する1つまたは複数の加速度センサを備える容量型加速度検出モジュールと;
前記使用者の橈骨動脈の加速度脈波を示す表示画面と、前記橈骨動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生するスピーカーとを備えており、連結部を介して、前記使用者の手首に係合するための係合部を有する固定支持部に係合される表示装置と;
を備えており、
前記容量型加速度検出装置は、前記使用者の橈骨動脈の加速度脈波を自動的に検出し、それに応じて前記変動値を表示するものであり、前記変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値を超えると、前記表示装置は提示信号を表示することを特徴とする容量型加速度検出装置。
[14]前記使用者の動脈の加速度脈波による変化は、前記使用者の微小循環系の変化を表す上記[12]に記載の容量型加速度検出装置。
[15]モバイルデバイスに適用され、ジャックを備える容量型加速度検出装置であって、
前記検出装置は、1つまたは複数の容量型加速度センサを備える容量型加速度検出モジュールを備え、
前記容量型加速度検出モジュールは、前記モバイルデバイスに内蔵されるか、又は前記モバイルデバイスに備えられた前記ジャックに外部接続され、
前記モバイルデバイスは、動脈の加速度脈波を処理するための内蔵プログラムを有し、
前記容量型加速度センサは、使用者と接触するように前記モバイルデバイスに備えられた前記内蔵プログラムを介して前記使用者の動脈の加速度脈波を検出して認識することを特徴とする容量型加速度検出装置。
【0005】
本発明の実施形態によれば、使用者の動脈の加速度脈波を検出するための容量型加速度検出装置が提供される。容量型加速度検出装置は、容量型加速度検出モジュール、表示装置、及び信号回線を含む。容量型加速度検出モジュールは1つ又は複数の容量型加速度センサを備え、各容量型加速度センサは、使用者と接触するように使用者の動脈の加速度脈波を検出する。表示装置は表示画面及びスピーカーを含む。表示画面は、使用者の動脈の加速度脈波を示すように用いられる。スピーカーは、動脈の加速度の変動値によって音声信号を発生する。表示装置は連結部を介して固定支持部に連結される。固定支持部は、表示装置を使用者の手首に係合するための係合部を備える。表示装置は、スマートブレスレット、スマートフォン、デスクトップ、ノートパソコン、専用ディスプレイまたはタブレットに適用される。表示装置は、使用者の動脈の加速度脈波を自動的に検出して、それに応じて変動値を表示し、変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値より大きくなると、表示装置は提示信号を表示する。
【0006】
本発明の上記実施形態は容量型加速度検出装置に適用され、使用者の動脈の加速度脈波を検出するための検出方法が提供される。上記検出方法は、容量型加速度検出モジュールにおける1つまたは複数の容量型加速度センサにより、使用者と接触するように使用者の動脈の加速度脈波を検出し、表示装置の表示画面により使用者の動脈の加速度脈波を表示し、表示装置のスピーカーにより、動脈の加速度脈波の変動値に応じて音声を発生する。表示装置は連結部を介して固定支持部に連結され、固定支持部は表示装置を使用者の手首に係合するための係合部を備え、表示装置はスマートブレスレット、スマートフォン、デスクトップ、ノートパソコン、専用ディスプレイまたはタブレットに適用される。表示装置は、使用者の動脈の加速度脈波を自動的に検出して、それに応じて変動値を表示し、変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値より大きくなると、表示装置は提示信号を表示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施形態に係る容量型加速度検出装置を示すブロック図である。
図2】本発明の他の実施形態に係る容量型加速度検出装置を示すブロック図である。
図3A】本発明の実施形態に係る容量型加速度検出モジュールを示す外観模式図である。
図3B】本発明の他の実施形態に係る容量型加速度検出モジュールを示す外観模式図である。
図3C】本発明の他の実施形態に係る容量型加速度検出モジュールを示す外観模式図(裏面)である。
図3D】本発明の実施形態に係る表示装置を示す外観模式図である。
図4A】本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(食事前)である。
図4B】本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(食事後1時間)である。
図4C】本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(食事後2時間)である。
図4D】本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(食事後3時間)である。
図5】本発明の実施形態に係る検出方法を示すフローチャートである。
図6A】本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(ジョギング前)である。
図6B】本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(ジョギング後4時間)である。
図6C】本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(ジョギング後7時間)である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の特徴及び技術内容がより一層分かるように、添付図面を参照しながら、本発明を詳細に説明する。しかし、添付図面は参考と説明のために提供されたものに過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
まず、図1を参照する。図1は、本発明の実施形態に係る容量型加速度検出装置を示すブロック図である。
【0010】
容量型加速度検出装置100は、容量型加速度検出モジュール110、及び表示装置120を含む。容量型加速度検出装置100は、使用者の橈骨動脈、上腕動脈、頸動脈、鎖骨下動脈、足動脈、又は頭部動脈の加速度脈波を検出するためのものである。但し、動脈の種類は上記に限定されない。容量型加速度検出装置100は、使用者を検出するように用いられる。容量型加速度検出モジュール110は、1つまたは複数の容量型加速度センサ111を含む。各容量型加速度センサ111は、使用者と接触するように使用者の動脈の加速度脈波を検出する。例えば、容量型加速度検出モジュール110は、使用者の頸動脈の加速度脈波を検出することができるが、使用者の橈骨動脈の加速度脈波を検出することもできる。また、容量型加速度センサ111は容量型マイクであってもよい。容量型マイクは、エレクトレットコンデンサマイクロホン、又はMEMSマイクロホン(Micro Elerctronics Mechanical System microphone)のいずれであってもよい。本発明に係る容量型加速度検出装置100に用いられるエレクトレットコンデンサマイクロホン又はMEMSマイクロホンは、使用者の動脈の加速度脈波を検出する精度を高め、製造コストを低減することができる。容量型加速度検出装置100は、モバイルデバイスに適用し得る。
【0011】
表示装置120は、表示画面121及びスピーカー123を備える。表示画面121は、使用者の動脈の加速度脈波を表示する。スピーカー123は、動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生する。表示装置120は、連結部を介して固定支持部(図示せず)に連結される。固定支持部は、表示装置120を使用者の手首に係合するための係合部を備える。表示装置120は、更に信号回線130、アナログ・デジタル変換器(図示せず)、及び中央制御装置(図示せず)を含んでいても良い。表示装置120は、信号回線130を介して容量型加速度検出モジュール110と電気的に接続される。アナログ・デジタル変換器は、容量型加速度検出モジュール110と中央制御装置との間に接続される。アナログ・デジタル変換器は、容量型加速度検出モジュール110の容量型加速度センサ111が検出したアナログ動脈の加速度脈波信号をデジタル動脈の加速度脈波信号に転換して、中央制御装置に伝送する。中央制御装置は、適切なハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアを備えており、使用者の食事前及び食事後の動脈の加速度脈波を検出して、それに基づいて心拍数、心拍変動、呼吸数、血圧又は疲労指標等に転換する。表示装置120は、更に押ボタンを含んでいても良い。使用者が押ボタンをタッチすると、表示画面121は、使用者の食事前及び食事後の動脈の加速度脈波の検出結果に基づいて、それと対応する基本脈拍数、心拍数、心拍変動、呼吸数、血圧及び疲労指標を示す。また、容量型加速度センサを交換する場合の便宜性を高めるために、容量型加速度センサは容量型加速度検出モジュール110に係合するように容量型加速度検出モジュール110と連結されていてもよい。容量型加速度センサは、接触方式により使用者の動脈の加速度脈波を検出するため、使用者の皮膚に僅かな細菌が存在することがあっても、交換可能な容量型加速度センサは、容量型加速度検出装置100の清潔度を高めることができる。
【0012】
表示装置120は、使用者の動脈の加速度脈波を自動的に検出して、それに応じて変動値を表示する。変動値がデフォルト値に等しいかまたはデフォルト値を超えると、表示装置120は提示信号を表示する。例えば、表示装置120は通信装置(図示せず)を備えていてもよい。使用者の動脈の加速度脈波の変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値を超えると、表示装置120の通信装置により、無線通信モードを介して提示信号を遠隔電子装置に送信する。患者の在宅ケアに適用可能であり、遠隔の親戚または医療チームに、患者の健康状態が異常かどうかの可能性を通知する。また、容量型加速度検出装置100は、動物の動脈の加速度脈波の検出にも適用される。なかでも、表示装置120は、スマートブレスレット、スマートフォン、デスクトップ、ラップトップ、専用モニタまたはタブレットに適用し得る。
【0013】
次に、図2を参照する。図2は、本発明の他の実施形態に係る容量型加速度検出装置を示すブロック図である。
【0014】
容量型加速度検出装置200は、容量型加速度検出モジュール110、表示装置120、及び信号回線130を含む。容量型加速度検出モジュール110は、更に1つ又は複数の指スリーブ213を備えていてもよい。各指スリーブ213は、使用者の指先に装着するように用いられる。
【0015】
次に、図3Aを参照する。図3Aは本発明の実施形態に係る容量型加速度検出モジュールを示す外観模式図である。
【0016】
容量型加速度検出モジュール310aは、指スリーブ313a、信号回線330及び回路板340を備える。信号回線330は、回路板340と電気的に接続される。指スリーブ313aは、使用者の中指に装着するように用いられる。容量型加速度センサ(図示せず)は、指スリーブ313aの一側に配置され、例えば、容量型加速度センサは指スリーブ313aと回路板340との接触点の他方側に(回路板340の裏面に)配置されてもよい。容量型加速度センサは、指スリーブ313aを介して脈拍を受信して、それにより、使用者の動脈の加速度脈波を検出する。
【0017】
次に、図3B及び図3Cを参照する。図3Bは、本発明の他の実施形態に係る容量型加速度検出モジュールを示す外観模式図である。図3Cは、本発明の他の実施形態に係る容量型加速度検出モジュールを示す外観模式図(裏面)である。
【0018】
容量型加速度検出モジュール310bは、指スリーブ313a、指スリーブ313b、指スリーブ313c、信号回線330、及び回路板340を備える。指スリーブ313a、指スリーブ313b、指スリーブ313cはそれぞれ、使用者の中指、人差し指および薬指に装着するように用いられる。各容量型加速度センサ361はそれぞれ、指スリーブ313a、指スリーブ313b、指スリーブ313cの一側に設けられると共に、互いに指隙間360を離間している。例えば、容量型加速度センサは、指スリーブ313a、指スリーブ313b、指スリーブ313c及び回路板340との接触点の他方側(回路板340の裏面)に設けられてもよい。容量型加速度センサは、指スリーブ313a、指スリーブ313b及び指スリーブ313cを介して脈拍を受信して、それにより使用者の動脈の加速度脈波を検出する。
【0019】
次に、図3Dを参照する。図3Dは本発明の実施形態に係る表示装置を示す外観模式図である。
【0020】
表示装置320は、表示画面321及びスピーカー323を備える。表示画面321は、使用者の動脈の加速度脈波を表示する。スピーカー323は、動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生する。例えば、音声信号は3秒間の急速な短い音であってもよい。表示装置320は、連結部(図示せず)を介して固定支持部350に連結される。固定支持部350は、表示装置320を使用者の手首に係合するための係合部351を備える。
【0021】
次に、図4A図4Dを同時に参照する。図4Aは、本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(食事前)である。図4Bは、本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(食事後1時間)である。図4Cは、本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(食事後2時間)である。図4Dは、本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(食事後3時間)である。
【0022】
図4Aのオシロスコープ波形図は、Q波410a、R波420a、S波430a、T波440a、U波450a、及びV波460aを含む。
【0023】
図4Bのオシロスコープ波形図は、Q波410b、R波420b、S波430b、T波440b、U波450b及びV波460bを含む。
【0024】
図4Cのオシロスコープ波形図は、Q波410c、R波420c、S波430c、T波440c、U波450c及びV波460cを含む。
【0025】
図4Dのオシロスコープ波形図は、Q波410d、R波420d、S波430d、T波440d、U波450d及びV波460dを含む。
【0026】
食事前と、食事後1時間とのオシロスコープ波形図を比較すると、R波420b、S波430b、およびT波440bは、R波420a、S波430a、およびT波440aよりも、著しく低くなっている。U波450bは、U波450aよりも著しく高くなっている。
【0027】
食事後2時間と、食事後1時間とのオシロスコープ波形図を比較すると、R波420c、S波430c、およびT波440cは、R波420b、S波430b、およびT波440bよりも著しく高くなっている。U波450cは、U波450bよりも著しく低くなっている。
【0028】
食事後3時間と、食事前とのオシロスコープ波形図を比較すると、Q波410d、R波420d、S波430d、T波440d、U波450d、およびV波460dは、Q波410a、R波420a、S波430a、T波440a、U波450a、およびV波460aが表示する信号値と類似している。これらによれば、使用者の動脈の加速度脈波は、食事後3時間で安定状態になっていることが分る。
【0029】
ある実施形態において、容量型マイクは、空気を通して伝えられる、主音声と環境雑音を含む音波を集めるように用いられる。容量型マイクは、動脈の速度脈波を検出するように皮膚動脈に貼られる。極板間距離変化の原理に基づけば、容量型加速度センサにおいて、活動振動膜が外力を受けて衝撃波で固定電極の間の隙間(d)が変化すると、容量変化C=ε*S/d(ε=比誘電率、S=電極板の面積、d=2つの電極板の距離)となる。容量変化は、加速度の値に対応している。容量型マイクと容量型加速度センサとは、同様の動作原理を有し、転換することにより、環境騒音干渉が抑制された加速度脈波を得る振動容量型加速度センサとなる。また、容量型マイクは、スマートフォン、スマートブレスレット、耳掛け検出装置、ヘッドセットスマートメガネ等に適用し得る。容量型加速度センサをスマートフォンに適用する場合、スマートフォンにジャック、例えば、ヘッドフォンジャック、USBジャック、マイクロUSBジャック、タイプCジャックまたは充電ジャック等が設けられる。容量型加速度検出モジュールは、スマートフォンのジャックに挿入される。各容量型加速度センサは、使用者と接触するようにスマートフォンの内蔵プログラムを介して使用者の動脈の加速度脈波を検出して認識する。また、容量型加速度検出モジュールは、携帯電話装置に内蔵してもよい。容量型加速度検出モジュールは、携帯電話装置に外部接続されてもよい。
【0030】
ある実施形態において、容量型マイクは動脈の速度脈波を検出して加速度脈波に転換するように用いられる。加速度脈波は、ベースラインと6つの波を含む。ベースラインに対する6つの波の偏差は、血管の生理的状態を反映するために使用される。食後の血糖値が上昇すると、血液粘度と血液粘度係数が上昇する。血液の粘性定数ポアズイユの法則(Poiseuille’s law)によれば、血管抵抗R=(8ηΔχ)/(πr4),(η=血液の粘性定数,Δχ=血管の単位長さ,π=円周率,r=血管の半径)により、血管における血液の流動抵抗(血管抵抗)は血液の粘性定数と正比例の関係にあるため、その場合、血流の速度が低下する。動脈の加速度脈波の6つの波は、血糖の変動に従って変化する。
【0031】
同時に図4A図4Dを参照する。まず、食事の前における空腹時の脈波を、使用者の基準加速度脈波または食事前空腹基準血糖水準とする。そして、食事後1時間の脈波を検出して、食事後1時間の加速度脈波または食事後1時間の血糖とする。そして、食事後2時間及び食事後3時間にそれぞれ、食事後2時間と食事後3時間の加速度脈波を検出する。食事後1時間と、食事後2時間と、食事後3時間とにおける、加速度脈波の6つの波及びベースラインの偏差または回復を比較する。正常人の血糖変化は通常、食事後3時間の加速度脈波の波は食事前の加速度脈波の波と類似するように回復する。
【0032】
ある実施形態において、容量型加速度検出装置は使用者の血圧を検出するために用いられる。収縮期および拡張期の波形の波により、ベースラインから偏差の差異を分析する。血圧が上がると、脈拍は20%を超えるまで上昇し、R波は上に偏差すると共に、S波は下に偏差するようになる。
【0033】
ある実施形態において、容量型加速度検出装置は、使用者の血管年齢を検出する。Q波は心室収縮の起点を表示する。R波は収縮期を表示する。S波は反射波のカット点を表し、小動脈反射点とも呼ばれる。T波は、収縮期の終了時の反射波のピーク値を表す。U波は、心室収縮期の終点としての動脈ノッチを表す。V波は、拡張期のピーク値を表し、心室拡張期初期の上昇波は、大動脈弁閉鎖の反射波である。Q波から次のQ波までの間隔は、パルス心拍数であり、Q波ないしU波心室収縮期を表す。U波と、次のQ波に上昇するベースラインの開始点との間の期間は、心室拡張期を表す。
【0034】
同時に図1及び図5を参照する。図5は本発明の実施形態に係る検出方法を示すフローチャートである。上記検出方法は、容量型加速度検出装置100に適用され得、使用者の動脈の加速度脈波を検出するために用いられる。
【0035】
ステップS510において、容量型加速度検出モジュール110における1つまたは複数の容量型加速度センサ111は、使用者と接触するように使用者の動脈の加速度脈波を検出する。
【0036】
ステップS520において、表示装置120の表示画面により使用者の動脈の加速度脈波を示す。
【0037】
ステップS530において、表示装置120に備えられたスピーカー123により、動脈の加速度脈波の変動値によって音声信号を発生する。表示装置120は、連結部を介して固定支持部に連結され、固定支持部は、表示装置120を使用者の手首に係合する係合部を備える。
【0038】
ステップS550において、表示装置120は、使用者の動脈の加速度脈波を自動的に検出して、それに応じて変動値を表示し、変動値がデフォルト値に等しいか又はデフォルト値を超えると、表示装置120は提示信号を表示する。
【0039】
ある実施形態において、表示装置120は、使用者の食事前及び食事後の動脈の加速度脈波を検出する。表示装置120は、使用者の食事前及び食事後の動脈の加速度脈波に基づき、心拍数信号、血液粘度信号および血管年齢信号を表示する。
【0040】
次に、図6A図6Bおよび図6Cを参照する。図6Aは、本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(ジョギング前)である。図6Bは、本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(ジョギング後4時間)である。図6Cは、本発明の実施形態に係る表示画面が示すオシロスコープ波形図(ジョギング後7時間)である。
【0041】
図6Aが示すオシロスコープ波形図は、Q波610a、R波620a、S波630a、T波640a、U波650a、およびV波660aを含む。
【0042】
図6Bが示すオシロスコープ波形図は、Q波610b、R波620b、S波630b、T波640b、U波650b、およびV波660bを含む。
【0043】
図6Cが示すオシロスコープ波形図は、Q波610c、R波620c、S波630c、T波640c、U波650c、およびV波660cを含む。
【0044】
運動により、人体の四肢および器官の血液は再循環されて、筋肉組織および器官の微小動脈および微小血管を収縮および拡張させ、それによって微小循環系を促進して栄養素が供給され、代謝が促進される。ジョギング前のオシロスコープ図とジョギング後の4時間のオシロスコープ図を比較すると、ベースラインより上に上昇するS波は、血管弾性を促進し、収縮期の反射波を遅らせることを表している。T波はベースラインまで上昇している。S波およびT波の振幅が減少していることは、橈骨動脈の残留血液の減少および微小動脈の血液灌流の増加を表している。その結果、微小循環系が改善される。
【0045】
本発明の容量型加速度検出装置は、使用者の動脈の加速度脈波による変化を表示するため、投薬前後の使用者の動脈加速脈波を感知することができる。なかでも、使用者の動脈の加速度脈波による変化は、使用者の微小循環系の変化を表す。
【0046】
上記をまとめると、本発明によって提供される容量型加速度検出装置に使用される容量型マイクは、使用者の動脈の加速度脈波を検出する精度を高め、製造コストを低減することができる。容量型加速度センサは、容量型加速度センサを交換する便宜性及び使用時の清潔度を高めるため、係合方式で容量型加速度検出モジュールに連結される。遠隔医療における検出機能を実現するために、所定時間内に動脈の加速度脈波がデフォルト値を超えて検出されたとき、表示装置は提示信号を表示する。
【0047】
以上の開示内容は本発明の好ましい実施例に過ぎず、これにより本発明の特許請求の範囲は何ら限定されない。本発明の明細書及び添付図面の全内容に基づいてなされた技術の変形例は、全て本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0048】
100、200 容量型加速度検出装置
110、310a、310b 容量型加速度検出モジュール
111、361 容量型加速度センサ
120、320 表示装置
121、321 表示画面
123、323 スピーカー
130、330 信号回線
213、313a、313b、313c 指スリーブ
340 回路板
350 固定支持部
351 係合部
360 指隙間
410a、410b、410c、410d Q波
420a、420b、420c、420d R波
430a、430b、430c、430d S波
440a、440b、440c、440d T波
450a、450b、450c、450d U波
460a、460b、460c、460d V波
S510、S520、S530、S550 ステップ
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
図5
図6A
図6B
図6C