特許第6674544号(P6674544)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6674544
(24)【登録日】2020年3月10日
(45)【発行日】2020年4月1日
(54)【発明の名称】検測装置および検測方法
(51)【国際特許分類】
   B61K 9/08 20060101AFI20200323BHJP
   G01B 21/00 20060101ALI20200323BHJP
【FI】
   B61K9/08
   G01B21/00 R
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-527293(P2018-527293)
(86)(22)【出願日】2016年7月12日
(86)【国際出願番号】JP2016070573
(87)【国際公開番号】WO2018011894
(87)【国際公開日】20180118
【審査請求日】2019年4月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】390021577
【氏名又は名称】東海旅客鉄道株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】永沼 泰州
(72)【発明者】
【氏名】矢田 太郎
【審査官】 諸星 圭祐
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−251840(JP,A)
【文献】 特開2012−251882(JP,A)
【文献】 特開2009−19919(JP,A)
【文献】 特開2004−251842(JP,A)
【文献】 特開2001−63570(JP,A)
【文献】 特開平5−196465(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0274772(US,A1)
【文献】 中国実用新案第200971459(CN,Y)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B61K 9/08
E01B 35/04
G01B 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両が走行する軌道の軌道狂いを検測する検測装置であって、
所定の長さを有する梁部材と、
前記梁部材を予め設定された距離だけ互いに離間する二つの接触点で前記軌道に接触させながら前記軌道上を移動させた場合に、前記梁部材に作用する角速度を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された前記角速度と前記二つの接触点の間の距離である2点間距離との積を前記二つの接触点の中点における軌道狂い量として算出する算出部と、を備える
検測装置。
【請求項2】
請求項1に記載の検測装置であって、
前記検出部は、前記梁部材のピッチ軸周りの角速度であるピッチ角速度を前記角速度として検出し、
前記算出部は、検出された前記ピッチ角速度と前記2点間距離との積を前記二つの接触点の中点における高低狂い量を前記軌道狂い量として算出する
検測装置。
【請求項3】
請求項1に記載の検測装置であって、
前記検出部は、前記梁部材のヨー軸周りの角速度であるヨー角速度を前記角速度として検出し、
前記算出部は、検出された前記ヨー角速度と前記2点間距離との積を前記二つの接触点の中点における通り狂い量を前記軌道狂い量として算出する
検測装置。
【請求項4】
車両が走行する軌道の軌道狂いを検測する検測方法であって、
所定の長さを有する梁部材を予め設定された距離だけ互いに離間する二つの接触点で前記軌道に接触させながら前記軌道上を移動させた場合に、前記梁部材に作用する角速度を検出し、
検出された前記角速度と前記二つの接触点の間の距離である2点間距離との積を前記二つの接触点の中点における軌道狂い量として算出する
検測方法。
【請求項5】
請求項4に記載の検測方法であって、
前記梁部材のピッチ軸周りの角速度であるピッチ角速度を前記角速度として検出し、
検出された前記ピッチ角速度と前記2点間距離との積を前記二つの接触点の中点における高低狂い量を前記軌道狂い量として算出する
検測方法。
【請求項6】
請求項4に記載の検測方法であって、
前記梁部材のヨー軸周りの角速度であるヨー角速度を前記角速度として検出し、
検出された前記ヨー角速度と前記2点間距離との積を前記二つの接触点の中点における通り狂い量を前記軌道狂い量として算出する
検測方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、軌道狂いを検測する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道車両を安全で快適に走行させるためには、鉄道軌道を常に良好な状態に保守管理する必要がある。このためにはレールの不整量である軌道狂いの検測が不可欠である。
軌道狂いの検測手法として差分法および慣性測定法が知られている。差分法を用いる検測装置では、例えば、1〜3mの基準の梁をレールに押し当て、その梁の中央点とレールとの相対変位を変位計で測定することにより、高低狂いおよび通り狂いを検測している。また、慣性測定法を用いる検測装置では、例えば、特許文献1に記載のように、軸箱または車体に取り付けた加速度計により検出された加速度を2階積分することにより、高低狂いおよび通り狂いを演算して軌道狂いを検測している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−300398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
軌道状態を良好に保つためには、可能な限り広い波長帯域において軌道状態を把握する必要があり、測定波長域での検測利得が短波長成分と長波長成分との双方において大きいことが望ましい。ここでいう短波長成分は、正矢法の場合,弦長の2分の1よりも短い波長の成分である。長波長成分は、弦長の2分の1よりも長い波長の成分である。
【0005】
しかしながら、上述のような従来の検測手法では、次のような問題があった。
まず、差分法では、測定波長域での検測利得を短波長成分と長波長成分とを比較した場合に、短波長成分における検測倍率の最大値が一定値になってしまう。例えば1次差分法および2次差分法ではこの倍率は2.0である。このため、軌道狂いを測定すると同時に短波長の凹凸の状態を把握するためには、短波長の検測利得を必要なレベルまで増幅するためにフィルタ回路による処理が必要となり、装置の処理負荷が大きくなる。
【0006】
また、慣性測定法では、上述のように、加速度を2階積分することで波形を得るため、測定波長域での検測利得が全て1.0である。このため、軌道狂いを測定すると同時に短波長の凹凸の状態を把握するためには、短波長の検測利得を必要なレベルまで増幅するためにハイパス・フィルタ回路による処理が必要となり、装置の処理負荷が大きくなる。
【0007】
本開示の一局面では、処理負荷を抑制しながら、軌道狂いを測定すると同時に短波長の凹凸の状態を把握することが可能な技術を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一局面の検測装置は、車両が走行する軌道の軌道狂いを検測する検測装置である。
検測装置は、梁部材と、検出部と、算出部と、を備える。
【0009】
梁部材は、所定の長さを有する。
検出部は、梁部材を予め設定された距離だけ互いに離間する二つの接触点で軌道に接触させながら軌道上を移動させた場合に、梁部材に作用する角速度を検出する。
【0010】
算出部は、検出部によって検出された角速度と二つの接触点の間の距離である2点間距離との積を二つの接触点の中点における軌道狂い量として算出する。
本開示によれば、測定波長域での検測利得のうち、梁部材の長さよりも短い波長の成分である短波長成分が差分法ほど小さくならない。このため、短波長の検測利得を増幅するためにハイパス・フィルタ回路による処理を行う必要がなく、装置の処理負荷が大きくならない。また、長波長成分を強調したい場合はローパス・フィルタ回路による処理を行えばよく、装置の処理負荷は小さい。したがって、処理負荷を抑制しながら、軌道狂いを測定すると同時に短波長の凹凸の状態を把握することが可能となる。
【0011】
本開示の検測方法は、車両が走行する軌道の軌道狂いを検測する検測方法である。
本検測方法では、所定の長さを有する梁部材を予め設定された距離だけ互いに離間する二つの接触点で軌道に接触させながら軌道上を移動させた場合に、梁部材に作用する角速度を検出し、検出された角速度と二つの接触点の間の距離である2点間距離との積を二つの接触点の中点における軌道狂い量として算出する。
【0012】
本開示によれば、測定波長域での検測利得のうち、梁部材の長さよりも短い波長の成分である短波長成分が差分法ほど小さくならない。このため、短波長の検測利得を増幅するためにハイパス・フィルタ回路による処理を行う必要がなく、装置の処理負荷が大きくならない。また、長波長成分を強調したい場合はローパス・フィルタ回路による処理を行えばよく、装置の処理負荷は小さい。したがって、処理負荷を抑制しながら、軌道狂いを測定すると同時に短波長の凹凸の状態を把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】検測装置の構成を示す概略構成図である。
図2】検測装置の構成を示す概略構成図である。
図3】検測装置による軌道狂いの検測方法を説明する説明図である。
図4】検測装置による軌道狂いの検測方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0014】
1…検測装置、11,12…梁部材、13…ジョイント、14,15,16…ローラー、17…把持部、18…ガスダンパー、19A…ポテンショメーター、19B…傾斜計、20…ロータリーエンコーダー、21,22…ジャイロセンサー、23…処理部、23A…電気線
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
[1.構成]
検測装置1は、車両が走行する軌道の軌道狂いを検測する装置である。検測装置1は、図1,2に示すように、2本の梁部材11,12と、2本の梁部材11,12を接続するジョイント13と、3つのローラー14,15,16と、把持部17と、ガスダンパー18と、ポテンショメーター19Aと、傾斜計19Bと、ロータリーエンコーダー20と、ジャイロセンサー21,22と、処理部23と、を備えている。
【0016】
梁部材11,12は、所定の長さを有する棒状の部材である。梁部材11は、レールR1,R2の長手方向に沿って配置される。梁部材12は、水平面上でレールR1,R2の長手方向に直交する方向に沿って配置される。
【0017】
ジョイント13は、梁部材11における中央部11Aと、梁部材12における端部12Aとを接続する。
ローラー14は、梁部材11における端部11Bに取り付けられている。ローラー14は、レールR1の踏面に当接しながら、走行可能に構成されている。ローラー15は、梁部材11における端部11Cに取り付けられている。ローラー15は、レールR1の踏面に当接しながら、走行可能に構成されている。ローラー16は、梁部材12における端部12Bに取り付けられている。ローラー16は、レールR2の踏面に当接しながら、走行可能に構成されている。検測装置1を用いてレールR1の軌道狂いを検測する際には、ローラー14,15をレールR1に当接させ、ローラー16をレールR2に当接させる。
【0018】
把持部17は、梁部材12に取り付けられている。把持部17は、作業者が把持しやすい棒状となっている。
ガスダンパー18は、端部12Bに取り付けられている。ガスダンパー18は、中央部11Aと端部12Bとの間の距離が変化する際に生じる衝撃を吸収する。
【0019】
ポテンショメーター19Aは、端部12Bに取り付けられている。ポテンショメーター19Aは、中央部11Aと端部12Bとの間の距離を検出する。
傾斜計19Bは、梁部材12における中央部12Cに取り付けられている。設置位置は必ずしも中央部12Cでなくてもよい。傾斜計19Bは、左右レールの高低差を計測するため、梁部材12の水平面からの傾斜角を検出する。
【0020】
ロータリーエンコーダー20は、ローラー15に取り付けられている。ロータリーエンコーダー20は、ローラー15の回転角度を検出する。
ジャイロセンサー21,22は、中央部11Aに設置されている。設置位置は必ずしも中央部11Aでなくてもよい。ジャイロセンサー21は、1軸ジャイロであり、ジャイロセンサー21により、梁部材11のピッチ角の変化量が検出される。これにより、ジャイロセンサー21は、レールR1にローラー14,15を接触させながら、梁部材11を、レールR1上を移動させた場合に、梁部材11のピッチ軸周りの角速度であるピッチ角速度を検出する。ジャイロセンサー22は、1軸ジャイロであり、ジャイロセンサー22により、梁部材11のヨー角の変化量が検出される。これにより、ジャイロセンサー22は、レールR1にローラー14,15を接触させながら、梁部材11を、レールR1上を移動させた場合に、梁部材11のヨー軸周りの角速度であるヨー角速度を検出する。ジャイロセンサー21,22は、検出部の一例に該当する。
【0021】
処理部23は、CPUと、メモリと、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。メモリは、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリである。処理部23の各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、処理部23を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。また、処理部23が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。処理部23は、算出部の一例に該当する。
【0022】
処理部23は、可搬形に構成されている。処理部23は、ポテンショメーター19A、傾斜計19B、ロータリーエンコーダー20およびジャイロセンサー21,22と電気線23Aで接続されている。処理部23は、ポテンショメーター19A、傾斜計19B、ロータリーエンコーダー20およびジャイロセンサー21,22が出力する信号を電気線23A経由で取得可能である。なお、処理部23が、ポテンショメーター19A、傾斜計19B、ロータリーエンコーダー20およびジャイロセンサー21,22から無線で信号を取得するよう構成してもよい。また、処理部23を梁部材12上に設置する構成としてもよい。
【0023】
処理部23は、ロータリーエンコーダー20から出力されるローラー15の回転角度を用いて検測装置1がレールR1,R2上を走行した距離および検測装置1の現在位置を算出する。
【0024】
処理部23は、レールR1の高低狂い量Gを算出する。すなわち、処理部23は、ジャイロセンサー21から出力される梁部材11のピッチ軸周りのピッチ角速度ωとローラー14,15の間の距離である2点間距離Lとの積をローラー14,15の中点における高低狂い量Gとして算出する。レールR1の高低狂い量Gの算出には、次の(1)式を用いる。処理部23は、レールR1の通り狂い量Gを算出する。すなわち、処理部23は、ジャイロセンサー22から出力される梁部材11のヨー軸周りのヨー角速度ωとローラー14,15の間の距離である2点間距離Lとの積をローラー14,15の中点における通り狂い量Gとして算出する。レールR1の通り狂い量Gの算出には、次の(2)式を用いる。
【0025】
【数1】
【0026】
(1)

【0027】
(2)
上述の(1)式および(2)式は、次の(3)式を用いて導き出される。以下に、図3を用いて説明する。図3は、検測開始点からの距離を横軸とし、基準面からのレールの頭頂面までの高さ寸法を縦軸とするグラフである。ここで、測定点2点の傾きの差Gは、次の(3)式で表される。
【0028】
【数2】
【0029】
(3)
は、測定点Aにおけるレール設置面からのレール頭頂面までの高さ寸法である。
は、測定点Bにおけるレール設置面からのレール頭頂面までの高さ寸法である。
【0030】
´は、測定点Aにおける梁部材の傾きである。
´は、測定点Bにおける梁部材の傾きである。
Lは、測定点2点間の距離寸法である。
【0031】
θは、水平線と梁部材との間の角度である。
ωは、梁部材に生じる角速度である。
測定点2点の傾きの差Gは、測定点2点間の中点の軌道狂い量に相当する。このことにより、測定基準となる梁部材の上にジャイロセンサーを設置し、梁部材をレール上で移動させる際に、ジャイロセンサーから出力されるピッチ角速度またはヨー角速度に測定点2点間の距離寸法Lを乗ずることにより、測定点2点間の中点における高低狂い量または通り狂い量が得られる。
【0032】
図4は、各検測方法による検測利得の特性を示すグラフである。このグラフでは、空間周波数を横軸とし、検測倍率を縦軸とする。本検測方法によれば、従来の検測法と比較すると、短い波長における検測利得が高いという特徴があり、その出力波形で短波長凹凸の状態を把握することができる。
【0033】
なお、検測装置1を用いてレールR2の軌道狂いを検測する際には、ローラー14,15をレールR2に当接させ、ローラー16をレールR1に当接させる。処理部23は、ジャイロセンサー21から出力される梁部材11の角速度ωを用いて、レールR2の高低狂い量Gを算出する。レールR2の高低狂い量Gの算出には、上述の(1)式を用いる。処理部23は、ジャイロセンサー22から出力される梁部材11の角速度ωを用いて、レールR2の通り狂い量Gを算出する。レールR2の通り狂い量Gの算出には、上述の(2)式を用いる。
【0034】
なお、上記(1)式および(2)式は、軌道狂いを測定する際に検測装置1を走行させる速度である測定速度vが一定である場合に用いる。測定速度vが変動する場合には、次の(4)式および(5)式を用いる。
【0035】
【数3】
【0036】
(4)

【0037】
(5)
[2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、所定の長さを有する梁部材11を予め設定された距離だけ互いに離間する二つのローラー14,15でレールR1に接触させながら、梁部材11を、レールR1上を移動させた場合に、梁部材11に作用する角速度が検出され、検出された角速度と二つのローラー14,15のそれぞれとの接触点の間の距離である2点間距離との積が二つの接触点の中点における軌道狂い量として算出される。このため、測定波長域での検測利得のうち、梁部材11の長さよりも短い波長の成分である短波長成分が差分法ほど小さくならない。このため、短波長の検測利得を増幅するためにハイパス・フィルタ回路による処理を行う必要がなく、装置の処理負荷が大きくならない。また、長波長成分を強調したい場合はローパス・フィルタ回路による処理を行えばよく、装置の処理負荷は小さい。したがって、処理負荷を抑制しながら、軌道狂いを測定すると同時に短波長の凹凸の状態を把握することが可能となる。
【0038】
[3.他の実施形態]
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
【0039】
(1)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
【0040】
(2)上述した検測装置1の他、当該検測装置1を構成要素とするシステム、当該検測装置1の処理部23としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、検測方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
図1
図2
図3
図4