特許第6674564号(P6674564)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ テー ヨー カンパニー リミテッドの特許一覧

<>
  • 特許6674564-窓シェード 図000002
  • 特許6674564-窓シェード 図000003
  • 特許6674564-窓シェード 図000004
  • 特許6674564-窓シェード 図000005
  • 特許6674564-窓シェード 図000006
  • 特許6674564-窓シェード 図000007
  • 特許6674564-窓シェード 図000008
  • 特許6674564-窓シェード 図000009
  • 特許6674564-窓シェード 図000010
  • 特許6674564-窓シェード 図000011
  • 特許6674564-窓シェード 図000012
  • 特許6674564-窓シェード 図000013
  • 特許6674564-窓シェード 図000014
  • 特許6674564-窓シェード 図000015
  • 特許6674564-窓シェード 図000016
  • 特許6674564-窓シェード 図000017
  • 特許6674564-窓シェード 図000018
  • 特許6674564-窓シェード 図000019
  • 特許6674564-窓シェード 図000020
  • 特許6674564-窓シェード 図000021
  • 特許6674564-窓シェード 図000022
  • 特許6674564-窓シェード 図000023
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6674564
(24)【登録日】2020年3月10日
(45)【発行日】2020年4月1日
(54)【発明の名称】窓シェード
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/56 20060101AFI20200323BHJP
   E06B 9/42 20060101ALI20200323BHJP
   E06B 9/44 20060101ALI20200323BHJP
   E06B 9/322 20060101ALI20200323BHJP
【FI】
   E06B9/56 Z
   E06B9/42 Z
   E06B9/44
   E06B9/56 A
   E06B9/322
【請求項の数】21
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2018-561935(P2018-561935)
(86)(22)【出願日】2017年6月16日
(65)【公表番号】特表2019-504956(P2019-504956A)
(43)【公表日】2019年2月21日
(86)【国際出願番号】US2017037870
(87)【国際公開番号】WO2017218890
(87)【国際公開日】20171221
【審査請求日】2018年8月14日
(31)【優先権主張番号】62/351,352
(32)【優先日】2016年6月17日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518290445
【氏名又は名称】テー ヨー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ホアン,チン−ティエン
(72)【発明者】
【氏名】ホアン,チエン−ラン
【審査官】 家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0262066(US,A1)
【文献】 国際公開第2014/143057(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/078583(WO,A2)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0222828(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/00−9/92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドフレームと、
前記ヘッドフレームと枢動可能に連結されるとともに第1の枢動軸を中心に回転可能なリールと、
前記リールから間隔をあけた位置に配置されるとともに第2の枢動軸を中心に前記ヘッドフレームと枢動可能に連結されるローラと、
前記リールと連結されるパネルアセンブリであって、該パネルアセンブリは第1のパネル及び第2のパネル、ならびに前記第1のパネル及び前記第2のパネルとそれぞれ連結される複数の横羽根を含むパネルアセンブリであって、前記リールは、前記第1のパネルが前記ローラと接触したままで前記パネルアセンブリの巻き取り巻き出しのために回転可能であり、前記パネルアセンブリは、前記横羽根を回転させることによって、光の通過のための開状態と、光の通過を遮る閉状態との間で切り換え可能である、パネルアセンブリと、
前記ローラと動作可能に連結されるクラッチであって、前記クラッチは、前記ローラが第1の方向に回転するのを防止する係合状態と、前記第1の方向と反対の第2の方向に前記ローラを回転させるための係合解除状態との間で切り換え可能であり、前記パネルアセンブリを前記閉状態から前記開状態に切り換えるために前記係合状態にある前記クラッチによって前記ローラを静止させる間、前記リールは巻き出し方向に回転可能である、クラッチと、
を含む窓シェードであって、
前記ローラは、前記ヘッドフレームに取り付けられる固定シャフト部を中心に枢動可能に組み付けられ、
前記クラッチは、
前記固定シャフト部上に設けられるガイドトラックであって、前記固定シャフト部の周方向に及ぶ閉ループ部分及び前記閉ループ部分と連結される停止部分を含む、ガイドトラックと、
前記ローラ内に設けられるとともに前記ガイドトラックと部分的に重なり合うガイドスロットと、
前記ガイドスロット及び前記ガイドトラックに沿った移動のために誘導される走行部材であって、前記クラッチが前記係合状態にある場合に前記停止部分と係合する、走行部材と、
を含む、窓シェード
【請求項2】
前記第1のパネルは前記ローラ上に設けられる摩擦部分と接触している間、前記パネルアセンブリは前記閉状態から前記開状態に切り換わる、請求項1に記載の窓シェード。
【請求項3】
前記クラッチは、前記リールの前記巻き出し方向への回転に応答して前記係合解除状態から前記係合状態に切り替わり、前記リールの前記巻き取り方向への回転に応答して前記係合状態から前記係合解除状態に切り換わることができる、請求項1又は2に記載の窓シェード。
【請求項4】
前記クラッチは、前記リールが前記パネルアセンブリを巻き出すために連続して回転する間前記係合状態のままであり、前記リールが前記パネルアセンブリを巻き取るために連続して回転する間係合解除状態のままであり、前記リールが前記パネルアセンブリを巻き付けるために回転する間前記ローラは前記第2の方向に回転可能である、請求項3に記載の窓シェード。
【請求項5】
前記パネルアセンブリは、前記リールの前記巻き取り方向への回転に応答して、前記開状態から前記閉状態に切り換え可能である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項6】
前記パネルアセンブリは、前記ローラが前記第2の方向に回転し且つ前記クラッチが前記係合解除状態になることで、前記開状態から前記閉状態に切り換えられる、請求項5に記載の窓シェード。
【請求項7】
前記リールが前記パネルアセンブリを巻き取るために連続して回転する際、前記パネルアセンブリは前記閉状態のままであり、前記リールが前記パネルアセンブリを巻き出すために連続して回転する際、前記パネルアセンブリは前記開状態のままである、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項8】
前記リールと前記ローラとの間で前記パネルアセンブリの一部分と接触するアイドラローラをさらに含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項9】
前記第2の枢動軸は前記第1の枢動軸より垂直方向に低いか又は高い位置に位置する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項10】
前記パネルアセンブリは、前記第1のパネルが内側で、前記第2のパネルが外側の状態で前記リールに巻き取られる、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項11】
前記クラッチは前記ローラ内に配置されることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項12】
前記ローラは前記固定シャフト部の周りを回転し、前記走行部材は前記リールが前記パネルアセンブリを巻き取るために回転する場合に前記閉ループ部分に沿って移動する、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項13】
前記リールと結合される作動モジュールをさらに含み、前記作動モジュールは、前記パネルアセンブリの巻き取り巻き出しのために前記リールを回転させるように動作可能な玉鎖を含む、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項14】
ヘッドフレームと、
前記ヘッドフレームと枢動可能に連結され、かつ第1の枢動軸を中心に回転可能なリールと、
前記リールから間隔をあけた位置で前記ヘッドフレームと枢動可能に連結されるローラであって、第2の枢動軸を中心に回転可能である、ローラと、
前記リールと連結されるパネルアセンブリであって、該パネルアセンブリは第1のパネル及び第2のパネルと、前記第1のパネル及び前記第2のパネルとそれぞれ連結される複数の横羽根とを含み、前記第1のパネルは前記ローラと接触して配置され、前記パネルアセンブリは、前記横羽根を回転させることによって、光の通過のための開状態と、光の通過を遮る閉状態との間で切り換え可能である、パネルアセンブリと、
前記ローラと動作可能に連結されるクラッチであって、前記ローラが第1の方向に回転するのを防止する係合状態と、前記第1の方向と反対の第2の方向に前記ローラを回転させるための係合解除状態との間で切り換え可能であり、前記ローラは、前記ヘッドフレームに取り付けられる固定シャフト部を中心に枢動可能に組み付けられ、該クラッチは、前記固定シャフト部上に設けられるガイドトラックであって、前記固定シャフト部の周方向に及ぶ閉ループ部分及び前記閉ループ部分と連結される停止部分を含む、ガイドトラックと、前記ローラ内に設けられるとともに前記ガイドトラックと部分的に重なり合うガイドスロットと、前記ガイドスロット及び前記ガイドトラックに沿った移動のために誘導される走行部材であって、前記クラッチが前記係合状態にある場合前記停止部分と係合する、走行部材と、を含む、クラッチと、
前記リールと結合されるとともに玉鎖を含む作動モジュールであって、前記玉鎖は、前記パネルアセンブリの巻き取り巻き出しのために前記リールを回転させるように動作可能であり、前記パネルアセンブリを前記閉状態から前記開状態に切り換えるために前記係合状態にある前記クラッチによって前記ローラを静止させる間、前記玉鎖は前記リールを前記巻き出し方向に回転させるように動作可能である、作動モジュールと、
を含む窓シェード。
【請求項15】
前記玉鎖に対する引っ張り作用によって駆動される前記リールの回転に応答して、前記クラッチは、前記係合解除状態と前記係合状態との間で切り換え可能である、請求項14に記載の窓シェード。
【請求項16】
前記クラッチは、前記リールの前記巻き出し方向への回転に応答して前記係合解除状態から前記係合状態に切り替わり、前記リールの前記巻き取り方向への回転に応答して前記係合状態から前記係合解除状態に切り換わることができる、請求項14に記載の窓シェード。
【請求項17】
前記クラッチは、前記リールが前記パネルアセンブリを巻き出すために連続して回転する間前記係合状態のままであり、前記リールが前記パネルアセンブリを巻き取るために連続して回転する間係合解除状態のままであり、前記リールが前記パネルアセンブリを巻き取るために回転する間前記ローラは前記第2の方向に回転可能である、請求項16に記載の窓シェード。
【請求項18】
前記リールと前記ローラとの間で前記パネルアセンブリの一部分と接触するアイドラローラをさらに含む、請求項14乃至17のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項19】
前記第2の枢動軸は前記第1の枢動軸より垂直方向に低いか又は高い位置に位置する、請求項14乃至18のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項20】
前記クラッチは前記ローラ内に配置される、請求項14乃至19のいずれか一項に記載の窓シェード。
【請求項21】
前記ローラは前記固定シャフト部の周りを回転し、前記走行部材は前記リールが前記パネルアセンブリを巻き取るために回転する場合前記閉ループ部分に沿って移動する、請求項14乃至20のいずれか一項に記載の窓シェード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2016年6月17日に出願された米国仮特許出願第62/351,352号の優先権を主張するものであり、該米国仮特許出願の開示は本明細書に援用される。
【0002】
本発明は、窓シェードに関する。
【背景技術】
【0003】
ローラーシェード、ベネチアンブラインド及びハニカムシェード等の多くのタイプの窓シェードが現在市販されている。従来、窓シェードは、窓シェードを上げる及び下げるために作動させることが可能である操作紐を備える。ある特定のタイプの窓シェードは、パネルアセンブリを含む場合があり、このパネルアセンブリは、パネルアセンブリを閉じるか又は開くように調節可能である複数の横細片を有する。この機能は、窓シェードに設けられるのに適した作動機構を必要とする。通常、市販されている窓シェード製品は、最底部位置まで下げられた後にのみ光の通過のためにパネルアセンブリを開くことが可能である設計を採用するが、これは使用には便利ではない場合がある。
【0004】
従って、操作が便利であり、かつ、前述の問題点に対処する窓シェードが必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書に記載される窓シェードは、ヘッドフレームと、それぞれヘッドフレームと枢動可能に連結され、かつ、互いに間隔をあけて配置されるリール及びローラと、ローラと動作可能に連結されるクラッチと、第1のパネル及び第2のパネル並びに第1のパネル及び第2のパネルとそれぞれ連結される複数の横羽根を含むパネルアセンブリパネルアセンブリとを含む。リールは、第1のパネルがローラと接触したままでパネルアセンブリの巻き取り巻き出しのために回転可能であり、パネルアセンブリは、横羽根を回転させることによって、光の通過のための開状態と、光の通過を遮る閉状態との間で切り換え可能である。クラッチは、ローラが第1の方向に回転しないようにする係合状態と、第1の方向に相対する第2の方向においてローラを回転させるための係合解除状態との間で切り換え可能であり、パネルアセンブリを閉状態から開状態に切り換えるために係合状態のクラッチによってローラを静止させる間、リールは巻き出し方向(unwinding direction)に回転可能である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で説明窓シェードの利点は、パネルアセンブリの垂直位置を調節し、かつパネルアセンブリを任意の所望の高さで閉じる及び開く能力を与える比較的簡易な構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、完全に上げられた又は引き込ませた状態の窓シェードの一実施形態を示す斜視図である。
図2図2は、下げられかつ閉じられた状態の窓シェードを示す斜視図である。
図3図3は、下げられかつ開かれた状態の窓シェードを示す斜視図である。
図4図4は、窓シェードの内部構成を示す概略的な側面図である。
図5図5は、窓シェードの構成を示す分解組立図である。
図6図6は、窓シェードに設けられる作動モジュールを示す斜視図である。
図7図7は、作動モジュールの構成を示す分解組立図である。
図8図8は、作動モジュールの組み立てを示す断面による断面図である。
図9図9は、作動モジュールの組み立てを示す図8に対して鉛直な断面による断面図である。
図10図10は、別の操作構成における作動モジュールを示す、図9と同様の断面による断面図である。
図11図11は、窓シェードの作動システムにおいて設けられるクラッチのいくつかの構成細部を示す分解組立図である。
図12図12は、クラッチのいくつかの構成細部を示す断面図である。
図13図13は、クラッチのいくつかの構成細部を示す平面投影図である。
図14図14は、下げられかつ閉じられた状態の窓シェードのパネルアセンブリを示す側面図である。
図15図15は、パネルアセンブリを開くために係合状態に切り換えられるクラッチを示す断面図である。
図16図16は、係合状態に切り換えられるクラッチを示す平面投影図である。
図17図17は、下げられかつ開かれた状態の窓シェードのパネルアセンブリを示す側面図である。
図18図18は、パネルアセンブリを閉じるために係合解除状態に切り換えられるクラッチを示す断面図である。
図19図19は、係合解除状態に切り換えられるクラッチを示す平面投影図である。
図20図20は、パネルアセンブリが連続的に上方に上げられる時のクラッチを示す平面投影図である。
図21図21は、下げられかつ閉じられた状態の窓シェードの別形の構成を示す概略図である。
図22図22は、下げられかつ開かれた状態の窓シェードの別形の構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1図3は、完全に上げられたか又は引き込まれた状態、下げられかつ閉じられた状態、及び下げられかつ開かれた状態の窓シェード100の一実施形態をそれぞれ示す斜視図である。図4は、窓シェード100の内部構成を示す概略的な側面図であり、図5は、窓シェード100の構成を示す分解組立図である。図1図5を参照すると、窓シェード100は、ヘッドフレーム102、パネルアセンブリ104、最下部106、及び、パネルアセンブリ104の移動を制御するための操作部材110を含む作動システム108を含むことが可能である。
【0009】
ヘッドフレーム102は、窓フレームの最上部に付けられてよく、いずれの好ましい形状も取ることが可能である。構成の例によると、ヘッドフレーム102は、カバー111と、カバー111の左端部及び右端部にそれぞれ固定するように連結した2つの相対するサイドキャップ112及び114とを含むことが可能である。ヘッドフレーム102は、窓シェード100の作動システム108を少なくとも部分的に受けるための内部空洞を有することが可能である。
【0010】
パネルアセンブリ104は、上端部及び下端部をそれぞれ、作動システム108及び最下部106と連結させることが可能である。パネルアセンブリ104は、2つのパネル116及び118、ならびに複数の平行の横羽根120を含むことが可能である。2つのパネル116及び118のそれぞれは、おおむね水平に延在する幅、及びこの幅に鉛直の長さを有することが可能である。横羽根120は、2つのパネル116及び118の間に配置され、かつ、それぞれ、2つのパネル116及び118の長さに沿って2つのパネル116及び118と連結される。構成の例によると、2つのパネル116及び118、ならびに/又は横羽根120は、織物材料、ウエブ材料、及びメッシュ材料などを含むがこれらに限定されない可撓性材料から作られてよい。ある実装形態では、2つのパネル116及び118は、典型的には、透明又は半透明な織物材料を含んでよく、横羽根120は不透明材料を含んでよい。パネルアセンブリ104は、ヘッドフレーム102の内部の方へ引き込み可能であり、かつ、ヘッドフレーム102の外部に伸張可能であるか又は下げられ得る。パネルアセンブリ104が任意の所与の高さでヘッドフレーム102の外部に伸張されるか又は下げられる時、パネルアセンブリ104は、横羽根120を回転させる2つのパネル116及び118の間に相対変位を与えることによって、閉状態と開状態との間でさらに切り換え可能である。パネルアセンブリ104が閉状態にある時、図2に示されるように、横羽根120はおおむね垂直であり、かつ、光の通過を遮るために互いに垂直に重なり合う。パネルアセンブリ104が開状態にある時、図3に示されるように、横羽根120は、互いにおおむね水平に平行になるように方向転換させることが可能であり、かつ、光の通過のためにパネルアセンブリ104において複数の間隙121を画成できる。パネルアセンブリ104の垂直位置、及び、閉状態と開状態との間のこの切り換えは、作動システム108によって制御されてよく、このことは、以降でより詳細に説明する。
【0011】
最下部106は、重り構造としてパネルアセンブリ104の底部に配置され、かつ、パネルアセンブリ104がヘッドフレーム102の方へ引き込まれるか又はヘッドフレーム102から伸張されると、パネルアセンブリ104と共に垂直に移動可能である。図5を参照すると、最下部106は、典型的には、細長形状を有する剛性レール122、及び、剛性レール122の左端部及び右端部にそれぞれ取り付けられる2つの相対するエンドキャップ124を含んでよい。取り外し可能な重り棒126は、最下部106の重量を調節するために剛性レール122に留められてよい。重り棒126は、カバー用細片128によって隠されてよい。パネルアセンブリ104への最下部106の取り付けを容易にするために、構成の例は、2つのパネル116及び118を取り付け用細片130と固定するように連結でき、さらにまた、最下部106に固定するように留められる。
【0012】
図1図5を参照すると、作動システム108は、リール132、操作部材110及びリール132とそれぞれ結合した作動モジュール134、アイドラローラ135、ローラ136、及びクラッチ138を含むことが可能である。リール132は、ヘッドフレーム102内で枢動可能に支持され、かつ、パネルアセンブリ104と、例えば、パネルアセンブリ104の2つのパネル116及び118と連結される。構成の例によると、リール132の外周面は、2つの間隔があけられた角度位置に2つのスロット132Aを有することが可能であり、2つのパネル116及び118はそれぞれ、リール132によってパネルアセンブリ104を固着させるために2つのスロット132Aにそれぞれ挿入される2つの長尺細片139に取り付け可能である。リール132の回転方向によって、パネルアセンブリ104は、ヘッドフレーム102の方への引き込みのためにリール132に巻き付け可能であるか又はヘッドフレーム102より下に伸張しかつ下げるためにリール132から巻き出され得る。パネルアセンブリ104は、内側ではパネル116が、外側ではもう一方のパネル118がリール132に巻き付け可能である。パネル116及び118はそれぞれ、窓シェード100が部屋に設置される時、前面パネル及び後面パネルに対応でき、前面パネルは部屋の内部に対向しており、後面パネルは前面パネルの裏側にある。
【0013】
リール132は、ヘッドフレーム102に沿って延在する枢動軸P1を中心にヘッドフレーム102と枢動可能に連結される。構成の例によると、リール132は、結合栓140に固定するように取り付けられたリール132の端部132Bによってヘッドフレーム102内に配置されてよく、結合栓140はさらにまた、ヘッドフレーム102のサイドキャップ112から突出するシャフト部112Aと枢動可能に連結される。リール132のもう一方の端部132Cは、作動モジュール134と回転可能に結合でき、この作動モジュール134は、ヘッドフレーム102のもう一方のサイドキャップ114に隣接して組み付けられる。作動モジュール134は、パネルアセンブリ104の巻き取り巻き出し(winding and unwinding)のためにヘッドフレーム102に対して枢動軸P1を中心にリール132を回転させるように動作可能である。
【0014】
図5と併せて、図6及び図7はそれぞれ、作動モジュール134の構成を示す斜視図及び分解組立図であり、図8及び図9は、作動モジュール134の組み立てを示す枢動軸P1にそれぞれ平行及び鉛直の2つの断面による2つの断面図である。図6図9を参照すると、作動モジュール134は、操作部材110、固定シャフト141、ばね143、スプロケットホイール145、リールコネクタ147、及びケーシング149を含むことが可能である。固定シャフト141は、リール132の枢動軸P1と同軸のヘッドフレーム102のサイドキャップ114に固定するように取り付け可能である。
【0015】
ばね143はコイルばねとすることが可能である。ばね143は、固定シャフト141の周りに密着するように組み付け可能であり、互いに間隔があけられた2つの突起部143A及び143Bを有することが可能である。2つの突起部143A及び143Bのそれぞれは、固定シャフト141に対してばね143を伸張させかつ緩ませるために1方向において、及び、ばね143を、固定シャフト141に対してさらに収縮させかつ締め付けるために反対方向において、それぞれ押し付け可能である。
【0016】
スプロケットホイール145は、枢動軸P1を中心とした回転のために固定シャフト141によって枢動可能に支持されるように、固定シャフト141が配置される孔を有することが可能である。スプロケットホイール145は、操作部材110と係合するように構成される周辺部を有してよい。示される実施形態では、操作部材110は、典型的には、玉鎖であり、スプロケットホイール145の周辺部は、玉鎖と係合できる複数の切欠き150を含んでよい。よって、操作部材110を引っ張ることで、スプロケットホイール145をいずれの方向にも回転させることが可能である。例えば、操作部材110は、内側部分110A及び外側部分110Bを有してよく、内側部分110A及び外側部分110Bのうちの1つを下方に引っ張ることで、スプロケットホイール145を1方向に回転させてよく、内側部分110A及び外側部分110Bのうちのもう一方を下方に引っ張ることで、スプロケットホイール145を反対方向に回転させてよい。
【0017】
スプロケットホイール145は、さらに、延長部151に固定するように連結可能であり、この延長部151は、固定シャフト141に部分的に巻き付く2つの相対する縁部151A及び151Bを有する弓形形状を有することが可能である。構成の例によると、スプロケットホイール145及び延長部151は、単体として設けられてよい。スプロケットホイール145は、延長部151がばね143の第1の領域の周りに部分的に延在するように配置可能であることで、スプロケットホイール145をいずれの方向にも回転させることによって、延長部151が、ばね143を伸張させかつ緩ませるために、2つの突起部143A及び143Bのうちの1つに選択的に押し付けられるようにする。例えば、延長部151の縁部151Aは、スプロケットホイール145が第1の方向に回転する時、ばね143を緩ませるためにばね143の突起部143Aに押し付け可能であり、延長部151の縁部151Bは、スプロケットホイール145が第1の方向に相対する第2の方向に回転する時、ばね143を緩ませるためにばね143の突起部143Bに押し付け可能である。
【0018】
図6図9を再び参照すると、リールコネクタ147はリール132と回転可能に結合可能であり、固定シャフト141が配置される開口部を有することが可能であり、それによって、リールコネクタ147は、枢動軸P1を中心とした回転のために固定シャフト141によって枢動可能に支持される。構成の例によると、リールコネクタ147は、リール132に挿入されてよい栓として設けられることが可能であり、リールコネクタ147の外面は複数の歯147Aを備えている。これら歯147Aは、リールコネクタ147をリール132と回転可能に結合させるためにリール132内に設けられる内歯132Dと係合されてよい。よって、リールコネクタ147及びリール132は、パネルアセンブリ104の巻き取り巻き出しのために一体となって回転可能である。
【0019】
図9により良く示されるように、リールコネクタ147は、さらに、内側に、2つの相対する縁部153A及び153Bを有するリブ153を備えることが可能である。構成の例によると、リブ153は、リールコネクタ147と一体的に形成可能である。リールコネクタ147は、リブ153が、ばね143の第2の領域の周りに部分的に延在し、かつ、ばね143を固定シャフト141に対して収縮させかつ締め付けるために2つの突起部143A及び143Bのどちらかに選択的に押し付けることが可能であるように、配置可能である。
【0020】
図6図9を再び参照すると、ケーシング149は、ヘッドフレーム102に付けることができ、かつ、ケーシング149及びヘッドフレーム102の外側に延在する操作部材110と共にスプロケットホイール145を少なくとも部分的に囲むことが可能である。
【0021】
パネルアセンブリ104を下げるために、ユーザーは、操作部材110の内側部分110A及び外側部分110Bのうちの1つ(例えば、外側部分110B)を下方に引っ張ることが可能であり、これによって、スプロケットホイール145を動かして第1の方向に回転させ、かつ、ばね143を伸張させかつ緩ませるために2つの突起部143A及び143Bのうちの1つに延長部151を押し付ける。例えば、図9に概略的に示されるように、延長部151の縁部151Aは、操作部材110の外側部分110Bが下方に引っ張られる時、ばね143を伸張させかつ緩ませるために、ばね143の突起部143Aに接触しかつ押し付けられてよい。延長部151の縁部151Aがばね143の突起部143Aに押し付けられると、延長部151のもう一方の縁部151Bは、ばね143のもう一方の突起部143Bから離れるように移動する。緩んだばね143は次いで、スプロケットホイール145と共に回転でき、例えば、ばね143の突起部143Aとリブ153の縁部153Aとの接触部を介して、リールコネクタ147のリブ153に押し付けられることで、結果的に、ばね143及びスプロケットホイール145と共に同じ方向にリールコネクタ147及びリール132を一体となって回転させて、パネルアセンブリ104を解きかつ下げる。この巻き出すための回転中、ばね143の突起部143Bは延長部151の縁部151B及びリブ153の縁部153Bとは接触しないままであってよい。
【0022】
パネルアセンブリ104を上げるために、ユーザーは、操作部材110の内側部分110A及び外側部分110Bのうちのもう1つ(例えば、内側部分110A)を下方に引っ張ることが可能であり、これによって、スプロケットホイール145を動かして相対する第2の方向に回転させ、かつ、ばね143を伸張させかつ緩ませるために2つの突起部143A及び143Bのうちのもう1つに延長部151を押し付ける。例えば、図10に概略的に示されるように、延長部151の縁部151Bは、操作部材110の内側部分110Aが下方に引っ張られる時、ばね143を伸張させかつ緩ませるために、ばね143の突起部143Bに接触しかつ押し付けられてよい。延長部151の縁部151Bがばね143の突起部143Bに押し付けられると、延長部151のもう一方の縁部151Aは、ばね143のもう一方の突起部143Aから離れるように移動する。緩んだばね143は次いで、同様に、スプロケットホイール145と共に回転でき、例えば、ばね143の突起部143Bとリブ153の縁部153Bとの接触部を介して、リブ153に押し付けられることで、結果的に、ばね143及びスプロケットホイール145と共に同じ方向にリールコネクタ147及びリール132を一体となって回転させて、パネルアセンブリ104を巻き取りかつ上げる。この巻き取るための回転中、ばね143の突起部143Aは延長部151の縁部151A及びリブ153の縁部153Aとは接触しないままであってよい。
【0023】
操作部材110が操作されず、スプロケットホイール145が静止したままである時(例えば、パネルアセンブリ104が所望の高さに位置付けられる時)、パネルアセンブリ104及び最下部106の懸架重量は、リール132及びリールコネクタ147にトルクを加えることが可能であり、これによって、リブ153を付勢して、ばね143の2つの突起部143A及び143Bのうちの1つに押し付けることで、ばね143を固定シャフト141に対して収縮させかつ締め付ける。リブ153が2つの突起部143A及び143Bのうちの1つに対して接触したままである間に、固定シャフト141に対するばね143の締め付け作用によって、枢動軸P1を中心としたばね143、リールコネクタ147、及びリール132の回転を遮ることが可能であり、かつ、パネルアセンブリ104及び最下部106を、図1図3に示される種々の位置など、任意の好ましい位置に維持できる。
【0024】
図4及び図5を再び参照すると、作動システム108のアイドラローラ135及びローラ136は、リール132から間隔があけられた2つの別個の位置においてヘッドフレーム102内に配置される。図4及び図5の示される実施形態では、ローラ136は、典型的には、リール132より下に配置され、リール132の直径より小さい直径を有してよい。ローラ136は、リール132の枢動軸P1より垂直下にかつこれに平行である枢動軸P2を中心にヘッドフレーム102と枢動可能に組み付け可能である。例えば、ローラ136の1端部は、ヘッドフレーム102のサイドキャップ114に固定するように取り付けられた固定シャフト部分154と枢動可能に連結可能であり、ローラ136の別の相対する端部は、結合栓155を介してサイドキャップ112から突出するシャフト部分112Bと枢動可能に連結可能である。さらに、ローラ136は、摩擦部分156によって少なくとも部分的に覆われる外面を有することが可能である。摩擦部分156は、ローラ136とパネルアセンブリ104との間の、とりわけ、ローラ136とパネルアセンブリ104のパネル116との間の摩擦を促進可能である材料から作られてよい。摩擦部分156に適した材料の例は、限定ではないが、ゴムを含んでよい。摩擦部分156は、ローラ136を少なくとも部分的に覆うことが可能であるスリーブ又はパッドであってよい。
【0025】
アイドラローラ135は、リール132とローラ136との間の中間位置に配置され、ローラ136の直径より小さい直径を有することが可能である。アイドラローラ135は、パネルアセンブリ104を適当に引張するために設けられることが可能であり、パネル104がリール132に巻き取られるか又はリール132から巻き出されるように進むと、枢動軸P3を中心に自由に回転できる。例えば、アイドラローラ135は、2つの結合栓157A及び157Bを介して2つのサイドキャップ112及び114とそれぞれ枢動可能に連結可能である。
【0026】
パネルアセンブリ104の解けた部分は、アイドラローラ135に部分的に巻き付くと、パネル118はアイドラローラ135と接触し、次いで、ローラ136に少なくとも部分的に巻き付くと、パネル116はローラ136と接触する。リール132がパネルアセンブリ104の巻き取り巻き出しのために回転する間、パネル118は、リール132とローラ136との間の領域においてアイドラローラ135と接触したままとすることが可能であり、パネル116はローラ136と接触したままとすることが可能である。
【0027】
図5と併せて、図11図13はそれぞれ、作動システム108に設けられるクラッチ138の構成細部を示す、分解組立図、断面図、及び平面投影図である。図5及び図11図13を参照すると、クラッチ138はローラ136と動作可能に連結される。構成の例によると、クラッチ138は、ローラ136内に配置可能であり、かつ、固定シャフト部分154に設けられるガイドトラック158と、ローラ136内に設けられるガイドスロット160と、ガイドトラック158及びガイドスロット160において少なくとも部分的に受けられる走行部材162とを含むことが可能である。
【0028】
ガイドトラック158は、固定シャフト部分154の外面上に設けられる溝とすることが可能であり、固定シャフト部分154の周方向に及ぶ閉ループ部分158A、及び、閉ループ部分158Aと連結される1つ又は複数の停止部分158Bを含むことが可能である。構成の例によると、閉ループ部分158Aは、相対する方向に交互に方向転換する複数の折り返し点TR及びTL(例えば、右に方向転換する1折り返し点TR及び左に方向転換する次の折り返し点TL)を有することが可能であり、それぞれの停止部分158Bは2つの連続した折り返し点TR及びTLの間に位置づけられる凹部とすることが可能である。
【0029】
ガイドスロット160は、固定シャフト部分154によって画成される枢動軸P2と並行しておおむね平行に延在する直線形状を有することが可能であり、ガイドトラック158と少なくとも部分的に重なり合うことが可能である。構成の例によると、ローラ136はつば163と固定するように連結されてよく、ガイドスロット160はつば163の内側に形成されてよい。それゆえに、ガイドスロット160はローラ136と共にいずれの方向にも回転できる。
【0030】
走行部材162はガイドトラック158及びガイドスロット160において少なくとも部分的に受容されるボールとすることができ、ガイドスロット160及びガイドトラック158に沿って摺動させるために誘導されることが可能である。
【0031】
リール132の回転方向によって、本明細書に説明されるクラッチ138は、リール132の回転変位がパネル118を、閉状態と開状態との間でパネルアセンブリ104を切り換えるようにパネル116に対して摺動させることを可能にするように、ローラ136の回転を選択的に遮るか又は可能にできる。より具体的には、クラッチ138は、走行部材162が1停止部分158Bと係合されることで、クラッチ138によってローラ136が第1の方向R1に回転しないようにできる係合状態、及び、走行部材162が、第1の方向R1に相対する第2の方向R2におけるローラ136の回転を可能にするように、停止部分158Bから解除される係合解除状態を有する。クラッチ138は、巻き出す方向におけるリール132の回転に応答して係合解除状態から係合状態に切り替わり、巻き取る方向におけるリール132の回転に応答して係合状態から係合解除状態に切り換わることができる。
【0032】
閉状態と開状態との間で窓シェード100のパネルアセンブリ104を切り換えるための例示の操作を説明するために、図1図5及び図11図13と併せて図14図20を以降で参照する。図14において、窓シェード100のパネルアセンブリ104は、下げられかつ閉じられた状態で示されており、最下部106はヘッドフレーム102より下の距離に下げられ、横羽根120は、光の通過を遮るために、おおむね垂直に方向転換されかつ互いに重なり合っている。図13に示されるように、パネルアセンブリ104が閉状態にある間、クラッチ138は係合解除状態にあり、走行部材162は停止部分158Bから解除され、かつ、固定シャフト部分154上のガイドトラック158の閉ループ部分158Aに位置付けられる。
【0033】
パネルアセンブリ104を閉状態から開状態に切り換えるために、ユーザーは、操作部材110に対する引っ張り作用を加える(例えば、この外側部分110Bを下方に引っ張る)ことが可能であり、それによって、リール132は巻き出し方向に回転させられる。その結果、パネルアセンブリ104は、移動して、アイドラローラ135及びローラ136を相対する方向に回転させる。図15及び図16に示されるように、パネルアセンブリ104のこの移動によって、ローラ136を動かして、走行部材162を停止部分158Bと係合させるために方向R1に回転させることが可能である。クラッチ138は、それによって、係合解除状態から係合状態に切り換えでき、これによって、方向R1においてローラ136がさらに回転しないようにできる。リール132が操作部材110によって駆動されて巻き出す方向にさらに回転すると、アイドラローラ135は回転するが、ローラ136は係合状態にあるままのクラッチ138によって静止させられる。パネル116とローラ136との間(とりわけ、パネル116とローラ136の摩擦部分156との間)の摩擦接触のおかげで、パネル116が下がることによる変位は、静止したままのローラ136によって妨げられるのに対し、ローラ136と接触していないパネル118は、パネル116よりも摩擦抵抗をあまり受けず、より速い速度で下方に移動できる。図17に示されるように、2つのパネル116及び118の間のこの差別的な移動は、アイドラローラ135とローラ136との間の領域においてパネル116のあそびSPをもたらし、かつ、パネルアセンブリ104を開くために、横羽根120及び最下部106をおおむね水平に方向転換させることが可能である。パネルアセンブリ104は、それによって、閉状態から開状態に切り換え可能である。
【0034】
パネルアセンブリ104が開状態に切り換えられた後、操作部材110の外側部分110Bをさらに下方に引っ張ることで、巻き出す方向にリール132を回転させることが可能である。その結果、パネルアセンブリ104は下げられるが、開状態のままとすることが可能である。
【0035】
パネルアセンブリ104を開状態から閉状態に切り換えるために、ユーザーは、操作部材110に対する引っ張り作用を加える(例えば、この内側部分110Aを下方に引っ張る)ことが可能であり、それによって、リール132は巻き取る方向に回転させられる。その結果、パネルアセンブリ104は、移動して、アイドラローラ135及びローラ136を相対する方向に回転させる。図18及び図19に示されるように、パネルアセンブリ104のこの移動によって、ローラ136を動かして、走行部材162が停止部分158Bから解除され、かつガイドトラック158の閉ループ部分158Aに入ることが可能になるように、方向R1に相対する方向R2に回転させることが可能である。クラッチ138は、それによって、係合状態から係合解除状態に切り換えでき、これによって、方向R2においてローラ136が回転できるようにする。リール132が巻き取る方向に回転すると、パネル118はパネル116に対して摺動でき、それによって、パネル116のあそびを低減し、かつ横羽根120及び最下部106をおおむね垂直に方向転換させ、横羽根120は、それによって、パネルアセンブリ104を閉じるために互いに垂直に重なり合う。
【0036】
パネルアセンブリ104が閉状態に切り換えられた後、操作部材110の内側部分110Aをさらに下方に引っ張ることで、リール132を巻き取る方向に回転させることが可能である。その結果、パネルアセンブリ104は上げられかつリール132に巻き付くが、閉状態のままとすることが可能である。リール132がパネルアセンブリ104を巻き取るためにさらに回転する間、クラッチ138は係合解除状態のままとすることが可能であり、ローラ136は固定シャフト部分154の周りの方向R2に連続して回転でき、走行部材162は、図20における矢印Sによって示されるように、ガイドトラック158の閉ループ部分158Aに沿って連続して摺動する。
【0037】
図21及び図22は、アイドラローラ135が省かれてよく、かつ、ローラ136がリール132の枢動軸P1より垂直方向に高く位置する枢動軸P2を中心にヘッドフレーム102と枢動可能に連結されてよい、窓シェード100の別形の構成を示す概略図である。その他の場合、図21及び図22に示される窓シェード100において使用される作動システムは先に説明された作動システム108と同様であってよく、図21は下げられかつ閉じられた状態の窓シェードを示し、図22は下げられかつ開かれた状態の窓シェード100を示す。
【0038】
本明細書に説明される窓シェードの利点は、パネルアセンブリの垂直位置を調節し、かつパネルアセンブリを任意の所望の高さで閉じる及び開く能力を与える比較的簡易な構成を含む。パネルアセンブリの垂直変位、及び閉状態と開状態との間のこの切り換えは、パネルアセンブリが巻き付けられるリールの回転によって駆動でき、これによって、単一の操作部材の使用によって窓シェードを制御可能とする。その結果、窓シェードはユーザーが操作するのにより便利になり得る。
【0039】
特定の実施形態との関連のみでの構造の実現について説明されている。これらの実施形態は例示であり限定することを意味するものではない。多くの変形、修正、追加、及び改善が可能である。それゆえに、単独の事例として本明細書に説明されている構成要素に対して複数の事例が提供可能である。例示の構成における個別の構成要素として提示される構造及び機能性は、構造又は構成要素を組み合わせたものとして実装されてよい。これらの及び他の変形、修正、追加、及び改善は、続く特許請求の範囲内にあるものとしてよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22