(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下は、本発明の実施例における図を参照しながら、本発明の実施例における技術案について明瞭、完全に説明しているが、明らかに、説明される実施例は、本発明の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者が創造性のある労働を必要とせずに得られるすべての他の実施例は、何れも本発明が保護する範囲に属する。
【0014】
特に定義されることがない場合は、本文に用いられる全ての技術及び科学技術用語は、本発明の技術分野に属する技術人員が一般的に理解している意味と同一である。本文では、本発明の明細書に用いられた技術用語は、具体的な実施例を説明するに過ぎず、本発明を制限することを目的としない。本文に用いられた「及び/又は」という技術用語には、関連する挙げられた項目の1つ以上の任意の組み合わせ及び全ての組み合わせが含まれる。
【0015】
本発明の実施形態によれば、着陸指示信号により、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御する航空機の着陸制御方法を提供する。当該着陸指示信号は、例えば、リモコン、タブレットコンピュータ、携帯電話、航空機ドックなどのモバイル端末からのものであってもよい。
【0016】
幾つかの実施例において、前記予め設定された着陸モードでは、前記航空機は着陸点からの現在垂直距離をリアルタイムに取得し、前記現在垂直距離に基づいて相応の動作をなすことができる。例えば、相応の動作は、航空機の飛行速度を変えることであってもよく、例えば、航空機の現在降下速度を上げ、航空機の現在降下速度を下げる。相応の動作は航空機の姿勢を変えることであってもよく、例えば航空機を前、後、左、右に向って移動させるように制御してもよい。相応の動作は着陸準備動作であってもよく、例えば着陸装置を展開して、航空機に搭載されたセンサを収めるなどであってもよい。相応の動作は、航空機の着陸時の飛行情報を記録することであってもよく、例えば航空機の現在位置を記録し、航空機の周囲環境を撮像する等であってもよい。
【0017】
幾つかの実施例において、着陸準備動作は、前記航空機の機能形態を変えること、前記航空機のセンサの機能形態を変えること、及び前記航空機に搭載された積載物の機能形態を変えることの少なくとも1種を含む。機能形態は、物理形態、電子形態及び位置情報などを含む。そのうち、物理形態としては、機械構造の形状変化、素子組合せ関係の変化などであってもよく、電子形態としては、稼働状態の変化、稼働パラメータの変化などであってもよく、位置情報としては、相対的位置や地面に対する絶対的位置などであってもよい。
【0018】
幾つかの実施例において、前記予め設定された着陸モードでは、ユーザは前記予め設定された着陸モードを修正することができ、且つ前記航空機は、修正後の前記予め設定された着陸モードに基づいて、自動的に着陸することができる。
【0019】
上記の航空機の着陸制御方法に基づいて、本発明の実施形態は、さらに、当該着陸制御方法を実現する着陸制御システムを提供する。
【0020】
上記の航空機の着陸制御方法に基づいて、本発明の実施形態は、さらに、当該着陸制御方法を用いた航空機を提供しており、前記航空機は、制御信号を受信したか否かを検出するための信号受信器と、制御信号に基づいて、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御するためのコントローラとを含む。当該制御信号としては、航空機が着陸開始するように指示するための着陸指示信号、予め設定された着陸モードを修正するためのユーザ着陸制御信号などであってもよい。
【0021】
幾つかの実施例において、前記航空機は、着陸点から前記航空機の現在垂直距離をリアルタイムに取得するための高度センサをさらに含む。当該高度センサは、例えば、気圧計、GPSなどの絶対高度センサであってもよく、着陸点の絶対高度と航空機の現在垂直距離との差に基づいて、着陸点から前記航空機の現在垂直距離を得ることができる。当該高度センサは、超音波センサ、両眼画像センサ、レーザ距離センサなどの相対高度センサであってもよい。
【0022】
本発明の実施形態は、前記離陸指示信号により、航空機を、予め設定された離陸モードで自動的に離陸させるように制御する航空機の離陸制御方法をさらに提供する。当該離陸指示信号は、例えば、リモコン、タブレットコンピュータ、携帯電話、航空機ドックなどのモバイル端末からのものであってもよい。
【0023】
幾つかの実施例において、前記予め設定された離陸モードでは、ユーザは前記予め設定された離陸モードを修正することができ、且つ前記航空機は修正後の前記予め設定された離陸モードで自動的に離陸することができる。
【0024】
幾つかの実施例において、前記予め設定された離陸モードでは、航空機は異なる予め設定された高度まで離陸し、当該予め設定された高度に対応する相応の動作を自動的になすことができる。相応の動作を異なる必要に応じて設計することができ、例えば、相応の動作は、航空機の飛行速度を変えることであってもよく、例えば、航空機の現在上昇速度を上げ、航空機の現在上昇速度を下げる。相応の動作は航空機の姿勢を変えることであってもよく、例えば航空機を前、後、左、右に向って移動させるように制御してもよい。相応の動作は離陸後準備動作であってもよく、例えば着陸装置を引っ込め、航空機に搭載されたセンサを伸ばすなどであってもよい。相応の動作は、航空機の離陸時の飛行情報を記録することであってもよく、例えば航空機の現在位置を記録し、航空機の周囲環境を撮像する等であってもよい。
【0025】
幾つかの実施例において、前記離陸後準備動作は、前記航空機の機能形態を変えること、前記航空機のセンサの機能形態を変えること、前記航空機に搭載された積載物の機能形態を変えることを含むことができる。機能形態は、物理形態、電子形態及び位置情報などを含む。そのうち、物理形態としては、機械構造の形状変化、素子組合せ関係の変化などであってもよく、電子形態としては、稼働状態の変化、稼働パラメータの変化などであってもよく、位置情報としては、相対的位置又は地面に対する絶対的位置などであってもよい。
【0026】
上記の航空機の離陸制御方法に基づいて、本発明の実施形態は、さらに、当該離陸制御方法を実現する離陸制御システムを提供する。
【0027】
上記の航空機の離陸制御方法に基づいて、本発明の実施形態は、さらに、当該離陸制御方法を用いた航空機をさらに提供し、前記航空機は、制御信号を受信したか否かを検出するための信号受信器と、制御信号に基づいて、航空機を、予め設定された離陸モードで自動的に離陸させるように制御するコントローラとを含む。当該制御信号は、航空機が離陸開始するように指示するための離陸指示信号、予め設定された離陸モードを修正するためのユーザ離陸制御信号などであってもよい。
【0028】
幾つかの実施例において、前記航空機は、離陸点から前記航空機の現在垂直距離をリアルタイムに取得するための高度センサをさらに含む。当該高度センサは、例えば、気圧計、GPSなどの絶対高度センサであってもよく、離陸点の絶対高度と航空機の現在垂直距離との差に基づいて、離陸点から前記航空機の現在垂直距離を得ることができる。当該高度センサは、超音波センサ、両眼画像センサ、レーザ距離センサなどの相対高度センサであってもよい。
【0029】
以下、図面を参照しながら、本発明の幾つかの実施形態を詳細説明する。衝突しない場合、下記の実施例及び実施例における特徴を相互に組み合わせることができる。
【0030】
図1及び
図2を参照すると、本発明の実施形態に係る着陸制御方法は、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御するためのものであり、具体的に、前記着陸制御方法は、ステップS1〜S2を含む。
【0031】
ステップS1:着陸指示信号を受信したか否かを検出する。
具体的に、着陸指示信号はモバイル端末から発信されるものである。モバイル端末から着陸指示情報が発信されると、航空機はモバイル端末から発信された着陸指示情報を受信したか否かを検出することができる。
【0032】
モバイル端末としては、リモコン、タブレットコンピュータ、携帯電話、航空機ドックなどであってもよい。当該着陸指示信号はモバイル端末の実体スイッチによりトリガーされてもよく、例えば、リモコン上の「ワンキーランディング」キーを操作することにより、リモコンが着陸指示信号を発信するように制御される。
【0033】
当然、当該着陸指示信号はモバイル端末の仮想スイッチによるものであってもよく、例えば、モバイル端末の操作インターフェースをタッチして制御することにより、リモコンが着陸指示信号を発信するように制御可能である。
【0034】
具体的に、該モバイル端末のタッチ制御方法は、以下のステップを含む。
モバイル端末のタッチディスプレイ上のタッチ操作を検出すること、
検出された前記タッチ操作がプリセットされた画像領域におけるスライドタッチ操作であると、当該スライドタッチ操作が航空機のコントロールトリガー操作であるか否かを検出すること、
コントロールトリガー操作であると検出されると、前記航空機に対する制御を実現するように、着陸指示信号を生成すること。
【0035】
それにおいて、選択的に、前記画像領域は、マン・マシン・インタラクティブ・インターフェースであり、前記画像領域には、スライドルートを指示するための領域と、前記スライドルートの領域において動的に移動可能なスライドインタラクション用アイコンとを含む。
【0036】
それにおいて、選択的に、タッチディスプレイ上のタッチ操作を検出する前には、画像領域に関する表示指令を受信した場合、プリセットされた画像領域を表示させることをさらに含む。
【0037】
ステップS2:着陸指示信号を受信すると、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御する。
モバイル端末から発信された着陸指示信号を受信すると、航空機は予め設定された着陸モードで自動的に着陸することにより、航空機の自動的着陸を図る。
なお、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御するステップを実現するために、異なる実施例を用いて実現することができる。以下、図面を参照しながら、ステップS2を具体的に説明する。
【0038】
具体的に、本実施形態において、ステップS2は具体的にS21〜S28を含む。
ステップS21:着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高いか否かを判断する。
具体的に、航空機が高度位置Aにモバイル端末の着陸指示信号を受信した場合、この時、当該着陸指示信号と、航空機が現在実行されている制御信号との優先度の照合により、予め設定された着陸モードを即時実行するか否かを決定することができる。
【0039】
当該着陸指示信号と、航空機が現在実行されている制御信号の優先度は、航空機の飛行システムにより予め設置されてもよく、ユーザによって自らの需要に応じて設置されてもよい。
【0040】
ステップS22:着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高いと、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように即時制御する。
【0041】
着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高い場合、この時、航空機は予め設定された着陸モードを即時実行することにより、航空機は予め設定された着陸モードで自動的に着陸する。
【0042】
ステップS23:着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高くないと、現在実行されている制御信号が終了するまで待機してから、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御する。
着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高くない場合、ここで、航空機は、現在実行されている制御信号が終了した後、予め設定された飛行モードを実行する。
【0043】
ステップS24:着陸点から航空機の現在垂直距離をリアルタイムに取得する。
【0044】
具体的に、航空機が高度位置Aから着陸点Hに着陸する過程において、航空機から着陸点Hまでの垂直距離をリアルタイムに取得する。
【0045】
ステップS25:現在垂直距離に基づいて、航空機は相応の動作をなす。
航空機は異なる予め設定された高度まで降下し、当該予め設定された高度に対応する相応の動作を自動的になすことができる。相応の動作を異なる必要に応じて設計することができ、例えば、相応の動作は、航空機の飛行速度を変えることであってもよく、例えば、航空機の現在降下速度を上げ、航空機の現在降下速度を下げる。相応の動作は航空機の姿勢を変えることであってもよく、例えば航空機を前、後、左、右に向って移動させるように制御してもよい。相応の動作は着陸準備動作であってもよく、例えば着陸装置を展開し、航空機に搭載されたセンサを収めるなどであってもよい。相応の動作は、航空機の着陸時の飛行情報を記録することであってもよく、例えば航空機の現在位置を記録し、航空機の周囲環境を撮像する等であってもよい。
【0046】
具体的に本実施例において、航空機が着陸指示信号を受信した場合、着陸準備動作を自動的に開始する。言い換えれば、航空機が着陸指示信号を受信した時の高度は、着陸準備動作をなす予め設定された高度である。具体的に、航空機は高度位置Aに着陸指示信号を受信したときには、着陸準備動作を自動的に開始する。
【0047】
当然、他の実施例において、航空機が着陸指示信号を受信した後、予め設定された飛行モードを実行する。言い換えれば、航空機が着陸指示信号を受信した時の高度は、着陸準備動作をなす予め設定された高度ではない。
【0048】
図3に示すように、幾つかの実施例において、現在垂直距離に基づいて、航空機が相応の動作をなすステップは、具体的に、ステップS251〜S252を含むことができる。
【0049】
ステップS251:予め設定された高度まで自動的に降下する。
例えば、航空機は、着陸指示信号を受信した時の高度位置Aから高度位置Bまで自動的に均一の速度で降下することができ、即ち、高度位置Bの高度は、着陸準備動作をなす予め設定された高度である。
【0050】
ステップS252:予め設定された高度の位置で、着陸準備動作を自動的に開始する。
例えば、航空機は高度位置Bに位置するときには、着陸装置を展開し、超音波センサを起動し、雲台の姿勢を調整するなどの着陸準備動作を自動的に開始する。
【0051】
図4に示すように、幾つかの実施例において、現在垂直距離に基づいて、航空機が相応の動作をなすステップは、具体的に、ステップS25a〜S25bを含むことができる。
ステップS25a:現在垂直距離が予め設定された閾値以下であるか否かを判断する。
【0052】
具体的に、航空機が高度位置Bまで降下した場合、高度位置Bから着陸点までの垂直距離が予め設定された閾値を超えるか否かを判断する必要がある。
ステップS25b:現在垂直距離が予め設定された閾値以下であると、航空機は、予め設定された速度規則により着陸点に着陸する。
【0053】
例えば、高度位置Bから着陸点までの垂直距離が予め設定された閾値を超えると、相応の速度保護対策を実行する。例えば、高度位置Bから着陸点までの垂直距離が40mを超える場合、航空機は減速降下することができる。
【0054】
ステップS26:航空機が予め設定された高度の位置まで降下した場合、現在着陸点が着陸判定条件に適合するか否かを検出する。
具体的に、航空機が高度位置Eまで降下した場合、現在着陸点が着陸判定条件に適合するか否かを検出する。例えば、現在着陸点が水面、障害物などの場合、着陸判定条件に不適合する。
【0055】
ステップS27:現在着陸点が着陸判定条件に適合すると検出されると、予め設定された高度の位置から着陸点に自動的に着陸する。
ステップS28:現在着陸点が着陸判定条件に適合しないと検出されると、提示情報を発信する。
【0056】
現在着陸点が着陸判定条件に適合しないと検出された場合、ユーザに提示情報をフィードバックすることができる。例えば、航空機は照明警報を発することができ、又は、モバイル端末により警報を発することができる。
【0057】
当然、他の実施例において、ステップS2は、現在着陸点が着陸判定条件に適合しないと検出されると、航空機が予備着陸点に自動的に戻ることもできるステップS29をさらに含む。予備着陸点は、航空機の離陸点、モバイル端末の現在位置などであってもよい。
【0058】
図5を参照すると、本発明の実施形態2は、実施形態1を基に、ステップS31〜S33をさらに含む。ステップS31〜S33はステップS23とステップS26との間に位置することができる。
ステップS31:ユーザから発信された着陸制御信号を受信したか否かを検出する。
【0059】
ユーザはモバイル端末により、予め設定された着陸モードを修正するための着陸制御信号を発信する。例えば、航空機が自動的に予め設定された着陸モードを実行する過程にいて、障害物が見付かった場合、ユーザは当該障害物を避けるように、着陸制御信号により予め設定された着陸モードを修正することができる。
【0060】
航空機が予め設定された着陸モードを自動的に実行する全過程において、又は、予め設定された着陸モードの予め設定された高度の範囲内において、又は、予め設定された着陸モードの予め設定された降下速度の範囲内において、ユーザから発信された着陸制御信号を受信したか否かをリアルタイムに検出する。
【0061】
ステップS32:ユーザから発信された着陸制御信号を受信したと検出されると、着陸制御信号に基づいて、予め設定された着陸モードを修正し、かつ修正後の予め設定された着陸モードで着陸する。
【0062】
着陸制御信号は、予め設定された着陸モードにおける予め設定された姿勢を変えるための制御信号を含んでもよい。予め設定された姿勢は、航空機のヘディング角度、ピッチ角度及び傾斜角度などの情報を含むことができる。
【0063】
着陸制御信号は、予め設定された着陸モードにおける予め設定された速度を変えるための制御信号を含んでもよい。例えば、航空機の修正後の速度は、着陸制御信号の制御速度と予め設定された速度の重ね合わせに等しい。
【0064】
例えば、予め設定された着陸モードでは、航空機が高度位置Bから高度位置Eまで自動的に減速降下する。しかしながら、航空機が高度位置Cまで降下した場合、ユーザは、加速降下の着陸制御信号を発信し、この時、着陸制御信号は予め設定された着陸モードを修正する。即ち、着陸制御信号が高度位置Cと高度位置Dとの間の予め設定された速度を重ね合わせることにより、航空機は、高度位置Cから均一の速度で高度位置Dまで降下した後、高度位置DからEまで減速降下する。
【0065】
ユーザによる誤操作又は過剰操作を防止するために、ステップS32において、速度保護対策を実施してもよい。具体的に、ステップS32は、具体的に、ステップS32a〜S32cを含んでもよい。
ステップS32a:予め設定された着陸モードの修正速度が予め設定された閾値以下であるか否かを判断する。
【0066】
図6に示すように、予め設定された閾値は、航空機と着陸点との現在垂直距離に対応する最大制限速度としてもよい。
ステップS32b:予め設定された着陸モードの修正速度が予め設定された閾値以下であると、予め設定された着陸モードの修正速度で着陸する。
ステップS32c:予め設定された着陸モードの修正速度が予め設定された閾値より大きいと、予め設定された閾値の速度で着陸する。
ステップS33:ユーザの着陸制御信号を受信していないと検出されると、元の予め設定された着陸モードで着陸する。
【0067】
他の実施例において、ステップS32は、さらに、セーフモードで予め設定されたモードの速度を修正することを含む。例えば、降下過程における航空機の速度のセーフモードは、速度が+Vmaxから−Vmaxまで変化し、当該+Vmaxから−Vmaxまでの変化は制御信号と対応付けてマッピングされる。
【0068】
なお、着陸制御信号は、予め設定された着陸モードから抜け出る制御信号であってもよい。この時、航空機は予め設定された着陸モードから抜け出る制御信号を受信した場合、予め設定された着陸モードから抜け出る。
【0069】
上記の着陸制御方法に基づいて、本発明は、さらに、航空機の着陸制御システムを提供する。
図7を参照すると、本発明の実施形態1に係る着陸制御システム100は、着陸信号検出モジュール110と、自動着陸モジュール120とを含む。
【0070】
着陸信号検出モジュール110は、着陸指示信号を受信したか否かを検出することに用いられる。具体的に、着陸指示信号はモバイル端末から発信されるものである。モバイル端末が着陸指示情報を発信すると、航空機は、モバイル端末から発信された着陸指示情報を受信したか否かを検出することができる。
【0071】
モバイル端末は、リモコン、タブレットコンピュータ、携帯電話、航空機ドックなどであってもよい。当該着陸指示信号はモバイル端末の実体スイッチによりトリガーされてもよく、例えば、リモコン上の「ワンキーランディング」キーを操作することにより、リモコンを、着陸指示信号を発信させるように制御する。
【0072】
当然、当該着陸指示信号はモバイル端末の仮想スイッチによるものであってもよく、例えば、モバイル端末の操作インターフェースをタッチして制御することにより、リモコンを、着陸指示信号を発信させるように制御可能である。
【0073】
自動着陸モジュール120は、着陸指示信号を受信した場合、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御することに用いられる。航空機は、モバイル端末から発信された着陸指示信号を受信すると、航空機は予め設定された着陸モードで自動的に着陸することにより、航空機の自動的着陸を図る。
【0074】
自動着陸モジュール120を異なる必要に応じて設計することができる。以下、図面を参照しながら、具体的に説明する。
【0075】
具体的に、実施形態において、自動着陸モジュール120は、具体的に、優先度判断モジュール121と、即時モード着陸モジュール122と、待機モード着陸モジュール123と、着陸高度取得モジュール124と、相応の動作モジュール125と、着陸検出モジュール126と、直接着陸モジュール127と、提示モジュール128とを含む。
【0076】
優先度判断モジュール121は、着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高いか否かを判断することに用いられる。
即時モード着陸モジュール122は、着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高い場合、航空機を自動的に、予め設定された着陸モードで着陸させるように即時制御することに用いられる。
【0077】
待機モード着陸モジュール123は、着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度以下である場合、現在実行されている制御信号が終了するまで待機してから、航空機を自動的に、予め設定された着陸モードで着陸させるように制御することに用いられる。
【0078】
着陸高度取得モジュール124は、着陸点から航空機の現在垂直距離をリアルタイムに取得することに用いられる。
相応の動作モジュール125は、現在垂直距離に基づいて、航空機を、相応の動作をなすように制御することに用いられる。
【0079】
航空機は異なる予め設定された高度に位置すると、当該予め設定された高度に対応する相応の動作を自動的になすことができる。相応の動作を異なる必要に応じて設計することができ、例えば、相応の動作は、航空機の飛行速度を変えることであってもよく、航空機の現在降下速度を上げ、航空機の現在降下速度を下げる。相応の動作は、航空機の姿勢を変えることであってもよく、例えば航空機を前、後、左、右に向って移動させるように制御してもよい。相応の動作は、着陸準備動作であってもよく、例えば着陸装置を展開し、航空機に搭載されたセンサを収めるなどであってもよい。相応の動作は、航空機の着陸時の飛行情報を記録することであってもよく、例えば航空機の現在位置を記録し、航空機の周囲環境を撮像するなどであってもよい。
【0080】
相応の動作モジュール125の具体的な構造を異なる必要に応じて設計することができる。例えば、1つの実施例において、相応の動作モジュール125は、具体的に、着陸指示信号を受信した場合、着陸準備動作を自動的に開始するための即時準備動作モジュールを含む。
【0081】
着陸準備動作は、航空機の機能形態を変えることであってもよく、例えば、航空機の着陸装置を展開する、航空機の構造を変形させる等であってもよい。着陸準備動作は航空機のセンサの機能形態を変えることであってもよく、例えばセンサの位置を移動する(例えば、センサを航空機の外部から内部に納めるなど)、センサの姿勢を変える(例えば、画像センサの回転角度を変更するなど)、センサの稼働状態を制御する(例えば、センサをオン/オフするなど)ことであってもよい。着陸準備動作は、航空機に搭載された積載物の機能形態を変えることであってもよく、例えば航空機に搭載された雲台の姿勢を変更することなどであってもよい。
【0082】
図8に示すように、他の実施例において、相応の動作モジュール125は具体的に、自動降下モジュール1251と、予め設定された高度準備動作モジュール1252とを含む。自動降下モジュール1251は、航空機を、予め設定された高度まで自動的に降下させるように制御することに用いられる。予め設定された高度準備動作モジュール1252は、予め設定された高度の位置で、着陸準備動作を自動的に開始させることに用いられる。
【0083】
図9に示すように、他の実施例において、相応の動作モジュール125は具体的に、着陸高度判断モジュール125aと、予め設定された速度降下モジュール125bとを含む。着陸高度判断モジュール125aは、現在垂直距離が予め設定された閾値以下であるか否かを判断することに用いられる。予め設定された速度降下モジュール125bは、現在垂直距離が予め設定された閾値以下である場合、航空機を、予め設定された速度規則により着陸点に着陸させるように制御することに用いられる。
【0084】
着陸検出モジュール126は、航空機が予め設定された高度の位置まで降下した場合、現在着陸点が着陸判定条件に適合するか否かを検出することに用いられる。
【0085】
直接着陸モジュール127は、現在着陸点が着陸判定条件に適合した場合、予め設定された高度の位置から着陸点に自動的に着陸することに用いられる。
提示モジュール128は、現在着陸点が着陸判定条件に適合しない場合、提示情報を発信することに用いられる。
【0086】
他の実施例において、着陸制御システム100は、さらに、予備着陸モジュール129を含む。予備着陸モジュール129は、航空機を予備着陸点に自動的に戻させるように制御することに用いられる。予備着陸点は、航空機の離陸点、及びモバイル端末の現在位置の少なくとも1種を含む。
【0087】
図10を参照すると、本発明の実施形態2に係る自動着陸モジュール120は実施形態1とほぼ類似しており、異なることは、自動着陸モジュール120がユーザ着陸信号検出モジュール131と、着陸修正モジュール132と、予め設定されたモード着陸モジュール133とをさらに含むことにある。
【0088】
ユーザ着陸信号検出モジュール131は、ユーザから発信された着陸制御信号を受信したか否かを検出することに用いられる。着陸制御信号は、予め設定された着陸モードにおける予め設定された姿勢を変えるための制御信号、及び、予め設定された着陸モードにおける予め設定された速度を変えるための制御信号の少なくとも1種を含む。
【0089】
着陸修正モジュール132は、ユーザから発信された着陸制御信号を受信した場合、着陸制御信号に基づいて、予め設定された着陸モードを修正し、かつ修正後の予め設定された着陸モードで着陸することに用いられる。
【0090】
具体的に、着陸修正モジュール132は、具体的に、着陸速度判断モジュール132aと、着陸速度修正モジュール132bと、閾値着陸速度モジュール132cとを含む。
着陸速度判断モジュール132aは、予め設定された着陸モードの修正速度が予め設定された閾値以下であるか否かを判断することに用いられる。
【0091】
着陸速度修正モジュール132bは、予め設定された着陸モードの修正速度が予め設定された閾値以下である場合、予め設定された着陸モードの修正速度で着陸することに用いられる。
【0092】
閾値着陸速度モジュール132cは、予め設定された着陸モードの修正速度が予め設定された閾値より大きい場合、予め設定された閾値の速度で着陸することに用いられる。
【0093】
予め設定されたモード着陸モジュール133は、ユーザから発信された着陸制御信号を受信していない場合、元の予め設定された着陸モードで着陸することに用いられる。
【0094】
上記着陸制御方法に基づいて、本発明は、さらに、当該着陸制御方法を用いた航空機を提供する。
【0095】
図11を参照すると、本発明の実施形態に係る航空機101は、着陸指示信号を受信したか否かを検出するための信号受信器101aと、着陸指示信号を受信した場合、航空機101を予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御するコントローラ101bとを含む。
【0096】
信号受信器101aは、例えば、wifiアンテナ、WiMAXアンテナ、COFDMアンテナなどのアンテナ装置であってもよい。
【0097】
具体的に、着陸指示信号はモバイル端末から発信されるものである。モバイル端末が着陸指示情報を発信した場合、信号受信器101aは、モバイル端末から発信された着陸指示情報を受信したか否かを検出することができる。
【0098】
モバイル端末は、リモコン、タブレットコンピュータ、携帯電話、航空機ドックなどであってもよい。当該着陸指示信号はモバイル端末の実体スイッチによりトリガーされてもよく、例えば、リモコン上の「ワンキーランディング」キーを操作することにより、リモコンを、着陸指示信号を発信させるように制御する。
【0099】
当然、当該着陸指示信号はモバイル端末の仮想スイッチによるものであってもよく、例えば、モバイル端末の操作インターフェースをタッチして制御することにより、リモコンを、着陸指示信号を発信させるように制御可能である。
【0100】
コントローラ101bは、制御回路板、制御チップなどであってもよい。コントローラ101bの機能を異なる必要に応じて設計することができる。
【0101】
コントローラ101bは、着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高いか否かを判断し、かつ着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高い場合、航空機101を自動的に、予め設定された着陸モードで着陸するように即時制御することに用いられる。
さらに、コントローラ101bは、着陸指示信号の優先度が現在実行されている制御信号の優先度よりも高くない場合、現在実行されている制御信号が終了するまで待機してから、航空機101を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸するように制御することに用いられる。
【0102】
コントローラ101bが、航空機101を予め設定された着陸モードで着陸させるように制御するのを実現するために、以下、異なる具体的な実施例を用いてコントローラ101bを説明する。
【0103】
1つの実施例において、航空機101は、着陸点から航空機101の現在垂直距離をリアルタイムに取得するための高度センサ101cをさらに含む。コントローラ101bは、さらに、現在垂直距離に基づいて、航空機101を、相応の動作をなすように制御することに用いられる。
【0104】
航空機101は異なる予め設定された高度に位置すると、当該予め設定された高度に対応する相応の動作を自動的になすことができる。例えば、相応の動作を異なる必要に応じて設計することができ、例えば、相応の動作は、航空機101の飛行速度を変えることであってもよく、例えば、航空機101の現在降下速度を上げ、航空機の現在降下速度を下げる。相応の動作は航空機101の姿勢を変えることであってもよく、例えば航空機101を前、後、左、右に向って移動させるように制御してもよい。相応の動作は着陸準備動作であってもよく、例えば着陸装置を展開し、航空機101に搭載されたセンサを収めるなどであってもよい。相応の動作は、航空機101の着陸時の飛行情報を記録することであってもよく、例えば航空機101の現在位置を記録し、航空機101の周囲環境を撮像する等であってもよい。
【0105】
コントローラ101bは、航空機101が異なる時刻に着陸準備動作をなすように制御することができ、例えば、コントローラ101bは、着陸指示信号を受信した場合、航空機101を、着陸準備動作を自動的に開始させるように制御することができる。又は、コントローラ101bは、航空機101を、予め設定された高度まで自動的に降下させ、かつ予め設定された高度の位置で、着陸準備動作を自動的に開始させるように制御することができる。
【0106】
着陸準備動作は、航空機101の機能形態を変えることであってもよく、例えば、航空機101の着陸装置を展開する、航空機101の構造を変形することなどであってもよい。着陸準備動作は航空機101のセンサの機能形態を変えることであってもよく、例えばセンサの位置を移動する(例えば、センサを航空機の外部から内部に納めるなど)、センサの姿勢を変える(例えば、航空機101に対する画像センサの高度を変えるなど)、センサの稼働状態を制御する(例えば、センサをオン/オフするなど)ことであってもよい。着陸準備動作は、航空機101に搭載された積載物の機能形態を変えることであってもよく、例えば航空機101に搭載された雲台の姿勢を変更することなどであってもよい。
【0107】
コントローラ101bは、航空機101を予め設定された高度に予め設定された速度で降下させるように制御することができる。例えば、現在垂直距離が予め設定された閾値以下である場合、コントローラ101bは、さらに、航空機101を予め設定された速度規則により着陸点に着陸させるようにさらに制御することに用いられる。
【0108】
さらに、航空機101は、現在着陸点が着陸判定条件に適合するか否かを検出するための環境センサ101dをさらに含み、予め設定された高度の位置で、現在着陸点が着陸判定条件に適合したと検出された場合、コントローラ101bは、さらに、航空機101を予め設定された高度の位置から着陸点に自動的に着陸させるように制御することに用いられる。
【0109】
さらに、航空機101は、現在着陸点が着陸判定条件に適合しない旨を提示した情報を発信するための提示装置101eを含む。航空機101が、予め設定された高度の位置で、現在着陸点が着陸判定条件に適合しないと検出された場合、コントローラ101bは、さらに、提示装置101eを、提示情報を発信させるように制御することに用いられる。提示装置101eは、信号灯、スピーカなどの装置であってもよい。
【0110】
または、予め設定された高度の位置で、現在着陸点が着陸判定条件に適合しないと検出された場合、コントローラ101bは、さらに、航空機101を予備着陸点に自動的に戻させるように制御することに用いられる。予備着陸点は、航空機101の離陸点、モバイル端末の現在位置などであってもよい。
【0111】
他の実施例において、信号受信器101aは、さらに、ユーザから発信された着陸制御信号を受信したか否かを検出することに用いられ、コントローラ101bは、さらに、着陸制御信号に基づいて、予め設定された着陸モードを修正し、かつ航空機101を、修正後の予め設定された着陸モードで着陸させるように制御することに用いられる。着陸制御信号は、予め設定された着陸モードにおける予め設定された姿勢を変える制御信号、及び、予め設定された着陸モードにおける予め設定された速度を変える制御信号の少なくとも1種を含む。
【0112】
さらに、航空機101は、航空機101と着陸点との現在垂直距離をリアルタイムに取得するための高度センサ101cをさらに含む。コントローラ101bは、さらに、予め設定された着陸モードの修正速度が予め設定された閾値以下である場合、航空機101を予め設定された着陸モードの修正速度で着陸させるように制御することに用いられる。
【0113】
さらに、コントローラ101bは、予め設定された着陸モードの修正速度が予め設定された閾値以下である場合、航空機101を予め設定された閾値の速度で着陸させるように制御することに用いられる。
【0114】
さらに、コントローラ101bは、ユーザから発信された着陸制御信号を受信していない場合、航空機101を元の予め設定された着陸モードで着陸させるように制御することに用いられる。
【0115】
図13を参照すると、本発明の実施形態1に係る航空機の離陸制御方法は、ステップS10〜S20を含む。
ステップS10:離陸指示信号を受信したか否かを検出する。
【0116】
具体的に、離陸指示信号はモバイル端末から発信されるものである。モバイル端末から離陸指示情報が発信されると、航空機はモバイル端末から発信された離陸指示情報を受信したか否かを検出することができる。
【0117】
モバイル端末は、リモコン、タブレットコンピュータ、携帯電話、航空機ドックなどであってもよい。当該離陸指示信号はモバイル端末の実体スイッチによりトリガーされてもよく、例えば、リモコン上の「ワンキーテイクオフ」キーを操作することにより、リモコンを、離陸指示信号を発信させるように制御する。
【0118】
当然、当該離陸指示信号はモバイル端末の仮想スイッチによるものであってもよく、例えば、モバイル端末の操作インターフェースをタッチして制御することにより、リモコンを、離陸指示信号を発信させるように制御可能である。
具体的に、該モバイル端末のタッチ制御方法は、以下のステップを含む。
【0119】
モバイル端末のタッチディスプレイ上のタッチ操作を検出すること、
検出された前記タッチ操作がプリセットされた画像領域におけるスライドタッチ操作であると、当該スライドタッチ操作が航空機に対するコントロールトリガー操作であるか否かを検出すること、
コントロールトリガー操作であると検出されると、前記航空機に対する制御を実現するように、離陸指示信号を生成すること。
【0120】
それにおいて、選択的に、前記画像領域は、マン・マシン・インタラクティブインターフェースであり、前記画像領域にはスライドルートを指示するための領域と、前記スライドルートの領域において動的に移動可能なスライドインタラクション用アイコンとを含む。
【0121】
それにおいて、選択的に、タッチディスプレイ上のタッチ操作を検出する前には、画像領域に関する表示指令を受信した場合、プリセットされた画像領域を表示させることをさらに含む。
【0122】
ステップS20:離陸指示信号を受信すると、航空機を自動的に、予め設定された離陸モードで離陸させるように制御する。
【0123】
図12及び
図14を参照すると、具体的に本実施例において、航空機を自動的に、予め設定された離陸モードで自動的に離陸させるように制御するステップは、具体的に、ステップS201〜S202を含む。
【0124】
ステップS201:離陸点から航空機の現在垂直距離をリアルタイムに取得する。
【0125】
具体的に、航空機が離陸点Aから高度位置Fまで上昇する過程において、航空機から離陸点Aまでの垂直距離をリアルタイムに取得する。
ステップS202:現在垂直距離に基づいて、航空機が相応の動作をなす。
【0126】
航空機は異なる予め設定された高度まで離陸し、当該予め設定された高度に対応する相応の動作を自動的になすことができる。例えば、相応の動作を異なる必要に応じて設計することができ、例えば、相応の動作は、航空機の飛行速度を変えることであってもよく、例えば、航空機の現在上昇速度を上げ、航空機の現在上昇速度を下げる。相応の動作は航空機の姿勢を変えることであってもよく、例えば航空機を前、後、左、右に向って移動させるように制御してもよい。相応の動作は離陸後準備動作であってもよく、例えば着陸装置を引っ込め、航空機に搭載されたセンサを伸ばすなどであってもよい。相応の動作は、航空機の離陸時の飛行情報を記録することであってもよく、例えば航空機の現在位置を記録し、航空機の周囲環境を撮像する等であってもよい。
図15を参照すると、具体的に言えば、現在垂直距離に基づいて、航空機が相応の動作をなすステップは、具体的に、ステップS202a〜S202cを含む。
【0127】
ステップS202a:離陸点から第1の予め設定された高度まで自動的に飛行する。
具体的に、航空機は離陸点Aから高度位置Cまで上昇する。
【0128】
ステップS202b:第1の予め設定された高度の位置で、離陸後準備動作を自動的に開始する。
【0129】
離陸後準備動作は、航空機の機能形態を変えることであってもよく、例えば、航空機の着陸装置を引っ込める、航空機の本体構造を変形させることなどであってもよい。離陸後準備動作は航空機のセンサの機能形態を変えることであってもよく、例えばセンサの位置を移動する(例えば、センサを航空機の内部から外部に伸ばすなど)、センサの姿勢を変える(例えば、画像センサの回転角度を変更するなど)、センサの稼働状態を制御する(例えば、センサをオン/オフするなど)ことであってもよい。離陸後準備動作は、航空機に搭載された積載物の機能形態を変えることであってもよく、例えば航空機に搭載された雲台の姿勢を変更することなどであってもよい。
例えば、航空機は高度位置Cに位置すると、着陸装置の引っ込めを自動的に開始する。
【0130】
ステップS202c:第1の予め設定された高度から第2の予め設定された高度まで次第に減速上昇し、かつ第2の予め設定された高度の位置にホバリングする。
例えば、航空機が離陸点高度位置Cから高度位置Fまで次第に減速し、かつ高度位置Fにホバリングする。
同時に
図16を参照すると、本発明の実施形態2に係る離陸制御方法は実施形態1を基に、ステップS301〜S303をさらに含む。
【0131】
ステップS301:ユーザから発信された離陸制御信号を受信したか否かを検出する。
ユーザはモバイル端末により、離陸制御信号を発信する。離陸制御信号は、予め設定された離陸モードを修正する。例えば、航空機が予め設定された離陸モードを自動的に実行する過程にいて、障害物が見付かった場合、ユーザは当該障害物を避けるように、離陸制御信号により予め設定された離陸モードを修正することができる。
【0132】
航空機が予め設定された離陸モードを自動的に実行する全過程において、又は、予め設定された離陸モードの予め設定された高度の範囲内において、又は、予め設定された離陸モードの予め設定された上昇速度の範囲内において、ユーザから発信された離陸制御信号を受信したか否かをリアルタイムに検出する。
【0133】
例えば、航空機が高度位置Cから高度位置Fまで上昇する過程において、ユーザから発信された離陸制御信号を受信したか否かをリアルタイムに検出する。
ステップS302:ユーザから発信された離陸制御信号を受信すると、離陸制御信号に基づいて、予め設定された離陸モードを修正し、かつ修正後の予め設定された離陸モードで離陸する。
【0134】
離陸制御信号は、予め設定された離陸モードにおける予め設定された姿勢を変える制御信号を含んでもよい。予め設定された姿勢は、航空機のヘディング角度、ピッチ角度及び傾斜角度などの情報を含むことができる。
【0135】
離陸制御信号は、予め設定された離陸モードにおける予め設定された速度を変える制御信号を含んでもよい。例えば、航空機の修正後の速度は、離陸制御信号の制御速度と予め設定された速度の重ね合わせに等しい。
【0136】
例えば、予め設定された離陸モードでは、航空機が高度位置Cから高度位置Fまで自動的に減速上昇する。しかしながら、航空機が高度位置Dまで上昇した場合、ユーザから減速上昇の離陸制御信号が発信されると、この時、離陸制御信号は予め設定された離陸モードを修正する。即ち、離陸制御信号は、高度位置Dと高度位置Eとの間の予め設定された速度を重ね合わせることにより、航空機が高度位置Dから高度位置Eまで均一の速度で上昇する。
【0137】
ステップS303:ユーザから発信された離陸制御信号を受信していない場合、元の予め設定された離陸モードで離陸する。
なお、離陸制御信号は予め設定された離陸モードから抜け出る制御信号であってもよい。この時、航空機は予め設定された離陸モードから抜け出る制御信号を受信した場合、予め設定された離陸モードから抜け出る。
【0138】
上記の航空機の離陸制御方法に基づいて、本発明はさらに、航空機の離陸制御システムを提供する。
図17を参照すると、本発明の実施形態1に係る航空機の離陸制御システム200は、離陸信号検出モジュール210と、自動離陸モジュール220とを含む。
離陸信号検出モジュール210は、離陸指示信号を受信したか否かを検出することに用いられる。
【0139】
具体的に、離陸指示信号はモバイル端末から発信されるものである。モバイル端末から離陸指示情報が発信されると、航空機は、モバイル端末から発信された離陸指示情報を受信したか否かを検出することができる。
【0140】
モバイル端末は、リモコン、タブレットコンピュータ、携帯電話、航空機ドックなどであってもよい。当該離陸指示信号はモバイル端末の実体スイッチによりトリガーされてもよく、例えば、リモコン上の「ワンキーテイクオフ」キーを操作することにより、リモコンを、離陸指示信号を発信させるように制御する。
当然、当該離陸指示信号は、モバイル端末の仮想スイッチによるものであってもよく、例えば、モバイル端末の操作インターフェースをタッチして制御することにより、リモコンを、離陸指示信号を発信させるように制御可能である。
【0141】
自動離陸モジュール220は、離陸指示信号を受信した場合、航空機を、予め設定された離陸モードで自動的に離陸させるように制御することに用いられる。
具体的に本実施例において、自動離陸モジュール220は、具体的に、離陸高度取得モジュール221と、離陸相応の動作モジュール222とを含む。
【0142】
離陸高度取得モジュール221は、離陸点から航空機の現在垂直距離をリアルタイムに取得することに用いられる。
離陸相応の動作モジュール222は、現在垂直距離に基づいて、航空機を、相応の動作をなすように制御することに用いられる。
【0143】
航空機は異なる予め設定された高度まで離陸し、当該予め設定された高度に対応する相応の動作を自動的になすことができる。例えば、相応の動作を異なる必要に応じて設計することができ、例えば、相応の動作は、航空機の飛行速度を変えることであってもよく、例えば、航空機の現在上昇速度を上げ、航空機の現在上昇速度を下げる。相応の動作は航空機の姿勢を変えることであってもよく、例えば航空機を前、後、左、右に向って移動させるように制御してもよい。相応の動作は離陸後準備動作であってもよく、例えば着陸装置を引っ込め、航空機に搭載されたセンサを伸ばすなどであってもよい。相応の動作は、航空機の離陸時の飛行情報を記録することであってもよく、例えば航空機の現在位置を記録し、航空機の周囲環境を撮像する等であってもよい。
【0144】
図18に示すように、具体的に、離陸相応の動作モジュール222は、第1の予め設定された高度モジュール222aと、離陸後動作モジュール222bと、第2の予め設定された高度モジュール222cとを含む。第1の予め設定された高度モジュール222aは、航空機を、離陸点から第1の予め設定された高度まで自動的に飛行させるように制御することに用いられる。離陸後動作モジュール222bは、第1の予め設定された高度の位置で、離陸後準備動作を自動的に開始させることに用いられる。
【0145】
離陸後準備動作は、航空機の機能形態を変えることであってもよく、例えば、航空機の着陸装置を引っ込める、航空機の構造を変形させることなどであってもよい。離陸後準備動作は航空機のセンサの機能形態を変えることであってもよく、例えばセンサの位置を移動する(例えば、センサを航空機の内部から外部に伸ばすなど)、センサの姿勢を変える(例えば、画像センサの回転角度を変更するなど)、センサの稼働状態を制御する(例えば、センサをオン/オフするなど)ことであってもよい。離陸後準備動作は、航空機に搭載された積載物の機能形態を変えることであってもよく、例えば航空機に搭載された雲台の姿勢を変更することなどであってもよい。
【0146】
第2の予め設定された高度モジュール222cは、航空機を第1の予め設定された高度から第2の予め設定された高度まで次第に減速上昇させ、第2の予め設定された高度の位置にホバリングさせるように制御することに用いられる。
【0147】
図19に示すように、本発明の実施形態2に係る離陸制御システムは、実施形態1を基に、ユーザ離陸制御信号検出モジュール231と、離陸修正モジュール232と、予め設定されたモード離陸モジュール233とをさらに含む。
【0148】
ユーザ離陸制御信号検出モジュール231は、ユーザから発信された離陸制御信号を受信したか否かを検出することに用いられる。ユーザはモバイル端末により、予め設定された離陸モードを修正するための離陸制御信号を発信する。例えば、航空機が予め設定された離陸モードを自動的に実行する過程にいて、障害物が見付かった場合、ユーザは当該障害物を避けるように、離陸制御信号により予め設定された離陸モードを修正することができる。
【0149】
航空機が予め設定された離陸モードを自動的に実行する全過程において、又は、予め設定された離陸モードの予め設定された高度の範囲内において、又は、予め設定された離陸モードの予め設定された上昇速度の範囲内において、ユーザ離陸制御信号検出モジュール231は、ユーザから発信された離陸制御信号を受信したか否かをリアルタイムに検出するのを開始する。
【0150】
離陸修正モジュール232は、ユーザから発信された離陸制御信号を受信した場合、離陸制御信号に基づいて、予め設定された離陸モードを修正し、かつ修正後の予め設定された離陸モードで離陸させることに用いられる。
【0151】
離陸制御信号は、予め設定された離陸モードにおける予め設定された姿勢を変える制御信号を含んでもよい。予め設定された姿勢は、航空機のヘディング角度、ピッチ角度及び傾斜角度などの情報を含むことができる。
【0152】
離陸制御信号は、予め設定された離陸モードにおける予め設定された速度を変えるための制御信号を含んでもよい。例えば、航空機の修正後の速度は、離陸制御信号の制御速度と予め設定された速度の重ね合わせに等しい。
【0153】
予め設定されたモード離陸モジュール233は、ユーザから発信された離陸制御信号を受信していない場合、元の予め設定された離陸モードで離陸することに用いられる。
【0154】
上記の離陸制御方法に基づいて、本発明はさらに、当該離陸制御方法を用いた航空機を提供する。
図20を参照すると、本発明の実施形態に係る航空機201は離陸指示信号を受信したか否かを検出するための信号受信器201aと、離陸指示信号を受信した場合、航空機201を予め設定された離陸モードで自動的に離陸させるように制御するためのコントローラ201bとを含む。
【0155】
具体的に本実施例において、航空機201は、離陸点から航空機201の現在垂直距離をリアルタイムに取得するための高度センサ201cをさらに含む。コントローラ201bは、さらに、現在垂直距離に基づいて、航空機201を、相応の動作をなすように制御することに用いられる。
【0156】
航空機201は異なる予め設定された高度まで離陸し、当該予め設定された高度に対応する相応の動作を自動的になすことができる。例えば、相応の動作を異なる必要に応じて設計することができ、例えば、相応の動作は、航空機201の飛行速度を変えることであってもよく、例えば、航空機201の現在上昇速度を上げ、航空機201の現在上昇速度を下げる。相応の動作は航空機201の姿勢を変えることであってもよく、例えば航空機201を前、後、左、右に向って移動させるように制御してもよい。相応の動作は離陸後準備動作であってもよく、例えば着陸装置を引っ込めたり、航空機201に搭載されたセンサを伸ばすなどであってもよい。相応の動作は、航空機201の離陸時の飛行情報を記録することであってもよく、例えば航空機201の現在位置を記録し、航空機201の周囲環境を撮像する等であってもよい。
【0157】
例えば、コントローラ201bは、航空機201を、離陸点から第1の予め設定された高度まで自動的に飛行させ、第1の予め設定された高度の位置で、離陸後準備動作を自動的に開始するように制御することに用いられる。
【0158】
さらに、コントローラ201bは、さらに、航空機201を第1の予め設定された高度から第2の予め設定された高度まで次第に減速上昇させ、第2の予め設定された高度の位置にホバリングさせるように制御することに用いられる。
【0159】
離陸後準備動作は、航空機201の機能形態を変えることであってもよく、例えば、航空機201の着陸装置を引っ込めたり、航空機201の構造を変形させることなどであってもよい。離陸後準備動作は航空機201のセンサの機能形態を変えることであってもよく、例えばセンサの位置を移動する(例えば、センサを航空機201の内部から外部に伸ばすなど)、センサの姿勢を変える(例えば、航空機201に対する画像センサの高度を変更するなど)、センサの稼働状態を制御する(例えば、センサをオン/オフするなど)ことであってもよい。離陸後準備動作は、航空機201に搭載された積載物の機能形態を変えることであってもよく、例えば航空機201に搭載された雲台の姿勢を変更することなどであってもよい。
【0160】
他の実施例において、信号受信器201aは、さらに、ユーザから発信された離陸制御信号を受信したか否かを検出することに用いられる。コントローラ201bは、離陸制御信号に基づいて、予め設定された離陸モードを修正し、かつ航空機201を、修正後の予め設定された離陸モードで離陸させるように制御することに用いられる。
【0161】
さらに、コントローラ201bは、さらに、ユーザから発信された離陸制御信号を受信していない場合、航空機201を、元の予め設定された離陸モードで離陸させるように制御することに用いられる。
【0162】
ユーザはモバイル端末により、予め設定された離陸モードを修正する離陸制御信号を発信する。例えば、航空機201が予め設定された離陸モードを自動的に実行する過程にいて、障害物が見付かった場合、ユーザは当該障害物を避けるように、離陸制御信号により予め設定された離陸モードを修正することができる。
【0163】
航空機201が予め設定された離陸モードを自動的に実行する全過程において、又は、予め設定された離陸モードの予め設定された高度の範囲内において、又は、予め設定された離陸モードの予め設定された上昇速度の範囲内において、ユーザから発信された離陸制御信号を受信したか否かをリアルタイムに検出する。
【0164】
離陸制御信号は、予め設定された離陸モードにおける予め設定された姿勢を変える制御信号を含んでもよい。予め設定された姿勢は、航空機201のヘディング角度、ピッチ角度及び傾斜角度などの情報を含むことができる。
【0165】
また、離陸制御信号は、予め設定された離陸モードにおける予め設定された速度を変える制御信号を含んでもよい。例えば、航空機201の修正後の速度は、離陸制御信号の制御速度と予め設定された速度の重ね合わせに等しい。
【0166】
本発明に提供された幾つかの実施例において、開示された関連装置及び方法は、他の方式によっても実現することができると理解されるはずである。例えば、以上で説明した装置実施例は模式的なものに過ぎず、例えば、前記モジュール又はユニットの区画は、論理機能の区画に過ぎず、実際に実現する際には別の区画方式があってもよく、例えば、複数のユニット又はアセンブリを、組み合わせたり、別のシステムに集積してもよく、又は一部の特徴を無視したり、実行しなくてもよい。また、示したか或いは検討した互いの接続又は直接接続又は通信接続は、若干のインターフェースを介して実現してもよく、装置又はユニットの間接的な接続又は通信接続は、電気的、機械的或いは他の形式であってもよい。
【0167】
分離部材として説明されたユニットは、物理的に分割したものであってもなくてもよく、ユニットとして示される部材は、物理ユニットであってもなくてもよく、即ち1つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例方案の目的を実現することができる。
【0168】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積してもよく、各ユニットが独立に物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットを1つのユニットに集積してもよい。上述の集積したユニットは、ハードウェアの形式により実現してもよく、ソフトウェア機能ユニットの形式により実現してもよい。
【0169】
前記集積したユニットを、ソフトウェア機能ユニットの形式により実現し且つ独立した製品として販売又は使用する場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づき、本発明の技術案は、本質的に、言い換えるなら、従来技術に貢献する部分或は該技術案の全て又は一部は、ソフトウェア製品の形式で体現することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶されており、コンピュータプロセッサ(processor)に本発明の各実施例に記載の方法の全て又は一部のステップを実行させるための若干の指令を含む。また、前述した記憶媒体は、USBメモリ、ポータブルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM, Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM, Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等の各種のプログラムコードを記憶可能な媒体を含む。
【0170】
以上で説明したのは、本発明の実施例に過ぎず、それにより本発明の特許範囲が制限されるわけではなく、本発明の明細書及び図面の内容を利用してなした等価構成又は等価フロー変換、或いは他の関連の技術分野に直接又は間接的に用いるものであれば、何れも同一の理由により本発明の特許保護範囲内に含まれる。
【0171】
着陸指示信号を受信したか否かを検出すること、前記着陸指示信号を受信すると、航空機を、予め設定された着陸モードで自動的に着陸させるように制御することを含む。当該着陸制御方法及び離陸制御方法によれば、航空機を自動的に離着陸させるように制御することができ、ユーザによる操作は便利になる。