【実施例】
【0037】
実験の部
以下の実施例は本発明をより詳細に説明する。温度は摂氏度で記載する。他の記載が無い場合には、室温は18−25℃の範囲にあり、そして百分率は重量によって記載する。
【0038】
本明細書で使用する略語:
a/a 面積/面積
API 活性薬効成分
ca. 約
DCM ジクロロメタン
DIPEA Huening塩基、ジエチルイソプロピルエチルアミン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルフォキシド
DSC 示差走査熱量測定
eq 当量
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
Fig. 図
h 時間
1H−NMR 水素−1 核磁気共鳴
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
HPMC ヒドロキシプロピルメチルセルロース
LC−MS 液体クロマトグラフィー−質量分析
MeOH メタノール
min 分
m.p. 融点
RH 相対湿度
rt 室温
TBTU 2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,2,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
t
R 保持時間
XRPD 粉末X線回折
使用した方法
1H−NMR、400MHz、Brucker、化学シフトは、使用する溶媒に対するppmで示す。
【0039】
粉末X線回折分析
粉末X線回折パターンは、反射モード(結合2シータ/シータ)におけるCu Kα−照射で作動するLynxeye検出器を備えたBruker D8 AdvanceX線回折計上で収集した。典型的には、X−線チューブを40kV/40mAで走査させた。3〜50°、2θの走査範囲に渡って、0.02°(2θ)のステップサイズ及び76.8秒のステップタイムを適用した。発散スリットは固定的に0.3に設定した。粉末を、0.5mmの深さのシリコン単結晶サンプルホルダー内にわずかにプレスし、そして分析の
間、サンプルをそれ自体のプレイン中で回転させた。回折データは、装置評価ソフトウェア(EVA)を用いてKa2成分を除去した後、Cu Kα1(λ=1.5406Å)を用いてレポートされる。これまでに測定された粉末X線回折パターンが一般的にそうであるように、本明細書で提供される2θ値の精度は、+/−0.1〜0.2°の範囲内である。
【0040】
示差走査熱量測定(DSC)
DSCデータは、34サンプルのオートサンプラーを備えたMettler Toledo STARe System(DSC822eモジュール、セラミックセンサー付きの測定用セル及びSTAR ソフトウェア version 9.20)上で収集した。装置は、インジウム標品を用いてエネルギー及び温度について平衡化した。典型的には、1−5mgの各サンプルを、自動的に削孔されるアルミニウムパン内で、特に断らない限り、−20℃から280℃に、10℃ min
−1で加熱した。サンプル上で窒素パージを20mL min
−1で維持した。ピーク温度は融点に対してレポートする。
【0041】
実施例1
(S)−3−{4−[5−(2−シクロペンチル−6−メトキシ−ピリジン−4−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオールの製造
a) (R)−N−((2−シクロペンチル−6−メトキシイソニコチノイル)オキシ)−4−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−3−エチル−5−メチルベンゾイミドアミド
30Lの反応器に、2−シクロペンチル−6−メトキシ−イソニコチン酸(1.27kg、1eq.;例えば、WO2013/175397に記載の通りに製造することができる)、DMF(17mL)及びDCM(18L)を添加する。懸濁液に、塩化オキサリル(534mL、1.1eq.)を、20℃にて、30minに渡って添加する。混合物を30min撹拌する。LC−MS分析により反応の完結を確認する。(R)−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−エチル−N−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾアミジン(1.77kg、1eq.;WO2011/007324に記載の通りに製造することができる)及びTEA(1.78L、2.2eq.)をDCM(4L)中に溶解したものを、酸クロリドに、30℃未満にて、20minの間に渡って添加する。15min撹拌した後、LC−MS分析により反応の完結を確認する。反応混合物を水(7L)で洗浄する。溶媒(18L)を、55℃にて、減圧下で除去する。EtOH(26L)を添加し、懸濁液を0℃に冷却し、ろ過する。フィルターケークをEtOH(7L)で洗浄する。固体をロータリーエバポレーター上で50℃にて乾燥し、灰白色の固体を得る。収量:2261g(77%)。LC−MS:純度:100%a/a、t
R=1.886min、[M+1]
+=512;、
1H−NMR(CDCl
3):δ 7.43(s、2H)、7.34(s、1H)、7.12(s、1H)、5.16(s、2H)、4.52(quint、J=5.8Hz、1H)、4.21(dd、J
1=8.3Hz、J
2=6.9Hz、1H)、3.98(s、3H)、3.96(m、1H)、3.83(m、2H)、3.19(m、1H)、2.70(m、2H)、2.33(s、3H)、2.06(m、2H)、1.85(m、4H)、1.71(m、2H)、1.46(d、J=21.3Hz、6H)、1.25(t、J=7.6Hz、3H)。
【0042】
b) (R)−5−(2−シクロペンチル−6−メトキシピリジン−4−イル)−3−(4−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−3−エチル−5−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール
(R)−N−((2−シクロペンチル−6−メトキシイソニコチノイル)オキシ)−4−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−3−エチル−5−メチルベンゾイミドアミド
(2150g、1eq.)をトルエン(10L)中に混合したものを4h加熱還流する。水をDean Stark装置内で集める。溶液を、70℃にて、減圧下で濃縮乾固して、黄色のオイルを得る。収量:2116g(102%)。LC−MS:純度:96%a/a(4%a/a トルエン)、t
R=2.665min、[M+1]
+=494;
1H−NMR(CDCl
3):δ 7.87(d、J=6.3Hz、2H)、7.50(s、1H)、7.30(s、1H)、4.55(quint、J=5.8Hz、1H)、4.23(dd、J
1=8.4Hz、J
2=6.5Hz、1H)、4.01(m、4H)、3.90(m、2H)、3.24(m、1H)、2.77(m、2H)、2.40(s、3H)、2.09(m、2H)、1.88(m、4H)、1.73(m、2H)、1.50(s、3H)、1.48(d、J=22.0Hz、6H)、1.32(t、J=7.5Hz、3H)。
【0043】
工程a)及びb)で使用したLC−MS法:
Agilent G1956B(MS、イオン化:ESI+、APCI)、Agilent G1312B Bin Pump、Agilent G1315C DAD、Agilent G1316B(温度制御されたカラムコンパートメント)、Agilent G1367C(オートサンプラー)。注入量:2μL;カラム:Kinetex C18、2.6μm、2.1x50mm;温度:40℃;流速:1mL/min;勾配:水/アセトニトリル:2.8minで95:5から5:95へ、次いで95:5で0.2min。
【0044】
c) (S)−3−{4−[5−(2−シクロペンチル−6−メトキシ−ピリジン−4−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオール
30LのBuechi反応器に、(R)−5−(2−シクロペンチル−6−メトキシピリジン−4−イル)−3−(4−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−3−エチル−5−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(2.28kg、1eq.)及びEtOH(5L)を添加する。溶液を45℃に加熱し、1N
HCl(3L、0.75eq.)を添加する。得られた混合物を、45℃にて1h、さらに減圧下(400mbar)で3h撹拌する。混合物を32%NaOH(300mL、0.75eq.)で中和し、60℃にて、最小撹拌体積(ca.2L)に達するまで減圧下で濃縮する。反応器を窒素で常圧に設定する。残渣をEtOAc(20L)で希釈する。混合物を水(2x10L)で洗浄する。有機層を、60℃にて、減圧下で濃縮して、黄色のオイルを得る。収量:2053g(98%)。第2バッチを製造する;収量:1907g(98%)。
【0045】
結晶化:
両バッチ(2053g+1907g)を合わせ、Pyrexフラスコ内でEtOAc(5.5L)中に溶解する(API溶液)。30Lの反応器に、結晶形Aの(S)−3−{4−[5−(2−シクロペンチル−6−メトキシ−ピリジン−4−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオール(14g)及びn−ヘプタン(30L)を添加する。懸濁液を40℃に加熱し、API溶液を、40℃にて、1hに渡って添加する。懸濁液を0.5hさらに撹拌し、20℃に冷却し、30LのBuechiヌッチェ上でろ過する。生成物をn−ヘプタン(6L)で洗浄する。生成物を、穏やかな窒素流を当ててヌッチェ上で2日間乾燥する。収量:3300g(83%)、純度(HPLC法):99.51%a/a;m.p.:約79℃(DSC)、結晶形Aの「化合物」(Fig.1)。
1H−NMR(D
6 DMSO):δ 7.78(s、2H)、7.53(s、1H)、7.26(s、1H)、4.98(d、J=4.6Hz、1H)、4.65(s、1H)、3.94(s、3H)、3.86(m、2H)、3.75(m、1H)、3.50(t、J=5.4Hz、2H)
、3.28(m、1H)、2.75(d、J=7.5Hz、2H)、2.35(s、3H)、2.03(m、2H)、1.81(m、4H)、1.69(m、2H)、1.22(t、J=7.5Hz、3H)。
【0046】
HPLC法:
HPLCシステム Agilent 1100;注入量:5μL;カラム:Zorbax
Eclipse XDB C18、3.5μm、150mmx4.6mm;温度:30℃;流速:1mL/min;検出波長:250nm;勾配:水/アセトニトリル:2.8minで95:5から5:95へ、次いで95:5で0.2min。溶出液:溶出液A:水/MeOH/TFA(95/5/0.05)、溶出液B:水/MeOH/TFA(5/95/0.05);勾配:0−1min 40%A、7−22min 0%A、22.1−27min 40%A。
【0047】
非晶質「化合物」の製造:
非晶質「化合物」は、公開PCT出願WO2011/007324の実施例2に記載された方法により得ることができる。当該方法は下記の通りである:
a) 2−シクロペンチル−6−メトキシ−イソニコチン酸(162mg、0.732mmol)をDMF(2mL)及びTHF(10mL)中に溶解したものに、DIPEA(189mg、251μL、1.46mmol)、次いでTBTU(235mg、0.732mmol)を添加する。混合物をrtにて10min撹拌した後、(R)−4−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−エチル−N−ヒドロキシ−5−メチル−ベンゾアミジン(226mg、0.732mmol)を添加する。混合物をrtにて1h撹拌した後、EtOAcで希釈し、水で洗浄する。有機層を分離し、濃縮する。残渣(375mg)をジオキサン(10mL)中に溶解し、混合物を105℃に18h加熱する。混合物をrtに冷却し、濃縮し、粗製の生成物を、10%のメタノールを含むDCMを用いて、薄層TLCプレート(シリカゲル、0.5mm)上で精製して、4−{3−[4−((R)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−エチル−5−メチル−フェニル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル}−2−シクロペンチル−6−メトキシ−ピリジン(396mg)を黄色のオイルとして得る;LC−MS:t
R=1.39min、[M+H]
+=494.31。
【0048】
b) 4−{3−[4−((R)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イルメトキシ)−3−エチル−5−メチル−フェニル]−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル}−2−シクロペンチル−6−メトキシ−ピリジン(390mg、790μmol)を4M HClのジオキサン溶液(16mL)中に溶解したものを、rtにて90min撹拌した後、濃縮する。
【0049】
粗製の生成物を、10%のメタノールを含むDCMを用いて、薄層TLCプレート上で精製して、(S)−3−{4−[5−(2−シクロペンチル−6−メトキシ−ピリジン−4−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオール(80mg)を灰白色のフォームとして得る;LC−MS:t
R=1.20min、[M+H]
+=454.32;
1H−NMR(400MHz、CDCl
3):δ 7.91(d、J=2.0Hz、1H)、7.89(d、J=2.0Hz、1H)、7.53(d、J=0.8Hz、1H)、7.32(d、J=1.0Hz、1H)、4.16−4.22(m、1H)、4.03(s、3H)、3.96−3.99(m、2H)、3.93(dd、J
1=4.3Hz、J
2=11.3Hz、1H)、3.88(dd、J
1=5.5Hz、J
2=11.3Hz、1H)、3.21−3.31(m、1H)、2.79(q、J=7.6Hz、2H)、2.74(s br、1H)、2.43(s、3H)、2.07−2.17(m、2H)、1.85−1.96(m、4H)、1.70−1.81(m、2H)、1.34(t、J=7.5Hz、3
H);
図4に示すXRPDダイアグラム。
【0050】
非晶質「化合物」の製造についての上記の記載において、化合物は、
1H−NMR(Bruker Avance II 400MHz Ultrashield(登録商標)、400MHz(
1H)、100MHz(
13C));化学シフトは、テトラメチルシラン(TMS)に対する百万分の一部(ppm)で報告し、多重度は、s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、q(四重項)、quint(五重項)、hex(六重項)、hept(七重項)又はm(多重項)、br=広域として示し、結合定数はHzで示す。);及び/又は、Agilent G4220Aポンプ及びAGilent G4212A
DAD(Agilent、スイス)を備えたLC−MS(Finnigan MSQ(登録商標) plus又はMSQ(登録商標) surveyor(Dionex、スイス);カラム:Zorbax RRHD SB−AQ、1.8μm、3.0x20mm(Agilent);勾配:1.2min以内に0.04%のトリフルオロ酢酸を含む5−95%のアセトニトリル水溶液、流速:1.6mL/min;t
Rは分で示す。)により特徴を明らかにした。
【0051】
化合物は、シリカゲル60 F
254をコート(0.5mm)した分取用TLCガラスプレートにより精製した。
【0052】
実施例2:形態Aの製造
非晶質形態の「化合物」20mgを0.1mLのEtOAc中に溶解し、0.9mLのn−ヘプタンを1hに渡ってゆっくりと添加する。封止して、20−25℃にて一晩放置した後、生成した固体を集め、それは結晶形Aの「化合物」である。あるいは、25−30mgの非晶質形態の「化合物」を、5mLのEtOAc/n−ヘプタン 1/9(体積/体積)と混合し、70℃に加熱する。溶液を20−25℃に冷却し、次いで4℃にて一晩貯蔵する。得られた固体を集め、それが結晶形Aの「化合物」である。DSCにより、約66℃〜約88℃の範囲において、約79℃にピークを有する広域吸熱が観察される(結晶形Aのm.p.)。
【0053】
実施例3:形態Bの製造
0.5gの結晶形Aの「化合物」、2.5mLのDCM及び3mLのn−ヘプタンを混合し、(直径約9cmの)ペトリ皿内にろ過する。溶液を20−25℃にて一晩蒸発させる。固体残渣を集め、真空下で蒸発させる(2mbarで1h)。そのようにして得られた固体残渣は
図2に示す結晶形Bの「化合物」である。DSCにより、約44℃〜約63℃の範囲において、約58℃にピークを有する広域吸熱が観察される(結晶形Bのm.p.)。
【0054】
実施例4:形態Cの製造
15mLの茶色のガラスバイアル内に、266mgの結晶形Aの「化合物」及び36mgの尿素を、10mLのメタノール中に溶解する。バイアルを開放して20−25℃にて放置し、溶媒を蒸発させる。すべての溶媒が蒸発したら速やかに、そして遅くとも1週間後に、10mLの水を添加し、試料を磁気撹拌により20−25℃にて5日間撹拌する。懸濁液をろ過し、回収した固体を2mbarにて1h乾燥する。そのようにして得られた固体残渣は
図3に示す結晶形Cの「化合物」である。DSCにより、約30℃〜約60℃の範囲において、約48℃にピークを有する広域吸熱が観察される(結晶形Cのm.p.)。
【0055】
実施例5:結晶形A、B及びCの「化合物」の吸湿性の比較
方法:
重量測定蒸気吸着(GVS)分析:
測定は、25℃においてステッピングモードで作動するマルチサンプル装置SPS−100n(Projekt Messtechnik、ウルム、ドイツ)上で、結晶形A、B及びCの「化合物」について同時に行った。予め既定された湿度プログラム(40−0−95−0−95−40%RH、5%のDRHステップを適用し、各ステップ毎に最大24時間の平衡化時間を設けた。)を開始する前に、試料を40%RHで平衡化した。各試料を約20〜30mg使用した。吸湿性の分類は、the European Pharmacopea Technical Guide(1999、86頁)、例えば、非吸湿性:0.2%mass/mass未満の質量増加;わずかに吸湿性:質量増加が2%未満かつ0.2%mass/mass以上;吸湿性:質量増加が15%未満かつ2%mass/mass以上)に従って行った。最初の吸着スキャンにおける40%相対湿度と80%相対湿度との間の質量変化を考慮した。
形態A:0.2%未満の質量増加:非吸湿性
形態B:0.5%の質量増加:わずかに吸湿性
形態C:0.8%の質量増加:わずかに吸湿性
【0056】
【表1】
【0057】
活性物質、(S)−3−{4−[5−(2−シクロペンチル−6−メトキシ−ピリジン−4−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−エチル−6−メチル−フェノキシ}−プロパン−1,2−ジオールの非常に低い水溶性(水中に約0.06μg/mL)及び貧濡れ性(poor wetting ability)のために、第1工程として薬剤物質をコートする。そのために、メチルセルロース(METHOCEL(登録商標)A15 Premium LV、懸濁剤)、ラウリル硫酸ナトリウム及びジパルミトイルホスファチジルコリン(湿潤剤(wetting agents))を、撹拌下、順々に精製水に添加する:各賦形剤は、前のものが完全に溶解した後にのみ添加する。API、すなわち結晶形Aの「化合物」を、メッシュサイズ40を通してふるいにかけ、METHOCEL溶液に添加し、完全に均一な懸濁液が形成されるまで3h撹拌する。懸濁液を噴霧乾燥し(出口空気温度(outlet air temperature)40−50℃、乾燥ガス流速110kg/h、噴霧化N
2ガス流速8kg/h、N
2噴霧化圧 0.7bar)、コートしたAPIが得られる。コーティングにより、活性物質の溶解性が増大する(水中約29μg/mL)。
【0058】
一旦コートすると、薬剤物質量はコートした薬剤物質の量中で決定され、次工程で使用する物質はそれに従って最終的に補正される。
【0059】
コートしたAPIを、メチルセルロース(METHOCEL(登録商標) A15 Premium LV)、ラウリル硫酸ナトリウム及びマンニトールの一部(EMPROVE(登録商標) Parteck(登録商標) M 200 Mannitol)と共にふるいにかけ、混合する。ふるいにかけた後、マンニトールをさらにブレンドに2工程で添加し、各回の後に混合する。次いで、コロイド状二酸化ケイ素(AEROSIL(登録商標)200)を残りのマンニトールと共にふるいにかけ、そして粉末混合物に添加する。最終混合物をさらに混ぜ合わせる。次いで、粉末を、サイズ「0」の乳色のHPMCカプセル(VCaps+(登録商標))に充填する。