(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6675382
(24)【登録日】2020年3月12日
(45)【発行日】2020年4月1日
(54)【発明の名称】(x)GPONシステムにおけるダウンストリームフロー制御方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04L 12/44 20060101AFI20200323BHJP
【FI】
H04L12/44 200
H04L12/44 D
【請求項の数】14
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-506337(P2017-506337)
(86)(22)【出願日】2015年7月29日
(65)【公表番号】特表2017-523725(P2017-523725A)
(43)【公表日】2017年8月17日
(86)【国際出願番号】IB2015001481
(87)【国際公開番号】WO2016020749
(87)【国際公開日】20160211
【審査請求日】2017年3月22日
【審判番号】不服2018-16641(P2018-16641/J1)
【審判請求日】2018年12月13日
(31)【優先権主張番号】201410380319.1
(32)【優先日】2014年8月4日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】391030332
【氏名又は名称】アルカテル−ルーセント
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジュウ,ジエンホワ
(72)【発明者】
【氏名】ゾー,チャオ
【合議体】
【審判長】
石井 茂和
【審判官】
田中 秀人
【審判官】
松平 英
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(x)GPONシステムのONUにおけるダウンストリームフロー制御方法であって、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージをOLTに送信するステップであって、DS_フローコントロール_リクエストメッセージが送信抑止期間情報を含み、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる、送信するステップを含み、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージがPLOAMメッセージである、
方法。
【請求項2】
送信抑止期間が、OLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間より大きくない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間がOLTのバッファ深さに基づいて決定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ONUの各ANI−Gに関して、対応するダウンストリームフロー制御メッセージをOLTから受信するステップであって、ダウンストリームフロー制御メッセージが、ANI−Gに対応するONUのフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、ANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間を含む、受信するステップをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ダウンストリームフロー制御メッセージがOMCIメッセージである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
(x)GPONシステムのOLTにおけるダウンストリームフロー制御方法であって、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージをONUから受信するステップであって、DS_フローコントロール_リクエストメッセージが送信抑止期間情報を含み、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる、受信するステップ、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージに含まれる送信抑止期間情報に基づいて、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止するステップ、および、
送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止した後に、ONUへのダウンストリーム送信を再開するステップを含み、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージがPLOAMメッセージである、
方法。
【請求項7】
送信抑止期間が、OLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間より大きくない、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間がOLTのバッファ深さに基づいて決定される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ONUの各ANI−Gに関して、対応するダウンストリームフロー制御メッセージをONUへ送信するステップであって、ダウンストリームフロー制御メッセージが、ANI−Gに対応するONUのフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、ANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間を含む、送信するステップをさらに含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項10】
(x)GPONシステムのONUにおけるダウンストリームフロー制御装置であって、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージをOLTに送信する第1の送信ユニットであって、DS_フローコントロール_リクエストメッセージが、送信抑止期間情報を含み、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる、第1の送信ユニットを含み、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージがPLOAMメッセージである、
装置。
【請求項11】
送信抑止期間がOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間より大きくなく、所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間がOLTのバッファ深さに基づいて決定される、
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
ONUの各ANI−Gに関して、対応するダウンストリームフロー制御メッセージをOLTから受信する第1の受信ユニットであって、ダウンストリームフロー制御メッセージが、ANI−Gに対応するONUのフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、ANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間を含む、第1の受信ユニットをさらに含む、
請求項10に記載の装置。
【請求項13】
(x)GPONシステムのOLTにおけるダウンストリームフロー制御装置であって、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージをONUから受信する第2の受信ユニットであって、DS_フローコントロール_リクエストメッセージが、送信抑止期間情報を含み、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる、第2の受信ユニット、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージに含まれる送信抑止期間情報に基づいて、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止する送信抑止ユニット、および、
送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止した後に、ONUへのダウンストリーム送信を再開する再送信ユニットを含み、
DS_フローコントロール_リクエストメッセージがPLOAMメッセージである、
装置。
【請求項14】
ONUの各ANI−Gに関して、対応するダウンストリームフロー制御メッセージをONUに送信する第2の送信ユニットであって、ダウンストリームフロー制御メッセージが、ANI−Gに対応するONUのフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、ANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間を含む、第2の送信ユニットをさらに含む、
請求項13に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システムに関し、特に、(x)GPONシステムにおけるダウンストリームフロー制御方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
今日では、(x)GPONシステムにおいて、アップストリーム送信がOLT(光回線終端装置)側で制御され、帯域幅がDBA(動的帯域幅割り当て)機構によって制御される。アップストリームフロー制御はDBA機構に基づいて行われることも可能である。しかしながら、ダウンストリームには対応するフロー制御機構がない。
【0003】
EPONはフロー制御目的のユニキャストチャネルにポーズフレームを適用することができるが、(x)GPONは同様のダウンストリームフロー制御機構をまだ有しない。(x)GPONシステムではダウンロードフロー制御がないので、(x)GPONシステムは、ONU(光ネットワークユニット)内で輻輳が発生した場合またはONUがUNI(ユーザネットワークインターフェース)ポートからポーズフレームを受信した場合に、ONUがトラフィックをバッファすることが可能であることが期待されている。通常、ONUは100MbpsのUNIポートに対して約100msのバッファを行う(約3Mバイト)。このことは、ONUのメモリのサイズ要求を増大させ、したがって、ONUのメモリの電力消費を増大させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ONUがダウンストリームフロー制御可能な場合、より小さなバッファがONUに適用されることが可能となる。例えば、バッファのサイズは50msまで、または20msまでにさえ縮小されることができる。したがって、メモリ部のある程度の電力消費が節約可能となり、このことは、(x)GPON ONU MACを用いる光モジュールが電力消費に敏感であるために、そのようなモジュールに関して特に有益となる。
【0005】
したがって、(x)GPONシステムにおけるダウンストリームフロー制御の解決方法を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の基本的な考え方は、新しいメッセージ(すなわち、DS_フローコントロール_リクエスト(DS_FlowControl_Request))を導入することである。メッセージは特定の期間で、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように、ONUによってOLTに送信される。特定の期間は、DS_フローコントロール_リクエストメッセージに含まれる送信抑止期間情報によって示されてもよい。DS_フローコントロール_リクエストメッセージの受信後、送信抑止期間情報に対応する期間の間、OLTはダウンストリーム送信を抑止する。
【0007】
本発明の一態様によれば、一実施形態では、(x)GPONシステムのONUにおけるダウンストリームフロー制御方法が提供され、方法は、DS_フローコントロール_リクエストメッセージをOLTに送信するステップであって、DS_フローコントロール_リクエストメッセージが送信抑止期間情報を含み、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる、送信するステップを含む。
【0008】
有利には、送信抑止期間がOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間より大きくない。例えば、所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間がOLTのバッファ深さに基づいて決定される。
【0009】
有利には、DS_フローコントロール_リクエストメッセージがPLOAMメッセージである。
【0010】
有利には、方法はさらに、ONUの各ANI−Gに関して、対応するダウンストリームフロー制御メッセージをOLTから受信するステップであって、ダウンストリームフロー制御メッセージが、ANI−Gに対応するONUのフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、ANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間を含む、受信するステップを含む。
【0011】
有利には、ダウンストリームフロー制御メッセージがOMCIメッセージである。
【0012】
別の実施形態において、(x)GPONシステムのOLTにおけるダウンストリームフロー制御方法が提供され、方法は、DS_フローコントロール_リクエストメッセージをONUから受信するステップであって、DS_フローコントロール_リクエストメッセージが送信抑止期間情報を含み、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる、受信するステップ、DS_フローコントロール_リクエストメッセージに含まれる送信抑止期間情報に基づいて、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止するステップ、および、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止した後に、ONUへのダウンストリーム送信を再開するステップを含む。
【0013】
有利には、方法はさらに、ONUの各ANI−Gに関して、対応するダウンストリームフロー制御メッセージをONUへ送信するステップであって、ダウンストリームフロー制御メッセージが、ANI−Gに対応するONUのフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、ANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間を含む、送信するステップを含む。
【0014】
本発明の別の態様によれば、一実施形態において、(x)GPONシステムのONUにおけるダウンストリームフロー制御装置が提供され、装置は、DS_フローコントロール_リクエストメッセージをOLTに送信する第1の送信ユニットを含み、DS_フローコントロール_リクエストメッセージが、送信抑止期間情報を含み、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる。
【0015】
有利には、装置はさらに、ONUの各ANI−Gに関して、対応するダウンストリームフロー制御メッセージをOLTから受信する第1の受信ユニットを含み、ダウンストリームフロー制御メッセージが、ANI−Gに対応するONUのフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、ANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間を含む。
【0016】
本発明の別の態様によれば、別の実施形態において、(x)GPONシステムのOLTにおけるダウンストリームフロー制御装置が提供され、装置は、DS_フローコントロール_リクエストメッセージをONUから受信する第2の受信ユニットであって、DS_フローコントロール_リクエストメッセージが、送信抑止期間情報を含み、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる第2の受信ユニット、DS_フローコントロール_リクエストメッセージに含まれる送信抑止期間情報に基づいて、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止する送信抑止ユニット、および、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止した後に、ONUへのダウンストリーム送信を再開する再送信ユニットを含む。
【0017】
有利には、装置はさらに、ONUの各ANI−Gに関して、対応するダウンストリームフロー制御メッセージをONUに送信する第2の送信ユニットを含み、ダウンストリームフロー制御メッセージが、ANI−Gに対応するONUのフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、ANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間を含む。
【0018】
本発明のそれぞれの態様は、以下の実施形態の説明によってより明らかになるであろう。
【0019】
本発明の他の特徴、目的および利点は、図面を参照してとられる非限定的な実施形態の、以下の詳細な説明を参照することによってより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の一実施形態による(x)GPONシステムのダウンストリーム送信制御方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
同一または同様の構成要素(特徴)は、図面を通じて同一または同様の参照符号で示される。
【0022】
以下に、本発明のそれぞれの実施形態が詳細に説明される。
【0023】
(x)GPONは2つの低電力モード、すなわちドーズモードとスリープモードとを有する、定義された電力管理機能を有する。ドーズモードにおいて、ONU受信機はオンであり、送信機はオフである。スリープモードにおいて、ONU受信機と送信機の両方がオフである。OLTの観点からは、フロー制御モードは、ONUの受信機が「オフ」であり(すなわち、輻輳のためにパケットの受信ができないが、本当に電源がオフなのではない)、送信機がまだオンである、ほとんど第3のモードである。
【0024】
本発明の目的を達成するように、一実施形態では、新しいPLOAMメッセージ(すなわち、DS_フローコントロール_リクエスト)が、表1に示されるように定義される。
【0026】
上記DS_フローコントロール_リクエストメッセージのフォーマットは表2に示される。
【0028】
以下に、新しく定義されたDS_フローコントロール_リクエストメッセージに基づいて、本発明の一実施形態によるダウンストリームフロー制御方法が説明される。
【0029】
図1を参照すると、まずステップS11において、ONUはDS_フローコントロール_リクエストメッセージをOLTに送信する。DS_フローコントロール_リクエストメッセージは送信抑止期間情報T
fcを含む。DS_フローコントロール_リクエストメッセージは、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止することをOLTに要求するように用いられる。
【0030】
ONUのフロー制御機能は管理者によって構成されることができ、管理者は、各ANI−Gに関するONUにおけるダウンストリームフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、対応するメッセージをOLTを介してONUに送信することに留意すべきである。
【0031】
例えば、ONUの各ANI−Gに関して、OLTは対応するダウンストリームフロー制御メッセージをONUに送信することができる。各ダウンストリームフロー制御メッセージは、このANI−Gに関するONUにおけるダウンストリームフロー制御機能を有効にするか無効にするかを示す、ANI−Gに対応する管理状態情報、および、このANI−Gに対応するOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間(Iflowcontrol)を含む。ダウンストリームフロー制御メッセージは、例えばOMCIメッセージであってもよい。
【0032】
ONUは、対応するフロー制御機能が有効にされるか無効にされるか、および、それぞれのANI−Gに対応する受信されたダウンストリームフロー制御メッセージに基づくOLTの所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間についての知識を有することができる。所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間は、例えばOLTのバッファ深さに基づいて決定されてもよい。一例では、所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間(Iflowcontrol)はIsleep、すなわち、最大スリープ間隔に等しくてもよい。ONUは、所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間にしたがって、送信抑止期間を設定することができる。例えば、送信抑止期間は、所定の最大ダウンストリーム送信抑止時間より大きくならないように設定する。
【0033】
確かに、システムのデフォルトの構成が、各ONUのそれぞれのANI−Gに対応するフロー制御機能がデフォルトで有効とされるものであった場合、ダウンストリームフロー制御メッセージは管理状態情報を含む必要がないことを理解されたい。
【0034】
ONUからDS_フローコントロール_リクエストメッセージを受信した後、ステップS12において、OLTは、DS_フローコントロール_リクエストメッセージに含まれる送信抑止期間情報に基づいて、送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止する。
【0035】
送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間の間、ダウンストリーム送信を抑止した後で、ステップS13において、OLTはONUへのダウンストリーム送信を再開する。
【0036】
例えば、タイマがOLTにおいて設定されることができる。DS_フローコントロール_リクエストメッセージを受信した際、タイマはカウントを開始する。タイマのカウントが、DS_フローコントロール_リクエストメッセージに含まれる送信抑止期間情報に対応する送信抑止期間に達した後、OLTは現在のフロー制御ステータスから以前のステータス(すなわち、フロー制御ステータスになる前のステータス、例えば、アウェイクフリーステータス)に戻り、ONUへのダウンストリーム送信を再開する。
【0037】
上記の実施形態は単なる例示であり、本発明を限定するものではないことに留意すべきである。本発明の精神または本質から離れることのない任意の技術的解決方法が、本発明の保護の範囲に入るものとし、それは顕著な効果を達成するように組み合わせるための、異なる実施形態における、異なる技術的特徴、装置および方法を用いることを含む。さらに、特許請求の範囲におけるいかなる参照符号も特許請求の範囲を限定するものとみなされるものではなく、用語「含む」は、他の請求項または明細書に示されない要素またはステップを除外するものではない。