特許第6676045号(P6676045)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6676045
(24)【登録日】2020年3月13日
(45)【発行日】2020年4月8日
(54)【発明の名称】店舗端末および前記店舗端末が行う方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20200330BHJP
【FI】
   G06Q30/06 312
【請求項の数】14
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-517360(P2017-517360)
(86)(22)【出願日】2015年9月23日
(65)【公表番号】特表2017-530478(P2017-530478A)
(43)【公表日】2017年10月12日
(86)【国際出願番号】KR2015009989
(87)【国際公開番号】WO2016052905
(87)【国際公開日】20160407
【審査請求日】2018年7月11日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0131659
(32)【優先日】2014年9月30日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517107058
【氏名又は名称】ウーワ ブラザーズ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100120008
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 くみ子
(72)【発明者】
【氏名】キム キ ヒョク
(72)【発明者】
【氏名】チョ ユン ジ
(72)【発明者】
【氏名】パク ジョン ビン
(72)【発明者】
【氏名】イ ヘ ミ
(72)【発明者】
【氏名】チョ ヨン イル
(72)【発明者】
【氏名】ユン ヒュン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】クー キョ ナム
【審査官】 山内 裕史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−338888(JP,A)
【文献】 特開2004−265364(JP,A)
【文献】 特開2001−285833(JP,A)
【文献】 特開平09−233232(JP,A)
【文献】 特開2001−291000(JP,A)
【文献】 特開2006−164189(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0214465(US,A1)
【文献】 特開2002−352124(JP,A)
【文献】 特開2001−092877(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗端末であって、
ユーザー端末から要請された注文を受け付けて前記注文を前記店舗端末に中継する注文中継システムから前記注文を受信する受信モジュールと、
前記注文を外部に出力する出力モジュールと、
前記店舗端末に接続された電話機にかかってきた電話通話の成功有無または前記店舗端末に配備された所定の入力装置に入力されたユーザー入力有無のうちの少なくとも一方をチェックするチェックモジュールと、
前記チェックモジュールによりチェックされた電話通話の成功有無またはユーザー入力有無のうちの少なくとも一方に基づいて、前記店舗端末に対応する店舗が注文受付不可状態であるか否かを判断する判断モジュールと、
前記判断モジュールが前記店舗が注文受付不可状態であると判断した場合、前記注文中継システムで前記店舗に対する注文が受け付けられないように、前記注文中継システムに注文を要請するユーザー端末を制御する制御モジュールと、を備える店舗端末。
【請求項2】
前記判断モジュールは、
所定の判断期間の間に成功した電話通話がなく、且つ、前記入力装置にユーザー入力が入力されていない場合に前記店舗が注文受付不可状態であると判断する、請求項1に記載の店舗端末。
【請求項3】
前記制御モジュールは、注文受付不可状態または注文受付可能状態を前記注文中継システムに送り、前記注文中継システムが前記注文中継システムに接続したユーザー端末において店舗の状態を更新するよう制御する、請求項1又は2記載の店舗端末。
【請求項4】
前記出力モジュールは、注文表の形で前記注文を出力する、請求項1〜3に記載の店舗端末。
【請求項5】
前記店舗端末は、
前記注文に対する応答を入力されて、入力された応答を前記注文中継システムに送る応答モジュールをさらに備え、
前記注文に対する応答は、注文承認または注文拒否のうちの少なくとも一方を含み、
前記応答モジュールは、
前記注文に対する応答が注文承認である場合、前記注文に対する配達完了予想時間をさらに入力して前記注文中継システムに送り、
前記注文に対する応答が注文拒否である場合、前記注文に対する注文拒否事由をさらに入力して前記注文中継システムに送る、請求項1〜4に記載の店舗端末。
【請求項6】
前記ユーザー端末は、
前記注文中継システムの加盟店舗情報を含む注文UIを表示し、前記注文UIを介して前記注文中継システムに注文を要請し、
前記制御モジュールは、
前記注文中継システムに前記店舗に対する注文が受け付けられないようにするために、前記ユーザー端末に表示される注文UIに前記店舗情報が含まれないようにするか、あるいは、前記注文UIから前記店舗が選択されないように前記店舗に関する項目を非活性化させる、請求項1〜5に記載の店舗端末。
【請求項7】
前記店舗端末は、
クレジットカード照会機能またはクレジットカード決済機能を行うクレジットカード端末モジュールをさらに備える、請求項1〜6に記載の店舗端末。
【請求項8】
前記クレジットカード端末モジュールは、
前記店舗または前記注文中継システムに対応する業者のうちのいずれか一つを選択する選択指令を入力され、
前記選択指令に基づいて、前記店舗または前記注文中継システムに対応する業者の名義でクレジットカード照会機能またはクレジットカード決済機能を行う、請求項7に記載の店舗端末。
【請求項9】
店舗端末であって、
前記店舗端末に接続された電話機にかかってきた電話通話の成功有無または前記店舗端末に配備された所定の入力装置に入力されたユーザー入力有無のうちの少なくとも一方をチェックするチェックモジュールと、
前記チェックモジュールによりチェックされた電話通話の成功有無またはユーザー入力有無のうちの少なくとも一方に基づいて、前記店舗端末に対応する店舗が注文受付不可状態であるか否かを判断する判断モジュールと、
前記判断モジュールが前記店舗が注文受付不可状態であると判断した場合、注文中継システムに前記店舗に対する注文が受け付けられないように、前記注文中継システムに注文を要請するユーザー端末を制御する制御モジュールと、を備える店舗端末。
【請求項10】
店舗端末が行う方法であって、
ユーザー端末から要請された注文を受け付けて、前記注文を前記店舗端末に中継する注文中継システムから前記注文を受信するステップと、
前記注文を外部に出力するステップと、
前記店舗端末に接続された電話機にかかってきた電話通話の成功有無または前記店舗端末に配備された所定の入力装置に入力されたユーザー入力有無のうちの少なくとも一方をチェックするステップと、
チェックされた電話通話の成功有無またはユーザー入力有無のうちの少なくとも一方に基づいて、前記店舗端末に対応する店舗が注文受付不可状態であるか否かを判断する判断するステップと、
前記店舗が注文受付不可状態であると判断した場合、前記注文中継システムで前記店舗に対する注文が受け付けられないように、前記注文中継システムに注文を要請するユーザー端末を制御するステップと、を含む店舗端末が行う方法。
【請求項11】
前記店舗端末の行う方法は、
前記制御するステップは、注文受付不可状態または注文受付可能状態を前記注文中継システムに送り、前記注文中継システムが前記注文中継システムに接続したユーザー端末において店舗の状態を更新するよう制御するを含む、請求項10に記載の店舗端末が行う方法。
【請求項12】
前記店舗端末が行う方法は、
前記店舗または前記注文中継システムに対応する業者のうちのいずれか一方を選択する選択指令が入力されるステップと、
前記選択指令に基づいて、前記店舗または前記注文中継システムに対応する業者の名義でクレジットカード照会機能またはクレジットカード決済機能を行うステップと、をさらに含む、請求項10又は11に記載の店舗端末が行う方法。
【請求項13】
請求項10乃至請求項12のうちのいずれか一項に記載の方法を行うプログラムが記録されたコンピューターにて読取り可能な記録媒体。
【請求項14】
店舗端末であって、
プロセッサーと、
前記プロセッサーにより起動されるコンピュータープログラムを保存するメモリーと、を備え、
前記コンピュータープログラムは、前記プロセッサーにより起動される場合、前記店舗端末に請求項10乃至請求項12のうちのいずれか一項に記載の方法を行わせる店舗端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗端末および前記店舗端末が行う方法に係り、さらに詳しくは、注文を受け付けて配達サービスを提供する店舗において利用可能な店舗端末および前記店舗端末が行う方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、デリバリーフードなどの配達商品を注文するためには当該業者が提供するチラシやホームページを介して注文可能な商品の一覧を確認した後、これらのうちのいずれか一つを選択し、当該業者に電話をかけて注文する過程を経ることになる。
【0003】
ところが、多くの配達業者に対して各々に上記の過程を経て所望の商品を選択することには多くの時間および手間がかかるため、最近、多数の配達業者と加盟関係を結び、これらが提供する多数のメニューを店舗別に一目瞭然にまとめて提供する注文中継サービスが登場している。これらの配達中継サービスの中では、ユーザーにメニューを選択せしめ、ユーザーが選択したメニューに対する注文を要請可能にするアプリケーションを提供するものもある。
【0004】
一方、上述した注文中継サービスと加盟関係を結んでいる加盟店舗(すなわち、配達業者)においては、前記注文中継サービス業者がユーザーから受け付けて店舗側に中継する注文を受信可能な端末を備えていなければならないが、従来は電話がその役割を果たしていた。すなわち、従来の注文中継サービスを提供する中継業者は、注文者から注文が受け付けられれば、当該注文に対応する店舗に自ら電話をかけて注文者が要請した商品を配達するように指示する方式を取っていたため、このような従来の注文中継サービスの加盟業者は電話を介して中継される注文を受信する。
【0005】
しかしながら、最近、注文中継サービス側と配達業者とを、電話網ではなく、有無線通信網を介して連結して注文を中継する方法が登場しており、このような方式においては、配達業者側に、電話機ではなく、有無線通信が行える別途の専用端末が配備されていることを余儀なくされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が達成しようとする目的は、注文を最終的に受信する業者側において利用可能な端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面によれば、店舗端末であって、ユーザー端末から要請された注文を受け付けて前記注文を前記店舗端末に中継する注文中継システムから前記注文を受信する受信モジュールと、前記注文を外部に出力する出力モジュールと、を備える店舗端末が提供される。
【0008】
前記出力モジュールは、注文表の形で前記注文を出力することができる。
【0009】
前記店舗端末は、前記注文に対する応答を入力されて、入力された応答を前記注文中継システムに送る応答モジュールをさらに備えるが、前記注文に対する応答は、注文承認または注文拒否のうちの少なくとも一方を含み、前記応答モジュールは、前記注文に対する応答が注文承認である場合、前記注文に対する配達完了予想時間をさらに入力されて前記注文中継システムに送り、前記注文に対する応答が注文拒否である場合、前記注文に対する注文拒否事由をさらに入力されて前記注文中継システムに送ることができる。
【0010】
前記店舗端末は、前記店舗端末に接続された電話機にかかってきた電話通話の成功有無または前記店舗端末に配備された所定の入力装置に入力されたユーザー入力有無のうちの少なくとも一方をチェックするチェックモジュールと、前記チェックモジュールによりチェックされた電話通話の成功有無またはユーザー入力有無のうちの少なくとも一方に基づいて、前記店舗端末に対応する店舗が注文受付不可状態であるか否かを判断する判断モジュールと、をさらに備えることができる。
【0011】
前記判断モジュールは、所定の判断期間の間に成功した電話通話がなく、且つ、前記入力装置にユーザー入力が入力されていない場合に前記店舗が注文受付不可状態であると判断することができる。
【0012】
前記店舗端末は、前記判断モジュールが前記店舗が注文受付不可状態であると判断した場合、前記注文中継システムに前記店舗に対する注文が受け付けられないように制御する制御モジュールをさらに備えることができる。
【0013】
前記ユーザー端末は、前記注文中継システムの加盟店舗情報を含む注文UIを表示し、前記注文UIを介して前記注文中継システムに注文を要請し、前記制御モジュールは、前記注文中継システムに前記店舗に対する注文が受け付けられないようにするために、前記ユーザー端末に表示される注文UIに前記店舗情報が含まれないようにするか、あるいは、前記注文UIから前記店舗が選択されないように前記店舗に関する項目を非活性化させることができる。
【0014】
前記店舗端末は、クレジットカード照会機能またはクレジットカード決済機能を行うクレジットカード端末モジュールをさらに備えることができる。
【0015】
前記クレジットカード端末モジュールは、前記店舗または前記注文中継システムに対応する業者のうちのいずれか一つを選択する選択指令を入力され、前記選択指令に基づいて、前記店舗または前記注文中継システムに対応する業者の名義でクレジットカード照会機能またはクレジットカード決済機能を行うことができる。
【0016】
本発明の他の側面によれば、店舗端末であって、前記店舗端末に接続された電話機にかかってきた電話通話の成功有無または前記店舗端末に配備された所定の入力装置に入力されたユーザー入力有無のうちの少なくとも一方をチェックするチェックモジュールと、前記チェックモジュールによりチェックされた電話通話の成功有無またはユーザー入力有無のうちの少なくとも一方に基づいて、前記店舗端末に対応する店舗が注文受付不可状態であるか否かを判断する判断モジュールと、を備える店舗端末が提供される。
【0017】
本発明の他の側面によれば、店舗端末が行う方法であって、ユーザー端末から要請された注文を受け付けて、前記注文を前記店舗端末に中継する注文中継システムから前記注文を受信するステップと、前記注文を外部に出力するステップと、を含む店舗端末が行う方法が提供される。
【0018】
前記店舗端末の行う方法は、前記注文に対する応答を入力され、入力された応答を前記注文中継システムに送る応答ステップをさらに含むが、前記注文に対する応答は、注文承認または注文拒否のうちの少なくとも一方を含み、前記応答ステップは、前記注文に対する応答が注文承認である場合、前記注文に対する配達完了予想時間をさらに入力して前記注文中継システムに送るステップと、前記注文に対する応答が注文拒否である場合、前記注文に対する注文拒否事由をさらに入力して前記注文中継システムに送るステップと、を含むことができる。
【0019】
前記店舗端末が行う方法は、前記店舗または前記注文中継システムに対応する業者のうちのいずれか一方を選択する選択指令が入力されるステップと、前記選択指令に基づいて、前記店舗または前記注文中継システムに対応する業者の名義でクレジットカード照会機能またはクレジットカード決済機能を行うステップと、をさらに含むことができる。
【0020】
本発明の他の側面によれば、店舗端末が行う方法であって、前記店舗端末に接続された電話機にかかってきた電話通話の成功有無または前記店舗端末に配備された所定の入力装置に入力されたユーザー入力有無のうちの少なくとも一方をチェックするステップと、
前記チェックモジュールによりチェックされた電話通話の成功有無またはユーザー入力有無のうちの少なくとも一方に基づいて、前記店舗端末に対応する店舗が注文受付不可状態であるか否かを判断するステップと、を含む店舗端末が行う方法が提供される。
【0021】
本発明のさらに他の側面によれば、上述した方法を行うプログラムが記録されたコンピューターにて読取り可能な記録媒体が提供される。
【0022】
本発明のさらに他の側面によれば、店舗端末であって、プロセッサーと、前記プロセッサーにより起動されるコンピュータープログラムを保存するメモリーと、を備え、前記コンピュータープログラムは、前記プロセッサーにより起動される場合、前記店舗端末に上述した方法を行わせる店舗端末が提供される。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、本発明の一実施形態による店舗端末は、注文中継システムが中継した注文を受け付け、これに応答する一連の過程を処理することができる。
【0024】
また、本発明の一実施形態による店舗端末は、店舗が注文を処理できない状態にある場合には店舗への注文を要請できないようにすることにより、ユーザーが配達不可な店舗に余計に注文を要請する場合が生じないようにすることができる。
【0025】
一方、本発明の一実施形態による店舗端末は、店舗端末に対応する店舗の名義に加えて、注文中継システムの名義でクレジットカード決済機能を行うことができるので、店舗を自ら訪問したユーザーが注文中継システム側にクレジットカードで支払いをする場合であっても注文中継システムを用いた注文時に提供される特典(例えば、割引またはポイントの積立など)が同様に提供されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本発明の詳細な説明において引用される図面についてより十分に理解するために各図面の簡単な説明が提供される。
図1】本発明の一実施形態による店舗端末の動作環境を説明するための図である。
図2】本発明の一実施形態による店舗端末の外部構成を示す図である。
図3】本発明の一実施形態による店舗端末の概略的な構成を示すブロック図である。
図4】本発明の一実施形態による店舗端末の注文処理機能を説明するためのフローチャートである。
図5A】本発明の一実施形態による店舗端末の店舗状態のチェック機能を説明するためのフローチャートである。
図5B】本発明の一実施形態による店舗端末がユーザー端末において店舗に対する注文を要請できないように制御する方法の一例を説明するための図である。
図6】本発明の一実施形態によるクレジットカード決済機能を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明は様々な変換を加えることができ、種々の実施形態を有することができるところ、特定の実施形態を図面に例示し、発明の詳細な説明の欄において詳細に説明する。しかしながら、これは本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるあらゆる変換、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。本発明を説明するに当たって関連する公知の技術についての具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にする虞があると認められる場合にはその詳細な説明を省略する。
【0028】
第1、第2などの用語は、様々な構成要素を説明するのに使用可能であるが、これらの構成要素は用語により限定されてはならない。用語は、ある構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられる。
【0029】
本出願において用いた用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いられたものであり、本発明を限定しようとする意図はない。単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味を有さない限り、複数の表現を含む。
【0030】
本明細書において、「備える」または「有する」などの用語は、明細書に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0031】
また、本明細書においては、ある構成要素が他の構成要素にデータを「送る」場合には、構成要素は他の構成要素に直接的にデータを送ることもあれば、少なくとも一つの他の構成要素を介してデータを他の構成要素に送ることもあることを意味する。逆に、ある構成要素が他の構成要素にデータを「直接的に送る」場合には、前記構成要素から他の構成要素を介さずに前記他の構成要素に前記データが送られることを意味する。
【0032】
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態を中心に本発明について詳細に説明する。各図面に示す同じ参照符号は、同じ部材を示す。
【0033】
図1は、本発明の一実施形態による店舗端末の動作環境を説明するための図である。
【0034】
図1に示すように、店舗10には、本発明の技術的な思想による店舗端末100が配備されていてもよい。
【0035】
店舗10には、注文電話などを受信するための店舗電話200がさらに配備されていてもよい。一方で、店舗端末100は店舗電話200と結ばれていてもよく、店舗電話200による通話の成功有無を判断して後述するように店舗10の状態をチェックしてもよい。
【0036】
一方、店舗端末100は、所定の注文中継システム300から注文を受信してもよい。
【0037】
店舗端末100が配備される店舗は、商品の配達を自ら行う配達店舗であってもよいが、これに何等限定されない。店舗は、配達可能な形で商品を提供する業者であってもよく、この場合、商品の配達業務は別途の配達業者により行われてもよい。一方、この場合、注文は、「商品を配達してください。」という要請であってもよい。
【0038】
一方、店舗は、注文者が自ら商品を受領する形の店舗であってもよい。この場合、注文は、「商品を持ち帰る形で準備してください。」という要請であってもよい。
【0039】
図1に示すように、注文中継システム300は、ユーザー端末400および店舗端末100と有無線ネットワークを介して互いに接続されてもよく、本発明の技術的な思想を実現するために必要な各種のデータおよび/または情報を送受信することができる。
【0040】
注文中継システム300は、注文を中継することができる。注文中継システム300は、注文中継システム300に接続したユーザー端末(例えば、400)に複数の加盟業者に関する情報およびそれぞれの加盟業者が提供する複数の商品に関する情報を提供することにより、ユーザー端末400に対応する注文者がこれらのうちのいずれか一つを選択し、商品に対する注文を要請するようにしてもよい。したがって、ユーザー端末400が送る注文は、注文者が選択した業者および商品に関する情報を含んでいてもよい。一方、ユーザー端末400から注文を受信した注文中継システム300は、ユーザー端末400が送った注文に対応する店舗の端末(例えば、100)に前記注文を送ることができる。なお、注文中継システム300は、店舗の端末100が注文を承認または拒否した場合、注文が承認または拒否された旨を注文者端末200に報知してもよい。
【0041】
一方、店舗端末100〜300−Nとしては、デスクトップ、ラップトップが挙げられ、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、個人用の携帯情報機器(PDA:Personal Digital Assistant)をはじめとするモバイル機器、またはその他の無線接続機能を有するハンドヘルド装置をはじめとする無線コンピューティング装置または他の無線モデムに接続されたプロセッシング装置であってもよい。
【0042】
実施形態によって、店舗端末100は、店舗販売時点情報管理(POS:Point of Sale)端末を備えるタイプのものであってもよく、この場合、店舗端末100は、本発明の技術的な思想を実現するために必要な各種の機能およびクレジットカード照会/決済機能を一緒に行ってもよい。このために、店舗端末100は、VAN社サーバー500と有無線ネットワークを介して互いに接続されてもよく、VAN社サーバー500に照会要請および/または決済要請を送り、これに対する応答を受信してもよい。
【0043】
図2は、本発明の一実施形態による店舗端末100の外部構成を示す図である。図2を参照すると、店舗端末100は、表示装置101、印刷装置102、入力装置103を備えていてもよい。
【0044】
表示装置101は、液晶表示装置(LCD)、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、電子ペーパー、真空蛍光ディスプレイ、ニキシー管などにより実現されてもよく、各種の情報を表示することができる。
【0045】
印刷装置102は、各種の注文表1、領収証などを紙に印刷可能な装置であってもよい。
【0046】
入力装置103は、ユーザーからの入力を受けるインターフェース装置であってもよい。図2には、キーパッドが入力装置103の例として示されているが、実現例によっては、キーボード、マウス、タッチパッドなど様々なタイプの入力モジュールが店舗端末100に組み込まれてもよい。
【0047】
一方、入力装置103は、各種の数字ボタン104、受け付けられた注文を拒否するための拒否ボタン105、受け付けられた注文を承認するための承認ボタン106をはじめとして、ユーザーから各種の指令および/またはデータの入力を受けるボタンを備えていてもよい。
【0048】
図3は、本発明の一実施形態による店舗端末100の概略的な構成を示すブロック図である。
【0049】
図3を参照すると、店舗端末100は、受信モジュール110、出力モジュール120、応答モジュール130、チェックモジュール140、判断モジュール150、制御モジュール160、クレジットカード端末モジュール170を備えていてもよい。本発明の実施形態によっては、図2の構成要素のうちの一部の構成要素は必ずしも本発明を実現するに当たって欠かせない必須的な構成要素であるとは限らず、また、実施形態によって、注文中継システム300はこれよりもさらに多くの構成要素を備えていてもよいということはいうまでもない。
【0050】
店舗端末100は、本発明の技術的な思想を実現するために必要なハードウェアリソースおよび/またはソフトウェアを備えていてもよく、必ずしも一つの物理的な構成要素を意味するか、あるいは、一つの装置を意味するとは限らない。すなわち、店舗端末100は、本発明の技術的な思想を実現するために配備されるハードウェアおよび/またはソフトウェアの論理的な結合を意味してもよく、必要に応じて、互いに離れている装置に設けられてそれぞれの機能を行うことにより、本発明の技術的な思想を実現するための論理的な構成の集合により実現されてもよい。なお、注文中継システム300は、本発明の技術的な思想を実現するためのそれぞれの機能または役割別に別途に実現される構成の集合を意味してもよい。例えば、受信モジュール110、出力モジュール120、応答モジュール130、チェックモジュール140、判断モジュール150、制御モジュール160および/またはクレジットカード端末モジュール170は、異なる物理的な装置に配置されてもよく、同じ物理的な装置に配置されてもよい。また、実現例によっては、受信モジュール110、出力モジュール120、応答モジュール130、チェックモジュール140、判断モジュール150、制御モジュール160および/またはクレジットカード端末モジュール170などそれぞれのモジュールを構成する詳細構成もまた、異なる物理的な装置に配置され、異なる物理的な装置に配置された詳細構成がお互いに有機的に結合されてそれぞれのモジュールが行う機能を実現してもよい。
【0051】
また、本明細書において、モジュールとは、本発明の技術的な思想を行うためのハードウェアおよびハードウェアを駆動するためのソフトウェアの機能的、構造的な結合を意味してもよい。例えば、モジュールは、所定のコードと所定のコードが行われるためのハードウェアリソースの論理的な単位を意味してもよく、必ずしも物理的に連結されたコードを意味するか、あるいは、一種類のハードウェアを意味するとは限らないということは通常の技術者であれば容易に推論できる。
【0052】
制御モジュール160は、店舗端末100に配置されている他の構成要素(例えば、受信モジュール110、出力モジュール120、応答モジュール130、チェックモジュール140、判断モジュール150および/またはクレジットカード端末モジュール170など)の機能および/またはリソースを制御してもよい。
【0053】
一方、店舗端末100は、注文中継システム300が中継する注文を処理する機能、店舗端末100が用いられる店舗10が現在注文が受付可能な状態であるか否かを判断する機能、クレジットカード照会/決済機能を提供することができるが、以下に、図4乃至図6を参照して、図3に示す店舗端末100のモジュールにより行われる機能について説明する。
【0054】
図4は、本発明の一実施形態による店舗端末100の注文処理機能を説明するためのフローチャートである。
【0055】
図4を参照すると、ユーザー端末400が注文中継システム300の加盟店舗のうちのいずれか一つと選択された店舗が提供する商品のうちの一部を選択して、注文中継システム300に注文を要請する場合(S110)、注文中継システム300は、受け付けられた注文情報を注文に対応する店舗の端末100に送ってもよい。すると、受信モジュール110は、注文を受信することができる(S120)。注文は、店舗に関する情報および商品に関する情報を含んでいてもよく、配達に必要な各種の情報(例えば、注文者の住所など)をさらに含んでいてもよい。
【0056】
一方、出力モジュール120は、受信モジュール110が受信した注文を外部に出力してもよい。一実施形態において、出力モジュール120は、店舗端末100が備えている印刷装置102を介して注文表1の形で注文を出力してもよい。しかしながら、本発明はこれに何等限定されるものではなく、店舗主または従業員などが認知できる限り、いかなる形で出力してもよい。例えば、実現例によって、出力モジュール120は、店舗端末100が備えている表示装置101に注文を出力してもよい。
【0057】
一方、応答モジュール130は、注文に対する応答が入力されてもよく(S140)、入力された応答を注文中継システムに送ってもよい(S150)。
【0058】
注文に対する応答は、注文承認および注文拒否を含んでいてもよい。
【0059】
例えば、店舗主または従業員は、店舗端末100が備えているキーパッドに配置されている承認ボタン106を選択することにより注文承認応答を入力してもよく、キーパッドに配置されている拒否ボタン105を選択することにより注文拒否応答を入力してもよい。
【0060】
注文承認は、注文が処理可能であるという応答であってもよく、注文拒否は、注文が処理不可能であるという応答であってもよい。このため、応答モジュール130は、注文に対する応答が注文承認である場合、注文に対する配達完了予想時間をさらに入力されて注文中継システムに送ってもよい。また、応答モジュール130は、注文に対する応答が注文拒否である場合、注文に対する注文拒否事由をさらに入力されて注文中継システムに送ってもよい。
【0061】
一方、注文中継システム300は、応答モジュール130から受信した注文応答をユーザー端末400に報知する(S160)ことにより、ユーザー端末400に対応するユーザーが注文に対するフィードバックを受け取るようにしてもよい。
【0062】
このように、本発明の一実施形態によれば、店舗端末100は、注文中継システム300が中継した配達注文を受け付け、これに応答する一連の過程を処理してもよい。
【0063】
図5Aは、本発明の一実施形態による店舗端末100の店舗状態のチェック機能を説明するためのフローチャートである。
【0064】
図5Aを参照すると、チェックモジュール140は、店舗端末100に接続された電話機200にかかってきた電話通話の成功有無をチェックしてもよく(S210)、店舗端末100に配備された入力装置103へのユーザーの入力有無をチェックしてもよい(S220)。
【0065】
チェックモジュール140は、所定の周期(例えば、毎秒)にて電話通話の成功有無およびユーザーの入力有無をチェックしてもよい。あるいは、電話機200にかかってきた電話通話がある度に電話通話の成功有無を判断してもよく、入力装置103へのユーザーの入力がある度にこれをチェックしてもよい。
【0066】
ここで、電話通話に成功したとは、電話機200にかかってきた電話を受けて発信者と電話機200との間に電話通話が行われたことを意味する。
【0067】
一方、判断モジュール150は、チェックモジュール140によりチェックされた電話通話の成功有無またはユーザーの入力有無のうちの少なくとも一方に基づいて、店舗端末100に対応する店舗10が注文受付不可状態であるか否かを判断してもよい。
【0068】
例えば、図5Aに示すように、判断モジュール150は、所定の判断期間の間に成功した電話通話がなく、入力装置へのユーザーの入力がない場合に店舗10が注文受付不可状態であると判断してもよく(S230)、そうではない場合、すなわち、判断期間内に成功した電話通話があるか、あるいは、ユーザーの入力がある場合には店舗10が注文受付可能状態であると判断してもよい(S235)。判断期間の間に成功した電話通話がなく、入力装置へのユーザー入力がない場合には店舗10に注文を処理する人手がないとみなすことができるためである。
【0069】
もちろん、実現例によって、判断モジュール150は、チェックモジュール140によりチェックされた電話通話の成功有無またはユーザーの入力有無のうちのいずれか一方のみをもって店舗端末100に対応する店舗10が注文受付不可状態であるか否かを判断してもよい。
【0070】
一方、判断モジュール150が、店舗10が注文受付不可状態であると判断した場合、制御モジュール130は、注文中継システム300に店舗に対する注文が受け付けられないように制御してもよい。
【0071】
一実施形態において、ユーザー端末400は、注文中継システム300の加盟店舗情報を含む注文UIを表示し、注文UIを介して注文中継システムに注文を要請してもよく、この場合、制御モジュール160は、注文中継システム300に店舗に対する注文が受け付けられないようにするために、ユーザー端末400に表示される注文UIに店舗情報が含まれないようにするか、あるいは、配達注文UIから配達店舗が選択されないように配達店舗に関する項目を非活性化させてもよい。
【0072】
図5Bは、制御モジュール160が、ユーザー端末400が店舗に対する注文を要請できないように制御する方法の一例を説明するための図である。図5Bを参照すると、ユーザー端末400に表示される注文UIは、注文中継システム300に加入した加盟業者の一覧および各加盟業者に対する注文が要請可能なUIを含んでいてもよい。もし、店舗10が図5Bの店舗Bであるとし、店舗Bの状態が注文受付可能状態である場合、図5Bの(a)に示すように、店舗Bに対する注文が要請可能なUI2が注文UIに含まれていてもよい。しかしながら、店舗Bの状態が注文受付不可状態である場合には、店舗Bに対する注文が要請可能なUI2が非活性化され、図5Bの(b)に示すように、店舗Bに対する注文を要請できないことを報知するUI3がその代わりに注文UIに含まれていてもよい。
【0073】
これに加えて、注文UIから店舗が選択されないように店舗に関する項目が非活性化されることは、種々の方式により実現可能である。例えば、注文UIから当該店舗に関する項目が選択(例えば、タッチまたはクリック)できない状態(例えば、注文要請機能をするハイパーリンクが除去された状態または注文要請機能が非活性化された状態)に切り換えられてもよい。
【0074】
一方、制御モジュール130は、ユーザー端末200を直接的に制御してもよいが、本発明の技術的な思想がこれに何等限定されるものではなく、制御モジュール130は、注文中継システム300を介して間接的にユーザー端末200を制御してもよい。
【0075】
一実施形態において、制御モジュール130は、図5Aに示すように、店舗10の状態(すなわち、注文受付不可状態または注文受付可能状態)情報を注文中継システム300に送って、注文中継システム300が、注文中継システム300に接続したユーザー端末400において店舗10の状態を更新するようにしてもよい(S250)。すると、ユーザー端末200は、注文UIに店舗10情報が含まれないようにしてもよく、あるいは、注文UIから店舗10が選択されないように店舗に関する項目を非活性化させてもよい。
【0076】
上述したように、本発明の一実施形態によれば、店舗端末100は、店舗10が注文を処理できない状態にある場合には店舗10への注文を要請不可にすることにより、ユーザーが注文不可な店舗に余計に注文を要請する場合が発生することを防ぐことができる。
【0077】
一方、図3に戻ると、クレジットカード端末モジュール170は、クレジットカード照会機能またはクレジットカード決済機能を行うことにより、店舗が別途のカード決済端末を備えていなくても、カード決済を提供するようにしてもよい。すなわち、クレジットカード端末モジュール170は、所定のVAN社サーバーにクレジットカード照会またはクレジットカード決済を要請してもよく、VAN社サーバーから決済に対する応答を受信し、領収証を出力してもよい。
【0078】
一方、通常のカード決済端末は、カード決済端末を購買または貸与している店舗の名義(例えば、事業者番号)で決済機能を行ってもよい。すなわち、通常のカード決済端末は、決済者が店舗に代金を支払うためのクレジットカード決済機能を行ってもよい。
【0079】
しかしながら、注文中継システム300に加入した加盟店舗の場合には、加盟店舗の名義に加えて、注文中継システム300の名義でクレジットカード決済機能を行う必要がある。例えば、加盟店舗を自ら訪問したユーザーが注文中継システム300側にクレジットカードで支払いをする場合であっても、注文中継システム300を用いた注文時に提供される特典(例えば、割引またはポイントの積立など)を同様に提供する場合が例として挙げられる。
【0080】
このために、店舗端末100は、店舗10の名義でカード決済を行う機能、あるいは、配達中継システム300に対応する業者の名義でカード決済を行う機能を提供してもよいが、以下では、図6に基づいてこれについて説明する。
【0081】
図6は、本発明の一実施形態による店舗端末100のクレジットカード決済機能を説明するためのフローチャートである。
【0082】
図6を参照すると、クレジットカード端末モジュール170は、店舗10または注文中継システム300に対応する業者のうちのいずれか一方を選択する選択指令が入力されてもよい(S310)。また、クレジットカード端末モジュール170は、決済者のクレジットカード決済要請が入力されてもよい(S320)。配達中継システム300に対応する業者は、配達中継システム300を運営または所有している業者であってもよい。
【0083】
すると、クレジットカード端末モジュール170は、選択指令に基づいて、店舗10または注文中継システム300に対応する業者の名義でクレジットカード照会機能またはクレジットカード決済機能を行ってもよい。すなわち、クレジットカード端末モジュール170は、店舗10を選択する選択指令およびクレジットカード決済要請が入力される場合、店舗10の名義(例えば、事業者番号)でVAN社サーバー500に決済を要請してもよく、注文中継システム300に対応する業者を選択する選択指令およびクレジットカード決済要請が入力される場合、注文中継システム300に対応する業者の名義(例えば、事業者番号)でVAN社サーバー500に決済を要請してもよい(S330)。
【0084】
次いで、VAN社サーバー500はクレジットカード決済を処理し(S340)、決済処理結果をクレジットカード端末モジュール170に送ってもよい(S350)。
【0085】
すると、クレジットカード端末モジュール170は、領収証を出力してもよい(S360)。
【0086】
一方、実現例によって、店舗端末100は、プロセッサーおよびプロセッサーにより起動されるプログラムを保存するメモリーを備えていてもよい。プロセッサーは、シングルコアCPU若しくはマルチコアCPUを備えていてもよい。メモリーは、高速ランダムアクセスメモリーを備えていてもよく、1以上の磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリー装置、またはその他の不揮発性固体状態メモリー装置などの不揮発性メモリーを備えていてもよい。プロセッサーおよびその他の構成要素によるメモリーへのアクセスは、メモリーコントローラーにより制御されてもよい。ここで、プログラムは、プロセッサーにより起動される場合、本実施形態による注文中継システム100に上述した注文中継システムの提供方法を行わせてもよい。
【0087】
一方、本発明の実施形態による前記店舗端末が行う方法は、コンピューターにて読取り可能なプログラム指令のタイプとして実現されてコンピューターにて読取り可能な記録媒体に保存されてもよい。コンピューターにて読取り可能な記録媒体は、コンピューターシステムにより読み取られるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を網羅する。
【0088】
記録媒体に記録されるプログラム指令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、ソフトウェア分野における当業者に公知となって使用可能なものであってもよい。
【0089】
コンピューターにて読取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープなどの磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDなどの光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)などの磁気−光媒体(magneto−optical media)およびROM、RAM、フラッシュメモリーなどのようなプログラム指令を保存して行うように特別に構成されたハードウェア装置が挙げられる。なお、上述した媒体は、プログラム指令、データ構造などを指定する信号を送る搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体であってもよい。なお、コンピューターにて読取り可能な記録媒体は、ネットワークにより接続されたコンピューターシステムに分散されて、分散方式によりコンピューターが読取り可能なコードが保存されて起動されてもよい。
【0090】
プログラム指令の例としては、コンパイラーにより作成される機械語コードだけではなく、インタープリターなどを用いて電子的に情報を処理する装置、例えば、コンピューターにより起動可能な高級言語コードが挙げられる。
【0091】
上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよく、その逆も同様である。
【0092】
上述した本発明の説明は単なる例示に過ぎず、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的な思想や必須的な特徴を変更することなく他の具体的な形態に容易に変更可能であるということが理解できる筈である。
【0093】
よって、上述した実施形態は、あらゆる面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。例えば、単一型として説明されている各構成要素は分散されて実施されてもよく、同様に、分散型として説明されている構成要素もまた組み合わせられた形で実施されてもよい。
【0094】
本発明の範囲は、詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲により開示され、特許請求の範囲の意味および範囲並びにその均等な概念から導き出されるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0095】
本発明は、店舗端末および店舗端末が行う方法に利用可能である。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6