(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
非一時的な機械可読記憶媒体であって、リクエスタ端末からオンラインオンデマンドサービスプラットフォームの少なくとも1つのプロセッサによりアクセスされるとき、前記少なくとも1つのプロセッサに、
ユーザが操作するリクエスタ端末からオンデマンドサービスのリクエストを受信すること、
前記オンデマンドサービスの前記リクエストに応答して車両を割り当てること、
前記割り当てられた車両の色に対応する記述的情報を含む、前記割り当てられた車両の情報を獲得すること、
前記車両の前記色に対応する前記記述的情報を構文解析して、前記割り当てられた車両の表示色を決定すること、および
ユーザインターフェースを生成して、前記割り当てられた車両の前記決定された表示色で、前記リクエスタ端末に色付きの車両形状アイコンを表示すること
をさせる命令、
を含む、非一時的な機械可読記憶媒体。
オンデマンドサービスの車両情報を表示するための一連の命令を格納する少なくとも1つの記憶媒体と、前記少なくとも1つの記憶媒体と通信して、前記格納された一連の命令を実行するように構成されたプロセッサとを含むシステムを使用して、前記オンデマンドサービスの前記車両情報を表示するように構成された方法であって、
ユーザが操作するユーザ端末からのオンデマンドサービスのリクエストを、サーバにより受信するステップと、
前記オンデマンドサービスの前記リクエストに応じて車両を割り当てるステップと、
前記割り当てられた車両の情報を獲得するステップであって、前記割り当てられた車両の前記情報は、前記割り当てられた車両の色に対応する記述的情報を含む、ステップと、
前記車両の前記色に対応する前記記述的情報を構文解析して、前記車両の表示色を決定するステップと、
前記プロセッサにより、ユーザインターフェースを生成して、前記割り当てられた車両の前記決定された表示色で、色付きの車両形状アイコンを前記ユーザ端末に表示するステップと、
を含む方法。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の説明は、いかなる当業者も本開示を作製および使用することができるように提示されており、特定の用途およびその要件の文脈で提供されている。開示する実施形態に対する様々な変更は、当業者に容易に明らかになるであろう。本明細書に定義する一般原則は、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなしに、他の実施形態および用途に適用され得る。よって、本開示は、示される実施形態に限定されず、請求項に矛盾しない最も広い範囲が付与されるべきである。
【0016】
本明細書で使用する用語法は、特定の例示的な実施形態を説明する目的のみのためのものであり、限定的であることを意図しない。本明細書で使用するとき、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈上明確に示されない限り、複数形も含むことを意図し得る。「備える(comprise)」、「備える(comprises)」、および/または「備える(comprising)」、「含む(include)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という語句は、本明細書で使用するとき、言明した特徴、整数、動作、動作、要素、および/または構成要素の存在を明示するが、1つ以上の他の特徴、整数、動作、動作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在または追加を排除しないことが、さらに理解されよう。
【0017】
本開示のこれらの特徴および特性ならびに他の特徴および特性、ならびに構造の関連要素の動作方法および機能、ならびに部分の組み合わせおよび製造の経済性は、添付図面を参照しながら以下の説明を検討すると、より明らかになり得る。添付図面の全ては、本開示の一部をなす。しかしながら、図面は例示および説明のみの目的のためのものであり、本開示の範囲を限定することを意図しないことが明確に理解されるものである。図面は、縮尺一定ではないことが理解される。
【0018】
本開示で使用するフローチャートは、本開示の一部の実施形態による、システムが実装する動作を例示する。フローチャートの動作は順番に実装されなくてもよいことが、明確に理解されるものである。逆に、動作は、逆転した順番で、または同時に実装されてもよい。その上、1つ以上の他の動作が、フローチャートに追加されてもよい。1つ以上の動作が、フローチャートから除去されてもよい。
【0019】
その上、本開示のシステムおよび方法は、主として一組の共有可能な順序を割り当てることに関して説明されているものの、これは1つの例示的な実施形態に過ぎないことも理解されるべきである。本開示のシステムまたは方法は、他の任意の種類のオンデマンドサービスに適用され得る。例えば、本開示のシステムまたは方法は、陸地、海洋、宇宙など、またはそれらの任意の組み合わせを含む異なる環境の輸送システムに適用され得る。輸送システムの車両としては、タクシー、自家用車、ヒッチハイク、バス、列車、超特急列車、高速鉄道、地下鉄、船舶、航空機、宇宙船、熱気球、無人式車両など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。輸送システムはまた、管理および/または流通用の任意の輸送システム、例えば、宅配便を送るおよび/または受領するためのシステムを含み得る。本開示のシステムまたは方法の用途としては、ウェブページ、ブラウザのプラグイン、クライアント端末、カスタムシステム、内部分析システム、人工知能ロボットなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。
【0020】
「乗客」、「リクエスタ(requester)」、「リクエスタ(requestor)」、「サービスリクエスタ(service requester)」、「サービスリクエスタ(service requestor)」、および「顧客」という用語は、本開示では、サービスをリクエストまたは注文し得る個人、主体、またはツールを指すために区別なく使用されている。また、「ドライバ」、「プロバイダ」、「サービスプロバイダ」、および「サプライヤ」という用語は、本開示では、サービスを提供するか、またはサービスの提供を促進し得る個人、主体、またはツールを指すために交換可能に使用されている。本開示中の「ユーザ」という用語は、サービスをリクエストするか、サービスを注文するか、サービスを提供するか、またはサービスの提供を促進し得る個人、主体、またはツールを指し得る。例えば、ユーザは、乗客、ドライバ、オペレータなど、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。本開示では、「乗客」および「乗客端末」は、区別なく使用され得、「ドライバ」および「ドライバ端末」は、区別なく使用され得る。
【0021】
「リクエスト」、「サービス」、「サービスリクエスト」、および「注文」という用語は、本開示では、乗客、リクエスタ、サービスリクエスタ、顧客、ドライバ、プロバイダ、サービスプロバイダ、サプライヤなど、またはそれらの任意の組み合わせにより開始され得るリクエストを指すために区別なく使用されている。サービスリクエストは、乗客、リクエスタ、サービスリクエスタ、顧客、ドライバ、プロバイダ、サービスプロバイダ、またはサプライヤのうちの任意の1つにより受諾され得る。サービスリクエストは、有料であっても、または無料であってもよい。
【0022】
本開示で使用される測位技術は、全地球測位システム(GPS:global positioning system)、全世界航法衛星システム(GLONASS:global navigation satellite system)、コンパス航法システム(COMPASS:compass navigation system)、ガリレオ測位システム、準天頂衛星システム(QZSS:quasi−zenith satellite system)、ワイヤレスフィデリティ(WiFi:wireless fidelity)測位技術など、またはそれらの任意の組み合わせに基づき得る。本開示では、上記の測位技術のうちの1つ以上が、区別なく使用され得る。
【0023】
従来、オンデマンドサービスのサービスリクエスタ(例えば、ライドシェアサービスの乗り手)は、サービスプロバイダの写真、サービスプロバイダの車両のナンバープレート番号などの、サービスプロバイダに関する特定の情報に基づいて、サービスプロバイダ(例えば、乗車リクエストを受諾するドライバ)を認識しなければならない場合がある。このような情報は、視覚化されていない。結果として、サービスリクエスタにとって、このような情報に基づいてサービスプロバイダを識別するには、手間がかかるであろう。よって、サービスリクエスタがより迅速かつ効率的な仕方でサービスプロバイダを認識することを可能にする機構を提供するのが望ましい場合がある。
【0024】
本開示の態様は、オンデマンドサービス用に車両情報を表示するための機構(例えば、システム、方法、および媒体)を提供することにより上記の不備に対処するものである。サービスリクエスタにより開始されたサービスのリクエストを受信すると、機構は、サービス(例えば、乗車、配達)を提供するために使用されるべき車両の色情報を生成し得る。次いで、機構は、その色情報を、サービスリクエスタに関連付けられたユーザ端末(例えば、携帯電話)上に提示させ得る。例えば、機構は、車両の色を示す1つ以上のユーザインターフェース要素を含む1つ以上のユーザインターフェースを生成し得る。より具体的には、例えば、車両のアイコンまたは他の任意の視覚表現が、車両の色で表示され得る。追加的または代替的に、車両に関するテキスト情報(例えば、車両の説明)が、車両の色内に提示され得る。したがって、サービスリクエスタが車両をよりよく識別することができるように、車両の視覚化情報が、提示される。
【0025】
タクシー輸送サービスを含むオンラインタクシー呼び出しなどの、オンデマンドサービスは、インターネット後の時代のみに根差した新しいサービス形態であることを留意されたい。これは、ユーザおよびサービスプロバイダに対して、インターネット後の時代のみに生じ得る技術的解決策を提供する。インターネット前の時代では、例えば、ユーザが路上でタクシーに呼びかけるとき、タクシーリクエストおよび受諾は、乗客とその乗客を見かけた1人のタクシー運転手との間でのみ発生する。乗客が電話をかけることを通じてタクシーを呼ぶ場合、サービスリクエストおよび受諾は、乗客と1つのサービスプロバイダ(例えば、1つのタクシー会社またはタクシー代理店)との間でのみ発生し得る。しかしながら、オンラインタクシーは、サービスのユーザが、ユーザから離れた膨大な数の個々のサービスプロバイダ(例えば、タクシー)に対して、サービスリクエストをリアルタイムに、かつ自動的に分配することを可能にする。オンラインタクシーはまた、複数のサービスプロバイダがサービスリクエストに同時かつリアルタイムに応答することを可能にする。したがって、インターネットを通じて、オンラインオンデマンドシステムは、伝統的なインターネット前の輸送サービスシステムでは決して出会わない可能性があるユーザとサービスプロバイダとのための、より効率的な取引プラットフォームを提供し得る。
【0026】
図1は、本開示の一部の実施形態による例示的なオンラインオンデマンドサービスシステム100のブロック図である。例えば、オンラインオンデマンドサービスシステム100は、タクシー呼び出しサービス、物品配達サービス、運転手サービス、小荷物車サービス、相乗りサービス、バスサービス、短期ドライバ貸出サービス、およびシャトルサービスなどの、オンデマンドサービスのためのオンラインオンデマンドサービスプラットフォームであり得る。オンラインオンデマンドサービスシステム100は、サーバ110、ネットワーク120、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140、およびデータ記憶装置150を含むオンラインプラットフォームであり得る。サーバ110は、処理エンジン112を含み得る。
【0027】
サーバ110は、単一のサーバ、またはサーバ群であり得る。サーバ群は、集中型、または分散型であり得る(例えば、サーバ110は、分散型システムであり得る)。一部の実施形態では、サーバ110は、ローカルまたはリモートであり得る。例えば、サーバ110は、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140、および/またはデータ記憶装置150内に記憶された情報および/またはデータに、ネットワーク120を介してアクセスし得る。別の例として、サーバ110は、記憶された情報および/またはデータにアクセスするために、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140、および/またはデータ記憶装置150に直接接続され得る。一部の実施形態では、サーバ110は、クラウドプラットフォーム上に実装され得る。単なる例として、クラウドプラットフォームとしては、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散型クラウド、インタークラウド、マルチクラウドなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。
【0028】
一部の実施形態では、サーバ110は、処理エンジン112を含み得る。処理エンジン112は、本開示中に記載の1つ以上の機能を遂行するために、サービスリクエストに関する情報および/またはデータを処理し得る。一部の実施形態では、処理エンジン112は、1つ以上の処理エンジン(例えば、単一コアの処理エンジン(単数または複数)またはマルチコアプロセッサ(単数または複数))を含み得る。単なる例として、処理エンジン112としては、中央演算処理装置(CPU:central processing unit)、特定用途向け集積回路(ASIC:application−specific integrated circuit)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP:application−specific instruction−set processor)、グラフィック処理ユニット(GPU:graphics processing unit)、物理処理ユニット(PPU:physics processing unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:programmable logic device)、コントローラ、マイクロコントローラユニット、縮小命令セットコンピュータ(RISC:reduced instruction−set computer)、マイクロプロセッサなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。
【0029】
ネットワーク120は、情報および/またはデータの交換を促進し得る。一部の実施形態では、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140、およびデータ記憶装置150)は、情報および/またはデータをネットワーク120を介してオンラインオンデマンドサービスシステム100内の他の構成要素(単数または複数)に送り得る。例えば、サーバ110は、サービスリクエストをリクエスタ端末130からネットワーク120を介して獲得/取得し得る。一部の実施形態では、ネットワーク120は、任意の種類の有線ネットワークもしくは無線ネットワーク、またはそれらの組み合わせであり得る。単なる例として、ネットワーク130としては、ケーブルネットワーク、無線ネットワーク、光ファイバーネットワーク、電気通信ネットワーク、イントラネット、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN:local area network)、広域ネットワーク(WAN:wide area network)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:wireless local area network)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN:metropolitan area network)、広域ネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network(public telephone switched network))、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、ZigBeeネットワーク、近距離無線通信(NFC:near field communication)ネットワークなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一部の実施形態では、ネットワーク120は、1つ以上のネットワークアクセスポイントを含み得る。例えば、ネットワーク120は、基地局および/またはインターネット相互接続点120−1、120−2、・・・などの有線ネットワークアクセスポイントまたは無線ネットワークアクセスポイントを含み得、それらを通じて、オンラインオンデマンドサービスシステム100の1つ以上の構成要素は、データおよび/または情報を交換するためにネットワーク120に接続され得る。
【0030】
一部の実施形態では、リクエスタは、リクエスタ端末130のユーザであり得る。一部の実施形態では、リクエスタ端末130のユーザは、リクエスタ以外の誰かであり得る。例えば、リクエスタ端末130のユーザAは、ユーザBのサービスリクエストを送り、あるいはサービスおよび/またはサーバ110からの情報もしくは命令を受信するためにリクエスタ端末130を使用し得る。一部の実施形態では、プロバイダは、プロバイダ端末140のユーザであり得る。一部の実施形態では、プロバイダ端末140のユーザは、プロバイダ以外の誰かであり得る。例えば、プロバイダ端末140のユーザCは、ユーザDのサービスリクエスト、および/またはサーバ110からの情報もしくは命令を受信するために、プロバイダ端末140を使用し得る。一部の実施形態では、「リクエスタ(requester)」および「リクエスタ端末(requester terminal)」は、区別なく使用され得、「プロバイダ」および「プロバイダ端末」は、区別なく使用され得る。
【0031】
一部の実施形態では、リクエスタ端末130としては、モバイル機器130−1、タブレットコンピュータ130−2、ラップトップコンピュータ130−3、自動車両内の組込み機器130−4など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一部の実施形態では、モバイル機器130−1としては、スマートホーム機器、ウエアラブル機器、スマートモバイル機器、仮想現実機器、拡張現実機器など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一部の実施形態では、スマートホーム機器としては、スマート照明機器、インテリジェントな電気機器の制御機器、スマート監視機器、スマートテレビ、スマートビデオカメラ、インターホンなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一部の実施形態では、ウエアラブル機器としては、スマートブレスレット、スマートシューズ、スマートグラス、スマートヘルメット、スマートウォッチ、スマートウェア、スマートバックパック、スマートアクセサリなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一部の実施形態では、スマートモバイル機器としては、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:personal digital assistance)、ゲーム機器、航法機器、販売時点情報管理(POS:point of sale)機器など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一部の実施形態では、仮想現実機器および/または拡張現実機器としては、仮想現実ヘルメット、仮想現実グラス、仮想現実パッチ、拡張現実ヘルメット、拡張現実グラス、拡張現実パッチなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。例えば、仮想現実機器および/または拡張現実機器としては、Google Glass、Oculus Rift、Hololens、Gear VRなどが挙げられ得る。一部の実施形態では、自動車両内の組込み機器130−4としては、車載コンピュータ、車載テレビなどが挙げられ得る。一部の実施形態では、リクエスタ端末130は、リクエスタおよび/またはリクエスタ端末130の位置を見つけ出すための測位技術を有する機器であり得る。
【0032】
一部の実施形態では、プロバイダ端末140は、リクエスタ端末130に似ていてもよく、またはリクエスタ端末130と同じ機器であってもよい。一部の実施形態では、プロバイダ端末140は、プロバイダおよび/またはプロバイダ端末140の位置を見つけ出すための測位技術を有する機器であり得る。一部の実施形態では、リクエスタ端末130および/またはプロバイダ端末140は、リクエスタ、リクエスタ端末130、プロバイダ、および/またはプロバイダ端末140の位置を決定するために、他の測位機器と通信し得る。一部の実施形態では、リクエスタ端末130および/またはプロバイダ端末140は、測位情報をサーバ110に送り得る。
【0033】
データ記憶装置150は、データおよび/または命令を記憶し得る。一部の実施形態では、データ記憶装置150は、リクエスタ端末130および/またはプロバイダ端末140から獲得したデータを記憶し得る。一部の実施形態では、データ記憶装置150は、本開示に記載の例示的な方法を遂行するためにサーバ110が実行または使用し得るデータおよび/または命令を記憶し得る。一部の実施形態では、データ記憶装置150としては、大容量記憶装置、取り外し可能記憶装置、揮発性読み出し書き込み可能メモリ、読み出し専用メモリ(ROM:read−only memory)など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。例示的な大容量記憶装置としては、磁気ディスク、光ディスク、ソリッドステートドライブなどが挙げられ得る。例示的な取り外し可能記憶装置としては、フラッシュドライブ、フロッピーディスク、光ディスク、メモリカード、zipディスク、磁気テープなどが挙げられ得る。例示的な揮発性読み出し書き込み可能メモリとしては、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)が挙げられ得る。例示的なRAMとしては、ダイナミックRAM(DRAM)、倍データレート(double date rate)同期型ダイナミックRAM(DDR SDRAM:double data rate(double date rate) synchronous dynamic RAM)、スタティックRAM(SRAM:static RAM)、サイリスタRAM(T−RAM:thyristor RAM)、およびゼロキャパシタRAM(Z−RAM:zero−capacitor RAM)などが挙げられ得る。例示的なROMとしては、マスクROM(MROM:mask ROM)、プログラマブルROM(PROM:programmable ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM:erasable programmable ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM:electrically erasable programmable ROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM:compact disk ROM)、およびデジタル多用途ディスクROMなどが挙げられ得る。一部の実施形態では、データ記憶装置150は、クラウドプラットフォーム上に実装され得る。単なる例として、クラウドプラットフォームとしては、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散型クラウド、インタークラウド、マルチクラウドなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。
【0034】
一部の実施形態では、データ記憶装置150は、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140など)と通信するようにネットワーク120に接続され得る。オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素は、データ記憶装置150内に記憶されたデータまたは命令に、ネットワーク120を介してアクセスし得る。一部の実施形態では、データ記憶装置150は、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140など)に直接接続され得るか、またはそれと通信し得る。一部の実施形態では、データ記憶装置150は、サーバ110の一部であり得る。
【0035】
一部の実施形態では、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140など)は、データ記憶装置150にアクセスする許可を有し得る。一部の実施形態では、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素は、1つ以上の条件が満たされるとき、リクエスタ、プロバイダ、および/または公衆に関する情報を読み出すか、および/または変更し得る。例えば、サーバ110は、サービス後に、1つ以上のユーザの情報を読み出すか、および/または変更し得る。別の例として、プロバイダ端末140は、リクエスタ端末130からサービスリクエストを受信するとき、リクエスタに関する情報にアクセスし得るが、プロバイダ端末140は、リクエスタの関連情報を変更することができない。
【0036】
一部の実施形態では、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素の情報交換は、サービスをリクエストすることにより達成され得る。サービスリクエストの対象は、任意の製品であり得る。一部の実施形態では、製品は、有形の製品であっても、または無形の製品であってもよい。有形の製品としては、食品、薬、日用品、化学製品、電気機器、衣類、自動車、住宅、高級品など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。無形の製品としては、サービス製品、金融製品、知識製品、インターネット製品など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。インターネット製品としては、個人向けホスト製品、ウェブ製品、モバイルインターネット製品、商用ホスト製品、組み込み製品など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。モバイルインターネット製品は、モバイル端末のソフトウェア、プログラム、システムなど、またはそれらの任意の組み合わせとして実装され得る。モバイル端末としては、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートウォッチ、販売時点情報管理(POS)機器、車載コンピュータ、車載テレビ、ウエアラブル機器など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。例えば、製品は、コンピュータまたは携帯電話で使用される任意のソフトウェアおよび/またはアプリケーションであり得る。ソフトウェアおよび/またはアプリケーションは、社交、買い物、輸送、娯楽、学習、投資など、またはそれらの任意の組み合わせに関し得る。一部の実施形態では、輸送に関するソフトウェアおよび/またはアプリケーションとしては、走行ソフトウェアおよび/またはアプリケーション、車両スケジュール作成ソフトウェアおよび/またはアプリケーション、地図作成ソフトウェアおよび/またはアプリケーションなどが挙げられ得る。車両スケジュール作成ソフトウェアおよび/またはアプリケーションでは、車両としては、馬、馬車、人力車(例えば、手押し一輪車、自転車、三輪車など)、自動車(例えば、タクシー、バス、自家用車など)、列車、地下鉄、船舶、航空機(例えば、飛行機、ヘリコプター、宇宙連絡船、ロケット、熱気球など)など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。
【0037】
図2Aは、本開示の一部の実施形態による、処理エンジン112が実装され得る例示的な計算機器200Aの例示的なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素を例示する概略図である。
図2Aに例示するように、計算機器200Aは、プロセッサ201、記憶装置203、入出力(I/O:input/output)205、および通信ポート207を含み得る。
【0038】
プロセッサ201は、本明細書に記載の技法に従って、コンピュータ命令(例えば、プログラムコード)を実行して、処理エンジン112の機能を遂行し得る。コンピュータ命令としては、例えば、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造、プロシージャ、モジュール、および関数が挙げられ、本明細書に記載の特定の機能を遂行する。例えば、プロセッサ201は、サーバ110、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140、データ記憶装置150、および/またはオンラインオンデマンドサービスシステム100の他の任意の構成要素から獲得した車両の情報を処理し得る。一部の実施形態では、プロセッサ201は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、中央演算処理装置(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、物理処理ユニット(PPU)、マイクロコントローラユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、advanced RISC machine(ARM)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、1つ以上の機能を実行し得る任意の回路もしくはプロセッサなど、またはそれらの任意の組み合わせなどの、1つ以上のハードウェアプロセッサを含み得る。
【0039】
単に例示のために、計算機器200A内にはただ1つのプロセッサが記載されている。しかしながら、本開示の計算機器200Aはまた、複数のプロセッサを含んでもよく、よって、本開示に記載の1つのプロセッサにより遂行される動作および/または方法動作はまた、複数のプロセッサにより共同で、または別々に遂行されてもよいことを留意されたい。例えば、本開示において、計算機器200Aのプロセッサが動作Aおよび動作Bの両方を実行する場合、動作Aおよび動作Bはまた、計算機器200A内の2つ以上の異なるプロセッサにより共同で遂行されてもよく、または別々に遂行されてもよいことが理解されよう(例えば、第1のプロセッサが動作Aを実行し、第2のプロセッサが動作Bを実行するか、または第1のプロセッサと第2のプロセッサとが、動作Aおよび動作Bを共同で実行する)。
【0040】
記憶装置203は、サーバ110、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140、データ記憶装置150、および/またはオンラインオンデマンドサービスシステム100の他の任意の構成要素から獲得したデータ/情報を記憶し得る。一部の実施形態では、記憶装置203としては、大容量記憶装置、取り外し可能記憶装置、揮発性読み出し書き込み可能メモリ、読み出し専用メモリ(ROM)など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。例えば、大容量記憶装置としては、磁気ディスク、光ディスク、ソリッドステートドライブなどが挙げられ得る。取り外し可能記憶装置としては、フラッシュドライブ、フロッピーディスク、光ディスク、メモリカード、zipディスク、磁気テープなどが挙げられ得る。揮発性読み出し書き込み可能メモリとしては、ランダムアクセスメモリ(RAM)が挙げられ得る。RAMとしては、ダイナミックRAM(DRAM)、倍データレート(double date rate)同期型ダイナミックRAM(DDR SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、サイリスタRAM(T−RAM)、およびゼロキャパシタRAM(Z−RAM)などが挙げられ得る。ROMとしては、マスクROM(MROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、およびデジタル多用途ディスクROMなどが挙げられ得る。一部の実施形態では、記憶装置203は、本開示に記載の例示的な方法を遂行するための1つ以上のプログラムおよび/または命令を記憶し得る。例えば、記憶装置203は、車両の色をその画像に基づいて決定するための処理エンジン112用のプログラムを記憶し得る。
【0041】
I/O205は、信号、データ、情報などを入力および/または出力し得る。一部の実施形態では、I/O205は、処理エンジン112とのユーザ相互作用を可能にし得る。一部の実施形態では、I/O205は、入力機器および出力機器を含み得る。入力機器の例としては、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイクロホンなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。出力機器の例としては、表示機器、スピーカー、印刷機、投影機など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。表示機器の例としては、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)、発光ダイオード(LED:light−emitting diode)式ディスプレイ、平面パネル型ディスプレイ、曲面スクリーン、テレビ機器、陰極線管(CRT:cathode ray tube)、タッチスクリーンなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。
【0042】
通信ポート207は、データ通信を促進するようにネットワーク(例えば、ネットワーク120)に接続され得る。通信ポート207は、処理エンジン112と、リクエスタ端末130、プロバイダ端末140、および/またはデータ記憶装置150との間の接続を確立し得る。接続は、有線接続、無線接続、データ送信および/もしくはデータ受信を可能にし得る他の任意の通信接続、ならびに/またはこれらの接続の任意の組み合わせであり得る。有線接続としては、例えば、電気ケーブル、光ケーブル、電話線など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。無線接続としては、例えば、Bluetooth(登録商標)リンク、Wi−Fi(登録商標)リンク、WiMax(登録商標)リンク、WLANリンク、ZigBeeリンク、移動網リンク(例えば、3G、4G、5Gなど)など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一部の実施形態では、通信ポート207は、RS232、RS485などの標準化された通信ポートであってもよく、および/またはそれを含んでもよい。一部の実施形態では、通信ポート207は、特別に設計された通信ポートであり得る。例えば、通信ポート207は、医療におけるデジタル画像と通信(DICOM:digital imaging and communications in medicine)プロトコルに従って設計され得る。
【0043】
図2Bは、本開示の一部の実施形態による、リクエスタ端末130が実装され得る例示的なモバイル機器200Bの例示的なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素を例示する概略図である。
図2Bに例示するように、モバイル機器200Bは、通信プラットフォーム209、ディスプレイ213、グラフィック処理ユニット(GPU)215、中央演算処理装置(CPU)217、I/O219、メモリ221、および記憶装置227を含み得る。一部の実施形態では、システムバスまたはコントローラを含むが、これらに限定されない他の任意の好適な構成要素(図示せず)も、モバイル機器200B内に含まれ得る。一部の実施形態では、モバイルオペレーティングシステム223(例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows Phone(登録商標)など)および1つ以上のアプリケーション225が、CPU217により実行されるために、記憶装置227からメモリ221内にロードされ得る。アプリケーション225としては、ブラウザ、または画像処理に関する情報もしくは他の情報を処理エンジン112から受信し、それをレンダリングするための他の任意の好適なアプリが挙げられ得る。情報の流れとのユーザ相互作用は、I/O219を介して達成され得、処理エンジン112に、および/またはネットワーク120を介してオンラインオンデマンドサービスシステム100の他の構成要素に提供され得る。
【0044】
本開示に記載の様々なモジュール、ユニット、およびそれらの機能を実装するために、コンピュータハードウェアプラットフォームが、本明細書に記載の要素のうちの1つ以上のためのハードウェアプラットフォーム(単数または複数)として使用され得る。ユーザインターフェース要素を含むコンピュータが、パーソナルコンピュータ(PC)または他の任意の種類のワークステーションもしくは端末機器を実装するために使用され得る。コンピュータはまた、適切にプログラムされている場合、サーバとして機能し得る。
【0045】
図3は、本開示の一部の実施形態による例示的なリクエスタ端末を例示するブロック図である。リクエスタ端末130は、取得モジュール310、決定モジュール320、表示モジュール330、および送信モジュール340を含み得る。各モジュールは、以下のアクションを遂行するように設計されたハードウェア回路、1つ以上の記憶媒体内に記憶された命令のセット、および/またはハードウェア回路と1つ以上の記憶媒体との任意の組み合わせを含み得る。
【0046】
取得モジュール310は、リクエストおよび/またはオンラインオンデマンドサービスシステム100に関する情報を取得し得る。リクエストは、オンデマンドサービスのリクエストであり得る。例えば、オンデマンドサービスは、タクシー、自家用車両、バス、トラック、および/または他の任意の車両による輸送サービスであり得る。別の例として、オンデマンドサービスは、試運転サービス、指名運転サービスなど、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。さらに別の例として、オンデマンドサービスは、オンライン予約型食事配達サービス、オンラインショッピング向け配達サービスなどのオンライン配達サービス、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。さらに別の例として、オンデマンドサービスは、物品配達サービスなどの、物体を車両で1つの場所から別の場所に持っていくサービスであり得る。
【0047】
オンデマンドサービスのリクエストとしては、リアルタイムリクエスト、予約リクエスト、または未完リクエストが挙げられ得る。例えば、リアルタイムリクエストは、サービスプロバイダが直ちにサービスを処理および開始することを要求するリクエスト、ならびに/またはリクエスタが現時点において、もしくは当業者にとって現時点に合理的に近い定義された時間においてサービスを受け取ることを希望するサービスであり得る。例えば、リクエストは、定義された時間が1分、5分、10分、または20分などのしきい値より短い場合、リアルタイムリクエストであり得る。予約リクエストは、サービスプロバイダが直ちにサービスを開始することを要求しないリクエスト、ならびに/またはリクエスタが当業者にとって現時点から合理的に長い定義された時間においてサービスを受け取ることを希望および/もしくは期待するサービスを指し得る。例えば、サービスリクエストは、定義された時間が20分、2時間、1日などのしきい値より長い場合、予約リクエストであり得る。一部の実施形態では、リクエスタ端末130は、時間しきい値に基づいてリアルタイムリクエストまたは予約リクエストを定義し得る。時間しきい値は、オンラインオンデマンドサービスシステム100のデフォルト設定であってもよく、または異なる状況に応じて調節可能であってもよい。例えば、交通量ピーク期間には、時間しきい値は、相対的に小さくてもよい(例えば、10分。これは、リクエストされたサービスがリアルタイムサービスとしての資格を得るのに、10分以内に配達され得ることを意味する)。さもなければ、アイドル期間(例えば、10:00〜午前12:00)には、時間しきい値は、相対的に大きくてもよい(例えば、1時間)。未完リクエストは、現時点でサービスプロバイダにより処理中の、進行中のリクエストであり得る。
【0048】
オンデマンドサービスのリクエストは、出発位置(例えば、サービスリクエスタの現在位置、指定ピックアップ位置)、目的地、所要サービス時間など、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。目的地は、リクエスタにより明示的に定義され得る。あるいは、リクエスタは、目的地に関連付けられなくてもよい。
【0049】
オンラインオンデマンドサービスシステム100に関する情報は、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両の情報を含み得る。車両としては、非自動車両(例えば、自転車もしくは三輪車)、自動車両(例えば、自動車もしくはトラック)、船艇(例えば、船もしくはボート)、および/または航空機が挙げられ得る。一部の実施形態では、車両は、自走式であり得る。
【0050】
車両の情報としては、色情報、テキスト情報、ロゴ情報、画像データなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。色情報としては、車両の色の記述的情報、色のカテゴリ、色コード、スペクトル座標情報など、またはそれらの任意の組み合わせなどの、車両の1つ以上の色についての任意の情報が挙げられ得る。色に対応する記述的情報としては、1つ以上の数字、文字、記号、および/または色を記述するために使用され得る他の任意のデータが挙げられ得る。記述情報は、色の表現に関する任意の情報を含み得る。例えば、色の記述的情報は、「赤」、「緑」などの、色の記述を含み得る。
【0051】
別の例として、色の記述的情報は、色を決定するために使用され得る1つ以上のパラメータおよび/または値を含み得る。より具体的なある例では、記述的情報は、色に対応する構文解析された文字データを含み得る。構文解析された文字データは、Extensible Markup Language(XML)、HyperText Markup Language(HTML)、およびStandard Generalized Markup Language(SGML)を含むが、これらに限定されない任意の好適なマークアップ言語によるものであり得る。別のより具体的な例では、色の記述的情報としては、赤−緑−青(RGB:Red−Green−Blue)コード、色相−彩度−明度(HSV:Hue−Saturation−Value)コード、HTML色コード、16進トリプレットコードなど、またはそれらの任意の組み合わせなどの、色コード情報が挙げられ得る。色コードのそれぞれは、色および/または色の1つ以上の成分を定義する1つ以上の値を含み得る。例えば、「オレンジ」のRGBコードは、(255、165、0)であり得る。さらに別のより具体的な例では、色の記述的情報は、色の波長および/または周波数などの、色に関するスペクトル座標情報を含み得る。例えば、赤の波長は、635nm〜700nmで多様であり得る。赤の周波数は、480THz〜430THzで多様であり得る。
【0052】
一部の実施形態では、色の色情報は、色の変種(例えば、「赤」、「オレンジ」、「灰色」、「青」、「黄」、「緑」など、またはそれらの任意の組み合わせ)を含み得る。例えば、「オレンジ」の変種としては、「オレンジ」、「サンオレンジ」、「ハニーオレンジ」、「トロピカルオレンジ」、「タンジェリン」など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。
【0053】
一部の実施形態では、車両の色情報の1つ以上の部分は、車両に関連付けられたサービスプロバイダにより提供され得る。例えば、サービスプロバイダは、車両の色をプロバイダ端末140を介して入力し得る。一部の実施形態では、サービスプロバイダがオンラインオンデマンドサービスシステム100を介してアカウントおよび/または車両を登録するとき、サーバおよび/またはプロバイダ端末140は、車両についての色情報を提供するようにサービスプロバイダを促し得る(例えば、1つ以上のユーザインターフェースを提示することにより)。一部の実施形態では、色情報は、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素により決定され得る。例えば、色情報は、車両の画像データ(例えば、車両の1つ以上の画像)、車両の登録情報および/またはタイトル情報などに基づいて、決定モジュール320および/または決定モジュール420により決定され得る。
【0054】
テキスト情報としては、ルート情報、車両情報、ドライバ情報など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。ルート情報としては、出発位置、目的地、走行距離、ピックアップ時間、概算料金、単価(例えば、単位距離当たりの価格)、ルートの渋滞部分(例えば、交通量ピークによる渋滞道路)、車両とサービスリクエスタとの間の概算距離、車両の概算到着時間など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。車両情報としては、車両のナンバープレート番号、車両の色、車両のブランド名称、車両内の座席数、トランク容積、耐荷重(例えば、車両が運ぶことのできる製品の重量)など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。サービスプロバイダ情報としては、名前情報(例えば、姓、名、ニックネーム、ユーザ名)、スコア情報(例えば、サービスリクエスタによりマークされたスコア)、連絡先情報(例えば、携帯電話番号、電子メールアドレス)、識別コード(ID)、国、都市、性別、生年月日などが挙げられ得る。
【0055】
ロゴ情報としては、車両のブランド名称および/またはモデル、車両のブランドに対応するロゴ画像および/またはロゴアイコンなど、あるいはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。車両の例示的なブランドとしては、Benz(登録商標)、Volkswagen(登録商標)、Toyota(登録商標)、Hyundai(登録商標)、Honda(登録商標)、Ford(登録商標)などが挙げられ得る。
【0056】
決定モジュール320は、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両の色を決定し得る。例えば、決定モジュール320は、車両の色に対応する記述的情報、車両の画像など、またはそれらの任意の組み合わせに基づいて色を決定し得る。例えば、決定モジュール320は、
図6および7に関連して説明する1つ以上の動作を遂行することにより色を決定し得る。
【0057】
表示モジュール330は、オンラインオンデマンドサービスシステム100に関する1つ以上のユーザインターフェースを提示し得る。ユーザインターフェースとしては、例えば、サービスをリクエストするためのユーザインターフェース(例えば、乗車のスケジュール作成)、ユーザが乗車を待っているときに提示用のユーザインターフェース、乗車中に提示用のユーザインターフェースなどが挙げられ得る。ユーザインターフェース(単数または複数)のそれぞれは、オンデマンドサービスのリクエストに対応する車両に関する1つ以上のユーザインターフェース要素を含み得る。ユーザインターフェース要素のそれぞれは、他の任意の色、または他の任意の数の色の組み合わせであってよい。ユーザインターフェース要素のそれぞれは、任意の規則的な形状(例えば、円形、三角形、四辺形、五角形、六角形など)、または非規則的な形状(例えば、車両に似た要素など)を有し得る。ユーザインターフェース要素のそれぞれは、グラフ、アイコン、テキストフィールド、ボタン、チェックボックス、画像など、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。一部の実施形態では、ユーザインターフェース要素は、車両のアイコン、車両のテキスト情報、および車両のロゴ(例えば、車両のブランドおよび/またはモデルに対応するロゴ)を含み得る。一部の実施形態では、表示モジュール330は、
図11に例示するユーザインターフェース1100を提示し得る。
【0058】
送信モジュール340は、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の1つ以上の構成要素に情報および/またはリクエストを送信し得る。例えば、送信モジュール340は、オンデマンドサービスのリクエストをネットワーク120を介してサーバ110に送信し得る。別の例として、送信モジュール340は、車両の色情報を決定するためのリクエストをサーバ110に送信し得る。
【0059】
図4は、本開示の一部の実施形態による例示的なサーバを例示するブロック図である。サーバ110は、取得モジュール410、決定モジュール420、および送信モジュール430を含み得る。各モジュールは、以下のアクションを遂行するように設計されたハードウェア回路、1つ以上の記憶媒体内に記憶された命令のセット、および/またはハードウェア回路と1つ以上の記憶媒体との任意の組み合わせを含み得る。
【0060】
取得モジュール410は、オンラインオンデマンドサービスシステム100に関するリクエストおよび/または情報を取得し得る。リクエストとしては、オンデマンドサービスのリクエスト、情報を獲得するためのリクエスト、情報を処理するためのリクエストなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。例えば、取得モジュール410は、オンデマンドサービスのリクエストをサービスリクエスタからリクエスタ端末130を介して受信し得る。別の例として、取得モジュール410は、車両の情報を獲得するためのリクエストをリクエスタ端末130から獲得し得る。さらに別の例として、取得モジュール410は、車両の色を決定するためのリクエストをリクエスタ端末130から獲得し得る。オンラインオンデマンドサービスシステム100に関するリクエストおよび/または情報は、
図3に記載のものと類似していてもよく、繰り返さない。
【0061】
決定モジュール420は、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両、車両の色などを決定し得る。オンデマンドサービスのリクエストに関する車両は、利用可能車両とサービスリクエスタとの間の距離、利用可能車両がサービスリクエスタをピックアップするための所要時間、利用可能車両のサービスプロバイダのスコア情報、サービスリクエスタのユーザ選好情報など、またはそれらの任意の組み合わせに基づいて決定され得る。車両の色は、車両の色に対応する記述的情報、車両の画像など、またはそれらの任意の組み合わせに基づいて決定され得る。例えば、決定モジュール420は、
図9および/または10に関連して説明する1つ以上の動作を遂行することにより色を決定し得る。
【0062】
送信モジュール430は、オンラインオンデマンドサービスシステム100内の他の構成要素に情報および/またはリクエストを送信し得る。例えば、送信モジュール430は、車両の色情報をネットワーク120を介してリクエスタ端末130に送信し得る。別の例として、送信モジュール430は、車両の色情報に基づいてユーザインターフェース内にユーザインターフェース要素を表示するための命令をリクエスタ端末130に送信し得る。
【0063】
一部の実施形態では、リクエスタ端末130およびサーバ110内の少なくとも2つの構成要素は、有線接続あるいは無線接続を介して、互いにおよび/またはオンラインオンデマンドサービスシステム100内の他の構成要素に接続されてもよく、または互いとおよび/またはオンラインオンデマンドサービスシステム100内の他の構成要素と通信してもよい。有線接続としては、例えば、金属ケーブル、光ケーブル、ハイブリッドケーブルなど、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。無線接続としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、Bluetooth、ZigBee、近距離無線通信(NFC)など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。モジュールのうちの任意の2つが、単一のモジュールとして組み合わされてもよく、モジュールのうちの任意の1つが、2つ以上のユニットに分割されてもよい。
【0064】
一部の実施形態では、リクエスタ端末130および/またはサーバ110は、構成要素のうちの1つ以上が実装され得る
図2Aに例示する計算機器200Aを含み得る。単なる例として、取得モジュール310および表示モジュール330は、リクエスタ端末130の一部である計算機器200A上に実装され得、決定モジュール320は、リクエスタ端末130内に実装されるが、計算機器200Aの一部としてではない。
【0065】
リクエスタ端末130および/またはサーバ110の上記の説明は、例示の目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図しないことが留意されたい。当業者にとって、上記の方法およびシステムの適用の形態および詳細に対する様々な変更および変化は、本開示の原理から逸脱することなしに行われ得る。例えば、リクエスタ端末130またはサーバ110は、1つ以上の他のモジュール(例えば、上記モジュールにより生成されたデータを記憶するための記憶モジュール)を含み得る。別の例として、1つのモジュールが、上記の2つ以上のモジュールの機能を遂行してもよい。一部の実施形態では、取得モジュール310および送信モジュール340は、オンラインオンデマンドサービスシステム100に関する情報およびリクエストを入力および/または出力するためのモジュールを形成し得る。しかしながら、それらの変形および変更も、本開示の範囲内に属する。
【0066】
図5は、本開示の一部の実施形態による、オンデマンドサービス用に車両についての情報を提示するための例示的なプロセスを例示するフローチャートである。一部の実施形態では、プロセス500は、オンラインオンデマンドサービスシステム100により実行され得る。例えば、プロセス500は、データ記憶装置150および/または記憶装置227内に記憶された命令のセット(例えば、アプリケーション)として実装され得る。リクエスタ端末130および/またはCPU217は、この命令のセットを実行してもよく、それゆえにプロセス500を遂行するように指令されてもよい。CPU217は、オンラインオンデマンドサービスプラットフォームをサポートするコンピュータサーバのプロセッサであってもよい。プラットフォームは、オンデマンドサービスプロバイダとリクエスタとをインターネットを通じて接続する、インターネットに基づくプラットフォームであってもよい。一部の実施形態では、プロセス500の少なくとも一部は、
図2Aに示す計算機器200Aにより遂行され得る。
【0067】
502では、オンデマンドサービスのリクエストが、獲得され得る。オンデマンドサービスは、配達サービス、タクシー輸送サービス、試運転サービス、指名運転サービスなど、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。オンデマンドサービスのリクエストとしては、リアルタイムリクエスト、予約リクエスト、または未完リクエストなどが挙げられ得る。例えば、輸送サービスのリアルタイムリクエストが、502で獲得され得る。例えば、オンデマンドサービスのリクエストは、
図3に関連して説明した任意のリクエストを含み得る。一部の実施形態では、502は、取得モジュール310により遂行され得る。
【0068】
504では、オンデマンドサービスのリクエストは、サーバに送られ得る。一部の実施形態では、オンデマンドサービスのリクエストは、送信モジュール340によりネットワーク120を介してサーバ110に送られ得る。
【0069】
506では、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両の情報が、獲得され得る。一部の実施形態では、サービスプロバイダは、オンデマンドサービスのリクエストをプロバイダ端末(例えば、プロバイダ端末140−1など)を介して受諾し得る。プロバイダ端末は、サービスプロバイダによるリクエストの受諾を示す1つ以上のメッセージを送り得る。一部の実施形態では、サーバ110は、リクエストをプロバイダ端末(例えば、プロバイダ端末140−2など)に割り当て得る。次いで、プロバイダ端末に対応する車両の情報が、ネットワーク120を介してリクエスタ端末130に送られ得る。一部の実施形態では、情報は、取得モジュール310によりデータ記憶装置150またはサーバ110から獲得され得る。
【0070】
オンデマンドサービスのリクエストに関する車両の情報としては、色情報、テキスト情報、ロゴ情報など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。色情報としては、車両の色に対応する記述的情報、色のカテゴリ、色コード、スペクトル座標情報など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。テキスト情報としては、基本的なルート情報、車両情報、ドライバ情報など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。ロゴ情報としては、車両のブランドに対応するロゴ画像および/またはロゴアイコンが挙げられ得る。例えば、車両の情報は、
図3に関連して説明した任意の情報を含み得る。一部の実施形態では、506は、取得モジュール310により遂行され得る。
【0071】
508では、リクエスタ端末130は、車両の情報に基づいてユーザインターフェースを生成し得る。一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、
図6および7に関連して説明する1つ以上の動作を遂行することにより生成され得る。
【0072】
ユーザインターフェースは、車両の色情報に対応するユーザインターフェース要素を含み得る。色情報に対応するユーザインターフェース要素は、車両の色と同じ色または車両の色に類似した色を有し得る。一部の実施形態では、第1の色および第2の色が同じ色カテゴリに属するとき、第1の色は、第2の色の類似色であるとみなされ得る。例えば、「ハニーオレンジ」および「サンオレンジ」は、オレンジの変種であるため、類似色であり得る。一部の実施形態では、第1の色と第2の色との間の類似性が特定の基準(単数または複数)を満たすとき、第1の色は、第2の色の類似色であるとみなされ得る。例えば、基準は、類似性がしきい値より大きいことを含んでもよい。第1の色と第2の色との間の類似性は、RGBユークリッド距離、RGBベクトル角度、HSVユークリッド距離など、またはそれらの任意の組み合わせに基づいて決定され得る。
【0073】
色情報に対応するユーザインターフェース要素は、任意のサイズ、形状、および/または形態を有し得る。色情報に対応するユーザインターフェース要素としては、アイコン、グラフ、テキスト情報など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。例えば、ユーザインターフェース要素は、
図3に関連して説明した任意のユーザインターフェース要素を含み得る。
【0074】
一部の実施形態では、色情報に対応するユーザインターフェース要素としては、車両形状アイコン、車両のテキスト情報、および車両のロゴが挙げられ得るが、これらに限定されない。車両形状アイコンは、車両と類似の形状を有し得る。例示的な車両としては、馬、馬車、人力車(例えば、手押し一輪車、自転車、または三輪車)、自動車(例えば、タクシー、バス、または自家用車)、列車、地下鉄、船舶、および航空機(例えば、飛行機、ヘリコプター、宇宙連絡船、ロケット、または熱気球)が挙げられ得るが、これらに限定されない。一部の実施形態では、車両形状アイコンの形状は、オンラインオンデマンドサービスシステム100内で提供されるオンデマンドサービスの種類に関連付けられ得る。例えば、
図11に例示するように、自動車輸送サービスに関連付けられた車両形状アイコン1101は、自動車と類似の形状を有し得る。
【0075】
車両のテキスト情報のユーザインターフェース要素は、車両のテキスト情報(例えば、ルート情報、車両情報、ドライバ情報など)を含み得る。例えば、
図11に示すように、テキスト情報要素1103−1および1103−2は、サービスプロバイダの名前、サービスプロバイダのスコア、車両のナンバープレート番号、車両の色、車両のブランド名称、車両のモデル、車両とサービスリクエスタとの間の概算距離、車両が出発位置に到着するための概算所要時間などを示すテキストを含み得る。一部の実施形態では、テキスト情報要素1103−1および1103−2内のテキストおよび/または他のコンテンツは、車両の色と同じ色または車両の色に類似した色で提示され得る。
【0076】
車両のロゴは、車両のロゴ画像またはロゴアイコンを表示し得る。ロゴは、車両のブランド、車両のモデルなどに対応し得る。
図11に例示するように、ロゴ1105は、Benz(登録商標)車両のためのBenz(登録商標)のロゴを表示している。一部の実施形態では、ロゴ1105は、車両の色と同じ色または車両の色に類似した色で提示され得る。
【0077】
一部の実施形態では、色情報に対応するユーザインターフェース要素は、オンデマンドサービスのプロセス全体において、車両と同じ色または車両と類似した色を有し得る。例えば、
図11に例示する車両形状アイコン1101は、サービスの開始(例えば、サービスリクエスタがリクエストを送るとき)からサービスの終了(例えば、車両がサービスリクエスタの目的地に到着するとき)まで、車両と同じ色または車両と類似した色を有し得る。一部の実施形態では、色情報に対応するユーザインターフェース要素は、オンデマンドサービスのプロセスの少なくとも一部において、車両と同じ色または車両と類似した色を有し得る。例えば、車両形状アイコン1101は、車両がサービスリクエスタをピックアップしに向かう途上にあるとき、車両と同じ色または車両と類似した色を有し得、サービスリクエスタをピックアップした後、別の色に変化し得る。
【0078】
510では、ユーザインターフェースは、表示され得る。一部の実施形態では、510は、表示モジュール330により遂行され得る。
【0079】
プロセス500の上記の説明は、例示の目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図しないことを留意されたい。当業者にとって、上記の方法およびシステムの適用の形態および詳細に対する様々な変更および変化は、本開示の原理から逸脱することなしに行われ得る。一部の実施形態では、複数のユーザインターフェース要素は、508においてユーザインターフェース内に生成され得る。複数のユーザインターフェース要素のうちの少なくとも1つは、車両の色情報に対応し得る。例えば、複数のユーザインターフェース要素の全ては、車両と同じ色または車両と類似した色を有し得る。あるいは、複数のユーザインターフェース要素のうちの一部は、車両と同じ色または車両と類似した色を有し得るが、残りは、有さなくてもよい。しかしながら、それらの変形および変更も、本開示の範囲内に属する。
【0080】
図6は、本開示の一部の実施形態による、オンデマンドサービス用に車両についての情報を提示するための例示的なプロセスを例示するフローチャートである。一部の実施形態では、プロセス600の少なくとも一部は、リクエスタ端末130内の1つ以上の構成要素により遂行され得る。
【0081】
602では、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両の色に対応する記述的情報が、獲得され得る。車両の色に対応する記述的情報としては、色の説明、色に対応する構文解析された文字データ、色コード情報など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。記述的情報は、取得モジュール310によりデータ記憶装置150および/またはサーバ110から獲得され得る。例えば、記述的情報は、
図3および5に関連して説明した任意の記述的情報を含み得る。
【0082】
604では、車両の色は、記述的情報に基づいて決定され得る。一部の実施形態では、色に対応する記述情報は、構文解析技術により、構文解析された文字データに変換され得る。例示的な構文解析技術としては、XML構文解析技術、XHTML構文解析技術、またはHTML構文解析技術が挙げられ得るが、これらに限定されない。次いで、車両の色は、構文解析された文字データに基づいて決定され得る。一部の実施形態では、604は、決定モジュール320により遂行され得る。
【0083】
606では、ユーザインターフェースが、車両の色に基づいて生成され得る。ユーザインターフェースは、車両の色に対応するユーザインターフェース要素を含み得る。色に対応するユーザインターフェース要素は、車両の色と同じ色または車両の色に類似した色を有し得る。ユーザインターフェース要素は、
図5を参照しながら508で説明したものに実質的に類似していてもよく、ここでは繰り返さない。
【0084】
図7は、本開示の一部の実施形態による、オンデマンドサービス用に車両についての情報を提示するための例示的なプロセスを例示するフローチャートである。一部の実施形態では、プロセス700の少なくとも一部は、リクエスタ端末130内の1つ以上の構成要素により遂行され得る。
【0085】
702では、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両の画像データが、獲得され得る。画像データとしては、1つ以上の静止画、動画(ビデオフレームのシーケンス)、および/または1つ以上の画像についての他の任意のデータが挙げられ得る。一部の実施形態では、画像データは、取得モジュール310によりデータ記憶装置150および/またはサーバ110から獲得され得る。
【0086】
704では、車両の色は、画像データに基づいて決定され得る。一部の実施形態では、車両の色は、決定モジュール320により決定され得る。一部の実施形態では、画像データに基づく車両の色の決定は、1つ以上の画像処理動作を遂行することにより実装され得る。例示的な画像処理動作としては、画像切り出し、画像フィルタ処理、色識別など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得るが、これらに限定されない。画像切り出しは、色決定のために画像からサブエリアを切り出すために遂行され得る。切り出されたサブエリアは、車両の本体内のエリアであり得る。画像フィルタ処理は、ガウスノイズ、レイリーノイズ、インパルスノイズなどの画像ノイズをフィルタ処理するために遂行され得る。
【0087】
色識別は、画像データに基づいて車両の色を識別するために遂行され得る。例えば、車両の色は、車両の画像の色ヒストグラムおよび複数の色テンプレートに基づいて決定され得る。画像の色ヒストグラムは、色コードモデル(例えば、RGBコードモデル、HSVコードモデル、CMYKコードモデルなど)に基づいて決定され得る。複数の色テンプレートのそれぞれは、対応する色の色情報を含み得る。対応する色としては、「赤」、「青」、「緑」、「白」、「黒」、「銀色」、「灰色」、「黄」などの共通の車両色が挙げられ得る。画像の色は、画像の色ヒストグラムと複数の色テンプレートとを比較することにより決定され得る。あるいは、車両の色は、複数の色テンプレートおよび画像の色マトリクスまたは色ベクトルに基づいて決定され得る。色マトリクスおよび色ベクトルは、色コードモデルに基づいて決定され得る。
【0088】
706では、ユーザインターフェースが、車両の色に基づいて生成され得る。ユーザインターフェースは、車両の色に対応するユーザインターフェース要素を含み得る。ステップ706および606は、実質的に類似の様式で遂行され得る。
【0089】
プロセス700の上記の説明は、例示の目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図しないことが留意されたい。当業者にとって、上記の方法およびシステムの適用の形態および詳細に対する様々な変更および変化は、本開示の原理から逸脱することなしに行われ得る。一部の実施形態では、画像の色は、機械学習技術、ニューラルネットワーク技術などの他の関連技術に基づいて決定され得る。
【0090】
図8は、本開示の一部の実施形態による、オンデマンドサービス用に車両についての情報を提示するための例示的なプロセスを例示するフローチャートである。一部の実施形態では、プロセス800は、オンラインオンデマンドサービスシステム100により実行され得る。例えば、プロセス800は、データ記憶装置150および/または記憶装置227内に記憶された命令のセット(例えば、アプリケーション)として実装され得る。サーバ110および/またはCPU217は、この命令のセットを実行してもよく、それゆえにプロセスおよび/または方法800を遂行するように指令されてもよい。CPU217は、オンラインオンデマンドサービスプラットフォームをサポートするコンピュータサーバのプロセッサであってもよい。プラットフォームは、オンデマンドサービスプロバイダとリクエスタとをインターネットを通じて接続する、インターネットに基づくプラットフォームであってもよい。一部の実施形態では、プロセス800の少なくとも一部は、
図2Aに示す計算装置200Aにより遂行され得る。
【0091】
802では、オンデマンドサービスのリクエストが、受信され得る。リクエストは、リクエスタ端末に対応し得る。オンデマンドサービスのリクエストは、出発位置(例えば、サービスリクエスタの現在位置、指定ピックアップ位置)、目的地、所要サービス時間など、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。例えば、リクエストは、
図3および5に関連して説明した任意のリクエストであり得る。一部の実施形態では、802は、取得モジュール410により遂行され得る。
【0092】
804では、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両が、決定され得る。一部の実施形態では、利用可能車両が決定され得、車両は、利用可能車両から選択され得る。利用可能車両は、求められるサービス時間中に他のサービスリクエスタのためにサービスを提供していない車両であり得る。利用可能車両は、利用可能車両と出発位置との間の距離、出発位置に到着するための所要運転時間、サービスプロバイダのスコア情報、サービスリクエスタのユーザ選好情報など、またはそれらの任意の組み合わせなどの、1つ以上のランク付け基準に基づいてランク付けされ得る。車両は、オンデマンドサービスのリクエストに応答して、ランク付け結果に基づいて決定され得る。例えば、出発位置への距離が最短な車両が、選択され得る。
【0093】
806では、車両の情報が、獲得され得る。車両の情報としては、色情報、テキスト情報、ロゴ情報など、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。一部の実施形態では、情報は、取得モジュール410によりデータ記憶装置150から獲得され得る。例えば、車両の情報は、
図3に関連して説明した任意の情報および関連記載を含み得る。
【0094】
808では、車両に関する情報が、ユーザインターフェース内の提示用に、リクエスタ端末に対して送られ得る。一部の実施形態では、808は、送信モジュール430により遂行され得る。
【0095】
810では、ユーザインターフェース内の車両の色情報に対応するユーザインターフェース要素を表示するための命令が、リクエスト端末に送られ得る。
図5を再び参照すると、車両の色情報に対応するユーザインターフェース要素は、車両と同じ色または車両と類似した色を有し得る。車両の色情報に対応するユーザインターフェース要素は、任意の形状、サイズ、または形態を有し得る。一部の実施形態では、車両の色情報に対応するユーザインターフェース要素としては、車両形状アイコン、車両のテキスト情報、または車両のロゴが挙げられ得るが、これらに限定されない。例えば、車両の色情報に対応するユーザインターフェース要素は、
図5に関連して説明され得る。一部の実施形態では、810は、送信モジュール430により遂行され得る。
【0096】
プロセス800の上記の説明は、例示の目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図しないことが留意されるべきである。当業者にとって、上記の方法およびシステムの適用の形態および詳細に対する様々な変更および変化は、本開示の原理から逸脱することなしに行われ得る。一部の実施形態では、リクエスタ端末は、810において複数のユーザインターフェース要素を表示するように命令され得る。複数のユーザインターフェース要素のうちの少なくとも1つは、車両の色情報に対応し得る。しかしながら、それらの変形および変更も、本開示の範囲内に属する。
【0097】
図9は、本開示の一実施形態による、オンデマンドサービス用に車両情報を提示するための例示的なプロセスを例示するフローチャートである。一部の実施形態では、プロセス900の少なくとも一部は、サーバ110内の1つ以上の構成要素により遂行され得る。
【0098】
902では、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両の色に対応する記述的情報が、獲得され得る。一部の実施形態では、記述的情報は、取得モジュール410によりデータ記憶装置150から獲得され得る。ステップ902および602は、実質的に類似の様式で遂行され得る。
【0099】
904では、車両の色は、記述的情報に基づいて決定され得る。一部の実施形態では、904は、決定モジュール420により遂行され得る。ステップ904および604は、実質的に類似の様式で遂行され得る。
【0100】
906では、車両の色は、ユーザインターフェース内の提示用に、リクエスタ端末に対して提供され得る。一部の実施形態では、808は、送信モジュール430により遂行され得る。
【0101】
図10は、本開示の別の実施形態による、オンデマンドサービス用に車両情報を提示するための例示的なプロセスを例示するフローチャートである。一部の実施形態では、プロセス1000の少なくとも一部は、サーバ110内の1つ以上の構成要素により遂行され得る。
【0102】
1002では、オンデマンドサービスのリクエストに関する車両の画像データは、獲得され得る。一部の実施形態では、1002は、取得モジュール410により遂行され得る。
【0103】
1004では、車両の色は、画像データに基づいて決定され得る。一部の実施形態では、1004は、決定モジュール420により遂行され得る。ステップ1004および704は、実質的に類似の様式で遂行され得る。
【0104】
1006では、ユーザインターフェースは、車両の色に基づいて生成され得る。ユーザインターフェースは、車両の色に対応するユーザインターフェース要素を含み得る。ステップ1006および606は、実質的に類似の様式で遂行され得る。
【0105】
図11は、本開示の一部の実施形態による、オンラインオンデマンドサービスシステムに関する車両情報を提示するための例示的なユーザインターフェースを例示する。
図11に示すように、ユーザインターフェース1100は、地図、車両形状アイコン1101、テキスト情報要素1103−1および1103−2、ロゴ1105、サービスプロバイダ1107の画像、サービスプロバイダに電話をかけるための電話アイコン1109、サービスプロバイダとチャットするためのメッセージアイコン1111、位置アイコン1113(例えば、ピックアップ点、目的地など)、またはオンラインオンデマンドサービスシステム100に関する他のユーザインターフェース要素を含み得る。ユーザインターフェース1100内のユーザインターフェース要素のうちの少なくとも1つは、車両の色と同じ色または車両の色に類似した色を有し得る。例えば、車両が赤である場合、車両形状アイコン1101は、赤であり得る。ユーザインターフェース1100は、例示の目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図しないことが留意されるべきである。ユーザインターフェースは、任意の数のユーザインターフェース要素を有し得、ユーザインターフェース要素は、任意のサイズ、形態、形状、および配置で構成され得る。
【0106】
このように、基本的な概念を説明してきたが、上記の詳細な開示が例としてのみ提示されることを意図しており、限定的ではないことが、当業者には、この詳細な開示を読んだ後で、むしろ明らかであろう。本明細書では明示的に言明されていないものの、様々な改変、改良、および変更が、行われ得、当業者に対して意図されている。こうした改変、改良、および変更は、本開示により示唆されることを意図しており、本開示の例示的な実施形態の趣旨および範囲内にある。
【0107】
その上、本開示の実施形態を説明するために、特定の用語法が使用されている。例えば、「一実施形態」、「ある実施形態」、および/または「一部の実施形態」という用語は、実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の様々な部分における「ある実施形態」または「一実施形態」または「ある代替的な実施形態」への2つ以上の言及は、必ずしも全てが同じ実施形態に言及しているわけではないことが強調され、理解されるべきである。さらに、特定の特徴、構造、または特性が、本開示の1つ以上の実施形態において、好適に組み合わせられてもよい。
【0108】
さらに、本明細書において、本開示の態様が、任意の新規かつ有用なプロセス、機械、製造、もしくは物質の組成物、またはそれらの任意の新規かつ有用な改良を含む、いくつかの特許性のあるクラスまたは文脈のうちのいずれにおいても例示および説明され得ることが、当業者に理解されよう。それゆえに、本開示の態様は、一般に本明細書中で「ユニット」、「モジュール」、もしくは「システム」と呼ばれ得る完全にハードウェアで、完全にソフトウェアで(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、またはソフトウェア実装とハードウェア実装とを組み合わせて、実装され得る。さらに、本開示の態様は、中にコンピュータ可読プログラムコードが具現化された1つ以上のコンピュータ可読媒体内に具現化されたコンピュータプログラム製品の形をとり得る。
【0109】
コンピュータ可読信号媒体は、中にコンピュータ可読プログラムコードが具現化された伝播データ信号を、例えばベースバンドにおいて、または搬送波の一部として含み得る。このような伝播信号は、電磁気的、光学的などをふくむ様々な形態、またはそれらの任意の好適な組み合わせのうちのいずれかをとり得る。コンピュータ可読信号媒体は、任意のコンピュータ可読媒体であって、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、命令実行システム、装置、もしくはデバイスにより、または命令実行システム、装置、もしくはデバイスに関連して使用されるためのプログラムを伝達、伝播、または輸送し得る、任意のコンピュータ可読媒体、であり得る。コンピュータ可読信号媒体上に具現化されたプログラムコードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RFなど、または上記のものの任意の好適な組み合わせを含む、任意の適切な媒体を使用して送信され得る。
【0110】
本開示の態様のための動作を行うためのコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)、Scala、Smalltalk、Eiffel、JADE、Emerald、C++、C#、VB.NET、Pythonなどのオブジェクト指向プログラミング言語、「C」プログラミング言語、Visual Basic、Fortran 2003、Perl、COBOL 2002、PHP、ABAPなどの従来の手続き型プログラミング言語、Python、Ruby、およびGroovyなどの動的プログラミング言語、または他のプログラミング言語を含む、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれ得る。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上および部分的に遠隔のコンピュータ上で実行されてもよく、あるいは完全に遠隔のコンピュータまたはサーバ上で実行されてもよい。後者のシナリオでは、遠隔のコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)もしくは広域ネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続されてもよく、または接続が、外部のコンピュータに対して(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを通じて)、もしくはクラウドコンピューティング環境内で行われてもよく、もしくはサービスとしてのソフトウェア(SaaS:Software as a Service)などのサービスとして提供されてもよい。
【0111】
さらに、処理要素もしくはシーケンスの記載順序、または数字、文字、もしくは他の記号表示の使用は、したがって、請求項で指定される場合を除き、請求対象のプロセスおよび方法をいずれかの順序に限定することを意図しない。上記の開示は、様々な例を通じて、本開示の様々な有用な実施形態と現在考えられるものを論じているものの、このような詳細は、単にその目的のためのものであること、ならびに添付の請求項は、開示した実施形態に限定されず、それどころか、開示した実施形態の趣旨および範囲内にある変更および等価配置を包含することを意図することを、理解されたい。例えば、上記の様々な構成要素の実装はハードウェア機器内に具現化され得るものの、それはまた、ソフトウェアオンリーソリューションとして、例えば既存のサーバまたはモバイル機器にインストールされるものとして、実装され得る。
【0112】
同様に、本開示の実施形態の上記の説明では、時として、本開示を能率的にする目的のために、単一の実施形態、図、またはその説明の中に様々な特徴が組み合わされており、様々な実施形態のうちの1つ以上を理解するのを助けることが理解されるものである。しかしながら、この開示の方法は、請求される主題が各請求項内に明示的に記載されているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映したものとして解釈されるものではない。むしろ、請求される主題は、単一の上記の開示した実施形態の全特徴よりも少ない特徴のうちに存し得る。