特許第6678887号(P6678887)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6678887
(24)【登録日】2020年3月23日
(45)【発行日】2020年4月15日
(54)【発明の名称】ブーケ用保水装置
(51)【国際特許分類】
   A01G 5/06 20060101AFI20200406BHJP
   A47G 7/02 20060101ALI20200406BHJP
【FI】
   A01G5/06
   A47G7/02 G
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-210459(P2019-210459)
(22)【出願日】2019年11月21日
【審査請求日】2019年11月22日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514145718
【氏名又は名称】株式会社京ばし花材センター
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】特許業務法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金子 裕二
(72)【発明者】
【氏名】石橋 和義
【審査官】 吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3016405(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0210741(US,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第02752110(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 5/06
A47G 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一の紙コップの外周に周方向に延びる対のリングを形成し、他の紙コップの底部に第1貫通孔と、該第1貫通孔の周縁に延在する第1ひだ状部とを形成し、
他の紙コップの第1貫通孔に外側から一の紙コップを底部側から嵌めて、一の紙コップの対のリングの間に他の紙コップの第1ひだ状部を嵌合させた、
ことを特徴とするブーケ用保水装置。
【請求項2】
前記一の紙コップは第1紙コップの内側に第2紙コップを積み重ねて形成し、前記一の紙コップの対のリングは、第1紙コップの内側に第2紙コップを積み重ねて、各コップ開口端に延在するリングにより形成した、
ことを特徴とする請求項1に記載のブーケ用保水装置。
【請求項3】
一の紙コップの外周に周方向に延びる対のリングを形成し、他の紙コップの底部に第1貫通孔と、該第1貫通孔の周縁に延在する第1ひだ状部とを形成し、一の紙皿の底部に第2貫通孔と、該第2貫通孔の周縁に延在する第2ひだ状部とを形成し、
前記一の紙コップは第1紙コップの内側に第2紙コップを積み重ねて形成し、前記一の紙コップの対のリングは、第1紙コップの内側に第2紙コップを積み重ねて、各コップ開口端に延在するリングにより形成し、
前記一の紙皿の前記第2貫通孔に内側から前記第2紙コップを底部側から嵌めて、前記第2紙コップの外周に前記第2ひだ状部を密接させ、前記第2紙コップを前記第1紙コップの内側に積み重ねて連結し、前記第1紙コップを底部側から前記他の紙コップの前記第1貫通孔に外側から嵌めて、前記対のリングの間に、前記他の紙コップの前記第1ひだ状部を嵌合させた、
ことを特徴とするブーケ用保水装置。
【請求項4】
前記一の紙皿に他の紙皿を重ね合わせ、前記他の紙皿は、該紙皿の底部に前記一の紙コップの開口に連通し、該開口の径よりも小径の孔を備えた、
ことを特徴とする請求項3に記載のブーケ用保水装置。
【請求項5】
前記他の紙コップおよび前記一の紙皿を覆う包装体と、前記他の紙コップと前記一の紙皿との連結部を前記包装体の上から結ぶ帯材とを備えた、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のブーケ用保水装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はブーケ用保水装置に係り、特に、生花を用いてブーケを製作する際に使用する、ブーケ用保水装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ブーケは、例えば結婚式で新婦が手にするウェディングブーケに代表される。典型的なブーケの形状としては、ラウンド型、オーバル型、クレッセント型、キャスケード型等、幾何学構造のものがある。
ブーケを製作する際には、一般に、各花の下部の茎2センチから3センチだけを残して各花を一輪ずつ短くカットし、細いワイヤーを用いて固定し、保水容器に挿して、化粧用フィルムなどで覆って、リボンで結ぶ。
従来、吸水スポンジに切花を直接挿すタイプのブーケ製作具が提案されている(特許文献1)。このブーケ製作具は、ブーケ製作時間を大幅に短縮でき、吸水スポンジに水分を多く蓄えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平06−015442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、花を長持ちさせるために、定期的に吸水スポンジに水分を補給する作業を行う必要がある。保水容器に各花を挿すものでは、ブーケの製作が難しく、ブーケ製作時間がかかる。従来の保水容器は搬送時などにかさばることが多い。花が枯れた後などには、保水容器の廃棄処理が面倒になる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上述した従来技術の課題を解消し、ブーケの製作を容易にし、ブーケ製作時間を短縮でき、搬送時などにかさばることが少なく、花が枯れた後の保水装置の廃棄を容易にしたブーケ用保水装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一の紙コップの外周に周方向に延びる対のリングを形成し、他の紙コップの底部に第1貫通孔と、該第1貫通孔の周縁に延在する第1ひだ状部とを形成し、他の紙コップの第1貫通孔に外側から一の紙コップを底部側から嵌めて、一の紙コップの対のリングの間に他の紙コップの第1ひだ状部を嵌合させた、ことを特徴とする。
本発明では、例えば市販の紙コップなどを用いて組み立てているため、ブーケの製作が容易になり、ブーケ製作時間が短縮され、搬送時などにかさばることが少なく、搬送が容易で、花が枯れた後には紙コップを燃えるごみとして、焼却処理できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、紙コップを用いて組み立てているため、ブーケの製作が容易になり、ブーケ製作時間が短縮される。使用後には紙コップを燃えるごみとして、焼却処理できる。他の紙コップの第1貫通孔に一の紙コップを嵌めて、一の紙コップの対のリングの間に他の紙コップの第1ひだ状部を嵌合させているため、他の紙コップと一の紙コップとの連結が強固で、安定する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る一の紙コップを示す斜視図である。
図2】同他の紙コップを示す斜視図である。
図3】同他の紙コップを示す上面図である。
図4】同ブーケ用保水装置の断面図である。
図5】(A)は、本発明の別実施形態に係る一の紙皿の上面図であり、(B)は、図5(A)のB−B側面図である。
図6】同他の紙皿の上面図である。
図7】同ブーケ用保水装置の断面図である。
図8】同ブーケ用保水装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1において、符号1は、第1紙コップ、符号2は、第2紙コップを示す。第1紙コップ1の内側には第2紙コップ2が積み重ねられ、一の紙コップ10が形成される。
【0010】
第1紙コップ1、第2紙コップ2は、大きさが異なるだけで、形態としてはほぼ同じである。第1紙コップ1の高さH1は、第2紙コップ2の高さH2よりも低い。第1紙コップ1の底部の外径D1は、第2紙コップ2の底部の外径D2とほぼ同じである。第1紙コップ1の天部は開口し、開口端には丸く曲げたリング3が形成されている。第2紙コップ2の天部は開口し、開口端には丸く曲げたリング4が形成されている。第1紙コップ1、第2紙コップ2は、市販の物でよい。
一の紙コップ10の外周には、周方向に延びる対のリング3、4が、高さ方向に間隔δを開けて形成されている。
第1紙コップ1に第2紙コップ2を重ねると、第1紙コップ1の内周と第2紙コップ2の外周とが密接し、摩擦抵抗で堅固に連結される。必要に応じて、第1紙コップ1と第2紙コップ2とを接着してもよい。
【0011】
図2において、符号20は、他の紙コップを示す。
他の紙コップ20は、第1紙コップ1、第2紙コップ2と比較して、最も大きい紙コップであり、市販の物でよい。使用時には逆さにして使用される。他の紙コップ20の高さH20は、第2紙コップ2の高さH2よりも高い。他の紙コップ20の底部の内径D20は、第2紙コップ2のリング4の外径D4とほぼ同じである。他の紙コップ20の天部(図2では下端部)は開口し、開口端には丸く曲げたリング5が形成されている。他の紙コップ20の底部(図2では上端部)には、第1貫通孔21と、第1貫通孔21の周縁に延在する、複数枚の第1ひだ状部22とが形成されている。
【0012】
図3に示すように、第1ひだ状部22は、他の紙コップ20の底部を、第1貫通孔21の外径D21に沿ってプレスにより打ち抜き、第1貫通孔21の外径D21と、他の紙コップ20の底部の内径D20との間に残ったリング片23に、周方向に等しい間隔を開けて、切込み24を入れて、切込み24と切込み24の間に形成する。
【0013】
図2に示すように、第1ひだ状部22の長さL22と、他の紙コップ20の底壁27の高さH25との合計が、一の紙コップ10の外周に形成された、対のリング3、4の間隔δ(図1参照。)とほぼ等しく形成される。
【0014】
図4は、ブーケ用保水装置30の断面図である。
ブーケ用保水装置30は、第1紙コップ1の内側に第2紙コップ2を積み重ねて一の紙コップ10(図1参照。)を形成し、一の紙コップ10を、その底部側から、他の紙コップ20の第1貫通孔21(図2参照。)に嵌め込んで形成される。
【0015】
一の紙コップ10を、第1貫通孔21に嵌め込む過程では、第1ひだ状部22を押し退けて嵌め込まれる。一の紙コップ10が完全に嵌め込まれると、図4に示すように、第1ひだ状部22が、一の紙コップ10の外周に形成された、対のリング3、4の間隔δに嵌め込まれる。したがって、ブーケ用保水装置30が組み立てられると、対のリング3、4の間に、第1ひだ状部22が引っ掛かり、一の紙コップ10の、第1貫通孔21からの抜け出しが防止される。
【0016】
ブーケ用保水装置30では、一の紙コップ10の内部に水が溜められ、一の紙コップ10の内部に、不図示の生花を束ねて収容し、他の紙コップ20の外側に化粧用フィルムなどを巻きつけ、その上からバンドで閉じて形成される。
【0017】
本実施形態では、紙コップ10、20を用いて組み立てているため、ブーケの製作が容易になり、ブーケ製作時間が短縮される。また、使用後には、紙コップ10、30を燃えるごみとして、焼却処理できるため、廃棄を容易に行える。他の紙コップ20の第1貫通孔21に一の紙コップ10を嵌め、一の紙コップ10の対のリング3、4の間に他の紙コップ20の第1ひだ状部22を嵌合させているため、他の紙コップ20と一の紙コップ10との連結が強固で、安定する。
【0018】
一の紙コップ10の底部は、第1紙コップ1の底部31と、第2紙コップ2の底部33との二重底32となるため、一の紙コップ10の内部に、生花を束ねて収容する際に、仮に、生花の茎の先端により第2紙コップ2の底部33を傷つけても、その底部は二重底32であり、漏水を防止できる。なお、一の紙コップ10は、第1紙コップ1の内側に、第2紙コップ2を積み重ねることで、第2紙コップ2の外周に、対のリング3、4を形成したが、これに限定されない。例えば、リング3を単体で形成し、第2紙コップ2の外周にリング3を嵌めて形成してもよい。
【0019】
本実施形態では、ブーケ用保水装置30が紙コップ10、20だけで構成される。したがって、ブーケの制作者は、2種類の紙コップ10、20を準備すればよい。各紙コップ10、20を、例えば50個ずつほど重ねて準備できるため、整理が容易であり、かつ、かさばらないため、搬送などが容易である。
他の紙コップ20は、使用時に逆さにして使用されるため、裾広がりの形態となり、姿勢を安定させることができる。
【0020】
図5図8は、ブーケ用保水装置の別実施形態を示す。なお、図7図8において、第1紙コップ1、第2紙コップ2、一の紙コップ10、他の紙コップ20の構成は、上記実施形態の構成と同じであるので、その説明を省略する。
【0021】
ブーケ用保水装置130(図8参照。)は、図5(A)(B)に示す一の紙皿110と、図6に示す他の紙皿120と、を備えている。一の紙皿110の底部には、図5(A)に示すように、第2貫通孔121と、第2貫通孔121の周縁に延在する、複数枚の第2ひだ状部122とが形成されている。第2ひだ状部122の長さL122は、対のリング3、4の間隔δ(図4参照。)よりも若干長い。ただし、長さL122はリング3、4の間隔δと等しいか、或いは、間隔δより短くてもよい。
第2ひだ状部122は、一の紙皿110の底部を、第2貫通孔121の外径D121に沿ってプレスにより打ち抜き、第2貫通孔121の外径D121と、一の紙皿110の底部の内径D120との間に残ったリング片123に、周方向に等しい間隔を開けて、切込み24を入れて、切込み124と切込み124の間に形成する。
【0022】
他の紙皿120は、外観が一の紙皿110と同形態のもので、その底部には、第3貫通孔221が形成されている。第3貫通孔221の直径D221は、一の紙皿110の底部の内径D120よりも小さい。一の紙皿110の底部の内径D120は、第2紙コップ2のリング4の付根の外径D3とほぼ等しい。
【0023】
つぎに、ブーケ用保水装置130の組み立てについて説明する。
図7に示すように、第2紙コップ2を、一の紙皿110の底部の内径D120に、底部から嵌める。第2紙コップ2を完全に嵌めると、一の紙皿110の底部が、第2紙コップ2のリング4の下端に当接する。一の紙皿110の複数枚の第2ひだ状部122は、第2紙コップ2の外周に密接する。ついで、第2紙コップ2を第1紙コップ1の内側に積み重ねる。このとき、一の紙皿110の第2ひだ状部122は、第2紙コップ2と第1紙コップ1の間に挿入される。第2紙コップ2を第1紙コップ1に積み重ねて一の紙コップ10を形成した後、図8に示すように、一の紙コップ10を、他の紙コップ20(図2参照。)の第1貫通孔21に嵌め込む。
【0024】
一の紙コップ10を、第1貫通孔21に嵌め込む過程では、上記実施形態と同様に、第1ひだ状部22を押し退けて嵌め込まれる。一の紙コップ10が完全に嵌め込まれると、図8に示すように、第1ひだ状部22が、一の紙コップ10の外周に形成された、対のリング3、4の間隔δに嵌め込まれる。したがって、ブーケ用保水装置130が組み立てられると、対のリング3、4の間に、第1ひだ状部22が引っ掛かり、一の紙コップ10の、第1貫通孔21からの抜け出しが防止される。
【0025】
そして、一の紙皿110の上に、他の紙皿120(図6参照。)を積み重ねて、一の紙皿110と他の紙皿120とを、不図示の固定具により連結するなどして、ブーケ用保水装置130が形成される。
【0026】
ブーケ用保水装置130では、一の紙コップ10の内部に水が溜められ、一の紙コップ10の内部に、不図示の生花を束ねて収容し、他の紙コップ20、および、一の紙皿110と他の紙皿120の外側に、不図示の化粧用フィルム(包装体)などを巻きつけ、その上から不図示のバンド(帯材)で閉じて形成される。バンド(帯材)は、他の紙コップ20と一の紙皿120との、括れた連結部を連結すれば、形のよいブーケを簡単に製造することができる。
【0027】
本実施形態では、紙コップ10、20と、紙皿110、120と、を用いて組み立てているため、ブーケの製作が容易になり、ブーケ製作時間が短縮される。また、ブーケを使用した使用後には、紙コップ10、30と、紙皿110、120と、を燃えるごみとして、焼却処理できるため、廃棄を容易に行える。他の紙コップ20の第1貫通孔21に一の紙コップ10を嵌め、一の紙コップ10の対のリング3、4の間に他の紙コップ20の第1ひだ状部22を嵌合させているため、他の紙コップ20と一の紙コップ10との連結が強固で、安定する。
【0028】
一の紙コップ10は、第1紙コップ1の内側に、第2紙コップ2を積み重ねることで、第2紙コップ2の外周に、対のリング3、4を形成したが、これに限定されない。例えば、リング3を単体で形成し、第2紙コップ2の外周にリング3を嵌めて形成してもよい。単体のリング3は、第2紙コップ2の外周に接着してもよい。
【0029】
本実施形態では、一の紙皿110の上に他の紙皿120が重ねられ、他の紙皿120には、直径が小さい第3貫通孔221が形成されているため、ブーケの使用時に、第3貫通孔221を通じた水漏れを抑制できる。
【0030】
本実施形態では、ブーケ用保水装置130が2種類の紙コップ10、20と、2種類の紙皿110、120だけで構成される。したがって、ブーケの制作者は、2種類の紙コップ10、20と、2種類の紙皿110、120を準備すればよい。各紙コップ10、20および各紙皿110、120を、それぞれ例えば50個ずつほど重ねて準備すればよいので、整理が容易であり、かつ、かさばらず、搬送が容易である。
【0031】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
【符号の説明】
【0032】
1 第1紙コップ
2 第2紙コップ
3、4 リング
10 一の紙コップ
20 他の紙コップ
21 第1貫通孔
22 第1ひだ状部
30、130 ブーケ用保水装置
110 一の紙皿
120 他の紙皿
121 第2貫通孔
122 第2ひだ状部
221 第3貫通孔
【要約】
【課題】ブーケの製作を容易にし、ブーケ製作時間を短縮でき、搬送時などにかさばることがなく、花が枯れた後の保水装置の廃棄を容易にした。
【解決手段】一の紙コップ10の外周に周方向に延びる対のリング3、4を形成し、他の紙コップ20の底部に第1貫通孔21と、該第1貫通孔21の周縁に延在する第1ひだ状部22とを形成し、他の紙コップ20の第1貫通孔21に一の紙コップ10を嵌めて、一の紙コップ10の対のリング3、4の間に他の紙コップ20の第1ひだ状部22を嵌合させた。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8