【実施例1】
【0018】
図1は、本実施例の商品状態管理システムの構成を示した全体図である。
備蓄先1001に備蓄された防災商品1002a〜1002m、商品状態管理サーバ1004、ユーザ1005の所持する携帯端末1006、通信ネットワーク1007、納入業者1008の所持する携帯端末1009そして入替納入商品1010という構成である。
ここで、ユーザとは、本システムを利用して自らの備蓄先における防災商品の商品状態を維持しているシステム利用者を示す用語として用いる。
また、納入業者とは、本システムによる商品状態維持をサービスとして提供するために本システムの管理の下に新規出荷や入替のための防災商品を備蓄先に届けるデリバリー等を行う者を示す用語として用いる。
【0019】
備蓄先の防災商品1002a〜1002mには、それぞれの商品に固有の固有IDを格納した2次元コード1003a〜1003mが取付けられている。
また、納入業者が入替のために運搬している入替納入商品1010にも、2次元コード1011が取付けられている。
これらの2次元コードは、携帯端末1006や携帯端末1009に設けられたコードスキャン機能によって読取可能である。
ここでは固有IDを格納するコード格納提示手段として、2次元コードが採用されているが、本発明に採用可能なコード格納提示手段はこれに限定されるものでない。採用する携帯端末が読取対応できるものであれば、1次元バーコード、無線タグなどの他の方式のコード格納提示手段が適宜採用されうる。
【0020】
図2は、防災商品に取付けるコード格納提示手段として、2次元コードではなく無線タグを採用した例を示したものである。
変形例の場合、防災商品2001に固有IDを記憶したメモリを有する無線タグ2002を取付けてある。ユーザや納入業者の携帯端末の無線機能によって、メモリに格納された固有IDを読み出す方式である。
【0021】
図3は、商品状態管理サーバ1004の機能構成を示した機能ブロック図である。
携帯端末を操作してアクセスしてくるユーザ1005を認証するユーザ認証部3001、受注部3002、登録部3003、商品出荷依頼部3004、入替予告通知部3005、入替依頼部3006、商品情報提供部3007、データ更新部3008そしてユーザ1005や納入業者1009の携帯端末との通信を制御する通信部3009、ユーザデータベース3010、商品データベース3011そして人員データベース3012という機能構成部から構成される。
ここでユーザが自らの携帯端末に商品状態管理アプリをインストールするに際して、後で説明するユーザ情報がユーザデータベース3010に登録される。
【0022】
(ユーザデータベース)
図4は、ユーザデータベース3010に格納されたユーザ情報のデータ構造を示したブロック図である。ユーザID4001、氏名4002、住所4003、携帯端末の宛先4004、備蓄先IDを含む備蓄先情報4005、決済方法4006そして認証情報4007というデータ項目から構成される。
ここで携帯端末の宛先とは、携帯端末にインストールされる商品状態管理のソフトプログラム(以下、商品状態管理アプリという)のアプリIDであり、当該携帯端末にインストールされるときに当該商品状態管理システムの管理者側に携帯端末の端末IDと紐づけて登録され、ユーザ認証やプッシュ通知に利用される。
【0023】
(商品データベース)
図5は、商品データベース3011に格納されたデータのデータ構造を示したブロック図である。防災商品を個別に識別する固有ID5001、防災商品の商品アイテムの識別情報であるJANコード5002、商品アイテム名5003、使用期限を含む商品情報5004、当該商品を注文したユーザのユーザID5005、備蓄先ID5006そして携帯端末1009の宛先を含む納入業者情報5007という構造である。
ここで使用期限とは、ここの防災商品毎に製造時に設定された使用又は賞味に耐える期間の終りを示す期限であり、賞味期限も含む用語として用いる。
【0024】
図6は、人員データベース3012に格納された人員データのデータ構造を示したブロック図である。
ユーザID6001、備蓄先ID6002そして人員構成データ6003という構成である。
【0025】
人員構成データ6003は、備蓄先に保管された備蓄商品を利用することが想定される家族などの人員となるメンバーそれぞれの個人属性である。
【0026】
図7は、n人の場合の人員構成データのデータ構造の詳細を示し場ブロック図である。人員1の個人属性7001、人員2の個人属性7002、人員nの個人属性7003というように人員毎の属性が格納される。
各人員について、人員識別情報7004、氏名7005、性別7006、生年月日7007、体重7008そして身長7009という属性が格納されている。
【0027】
受注部3002は、ユーザの携帯端末1006から送信された備蓄防災商品リストを含む発注電文を受信する。
【0028】
商品出荷依頼部3003は、納入業者の携帯端末に対して備蓄防災商品リストに係る防災商品についての出荷依頼電文を送信する。
【0029】
登録部3004は、納入業者から備蓄先へ出荷した防災商品について、固有ID、JANコード、商品アイテム名、使用期限、発注に係るユーザID、出荷先の備蓄先IDそして納入業者情報から構成される商品データを商品データベース3011に登録する。
【0030】
入替予告通知部3005は、所定の監視周期の監視タイミングで商品データベースに登録された防災商品の使用期限が、そのタイミングにおいて予め商品アイテムごとに設定した計算方式によって決定される入替時期であるかどうかの判断し、入替時期にある防災商品について、その防災商品のユーザの携帯端末の宛先に入替時期にある防災商品の入替予告通知を、通信部3009を介して、プッシュ通知する。
【0031】
入替依頼部3006は、入替予告通知を受信したユーザの携帯端末1006からの入替指令を通信部3009が受信すると、納入業者情報5007に含まれる宛先に当該入替指令に係る防災商品についての入替依頼を送信する。
【0032】
商品情報提供部3007は、ユーザの携帯端末からの固有IDを含む閲覧要求に応じて、商品データベース3011を参照し、閲覧要求に係る商品情報を含む閲覧情報を閲覧要求に係る携帯端末に送信する。
【0033】
データ更新部3008は、納入業者の携帯端末1009からの入替報告を通信部3009が受信すると、入替に応じて商品データの更新を実行する。
ここで更新とは、入替対象の防災商品の商品データを削除して、新たに入替納入の防災商品の商品データを追加することである。
【0034】
(ユーザの携帯端末)
図8は、本実施例の商品状態管理システムの運営者から提供される商品状態管理のための商品状態管理アプリをインストールしたユーザの携帯端末1006において実現される機能構成部を示したブロック図である。
人員情報入力部8001、テンプレート表示部8002、新規注文依頼部8003、通知受信部8004、入替指令部8005、ID取得部8006、更新依頼部8007、閲覧部8008そして商品状態管理サーバとの通信を制御する通信制御部8009という機能構成部からなる構成である。
【0035】
人員情報入力部8001は、携帯端末に人員情報入力画面を表示し、ユーザによる人員情報入力を支援する。
【0036】
図9は、人員情報入力画面のイメージ図である。
人員情報入力画面9000は、人員情報入力フォーム9001と次の人員入力ボタン9007と入力終了ボタン9008から構成されている。人員情報入力フォームは、氏名入力欄9002、性別入力欄9003、生年月日入力欄9004、体重入力欄9005そして身長入力欄9006が設けられており、備蓄に必要な防災商品リストの作成のための基礎情報となる。
本発明で採用可能な個人属性は、ここで示した人員情報を構成する個人属性に限定されるものではない。異なる種類の個人属性を採用すること、少ない種類の個人属性を採用することなどが可能である。
【0037】
テンプレート表示部8002は、入力された人員情報に基づいて選択された商品アイテムの組と商品アイテム毎に所定の計算方式で計算されたデフォルト数量で構成された備蓄防災商品の数量設定テンプレートを携帯端末に表示する。
図10は、備蓄防災商品の数量設定テンプレートの構成を示すイメージ図である。
備蓄防災商品の数量設定テンプレート画面10000において、商品アイテム名欄10002と数量欄10003とからなる備蓄防災商品の数量設定テンプレート10001と決定ボタン10003から構成され、人員情報に記載された情報を基に商品アイテムの組とそれぞれの数量のデフォルト値が入力されており、ユーザは特に要望のある項目についてのみ変更を加えればよいように数量設定テンプレートが生成され、表示されている。
例えば、人員情報に成人年齢の女性が居れば、備蓄防災商品の数量設定テンプレートは商品アイテム欄に生理用品が加えて生成され、その人数に応じた数量が設定される。また、年齢が2歳未満の乳幼児がいれば、粉ミルク及びおむつといった商品アイテムを加えて生成され、その人数に応じた数量がデフォルト値として設定される。
ここでは、一つの数量設定テンプレートのみが表示される方式が採用されているが、本発明で採用可能な表示の方式はこれに限定されるものではなく、予め設定した複数の商品アイテム選択方式と複数の数量計算方式によって生成された複数の数量設定テンプレートを表示して、ユーザがいずれかの数量設定テンプレートを選択する方式であってもよい。
【0038】
新規注文依頼部8003は、備蓄防災商品設定プレートで設定された備蓄防災商品リストを含む注文依頼電文を商品状態管理サーバ1004に送信する。
図11は、ユーザからの受注に基づく新規出荷の動作を示したシーケンス図である。
以下の説明において単に「携帯端末」と説明の便宜のため簡便に記載しているが、正確には、ユーザの携帯端末は「商品状態管理アプリをインストールした携帯端末」であり、納品業者の携帯端末は「業者用商品状態管理アプリをインストールした携帯端末」である。
【0039】
注文申込ステップ11001において、携帯端末をユーザが操作することによって、防災商品の注文申込のための認証情報を含む申込電文を送信する。
【0040】
ユーザ認証ステップ11002において、商品状態管理サーバ1004によって、申込電文に含まれる認証情報及び商品状態管理アプリのアプリIDとユーザデータベース3010に格納された認証情報とアプリIDとの照合が行われる。
照合が成立すると、商品状態管理サーバ1004によって、認証電文が申込を実行した携帯端末に返信される。
【0041】
人員情報入力ステップ11003において、認証電文を受信した携帯端末によって、人員情報入力画面9000が表示される。
ユーザによって、画面表示された人員情報入力フォーム9001に人員情報が入力され、入力終了ボタン9008の押下げがされると、次の備蓄防災商品リスト決定ステップ11004に動作が移る。
【0042】
備蓄防災商品リスト決定ステップ11004において、携帯端末によって、備蓄防災商品の数量設定テンプレート画面10000が表示される。
ユーザによって、画面表示された備蓄防災商品の数量設定テンプレート10001の各商品アイテムについての数量の確認又は修正が終了すると、決定ボタン10004の押下げがされると、備蓄防災商品リストが決定され、次の注文ステップ11005に動作が移る。
【0043】
注文ステップ11005において、携帯端末によって、決定された備蓄防災商品リストを含む発注電文を商品状態管理サーバ1004に送信する。
【0044】
受注ステップ11006において、商品状態管理サーバ1004によって、
ユーザの携帯端末1006から送信された備蓄防災商品リストを含む発注電文を受信する。
【0045】
新規出荷依頼ステップ11007において、商品状態管理サーバ1004によって、納入業者の携帯端末に対して備蓄防災商品リストに係る防災商品についての出荷依頼電文を送信する。
【0046】
入荷作業ステップ11008において、納入業者によって、備蓄防災商品リストに係る商品の備蓄先における入荷作業が行われる。
【0047】
入荷対象商品読取ステップ11009において、納入業者の携帯端末によって、入荷作業に係る防災商品に取付けられた2次元コードの読取が行わる。
【0048】
入荷報告ステップ11010において、納入業者に操作された携帯端末によって、商品状態監視サーバ1004に対して入荷した防災商品の固有IDを含む新規入荷報告の電文が送信される。
【0049】
登録ステップ11011において、商品状態管理サーバによって、受信した入荷対象商品に係る商品データを商品データベースに登録する。
【0050】
ユーザの携帯端末において実現される機能構成部の説明に戻る。
通知受信部8004は、商品状態管理サーバからの当該ユーザの携帯端末1008にインストールされた商品状態管理アプリを対象アプリとしたプッシュ通知に応じたユーザのアプリ起動アクションに応じて、プッシュ通知に係る入替予告通知の内容を示す画面(商品状態管理アプリがインストールされた携帯端末の機能で表示される、ユーザのアクションを受け入れ、ユーザのアクションに応じた情報表示等をする画面である。以下、インストールされた商品状態管理アプリの機能により表示される画面をアプリ画面という。)を表示する。
【0051】
図12は、入替予告通知のアプリ画面を示したイメージ図である。
通知画面12000において、入替対象となる防災商品の表示エリア12001、使用期限の表示エリア12002そして入替指令を実行させるためのユーザからのアクションを受け入れる入替指令ボタン12003が表示される。
【0052】
入替指令部8005は、入替指令ボタン12003に対するアクションをトリガとして、商品状態管理サーバ1004に対して、当該入替対象となる防災商品について入替指令を送信する。
【0053】
ID取得部8006は、所定のアプリ画面に対するユーザからの読取開始アクションの検知に応じて、当該携帯端末に備えられたスキャナーと協働して、このスキャナーが取得した画像に含まれるコードからコードに格納された固有IDを取得する。
【0054】
閲覧部8007は、ユーザから所定のアプリ画面に対する閲覧依頼操作を受けてID取得部により取得された固有IDやユーザによって入力された固有IDに該当する防災商品の商品情報を商品データベースにアクセスして取得し、当該携帯端末に閲覧のためのアプリ画面を表示する。
更新依頼部8008は、ID取得部により取得された固有IDやユーザによって入力された固有IDに該当する防災商品の商品情報の商品データを更新依頼する電文を商品状態管理サーバに送信する。
【0055】
図13は、ID読取及び閲覧依頼依頼の操作を受け入れるアプリ画面のイメージ図である。
ユーザが閲覧を望む防災商品の固有IDを入力する入力欄13001、スキャナーを使って防災商品に取付けられた2次元コードを読取る機能を起動するスキャンボタン13002、入力及びスキャンで取得された、閲覧を所望する防災商品の固有IDのリスト13003そしてこのリストに表示された防災商品の閲覧を開始するための閲覧開始ボタン13004という構成である。ここに表示されたボタンに対してユーザがボタン押下げアクションをすることにより、所望の機能に係る動作がこのアプリを実装した携帯端末が商品状態管理サーバ等と協働して実行される。
【0056】
図14は、ユーザの操作によって携帯端末に表示された閲覧のアプリ画面である。アプリ画面14000において、閲覧項目14001、入力または読取された固有IDに係る商品情報14002そして更新依頼ボタン14003という画面構成である。
ユーザからの更新依頼ボタン14003に対する押下げアクションが検知されると、更新依頼部の動作により、表示された固有IDの防災依頼商品に係るデータ更新依頼の電文が商品状態管理サーバ1004に送信される。
【0057】
(納入業者端末)
図15は、本実施例の商品状態管理システムの運営者から提供される商品状態管理のための業者用商品状態管理アプリをインストールした納入業者の携帯端末1009において実現される機能構成を示したブロック図である。
商品状態管理サーバ1004との通信を制御する通信制御部15001、ID取得部15002、閲覧部15003、入替報告部15004そして入荷報告部15005という機能構成部から構成される。
【0058】
ID取得部15002は、所定の納品業者用アプリケーションをインストールした携帯端末のアプリ画面に対する納品業者からの読取開始アクションの検知に応じて、当該携帯端末に備えられたスキャナーと協働して、このスキャナーが取得した画像に含まれるコードからコードに格納された固有IDを取得する。
【0059】
閲覧部15003は、ID取得部15002で取得された固有IDに係る防災商品の商品情報を表示する。
図16は、ID取得及び閲覧開始のためのアプリ画面の一例を示したイメージ図である。アプリ画面16000において、読取機能を起動する読取ボタン16001、読取された固有IDのリスト表示160002そしてリスト表示された固有IDに係る防災商品の商品情報を表示するための情報表示ボタン16003という画面構成である。
【0060】
図17は、閲覧部15003の動作によって表示された商品情報表示画面の一例である。アプリ画面17000において、データ項目名17001、取得された固有IDに係るデータ17002、入替報告ボタン17003そして入荷報告ボタン17004という構成である。
【0061】
入替報告部15004は、入替作業を行う納品業者の操作によって取得した入替対象商品の固有IDを商品状態管理サーバに送信する。
ここでは、閲覧部によって表示されたアプリ画面17000における入替報告ボタン17003に対するボタン押下げアクションが検知されると、このアプリ画面に表示された固有IDに係る防災商品の入替が報告される。
【0062】
入荷報告部15005は、入荷作業を行う納品業者の操作によって取得した入荷対象商品の固有IDを商品状態管理サーバに送信する。
ここでは、閲覧部によって表示されたアプリ画面17000における入荷報告ボタン17004に対するボタン押下げアクションが検知されると、このアプリ画面に表示された固有IDに係る防災商品の入替が報告される。
【0063】
(入替に係る動作)
図18は、入替に係る本実施例のシステムの構成要素の動作を示したシーケンス図である。
【0064】
待機ステップ18001において、ユーザの携帯端末1006は、商品状態管理アプリを宛先としたプッシュ通知を待機している。
【0065】
監視タイミングチェックステップ18002において、商品状態管理サーバによって、所定の周期で監視タイミングのチェックが行われる。
監視タイミングである場合、商品状態管理サーバの動作は、入替時期チェックステップにうつり、監視タイミングでなければ次の周期でタイミングチェックステップを行う。
【0066】
入替時期チェックステップ18003において、商品状態管理サーバによって、商品データベースに登録された防災商品の使用期限が、そのタイミングにおいて予め商品アイテムごとに設定した計算方式によって決定される入替時期であるかどうかの判断が行われる。
入替時期に該当する防災商品があると判断されると、商品状態管理サーバの動作は入替予告通知ステップ18004にうつり、入替時期と判断される防災商品がなければ、次の周期でのタイミングチェックステップ18002に戻る。
【0067】
入替予告通知ステップ18004において、商品状態管理サーバによって、その防災商品のユーザの利用者情報に登録されている宛先に入替予告通知をプッシュ通知する。
入替予告通知受信ステップ18005において、ユーザの携帯端末によって、プッシュ通知された入替予告通知に対する所定のアプリ起動アクションが検知される。
アプリ起動ステップ18006において、ユーザの携帯端末で商品状態管理アプリが起動し、入替時期に該当する防災商品を通知する画面(
図12に示すアプリの通知画面12000)が表示される。
【0068】
入替指令ステップ18007において、ユーザの携帯端末において、通知画面に対するユーザからの入替指令ボタンの押下げアクションが検知され、商品状態管理サーバに対して入替指令の電文が送信される。
入替依頼ステップ18008において、商品状態管理サーバによって、入替依頼の電文が納入業者の携帯端末に送信される。
【0069】
入替作業ステップ18009において、ユーザの防災商品の備蓄先で、納入業者によって、入替作業が行われる。
入替対象商品読取ステップ18010において、納入業者の携帯端末によって、入替対象商品に取付けられた2次元コードの読取が行わる。
図16は、入替対象商品の2次元コードの読取をするときのアプリ画面である。
【0070】
入替報告ステップ18011において、納入業者に操作された携帯端末によって、商品状態監視サーバに対して入替報告の電文が送信される。
図17は、入替報告を送信するための納入業者のアクションを受け入れるアプリ画面である。
【0071】
入替納入商品読取ステップ18012において、ユーザによる携帯端末操作によって、入替により納入された入替納入商品の固有IDの読取が行われる。
【0072】
更新依頼ステップ18013において、ユーザによる携帯端末操作によって、入替納入商品の固有IDを含むデータ更新依頼の電文が商品状態管理サーバに送信される。
【0073】
データ更新ステップ18014において、商品状態管理サーバによって、受信した入替対象商品に係る商品データを入替納入商品の商品データに更新する。
【0074】
このような動作によって、備蓄先の防災商品の商品状態が維持され、その商品データも更新される。備蓄先の商品状態と商品データとは同期されており、商品入替後も更新された商品データに基づいてる商品状態を維持することが可能となる。