特許第6680981号(P6680981)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6680981表示装置、及び、表示装置の制御プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6680981
(24)【登録日】2020年3月25日
(45)【発行日】2020年4月15日
(54)【発明の名称】表示装置、及び、表示装置の制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G11B 27/00 20060101AFI20200406BHJP
   G11B 27/34 20060101ALI20200406BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20200406BHJP
   G10K 15/04 20060101ALN20200406BHJP
【FI】
   G11B27/00 D
   G11B27/34 S
   G06F3/0481
   !G10K15/04 302F
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-136681(P2016-136681)
(22)【出願日】2016年7月11日
(65)【公開番号】特開2018-10704(P2018-10704A)
(43)【公開日】2018年1月18日
【審査請求日】2019年6月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】710014351
【氏名又は名称】オンキヨー株式会社
(72)【発明者】
【氏名】岳下 晋也
【審査官】 斎藤 眞
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−260650(JP,A)
【文献】 特開2015−177197(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11B 27/00−27/34
H04N 5/76−5/956
G06F 3/01
G06F 3/048−3/0489
G10K 15/00−15/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部に、コンテンツに関するコンテンツ情報を表示する制御部と、を備え、
前記制御部は、
複数の前記コンテンツ情報において、重複文字列がある場合、
前記複数のコンテンツ情報のうち、先頭の前記コンテンツ情報を左詰で表示し、
前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報においては、前記重複文字列を省略した情報を表示することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報においては、前記コンテンツ情報を右詰で表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報においては、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報における文字列の最大数に基づいて、省略する文字列を決定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報における文字列が最大数の前記コンテンツ情報を右詰で表示し、表示できない前記重複文字列を省略する文字列に決定することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記コンテンツは、楽曲であり、
前記コンテンツ情報は、前記楽曲のタイトル名であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
表示部と、
制御部と、を備える表示装置の制御プログラムであって、
前記表示部へのコンテンツに関するコンテンツ情報の表示、
複数の前記コンテンツ情報において、重複文字列がある場合、
前記複数のコンテンツ情報のうち、先頭の前記コンテンツ情報の左詰での表示、
前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報においては、前記重複文字列を省略した情報の表示、
を実行させることを特徴とする表示装置の制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音楽等のコンテンツに関するコンテンツ情報を表示する表示装置、及び、表示装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
音楽等のコンテンツに関するコンテンツ情報(例えば、楽曲のタイトル名)を表示する表示装置において、コンテンツ情報は、リスト形式で表示される(例えば、特許文献1参照。)。図11は、従来のリスト形式でコンテンツ情報を表示する表示画面の一例を示す図である。図11に示すように、表示画面の上部には、アルバム名が表示されている。アルバム名の表示領域の下に、アルバムに含まれる楽曲のタイトル名が表示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−146483号公報
【特許文献2】特開2015−177197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
表示領域が限られている表示装置においては、クラシックのようにタイトル名が長い場合、タイトル名が省略されてしまう。このため、クラシックのように同じようなタイトル名が連続するアルバムの場合、タイトルに関する同じ情報しか表示されない。例えば、図11においては、同じ情報である「Rachmaninov: Rhapsody On A Theme Of Paganini, Op…」しか表示されていない。このため、ユーザーは、所望のタイトル名の楽曲を選択することが難しい。
【0005】
なお、特許文献2では、番組のタイトル名に重複部分がある場合、重複部分を省略して表示する技術が開示されている。しかしながら、重複部分が省略されるため、番組のタイトル名が分かりにくいという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、ユーザーが所望のコンテンツを選択可能な、コンテンツ情報を表示する表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明の表示装置は、表示部と、前記表示部に、コンテンツに関するコンテンツ情報を表示する制御部と、を備え、前記制御部は、複数の前記コンテンツ情報において、重複文字列がある場合、前記複数のコンテンツ情報のうち、先頭の前記コンテンツ情報を左詰で表示し、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報においては、前記重複文字列を省略した情報を表示することを特徴とする。
【0008】
本発明では、制御部は、複数のコンテンツ情報のうち、先頭のコンテンツ情報を左詰で表示し、先頭のコンテンツ情報以外の複数のコンテンツ情報においては、重複文字列を省略した情報を表示する。このため、各コンテンツ情報において、異なる情報が表示されるため、長い文字数のコンテンツ情報があっても、表示できる文字数が多くなる。これにより、ユーザーが所望のコンテンツを選択しやすくなる。
【0009】
第2の発明の表示装置は、第1の発明の表示装置において、前記制御部は、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報においては、前記コンテンツ情報を右詰で表示することを特徴とする。
【0010】
第3の発明の表示装置は、第1の発明の表示装置において、前記制御部は、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報においては、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報における文字列の最大数に基づいて、省略する文字列を決定することを特徴とする。
【0011】
第4の発明の表示装置は、第3の発明の表示装置において、前記制御部は、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報における文字列が最大数の前記コンテンツ情報を右詰で表示し、表示できない前記重複文字列を省略する文字列に決定することを特徴とする。
【0012】
第5の発明の表示装置は、第1〜第4のいずれかの発明の表示装置において、前記コンテンツは、楽曲であり、前記コンテンツ情報は、前記楽曲のタイトル名であることを特徴とする。
【0013】
本発明では、制御部は、複数のタイトル名のうち、先頭のタイトル名を左詰で表示し、先頭のタイトル名以外の複数のタイトル名においては、重複文字列を省略した情報を表示する。このため、各タイトル名において、異なる情報が表示されるため、長い文字数のタイトル名があっても、表示できる文字数が多くなる。これにより、ユーザーが所望の楽曲を選択しやすくなる。
【0014】
第6の発明の表示装置の制御プログラムは、表示部と、制御部と、を備える表示装置の制御プログラムであって、前記表示部へのコンテンツに関するコンテンツ情報の表示、複数の前記コンテンツ情報において、重複文字列がある場合、前記複数のコンテンツ情報のうち、先頭の前記コンテンツ情報の左詰での表示、前記先頭のコンテンツ情報以外の前記複数のコンテンツ情報においては、前記重複文字列を省略した情報の表示、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ユーザーが所望のコンテンツを選択しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態に係るデジタルオーディオプレーヤーの構成を示すブロック図である。
図2】楽曲のタイトル名を表示する表示画面の一例である。
図3】リストを表示する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
図4】リストを表示する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
図5】楽曲のタイトル名を表示する表示画面の一例である。
図6】リストを表示する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
図7】リストを作成する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
図8】リストを作成する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
図9】パターンリストを作成する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
図10】パターンリストの一致を確認する場合のデジタルオーディオプレーヤーの処理動作を示すフローチャートである。
図11】従来のリスト形式でコンテンツ情報を表示する表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデジタルオーディオプレーヤー(以下、「DAP」という。)の構成を示すブロック図である。DAP1(表示装置)は、ヘッドホン101にアナログオーディオデータ(音声信号)を出力する。ヘッドホン101は、アナログオーディオデータに基づいて、音声を外部に出力する。図1に示すように、DAP1は、CPU2、記憶部3、表示部4、操作部5、DSP6、D/Aコンバーター(以下、「DAC」という。)7、増幅回路8、無線モジュール9、USBインターフェース(以下、「USB I/F」という。)10を備える。
【0018】
CPU(Central Processing Unit)2(制御部)は、制御プログラム、OSプログラム、アプリケーションプログラムに従って、DAP1を構成する各部を制御する。記憶部3は、CPU2の主メモリとして機能するRAM(Random Access Memory)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、OSプログラム、アプリケーションプログラム等のプログラム、デジタルオーディオデータ等の各種データを記憶するフラッシュメモリから構成されている。なお、記憶部3は、例示する構成に限られず、HDD(Hard Disk Drive)等を含んでいてもよい。
【0019】
表示部4は、種々の画像(静止画像、動画像を含む)を表示するものであり、液晶パネルにより構成されている。操作部5は、各種設定を行うための操作キー、及び、表示部4と連動したタッチパネルを備えている。ユーザーは、操作部5を介して、各種の文字入力、設定などを行うことが可能である。
【0020】
DSP(Digital Signal Processor)6は、デジタルオーディオデータに、イコライザー処理等の信号処理を行う。DAC7は、デジタルオーディオデータをアナログオーディオデータにD/A変換する。増幅回路8は、DAC7がD/A変換したアナログオーディオデータを増幅し、ヘッドホン101に出力する。無線モジュール9は、Bluetooth(登録商標)規格、Wi−Fi規格に従った無線通信を行うためのものである。USB I/F10は、USB規格に従った通信を行うためのものである。
【0021】
CPU2は、表示部4に、楽曲(コンテンツ)に関するタイトル名(コンテンツ情報)を表示する。このとき、CPU2は、複数のタイトル名において、重複文字列が存在する場合、複数のタイトル名のうち、先頭のタイトル名を左詰で(先頭から)表示する。また、CPU2は、先頭のタイトル名以外の複数のタイトル名においては、重複文字列を省略して表示する。言い換えれば、CPU2は、複数のタイトル名において、重複文字列が存在する場合、N番目(Nは自然数)のタイトル名を全文表示、(N+1)番目以降のタイトル名の重複文字列を省略して表示する。
【0022】
第1実施形態では、図2に示すように、CPU2は、先頭のタイトル名以外の複数のタイトル名においては、右詰で表示する。言い換えれば、CPU2は、(N+1)番目以降のタイトル名を右詰で表示する。図2においては、重複文字列「Rachmaninov: Rhapsody On A Theme Of Paganini」等が省略して表示されている。
【0023】
リストを表示する場合のDAP1の処理動作を、図3及び図4に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、CPU2は、Nを0とする(S1)。次に、CPU2は、N番目のタイトル名を取得する(S2)。次に、CPU2は、N番目のタイトル名を左詰で表示する(S3)。次に、CPU2は、MをNとする(S4)。次に、CPU2は、(M+1)番目のタイトル名を取得する(S5)。次に、CPU2は、(M+1)番目のタイトル名が表示領域からはみ出すか否かを判断する(S6)。CPU2は、(M+1)番目のタイトル名が表示領域からはみ出すと判断した場合(S6:Yes)、仮グループ名が保存されているか否かを判断する(S7)。ここで、仮グループ名は、複数のタイトル名における重複文字列である。
【0024】
CPU2は、仮グループ名が保存されていると判断した場合(S7:Yes)、タイトル名に仮グループ名が含まれているか否かを判断する(S8)。CPU2は、タイトル名に仮グループ名が含まれていると判断した場合(S8:Yes)、(M+1)番目のタイトル名を右詰で表示する(S9)。次に、CPU2は、全楽曲のタイトル名を表示したか否かを判断する(S10)。CPU2は、全楽曲のタイトル名を表示したと判断した場合(S10:Yes)、処理を終了する。CPU2は、全楽曲のタイトル名を表示していないと判断した場合(S10:No)、Mを1増加させる(S11)。次に、CPU2は、S5の処理を行う。
【0025】
CPU2は、仮グループ名が保存されていないと判断した場合(S7:No)、タイトル名の先頭の文字列が1単語以上同じであるか否かを判断する(S12)。CPU2は、タイトル名の先頭の文字列が1単語以上同じであると判断した場合(S12:Yes)、同じ文字列を抜き出して、仮グループ名として保存する(S13)。次に、CPU2は、(M+1)番目のタイトル名を右詰で表示する(S9)。
【0026】
CPU2は、(M+1)番目のタイトル名が表示領域からはみ出さないと判断した場合(S6:No)、又は、タイトル名に仮グループ名が含まれていないと判断した場合(S8:No)、保存されている仮グループ名を削除する(S14)。CPU2は、S14の処理の後、又は、タイトル名の先頭の文字列が1単語以上同じでないと判断した場合(S12:No)、全楽曲のタイトル名を表示したか否かを判断する(S15)。CPU2は、全楽曲のタイトル名を表示したと判断した場合(S15:Yes)、処理を終了する。CPU2は、全楽曲のタイトル名を表示していないと判断した場合(S15:No)、Nを1増加させる(S16)。次に、CPU2は、S2の処理を行う。
【0027】
(第2実施形態)
第2実施形態では、CPU2は、先頭のタイトル名以外の複数のタイトル名においては、先頭のタイトル名以外の複数のタイトル名における文字列の最大数に基づいて、省略する文字列を決定する。具体的には、CPU2は、図5に示すように、文字列が最大数のタイトル名(図5における2番目のタイトル名)を右詰で表示し、表示できない重複文字列を省略文字列に決定する。そして、CPU2は、省略文字列を重複記号「〃」で表示する。CPU2は、他のタイトル名においては、省略文字列を重複記号「〃」で表示し、残りの文字列はそのまま表示する。
【0028】
リストを表示する場合のDAP1の処理動作を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、CPU2は、リスト内の全楽曲情報(タイトル名)を取得する(S21)。次に、CPU2は、リストから同じタイトル部分(重複文字列)を検索し、グループ化した配列の集合に格納する(リスト作成)(S22)。次に、CPU2は、同じグループ名で1番目のタイトル名を左詰で表示する(S23)。次に、CPU2は、同じグループ名で、且つ、2番目以降のタイトル名で省略文字を「〃」で表示し、省略文字以降のタイトル名をそのまま表示する(S24)。次に、CPU2は、全楽曲のタイトル名を表示したか否かを判断する(S25)。CPU2は、全楽曲のタイトル名を表示したと判断した場合(S25:Yes)、処理を終了する。CPU2は、全楽曲のタイトル名を表示していないと判断した場合(S25:No)、S23の処理を実行する。
【0029】
リストを作成する場合のDAP1の処理動作を、図7及び図8に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、CPU2は、Nを0とする(S31)。次に、CPU2は、N番目のタイトル名を取得する(S32)。次に、CPU2は、表示領域からはみ出している文字列を抜き出して、省略文字として保存する(S33)。次に、CPU2は、MをNとする(S34)。次に、CPU2は、(M+1)番目のタイトル名を取得する(S35)。次に、CPU2は、(M+1)番目のタイトル名が表示領域からはみ出すか否かを判断する(S36)。CPU2は、(M+1)番目のタイトル名が表示領域からはみ出すと判断した場合(S36:Yes)、グループ名が保存されているか否かを判断する(S37)。
【0030】
CPU2は、グループ名が保存されていると判断した場合(S37:Yes)、タイトル名がグループ名に含まれているか否かを判断する(S38)。CPU2は、タイトル名がグループ名に含まれていると判断した場合(S38:Yes)、M番目の文字列サイズが、(M+1)番目の文字列サイズ以上であるか否かを判断する(S39)。CPU2は、M番目の文字列サイズが、(M+1)番目の文字列サイズ以上でないと判断した場合(S39:No)、表示領域からはみ出している文字列を抜き出して、省略文字として保存する(S40)。CPU2は、S40の処理の後、又は、M番目の文字列サイズが、(M+1)番目の文字列サイズ以上であると判断した場合(S39:Yes)、全楽曲のタイトル名をリスト化したか否かを判断する(S41)。
【0031】
CPU2は、全楽曲のタイトル名をリスト化したと判断した場合(S41:Yes)、処理を終了する。CPU2は、全楽曲のタイトル名をリスト化していないと判断した場合(S41:No)、Mを1増加させる(S42)。次に、CPU2は、S34の処理を行う。
【0032】
CPU2は、グループ名が保存されていないと判断した場合(S37:No)、タイトル名の先頭の文字列が1単語以上同じであるか否かを判断する(S43)。CPU2は、タイトル名の先頭の文字列が1単語以上同じであると判断した場合(S43:Yes)、同じ文字列を抜き出して、グループ名として保存する(S44)。次に、CPU2は、S39の処理を行う。
【0033】
CPU2は、タイトル名が表示領域からはみ出していないと判断した場合(S36:No)、又は、タイトル名にグループ名が含まれていないと判断した場合(S38:No)、保存されているグループ名を削除する(S45)。また、CPU2は、タイトル名の先頭の文字列が1単語以上同じでないと判断した場合(S43:No)、又は、S45の処理の後、保存されている省略文字を削除する(S46)。次に、CPU2は、全楽曲のタイトル名をリスト化したか否かを判断する(S47)。CPU2は、全楽曲のタイトル名をリスト化したと判断した場合(S47:Yes)、処理を終了する。CPU2は、全楽曲のタイトル名をリスト化していないと判断した場合(S47:No)、Nを1増加させる(S48)。次に、CPU2は、S32の処理を行う。
【0034】
パターンリストを作成する場合のDAP1の処理動作を、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、CPU2は、タイトル名を取得する(S51)。次に、CPU2は、i、jを0とする(S52)。次に、CPU2は、タイトル名のi番目文字がスペースであるか否かを判断する(S53)。CPU2は、タイトル名のi番目文字がスペースであると判断した場合(S53:Yes)、jを単語長として配列に格納する(S54)。次に、CPU2は、(i−j)番目〜i番目を単語文字列として配列に格納する(S55)。次に、CPU2は、jを0とする(S56)。次に、CPU2は、iを1増加させる(S57)。次に、CPU2は、タイトル名のi番目文字が終端であるか否かを判断する(S58)。CPU2は、タイトル名のi番目文字が終端であると判断した場合(S48:Yes)、処理を終了する。CPU2は、タイトル名のi番目文字が終端でないと判断した場合(S48:No)、S53の処理を行う。
【0035】
CPU2は、タイトル名のi番目文字がスペースでないと判断した場合(S53:No)、jを1増加させる(S59)。従って、単語長が1増加する。次に、CPU2は、S57の処理を行う。
【0036】
パターンリストの一致を確認する場合のDAP1の処理動作を、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、CPU2は、タイトル名Aのパターンリストと、タイトル名Bのパターンリストと、を取得する(S61)。次に、CPU2は、i、jを0とする(S62)。次に、CPU2は、タイトル名Aのi番目の単語長と、タイトル名Bのi番目の単語長と、が一致するか否かを判断する(S63)。CPU2は、タイトル名Aのi番目の単語長と、タイトル名Bのi番目の単語長と、が一致すると判断した場合(S63:Yes)、タイトル名Aのi番目の単語文字列と、タイトル名Bのi番目の単語文字列と、が一致するか否かを判断する(S64)。CPU2は、タイトル名Aのi番目の単語文字列と、タイトル名Bのi番目の単語文字列と、が一致すると判断した場合(S64:Yes)、0〜j番目までの文字列をグループ名として配列に格納する(S65)。
【0037】
次に、CPU2は、jを0とする(S66)。CPU2は、iを1増加させる(S67)。CPU2は、タイトル名のi番目文字が終端であるか否かを判断する(S68)。CPU2は、タイトル名のi番目文字が終端であると判断した場合(S68:Yes)、処理を終了する。CPU2は、タイトル名のi番目文字が終端でないと判断した場合(S68:No)、S63の処理を行う。
【0038】
CPU2は、タイトル名Aのi番目の単語長と、タイトル名Bのi番目の単語長と、が一致していないと判断した場合(S63:No)、処理を終了する。また、CPU2は、タイトル名Aのi番目の単語文字列と、タイトル名Bのi番目の単語文字列と、が一致していないと判断した場合(S64:No)、jを1増加させる(S69)。次に、CPU2は、S67の処理を行う。
【0039】
以上説明したように、本実施形態では、CPU2は、複数のタイトル名のうち、先頭のタイトル名を左詰で表示し、先頭のタイトル名以外の複数のタイトル名においては、重複文字列を省略した情報を表示する。このため、各タイトル名において、異なる情報が表示されるため、長い文字数のコンテンツ情報があっても、表示できる文字数が多くなる。これにより、ユーザーが所望のコンテンツを選択しやすくなる。
【0040】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
【0041】
上述の実施形態においては、コンテンツ情報を表示する表示装置として、DAPを例示した。これに限らず、スマートフォン、タブレットPC等であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、音楽等のコンテンツに関するコンテンツ情報を表示する表示装置、及び、表示装置の制御プログラムに好適に採用され得る。
【符号の説明】
【0043】
1 DAP(表示装置)
2 CPU(制御部)
3 記憶部
4 表示部
5 操作部
6 DSP
7 DAC
8 増幅回路
101 ヘッドホン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11