【文献】
高野 祐太郎,投稿型動画視聴システムにおけるユーザ間リアルタイムコミュニケーション支援システム,電子情報通信学会論文誌 (J93−D) 第10号,日本,社団法人電子情報通信学会,2010年10月 1日,第J93-D巻 第10号,2302〜2316
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
具体的に添付図面を参照して本発明を説明する。本質的に、本発明は、例えばスマートフォン、タブレットコンピュータ、モバイルデバイスおよび/またはスマートTVなどの所謂スマートデバイスによって動作するモバイルアプリケーションや同様な他のソフトウェアによって実行可能なリブロードキャスティングおよびグループストリーミングのコンピュータを利用する体系的な手段に関する。上述したように、リブロードキャスティングは、メンバーの、あるいはユーザーの再生の好みを検出するソーシャル機能として見ることができ、当該メンバーは、例えば少なくとも二人のメンバー(10)からなる、例えば(100)で示すユーザーグループまたはメンバーグループの一部である。例えば、包括的なモバイルデバイスは、
図11および
図13に(101)で示し、そしてメンバーグループ(100)は、メンバーグループ(100)における個々のメンバーを表す一連のモバイルデバイス(101)を有する。
【0015】
従って、メンバーグループまたはユーザーグループ(100)のコンテンツ発生(initiator or origination)メンバーが、本発明のデバイス動作アプリケーションまたはシステムの機能によって、コンテンツ源に関係なく、ユーザーグループまたはメンバーグループ(100)の他のメンバーへのリブロードキャスティングを開始することができる。即ち、あるメンバーが再生セレクションをデバイス(101)などにおいてユーザーグループまたはメンバーグループ(100)の他のメンバーにリブロードキャスティングする。これら他のメンバーは、パブリックまたはプライベートに関係なく選択ソーシャルサークル内にある。
【0016】
例えば、サブセットはあるジャンルの音楽または映画における友人、ファンのグループか、あるいは地理的に規定されたサブセットであればよく、この場合選択ソーシャルサークルが、ユーザーグループ内のコンテンツ発生メンバーによって開始されたストリーミングまたは配信されたコンテンツを処理することによって、ユーザーグループ(100)のメンバーとして加入でき、コンテンツベースの、あるいはコンテンツ起動のプラットフォームを構築でき、ソーシャルインターアクション(対話)が可能になる。
【0017】
コンテンツソースは、ユーザーが発生する直接再生セレクションであればよく、あるいは別な人物かグループによってアルゴリズム発生か、あるいはアルゴリズム管理(algorithmically generated or curated)した間接ストリームから得たコンテンツソースであればよい。例えば、オーディオソースは第3者サービスを起源とするものでよく、他のメンバーデバイス(101)のリブロードキャストオーディオ信号は、発生メンバー自身のデバイス(101)やモバイルアプリケーションから発信する必要はない。
【0018】
次に、このリブロードキャストがメンバー間ダイアログまたはダイアログプラットフォームのベースになり、これによってユーザーグループ(100)のメンバーがリアルタイムで、オーディオオーバーレイやビデオオーバーレイなどを行う多数の手段によってコメンタリーを行うか、あるいはテキストベースのコメンタリーを行う。このダイアログは、少なくともグループ(100)が処理するリブロードキャストをベースとするともので、これによってユーザーグループ(100)のメンバーにコンテンツストリームとこれに基づくソーシャルインターアクションの手段の両者を与える。このように、本発明のソーシャルリブロードキャスティング・システムまたはアプリケーションは、これら目的を実現する多くの潜在的な可能性を有するものである。
【0019】
ファイルマッチングリブロードキャスティング・システムの全体を
図1に示す。この態様では、メンバーまたはユーザーが、第3者アプリケーション(2)を介して装置(1)で音楽を聴いているか、あるいは他のメディアコンテンツを処理している。アプリケーション(2)は、例えば(30)において、モバイル作動システムまたはアプリケーションに共通するAPI(system Application Program Interface)(3)を介してメディアコンテンツを再生する。本発明の“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)の場合、API(3)から実際に再生しているオーディオのオーディオ波形データを、例えば(31)においてリクエストするのが好ましい。
【0020】
ユーザーまたはメンバーが“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)の“自分のストリームをブロードキャスティングする”機能を使用可能にした場合、アプリケーション(4)が“Vertigo”ブランドのサーバー(5)にオーディオ波形データを配信(6)する。“Vertigo”ブランドのサーバーがファイルマッチング技術(7)を使用して、第3者アプリケーション(2)を介してユーザーまたはメンバーによって再生されている楽曲を確認し、次に好ましくは例えば(8)で示すグループ協調管理サービス(group−collaborative curating service)を介してユーザーまたはメンバーグループまたは選択ソーシャルサークル(100)の他のユーザーまたはメンバー(10)にメディアコンテンツ(11)を(符合9で示すように)配信する。
【0021】
図2を参照して説明すると、ここで検討するのは、本発明の所謂“In−App”リブロードキャスティング・システムまたはアプリケーションである。目的の機能を実現する方法または態様の場合、例えば(7)で示す好ましいファイルマッチング技術は必要ない。単にメンバーユーザーが再生リストを作成しているか、あるいはメンバーデバイス(1)と連携(cooperable)する “Vertigo”アプリケーション(4)内から楽曲を選択しているからである。“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)は、例えば(6)において、ユーザーまたはメンバーが処理しているコンテンツ(11)を“Vertigo”ブランドの管理サービス(8)に伝える。次に、このコンテンツ(11)を選択ソーシャルサークルまたはメンバーグループ(100)のユーザーまたはメンバー(10)にリブロードキャスティングする。
【0022】
図3を参照して説明すると、ここで検討するのは、本発明のHTTP−転送型ソーシャルリブロードキャスティング・システムである。この態様のソーシャルリブロードキャスティング・システムは、ユーザーまたはメンバーが“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)を使用するが、処理しているのは第3者サービスプロバイダー(13)が例えば(6)において提供する楽曲またはメディア(12)を処理する場合に使用する。ユーザーまたはメンバーは“Vertigo”ブランドアプリケーション(4)内において再生リクエストを行うが、これは第3者サービス(13)に転送される。“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)が、同時に、例えば(15)において、ユーザーによって第3者サービス(13)からリクエストされているオーディオまたはメディアに対するリソース参照を“Vertigo”ブランドの管理サービス(8)に配信する。次に、“Vertigo”ブランドの管理サービス(8)が、例えば(14)において、第3者サービスプロバイダー(13)からリソースを提供することをリクエストし、例えば(9)において、メディアコンテンツ(11)を選択ソーシャルサークル(100)内のユーザー(10)に配信する。
【0023】
図4を参照して説明すると、ここで検討するのは、本発明の第3者型ソーシャルリブロードキャスティング・サービスまたはシステムである。この態様の対象は、例えば(18)で示す第3者サービスプロバイダーである。この第3者サービスプロバイダー(18)の場合、例えば(19)で示すアプリケーションおよび/またはサービスを例えば(21)においてサービスプロバイダー(18)に登録する。ユーザーまたはメンバーが再生している楽曲またはメディアコンテンツ、および(アプリケーション/サービス(19)を介して断続的に更新される)メディアコンテンツまたは楽曲内のユーザーの現在位置、従って別な関連のないアプリケーション/サービス(20)によってユーザーによって消費されているメディアコンテンツを検索でき、例えば(22)において、これをアプリケーション/サービス(20)にリブロードキャスティングできる。
【0024】
具体的には図示せず、かつ説明していない本発明のソーシャルリブロードキャスティング・システムの別な考えられる態様では、ユーザーのオーディオストリームの記録およびリブロードキャスティングを意図する。このアプローチは、それほど好ましいものではない。モバイル帯域幅に問題が生じ、ある種のプライバシー問題が発生するからである。これは、例えばこのアプリケーションによってはメディアコンテンツ(例えば音楽)と通話からの単純なオーディオ出力との間を判別できない場合について成立する。
【0025】
本発明のグループストリーミング・システム、アプリケーションなどの主な対象は、例えば(100)で示すユーザーグループのメンバー(10)に応じて協調管理するコンテンツまたはメディアストリームを最適化することである。
図5を参照して説明すると、ここで検討するのは、例えば(17)で示す
入力はユーザーグループのメンバーまたはグループストリーム加入者(10)が、例えば(16)で示す協調的なグループストリーミング管理コンパイリングサービス、システムまたはアプリケーションを好む場合である。
【0026】
図6を参照して説明すると、ここで検討するのは、本発明のグループストリーミングの方法(process or methodology)である。本発明のグループストリーミング方法の基本的な機能は、例えば(100)で示すユーザーグループの例えば(10)で示すメンバーまたは加入者がコンテンツ配信をコ協調的に管理することを可能にすることである。好ましくは、この方法は、全体を(32)で示すように、ユーザーグループの潜在的メンバーがこのユーザーグループに加入することを促すことによって協調的に管理したグループストリームを開始するステップを有する。
【0027】
このように協調管理したグループストリームに加入することを促すが、次に、これをユーザーグループの潜在的なメンバーによって個々にそれぞれ受諾してもらい、これによって潜在的なメンバーが、全体を(33)で示すように、グループストリームに加入し、ユーザーグループ(100)のメンバーになる。次に、各ユーザーまたはメンバー(10)が個々にそれぞれの好みをグループ管理システムまたはアプリケーション(16)に入力(17)する。これの全体を(34)で示す。
【0028】
そしてグループ管理システムまたはアプリケーション(16)が、それぞれ個々に入力されたユーザーの好みを、グループ管理プロファイルと呼ぶことができるものに編集し、全体を(35)で示すように、グループ(100)の全体的な趣味や好みにメディアコンテンツを特化する。次に、最初にグループ管理プロファイルによって規定されたように、メディアコンテンツをユーザーグループ(100)のメンバー(10)に配信する。
【0029】
本発明のグループストリーミング方法の場合、グループ管理プロファイルに対する改善を強く求め、これを受諾することによってグループ管理プロファイルを連続的にまたは定期的に更新するように動作する機能の実現を求めている。換言すると、シーケンシャルなコンテンツ配信を進めている間、個々のユーザーによってグループ管理プロファイルを定期的な付加入力でそれぞれ個々に更新することによって、全体を(36)で示すように、メディアコンテンツのグループ管理プロファイルおよび配信を最適化できる。換言すると、例えば(17)において、“liking(趣味)”やアップボーティング(up−voting)、ダウンボーティング(down−voting)などの複数の初期かつ進行中の入力を使用することによって、個々のメンバーまたは加入者がグループ管理プロファイルを再規定することができる。
【0030】
既に説明したように、本発明のソーシャルリブロードキャスティング・システムまたはアプリケーションおよび本発明のグループストリーミング・システムまたはアプリケーションはいずれも、少なくとも配信されたコンテンツまたは共有されたコンテンツに基づいてメンバー間交信を使用可能にするある種の形式的手段を有することが好ましい。従って、本発明の場合、ライブオーディオオーバーレイ機能を組み込むことが好ましく、ユーザーグループ(100)のメンバー(10)が(電話会議と同様に)(アルゴリズム管理した、あるいは手動管理した)オーディオストリームまたはメディアストリームにオーバーレイしたオーディオストリームと会話(converse)できる。
【0031】
この技術思想に対応するために、ある種のIn−Streamソーシャルインターアクションをオーディオオーバーレイ機能の一部として組み込む。即ち、本発明のソーシャルリブロードキャスティング/グループストリーミング・システムまたはアプリケーションの両者は、いわばストリーム中に、あるいはストリーム間においてユーザーまたはメンバー(10)がメディアコンテンツに関するコメンタリーを発信することを可能にすることを意図している。この点に関して、コメンタリーは楽曲の特定のポイント(例えば歌詞)や、あるいは映画のセリフに結びつくものや、あるいはこれらに関するものでよい。オーディオオーバーレイ機能に、テキストフォーマットやビデオフォーマットの形でコメンタリーを発信する機能を加えてもよい。コンテンツの使用/再生に関してある種のプロトコルに従うように発信されたコメントの長さおよび/または位置に制限を設けることが好ましい。
【0032】
本発明では、さらにソーシャルモード機能も意図し、これによってシステムをメンバーデバイス(101)の“ソーシャルモード”の物理的転送によって起動する。ユーザー、あるいはメンバー(10)がコメントするか、リブロードキャスティングのいずれかによって再生時の楽曲またはメディアファイルと相互依存的(ソーシャル)に会話することを望む場合には、ユーザー、あるいはメンバーが、
図11に全体を(38)で示す垂直転送からデバイスを
図13に全体を(37)で示す水平転送に転換すればよい。
【0033】
メンバーデバイス(101)を水平転送(37)に転換することによって、“ソーシャルモード”が起動し、デバイス(101)がオーディオ波形と相互作用し、楽曲にコメントした、あるいはこの楽曲を聞いている他のメンバー(1)、あるいはユーザーまたはメンバー(10)が現在会話しているコンテンツを処理している他のメンバー(1)の位置を見つける。このため、ユーザーが以前アプリケーション内の何処にいても、ユーザーがメディアと直接会話することができる。これら機能はいずれもソーシャルモードにある時にアクセス可能である。このソーシャルモードの場合、デバイス(11)と連携するジャイロスコープ手段によって起動するのが好ましい。またこの手段はデバイスの水平位置(37)を検出し、かつアプリケーションをソーシャルモードに変換するように作動する。
【0034】
さらに、本発明は、地理的に決定された、あるいは地理的にフェンスを巡らせたブロードキャストストリームまたはグループストリームを対象とした国際特許出願PCT/US2015/019099に記載され、かつより詳細にはっきり説明されているいくつかの技術思想の拡張および/または採用を意図している。地理的にフェンスを巡らした位置へのストリーミングに部分的に焦点を当てた上記出願の拡張として、本発明は(ライブまたはプログラム式)配信を特定の、地理的にフェンスを巡らした位置にストリーミングし、ライブイベント、ブロードキャストまたは管理したラジオブロードキャストをストリーミングするストリーミング機能を意図するものである。
【0035】
ユーザーまたはメンバー(10)がシェアリング、コメント、趣味などのソーシャルアクティビティ(社会的相互依存活動)に関与し、同時にモバイルデバイス(101)を介して交信を行うとともに、(自動車、バイクなどの)乗り物を運転するためには、ユーザーまたはメンバー(10)はまず乗り物を連続的かつ安全に運転しなければならない。このように、多くの場合、モバイルデバイスまたはメンバーデバイス(101)は手を使わずに使用しなければならない。
【0036】
メンバーデバイス(101)を介してソーシャルメディアアクティビティ(音楽やメディアのシェアリング、ライキング、コメント、インバイティングなど)に従事した状態で、モバイルデバイスまたはメンバーデバイス(101)を使用するためには、ユーザーまたはメンバー(10)は、その指または手を使用して、あるいはある形態の音声起動を介して単にモニターするだけで(コメント、ライキング、シェアリングなどの)ソーシャルアクティビティを起動する手段が必要である。この手段によって、ユーザーの手は妨害を受けることがなく、また負傷することもなく、運転/ハンドル操作の主なアクティビティから気を散らすこともなくなる。
【0037】
この点に関して、本発明のソーシャルリブロードキャスティング・システムおよびグループストリーミング・システムの場合、ある種の音声、手あるいは指で操作できる手段を有するのが好ましい。この手段は、乗り物の装備と連動し、ユーザーがソーシャルリブロードキャスティング・システムおよびグループストリーミング・システム、あるいは例えばBluetooth技術やその他の類似無線リンケージを介してメンバーデバイス(101)にリンクした“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)を迅速かつ安全に起動できる。
【0038】
次に
図7〜
図10を参照して説明する。これら図において、全体として(40)でハンドルを示す。このハンドル(40)には、ハンドル装着ボタンを装備する。これらボタンによって、(a)全体を
図7〜
図10に示すように、“Vertigo”ブランドのボタン(39)を介して“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)、あるいは(b)例えばボタン(41)における“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)の各種機能を起動し、例えばボタン(42)で促し、そして
図7および
図9に全体を示すように、例えばボタン(43)においてコメント/ライキングを発信する。
【0039】
従って、本発明のソーシャルリブロードキャスティング・システムおよびグループストリーミング・システムの場合、乗り物(自動車、モーターバイクなど)のハンドル機構(例えば(40)で示すハンドル、ハンドル軸など)に装着された例えば(39)、(41)、(42)、(43)などの“Vertigo”ブランドのソーシャルメディア・エンゲージメントボタンを介して乗り物の装備に基づいたときに操作可能になるのが好ましい。即ち、起動するのが好ましい。ボタン(39)、(41)、(42)、(43)で例示するソーシャルメディア・エンゲージメントボタンの場合、ボタン(39)、(41)、(42)、(43)が例えば(102)で示すユーザーの親指または例えば(103)で示す任意の指の範囲内に収まるように、ハンドル(40)で例示されるハンドル機構に設けるのが好ましい。所定の選択ボタンが押されると、コメンティング、シェアリング、ライキングなどのソーシャルアクティビティのすべてが、音声起動コマンドによって、あるいはソーシャルアクティビティ/アクション(例えばコメント、シェア、ライクなど)のコマンドを示すように予めプログラミングされたクリック数(例えばクリック数1、2など)に基づいて起動する。
【0040】
なお、自動トランスミッションを装備した現代の乗り物の多くは、運転操作中一方の(左)足は“自由な”状態にある。これは、ドライバーの左足を他の本質的ではないクリック操作、タップ動作、音楽に合わせてリズムを取るなどのアクティビティのために使用できることを意味する。さらに、本発明は、ソーシャルメディア/その他の交信手段としてドライバーの自由な(例えば左)足による操作性を対象として設計された、例えばデバイス(101)などのモバイル交信デバイスや内蔵交信手段と交信するか、あるいはこれに接続された内蔵デバイスや、独立した(着脱式の)遠隔/無線デバイス、あるいは有線デバイスを意図するものである。この具体的な技術思想それ自体は具体的に図示していないが、本明細書に記載し、かつ
図7〜
図10に明示したように、手で操作可能なボタンを装備した実施例のハンドル機構に固有なものとして包含されるものである。
【0041】
さらに、本発明の各種機能を起動する、足で操作可能は手段の場合、乗り物の床に設けるのが有利なドライバーの左足の下に設ける内蔵プッシュ/タップボタンとして設けることが可能である。このボタンは、メンバーデバイス(101)と遠隔/無線交信するものでもよく、あるいは乗り物内のメンバーデバイス(101)または内蔵交信手段に有線接続してもよい。この足で操作可能なボタンの場合、ボタンが特定のオペレーターに適合するより適正な位置にくるように調節手段を有するのが好ましい。
【0042】
足で操作可能なボタンの場合、クリック数/タップ数によって異なるコマンドを、例えばシェアリングについてはクリック数1、ライキングについてはクリック数2のように、伝えることできるようにするのが好ましい。ハンドル機構(40)が手で起動可能な機能を使用可能にする一連のボタンを有するのとちょうど同じように、本発明はさらに、足で起動可能な手段については、乗り物の床かその他の場所に設置可能で、交信のソーシャルメディア/その他の手段として作用する独立した着脱可能なボタンデバイスで構成することも意図している。この独立した着脱可能なプッシュ/タップボタンデバイスはデバイス(101)などのモバイル交信デバイスに遠隔/無線接続してもよく、あるいは内蔵交信手段に接続してもよい。また、独立した着脱可能なプッシュ/タップボタンデバイスの場合、多数のクリック数/タップ数を使用して異なるコマンドを、例えばシェアリング機能についてはクリック数1、ライキング機能についてはクリック数2のように、伝えることできるようにするのが好ましい。
【0043】
(a)ソースに関係なく、ユーザーグループの個々のメンバーがユーザーグループの他のメンバーに選択コンテンツをリブロードキャスティングできるソーシャルリブロードキャスティング態様および(b)ユーザーグループのメンバーがコンテンツ配送を協調管理できるグループストリーミング・システムの両者を含む本発明の前記体系的な態様については、ユーザーグループの少なくとも二人の当事者またはメンバー間においてメディアコンテンツのリアルタイムな同期を行う機能をもつある種のスマートルーティング・パラメーターで処理する。このメディアコンテンツは少なくとも2つの独立した著作権アクセスポイントまたは環境から入手することが可能である。
【0044】
本発明が意図している所謂スマートルーティング技術については、国際特許出願PCT/US2014/069067(‘067出願)に対応する明細書にはっきりと明示されている。なお、これら明細書はここに援用するものとする。本発明のシステムに関連して所謂スマートルーティングを要約すると、ユーザーまたはメンバー(10)が既に所有しているか、あるいはユーザーまたはメンバーが合法にアクセスできる楽曲または他のメディアの再生に関するリクエストに関してユーザーまたはメンバー(10)がリブロードキャスティングトリームまたはグループストリームから入力を促された場合、“Vertigo”ブランドのサーバー(5)およびアプリケーション(4)が、ユーザーが所有しているか、あるいはコンテンツを第3者サービスプロバイダーから流す代わりに予約購読サービスの結果としてアクセスできる楽曲またはメディアファイルを実行する。
【0045】
‘067出願明細書には、著作権で保護されたメディアの間接ソース(Indirect source)が記載され、この間接ソースは同じ著作権で保護されたメディアの第2直接リクエストソースを介してルーティングされ、消費される。このようなルーティングは、メディアの送り出しソース(“間接ソース”)が実際にはメディアコンシュマーに送られず、その代わりに同じ著作権で保護されたマテリアルのコンシュマーそれ自体の独立した、豪放なコンプリアントな“直接”アクセスポイントおよびアクセスソースが送られる合成ブロードキャストを作り出す作用をもつ。
【0046】
“間接ソース”については、コンシュマーが消費すべき特定のメディアを“直接”選択しないが、このメディア選択が、第2“間接ソース”がデジタル“ラジオ”プロバイダーなどのコンピュータ管理ストリームか、あるいは個々のライブ管理者であるかに応じてこの第2“間接ソース”からくる任意のソースとして規定することができる。間接ソースの別な直接コンプライアントソースへのこのようなルーティングまたは同期はユニークな特徴をもち、著作権で保護されたマテリアルへのアクセスが、このマテリアルの2つの独立したプラスコンプライアントメディアソースから誘導された場合に、二人かそれ以上の者(即ちグループ)の間のメディアの合法かつコンプライアントで協調的ンな視聴経験を可能にする。本発明は、合成ブロードキャストおよびグループストリームをソーシャライジング(socialize)するスマートルーティング同期システムおよび方法を提供することによってこの技術思想を具体化するものである。
【0047】
楽曲またはメディアファイルの確認については、コンテンツの波形メトリクスを使用して、メディアコンテンツを素早くかつ正確に確認する所定のファイルマッチング技術によって行うのが好ましく、そして“Vertigo”ブランドのアプリケーション(4)を介してマッチ照会を行って、メンバー(10)に直接対応するソースからメディアコンテンツを配信できるかどうかを決定し、配信できる場合には、メンバーに対応するどのソースから配信できるかを決定し、配信できない場合には、この特定のメンバーに対して代替的なより効率の高いソースを利用できるかを決定する。
【0048】
このように、本発明のスマートルーティングおよびコンプライアンス機能の場合、既に効率がより高く、また既にユーザーまたはメンバーによって取得、あるいはアクセスできたコンテンツの不必要な配信を行う必要がなく、同時に著作権保有者を知的資産の不正流用から保護することができる。本出願人による以前の発明は直接リクエストクラウドソースにおけるメディアファイルの同期にその焦点を当てていたが、本発明は少なくとも一つの間接ソースから直接ソースへ流れるメディアコンテンツのリアルタイムな同期に関する。従って、本発明はさらに、所定のコンプライアンス手段またはレポーティング手段によって管理されるスマートルーティングおよび同期環境をソーシャライジングする試みに関する。
【0049】
間接コンテンツストリームを代替的な直接ソース(即ち、管理コンプライアンスアプリケーションを有するP2Pまたはコンピュータ密度の高いネットワークから配信されない個人によって私的に所有されているリーガルソース)で代替できる能力は、本発明の基礎と考えられる。
図11を参照して説明すると、ここではこれら技術思想の概略を検討する。コンテンツを共有する、あるいはこれを流す第3者クラウドベースのデジタルラジオプロバイダーまたはソース、もしくは同様な第3者などのコンテンツストリームプロバイダーは全体として参照符号(50)で示し、管理する“Vertigo”ブランドのサーバー/アプリケーションは総括的に参照符号(51)で示す。このコンテンツストリームプロバイダー(50)に関しては、例えばメンバーデバイス(101)におけるコンシュマーがリクエストし、このコンテンツストリームプロバイダー(50)からのメディアコンテンツを消費する。
【0050】
なお、コンテンツストリームプロバイダー(50)およびメンバーデバイス(101)におけるコンシュマーはそれぞれ、流すべき、あるいは共有すべきコンテンツに対する例えばアクセスポイント(103)vs.アクセスポイント(104)において異なる、合法的に所有されたアクセスポイントまたは著作権アクセスポイントを有する。例えば、例えばメンバーデバイス(101)におけるコンシュマーは、アクセスポイント(104)のメンバーデバイス(101)に収納または格納されたコンシュマーそれ自身のソースからのこのコンテンツに対して直接リクエストする合法的な権利を有し、一方コンテンツストリームプロバイダー(5)は例えばアクセスポイント(103)の異なるソースからコンテンツを流すことができる。
【0051】
このように、コンシュマー自身のライブラリーからのコンテンツに対する例えば矢印(105)で示す直接アクセスは、コンテンツストリームプロバイダー(50)からのコンテンツに対する例えば矢印(106)で示すアクセスを得る場合よりも効率が高く、またコストも低い。従って、コンテンツがコンシュマー自身のライブラリーまたはアクセスポイント(104)をソースとする場合、矢印(105)で示すコンテンツ配信は、コンテンツストリームプロバイダー(50)が必要とするレポーティングにインパクトを与えることになるか、インパクトを与えなければならない。本発明の“Vertigo”ブランドのサーバー/アプリケーション(51)を介して作動するコンプライアンス・アプライアンス(52)が、著作権保有者に対する適正な収益発生を正確にトラックし、かつレポートする。
【0052】
なお、本発明の体系的態様の場合、データの出所が不明なため、データルーティング管理システムは、著作権所有者を保護するために決定的に重要であり、同時にコンテンツ配信の効率を高くするためにも決定的に重要である。本発明のデータルーティング管理システムの場合、データルーティングコンプライアンス・アプライアンスまたはエンジン(52)と以上説明してきたスマートルーティング・システムを併用するのが好ましい。即ち、データルーティングコンプライアンス・アプライアンス(52)がスマートルーティング・システムと交信し、このスマートルーティング・システムが複数のデータソースを最大限の効率で利用できる。このソースの場合、ユーザーグループ(100)のユーザーまたはメンバー(10)をストリーミングするデータファイルまたはメディアコンテンツを有する。
【0053】
スマートルーティング・システムのコンテンツ配信ネットワークが選択データファイルまたはメディアコンテンツを最適なデータソース位置からエンドユーザーまたはメンバー(10)に配信する。この最適なデータソース位置は、コンテンツストリームプロバイダー(50)などのデータソース、例えば(53)で示すiTunes Matchなどの二次的なクラウドベースロッカー、例えば(54)で示すSPOTIFYなどの二次的な第3者クラウドベースコンテンツプロバイダー、およびローカル記憶ポイントまたはアクセスポイント(104)からなる群から選択する。本発明のコンプライアンス・アプライアンスまたはエンジン(52)は、さらに、(a)工業所有権管理、(b)コンプライアンスモニタリングおよび/または(c)データファイル送信のコンプライアンスレポーティングを与えるものである。
【0054】
本質的に、本発明は好ましくは、(例えば矢印(107)で示すように、(1)ローカルサーバーから間接リクエストストリームを配信する機能(例えばP
ANDORA(登録商標)R
ADIOによって例示されるデジタルラジオ)、(2)第2直接リクエストソース(例えば
IT
UNESM
ATCHもしくはS
POTIFY、あるいはD
ROPB
OXなどのクラウドロッカー、またはクラウド内の任意のメディア)を配信する機能、(3)(a)価格効率または(b)ソースの音質に基づいて第2直接リクエストソースから直接リクエストストリームを配信する機能、あるいは好ましさの程度は小さいが、例えば矢印(108)で示すように、第2直接リクエストソースの再生またはストリーミングする権利に基づいてピア接続サーバーから間接リクエストストリームを配信する機能、(5)例えば(110)で示すように、ピア接続サーバーから間接リクエストストリームを配信する機能、および(6)第2直接リクエストソースの再生またはストリーミングする権利に基づいてピア接続ソースから直接リクエストストリームを配信する機能を実現するものと考えることも可能である。
【0055】
さらに、本発明のソーシャルリブロードキャスティングおよびグループストリーミング・システムまたはアプリケーションの場合、メディア同期システムと連携する地理的なメディア配分ゾーンを与え、物理的なメディアを実行する必要なく、地理的な領域内の購入をユーザーのデバイスおよびライブラリーに同期させる技術と併用するのが好ましい。本発明のこの態様の意図する用途またはアプリケーションは、リテーラーの物理的な建物をもつ地勢理的な領域を作り出すことである(即ち、配分ゾーンは添付の壁として規定することができる)。
【0056】
例えば、このシステムの場合、ユーザーまたはメンバー(10)が店舗内に居るときに、特別なストリーミングおよびサンプリングアクセスを実行できる。ある店舗の区画内に居る無関係な買い物客によって規定されるグループ(100)のユーザーまたはメンバー(10)が、店舗の範囲内に居る間、オーディオを無料でかつ十分に流すことが可能になり、また店舗の範囲内に居る間、制限なしに本を読むことができ、あるいは店舗の範囲に居る間、制限なしに映画を見ることができる。
【0057】
ユーザーまたはメンバー(10)(より正確には、モバイルデバイスまたはメンバーデバイス(101))が店舗を立ち去ると直ちに、アクセスに制限がかかり、ユーザーまたはメンバー(10)が聞けるものは、以前に購入したコンテンツだけになるか、あるいはインターネットを介してアクセスできるコンテンツだけになる(即ち、店舗の区画内でのみメディアに対する特別なアクセスが可能になる)。ユーザーまたはメンバーが店舗内に居て、購入したい何かを聞き、あるいは読んでいる場合には、アプリケーションの範囲内で直ちに購入でき、この購入は既に説明した“Vertigo”ブランドの同期サービスを介してデバイスすべてに同期する。リテーラーは、直接販売されたか、あるいはこれら特許システムからの移転を介して販売されたメディアの支払いを受ける。なお、システムは厳密にはオーディオに限らず、任意の形態のメディア(ビデオ、オーディオ、書籍など)に拡張することができる。
【0058】
図14〜
図16を参照して説明すると、ここでは例えば(133)および(137)(
図14および
図9)で示すように、メディアおよびメディアライブラリーを例えば(101)で示すような多数のメンバーデバイスに同期させる遠隔同期サービス(130)で構成するのが好ましいシステムを検討する。また、このシステムの場合、全体を
図16に示すように、デジタイル地理的な配分ゾーン(134)内に起動ゾーン(208)を備え、かつゾーン(134)に動作停止ゾーン(209)を外付けした地理的なデジタル配分ゾーン(134)で構成するのも好ましい。
【0059】
地理的な配分ゾーン(34)の例示は、好ましくは(a)wi−fiネットワークの及ぶ範囲、(b)GPS座標、(c)ストリート(streets)、道路、都市境界などの地理的な境界によって規定される地理的エリアによってなされ、および/または(d)三角測量術によって(via triangulation)、(例えばBluetooth低エネルギーを使用すること等による)デバイスの位置を画定する(かつ、これが物理的境界、すなわちビル建築物や例えばリテールフロントの出口位置または店頭(a retail outlet location or storefront)等を構成するものを決定する)無線周波数を送信するノード(node)の使用、が挙げられる。
【0060】
地理的範囲については、ビルの周囲に高周波を発生し、デバイスが店舗の範囲内にあるか、あるいはこれを超えているかを決定するノードを使用することによっても決定できる。
図15にこれ以外の細部を示す。換言すると、地理的な配分ゾーン(134)については、(wi−fiのように)ノードの高周波の及ぶ範囲へのアクセスを制限するか、あるいはある形態の高周波を使用して、(建物内外の)のモバイルデバイスの位置を確認するいずれかによって、ある形態の高周波発生ノードによって規定するのが好ましい。あるいは、地理的エリアをドット対ドット関係で相互接続して、地理的エリアの境界を定める複数のノードまたは位置を連携することによって規定してもよい。
【0061】
地理的な配分ゾーン(134)は、本質的には、地理的な配分ゾーン(134)によって確認される店舗側のメディアライブラリーに特権的にアクセスするゾーンであり、そしてゾーン(134)内のユーザーまたはメンバー(10)については、正しくユーザーグループ(100)として見なすことができる。また、システムはクライアントアプリケーションを備えたモバイルデバイス(101)を有するのが好ましく、このクライアントアプリケーションが遠隔同期サービス(130)と同期(137)し、これを使用して、地理的な配分ゾーン(134)の範囲を決定するとともに、デバイスの位置に基づいてメディアへのアクセスの諾否を与える。
【0062】
また、本システムは処理サービス(136)と対話(インターアクション)し、購入を登録し、かつ地理的な配分ゾーン34内のモバイルデバイス(101)で行われた処理を消去するとともに、購入されたメディアまたは購入の記録のいずれかを遠隔同期サービス(130)に送信する。このサービスが次にメディアをリンクされたすべてのデバイス(101)に配分する。このように、
図14および
図15の場合には、例えば(101)で示すデバイス101は、ゾーン(132)内の位置(207)にある時に、例えば(138)で示すように、ゾーン(134)のメディアにアクセスする。ユーザーが地理的な配分ゾーン(134)内に居る状態で、メディアを購入することを望む場合、リクエスト(139)を処理/購入サービス(136)に送る。次に、処理を地理的な配分ゾーン(134)で確認される店舗側に記入し、次に例えば(140)で示されるように、同期サービス(130)にメディアまたは購入の記録を送り、リンクされたすべてのデバイス(101)に配信する。
【0063】
本システムの別な態様では、実際には、地理的な配分ゾーン(134)で確認された店舗側の購入サービス(136)にリクエスト(139)を出し、次に店舗側のサービス(136)が同期サービス(130)にユーザーが購入したことを通知するか、あるいは購入されたメディアを同期サービス(130)内のユーザーのアカウントに移す。次に、同期サービス(130)がメディアをリンクされたすべてのデバイスに移す。
図15に完全なシステムを他のソース(141)および(142)とともに示す。ソース(141)および(142)として考えられるのは、住宅タイプのリテーラーか、あるいはデジタルタイプのリテーラーである。
【0064】
以上本発明の詳細を説明してきたが、この詳細な説明は本発明を制限するものではなく、好ましい実施態様および構成を説明するものである。例えば、明細書の冒頭で述べたように、本質的には、本発明はユーザーグループの各メンバーが、このユーザーグループの他のメンバーに選択コンテンツをリブロードキャスティングすることを可能にするソーシャルブロードキャスティング・システム、およびユーザーグループの各メンバーがコンテンツ配信を協調管理することを可能にするグループストリーミング・システムを提供するものである。
【0065】
本質的に、本発明のソーシャルブロードキャスティングシステムまたはソーシャルリブロードキャスティング・システムは、ユーザーグループの各メンバー間のメディアコンテンツにリアルタイムに同期する同期手段と、コンテンツリブロードキャスティング手段とを併用するものである。同期およびコンテンツリブロードキャスティング手段は、例えば(101)で示すメンバークライアントのグループ間でコオペラティブ(連携)であり、各メンバークライアントは、異なるパラメーターを有する少なくとも2つのコンテンツソースと交信し、コンテンツ配信の効率を判断する。
【0066】
本発明の同期手段は、(波形メトリクス分析を特徴とするファイルマッチング手段によって例示することができる)選択コンテンツを確認する手段、および各メンバーに対して最適な選択データリソース位置から選択コンテンツの配信を転送する配信転送手段から構成することができる。換言すると、各メンバークライアントに対して最適なデータリソース位置は、各メンバークライアントと密接な関係があるか、あるいは交信できる少なくとも2つのコンテンツソースから選択する。
【0067】
例えば“Vertigo”ブランドのサーバー/アプリケーション(51)などのコンテンツリブロードキャスティング手段が、配信転送手段を促して、ユーザーグループのコンテンツ発信メンバー(即ち、例えば“シェア”ボタンを押すことによって)グループシェアを開始した、あるいは起動したメンバー(10))から選択コンテンツをユーザーグループの各メンバーに配信する。これによって、ユーザーグループの各メンバーが、コンテンツ発信メンバーが発信し、かつユーザーグループ内の最適な選択コンテンツリソース位置から受信した選択コンテンツに(同時に)アクセスでき、グループ(100)の各メンバー(10)間のソーシャル対話のコンテンツベースのプラットフォームを構築することができる。
【0068】
上記の少なくとも2つのコンテンツソースについては、少なくとも一つの間接コンテンツソースと直接コンテンツソースを有するのが好ましく、ソースのうちのどれが最も効率が高いかに関してクエリをした時に、システムは配信すべきコンテンツの効率が最も高いソースを管理することになる。なお、少なくとも2つのコンテンツソースが少なくとも2つの合法的なアクセスポイントを規定する場合、本システムは、これら少なくとも2つの別々な合法的なアクセスポイントと交信するデータルーティング管理手段をさらに有し、(a)工業権管理、(b)コンプライアンスモニタリングおよび/または(c)コンテンツ配信のコンプライアンスレポーティングを構築することも意図している。
【0069】
システムのソーシャルな特性を考えると、ダイアログプラットフォームは、ユーザーグループが少なくとも選択コンテンツに関してリアルタイムなダイアログに関与することを可能にすることも意図している。このダイアログプラットフォームは交信を実施可能にする任意の数の手段を有することができるが、ライブオーディオをオーバーレイして、ユーザーグループの各メンバーが、少なくとも選択コンテンツに関してリアルタイムで口頭によって会話することを可能にする手段によって実施するのが好ましい。
【0070】
本発明システムは、さらに、このシステムを起動するシステム起動手段を有する。このシステム起動手段は別な例としてメンバーデバイス再転送によって動作可能であり、あるいはメンバーデバイス(101)によって例示される、メンバー交信手段と交信する特別な乗り物ボタンベース手段によって動作可能である。乗り物ボタンベース手段によって規定する場合には、この手段は、手動手段および足動手段からなる群から選択するのが好ましい。
【0071】
さらに、ソーシャルブロードキャスティング・システムはグループストリーミング・システムを包摂するものであるが、これにはユーザーグループの各メンバーがコンテンツ配信を協調管理できる限りという条件がある。この場合、グループストリーミング・システムはユーザーそれぞれのコンテンツの好みを収集する手段、およびこれらユーザーのコンテンツの好みに基づいてグループ管理プロファイルを編集する別な手段を有する。ユーザーグループに対してコンテンツ配信を最適化する初期プロファイル編集または初期プロファイル作成後に、グループ管理プロファイルを個別に変更する手段を付加してもよい。
【0072】
本発明のソーシャルブロードキャスティング・システムの場合、相互に顔見知りのメンバーを対象とする必要はなく、その代わりにブロードキャストストリームをターゲットとする地理的な配分ゾーン内に位置するメンバーを対象とすることができる。この場合、このソーシャルブロードキャスティング・システムは高周波発振ノードを有するか、あるいはこれらノードを利用して、対象の地理的な配分ゾーンの地理的な境界を確認し、この地理的な配分ゾーン内にストリーミング/デジタルマーケットプレイスを構築する。地理的な配分ゾーンは、好ましくは、地理的な位置内にストリーミング/デジタル仮想店舗を構築するために、地理的な位置によって限定されることもできる。
【0073】
本発明のソーシャルブロードキャスティングおよびグループストリーミング方法の場合、さらに、前記従来例明細書に記載および図面に従って支持できるようにすることも可能である。この場合、本発明のソーシャルブロードキャスティング方法は、ユーザーグループの各メンバーがユーザーグループの他のメンバーに選択コンテンツをブロードキャスティングすることを可能にし、グループ創出メンバーデバイスにおいて初期コンテンツプロバイダーから初期ソーシングしたコンテンツを受信するステップ、受信した、初期ソーシングされたコンテンツが上記コンテンツプロバイダーから最も効率高くソーシングされているかどうかをクエリするステップ、および最も効率高くソーシングされたコンテンツを上記グループメンバーデバイスにソーシングするステップを有するものである。
【0074】
この場合、ソーシングされたコンテンツは、グループ創出メンバーデバイスと交信するグルームメンバーデバイスと共有され、ソーシングされた受信コンテンツをこれがグループメンバーデバイスのそれぞれにおいて最も効率高くソーシングされたどうかに関してクエリを発信する。次に、最も効率高くソーシングされたコンテンツをグルームメンバーデバイスにソーシングすればよい。クエリ発信ステップについては、ファイルマッチング同期ステップを有するのが好ましく、このファイルマッチング同期ステップについては、波形メトリクスを分析し、ファイルマッチを行うステップを有するのが好ましい。
【0075】
本発明のグループストリーミング方法の場合、基本的に、ユーザーグループの各メンバーがコンテンツ配信を協調管理することを可能にする方法で、ユーザーグループの潜在的メンバーにこのユーザーグループに加入することを促すことによってグループストリームを開始するステップ、上記の潜在的なメンバーによる上記グループストリームへの加入を受諾し、これによって上記グループストリームに加入し、上記ユーザーグループのメンバーになるステップ、グループ管理コンプライアンスシステムにユーザーの好みをそれぞれ個別に入力するステップ、上記のそれぞれ個別に入力されたユーザーの好みを編集して、グループ管理プロファイルを作成するステップ、および上記グループ管理プロファイルによって規定されたコンテンツを上記ユーザーグループの上記メンバーに配信するステップを有する。
【0076】
ユーザーグループの上記メンバーが、定期的かつ付加的な入力によってそれぞれ個別に上記グループ管理プロファイルを更新することによってグループ管理プロファイルをリファイニングし、これによってグループ管理プロファイルおよびコンテンツの配信を最適化することができ、そして少なくとも配信されたコンテンツに関してユーザーグループの上記メンバー間でダイアログするステップを有することができる。このダイアログは、グループの協調管理に顕著な作用効果を示す。