(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記加熱スタンドの通電部が、非接触式で吐出装置本体のヒーター部に通電するように構成されていることを特徴とする請求項4から5のいずれかに記載の接着剤吐出装置。
前記非接触式で吐出装置本体のヒーター部に通電する通電部が、電磁誘導方式、電磁界共鳴方式、または、電波方式の通電部であることを特徴とする請求項6に記載の接着剤吐出装置。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば、エチレン酢酸ビニル(EVA)のような熱可塑性樹脂を用いた、いわゆる「グルーガン」と呼ばれる接着剤吐出装置(以下、単に、「接着剤吐出装置」と言う)が、家庭用、工作用、工業用など広範囲で用いられている。
【0003】
特に、畳の製造工程においては、畳表の側辺(短辺側)の端部、いわゆる畳の框部分に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにするために、このような接着剤吐出装置が用いられている。
【0004】
すなわち、
図9(A)に示したように、畳表100の側辺(短辺側)102の端部102aにおいて、畳表100の切断端104から、10〜20本のイ草106を取り除いて、経糸108の端部108aを、5〜15mmの長さに露出させている。
【0005】
そして、
図9(B)に示したように、この経糸108の露出する端部108aを、イ草106の端縁106aに、接着剤吐出装置110を用いて、ホットメルト接着剤で接着している。
【0006】
このような畳表の接着作業に使用される接着剤吐出装置として、例えば、特許文献1(実開昭57-17767号公報)に開示されるような接着剤吐出装置が提案されている。
【0007】
特許文献1では、このような接着剤吐出装置において、先端部に螺着される接着剤塗布用口金の形状を改良した接着剤吐出装置が提案されている。
【0008】
すなわち、特許文献1の接着剤吐出装置では、畳表の側辺(短辺側)の端部を、摺勣自在に挿入することが可能な、断面略U字形状の直線溝と、この直線溝の底面に開口する接着剤の吐出孔とを有する接着剤塗布用口金を備えた接着剤吐出装置が提案されている。
【0009】
また、従来より、このような接着剤吐出装置として、スティック形状の固形のホットメルト接着剤を使用するいわゆる「スティックタイプ」のものと、接着剤溶融用のピストン室に、円筒形状の固形のホットメルト接着剤を入れて使用するいわゆる「ピストンタイプ」の接着剤吐出装置が用いられている。
【0010】
図10は、従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200の概略を示す側面図である。
【0011】
図10に示したように、接着剤吐出装置200は、略ピストル形状の吐出装置本体202を備えており、この吐出装置本体202は、上部の銃身に相当する形状の加熱部204と、その下方の把手部206とを備えている。
【0012】
また、加熱部204には、前方の溶融部208と、後方の接着剤装着部210とを備えており、これらの溶融部208と、接着剤装着部210との間には、スティック形状の固形のホットメルト接着剤212の残存量を確認するためのスリット214が設けられている。
【0013】
この接着剤装着部210の後端210aには、図示しないが、接着剤挿入口が設けられ、この
接着剤挿入口から、ホットメルト接着剤212を挿入することによって、加熱部204の溶融部208の内部に設けられた、ヒーター部216までホットメルト接着剤212を挿着することができるように構成されている。
【0014】
さらに、加熱部204の先端には、吐出部218が備えられており、その内部に、加熱部204の溶融部208と連通する接着剤吐出孔220が形成されている。また、吐出部218には、中間部分にストッパー222が形成されているとともに、吐出部218の先端には、ノズル224が、螺着により脱着自在に装着されている。
【0015】
すなわち、ストッパー222側を、例えば、スパナーなどの固定具で固定して、ノズル224側を回転することによって、畳表の種類などに応じて、ノズル224を脱着自在に交換することができるように構成されている。
【0016】
また、ノズル224は、
図10に示したように、断面略U字形状であって、上方の上側突設部226と、この上側突設部226と一定間隔離間して形成された下方の下側突設部228とを備えている。
【0017】
そして、これらの上側突設部226と下側突設部228との間に、スリット形状の溝部230が形成されている。
【0018】
この場合、上側突設部226の突設長さより、下側突設部228の長さが短くなっており、この短い側の下側突設部228の方から、畳表の側辺(短辺側)の端部を、溝部230に挿入することが容易になるように構成されている。
【0019】
さらに、吐出部218の接着剤吐出孔220に連通する開口部232が、この溝部230に連通するように開口されている。
【0020】
また、
図10に示したように、把手部206には、下端に電源コード234が設けられており、これにより、コンセントなどの外部電源により、ヒーター部216が加熱されるようになっている。
【0021】
一方、把手部206には、トリガー236が設けられており、このトリガー236を指で押圧することによって、図示しないトリガー236に連結された移動機構によって、ホットメルト接着剤212を、前方に押し出すことができるようになっている。
【0022】
さらに、把手部206には、温度調整のダイヤル238が設けられており、例えば、マイナスドライバーを用いて、ダイヤル238を回すことによって、目盛に合わせることによって、温度調整ができるように構成されている。
【0023】
このように構成される接着剤吐出装置200では、接着剤装着部210の後端210aの接着剤挿入口から、ホットメルト接着剤212を挿入して、電源コード234に接続することによって、ヒーター部216が加熱され、ホットメルト接着剤212が、加熱部204の内部に設けられたヒーター部216で溶融される。
【0024】
そして、トリガー236を指で押圧することによって、トリガー236に連結された移動機構によって、ホットメルト接着剤212が、前方に押し出される。
【0025】
これにより、ヒーター部216で溶融された接着剤が、吐出部218の内部の接着剤吐出孔220、ノズル224の開口部232介して、スリット形状の溝部230に吐出されるように構成されている。
【0026】
一方、
図11は、従来のピストンタイプの接着剤吐出装置300の概略を示す側面図である。
【0027】
図11に示したように、接着剤吐出装置300は、略ピストル形状の吐出装置本体302を備えており、この吐出装置本体302は、上部の銃身に相当する形状の加熱部304と、その下方の把手部306とを備えている。
【0028】
また、加熱部304には、内部にピストン室を形成する溶融部308が設けられており、この溶融部308の内部に、脱着自在に装着されるピストン部310を備えている。このピストン部310は、ピストン314を備えており、ピストン314の先端には、Oリングなどのシール材314aが装着されている。
【0029】
また、ピストン314の後端には、ツマミ314bが設けられており、ツマミ314bを、摘まんで90°回転することによって、ピストン部310を、溶融部308から脱着することができるように構成されている。
【0030】
なお、ピストン部310と加熱部304の外面には、このピストン部310の脱着のロック状態を示すツマミ合わせマーク311が形成されている。
【0031】
このピストン部310を溶融部308から取り外して、溶融部308の内部に、円筒形状の固形のホットメルト接着剤312を挿入するようになっている。
【0032】
また、加熱部304の
溶融部308の側部には、ヒーター部316が設けられており、溶融部308に内部に装入された、円筒形状の固形のホットメルト接着剤312を溶融することができるように構成されている。
【0033】
さらに、加熱部304の先端には、吐出部318が備えられており、その内部に、加熱部304の溶融部308と連通する接着剤吐出孔320が形成されている。また、吐出部318には、中間部分にストッパー322が形成されているとともに、吐出部318の先端には、ノズル324が、螺着により脱着自在に装着されている。
【0034】
すなわち、ストッパー322側を、例えば、スパナーなどの固定具で固定して、ノズル324側を回転することによって、畳表の種類などに応じて、ノズル324を脱着自在に交換することができるように構成されている。
【0035】
また、ノズル324は、
図11に示したように、断面略U字形状であって、上方の上側突設部326と、この上側突設部326と一定間隔離間して形成された下方の下側突設部328とを備えている。
【0036】
そして、これらの上側突設部326と下側突設部328との間に、スリット形状の溝部330が形成されている。これにより、畳表の側辺(短辺側)の端部を、溝部330に挿入することが容易になるように構成されている。
【0037】
さらに、吐出部318の接着剤吐出孔320に連通する開口部332が、この溝部330に連通するように開口されている。
【0038】
また、
図11に示したように、把手部306には、下端に電源コード334が設けられており、これにより、コンセントなどの外部電源により、ヒーター部316が加熱されるようになっている。
【0039】
一方、把手部306には、トリガー336が設けられており、このトリガー336を指で押圧することによって、図示しないトリガー336に連結された移動機構によって、ピストン部310のピストン314が、溶融部308内を前方に移動して、溶融部308からホットメルト接着剤312を、前方に押し出すことができるようになっている。
【0040】
このように構成される接着剤吐出装置300では、電源コード334に接続することによって、ヒーター部316が加熱され、加熱部304の内部を加熱する。
【0041】
そして、ピストン部310を溶融部308から取り外して、溶融部308の内部に、円筒形状の固形のホットメルト接着剤312を挿入した後、ピストン部310を溶融部308に装着する。
【0042】
電源コード334に接続した状態であるので、ヒーター部316が加熱され、ホットメルト接着剤312が、加熱部304の内部で溶融される。
【0043】
そして、トリガー336を指で押圧することによって、トリガー336に連結された移動機構によって、ピストン部310のピストン314が、溶融部308内を前方に移動して、溶融部308からホットメルト接着剤312が、前方に押し出される。
【0044】
これにより、溶融部308内で溶融された接着剤が、吐出部318の内部の接着剤吐出孔320、ノズル324の開口部332介して、スリット形状の溝部330に吐出されるように構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0046】
ところで、このように構成される従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200、ピストンタイプの接着剤吐出装置300のいずれも、把手部206の下端に電源コード234、把手部306の下端に電源コード334が設けられている。
【0047】
従って、これらの電源コード234、電源コード334が作業の邪魔になって、その操作性が良好でなく、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業では、作業効率が低下することになる。
【0048】
また、従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200、ピストンタイプの接着剤吐出装置300のいずれも、吐出装置本体202の内部に、ヒーター部216、吐出装置本体302の内部に、ヒーター部316を設けなければならず、その機構が複雑で部品点数が多くなり、重量も重くなり、操作性が良好でない。
【0049】
本発明は、このような現状に鑑み、従来の接着剤吐出装置のように、把手部の下端に電源コードが不要で、電源コードが作業の邪魔にならず、その操作性が良好で、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業において、極めて作業効率の向上が図れる接着剤吐出装置を提供することを目的とする。
【0050】
また、本発明は、従来の接着剤吐出装置のように、吐出装置本体の内部に、ヒーター部を設ける必要がなく、その機構が簡単で部品点数が少なく、重量も軽くなり、操作性が良好で、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業において、極めて作業効率の向上が図れる接着剤吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0051】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の接着剤吐出装置は、
ホットメルト接着剤を塗布するための接着剤吐出装置であって、
加熱部と、前記加熱部の下方の把手部とを備えた吐出装置本体と、
前記加熱部の先端に内蔵された熱伝導性材料からなる被加熱部と、
前記吐出装置本体の加熱部の先端部分を、脱着自在に挿着する挿着孔が形成され、前記加熱部の先端に内蔵された被加熱部を加熱する加熱装置を備えた加熱スタンドとを備え、
前記加熱スタンドが、加熱装置を支持する台座部材を備え、
前記加熱スタンドの加熱装置が、台座部材に対して回動自在に支持するように構成され、
前記加熱スタンドの加熱装置の挿着孔の下端が、開放された開口部を備え、
前記挿着孔の下端の開口部の下方に、溶融されたホットメルト接着剤を受ける受け皿が設けられ、
前記受け皿が、前記加熱スタンドの加熱装置の挿着孔の下端の開口部に対して、離接するように回動可能に構成され、
前記加熱部が、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤を、加熱部の先端の吐出口から吐出するように構成されていることを特徴とする。
【0052】
このように構成することによって、加熱スタンドの挿着孔に、吐出装置本体の加熱部の先端部分を挿着することによって、吐出装置本体の加熱部の先端に内蔵された熱伝導性材料からなる被加熱部が、加熱スタンドの加熱装置により加熱される。
【0053】
これにより、被加熱部でホットメルト接着剤が溶融され、この状態で、加熱スタンドの挿着孔から、吐出装置本体の加熱部の先端部分を引き抜くだけで、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤を、加熱部の先端の吐出口から吐出することができる。
【0054】
従って、従来の接着剤吐出装置のように、把手部の下端に電源コードが不要で、電源コードが作業の邪魔にならず、その操作性が良好で、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業において、極めて作業効率の向上が図れる接着剤吐出装置を提供することができる。
【0055】
また、従来の接着剤吐出装置のように、吐出装置本体の内部に、ヒーター部を設ける必要がなく、その機構が簡単で部品点数が少なく、重量も軽くなり、操作性が良好で、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業において、極めて作業効率の向上が図れる接着剤吐出装置を提供することができる。
【0056】
このように構成することによって、加熱装置を支持する台座部材によって、例えば、畳表100の経糸108を接着する作業を行う作業台やその付近に設置した台や、床などの上に、安定して、加熱スタンドを載置することができ、加熱スタンドの挿着孔への、吐出装置本体の加熱部の先端部分の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
このように構成することによって、加熱スタンドの加熱装置が、台座部材に対して回動自在に支持するように構成されているので、加熱スタンドの加熱装置の角度を自由に変えることができ、加熱スタンドの挿着孔への、吐出装置本体の加熱部の先端部分の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
【0057】
このように構成することによって、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤が、加熱部の先端の吐出口から加熱装置の挿着孔内に滴下して、冷えて固まった状態となり、加熱スタンドの加熱装置の挿着孔が詰まって、吐出装置本体の加熱部の先端部分の挿着状態が不完全となり、加熱不足となるのを防止することができる。
【0058】
このように、挿着孔の下端の開口部の下方に、溶融されたホットメルト接着剤を受ける受け皿が設けられているので、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤が、加熱部の先端の吐出口から加熱装置の挿着孔内に滴下して、床などを汚染するのを防止することができる。
【0059】
また、本発明の接着剤吐出装置は、前記加熱スタンドの加熱装置が、吐出装置本体の被加熱部を加熱する加熱装置を備えることを特徴とする。
【0060】
このように、加熱スタンドの加熱装置が、吐出装置本体の被加熱部を加熱する加熱装置であれば、加熱スタンドの挿着孔に、吐出装置本体の加熱部の先端部分を挿着することによる、加熱装置自体の摩耗損傷などを効果的に防止することができる。
【0063】
また、本発明の接着剤吐出装置は、
前記吐出装置本体の被加熱部を加熱する加熱装置が、高周波誘導加熱装置、マイクロ波加熱装置、電熱線、シーズヒーター、赤外線ヒーター、または、温風ヒーターであることを特徴とする。
【0064】
このように、接触式で吐出装置本体の被加熱部を加熱する加熱装置が、
高周波誘導加熱装置、マイクロ波加熱装置、電熱線、シーズヒーター、赤外線ヒーター、または、温風ヒーターであっても良い。
【0073】
また、本発明の接着剤吐出装置は、
ホットメルト接着剤を塗布するための接着剤吐出装置であって、
加熱部と、前記加熱部の下方の把手部とを備えた吐出装置本体と、
前記加熱部の先端に内蔵された熱伝導性材料からなる被加熱部と、
前記加熱部に内蔵されたヒーター部と、
前記吐出装置本体を、脱着自在に装着する装着部が形成され、前記装着部に吐出装置本体の加熱部のヒーターに通電する通電部を備えた加熱スタンドとを備え、
前記加熱スタンドが、装着部を支持する台座部材を備え、
前記加熱スタンドが、吐出装置本体の被加熱部を脱着自在に挿着する挿着孔が形成され、吐出装置本体を支持する支持部を備え、
前記加熱スタンドの支持部が、台座部材に対して回動自在に支持するように構成され、
前記加熱スタンドの支持部の挿着孔の下端が、開放された開口部を備え、
前記加熱スタンドの支持部の挿着孔の下端の開口部の下方に、溶融されたホットメルト接着剤を受ける受け皿が設けられ、
前記受け皿が、前記加熱スタンドの支持部の挿着孔の下端の開口部に対して、離接するように回動可能に構成され、
前記加熱部が、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤を、加熱部の先端の吐出口から吐出するように構成されていることを特徴とする。
【0074】
また、本発明の接着剤吐出装置は、
ホットメルト接着剤を塗布するための接着剤吐出装置であって、
加熱部と、前記加熱部の下方の把手部とを備えた吐出装置本体と、
前記加熱部の先端に内蔵された熱伝導性材料からなる被加熱部と、
前記加熱部に内蔵されたヒーター部と、
前記吐出装置本体を、脱着自在に装着する装着部が形成され、前記装着部に吐出装置本体の加熱部のヒーターに通電する通電部を備えた加熱スタンドとを備え、
前記加熱スタンドが、装着部を支持する台座部材を備え、
前記加熱スタンドの装着部に装着された吐出装置本体のノズルの下方に、溶融されたホットメルト接着剤を受ける受け皿が設けられ、
前記受け皿が、前記加熱スタンドの装着部に装着された吐出装置本体のノズルに対して、離接するように回動可能に構成され、
前記加熱部が、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤を、加熱部の先端の吐出口から吐出するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、加熱スタンドの装着部に、吐出装置本体を装着することによって、装着部の通電部を介して、吐出装置本体の加熱部のヒーターに通電することができる。
【0075】
このように構成することによって、加熱スタンドの装着部に、吐出装置本体を装着することによって、装着部の通電部を介して、吐出装置本体の加熱部のヒーターに通電することができる。
その結果、吐出装置本体の加熱部の先端に内蔵された熱伝導性材料からなる被加熱部が、吐出装置本体の加熱部のヒーターにより加熱される。
これにより、被加熱部でホットメルト接着剤が溶融され、この状態で、加熱スタンドの装着部から、吐出装置本体を引き抜くだけで、吐出装置本体の加熱部のヒーターへの通電が遮断され、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤を、加熱部の先端の吐出口から吐出することができる。
従って、従来の接着剤吐出装置のように、把手部の下端に電源コードが不要で、電源コードが作業の邪魔にならず、その操作性が良好で、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業において、極めて作業効率の向上が図れる接着剤吐出装置を提供することができる。
【0076】
また、従来のヒーター部を吐出装置本体に内蔵した接着剤吐出装置をコードレスにして、そのまま採用することができ、コストを低減することができるとともに、汎用性に優れることになる。
また、このように構成することによって、装着部を支持する台座部材によって、例えば、畳表100の経糸108を接着する作業を行う作業台やその付近に設置した台や、床などの上に、安定して、加熱スタンドを載置することができ、加熱スタンドの装着部への、吐出装置本体の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
【0077】
このように構成することによって、加熱スタンドの装着部が、台座部材に対して回動自在に支持するように構成されているので、加熱スタンドの通電部の角度を自由に変えることができ、加熱スタンドの装着部への、吐出装置本体の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
また、このように構成することによって、加熱スタンドの支持部の挿着孔に、吐出装置本体の被加熱部を挿着することによって、吐出装置本体を支持することができるので、吐出装置本体の加熱スタンドへの支持が安定する。
その結果、加熱スタンドの装着部に、吐出装置本体を装着することによって、装着部の通電部を介して、吐出装置本体の加熱部のヒーターへの通電が確実に行われることになる。
【0078】
また、このように構成することによって、加熱スタンドの支持部が、台座部材に対して回動自在に支持するように構成されているので、加熱スタンドの支持部の角度を自由に変えることができ、加熱スタンドの支持部の挿着孔への、吐出装置本体の加熱部の先端部分の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
また、このように構成することによって、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤が、加熱部の先端の吐出口から加熱スタンドの支持部の挿着孔内に滴下して、冷えて固まった状態となり、加熱スタンドの支持部の挿着孔が詰まって、吐出装置本体の加熱部の先端部分の挿着状態が不完全となり、装着部の通電部を介して、吐出装置本体の加熱部のヒーターへの通電不良による加熱不足となるのを防止することができる。
また、このように、挿着孔の下端の開口部の下方に、溶融されたホットメルト接着剤を受ける受け皿が設けられているので、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤が、加熱部の先端の吐出口から加熱スタンドの支持部の挿着孔内に滴下して、床などを汚染するのを防止することができる。
【0079】
また、本発明の接着剤吐出装置は、前記加熱スタンドの通電部が、非接触式で吐出装置本体のヒーター部に通電するように構成されていることを特徴とする。
【0080】
このように構成することによって、加熱スタンドの通電部が、非接触式で吐出装置本体のヒーター部に通電するので、接点がなく、ショートなどの可能性、接点不良などがなく便利である。
【0081】
また、本発明の接着剤吐出装置は、前記非接触式で吐出装置本体のヒーター部に通電する通電部が、電磁誘導方式、電磁界共鳴方式、または、電波方式の通電部であることを特徴とする。
【0082】
このように、非接触式で吐出装置本体のヒーター部に通電する通電部が、電磁誘導方式、電磁界共鳴方式、または、電波方式の通電部であっても良い。
【0083】
また、本発明の接着剤吐出装置は、前記加熱スタンドの通電部が、接触式で吐出装置本体のヒーター部に通電するように構成されていることを特徴とする。
【0084】
このように、加熱スタンドの通電部が、接触式で吐出装置本体のヒーター部に通電するように構成されていても良い。
【発明の効果】
【0098】
本発明によれば、加熱スタンドの挿着孔に、吐出装置本体の加熱部の先端部分を挿着することによって、吐出装置本体の加熱部の先端に内蔵された熱伝導性材料からなる被加熱部が、加熱スタンドの加熱装置により加熱される。
これにより、被加熱部でホットメルト接着剤が溶融され、この状態で、加熱スタンドの挿着孔から、吐出装置本体の加熱部の先端部分を引き抜くだけで、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤を、加熱部の先端の吐出口から吐出することができる。
従って、従来の接着剤吐出装置のように、把手部の下端に電源コードが不要で、電源コードが作業の邪魔にならず、その操作性が良好で、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業において、極めて作業効率の向上が図れる接着剤吐出装置を提供することができる。
また、従来の接着剤吐出装置のように、吐出装置本体の内部に、ヒーター部を設ける必要がなく、その機構が簡単で部品点数が少なく、重量も軽くなり、操作性が良好で、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業において、極めて作業効率の向上が図れる接着剤吐出装置を提供することができる。
【0099】
このように構成することによって、加熱装置を支持する台座部材によって、例えば、畳表100の経糸108を接着する作業を行う作業台やその付近に設置した台や、床などの上に、安定して、加熱スタンドを載置することができ、加熱スタンドの挿着孔への、吐出装置本体の加熱部の先端部分の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
このように構成することによって、加熱スタンドの加熱装置が、台座部材に対して回動自在に支持するように構成されているので、加熱スタンドの加熱装置の角度を自由に変えることができ、加熱スタンドの挿着孔への、吐出装置本体の加熱部の先端部分の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
【0100】
このように構成することによって、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤が、加熱部の先端の吐出口から加熱装置の挿着孔内に滴下して、冷えて固まった状態となり、加熱スタンドの加熱装置の挿着孔が詰まって、吐出装置本体の加熱部の先端部分の挿着状態が不完全となり、加熱不足となるのを防止することができる。
【0101】
このように、挿着孔の下端の開口部の下方に、溶融されたホットメルト接着剤を受ける受け皿が設けられているので、被加熱部で溶融されたホットメルト接着剤が、加熱部の先端の吐出口から加熱装置の挿着孔内に滴下して、床などを汚染するのを防止することができる。
【発明を実施するための形態】
【0103】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
【0104】
図1は、本発明の接着剤吐出装置を、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着する作業に用いるスティックタイプの接着剤吐出装置に適用した実施例を示す側面図、
図2は、
図1の本発明の接着剤吐出装置の被加熱部を加熱する状態を示す側面図である。
【0105】
図1〜
図2において、符号10は、全体で本発明の接着剤吐出装置を示している。
【0106】
本発明の接着剤吐出装置10は、略ピストル形状の吐出装置本体12を備えており、この吐出装置本体12は、上部の銃身に相当する形状の加熱部14と、その下方の把手部16とを備えている。
【0107】
また、加熱部14には、前方の溶融部18と、後方の接着剤装着部20とを備えており、これらの溶融部18と、接着剤装着部20との間には、スティック形状の固形のホットメルト接着剤22の残存量を確認するためのスリット24が設けられている。
【0108】
この接着剤装着部20の後端20aには、図示しないが、接着剤挿入口が設けられ、この
接着剤挿入口から、ホットメルト接着剤22を挿入することによって、加熱部14の溶融部18の内部に設けられた、例えば、金属製の熱伝導性材料からなる被加熱部26の段部26aまで、ホットメルト接着剤22を挿着することができるように構成されている。
【0109】
さらに、加熱部14の被加熱部26の先端には、吐出部28が備えられており、その内部に、加熱部14の溶融部18と連通する接着剤吐出孔30が形成されている。また、吐出部28の先端には、ノズル34が設けられている。
【0110】
なお、この実施例では、これらの被加熱部26、吐出部28、ノズル34は、一体的に例えば、金属製の熱伝導性材料から構成されている。
【0111】
もちろん、図示しないが、従来の接着剤吐出装置200、300と同様に、ノズル34を螺着により脱着自在な構成とすることも可能である。
【0112】
また、ノズル34は、
図1〜
図2に示したように、断面略U字形状であって、上方の上側突設部36と、この上側突設部36と一定間隔離間して形成された下方の下側突設部38とを備えている。
【0113】
そして、これらの上側突設部36と下側突設部38との間に、スリット形状の溝部40が形成されている。これにより、畳表の側辺(短辺側)の端部を、溝部40に挿入することが容易になるように構成されている。
【0114】
さらに、吐出部28の接着剤吐出孔30に連通する開口部42が、この溝部40に連通するように開口されている。
【0115】
また、
図1〜
図2に示したように、把手部16には、トリガー46が設けられており、このトリガー46を指で押圧することによって、図示しないトリガー46に連結された移動機構によって、ホットメルト接着剤22を、前方に押し出すことができるようになっている。
【0116】
また、
把手部16には、図示しないが、吐出装置本体12の内部に設けられた温度センサーにより、加熱部14の被加熱部26の温度が、ホットメルト接着剤22の溶融温度以上になった状態で点灯する、例えば、青色LEDからなる使用表示ランプ32aと、溶融温度以下になった警告状態を示す、例えば、赤色LEDからなる警告表示ランプ32bが設けられている。
【0117】
さらに、本発明の接着剤吐出装置10は、
図1〜
図2に示したように、加熱スタンド50を備えている。この加熱スタンド50は、基台を構成する台座部材52を備えており、この台座部材52を、畳表100の経糸108を接着する作業を行う作業台やその付近に設置した台や、床などの上に載置することができるように構成されている。
【0118】
このように構成することによって、加熱装置56を支持する台座部材52によって、例えば、畳表100の経糸108を接着する作業を行う作業台やその付近に設置した台や、床などの上に、安定して、加熱スタンド50を載置することができ、加熱スタンド50の挿着孔58への、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
【0119】
この台座部材52の内部には、高周波発生装置54が内蔵されており、この高周波発生装置54と、台座部材52の一方の端部52aに設けられた外部電源コード60とが電気的に接続され、これにより、例えば、コンセントなどの外部電源に接続することができるようになっている。
【0120】
また、この台座部材52の他方の端部52bには、加熱装置56が、ピボット軸62を中心に、台座部材52に対して回動自在に連結されている。加熱装置56は、略円筒形状であって、貫通する挿着孔58が形成されている。
【0121】
このように構成することによって、加熱スタンド50の加熱装置56が、台座部材52に対して回動自在に支持するように構成されているので、加熱スタンド50の加熱装置56の角度を自由に変えることができ、加熱スタンド50の挿着孔58への、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分、すなわち、被加熱部26(吐出部28、ノズル34)の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
【0122】
なお、もちろん、加熱装置56を、ピボット軸62を中心に、台座部材52に対して回動自在に連結するのではなく、固定しても良い。これは、下記の
図3〜
図4の実施例2の支持部56aについても同様である。
【0123】
この加熱装置56の挿着孔58内に、
図1〜
図2に示したように、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分、すなわち、被加熱部26(吐出部28、ノズル34)を脱着自在に挿着することができるようになっている。
【0124】
なお、図示しないが、この加熱装置56の挿着孔58内に、ストッパーが設けられており、このストッパーと連動して、高周波発生装置54の電源が自動的にON・OFFになるように構成されている。
【0125】
なお、この場合、図示しないが、ストッパーと連動しないで、台座部材52に接触式または非接触式のスイッチ、タイマーなどを設けて、加熱部14の被加熱部26の温度が、ホットメルト接着剤22の溶融温度以上になった状態で、高周波発生装置54の電源が、自動的にOFFになるように構成しても良い。
【0126】
また、
図1〜
図2に示したように、加熱装置56の挿着孔58の外周には、加熱コイル64が設けられており、高周波発生装置54によって発生された高周波によって、加熱コイル64の高周波誘導加熱作用が発生する。
【0127】
これにより、加熱装置56の挿着孔58内に挿着された、
図2に示したように、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分、すなわち、被加熱部26(吐出部28、ノズル34)
が、加熱されるようになっている。
【0128】
さらに、台座部材52には、温度調整のダイヤル48が設けられており、例えば、マイナスドライバーを用いて、ダイヤル48を回すことによって、目盛に合わせることによって、加熱装置56に加熱による温度調整ができるように構成されている。
【0129】
また、加熱スタンド50の加熱装置56の挿着孔58は、貫通孔であって、その下端には、開放された開口部58aを備えている。
【0130】
従って、被加熱部26で溶融されたホットメルト接着剤22が、加熱部14の先端の吐出口(吐出部28の接着剤吐出孔30に連通するノズル34の開口部42)から、加熱装置56の挿着孔58内に滴下して、冷えて固まった状態となり、加熱スタンド50の加熱装置56の挿着孔58が詰まって、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分の挿着状態が不完全となり、加熱不足となるのを防止することができる。
【0131】
また、
図1〜
図2に示したように、台座部材52の他方の端部52bには、加熱装置56の挿着孔58の下端の開口部58aの近傍に、例えば、赤外線センサーなどの被接触式の温度センサー13
が設けられている。
【0132】
この温度センサー13によって、加熱装置56の挿着孔58に挿着して、加熱装置56によって加熱された接着剤吐出装置10のノズル34の温度を測定して、温度調整のダイヤル48で設定した所定の温度になれば、高周波発生装置54の電源が自動的にOFFになるようにすることができる。
【0133】
また、加熱装置56の挿着孔58の下端の開口部58aの下方には、台座部材52の他方の端部52bに、溶融されたホットメルト接着剤22を受ける受け皿66が設けられている。
【0134】
このように、加熱装置56の挿着孔58の下端の開口部58aの下方に、溶融されたホットメルト接着剤22を受ける受け皿66が設けられているので、被加熱部26で溶融されたホットメルト接着剤22が、加熱部14の先端の吐出口(吐出部28の接着剤吐出孔30に連通するノズル34の開口部42)から、加熱装置56の挿着孔58内に滴下して、作業台上や床などを汚染するのを防止することができる。
【0135】
なお、この場合、
受け皿66は、ピボット軸68によって、加熱装置56の
挿着孔58の下端の開口部58aに対して、離接するように回動可能に構成されており、受け皿66に溜まったホットメルト接着剤22を取り除くことができるように構成されている。
なお、下記の
図3〜
図4の実施例2においても同様である。
【0136】
このように構成される接着剤吐出装置10では、接着剤装着部20の後端20aの接着剤挿入口から、ホットメルト接着剤22を挿入して、加熱装置56の挿着孔58内に、
図1〜
図2に示したように、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分、すなわち、被加熱部26(吐出部28、ノズル34)を挿着する。
【0137】
これにより、挿着孔58内に設けられたストッパーに当接して、このストッパーと連動して、高周波発生装置54の電源が自動的にONとなる。
【0138】
この状態で、加熱装置56の挿着孔58の外周に設けられた加熱コイル64により、高周波発生装置54によって発生された高周波によって、加熱コイル64の高周波誘導加熱作用が発生する。
【0139】
これにより、加熱装置56の挿着孔58内に挿着された、
図2に示したように、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分、すなわち、被加熱部26(吐出部28、ノズル34)
が、加熱されるようになっている。
【0140】
これにより、被加熱部26が加熱され、ホットメルト接着剤22が、加熱部14の内部に設けられた被加熱部26で溶融される。
【0141】
そして、吐出装置本体12の内部に設けられた温度センサーにより、加熱部14の被加熱部26の温度が、ホットメルト接着剤22の溶融温度以上になった状態で、例えば、青色LEDからなる使用表示ランプ32aが点灯する。
【0142】
この状態で、加熱装置56の挿着孔58から、
図1〜
図2に示したように、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分、すなわち、被加熱部26(吐出部28、ノズル34)を引き抜く。
【0143】
これにより、加熱装置56の挿着孔58内に設けられたストッパーとの当接状態が解除されて、このストッパーと連動して、高周波発生装置54の電源が自動的にOFFとなる。
【0144】
そして、トリガー46を指で押圧することによって、トリガー46に連結された移動機構によって、ホットメルト接着剤22が、前方に押し出される。
【0145】
これにより、被加熱部26で溶融された接着剤が、吐出部28の内部の接着剤吐出孔30、ノズル34の開口部42介して、スリット形状の溝部40に吐出されるように構成されている。
【0146】
なお、溶融温度以下になった警告状態を示す、例えば、赤色LEDからなる警告表示ランプ32bが点灯した場合には、この加熱操作を繰り返し行えば良い。
【0147】
なお、この実施例の場合には、加熱装置56を、
加熱方式として、高周波誘導加熱装置としたが、これに限定されるものではなく、例えば、
加熱方式として、マイクロ波加熱装置であっても良い。
【0149】
この場合、
加熱装置56として、例えば、電熱線、シーズヒーター、赤外線ヒーター、または、温風ヒーターなどを採用することができ、何ら限定されるものではない。
【0150】
なお、この実施例では、本発明の接着剤吐出装置10をスティックタイプの接着剤吐出装置に適用した実施例を示したが、図示しないが、
図11に示したようなピストンタイプの接着剤吐出装置300に適用することも可能である。
(実施例2)
【0151】
図3は、本発明の接着剤吐出装置を、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着する作業に用いるスティックタイプの接着剤吐出装置に適用した別の実施例を示す側面図、
図4は、
図3の本発明の別の実施例の接着剤吐出装置の被加熱部を加熱する状態を示す側面図である。
【0152】
この実施例の接着剤吐出装置10は、
図1〜
図2に示した実施例1の接着剤吐出装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0153】
この実施例の接着剤吐出装置10では、吐出装置本体12の構造は、
図3〜
図4に示したように、
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と同様な構成となっており、その内部に、ヒーター部11が設けられている。
【0154】
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と相違するのは、把手部206には、下端に電源コード234が設けられていない。
【0155】
また、この実施例の接着剤吐出装置10では、加熱スタンド50の加熱装置56の代わりに、吐出装置本体12を支持する支持部56aとなっており、吐出装置本体12の被加熱部26を脱着自在に挿着する挿着孔58bが形成され、吐出装置本体12を支持するように構成されている。また、支持部56aには、加熱コイル64が設けられていない。
【0156】
なお、支持部56aについては、
図1〜
図2に示した実施例1と同様に、加熱装置56と同様に、支持部56aの挿着孔58bは、貫通孔であって、挿着孔58bの下端の開口部58cの下方には、台座部材52の他方の端部52bに、溶融されたホットメルト接着剤22を受ける受け皿66が設けられている。
【0157】
なお、この場合、
図1〜
図2に示した実施例1と同様に、受け皿66を、ピボット軸68によって、支持部56aの挿着孔58bの下端の開口部58cに対して、離接するように回動可能に構成されており、受け皿66に溜まったホットメルト接着剤22を取り除くことができるように構成されている。
【0158】
さらに、加熱スタンド50の台座部材52には、吐出装置本体12の把手部16の下端を、脱着自在に装着する装着用凹部70aを備えた装着部70が形成されている。この装着部70に吐出装置本体12の加熱部14のヒーター部11に、接触式で通電する通電部72が備えられている。
【0159】
なお、図示しないが、この装着部70の装着用凹部70a内に、ストッパーが設けられており、このストッパーと連動して、通電部72の電源が自動的にON・OFFになるように構成されている。
【0160】
なお、この場合、図示しないが、ストッパーと連動しないで、台座部材52に接触式または非接触式のスイッチ、タイマーなどを設けて、加熱部14の被加熱部26の温度が、ホットメルト接着剤22の溶融温度以上になった状態で、通電部72の電源が、自動的にOFFになるように構成しても良い。
【0161】
このように構成することによって、加熱スタンド50の装着部70に、吐出装置本体12(把手部16の下端)を装着することによって、装着部70の通電部72を介して、吐出装置本体12の加熱部14のヒーター部11に通電することができる。
【0162】
その結果、吐出装置本体12の加熱部14の先端に内蔵された熱伝導性材料からなる被加熱部26が、吐出装置本体12の加熱部14のヒーター部11により加熱される。
【0163】
これにより、被加熱部26でホットメルト接着剤22が溶融され、この状態で、加熱スタンド50の装着部70から、吐出装置本体12を引き抜くだけで、吐出装置本体12の加熱部14のヒーター部11への通電が遮断され、被加熱部26で溶融されたホットメルト接着剤22を、加熱部14の先端の吐出口(吐出部28の内部の接着剤吐出孔30、ノズル34の開口部42介して、スリット形状の溝部40)から吐出することができる。
【0164】
従って、従来の接着剤吐出装置200、300のように、把手部の下端に電源コードが不要で、電源コードが作業の邪魔にならず、その操作性が良好で、特に、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着して、イ草がほつれないようにする作業において、極めて作業効率の向上が図れる接着剤吐出装置を提供することができる。
【0165】
また、従来のヒーター部を吐出装置本体に内蔵した接着剤吐出装置をコードレスにして、そのまま採用することができ、コストを低減することができるとともに、汎用性に優れることになる。
【0166】
また、本発明の接着剤吐出装置10では、加熱スタンド50の装着部70の通電部72が、非接触式で吐出装置本体12のヒーター部11に通電するようにしても良い。
【0167】
このように構成することによって、加熱スタンド50の装着部70の通電部72が、非接触式で吐出装置本体12のヒーター部11に通電するので、接点がなく、ショートなどの可能性、接点不良などがなく便利である。
【0168】
この場合、非接触式の通電部72としては、電磁誘導方式、電磁界共鳴方式、または、電波方式の通電部とすることができ、特に、限定されるものではない。
【0169】
また、本発明の接着剤吐出装置10では、図示しないが、加熱スタンド50装着部70が、台座部材52に対して回動自在に支持するように構成されていても良い。
【0170】
このように構成することによって、加熱スタンド50装着部70が、台座部材52に対して回動自在に支持するように構成されているので、加熱スタンド50装着部70の角度を自由に変えることができ、加熱スタンド50装着部70(装着用凹部70a)への、吐出装置本体12(把手部16の下端)の挿着、加熱、引き抜く作業が容易となり、極めて便利である。
【0171】
なお、この実施例では、本発明の接着剤吐出装置10をスティックタイプの接着剤吐出装置に適用した実施例を示したが、図示しないが、
図11に示したようなピストンタイプの接着剤吐出装置300に適用することも可能である(以下の実施例においても同様である)。
(実施例3)
【0172】
図5は、本発明の接着剤吐出装置を、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着する作業に用いるスティックタイプの接着剤吐出装置に適用した別の実施例を示す側面図である。
【0173】
この実施例の接着剤吐出装置10は、
図3〜
図4に示した実施例2の接着剤吐出装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0174】
この実施例の接着剤吐出装置10では、吐出装置本体12の構造は、
図5に示したように、
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と同様な構成となっており、その内部に、ヒーター部11が設けられている。
【0175】
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と相違するのは、把手部206には、下端に電源コード234が設けられていない。
【0176】
また、この実施例の接着剤吐出装置10では、
図3〜
図4に示した実施例2の接着剤吐出装置10において、装着部70が設けられていない構造である。
【0177】
さらに、
図5に示したように、加熱装置56の支持部56aの側部の上面に、略L字形状の接点機構15が設けられている。
すなわち、この接点機構15は、、加熱装置56の支持部56aの側部の上面に設けられたピボット軸15bを中心に、
図5の矢印で示したように、吐出装置本体12の加熱部14の溶融部18の上面に対して、離接可能に構成されている。
【0178】
そして、接点機構15の先端に設けられた接点部材15aが、吐出装置本体12の加熱部14の溶融部18の上面に設けられた図示しない、接点部と接触するようになっている。
【0179】
これにより、台座部材52に設けられた通電部17、接点機構15の接点部材15a、ならびに、溶融部18に上面に設けられた図示しない、接点部を介して、吐出装置本体12の加熱部14のヒーター部11に、接触式で通電することができるように構成されている。
【0180】
なお、図示しないが、加熱装置56の挿着孔58内に設けられたストッパーと連動して、通電部17の電源が自動的にON・OFFになるように構成されている。
【0181】
また、加熱装置56の挿着孔58内に、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分、すなわち、被加熱部26(吐出部28、ノズル34)を挿着・引き抜いた際に、接点機構15は、、加熱装置56の支持部56aの側部に設けられたピボット軸15bを中心に、
図5の矢印で示したように、吐出装置本体12の加熱部14の溶融部18に対して、離接可能に構成されている。
(実施例4)
【0182】
図6は、本発明の接着剤吐出装置を、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着する作業に用いるスティックタイプの接着剤吐出装置に適用した別の実施例を示す側面図である。
【0183】
この実施例の接着剤吐出装置10は、
図5に示した実施例3の接着剤吐出装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0184】
この実施例の接着剤吐出装置10では、吐出装置本体12の構造は、
図6に示したように、
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と同様な構成となっており、その内部に、ヒーター部11が設けられている。
【0185】
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と相違するのは、把手部206には、下端に電源コード234が設けられていない。
【0186】
また、この実施例の接着剤吐出装置10では、
図3〜
図4に示した実施例2の接着剤吐出装置10において、装着部70が設けられていない構造である。
【0187】
さらに、
図6に示したように、加熱装置56の支持部56aの側面に、略L字形状の接点機構19が設けられている。
すなわち、この接点機構15は、、加熱装置56の支持部56aの側面に設けられたピボット軸19bを中心に、
図6の矢印で示したように、すなわち、
図6の紙面の奥側と手前側に、吐出装置本体12の加熱部14の溶融部18の側面に対して、離接可能に構成されている。
【0188】
そして、接点機構19の先端に設けられた接点部材19aが、吐出装置本体12の加熱部14の溶融部18の側面に設けられた図示しない、接点部と接触するようになっている。
【0189】
これにより、台座部材52に設けられた通電部17、接点機構19の接点部材19a、ならびに、溶融部18の側面に設けられた図示しない、接点部を介して、吐出装置本体12の加熱部14のヒーター部11に、接触式で通電することができるように構成されている。
【0190】
なお、図示しないが、加熱装置56の挿着孔58内に設けられたストッパーと連動して、通電部17の電源が自動的にON・OFFになるように構成されている。
【0191】
また、加熱装置56の挿着孔58内に、吐出装置本体12の加熱部14の先端部分、すなわち、被加熱部26(吐出部28、ノズル34)を挿着・引き抜いた際に、接点機構19は、、加熱装置56の支持部56aの側部に設けられたピボット軸19bを中心に、
図6の矢印で示したように、吐出装置本体12の加熱部14の溶融部18に対して、離接可能に構成されている。
【0192】
なお、この場合、接点機構19は、加熱装置56の支持部56aの側面に、
一方側に(すなわち、図6の紙面の奥側と手前側のいずれか一方に)設けることも、図示しないが、
一方側に(すなわち、図6の紙面の奥側と手前側の両方に)設けることも可能である。
【0193】
図7は、本発明の接着剤吐出装置を、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着する作業に用いるスティックタイプの接着剤吐出装置に適用した別の実施例を示す側面図である。
【0194】
この実施例の接着剤吐出装置10は、
図3〜
図4に示した実施例2の接着剤吐出装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0195】
この実施例の接着剤吐出装置10では、吐出装置本体12の構造は、
図7に示したように、
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と同様な構成となっており、その内部に、ヒーター部11が設けられている。
【0196】
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と相違するのは、把手部206には、下端に電源コード234が設けられていない。
【0197】
また、この実施例の接着剤吐出装置10では、
図3〜
図4に示した実施例2の接着剤吐出装置10において、加熱装置56が設けられていない構造である。
【0198】
さらに、
図7に示したように、装着部70の側部右側に、すなわち、把手部16のトリガー46と反対側の側部に、略L字形状の接点機構21が設けられている。
すなわち、この接点機構21は、、装着部70の側部右側に設けられたピボット軸21bを中心に、
図7の矢印で示したように、把手部16のトリガー46と反対側の側部に対して、離接可能に構成されている。
【0199】
そして、接点機構21の先端に設けられた接点部材21aが、把手部16のトリガー46と反対側の側部に設けられた図示しない、接点部と接触するようになっている。
【0200】
これにより、台座部材52に設けられた
通電部72、接点機構21の接点部材21a、ならびに、把手部16のトリガー46と反対側の側部に設けられた図示しない、接点部を介して、吐出装置本体12の加熱部14のヒーター部11に、接触式で通電することができるように構成されている。
【0201】
なお、図示しないが、装着部70の装着用凹部70a内に設けられたストッパーと連動して、
通電部72の電源が自動的にON・OFFになるように構成されている。
【0202】
また、装着部70の装着用凹部70a内に、把手部16の下端部分を挿着・引き抜いた際に、接点機構21は、、ピボット軸21bを中心に、
図7の矢印で示したように、把手部16のトリガー46と反対側の側部18に対して、離接可能に構成されている。
【0203】
なお、この場合図示しないが、装着部70の側面に、接点機構21を設けて、
図7の紙面の奥側と手前側に回動させて、把手部16の側面に対して離接可能にして、接点機構21の先端に設けられた接点部材21aが、把手部16の側面に設けられた接点部と接触するようにすることも可能である。
【0204】
また、この場合、接点機構21は、装着部70の側面に、
一方側に(すなわち、図7の紙面の奥側と手前側のいずれか一方に)設けることも、図示しないが、
一方側に(すなわち、図7の紙面の奥側と手前側の両方に)設けることも可能である。
【0205】
図8は、本発明の接着剤吐出装置を、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着する作業に用いるスティックタイプの接着剤吐出装置に適用した別の実施例を示す側面図である。
【0206】
この実施例の接着剤吐出装置10は、
図3〜
図4に示した実施例2の接着剤吐出装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0207】
この実施例の接着剤吐出装置10では、吐出装置本体12の構造は、
図8に示したように、
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と同様な構成となっており、その内部に、ヒーター部11が設けられている。
【0208】
図10に示した従来のスティックタイプの接着剤吐出装置200と相違するのは、把手部206には、下端に電源コード234が設けられていない。
【0209】
また、この実施例の接着剤吐出装置10では、
図3〜
図4に示した実施例2の接着剤吐出装置10において、加熱装置56が設けられていない構造である。
また、この実施例の接着剤吐出装置10では、
図7に示した実施例5の接着剤吐出装置10において、接点機構21が設けられていない構造であって、図示しないが、装着部70の装着用凹部70a内に設けられたストッパーが接点部を兼ねている構造である。
【0210】
なお、図示しないが、装着部70の装着用凹部70a内に設けられたストッパーと連動して、通電部72の電源が自動的にON・OFFになるように構成されている。
【0211】
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、本発明の接着剤吐出装置10を、畳表の側辺(短辺側)の端部に露出した経糸を接着する作業に用いる接着剤吐出装置に適用したが、家庭用、工作用、工業用など広範囲の接着剤吐出装置に適用することができるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。