特許第6681981号(P6681981)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6681981災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6681981
(24)【登録日】2020年3月26日
(45)【発行日】2020年4月15日
(54)【発明の名称】災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/00 20200101AFI20200406BHJP
   F21S 9/02 20060101ALI20200406BHJP
   G08B 23/00 20060101ALI20200406BHJP
   H04M 11/04 20060101ALI20200406BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20200406BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20200406BHJP
【FI】
   H05B37/02 C
   F21S9/02 215
   G08B23/00 510A
   H04M11/04
   F21V23/04 500
   H05B37/02 B
   F21Y115:10
【請求項の数】24
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-521208(P2018-521208)
(86)(22)【出願日】2017年9月27日
(65)【公表番号】特表2020-504893(P2020-504893A)
(43)【公表日】2020年2月13日
(86)【国際出願番号】KR2017010670
(87)【国際公開番号】WO2019059439
(87)【国際公開日】20190328
【審査請求日】2018年4月23日
(31)【優先権主張番号】10-2017-0121972
(32)【優先日】2017年9月21日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517083936
【氏名又は名称】カン、ヘ イル
(74)【代理人】
【識別番号】100134636
【弁理士】
【氏名又は名称】金高 寿裕
(74)【代理人】
【識別番号】100114904
【弁理士】
【氏名又は名称】小磯 貴子
(72)【発明者】
【氏名】カン、ヘ イル
【審査官】 田中 友章
(56)【参考文献】
【文献】 特開2017−63060(JP,A)
【文献】 特開2005−157744(JP,A)
【文献】 韓国登録特許第10−1665296(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 47/00
F21S 9/02
F21V 23/04
G08B 23/00
H04M 11/04
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つ以上の照明区域を含む建物(200)の照明区域ごとに少なくとも1つ以上設けられ、照明用LEDグループ(G1;111)と非常用LEDグループ(G2;112)が単一の基板上に配列され、いずれか1つのグループが点灯すれば、残りの他の一つのグループは消灯するLED照明灯(110)と、
前記照明区域内で周期的に災難を判別するための災難判別信号を有線又は無線に出力し、災難管理サーバ(150)に位置識別情報が格納される少なくとも1つ以上の災難検知器(120)と、
前記照明区域内で前記災難判別信号を受信して通信ハブ(140)に送信し、災難管理サーバ(150)から非常照明オン信号を受信すれば、非常スイッチ(110a)をオンして前記LED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;111)を点灯し、災難管理サーバ(150)から非常照明オフ信号を受信すれば、非常スイッチ(110a)をオフして前記LED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を消灯する非常スイッチ用中継機(130)と、
前記建物(200)の適所に配置されて前記非常スイッチ用中継機(130)を介して受信した災難判別信号を災難管理サーバ(150)に有線又は無線に通信して送信し、災難管理サーバ(150)から非常照明オン信号又は非常照明オフ信号を受信して前記非常スイッチ用中継機(130)に送信する通信ハブ(140)と、
前記通信ハブ(140)を介して災難判別信号を受信した後に災難発生が判別されれば、前記通信ハブ(140)を介して災難発生が検知された照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機(130)に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を点灯することにより災難警報を発生し、管理者端末(160)から災難訓練開始信号を受信した後、通信ハブ(140)を介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機(130)に非常照明オン信号を送信して前記LED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を点灯して災難訓練警報を発生することで災難訓練を開始する災難管理サーバ(150)と、
から構成されることを特徴とする、災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項2】
前記LED照明灯(110)は、照明スイッチ(110a)がオンされれば、第1電源が供給されて点灯する照明用LEDグループ(G1;111)と、前記非常スイッチ用中継機(130)の非常スイッチがオンされれば、第2電源が供給されて点灯する非常用LEDグループ(G2;112)が単一の基板上に配列されていることを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項3】
前記照明用LEDグループ(G1;111)は、少なくとも1つ以上の照明用LEDグループから構成されることを特徴とする、請求項2に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項4】
前記災難検知器(120)は、火災検知のための温度センサ又は地震検知のための加速度センサを含むことを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項5】
前記災難検知器(120)は、火災警報器の警鐘(210)を作動する火災検知信号を受信すれば、災難発生信号を出力して前記災難管理サーバ(150)が災難発生の検知された照明区域内に設けられたLED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を点灯することにより災難警報を発生させることを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項6】
前記通信ハブ(140)に前記災難検知器(120)の災難判別信号を送信するために、照明区域内で前記災難判別信号を受信したいずれか1つが他の1つに当該の災難判別信号を無線送信する少なくとも1つ以上の信号用中継機(130a)をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項7】
前記信号用中継機(130a)は、非常スイッチ用中継機(130)と災難判別信号をやりとりして災難判別信号を通信ハブ(140)に送信することを特徴とする、請求項6に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項8】
前記災難検知器(120)と前記非常スイッチ用中継機(130)、前記信号用中継機(130a)、及び前記通信ハブ(140)は、建物内でブルートゥース網、又はLoRa(Long Range and low power)網、又はNB−IoT(NarrowBand−Internet of Things)網のいずれか1つの無線通信網を介して互いに通信することを特徴とする、請求項1または請求項6に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項9】
前記災難管理サーバ(150)は、前記通信ハブ(140)を介して受信した災難判別信号が災難発生として判別されれば、前記管理者端末(160)とユーザ端末(170)に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生することを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項10】
前記災難管理サーバ(150)は、前記管理者端末(160)から災難警報解除信号を受信すれば、前記管理者端末(160)とユーザ端末(170)に災難警報解除案内メッセージを送信し、前記通信ハブ(140)を介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機(130)に非常照明オフ信号を送信し、前記LED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を消灯することを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項11】
前記災難管理サーバ(150)は、前記管理者端末(160)から災難訓練開始信号を受信すれば、前記管理者端末(160)とユーザ端末(170)に災難訓練開始案内メッセージを送信することを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項12】
前記災難管理サーバ(150)は、建物(200)の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器(120)の災難判別信号が最初の災難発生として判別されれば、前記通信ハブ(140)を介して建物(200)の照明区域の全体に設けられた非常スイッチ用中継機(130)に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を点灯し、前記管理者端末(160)とユーザ端末(170)に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生することを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項13】
前記災難管理サーバ(150)は、建物(200)の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器(120)の災難判別信号が最初の災難発生として判別されれば、前記通信ハブ(140)を介して建物(200)の照明区域の全体のうち災難発生として判別された当該の照明区域に設けられた非常スイッチ用中継機(130)に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を点灯し、前記管理者端末(160)とユーザ端末(170)に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生することを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項14】
前記災難管理サーバ(150)は、建物(200)の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器(120)の災難判別信号が最初の災難発生として判別された以後から、災難発生として判別された当該の照明区域に設けられた他の災難検知器(120)の災難判別信号が再度災難発生として判別されれば、前記管理者端末(160)とユーザ端末(170)に災難状況変化案内メッセージを送信して災難警報を発生することを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項15】
前記災難管理サーバ(150)は、前記管理者端末(160)から災難訓練終了信号を受信すれば、前記管理者端末(160)とユーザ端末(170)に災難訓練終了案内メッセージを送信し、前記通信ハブ(140)を介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機(130)に非常照明オフ信号を送信して前記LED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を消灯することで災難訓練を終了することを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項16】
前記管理者端末(160)は、災難警報及び災難訓練用アプリが搭載されている携帯用通信端末であり、前記災難管理サーバ(150)から災難警報案内メッセージ又は災難警報解除案内メッセージ又は災難訓練開始案内メッセージ又は災難訓練終了案内メッセージを受信し、前記災難警報及び災難訓練用アプリを実行して建物(200)の全体照明区域の災難警報又は災難訓練を監視して管制する管理者画面(160a)を表示することを特徴とする、請求項1に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項17】
前記管理者端末(160)は、建物(200)の照明区域に対応する照明区域災難表示領域(161a)と、建物(200)の照明区域に設けられている災難検知器(120)に対応する災難検知器表示領域(162a)を前記管理者画面(160a)に表示することを特徴とする、請求項16に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項18】
前記管理者端末(160)は、災難管理サーバ(150)から災難警報案内メッセージを最初に受信すれば、前記災難管理サーバ(150)の災難区域全体表示命令を受信し、前記管理者画面(160a)の照明区域災難表示領域(161a)に表示される照明区域の全体を災難警報状態として表示したり、前記災難管理サーバ(150)の災難区域選択表示命令を受信し、前記照明区域災難表示領域(161a)に表示される照明区域の全体のうち選択された照明区域を災難警報状態として表示することを特徴とする、請求項17に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項19】
前記管理者端末(160)は、前記管理者画面(160a)の照明区域災難表示領域(161a)に表示される照明区域の全体が災難警報状態として表示された状態で、照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ(150)に送信することにより、災難管理サーバ(150)が照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に設けられたLED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を消灯するようにすることを特徴とする、請求項17に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項20】
前記管理者端末(160)は、前記管理者画面(160a)の照明区域災難表示領域(161a)に表示される照明区域の全体のうち選択された照明区域が災難警報状態として表示された状態で、選択された照明区域の全体又は選択された照明区域の全体のうち再選択された照明区域に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ(150)に送信することにより、災難管理サーバ(150)が選択された照明区域の全体又は選択された照明区域の全体のうち再選択された照明区域に設けられたLED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を消灯するようにすることを特徴とする、請求項17に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項21】
前記管理者端末(160)は、前記管理者画面(160a)の照明区域災難表示領域(161a)に表示される照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に対する災難訓練開始信号を災難管理サーバ(150)に送信することにより、災難管理サーバ(150)が照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に設けられたLED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を点灯するようにして災難訓練警報を発生することで災難訓練を開始することを特徴とする、請求項17に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項22】
前記管理者端末(160)は、前記管理者画面(160a)の照明区域災難表示領域(161a)に表示される照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域が災難訓練警報状態として表示された状態で、照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域のうち再選択された照明区域に対する災難訓練終了信号を災難管理サーバ(150)に送信することにより、災難管理サーバ(150)が照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域のうち再選択された照明区域に設けられたLED照明灯(110)の非常用LEDグループ(G2;112)を消灯させることで災難訓練を終了することを特徴とする、請求項17に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項23】
前記管理者端末(160)は、災難管理サーバ(150)が災難検知器(120)から災難判別信号を受信する間に前記災難管理サーバ(150)の検知器状態表示命令を受信し、前記管理者画面(160a)の災難検知器表示領域(162a)に表示される災難検知器(120)のそれぞれに対する検知器状態情報(例えば、温度、震度、災難発生信号受信の有無などを知らせる状態情報)を表示することを特徴とする、請求項17に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【請求項24】
前記管理者端末(160)は、災難管理サーバ(150)が災難検知器(120)から周期的にバッテリ状態信号を受信する間に前記災難管理サーバ(150)のバッテリ状態表示命令を受信し、前記管理者画面(160a)の災難検知器表示領域(162a)に表示される災難検知器(120)のそれぞれに対するバッテリの残量情報を表示することを特徴とする、請求項17に記載の災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED照明灯(LED lamp)システムに関し、より詳しくは、災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムに関する。
【背景技術】
【0002】
学校又は官公庁、アパート、ビルディング、トンネルなどのような建物には、火災又は地震などのような災難発生時に警報を知らせる火災警報器又は地震警報システムなどが設けられている。
【0003】
例えば、建物に設けられる火災警報器は、火炎又は煙を検知する火災検知器が火災発生を知らせる火災検知信号を出力したり、火災の発見者がプッシュボタンを押して火災発生を知らせば、発信器が火災検知信号を受信器に送信し、前記発信器から火災検知信号を受信した受信器は、火災警報信号を出力して警鐘を作動することで火災警報を発生し、消防署に有線又は無線で通知する。
【0004】
一方、特許文献1には、地震発生時に地震規模に応じて地震警報を発生し、待避放送を実施する地震予警報及び待避放送システムが掲載されている。
【0005】
前記の火災警報器又は地震警報システムなどは、通常、建物内に個別的に設けられているため統合管理が難しい問題がある。
【0006】
例えば、建物の新築時に火災警報器の設置業者が火災警報器を設け、地震警報システムの設置業者が地震警報システムを設ける場合、通常、管制室に火災警報器用の管制設備と地震警報システム用の管制設備とを別に設けて個別管理することから、統合管理が難しい。
【0007】
これとは異なって、すでに火災警報器が設けられている建物に地震警報システムの設置業者が地震警報システムをさらに設ける場合、管制室に予め設けられた火災警報起用の管制設備と新しく設けられる地震警報システム用の管制設備を統合管理することが不可能である場合が多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国特許出願公開10−1767343B1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記のような従来の問題を解決するためのものであって、本発明の目的は、照明用LEDグループと非常用LEDグループが単一の基板上に配列されているLED照明灯が設けられる建物の照明区域において、正常時に前記LED照明灯の照明用LEDグループを点灯して照明し、火災又は地震などの災難発生時に前記LED照明灯の非常用LEDグループを点灯して災難警報を発生し、火災又は地震などの災難訓練時に前記LED照明灯の非常用LEDグループを点灯して災難訓練警報を発生することにより、災難訓練を開始する災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような本発明の目的を達成するために、本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムは、少なくとも1つ以上の照明区域を含む建物の照明区域ごとに少なくとも1つ以上設けられ、照明用LEDグループと非常用LEDグループが単一の基板上に配列され、いずれか1つのグループが点灯すれば、残りの他の一つのグループは消灯するLED照明灯と、前記照明区域内で周期的に災難を判別するための災難判別信号を有線又は無線に出力し、災難管理サーバに位置識別情報が格納される少なくとも1つ以上の災難検知器と、前記照明区域内で前記災難判別信号を受信して通信ハブに送信し、災難管理サーバから非常照明オン信号を受信すれば、非常スイッチをオンして前記LED照明灯の非常用LEDグループを点灯し、災難管理サーバから非常照明オフ信号を受信すれば、非常スイッチをオフして前記LED照明灯の非常用LEDグループを消灯する非常スイッチ用中継機と、前記建物の適所に配置されて前記非常スイッチ用中継機を介して受信した災難判別信号を災難管理サーバに有線又は無線に通信して送信し、災難管理サーバから非常照明オン信号又は非常照明オフ信号を受信して前記非常スイッチ用中継機に送信する通信ハブと、前記通信ハブを介して災難判別信号を受信した後に災難発生が判別されれば、前記通信ハブを介して災難発生が検知された照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯の非常用LEDグループを点灯することにより災難警報を発生し、管理者端末から災難訓練開始信号を受信した後、通信ハブを介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機に非常照明オン信号を送信して前記LED照明灯の非常用LEDグループを点灯して災難訓練警報を発生することで災難訓練を開始する災難管理サーバから構成されることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記災難検知器は、火災検知のための温度センサ又は地震検知のための加速度センサを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記災難検知器は、火災警報器の警鐘を作動する火災検知信号を受信すれば、災難発生信号を出力して前記災難管理サーバが災難発生の検知された照明区域内に設けられたLED照明灯の非常用LEDグループを点灯することにより災難警報を発生させることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記通信ハブに前記災難検知器の災難判別信号を送信するために、照明区域内で前記災難判別信号を受信したいずれか1つが他の1つに当該の災難判別信号を無線送信する少なくとも1つ以上の信号用中継機をさらに含むことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記信号用中継機は、非常スイッチ用中継機と災難判別信号をやりとりして災難判別信号を通信ハブに送信することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記災難検知器と前記非常スイッチ用中継機、前記信号用中継機、及び前記通信ハブは、建物内でブルートゥース網、又はLoRa(Long Range and low power)網、又はNB−IoT(NarrowBand−Internet of Things)網などのような無線通信網を介して互いに通信することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記災難管理サーバは、前記通信ハブを介して受信した災難判別信号が災難発生として判別されれば、前記管理者端末とユーザ端末に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生することを特徴とする。
【0017】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記災難管理サーバは、前記管理者端末から災難訓練開始信号を受信すれば、前記管理者端末とユーザ端末に災難訓練開始案内メッセージを送信することを特徴とする。
【0018】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記災難管理サーバは、建物の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器の災難判別信号が最初の災難発生として判別されれば、前記通信ハブを介して建物の照明区域の全体に設けられた非常スイッチ用中継機に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯の非常用LEDグループを点灯し、前記管理者端末とユーザ端末に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生することを特徴とする。
【0019】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記災難管理サーバは、建物の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器の災難判別信号が最初の災難発生として判別されれば、前記通信ハブを介して建物の照明区域の全体のうち災難発生として判別された当該の照明区域に設けられた非常スイッチ用中継機に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯の非常用LEDグループを点灯し、前記管理者端末とユーザ端末に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生することを特徴とする。
【0020】
本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムにおいて、前記災難管理サーバは、建物の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器の災難判別信号が最初の災難発生として判別された以後から、災難発生として判別された当該の照明区域に設けられた他の災難検知器の災難判別信号が再度災難発生として判別されれば、前記管理者端末とユーザ端末に災難状況変化案内メッセージを送信して災難警報を発生することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明を利用すれば、建物の照明区域にLED照明灯を設けながら、火災又は地震などの災難警報システムを容易に構築して火災警報と地震警報などの災難警報を統合することができ、特に、管理者端末に表示される管理者画面を介して災難警報を便利に監視して管制し得る。
【0022】
本発明は、管理者端末を活用して火災又は地震などの災難訓練を容易に開始することができ、特に、管理者端末に表示される管理者画面を介して災難訓練を便利に監視して管制し得る。
【0023】
本発明は、火災又は地震などの災難発生時に建物の照明区域の全体又は一部選択された照明区域に設けられたLED照明灯を非常用として点灯する方式により、災難警報を照明区域別に区分して発生し、災難警報案内メッセージを管理者端末又はユーザ端末に送信できるため、災難状況の変化に応じて迅速に対応して安全な待避を企てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムが設けられる建物の実施形態である。
図2】本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムの構成を示す実施形態である。
図3】本発明に係るLED照明灯の構成を示した簡略図である。
図4】本発明に係るLED照明灯の構成を示した好適な実施形態である。
図5】本発明に係るLED照明灯の構成を示した他の実施形態である。
図6】電源分離型LED照明灯の実施形態である。
図7】電源分離型LED照明灯の他の実施形態である。
図8】本発明に係る管理者端末に表示される管理者画面の実施形態である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の好適な実施形態を添付する図面を参照しながら、より詳しく説明する。
【0026】
図1図4を参照すると、本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム100は、LED照明灯110、災難検知器120、非常スイッチ用中継機130、信号用中継機130a、通信ハブ140、災難管理サーバ150、及び管理者端末160を含んで構成される。
【0027】
前記LED照明灯110は、少なくとも1つ以上の照明区域を含む建物200の照明区域ごとに少なくとも1つ以上設けられている。
【0028】
前記LED照明灯110は、照明用LEDグループ(G1)111と非常用LEDグループ(G2)112が単一の基板上に配列され、いずれか1つのグループが点灯すれば残りの他の一つのグループは消灯する。
【0029】
前記LED照明灯110は、照明スイッチ110aがオンされれば第1電源が供給され、点灯する照明用LEDグループ(G1)111と前記非常スイッチ用中継機130の非常スイッチがオンされれば第2電源が供給され、点灯する非常用LEDグループ(G2)112が単一の基板上に配列されている。
【0030】
前記照明用LEDグループ(G1)111は、少なくとも1つ以上の照明用LEDグループから構成されることが好ましい。
【0031】
図4では、上記のように、照明スイッチ110aがオンされれば第1電源が供給され、点灯する照明用LEDグループ(G1)と前記非常スイッチ用中継機130の非常スイッチがオンされれば第2電源が供給され、点灯する非常用LEDグループ(G2)が単一の基板上に配列されているLED照明灯110の好適な実施形態を示す。
【0032】
図4に示すLED照明灯110は、リレーのB接点スイッチSW_Bを介して第1電源が供給される間に照明用LEDグループ(G1)が点灯しており、第2電源が供給されれば、リレーリレーRの作動によってB接点スイッチSW_Bがオフされ、第2電源側と非常用LEDグループ(G2)が電気的に接続されると同時に、照明用LEDグループ(G1)は消灯し、第2電源供給によって非常用LEDグループ(G2)が点灯する。
【0033】
図5では、建物200の照明区域に設けられる分電盤の常用電源を第1電源と第2電源に配線するLED照明灯110の他の実施形態を示す。
【0034】
図5に示すLED照明灯110は、リレーのB接点スイッチSW_Bを介して分電盤の常用電源から配線された第1電源が供給される間に照明用LEDグループ(G1)が点灯しており、前記非常スイッチ用中継機130の非常スイッチオンの際にリレーリレーRの作動によって前記B接点スイッチSW_Bはオフされ、リレーのA接点スイッチSW_Aを介して分電盤の常用電源から配線された第2電源が供給されれば、非常用LEDグループ(G2)が点灯すると同時に、照明用LEDグループ(G1)は消灯する。
【0035】
参考として、図6及び図7では、本発明に係るLED照明灯110と類似の電源分離型LED照明灯の実施形態を示す。
【0036】
図6では、リレーのB接点スイッチSW_Bを介して第1電源が供給される間に2つのLEDグループG3、G4が点灯しており、第2電源が供給されれば、リレーリレーRの作動によってB接点スイッチSW_Bがオフされ、第2電源側と前記2つのLEDグループG3、G4のいずれか1つ又は点線で示すように2つが電気的に接続されると同時に、第2電源供給によってLEDグループG3は消灯してG4が点灯したり、G3及びG4が全て点灯する、電源分離型LED照明灯の実施形態を示す。
【0037】
図7は、図6で使用する第2電源を充電バッテリBATの電源に代替した電源分離型LED照明灯の実施形態である。
【0038】
図7では、リレーのB接点スイッチSW_Bを介して第1電源として用いられる常用電源が供給される間に、2つのLEDグループG3、G4が点灯して充電バッテリBATは充電される。この状態で、もし、常用電源検知センサによって電源遮断が検知され、非常電源スイッチSWがオンされれば、このときから第2電源として用いられる前記充電バッテリBATの放電及びリレーリレーRの作動によりB接点スイッチSW_Bがオフされ、第2電源側と前記2つのLEDグループG3、G4のいずれか1つ又は点線で示すように2つが電気的に接続されると同時に、第2電源供給によってLEDグループG3は消灯してG4が点灯したり、G3とG4が全て点灯する、電源分離型LED照明灯の実施形態を示す。
【0039】
前記災難検知器120は、少なくとも1つ以上がそれぞれ前記照明区域内で周期的に災難(例えば、火災又は地震など)を判別するための災難判別信号(例えば、火災検知のための温度検知信号又は地震検知のための震度検知信号など)を有線又は無線で出力し、災難管理サーバ150に位置識別情報が格納される。
【0040】
前記災難検知器120は、火災検知のための温度検知信号を出力する温度センサ又は地震検知のための震度検知信号を出力する加速度センサを含むことが好ましい。
【0041】
前記災難検知器120は、火災警報器の警鐘210を作動する火災検知信号を受信すれば、災難発生信号を出力して前記災難管理サーバ150が災難発生が検知された照明区域内に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯することで、災難警報を発生するようにする。
【0042】
前記非常スイッチ用中継機130は、前記照明区域内で前記災難判別信号を受信して通信ハブ140に送信し、災難管理サーバ150から非常照明オン信号を受信すれば、非常スイッチ110aをオンして前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)111を点灯し、災難管理サーバ150から非常照明オフ信号を受信すれば、非常スイッチ110aをオフして前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0043】
前記信号用中継機130aは、少なくとも1つ以上が照明区域に設けられることが好ましく、前記通信ハブ140に前記災難検知器110の災難判別信号を送信するため、少なくとも1つ以上が照明区域内で前記災難判別信号を受信したいずれか1つが他の1つに当該の災難判別信号を無線送信する。
【0044】
前記信号用中継機130aは、前記非常スイッチ用中継機130と災難判別信号をやりとりして、災難判別信号を通信ハブ140に送信する。
【0045】
前記通信ハブ140は、前記建物200の適所に配置され、前記非常スイッチ用中継機130を介して受信した災難判別信号を災難管理サーバ150に有線又は無線通信して送信し、災難管理サーバ150から非常照明オン信号又は非常照明オフ信号を受信して前記非常スイッチ用中継機130に送信する。
【0046】
前記通信ハブ140は、建物200の規模に応じて1つ又は2つ以上加えて設置してもよい。
【0047】
本発明の実施形態において、前記災難検知器120と前記非常スイッチ用中継機130、前記信号用中継機130a、及び前記通信ハブ140は、建物内でブルートゥース網又はLoRa(Long Range and low power)網、又はNB−IoT(NarrowBand−Internet of Things)網などのような無線通信網を介して互いに通信する。
【0048】
前記災難管理サーバ150は、前記通信ハブ140を介して災難判別信号を受信した後、災難発生が判別されれば、前記通信ハブ140を介して災難発生が検知された照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯することで災難警報を発生し、管理者端末160から災難訓練開始信号を受信した後、通信ハブ140を介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯して災難訓練警報を発生することで災難訓練を開始する。
【0049】
前記災難管理サーバ150は、前記通信ハブ140を介して受信した災難判別信号が災難発生として判別されれば、前記管理者端末160(例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレットなど)とユーザ端末170(例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレットなど)に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生する。
【0050】
前記災難管理サーバ150は、前記管理者端末160から災難警報解除信号を受信すれば、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難警報解除案内メッセージを送信し、前記通信ハブ140を介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オフ信号を送信し、前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0051】
前記災難管理サーバ150は、前記管理者端末160から災難訓練開始信号を受信すれば、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難訓練開始案内メッセージを送信する。
【0052】
前記災難管理サーバ150は、建物200の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器120の災難判別信号が最初の災難発生として判別されれば、前記通信ハブ140を介して建物200の照明区域の全体に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オン信号を送信して前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯し、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生する。
【0053】
前記災難管理サーバ150は、建物200の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器120の災難判別信号が最初の災難発生として判別されれば、前記通信ハブ140を介して建物200の照明区域の全体のうち災難発生として判別された当該の照明区域に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オン信号を送信して前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯し、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生する。
【0054】
前記災難管理サーバ150は、建物200の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器120の災難判別信号が最初の災難発生として判別された後から、災難発生として判別された当該の照明区域に設けられた他の災難検知器120の災難判別信号が再度災難発生として判別されれば、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難状況変化案内メッセージを送信して災難警報を発生する。
【0055】
前記災難管理サーバ150は、前記管理者端末160から災難訓練終了信号を受信すれば、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難訓練終了案内メッセージを送信し、前記通信ハブ140を介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オフ信号を送信し、前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯することで災難訓練を終了する。
【0056】
図8を参照すると、前記管理者端末160は、災難警報及び災難訓練用アプリが搭載されている携帯用通信端末(例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレットなど)であり、前記災難管理サーバ150から災難警報案内メッセージ、又は災難警報解除案内メッセージ、又は災難訓練開始案内メッセージ、又は災難訓練終了案内メッセージを受信し、前記災難警報及び災難訓練用アプリを実行して建物200の全体照明区域の災難警報又は災難訓練を監視して管制する管理者画面160aを表示する。
【0057】
前記管理者端末160は、建物200の照明区域に対応する照明区域災難表示領域161aと、建物200の照明区域に設けられている災難検知器120に対応する災難検知器表示領域162aを前記管理者画面160aに表示する。
【0058】
前記管理者端末160は、災難管理サーバ150から災難警報案内メッセージを最初に受信すれば、前記災難管理サーバ150の災難区域全体表示命令を受信し、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体を災難警報状態として表示したり、前記災難管理サーバ150の災難区域選択表示命令を受信し、前記照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体のうち選択された照明区域を災難警報状態として表示する。
【0059】
前記管理者端末160は、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体が災難警報状態として表示された状態で、照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信することで、災難管理サーバ150が照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯するようにする。
【0060】
前記管理者端末160は、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体のうち選択された照明区域が災難警報状態として表示された状態で、選択された照明区域の全体又は選択された照明区域の全体のうち再選択された照明区域に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信することで、災難管理サーバ150が選択された照明区域の全体、又は選択された照明区域の全体のうち再選択された照明区域に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯するようにする。
【0061】
前記管理者端末160は、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に対する災難訓練開始信号を災難管理サーバ150に送信することで、災難管理サーバ150が照明区域の全体、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯するようにし、災難訓練警報を発生することで災難訓練を開始する。
【0062】
前記管理者端末160は、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域が災難訓練警報状態として表示された状態で、照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域のうち再選択された照明区域に対する災難訓練終了信号を災難管理サーバ150に送信することで、災難管理サーバ150が照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域のうち再選択された照明区域に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯させることで災難訓練を終了する。
【0063】
前記管理者端末160は、災難管理サーバ150が災難検知器120から災難判別信号を受信する間に前記災難管理サーバ150の検知器状態表示命令を受信し、前記管理者画面160aの災難検知器表示領域162aに表示される災難検知器120のそれぞれに対する検知器状態情報(例えば、温度、震度、災難発生信号受信の有無などを知らせる状態情報)を表示する。
【0064】
前記管理者端末160は、災難管理サーバ150が災難検知器120から周期的にバッテリ状態信号を受信する間に前記災難管理サーバ150のバッテリ状態表示命令を受信し、前記管理者画面160aの災難検知器表示領域162aに表示される災難検知器120のそれぞれに対するバッテリの残量情報を表示する。
【0065】
上記のように構成される本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム100は次のように作動する。
【0066】
まず、本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム100は、図1図2に示すように設けられる。
【0067】
例えば、図1は3階建物200を示し、図2図1に示した3階建物200の各階に5個の照明区域#1〜#5が設けられている実施形態を示す。
【0068】
図1図2に示した建物200の層別の照明区域#1〜#5ごとに、少なくとも1つ以上のLED照明灯110が設けられている。
【0069】
前記建物200の層別の照明区域#1〜#5ごとに少なくとも1つ以上の災難検知器120が設けられている。
【0070】
図2に示す実施形態では、1層に設けられた5個の照明区域#1〜#5ごとに1個ずつ設けられた災難検知器120#1〜120#5を例示し、当該の層の廊下に設けられた火災警報器の警鐘210を作動する火災検知信号を受信するために追加された災難検知器120#6を例示する。
【0071】
図2に示す実施形態では、1層に設けられた5個の照明区域#1〜#5ごとに1個ずつ設けられた非常スイッチ用中継機130#1〜130#5を例示し、当該の層の廊下に信号送信時距離制限を克服するために追加された2つの信号用中継機130aを例示する。
【0072】
図2に示す実施形態では、建物200の全体に設けられた前記災難検知器120、前記非常スイッチ用中継機130、及び前記信号用中継機130aと建物内でブルートゥース網、又はLoRa(Long Range and low power)網、又はNB−IoT(NarrowBand−Internet of Things)網などのような無線通信網を介して互いに通信する通信ハブ140を例示する。
【0073】
上記のように建物200に設けられた本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム100は、正常時に前記LED照明灯110の照明用LEDグループ(G1)111を点灯して照明する。
【0074】
この場合、前記LED照明灯110は、ユーザの操作によって照明スイッチ110aがオンされれば、第1電源が供給されて照明用LEDグループ(G1)111を点灯することで、当該のLED照明灯110が設けられた照明区域を照明する。
【0075】
これとは異なって、前記LED照明灯110は、ユーザの操作により照明スイッチ110aがオフされて第1電源供給が遮断されれば、照明用LEDグループ(G1)111を消灯する。
【0076】
一方、上記のように建物200に設けられた本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム100は、火災又は地震などの災難発生時に前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯して災難警報を発生する。
【0077】
この場合、前記災難管理サーバ150は、前記通信ハブ140を介して災難検知器120が送信する災難判別信号(例えば、火災検知のための温度検知信号又は地震検知のための震度検知信号など)を受信した後、災難発生を判別したり、火災警報器の警鐘210を作動する火災検知信号を受信した災難検知器120が送信する災難発生信号を受信する。
【0078】
また、前記管理者端末160は、災難管理サーバ150が災難検知器120から災難判別信号を受信する間に前記災難管理サーバ150の検知器状態表示命令を受信し、前記管理者画面160aの災難検知器表示領域162aに表示される災難検知器120のそれぞれに対する検知器状態情報(例えば、温度、震度、災難発生信号受信の有無などを知らせる状態情報)を表示する。
【0079】
参考として、図8では、前記管理者画面160aの災難検知器表示領域162aに表示される災難検知器120のそれぞれに対する検知器状態情報のうち温度a℃、震度bを表示した実施形態を示す。
【0080】
図8において、前記災難管理サーバ150が災難検知器120から災難判別信号を受信する間に火災警報器の警鐘210を作動する火災検知信号を受信した災難検知器120が送信する災難発生信号を受信すれば、災難検知器表示領域162aに表示される災難検知器120に対応するソフトボタン領域が赤色点灯されて災難警報を発生する。
【0081】
もし、建物200の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器120の災難判別信号が最初の災難発生として判別されたり、前記災難管理サーバ150が災難検知器120の送信する災難発生信号を受信すれば、前記災難管理サーバ150は、前記通信ハブ140を介して建物200の照明区域の全体に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オン信号を送信し、建物200全体の前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯し、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生する。
【0082】
ここで、前記管理者端末160は、災難管理サーバ150から災難警報案内メッセージを最初に受信すれば、前記災難警報及び災難訓練用アプリを実行して、前記災難管理サーバ150の災難区域全体表示命令を受信することにより、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体、例えば、災難、災難1、災難2、災難3、災難4、災難5のように表示されるソフトボタン領域の全体を赤色点灯された災難警報状態として表示する。
【0083】
これとは異なって、建物200の照明区域の全体のいずれか1つの照明区域に設けられた災難検知器120の災難判別信号が最初の災難発生として判別されたり、前記災難管理サーバ150が、災難検知器120の送信する災難発生信号を受信すると、前記災難管理サーバ150は、前記通信ハブ140を介して建物200の照明区域の全体のうち災難発生として判別された当該の照明区域に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オン信号を送信し、建物200の照明区域の全体のうち災難発生として判別された当該の照明区域の前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯し、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生する。
【0084】
ここで、前記管理者端末160は、災難管理サーバ150から災難警報案内メッセージを最初に受信すれば、前記災難警報及び災難訓練用アプリを実行し、前記災難管理サーバ150の災難区域選択表示命令を受信することにより、前記照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体のうち選択された照明区域(例えば、災難発生として判別された照明区域)、例えば、災難、災難1、災難2、災難3、災難4、災難5のように表示されるソフトボタンの領域全体のうち災難発生として判別された照明区域#1に対応する災難1に表示されるソフトボタン領域を赤色点灯された災難警報状態として表示する。
【0085】
上記のように災難管理サーバ150がユーザ端末170に災難警報案内メッセージを送信して災難警報を発生するとき、建物200の各層ごとに照明区域別に指定されたユーザ端末170に災難警報案内メッセージを送信することが好ましい。
【0086】
また、前記災難警報案内メッセージには、災難発生として判別された照明区域名(例えば、2層照明区域#1)と当該の照明区域を基準として建物200の外に、又は安全な待避所へ向かう待避経路(例えば、2層照明区域#1の非常口の方向又は2層非常階段の方向など)を含むことが好ましい。
【0087】
上記のように最初の災難警報発生後から災難発生として判別された当該の照明区域に設けられた他の災難検知器120の災難判別信号が再度災難発生として判別されれば、前記災難管理サーバ150は、建物200全体の前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112、又は建物200の照明区域の全体のうち災難発生として判別された当該の照明区域の前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112をすでに点灯させておいた状態で、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難状況変化案内メッセージを送信して災難警報を発生する。
【0088】
ここで、前記災難管理サーバ150は、再度災難発生を判別される災難検知器130の位置識別情報に基づいて災難状況の変化を確認し、新しく判別された照明区域名(例えば、2層の最初照明区域#1と追加照明区域#2)と当該の照明区域を基準として建物200の外に、又は安全な待避所に向かう待避経路(例えば、2層照明区域#1から照明区域#2に災難状況の変化による新しい非常口の方向、又は2層の非常階段の通過後、1層の非常階段の方向など)を含む災難状況変化案内メッセージを送信することが好ましい。
【0089】
上記のように最初又は再度の災難警報発生の後に災難警報状況が解除されることによって、前記災難管理サーバ150が前記管理者端末160から災難警報解除信号を受信すれば、前記災難管理サーバ150は、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難警報解除案内メッセージを送信し、前記通信ハブ140を介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オフ信号を送信し、前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0090】
ここで、前記管理者端末160は、図8に示した管理者画面160aの災難検知器表示領域162aに表示される災難検知器120のそれぞれに対する検知器状態情報(例えば、温度、震度、災難発生信号受信の有無などを知らせる状態情報)を確認した結果、温度情報が火災検知のために定めた基準温度未満であり、震度情報が地震検知のために定めた基準感度未満であり、災難発生信号を受信しなければ、災難警報状況が解除されることが分かる。
【0091】
また、ここで、前記管理者端末160が前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体が災難警報状態として表示された状態で、照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信すれば、前記災難管理サーバ150は、照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0092】
例えば、上記のように災難警報解除信号を受信した災難管理サーバ150は、図8に示す照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体に該当する災難、災難1、災難2、災難3、災難4、災難5のように表示されるソフトボタン領域の全体が赤色点灯された災難警報状態で赤色点灯が解除されることにより、前記管理者端末160が赤色点灯の解除された照明区域の全体に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信すれば、照明区域の全体に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0093】
また、上記のように災難警報解除信号を受信した災難管理サーバ150は、図8に示す照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体から災難発生として判別された照明区域#1に対応する災難1に表示されるソフトボタン領域が赤色点灯された災難警報状態で赤色点灯が解除されることにより、前記管理者端末160が赤色点灯の解除された照明区域#1に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信すれば、照明区域#1に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0094】
これとは異なって、前記管理者端末160が前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体のうち選択された照明区域が災難警報状態として表示された状態で、選択された照明区域の全体又は選択された照明区域の全体のうち再選択された照明区域に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信すれば、前記災難管理サーバ150は、選択された照明区域の全体又は選択された照明区域の全体のうち再選択された照明区域に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0095】
例えば、上記のように災難警報解除信号を受信した災難管理サーバ150は、図8に示す照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体のうち災難発生として判別された照明区域#1、照明区域#2、照明区域#3に対応する災難1、災難2、災難3のように表示されるソフトボタン領域が赤色点灯された災難警報状態で、災難1、災難2、災難3のすべてが赤色点灯が解除されることにより、前記管理者端末160が赤色点灯の解除された3つの照明区域#1、#2、#3に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信すれば、3つの照明区域#1、#2、#3に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0096】
また、例えば、上記のように災難警報解除信号を受信した災難管理サーバ150は、図8に示す照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体のうち災難発生として判別された照明区域#1、照明区域#2、照明区域#3に対応する災難1、災難2、災難3に表示されるソフトボタン領域が赤色点灯された災難警報状態で、再選択された災難1と災難2の赤色点灯が解除されることにより、前記管理者端末160が赤色点灯の解除された2つの照明区域#1、#2に対する災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信すれば、2つの照明区域#1、#2に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0097】
その後、照明区域#3に対応する災難3は、赤色点灯された災難警報状態を保持し、今後前記管理者端末160が照明区域#3に対応する災難3に表示されるソフトボタン領域の赤色点灯を解除し、災難警報解除信号を災難管理サーバ150に送信すれば、前記災難管理サーバ150が照明区域#3に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯する。
【0098】
一方、上記のように建物200に設けられた本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム100は、火災又は地震などの災難訓練時に前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯して災難訓練警報を発生することで災難訓練を開始する。
【0099】
この場合、前記災難管理サーバ150は、前記の災難警報及び災難訓練用アプリを実行した前記管理者端末160から災難訓練開始信号を受信した後、通信ハブ140を介して照明区域内に設けられた非常スイッチ用中継機130に非常照明オン信号を送信し、前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯して災難訓練警報を発生することで災難訓練を開始する。
【0100】
ここで、前記災難管理サーバ150は、前記管理者端末160とユーザ端末170に災難訓練開始案内メッセージを送信する。
【0101】
上記のように災難管理サーバ150がユーザ端末170に災難訓練開始案内メッセージを送信して災難訓練警報を発生するとき、建物200の各層ごとに照明区域別に指定されたユーザ端末170に災難訓練警報案内メッセージを送信することが好ましい。
【0102】
また、前記災難訓練警報案内メッセージには、災難訓練発生として判別された照明区域名(例えば、2層照明区域#1)と当該の照明区域を基準にして建物200の外、又は安全な待避所に向かう待避経路(例えば、2層の照明区域#1の非常口の方向、又は2層の非常階段の方向など)を含むことが好ましい。
【0103】
図8を参照して、前記管理者端末160が前記災難警報及び災難訓練用アプリを実行し、災難訓練を開始及び終了する作動を具体的に説明すれば次の通りである。
【0104】
前記管理者端末160は、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に対する災難訓練開始信号を災難管理サーバ150に送信することで、災難管理サーバ150が照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯するようにし、災難訓練警報を発生することで災難訓練を開始する。
【0105】
ここで、前記管理者端末160は、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体、例えば、災難、災難1、災難2、災難3、災難4、災難5に表示されるソフトボタン領域の全体を赤色点灯された災難警報状態として表示することで、災難訓練開始信号を災難管理サーバ150に送信し、チェナングァルリソンボ150は、建物200の照明区域の全体に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯して災難訓練警報を発生して災難訓練を開始する。
【0106】
これとは異なって、前記管理者端末160は、前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体、例えば、災難、災難1、災難2、災難3、災難4、災難5に表示されるソフトボタン領域の全体のうち照明区域#1に対応する災難1を選択し、赤色点灯された災難警報状態として表示することで災難訓練開始信号を災難管理サーバ150に送信し、災難管理サーバ150は、建物200の照明区域の全体のうち照明区域#1に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯して災難訓練警報を発生し災難訓練を開始する。
【0107】
上記のように前記管理者画面160aの照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域が災難訓練警報状態として表示された状態で、前記管理者端末160は、照明区域の全体又は照明区域の全体のうち選択された照明区域、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域のうち再選択された照明区域に対する災難訓練終了信号を災難管理サーバ150に送信することで、災難管理サーバ150が照明区域の全体、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域、又は照明区域の全体のうち選択された照明区域のうち再選択された照明区域に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯させることで災難訓練を終了する。
【0108】
例えば、前記管理者端末160は、図8に示す照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体に該当する災難、災難1、災難2、災難3、災難4、災難5に表示されるソフトボタン領域の全体が、赤色点灯された災難訓練警報状態で赤色点灯を解除することにより災難訓練終了信号を災難管理サーバ150に送信し、災難管理サーバ150は、建物200の照明区域の全体に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯することで災難訓練を終了する。
【0109】
また、例えば、前記管理者端末160は、図8に示す照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体で照明区域#1に対応する災難1に表示されるソフトボタン領域が、赤色点灯された災難訓練警報状態で赤色点灯を解除することにより災難訓練終了信号を災難管理サーバ150に送信し、災難管理サーバ150は、建物200の照明区域#1に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯することで災難訓練を終了する。
【0110】
これとは異なって、前記管理者端末160は、図8に示す照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体のうち災難訓練発生として判別された照明区域#1、照明区域#2、照明区域#3に対応する災難1、災難2、災難3に表示されるソフトボタン領域が、赤色点灯された災難訓練警報状態で災難1、災難2、災難3のすべて赤色点灯を解除することによって災難訓練終了信号を災難管理サーバ150に送信し、災難管理サーバ150は、赤色点灯の解除された3つの照明区域#1、#2、#3に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯することで災難訓練を終了する。
【0111】
また、前記管理者端末160は、図8に示す照明区域災難表示領域161aに表示される照明区域の全体のうち、災難訓練発生として判別された照明区域#1、照明区域#2、照明区域#3に対応する災難1、災難2、災難3に表示されるソフトボタン領域が、赤色点灯された災難訓練警報状態で照明区域#1と照明区域#2を再選択し赤色点灯を解除することにより、この2つの照明区域#1、#2に対する災難訓練終了信号を災難管理サーバ150に送信し、災難管理サーバ150は、再選択された2つの照明区域#1、#2に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯することで災難訓練を終了する。
【0112】
その後、照明区域#3に対応する災難3は、赤色点灯された災難訓練警報状態を保持し、今後前記管理者端末160が照明区域#3に対応する災難3に表示されるソフトボタン領域の赤色点灯を解除して災難訓練終了信号を災難管理サーバ150に送信すれば、前記災難管理サーバ150が照明区域#3に設けられたLED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を消灯することで災難訓練を終了する。
【0113】
上記のように建物200に設けられた本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システム100が、正常時に前記LED照明灯110の照明用LEDグループ(G1)111を点灯して照明し、火災又は地震などの災難発生時に前記LED照明灯110の非常用LEDグループ(G2)112を点灯して災難警報を発生し、火災又は地震などの災難訓練時に前記LED照明灯110の非常用LEDグループ9(G2)112を点灯して災難訓練警報を発生することにより、災難訓練を開始する間に前記管理者端末160は、災難検知器120から周期的にバッテリ状態信号を受信する災難管理サーバ150のバッテリ状態表示命令を受信し、前記管理者画面160aの災難検知器表示領域162aに表示される災難検知器120のそれぞれに対するバッテリの残量情報を表示する。
【0114】
参考として、図8では、前記管理者画面160aの災難検知器表示領域162aに表示される災難検知器120のそれぞれに対するバッテリの残量情報cVを表示した実施形態を示す。
【0115】
上記から分かるように、本発明を利用すれば、建物の照明区域にLED照明灯110を設けながら、火災又は地震などの災難警報システムを容易に構築して火災警報と地震警報などの災難警報を統合することができ、特に、管理者端末160に表示される管理者画面160aを介して災難警報を便利に監視して管制することができる。
【0116】
本発明は、管理者端末160を活用して火災又は地震などの災難訓練を容易に開始することができ、特に、管理者端末160に表示される管理者画面160aを介して災難訓練を便利に監視して管制することができる。
【0117】
本発明は、火災又は地震などの災難発生時に建物の照明区域の全体又は一部選択された照明区域に設けられたLED照明灯110を非常用に点灯する方式で災難警報を照明区域別に区分して発生し、災難警報案内メッセージを管理者端末160又はユーザ端末170に送信できるため、災難状況の変化に応じて迅速に対応して安全な待避を図ることができる。
【0118】
以上で説明した本発明に係る災難警報及び災難訓練機能を備えたLED照明灯システムは、前記の実施形態に限定されることなく、以下の特許請求の範囲にて請求する技術の要旨から離れることなく、当該の技術分野の通常の知識を有する者であれば、誰でも変更して実施できる範囲までその技術的な精神がある。
図1
図2
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図7
図8