特許第6682023号(P6682023)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6682023ラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤ラドン検出器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6682023
(24)【登録日】2020年3月26日
(45)【発行日】2020年4月15日
(54)【発明の名称】ラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤ラドン検出器
(51)【国際特許分類】
   G01T 1/167 20060101AFI20200406BHJP
   G01T 1/16 20060101ALI20200406BHJP
【FI】
   G01T1/167 C
   G01T1/16 A
【請求項の数】6
【外国語出願】
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-16044(P2019-16044)
(22)【出願日】2019年1月31日
【審査請求日】2019年2月5日
(31)【優先権主張番号】10-2019-0009636
(32)【優先日】2019年1月25日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519037751
【氏名又は名称】アイザラボ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Issalab Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】イム,ウ ソク
【審査官】 右▲高▼ 孝幸
(56)【参考文献】
【文献】 特表2011−509409(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0157864(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01T 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラドン検出器であって、
基板(10)と、
前記基板の上部面を少なくとも部分的にカバーするハウジング(20)と、
ラドンを検出するラドンセンサ、及び、ラドンセンサと電気的に接続されたインタフェース回路が形成された集積回路(IC)チップ(30)と、
を含み、
前記基板の表面の一部の領域にて、前記基板と前記ハウジングとの間にチャンバーが形成され、前記ICチップが、このチャンバー領域内における前記基板の表面に実装されており、
前記ハウジングによってカバーされていない、前記基板の上部の面に形成された端子部(11)と、
前記インタフェース回路への電源の供給及び通信のために、前記インタフェース回路と前記端子部とを電気的に接続する複数の配線(12)と、
を含むことを特徴とする、ラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤ラドン検出器。
【請求項2】
前記ハウジング(20)が、前記チャンバーを取り囲むチャンバー形成部(21)と、前記チャンバー形成部と一体に連結され、前記基板の上部面をカバーする上部カバー(22)と、前記上部カバー(22)と一体に連結され、前記基板の側面をカバーする側面カバー(23)とから構成されることを特徴とする、請求項に記載のラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤ラドン検出器。
【請求項3】
前記チャンバー内で前記基板の上部面に実装され、光を放出できる発光部(15)をさらに含み、
前記発光部のオン/オフによる前記ラドンセンサの応答電流に基づいて、ラドンセンサの故障の有無を判断するように構成されることを特徴とする、請求項に記載のラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤ラドン検出器。
【請求項4】
前記発光部に電源を供給するために前記発光部と端子部を接続する電源ラインと、
前記端子部に形成され、前記発光部への電源供給をオン/オフする半導体スイッチング手段と、
を含むことを特徴とする、請求項に記載のラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤ラドン検出器。
【請求項5】
前記発光部に電源を供給するために前記発光部とインタフェース回路を接続する電源ラインと、
前記インタフェース回路に形成され、前記発光部への電源供給をオン/オフする半導体スイッチング手段と、
を含むことを特徴とする、請求項に記載のラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤ラドン検出器。
【請求項6】
前記インタフェース回路が、
前記ラドンセンサから受信する光電流からノイズをフィルタリングするフィルタリング手段と、
フィルタリングされた光電流を増幅する増幅手段と、
増幅された光電流を、予め設定された基準値と比較して、アルファ粒子、ベータ粒子、及び/又はガンマ粒子による出力電圧を生成する比較器と、
を含むことを特徴とする、請求項に記載のラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤ラドン検出器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラドン検出器に関する発明で、より詳細には、ラドンセンサとインタフェース回路を一体化して1つのICチップで具現したラドン検出器に関する。
【0002】
本発明は、下記のように大韓民国行政安全部の国家研究開発事業によって支援されたものである。
【0003】
[この発明を支援した国家研究開発事業]
[課題固有番号]2018−MOIS32−010−01010000−2018
[部署名]行政安全部
[研究管理専門機関]国立災難安全研究員
[研究事業名]災難安全産業育成支援事業
[研究課題名]換気及び空気浄化装置の自動制御出力を備えた室内ラドン及び微細ホコリ濃度測定機の開発
【背景技術】
【0004】
自然発生的な放射性核種であるラドン(Rn)は、不活性ガスと呼ばれる18族に属し、原子番号86番の元素である。ラドンは、1級発ガン物質に規定され、タバコの次に、肺ガンによる死亡に関わっており、最近では、建物の資材、内装材、ベッドなどの家具など、日常生活の至る所で、ラドン露出の危険性が知られることにより、ラドンに対する国民的な関心が高まっている。
【0005】
ラドン測定のための様々な測定方式のラドン測定機が開発されているが、一般的にピン(PIN)フォトダイオードを用いたラドン検出器が幅広く利用されている。PINフォトダイオードは、P−Nの両領域間に、検出感度を高めるための目的で、真性半導体領域を追加したP−I−N構造のフォトダイオードである。ラドン粒子の崩壊時に発生する、アルファ粒子、ベータ粒子、及び/又はガンマ粒子が、PINフォトダイオードに入射するときに光電流が生成され、この光電流の発生頻度をカウントしてラドン濃度を測定する。
【0006】
図1には、PINフォトダイオードを用いる一般的なラドン検出器を概略的に示した。PINフォトダイオードの検出センサ100が電線400を介して基板に接続され、基板上には、制御モジュール200とインタフェース回路300が実装されている。ラドンの放射線粒子の衝突により検出センサ100が光電流を生成し、これをインタフェース回路300に伝達すれば、インタフェース回路300は、光電流をフィルタリング及び増幅して、これを制御モジュール200に伝達し、制御モジュール200は、所定時間の間、光電流をカウントして、ラドン濃度を算出する。
【0007】
しかし、このような従来技術の場合、ラドンセンサとインタフェース回路とが分離されているが、電気的な配線接続を介して連結すればノイズが多く信号損失が増大することから、正確な検出データを確保し難いという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、ラドンセンサとインタフェース回路を1つのチップに設計して一体化し、ラドンセンサとインタフェース回路との間の信号損失を最小化してノイズを減少させることで、安定的かつ信頼性のあるラドン測定データを取得できるラドン検出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、ラドン検出器であって、(1)基板と、(2)前記基板の上部面を少なくとも部分的にカバーするハウジングと、(3)ラドンを検出するラドンセンサ、及び、ラドンセンサと電気的に接続されたインタフェース回路が形成された集積回路(IC)チップとを含み、前記基板の表面の一部の領域で、前記基板と前記ハウジングとの間にチャンバーが形成され、前記ICチップが、このチャンバー領域内における前記基板の表面に実装されたことを特徴とする、ラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤(wafer-based)ラドン検出器を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態によれば、ラドンセンサとインタフェース回路とを1つのICチップに設計して一体化し、ラドン測定信号の信号損失を最小化してノイズを低減することで、正確かつ安定的なラドン測定値を取得することができる。
【0011】
また、本発明の一実施形態によれば、ラドンセンサとインタフェース回路が一体化されたICチップとを基板実装し、基板にハウジングを締結して、ラドン検出器をモジュール化することで、ラドン検出器同士の間の性能偏差を減らし、安定的かつ信頼性のある測定データが取得されるラドン検出器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】従来のラドン検出器を説明する図である。
図2】本発明の一実施形態に係るラドン検出器の斜視図である。
図3】一実施形態に係るラドン検出器の断面図である。
図4】一実施形態に係るラドン検出器の平面図である。
図5】一実施形態に係るラドン検出器のインタフェース回路のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以上の本発明の目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付の図面に関する以下の好適な実施形態によって容易に理解されるのであろう。しかし、本発明は、ここで説明される実施形態に限定されることなく、別の形態に具体化されてもよい。むしろ、ここで紹介される実施形態は、開示された内容が徹底かつ完全なものになるように、そして当業者に本発明の思想が十分伝えられるようにするために提供されるものである。
【0014】
本明細書の図面において、構成要素の長さ、厚さ、広さなどの数値は、技術的な内容の効果的な説明のために誇張して表示されうる。
【0015】
本明細書において、単数型は特に言及されない限り複数型を含む。明細書で用いられる「含む(comprise)及び/又は(comprising)」は、言及された構成要素について、1つ以上の異なる構成要素の存在又は追加を排除しない。
【0016】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。以下、特定の実施形態を記述することにおいて、様々の特的な内容は、発明をさらに具体的に説明して理解を助けるために作成されたものである。しかし、本発明を理解できる程度の本分野での知識を有する者であれば、様々な特定的な内容がなくても使用できることを認知し得る。場合により、発明の記述において、周知の発明と大きく関連のない部分は、本発明の説明において混沌を防ぐために記述しないことを予め言及しておく。
【0017】
図2は、本発明の一実施形態に係るラドン検出器の斜視図であり、図3は、ラドン検出器の断面図を概略的に示した。
【0018】
図面を参照すると、一実施形態に係るラドン検出器は、基板10、基板10の上部をカバーするハウジング20、及び、基板10上に取り付けられた集積回路(IC)チップ30を含む。一実施形態において、基板10は、非伝導性の任意の板状の材質から構成され、その表面に、配線及び/又は接地のために、銅箔又は金箔のパターン又はコーティング層が形成され得る。これに代えて、基板10は、配線が内部又は表面に印刷されたプリント回路板であってもよい。
【0019】
ハウジング20は、基板10の上面を少なくとも部分的にカバーする部材であり、内部にチャンバー24を備えるように構成される。図示する実施形態において、ハウジング20は、チャンバー24を取り囲むチャンバー形成部21、チャンバー形成部21と一体に連結されて基板10の上部面をカバーする上部カバー22、及び、上部カバー22と一体に連結されて基板10の側面をカバーする側面カバー23から構成されうる。
【0020】
図3に示すように、端子部11が配置された領域を除いた基板10の表面を、ハウジング20のチャンバー形成部21と上部カバー22がカバーしており、上部カバー22から延長されて延びている側面カバー23が、基板10の側面をカバーしている。側面カバー23は、上部カバー22から少なくとも1回折り曲げられて、基板10の側面に密着するように構成されており、このような構造によって、外部の光がチャンバー24の内部に流入せず、チャンバー24が暗室の状態に保持されうる。しかし、基板10とハウジング20との間には、微細な隙間が存在することから、外気はチャンバー24内に流入しうる。
【0021】
ICチップ30は、チャンバー24の領域内にて、基板10の上部表面に配置される。ICチップ30は、ラドンを検出するラドンセンサと、このラドンセンサに電気的に接続されたインタフェース回路を含むのであり、これについては図4を参照して後述する。
【0022】
一実施形態において、基板10とハウジング20とは、締結部25によって結合される。締結部25は、例えば、螺合又はボルト・ナット結合などの公知の締結方式を用いた締結手段でりうるのであり、特定の締結方式に制限されることはない。
【0023】
図4は、一実施形態に係るラドン検出器の平面図であり、基板10上に実装された構成要素を概略的に示している。図面で円形の点線は、ハウジング20のチャンバー形成部21と基板10が接する地点を表示したものであり、したがって、点線の内部がチャンバー24の領域であることが理解されよう。
【0024】
図面を参照すると、ICチップ30は、ラドンを検出するラドンセンサ31、及び、ラドンセンサ31と電気的に接続されたインタフェース回路35を含む。一実施形態において、ラドンセンサ31は、ピン(PIN)フォトダイオードから構成されており、ラドンから放出するアルファ粒子、ベータ粒子、及び/又はガンマ粒子が、ラドンセンサ31の表面に衝突する際に、電気的な信号を生成してインタフェース回路35に伝達する。
【0025】
インタフェース回路35は、ラドンセンサ31から受信した電気的な信号をフィルタリングして増幅した後、外部の制御モジュール(例えば、図1に示す制御モジュール200)に送信し得る。そのため、基板10が端子部11及び複数の配線12を含み得る。一実施形態において、端子部11は、ハウジング20によってカバーされない、基板10の上部面のうちの一部の面に形成されうる。
【0026】
配線12は、ICチップ30と端子部11との間を電気的に接続する。一実施形態において、配線12は、基板10の表面や内部に予め印刷されている。ICチップ30をダイボンディングにより基板10の表面に接合し、その後、ワイヤーボンディングによりインタフェース回路35の端子を、配線12の端部12aに電気的に接続し得る。外部装置(例えば、図1に示す制御モジュール200)との電気的な接続のために、1つ以上の電線210が端子部11に接続されるのであり、ICチップ30が、外部装置と通信し、電源の供給を受けることができる。
【0027】
一実施形態において、ラドン検出器は、基板10に実装された発光部15をさらに含み得る。図示する実施形態において、発光部15は、基板10の上部表面にICチップ30に隣接して配置される。発光部15は、例えば、発光ダイオード(LED)であってもよい。基板10は、また、発光部15に電源を供給するための電源線13を含む。一実施形態において、電源線13は、発光部15と端子部11を電気的に接続し、電源線13は、基板10の表面又は基板の内部に予め印刷されたパターンとして具現されうる。端子部11は、発光部15への電源供給をオン/オフするための半導体スイッチをさらに含みうる。
【0028】
代替的な一実施形態において、電源線13が発光部15とインタフェース回路35を電気的に接続するように構成してもよく、この場合、インタフェース回路35が発光部15への電源供給をオン/オフする半導体スイッチを含み得る。更なる代替的な一実施形態において、発光部15への電源供給をオン/オフする半導体スイッチが、ラドン検出器の外部の装置(例えば、図1に示す制御モジュール200)に設けられてもよい。
【0029】
以上のような構成によると、発光部15を用いてラドンセンサ31の故障の有無をテストできる。外部の光がチャンバー24の内部に入れないため、チャンバー24は常に暗状態であり、ラドンセンサ31とインタフェース回路35との間には電流が流れていないか、ノイズ電流のみが存在する。しかし、発光部15が光を放出すれば、ラドンセンサ31がこれを検出して電流を生成し、インタフェース回路35に伝達する。したがって、制御モジュール200は、発光部15をオン/オフしたとき、インタフェース回路35がラドンセンサ31から受信する電流の差を分析してラドンセンサ31が不良であるか否かを判断できる。
【0030】
このように、従来には、ラドン検出器を設けて使用する間に、ラドンセンサの故障の有無を把握できなかったが、本発明によれば、発光部15を、ハウジング20内にICチップ30と共に設けることで、ラドンセンサの故障の有無を、所定の時間周期ごとに容易に確認することができる。
【0031】
図5は、一実施形態に係るラドン検出器のインタフェース回路についての例示的なブロック図である。
【0032】
図面を参照すると、インタフェース回路35は、ノイズフィルター351、増幅器352、及び比較器353を含む。ラドンから放出されるアルファ粒子、ベータ粒子、又は、ガンマ粒子がラドンセンサ31の表面に衝突すれば、ラドンセンサ31にて電流(光電流)が生成され、インタフェース回路35に伝達する。ノイズフィルター351は、ラドンセンサ31から受信する光電流からノイズを除去する。ノイズの除去された光電流は、電流が極めて弱いため、増幅器352にて光電流を増幅する。増幅された光電流は、比較器353に伝えられ、比較器353は、光電流を、予め設定された基準値と比較して、アルファ粒子、ベータ粒子、及び/又はガンマ粒子による出力電圧を生成する。アルファ粒子、ベータ粒子、及びガンマ粒子によりラドンセンサ31が生成する光電流の大きさがそれぞれ異なるため、各粒子による光電流を区分するために、1つ以上の基準値を予め設定し、比較器353は、光電流と1つ以上の基準値とを比較して、アルファ粒子、ベータ粒子、及びガンマ粒子のうちの、いずれの放射線粒子を受信したかを判断することができる。
【0033】
比較器353は、アルファ粒子、ベータ粒子、及びガンマ粒子による出力電圧を生成し、端子部11を介して外部装置(例えば、図1に示す制御モジュール200)に送信するのであり、制御モジュール200は、この出力電圧を受信して、各放射線粒子を受信した回数をカウントし、所定時間の間にカウントした数字に応じて、ラドン濃度を算出し得る。
【0034】
上述したように本発明によれば、ラドンセンサ31とインタフェース回路35とを1つのICチップ30に設計して一体化し、また、基板10とハウジング20とを結合してモジュール化することにより、ラドンの検出を安定的かつ信頼性のあるように行うことができる。
【0035】
図1に示すような従来技術において、ラドンセンサ100で検出した光電流が電線400を介してインタフェース回路300に伝えられる際に、信号損失及びノイズが多く発生して、正確なラドンの検出をできないという問題があった。しかし、本発明によれば、半導体ウェハーからICチップ30を製造する際に、ラドンセンサ31とインタフェース回路35とを一緒に製造し、1つのICチップ30に、ラドンセンサとインタフェース回路とを一体化することで、ラドンセンサ31とインタフェース回路35との間のノイズを大幅に減少させ、信号損失を最小化することができる。
【0036】
また、PINフォトダイオード方式のラドンセンサの場合、正確なラドンの測定のために、ラドンセンサを光のないハウジング内に設置しなければならないのであるが、従来のようにセンサの単位又は基板の単位で販売する場合、ユーザがハウジングを別途に製造して、ラドン検出器を製造しなければならなかった。したがって、ハウジング内に光が入り込みうるのであり、ラドン検出器の製造後に、ラドンセンサの故障の有無をテストすることができず、ラドン検出器同士の間の性能の偏差が大きくて、ラドン測定データを信頼できない場合が多かった。
【0037】
しかし、本発明では、ラドンセンサ31とインタフェース回路35とが一体化したICチップ30を基板10に実装し、ハウジング20を締結してラドン検出器をモジュール化したため、ラドン検出器同士の間の性能が一定であり、安定的かつ信頼性のある測定データを取得することができる。
【0038】
上述したように、本発明が属する分野で通常の知識を有する者であれば、上述した明細書の記載から様々な修正及び変形が可能であることを理解しうる。したがって、本発明の範囲は、説明された実施形態に限定されて決定されてはならず、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものらによって定められなければならない。
【符号の説明】
【0039】
10:基板
11:端子部
15:発光部
20:ハウジング
25:締結部
30:ICチップ
31:ラドンセンサ
35:インタフェース回路
【要約】      (修正有)
【課題】信号損失を最小化してノイズを減少させることで、安定的かつ信頼性のあるラドン測定データを取得できるラドン検出器を提供する。
【解決手段】本発明は、ラドン検出器であって、(1)基板10と、(2)前記基板の上部面を少なくとも部分的にカバーするハウジング20と、(3)ラドンを検出するラドンセンサ、及び、ラドンセンサと電気的に接続されたインタフェース回路が形成された集積回路(IC)チップとを含み、前記基板の表面の一部の領域で、前記基板と前記ハウジングとの間にチャンバーが形成され、前記ICチップが、このチャンバー領域内における前記基板の表面に実装されたことを特徴とする、ラドンセンサとインタフェース回路を備えるウェハー基盤(wafer-based)ラドン検出器を提供する。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5