(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記サーバが、前記生活関連機器の利用者である患者に設定されている生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報に基づいて、患者に課金する課金手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2いずれか一項に記載のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム。
コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システムにおける前記制御装置、前記サーバとして動作させる手順を記載したコンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、実施例に基づいて、本発明を詳述するが、本発明が実施例のものに限られないことは勿論である。
【0018】
<システム構成>
図1は、ベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システムの一例の全体構成を示す概念図である。
図1において、1は本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システムを示している。本発明に係るベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1において、Bd
1、Bd
2は、それぞれベッドであり、各ベッドBd
1、Bd
2のベッドサイドには、それぞれ、生活関連機器の一例として、ブラウザ対応テレビTv
1、Tv
2、及び、冷蔵庫Rf
1、Rf
2が配置されている。ブラウザ対応テレビTv
1、Tv
2、及び、冷蔵庫Rf
1、Rf
2は、それぞれをコントロールする制御装置Rg
1、Rg
2に接続されている。制御装置Rg
1、Rg
2は、適宜のネットワークNを介してサーバSと接続されている。なお、制御装置Rg
1、Rg
2は、後述するとおり、サーバSから送信されてくる生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報に基づいて、それぞれが接続されているブラウザ対応テレビTv
1、Tv
2、及び、冷蔵庫Rf
1、Rf
2の利用可能機能や利用可能期間をコントロールすることができるものであればどのようなものであっても良く、市販品等があれば、それを使用しても良い。
【0019】
なお、本例において、患者のベッドサイドに配置される生活関連機器は、ブラウザ対応テレビ及び冷蔵庫であるが、患者のベッドサイドに配置される生活関連機器は以上に限られるものではなく、患者が入院生活において使用する機器一般が含まれる。例えば、パーソナルコンピュータ端末や電子レンジ、音楽プレーヤーなどの各種家電製品も、患者のベッドサイドに配置される生活関連機器に含まれる。
【0020】
本例において、サーバSは、ネットワークNを介して、病院情報システムHISと接続されている。本例において、病院情報システムHISは、電子カルテシステム及び医事会計システムを備えており、患者と当該患者に割り当てられているベッドの対応関係情報として、
図2に示すような、患者番号とベッド番号を対応づけて記憶した患者情報テーブルTb
1を記憶している。すなわち、本例のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1との関係において、病院情報システムHISは、患者と当該患者に割り当てられているベッドの対応関係情報を有している他のシステムとして機能する。
【0021】
サーバSは、ネットワークNを介して管理用端末T、記憶装置Mと接続されている。管理用端末Tは、本例において、サーバSとネットワークNを介して接続されているが、サーバSに直接接続されていても良い。また、管理用端末Tは,物として単体の端末であっても良いし、ネットワークN上に分散して2つ以上存在していても良い。また、病院情報システムHISに含まれる端末を管理用端末Tとして使用しても良い。
【0022】
記憶装置Mは、本例において、サーバSとネットワークNを介して接続されているが、サーバSに直接接続されていても良く、物として単体の記憶装置であっても良いし、ネットワークN上に分散して存在する2つ以上の記憶装置であっても良い。また、病院情報システムHISに記憶装置が含まれる場合には、その一部又は全部を記憶装置Mとして使用しても良い。
【0023】
また、本例において、記憶装置Mには、ベッド番号と、そのベッド番号により特定されるベッドのベッドサイドに配置される生活関連機器をコントロールする制御装置の識別番号を対応付けて記憶した対応テーブルTb
2が記憶されている。対応テーブルTb
2とそこに記憶されている情報の一例を
図3に示す。
図3において、対応テーブルTb
2の一行目は、ベッド番号「4F0001」で特定されるベッドのベッドサイドに配置される生活関連機器は、識別番号「4G0001」で特定される制御装置によりコントロールされるものであることを示している。
【0024】
なお、後述するように、本例のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1は、生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報を、その情報に対応する患者のベッドサイドに配置される生活関連機器をコントロールする制御装置に送信するために、記憶装置Mに記憶されているベッド番号と制御装置の識別番号を対応づけた対応テーブルTb
2を利用するものである。しかしながら、本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システムは、必ずしも対応テーブルTb
2を記憶及び/又は利用する必要はない。後述する本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1の動作を達成できる限りにおいて、適宜の情報を用いることができる。
【0025】
<基本動作>
以下、本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1の動作を、ベッドBd
1を利用する患者P
1、ベッドBd
1のベッドサイドに配置されるブラウザ対応テレビTv
1、冷蔵庫Rf
1、これらブラウザ対応テレビTv
1及び冷蔵庫Rf
1をコントロールする制御装置Rg
1を例にして、説明する。
【0026】
本例において、ベッドBd
1、Bd
2に割り当てられているベッド番号は、それぞれ「8F0001」「4F0001」であり、制御装置Rg
1、Rg
2に割り当てられている識別番号は、それぞれ「8G0001」「4G0001」とする。ベッド番号「4F0002」、及び、制御装置の識別番号「4G0002」は、それぞれ図示しないベッドBd
3及び制御装置Rg
3に割り当てられているものとする。なお、患者P
1の入院前において、ベッド番号「4F0001」、「4F0002」、及び、「8F0001」で特定されるベッドには、如何なる患者も割り当てられていない。
【0027】
例えば、患者P
1は2019年10月1日から2019年10月31日までの間、新たに入院することとなった患者である。まず、患者P
1は、病院の窓口で、入院手続きを行う。患者P
1には患者番号「20190001」が割り当てられ、患者P
1はベッド番号「8F0001」で特定される病棟の8階1号室のベッドBd
1を使用することになった。患者P
1が入院手続きを行うと、病院スタッフによって、患者P
1の患者番号「20190001」、ベッド番号「8F0001」を含む患者情報が病院情報システムHISに登録される。このようにして、
図2に示されている患者情報テーブルTb
1の一行目が生成されることとなる。
図2を見れば明らかなとおり、患者情報テーブルTb
1の一行目には、患者番号「20190001」で特定される患者と当該患者に割り当てられているベッド番号「8F0001」のベッドとの対応関係情報が記憶されている。なお、本発明のシステムが利用する対応関係情報は、必ずしも、上述したように病院スタッフによって入力された情報である必要はなく、例えば、ベッドサイドに配置された端末等を介して、患者が自らのID情報を用いて認証作業を行うことによって自動的に生成される対応関係情報であっても良い。また、患者と当該患者に割り当てられているベッドとの対応関係情報は、患者とベッド番号を直接的に対応づける情報に限られるものではなく、例えば、患者と当該患者に割り当てられているベッドのベッドサイドに配置された端末の識別番号を対応づける情報であっても良い。
【0028】
患者P
1は、上記の入院期間中、ベッドサイドにおいてブラウザ対応テレビのテレビ視聴機能を利用したいと考えているが、同じくブラウザ対応テレビの機能であるVOD視聴機能は利用しなくてもよいと考えている。また、ベッドサイドにおいて冷蔵庫は利用しなくて良いと考えている。このように考えている患者P
1は、入院手続きと同時に、患者P
1は、生活関連機器の利用申し込み用紙を病院窓口にて提出することで生活関連機器の利用申し込みを行う。生活関連機器の利用申し込み用紙の一例を
図4に示す。
図4に示すとおり、生活関連機器の利用申し込み用紙には、患者P
1の患者番号「20190001」に加えて、「テレビ視聴機能の使用」、「VOD視聴機能の不使用」及び「冷蔵庫の不使用」、並びに、テレビ視聴機能の使用開始日である「2019年10月1日」及び使用終了日である「2019年10月31日」という情報が記載されている。なお、生活関連機器の利用申し込みは、上述したように利用申し込み書を提出する方法によるものに限られない。例えば、口頭で利用申し込みを行っても良いし、管理用端末Tやその他の端末、又は、患者のベッドサイドに配置される端末を介して行っても良い。
【0029】
システム管理者は、生活関連機器の利用申し込み用紙に記載された以上の情報を、管理用端末Tを用いて入力する。管理用端末Tを用いて入力された情報はサーバSへ送信される。このようにして、サーバSは、患者毎に設定されている生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報を取得する。サーバSは、管理用端末Tから情報を取得すると、これを記憶装置Mに記憶する。以上のようにして、例えば、
図5に示した状態の生活関連機器利用情報テーブルTb
3の1行目が生成される。
【0030】
次に、サーバSは、取得した生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報を、対応する患者のベッドサイドに配置される生活関連機器をコントロールする制御装置に送信するために、患者P
1に割り当てられているベッドのベッドサイドに配置される生活関連機器をコントロールする制御装置を以下のようにして特定する。
【0031】
サーバSは、一定時間毎に病院情報システムHISに接続し、患者と当該患者に割り当てられているベッドとの対応関係情報を取得している。本例において、患者P
1が入院手続きを終え、患者P
1の患者情報、すなわち、
図2に示した患者情報テーブルTb
1の一行目が病院情報システムHIS登録された状態で、サーバSが、病院情報システムHISに接続し、患者情報テーブルTb
1を参照すると、患者番号「20190001」で特定される患者P
1に割り当てられているベッドは、ベッド番号「8F0001」であるとの対応関係情報が取得される。
【0032】
次に、この対応関係情報を取得した状態で、サーバSが、記憶装置Mに記憶されている対応テーブルTb
2(
図3)を参照すると、患者番号「20190001」で特定される患者P
1に割り当てられているベッド番号「8F0001」で特定されるベッドのベッドサイドに配置されている生活関連機器をコントロールする制御装置は識別番号「8G0001」で特定される制御装置Rg
1であると特定される。サーバSは、患者P
1についての生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報、すなわち、
図5に示した生活関連機器利用情報テーブルTb
3の1行目に相当する情報を、以上のようにして特定した制御装置Rg
1に送信する。
【0033】
制御装置Rg
1は、サーバSから送信されてきた患者P
1についての生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報を受信し、受信した情報に基づいて、患者P
1のベッドサイドに配置される生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間をコントロールする。本例において、制御装置Rg
1は、
図5に示した生活関連機器利用情報テーブルTb
3の一行目に相当する情報を受信し、この情報に基づいて、例えば、ブラウザ対応テレビTv
1のテレビ視聴機能やVOD視聴機能、及び冷蔵庫Rf
1の利用の可否や利用可能期間をコントロールする。すなわち、本例においては、患者P
1のベッドサイドに配置されているブラウザ対応テレビTv
1は、例えば、
図6に示すように、テレビ視聴機能を使用することができるが、VOD視聴機能は使用することができない状態となる。一方、患者P
1のベッドサイドに配置されている冷蔵庫Rf
1は電源がオフとされ、患者P
1は冷蔵庫Rf
1を使用することができない。
【0034】
以上のように、本発明の患者のベッドサイドにおける生活関連機器の利用管理システム1によれば、システム管理者が、当該システム内に、患者と患者に割り当てられているベッド番号の対応関係情報を入力せずとも、個々の患者が希望した内容を反映して、其々の患者のベッドサイドにおける生活関連機器の利用状態を制御することができる。
【0035】
<転床時の動作>
以上のような状態において、患者P
1がベッド番号「8F0001」で特定される8階1号室のベッドBd
1から、ベッド番号「4F0001」で特定される4階1号室のベッドBd
2へと、転床となった場合の動作を説明する。患者P
1が、ベッドBd
2へと転床になると、病院スタッフによって、病院情報システムHISの患者情報テーブルTb
1には、患者P
1の転床後のベッドBd
2のベッド番号「4F0001」が速やかに登録される。すなわち、患者情報テーブルTb
1の一行目は、
図2に示されている状態から、
図7へ示された状態へと更新される。
【0036】
前述したとおり、サーバSは、一定時間毎に病院情報システムHISに接続し、患者と当該患者に割り当てられている対応関係情報を取得している。本例において、患者P
1が転床になり、患者P
1の患者情報が更新、すなわち、
図7に示した患者情報テーブルTb
1の一行目が病院情報システムHIS登録された状態で、サーバSが、病院情報システムHISに接続すると、患者情報テーブルTb
1の一行目を参照することで、患者番号「20190001」で特定される患者P
1に割り当てられているベッドは、ベッド番号「4F0001」であるとの対応関係情報を取得することができる。
【0037】
その後の動作は前述したとおりであり、以上の対応関係情報を取得した状態で、サーバSは、記憶装置Mに記憶されている対応テーブルTb
2を参照することにより、患者番号「20190001」で特定される患者P
1に転床後に割り当てられているベッド番号「4F0001」で特定されるベッドのベッドサイドに配置されている生活関連機器をコントロールする制御装置は識別番号「4G0001」で特定される制御装置Rg
2であると特定する。したがって、サーバSは、患者P
1についての生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報、すなわち、
図5に示した生活関連機器利用情報テーブルTb
3の1行目の情報を、制御装置Rg
1ではなく、以上のようにして特定された制御装置Rg
2に送信する。
【0038】
以上のとおり、本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1によれば、患者P
1が転床となった場合であっても、システム管理者が特段の更新作業をすることなく、転床後のベッドBd
2のベッドサイドに配置される生活関連機器は、患者P
1について設定されている生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報を反映して、利用可能又は利用不可能な状態となる。したがって、システム管理者は、病院スタッフに患者の転床後のベッド番号を尋たり、転床後のベッド番号をベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1に登録する手間がなくなる。なお、病院情報システムHISの更新作業は、患者の転床があった場合、病院スタッフが通常行う業務であり、本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1は、病院スタッフが通常行っている業務以上の新たな作業を何ら要求するものではない。
【0039】
<退院時の動作>
次に、患者P
1が退院する際の動作について説明する。患者P
1が退院となった際には、病院情報システムHISには患者が退院となったことが反映される。すなわち、患者情報テーブルTb
1において、患者P
1の患者番号「20190001」、ベッド番号「8F0001」、又は、その双方が削除される、或いは、患者P
1についての患者番号やベッド番号にアクセス不能な状態になるなどして、患者P
1と患者P
1に割り当てられているベッドとの対応関係情報が失われる又は取得できない状態となる。このような状態において、サーバSが、病院情報システムHISに接続し、患者情報テーブルTb
1を参照すると、患者番号「20190001」で特定される患者P
1については、割り当てられているベッドは存在しないことが確認される。したがって、患者P
1について設定されている生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報は、いずれの制御装置にも送信されない。
【0040】
一方で、患者P
1が退院直前まで使用していたベッドBd
2に配置されている生活関連機器をコントロールする制御装置Rg
2には、患者P
1について設定されている生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報は勿論のこと、如何なる患者についての生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報も送信されない。このように、制御装置Rg
2が、生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についてのいかなる情報も受信しない場合には、制御装置Rg
2は、自己によりコントロールされている生活関連機器を利用不可能な状態に設定する。
【0041】
以上のように、本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1によれば、入院患者の退院時においても、患者P
1及びシステム管理者の双方ともに、いかなる作業をすることもなく、患者P
1が退院直前まで割り当てられていたベッドBd
2のベッドサイドには、次の入院患者がベッドBd
2を割り当てられるまで、ベッドサイドに配置されている生活関連機器を使用できない状態が作り出される。
【0042】
また、好適な一例において、サーバSは、生活関連機器の利用者である患者に設定されている生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報に基づいて、患者に課金する課金手段を備えている。サーバSは、個別の患者についての生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報を有しているので、各患者についての生活関連機器の利用料金を容易に計算することができる。このようにして計算された生活関連機器の利用料金の請求は、本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システムが独自に行っても良い。
【0043】
ちなみに、本発明のベッドサイドにおける患者の生活関連機器の利用管理システム1は、患者P
1の生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報に基づいて、生活関連機器の利用費の請求情報を生成し、これを医事会計システムに送信する手段を備えていても良い。このような場合には、入院患者は、医療費と生活関連機器の利用費の会計を医療機関の窓口で一度に行うことができるので、料金を支払う際の手間が大幅に削減される。なお、生活関連機器の利用費を患者に課金する時期は、退院時に限られるものではなく、例えば、月毎に利用費の支払いを請求しても良いのは言うまでもない。
【0044】
以上の例においては、患者毎に設定される生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報は、患者が提出した生活関連機器の利用申し込み書の内容に基づいて、システム管理者が管理用端末Tを用いて入力するものであったが、必ずしも、このようにして入力される必要はない。例えば、入院患者が、自分に割り当てられたベッドのベッドサイドに配置されているブラウザ対応テレビ等の生活関連機器又はその他のベッドサイド端末を用いて、自ら生活関連機器の利用申し込みをしたり、申し込み内容の変更をしたりするものであっても良い。
【0045】
本発明のベッドサイドに配置される生活関連機器の利用管理システムがこのような構成を備えている場合には、システム管理者が、患者毎に設定される生活関連機器の利用可能機能及び/又は利用可能期間についての情報を入力せずとも、各患者の生活関連機器の利用申し込み内容に応じて、患者のベッドサイドに配置される生活関連機器がコントロールされるため、システム管理者の手間がより一層削減される。他方で、患者はベッドサイドにおいて、いつでも自由に生活関連機器の利用申し込み内容を変更できることになるので、より快適にベッドサイドに配置されている生活関連機器を使用することができる。