(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2の管状部材の遠位端は、直接または間接的に、内視鏡に取り付けられるように構成される、請求項1および2のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
前記第2の管状部材は、前記第2の管状部材の近位端に隣接するカフ部分を備え、前記カフ部分は、中実外周と、前記延在特徴を受容するための内部キー孔とを備え、前記内部キー孔は、前記伸長スロットまで延在する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
前記第1の管状部材の側壁は、近位側壁部分と、遠位側壁部分とを備え、前記遠位側壁部分は、第1の外径によって特徴付けられ、前記第2の管状部材の管腔の中に挿入されるように構成され、前記近位側壁部分は、前記第1の外径より大きい第2の外径によって特徴付けられる、請求項8に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
【背景技術】
【0003】
背景
内視鏡が、様々な医療手技において採用されている。一般に採用される内視鏡の例は、とりわけ(典型的に視認される領域または器官とともに列挙される)、関節鏡(関節)、気管支鏡(肺の気管および気管支)、結腸鏡(結腸および大腸)、膣鏡(膣および子宮頸部)、膀胱鏡(膀胱)、食道鏡(食道)、胃内視鏡(胃および十二指腸)、腹腔鏡(胃、肝臓、または女性生殖器官を含む、他の腹部器官)、喉頭鏡(喉頭)、神経内視鏡(脳)、肛門鏡(直腸およびS状結腸)、S状結腸鏡(S状結腸)、および胸腔鏡(肺を被覆する胸膜および心臓を被覆する構造)を含む。
【0004】
種々の医療手技では、カテーテルをある部位における生物学的組織の診断および/または処置の目的のために対象内のその部位に導入することが望ましい。そのようなカテーテルの例は、とりわけ、組織アブレーションカテーテルと、薬物送達カテーテルとを含む。組織アブレーションは、組織または組織機能の除去もしくは破壊を指す。アブレーションのための適切な標的組織は、例えば、癌性または前癌性病変、腫瘍(悪性または良性)、損傷された上皮、線維症、および組織アブレーションが所望される任意の他の健康または罹患組織を含んでもよい。
【0005】
凍結療法アブレーションは、比較的に最近の技法であって、組織アブレーションが、着目標的組織を凍結させることによって実施される。凍結療法アブレーションは、低圧凍結療法剤を標的組織上に噴霧するシステムを使用することによって行われてもよい。そのようなシステムは、多くの場合、他の用語の中でもとりわけ、凍結療法外科手術システム、凍結療法外科手術噴霧システム、凍結療法剤噴霧システム、および凍結療法噴霧システムと称される。本明細書で使用されるように、「凍結療法剤」は、治療上有効な凍結療法を可能にするための十分に低沸点を有し、その他の点では、極低温外科手術手技に好適である、任意の流体(例えば、ガス、液化ガス、または当業者に公知の他の流体)を指す。例えば、容認可能流体は、約マイナス(−)150℃を下回る沸点を有してもよい。凍結療法剤は、容易に利用可能であるため、液化窒素であってもよい。アルゴンおよび空気等の他の流体もまた、使用されてもよい。加えて、液体ヘリウム、液体酸素、液体亜酸化窒素、および他の凍結療法剤もまた、使用されることができる。
【0006】
凍結療法外科手術システムの典型的動作の間、臨床医、医師、外科医、技術者、または他のオペレータ(集合的に、本明細書では「オペレータ」と称される)は、送達カテーテルを介して、凍結療法剤を標的組織上に噴霧する。凍結療法剤の噴霧は、標的組織を凍結または「極低温化」させる。医師は、内視鏡検査、気管支鏡検査、胸腔鏡検査、または他のビデオ補助デバイスもしくはスコープを視覚的に利用して、凍結療法噴霧を標的化してもよい。
【0007】
カテーテル延在制御アセンブリの実施形態は、管腔と、管腔を少なくとも部分的に取り囲む側壁とを備える、第1の管状部材であって、側壁は、内側表面と、外側表面とを有し、第1の管状部材は、カテーテルの管状部分であるか、または第1の管状部材の管腔内に受容されるカテーテルに取り付けられるように構成される第1の管状部材を含んでもよい。アセンブリは、第1の管状部材の側壁から半径方向外向きに延在する延在特徴を含んでもよい。アセンブリは、近位端と、遠位端と、近位端と遠位端との間に延在する長さと、第2の管状部材の長さに延在する管腔と、管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面と外側表面とを備える側壁とを備える第2の管状部材を含んでもよい。アセンブリは、第2の管状部材の長さの少なくとも一部に沿って、第2の管状部材の側壁の内側および外側表面間に延在する伸長スロットを含んでもよく、第1の幅を有する少なくとも1つの狭窄スロット領域は、第1の幅より大きい第2の幅を有する複数の拡張されたスロットを分離する。第1の管状部材は、第2の管状部材の管腔の中に少なくとも部分的に挿入され、第1の管状部材が第2の管状部材に対して摺動可能であるように、かつ延在特徴が伸長スロット内に摺動可能に嵌合するように構成されてもよい。延在特徴は、延在特徴が狭窄スロット領域を通して隣接する拡張されたスロット領域間を移動されると、延在特徴が狭窄スロット領域を一時的に拡開させるように、第1の幅より大きく、かつ第2の幅より小さい、幅を有してもよい。
【0008】
カテーテル延在制御アセンブリの実施形態は、フレア状であり得る、第2の管状部材の近位端を含んでもよい。第2の管状部材の遠位端は、直接または間接的に、内視鏡に取り付けられるように構成されてもよい。第2の管状部材の側壁は、その円周の周囲に切り込まれた少なくとも1つの渦巻を含んでもよい。第2の管状部材は、第2の管状部材の遠位端に隣接する第2の管状部材の側壁の外側表面の周囲の円周方向に延在する、隆起特徴を含んでもよい。第2の管状部材は、第2の管状部材の近位端に隣接するカフ部分を含んでもよく、カフ部分は、中実外周と、延在特徴を受容するための内部キー孔とを備え、内部キー孔は、伸長スロットまで延在する。カフ部分の外径は、第2の管状部材の側壁の外径より大きくてもよい。第1の管状部材は、第1の管状部材の管腔内に受容される、カテーテルに取り付けられるように構成される、カテーテルハンドルアセンブリの一部を含んでもよい。カテーテルハンドルアセンブリは、歪み緩和構成要素をその近位端に含んでもよい。歪み緩和構成要素は、少なくとも1つの細隙をその中に有するエラストマ材料を含んでもよい。第1の管状部材の側壁は、近位側壁部分と、遠位側壁部分とを含んでもよく、遠位側壁部分は、第1の外径によって特徴付けられ、第2の管状部材の管腔の中に挿入されるように構成され、近位側壁部分は、第1の外径より大きい第2の外径によって特徴付けられる。近位側壁部分は、第2の管状部材の近位端に当接するように構成されてもよい。近位側壁部分は、円錐台状形状であってもよい。カテーテルハンドルアセンブリは、歪み緩和構成要素を含んでもよく、近位側壁部分は、遠位側壁部分と歪み緩和構成要素との間に位置付けられる。
【0009】
カテーテル延在制御アセンブリの実施形態は、近位部分と、遠位部分と、管腔と、管腔を少なくとも部分的に囲繞する取り囲む、内側表面および外側表面を有する側壁とを備える、第1の管状部材であって、第1の管状部材は、カテーテルの管状部分であるか、または第1の管状部材の管腔内に受容されるカテーテルに取り付けられるように構成され、第1の管状部材の側壁の外側表面は、円周方向突出部、円周方向陥凹、または両方から選択された少なくとも1つの円周方向特徴をその中に備える、第1の管状部材を含んでもよい。アセンブリは、長さと、近位部分と、遠位部分と、第2の管状部材の長さに延在する管腔と、管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面および外側表面を有する側壁とを有する、第2の管状部材であって、第2の管状部材の管腔の少なくとも一部は、少なくとも第1の管状部材の遠位部分を受容するように構成され、第2の管状部材の側壁の内側表面は、第1の管状部材の側壁の外側表面内の少なくとも1つの円周方向特徴と噛合するように構成される、円周方向陥凹、円周方向突出部、または両方から選択された少なくとも1つの円周方向特徴をその中に備える、第2の管状部材を含んでもよい。
【0010】
カテーテル延在制御アセンブリの実施形態は、少なくとも1つの円周方向陥凹を伴う、第1の管状部材と、第1の管状部材の少なくとも1つの円周方向陥凹と噛合するように構成される、少なくとも1つの円周方向突出部を備える、第2の管状部材とを含んでもよい。第1の管状部材は、複数の円周方向特徴を含んでもよく、第2の管状部材は、複数の相補的円周方向特徴を含んでもよい。第1の管状部材は、単一の円周方向特徴を含んでもよく、第2の管状部材は、複数の相補的円周方向特徴を含んでもよい。凍結療法剤送達カテーテルが、第1の管状部材の管腔内に受容されてもよく、第1の管状部材は、カテーテルに取り付けられる。アセンブリは、凍結療法剤送達カテーテルを含んでもよく、カテーテルは、第1の管状部材を含む。第1および第2の管状部材のうちの少なくとも1つは、エラストマ材料を含んでもよい。第2の管状部材の近位部分内の管腔の直径は、第2の管状部材の遠位部分内の管腔の直径より大きくてもよい。第1の管状部材の近位部分内の側壁の外側表面の直径は、第2の管状部材の近位部分内の管腔の直径より大きい直径を有してもよい。第1の管状部材の遠位部分内の側壁の外側表面の直径は、第2の管状部材の近位部分内の管腔の直径より小さくてもよい。第2の管状部材の管腔は、漏斗を近位部分内に形成してもよく、漏斗の最大直径は、第2の管状部材の近位端に位置する。第1の管状部材の側壁の外側表面は、漏斗と噛合する、フレア状構成を形成してもよい。第2の管状部材の側壁の外側表面は、第2の管状部材の遠位部分に隣接する肩部を形成してもよい。第1の管状部材の遠位部分の外側表面は、1つまたはそれを上回る識別可能な第1のマーキングを含んでもよい。第2の管状部材の近位部分は、第2の管状部材の近位部分内の1つまたはそれを上回る識別可能な第1のマーキングの位置が見えるように構成されてもよい。第2の管状部材の近位部分は、第1の管状部材の1つまたはそれを上回る識別可能な第1のマーキングの位置が見えるように、少なくとも部分的に透明であってもよい。第2の管状部材の近位部分は、複数の識別可能な第2のマーキングを第2の管状部材に対する第1の管状部材の相対的長手方向位置を識別するように構成される、異なる長手方向位置に含んでもよい。
【0011】
カテーテル延在制御アセンブリの実施形態は、軸と、近位部分と、遠位部分と、管腔と、管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面および外側表面を有する側壁とを備える、第1の管状部材であって、第1の管状部材は、カテーテルの管状部分であるか、または第1の管状部材の管腔内に受容されるカテーテルに取り付けられるように構成され、第1の管状部材の遠位部分は、1つまたはそれを上回る半径方向に拡張可能および収縮可能である係合部材を具備し、第1の管状部材の近位部分は、1つまたはそれを上回る係合部材を半径方向に収縮された第1の位置と半径方向に拡張された第2の位置との間で作動させるように構成される、1つまたはそれを上回るユーザ動作可能アクチュエータを具備する、第1の管状部材を含んでもよい。アセンブリは、軸と、長さと、近位部分と、遠位部分と、第2の管状部材の長さに延在する管腔と、管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面および外側表面を有する側壁とを有する、第2の管状部材であって、第2の管状部材の管腔の少なくとも一部は、少なくとも第1の管状部材の遠位部分を受容するように構成され、第2の管状部材の近位部分内の管腔の長さの少なくとも一部は、実質的に一である定軸方向断面である、第2の管状部材を含んでもよい。第1および第2の管状部材は、第1の管状部材の遠位部分が第2の管状部材の近位部分の中に挿入されるとき、1つまたはそれを上回る係合部材が半径方向に拡張された第2の位置に設置されると、1つまたはそれを上回る係合部材が第2の管状部材の側壁の内側表面に係合し、第1の管状部材と第2の管状部材との間の相対的長手方向移動を防止し、かつ1つまたはそれを上回る係合部材が半径方向に収縮された第1の位置に設置されると、1つまたはそれを上回る係合部材が第2の管状部材の側壁の内側表面に係合せず、第1の管状部材と第2の管状部材との間の相対的長手方向移動を可能にするように構築されてもよい。凍結療法剤送達カテーテルは、第1の管状部材の管腔内に受容されてもよく、第1の管状部材は、カテーテルに取り付けられる。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
カテーテル延在制御アセンブリであって、
管腔と、前記管腔を少なくとも部分的に取り囲む側壁とを備える、第1の管状部材であって、前記側壁は、内側表面と、外側表面とを有し、前記第1の管状部材は、カテーテルの管状部分であるか、または前記第1の管状部材の管腔内に受容されるカテーテルに取り付けられるように構成される、第1の管状部材と、
前記第1の管状部材の側壁から半径方向外向きに延在する、延在特徴と、
第2の管状部材であって、近位端と、遠位端と、前記近位端と前記遠位端との間に延在する長さと、前記第2の管状部材の長さに延在する管腔と、前記管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面と外側表面とを備える側壁とを備える、第2の管状部材と、
前記第2の管状部材の長さの少なくとも一部に沿って、かつ前記第2の管状部材の側壁の内側表面および外側表面間に延在する伸長スロットであって、第1の幅を上回る第2の幅を有する複数の拡張されたスロット領域を分離する、第1の幅を有する少なくとも1つの狭窄スロット領域を備える、スロットと、
を備え、
前記第1の管状部材は、前記第1の管状部材が前記第2の管状部材に対して摺動可能であるように、かつ前記延在特徴が前記伸長スロット内に摺動可能に嵌合するように、前記第2の管状部材の管腔の中に少なくとも部分的に挿入されるように構成され、
前記延在特徴は、前記延在特徴が前記狭窄スロット領域を通して隣接する拡張されたスロット領域間を移動されると、前記延在特徴が前記狭窄スロット領域を一時的に拡開させるように、前記第1の幅より大きく、かつ前記第2の幅より小さい幅を有する、
カテーテル延在制御アセンブリ。
(項目2)
前記第2の管状部材の近位端は、フレア状である、項目1に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目3)
前記第2の管状部材の遠位端は、直接または間接的に、内視鏡に取り付けられるように構成される、項目1および2のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目4)
前記第2の管状部材の側壁は、その円周の周囲に切り込まれた少なくとも1つの渦巻を備える、項目1−3のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目5)
前記第2の管状部材はさらに、前記第2の管状部材の遠位端に隣接する前記第2の管状部材の側壁の外側表面の周囲の円周方向に延在する、隆起特徴を備える、項目1−4のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目6)
前記第2の管状部材は、前記第2の管状部材の近位端に隣接するカフ部分を備え、前記カフ部分は、中実外周と、前記延在特徴を受容するための内部キー孔とを備え、前記内部キー孔は、前記伸長スロットまで延在する、項目1−5のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目7)
前記カフ部分の外径は、前記第2の管状部材の側壁の外径より大きい、項目6に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目8)
前記第1の管状部材は、前記第1の管状部材の管腔内に受容されるカテーテルに取り付けられるように構成される、カテーテルハンドルアセンブリの一部を含む、項目1−7のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目9)
前記カテーテルハンドルアセンブリは、歪み緩和構成要素をその近位端に備える、項目8に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目10)
前記歪み緩和構成要素は、少なくとも1つの細隙をその中に有するエラストマ材料を含む、項目9に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目11)
前記第1の管状部材の側壁は、近位側壁部分と、遠位側壁部分とを備え、前記遠位側壁部分は、第1の外径によって特徴付けられ、前記第2の管状部材の管腔の中に挿入されるように構成され、前記近位側壁部分は、前記第1の外径より大きい第2の外径によって特徴付けられる、項目8に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目12)
前記近位側壁部分は、前記第2の管状部材の近位端に当接するように構成される、項目11に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目13)
前記近位側壁部分は、円錐台状形状である、項目11および12のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目14)
前記カテーテルハンドルアセンブリは、歪み緩和構成要素を備え、前記近位側壁部分は、前記遠位側壁部分と前記歪み緩和構成要素との間に位置付けられる、項目11−13のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目15)
カテーテル延在制御アセンブリであって、
近位部分と、遠位部分と、管腔と、前記管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面および外側表面を有する側壁とを備える第1の管状部材であって、前記第1の管状部材は、カテーテルの管状部分であるか、または前記第1の管状部材の管腔内に受容されるカテーテルに取り付けられるように構成され、前記第1の管状部材の側壁の外側表面は、円周方向突出部、円周方向陥凹、または両方から選択された少なくとも1つの円周方向特徴をその中に備える、第1の管状部材と、
第2の管状部材であって、長さと、近位部分と、遠位部分と、前記第2の管状部材の長さに延在する管腔と、前記管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面および外側表面を有する側壁とを有する、第2の管状部材であって、前記第2の管状部材の管腔の少なくとも一部は、少なくとも前記第1の管状部材の遠位部分を受容するように構成され、前記第2の管状部材の側壁の内側表面は、前記第1の管状部材の側壁の外側表面内の少なくとも1つの円周方向特徴と噛合するように構成される、円周方向陥凹、円周方向突出部、または両方から選択された少なくとも1つの円周方向特徴をその中に備える、第2の管状部材と、
を備える、カテーテル延在制御アセンブリ。
(項目16)
前記第1の管状部材は、少なくとも1つの円周方向陥凹を備え、前記第2の管状部材は、前記第1の管状部材の少なくとも1つの円周方向陥凹と噛合するように構成される、少なくとも1つの円周方向突出部を備える、項目15に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目17)
前記第1の管状部材は、複数の前記円周方向特徴を備え、そして前記第2の管状部材は、複数の前記相補的円周方向特徴を備えるか、または前記第1の管状部材は、単一円周方向特徴を備え、そして前記第2の管状部材は、複数の前記相補的円周方向特徴を備える、項目15および16のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目18)
前記第1の管状部材の管腔内に受容される、凍結療法剤送達カテーテルをさらに備え、第1の管状部材は、前記カテーテルに取り付けられる、項目15−17のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目19)
凍結療法剤送達カテーテルをさらに備え、前記カテーテルは、前記第1の管状部材を含む、項目15−17のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目20)
前記第1および第2の管状部材のうちの少なくとも1つは、エラストマ材料を含む、項目15−18のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目21)
前記第2の管状部材の近位部分内の管腔の直径は、前記第2の管状部材の遠位部分内の管腔の直径より大きい、項目15−20のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目22)
前記第1の管状部材の近位部分内の側壁の外側表面の直径は、前記第2の管状部材の近位部分内の管腔の直径より大きい直径を有する、項目21に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目23)
前記第1の管状部材の遠位部分内の側壁の外側表面の直径は、前記第2の管状部材の近位部分内の管腔の直径より小さい、項目21に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目24)
前記第2の管状部材の管腔は、漏斗を前記近位部分内に形成し、前記漏斗の最大直径は、前記第2の管状部材の近位端に位置する、項目15−23のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目25)
前記第1の管状部材の側壁の外側表面は、前記漏斗と噛合する、フレア状構成を形成する、項目24に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目26)
前記第2の管状部材の側壁の外側表面は、前記第2の管状部材の遠位部分に隣接する肩部を形成する、項目15−25のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目27)
前記第1の管状部材の遠位部分の外側表面は、1つまたはそれを上回る識別可能な第1のマーキングを備え、前記第2の管状部材の近位部分は、前記第2の管状部材の近位部分内の前記1つまたはそれを上回る識別可能な第1のマーキングの位置が見えるように構成される、項目15−26のいずれか1項に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目28)
前記第2の管状部材の近位部分は、前記第1の管状部材の1つまたはそれを上回る識別可能な第1のマーキングの位置が見えるように、少なくとも部分的に透明であって、前記第2の管状部材の近位部分は、随意に、複数の識別可能な第2のマーキングを前記第2の管状部材に対する前記第1の管状部材の相対的長手方向位置を識別するように構成される、異なる長手方向位置に備える、項目27に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
(項目29)
カテーテル延在制御アセンブリであって、
軸と、近位部分と、遠位部分と、管腔と、前記管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面および外側表面を有する側壁とを備える、第1の管状部材であって、前記第1の管状部材は、カテーテルの管状部分であるか、または前記第1の管状部材の管腔内に受容されるカテーテルに取り付けられるように構成され、前記第1の管状部材の遠位部分は、1つまたはそれを上回る半径方向に拡張可能および収縮可能な係合部材を具備し、前記第1の管状部材の近位部分は、前記1つまたはそれを上回る係合部材を半径方向に収縮された第1の位置と半径方向に拡張された第2の位置との間で作動させるように構成される、1つまたはそれを上回るユーザ動作可能アクチュエータを具備する、第1の管状部材と、
軸と、長さと、近位部分と、遠位部分と、前記第2の管状部材の長さに延在する管腔と、前記管腔を少なくとも部分的に取り囲む、内側表面および外側表面を有する側壁とを有する、第2の管状部材であって、前記第2の管状部材の管腔の少なくとも一部は、少なくとも前記第1の管状部材の遠位部分を受容するように構成され、前記第2の管状部材の近位部分内の前記管腔の長さの少なくとも一部は、実質的に一定である軸方向断面である、第2の管状部材と、
を備え、前記第1および第2の管状部材は、前記第1の管状部材の遠位部分が前記第2の管状部材の中に挿入されるとき、前記1つまたはそれを上回る係合部材が前記半径方向に拡張された第2の位置に設置されると、前記1つまたはそれを上回る係合部材が前記第2の管状部材の側壁の内側表面に係合し、前記第1の管状部材と前記第2の管状部材との間の相対的長手方向移動を防止し、前記1つまたはそれを上回る係合部材が前記半径方向に収縮された第1の位置に設置されると、前記1つまたはそれを上回る係合部材が前記第2の管状部材の側壁の内側表面に係合せず、前記第1の管状部材と前記第2の管状部材との間の相対的長手方向移動を可能にするように構築される、
カテーテル延在制御アセンブリ。
(項目30)
前記第1の管状部材の管腔内に受容される、凍結療法剤送達カテーテルをさらに備え、第1の管状部材は、前記カテーテルに取り付けられる、項目29に記載のカテーテル延在制御アセンブリ。
【発明を実施するための形態】
【0015】
詳細な説明
図1は、凍結療法外科手術システム41の一部の斜視図であって、凍結療法剤送達装置42を有する。凍結療法外科手術システム41は、気管支鏡40と、その作業チャネルから退出する、カテーテル先端42とを備える。示されるように、気管支鏡40は、患者の主要気管支45等、気管44または気管支内に位置付けられてもよい。カテーテル48は、スコープ40の作業チャネル管腔46内に設置され、スコープの遠位先端において作業チャネルから退出する。凍結療法剤送達装置42は、遠位端42における半径方向噴霧凍結療法剤送達カテーテルと、1つまたはそれを上回る孔47とを備える。患者の中への凍結療法剤送達装置の挿入後、凍結療法剤が、凍結療法剤源から凍結療法剤送達カテーテル48に提供される。1つまたはそれを上回る孔42を伴うカテーテル遠位端は、凍結療法剤を孔42を介して標的組織上に噴霧させる。スコープを取り囲むガス流出管43は、極低温ガスの処置面積を患者49から排出するための付加的手段を提供するために利用されてもよい。受動管腔流出口50もまた、気道の管理を介して存在し、手技の間、適切な通気を確実にする。ある有益な実施形態では、凍結療法剤送達カテーテル48は、Wei Li Fan et al.の米国特許出願公開第2015/0066005号に説明されるように、(1)その近位端におけるコンソールへの取付のためのバヨネットおよびハブと、(2)ねじれおよび破損を最小限にするための層状ポリイミドおよびステンレス鋼編組シャフトと、(3)ユーザを低温から保護するための断熱材と、(4)ユーザによってトルクがかけられると、ねじれを防止することに役立つ歪み緩和部と、(5)組織への損傷を防止するためのその遠位端における非外傷性先端とを含んでもよい。
【0016】
カテーテルが内視鏡を通して対象内の部位に前進される手技において、
図1は、オペレータが、カテーテル先端を内視鏡の遠位先端から1つまたはそれを上回る所定の距離に位置付け、所望に応じて、カテーテル先端をそのような位置に維持することを可能にするために有益である、そのような手技の1つの具体的実施例を表す。本開示によると、種々のデバイス、システム、および方法が、そのために提供される。
【0017】
そのような手技に有用な内視鏡は、アクセスされている部位に好適な任意のサイズであってもよい。ある実施形態では、1つまたはそれを上回る1つまたはそれを上回る光学要素(例えば、光ファイバ)および/または電子要素(例えば、カメラ、LED等)を有する内視鏡が、光を内視鏡の遠位先端から部位上に投影し、部位の画像を、遠位先端から、例えば、手技が可視化され得る、モニタまたは顕微鏡に逆伝送するために提供されてもよい。本可視化によって補助されることで、オペレータは、内視鏡の遠位端を越えて挿入されるカテーテルを介して、診断および/または治療手技を行うことが可能である。本開示と併せて使用するための内視鏡の例は、とりわけ、関節鏡、気管支鏡、結腸鏡、膣鏡、膀胱鏡、食道鏡、胃内視鏡、腹腔鏡、喉頭鏡、神経内視鏡、肛門鏡、S状結腸鏡、および胸腔鏡を含む。
【0018】
そのような手技に有用なカテーテルは、広く変動し、また、アクセスされている部位に好適な任意のサイズであってもよい。凍結療法剤送達カテーテルが、本明細書に具体的に説明されるが、本開示は、そのように限定されず、任意のタイプの内視鏡と併せて使用される任意のカテーテルに適用される。
【0019】
ここで
図2Aに目を向けると、管状部材110(また、導入器とも称される)が、その中に示され、入口110iと、出口110oと、近位端110pと、遠位端110dと、入口110iと出口110oとの間に延在する、管腔とを備える。管状部材110は、内視鏡の作業チャネルとの係合のために構成される。本目的のために、管状部材110は、取付特徴112を具備してもよく、これは、例えば、示されるように、直接、内視鏡の作業チャネルに取り付けられることができる。他の実施形態では、管状部材110は、内視鏡の作業チャネル、例えば、生検キャップへの取付のために構成される、付加的構成要素に取り付けられてもよい。
【0020】
管状部材110は、以下により詳細に説明されるように、本体部分114と、入口110iに隣接する拡開部分、具体的には、示される実施形態では、管状部材110の中へのカテーテルアセンブリの導入を容易にする、カフ部分118とを備える。管状部材110の側壁を通して延在する、スロット116が、本体部分114の近位端内に形成され、拡開部分118の中に延在し、以下により詳細に説明されるように、延在特徴を受容するためのキー孔特徴としての役割を果たす。突出部114p1、114p2、114p3が、本体部分からスロットの中に延在し、スロット116内の拡張されたスロット幅116e1、116e2、116e3、116e4の領域間にある、狭窄スロット幅116c1、116c2、116c3の領域をスロット116内に形成する。
【0021】
いくつかの実施形態では、管状部材110は、歪み緩和を提供するように設計されてもよい。例えば、図示されないが、歪み緩和を提供するために、種々の他の可能性として考えられるアプローチの中でもとりわけ、渦巻切断が、本体部分114の側壁、例えば、スロット116と取付特徴112との間の領域内に提供されてもよい。
【0022】
図2Aの管状部材110は、カテーテルと、カテーテルの軸から半径方向外向きに延在する延在特徴とを備える、内側部材を含む、アセンブリと併せて使用されてもよく、その場合、内側部材は、延在特徴が管状部材110のスロット116内に摺動可能に嵌合するように、管状部材110内に位置付けられる。
【0023】
いくつかの実施形態では、そのような内側部材は、例えば、カテーテルの側壁から延在し、その中に統合される、延在特徴を伴う、カテーテルを備えてもよい。
【0024】
他の実施形態では、そのような内側部材は、例えば、それによって延在特徴がカテーテルの長さに沿って所定の位置に固定される機構を含む、アセンブリを備えてもよい。そのような機構の一実施例は、
図2Bに図示される、カテーテルハンドルアセンブリ120であって、これは、管腔124lを有する中空シャフト部分124と、延在特徴122とを備える。カテーテル(図示せず)は、管腔124lを通して通過されてもよい。中空シャフト部分124は、示される実施形態では、テーパ状領域126および/または歪み緩和構成要素128に結合されてもよい。テーパ状領域126はさらに、歪み緩和構成要素128に接続されてもよく、これは、テーパ状領域126とともに、ハンドル機能を果たす。図示されないが、使用時、カテーテルは、カテーテルハンドルアセンブリ120の管腔124lを通して通過し得る(示される画像では、右から左に)。カテーテルハンドルアセンブリ120は、いくつかの実施形態では、別個の構成要素のアセンブリの形態であってもよいが、他の実施形態では、中空シャフト部分124、延在特徴122、テーパ状領域126、および歪み緩和構成要素128の2つ、3つ、または全てが、単一構成要素に統合されてもよい。延在特徴122を伴う類似カテーテルアセンブリも、代わりに、
図14A−14Cの円周方向突出部214pおよび円周方向陥凹222r1、222r2、222r3、222r4等の延在特徴設定の異なる実施形態と併用され得る。
【0025】
図3に図示されるカテーテル延在制御アセンブリ200から分かるように、カテーテル125は、カテーテルハンドルアセンブリ120に取り付けられ、その歪み緩和構成要素128、テーパ状領域126、およびシャフト部分124を通して延在してもよい。いずれかに記載されるように、カテーテルは、広範囲のカテーテルのいずれかであってもよく、これは、ある実施形態では、凍結療法噴霧カテーテルを含んでもよい。カテーテル125はさらに、管状部材110を通して、内視鏡の作業チャネル130の中に延在する。延在特徴122は、管状部材110の伸長スロット116内に摺動可能に嵌合するように構成される。延在特徴122は、狭窄スロット幅116c1、116c2、116c3の領域より広いため、狭窄スロット幅の領域は、延在特徴122(したがって、延在特徴122に取り付けられるカテーテル)の前進に対する停止部として作用する。管状部材110を適切な弾性を有する材料から形成することによって、延在特徴122は、オペレータによって、好適な力の印加を通して、拡張されたスロット幅116e1の第1の領域から、狭窄スロット幅116c1の第1の領域(十分な力が印加されるまで、第1の停止部として作用する)を通して、拡張されたスロット幅116e2の第2の領域に移動されることができる。続いて、延在特徴122は、拡張されたスロット幅116e2の第2の領域から、狭窄スロット幅116c2の第2の領域(十分な力が印加されるまで、第2の停止部として作用する)を通して、拡張されたスロット幅116e3の第3の領域に移動されることができる。その後、延在特徴122は、拡張されたスロット幅116e3の第3の領域から、狭窄スロット幅116c3の第3の領域(十分な力が印加されるまで、第3の停止部として作用する)を通して、拡張されたスロット幅116e4の第4かつ最終の領域に移動されることができる。
【0026】
延在特徴122が、スロット116内を前進されるにつれて、カテーテル125は、内視鏡130内で前進される。内視鏡130からのカテーテル125の延在の長さは、狭窄スロット幅の領域の位置によって判定される。
図5A−5Dは、システムの近位端を図示し、(a)管状部材110のスロット116と、(b)カテーテルハンドルアセンブリ120の延在特徴122、テーパ状領域126、および歪み緩和構成要素128を伴う、シャフト部分124とを含む。
図5A−5Dはまた、システムの遠位端を図示し、(a)内視鏡130の遠位先端130tと、(b)カテーテル125の遠位先端125tおよび第1のマーカバンド125b1とを含む。図示されないが、さらなる実施形態では、視覚的に識別可能なマークが、延在を制御および/または監視する付加的または代替手段として、内視鏡130の外側のカテーテル125の近位端上に設置されてもよい。
【0027】
図5Aでは、カテーテルハンドルアセンブリ120は、延在特徴122が狭窄スロット幅116c1の第1の領域に対して移動された点(
図2A参照)まで管状部材110に対して移動されており、これは、第1の停止部として作用し、第1のマーカバンド125b1が内視鏡130の遠位先端130tから現れ始める位置に対応する。
【0028】
十分な力を印加することによって、延在特徴は、狭窄スロット幅116c1の第1の領域を通して、拡張されたスロット幅116e2の第2の領域の中にかつそれを通して、狭窄スロット幅116c2の第2の領域に対して移動されることができ(
図2A参照)、これは、第2の停止部として作用する。
図5Bに見られるように、第2の停止部は、第2のマーカバンド125b2が内視鏡130の遠位先端130tから現れ始める位置に対応する。
【0029】
再び十分な力を印加することによって、延在特徴122は、狭窄スロット幅116c2の第2の領域を通して、拡張されたスロット幅116e3の第3の領域の中にかつそれを通して、狭窄スロット幅116c3の第3の領域に対して移動されることができ、これは、第3の停止部として作用する。
図5Cに見られるように、第3の停止部は、第3のマーカバンド125b3が内視鏡130の遠位先端130tから現れ始める位置に対応する。
【0030】
最後に、さらに再び十分な力を印加することによって、延在特徴122は、
図5Dに見られるように、狭窄スロット幅116c3の第3の領域を通して、拡張されたスロット幅116e4の第4の領域の中にかつそれを通して、管状部材110に対するカテーテルハンドルアセンブリ120の最大延在点まで移動されることができる。
【0031】
図5Eおよび5Fはさらに、カテーテル延在制御アセンブリ200の管状部材110に対するカテーテルハンドルアセンブリ120の移動を図示する。
【0032】
ここで
図16Aおよび16Bを参照すると、使用の間、本開示によるカテーテル延在制御アセンブリは、所定の距離だけカテーテル先端の抜去および/または前進を含む、いくつかの動作を行うために使用されてもよい。この点において、
図16Aは、内視鏡先端130tを有する、内視鏡130と、カテーテル先端125tおよびマーカバンド(マーカバンド125b1、125b2、125b3が示される)を有する、カテーテル125とを含む、カテーテル延在制御アセンブリの遠位部分を示す、側面図である。
図16Aでは、カテーテル遠位先端125tは、組織300と接触する。
図16Bでは、一方、カテーテル遠位先端125tは、組織300との接触から引き戻されている。本開示によるカテーテル延在制御アセンブリは、例えば、カテーテル先端125tが組織300から既知の距離D(例えば、他の距離の中でもとりわけ、1cm)だけ確実かつ再現可能に後退され得るため、本タスクのために有用である。
図4Aおよび4Bは、シャフト部分124の近位部分およびカテーテルハンドルアセンブリ120のテーパ状部分126ならびにカテーテルハンドルアセンブリ120の内部に位置付けられる可変直径の3つのカテーテル部分125a、125bおよび125cの一部の切り取り図を含む、カテーテル延在制御アセンブリのさらなる構造詳細を示す。
【0033】
本開示による管状部材110の付加的実施形態は、
図6に示され、本体部分114と、フレア状拡開部分118と、取付特徴112aおよび112bと、本体部分114の近位端内に形成され、拡開部分118の中に延在する、スロット116とを含む。突出部114p1、114p2、114p3は、本体部分114からスロット116の中に延在し、拡張されたスロット幅116e1、116e2、116e3、116e4の領域間にある、狭窄スロット幅116c1、116c2、116c3の領域を形成し、狭窄スロット幅116c1、116c2、116c3の領域は、
図5A−5Dに関連して説明されるものに類似する方式において、管状部分110の中に挿入されると、カテーテルハンドルアセンブリ120のための停止部(図示せず)として作用する。
【0034】
本開示による管状部材110のさらに別の実施形態は、
図7に示され、本体部分114と、フレア状拡開部分118と、取付特徴112a、112bと、本体部分114の近位端内に形成され、拡開部分118の中に延在する、スロット116とを含む。突出部114p1、114p2、114p3、114p4は、本体部分からスロット116の中に延在し、拡張されたスロット幅116e1、116e2、116e3、116e4、116e5の領域間にある、狭窄スロット幅116c1、116c2、116c3、116c4の領域を形成し、狭窄スロット幅116c1、116c2、116c3、116c4の領域は、
図5A−5Dと関連して説明されるものに類似する方式で管状部分110の中に挿入されると、カテーテルハンドルアセンブリ120の停止部(図示せず)として作用する。
【0035】
1つまたはそれを上回る取付特徴が、内視鏡と関連付けられた相補的特徴とインターフェースをとるように構成されてもよい。例えば、1つまたはそれを上回る円周方向突出部および/もしくは1つまたはそれを上回る円周方向陥凹から選択された1つまたはそれを上回る円周方向特徴が、提供されてもよく、これは、内視鏡と関連付けられた1つまたはそれを上回る相補的円周方向特徴とインターフェースをとってもよく、1つまたはそれを上回る相補的円周方向陥凹および/または突出部から選択されてもよい。この点において、2つの円周方向突出部は、
図6および7に示されるように、取付特徴112a、112bとして採用されてもよく、これは、内視鏡を関連付けられた2つの相補的円周方向陥凹とインターフェースをとってもよい。これらの相補的特徴は、内視鏡の作業チャネルの入口内に形成されてもよく、または内視鏡の作業チャネル、例えば、生検キャップ130bへの取付のために構成され、順に、
図8に示されるように、内視鏡130に取り付けられる、別の構成要素内に形成されてもよい。
【0036】
本明細書に説明される管状部材110を形成するための材料は、好適なポリマー、金属、およびポリマー−金属複合材を含み、これは、適切な抵抗を狭窄スロット幅の領域を通した延在特徴122の移動に提供する一方、また、狭窄スロット幅の領域を通した延在特徴122の通過後、元々の形状に戻るための好適な形状記憶を提供する。管状部材110を形成するためのポリマーの特定の実施例は、他の可能性として考えられる材料の中でもとりわけ、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーおよびポリカーボネートを含む一方、管状部材110を形成するための金属の特定の実施例は、他の可能性として考えられる材料の中でもとりわけ、ニチノール等の弾性金属を含む。
【0037】
延在特徴122(また、典型的には、シャフト部分124およびテーパ状領域110)を形成するための材料は、ポリマー、金属、およびポリマー−金属複合材を含み、管状部材110の狭窄スロット幅の領域を通して押し込む(すなわち、広げる)ために十分な堅度を提供する。延在特徴122(また、典型的には、シャフト部分124およびテーパ状領域110)を形成するための材料の特定の実施例は、他の可能性として考えられる材料の中でもとりわけ、金属およびアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーおよびポリカーボネート等のポリマーを含む。
【0038】
カテーテル延在量を制御するための代替アセンブリが、ここで、説明される。ここで
図9(組み立てられた図)および
図10(分解図)を参照すると、カテーテル延在制御アセンブリが、示され、これは、生検キャップ230bを伴う、内視鏡230と、それを通して延在する管腔210lを有する、第1の管状部材210と、それを通して延在する管腔220lを有する、第2の管状部材220と、それを通して延在する管腔218lを有する、歪み緩和構成要素218とを含む。
【0039】
第1の管状部材210は、近位端210pと、遠位端210dとを有し、遠位側壁部分214と、近位側壁部分216とを含む。歪み緩和構成要素218は、第1の管状部材210の近位端210pに取り付けられるように構成され、歪み緩和構成要素218および第1の管状部材210を通して延在する管腔は、第1の管状部材210および/または歪み緩和構成要素218に添着され得る、カテーテル(図示せず)を受容するように構成される。歪み緩和構成要素218と、第1の管状部材210とを備えるアセンブリは、幾分、
図2に図示されるカテーテルハンドルアセンブリ120に類似することに留意されたい。遠位側壁部分214の外側表面は、その中に形成される、少なくとも1つの円周方向特徴を備え、これは、例えば、少なくとも1つの円周方向突出部および/または少なくとも1つの円周方向陥凹から選択されてもよい。
【0040】
第2の管状部材220は、近位端220pと、遠位端220dとを有し、近位側壁部分222と、遠位側壁部分224とを含む。第2の管状部材220の外側表面は、遠位側壁部分224に隣接する肩部220sを形成する。近位側壁部分222の内側表面は、その中に形成される、少なくとも1つの円周方向特徴を備え、これは、例えば、少なくとも1つの円周方向突出部および/または少なくとも1つの円周方向陥凹から選択されてもよく、遠位側壁部分214の外側表面内に形成される、少なくとも1つの円周方向特徴と相補的である。例えば、
図11を参照すると、第2の管状部材220の近位側壁部分222の内側表面は、第1、第2、および第3の円周方向突出部222p1、222p2、222p3を備える一方、第1の管状部材210の遠位側壁部分214の外側表面は、第1、第2、および第3の円周方向陥凹214r1、214r2、214r3を備え、これらは、円周方向突出部222p1、222p2、222p3と相補的であることが分かる。また、
図11から分かるように、第2の管状部材の管腔220は、漏斗220fを近位側壁部分222内に形成し、漏斗の最大直径は、第2の管状部材220の近位端220pに位置する。加えて、第1の管状部材210の側壁の外側表面は、漏斗222fと噛合する、フレア状構成210fを形成する。
【0041】
また、
図9−11から分かるように、第2の管状部材220の遠位側壁部分224の外側表面は、その中に形成される少なくとも1つの円周方向特徴を備えてもよく、これは、例えば、少なくとも1つの円周方向突出部および/または少なくとも1つの円周方向陥凹から選択されてもよい。内視鏡230の作業チャネルの入口の内側表面(例えば、生検キャップ230bの内側表面)はまた、その中に形成される少なくとも1つの円周方向特徴を備えてもよく、これは、第2の管状部材220の遠位側壁部分224の外側表面内に形成される、少なくとも1つの円周方向特徴と相補的であって、したがって、例えば、少なくとも1つの円周方向突出部および/または少なくとも1つの円周方向陥凹から選択されてもよい。例えば、
図9を参照すると、第2の管状部材220の遠位側壁部分224の外側表面は、内視鏡230の作業チャネルの入口の内側表面上に提供される相補的円周方向陥凹230r1に係合する、単一の円周方向突出部224p1を備えることが分かる。
【0042】
図11を参照して当業者によって理解され得るように、第1の管状部材210の遠位端210dが、第2の管状部材220の管腔220lのフレア状近位端220pの中に挿入され、前進されると、第1の管状部材210の第1の円周方向陥凹214r1は、最初に、第2の管状部材220の相補的第3の円周方向突出部222p3に係合する(第1の停止位置において)。本システム内の種々の構成要素のために選択された寸法に応じて、第1の停止位置は、第1のマーカバンドが内視鏡の遠位先端から現れ始める、
図5Aのものに類似するカテーテル位置に対応してもよい。
【0043】
第2の管状部材220に対する第1の管状部材210のさらなる遠位前進に応じて、第1の管状部材210の第1の円周方向陥凹214r1は、第2の管状部材220の相補的第2の円周方向突出部222p2と係合し(第2の停止位置において)、第1の管状部材210の第2の円周方向陥凹214r2は、第2の管状部材220の相補的第3の円周方向突出部222p3と係合する。本システム内の種々の構成要素のために選択された寸法に応じて、第2の停止位置は、第2のマーカバンドが内視鏡の遠位先端から現れ始める、
図5Bのものに類似するカテーテル位置に対応してもよい。
【0044】
第2の管状部材220に対する第1の管状部材210のなおもさらなる遠位前進は、
図11に示される構成を有する第3の停止位置につながり、第1の管状部材210の第1の円周方向陥凹214r1は、第2の管状部材220の相補的第1の円周方向突出部222p1と係合され、第1の管状部材210の第2の円周方向陥凹214r2は、第2の管状部材220の相補的第2の円周方向突出部222p2と係合され、第1の管状部材210の第3の円周方向陥凹214r3は、第2の管状部材220の相補的第3の円周方向突出部222p3と係合される。本システム内の種々の構成要素のために選択された寸法に応じて、第3の停止位置は、第2のマーカバンドが内視鏡の遠位先端から現れ始める、
図5Cのものに類似するカテーテル位置に対応してもよい。図示されないが、第1および第2の管状部材210、220は、第1の管状部材210が、
図5Dのものに類似するカテーテル位置に対応し得る、第2の管状部材220に対して第4の停止位置までさらに遠位に前進され得るように定寸されてもよい。
【0045】
第1の管状部材210を形成するための材料は、第1の管状部材210の遠位側壁部分214を第2の管状部材220の管腔220lの中に押し込むために十分な堅度を提供する、ポリマー、金属、およびポリマー−金属複合材を含む。第1の管状部材210を形成するための材料の特定の実施例は、他の可能性として考えられる材料の中でもとりわけ、金属およびアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーおよびポリカーボネート等の比較的に堅性のポリマーを含む。
【0046】
第2の管状部材220を形成するための材料は、第2の管状部材220の管腔220lの中への第1の管状部材210の遠位側壁部分214の移動に弾性的に適応する一方、また、第1および第2の管状部材210、220上の相補的特徴が相互に係合し得るように、元々の形態に戻るための好適な形状記憶を提供する、好適な材料を含む。第2の管状部材220を形成するための材料の特定の実施例は、他の可能性として考えられる材料の中でもとりわけ、エラストマポリマーを含む。
【0047】
図12、13A、および13Bに示される、別の実施形態では、それを通して延在する管腔210lを有する、第1の管状部材210と、それを通して延在する管腔220lを有する、第2の管状部材220とが、図示される。それぞれ、第1の管状部材210および第2の管状部材220を通して延在する、管腔210l、220lは、第1の管状部材210の近位端210pに、または第1の管状部材210に取り付けられる付加的構成要素、例えば、
図9および10に示されるものに類似する歪み緩和構成要素に添着され得る、カテーテル(図示せず)を受容するように構成される。
【0048】
第1の管状部材210は、近位端210pと、遠位端210dとを有し、近位側壁部分216と、遠位側壁部分214とを含む。遠位側壁部分214の外側表面は、円周方向突出部214pの形態における円周方向特徴を備える。第2の管状部材220も同様に、近位端220pと、遠位端220dとを有し、近位側壁部分222と、遠位側壁部分224とを含む。第2の管状部材220の外側表面は、肩部220sを近位側壁部分222と遠位側壁部分224との間の遷移部に形成する。
図13Aにおける区分200Bのより詳細な図を示す、
図13Bに最良に示されるように、第2の管状部材220の近位側壁部分222の内側表面は、その中に形成される円周方向陥凹の形態における複数の円周方向特徴を備える(4つの円周方向陥凹222r1、222r2、222r3、222r4が、番号が付与されるが、1つ、2つ、3つ、5つ等、任意の数の円周方向陥凹が、使用され得る)。近位側壁部分222の内側表面内の円周方向陥凹はそれぞれ、第1の管状部材210の遠位側壁部分214の外側表面内に形成される、円周方向突出部214pと相補的形状である。また、
図12、13Aおよび13Bから分かるように、第2の管状部材の管腔220は、漏斗220fを近位部分側壁222内に形成し、漏斗220fの最大直径は、第2の管状部材220の近位端220pに位置する。加えて、第1の管状部材210の側壁の外側表面は、漏斗220fと噛合する、フレア状構成210fを形成する。
【0049】
当業者によって理解され得るように、
図12、13A、および13Bを参照すると、第1の管状部材210の遠位端210dが、第2の管状部材220の近位端220pにおけるフレア状管腔220lの中に挿入され、前進されると、第1の管状部材210の円周方向突出部214pは、最初に、第1の停止位置において、第2の管状部材220の相補的第1の円周方向陥凹222r1に係合する。第2の管状部材220内での第1の管状部材210のさらなる前進に応じて、(a)第1の管状部材210の円周方向突出部214pは、第2の停止位置において、第2の管状部材220の相補的第2の円周方向陥凹222r2に係合し、(b)その後、第3の停止位置における、第1の管状部材210の円周方向突出部214pと第2の管状部材220の相補的第3の円周方向陥凹222r3の係合が続き、(c)その後、第4の停止位置における、第1の管状部材210の円周方向突出部214pと第2の管状部材220の相補的第4の円周方向陥凹222r4の係合が続き、(d)最大挿入の最終位置に到達するまで、同様に続く。前述のように、カテーテル延在制御アセンブリと併せて採用されると、異なる停止位置は、カテーテルが内視鏡の遠位端から延在する、異なる長さに対応し得る。
【0050】
図14A−14Cに示されるさらなる実施形態では、近位端210pと、遠位端210dとを有する、第1の管状部材210と、近位端220pと、遠位端220dとを有する、第2の管状部材220とが、示される。上記のように、第1の管状部材210および第2の管状部材220を通して延在する、管腔210l、220l(
図14B参照)は、第1の管状部材210の近位端210pに、または第1の管状部材210に取り付けられる付加的構成要素、例えば、
図9および10に示されるものに類似する歪み緩和構成要素に添着され得る、カテーテル(図示せず)を受容するように構成される。
【0051】
第1の管状部材210はさらに、近位側壁部分216と、遠位側壁部分214とを含む。遠位側壁部分214の外側表面は、円周方向突出部214pの形態における単一の円周方向特徴を備える。第2の管状部材220は、近位側壁部分222と、遠位側壁部分224とを含む。第2の管状部材220の外側表面は、肩部220sを近位側壁部分216と遠位側壁部分224との間の遷移部に形成する。肩部220sは、扇形切り欠き付きであり得る、陥凹部分の中に近位に延在してもよい。肩部220sは、第2の管状部材220を位置付けるための円周方向陥凹222r1、222r2、222r3、222r4、222r5の遠位の指把持部として使用されてもよい。
図14B−14Cに最良に示されるように、近位側壁部分222の内側表面は、その中に形成される円周方向陥凹222r1、222r2、222r3、222r4、222r5の形態における複数の円周方向特徴を備える。近位側壁部分222の内側表面内の円周方向陥凹222r1、222r2、222r3、222r4、222r5はそれぞれ、第1の管状部材210の遠位側壁部分214の外側表面内に形成される、円周方向突出部214pを受容するように成形される。また、
図14A−14Cから分かるように、第2の管状部材220の管腔220lは、漏斗220fを近位部分側壁222内に形成し、漏斗の最大直径は、第2の管状部材220の近位端220pに位置する。加えて、第1の管状部材210の側壁の外側表面は、漏斗222fと噛合する、フレア状構成210fを形成する。
【0052】
当業者によって理解され得るように、
図14A−14Cを参照すると、第1の管状部材210の遠位端210dが、第2の管状部材220の近位端220pにおいてフレア状管腔220lの中に挿入され、前進されると、第1の管状部材210の円周方向突出部214pは、最初に、第1の停止位置において、第2の管状部材220の、第1の円周方向陥凹222r1に係合する(
図14B参照)。第2の管状部材220内での第1の管状部材210のさらなる前進に応じて、(a)第1の管状部材210の円周方向突出部214pは、第2の停止位置において、第2の管状部材220の第2の円周方向陥凹222r2に係合し(
図14C参照)、(b)その後、第3の停止位置において、第1の管状部材210の円周方向突出部214pと第2の管状部材220の第3の円周方向陥凹222r3の係合が続き(
図14A参照)、(c)その後、第4の停止位置において、第1の管状部材210の円周方向突出部214pと第2の管状部材220の第4の円周方向陥凹222r4の係合が続き、(d)その後、第5の停止位置において、第1の管状部材210の円周方向突出部214pと第2の管状部材220の第5の円周方向陥凹222r4の係合が続く。
【0053】
図14Aから分かるように、第1の管状部材210の遠位部分214は、1つまたはそれを上回る第1の視覚的に識別可能なマーキングを備えてもよく(例えば、円周方向突出部214pは、他の可能性の中でもとりわけ、示される実施形態では、区別色を具備する)、第2の管状部材は、第2の管状部材220内の1つまたはそれを上回る第1の視覚的に識別可能なマーキングの位置が見えるように、透明にされてもよい(または代替として、好適なカットアウトが提供されてもよい)。さらに、第2の管状部材220の近位端222は、複数の第2の視覚的に識別可能なマーキングを異なる長手方向位置に備えてもよく、これは、ユーザが、第2の管状部材220内の第1の管状部材210の相対的長手方向位置を識別することを可能にする。例えば、第2の管状部材220は、例えば、1つまたはそれを上回る英数字文字を採用することによって(
図14Aでは、数字が採用される)、停止部を相互から区別する、視覚的に識別可能なマーキング220mを具備してもよい。カテーテル延在制御アセンブリと併せて採用されると、異なる停止位置は、前述のように、カテーテルが内視鏡の遠位端から延在する、異なる長さに対応し得る。
【0054】
本開示の他の実施形態では、カテーテルの位置は、内視鏡に対して可逆的に係止されてもよい。この点において、
図15に目を向けると、軸Aと、近位端210pと、遠位端210dとを有する、第1の管状部材210と、軸A(
図5では、軸Aを相互に共有する)と、近位端220pと、遠位端220dとを有する、第2の管状部材220とが、示される。上記の
図9−14Cの実施形態におけるように、管腔210l、220lは、それぞれ、第1の管状部材210および第2の管状部材220を通して延在し、第1の管状部材210の近位端210pに、または第1の管状部材210に取り付けられる付加的構成要素、例えば、
図9および10に示されるものに類似する歪み緩和構成要素に添着され得る、カテーテル(図示せず)を受容するように構成される。
【0055】
第1の管状部材210は、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217を具備する、近位部分216を含む。第1の管状部材210はまた、1つまたはそれを上回る半径方向に拡張可能および収縮可能な係合部材219(例えば、パッド)を具備し、これは、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217の動作によって半径方向に拡張および収縮されることができ、これは、係合部材219を半径方向に拡張された位置と半径方向に収縮された位置との間で作動させるように構成される、遠位部分214を含む。
【0056】
例えば、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217の半径方向内向き移動は、1つまたはそれを上回る係合部材219を第1の位置に設置し得、係合部材219は、半径方向に収縮される一方、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217の半径方向外向き移動は、1つまたはそれを上回る係合部材219を第2の位置に設置し得、係合部材219は、半径方向に拡張される。ある実施形態では、1つまたはそれを上回るばね(図示せず)が、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217を半径方向外向きに付勢し、それによって、1つまたはそれを上回る係合部材219をデフォルト位置としての第2の位置に設置し、1つまたはそれを上回る係合部材219を半径方向内向きに移動させる(またはその逆)ために、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217の半径方向内向き圧縮を要求するように使用されてもよい。
【0057】
別の実施例として、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217は、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217の近位移動が、1つまたはそれを上回る係合部材219を第1の位置に設置させ得、係合部材219が、半径方向に収縮される一方、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217の遠位移動が、1つまたはそれを上回る係合部材219を第2の位置に設置させ得、係合部材219が、半径方向に拡張されるように、長手方向に摺動可能であってもよい。これらの実施形態のあるものでは、1つまたはそれを上回るばね(図示せず)が、1つまたはそれを上回る係合部材219をデフォルト位置としての第2の位置に付勢し、1つまたはそれを上回る係合部材219を半径方向内向きに移動させる(またはその逆)ために、近位力が1つまたはそれを上回るアクチュエータ217上に付与されることを要求するように使用されてもよい。
【0058】
逆に言えば、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217は、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217の遠位移動が、1つまたはそれを上回る係合部材219を第1の位置に設置し得、係合部材219が、半径方向に収縮される一方、1つまたはそれを上回るアクチュエータ217の近位移動が、1つまたはそれを上回る係合部材219を第2の位置に設置し得、係合部材219が、半径方向に拡張されるように、長手方向に摺動可能であってもよい。これらの実施形態のあるものでは、1つまたはそれを上回るばね(図示せず)が、1つまたはそれを上回る係合部材219をデフォルト位置としての第2の位置に付勢し、1つまたはそれを上回る係合部材219を半径方向内向きに移動させる(またはその逆)ために、遠位力が1つまたはそれを上回るアクチュエータ217上に付与されることを要求するように使用されてもよい。
【0059】
第2の管状部材220は、その一方、近位側壁部分222と、遠位側壁部分224とを含む。第2の管状部材220の外側表面は、肩部220sを近位側壁部分222と遠位側壁部分224との間の遷移に形成する。第2の管状部材220の管腔220lの長さの少なくとも一部220loは、実質的に一定である軸方向断面(典型的には、軸方向断面において円形)である。さらに、示される実施形態では、漏斗が、第2の管状部材220の管腔220lの近位部分220lpに形成され、漏斗の最大直径は、第2の管状部材220の近位端220pに位置する。加えて、第1の管状部材210の遠位部分214の近位にある、第1の管状部材210の外側表面は、漏斗と噛合する、フレア状構成210fを形成する。
【0060】
第1の管状部材210および第2の管状部材222を構築するために使用され得る、材料の実施例は、他の可能性として考えられる材料の中でもとりわけ、金属およびアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマーおよびポリカーボネート等のポリマーである。係合部材219を構築するために使用され得る、材料の実施例は、当技術分野において公知の種々のエラストマを含む。
【0061】
第1の管状部材210の遠位部分214が、第2の管状部材220の近位部分222の中に挿入されると、第1の管状部材210の1つまたはそれを上回る係合部材219が、1つまたはそれを上回る係合部材219が第2の管状部材220の近位側壁部分222に係合しない、半径方向に収縮された第1の位置に設置される限り、第1の管状部材210は、ある範囲の長手方向位置にわたって第2の管状部材220に対して自由に移動可能であり得る。一方、いったん第1の管状部材210の1つまたはそれを上回る係合部材219が、1つまたはそれを上回る係合部材219が第2の管状部材220の近位側壁部分222に係合するように、半径方向に拡張された第2の位置に設置されると、第1の管状部材210と第2の管状部材220との間の相対的長手方向移動は、抵抗/防止される。いったん1つまたはそれを上回る係合部材219が、再び半径方向に収縮された第1の位置に設置されると、第1の管状部材210は、第2の管状部材220に対して長手方向に再び自由に移動可能であり得る。
【0062】
カテーテル延在制御アセンブリと併せて採用されると、説明される構成は、カテーテルが内視鏡の遠位端から延在され得る、異なる長さの範囲を提供する。所望に応じて、
図14A−14Cの実施形態と同様に、第1の管状部材210の遠位部分214は、1つまたはそれを上回る第1の視覚的に識別可能なマーキング(図示せず)を備えてもよく、第2の管状部材220は、第1の管状部材210の1つまたはそれを上回る第1の視覚的に識別可能なマーキングの位置が第2の管状部材220内で見えるように構成されてもよい(例えば、透明にされてもよい、カットアウト部分を具備してもよい等)。さらに、第2の管状部材220の近位端222は、複数の第2の視覚的に識別可能なマーキング(例えば、1つまたはそれを上回る英数字文字)(図示せず)を異なる長手方向位置に備えてもよく、これは、ユーザが、第2の管状部材220内の第1の管状部材210の相対的長手方向位置を識別することを可能にする。複数の第2の視覚的に識別可能なマーキングは、内視鏡の遠位端を越えた異なるカテーテル延在長に対応してもよい。
【0063】
種々の実施形態が、本明細書に具体的に図示および説明されるが、本開示の修正および変形例は、前述の教示によって網羅され、本開示の精神および意図される範囲から逸脱することなく、添付の請求項の範疇内にあることを理解されたい。