特許第6683399号(P6683399)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッドの特許一覧

特許6683399データサービス制御方法および関連するデバイス
<>
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000002
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000003
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000004
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000005
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000006
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000007
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000008
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000009
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000010
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000011
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000012
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000013
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000014
  • 特許6683399-データサービス制御方法および関連するデバイス 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6683399
(24)【登録日】2020年3月30日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】データサービス制御方法および関連するデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 88/16 20090101AFI20200413BHJP
   H04W 76/20 20180101ALI20200413BHJP
【FI】
   H04W88/16
   H04W76/20
【請求項の数】19
【全頁数】57
(21)【出願番号】特願2018-547364(P2018-547364)
(86)(22)【出願日】2016年8月24日
(65)【公表番号】特表2019-514244(P2019-514244A)
(43)【公表日】2019年5月30日
(86)【国際出願番号】CN2016096508
(87)【国際公開番号】WO2017201903
(87)【国際公開日】20171130
【審査請求日】2018年10月18日
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2016/083378
(32)【優先日】2016年5月25日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2016/088585
(32)【優先日】2016年7月5日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】チョン、ウェイウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ウー、シアオボ
【審査官】 松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2015/158363(WO,A1)
【文献】 国際公開第2015/035232(WO,A2)
【文献】 国際公開第2013/128884(WO,A1)
【文献】 特開2008−042557(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データサービス制御方法であって、
パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)がユーザ機器(UE)のデータサービススイッチのステータスを判断する段階であって、前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階と、
前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであり、前記PGWが、前記UEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、前記PGWが、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する段階と、
前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属する場合、前記PGWが前記第1のデータパケットを転送する段階と、
前記PGWが、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知する段階
を備え
前記PGWが、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知する前記段階は、
前記PGWが、前記第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録(CDR)に第1の指示情報を追加する段階であって、前記第1の指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチがオフにされていることを前記課金システムに通知するためのものである、段階を有する、方法。
【請求項2】
PGWがUEのデータサービススイッチのステータスを判断する前記段階は、
前記PGWが、モビリティ管理エンティティ(MME)からプロトコル構成オプション(PCO)を受信する段階であって、前記PCOは、データサービススイッチステータス指示情報を含み、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを示す、段階を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PGWが、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する前記段階は、前記PGWが、前記第1のデータパケットが、IPマルチメディアサブシステムアクセスポイント名(IMS APN)に対応するPDNネットワークにより送信されるダウンリンクデータパケット
であるかどうかを判断する段階を有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記PGWが、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する前記段階は、
前記PGWが、前記第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクション(DPI)を実行し、前記第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する段階、または
前記PGWが、前記第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、前記第1のデータパケットが前記指定されたサービスタイプの前記データパケットであるかどうかを判断する段階を有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属する場合、前記PGWが前記第1のデータパケットを転送する段階、または前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属さない場合、前記PGWが前記第1のデータパケットを破棄する段階の後に、
前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオンにされている、ということであり、前記PGWが、前記UEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、前記PGWが前記第2のデータパケットを転送する段階をさらに備える、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記PGWが前記第2のデータパケットを転送する前記段階の後に、
前記PGWが、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する段階をさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項7】
プロセッサおよびネットワークインタフェースを備え、
前記ネットワークインタフェースは、UEへ向かう第1のデータパケットを受信し、
前記プロセッサは、前記UEのデータサービススイッチのステータスを判断し、前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含み、
前記プロセッサはさらに、前記プロセッサが、前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断し、前記ネットワークインタフェースが、前記UEへ向かう前記第1のデータパケットを受信した後に、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断し、
前記プロセッサはさらに、前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属すると判断した場合、前記第1のデータパケットを転送し、
前記プロセッサはさらに、前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属さないと判断した場合、前記第1のデータパケットを破棄し、
前記プロセッサはさらに、前記第1のデータパケットを転送した後に、前記ネットワークインタフェースを用いることにより、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知し、
前記ネットワークインタフェースを用いることにより、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると前記課金システムに通知するために前記プロセッサにより用いられる方式は具体的には、
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加することであって、前記第1の指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチがオフにされていることを前記課金システムに通知するためのものである、追加することである、
PGW。
【請求項8】
前記ネットワークインタフェースがさらに、モビリティ管理エンティティ(MME)からプロトコル構成オプション(PCO)を受信し、前記PCOは、データサービススイッチステータス指示情報を含み、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを示す、請求項に記載のPGW。
【請求項9】
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断することは具体的には、前記プロセッサが、前記第1のデータパケットが、IMS APNに対応するPDNネットワークにより送信されるダウンリンクデータパケットであるかどうかを判断することである、請求項7または8に記載のPGW。
【請求項10】
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断することは具体的には、
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行し、前記第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断すること、または
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、前記第1のデータパケットが前記指定されたサービスタイプの前記データパケットであるかどうかを判断することである、請求項7または8に記載のPGW。
【請求項11】
前記ネットワークインタフェースはさらに、前記UEへ向かう第2のデータパケットを受信し、
前記プロセッサはさらに、前記プロセッサが、前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている状態から、前記データサービススイッチがオンにされている状態に切り換えられたと判断し、前記ネットワークインタフェースが、前記UEへ向かう前記第2のデータパケットを受信した後に、前記第2のデータパケットを転送する、請求項7から10のいずれか一項に記載のPGW。
【請求項12】
前記プロセッサはさらに、前記第2のデータパケットを転送した後に、前記ネットワークインタフェースを用いることにより、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する、請求項11に記載のPGW。
【請求項13】
データサービス制御方法であって、
パケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)がユーザ機器(UE)からデータサービススイッチステータス指示情報を受信する段階であって、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEのデータサービススイッチのステータスを示すためのものであり、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階と、
前記PGWが、前記データサービススイッチステータス指示情報に従って、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを判断する段階と、
前記PGWが課金データ記録を課金システムへ送信する段階であって、前記課金データ記録は前記データサービススイッチステータス指示情報を含み、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを前記課金システムに通知する、段階と
を備える方法。
【請求項14】
前記PGWが前記UEから前記データサービススイッチステータス指示情報を受信する前記段階は、
前記PGWが前記UEからプロトコル構成オプション(PCO)を受信する段階であって、前記PCOは、前記データサービススイッチステータス指示情報を含む、段階を有する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ユーザ機器(UE)からデータサービススイッチステータス指示情報を受信するネットワークインタフェースであって、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEのデータサービススイッチのステータスを示すためのものであり、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、ネットワークインタフェースと、
前記データサービススイッチステータス指示情報に従って前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを判断するプロセッサと
を備え、
前記ネットワークインタフェースはさらに、課金データ記録を課金システムへ送信し、前記課金データ記録は前記データサービススイッチステータス指示情報を含み、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを前記課金システムに通知する、
PGW。
【請求項16】
前記ネットワークインタフェースは、前記UEからプロトコル構成オプション(PCO)を受信し、前記PCOは、前記データサービススイッチステータス指示情報を含む、請求項15に記載のPGW。
【請求項17】
プロセッサに請求項1からまたは13から14のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
【請求項18】
装置であって、
少なくとも1つのプロセッサ、および
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置が請求項1からまたは13から14のいずれか一項に記載の方法を行うことを可能にするプログラムを保存するメモリ
を備える、装置。
【請求項19】
請求項7から12もしくは15から16のいずれか一項に記載のPGWまたは請求項18に記載の装置、および
前記PGWまたは前記装置から前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを取得する課金システム
を備える、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2016年5月25日に中国特許庁に出願された、「データサービス制御方法および関連するデバイス」という発明の名称のPCT特許出願第PCT/CN2016/083378号、および2016年7月5日に中国特許庁に出願された、「データサービス制御方法および関連するデバイス」という発明の名称のPCT特許出願第PCT/CN2016/088585号の優先権を主張する。これらの出願は、参照により、その全てが本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特に、データサービス制御方法および関連するデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
主流の通信技術として、ロングタームエボリューション(英語:Long Term Evolution、略して、LTE)は、第2世代(英語:Second Generation、略して、2G)ネットワークおよび第3世代(3rd−Generation、略して、3G)ネットワークが行うよりも速いデータサービスを提供し得る。LTEデータサービスにおいて、様々なデータサービスのデータパケットは全て、ユーザ機器(英語:User Equipment、略して、UE)と、アクセスネットワークと、コアネットワークと、パケットデータネットワーク(英語:Packet Data Network、略して、PDN)との間に確立されたアップリンクデータ伝送チャネルまたはダウンリンクアップリンクデータ伝送チャネル上で転送される。
【0004】
ユーザによる誤操作または悪意のあるソフトウェアなどの要因によりもたらされる不要なデータトラフィック損失を回避するために、データサービススイッチが、大多数のUE用に配置され、UEのデータサービス機能を有効化または無効化するように構成される。ユーザがデータサービスを必要としない場合、ユーザは、データサービススイッチをオフにし得る。ユーザがデータサービスを必要とする場合、ユーザは、データサービススイッチをオンにし得る。ユーザがUEのデータサービススイッチをオフにした場合、UEは通常、ソフトウェアおよびハードウェアによる方法を用いることによるネットワーク側へのデータパケットの送信を禁止し、UEの全てのデータサービスのアップリンクデータパケットの送信を中断する。しかしながら、ネットワーク側からUEへのダウンリンクデータパケットは依然として、データ伝送チャネル上でUEへ送信され得る。これにより、UEに対する不要なデータトラフィック課金がもたらされ、UEのデータトラフィックの浪費が生じる。
【発明の概要】
【0005】
本願は、UEのデータトラフィックを節約するためのデータサービス制御方法および関連するデバイスを開示する。
【0006】
第1の態様がデータサービス制御方法を開示する。当該方法は、パケットデータネットワークゲートウェイPGWがユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断する段階であって、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階と、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する段階と、第1のデータパケットが指定されたタイプに属する場合、PGWが第1のデータパケットを転送する段階、または第1のデータパケットが指定されたタイプに属さない場合、PGWが第1のデータパケットを破棄する段階とを含む。
【0007】
UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後に、PGWは、UEから来るか、またはUEへ向かう不要なデータパケットを破棄し、それにより、UEに対する不要な課金を回避し、UEのデータトラフィックを節約する。加えて、PGWは、UEのデータサービススイッチがオフにされた後、重要なサービスおよびIPアドレスの管理に影響を与えることなく、必要なデータパケット(例えば、指定されたタイプのデータパケット)の転送を続ける。
【0008】
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の実装形態において、PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する前に、方法は、PGWが、UEのサービス登録ステータスがIPマルチメディアサブシステムIMS登録状態であるかどうかを判断する段階と、PGWが、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態であると判断した場合、PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する段階とをさらに含む。
【0009】
第1の態様の第1の実装形態に関連して、第1の態様の第2の実装形態において、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であるとPGWが判断した後に、方法は、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、PGWが第1のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信する段階であって、第1のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる、段階をさらに含む。
【0010】
第1の態様または第1の態様の第1の実装形態もしくは第2の実装形態に関連して、第1の態様の第3の実装形態において、PGWが第1のデータパケットを転送する段階の後に、方法は、PGWが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知する段階をさらに含む。
【0011】
第1の態様の第3の実装形態に関連して、第1の態様の第4の実装形態において、PGWが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知する段階は、PGWが、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加する段階であって、第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる、段階、または、PGWが、第1のクレジット制御要求(英語:Credit Control Request、略して、CCR)メッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知する段階を含む。
【0012】
第1の態様または第1の態様の第1の実装形態から第4の実装形態のうちのいずれか1つに関連して、第1の態様の第5の実装形態において、PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する段階は、PGWが、第1のデータパケットが、UEによりIMSアクセスポイント名APNに対応するパケットデータネットワークPDNネットワークへ送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケットと、指定されたサービスサーバのアドレスから来てUEへ向かうデータパケットと、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットと、指定されたサービスタイプのデータパケットとのうちの1つまたは複数を含むかどうかを判断する段階を含む。
【0013】
第1の態様の第5の実装形態に関連して、第1の態様の第6の実装形態において、PGWが、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する段階は、PGWが、第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行し、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する段階、またはPGWが、第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する段階を含む。
【0014】
第1の態様または第1の態様の第1の実装形態から第6の実装形態のうちのいずれか1つに関連して、第1の態様の第7の実装形態において、第1のデータパケットが指定されたタイプに属する場合、PGWが第1のデータパケットを転送する段階、または第1のデータパケットが指定されたタイプに属さない場合、PGWが第1のデータパケットを破棄する段階の後に、方法は、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWが第2のデータパケットを転送する段階をさらに含む。
【0015】
第1の態様の第7の実装形態に関連して、第1の態様の第8の実装形態において、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であるとPGWが判断した後に、方法は、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということである場合、PGWが第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信する段階であって、第2のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる、段階をさらに含む。
【0016】
第1の態様の第7の実装形態または第8の実装形態に関連して、第1の態様の第9の実装形態において、PGWが第2のデータパケットを転送する段階の後に、方法は、PGWが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する段階をさらに含む。
【0017】
第1の態様の第9の実装形態に関連して、第1の態様の第10の実装形態において、PGWが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する段階は、PGWが、第2のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第2の指示情報を追加する段階であって、第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる、段階、または、PGWが、第2のCCRメッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知する段階を含む。
【0018】
第2の態様が、データサービス制御方法を開示する。当該方法は、パケットデータネットワークゲートウェイPGWがユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断する段階であって、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階と、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWが、UEのサービス登録ステータスが回線交換フォールバックCSFB複合登録のみの状態であるか、または進化型パケットシステムEPS登録のみの状態であるかを判断する段階であって、CSFB複合登録のみの状態は、UEが回線交換CSネットワークおよびEPSネットワークの両方に登録されているが、IPマルチメディアサブシステムIMSネットワークには登録されていない状態を含む、段階と、UEのサービス登録ステータスがCSFB複合登録のみの状態またはEPS登録のみの状態である場合、PGWが第1のデータパケットを破棄する段階とを含む。
【0019】
UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後に、PGWは、UEから来るか、またはUEへ向かう不要なデータパケットを破棄し、それにより、UEに対する不要な課金を回避する。
【0020】
第3の態様が、データサービス制御方法を開示する。当該方法は、パケットデータネットワークゲートウェイPGWがユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断する段階であって、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階と、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWが第1のデータパケットを転送し、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加する段階であって、第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる、段階とを含む。
【0021】
UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後に、PGWは、UEのデータサービススイッチがオフにされた後に重要なサービスおよびIPアドレスの管理に影響を与えることなく、必要なデータパケット(例えば、指定されたタイプのデータパケット)を転送する。加えて、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる指示情報が、転送されたデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに追加される。第1のデータパケットが転送された場合、PGWは、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知し得る。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオフにされた後に用いられる課金基準に従って第1のデータパケットに課金し、第1のデータパケットに課金するかどうかを判断する。
【0022】
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の実装形態において、PGWが第1のデータパケットを転送する段階の前に、方法はPGWが、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であることを判断する段階をさらに含む。
【0023】
第3の態様または第3の態様の第1の実装形態に関連して、第3の態様の第2の実装形態において、PGWが、第1のデータパケットを転送し、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加する段階の後に、方法は、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということである場合、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、第2のデータパケットを転送し、第2のデータパケットに従って生成されたCDRに第2の指示情報を追加する段階であって、第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる、段階をさらに含む。
【0024】
UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、PGWは、元の課金オペレーションを再開し得る。
【0025】
第3の態様または第3の態様の第1の実装形態に関連して、第3の態様の第3の実装形態において、PGWが、UEのデータサービススイッチのステータスを判断する段階は、PGWが、UEによりモビリティ管理エンティティMMEを用いることにより送信されたプロトコル構成オプションPCOを受信する段階であって、PCOは、データサービススイッチステータス指示情報を含み、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる、段階を含む。
【0026】
PGWは、UEにより送信されたPCOにおけるデータサービススイッチステータス指示情報に基づいて、UEのデータサービススイッチのステータスを判断する。UEのデータサービススイッチのステータスが変わった場合、PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスを適時に通知され得る。
【0027】
第4の態様が、データサービス制御方法を開示する。当該方法は、UEがサービス確立メッセージをモビリティ管理エンティティMMEへ送信する段階であって、サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含み、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスをPGWに示すために用いられ、サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられ、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階を含む。
【0028】
UEのデータサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスに変化が生じた場合、UEは、UEのデータサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスをPGWに適時に通知し得る。
【0029】
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の実装形態において、方法は、UEがロングタームエボリューションネットワークから2/3Gネットワークに移る場合、UEが2/3Gネットワークにアクセスする段階と、UEが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した場合、UEが、UEのPDPコンテキストを削除するために、パケットデータプロトコルPDP非アクティブ化メッセージを2/3GネットワークのサービングGPRSサポートノードSGSNへ送信する段階、またはUEが、ルーティングエリア更新メッセージを2/3GネットワークのサービングGPRSサポートノードSGSNへ送信する段階であって、ルーティングエリア更新メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスを保持する、段階とをさらに含む。
【0030】
第4の態様の第1の実装形態に関連して、第4の態様の第2の実装形態において、方法は、UEが、2/3Gネットワークからロングタームエボリューションネットワークに移る場合、UEがロングタームエボリューションネットワークにアクセスする段階と、UEが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した場合、UEがアタッチメッセージをMMEへ送信する段階とをさらに含む。
【0031】
第5の態様が、データサービス制御方法を開示する。当該方法は、UEがサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階であって、サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報を含み、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスをPGWに示すために用いられ、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階を含む。
【0032】
UEのデータサービススイッチのステータスが変わった場合、UEは、UEのデータサービススイッチのステータスをPGWに適時に通知し得る。
【0033】
第5の態様に関連して、第5の態様の第1の実装形態において、UEがサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階は、UEが、データサービススイッチのステータスが変わったと判断した場合、UEが、データサービススイッチステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階を含む。
【0034】
UEのデータサービススイッチステータスが変わった場合、UEは、UEのデータサービススイッチのステータスをPGWへ適時に通知し得る。
【0035】
第5の態様または第5の態様の第1の実装形態に関連して、第5の態様の第2の実装形態において、サービス確立メッセージは、プロトコル構成オプションPCOを含み、PCOは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。
【0036】
UEは、PCOを用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスを伝送し、それにより、伝送セキュリティを改善し得る。
【0037】
第5の態様または第5の態様の第1の実装形態もしくは第2の実装形態に関連して、第5の態様の第3の実装形態において、サービス確立メッセージは、アタッチ要求メッセージ、ベアラリソース変更メッセージおよびPDN接続確立要求メッセージのうちの1つまたは複数を含む。
【0038】
第6の態様が、データサービス制御方法を開示する。当該方法は、ユーザ機器UEが、データサービスを無効化するための演算命令を受信した後に、パケットデータネットワークPDN切断要求をコアネットワークデバイスへ送信し、これにより、コアネットワークデバイスは、UEの別のPDN接続を削除する段階であって、別のPDN接続は、IPマルチメディアサブシステムIMSアクセスポイント名APNに対応するPDN接続以外の、UEにより確立されたPDN接続を含む、段階を含む。
【0039】
UEのデータサービススイッチがオフにされた後に、別のPDN接続が削除され、IMS APN PDN接続のみが確保され、それにより、IMSサービスが正常に実行され得ることが保証される。
【0040】
第6の態様に関連して、第6の態様の第1の実装形態において、UEが、パケットデータネットワークPDN切断要求をコアネットワークデバイスへ送信し、これにより、コアネットワークデバイスがUEの別のPDN接続を削除する段階の後に、方法は、UEが、IMS APNに対応するPDN接続を確立しない場合、UEが、ロングタームエボリューションLTEネットワークにアタッチするようUEをトリガするためにアタッチ要求メッセージをコアネットワークデバイスへ送信する段階であって、アタッチ要求メッセージは、IMS APNに対応するPDN接続を確立するよう要求するための指示情報を保持し、これにより、コアネットワークデバイスは、IMS APNに対応するPDN接続に基づいて、IMS APNに対応するPDN接続を確立するよう要求する、段階をさらに含む。
【0041】
UEの別のPDN接続が削除された後、IMS APN PDN接続が確立されていない場合、UEは、IMS APN PDN接続の確立を開始する。UEのデータサービススイッチがオフにされた後、IMSサービスが正常に実行され得ることが依然として保証される。
【0042】
第6の態様または第6の態様の第1の実装形態に関連して、第6の態様の第2の実装形態において、UEが、パケットデータネットワークPDN切断要求をコアネットワークデバイスへ送信し、これにより、コアネットワークデバイスがUEの別のPDN接続を削除する段階の後に、方法は、UEが、データサービスを有効化するための演算命令を受信した場合、UEがPDN接続確立要求をコアネットワークデバイスへ送信し、これにより、コアネットワークデバイスが別のPDN接続を再確立する段階をさらに含む。
【0043】
UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、UEの別のPDN接続が再確立され、それにより、UEのデータサービススイッチがオンにされた後は、全てのサービスが影響を受けず、正常に実行され得ることが保証される。
【0044】
第6の態様または第6の態様の第1の実装形態に関連して、第6の態様の第3の実装形態において、UEが、パケットデータネットワークPDN切断要求をコアネットワークデバイスへ送信し、これにより、コアネットワークデバイスがUEの別のPDN接続を削除する段階の後に、方法は、UEが、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットを送信する必要がある場合において、指定されたサービスが別のPDN接続に基づいているときは、UEが、現在のデータサービスが無効化されたことをユーザにプロンプトする段階をさらに含む。
【0045】
指定されたサービスは、(HSS、P−CSCFまたはAFなどの)ネットワーク側デバイスにより予め設定され、UEへ送信され得る。代替的に、指定されたサービスは、UEのサービス登録ステータスに基づいて、UEにより予め設定され、記憶され得る。UEのデータサービススイッチがオフにされた後、指定されたサービスが別のPDN接続に基づいている場合、ユーザは、現在のデータサービスが無効化されたことを適時にプロンプトされ得る。
【0046】
第6の態様の第3の実装形態に関連して、第6の態様の第4の実装形態において、方法は、UEが、データサービスを有効化するための演算命令を受信した後に、現在のデータサービスが無効化されたことをユーザにプロンプトするオペレーションを停止する段階をさらに含む。
【0047】
UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、現在のデータサービスが無効化されたことのユーザに対するプロンプトは停止され、UEは、通常のオペレーションを再開する。
【0048】
第6の態様または第6の態様の第1の実装形態に関連して、第6の態様の第5の実装形態において、UEがパケットデータネットワークPDN切断要求をコアネットワークデバイスへ送信し、これにより、コアネットワークデバイスがUEの別のPDN接続を削除する段階の後に、方法は、UEが、IMS APNに対応するPDN接続を確立した場合において、UEが、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットを送信する必要があるときは、UEが、IMS APNに対応するPDN接続を用いることにより、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットを伝送する段階をさらに含む。
【0049】
UEのデータサービススイッチがオフにされた後に、UEがIMS APN PDN接続を確立した場合、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットは、IMS APN PDN接続を用いることにより伝送され得、それにより、指定されたサービスが正常に実行され得ることが保証され得る。
【0050】
第6の態様の第5の実装形態に関連して、第6の態様の第6の実装形態において、UEが、IMS APNに対応するPDN接続を用いることにより、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットを伝送する段階は、指定されたサービスが別のPDN接続に基づいている場合、UEが、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットの送信元IPアドレスおよび送信元ポート番号を、IMS APNに対応するPDN接続に対応する送信元IPアドレスおよび送信元ポート番号に修正し、これにより、IMS APNに対応するPDN接続のパケットデータネットワークゲートウェイPGWが、UEにより送信された、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットを受信し、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットの宛先IPアドレスおよび宛先ポート番号に基づいて、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットを、指定されたサービスに対応するアプリケーションサーバへ送信する段階を含む。
【0051】
UEのデータサービススイッチがオフにされた後に、UEがIMS APN PDN接続を確立した場合、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットは、IMS APN PDN接続を用いることにより、また、IP5−タプルを修正することより、伝送され得、それにより、指定されたサービスが正常に実行され得ることが保証され得る。
【0052】
第6の態様の第5の実装形態または第6の実装形態に関連して、第6の態様の第7の実装形態において、方法は、UEが、データサービスを有効化するための演算命令を受信した後に、別のPDN接続を用いることにより、指定されたサービスに関連するアップリンクデータパケットの伝送を再開する段階をさらに含む。
【0053】
UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、UEは、通常のオペレーションを再開する。
【0054】
第6の態様または第6の態様の第1の実装形態から第7の実装形態のうちのいずれか1つに関連して、第6の態様の第8の実装形態において、コアネットワークデバイスは、モビリティ管理エンティティMME、サービングゲートウェイSGWまたはPGWを含む。
【0055】
第7の態様が、データサービス制御方法を開示する。当該方法は、UEが、データサービスを無効化するための演算命令を受信した後に、MMEが、UEにより送信されたPDN切断要求を受信し、UEの別のPDN接続を削除する段階であって、別のPDN接続は、IMS APNに対応するPDN接続以外の、UEにより確立されるPDN接続を含む、段階、または、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージを受信し、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階であって、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられ、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含み、サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる、段階を含む。
【0056】
UEのデータサービススイッチがオフにされている場合、MMEは、UEの別のPDN接続を適時に削除し得る。別のPDN接続は、IMS APNに対応するPDN接続以外の、UEにより確立されるPDN接続を含む。代替的に、MMEは、UEにより送信されたサービス確立メッセージを受信し得る。サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含む。MMEはさらに、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送し得る。MMEは、UEのデータサービススイッチがオフにされたことをSGWまたはPGWなどのコアネットワークデバイスに適時に通知し得る。
【0057】
第7の態様に関連して、第7の態様の第1の実装形態において、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージを受信し、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階は、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含むアタッチ要求メッセージを受信する段階と、MMEが、データサービススイッチステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階であって、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービスが無効化されたことをSGWまたはPGWに通知するために用いられる、段階とを含む。
【0058】
UEのデータサービススイッチがオフにされている場合、MMEは、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含むアタッチ要求メッセージを受信し得る。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービスが無効化されたことをSGWまたはPGWに通知するために用いられる。MMEは、UEのデータサービススイッチがオフにされたことをSGWまたはPGWなどのコアネットワークデバイスに適時に通知し得る。
【0059】
第7の態様に関連して、第7の態様の第2の実装形態において、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージを受信し、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階は、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含む第1のベアラリソース変更メッセージを受信する段階と、MMEがデータサービススイッチステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階であって、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービスが無効化されたことをSGWまたはPGWに通知するために用いられる、段階とを含む。
【0060】
UEのデータサービススイッチがオフにされている場合、MMEは、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含む第1のベアラリソース変更メッセージを受信し得る。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービスが無効化されたことをSGWまたはPGWに通知するために用いられる。MMEは、UEのデータサービススイッチがオフにされたことをSGWまたはPGWなどのコアネットワークデバイスに適時に通知し得る。
【0061】
第7の態様に関連して、第7の態様の第3の実装形態において、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージを受信し、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階は、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含むPDN接続確立要求メッセージを受信する段階と、MMEがデータサービススイッチステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階であって、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービスが無効化されたことをSGWまたはPGWに通知するために用いられる、段階とを含む。
【0062】
UEのデータサービススイッチがオフにされている場合、MMEは、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含むPDN接続確立要求メッセージを受信し得る。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービスが無効化されたことをSGWまたはPGWに通知するために用いられる。MMEは、UEのデータサービススイッチがオフにされたことをSGWまたはPGWなどのコアネットワークデバイスに適時に通知し得る。
【0063】
第7の態様または第7の態様の第1の実装形態から第3の実装形態のうちのいずれか1つに関連して、第7の態様の第4の実装形態において、方法は、UEが、データサービスを有効化するための演算命令を受信した後に、MMEが、別のPDN接続を再確立するために、UEにより送信されたPDN接続確立要求を受信する段階をさらに含む。
【0064】
UEのデータサービススイッチが再びオンにされた後に、MMEは、別のPDN接続を再確立し、それにより、別のPDN接続に基づくサービスが正常に実行され得ることを保証し得る。
【0065】
第7の態様または第7の態様の第1の実装形態から第3の実装形態のうちのいずれか1つに関連して、第7の態様の第5の実装形態において、MMEが、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階の後に、方法は、UEが、データサービスを有効化するための演算命令を受信した後に、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含む第2のベアラリソース変更メッセージを受信する段階と、MMEがデータサービススイッチステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階であって、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービスが有効化されたことをSGWまたはPGWに通知するために用いられる、段階とをさらに含む。
【0066】
UEのデータサービススイッチがオンにされた後に、MMEは、UEのデータサービススイッチがオンにされたことをSGWまたはPGWなどのコアネットワークデバイスに適時に通知し得る。
【0067】
第7の態様の第1の実装形態に関連して、第7の態様の第6の実装形態において、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含むアタッチ要求メッセージを受信する段階と、MMEがデータサービススイッチステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階とは、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を保持するPCOを含むアタッチ要求メッセージを受信する段階と、MMEがPCOをSGWまたはPGWへ転送し、これにより、SGWまたはPGWがPCOからデータサービススイッチステータス指示情報を取得する段階とを含む。
【0068】
UEのデータサービススイッチがオフにされた後に、MMEは、アタッチ要求メッセージ内のPCOを用いることにより、UEのデータサービススイッチがオフにされたことをSGWまたはPGWなどのコアネットワークデバイスに適時に通知し得る。
【0069】
第7の態様の第2の実装形態に関連して、第7の態様の第7の実装形態において、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含む第1のベアラリソース変更メッセージを受信する段階と、MMEがデータサービススイッチステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階とは、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を保持するPCOを含む第1のベアラリソース変更メッセージを受信する段階と、MMEがPCOをSGWまたはPGWへ転送し、これにより、SGWまたはPGWがPCOからデータサービススイッチステータス指示情報を取得する段階とを含む。
【0070】
UEのデータサービススイッチがオフにされた後に、MMEは、第1のベアラリソース変更メッセージ内のPCOを用いることにより、UEのデータサービススイッチがオフにされたことをSGWまたはPGWなどのコアネットワークデバイスに適時に通知し得る。
【0071】
第7の態様の第3の実装形態に関連して、第7の態様の第8の実装形態において、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を含むPDN接続確立要求メッセージを受信する段階と、MMEがデータサービススイッチステータス指示情報をSGWまたはPGWへ転送する段階とは、MMEが、UEにより送信された、データサービススイッチステータス指示情報を保持するPCOを含むPDN接続確立要求メッセージを受信する段階と、MMEがPCOをSGWまたはPGWへ転送し、これにより、SGWまたはPGWがPCOからデータサービススイッチステータス指示情報を取得する段階とを含む。
【0072】
UEのデータサービススイッチがオフにされた後に、MMEは、PDN接続確立要求メッセージ内のPCOを用いることにより、UEのデータサービススイッチがオフにされたことをSGWまたはPGWなどのコアネットワークデバイスに適時に通知し得る。
【0073】
第8の態様が、プロセッサとネットワークインタフェースとを含むPGWを開示する。ネットワークインタフェースは、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信するように構成され、プロセッサは、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断するように構成され、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含み、プロセッサはさらに、プロセッサが、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断し、ネットワークインタフェースが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断するように構成され、プロセッサはさらに、第1のデータパケットが指定されたタイプに属すると判断した場合、第1のデータパケットを転送するように構成され、プロセッサはさらに、第1のデータパケットが指定されたタイプに属さないと判断した場合、第1のデータパケットを破棄するように構成される。
【0074】
第8の態様に関連して、第8の態様の第1の実装形態において、プロセッサが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する前に、プロセッサはさらに、UEのサービス登録ステータスがIPマルチメディアサブシステムIMS登録状態であるかどうかを判断するように構成され、PGWが、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態であると判断した場合、プロセッサは、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する。
【0075】
第8の態様の第1の実装形態に関連して、第8の態様の第2の実装形態において、プロセッサはさらに、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態であると判断した後に、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、ネットワークインタフェースを用いることにより第1のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信するように構成される。第1のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる。
【0076】
第8の態様または第8の態様の第1の実装形態もしくは第2の実装形態に関連して、第8の態様の第3の実装形態において、プロセッサはさらに、第1のデータパケットを転送した後に、ネットワークインタフェースを用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知するように構成される。
【0077】
第8の態様の第3の実装形態に関連して、第8の態様の第4の実装形態において、ネットワークインタフェースを用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知するためにプロセッサにより用いられる方式は具体的には、プロセッサが、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加することであって、第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、プロセッサが、第1のクレジット制御要求CCRメッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知することである。
【0078】
第8の態様または第8の態様の第1の実装形態から第4の実装形態のうちのいずれか1つに関連して、第8の態様の第5の実装形態において、プロセッサが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断することは具体的には、プロセッサが、第1のデータパケットが、UEによりIMSアクセスポイント名APNに対応するパケットデータネットワークPDNネットワークへ送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケットと、指定されたサービスサーバのアドレスから来てUEへ向かうデータパケットと、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットと、指定されたサービスタイプのデータパケットとのうちの1つまたは複数を含むかどうかを判断することである。
【0079】
第8の態様の第5の実装形態に関連して、第8の態様の第6の実装形態において、プロセッサが、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することは具体的には、プロセッサが、第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行し、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断すること、またはプロセッサが、第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することである。
【0080】
第8の態様または第8の態様の第1の実装形態から第6の実装形態のうちのいずれか1つに関連して、第8の態様の第7の実装形態において、ネットワークインタフェースはさらに、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信するように構成され、プロセッサはさらに、プロセッサが、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている状態から、データサービススイッチがオンにされている状態に切り換えられたと判断し、ネットワークインタフェースが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、第2のデータパケットを転送するように構成される。
【0081】
第8の態様の第7の実装形態に関連して、第8の態様の第8の実装形態において、プロセッサはさらに、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態であると判断した後に、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということである場合、ネットワークインタフェースを用いることにより第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信するように構成される。第2のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる。
【0082】
第8の態様の第7の実装形態または第8の実装形態に関連して、第8の態様の第9の実装形態において、プロセッサはさらに、第2のデータパケットを転送した後に、ネットワークインタフェースを用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知するように構成される。
【0083】
第8の態様の第9の実装形態に関連して、第8の態様の第10の実装形態において、ネットワークインタフェースを用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知するためにプロセッサにより用いられる方式は具体的には、プロセッサが、第2のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第2の指示情報を追加することであって、第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、プロセッサが、第2のCCRメッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知することである。
【0084】
プ第9の態様が、プロセッサとネットワークインタフェースとを含むPGWを開示する。ネットワークインタフェースは、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信するように構成される。プロセッサは、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断するように構成される。プロセッサはさらに、プロセッサが、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断し、ネットワークインタフェースが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、UEのサービス登録ステータスが回線交換フォールバックCSFB複合登録のみの状態であるか、または進化型パケットシステムEPS登録のみの状態であるかを判断するように構成される。プロセッサはさらに、UEのサービス登録ステータスはCSFB複合登録のみの状態またはEPS登録のみの状態であると判断した場合、第1のデータパケットを破棄するように構成される。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含み、CSFB複合登録のみの状態は、UEが、回線交換CSネットワークおよびEPSネットワークの両方に登録されているが、IPマルチメディアサブシステムIMSネットワークには登録されていない状態を含む。
【0085】
第10の態様が、プロセッサとネットワークインタフェースとを含むPGWを開示する。ネットワークインタフェースは、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信するように構成される。プロセッサは、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断するように構成され、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。プロセッサはさらに、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、ネットワークインタフェースが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットを転送し、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加するように構成される。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0086】
第10の態様に関連して、第10の態様の第1の実装形態において、プロセッサはさらに、第1のデータパケットを転送する前に、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であることを判断するように構成される。
【0087】
第10の態様または第10の態様の第1の実装形態に関連して、第8の態様の第2の実装形態において、ネットワークインタフェースはさらに、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信するように構成される。プロセッサはさらに、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、ネットワークインタフェースが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、第2のデータパケットを転送し、第2のデータパケットに従って生成されたCDRに第2の指示情報を追加するように構成される。第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0088】
第10の態様または第10の態様の第1の実装形態に関連して、第10の態様の第3の実装形態において、プロセッサが、UEのデータサービススイッチのステータスを判断することは具体的には、プロセッサが、UEによりモビリティ管理エンティティMMEを用いることにより送信されたプロトコル構成オプションPCOを受信することである。PCOは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる。
【0089】
第11の態様に関連して、第11の態様の第1の実装形態において、UEがロングタームエボリューションネットワークから2/3Gネットワークに移る場合、UEは、2/3Gネットワークにアクセスし、プロセッサが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した場合、UEは、UEのPDPコンテキストを削除するために、ネットワークインタフェースを用いることにより、パケットデータプロトコルPDP非アクティブ化メッセージを2/3GネットワークのサービングGPRSサポートノードSGSNへ送信するか、または、ネットワークインタフェースを用いることにより、ルーティングエリア更新メッセージを2/3GネットワークのサービングGPRSサポートノードSGSNへ送信する。ルーティングエリア更新メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスを保持する。
【0090】
第11の態様の第1の実装形態に関連して、第11の態様の第2の実装形態において、UEが2/3Gネットワークからロングタームエボリューションネットワークに移る場合、UEは、ロングタームエボリューションネットワークにアクセスし、プロセッサが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した場合、UEは、ネットワークインタフェースを用いることによりアタッチメッセージをMMEへ送信する。
【0091】
第11の態様の第1の実装形態に関連して、第11の態様の第2の実装形態において、
【0092】
第12の態様が、プロセッサとネットワークインタフェースとを含むUEを開示する。ネットワークインタフェースは、サービス確立メッセージをMMEへ送信するように構成される。プロセッサは、ネットワークインタフェースを用いることによりサービス確立メッセージをMMEへ送信するように構成される。サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスをPGWに示すために用いられる。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。
【0093】
第12の態様に関連して、第12の態様の第1の実装形態において、プロセッサはさらに、UEのデータサービススイッチのステータスが変わったかどうかを判断するように構成され、プロセッサが、ネットワークインタフェースを用いることによりサービス確立メッセージをMMEへ送信することは具体的には、プロセッサが、データサービススイッチのステータスが変わったと判断した場合、プロセッサが、ネットワークインタフェースを用いることにより、データサービススイッチステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信することである。
【0094】
第12の態様または第12の態様の第1の実装形態に関連して、第12の態様の第2の実装形態において、サービス確立メッセージは、プロトコル構成オプションPCOを含み、PCOは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。
【0095】
第12の態様または第12の態様の第1の実装形態もしくは第2の実装形態に関連して、第12の態様の第3の実装形態において、サービス確立メッセージは、アタッチ要求メッセージ、ベアラリソース変更メッセージおよびPDN接続確立要求メッセージのうちの1つまたは複数を含む。
【0096】
第13の態様がデータサービス制御方法を開示する。当該方法は、パケットデータネットワークゲートウェイPGWが、ユーザ機器UEから来るか、またはユーザ機器UEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットを転送する段階と、PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する段階と、第1のデータパケットが指定されたタイプに属する場合、PGWが、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第4の指示情報を追加する段階であって、第4の指示情報は、第1のデータパケットに課金しないよう課金システムに命令するために用いられる、段階とを含む。
【0097】
第13の態様に関連して、第13の態様の第1の実装形態において、PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する段階は、PGWが、第1のデータパケットが、UEによりIMSアクセスポイント名APNに対応するパケットデータネットワークPDNネットワークへ送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケットと、指定されたサービスサーバのアドレスから来てUEへ向かうデータパケットと、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットと、指定されたサービスタイプのデータパケットとのうちの1つまたは複数を含むかどうかを判断する段階を含む。
【0098】
第13の態様の第1の実装形態に関連して、第13の態様の第2の実装形態において、PGWが、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する段階は、PGWが、第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行し、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する段階、またはPGWが、第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する段階を含む。
【0099】
第13の態様または第13の態様の第1の実装形態もしくは第2の実装形態に関連して、第13の態様の第3の実装形態において、PGWが第1のデータパケットを転送する段階の前に、方法は、PGWが、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断する段階をさらに含む。
【0100】
第13の態様の第3の実装形態に関連して、第13の態様の第4の実装形態において、PGWが、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断する段階の後に、方法は、PGWが、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加する段階をさらに含む。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0101】
第14の態様が、プロセッサとネットワークインタフェースとを含むPGWを開示する。ネットワークインタフェースは、ユーザ機器UEから来るか、またはユーザ機器UEへ向かう第1のデータパケットを受信するように構成される。プロセッサは、第1のデータパケットを転送するように構成される。プロセッサはさらに、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断するように構成される。プロセッサはさらに、第1のデータパケットが指定されたタイプに属する場合、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第4の指示情報を追加するように構成される。第4の指示情報は、第1のデータパケットに課金しないよう課金システムに命令するために用いられる。
【0102】
第14の態様に関連して、第14の態様の第1の実装形態において、プロセッサが第1のデータパケットを転送する前に、プロセッサはさらに、第1のデータパケットが、UEによりIMSアクセスポイント名APNに対応するパケットデータネットワークPDNネットワークへ送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケットと、指定されたサービスサーバのアドレスから来てUEへ向かうデータパケットと、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットと、指定されたサービスタイプのデータパケットとのうちの1つまたは複数を含むかどうかを判断するように構成される。
【0103】
第14の態様または第14の態様の第1の実装形態に関連して、第14の態様の第2の実装形態において、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断するためにプロセッサにより用いられる方式は具体的には、プロセッサが、第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行し、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断すること、またはプロセッサが、第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することである。
【0104】
第14の態様または第14の態様の第1の実装形態もしくは第2の実装形態に関連して、第14の態様の第3の実装形態において、プロセッサはさらに、第1のデータパケットを転送する前に、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断するように構成される。
【0105】
第14の態様の第3の実装形態に関連して、第14の態様の第4の実装形態において、プロセッサはさらに、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した後に、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加するように構成される。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0106】
本願の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明するために、実施形態に必要な添付図面を以下に簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本願のいくつかの実施形態を示すに過ぎず、当業者が創造的努力をすることなくこれらの添付図面から他の図面を依然として導き出し得ることは明らかである。
【0107】
図1】本願の実施形態によるネットワークアーキテクチャの概略図である。
【0108】
図2a】本願の実施形態によるデータサービス制御方法の概略フローチャートである。
【0109】
図2b】本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。
【0110】
図2c】本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。
【0111】
図3】本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。
【0112】
図4】本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。
【0113】
図4a】本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。
【0114】
図4b】本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。
【0115】
図5】本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。
【0116】
図6】本願の実施形態によるUEの概略構造図である。
【0117】
図7】本願の実施形態によるPGWの概略構造図である。
【0118】
図7a】本願の実施形態による別のPGWの概略構造図である。
【0119】
図7b】本願の実施形態による別のPGWの概略構造図である。
【0120】
図8】本願の実施形態による別のUEの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0121】
本願の実施形態をより良く理解するために、本願の本実施形態において開示されるネットワークアーキテクチャがまず、以下に説明される。図1を参照すると、図1は、本願の実施形態によるネットワークアーキテクチャの概略図である。図1に示されるように、ネットワークアーキテクチャは、ユーザ機器(英語:User Equipment、略して、UE)101と、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(英語:Universal Terrestrial Radio Access Network、略して、E−UTRAN)102と、サービングゲートウェイ(英語:Serving Gateway、略して、SGW)103と、パケットデータネットワークゲートウェイ(英語:PDN Gateway、略して、PGW)104と、外部パケットデータネットワーク(英語:Packet Data Network、略して、PDN)105と、ポリシーおよび課金ルール機能(英語:Policy and Charging Rules Function、略して、PCRF)106と、モビリティ管理エンティティ(英語:Mobility Management Entity、略して、MME)107と、ホーム加入者サーバ(英語:Home Subscriber Server、略して、HSS)108と、サービングGPRSサポートノード(英語:Serving GPRS Support Node、略して、SGSN)109とを含む。LTEデータサービスにおいて、様々なデータサービスのデータパケットは全て、ユーザ機器101と、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク102と、サービングゲートウェイ103と、パケットデータネットワークゲートウェイ104と、外部パケットデータネットワーク105との間で確立されたアップリンクデータ伝送チャネルまたはダウンリンクデータ伝送チャネル上で伝送される。
【0122】
図2aを参照すると、図2aは、本願の実施形態によるデータサービス制御方法の概略フローチャートである。図2aに示されるように、方法は、以下の段階を含む。
【0123】
201:パケットデータネットワークゲートウェイPGWがユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断する段階である。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。
【0124】
本願の本実施形態において、UEは、ロングタームエボリューションLTEネットワークに登録されたユーザ機器である。パケットデータネットワークゲートウェイPGW(英語:Packet Data Network Gateway)がユーザ機器UE(User Equipment)のデータサービスのステータスを判断することは、PGWが、UEにより送信された、UEのデータサービススイッチのステータスを示す指示情報を受信し、指示情報からUEのデータサービススイッチのステータスを取得することであり得る。特定のシナリオにおいて、例えば、データサービスを無効化するユーザ操作(例えば、ユーザがUEのデータサービススイッチをオフにした場合)をUEが受信した場合、UEは、UEのデータサービススイッチのステータスを示す指示情報をMMEへ送信する。モビリティ管理エンティティMME(英語:Mobility Management Entity)は、指示情報をサービングゲートウェイSGW(英語:Serving Gateway)へ転送する。SGWは、指示情報をPGWへ転送する。PGWは、指示情報からUEのデータサービススイッチのステータスを取得する。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。データサービススイッチは、データスイッチとも称される。
【0125】
任意選択的に、段階201は、PGWが、モビリティ管理エンティティMMEを用いることによりUEにより送信されたプロトコル構成オプションPCOを受信する段階を含み得る。PCOは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる。
【0126】
本願の本実施形態において、UEは、サービス確立メッセージ(サービス確立メッセージは、アタッチ要求メッセージ、ベアラリソース変更メッセージ、PDN接続確立要求メッセージまたは同様のものであり得る)をMMEへ送信し得る。サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる。具体的には、UEは、MMEへ送信されたプロトコル構成オプション(英語:Protocol Configuration Options、略して、PCO)にデータサービススイッチステータス指示情報を追加し得る。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる。MMEは、サービス確立メッセージを用いることにより、PCOをSGWへトランスペアレントに伝送する(トランスペアレントな伝送は、PCOが伝送プロセスにおいて処理されないことを意味する)。次に、SGWは、サービス確立メッセージを用いることによりPCOをPGWへトランスペアレントに伝送する。PCOを取得した後に、PGWは、PCOにおいて保持されているデータサービススイッチステータス指示情報を取得する。このように、PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスを認識する。任意選択的に、PCOは暗号化され得、それにより、PCOのトランスペアレントな伝送のセキュリティが改善され得る。例えば、PCOは、ユーザの(ユーザ名またはパスワードなどの)識別情報を用いることにより暗号化され得る。PGWは、UEにより送信されたPCOにおけるデータサービススイッチステータス指示情報に基づいて、UEのデータサービススイッチのステータスを判断する。UEのデータサービススイッチが変わった場合、PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスを適時に通知され得る。
【0127】
202:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断し、Yesの場合、段階203を実行し、またはNoの場合、段階204を実行する段階である。
【0128】
任意選択的に、PGWが、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態にあると判断した後に、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、PGWは、第1のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信する。第1のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる。
【0129】
具体的には、PGWが第1のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信することは具体的には、まず、PGWが第1のステータス通知メッセージをポリシーおよび課金ルール機能(英語:Policy and Charging Rules Function、略して、PCRF)へ送信し、次に、PCRFが第1のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ転送することであり得る。
【0130】
PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスをIMSネットワークに通知し得る。これにより、IMSネットワークは、UEのデータサービススイッチのステータスに基づいて、UEへのデータの送信を続けるかどうかを判断する。
【0131】
203:PGWが第1のデータパケットを転送する段階である。
【0132】
204:PGWが第1のデータパケットを破棄する段階である。
【0133】
本願の本実施形態において、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWは、第1のデータパケットのタイプに基づいて、第1のデータパケットを転送または破棄する。具体的には、PGWは、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する。第1のデータパケットが指定されたタイプに属する場合、PGWは、第1のデータパケットを転送するか、または第1のデータパケットが指定されたタイプに属さない場合、PGWは、第1のデータパケットを破棄する。指定されたタイプは、UEによりIMS APNに対応するPDNネットワークへ送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケットと、指定されたサービスサーバのアドレス(例えば、リッチコミュニケーションスイートRCSサーバのアドレス)から来てUEへ向かうデータパケットと、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットと、(ボイスオーバーLTE VoLTEサービスまたはリッチコミュニケーションスイートRCSサービスなどの)指定されたサービスタイプのデータパケットと、同様のものとを含み得る。指定されたタイプは、UEまたは(ホーム加入者サーバHSS、プロキシコールセッション制御機能P−CSCFまたはアプリケーション機能AFなどの)ネットワーク側デバイスにより、予め設定され、PGWへ送信され得るか、または、PGWにより、UEのサービス登録ステータスに基づいて、予め設定され、記憶され得る。
【0134】
任意選択的に、指定されたタイプのデータパケットは、以下の4つのうちの1つまたはそれらの組み合わせであり得る。
【0135】
(1)IMSアクセスポイント名APNに対応するパケットデータネットワークPDNネットワークへUEにより送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケット、言い換えると、UEのIMSサービスのアップリンクデータパケットまたはダウンリンクデータパケット。IMSサービスが正常に実行され得ることを保証するために、UEのデータサービススイッチがオフにされた後、PGWは、IMSサービスのアップリンクデータパケットまたはダウンリンクデータパケットの転送を続ける。
【0136】
(2)指定されたサービスサーバのアドレス(例えば、リッチコミュニケーションスイートRCSサーバのアドレス)から来てUEへ向かうデータパケット。指定されたサービスサーバのアドレスは、UEまたはPGWにより予め設定され得、PGWに記憶される。PGWは、第1のデータパケットの送信元アドレスが、指定されたサービスサーバの予め格納されたアドレスであるかどうかを判断し、Yesの場合、第1のデータパケットは指定されたタイプに属すると判断する。
【0137】
(3)IPアドレスを管理するために用いられるデータパケット。
【0138】
IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットは、IPアドレスを管理する、IPアドレスを割り当てる等のために用いられるデータパケットである。例えば、データパケットは、IPアドレスを自動的に割り当てるために用いられる動的ホスト構成プロトコル(英語:Dynamic Host Configuration Protocol、略して、DHCP)データパケットであり得る。
【0139】
具体的には、データパケットが、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットに属するかどうかは、ポート番号およびいくつかの特定のフィールドなどの情報に基づいてデータパケットを解析することにより判断され得る。当然ながら、判断は別の方式で実行され得る。このことは、本願において特に限定されない。UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後は、重要なサービスに影響を与えることなく、指定されたタイプのデータパケットが連続的に転送され得ることが保証され得る。
【0140】
例えば、PGWが、UEへ向かうデータパケット1を受信し、データパケット1を解析することにより、データパケット1に対応するポート番号UDP67/68を取得した場合、データパケット1は、DHCPデータパケットと判断され得る。
【0141】
UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後、PGWは、IPアドレスを管理するために用いられる、UEから来るか、またはUEへ向かうデータパケットの転送を続け、それにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後はIPアドレス管理サービスがスムーズに実行されることを保証する。
【0142】
(4)ボイスオーバーLTE VoLTEサービスまたはリッチコミュニケーションスイートRCSサービスなど、指定されたサービスタイプのデータパケット。例えば、UEの指定されたサービスタイプは、UEのHSSに記憶され、PGWは、UEのHSSにより送信される指定されたサービスタイプを受信および記憶する。代替的に、オペレータが直接、指定されたサービスタイプを設定し、指定されたサービスタイプをPGWに記憶させる。PGWは、記憶されている、指定されたサービスタイプに基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する。UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後は、指定されたサービスタイプのデータパケットが連続的に転送され得ることが保証され得る。
【0143】
任意選択的に、PGWは、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することは具体的には、以下のことであり得る。
【0144】
(1)PGWは、第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行する。
【0145】
DPIについては、データパケットに対応するIP5−タプル(送信元IPアドレス、送信元ポート、宛先IPアドレス、宛先IPポートおよびトランスポート層プロトコル)の分析に加え、アプリケーション分析、ユーザ分析、ネットワーク要素分析、トラフィック管理および制御ならびに同様のものがデータパケットに対してさらに実行され得る。
【0146】
(2)PGWは、第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する。
【0147】
例えば、RCSサービスサーバまたはUEは、RCSサービスデータパケットにおけるDSCPフィールドを特別な値に設定し得、PGWは、このデータパケットを受信した後に、DSCPが指定された特別な値であることに基づいて、このデータパケットがRCSサービスデータパケットであることを判断し得る。
【0148】
任意選択的に、段階202は、PGWが、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態であると判断した場合、PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する段階を含み得る。
【0149】
PGWは、UEによりMMEを用いることにより送信された、UEのサービス登録ステータスを示す指示情報に基づいて、UEのサービス登録ステータスを判断し得る。例えば、UEは、サービス確立メッセージ(サービス確立メッセージは、アタッチ要求メッセージ、ベアラリソース変更メッセージ、PDN接続確立要求メッセージまたは同様のものであり得る)をMMEへ送信し得る。サービス確立メッセージは、サービス登録ステータス指示情報を含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。具体的には、UEは、MMEへ送信されたPCOにサービス登録ステータス指示情報を追加し得る。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。MMEは、サービス確立メッセージを用いることにより、PCOをSGWへトランスペアレントに伝送する。次に、SGWは、サービス確立メッセージを用いることにより、PCOをPGWへトランスペアレントに伝送する。PCOを取得した後に、PGWは、PCOにおいて保持されているサービス登録ステータス指示情報を取得する。このように、PGWは、UEのサービス登録ステータスを認識する。PGWが、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態であると判断した場合、PGWは、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する。本願の本実施形態において、指定されたタイプのデータパケットは、デフォルトで、IMSサービスに基づくデータパケットとみなされる。PGWは、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であると判断した場合にのみ、指定されたタイプのデータパケットを転送する。本願の本実施形態の実行中、PGWは、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態である場合にのみ、指定されたタイプの第1のデータパケットを転送する。このように、UEのデータサービススイッチがオフにされた後は、IMSサービスのデータパケットが正常に送信され得ることが保証され得る。
【0150】
図2aに示される実施形態において、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、PGWは、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する。PGWは、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかに応じて、第1のデータパケットを転送するかどうかを判断する。指定されたタイプのデータパケットは通常、比較的重要なデータパケットである。UEのデータサービススイッチがオフにされた後、PGWは、指定されたタイプのデータパケットを依然として転送し、それにより、データサービススイッチがオフにされた後にUEが指定されたタイプのデータパケットを転送し得なくなることを回避する。図2aに示される方法の実行中、UEのデータサービススイッチがオフにされた後は、UEの指定されたタイプのデータパケットが、データサービススイッチによる影響を受けることなく依然として正常に送信され得ることが保証され得る。
【0151】
また、図2bを参照すると、図2bは、本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。図2bは図2aを最適化したものである。図2bにおいて、段階203または段階204が実行された後に、以下の段階がさらに実行される。
【0152】
205:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWが第2のデータパケットを転送する段階である。
【0153】
さらに、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということである場合、PGWは、第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信する。第2のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる。
【0154】
具体的には、PGWが第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信することは具体的には、以下のことであり得る。
【0155】
まず、PGWが第2のステータス通知メッセージをポリシーおよび課金ルール機能(英語:Policy and Charging Rules Function、略して、PCRF)へ送信し、次に、PCRFが第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ転送する。
【0156】
PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスをIMSネットワークに通知し得る。これにより、IMSネットワークは、UEのデータサービススイッチのステータスに基づいて、UEのデータの送信を続けるかどうかを判断する。
【0157】
任意選択的に、段階205が実行された後に、PGWが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する段階がさらに実行され得る。
【0158】
具体的には、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知するためにPGWにより用いられる方式は具体的には、PGWが、第2のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第2の指示情報を追加することであって、第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、PGWが、第2のクレジット制御要求CCR(英語:Credit Control Request、略して、CCR)メッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知することであり得る。
【0159】
本願の本実施形態において、段階203または段階204が実行された後に、段階205が実行される。データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWは、第2のデータパケットを転送する。
【0160】
図2bに示される方法の実行中、UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられ、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWは、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを直接転送し得る。UEのデータサービススイッチがオンにされた後に、PGWは、通常の課金基準に従って、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットに従って生成されたトラフィックに対して課金し得る。UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、PGWは、元の課金オペレーションを再開し得る。
【0161】
また、図2cを参照すると、図2cは、本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。図2cは、図2aを最適化したものである。図2cにおいて、段階203が実行された後に、以下の段階がさらに実行される。
【0162】
206:PGWが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知する段階である。
【0163】
段階206は具体的には、PGWが、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加する段階であって、第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる、段階、または、PGWが、第1のクレジット制御要求CCRメッセージにおいてUEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知する段階を含み得る。
【0164】
本願の本実施形態において、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、PGWは、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する。Yesの場合、PGWは、第1のデータパケットを転送する。PGWは、第1のデータパケットを転送した後に、第1のデータパケットに従って生成されたCDRに第1の指示情報を追加する。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。本願の本実施形態において、PGWは、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知する。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオフにされた後に用いられる課金基準に従って、第1のデータパケットに課金する。課金システムは、第1のデータパケットに課金するかどうかを判断し得る。
【0165】
207:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第3のデータパケットを受信した後に、PGWが、第3のデータパケットを転送し、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する段階である。
【0166】
具体的には、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知するためにPGWにより用いられる方式は具体的には、PGWが、第3のデータパケットに従って生成されたCDRに第3の指示情報を追加することであって、第3の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、PGWが、第2のクレジット制御要求CCR(英語:Credit Control Request、略して、CCR)メッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知することである。
【0167】
本願の本実施形態において、段階206が実行された後に、段階207が実行され得る。UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられ、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第3のデータパケットを受信した後に、PGWは、第3のデータパケットを転送し、第3のデータパケットに従って生成されたCDRに第3の指示情報を追加し得る。第3の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0168】
さらに、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということである場合、PGWは、第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信する。第2のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる。
【0169】
具体的には、PGWが第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信することは具体的には、まず、PGWが第2のステータス通知メッセージをポリシーおよび課金ルール機能(英語:Policy and Charging Rules Function、略して、PCRF)へ送信し、次に、PCRFが第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ転送することであり得る。
【0170】
PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスをIMSネットワークに通知し得る。これにより、IMSネットワークは、UEのデータサービススイッチのステータスに基づいて、UEのデータの送信を続けるかどうかを判断する。
【0171】
任意選択的に、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであった後に、PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する。
【0172】
具体的には、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知するためにPGWにより用いられる方式は具体的には、PGWが、第2のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第2の指示情報を追加することであって、第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、PGWが、第2のクレジット制御要求CCR(英語:Credit Control Request、略して、CCR)メッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知することであり得る。
【0173】
図2cに示される方法の実行中、UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを通知され得る。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオンにされた後に用いられる課金基準に従って、第3のデータパケットに課金する。
【0174】
図3を参照すると、図3は、本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。図3に示されるように、方法は、以下の段階を含む。
【0175】
301:パケットデータネットワークゲートウェイPGWがユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断する段階である。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。
【0176】
本願の本実施形態における段階301については、図2aにおける段階201を参照されたい。本願の本実施形態において、詳細は改めて説明されない。
【0177】
302:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWが、UEのサービス登録ステータスが回線交換フォールバックCSFB複合登録のみの状態であるか、または進化型パケットシステムEPS登録のみの状態であるかを判断し、Yesの場合、段階303を実行する段階である。CSFB複合登録のみの状態は、UEが回線交換CSネットワークおよびEPSネットワークの両方に登録されているが、IPマルチメディアサブシステムIMSネットワークには登録されていない状態を含む。
【0178】
本願の本実施形態において、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、PGWは、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットのサービス登録ステータスに基づいて、第1のデータパケットを転送または破棄する。具体的には、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWは、UEのサービス登録ステータスが、回線交換フォールバックCSFB複合登録のみの状態であるか、または進化型パケットシステムEPS登録のみの状態であるかを判断する。Yesの場合、PGWは、第1のデータパケットを破棄する。CSFB複合登録のみの状態は、登録プロセスにおいて、UEが、CSネットワークおよびEPSネットワークの両方に登録されているが、IMSネットワークには登録されていない状態を含む。UEがCSFB複合登録のみの状態にある場合、UEは、4Gデータサービスおよび2G/3G音声サービスを用い得、UEのデータサービススイッチがオフにされている場合、UEは、4Gデータサービスを用い得ないが、CSFB音声サービスを依然として用い得る。UEがEPS登録のみの状態にある場合、UEは、4Gデータサービスのみを用い得、UEのデータサービススイッチがオフにされている場合、UEは、4Gデータサービスを用い得ない。
【0179】
任意選択的に、段階302は、PGWが、第1のデータパケットは、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットではないと判断した場合、PGWが、UEのサービス登録ステータスがCSFB複合登録のみの状態であるか、またはEPS登録のみの状態であるかを判断する段階を含み得る。
【0180】
本願の本実施形態において、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットは、UEの重要なデータパケットであり、簡単に破棄されるべきではない。PGWが、第1のデータパケットは、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットではないと判断し、UEのサービス登録ステータスは、CSFB複合登録のみの状態またはEPS登録のみの状態であると判断した場合、PGWは、第1のデータパケットを破棄する。データパケットの破棄を準備する場合、PGWは、まず、このデータパケットが、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットであるかどうかを判断する。Noの場合、PGWは、このデータパケットを破棄する。このように、UEのデータサービススイッチがオフにされた後は、重要なデータパケットが正常に受信および送信され得ることが保証され得る。
【0181】
任意選択的に、段階302は、PGWが、UEによりMMEを用いることにより送信されたPCOを受信する段階であって、PCOは、サービス登録ステータス指示情報を含む、段階と、PGWが、サービス登録ステータス指示情報はUEがCSFB複合登録のみの状態またはEPS登録のみの状態にあると示しているかどうかを判断する段階を含み得る。
【0182】
本願の本実施形態において、PGWは、UEにより送信されたPCOにおけるサービス登録ステータス指示情報に基づいて、UEがCSFB複合登録のみの状態またはEPS登録のみの状態のいずれにあるかを判断する。UEがCSFB複合登録のみの状態またはEPS登録のみの状態にある場合、PGWは、PCOを用いることにより、UEのサービス登録ステータスを適時に通知され得る。UEは、サービス確立メッセージ(サービス確立メッセージは、アタッチ要求メッセージ、ベアラリソース変更メッセージ、PDN接続確立要求メッセージまたは同様のものであり得る)をMMEへ送信し得る。サービス確立メッセージは、サービス登録ステータス指示情報を含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。具体的には、UEは、MMEへ送信されたPCOにサービス登録ステータス指示情報を追加し得る。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。MMEは、サービス確立メッセージを用いることにより、PCOをSGWへトランスペアレントに伝送する。次に、SGWは、サービス確立メッセージを用いることにより、PCOをPGWへトランスペアレントに伝送する。PGWは、PCOを取得した後に、PCOにおいて保持されているサービス登録ステータス指示情報を取得する。PGWは、サービス登録ステータス指示情報が、UEはCSFB複合登録のみの状態またはEPS登録のみの状態にあると示しているかどうかを判断する。Yesの場合、段階303が実行される。
【0183】
303:PGWが第1のデータパケットを破棄する段階である。
【0184】
図3に示される方法の実行中、UEのデータサービススイッチがオフにされた後に、PGWが、UEのサービス登録ステータスはCSFB複合登録のみの状態またはEPS登録のみの状態であると判断した場合、PGWにより受信される、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットは、3Gデータサービスまたは4Gデータサービスのデータパケットである。UEのトラフィックを節約するために、PGWは、第1のデータパケットを直接破棄する。
【0185】
304:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWが第2のデータパケットを転送する段階である。
【0186】
本願の本実施形態において、段階303が実行された後に、段階304が実行され得る。データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWは第2のデータパケットを転送する。UEのデータサービススイッチがオンにされた後に、PGWは、通常の課金基準に従って、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットに課金し得る。UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、PGWは、元の転送オペレーションを再開する。
【0187】
図4を参照すると、図4は、本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。図4に示されるように、方法は、以下の段階を含む。
【0188】
401:パケットデータネットワークゲートウェイPGWがユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断する段階である。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。
【0189】
本願の本実施形態における段階401については、図2aにおける段階201を参照されたい。本願の本実施形態において、詳細は改めて説明されない。
【0190】
402:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWが、第1のデータパケットを転送し、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知する段階である。具体的には、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するためにPGWにより用いられる方式は具体的には、PGWが、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加することであって、第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、PGWが、第1のクレジット制御要求CCR(英語:Credit Control Request、略して、CCR)メッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知することであり得る。
【0191】
本願の本実施形態において、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWは、第1のデータパケットを直接転送し、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加する。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。本願の本実施形態において、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWは、第1のデータパケットに課金しないが、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知する。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオフにされた後に用いられる課金基準に従って、第1のデータパケットに課金し、課金システムは、第1のデータパケットに課金するかどうかを判断する。
【0192】
403:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWが、第2のデータパケットを転送し、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知する段階である。具体的には、UEのデータサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知するためにPGWにより用いられる方式は具体的には、PGWが、第2のデータパケットに従って生成されたCDRに第2の指示情報を追加することであって、第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、PGWが、第2のクレジット制御要求CCR(英語:Credit Control Request、略して、CCR)メッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知することであり得る。
【0193】
本願の本実施形態において、段階402が実行された後に、段階403が実行され得る。UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられ、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWは、第2のデータパケットを転送し、第2のデータパケットに従って生成されたCDRに第2の指示情報を追加し得る。第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる。本願の本実施形態の実行中、UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを通知され得る。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオンにされた後に用いられる課金基準に従って、第2のデータパケットに課金する。
【0194】
図4に示される方法の実行中、UEのデータサービススイッチがオフにされた後、PGWは、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットを直接転送し、第1のデータパケットには課金しないが、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知する。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオフにされた後に用いられる課金基準に従って、第1のデータパケットに課金する。UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを通知される。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオンにされた後に用いられる課金基準に従って、第2のデータパケットに課金する。
【0195】
図4aを参照すると、図4aは、本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。図4aに示されるように、方法は、以下の段階を含む。
【0196】
404:パケットデータネットワークゲートウェイPGWが、ユーザ機器UEから来るか、またはユーザ機器UEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットを転送する段階である。
【0197】
405:PGWが、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断し、Yesの場合、段階406を実行する段階である。
【0198】
指定されたタイプは、UEによりIMS APNに対応するPDNネットワークへ送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケットと、指定されたサービスサーバのアドレス(例えば、リッチコミュニケーションスイートRCSサーバのアドレス)から来てUEへ向かうデータパケットと、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットと、(ボイスオーバーLTE VoLTEサービスまたはリッチコミュニケーションスイートRCSサービスなどの)指定されたサービスタイプのデータパケットと、同様のものとを含み得る。指定されたタイプは、UEまたは(ホーム加入者サーバHSS、プロキシコールセッション制御機能P−CSCFまたはアプリケーション機能AFなどの)ネットワーク側デバイスにより、予め設定され、PGWへ送信され得るか、または、PGWにより、UEのサービス登録ステータスに基づいて、予め設定され、記憶され得る。
【0199】
任意選択的に、指定されたタイプのデータパケットは、以下の4つのうちの1つまたはそれらの組み合わせであり得る。
【0200】
(1)IMSアクセスポイント名APNに対応するパケットデータネットワークPDNネットワークへUEにより送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケット、言い換えると、UEのIMSサービスのアップリンクデータパケットまたはダウンリンクデータパケット。IMSサービスが正常に実行され得ることを保証するために、UEのデータサービススイッチがオフにされた後、PGWは、IMSサービスのアップリンクデータパケットまたはダウンリンクデータパケットの転送を続ける。
【0201】
(2)指定されたサービスサーバのアドレス(例えば、リッチコミュニケーションスイートRCSサーバのアドレス)から来てUEへ向かうデータパケット。指定されたサービスサーバのアドレスは、UEまたはPGWにより予め設定され得、PGWに記憶される。PGWは、第1のデータパケットの送信元アドレスが、指定されたサービスサーバの予め格納されたアドレスであるかどうかを判断し、Yesの場合、第1のデータパケットは指定されたタイプに属すると判断する。
【0202】
(3)IPアドレスを管理するために用いられるデータパケット。
【0203】
IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットは、IPアドレスを管理する、IPアドレスを割り当てる等のために用いられるデータパケットである。例えば、データパケットは、IPアドレスを自動的に割り当てるために用いられる動的ホスト構成プロトコル(英語:Dynamic Host Configuration Protocol、略して、DHCP)データパケットであり得る。別の例では、ユーザが、IPv6アドレスの割り当て、ルータ要請(英語:router solicitation、略して、RS)およびルータ広告(英語:router advertisement、略して、RA)を管理し得る。
【0204】
具体的には、データパケットが、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットに属するかどうかは、ポート番号およびいくつかの特定のフィールドなどの情報に基づいてデータパケットを解析することにより判断され得る。当然ながら、判断は別の方式で実行され得る。このことは、本願において特に限定されない。UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後は、重要なサービスに影響を与えることなく、指定されたタイプのデータパケットが連続的に転送され得ることが保証され得る。
【0205】
例えば、PGWが、UEへ向かうデータパケット1を受信し、データパケット1を解析することにより、データパケット1に対応するポート番号UDP67/68を取得した場合、データパケット1は、DHCPデータパケットと判断され得る。
【0206】
UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後、PGWは、IPアドレスを管理するために用いられる、UEから来るか、またはUEへ向かうデータパケットの転送を続け、それにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後はIPアドレス管理サービスがスムーズに実行されることを保証する。
【0207】
(4)ボイスオーバーLTE VoLTEサービスまたはリッチコミュニケーションスイートRCSサービスなど、指定されたサービスタイプのデータパケット。例えば、UEの指定されたサービスタイプは、UEのHSSに記憶され、PGWは、UEのHSSにより送信される指定されたサービスタイプを受信および記憶する。代替的に、オペレータが直接、指定されたサービスタイプを設定し、指定されたサービスタイプをPGWに記憶させる。PGWは、記憶されている、指定されたサービスタイプに基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する。UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであった後は、指定されたサービスタイプのデータパケットが連続的に転送され得ることが保証され得る。
【0208】
任意選択的に、PGWは、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することは具体的には、以下のことであり得る。
【0209】
(1)PGWは、第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行する。
【0210】
DPIについては、データパケットに対応するIP5−タプル(送信元IPアドレス、送信元ポート、宛先IPポート、宛先IPアドレスおよびトランスポート層プロトコル)の分析に加え、アプリケーション分析、ユーザ分析、ネットワーク要素分析、トラフィック管理および制御ならびに同様のものがデータパケットに対してさらに実行され得る。
【0211】
(2)PGWは、第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する。
【0212】
例えば、RCSサービスサーバまたはUEは、RCSサービスデータパケットにおけるDSCPフィールドを特別な値に設定し得、PGWは、このデータパケットを受信した後に、DSCPが指定された特別な値であることに基づいて、このデータパケットがRCSサービスデータパケットであることを判断し得る。
【0213】
406:PGWが、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第4の指示情報を追加する段階である。第4の指示情報は、第1のデータパケットに課金しないよう課金システムに命令するために用いられる。
【0214】
任意選択的に、段階404が実行される前に、PGWが、UEのデータサービススイッチのステータスが、ユーザ機器UEのデータサービススイッチがオフにされている、ということであると判断する段階がさらに実行され得る。
【0215】
PGWが、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した場合、PGWは、第1のデータパケットを転送する。UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、データパケットは、依然として転送され得る。
【0216】
任意選択的に、PGWが、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した後に、PGWが、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加する段階であって、第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる、段階がさらに実行され得る。
【0217】
PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した後に、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知する。
【0218】
図4bを参照すると、図4bは、本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。図4bに示されるように、方法は、以下の段階を含む。
【0219】
407:パケットデータネットワークゲートウェイPGWがユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断する段階である。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。
【0220】
本願の本実施形態における段階407については、図2aにおける段階201を参照されたい。本願の本実施形態において、詳細は改めて説明されない。
【0221】
408:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、PGWが、第1のデータパケットを転送し、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加する段階である。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0222】
本願の本実施形態における段階408については、図4における段階402を参照されたい。本願の本実施形態において、詳細は改めて説明されない。
【0223】
任意選択的に、段階408が実行される前に、PGWが、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であることを判断する段階がさらに実行され得る。
【0224】
具体的には、PGWは、UEによりMMEを用いることにより送信された、UEのサービス登録ステータスを示す指示情報に基づいて、UEのサービス登録ステータスを判断し得る。例えば、UEは、サービス確立メッセージ(サービス確立メッセージは、アタッチ要求メッセージ、ベアラリソース変更メッセージ、PDN接続確立要求メッセージまたは同様のものであり得る)をMMEへ送信し得る。サービス確立メッセージは、サービス登録ステータス指示情報を含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。具体的には、UEは、MMEへ送信されたPCOにサービス登録ステータス指示情報を追加し得る。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。MMEは、サービス確立メッセージを用いることにより、PCOをSGWへトランスペアレントに伝送する。次に、SGWは、サービス確立メッセージを用いることにより、PCOをPGWへトランスペアレントに伝送する。PCOを取得した後に、PGWは、PCOにおいて保持されているサービス登録ステータス指示情報を取得する。このように、PGWは、UEのサービス登録ステータスを認識する。
【0225】
任意選択的に、課金システムが、PGWから来る第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRを受信した後、第1のデータパケットがIMS免除サービスに属するかどうかを判断する。
【0226】
IMS免除サービスは、IMS登録状態にあるUEのデータサービススイッチがオフにされている場合であっても依然としてUEにより用いられ得るオペレータサービスセットである。IMS免除サービスセットは、課金システムにおいて事前に構成され得る。
【0227】
課金データ記録CDRにおける第1の指示情報に基づいて、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを認識し、UEのデータサービススイッチがオフにされている開始‐停止期間を認識する。課金システムは、UEがこの期間内にIMS免除サービスを用いているかどうかをチェックする。課金システムは、UEがIMS免除サービスを用いている場合、UEに対して課金し、またはそうでない場合、UEに対して課金しない。具体的には、課金システムは、第1の指示情報を含む全ての課金データ記録CDRに課金しない。
【0228】
UEのデータサービススイッチがオフになっている間にUEがIMS免除サービスを用いているかどうかを課金システムがどのように判断するかに関してであるが、具体的には、課金システムは、IMS免除サービスに対応する、UEとサーバとの間の対話の記録があるかどうかを判断する。Yesの場合、UEはIMS免除サービスを用いている。Noの場合、UEはIMS免除サービスを用いていない。
【0229】
本願の本実施形態において、課金システムは、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRをPGWから受信した後に、課金データ記録CDRにおける第1の指示情報に基づいて、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを認識し、UEのデータサービススイッチがオフにされている開始‐停止期間を認識する。課金システムは、UEがこの期間内にIMS免除サービスを用いているかどうかをチェックする。課金システムは、UEがIMS免除サービスを用いている場合、UEに対して課金し、またはそうでない場合、UEに対して課金しない。
【0230】
任意選択的に、段階408が実行された後に、段階409がさらに実行され得る。
【0231】
409:データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、PGWが、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、PGWが、第2のデータパケットを転送し、第2のデータパケットに従って生成されたCDRに第2の指示情報を追加する段階である。第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0232】
本願の本実施形態における段階409については、図4における段階403を参照されたい。本願の本実施形態において、詳細は改めて説明されない。
【0233】
図5を参照すると、図5は、本願の実施形態による別のデータサービス制御方法の概略フローチャートである。図5に示されるように、方法は、以下の段階を含む。
【0234】
501:UEがサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階である。サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含み、データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスをPGWに示すために用いられ、サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられ、データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。
【0235】
本願の本実施形態において、UEは、データサービススイッチステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信し得るか、またはサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信し得るか、またはデータサービススイッチステータス指示情報およびサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信し得る。UEは、まず、データサービススイッチステータス指示情報を含む第1のサービス確立メッセージをMMEへ送信し、次に、サービス登録ステータス指示情報を含む第2のサービス確立メッセージをMMEへ送信し得るか、または、まず、サービス登録ステータス指示情報を含む第1のサービス確立メッセージをMMEへ送信し、次に、データサービススイッチステータス指示情報を含む第2のサービス確立メッセージをMMEへ送信し得る。UEは、まず、データサービススイッチステータス指示情報またはサービス登録ステータス指示情報を含む第1のサービス確立メッセージをMMEへ送信し、次に、データサービススイッチステータス指示情報およびサービス登録ステータス指示情報を含む第2のサービス確立メッセージをMMEへ送信し得るか、または、まず、データサービススイッチステータス指示情報およびサービス登録ステータス指示情報を含む第2のサービス確立メッセージをMMEへ送信し、次に、データサービススイッチステータス指示情報またはサービス登録ステータス指示情報を含む第1のサービス確立メッセージをMMEへ送信し得る。
【0236】
データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる。UEのデータサービススイッチのステータスは、UEのデータサービススイッチがオンにされている、または、UEのデータサービススイッチがオフにされている、ということを含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。UEのサービス登録ステータスは、CSFB複合登録のみの状態、IMS登録状態、EPS登録のみの状態および同様のものを含み得る。
【0237】
データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報は、PGWにより受信される、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを破棄するかどうかを判断するために、PGWにより用いられる。UEがサービス確立メッセージをMMEへ送信した後に、MMEは、サービス確立メッセージ内のデータサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をPGWへ送信し得る。PGWは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報に基づいて、PGWにより受信される、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを破棄するかどうかを判断する。任意選択的に、サービス確立メッセージは、プロトコル構成オプションPCOを含み、PCOは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含む。例えば、UEは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を、MMEへ送信されたPCOに追加し得、MMEは、PCOをSGWへトランスペアレントに伝送し(トランスペアレントな伝送は、PCOが伝送プロセスにおいて処理されないことを意味する)、次に、SGWは、PCOをPGWへトランスペアレントに伝送し、PGWは、PCOを取得した後に、PCOにおいて保持されているデータサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を取得する。このように、PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスを認識する。
【0238】
PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスに基づいて、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを転送または破棄し得る。代替的に、PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスに基づいて、PGWにより受信される、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加するかどうかを判断し得る。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。特定の実装形態の詳細については、図2a、図2b、図2c、図3および図4の実施形態の部分を参照されたい。
【0239】
本願の本実施形態において、サービス確立メッセージは、アタッチ要求メッセージ、ベアラリソース変更メッセージおよびPDN接続確立要求メッセージのうちの1つまたは複数を含み得る。アタッチ要求メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報を含み、ベアラリソース変更メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含み、PDN接続確立要求メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含む。UEがLTEネットワークにアタッチする必要がある場合、UEは、アタッチ要求メッセージをMMEへ送信する。UEがベアラリソースの変更を要求する必要がある場合、UEは、ベアラリソース変更メッセージをMMEへ送信する。UEがPDN接続を確立する必要がある場合、UEは、PDN接続確立要求メッセージをMMEへ送信する。
【0240】
任意選択的に、UEのサービス登録ステータスは、CSFB複合登録のみの状態、IMS登録状態またはEPS登録のみの状態を含む。CSFB複合登録のみの状態は、登録プロセスにおいて、UEが、回線交換CSネットワークおよびEPSネットワークの両方に登録されているが、IMSネットワークには登録されていない状態を含む。EPS登録のみの状態は、登録プロセスにおいて、UEはEPSネットワークのみに登録されている、ということを含む。IMS登録状態は、UEはEPSネットワークおよびIMSネットワークに登録されている、ということを含む。
【0241】
任意選択的に、段階501は、UEが、データサービススイッチのステータスが変わったと判断した場合、UEが、データサービススイッチステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階を含み得る。
【0242】
本願の本実施形態において、ユーザが、UEのデータサービススイッチのステータスを、オンにされている、から、オフにされている、に切り換えた場合、または、ユーザが、UEのデータサービススイッチのステータスを、オフにされている、から、オンにされているに切り換えた場合、UEは、データサービススイッチステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信する。例えば、ユーザが、UEのデータサービススイッチのステータスを、オンにされている、から、オフにされている、に切り換えた場合、UEは、サービス確立メッセージをMMEへ送信する。サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを示すために用いられる。ユーザが、UEのデータサービススイッチのステータスを、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えた場合、UEは、サービス確立メッセージをMMEへ送信する。サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを示すために用いられる。UEのデータサービススイッチのステータスが変わった場合、UEは、UEのデータサービススイッチのステータスをPGWに適時に通知し得る。
【0243】
任意選択的に、段階501は、UEが、サービス登録ステータスが変わったと判断した場合、UEが、サービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階を含み得る。
【0244】
本願の本実施形態において、UEのサービス登録ステータスが変わった場合、例えば、UEのサービス登録ステータスが、EPS登録のみの状態からCSFB複合登録のみの状態に変わった場合、UEは、サービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信する。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスがCSFB複合登録のみの状態であることを示すために用いられる。UEのサービス登録ステータスがCSFB複合登録のみの状態からEPS登録のみの状態に変わった場合、UEは、サービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信する。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスがEPS登録のみの状態であることを示すために用いられる。UEのサービス登録ステータスが変わった場合、UEは、UEのサービス登録ステータスをPGWに適時に通知し得る。
【0245】
任意選択的に、段階501は、UEが、データサービススイッチのステータスおよびサービス登録ステータスの両方が変わったと判断した場合、UEが、データサービススイッチステータス指示情報およびサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階を含み得る。
【0246】
例えば、UEが、データサービススイッチのステータスが、オンにされている、から、オフにされている、に切り換えられ、サービス登録ステータスがEPS登録のみの状態からCSFB複合登録のみの状態に変わったと判断した場合、UEは、データサービススイッチステータス指示情報およびサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信する。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを示すために用いられる。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスがCSFB複合登録のみの状態であることを示すために用いられる。UEのデータサービススイッチのステータスおよびサービス登録ステータスの両方が変わった場合、UEは、UEのデータサービススイッチのステータスおよびサービス登録ステータスをPGWに適時に通知し得る。
【0247】
任意選択的に、段階501は、UEが、デフォルトAPN PDN接続が正常に確立されていると判断し、CSFB複合登録が完了していると判断した場合、UEがサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階を含み得る。サービス確立メッセージは、サービス登録ステータス指示情報を含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスがCSFB複合登録のみの状態であることを示すために用いられる。
【0248】
本願の本実施形態において、デフォルトAPN PDN接続が正常に確立され、UEが、CSFB複合登録が完了していると判断した場合、UEは、デフォルトAPN PDN接続に基づくサービスを実行し得る。
【0249】
任意選択的に、段階501は、UEが、IMS APN PDN接続が正常に確立されていると判断し、IMS登録が成功していると判断した場合、UEがサービス確立メッセージをMMEへ送信する段階を含み得る。サービス確立メッセージは、サービス登録ステータス指示情報を含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であることを示すために用いられる。
【0250】
本願の本実施形態において、IMS APN PDN接続が正常に確立され、UEが、IMS登録が成功していると判断した場合、UEは、IMS APN PDN接続に基づくサービスを実行し得る。
【0251】
さらに、UEがロングタームエボリューション(英語:Long Term Evolution、略して、LTE)ネットワークから2/3Gネットワークに移る場合、UEは、2/3Gネットワークにアクセスし、UEが、UEのデータサービススイッチのステータスがオフ状態であると判断した場合、UEは、UEのPDPコンテキストを削除するためにPDP非アクティブ化メッセージを2/3GネットワークのサービングGPRSサポートノードSGSNへ送信するか、またはルーティングエリア更新メッセージを2/3GネットワークのサービングGPRSサポートノードSGSNへ送信する。ルーティングエリア更新メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスを保持する。
【0252】
UEが2/3Gネットワークからロングタームエボリューションネットワークに移る場合、UEは、ロングタームエボリューションネットワークにアクセスする。UEが、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した場合、UEは、ロングタームエボリューションネットワークにアクセスするためにアタッチメッセージをMMEへ送信する。
【0253】
502:MMEがデータサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をPGWへ転送する段階である。
【0254】
本願の本実施形態において、MMEは、UEにより送信されたサービス確立メッセージを受信した後に、サービス確立メッセージからデータサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を抽出し、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をPGWへ転送する。
【0255】
任意選択的に、段階502は、MMEが、PCOを用いることにより、データサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスをパケットデータネットワークゲートウェイPGWへ転送する段階を含み得る。
【0256】
本願の本実施形態において、具体的には、MMEが、PCOを用いることにより、データサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスをSGWへトランスペアレントに伝送し(トランスペアレントな伝送は、PCOが伝送プロセスにおいて処理されないことを意味する)、次に、SGWが、PCOを用いることにより、データサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスをPGWへトランスペアレントに伝送する。UEは、PCOを用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスを伝送し、それにより、伝送セキュリティを改善し得る。
【0257】
503:PGWがデータサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報に基づいてデータサービススイッチのステータスおよび/またはUEのサービス登録ステータスを判断する段階である。
【0258】
本願の本実施形態において、PGWは、MMEにより送信されたデータサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を受信した後に、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられるデータサービススイッチステータス指示情報に基づいて、UEのデータサービススイッチのステータスを判断し、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられるサービス登録ステータス指示情報に基づいて、UEのサービス登録ステータスを判断する。
【0259】
図5に示される方法の実行中、UEは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信し得、MMEは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報をPGWへ転送し、PGWは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報に基づいて、UEのデータサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスを判断する。UEは、UEのデータサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスをPGWに通知し得る。
【0260】
図6を参照すると、図6は、本願の実施形態によるUEの概略構造図である。図6に示されるように、UE600は、送信ユニット601を含み得る。
【0261】
送信ユニット601は、サービス確立メッセージをMMEへ送信するように構成される。サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。
【0262】
図6に示されるUEの実行中、UEは、MMEを用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスおよび/またはサービス登録ステータスをPGWに通知し得る。
【0263】
同じ発明概念に基づいて、問題を解決するためにUEにより用いられる原理は、本願の方法の実施形態におけるデータサービス制御方法と同様である。従って、UEの実装については、方法の実装を参照されたい。繰り返される内容は、改めて説明されない。
【0264】
図7を参照すると、図7は、本願の実施形態によるPGWの概略構造図である。図7に示されるPGW700は、CPUなどの少なくとも1つのプロセッサ701と、少なくとも1つのネットワークインタフェース702と、メモリ703と、少なくとも1つの通信バス704とを含む。通信バス704は、これらのコンポーネントの間の接続および通信を実行するように構成される。ネットワークインタフェース702は、ファイバ分散データインタフェース(英語:Fiber Distributed Data Interface、略して、FDDI)またはギガビットイーサネット(登録商標)(英語:Gigabit Ethernet(登録商標)、略して、GE)インタフェースなどの有線インタフェースであり得る。代替的に、ネットワークインタフェース702は、無線インタフェースであり得る。メモリ703は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)またはポータブルリードオンリメモリ(CD−ROM)を含むが、それらに限定されない。プロセッサ701は、1または複数の中央処理装置(Central Processing Unit、略して、CPU)を含み得る。プロセッサ701が1つのCPUである場合、このCPUは、シングルコアCPUであり得るか、またはマルチコアCPUであり得る。メモリ703は、プログラムおよびデータを記憶するように構成される。
【0265】
本願の本実施形態において、ネットワークインタフェース702は、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信するように構成される。
【0266】
プロセッサ701は、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断するように構成される。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。
【0267】
プロセッサ701はさらに、プロセッサ701が、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断し、ネットワークインタフェース702が、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断するように構成される。
【0268】
プロセッサ701はさらに、第1のデータパケットが指定されたタイプに属すると判断した場合、第1のデータパケットを転送するように構成される。
【0269】
プロセッサ701はさらに、第1のデータパケットが指定されたタイプに属さないと判断した場合、第1のデータパケットを破棄するように構成される。
【0270】
一実施形態において、プロセッサ701が、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断することは具体的には、プロセッサ701が、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態であると判断した場合、プロセッサ701が、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断することである。
【0271】
一実施形態において、プロセッサ701はさらに、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であると判断した後、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということである場合、ネットワークインタフェース702を用いることにより、第1のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信するように構成される。第1のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる。
【0272】
一実施形態において、プロセッサ701はさらに、第1のデータパケットを転送した後に、ネットワークインタフェース702を用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知するように構成される。
【0273】
一実施形態において、プロセッサ701が、ネットワークインタフェース702を用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知することは具体的には、プロセッサ701が、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加することであって、第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、プロセッサ701が、第1のクレジット制御要求CCRメッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知することである。
【0274】
一実施形態において、プロセッサ701が、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断することは具体的には、プロセッサ701が、第1のデータパケットが、UEによりIMSアクセスポイント名APNに対応するパケットデータネットワークPDNネットワークへ送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケット、指定されたサービスサーバのアドレスから来てUEへ向かうデータパケット、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットおよび指定されたサービスタイプのデータパケットのうちの1つまたは複数を含むかどうかを判断することである。
【0275】
一実施形態において、プロセッサ701が、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することは具体的には、プロセッサ701が、第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行し、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断すること、または、プロセッサ701が、第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することである。
【0276】
一実施形態において、ネットワークインタフェース702はさらに、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信するように構成され、プロセッサ701はさらに、プロセッサ701が、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている状態から、データサービススイッチがオンにされている状態に切り換えられたと判断し、ネットワークインタフェース702が、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、第2のデータパケットを転送するように構成される。
【0277】
一実施形態において、プロセッサ701はさらに、UEのサービス登録ステータスはIMS登録状態であると判断した後、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということである場合、ネットワークインタフェース702を用いることにより、第2のステータス通知メッセージをIPマルチメディアサブシステムIMSネットワークへ送信するように構成される。第2のステータス通知メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであるとIMSネットワークに通知するために用いられる。
【0278】
一実施形態において、プロセッサ701はさらに、第2のデータパケットを転送した後に、ネットワークインタフェース702を用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知するように構成される。
【0279】
一実施形態において、ネットワークインタフェース702を用いることにより、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知するためにプロセッサ701により用いられる方式は具体的には、プロセッサ701が、第2のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第2の指示情報を追加することであって、第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる、追加すること、または、プロセッサ701が、第2のCCRメッセージにおいて、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知することである。
【0280】
一実施形態において、ネットワークインタフェース702さらに、UEから来るか、またはUEへ向かう第3のデータパケットを受信するように構成され、プロセッサ701はさらに、プロセッサ701が、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている状態から、データサービススイッチがオンにされている状態に切り換えられたと判断し、ネットワークインタフェース702が、UEから来るか、またはUEへ向かう第3のデータパケットを受信した後に、第3のデータパケットを転送し、第3のデータパケットに従って生成されたCDRに第3の指示情報を追加するように構成される。第3の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0281】
一実施形態において、プロセッサ701が、UEのデータサービススイッチのステータスを判断することは具体的には、プロセッサ701が、UEによりモビリティ管理エンティティMMEを用いることにより送信されたプロトコル構成オプションPCOを受信することである。PCOは、データサービススイッチステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる。
【0282】
図7に示されるPGWの実行中、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、になった後に、UEから来るか、またはUEへ向かう不要なデータパケットが破棄され得、それにより、UEに対する不要な課金が回避され、UEのデータトラフィックが節約される。加えて、必要なデータパケット(指定されたタイプのデータパケットまたはIPアドレスを管理するために用いられるデータパケット)が、重要なサービスおよびIPアドレスの管理に影響を与えることなく、連続的に転送される。
【0283】
図7aを参照すると、図7aは、本願の実施形態による別のPGWの概略構造図である。図7aに示されるPGW700は、CPUなどの少なくとも1つのプロセッサ701と、少なくとも1つのネットワークインタフェース702と、メモリ703と、少なくとも1つの通信バス704とを含む。通信バス704は、これらのコンポーネントの間の接続および通信を実装するように構成される。ネットワークインタフェース702は、ファイバ分散データインタフェース(英語:Fiber Distributed Data Interface、略して、FDDI)またはギガビットイーサネット(登録商標)(英語:Gigabit Ethernet(登録商標)、略して、GE)インタフェースなどの有線インタフェースであり得る。代替的に、ネットワークインタフェース702は、無線インタフェースであり得る。メモリ703は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)またはポータブルリードオンリメモリ(CD−ROM)を含むが、それらに限定されない。プロセッサ701は、1または複数の中央処理装置(Central Processing Unit、略して、CPU)を含み得る。プロセッサ701が1つのCPUである場合、このCPUは、シングルコアCPUであり得るか、またはマルチコアCPUであり得る。メモリ703は、プログラムおよびデータを記憶するように構成される。
【0284】
本願の本実施形態において、ネットワークインタフェース702は、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信するように構成される。
【0285】
プロセッサ701は、第1のデータパケットを転送するように構成される。
【0286】
プロセッサ701はさらに、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断するように構成される。
【0287】
プロセッサ701はさらに、第1のデータパケットが指定されたタイプに属する場合、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第4の指示情報を追加するように構成される。第4の指示情報は、第1のデータパケットに課金しないよう課金システムに命令するために用いられる。
【0288】
一実施形態において、プロセッサ701が、第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断することは具体的には、プロセッサ701が、第1のデータパケットが、UEによりIMSアクセスポイント名APNに対応するパケットデータネットワークPDNネットワークへ送信されるアップリンクデータパケットまたはIMS APNに対応するPDNネットワークによりUEへ送信されるダウンリンクデータパケット、指定されたサービスサーバのアドレスから来てUEへ向かうデータパケット、IPアドレスを管理するために用いられるデータパケットおよび指定されたサービスタイプのデータパケットのうちの1つまたは複数を含むかどうかを判断することである。
【0289】
一実施形態において、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断するためにプロセッサ701により用いられる方式は具体的には、プロセッサ701が、第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行し、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断すること、または、プロセッサ701が、第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することである。
【0290】
一実施形態において、プロセッサ701はさらに、第1のデータパケットを転送する前に、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断するように構成される。
【0291】
一実施形態において、プロセッサ701はさらに、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した後に、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加するように構成される。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0292】
図7aに示されるPGWの実行中、PGWは、UEのデータサービススイッチのステータスが変わった場合、課金システムに通知し得、課金システムは、UEに対して課金するかどうかを判断するために、データサービススイッチがオフになっている間にUEがIMS免除サービスを用いているかどうかを判断し、データサービススイッチがオフである間にUEがIMS免除サービスを用いている場合、課金システムは、UEに対して課金し、またはそうでない場合、課金システムは、UEに対して課金しない。
【0293】
図7bを参照すると、図7bは、本願の実施形態による別のPGWの概略構造図である。図7bに示されるPGW700は、CPUなどの少なくとも1つのプロセッサ701と、少なくとも1つのネットワークインタフェース702と、メモリ703と、少なくとも1つの通信バス704とを含む。通信バス704は、これらのコンポーネントの間の接続および通信を実装するように構成される。ネットワークインタフェース702は、ファイバ分散データインタフェース(英語:Fiber Distributed Data Interface、略して、FDDI)またはギガビットイーサネット(登録商標)(英語:Gigabit Ethernet(登録商標)、略して、GE)インタフェースなどの有線インタフェースであり得る。代替的に、ネットワークインタフェース702は、無線インタフェースであり得る。メモリ703は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)またはポータブルリードオンリメモリ(CD−ROM)を含むが、それらに限定されない。プロセッサ701は、1または複数の中央処理装置701(Central Processing Unit、略して、CPU)を含み得る。プロセッサ701が1つのCPUである場合、このCPUは、シングルコアCPUであり得るか、またはマルチコアCPUであり得る。メモリ703は、プログラムおよびデータを記憶するように構成される。
【0294】
本願の本実施形態において、ネットワークインタフェース702は、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信するように構成される。
【0295】
プロセッサ701は、ユーザ機器UEのデータサービススイッチのステータスを判断するように構成される。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。
【0296】
プロセッサ701はさらに、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであり、ネットワークインタフェース702が、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットを転送し、第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加するように構成される。第1の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0297】
一実施形態において、プロセッサ701はさらに、第1のデータパケットを転送する前に、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であることを判断するように構成される。
【0298】
一実施形態において、ネットワークインタフェース702はさらに、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信するように構成され、プロセッサ701はさらに、データサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオンにされている、ということであり、ネットワークインタフェース702が、UEから来るか、またはUEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、第2のデータパケットを転送し、第2のデータパケットに従って生成されたCDRに第2の指示情報を追加するように構成される。第2の指示情報は、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを課金システムに通知するために用いられる。
【0299】
図7bに示されるPGWの実行中、UEのデータサービススイッチがオフにされた後、PGWは、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、第1のデータパケットを直接転送し、第1のデータパケットには課金しないが、UEのデータサービススイッチがオフにされていることを課金システムに通知する。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオフにされた後に用いられる課金基準に従って、第1のデータパケットに課金する。UEのデータサービススイッチのステータスが、オフにされている、から、オンにされている、に切り換えられた後に、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオンにされていることを通知される。これにより、課金システムは、UEのデータサービススイッチがオンにされた後に用いられる課金基準に従って、第2のデータパケットに課金する。
【0300】
図8を参照すると、図8は、本願の実施形態による別のUEの概略構造図である。図8に示されるUE800は、CPUなどの少なくとも1つのプロセッサ801と、少なくとも1つのネットワークインタフェース802と、メモリ803と、少なくとも1つの通信バス804とを含む。通信バス804は、これらのコンポーネントの間の接続および通信を実装するように構成される。ネットワークインタフェース802は、ファイバ分散データインタフェース(英語:Fiber Distributed Data Interface、略して、FDDI)またはギガビットイーサネット(登録商標)(英語:Gigabit Ethernet(登録商標)、略して、GE)インタフェースなどの有線インタフェースであり得る。代替的に、ネットワークインタフェース802は、無線インタフェースであり得る。メモリ803は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)またはポータブルリードオンリメモリ(CD−ROM)を含むが、それらに限定されない。プロセッサ801は、1または複数の中央処理装置(Central Processing Unit、略して、CPU)を含み得る。プロセッサ801が1つのCPUである場合、このCPUは、シングルコアCPUであり得るか、またはマルチコアCPUであり得る。メモリ803は、プログラムおよびデータを記憶するように構成される。
【0301】
本願の本実施形態において、ネットワークインタフェース802は、サービス確立メッセージをMMEへ送信するように構成される。
【0302】
プロセッサ801は、ネットワークインタフェース802を用いることにより、サービス確立メッセージをMMEへ送信するように構成される。
【0303】
サービス確立メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含む。データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報は、PGWにより受信される、UEから来るか、またはUEへ向かう第1のデータパケットを破棄するかどうかを判断するために、PGWにより用いられる。データサービススイッチステータス指示情報は、UEのデータサービススイッチのステータスを示すために用いられる。データサービススイッチのステータスは、データサービススイッチがオンにされている、または、データサービススイッチがオフにされている、ということを含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスを示すために用いられる。
【0304】
一実施形態において、UEのサービス登録ステータスは、CSFB複合登録のみの状態、IMS登録状態、またはEPS登録のみの状態を含む。CSFB複合登録のみの状態は、登録プロセスにおいて、UEが、回線交換CSネットワークおよびEPSネットワークの両方に登録されているが、IMSネットワークには登録されていない状態を含む。
【0305】
一実施形態において、プロセッサ801はさらに、UEのデータサービススイッチのステータスが変わったかどうかを判断するように構成され、プロセッサ801はさらに、UEのサービス登録ステータスが変わったかどうかを判断するように構成され、プロセッサ801が、ネットワークインタフェース802を用いることによりサービス確立メッセージをMMEへ送信することは具体的には、プロセッサ801が、データサービススイッチのステータスが変わったと判断した場合、プロセッサ801が、ネットワークインタフェース802を用いることにより、データサービススイッチステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信すること、または、プロセッサ801が、サービス登録ステータスが変わったと判断した場合、プロセッサ801が、ネットワークインタフェース802を用いることにより、サービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信すること、または、プロセッサ801が、データサービススイッチのステータスおよびサービス登録ステータスの両方が変わったと判断した場合、プロセッサ801が、ネットワークインタフェース802を用いることにより、データサービススイッチステータス指示情報およびサービス登録ステータス指示情報を含むサービス確立メッセージをMMEへ送信することである。
【0306】
一実施形態において、プロセッサ801はさらに、デフォルトAPN PDN接続が正常に確立されているかどうかを判断するように構成され、プロセッサ801はさらに、CSFB複合登録が完了しているかどうかを判断するように構成され、プロセッサ801が、ネットワークインタフェース802を用いることによりサービス確立メッセージをMMEへ送信することは具体的には、プロセッサ801が、デフォルトAPN PDN接続が正常に確立されていると判断し、CSFB複合登録が完了していると判断した場合、プロセッサ801が、ネットワークインタフェース802を用いることにより、サービス確立メッセージをMMEへ送信することである。サービス確立メッセージは、サービス登録ステータス指示情報を含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスがCSFB複合登録のみの状態であることを示すために用いられる。
【0307】
一実施形態において、プロセッサ801はさらに、IMS APN PDN接続が正常に確立されているかどうかを判断するように構成され、プロセッサ801はさらに、IMS登録が成功しているかどうかを判断するように構成され、プロセッサ801が、ネットワークインタフェース802を用いることによりサービス確立メッセージをMMEへ送信することは具体的には、プロセッサ801が、IMS APN PDN接続が正常に確立されていると判断し、IMS登録が成功していると判断した場合、プロセッサ801が、ネットワークインタフェース802を用いることにより、サービス確立メッセージをMMEへ送信することである。サービス確立メッセージは、サービス登録ステータス指示情報を含む。サービス登録ステータス指示情報は、UEのサービス登録ステータスがIMS登録状態であることを示すために用いられる。
【0308】
一実施形態において、サービス確立メッセージは、プロトコル構成オプションPCOを含み、PCOは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含む。
【0309】
一実施形態において、サービス確立メッセージは、アタッチ要求メッセージ、ベアラリソース変更メッセージおよびPDN接続確立要求メッセージのうちの1つまたは複数を含み得る。アタッチ要求メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報を含み、ベアラリソース変更メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含み、PDN接続確立要求メッセージは、データサービススイッチステータス指示情報および/またはサービス登録ステータス指示情報を含む。
【0310】
一実施形態において、プロセッサ801はさらに、UEがロングタームエボリューションネットワークから2/3Gネットワークに移る場合、ネットワークインタフェース802を用いることにより2/3Gネットワークにアクセスするように構成され、プロセッサ801はさらに、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した場合、UEのPDPコンテキストを削除するために、ネットワークインタフェース802を用いることによりパケットデータプロトコルPDP非アクティブ化メッセージを2/3GネットワークのサービングGPRSサポートノードSGSNへ送信するように構成されるか、または、プロセッサ801はさらに、ネットワークインタフェース802を用いることによりルーティングエリア更新メッセージを2/3GネットワークのサービングGPRSサポートノードSGSNへ送信するように構成される。ルーティングエリア更新メッセージは、UEのデータサービススイッチのステータスを保持する。
【0311】
一実施形態において、プロセッサ801はさらに、UEが2/3Gネットワークからロングタームエボリューションネットワークに移る場合、ネットワークインタフェース802を用いることによりロングタームエボリューションネットワークにアクセスするように構成され、プロセッサ801はさらに、UEのデータサービススイッチのステータスが、データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断した場合、ネットワークインタフェース802を用いることによりアタッチメッセージをMMEへ送信するように構成される。
【0312】
図8に示されるUEの実行中、UEは、データサービススイッチのステータスおよび/またはUEのサービス登録ステータスをPGWに通知し得る。
【0313】
当業者であれば、上述の実施形態の各方法における段階の全部または一部は、関連するハードウェアに命令するプログラムにより実装され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体は、リードオンリメモリ(英語:Read−Only Memory、略して、ROM)、ランダムアクセスメモリ(英語:Random Access Memory、略して、RAM)、プログラマブルリードオンリメモリ(英語:Programmable Read−Only Memory、略して、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(英語:Erasable Programmable Read Only Memory、略して、EPROM)、ワンタイムプログラマブルリードオンリメモリ(英語:One−Time Programmable Read−Only Memory、略して、OTPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(英語:Electrically−Erasable Programmable Read−Only Memory、略して、EEPROM) 、コンパクトディスクリードオンリメモリ(英語:Compact Disc Read−Only Memory、略して、CD−ROM)もしくは別の光ディスクメモリ、磁気ディスクメモリおよび磁気テープメモリまたはデータを保持または記憶するように構成され得る任意の他のコンピュータ可読媒体を含む。
【0314】
本願の本実施形態において開示されるデータサービス制御方法および関連するデバイスは、上記で詳細に説明されている。本願の原理および実装は、特定の例を通じて、本明細書において説明されている。実施形態についての説明は、本願の方法および核となる思想の理解を助けるために提供されているに過ぎない。加えて、当業者であれば、本願の思想に基づいて、特定の実装形態および適用範囲に関する本願の修正を行い得る。要約すると、本明細書の内容は、本願の限定として解釈されないものとする。
本願によれば、以下の各項目もまた開示される。
[項目1]
データサービス制御方法であって、
パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)がユーザ機器(UE)のデータサービススイッチのステータスを判断する段階であって、前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階と、
前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであり、前記PGWが、前記UEへ向かう第1のデータパケットを受信した後に、前記PGWが、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する段階と、
前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属する場合、前記PGWが前記第1のデータパケットを転送する段階、または前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属さない場合、前記PGWが前記第1のデータパケットを破棄する段階と
を備える方法。
[項目2]
前記PGWが前記第1のデータパケットを転送する前記段階の後に、
前記PGWが、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知する段階をさらに備える、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記PGWが、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知する前記段階は、
前記PGWが、前記第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録(CDR)に第1の指示情報を追加する段階であって、前記第1の指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチがオフにされていることを前記課金システムに通知するためのものである、段階を有する、項目2に記載の方法。
[項目4]
前記PGWが、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断する前記段階は、前記PGWが、前記第1のデータパケットが、IPマルチメディアサブシステムアクセスポイント名(IMS APN)に対応するPDNネットワークにより送信されるダウンリンクデータパケット
であるかどうかを判断する段階を有する、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
[項目5]
前記PGWが、前記第1のデータパケットが指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断する前記段階は、
前記PGWが、前記第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクション(DPI)を実行し、前記第1のデータパケットが前記指定されたサービスタイプの前記データパケットであるかどうかを判断する段階、または
前記PGWが、前記第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、前記第1のデータパケットが前記指定されたサービスタイプの前記データパケットであるかどうかを判断する段階を有する、項目4に記載の方法。
[項目6]
前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属する場合、前記PGWが前記第1のデータパケットを転送する段階、または前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属さない場合、前記PGWが前記第1のデータパケットを破棄する段階の後に、
前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオンにされている、ということであり、前記PGWが、前記UEへ向かう第2のデータパケットを受信した後に、前記PGWが前記第2のデータパケットを転送する段階をさらに備える、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
[項目7]
前記PGWが前記第2のデータパケットを転送する前記段階の後に、
前記PGWが、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する段階をさらに備える、項目6に記載の方法。
[項目8]
プロセッサおよびネットワークインタフェースを備え、
前記ネットワークインタフェースは、UEへ向かう第1のデータパケットを受信し、
前記プロセッサは、前記UEのデータサービススイッチのステータスを判断し、前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含み、
前記プロセッサはさらに、前記プロセッサが、前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると判断し、前記ネットワークインタフェースが、前記UEへ向かう前記第1のデータパケットを受信した後に、前記第1のデータパケットが指定されたタイプに属するかどうかを判断し、
前記プロセッサはさらに、前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属すると判断した場合、前記第1のデータパケットを転送し、
前記プロセッサはさらに、前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属さないと判断した場合、前記第1のデータパケットを破棄する、
PGW。
[項目9]
前記プロセッサはさらに、前記第1のデータパケットを転送した後に、前記ネットワークインタフェースを用いることにより、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると課金システムに通知する、
項目8に記載のPGW。
[項目10]
前記ネットワークインタフェースを用いることにより、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている、ということであると前記課金システムに通知するために前記プロセッサにより用いられる方式は具体的には、
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットに従って生成された課金データ記録CDRに第1の指示情報を追加することであって、前記第1の指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチがオフにされていることを前記課金システムに通知するためのものである、追加することである、項目9に記載のPGW。
[項目11]
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットが前記指定されたタイプに属するかどうかを判断することは具体的には、前記プロセッサが、前記第1のデータパケットが、IMS APNに対応するPDNネットワークにより送信されるダウンリンクデータパケットであるかどうかを判断することである、項目8から10のいずれか一項に記載のPGW。
[項目12]
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットが前記指定されたサービスタイプのデータパケットであるかどうかを判断することは具体的には、
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットに対してディープパケットインスペクションDPIを実行し、前記第1のデータパケットが前記指定されたサービスタイプの前記データパケットであるかどうかを判断すること、または
前記プロセッサが、前記第1のデータパケットに含まれるサービスタイプ指示情報に基づいて、前記第1のデータパケットが前記指定されたサービスタイプの前記データパケットであるかどうかを判断することである、項目11に記載のPGW。
[項目13]
前記ネットワークインタフェースはさらに、前記UEへ向かう第2のデータパケットを受信し、
前記プロセッサはさらに、前記プロセッサが、前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオフにされている状態から、前記データサービススイッチがオンにされている状態に切り換えられたと判断し、前記ネットワークインタフェースが、前記UEへ向かう前記第2のデータパケットを受信した後に、前記第2のデータパケットを転送する、項目8から12のいずれか一項に記載のPGW。
[項目14]
前記プロセッサはさらに、前記第2のデータパケットを転送した後に、前記ネットワークインタフェースを用いることにより、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスが、前記データサービススイッチがオンにされている、ということであると課金システムに通知する、項目13に記載のPGW。
[項目15]
データサービス制御方法であって、
ユーザ機器(UE)が、前記UEのデータサービススイッチのステータスが変わったと判断する段階と、
前記UEが、データサービススイッチステータス指示情報をパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)へ送信する段階であって、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを示すためのものであり、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階と
を備える方法。
[項目16]
前記UEが前記データサービススイッチステータス指示情報を前記PGWへ送信する前記段階は、前記UEが、プロトコル構成オプション(PCO)を前記PGWへ送信する段階であって、前記PCOは、前記データサービススイッチステータス指示情報を含む、段階を有する、項目15に記載の方法。
[項目17]
前記データサービススイッチがオフにされており、前記方法は、前記UEが前記PGWから第1のデータパケットを受信する段階であって、前記第1のデータパケットは、指定されたタイプに属する、段階
をさらに備える、項目15または16に記載の方法。
[項目18]
前記第1のデータパケットは、IMS APNに対応するダウンリンクデータパケットである、項目17に記載の方法。
[項目19]
ユーザ機器(UE)であって、
前記UEのデータサービススイッチのステータスが変わったと判断するプロセッサと、
データサービススイッチステータス指示情報をパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)へ送信するネットワークインタフェースと
を備え、
前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを示すためのものであり、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、
ユーザ機器。
[項目20]
前記ネットワークインタフェースは、プロトコル構成オプション(PCO)を前記PGWへ送信し、前記PCOは、前記データサービススイッチステータス指示情報を含む、項目19に記載のユーザ機器。
[項目21]
前記データサービススイッチがオフにされており、前記ネットワークインタフェースはさらに、前記PGWから第1のデータパケットを受信し、前記第1のデータパケットは、指定されたタイプに属する、項目19または20に記載のユーザ機器。
[項目22]
前記プロセッサは、前記第1のデータパケットが、IMS APNに対応するダウンリンクデータパケットであることを判断する、項目21に記載のユーザ機器。
[項目23]
前記ネットワークインタフェースは、無線ネットワークインタフェースである、項目19から22のいずれか一項に記載のユーザ機器。
[項目24]
データサービス制御方法であって、
パケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)がユーザ機器(UE)からデータサービススイッチステータス指示情報を受信する段階であって、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEのデータサービススイッチのステータスを示すためのものであり、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、段階と、
前記PGWが、前記データサービススイッチステータス指示情報に従って、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを判断する段階と、
前記PGWが前記データサービススイッチステータス指示情報を課金システムへ送信する段階であって、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを前記課金システムに通知するためのものである、段階と
を備える方法。
[項目25]
前記PGWが前記UEから前記データサービススイッチステータス指示情報を受信する前記段階は、
前記PGWが前記UEからプロトコル構成オプション(PCO)を受信する段階であって、前記PCOは、前記データサービススイッチステータス指示情報を含む、段階を有する、項目24に記載の方法。
[項目26]
前記PGWが前記データサービススイッチステータス指示情報を前記課金システムへ送信する前記段階は、
前記PGWが課金データ記録を前記課金システムへ送信する段階であって、前記課金データ記録は前記データサービススイッチステータス指示情報を含む、段階を有する、項目24に記載の方法。
[項目27]
ユーザ機器(UE)からデータサービススイッチステータス指示情報を受信するネットワークインタフェースであって、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEのデータサービススイッチのステータスを示すためのものであり、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスは、前記データサービススイッチがオンにされている、または、前記データサービススイッチがオフにされている、ということを含む、ネットワークインタフェースと、
前記データサービススイッチステータス指示情報に従って前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを判断するプロセッサと
を備え、
前記ネットワークインタフェースはさらに、前記データサービススイッチステータス指示情報を課金システムへ送信し、前記データサービススイッチステータス指示情報は、前記UEの前記データサービススイッチの前記ステータスを前記課金システムに通知するためのものである、
PGW。
[項目28]
前記ネットワークインタフェースは、前記UEからプロトコル構成オプション(PCO)を受信し、前記PCOは、前記データサービススイッチステータス指示情報を含む、項目27に記載のPGW。
[項目29]
前記ネットワークインタフェースは、前記データサービススイッチステータス指示情報を含む課金データ記録を前記課金システムへ送信する、項目27に記載のPGW。
[項目30]
プロセッサに項目1から7または24から26のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
[項目31]
プロセッサに項目15から18のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
図1
図2a
図2b
図2c
図3
図4
図4a
図4b
図5
図6
図7
図7a
図7b
図8