特許第6683676号(P6683676)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6683676
(24)【登録日】2020年3月30日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】タッチディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20200413BHJP
   G06F 3/044 20060101ALI20200413BHJP
【FI】
   G06F3/041 430
   G06F3/044 120
【請求項の数】14
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2017-248941(P2017-248941)
(22)【出願日】2017年12月26日
(65)【公開番号】特開2018-206350(P2018-206350A)
(43)【公開日】2018年12月27日
【審査請求日】2017年12月26日
(31)【優先権主張番号】10-2017-0068245
(32)【優先日】2017年6月1日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ヤンシク・リ
(72)【発明者】
【氏名】ジェギュン・リ
(72)【発明者】
【氏名】デクス・リ
【審査官】 岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2016/039047(WO,A1)
【文献】 特開2009−258935(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3198981(JP,U)
【文献】 国際公開第2012/039290(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/041−3/047
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチディスプレイパネルに第1方向に配置された第1タッチ電極ラインと、
前記タッチディスプレイパネルに前記第1方向に配置された第2タッチ電極ラインと、
前記第1タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第1コンタクトパッドと、
前記第1コンタクトパッドと連結された第1タッチ配線と、
前記第2タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、
前記第2コンタクトパッドと連結された第2タッチ配線と
を含み、
前記第1コンタクトパッドの表面面積に前記第1タッチ配線の表面面積を足した値は、前記第2コンタクトパッドの表面面積に前記第2タッチ配線の表面面積を足した値と同一であり、
前記第1タッチ配線の幅が前記第2タッチ配線の幅より狭い場合、前記第1コンタクトパッドの表面面積は、前記第2コンタクトパッドの表面面積より小さい、
ッチディスプレイ装置。
【請求項2】
タッチディスプレイパネルに第1方向に配置された第1タッチ電極ラインと、
前記タッチディスプレイパネルに前記第1方向に配置された第2タッチ電極ラインと、
前記第1タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第1コンタクトパッドと、
前記第1コンタクトパッドと連結された第1タッチ配線と、
前記第2タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、
前記第2コンタクトパッドと連結された第2タッチ配線と
を含み、
前記第1コンタクトパッドの表面面積に前記第1タッチ配線の表面面積を足した値は、前記第2コンタクトパッドの表面面積に前記第2タッチ配線の表面面積を足した値と同一であり、
前記第1タッチ配線の長さが前記第2タッチ配線の長さより長い場合、前記第1コンタクトパッドの表面面積は、前記第2コンタクトパッドの表面面積より小さい、
ッチディスプレイ装置。
【請求項3】
タッチディスプレイパネルに第1方向に配置された第1タッチ電極ラインと、
前記タッチディスプレイパネルに前記第1方向に配置された第2タッチ電極ラインと、
前記第1タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第1コンタクトパッドと、
前記第1コンタクトパッドと連結された第1タッチ配線と、
前記第2タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、
前記第2コンタクトパッドと連結された第2タッチ配線と
を含み、
前記第1コンタクトパッドの表面面積に前記第1タッチ配線の表面面積を足した値は、前記第2コンタクトパッドの表面面積に前記第2タッチ配線の表面面積を足した値と同一であり、
前記第1コンタクトパッドの表面面積は、前記第2コンタクトパッドの表面面積と相異する、
ッチディスプレイ装置。
【請求項4】
タッチディスプレイパネルに第1方向に配置された第1タッチ電極ラインと、
前記タッチディスプレイパネルに前記第1方向に配置された第2タッチ電極ラインと、
前記第1タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第1コンタクトパッドと、
前記第1コンタクトパッドと連結された第1タッチ配線と、
前記第2タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、
前記第2コンタクトパッドと連結された第2タッチ配線と
を含み、
前記第1コンタクトパッドの表面面積に前記第1タッチ配線の表面面積を足した値は、前記第2コンタクトパッドの表面面積に前記第2タッチ配線の表面面積を足した値と同一であり、
前記第1タッチ配線の表面面積は、前記第2タッチ配線の表面面積と相異する、
ッチディスプレイ装置。
【請求項5】
タッチディスプレイパネルに第1方向に配置された第1タッチ電極ラインと、
前記タッチディスプレイパネルに前記第1方向に配置された第2タッチ電極ラインと、
前記第1タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第1コンタクトパッドと、
前記第1コンタクトパッドと連結された第1タッチ配線と、
前記第2タッチ電極ラインの最外郭タッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、
前記第2コンタクトパッドと連結された第2タッチ配線と
を含み、
前記第1コンタクトパッドの表面面積に前記第1タッチ配線の表面面積を足した値は、前記第2コンタクトパッドの表面面積に前記第2タッチ配線の表面面積を足した値と同一であり、
前記第1コンタクトパッド、前記第1タッチ配線、前記第2コンタクトパッド、及び前記第2タッチ配線の下部に配置された封止層と、
前記封止層の下部に配置された少なくとも1つの有機発光ダイオードのカソード層と
をさらに含み、
前記第1コンタクトパッド及び前記第1タッチ配線の下部の封止層の第1部分の厚さは、前記第2コンタクトパッド及び前記第2タッチ配線の下部の封止層の第2部分の厚さと同一である、
ッチディスプレイ装置。
【請求項6】
タッチディスプレイパネルにライン別に配置された多数のタッチ電極と、
各々のラインに配置された前記タッチ電極のうち、各々のラインで最も外側に配置されたタッチ電極と連結された多数のコンタクトパッドと、
前記多数のコンタクトパッドと各々連結された多数のタッチ配線とを含み、
前記多数のコンタクトパッドの各々の表面面積は、前記コンタクトパッドに連結された前記タッチ配線の幅に比例するか、または前記タッチ配線の長さに反比例する、
タッチディスプレイ装置。
【請求項7】
前記多数のコンタクトパッドの各々の表面面積に前記コンタクトパッドに連結された前記タッチ配線の幅と長さの積を足した値は、一定値である、
請求項に記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項8】
前記コンタクトパッドの横長さと縦長さのうちの少なくとも1つは、前記コンタクトパッドに連結された前記タッチ配線の幅が狭いほど短くなる、
請求項に記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項9】
前記コンタクトパッドの横長さと縦長さのうちの少なくとも1つは、前記コンタクトパッドに連結された前記タッチ配線の長さが長いほど短くなる、
請求項に記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項10】
前記多数のコンタクトパッドの各々の表面面積は、相異する、
請求項に記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項11】
前記多数のタッチ配線の各々の幅と長さの積は、互いに異なる、
請求項に記載のタッチディスプレイ装置。
【請求項12】
同一な方向に第1ラインと第2ラインに配置された多数のタッチ電極と、
第1タッチ配線と第2タッチ配線と
を含み、
前記第1タッチ配線は、前記タッチ電極の第1ラインと駆動回路との間を連結し、且つ第1長さを有し、
前記第2タッチ配線は、前記タッチ電極の第2ラインと前記駆動回路との間を連結し、且つ前記第1長さと異なる第2長さを有し、
前記第1タッチ配線の第1幅は、前記第2タッチ配線の第2幅と相異し、
前記第1タッチ配線の前記第1幅と前記第1長さの積は、前記第2タッチ配線の前記第2幅と前記第2長さの積と同一である、
タッチディスプレイ装置。
【請求項13】
同一な方向に第1ラインと第2ラインに配置された多数のタッチ電極と、
第1タッチ配線と第2タッチ配線と
を含み、
前記第1タッチ配線は、前記タッチ電極の第1ラインと駆動回路との間を連結し、且つ第1長さを有し、
前記第2タッチ配線は、前記タッチ電極の第2ラインと前記駆動回路との間を連結し、且つ前記第1長さと異なる第2長さを有し、
前記第1タッチ配線の第1幅は、前記第2タッチ配線の第2幅と相異し、
前記第1タッチ配線と前記タッチ電極の第1ラインとの間を連結する第1コンタクトパッドと、
前記第2タッチ配線と前記タッチ電極の第2ラインとの間を連結する第2コンタクトパッドと
をさらに含み、
前記第1タッチ配線の前記第1幅と前記第1長さの積と前記第1コンタクトパッドの表面面積の和は、前記第2タッチ配線の前記第2幅と前記第2長さの積と前記第2コンタクトパッドの表面面積の和と同一である、
タッチディスプレイ装置。
【請求項14】
同一な方向に第1ラインと第2ラインに配列された多数のタッチ電極と、
前記タッチ電極の第1ラインの最外郭タッチ電極と連結された第1コンタクトパッドと、
前記タッチ電極の第2ラインの最外郭タッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、
前記第1コンタクトパッドと駆動回路との間を連結し、且つ第1長さを有する第1タッチ配線と、
前記第2コンタクトパッドと前記駆動回路との間を連結し、且つ前記第1長さと異なる第2長さを有する第2タッチ配線と
を含み、
前記第1コンタクトパッドの第1表面面積は前記第2コンタクトパッドの第2表面面積と異なり、前記第1表面面積と前記第2表面面積との間の差は、前記第1長さと前記第2長さとの間の差によって決定され
前記第1長さは、前記第2長さより長く、
前記第1コンタクトパッドの前記第1表面面積は、前記第2コンタクトパッドの前記第2表面面積より小さい、
タッチディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、ディスプレイ装置に関し、ディスプレイパネルに対するタッチセンシング可能なタッチディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
情報化社会が発展するにつれて、画像を表示するディスプレイ装置に対する多様な要求が増加しており、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、有機発光ディスプレイ装置などの多様な類型のディスプレイ装置が活用されている。
【0003】
このようなディスプレイ装置は、ユーザに一層多様な機能を提供するために、ディスプレイパネルに対するユーザのタッチを認識し、認識されたタッチに基づいて入力処理を遂行する機能を提供している。
【0004】
一例に、ディスプレイパネルに対するユーザのタッチをセンシングするために、ディスプレイパネルに多数のタッチ電極を配置し、タッチ電極と駆動回路を連結するタッチ配線を配置する。そして、ディスプレイパネルに対するユーザのタッチ時に発生する静電容量の変化をセンシングしてディスプレイパネルに対するユーザのタッチ有無とタッチ位置などを感知することができる。
【0005】
このような静電容量の変化センシングに基づいたタッチセンシング方式は、ディスプレイパネル内で発生する寄生静電容量により影響を受けることがある。特に、タッチ電極が配置される位置によってタッチ電極と駆動回路を連結するタッチ配線の長さが相異するようになるので、タッチ配線間の寄生静電容量の偏差によってタッチセンシングの正確度が低下する問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本実施形態の目的は、タッチディスプレイパネル内で発生する寄生静電容量の偏差を減少させて寄生静電容量によりタッチセンシングの正確度が低下することを防止することができるタッチディスプレイ装置を提供することにある。
【0007】
本実施形態の目的は、タッチ電極と駆動回路を連結するタッチ配線を含んでタッチ電極と駆動回路との間に配置される構成による寄生静電容量の偏差を減少させることができるタッチディスプレイ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様において、本実施形態は、タッチディスプレイパネルの第1ラインに配置されたタッチ電極のうち、最初のタッチ電極と連結された第1コンタクトパッドと、第1コンタクトパッドと連結された第1タッチ配線と、タッチディスプレイパネルの第2ラインに配置されたタッチ電極のうち、最初のタッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、第2コンタクトパッドと連結された第2タッチ配線を含むタッチディスプレイ装置を提供する。
【0009】
ここで、第1コンタクトパッドの表面面積と第1タッチ配線の表面面積との和は、第2コンタクトパッドの表面面積と第2タッチ配線の表面面積との和と同一でありうる。
【0010】
一例に、第1コンタクトパッドの横長さと縦長さの積に第1タッチ配線の幅と長さを掛けた値を足した値は、第2コンタクトパッドの横長さと縦長さの積に第2タッチ配線の幅と長さを掛けた値を足した値と同一でありうる。
【0011】
他の態様において、本実施形態は、タッチディスプレイパネルにライン別に配置された多数のタッチ電極と、各々のラインに配置されたタッチ電極のうち、各々のラインで外側に配置されたタッチ電極と連結された多数のコンタクトパッドと、多数のコンタクトパッドと各々連結された多数のタッチ配線を含み、コンタクトパッドの横長さと縦長さとの積は、コンタクトパッドに連結されたタッチ配線の幅に比例し、タッチ配線の長さに反比例するタッチディスプレイ装置を提供する。
【0012】
他の態様において、本実施形態は、タッチディスプレイパネルの第1ラインに配置されたタッチ電極のうち、最初のタッチ電極と連結された第1コンタクトパッドと、第1コンタクトパッドと連結された第1タッチ配線と、タッチディスプレイパネルの第2ラインに配置されたタッチ電極のうち、最初のタッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、第2コンタクトパッドと連結された第2タッチ配線を含み、第1コンタクトパッドと第1タッチ配線の下部に配置される封止層の厚さは、第1厚さであり、第2コンタクトパッドと第2タッチ配線の下部に配置される封止層の厚さは、第1厚さと相異する第2厚さであるタッチディスプレイ装置を提供する。
【0013】
ここで、第1コンタクトパッドの表面面積と第1タッチ配線の表面面積との和を第1厚さで割った値は、第2コンタクトパッドの表面面積と第2タッチ配線の表面面積との和を第2厚さで割った値と同一でありうる。
【0014】
一例に、第1コンタクトパッドの横長さと縦長さの積に第1タッチ配線の幅と長さの積を足した値を第1厚さで割った値は、第2コンタクトパッドの横長さと縦長さの積に第2タッチ配線の幅と長さの積を足した値を第2厚さで割った値と同一でありうる。
【0015】
他の態様において、本実施形態は、同一な方向に第1ラインと第2ラインに配置された多数のタッチ電極と、第1タッチ配線及び第2タッチ配線を含み、第1タッチ配線は、タッチ電極の第1ラインと駆動回路との間に連結され第1長さを有し、第2タッチ配線は、タッチ電極の第2ラインと駆動回路との間に連結され第1長さと異なる第2長さを有し、第1タッチラインの第1幅は、第2タッチラインの第2幅と相異するタッチディスプレイ装置を提供する。
【0016】
他の態様において、本実施形態は、同一な方向に第1ラインと第2ラインに配列された多数のタッチ電極と、タッチ電極の第1ラインの最外郭タッチ電極と連結された第1コンタクトパッド及びタッチ電極の第2ラインの最外郭タッチ電極と連結された第2コンタクトパッドと、第1コンタクトパッドと駆動回路との間に連結され第1長さを有する第1タッチ配線及び第2コンタクトパッドと駆動回路との間に連結され第1長さと異なる第2長さを有する第2タッチ配線を含み、第1コンタクトパッドの表面面積または第1タッチ配線の第1幅のうちの少なくとも1つは、各々第1長さと第2長さとの差の少なくとも一部に基づいて第2コンタクトパッドの第2表面面積または第2タッチ配線の第2幅と異なるタッチディスプレイ装置を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本実施形態によれば、タッチ電極と連結されるタッチ配線及びコンタクトパッドと連結されるタッチ電極毎に相異するように設計することによって、タッチ電極の位置に従う寄生静電容量の偏差を減少させ、タッチセンシングの正確度を向上させることができるようにする。
【0018】
本実施形態によれば、タッチ電極と駆動回路との間に配置されるタッチ配線とコンタクトパッドを共に考慮して寄生静電容量の偏差を減少させることによって、タッチ電極が配置される位置に従う寄生静電容量の偏差を正確に補償することができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本実施形態に係るタッチディスプレイ装置の概略的な構成を示す図である。
図2】本実施形態に係るタッチディスプレイ装置の断面構造の例示を示す図である。
図3】本実施形態に係るタッチディスプレイ装置の断面構造の例示を示す図である。
図4】本実施形態に係るタッチディスプレイ装置の断面構造の例示を示す図である。
図5】本実施形態に係るタッチディスプレイ装置におけるタッチ電極の位置に従う寄生静電容量の偏差を説明するための図である。
図6】本実施形態に係るタッチディスプレイ装置におけるタッチ配線及びコンタクトパッドの一般的な構造の例示を示す図である。
図7】本実施形態に係るタッチディスプレイ装置におけるタッチ配線及びコンタクトパッドの構造の第1実施形態を示す図である。
図8】本実施形態に係るタッチディスプレイ装置におけるタッチ配線及びコンタクトパッドの構造の第2実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一部の実施形態を例示的な図面を通じて詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するに当たって、同一な構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されてもできる限り同一な符号を有することができる。また、本発明を説明するに当たって、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合には、その詳細な説明は、省略する。
【0021】
また、本発明の構成要素を説明するに当たって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語により当該構成要素の本質や回順序または順序などが限定されない。ある構成要素が他の構成要素に“連結”、“結合”、または“接続”されると記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に連結、または接続できるが、各構成要素の間に更に他の構成要素が“連結”、“結合”、または“接続”されることもできると理解されるべきである。
【0022】
図1は、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100の概略的な構成を示すものである。
【0023】
図1を参照すると、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100は、多数のタッチ電極TEと多数のタッチ配線TLが配置されたタッチディスプレイパネル110と、タッチディスプレイパネル110に配置されたタッチ電極TEを駆動し、タッチセンシングを遂行する駆動回路120を含む。
【0024】
多数のタッチ電極TEは、相互静電容量センシング方式によりタッチをセンシングする場合、タッチ駆動信号が印加されるTx電極とタッチセンシング信号を受信するためのRx電極とから構成され、タッチディスプレイパネル110に一定のサイズに分離されて配置される。
【0025】
多数のタッチ配線TLは、Tx電極と連結されタッチ駆動信号が印加されるタッチ配線TLと、Rx電極と連結されタッチセンシング信号を伝達するタッチ配線TLとから構成される。
【0026】
一例に、タッチ駆動信号が印加されるタッチ配線TLは、タッチディスプレイパネル110に配置されたタッチ電極TEと横方向、即ちX軸方向に連結され、タッチセンシング信号を伝達するタッチ配線TLは、タッチディスプレイパネル110に配置されたタッチ電極TEと縦方向、即ちY軸方向に連結できるが、これに限定されるものではない。
【0027】
駆動回路120は、タッチディスプレイパネル110のディスプレイ駆動のための信号を出力するデータ駆動回路と、タッチ電極TEを用いてタッチセンシングを遂行するタッチ駆動回路を含むことができる。
【0028】
データ駆動回路は、タッチディスプレイパネル110に配置された各々のサブピクセルにスキャン信号が印加されるタイミングに合せて映像データの階調に従うデータ電圧を出力してタッチディスプレイパネル110を通じて映像が表示されるようにする。
【0029】
タッチ駆動回路は、タッチディスプレイパネル110に配置されたタッチ配線TLを通じてタッチ電極TEにタッチ駆動信号を印加し、タッチセンシング信号を受信してタッチディスプレイパネル110に対するタッチをセンシングする。
【0030】
前述したタッチディスプレイ装置100は、液晶ディスプレイ装置、または有機発光ディスプレイ装置でありうる。
【0031】
タッチディスプレイ装置100が液晶ディスプレイ装置である場合、タッチディスプレイパネル110にディスプレイ駆動のために配置される共通電極をタッチ電極TEに活用することができる。そして、タッチディスプレイ装置100が有機発光ディスプレイ装置である場合には、タッチディスプレイパネル110で封止層上にタッチ電極TEを配置し、タッチセンシングを遂行することができる。
【0032】
図2は、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100が有機発光ディスプレイ装置である場合、タッチディスプレイ装置100の断面の例示を示すものである。
【0033】
図2を参照すると、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100は、基板またはバックプレート上にポリイミドとディスプレイ駆動のための薄膜トランジスタが形成されるTFT層が配置される。
【0034】
TFT層上に各々のサブピクセルの発光位置にアノード(Anode)が形成され、アノード(Anode)上に有機発光層とバンクなどが配置され、サブピクセル領域に共通に形成されるカソード(Cathode)が配置される。
【0035】
カソード(Cathode)上に封止層(Encap)が配置され、封止層(Encap)上に多数のタッチ電極TEとタッチ配線TLなどのタッチセンシングのための構成が配置できる。
【0036】
ここで、タッチ電極TEは、封止層(Encap)上に配置される金属からなることができる。このような場合、タッチ電極TEとタッチディスプレイパネル110が一体型に構成できる。
【0037】
または、タッチ電極TEは、封止層(Encap)上に接着フィルムOCAを通じて付着されるフィルムタッチセンサー(Film Touch Sensor)でありうる。即ち、タッチディスプレイパネル110上に別途のフィルムタッチセンサーを付着してタッチ電極TEを構成することもできる。
【0038】
したがって、工程上の利点によって封止層(Encap)上にタッチ電極TEを配置する方式を多様に選択することができ、前述した例示の他にも封止層(Encap)上にタッチ電極TEが位置する構造は、全て本実施形態の範囲に含まれることができる。
【0039】
図3及び図4を参照して、封止層(Encap)上にタッチ電極TEが配置される具体的な構造の例示を説明する。
【0040】
図3及び図4を参照すると、タッチ電極TEは、封止層(Encap)とタッチディスプレイパネル110のカバーとの間に配置できる。即ち、タッチ電極TEとタッチ配線TLなどのタッチセンシングのための構成は、封止層(Encap)上に配置できる。
【0041】
ここで、封止層(Encap)の厚さ(T)は、5μm以上でありうる。
【0042】
このように、封止層(Encap)の厚さ(T)を一定の厚さ以上に設計することによって、有機発光ダイオード(OLED)のカソード(Cathode)とタッチ電極TEとの間に形成される寄生静電容量を減少させることができる。これによって、寄生静電容量によるタッチセンシングの感度の低下を防止することができるようにする。
【0043】
一方、タッチ電極TEが孔Hを含むメッシュタイプである場合、タッチ電極TEに含まれた孔Hは、サブピクセルの発光部と対応して位置することができる。
【0044】
したがって、タッチ電極TEの孔は、カラーフィルタCFと対応することができ、ホワイト有機発光ダイオード(OLED)を用いる場合などのように、カラーフィルタCFが必要な場合、カラーフィルタCFの位置をタッチ電極TEの孔Hの位置と対応させて優れる発光性能を有するタッチディスプレイ装置100を提供することができる。
【0045】
このようなタッチ電極TEとカラーフィルタCFの垂直的な位置は、多様に設計できる。
【0046】
一例に、図3に図示したように、カラーフィルタCFとブラックマトリックスBMは、タッチ電極TE上に配置できる。また、カラーフィルタCFとブラックマトリックスBMは、タッチ電極TE上に配置されるオーバーコート層OC上に配置できる。
【0047】
他の例に、図4に図示したように、カラーフィルタCFとブラックマトリックスBMは、タッチ電極TEの下部に位置することができる。この際、タッチ電極TEは、カラーフィルタCFとブラックマトリックスBM上に配置されるオーバーコート層OC上に配置できる。
【0048】
即ち、タッチ電極TEとカラーフィルタCFは、タッチ性能とディスプレイ性能を考慮して、最適の位置関係を有するように設計できる。
【0049】
また、封止層(Encap)上にタッチ電極TEを配置する構造を提供することによって、有機物によって一般的に金属物質であるタッチ電極TEをパネルの内部に形成し難いという問題点を克服し、優れるディスプレイ性能とタッチ性能を有する有機発光ディスプレイ装置を提供することができるようにする。
【0050】
一方、タッチディスプレイパネル110に配置されたタッチ電極TEにタッチ駆動信号を印加し、タッチセンシング信号を受信するためにタッチ配線TLがタッチディスプレイパネル110の外郭領域に沿って配置できる。
【0051】
このようなタッチディスプレイパネル110の外郭領域に配置されるタッチ配線TLは、連結されるタッチ電極TEの位置によって長さなどの差が存在して、該当タッチ電極TEを通じての静電容量センシング時、寄生静電容量の偏差が存在することがある。
【0052】
図5は、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100におけるタッチ配線TL間の寄生静電容量の差の例示を示すものである。
【0053】
図5を参照すると、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100のタッチディスプレイパネル110にX軸方向にX軸電極ラインが配置できる。このようなX軸電極ラインは、タッチセンシング時、タッチ駆動信号が印加されるタッチ電極TE、即ちTx電極でありうる。
【0054】
X軸電極ラインは、X軸方向に配置されたタッチ電極TEがタッチ配線TLを通じて駆動回路120と連結される。
【0055】
タッチディスプレイパネル110のY軸方向にY軸電極ラインが配置できる。このようなY軸電極ラインは、タッチセンシング時、タッチセンシング信号を受信するためのタッチ電極TE、即ちRx電極でありうる。
【0056】
Y軸電極ラインは、Y軸方向に配置されたタッチ電極TEがタッチ配線TLを通じて駆動回路120と連結される。
【0057】
タッチ配線TLは、タッチディスプレイパネル110の外郭領域に沿って配置されてタッチ電極TEと駆動回路120を連結することができる。
【0058】
X軸電極ラインと連結されるタッチ配線TLは、一例に、駆動回路120の回路部からタッチディスプレイパネル110の左側外郭領域に沿って配置され、左側外郭領域で各々のX軸電極ラインと連結される。
【0059】
したがって、駆動回路120の回路部が配置された領域から離れた位置に配置される最初のX軸電極ラインに連結されるタッチ配線TLの長さは、駆動回路120の回路部と隣接して配置されるn番目のX軸電極ラインと連結されるタッチ配線TLの長さより長くなる。
【0060】
Y軸電極ラインと連結されるタッチ配線TLは、一例に、駆動回路120の回路部からタッチディスプレイパネル110の右側外郭領域と上側外郭領域に沿って配置され、上側外郭領域で各々のY軸電極ラインと連結される。
【0061】
したがって、タッチディスプレイパネル110の左側に配置されるY軸電極ラインに連結されるタッチ配線TLの長さがタッチディスプレイパネル110の右側に配置されるY軸電極ラインに連結されるタッチ配線TLの長さより長いことがある。
【0062】
即ち、タッチディスプレイパネル110に配置されるX軸電極ラインとY軸電極ラインに連結されるタッチ配線TLの長さが各々相異するようになるので、タッチ配線TLの間に寄生静電容量の差が発生するようになる。
【0063】
特に、図5で501が指示する部分は、寄生静電容量のサイズが最も大きく示されることがあるので、他の位置に配置されたタッチ電極TEを通じてのタッチセンシング信号と差が大きく示されることがある。
【0064】
本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100は、タッチディスプレイパネル110にタッチ電極TEと駆動回路120を連結するタッチ配線TLの間の寄生静電容量の偏差を減少させることができるタッチ配線TLの配置構造を提供する。
【0065】
図6は、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100におけるタッチ電極TEとタッチ配線TLが連結される具体的な構造を示すものであって、タッチ電極TEに連結されるタッチ配線TLの一般的な構造を示すものである。
【0066】
図6を参照すると、タッチディスプレイパネル110に各々のライン別に多数のタッチ電極TEが配置される。
【0067】
タッチ電極TEは、タッチディスプレイパネル110の外郭領域に沿って配置されるタッチ配線TLを通じて駆動回路120と連結される。
【0068】
この際、タッチ電極TEとタッチ配線TLが連結される部分にコンタクトパッドCPが配置されてタッチ電極TEとタッチ配線TLの連結を容易にすることができる。
【0069】
図6のような一般的なタッチ配線TLの配置構造において、各々のラインに配置されたタッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLは、同一な幅を有してタッチ電極TEと連結できる。
【0070】
そして、タッチ電極TEとタッチ配線TLとの間に配置されるコンタクトパッドCPは、連結されるタッチ電極TE毎に同一な形態に配置できる。
【0071】
このようなタッチ配線TLとコンタクトパッドCPは、タッチセンシング時、寄生静電容量が発生できるようにし、タッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLの長さが相異するので、タッチ配線TL間の寄生静電容量の偏差が発生するようにする。
【0072】
一例に、最初のラインに配置されたタッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLの長さがn番目のラインに配置されたタッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLの長さより長くなるので、2つのタッチ配線TLの間に寄生静電容量の差が発生することがあり、異なるタッチ配線TLの間にも寄生静電容量の差が発生することがある。
【0073】
また、タッチ電極TLとタッチ配線TLとの間に配置されるコンタクトパッドCPも寄生静電容量に影響を与えて、各々のタッチ電極TEに連結されたタッチ配線TLとコンタクトパッドCPに従う寄生静電容量の偏差を補償してくれる必要がある。
【0074】
図7は、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100におけるタッチ配線TLの長さ差に従う寄生静電容量の偏差を補償することができるタッチ配線TLの構造の第1実施形態を示すものである。
【0075】
図7を参照すると、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100のタッチディスプレイパネル110に多数のタッチ電極TEがライン別に配置される。
【0076】
各々のラインに配置されたタッチ電極TEのうち、最外側に配置された最初のタッチ電極TEは、タッチディスプレイパネル110の外郭領域に沿って配置されるタッチ配線TLと連結される。
【0077】
この際、各々のラインに配置されたタッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLは、タッチ配線TLが連結されるタッチ電極TEが配置されたラインによって、異なる幅と長さを有することができる。
【0078】
一例に、最初のラインに配置されたタッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLは、n番目のラインに配置されたタッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLに比べて幅は、狭く、長さは、長いことがある。
【0079】
即ち、タッチ電極TEと駆動回路120との間に距離が長いほどタッチ電極TEと駆動回路120を連結するタッチ配線TLの幅を減少させて、増加する長さに従う寄生静電容量の偏差を補償することができるようにする。
【0080】
ここで、各々のラインに配置されたタッチ電極TEとタッチ配線TLとの間にコンタクトパッドCPが配置できる。
【0081】
このようなコンタクトパッドCPは、連結されるタッチ電極TEの位置によって相異する形態を有することができる。
【0082】
具体的に、コンタクトパッドCPは、連結されるタッチ電極TEが駆動回路120から離れて配置されるタッチ電極TEであれば、小さな面積を有するように配置され、連結されるタッチ電極TEが駆動回路120から隣接して配置されるタッチ電極TEであれば、大きい面積を有するように配置される。
【0083】
一例に、図7に図示したように、最初のラインに配置されたタッチ電極TEと連結された第1コンタクトパッドCP1の面積がn番目のラインに配置されたタッチ電極TEと連結された第nコンタクトパッドCPnの面積より小さく配置される。この際、第1コンタクトパッドCP1の横長さと縦長さが各々第nコンタクトパッドCPnの横長さと縦長さより各々短いことがある。
【0084】
即ち、コンタクトパッドCPが連結されるタッチ配線TLの長さが長いほどコンタクトパッドCPが小さな面積を有するように配置され、コンタクトパッドCPが連結されるタッチ配線TLの幅が狭いほどコンタクトパッドCPが小さな面積を有するように配置される。
【0085】
したがって、タッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLの長さが長い場合に、タッチ配線TLの幅とタッチ配線TLに連結されるコンタクトパッドCPの面積を同時に調整することによって、タッチ電極TEの位置に従うタッチ配線TLの間の寄生静電容量の差を補償することができるようにする。
【0086】
また、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100において、タッチディスプレイパネル110に配置されるタッチ配線TLの面積とコンタクトパッドCPの面積との和が一定の値を有するようにタッチ配線TLとコンタクトパッドCPが配置できる。
【0087】
一例に、最初のラインに配置されたタッチ電極TEと連結された第1タッチ配線TL1の幅と長さの積に第1コンタクトパッドCP1の横長さと縦長さの積を足した値は、2番目のラインに配置されたタッチ電極TEと連結された第2タッチ配線TL2の幅と長さの積に第2コンタクトパッドCP2の横長さと縦長さの積を足した値と同一でありうる。
【0088】
第1コンタクトパッドCP1の横長さが10μm、縦長さが100μmであり、第2コンタクトパッドCP2の横長さが15μm、縦長さが200μmであれば、第1コンタクトパッドCP1の面積は、1000μmであり、第2コンタクトパッドCP2の面積は、3000μmとなる。
【0089】
ここで、タッチ電極TEと駆動回路120との間の距離によって第1タッチ配線TL1の長さが10000μmであり、第2タッチ配線TL2の長さが7000μmであれば、第1タッチ配線TL1の幅は、0.9μmになるように配置し、第2タッチ配線TL2の幅は、1.0μmになるように配置する。
【0090】
したがって、第1タッチ配線TL1の面積(9000μm)と第1コンタクトパッドCP1の面積(1000μm)との和は、第2タッチ配線TL2の面積(7000μm)と第2コンタクトパッドCP2の面積(3000μm)との和と同一になる。
【0091】
したがって、互いに異なる位置に配置されたタッチ電極TEと連結されるタッチ配線TLの間の寄生静電容量の偏差を補償することができるようになる。
【0092】
また、n番目のラインに配置されたタッチ電極TEと連結された第nタッチ配線TLnの幅と長さの積に第nコンタクトパッドCPnの横長さと縦長さの積を足した値も第1タッチ配線TL1の幅と長さの積に第1コンタクトパッドCP1の横長さと縦長さの積を足した値と同一な値を有するようにタッチ配線TLとコンタクトパッドCPが配置できる。
【0093】
即ち、互いに異なる位置に配置されたタッチ電極TEと連結されたタッチ配線TLの面積及びコンタクトパッドCPの面積が同一な値を有するようにすることによって、タッチ電極TEが配置されるラインに従う寄生静電容量の偏差を正確に補償することができるようにする。
【0094】
このようなタッチ配線TLの面積及びコンタクトパッドCPの面積の和が同一な面積を有するように配置する方式は、X軸方向に配置されるタッチ電極TEに連結されるタッチ配線TLだけでなく、Y軸方向に配置されるタッチ電極TEに連結されるタッチ配線TLにも同様に適用できる。
【0095】
一方、前述した実施形態は、互いに異なる位置に配置されたタッチ電極TEに連結されたタッチ配線TLとコンタクトパッドCPの下部に配置される封止層(Encap)の厚さが一定な場合を例示として説明したが、タッチ配線TLとコンタクトパッドCPが配置される領域で封止層(Encap)の厚さが互いに相異することもでき、本実施形態は、相異する厚さを有する封止層(Encap)上にタッチ配線TLとコンタクトパッドCPが配置される構造で寄生静電容量の偏差を減少させることができる構造を提供する。
【0096】
図8は、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100におけるタッチ配線TL間の寄生静電容量の偏差を減少させることができるタッチ配線TLの構造の第2実施形態を示すものである。
【0097】
図8を参照すると、本実施形態に係るタッチディスプレイ装置100のタッチディスプレイパネル110にライン別に多数のタッチ電極TEが配置される。
【0098】
多数のタッチ電極TEのX軸方向とY軸方向に配置され、X軸方向に配置された多数のタッチ電極TEは、タッチディスプレイパネル110の左側外郭領域に配置されるタッチ配線TLと連結され、Y軸方向に配置された多数のタッチ電極TEはタッチディスプレイパネル110の右側及び上側外郭領域に配置されるタッチ配線TLと連結される。
【0099】
ここで、X軸方向に配置されるタッチ電極TEのうち、最初のラインに配置されたタッチ電極TEと連結される第1タッチ配線TL1と第1コンタクトパッドCP1の下部に配置される封止層(Encap)は、第1厚さ(例:5μm)を有する。そして、X軸方向に配置されるタッチ電極TEのうち、2番目のラインに配置されたタッチ電極TEと連結される第2タッチ配線TL2と第2コンタクトパッドCP2の下部に配置される封止層(Encap)は、第2厚さ(例:10μm)を有する。
【0100】
このような場合、第1タッチ配線TL1の面積と第1コンタクトパッドCP1の面積との和を第1厚さで割った値は、第2タッチ配線TL2の面積と第2コンタクトパッドCP2の面積との和を第2厚さで割った値と同一な値を有するようにする。
【0101】
即ち、前述した第1実施形態のように、第1タッチ配線TL1の面積と第1コンタクトパッドCP1の面積との和を第2タッチ配線TL2の面積と第2コンタクトパッドCP2の面積との和と同一に10000に設計する場合、下部に位置する封止層(Encap)の厚さが相異するので、封止層(Encap)の下端部に位置する電極との距離が相異して寄生静電容量が互いに相異するようになることができる。
【0102】
したがって、第1タッチ配線TL1と第1コンタクトパッドCP1で形成される寄生静電容量が第2タッチ配線TL2と第2コンタクトパッドCP2で形成される寄生静電容量と同一な水準を有するようにタッチ配線TLの幅とコンタクトパッドCPの面積を調整する。
【0103】
一例に、第1タッチ配線TL1及び第1コンタクトパッドCP1の下部に配置される封止層(Encap)の第1厚さが5μmであり、第2タッチ配線TL2と第2コンタクトパッドCP2の下部に配置される封止層(Encap)の第2厚さが10μmである場合を例示として説明する。
【0104】
この際、第1コンタクトパッドCP1の横長さが10μm、縦長さが100μmであり、第1タッチ配線TL1の長さが10000μmであり、幅が0.9μmである場合、第2コンタクトパッドCP2の横長さを20μm、縦長さを300μmに設計し、第2タッチ配線TL2の長さが7000μm、幅が2.0μmを有するように設計することができる。
【0105】
このような場合、第1タッチ配線TL1の面積と第1コンタクトパッドCP1の面積との和は、10000μmとなり、第2タッチ配線TL2の面積と第2コンタクトパッドCP2の面積との和は、20000μmとなる。
【0106】
したがって、第1タッチ配線TL1の面積と第1コンタクトパッドCP1の面積との和を第1厚さで割った値が第2タッチ配線TL2の面積と第2コンタクトパッドCP2の面積との和を第2厚さで割った値が同一な値を有するようにすることができる。
【0107】
また、第nタッチ配線TLnの面積と第nコンタクトパッドCPnの面積との和を第nタッチ配線TLn及び第nコンタクトパッドCPnの下部に配置された封止層(Encap)の厚さで割った値も同一な値を有するようにタッチ配線TLの幅とコンタクトパッドCPの面積を調整する。
【0108】
したがって、第1タッチ配線TL1の下部に配置される封止層(Encap)の第1厚さが第2タッチ配線TL2の下部に配置される封止層(Encap)の第2厚さより薄い場合、第1コンタクトパッドCP1の横長さと縦長さの積は、第2コンタクトパッドCP2の横長さと縦長さの積より小さいことがある。
【0109】
そして、第1タッチ配線TL1の幅が第2タッチ配線TL2の幅より狭い場合、第1コンタクトパッドCP1の横長さと縦長さの積を第1厚さで割った値は、第2コンタクトパッドCP2の横長さと縦長さの積を第2厚さで割った値より小さいことがある。
【0110】
そして、第1タッチ配線TL1の長さが第2タッチ配線TL2の長さより長い場合、第1コンタクトパッドCP1の横長さと縦長さの積を第1厚さで割った値は、第2コンタクトパッドCP2の横長さと縦長さの積を前記第2厚さで割った値より小さいことがある。
【0111】
即ち、タッチ配線TLで寄生静電容量のサイズは、厚さに反比例するので、タッチ配線TLの面積とコンタクトパッドCPの面積との和がタッチ配線TL及びコンタクトパッドCPの下部に配置される封止層(Encap)の厚さに比例する値を有するようにする。
【0112】
これを通じて、タッチ配線TLの面積及びコンタクトパッドCPの面積の和をタッチ配線TLとコンタクトパッドCPが配置される領域の封止層(Encap)の厚さで割った値を一定にすることによって、タッチ配線TL間の寄生静電容量の偏差を補償することができるようにする。
【0113】
本実施形態によれば、タッチディスプレイパネル110において、タッチ電極TEと駆動回路120との間に配置されるタッチ配線TLの面積及びコンタクトパッドCPの面積が一定な値を有するようにすることによって、タッチ配線TLが連結されるタッチ電極TEの位置に従うタッチ配線TL間の寄生静電容量の偏差を補償することができるようにする。
【0114】
また、タッチ配線TLの下部に配置される封止層(Encap)の厚さが相異する場合には、タッチ配線TLの面積及びコンタクトパッドCPの面積の和をその厚さで割った値が一定な値を有するようにすることによって、タッチ配線TLが配置される領域別に封止層(Encap)の厚さが相異する場合にも寄生静電容量の偏差を補償することができるようにする。
【0115】
タッチ配線TL間の寄生静電容量の偏差を補償することによって、タッチ電極TEの位置に従う寄生静電容量の影響を減少させ、タッチセンシングの正確度を向上させることができるようにする。
【0116】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に示すことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能である。また、本発明に開示された実施形態は、本発明の技術思想を限定するためのものでなく、説明するためのものであるので、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、請求範囲によって解釈されなければならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものとして解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0117】
100 タッチディスプレイ装置、110 タッチディスプレイパネル、120 駆動回路。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8