【課題を解決するための手段】
【0004】
その第1の側面における本発明は、請求項1から16に記載の方法を提供する。
【0005】
その第2の側面における本発明は、請求項17から34に記載の信号受信機を提供する。
【0006】
その第3の側面における本発明は、請求項35から39に記載の方法を提供する。
【0007】
その第4の側面における本発明は、請求項40から44に記載の受信機を提供する。
【0008】
その第5の側面における本発明は、請求項45から52に記載の方法を提供する。
【0009】
その第6の側面における本発明は、請求項53から61に記載の方法を提供する。
【0010】
その第7の側面における本発明は、請求項62から65に記載の方法を提供する。
【0011】
その第8の側面における本発明は、請求項66および67に記載の方法を提供する。
【0012】
その第9の側面における本発明は、請求項68から72に記載の方法を提供する。
【0013】
その第10の側面における本発明は、請求項73から79に記載の方法を提供する。
【0014】
さらなる側面における本発明は、プログラムを提供する。そのようなプログラムは、それだけで提供される、または搬送波媒体によって搬送されることができる。搬送波媒体は、記録または他の記憶媒体であってもよい。伝送媒体は、信号であってもよい。
【0015】
一実施形態によると、方法は、信号を受信およびサンプリングするステップを含んでもよい。信号は、データパケットをエンコードしてもよい。信号の選択された数のサンプル毎に、一対の値を含むスライスが、生成および記憶されてもよい。データパケットの存在は、次いで、検出され、検出されたパケットは、記憶されたスライスからデコードされてもよい。信号のサンプルは、信号と受信機内の参照関数の相関を表してもよい。スライスを生成および記憶するステップは、受信された信号がサンプリングされるにつれて実施されてもよい。信号のサンプリングされた値は、スライスが生成および記憶されるにつれて破棄されてもよい。信号のスライス表現は、フレキシブル帯域幅および中心周波数を伴うフィルタを生成するように操作されることができる。
【0016】
一実施形態によると、受信機に到着した信号を検出およびデコードする方法は、受信機が着信信号を受信するステップから開始し、随意に、アナログフロントエンドにおいて、いくつかのアナログ事前処理(例えば、増幅およびフィルタリング)を実施してもよく、その後、事前処理されたデータは、ADC内でサンプリングされてもよい。サンプリングされた未加工データは、一実施形態によると、次いで、例えば、相関アルゴリズムを使用して、メモリ内に記憶された内部参照テンプレートに対して比較されてもよい。一例示的技法は、ある時間周期にわたって、サンプリングされた着信信号と所定の参照テンプレートを相関させるステップを含む。
【0017】
実施形態は、算出能力およびメモリサイズの両方に歪みを及ぼす、大量の高速サンプルを捕捉および記憶するステップに固有の問題に対処する。実施形態は、「スライス」を捕捉することによって、両問題を解決する。スライスデータ表現は、一実施形態によると、着信信号を効率的かつコンパクトに表し、ほぼ任意の帯域幅のフィルタを実装するために十分な情報を含有する。一実施形態によると、スライスは、ワーピング演算を受けてもよく、それによって、スライスのセットは、検出プロセスを完了するために有用な方法において変換される。実際、スライスは、組み合わせられ、一実施形態によると、選択的に、広または狭通過帯域を有する、フィルタを作成してもよい。実施形態によると、ワーピング演算は、一周波数において捕捉されたスライスを別の近傍周波数におけるスライスに変換するように構成されてもよい。本ワーピング演算は、着信搬送波周波数を見出し、雑音環境内のデータパケットの証拠を見出すように構成されるアルゴリズムによって実施されてもよい。信号データのスライス表現は、実施形態によると、ワーピング関数と結合され、限られたハードウェアおよびメモリリソースを用いて、高度な検出アルゴリズムを行うための新規かつ非常に効率的方法を表す。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
方法であって、
信号を受信するステップであって、前記信号は、データパケットをエンコードする、ステップと、
前記受信された信号をサンプリングするステップと、
前記信号の選択された数のサンプル毎に、対の値を含む複数のスライスを生成および記憶するステップと、
前記データパケットの存在を検出し、それを前記記憶されたスライスからデコードするステップと
を含む、方法。
(項目2)
生成および記憶するステップは、前記受信された信号がサンプリングされるにつれて実施される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記スライスがそこから生成され、記憶されるにつれて、前記サンプリングされた信号を破棄するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
生成および記憶するステップは、前記スライスのそれぞれの成分値が、第1の参照関数および前記第1の参照関数と直交位相にある第2の参照関数を使用して生成されるのに伴って実施される、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記複数のスライスのそれぞれを生成するステップは、
前記信号のサンプルと第1の参照テンプレートを相関させるステップと、
前記対の値の第1の値を生成するステップと、
前記信号の選択された数のサンプルと第2の参照テンプレートを相関させるステップと、
前記対の値の第2の値を生成するステップと
を含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第1の参照テンプレートは、参照周波数における余弦関数を備え、前記第2の参照テンプレートは、前記参照周波数における正弦関数を備える、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記スライスの対の値の第1の値は、前記サンプリングされた信号および前記参照周波数における余弦関数のドット積を備え、前記スライスの対の値の第2の値は、前記サンプリングされた信号および前記参照周波数における正弦関数のドット積を備える、項目6に記載の方法。
(項目8)
いくつかの前記複数のスライスを組み合わせることによって、フィルタを形成するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記フィルタの帯域幅は、前記いくつかの組み合わせられたスライスに関連する、項目8に記載の方法。
(項目10)
第1の数のスライスが組み合わせられると、前記フィルタは、第1の帯域幅を有し、前記第1の数を上回る、第2の数のスライスが組み合わせられると、前記フィルタは、前記第1の帯域幅より狭い、第2の帯域幅を有する、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記パケットの存在を検出するステップは、前記複数のスライスによって形成されるフィルタの通過帯域内の搬送波周波数を検出するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記パケットの存在を検出するステップは、スライスを組み合わせることによって形成されるフィルタの通過帯域内の搬送波周波数を検出するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目13)
検出するステップはさらに、前記フィルタの中心周波数を、前記記憶されたスライスを使用して、第1の中心周波数から、前記第1の中心周波数と異なる第2の中心周波数に再同調するステップを含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記フィルタの中心周波数を再同調するステップは、その個別の対の値をある量だけ回転させることによって、前記フィルタが形成されるスライスをワーピングするステップを含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記量は、回転角度、スケーリング係数、および前記フィルタが形成されるスライスと関連付けられたインデックスを含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記量は、参照周波数からの位相角度の総和および回転角度とスライスインデックスの積を含む、項目14に記載の方法。
(項目17)
信号受信機であって、
受信された信号をサンプリングするように構成される、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)と、
メモリと、
前記メモリに結合されたコントローラであって、
前記信号の選択された数のサンプル毎に、一対の値を含むスライスを生成し、前記メモリ内に記憶することと、
前記データパケットの存在を検出し、それを前記記憶されたスライスからデコードすることと
を行うように構成される、コントローラと
を備える、信号受信機。
(項目18)
前記コントローラは、前記ADCが前記受信された信号をサンプリングするにつれて、前記スライスを生成および記憶するように構成される、項目16に記載の信号受信機。
(項目19)
前記コントローラはさらに、前記スライスがそこから生成され、記憶されるにつれて、前記サンプリングされた信号を破棄するように構成される、項目17に記載の信号受信機。
(項目20)
前記コントローラはさらに、その成分値が、第1の参照関数および前記第1の参照関数と直交位相にある第2の参照関数を使用して生成されるように、前記スライスのそれぞれを生成するように構成される、項目17に記載の信号受信機。
(項目21)
前記メモリは、少なくとも第1の参照テンプレートおよび第2の参照テンプレートを記憶するように構成され、および前記コントローラはさらに、前記サンプリングされた信号の選択された数のサイクルと前記第1の参照テンプレートを相関させ、前記対の値の第1の値を生成し、前記信号の選択された数のサンプルと前記第2の参照テンプレートを相関させ、前記対の値の第2の値を生成するように構成される、項目17に記載の信号受信機。
(項目22)
前記第1の参照テンプレートは、参照周波数における第1の参照関数を備え、前記第2の参照テンプレートは、前記参照周波数における第2の参照関数を備える、項目21に記載の信号受信機。
(項目23)
前記第1の参照関数は、前記第2の参照関数と直交位相にある、項目22に記載の信号受信機。
(項目24)
前記第1の参照関数は、余弦関数を備え、前記第2の参照関数は、正弦関数を備える、項目23に記載の信号受信機。
(項目25)
前記スライスの対の値の第1の値は、前記サンプリングされた信号および前記参照周波数における余弦関数のドット積を備え、前記スライスの対の値の第2の値は、前記サンプリングされた信号および前記参照周波数における正弦関数のドット積を備える、項目24に記載の信号受信機。
(項目26)
前記コントローラはさらに、いくつかのスライスを組み合わせ、フィルタを形成するように構成される、項目17に記載の信号受信機。
(項目27)
前記フィルタの帯域幅は、前記いくつかの組み合わせられたスライスに関連する、項目26に記載の信号受信機。
(項目28)
第1の数のスライスが組み合わせられると、前記フィルタは、第1の帯域幅を有し、前記第1の数を上回る、第2の数のスライスが組み合わせられると、前記フィルタは、前記第1の帯域幅より狭い、第2の帯域幅を有する、項目27に記載の信号受信機。
(項目29)
前記コントローラはさらに、前記スライスを組み合わせることによって形成されるフィルタの通過帯域内の搬送波周波数を検出することによって、前記パケットの存在を検出するように構成される、項目17に記載の信号受信機。
(項目30)
前記コントローラはさらに、前記記憶されたスライスを使用して、前記フィルタの中心周波数を、第1の中心周波数から前記第1の中心周波数と異なる第2の中心周波数に再同調するように構成される、項目29に記載の信号受信機。
(項目31)
前記コントローラはさらに、その個別の対の値をある量だけ回転させることにより、前記フィルタが形成されるスライスをワーピングすることによって、前記フィルタの中心周波数を再同調するように構成される、項目17に記載の信号受信機。
(項目32)
前記量は、回転角度、スケーリング係数、および前記フィルタが形成されるスライスと関連付けられた個別のスライスインデックスを含む、項目31に記載の信号受信機。
(項目33)
前記スケーリング係数は、整数である、項目32に記載の信号受信機。
(項目34)
前記スケーリング係数は、代数式を含む、項目32に記載の信号受信機。
(項目35)
方法であって、
信号を受信するステップであって、前記信号は、第1の周波数において、データパケットをエンコードする、ステップと、
前記信号をサンプリングし、サンプリングされた値を生成するステップと、
前記サンプリングされた値と、前記第1の周波数と異なる第2の周波数において得られた値の第1および第2のテンプレートを相関させ、前記第2の周波数において、複数のスライスを生成するステップであって、前記スライスのそれぞれは、一対の値を含む、ステップと、
前記第2の周波数における前記複数のスライスの少なくともいくつかをあるオフセットをプラスまたはマイナスされた前記第2の周波数におけるスライスに変換するステップと、
前記変換されたスライスを組み合わせることによって、前記オフセットをプラスまたはマイナスされた前記第2の周波数に中心周波数を有するフィルタを生成するステップと
を含む、方法。
(項目36)
前記第1の周波数が前記生成されたフィルタの通過帯域内にあるかどうかを判定するステップをさらに含む、項目35に記載の方法。
(項目37)
前記第1の周波数が前記フィルタの通過帯域内になるまで、それぞれ、異なるオフセットを使用して、反復的に変換、生成、および判定するステップをさらに含む、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記受信された信号のサンプリングされた値を破棄するステップをさらに含む、項目32に記載の方法。
(項目39)
前記生成された複数のスライスをメモリ内に記憶し、インデックス化するステップをさらに含む、項目35に記載の方法。
(項目40)
受信機であって、
第1の周波数において受信された信号からサンプリングされた値を生成するように構成される、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)と、
メモリと、
前記メモリに結合されたコントローラであって、
個別の選択された数のサンプリングされた値にわたってサンプリングされた値と前記第1の周波数と異なる第2の周波数において得られた値の第1および第2のテンプレートを相関させ、それぞれ一対の値を含む、複数のスライスを生成することと、
前記第2の周波数における前記複数のスライスの少なくともいくつかをあるオフセットをプラスまたはマイナスされた前記第2の周波数におけるスライスに変換することと、
前記変換されたスライスを組み合わせることによって、前記オフセットをプラスまたはマイナスされた前記第2の周波数に中心周波数を有するフィルタを生成することと
を行うように構成される、コントローラと
を備える、受信機。
(項目41)
前記コントローラはさらに、前記スライスをメモリ内に記憶し、インデックス化するように構成される、項目40に記載の受信機。
(項目42)
前記受信された信号のサンプリングされた値を破棄するステップをさらに含む、項目40に記載の受信機。
(項目43)
前記コントローラはさらに、前記第1の周波数が前記生成されたフィルタの通過帯域内にあるかどうかを判定するように構成される、項目40に記載の受信機。
(項目44)
前記受信機はさらに、前記第1の周波数が前記フィルタの通過帯域になるまで、それぞれ、異なるオフセットを使用して、反復的に変換、生成、および判定するように構成される、項目43に記載の受信機。
(項目45)
方法であって、
信号を受信するステップであって、前記信号は、データパケットをエンコードする、ステップと、
前記信号をサンプリングし、サンプリングされた値を生成するステップと、
前記サンプリングされた値と第1および第2の参照テンプレートを相関させることによって、複数のスライスを備える、スライス記録を生成するステップであって、前記第1の参照テンプレートは、第1の参照関数を備え、前記第2の参照テンプレートは、前記第1の参照関数と直交位相にある、第2の参照関数を備える、ステップと、
前記スライス記録の一部分と前記スライス記録の前記部分の遅延バージョンを自己相関させ、自己相関項を生成するステップと、
自己相関項の大きさが、所定の数の自己相関項に関する所定の閾値を超えるときを判定するステップと
を含む、方法。
(項目46)
前記所定の閾値は、所定の雑音閾値である、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記所定の数の相関項は、前記データパケットの少なくともプリアンブルの予期される幅と関連付けられる、項目45に記載の方法。
(項目48)
前記第1の参照関数は、余弦関数を備え、前記第2の参照関数は、正弦関数を備える、項目45に記載の方法。
(項目49)
前記受信された信号の搬送波周波数を判定するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目50)
判定するステップは、
前記複数のスライスの少なくともいくつかを周波数オフセットによってワーピングするステップと、
前記ワーピングされたスライスからフィルタを生成するステップと、
前記搬送波周波数が、前記生成されたフィルタの通過帯域内にあるかどうかを判定するステップと
を含む、項目49に記載の方法。
(項目51)
ワーピングおよび生成するステップは、前記信号を再取得または再サンプリングせずに、前記生成されたフィルタの中心周波数をシフトさせるステップを含む、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記スライス記録を生成後、前記受信された信号のサンプリングされた値を破棄するステップをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目53)
方法であって、
信号を受信するステップであって、前記信号は、データパケットをエンコードする、ステップと、
前記信号をサンプリングし、サンプリングされた値を生成するステップと、
前記サンプリングされた値と第1および第2の参照テンプレートを相関させることによって、前記サンプリングされた値から複数のスライスを備えるスライス記録を生成するステップであって、前記第1の参照テンプレートは、第1の参照関数を備え、前記第2の参照テンプレートは、前記第1の参照関数と直交位相にある、第2の参照関数を備える、ステップと、
前記スライス記録と記憶されたテンプレートを相互相関させ、相互相関項を生成するステップと、
前記相互相関項の大きさが、前記記憶されたテンプレートの幅に関する所定の閾値を超えるかどうかを判定するステップと
を備える、方法
(項目54)
前記所定の閾値は、所定の雑音閾値である、項目51に記載の方法。
(項目55)
前記記憶されたテンプレートは、前記データパケットのプリアンブルのスライス記録を含む、項目51に記載の方法。
(項目56)
前記第1の参照関数は、余弦関数を備え、前記第2の参照関数は、正弦関数を備える、項目51に記載の方法。
(項目57)
前記受信された信号の搬送波周波数を判定するステップをさらに含む、項目51に記載の方法。
(項目58)
判定するステップは、
前記複数のスライスの少なくともいくつかを周波数オフセットによってワーピングするステップと、
前記ワーピングされたスライスからフィルタを生成するステップと
を含む、項目51に記載の方法。
(項目59)
前記搬送波周波数が、前記生成されたフィルタの通過帯域内にあるかどうかを判定するステップをさらに含む、項目58に記載の方法。
(項目60)
ワーピングおよび生成するステップは、前記信号を再取得または再サンプリングせずに、前記生成されたフィルタの中心周波数をシフトさせるステップを含む、項目58に記載の方法。
(項目61)
前記スライス記録を生成後、前記受信された信号のサンプリングされた値を破棄するステップをさらに含む、項目51に記載の方法。
(項目62)
方法であって、
信号を受信するステップと、
前記信号をサンプリングし、サンプリングされた値を生成するステップと、
前記サンプリングされた値と第1の周波数において得られた値の所定の第1および第2のテンプレートを相関させ、前記第1の周波数における複数のスライスを生成するステップと、
前記第1の周波数において生成された複数のスライスの少なくともいくつかを前記第1の周波数と異なる第2の周波数におけるスライスに変換するステップと、
第1のフィルタを前記第2の周波数におけるスライスから生成するステップと、
前記第1の周波数において生成された複数のスライスの少なくともいくつかを前記第1および第2の周波数と異なる第3の周波数におけるスライスに変換するステップと、
前記第3の周波数におけるスライスから第2のフィルタを生成するステップと
を含む、方法。
(項目63)
変換および生成するステップは、前記信号を再取得または再サンプリングせずに、前記生成された複数のスライスから実施される、項目62に記載の方法。
(項目64)
前記第1の周波数における前記複数のスライスを生成後、前記受信された信号の生成されたサンプリングされた値を破棄するステップをさらに含む、項目62に記載の方法。
(項目65)
前記第1のフィルタの通過帯域内の第1の搬送波周波数を検出するステップと、前記第2のフィルタの通過帯域内の第2の搬送波周波数を検出するステップとをさらに含む、項目62に記載の方法。
(項目66)
方法であって、
信号を受信するステップであって、前記信号は、第1の周波数において、データパケットをエンコードする、ステップと、
前記受信された信号を数値化し、所定の雑音閾値を上回るまたは下回る、サンプリングされた値を生成するステップと、
前記サンプリングされた値と、前記第1の周波数と異なる第2の周波数において得られた値の第1および第2のテンプレートを相関させ、前記第2の周波数において、複数のスライスを生成するステップであって、前記スライスのそれぞれは、一対の値を含む、ステップと、
前記第2の周波数における前記複数のスライスの少なくともいくつかをあるオフセットをプラスまたはマイナスされた前記第2の周波数におけるスライスに変換するステップと、
前記変換されたスライスを組み合わせることによって、前記オフセットをプラスまたはマイナスされた前記第2の周波数に中心周波数を有するフィルタを生成するステップと
を含む、方法。
(項目67)
数値化するステップは、1−ビットアナログ/デジタルコンバータを使用して、前記サンプリングされた値を生成するステップを含む、項目66に記載の方法。
(項目68)
方法であって、
信号を受信するステップであって、前記信号は、データパケットをエンコードする、ステップと、
前記信号をサンプリングし、サンプリングされた値を生成するステップと、
前記サンプリングされた値と第1および第2の参照テンプレートを相関させることによって、前記サンプリングされた値から複数のスライスを備えるスライス記録を生成するステップであって、前記第1の参照テンプレートは、第1の参照関数を備え、前記第2の参照テンプレートは、前記第1の参照関数と直交位相にある、第2の参照関数を備える、ステップと、
前記エンコードされたデータパケットの少なくとも2つのプリアンブルに及ぶ前記スライス記録の一部分とその遅延バージョンを自己相関させ、自己相関項を生成するステップと、
自己相関項の大きさが、所定の数の自己相関項に関する所定の閾値を超えるときを判定するステップと
を含む、方法。
(項目69)
前記所定の閾値は、所定の雑音閾値である、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記第1の参照関数は、余弦関数を備え、前記第2の参照関数は、正弦関数を備える、項目68に記載の方法。
(項目71)
少なくとも1つのスライスによって、前記スライス記録の部分の遅延バージョンをシフトさせるステップと、前記自己相関および判定を繰り返すステップとをさらに含む、項目68に記載の方法。
(項目72)
前記自己相関項の大きさから前記データパケットの境界を判定するステップをさらに含む、項目68に記載の方法。
(項目73)
方法であって、
データパケットを含む信号を受信するステップと、
前記信号をサンプリングし、サンプリングされた値を生成するステップと、
前記サンプリングされた値と第1の周波数において得られた値の余弦テンプレートおよび正弦テンプレートを相関させ、前記第1の周波数における複数のスライスを生成するステップであって、前記複数のスライスはそれぞれ、余弦成分および正弦成分を備える、ステップと、
前記第1の周波数において生成された複数のスライスの少なくともいくつかをあるオフセットだけ前記第1の周波数から異なる周波数におけるスライスに変換するステップと、
前記変換されたスライスから、前記データパケットのビット毎に、位相角度を計算するステップと、
それぞれ、異なるオフセットを使用して、反復的に変換および計算し、前記信号の搬送波周波数を検出するステップと
を含む、方法。
(項目74)
前記信号の搬送波周波数は、前記データパケットのビットを横断する連続位相角度が、第1の所定のパターンに最も類似しないときと、第2の所定のパターンに最も類似するときに検出される、項目68に記載の方法。
(項目75)
前記第1の所定のパターンは、鋸歯パターンを備え、前記第2の所定のパターンは、直線を備える、項目69に記載の方法。
(項目76)
計算するステップは、前記生成されたスライスの正弦成分と余弦成分の比率の逆正接を計算するステップを含む、項目68に記載の方法。
(項目77)
ビットを横断して計算された位相角度は、0〜2πと変動する、項目68に記載の方法。
(項目78)
前記計算された位相角度は、第1のワーピング角度から第2のワーピング角度にシフトし、集合的に、方形波に類似する、項目68に記載の方法。
(項目79)
前記第1の位相角度は、前記信号の第1のシンボルを示し、前記第2の位相角度は、第2のシンボルを示す、項目73に記載の方法。
【0018】
本発明のさらなる特徴は、添付の図面を参照して、例示的実施形態の以下の説明から明白となるであろう。