(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6683913
(24)【登録日】2020年3月31日
(45)【発行日】2020年4月22日
(54)【発明の名称】多機能医療ベッド
(51)【国際特許分類】
A61G 7/015 20060101AFI20200413BHJP
A61G 7/012 20060101ALI20200413BHJP
A47C 20/08 20060101ALI20200413BHJP
【FI】
A61G7/015
A61G7/012
A47C20/08 Z
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2018-133792(P2018-133792)
(22)【出願日】2018年7月16日
(65)【公開番号】特開2019-209100(P2019-209100A)
(43)【公開日】2019年12月12日
【審査請求日】2018年8月7日
(31)【優先権主張番号】201810546398.7
(32)【優先日】2018年5月31日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519322543
【氏名又は名称】東営秀春労保用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】方洋
【審査官】
井出 和水
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許第05996150(US,A)
【文献】
欧州特許出願公開第01016397(EP,A2)
【文献】
国際公開第2017/053212(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 1/00 − A61G 7/16
A47C 20/08 − A47C 20/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
多機能医療ベッドであって、固定底板を含み、前記固定底板内部の中央に伝動空間が設置され、前記伝動空間の上端壁の内部に駆動空間が設置され、前記駆動空間の内部に駆動電機が設置され、前記伝動空間の内部に垂直伝動歯車が設置され、前記駆動電機の出力軸の下端が駆動空間の下端壁を貫いて伝動歯車の上端面中央に固定接続され、前記固定底板内部左端の後ろ側に第一制限空間が設置され、前記第一制限空間の右端壁に左右貫通する第一収縮穴が設置され、前記第一収縮穴が第一制限空間と外部空間を連結し、前記第一制限空間の内部に第一制限ブロックがスライドできるように装着され、前記第一制限ブロックの右端面に第一ラック板が固定接続され、前記第一ラック板の右端が第一収縮穴を抜け、且つ前に伸びる第一支え板に固定接続され、前記第一ラック板の先端面が伝動歯車に係合接続され、前記第一支え板の前後両端面の下端に従動輪が対称で設置され、前記固定底板内部の右端の前側に第二制限空間が設置され、前記第二制限空間の左端壁に左右貫通する第二収縮穴が設置され、前記第二収縮穴が第二制限空間と外部空間を連結し、前記第二制限空間の内部に第二制限板がスライドできるように装着され、前記第二制限板の左端面に第二ラック板が固定接続され、前記第二ラック板の左端が第二収縮穴を抜け且つ後ろに伸びる第二支え板に固定接続され、前記第二ラック板の後端面が伝動歯車と噛み合っており、前記第二支え板の前後両端面の下端に駆動輪が対称で設置され、前記固定底板の上端面の中央に油圧シェルが固定接続され、前記油圧シェルの内部に柱形の油圧空間が設置され、前記油圧空間の内部に油圧板が設置され、前記油圧板の上端面の中央に昇降ロッドが固定設置され、前記昇降ロッドの上端が油圧空間の上端壁を貫いて且つ第一床板が固定接続され、前記第一床板の上端面の前後両側に防護ロッドが対称で設置され、前記第一床板の左右両端に第二床板と第三床板が回転できるように連結され、前記第一床板、第二床板と第三床板の上端面に一体式の柔軟性マットレスが固定設置され、前記第一床板の下端面の前後両側に折り畳み装置が対称で設置され、前記折り畳み装置が第一床板の下端面に固定接続される固定ブロックを含み、前記固定ブロックの内部に左右貫通する活動穴が設置され、前記活動穴の中にボルトが取り付けられ、前記ボルト本体の中央位置に雌ねじ歯車がネジ山により連結され、前記活動穴の柱形壁が雌ねじ歯車に対応する位置に輪状の取り付け空間が設置され、前記取り付け空間の上端壁に開口が下向きの噛み合い空間が設置され、前記噛み合い空間の中に噛み合い歯車が設置され、前記噛み合い歯車の下端が雌ねじ歯車の上端と噛み合っており、前記噛み合い空間の右端壁に同期空間が設置され、前記同期空間内部に同期電機が固定設置され、前記同期電機の左側には前記同期電機の主軸と固定的に連結されている伝動軸が設置され、前記伝動軸の左端が同期空間の左端壁を抜け且つ噛み合い歯車の右端面の中央位置に固定接続され、前記ボルトの左端が活動穴の左端を抜け且つ第一接続ロッドを通じて第二床板の下端面に回転できるように連結され、前記ボルトの右端が活動穴の右端を抜け且つ第二接続ロッドを通じて第三床板の下端面に回転できるように連結され、前記第一ラック板の長さと前記第二ラック板の長さがいずれも前記固定底板の長さと同じであり、且つ第一ラック板と第二ラック板が伝動歯車の前後両端と噛み合っており、前記油圧シェルの柱形端面の円周には、四つのT字形の滑動溝が垂直で配置され、前記T字形の滑動溝の中にT字形の滑動ブロックが設置され、前記T字形の滑動ブロックのうち前記T字形の滑動溝を貫通している一端には一つの固定支柱が固定的に設置され、前記固定支柱の上端が別々で第一床板の下端面の四角に接続され、前記雌ねじ歯車の左右両端が取り付け空間の左右両端壁に回転できるように連結され、前記ボルトの左端が活動穴の左端を抜け且つ第一接続ロッドを通じて第二床板の下端面に回転できるように連結され、前記ボルトの右端が活動穴の右端を抜け、且つ第二接続ロッドを通じて第三床板の下端面に回転できるように連結され、前記ボルトの右端が活動穴を抜ける距離はボルトの左端が活動穴を抜ける距離より大きいことを特徴とする多機能医療ベッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療器械分野に関し、具体的には、多機能医療ベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
社会の進歩と生活水準の向上に伴い、人々がますます健康に注目しています。人生の不可分な部分として、人々の医療がますます関心を持って、医療が生活の中で不可分の一部として人々に求められ、医療ベッドが病院でよく見られる医療設備として、主に患者の治療、救助、移送と回復に使われ、現在ほとんどの病院の医療ベッドの機能が比較的に整って、患者の需要を満たすことができ、しかし、既存の多機能医療ベッドの機能が固定ベッドに基づいて、患者が移動する時、十分に便利ではなく、敷地も大きくて、調節や折り畳んで保管するには不便であり、ヒューマニズムには欠陥があって、患者に最大の利便性とサービスをもたらすことができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102885691号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は上記の背景技術に提出された問題を解決するための多機能医療ベッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の多機能医療ベッドは固定底板を含み、前記固定底板内部の中央に伝動空間が設置され、前記伝動空間の上端壁の内部に駆動空間が設置され、前記駆動空間の内部に駆動電機が設置され、前記伝動空間の内部に垂直伝動歯車が設置され、前記駆動電機の出力軸の下端が駆動空間の下端壁を貫いて伝動歯車の上端面中央に固定接続され、前記固定底板内部左端の後ろ側に第一制限空間が設置され、前記第一制限空間の右端壁に左右貫通する第一収縮穴が設置され、前記第一収縮穴が第一制限空間と外部空間を連結し、前記第一制限空間の内部に第一制限ブロックがスライドできるように装着され、前記第一制限ブロックの右端面に第一ラック板が固定接続され、前記第一ラック板の右端が第一収縮穴を抜け、且つ前に伸びる第一支え板に固定接続され、前記第一ラック板の先端面が伝動歯車に係合接続され、前記第一支え板の前後両端面の下端に従動輪が対称で設置され、前記固定底板内部の右端の前側に第二制限空間が設置され、前記第二制限空間の左端壁に左右貫通する第二収縮穴が設置され、前記第二収縮穴が第二制限空間と外部空間を連結し、前記第二制限空間の内部に第二制限板がスライドできるように装着され、前記第二制限板の左端面に第二ラック板が固定接続され、前記第二ラック板の左端が第二収縮穴を抜け且つ後ろに伸びる第二支え板に固定接続され、前記第二ラック板の後端面が伝動歯車と噛み合っており、前記第二支え板の前後両端面の下端に駆動輪が対称で設置され、前記固定底板の上端面の中央に油圧シェルが固定接続され、前記油圧シェルの内部に柱形の油圧空間が設置され、前記油圧空間の内部に油圧板が設置され、前記油圧板の上端面の中央に昇降ロッドが固定設置され、前記昇降ロッドの上端が油圧空間の上端壁を貫いて且つ第一床板が固定接続され、前記第一床板の上端面の前後両側に防護ロッドが対称で設置され、前記第一床板の左右両端に第二床板と第三床板が回転できるように連結され、前記第一床板、第二床板と第三床板の上端面に一体式の柔軟性マットレスが固定設置され、前記第一床板の下端面の前後両側に折り畳み装置が対称で設置され、前記折り畳み装置が第一床板の下端面に固定接続される固定ブロックを含み、前記固定ブロックの内部に左右貫通する活動穴が設置され、前記活動穴の中にボルトが取り付けられ、前記ボルト本体の中央位置に雌ねじ歯車がネジ山により連結され、前記活動穴の柱形壁が雌ねじ歯車に対応する位置に輪状の取り付け空間が設置され、前記取り付け空間の上端壁に開口が下向きの噛み合い空間が設置され、前記噛み合い空間の中に噛み合い歯車が設置され、前記噛み合い歯車の下端が雌ねじ歯車の上端と噛み合っており、前記噛み合い空間の右端壁に同期空間が設置され、前記同期空間内部に同期電機が固定設置され、前記同期電機の左側には前記同期電機の主軸と固定的に連結されている伝動軸が設置され、前記伝動軸の左端が同期空間の左端壁を抜け且つ噛み合い歯車の右端面の中央位置に固定接続され、前記ボルトの左端が活動穴の左端を抜け且つ第一接続ロッドを通じて第二床板の下端面に回転できるように連結され、前記ボルトの右端が活動穴の右端を抜け且つ第二接続ロッドを通じて第三床板の下端面に回転できるように連結される。
【0006】
優選として、前記第一ラック板の長さと前記第二ラック板の長さがいずれも前記固定底板の長さと同じであり、且つ第一ラック板と第二ラック板が伝動歯車の前後両端と噛み合っている。
【0007】
優選として、前記油圧シェルの柱形端面の円周には、四つのT字形の滑動溝が垂直で配置され、前記T字形の滑動溝の中にT字形の滑動ブロックが設置され、前記T字形の滑動ブロックのうち前記T字形の滑動溝を貫通している一端には一つの固定支柱が固定的に設置され、前記固定支柱の上端が別々で第一床板の下端面の四角に接続される。
【0008】
優選として、前記雌ねじ歯車の左右両端が取り付け空間の左右両端壁に回転できるように連結され、前記ボルトの左端が活動穴の左端を抜け且つ第一接続ロッドを通じて第二床板の下端面に回転できるように連結され、前記ボルトの右端が活動穴の右端を抜け、且つ第二接続ロッドを通じて第三床板の下端面に回転できるように連結され、前記ボルトの右端が活動穴を抜ける距離はボルトの左端が活動穴を抜ける距離より大きい。
【発明の効果】
【0009】
現有の技術に比べて、本発明の有益効果は、本発明が作業する時、油圧板と昇降ロッドを通じて第一床板を上下移動させ、装置の異なる高さを調節するのを満たし、T字形の滑動ブロックが第一床板の上下移動につれて移動し、終始に昇降ロッド、第一床板と固定支柱が三角構成になって、いくつかの三角構成により、装置の安定性を保証し、同期電機が起動され、伝動軸と噛み合い歯車を通じて雌ねじ歯車を回転駆動させ、第一接続ロッドと第二接続ロッドがボルトの回転を制限し、ボルトを左右移動させ、第一接続ロッドと第二接続ロッドの作用で、第二床板をひっくり返し、第三床板が下へ反転され、車椅子の状態に変換することができ、移動に便利し、装置の多機能使用が実現される、その中に、駆動電機の作動によって、出力軸によって伝動歯車を旋転させ、それによって、第一ラック板と第二ラック板を通じて第一支え板と第二支え板を相対的に離反または近接させ、医療ベッドの形態では、第一支え板と第二支え板の離反により、トルクを増大し、装置の安定性が確保され、車椅子の形態では、第一支え板と第二支え板の近接により、敷地面積を減少し、移動に便利する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例また既存の技術の中の技術方案をもっとはっきり説明するため、下記に実施例また既存の技術の説明の中に使用する必要がある附図に簡単な紹介を行って、一目でわかることは下記の説明の中の附図はただ本発明のいくつかの実施例で、本領域の普通技術者にとって、創造的な労働を払わないことを前提に、これらの附図に基づいてそのほかの附図を得ることができる。
【0011】
【
図1】本発明の多機能医療ベッド整体全断面の正投影構造模式図である。
【
図2】本発明の多機能医療ベッドの固定底板全断面の俯瞰構造模式図である。
【
図3】本発明の多機能医療ベッド中折り畳み装置の全断面の正投影構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
下記に本発明の実施例の中の附図を交え、本発明の実施例の技術方案を明確にはっきり説明し、説明した実施例がただ本発明の一部分の実施例で、全部の実施例ではないである。本発明の実施例に基づいて、本領域の普通技術者が創造的な労働を払わないことを前提に得る全部のその他の実施例は本発明の保護範囲に所属する。
【0013】
図1〜3を参照に、本発明の提供する実施例:多機能医療ベッド、固定底板1を含み、前記固定底板1内部の中央に伝動空間2が設置され、前記伝動空間2の上端壁の内部に駆動空間3が設置され、前記駆動空間3の内部に駆動電機4が設置され、前記伝動空間2の内部に垂直伝動歯車6が設置され、前記駆動電機4の出力軸5の下端が駆動空間3の下端壁を貫いて伝動歯車6の上端面中央に固定接続され、前記固定底板1内部左端の後ろ側に第一制限空間7が設置され、前記第一制限空間7の右端壁に左右貫通する第一収縮穴8が設置され、前記第一収縮穴8が第一制限空間7と外部空間を連結し、前記第一制限空間7の内部に第一制限ブロック9がスライドできるように装着され、前記第一制限ブロック9の右端面に第一ラック板10が固定接続され、前記第一ラック板10の右端が第一収縮穴8を抜け、且つ前に伸びる第一支え板11に固定接続され、前記第一ラック板10の先端面が伝動歯車6に係合接続され、前記第一支え板11の前後両端面の下端に従動輪12が対称で設置され、前記固定底板1内部の右端の前側に第二制限空間13が設置され、前記第二制限空間13の左端壁に左右貫通する第二収縮穴14が設置され、前記第二収縮穴14が第二制限空間13と外部空間を連結し、前記第二制限空間13の内部に第二制限板15がスライドできるように装着され、前記第二制限板15の左端面に第二ラック板16が固定接続され、前記第二ラック板16の左端が第二収縮穴14を抜け且つ後ろに伸びる第二支え板17に固定接続され、前記第二ラック板10の後端面が伝動歯車6と噛み合っており、前記第二支え板17の前後両端面の下端に駆動輪40が対称で設置され、前記固定底板1の上端面の中央に油圧シェル18が固定接続され、前記油圧シェル18の内部に柱形の油圧空間19が設置され、前記油圧空間19の内部に油圧板20が設置され、前記油圧板20の上端面の中央に昇降ロッド21が固定設置され、前記昇降ロッド21の上端が油圧空間19の上端壁を貫いて且つ第一床板22が固定接続され、前記第一床板22の上端面の前後両側に防護ロッド23が対称で設置され、前記第一床板22の左右両端に第二床板24と第三床板25が回転できるように連結され、前記第一床板22、第二床板24と第三床板25の上端面に一体式の柔軟性マットレス26が固定設置され、前記第一床板22の下端面の前後両側に折り畳み装置27が対称で設置され、前記折り畳み装置27が第一床板22の下端面に固定接続される固定ブロック28を含み、前記固定ブロック28の内部に左右貫通する活動穴29が設置され、前記活動穴29の中にボルト30が取り付けられ、前記ボルト30本体の中央位置に雌ねじ歯車31がネジ山により連結され、前記活動穴29の柱形壁が雌ねじ歯車31に対応する位置に輪状の取り付け空間32が設置され、前記取り付け空間32の上端壁に開口が下向きの噛み合い空間33が設置され、前記噛み合い空間33の中に噛み合い歯車34が設置され、前記噛み合い歯車34の下端が雌ねじ歯車31の上端と噛み合っており、前記噛み合い空間33の右端壁に同期空間35が設置され、前記同期空間35内部に
同期電機36が固定設置され、前記同期電機36の左側には前記同期電機36の主軸と固定的に連結されている伝動軸37が設置され、前記伝動軸37の左端が同期空間35の左端壁を抜け且つ噛み合い歯車34の右端面の中央位置に固定接続され、前記ボルト30の左端が活動穴29の左端を抜け且つ第一接続ロッド38を通じて第二床板24の下端面に回転できるように連結され、前記ボルトの右端が活動穴29の右端を抜け且つ第二接続ロッド39を通じて第三床板25の下端面に回転できるように連結される。
【0014】
有益的には、前記第一ラック板10の長さと前記第二ラック板16の長さがいずれも前記固定底板1の長さと同じであり、且つ第一ラック板10と第二ラック板16が伝動歯車6の前後両端と噛み合っており、その役割は、駆動電機4が起動され、出力軸5を通じて伝動歯車6を回転駆動させ、それによって、第一ラック板10と第二ラック板16を通じて第一支え板11と第二支え板17を相対的に離反または近接させ、医療ベッドの形態では、第一支え板11と第二支え板17の離反により、トルクを増大し、装置の安定性が確保され、車椅子の形態では、第一支え板11と第二支え板17の近接により、敷地面積を減少し、移動に便利する。
【0015】
有益的には、前記油圧シェル18の柱形端面の円周には、四つのT字形の滑動溝181が垂直で配置され、前記T字形の滑動溝181の中にT字形の滑動ブロック182が設置され、
前記T字形の滑動ブロック182のうち前記T字形の滑動溝181を貫通している一端には一つの固定支柱182が固定的に設置され、前記固定支柱182の上端が別々で第一床板22の下端面の四角に接続され、その役割は、T字形の滑動ブロック182が第一床板22の上下移動につれて移動し、終始に昇降ロッド21、第一床板22と固定支柱182が三角構成になっているのを保証し、いくつかの三角構成により、装置の安定性を保証する。
【0016】
有益的には、前記雌ねじ歯車31の左右両端が取り付け空間32の左右両端壁に回転できるように連結され、前記ボルト30の左端が活動穴29の左端を抜け且つ第一接続ロッド38を通じて第二床板24の下端面に回転できるように連結され、前記ボルト30の右端が活動穴29の右端を抜け、且つ第二接続ロッド39を通じて第三床板25の下端面に回転できるように連結され、前記ボルト30の右端が活動穴29を抜ける距離はボルト30の左端が活動穴29を抜ける距離より大きく、その役割は、同期電機36が起動され、伝動軸37と噛み合い歯車34を通じて雌ねじ歯車31を回転駆動させ、第一接続ロッド38と第二接続ロッド39がボルト30の回転を制限し、ボルト30を左右移動させ、第一接続ロッド38と第二接続ロッド39の作用で、第二床板24をひっくり返し、第三床板25が下へ反転され、車椅子の状態に変換することができ、移動に便利し、装置の多機能使用が実現される。
【0017】
本発明が作業する時、油圧板20と昇降ロッド21を通じて第一床板22を上下移動させ、装置の異なる高さを調節するのを満たし、T字形の滑動ブロック182が第一床板22の上下移動につれて移動し、終始に昇降ロッド21、第一床板22と固定支柱182が三角構成になって、いくつかの三角構成により、装置の安定性を保証し、
同期電機36が起動され、伝動軸37と噛み合い歯車34を通じて雌ねじ歯車31を回転駆動させ、第一接続ロッド38と第二接続ロッド39がボルト30の回転を制限し、ボルト30を左右移動させ、第一接続ロッド38と第二接続ロッド39の作用で、第二床板24をひっくり返し、第三床板25が下へ反転され、車椅子の状態に変換することができ、移動に便利し、装置の多機能使用が実現される、その中に、駆動電機4の作動によって、出力軸によって伝動歯車6を旋転させ、それによって、第一ラック板10と第二ラック板16を通じて第一支え板11と第二支え板17を相対的に離反または近接させ、医療ベッドの形態では、第一支え板11と第二支え板17の離反により、トルクを増大し、装置の安定性が確保され、車椅子の形態では、第一支え板11と第二支え板17の近接により、敷地面積を減少し、移動に便利する。
【0018】
本分野の技術者にとって、本発明は上記の模範の実施例の細部に限らなく、本発明の意義また基本的な特徴から背離しない状況で、その他の具体的な形式で本発明を実現できる。だから、どこから見てもこの実施例を模範で制限性ではないことと見なして、本発明の範囲は添付の権利要求に限定され、権利要求の同等重要書類の意味と範囲に落ちる全部の変化を本発明に包括させる。権利要求の中の全ての附図マークを権利要求を制限することと見なしないである。